JPH1157968A - 真空ダイカスト装置 - Google Patents
真空ダイカスト装置Info
- Publication number
- JPH1157968A JPH1157968A JP22678597A JP22678597A JPH1157968A JP H1157968 A JPH1157968 A JP H1157968A JP 22678597 A JP22678597 A JP 22678597A JP 22678597 A JP22678597 A JP 22678597A JP H1157968 A JPH1157968 A JP H1157968A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- filter medium
- vacuum
- cavity
- die casting
- Prior art date
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- Pending
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 真空ダイカスト装置において、その吸気路に
存する濾材のクリーニングを迅速に、且つ確実に行う。 【解決手段】 真空ダイカスト装置１は、鋳物成形用キ
ャビティ５を有する金型２と、キャビティ５に連通する
吸気路７を持つ真空機構６と、吸気路７に配置された濾
過器１９とを備えている。濾過器１９に高圧空気噴出機
構２６が設けられる。その機構２６の作動で濾過器１９
の濾材２２により捕集された異物を吹飛ばしてその濾材
２２をクリーニングする。
存する濾材のクリーニングを迅速に、且つ確実に行う。 【解決手段】 真空ダイカスト装置１は、鋳物成形用キ
ャビティ５を有する金型２と、キャビティ５に連通する
吸気路７を持つ真空機構６と、吸気路７に配置された濾
過器１９とを備えている。濾過器１９に高圧空気噴出機
構２６が設けられる。その機構２６の作動で濾過器１９
の濾材２２により捕集された異物を吹飛ばしてその濾材
２２をクリーニングする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は真空ダイカスト装
置、特に、鋳物成形用キャビティを有する金型と、その
キャビティに連通する吸気路を持つ真空機構と、前記吸
気路に配置された濾過器とを備えたものの改良に関す
る。
置、特に、鋳物成形用キャビティを有する金型と、その
キャビティに連通する吸気路を持つ真空機構と、前記吸
気路に配置された濾過器とを備えたものの改良に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】前記濾過器の濾材には、ばり等より生じ
た金属粉が異物として捕集される。これを放置すると、
金属粉の堆積により濾材が目詰りを起してキャビティ内
の真空吸引を迅速に、且つ確実に行うことができなくな
る。
た金属粉が異物として捕集される。これを放置すると、
金属粉の堆積により濾材が目詰りを起してキャビティ内
の真空吸引を迅速に、且つ確実に行うことができなくな
る。
【０００３】そこで、従来は濾材に捕集されている金属
粉末を除去すべく、吸気路にその出口側より高圧空気を
供給する、といったクリーニング手段が採用されてい
る。
粉末を除去すべく、吸気路にその出口側より高圧空気を
供給する、といったクリーニング手段が採用されてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
クリーニング手段によると、吸気路の断面積が比較的大
きいことに起因して高圧空気が減圧されるため十分なク
リーニング効果を得ることができない、という問題があ
った。
クリーニング手段によると、吸気路の断面積が比較的大
きいことに起因して高圧空気が減圧されるため十分なク
リーニング効果を得ることができない、という問題があ
った。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記濾材のク
リーニングを迅速に、且つ確実に行うことができるよう
にした前記真空ダイカスト装置を提供することを目的と
する。
リーニングを迅速に、且つ確実に行うことができるよう
にした前記真空ダイカスト装置を提供することを目的と
する。
【０００６】前記目的を達成するため本発明によれば、
鋳物成形用キャビティを有する金型と、前記キャビティ
に連通する吸気路を持つ真空機構と、前記吸気路に配置
された濾過器とを備えた真空ダイカスト装置において、
前記濾過器の濾材により捕集された異物を吹飛ばしてそ
の濾材をクリーニングすべく、前記濾過器に高圧空気噴
出機構を設けた真空ダイカスト装置が提供される。
鋳物成形用キャビティを有する金型と、前記キャビティ
に連通する吸気路を持つ真空機構と、前記吸気路に配置
された濾過器とを備えた真空ダイカスト装置において、
前記濾過器の濾材により捕集された異物を吹飛ばしてそ
の濾材をクリーニングすべく、前記濾過器に高圧空気噴
出機構を設けた真空ダイカスト装置が提供される。
【０００７】前記のように構成すると、高圧空気を、そ
の減圧の程度を略最小限に抑えて濾材に吹付けることが
でき、これにより濾材に捕集されている異物を直ちに吹
飛ばしてその濾材を迅速に、且つ確実にクリーニングす
ることが可能である。
の減圧の程度を略最小限に抑えて濾材に吹付けることが
でき、これにより濾材に捕集されている異物を直ちに吹
飛ばしてその濾材を迅速に、且つ確実にクリーニングす
ることが可能である。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１に示す真空ダイカスト装置１
