JP3488527B2 - インクジェット記録装置のヘッド駆動装置 - Google Patents

インクジェット記録装置のヘッド駆動装置

Info

Publication number
JP3488527B2
JP3488527B2 JP32079494A JP32079494A JP3488527B2 JP 3488527 B2 JP3488527 B2 JP 3488527B2 JP 32079494 A JP32079494 A JP 32079494A JP 32079494 A JP32079494 A JP 32079494A JP 3488527 B2 JP3488527 B2 JP 3488527B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
gradation
piezoelectric element
output
transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32079494A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08174867A (ja
Inventor
嘉子 瓜生
栄一 刀根
幸司 梅野
由起 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP32079494A priority Critical patent/JP3488527B2/ja
Publication of JPH08174867A publication Critical patent/JPH08174867A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3488527B2 publication Critical patent/JP3488527B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ、複写機
及びプリンタ等に用いられるインクジェット記録装置の
ヘッド駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インク吐出ノズル及びノズルに対
応して配設された圧電素子を有する記録ヘッドを備え、
圧電素子の変形によってノズルからインクを吐出するよ
うにしたインクジェット記録装置が普及している。ま
た、圧電素子に印加する電圧レベルを変化させると、圧
電素子の変形量が変化することが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像デ
ータの階調に応じた電圧を圧電素子に印加することによ
って画像の階調表現を行うインクジェット記録装置は実
用化されていない。
【0004】本発明は、上記問題を解決するもので、画
像の階調表現を行うインクジェット記録装置のヘッド駆
動装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、階調を有する画像を記録紙に記録するイ
ンクジェット記録装置のヘッド駆動装置であって、圧電
素子の変形によってインク吐出ノズルからインクを吐出
する記録ヘッドと、上記圧電素子に定レベルの電圧を印
加する電源部及び上記圧電素子への印加電圧を画像の階
調に対応するレベルの階調電圧レベルまで低下させる放
電部からなるヘッド駆動手段とを備え、上記放電部は、
上記電源部の電圧よりも低い電圧であって、画像の階調
に対応するレベルの電圧を出力する階調電圧発生部と、
駆動パルス出力部から出力される信号によりオンオフさ
れ、上記電源部と上記階調電圧発生部との間に接続され
たトランジスタとを有し、上記圧電素子は、上記トラン
ジスタの上記電源部側に接続されており、上記ヘッド駆
動手段は、上記トランジスタがオンにされたときに上記
階調電圧発生部の電圧を上記圧電素子に印加すると共
に、上記トランジスタがオンからオフにされたときに上
記電源部の定レベルの電圧を上記圧電素子に印加するも
のである(請求項1)。
【0006】また、上記階調電圧発生部は、定電圧電源
と、画像の階調に対応して上記定電圧電源から出力され
る電圧を分割する分割回路とを備え、上記ヘッド駆動手
段は、上記トランジスタがオンにされたときに、上記分
割電圧を上記圧電素子に印加するものである(請求項
2)。
【0007】また、本発明は、階調を有する画像を記録
紙に記録するインクジェット記録装置のヘッド駆動装置
であって、圧電素子の変形によってインク吐出ノズルか
らインクを吐出する記録ヘッドと、上記圧電素子に定レ
ベルの電圧を印加する電源部、この電源部により充電さ
れるコンデンサを有し、上記圧電素子への印加電圧を画
像の階調に対応する階調電圧レベルまで低下させる放電
部、所定周期で所定パルス幅の駆動パルスを出力する駆
動パルス出力部及び画像の階調に対応するパルス幅信号
を出力するパルス幅変調部を有するヘッド駆動手段とを
備え、上記電源部は、入力端子が上記駆動パルス出力部
及び上記パルス幅変調部に接続され、上記駆動パルス出
力部が駆動パルスを出力し、かつ、上記パルス幅変調部
がパルス信号を出力していないときにのみローレベル信
