JPH1156480A - 折畳み式テーブル - Google Patents

折畳み式テーブル

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JPH1156480A
JPH1156480A JP22659897A JP22659897A JPH1156480A JP H1156480 A JPH1156480 A JP H1156480A JP 22659897 A JP22659897 A JP 22659897A JP 22659897 A JP22659897 A JP 22659897A JP H1156480 A JPH1156480 A JP H1156480A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 天板の下面下に棚体を設け、後部に幕板を設
けた折畳み式テーブルにおいて、棚体を使用しない場合
には、足入れ空間を広く確保でき、またスタッキング効
率が高い折畳み式テーブルを提供する。 【解決手段】 棚体7を支脚杆3,3の上部内面に軸支
(支軸50)し、係合長孔51を設け、ビーム部材9に
吊支杆52の上端を枢支し且つ支持ピン54を係合長孔
にスライド可能に係合し、天板が水平状態で係合長孔の
後側終端部51Aに支持ピンが位置して棚体を水平状態
に支持し又は係合長孔の前側終端部51Bに支持ピンが
位置して棚体を傾斜状態に支持し、更に天板の立起回転
に連動して棚体が上方へ回転し且つ吊支杆にて引き上げ
られて係合長孔の前側終端部に支持ピンが位置して棚体
が両支脚杆に沿って折り畳まれるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折畳み式テーブル
に係わり、更に詳しくは天板の立起回転に伴って該天板
の両側脚部が回転変位して複数のテーブルを前後にスタ
ッキング可能としてなる折畳み式テーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、天板の立起回転に伴って該天板の
両側脚部が回転変位して複数のテーブルを前後にスタッ
キング可能としてなる折畳み式テーブルは、実公昭56
−37619号公報として既に提供されている。
【0003】この公報記載の折畳み式テーブルは、両側
に配した側面視略L字形又は逆T字形の脚部を、垂直な
幕板の両側部に回転可能に取付けるとともに、該幕板の
両側上端部に取付金具にて天板を上下回転可能に取付
け、該取付金具の枢着部から下方に延びたカム部を脚部
の回転部分の側面に突設した突起に係合し、天板を水平
状態から前部を押し下げて立起状態に回転させる折畳み
動作に伴って、前記カム部で突起を押して脚部を約45
°だけ内向きに回転させる構造のものである。
【0004】ここで、前記脚部は、前記幕板の両側部に
固定する支持筒と、該支持筒に対して垂直な回転軸芯に
て回転可能に軸部を嵌挿し、該軸部の上部に円柱形頭部
を形成するとともに、該軸部の下部を下部支柱に一体的
に嵌合し、更に該下部支柱の下端には一方が短く他方が
長い接地体を支柱に対し直交状に固定した構造であり、
前記支持筒の上部周囲に形成した切欠溝内で約45°回
転移動できるように、前記頭部に突起を突設している。
【0005】また、天板の折畳み動作に連動して、脚部
の背後に設けた幕板が回動且つ上下にスライドして脚部
に沿って折畳むことができるもの、あるいは天板の下面
側に設けた棚板を折畳み可能にリンク連結したものもあ
るが、棚板の後部を両脚部に枢着するとともに、前後中
間部を吊支杆にて天板の前部に単純にリク連結した構造
であるので、棚板を使用しない場合にはこの棚板が邪魔
になって足入れ空間を十分に確保できないといった不都
合が存在する。また、幕板は脚部の後面側に重なるよう
に折畳まれるので、折畳み時の前後厚さが厚く、スタッ
キング効率が悪いばかりでなく、幕板が脚部の支持強度
