JPH1156492A - システムキッチン - Google Patents

システムキッチン

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Publication number
JPH1156492A
JPH1156492A JP9228070A JP22807097A JPH1156492A JP H1156492 A JPH1156492 A JP H1156492A JP 9228070 A JP9228070 A JP 9228070A JP 22807097 A JP22807097 A JP 22807097A JP H1156492 A JPH1156492 A JP H1156492A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
cabinet
sink
system kitchen
knee space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9228070A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Hosoiri
正樹 細入
Hirokazu Yagi
洋和 八木
Susumu Yoshida
進 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP9228070A priority Critical patent/JPH1156492A/ja
Publication of JPH1156492A publication Critical patent/JPH1156492A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ニースぺース部を有するシステムキッチンにお
いて、ニースペース部のシンク用キャビネットの扉とし
て、椅子に座ったまま、膝が扉に当たることなく収納物
の出し入れができ、かつ、車椅子が入り込むことを可能
とする扉を提供する。 【解決手段】ニースぺ一ス1部の底板の高さ位置は、車
椅子で入り込んだ時に足を乗せるステップの部分が底板
の上になるように設定する。シンク用キャビネット14
の底板の前面から奥行き方向に5mm程度の位置に左右
方向にスライド開閉する着脱自在の扉2−a、2−bを
設ける。さらに、扉の上下にあたるシンク用キャビネッ
トの面に扉がスライドするための左右方向に走る2本の
溝3−a、3−bあるいはレールを取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シンクや調理台と
共にシンク用キャビネットを備えたシステムキッチンに
関する。
【0002】
【従来の技術】住宅地の減少と高騰、高齢化社会への突
入などの社会現象に伴い、自分達と子供夫婦、両親が同
居する3世代同居という生活スタイルが増えており、住
宅もそれに合わせた構造のものが多くなっている。
【0003】バスルーム、トイレルーム、キッチンルー
ムなどの住設機器も年齢層を問わず、使いやすく、ま
た、将来家族の中に下肢のおとろえ等の事情により、車
椅子生活を余儀なくされた方が現われる場合を想定した
製品も増えている。
【0004】しかし、前述の製品は専門の施設に置かれ
る、高齢者や身体障害者用に開発された商品とは異な
り、健常者には今までと変わらずに使えるものでなくて
はならない。
【0005】システムキッチンにおいても、車椅子に乗
ったまま下肢がワークトップの下に入り込める機種が各
メーカーから提案されている。例えば、図4に示すシス
テムキッチン10は、ワークトップ12の下の全てのキ
ャビネットを抜いて対応している専用機種とは異なり、
初めの使用者である健常者を主に考え、収納量の確保を
優先して、抜くキャビネットは最小限とされている。よ
って最も使用頻度の高いシンク周りのみに範囲を絞り、
シンクの下側に位置するシンク用キャビネット14のみ
を取り外し、調理台15の下側に位置する調理台用キャ
ビネット16はそのままとする方法をとっている。この
ようにして生まれたシンクの下側の空間1を、以下ニー
スペースと呼ぶこととする。
【0006】このようなニースペース1があることで、
作業するとき膝が扉にぶつからないため、健常者にとっ
ても使いやすい。また車椅子に座って作業する際にも楽
な姿勢をとれるという効果がある。
【0007】車椅子専用機種では760mmから780
mmとされているワークトップの高さも、この機種では
800mmから850mmとされている他、主要な寸法
は初めの使用者である健常者に含わせている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ニースペース1を設けたシステムキッチンにおいて、ニ
ースペース1部のシンク用キャビネット14には、図2
に見られるような引出し扉4や図3に見られるように開
き扉5を使っているため、椅子に座っての作業で、収納
物を出し入れする際、引出されあるいは開けられた扉が
膝にあたる不具合が生じていた。
【0009】また、ニースペース1に車椅子が入り込め
るようにするためには、シンク用キャビネット14から
扉を外し、引き出しやレールやヒンジの座金を取り去