号を出力し、それ以外のときはハイレベル信号を出力す
るゲート回路を有し、このゲート回路からハイレベル信
号が出力されるときに上記コンデンサを充電することで
上記圧電素子に定レベルの電圧を印加するものであり、
上記放電部は、上記パルス幅変調部からのパルス信号に
よりオンオフされ、上記コンデンサに充電されている電
荷を抵抗を介して放電するトランジスタを備え、上記パ
ルス幅変調部からパルス信号が出力されている時間だけ
上記トランジスタがオンされることで上記コンデンサに
充電されている電荷を放電するものであり、上記ヘッド
駆動手段は、上記駆動パルス出力部から駆動パルスが出
力されているときに上記パルス幅変調部からパルス信号
が出力されることで上記トランジスタをオンにし、この
ときに上記コンデンサに充電されている電荷を画像の階
調に対応する階調電圧レベルになるまで放電し、上記駆
動パルス出力部から駆動パルスが出力されているときに
上記パルス幅変調部からのパルス信号の出力が停止され
ることで上記トランジスタをオンからオフにし、このと
きに上記コンデンサを充電することで上記定レベルの電
圧に復帰させ、この定レベルの電圧を上記圧電素子に印
加するものである(請求項3)。
【0008】また、上記コンデンサの充電電圧は、バッ
ファアンプ及び増幅部を介して上記圧電素子に印加され
る(請求項4)。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明によれば、圧電素子への印
加電圧は、階調電圧発生部から出力される画像の階調に
対応する階調電圧レベルまで低下してから定レベルの電
圧に復帰するので、圧電素子に印加される駆動電圧が画
像の階調に対応する電圧になる。従って、圧電素子は画
像の階調に対応する変形量で変形するので、画像の階調
に対応する量のインクが吐出される。これによって、階
調を有する画像が記録される。
【0010】また、請求項2記載の発明によれば、定電
圧電源の定電圧が画像の階調に対応して分割される。そ
して、圧電素子への印加電圧は、この分割電圧まで低下
してから定レベルの電圧に復帰するので、圧電素子に印
加される駆動電圧が画像の階調に対応する電圧になる。
従って、圧電素子は画像の階調に対応する変形量で変形
するので、階調を有する画像が記録される。
【0011】また、請求項3記載の発明によれば、圧電
素子への印加電圧は、放電部のコンデンサの電荷がパル
ス幅変調部からのパルス幅信号の出力時間だけ放電され
て画像の階調に対応する電圧レベルまで低下してから定
レベルの電圧に復帰する。従って、圧電素子に印加され
る駆動電圧が画像の階調に対応する電圧になるので、圧
電素子は画像の階調に対応する変形量で変形する。これ
によって、階調を有する画像が記録される。
【0012】また、請求項4記載の発明によれば、放電
部のコンデンサの充電電圧がバッファアンプ及び増幅部
により増幅されて圧電素子に印加される。これによっ
て、圧電素子に印加される駆動電圧が画像の階調に対応
する電圧になるので、圧電素子は画像の階調に対応する
変形量で変形し、階調を有する画像が記録される。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係るインクジェット記録装置
のヘッド駆動装置の一実施例について、図面を参照しな
がら説明する。このインクジェット記録装置は、記録ヘ
ッドのインク吐出ノズルから画像の階調に対応する量の
インクを記録紙に吐出して階調を有する画像を印字する
構成を備えている。
【0014】まず、同実施例について図1、図2を用い
て説明する。図1は同実施例が適用されるインクジェッ
ト記録装置の要部の構成を示すブロック図である。図2
は圧電素子71への印加電圧を示す図である。このイン
クジェット記録装置は、画像読取部10、A/D変換部
20、画像メモリ30及びヘッド駆動部40を備えてお
り、ヘッド駆動部40は、電源部50、放電部60及び
記録ヘッド70から構成されている。
【0015】画像読取部10は、例えばCCDやフォト
トランジスタの光電変換素子等から構成され、画像を読
み取ってその階調に応じたレベルの電圧を画像データと
して出力するものである。A/D変換部20は、画像読
取部10で得られたアナログ値の画像データをディジタ
ル値に変換するものである。画像メモリ30は、ディジ
タル値に変換された階調を有する多値の画像データを記
憶するものである。なお、例えばパソコンなどの外部装
置から入力された階調を有する多値の画像データを画像
メモリ30に記憶するようにしてもよい。
【0016】ヘッド駆動部40は、記録ヘッド70、駆
動パルス出力部41、電源部50及び放電部60から構
成されている。記録ヘッド70は、圧電素子71で構成
されるインク吐出機構が配設されたインク吐出ノズルを
備えており、圧電素子71に印加される駆動電圧によっ
てインク吐出が制御されるようになっている。
【0017】駆動パルス出力部41は、所定のパルス幅
を有する駆動パルスを所定周期で出力し、放電部60の
動作開始及び停止を所定のタイミングで行わせるもので
ある。なお、画像データが白、すなわちインクを吐出し
ないときは、駆動パルスを出力しないようにしている。