を高め得てないといった不都合がある。更に、この種の
折畳み式テーブルは、天板を折畳んだ場合でも立起状態
に保持するために接地体の回転角度に制限を設けている
ため、梱包時に接地脚が突出して嵩張るといった不都合
も内在している。その上、接地体を回転可能としている
ため、使用時に接地体が構造的な原因によって横振れを
生じるといった問題も存在する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が前述
の状況に鑑み、解決しようとするところは、天板の下面
下に棚体を設け、後部に幕板を設けた折畳み式テーブル
において、天板の折畳み動作に連動して棚体及び幕板を
支持脚に沿って折畳むことができるとともに、棚体を使
用しない場合には、棚体の前部を天板の下面に接近させ
た傾斜状態で保持して足入れ空間を広く確保でき、また
スタッキング効率が高い折畳み式テーブルを提供する点
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、両側に立設した両支脚杆の上端部に天板の
下面両側部に前後方向に配したビーム部材の前後中間部
を枢着部にて上下回動可能に枢着してなる折畳み式テー
ブルであって、両支脚杆の間に配した棚体の両側後部を
前記枢着部より下方の各支脚杆の上部内面に軸支し、棚
体の前後中間部両側面に沿って係合長孔を設け、前記枢
着部より前方の前記ビーム部材に吊支杆の上端を枢支し
且つこの枢支部よりも前方に位置設定した該吊支杆の下
端に突設した支持ピンを前記係合長孔にスライド可能に
係合し且つ係合長孔の両終端部に支持ピンを保持可能に
係合してリンク連結し、天板が水平状態で係合長孔の後
側終端部に支持ピンが位置して棚体を水平状態に支持し
又は係合長孔の前側終端部に支持ピンが位置して棚体の
前部を天板に接近させた傾斜状態に支持し、更に天板の
立起回転に連動して棚体が上方へ回転し且つ吊支杆にて
引き上げられて係合長孔の前側終端部に支持ピンが位置
して当該棚体が両支脚杆に沿って折り畳まれる折畳み式
テーブルを構成した。
【0008】また、前記支脚杆の間に配した幕板の上端
部を前記枢着部より後方のビーム部材又は天板下面部に
枢支するとともに、幕板の下部両側面に沿って設けたガ
イド溝に、前記支脚杆の上下中間部内面に突設したガイ
ドピンをスライド係合し、天板の立起回転に連動して幕
板が両支脚杆に沿い且つ両支脚杆の間に折り畳まれるよ
うにした。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態を添付図面
に基づき更に詳細に説明する。図1及び図2は、本発明
の折畳み式テーブルの通常使用状態及び折畳み状態をそ
れぞれ示し、図中符号1は天板、2は接地脚、3は支脚
杆、4は回転連結手段、5は連動手段、6はストッパー
手段、7は棚体、8は幕板をそれぞれ示している。ま
た、図3〜図5は、棚体7と幕板8の動作を示し、図6
〜図10は、各部の詳細を示している。そして、図11
は複数の折畳み式テーブルA,…をスタッキングした状
態を示している。
【0010】本発明に係る折畳み式テーブルは、天板1
の下面両側部に前後方向に配したビーム部材9,9の前
後中間部を、両側前後方向に配した一対の接地脚2,2
の後部に立設した支脚杆3,3の上端部に、上下回動可
能に枢着し、前記接地脚2と支脚杆3との間に垂直な回
転軸芯を有する回転連結手段4を介在させるとともに、
前記天板1と該回転連結手段4とを天板1の上下回動運
動に伴って接地脚2,2の前部が内向き及び外向きに回
転変位するように連動手段5にて連動させ、更に前記天
板1を水平状態と立起状態とに維持するためのストッパ
ー手段6をビーム部材9と支脚杆3との連結部分に設け
たものである。
【0011】前記天板1は、下面両側に前後方向に向け
て固定したビーム部材9,9を有し、該天板1の前後中
間部であって前記ビーム部材9,9を、前記支脚杆3の
上端部側面に固着した連結板10の後方延長部10Aに