り、ねじ穴をふさぐ等、シンク用キャビネット14に対
する改良が必要となり、使用者が簡単に作業できるもの
ではないという不具合が生じていた。
【0010】本発明の目的は、車椅子に座ったまま収納
物の出し入れができるシステムキッチンを提供すること
にある。
【0011】本発明の他の目的は、ニースペ一ス部に車
椅子が入り込むことを可能としたシステムキッチンを提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、シンク
下のシンク用キャビネットが奥まった位置に設定されニ
ースペースが形成されているシステムキッチンにおい
て、前記シンク用キャビネットの扉を、左右方向にスラ
イド開閉する扉としたことにある。
【0013】本発明の他の特徴は、シンク下のシンク用
キャビネットが奥まった位置に設定されニースペースが
形成されているシステムキッチンにおいて、前記シンク
用キャビネットの扉を、着脱自在の扉としたことにあ
る。
【0014】本発明によれば、ニースペースを有するシ
ステムキッチンにおいて、ニ一スペース部の扉が左右方
向にスライド開閉するので、車椅子に座ったままで、扉
に膝をぶつけることなく収納物の出し入れができる。
【0015】また、本発明の他の特徴によれば、ニース
ペースを有するシステムキッチンにおいて、ニースペー
ス部の扉が着脱自在のため、短時間で扉をはずすことが
でき、システムキッチンを簡単に車椅子が入り込むこと
を可能とするプランヘ変更できる。
【0016】
【実施例】以下、図1を用いて本発明の実施例を説明す
る。本発明は、ニースペース1を有するシステムキッチ
ンを対象とする。システムキッチン10のニースぺース
1部のシンク用キャビネット14は、ニースペース1部
以外のキャビネット、例えば調理台用キャビネット16
より200mm程奥行きを少ないものとして配置する。
調理台用キャビネット16の奥行きが600mmとする
とシンク用キャビネット14は400mmの奥行き寸法
となる。
【0017】200mmという寸法はシンクの前に立っ
て軽く膝を曲げた時にも、扉に膝が当たらない目安の寸
法で、各キッチンメーカーによって多少の異なりがあ
る。
【0018】ニースぺース1部のシンク用キャビネット
14は、全体が奥まっているため、蹴込み6は特に必要
としない。この実施例では底板7の前面と蹴込み6正面
に奥行き方向の段差がない寸法とした。
【0019】ニースぺ一ス1部の底板7の高さ位置は、
車椅子で入り込んだ時に足を乗せるステップの部分が底
板の上になるように設定する。JlS規格に準じてステ
ツプ部の最低地上高は50mm以上、調整巾が90mm
の範囲とする。実施例ではニースペース1部以外のキャ
ビネット16の蹴込み高さと高さを合わせ、120mm
とした。調整するという条件付ではあるが、車椅子が入
り込むことができる寸法である。
【0020】シンク用キャビネット14の材料は、パー
ティクルボード、MDF(中質繊維板)等、一般に用い
られているキャビネットと同じ材料であり、また、扉も
一般のキャビネットに付いている扉と同じ材料である。
キャビネット材の厚みは15mmとし、扉は18mmと
した。
【0021】扉は、一般に用いられているキャビネット
に付いている扉と同じ面材を使用するが、前後に2枚の
扉が重なる納まりとなると框等複雑な形状では意匠的に
美しくない。そこでニースペース1部の扉形状として
は、フラット形状のシンプルな仕様とした。
【0022】ニースペース1部のシンク用キャビネット
14の底板7の前面から奥行き方向に5mm程度の位置
に、右方向にスライド開閉する着脱自在の扉2ーa、2
ーbが設けられている。扉2ーa、2ーbの上下にあた
るシンク用キャビネットの面には、扉2ーa、2ーbが
スライドするための溝あるいはレールを取り付ける。実
施例では、左右方向に走る2本の溝3ーa、3ーbを掘
り、切削面には水などが染み込まないように塗装等の処
理を施したが、底板上にレール部材を取り付ける方法で
も構わない。
【0023】ハンドル把手の場合、できる限り広く開け
られるように縦付けとするが、掘込みタイプの把手を用
いても構わない。
【0024】本発明によれば、ニースペースを有するシ
ステムキッチンにおいて、ニースペース部の扉が左右方
向にスライド開閉するので椅子に座ったままで、扉に膝
をぶつけることなく収納物の出し入れができる。
【0025】また、本発明のシンク用キャビネットは、
ニースペース部の扉が着脱自在となっている。すなわ
ち、左右方向にスライド開閉する着脱自在の扉2ーbを
前方に傾けて持ち、扉上部をシンク用キャビネット側の
上側後方溝部に押し上げるようにはめ込んで、垂直に立
てた状態で下側後方溝部3ーbに扉下部をはめ込む。次
にもう1枚の左右方向にスライド開閉する肴脱自在の扉
2ーaを同じように今度はシンク用キャビネット側の上
側前方溝部および下側前方溝部3ーaにはめ込んで本発
明の実施例のシステムキッチンが完成する。
【0026】また、左右方向にスライド開閉する着脱自
在の扉2ーa、2ーbをはずす時は、手前側の左右方向
にスライド開閉する着脱自在の扉2ーaを上に押し上
げ、扉の下側を溝3ーaからはずし、扉を傾けた状態で
下に引くことではずすことができる。もう1枚の左右方
向にスライド開閉する着脱自在の扉2ーbに関しても同
様である。
【0027】このように、本発明のシンク用キャビネッ