【0018】電源部50及び放電部60は、画像データ
の階調に応じた駆動電圧を圧電素子71に印加するもの
である。なお、本実施例では圧電素子71の駆動は、い
わゆる引き打ち方式を採用している。
【0019】放電部60は、圧電素子71を放電して圧
電素子71への印加電圧を画像メモリ30から入力され
る多値の画像データに対応する電圧レベルまで低下させ
るものである。電源部50は、印加電圧が低下した圧電
素子71に所定電圧V0を印加することにより、画像デ
ータの階調に対応する駆動電圧を圧電素子71に印加す
るものである。
【0020】例えば、画像データが高濃度データの場合
には、図2に示すように、駆動パルス出力部41からの
駆動パルスの出力タイミングに応じて、放電部60によ
り圧電素子71への印加電圧が電圧V10まで低下す
る。そして、駆動パルスに応じて放電動作が停止すると
電源部50によって電圧V0が印加される。従って、圧
電素子71には、駆動電圧(V0−V10)が印加され
て多量のインクが記録紙に吐出される。
【0021】また、画像データが低濃度データの場合に
は、駆動パルス出力部41からの駆動パルスの出力タイ
ミングに応じて、放電部60により圧電素子71への印
加電圧が電圧V11まで低下する。そして、駆動パルス
に応じて放電動作が停止すると電源部50によって電圧
V0が印加される。従って、圧電素子71には、駆動電
圧(V0−V11)が印加されて少量のインクが記録紙
に吐出される。
【0022】また、画像データが白の場合には、駆動パ
ルス出力部41から駆動パルスが出力されないので、放
電部60は動作しない。従って、圧電素子71への電源
部50による電圧V0の印加が継続されて、インクは吐
出されない。
【0023】このように、圧電素子71への印加電圧
を、放電部60によって画像の階調に対応する電圧レベ
ルまで低下させた後、電源部50によって所定電圧V0
まで上昇させることにより、圧電素子71に画像の階調
に対応する駆動電圧を印加するようにしたので、画像の
階調に対応する量のインクをノズルから吐出させること
ができる。これによって、簡易な構成で階調を有する画
像を記録紙に記録することができる。
【0024】また、引き打ち方式で圧電素子71を駆動
するとともに、圧電素子71に通常印加されている電圧
レベルを一定にしているので、インク吐出ノズルのメニ
スカスの不規則な振動がなく、安定したインク吐出を行
うことができる。従って、インク吐出周波数を高くする
ことができる。
【0025】次に、ヘッド駆動部40の回路の一例につ
いて図3、図4を用いて説明する。図3はヘッド駆動部
40の一例を示す回路図である。図4は図3の回路によ
る圧電素子71への印加電圧を示す図である。
【0026】電源部50は、電圧V0の電源51が抵抗
R1を介して圧電素子71に接続されて構成され、圧電
素子71には電圧V0が印加されている。
【0027】放電部60は、NPN型のトランジスタQ
1,Q3、PNP型のトランジスタQ2や抵抗及びコン
デンサなどから構成されるとともに、階調電圧発生部6
1を備えており、駆動パルス出力部41から入力される
駆動パルスによって放電動作の開始、停止が制御される
ようになっている。
【0028】駆動パルス出力部41は、抵抗を介してト
ランジスタQ3のベースに接続されている。トランジス
タQ3は、エミッタがアースに接続され、コレクタが抵
抗を介して電源51に接続されるとともに抵抗を介して
トランジスタQ2のベースに接続されている。トランジ
スタQ2は、エミッタが電源51に接続され、コレクタ
が抵抗を介してアースに接続されるとともに抵抗を介し
てトランジスタQ1のベースに接続されている。トラン
ジスタQ1は、コレクタが抵抗R1と圧電素子71間に
接続され、エミッタが階調電圧発生部61を介してアー
スに接続されている。
【0029】階調電圧発生部61は、スイッチ駆動部6
2、電圧V1の電源63、スイッチSW1,SW2及び
抵抗R2〜R5から構成され、画像メモリ30から入力
される画像データの階調に対応するレベルの階調電圧を
トランジスタQ1のエミッタに発生させるものである。
【0030】トランジスタQ1のエミッタとアース間
に、抵抗R2,R3が直列に接続されている。また、ト
ランジスタQ1のエミッタは抵抗R4を介してスイッチ
SW1のコモン端子P11に接続されている。抵抗R
2,R3の接続点は、抵抗R5を介してスイッチSW2
のコモン端子P21に接続されている。
【0031】スイッチSW1は、コモン端子P11を、
電源63に接続された電源端子P12またはアースに接
続されたアース端子P13に接続するものである。スイ
ッチSW2は、コモン端子P21を、電源63に接続さ
れた電源端子P22またはアースに接続されたアース端
子P23に接続するものである。スイッチ駆動部62
は、画像メモリ30から入力される画像データの階調に
応じてスイッチSW1,SW2の接続端子を切り換える
ものである。
【0032】なお、抵抗R2の抵抗値はr、抵抗R3〜
R5の抵抗値はそれぞれ2rになっており、トランジス
タQ1のエミッタには、スイッチSW1,SW2の接続
端子の切り換えにより、表1に示すレベルの電圧が発生