枢着部11にて上下回動可能に連結している。また、前
記接地脚2は、通常使用状態では両側前後方向に配向し
た一対配した長尺部材であり、前後端部に方向転換可能
なキャスター12,12を設け、後部に前記支脚杆3を
回転連結手段4を介して前傾状態で支持している。そし
て、前記支脚杆3は、本実施形態では四角筒状の杆体で
あり、内部に前記連動手段5を構成する連動杆13を挿
通している。
【0012】また、前記回転連結手段4は、図9及び図
10に示すように、前記支脚杆3の下端に垂直に固定し
た固定筒体14と接地脚2の後部に垂直に固定した回転
筒体15とを定位置で回動可能に連結し且つ前記固定筒
体14に沿って上下動する回転駆動部材16を構成する
駆動ピン17を、該駆動ピン17に回転可能に一対のロ
ーラ筒18,18を遊挿した状態で、前記回転筒体15
に形成した傾斜溝19,19にスライド係合したもので
ある。更に詳しくは、図9に示すように、前記固定筒体
14を支脚杆3の下端に溶接固定するとともに、前記接
地脚2の後部上面に回転筒体15の下端に固着した取付
板20を接地脚2の上面にネジ止め固定している。ま
た、前記固定筒体14と回転筒体15との間に、固定筒
体14に対する回転筒体15の回転をスムーズに行える
ようにするための軸受筒体21を介在させている。
【0013】そして、前記固定筒体14の直径方向に対
向した面に形成した縦長のガイド孔22,22と、同様
に軸受筒体21に形成した縦長の遊動孔23,23と
に、ローラ筒18,18を外挿した前記駆動ピン17を
貫挿するとともに、該駆動ピン17を回転筒体15の直
径方向に対向する面に形成した前記傾斜溝19,19に
挿通し、該駆動ピン17の中央部で両ローラ筒18,1
8の間を前記支脚杆3の内部から固定筒体14の内部に
屈曲して延びた前記連動杆13の下端部13Aに固定又
は回動可能に取付けている。また、前記駆動ピン17は
先端にEリング24を嵌着して抜け止めされている。こ
こで、前記傾斜溝19の傾斜の向きは、前記駆動ピン1
7が固定筒体14及び軸受筒体21のガイド孔22及び
遊動孔23に沿って上動した際に、前記接地脚2の前部
が内向きに回転変位し、下動した際に左右の接地脚2,
2が平行になるように回転変位する方向に設定されてお
り、左右の回転連結手段4では逆の向きになっている。
【0014】更に、前記傾斜溝19の下端には回転筒体
15の軸方向へ延びた垂直溝25を延設するとともに、
傾斜溝19の上端には回転筒体15の円周方向へ延びた
水平溝26を延設している。前記連動杆13が下動して
駆動ピン17に外挿したローラ筒18が前記垂直溝25
に係合すると、前記接地脚2を強制的に横方向に回転さ
せようとしても、その外力の方向と垂直溝25の方向と
が直交するので、もはや回転することがなく、左右の接
地脚2,2を平行状態で安定に維持することができる。
また、前記連動杆13が上動して駆動ピン17に外挿し
たローラ筒18が前記傾斜溝19の上端に位置すると、
前述のように左右の接地脚2,2は平面視ハ字状に内向
きに向いてスタッキング可能な状態となり、その状態で
前記接地脚2を強制的に内向きに回転させると、前記ロ
ーラ筒18が前記水平溝26に沿って移動し、ローラ筒
18が水平溝26の終端に位置して接地脚2が横向きの
状態、即ち使用状態における前後方向に配向した状態か
ら90°回転した状態になる。この左右の接地脚2,2
が直線状になった状態では、前記支脚杆3,3から前後
方向に接地脚2,2が突出しないので、梱包時における
接地脚2の嵩張りの問題が解消するのである。
【0015】また、前記固定筒体14と回転筒体15と
は、図1に示すように連結手段27によって回転可能に
連結されており、具体的には固定筒体14の底面14A
に、回転筒体15の下端に固定した前記取付板20の中
心部に開口した軸孔の下方から挿通したボルト27Aを
螺合し、前記固定筒体14の底面14Aと取付板20と