において、金型２は固定型３と可動型４とよりなり、両
型３，４の協働で鋳物成形用キャビティ５が形成され
る。
において、金型２は固定型３と可動型４とよりなり、両
型３，４の協働で鋳物成形用キャビティ５が形成され
る。
【０００９】真空機構６において、その吸気路７の一端
はキャビティ５に連通し、他端は真空ポンプ８に連通す
る。吸気路７は、両型３，４の合せ面９，１０間に存す
る第１通路部１１と、固定型３に形成された鉤形第２通
路部１２と、固定型３の側面から延出し、且つ中空材よ
り構成された鉤形第３通路部１３とを有する。第１通路
部１１は、キャビティ５側の直線部分１４と、第２通路
部１２側に在ってジグザグ状をなすチルベント部分１５
とよりなる。第２通路部１２は比較的太く形成されてい
て、その一方の開口１６は固定型３の合せ面９に、また
他方の開口１７は固定型３の側面１８にそれぞれ位置す
る。
はキャビティ５に連通し、他端は真空ポンプ８に連通す
る。吸気路７は、両型３，４の合せ面９，１０間に存す
る第１通路部１１と、固定型３に形成された鉤形第２通
路部１２と、固定型３の側面から延出し、且つ中空材よ
り構成された鉤形第３通路部１３とを有する。第１通路
部１１は、キャビティ５側の直線部分１４と、第２通路
部１２側に在ってジグザグ状をなすチルベント部分１５
とよりなる。第２通路部１２は比較的太く形成されてい
て、その一方の開口１６は固定型３の合せ面９に、また
他方の開口１７は固定型３の側面１８にそれぞれ位置す
る。
【００１０】第３通路部１３において、その固定型３近
傍部に濾過器１９が配置される。その濾過器１９は第３
通路部１３の一部を形成する外筒体２０と、その外筒体
２０内に嵌合された内筒体２１と、内筒体２１内に詰込
まれた濾材２２とよりなる。内筒体２１の両端壁２３，
２４はパンチングメタルより構成され、したがって両端
壁２３，２４は多数の通気孔２５を有する。濾材２２は
スチールウールより構成されている。
傍部に濾過器１９が配置される。その濾過器１９は第３
通路部１３の一部を形成する外筒体２０と、その外筒体
２０内に嵌合された内筒体２１と、内筒体２１内に詰込
まれた濾材２２とよりなる。内筒体２１の両端壁２３，
２４はパンチングメタルより構成され、したがって両端
壁２３，２４は多数の通気孔２５を有する。濾材２２は
スチールウールより構成されている。
【００１１】濾過器１９に、その濾材２２をクリーニン
グするための高圧空気噴出機構２６が設けられている。
その機構２６は、コンプレッサ等の高圧空気供給源２７
と、内筒体２１の真空ポンプ８側の端壁２４に取付けら
れて、その内筒体２１内に複数の噴出口（図には２個の
み示す）を連通させたノズル２８と、そのノズル２８お
よび高圧空気供給源２７間を接続する接続管２９とより
なる。
グするための高圧空気噴出機構２６が設けられている。
その機構２６は、コンプレッサ等の高圧空気供給源２７
と、内筒体２１の真空ポンプ８側の端壁２４に取付けら
れて、その内筒体２１内に複数の噴出口（図には２個の
み示す）を連通させたノズル２８と、そのノズル２８お
よび高圧空気供給源２７間を接続する接続管２９とより
なる。
【００１２】鋳造に当っては、図１に示すように型締め
を行い、大気圧下のキャビティ５内に溶湯を低圧射出す
る。その低圧射出の継続下において真空ポンプ８を作動
させてキャビティ５内を減圧する。この場合、キャビテ
ィ５内に存する、ばり等より生じた金属粉は濾過器１９
においてその濾材２２により捕集される。その後、溶湯
を高速射出してキャビティ５に充填する。溶湯の高速射
出終了時において、溶湯の一部が吸気路７に進入した場
合には、その溶湯はチルベント部分１５において冷却さ
れ凝固する。
を行い、大気圧下のキャビティ５内に溶湯を低圧射出す
る。その低圧射出の継続下において真空ポンプ８を作動
させてキャビティ５内を減圧する。この場合、キャビテ
ィ５内に存する、ばり等より生じた金属粉は濾過器１９
においてその濾材２２により捕集される。その後、溶湯
を高速射出してキャビティ５に充填する。溶湯の高速射
出終了時において、溶湯の一部が吸気路７に進入した場
合には、その溶湯はチルベント部分１５において冷却さ
れ凝固する。
【００１３】鋳造後、図２に示すように型開きを行い、
次いで高圧空気供給源２７を作動して高圧空気をノズル
２８から濾材２２に吹付ける。これにより濾材２２によ
って捕集された金属粉が吹き飛ばされて内筒体２１の端
壁２３に存する多数の通気孔２５を通じて第２通路部１
２に導かれ、その合せ面９に存する開口１６から外部に
排出される。
次いで高圧空気供給源２７を作動して高圧空気をノズル
２８から濾材２２に吹付ける。これにより濾材２２によ
って捕集された金属粉が吹き飛ばされて内筒体２１の端
壁２３に存する多数の通気孔２５を通じて第２通路部１
２に導かれ、その合せ面９に存する開口１６から外部に
排出される。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば前記のように構成するこ
とによって、濾過器における濾材のクリーニングを迅速
に、且つ確実に行うことが可能な真空ダイカスト装置を
提供することができる。
とによって、濾過器における濾材のクリーニングを迅速
に、且つ確実に行うことが可能な真空ダイカスト装置を
提供することができる。
【図１】型締め後の真空ダイカスト装置の要部を示す横
断平面図である。
断平面図である。
【図２】型開き後の真空ダイカスト装置の要部を示す横
断平面図である。
断平面図である。
１ 真空ダイカスト装置 ２ 金型 ５ キャビティ ６ 真空機構 ７ 吸気路 １９ 濾過器 ２２ 濾材 ２６ 高圧空気噴出機構
Claims (1)