するようになっている。
【0033】
【表1】
【0034】表1はスイッチSW1,SW2の各コモン
端子P11,P21の接続の組み合わせに対するトラン
ジスタQ1のエミッタにおける発生電圧を示している。
表1に示すように、図3の回路では、スイッチSW1,
SW2の接続端子の切り換えによって3/4V1,1/
2V1,1/4V1,0の4段階の電圧を発生すること
ができる。
【0035】従って、例えば画像データが非常に高濃度
データの場合には、コモン端子P11,P21をアース
端子P13,P23に接続する。そして、トランジスタ
Q1がオンになると、図4に示すように、圧電素子71
への印加電圧は電圧V20まで低下し、駆動パルスに応
じてトランジスタQ1がオフになると電源部50によっ
て電圧V0が印加される。従って、圧電素子71には駆
動電圧(V0−V20)が印加されて、多量のインクが
記録紙に吐出される。
【0036】また、画像データが少し高濃度データの場
合には、コモン端子P11をアース端子P13に、コモ
ン端子P21を電源端子P22に接続する。そして、ト
ランジスタQ1がオンになると、図4に示すように、圧
電素子71への印加電圧は電圧1/4V1まで低下し、
駆動パルスに応じてトランジスタQ1がオフになると電
源部50によって電圧V0が印加される。従って、圧電
素子71には駆動電圧(V0−1/4V1)が印加され
て、やや多い量のインクが記録紙に吐出される。
【0037】また、画像データが少し低濃度データの場
合には、コモン端子P11を電源端子P12に、コモン
端子P21をアース端子P23に接続する。そして、ト
ランジスタQ1がオンになると、図4に示すように、圧
電素子71への印加電圧は電圧1/2V1まで低下し、
駆動パルスに応じてトランジスタQ1がオフになると電
源部50によって電圧V0が印加される。従って、圧電
素子71には駆動電圧(V0−1/2V1)が印加され
て、やや少ない量のインクが記録紙に吐出される。
【0038】また、画像データが非常に低濃度データの
場合には、コモン端子P11,P21を電源端子P1
2,P22に接続する。そして、トランジスタQ1がオ
ンになると、図4に示すように、圧電素子71への印加
電圧は電圧3/4V1まで低下し、駆動パルスに応じて
トランジスタQ1がオフになると電源部50によって電
圧V0が印加される。従って、圧電素子71には駆動電
圧(V0−3/4V1)が印加されて、少量のインクが
記録紙に吐出される。
【0039】次に、動作について説明する。画像メモリ
30から画像データがスイッチ駆動部62に入力される
と、その階調に応じてスイッチSW1,SW2の接続が
切り換えられる。
【0040】一方、駆動パルス出力部41からハイレベ
ル信号からなる駆動パルスが出力されると、トランジス
タQ3にベース電流が流れてトランジスタQ3がオン
し、電源51から電流が流れる。これによってトランジ
スタQ2にベース電流が流れてトランジスタQ2がオン
し、電源51から電流が流れる。これによってトランジ
スタQ1にベース電流が流れてトランジスタQ1がオン
し、電源51から電流が流れて圧電素子71への印加電
圧が低下する。なお、トランジスタQ1がオンするまで
にスイッチSW1,SW2の接続切換が完了している必
要がある。
【0041】ここで、スイッチSW1,SW2の接続状
態に応じたレベルの電圧まで低下し、トランジスタQ1
がオフになると圧電素子71に電圧V0が印加されて、
インクが吐出される。なお、画像データが白の場合に
は、トランジスタQ1がオフのままで、電源部50によ
る電圧V0の印加が継続され、インクは吐出されない。
【0042】このように、図3の回路によれば、簡易な
回路構成で画像データの階調に応じて5段階の階調画像
を記録することができる。また、引き打ち方式で圧電素
子71を駆動するとともに、圧電素子71に通常印加さ
れている電圧レベルを一定にしているので、インク吐出
ノズルのメニスカスの不規則な振動がなく、安定したイ
ンク吐出を行うことができる。従って、インク吐出周波
数を高くすることができる。
【0043】なお、階調電圧発生部61のスイッチの個
数を増加させて、出力する電圧のレベル数を増加させる
ことにより、更に多数の階調を有する画像を記録でき
る。
【0044】次に、ヘッド駆動部40の異なる構成例に
ついて、図5、図6を用いて説明する。図5はヘッド駆
動部40の回路ブロック図である。図6は図5の各部の
信号レベル及び電圧波形を示すタイミングチャートで、
が駆動パルス出力部41の出力信号、がパルス幅変
調部42の出力信号、がゲート回路54の出力信号、
が増幅部44の出力電圧波形を示している。
【0045】駆動パルス出力部41は、図6のに示す
ように所定周期T0でパルス幅T1の駆動パルスを出力
するものである。なお、この例では図1、図3の場合と
異なり、画像データが白のときでも駆動パルスが出力さ
れるようになっている。
【0046】パルス幅変調部42は、画像メモリ30か
ら入力される画像データの階調に対応するパルス幅を有
する信号を、図6のに示すように駆動パルス出力部4
1の駆動パルスに同期して出力するものである。この画
像データの階調からパルス幅への変換は、例えばパルス