の間には前記軸受筒体21の下端スペーサ部21Aが位
置し、該スペーサ部21Aとボルト27Aの間及びボル
ト27Aの頭部と取付板20の間にベアリング27Bを
介在させて、回転可能且つ分離不能に連結している。更
に、前記回転連結手段4は、接地脚2の後部に取付けた
カバー28で覆っている。
【0016】また、前記ビーム部材9は、図6〜図8に
示すように下方開放した断面略コ字形の部材であり、上
面板29を前記天板1の下面に固定し、該上面板29か
ら垂下した両側板30,30に軸受孔31,31を形成
し、該軸受孔31,31に支軸32を抜け止め貫挿する
とともに、両側板30,30間の支軸32に前記連結板
10の後方延長部10Aに直角に固着した軸筒33と該
後方延長部10Aを回転可能に貫挿して前記枢着部11
を構成している。
【0017】そして、前記連動手段5は、前記枢着部1
1よりも前方位置であって、前記ビーム部材9の上面板
29から下方へ突出固定した一対の回動アーム34,3
4の下端部に前記連動杆13の上端部13Bにピン35
にて枢着し、該連動杆13と前記回動アーム34とで前
記天板1と前記回転駆動部材16の駆動ピン17とをリ
ンク連結して構成している。即ち、前記天板1の前部を
持ち上げて枢着部11を中心として上方回動させること
によって、回動アーム34を介して連動杆13が支脚杆
3の内部で上方へ移動し、それに伴って前記回転駆動部
材16、即ち駆動ピン17が固定筒体14のガイド孔2
2に沿って上動するとともに、回転筒体15の傾斜溝1
9内を摺動して、該回転筒体15が回転し、もって前記
接地脚2,2の前部が約30°だけ内向きに回転するの
である。そして、前記天板1を支脚杆3に略平行になる
まで回動させれば、図11に示すように、本発明に係る
複数の折畳み式テーブルA,…を前後方向にスタッキン
グすることができる。また、前記天板1の前部を押し下
げて、水平になるまで回動させれば、前述の動作とは逆
に、両接地脚2,2の前部が平行になるまで外向きに回
転するのである。
【0018】また、前記ストッパー手段6は、前記天板
1が水平な通常使用状態(図1参照)と、前部を上方に
回動させて支脚杆3と略平行なスタッキング可能な折畳
み状態(図2参照)とを維持するためのものであり、図
6及び図8に示すように、前記ビーム部材9の上面板2
9に固定した軸受部材36に、側面視略く字形に中央部
で屈曲した係合アーム37の上端部に側設した軸部38
を回動可能に取付け、前記上面板29に形成した開口2
9Aから前記係合アーム37を下方へ突出させ、その係
合アーム37の先端部に側設した係合ピン39を、前記
連結板10の前縁の円弧部10Bに形成した下方係合凹
部40と上方係合凹部41とに選択的に係合可能となし
た構造である。
【0019】更に詳しくは、前記軸受部材36は、ビー
ム部材9の上部の中心から内方寄り位置に固定し、上面
板29から上方へ立ち上がった断面L字形の軸受部36
Aを有し、該軸受部36Aに内外に貫通して設けた通孔
36Bに前記係合アーム37の上端に側設した軸部38
を回転可能に挿通し、その先端に天板1の下面に横設し
たシャフト42を連結するとともに、前記係合アーム3
7と軸受部36Aの間の軸部38にキックばね43のコ
イル部43Aを巻回し、該キックばね43の一方の弾片
43Bを軸受部36Aの上面に当接するとともに、他方
の弾片43Cを前記係合アーム37の中間部に係合し、
前記係合ピン39が連結板10の円弧部10Bに常に接
近する方向に弾性付勢し、天板1が通常使用状態におい
て下方係合凹部40に係合ピン39が係合し、天板1が
立起した折畳み状態において上方係合凹部41に係合ピ
ン39が係合するようになっている。
【0020】また、前記係合アーム37の中間折曲部
に、前記ビーム部材9の両側板30,30間に沿って配
した操作杆44の後端を枢着するとともに、該操作杆4
4の前端をビーム部材9の前端部に前後スライド可能に