トは、ニースペース部の扉が着脱自在のため、短時間で
扉をはずすことができ、システムキッチンを簡単に車椅
子が入り込むことを可能とするプランヘ変更できる。
【0028】以上述べた本発明の各実施例は、シンク用
キャビネットの奥まった位置にニースペースを形成した
システムキッチンを対象としているが、本発明は、これ
らの実施例に限定されるものではない。例えば、シンク
として洗面槽を沿えた洗面化粧台における洗面槽下のキ
ャビネットにニースペースを設けて、このキャビネとの
扉を左右方向にスライド開閉するようにした場合のよう
に、槽を備えたもので槽下のキャビネットにニースペー
スを設ける場合に広く適用でき、これらの実施例でもシ
ステムキッチンの場合と同様の効果が得られることは勿
論である。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、ニースペースを有する
システムキッチンにおいて、ニースペース部の扉が左右
方向にスライド開閉するので椅子に座ったままで、扉に
膝をぶつけることなく収納物の出し入れができる。
【0030】また、本発明によれば、ニースペースを有
するシステムキッチンにおいて、ニースぺース部の扉が
着脱自在のため、短時間に簡単に車椅子が入り込むこと
を可能となるプランへ変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムキッチンの一実施例で、ニー
スぺース部の扉の開閉を示す斜視図。
【図2】ニースぺース部に引き出し扉をつけた従来例の
システムキッチンのニースぺース部の扉の開閉を示す斜
視図。
【図3】ニースぺース部に開き扉をつけた従来例のシス
テムキッチンのニースペース部の扉の開閉を示す斜視
図。
【図4】ニースペース部を有する従来例のシステムキッ
チンを示す斜視図。
【符号の説明】 1:ニースペース、2−a:扉(手前)、2−b:扉
(奥)、3−a:溝(手前)、3−b:溝(奥)、4:開
き扉、5:引き出し扉、6:蹴込み、10:システムキ
ッチン、12:ワークトップ、14:シンク用キャビネ
ット、16:ニースペース1部以外のキャビネット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シンク下のシンク用キャビネットが奥まっ
    た位置に設定されニースペースが形成されているシステ
    ムキッチンにおいて、 前記シンク用キャビネットの扉を、左右方向にスライド
    開閉する扉としたことを特長とするシステムキッチン。
  2. 【請求項2】シンク下のシンク用キャビネットが奥まっ
    た位置に設定されニースペースが形成されているシステ
    ムキッチンにおいて、 前記シンク用キャビネットの扉を、着脱自在の扉とした
    ことを特長とするシステムキッチン。
  3. 【請求項3】シンク下のシンク用キャビネットが奥まっ
    た位置に設定されニースペースが形成されているシステ
    ムキッチンにおいて、 前記シンク用キャビネットの扉を、該シンク用キャビネ
    ットの底板に設けられた溝またはレールに沿って左右方
    向にスライド開閉する着脱自在の扉としたことを特長と
    するシステムキッチン。
JP9228070A 1997-08-25 1997-08-25 システムキッチン Pending JPH1156492A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9228070A JPH1156492A (ja) 1997-08-25 1997-08-25 システムキッチン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9228070A JPH1156492A (ja) 1997-08-25 1997-08-25 システムキッチン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1156492A true JPH1156492A (ja) 1999-03-02

Family

ID=16870731

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9228070A Pending JPH1156492A (ja) 1997-08-25 1997-08-25 システムキッチン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1156492A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008119439A (ja) * 2006-10-19 2008-05-29 Inax Corp キャビネット
JP2014057813A (ja) * 2012-08-21 2014-04-03 Eidai Co Ltd キャビネット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008119439A (ja) * 2006-10-19 2008-05-29 Inax Corp キャビネット
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