幅T1の1/5のパルス幅を有する単位パルスを形成
し、画像データが高濃度、中濃度、低濃度に対応して単
位パルスが5個、3個、1個のパルス幅を有する信号を
出力することによって行われる。
【0047】バッファアンプ43及び増幅部44は、電
源部50及び放電部60と圧電素子71の間に直列に接
続されており、バッファアンプ43は、出力負荷インピ
ーダンス変化を一定にし、入力側へ影響するのを防止す
るとともに入力電圧を増幅するもので、増幅部44は、
入力電圧を増幅するものである。このバッファアンプ4
3及び増幅部44によって、点Aの電圧が圧電素子71
の駆動に適切な電圧レベルになるように増幅される。
【0048】電源部50は、電源51,52、リレー5
3、ゲート回路54及びNPN型のトランジスタQ4等
から構成されている。電圧V30の電源51は、リレー
53の接点部及び抵抗R6を介してバッファアンプ43
の非反転入力端子に接続されている。トランジスタQ4
は、コレクタがリレー53のコイル部を介して電源52
に、エミッタがアースに、ベースが抵抗を介してゲート
回路54の出力端子にそれぞれ接続されている。
【0049】ゲート回路54は、入力端子が駆動パルス
出力部41及びパルス幅変調部42に接続され、図6の
に示すように、駆動パルス出力部41が駆動パルスを
出力し、かつ、パルス幅変調部42がパルス信号を出力
していないときのみローレベル信号を出力し、それ以外
のときはハイレベル信号を出力するものである。
【0050】放電部60は、NPN型のトランジスタQ
5や抵抗R7及びコンデンサC1などから構成されてい
る。トランジスタQ5は、コレクタが抵抗R7を介して
バッファアンプ43の非反転入力端子に、エミッタがア
ースに、ベースが抵抗を介してパルス幅変調部42にそ
れぞれ接続されている。また、コンデンサC1は、バッ
ファアンプ43の非反転入力端子とアース間に接続され
ている。
【0051】以上の構成によって、トランジスタQ4
は、ゲート回路54からハイレベル信号が出力されてい
るときはオンしている。トランジスタQ4がオンする
と、リレー53のコイル部に電流が流れて接点部がオン
するので、点Aの電圧レベルは電源51の電圧V30に
なる。一方、ゲート回路54からローレベル信号が出力
されているときは、トランジスタQ4がオフで、リレー
53もオフになる。また、トランジスタQ5は、パルス
幅変調部42から画像データの階調に対応するパルス幅
の信号が出力されているときだけオンになる。
【0052】次に、動作について説明する。所定周期T
0でパルス幅T1の駆動パルスが、図6のに示すよう
に、駆動パルス出力部41から時刻t1,t2,t3,
t4に出力される。
【0053】また、画像メモリ30から入力される画像
データの階調に対応するパルス幅の信号が、パルス幅変
調部42から、図6のに示すように駆動パルスに同期
して時刻t1,t2,t3,t4に出力される。ここ
で、時刻t1では、画像データが高濃度データで、単位
パルス5個分、すなわちパルス幅T1の信号が時刻t1
0まで出力されている。時刻t2では、画像データが中
程度の濃度データで、単位パルス3個分のパルス幅の信
号が時刻t21まで出力されている。時刻t3では画像
データが白でパルス信号は出力されない。時刻t4で
は、画像データが低濃度データで、単位パルス1個分の
パルス幅の信号が時刻t41まで出力されている。
【0054】従って、時刻t1までは、トランジスタQ
4がオンでリレー53がオンしており、トランジスタQ
5はオフになっているので、点Aの電圧レベルは電源5
1の電圧V30になっている。
【0055】時刻t1でトランジスタQ5がオンするの
で、点Aの電圧レベルがコンデンサC1及び抵抗R7の
時定数によって徐々に時刻t10まで低下する。そし
て、時刻t10でトランジスタQ5がオフになると、コ
ンデンサC1が直ぐに充電されて点Aの電圧レベルが電
源51の電圧V30になる。従って、圧電素子71には
駆動電圧V31が印加され、多量のインクが吐出され
て、高濃度の画像が得られる。
【0056】次いで、時刻t2でトランジスタQ5がオ
ンするので、点Aの電圧レベルがコンデンサC1及び抵
抗R7の時定数によって徐々に時刻t2まで低下する。
そして、時刻t21でトランジスタQ4がオフになるの
でリレー53がオフになり、かつトランジスタQ5がオ
フになるので、その時の電圧レベルが維持される。そし
て、時刻t20でトランジスタQ4がオンになってリレ
ー53がオンになると、コンデンサC1が直ぐに充電さ
れて点Aの電圧レベルが電源51の電圧V30になる。
従って、圧電素子71には駆動電圧V32が印加され、
中量のインクが吐出されて、中程度の濃度の画像が得ら
れる。
【0057】次いで、時刻t3〜t30では、トランジ
スタQ4がオンになったままでリレー53のオンが継続
され、トランジスタQ5がオフのままなので、点Aの電
圧レベルは、電源51の電圧V30が継続される。従っ
て、圧電素子71には駆動電圧が印加されず、インクは
吐出されない。
【0058】次いで、時刻t4でトランジスタQ5がオ
ンするので、点Aの電圧レベルがコンデンサC1及び抵