取付けた引手部材45の後部に枢着し、引手部材45を
手前に引くことによって、前記キックばね43の弾性付
勢力に抗して前記係合アーム37を回転させて係合ピン
39を下方係合凹部40又は上方係合凹部41からその
係合を解除する方向に変位させることができるようにな
っている(図7参照)。具体的には、前記ビーム部材9
の両側板30,30の前端に前方へ開放したスリット4
6,46を形成するとともに、該スリット46の後方の
延長線上に長孔47をそれぞれ形成し、引手部材45の
後部のブロック部45Aを両側板30,30間に遊挿
し、該ブロック部45Aの両側に突設した突条48,4
8を前記スリット46,46にスライド係合するととも
に、ブロック部45Aの後端部に前記操作杆44を枢着
するための連結ピン49を前記長孔47,47に貫挿し
て取付け、ビーム部材9に対して引手部材45を前後移
動可能となしている。ここで、前記ストッパー手段6
は、左右両側に設けられており、前記シャフト42によ
って両側のストッパー手段6,6が同調し、一方のスト
ッパー手段6を操作すれば、他方のストッパー手段6も
同時に操作できるようになっている。尚、前記ビーム部
材9を含む機構部分は、図示しない合成樹脂製のカバー
で覆われている。
【0021】本発明は、このような構造を有する折畳み
式テーブルAにおいて、両支脚杆3,3の間に配した棚
体7の両側後部を前記枢着部11より下方の各支脚杆
3,3の上部内面に支軸50にて枢着し、棚体7の前後
中間部両側面に沿って係合長孔51を設け、前記枢着部
11より前方の前記ビーム部材9に吊支杆52の上端を
枢支し且つこの枢支部53よりも前方に位置設定した該
吊支杆52の下端に突設した支持ピン54を前記係合長
孔51にスライド可能に係合し且つ係合長孔51の両終
端部51A,51Bに支持ピン54を保持可能に係合し
てリンク連結したものである。ここで、前記支持ピン5
4を係合長孔51の両終端部51A,51Bにそれぞれ
維持し且つ支持ピン54を両終端部51A,51Bから
強制的に移動させ得る構造として、前記係合長孔51の
両終端部51A,51Bより中央寄り位置の一側孔縁
に、それぞれ支持ピン54が強制的に通過し得る山形の
突部55,55を形成している。しかし、前記突部55
の代わりに、板ばね、合成樹脂製のキャッチャー等の弾
性体を突部55の位置に設ける等、支持ピン54を一時
的に保持する適宜な保持機構を採用することが可能であ
る。尚、前記棚体7は、本実施形態では両側の側杆5
6,56間に間歇的に横杆57,…を複数本連結した構
造を示したが、単に板体であっても差し支えない。
【0022】そして、天板1が水平状態において、係合
長孔51の後側終端部51Aに支持ピン54が位置した
場合は、棚体7が支軸50と吊支杆52とによって水平
状態に支持され、棚体7にカバンやその他の物品を載置
して利用することができる(図3参照)。しかし、棚体
7が水平状態では、天板1の下方の空間が狭められ、足
を組んだ時や足を移動させた時に棚体7に当たることが
あり、棚体7を利用しない場合には邪魔になる。そこ
で、天板1が水平状態において、棚体7の前部を持ち上
げて支軸50を中心として回動させると、支持ピン54
が係合長孔51の後側終端部51Aから後側の突部55
を乗り越えて前方へスライド移動し、更に前側の突部5
5を乗り越えて前側終端部51Bに支持ピン54が位置
し、棚体7をその前部が天板1に接近した傾斜状態に支
持することができる(図4参照)。この棚体7の傾斜状
態は、支持ピン54が前側終端部51Bに位置した後に
は棚体7の自重では前側の突部55を支持ピン54が通
過できないことによって維持されている。
【0023】更に、天板1を水平状態から前部を持ち上
げて枢着部11を中心として立起回転させると、その動
作に連動して吊支杆52にて棚体7が上方へ引き上げら
れて回転し、当該棚体7が両支脚杆3,3間及び両ビー
ム部材9、9間に天板1に沿って折り畳まれるのである