- 【請求項１】 鋳物成形用キャビティ（５）を有する金
型（２）と、前記キャビティ（５）に連通する吸気路
（７）を持つ真空機構（６）と、前記吸気路（７）に配
置された濾過器（１９）とを備えた真空ダイカスト装置
において、前記濾過器（１９）の濾材（２２）により捕
集された異物を吹飛ばしてその濾材（２２）をクリーニ
ングすべく、前記濾過器（１９）に高圧空気噴出機構
（２６）を設けたことを特徴とする真空ダイカスト装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22678597A JPH1157968A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 真空ダイカスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22678597A JPH1157968A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 真空ダイカスト装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1157968A true JPH1157968A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16850585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22678597A Pending JPH1157968A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 真空ダイカスト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1157968A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017127899A (ja) * | 2016-01-22 | 2017-07-27 | 株式会社デンソー | 真空ダイカスト装置 |
| WO2018082939A3 (de) * | 2016-11-04 | 2018-08-16 | Magna BDW technologies GmbH | Vorrichtung, steuerung und filtermodul zur herstellung von druckgussteilen, sowie verfahren dazu |
| DE102016221678B4 (de) * | 2016-11-04 | 2020-07-16 | Magna BDW technologies GmbH | Vorrichtung zur Herstellung von Druckgussteilen |
| US11511335B2 (en) | 2021-03-30 | 2022-11-29 | Honda Motor Co., Ltd. | Gas suction device of casting mold |
-
1997
- 1997-08-22 JP JP22678597A patent/JPH1157968A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017127899A (ja) * | 2016-01-22 | 2017-07-27 | 株式会社デンソー | 真空ダイカスト装置 |
| CN106994502A (zh) * | 2016-01-22 | 2017-08-01 | 株式会社电装 | 真空压铸装置 |
| CN106994502B (zh) * | 2016-01-22 | 2019-10-25 | 株式会社电装 | 真空压铸装置 |
| WO2018082939A3 (de) * | 2016-11-04 | 2018-08-16 | Magna BDW technologies GmbH | Vorrichtung, steuerung und filtermodul zur herstellung von druckgussteilen, sowie verfahren dazu |
| DE102016221678B4 (de) * | 2016-11-04 | 2020-07-16 | Magna BDW technologies GmbH | Vorrichtung zur Herstellung von Druckgussteilen |
| US10994330B2 (en) | 2016-11-04 | 2021-05-04 | Magna BDW technologies GmbH | Device, control system and filter module for producing die-cast parts, and method therefor |
| US10994329B2 (en) | 2016-11-04 | 2021-05-04 | Magna BDW technologies GmbH | Device, control system and filter module for producing die-cast parts, and method therefor |
| US11511335B2 (en) | 2021-03-30 | 2022-11-29 | Honda Motor Co., Ltd. | Gas suction device of casting mold |
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