抗R7の時定数によって徐々に時刻t41まで低下す
る。そして、時刻t41でトランジスタQ4がオフにな
るのでリレー53がオフになり、かつトランジスタQ5
がオフになるので、その時の電圧レベルが維持される。
そして、時刻t40でトランジスタQ4がオンになって
リレー53がオンになると、コンデンサC1が直ぐに充
電されて点Aの電圧レベルが電源51の電圧V30にな
る。従って、圧電素子71には駆動電圧V33が印加さ
れ、少量のインクが吐出されて、低濃度の画像が得られ
る。
【0059】このように、図5の回路によれば、画像デ
ータの階調に対応するパルス幅を有する信号を出力し、
圧電素子71への印加電圧を変更して、インク吐出量を
制御するようにしたので、図3の回路の場合と同様の効
果を得ることができる。また、単位パルスのパルス幅を
短くして印加電圧のレベル数を増加させることにより、
更に多数の階調を有する画像を記録できる。
【0060】なお、上記実施例において、記録ヘッド7
0は、インク吐出ノズルが一個に限られず、複数のノズ
ルが設けられたものでもよい。この場合には、各ノズル
の圧電素子71に対応して電源部50及び放電部60を
設けるようにすれば、同様の効果が得られる。これによ
って、ノズル単位で階調を有する画像を記録紙に記録す
ることができる。この場合において、電源51は、各圧
電素子71に対応して個別に設けても、共通のものを1
個設けるようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、圧電素子への印加電圧を階調電圧発生部から出
力される画像の階調に対応する階調電圧レベルまで低下
させてから定レベルの電圧に復帰させるようにしたの
で、画像の階調に対応する駆動電圧を圧電素子に印加す
ることができる。従って、画像の階調に対応する量のイ
ンクを吐出することができるので、階調を有する画像を
記録できる。
【0062】また、請求項2の発明によれば、階調電圧
発生部は、定電圧電源と、画像の階調に対応して上記定
電圧電源から出力される電圧を分割する分割回路とを備
え、圧電素子への印加電圧を上記分割電圧まで低下させ
るようにしたので、画像の階調に対応する駆動電圧を圧
電素子に印加することができる。従って、画像の階調に
対応する量のインクを吐出することができるので、階調
を有する画像を記録できる。
【0063】また、請求項3の発明によれば、圧電素子
への印加電圧を放電部のコンデンサの電荷がパルス幅変
調部からのパルス幅信号の出力時間だけ放電されること
で画像の階調に対応する階調電圧レベルまで低下させて
から定レベルの電圧に復帰させるようにしたので、画像
の階調に対応する駆動電圧を圧電素子に印加することが
できる。従って、画像の階調に対応する量のインクを吐
出することができるので、階調を有する画像を記録でき
る。
【0064】また、請求項4の発明によれば、放電部の
コンデンサの充電電圧がバッファアンプ及び増幅部によ
り増幅されることにより画像の階調に対応する駆動電圧
を圧電素子に印加することができる。従って、画像の階
調に対応する量のインクを吐出することができるので、
階調を有する画像を記録できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置のヘッド
駆動装置の一実施例が適用されるインクジェット記録装
置の要部の構成を示すブロック図である。
【図2】圧電素子への印加電圧を示す図である。
【図3】ヘッド駆動部の構成例を示す回路図である。
【図4】図3の回路による圧電素子への印加電圧を示す
図である。
【図5】ヘッド駆動部の異なる構成例を示す回路ブロッ
ク図である。
【図6】図5の各部の信号レベルを示すタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
10 画像読取部 20 A/D変換部 30 画像メモリ 40 ヘッド駆動部 41 駆動パルス出力部 42 パルス幅変調部 44 増幅部 50 電源部 51,52,63 電源 53 リレー 54 ゲート回路 60 放電部 61 階調電圧発生部 62 スイッチ駆動部 70 記録ヘッド 71 圧電素子 C1 コンデンサ Q1〜Q5 トランジスタ R1〜R7 抵抗 SW1,SW2 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊東 由起 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−190747(JP,A) 特開 平4−80037(JP,A) 特開 平3−272854(JP,A) 特開 昭54−97427(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/045 B41J 2/055 B41J 2/205

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階調を有する画像を記録紙に記録するイ
    ンクジェット記録装置のヘッド駆動装置であって、圧電
    素子の変形によってインク吐出ノズルからインクを吐出
    する記録ヘッドと、上記圧電素子に定レベルの電圧を印