(図5参照)。この場合、天板1が水平状態のときに、
支持ピン54が係合長孔51の後側終端部51A又は前
側終端部51Bの何れに位置していても、天板1を折畳
んだ際に棚体7は同じ状態に折り畳まれるのである。つ
まり、天板1が水平状態において、支持ピン54が後側
終端部51Aに位置していた場合には、天板1を立起回
転させる動作に伴って、支持ピン54が後側終端部51
Aから前側終端部51Bへ移動し、一方、支持ピン54
が前側終端部51Bに位置していた場合には、天板1を
立起回転させても支持ピン54は前側終端部51Bに位
置したままである。
【0024】また、前記幕板8は、図3〜図5に示すよ
うに、前記支脚杆3,3の間に配し、該幕板8の上端部
を前記枢着部11より後方のビーム部材9の後端部に支
軸58にて枢支するとともに、幕板8の下部両側面8A
に沿って設けたガイド溝59に、前記支脚杆3の上下中
間部内面に突設したガイドピン60をスライド係合し、
天板1の立起回転に連動して幕板8が両支脚杆3,3に
沿い且つ両支脚杆3,3の間に折り畳まれるものである
(図5参照)。尚、本実施形態では、幕板8の上端部を
ビーム部材9の後端部に枢支したが、幕板8の上端部を
天板1下面部に枢支しても良い。このように、前記幕板
8を両支脚杆3,3間に配したことにより、天板1を立
起回転させて折畳んだ際に、幕板8が支脚杆3,3間に
収容されるので、折畳み状態におけるテーブルの前後幅
を狭くすることができ、スタッキング効率が高くなり、
また支脚杆3,3に対する横方向の補強効果も奏するの
である。
【0025】また、前記接地脚2には、その前後端部に
キャスター12,12を設けて回転連結手段4を中心と
した内外の回転変位を容易にしているが、通常使用状態
において折畳み式テーブルAが簡単に移動しないように
ストッパー(図示せず)を設けることが好ましい。この
ストッパーの構造としては、接地脚2の下方に突出して
キャスター12が床面から浮き上がる昇降式の構造や、
キャスター12そのものが車輪の回転を規制する構造の
ストッパー機能を備えたものであっても良いのである。
【0026】
【発明の効果】以上にしてなる本発明の折畳み式テーブ
ルは、両支脚杆の間に配した棚体の両側後部を前記枢着
部より下方の各支脚杆の上部内面に軸支し、棚体の前後
中間部両側面に沿って係合長孔を設け、前記枢着部より
前方の前記ビーム部材に吊支杆の上端を枢支し且つこの
枢支部よりも前方に位置設定した該吊支杆の下端に突設
した支持ピンを前記係合長孔にスライド可能に係合し且
つ係合長孔の両終端部に支持ピンを保持可能に係合して
リンク連結したことにより、天板を水平状態となした通
常使用状態において、天板下方に棚体を水平に支持する
ことができるばかりでなく、足の邪魔にならないように
棚体の前部が天板下面に接近した傾斜状態に支持するこ
とができ、更に天板の水平状態から折畳み状態への立起
回転動作に連動して棚体を両支脚杆間及び両ビーム部材
間に天板に沿って折畳むことができ、スタッキング効率
を高めることができる。
【0027】また、前記支脚杆の間に配した幕板の上端
部を前記枢着部より後方のビーム部材又は天板下面部に
枢支するとともに、幕板の下部両側面に沿って設けたガ
イド溝に、前記支脚杆の上下中間部内面に突設したガイ
ドピンをスライド係合し、天板の立起回転に連動して幕
板が両支脚杆に沿い且つ両支脚杆の間に折り畳まれるよ
うにしたことにより、天板を立起回転させて折畳んだ際
に、幕板が支脚杆間に収容されるので、折畳み状態にお
けるテーブルの前後幅を狭くすることができ、スタッキ
ング効率が高くなり、また支脚杆に対する横方向の補強
効果も奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折畳み式テーブルの通常使用状態を示
す一部省略断面図である。
【図2】同じく折畳み状態を示す一部省略断面図であ
る。
【図3】通常使用状態において棚体を水平状態に支持し
た態様を示す部分断面図である。
【図4】通常使用状態において棚体を傾斜状態に支持し
た態様を示す部分断面図である。
【図5】折畳み状態における棚体と幕板の状態を示す部
分断面図である。
【図6】天板と支脚杆の連結部の構造を示す分解斜視図
である。
【図7】ストッパー手段を操作するための引手部材の取
付構造を示す部分分解斜視図である。
【図8】天板と支脚杆の連結部の組立状態を示す部分断
面図である。
【図9】接地脚と支脚杆の連結部の構造を示す分解斜視
図である。
【図10】同じく組立状態の一部省略した部分横断面図
である。
【図11】複数の折畳み式テーブルのスタッキング状態
を示す簡略側面図である。
【符号の説明】
A 折畳み式テーブル 1 天板 2 接地脚 3 支脚杆 4 回転連結手段 5 連動手段 6 ストッパー手段 7 棚体 8 幕板 9 ビーム部材 10 連結板 10A 後方延長部 10B 円弧部 11 枢着部 12 キャスター 13 連動杆 13A 下端部 13B 上端部 14 固定筒体 15 回転筒体 16 回転駆動部材 17 駆動ピン 18 ローラ筒 19 傾斜溝 20 取付板 21 軸受筒体 22 ガイド孔 23 遊動孔 24 Eリング 25 垂直溝 26 水平溝 27 連結手段 27A ボルト 27B ベアリング 28 カバー 29 上面板 30 側板 31 軸受孔 32 支軸 33 軸筒 34 回動アーム 35 ピン 36 軸受部材 36A 軸受部 36B 通孔 37 係合アーム 38 軸部 39 係合ピン 40 下方係合凹部 41 上方係合凹部 42 シャフト 43 キックばね 43A コイル部 43B 弾片 43C 弾片 44 操作杆 45 引手部材 45A ブロック部 46 スリット 47 長孔 48 突条 49 連結ピン 50 支軸 51 係合長孔 51A 後側終端部 51B 前側終端部 52 吊支杆 53 枢支部 54 支持ピン 55 突部 56 側杆 57 横杆 58 支軸 59 ガイド溝 60 ガイドピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側に立設した両支脚杆の上端部に天板
    の下面両側部に前後方向に配したビーム部材の前後中間
    部を枢着部にて上下回動可能に枢着してなる折畳み式テ
    ーブルであって、両支脚杆の間に配した棚体の両側後部
    を前記枢着部より下方の各支脚杆の上部内面に軸支し、
    棚体の前後中間部両側面に沿って係合長孔を設け、前記
    枢着部より前方の前記ビーム部材に吊支杆の上端を枢支
    し且つこの枢支部よりも前方に位置設定した該吊支杆の
    下端に突設した支持ピンを前記係合長孔にスライド可能
    に係合し且つ係合長孔の両終端部に支持ピンを保持可能
    に係合してリンク連結し、天板が水平状態で係合長孔の
    後側終端部に支持ピンが位置して棚体を水平状態に支持
    し又は係合長孔の前側終端部に支持ピンが位置して棚体
    の前部を天板に接近させた傾斜状態に支持し、更に天板
    の立起回転に連動して棚体が上方へ回転し且つ吊支杆に
    て引き上げられて係合長孔の前側終端部に支持ピンが位
    置して当該棚体が両支脚杆に沿って折り畳まれることを
    特徴とする折畳み式テーブル。
  2. 【請求項2】 前記支脚杆の間に配した幕板の上端部を
    前記枢着部より後方のビーム部材又は天板下面部に枢支
    するとともに、幕板の下部両側面に沿って設けたガイド
    溝に、前記支脚杆の上下中間部内面に突設したガイドピ
    ンをスライド係合し、天板の立起回転に連動して幕板が
    両支脚杆に沿い且つ両支脚杆の間に折り畳まれる請求項
    1記載の折畳み式テーブル。
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