    加する電源部及び上記圧電素子への印加電圧を画像の階
    調に対応するレベルの階調電圧レベルまで低下させる放
    電部からなるヘッド駆動手段とを備え、上記放電部は、上記電源部の電圧よりも低い電圧であっ
    て、画像の階調に対応するレベルの電圧を出力する階調
    電圧発生部と、駆動パルス出力部から出力される信号に
    よりオンオフされ、上記電源部と上記階調電圧発生部と
    の間に接続されたトランジスタとを有し、 上記圧電素子は、上記トランジスタの上記電源部側に接
    続されており、上記ヘッド駆動手段は、上記トランジス
    タがオンにされたときに上記階調電圧発生部の電圧を上
    記圧電素子に印加すると共に、上記トランジスタがオン
    からオフにされたときに上記電源部の定レベルの電圧を
    上記圧電素子に印加する ものであることを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置のヘッド駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記階調電圧発生部は、定電圧電源と、
    画像の階調に対応して上記定電圧電源から出力される電
    を分割する分割回路とを備え、上記ヘッド駆動手段
    は、上記トランジスタがオンにされたときに、上記分割
    電圧を上記圧電素子に印加するものであることを特徴と
    する請求項1記載のインクジェット記録装置のヘッド駆
    動装置。
  3. 【請求項3】 階調を有する画像を記録紙に記録するイ
    ンクジェット記録装置のヘッド駆動装置であって、圧電
    素子の変形によってインク吐出ノズルからインクを吐出
    する記録ヘッドと、上記圧電素子に定レベルの電圧を印
    加する電源部、この電源部により充電されるコンデンサ
    を有し、上記圧電素子への印加電圧を画像の階調に対応
    する階調電圧レベルまで低下させる放電部、所定周期で
    所定パルス幅の駆動パルスを出力する駆動パルス出力部
    及び画像の階調に対応するパルス幅信号を出力するパル
    ス幅変調部を有するヘッド駆動手段とを備え、 上記電源部は、入力端子が上記駆動パルス出力部及び上
    記パルス幅変調部に接続され、上記駆動パルス出力部が
    駆動パルスを出力し、かつ、上記パルス幅変調部がパル
    ス信号を出力していないときにのみローレベル信号を出
    力し、それ以外のときはハイレベル信号を出力するゲー
    ト回路を有し、このゲート回路からハイレベル信号が出
    力されるときに上記コンデンサを充電することで上記圧
    電素子に定レベルの電圧を印加するものであり、 上記放電部は、上記パルス幅変調部からのパルス信号に
    よりオンオフされ、上記コンデンサに充電されている電
    荷を抵抗を介して放電するトランジスタを備え、上記パ
    ルス幅変調部からパルス信号が出力されている時間だけ
    上記トランジスタがオンされることで上記コンデンサに
    充電されている電荷を放電するものであり、 上記ヘッド駆動手段は、上記駆動パルス出力部から駆動
    パルスが出力されているときに上記パルス幅変調部から
    パルス信号が出力されることで上記トランジスタをオン
    にし、このときに上記コンデンサに充電されている電荷
    を画像の階調に対応する階調電圧レベルになるまで放電
    し、上記駆動パルス出力部から駆動パルスが出力されて
    いるときに上記パルス幅変調部からのパルス信号の出力
    が停止されることで上記トランジスタをオンからオフに
    し、このときに上記コンデンサを充電することで上記定
    レベルの電圧に復帰させ、この定レベルの電圧を上記圧
    電素子に印加する ものであることを特徴とするインクジ
    ェット記録装置のヘッド駆動装置。
  4. 【請求項4】 上記コンデンサの充電電圧は、バッファ
    アンプ及び増幅部を介して上記圧電素子に印加されるこ
    とを特徴とする請求項3記載のインクジェット記録装置
    のヘッド駆動装置。
JP32079494A 1994-12-22 1994-12-22 インクジェット記録装置のヘッド駆動装置 Expired - Fee Related JP3488527B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32079494A JP3488527B2 (ja) 1994-12-22 1994-12-22 インクジェット記録装置のヘッド駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32079494A JP3488527B2 (ja) 1994-12-22 1994-12-22 インクジェット記録装置のヘッド駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08174867A JPH08174867A (ja) 1996-07-09
JP3488527B2 true JP3488527B2 (ja) 2004-01-19

Family

ID=18125322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32079494A Expired - Fee Related JP3488527B2 (ja) 1994-12-22 1994-12-22 インクジェット記録装置のヘッド駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3488527B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08174867A (ja) 1996-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5980015A (en) Ink jet printing head embodiment with drive signal circuit outputting different drive signals each printing period and with selecting circuit applying one of the signals to piezoelectric elements that expand and contract pressure generating chambers
JP3488528B2 (ja) インクジェット記録装置のヘッド駆動装置
JP3223891B2 (ja) インクジェット記録ヘッドの駆動回路
US7625056B2 (en) Device and method for driving jetting head
US5984448A (en) Circuit for driving ink-jet head and method of driving the same
US6364444B1 (en) Apparatus for and method of driving ink-jet recording head for controlling amount of discharged ink drop
US20140098385A1 (en) Printing apparatus and printing method
JPH0911457A (ja) インクジェット記録ヘッドの駆動装置
US5198833A (en) Variable density ink-jet dot printer
JPH1158704A (ja) インクジェット記録装置
JPS60125672A (ja) マルチヘッド液体噴射記録装置
JP2000203014A (ja) ヘッド駆動回路とそれを備えたインクジェットプリンタ
US4639747A (en) Recording head drive control apparatus
JP3488527B2 (ja) インクジェット記録装置のヘッド駆動装置
JPH1158733A (ja) インクジェット記録装置
JPH09174883A (ja) インクジェット記録ヘッドの駆動装置
EP0315206B1 (en) Dot printer
JP2002273874A (ja) インクジェット式プリンタのヘッド駆動装置及び駆動方法
JPH1158732A (ja) インクジェットヘッド駆動装置
US6793306B2 (en) Normalization of head driver current for solid ink jet printhead by current slop adjustment
US6814419B2 (en) Normalization of head driver current for solid ink jet printhead
JP3717101B2 (ja) インクジェット記録ヘッドの駆動装置及び駆動方法
JP2003246060A (ja) インクジェット式プリンタのヘッド駆動装置
JP3721876B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2859238B2 (ja) インクジェットヘッドの駆動方式

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081031

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091031

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091031

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101031

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031

Year of fee payment: 9

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131031

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees