JPH1156415A - 装身具の止金具および装身具 - Google Patents
装身具の止金具および装身具Info
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- JPH1156415A JPH1156415A JP24762797A JP24762797A JPH1156415A JP H1156415 A JPH1156415 A JP H1156415A JP 24762797 A JP24762797 A JP 24762797A JP 24762797 A JP24762797 A JP 24762797A JP H1156415 A JPH1156415 A JP H1156415A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成で製作工程が少なく低コストを実
現し、さらに良好な操作性および耐久性を得ること。 【解決手段】 この装身具の止金具は、止金具本体1に
首振自在に取り付けられたピン3と、このピン3の取付
位置と所定の間隔を置いて止金具本体1に取り付けられ
てピン3を保持する抜け止め機構5とを備えている。そ
して、抜け止め機構5は、ピン3を挿入する切欠き11
と内周面に溝部を有する筒形状の第1の筒部材10と、
外周面に所定の間隔をおいて形成された2つの溝部を有
し、第1の筒部材10に嵌入する筒形状の第2の筒部材
20と、第1の筒部材10の溝部に常時係合すると共
に、第2の筒部材20の2つの溝部の間を相対移動可能
とされた弾性部材とを備えている。
現し、さらに良好な操作性および耐久性を得ること。 【解決手段】 この装身具の止金具は、止金具本体1に
首振自在に取り付けられたピン3と、このピン3の取付
位置と所定の間隔を置いて止金具本体1に取り付けられ
てピン3を保持する抜け止め機構5とを備えている。そ
して、抜け止め機構5は、ピン3を挿入する切欠き11
と内周面に溝部を有する筒形状の第1の筒部材10と、
外周面に所定の間隔をおいて形成された2つの溝部を有
し、第1の筒部材10に嵌入する筒形状の第2の筒部材
20と、第1の筒部材10の溝部に常時係合すると共
に、第2の筒部材20の2つの溝部の間を相対移動可能
とされた弾性部材とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブローチその他の
装身具を衣服その他に装着する際に用いるピンを簡単か
つ確実に保持するための抜け止め機構を有する装身具の
止金具および装身具に関する。
装身具を衣服その他に装着する際に用いるピンを簡単か
つ確実に保持するための抜け止め機構を有する装身具の
止金具および装身具に関する。
【0002】
【従来の技術】抜け止め機構を有する従来の装身具の止
金具の例としては、実開昭64−54807号公報(ブ
ローチ等の台座のピン係止体、以下「従来例1」とい
う)および特開平7−222609号公報(装身具の止
金具、以下「従来例2」という)に記載のもの等があ
る。以下、これらの抜け止め機構について簡単に説明す
る。なお、構成部品の名称は、各公報に記載のものを使
用する。
金具の例としては、実開昭64−54807号公報(ブ
ローチ等の台座のピン係止体、以下「従来例1」とい
う)および特開平7−222609号公報(装身具の止
金具、以下「従来例2」という)に記載のもの等があ
る。以下、これらの抜け止め機構について簡単に説明す
る。なお、構成部品の名称は、各公報に記載のものを使
用する。
【0003】図9および図10は、従来例1の装身具の
止金具の構成および動作状態を示す。図9(A) は全
体構成を示し、この装身具の止金具は、ブローチの台座
51と、ピンの基部固定部52と、ピン係止体53と、
ピン54とから構成される。
止金具の構成および動作状態を示す。図9(A) は全
体構成を示し、この装身具の止金具は、ブローチの台座
51と、ピンの基部固定部52と、ピン係止体53と、
ピン54とから構成される。
【0004】図9(B)はピン係止体53の構成部品を
示す。この図に示すように、係止体本体55の円筒部5
6に挿入されたピン受け58とピン受け固定部材62
が、それぞれのネジ部61,63で螺合して一体とな
り、ピン受け固定部材62のヘッド65を摘んで前後さ
せることにより円筒部56内でピン受け58が前後す
る。このとき、ピン受け58のストッパー60が円筒部
56の切欠き溝57に係止され、ピン受け固定部材62
とピン受け58の螺合を容易にするとともに、ピン受け
58が係止体本体55から抜けないようにしている。ま
た、ピン受け固定部材62のネジ部63とヘッド65と
の間には、円筒部56に嵌入する嵌入部64があり、ヘ
ッド65と嵌入部64の中心位置を貫いて切欠き溝66
が設けられている。
示す。この図に示すように、係止体本体55の円筒部5
6に挿入されたピン受け58とピン受け固定部材62
が、それぞれのネジ部61,63で螺合して一体とな
り、ピン受け固定部材62のヘッド65を摘んで前後さ
せることにより円筒部56内でピン受け58が前後す
る。このとき、ピン受け58のストッパー60が円筒部
56の切欠き溝57に係止され、ピン受け固定部材62
とピン受け58の螺合を容易にするとともに、ピン受け
58が係止体本体55から抜けないようにしている。ま
た、ピン受け固定部材62のネジ部63とヘッド65と
の間には、円筒部56に嵌入する嵌入部64があり、ヘ
ッド65と嵌入部64の中心位置を貫いて切欠き溝66
が設けられている。
【0005】ここで、図10(A)に示すように、ピン
受け固定部材62を外側に引いた状態で、ピン54は係
止体本体55の円筒部56の切欠き溝57から、円筒部
56内に挿入されたピン受け58のピン挿入部59に入
る。そして、ピン受け固定部材62を円筒部56に押し
込むと、ピン54はピン受け58のピン挿入部59内に
納まり、図10(B)に示すように、さらにネジ部6
1,63の螺合を進めると、嵌入部64が円筒部56内
に嵌入し、切欠き溝66のスプリング作用によって密着
固定され、ピン54が係止される。このように、従来例
1では、ピン受け固定部材62の嵌入部64および切欠
き溝66が抜け止め機構の主要部になっている。
受け固定部材62を外側に引いた状態で、ピン54は係
止体本体55の円筒部56の切欠き溝57から、円筒部
56内に挿入されたピン受け58のピン挿入部59に入
る。そして、ピン受け固定部材62を円筒部56に押し
込むと、ピン54はピン受け58のピン挿入部59内に
納まり、図10(B)に示すように、さらにネジ部6
1,63の螺合を進めると、嵌入部64が円筒部56内
に嵌入し、切欠き溝66のスプリング作用によって密着
固定され、ピン54が係止される。このように、従来例
1では、ピン受け固定部材62の嵌入部64および切欠
き溝66が抜け止め機構の主要部になっている。
【0006】図11および図12は、従来例2の装身具
の止金具の構成を示す。
の止金具の構成を示す。
【0007】図11は、従来例2の全体構成を示す。こ
の装身具の止金具は、ピン71と抜け止め機構74から
構成される。ピン71は、支持ポスト72および軸受7
3を介して装身具本体に首振自在に取り付けられ、抜け
止め機構74は、ピン71を着脱可能な位置に取り付け
られる。
の装身具の止金具は、ピン71と抜け止め機構74から
構成される。ピン71は、支持ポスト72および軸受7
3を介して装身具本体に首振自在に取り付けられ、抜け
止め機構74は、ピン71を着脱可能な位置に取り付け
られる。
【0008】図12は、従来例2の抜け止め機構74の
構成部品を示す。この抜け止め機構74は、筒状保持部
材76を筒状ケース部材75に挿入し、保持ピン77を
筒状ケース部材75の径方向に筒状保持部材76のスラ
イド溝81を経由して差し渡し、保持ピン77を固定し
た後に、バネ78の八字状の弾性片79の先端をつまん
ですぼめた状態で収納部80を保持ピン77に押し込ん
で形成される。
構成部品を示す。この抜け止め機構74は、筒状保持部
材76を筒状ケース部材75に挿入し、保持ピン77を
筒状ケース部材75の径方向に筒状保持部材76のスラ
イド溝81を経由して差し渡し、保持ピン77を固定し
た後に、バネ78の八字状の弾性片79の先端をつまん
ですぼめた状態で収納部80を保持ピン77に押し込ん
で形成される。
【0009】ここで、ピン71の挿入,係止は次のよう
にして行う。すなわち、図11(A)に示すように、筒
状保持部材76を筒状ケース部材75から引き抜く方向
にスライドさせ、筒状ケース部材75の切欠き83から
ピン71を筒状ケース部材75内に入れる。そして、筒
状保持部材76のつまみ82を持って筒状保持部材76
を筒状ケース部材75内に押し込み、切欠き83を筒状
保持部材76で覆い隠してピン71が抜けないようにす
る。
にして行う。すなわち、図11(A)に示すように、筒
状保持部材76を筒状ケース部材75から引き抜く方向
にスライドさせ、筒状ケース部材75の切欠き83から
ピン71を筒状ケース部材75内に入れる。そして、筒
状保持部材76のつまみ82を持って筒状保持部材76
を筒状ケース部材75内に押し込み、切欠き83を筒状
保持部材76で覆い隠してピン71が抜けないようにす
る。
【0010】このとき、バネ78の弾性片79の弾性力
により筒状保持部材76が内側から押され、筒状保持部
材76と筒状ケース部材75との間の摩擦力が大きくな
り、筒状保持部材76は勝手にスライドしない。さらに
筒状保持部材76を押し込むと、図11(B)に示すよ
うに、筒状保持部材76のつまみ82の内側に形成され
た段差に八字状の弾性片79の先端が係合し、筒状保持
部材76が筒状ケース部材75内で固定される。このよ
うに、従来例2では、バネ78(八字状の弾性片79)
および筒状保持部材76の端部に形成された段差が抜け
止め機構の主要部になっている。
により筒状保持部材76が内側から押され、筒状保持部
材76と筒状ケース部材75との間の摩擦力が大きくな
り、筒状保持部材76は勝手にスライドしない。さらに
筒状保持部材76を押し込むと、図11(B)に示すよ
うに、筒状保持部材76のつまみ82の内側に形成され
た段差に八字状の弾性片79の先端が係合し、筒状保持
部材76が筒状ケース部材75内で固定される。このよ
うに、従来例2では、バネ78(八字状の弾性片79)
および筒状保持部材76の端部に形成された段差が抜け
止め機構の主要部になっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来例1の抜け止め機
構は、切欠き溝66による弾性力がピン受け固定部材6
2の嵌入部64と円筒部56の摩擦力を大きくし、ピン
受け固定部材62およびピン受け58が勝手にスライド
してピン54が抜けないようになっている。しかし、使
用に伴ってピン受け固定部材62の嵌入部64と円筒部
56の摩擦力が小さくなると、ピン受け固定部材62お
よびピン受け58が勝手にスライドし、ピン54が外れ
やすくなる問題がある。
構は、切欠き溝66による弾性力がピン受け固定部材6
2の嵌入部64と円筒部56の摩擦力を大きくし、ピン
受け固定部材62およびピン受け58が勝手にスライド
してピン54が抜けないようになっている。しかし、使
用に伴ってピン受け固定部材62の嵌入部64と円筒部
56の摩擦力が小さくなると、ピン受け固定部材62お
よびピン受け58が勝手にスライドし、ピン54が外れ
やすくなる問題がある。
【0012】特に、ピン54が係止されているときに
は、図10(B)に示すように、切欠き溝66は、せば
められた状態となっており、その状態が続くと、その弾
性力が効かないように塑性変形してしまう危険性が高い
ものとなっている。ピン54の弾性力が小さくなると、
嵌入部64と円筒部56の摩擦力が小さくなり、上述の
ようにピン受け58が勝手にスライドしてしまうことと
なる。
は、図10(B)に示すように、切欠き溝66は、せば
められた状態となっており、その状態が続くと、その弾
性力が効かないように塑性変形してしまう危険性が高い
ものとなっている。ピン54の弾性力が小さくなると、
嵌入部64と円筒部56の摩擦力が小さくなり、上述の
ようにピン受け58が勝手にスライドしてしまうことと
なる。
【0013】一方、従来例2の抜け止め機構は、筒状保
持部材76に保持ピン77を通すためのスライド溝81
が2箇所あり、その構造とバネ78の弾性力により筒状
保持部材76が変形しやすい問題がある。筒状保持部材
76が変形すると、筒状保持部材76と筒状ケース部材
75の摩擦力が増し、動きが渋くなったり、不快な作動
音が発生したりする原因となる。
持部材76に保持ピン77を通すためのスライド溝81
が2箇所あり、その構造とバネ78の弾性力により筒状
保持部材76が変形しやすい問題がある。筒状保持部材
76が変形すると、筒状保持部材76と筒状ケース部材
75の摩擦力が増し、動きが渋くなったり、不快な作動
音が発生したりする原因となる。
【0014】また、筒状ケース部材75には、保持ピン
77を通すための細穴を設ける必要があると共に筒状保
持部材76にもスライド溝81等を形成する必要があ
り、製作が複雑で工程が多くなり、コスト高となってい
る。しかも、保持ピン77を筒状ケース部材75にカシ
メ等により固定する際に、筒状ケース部材75や筒状保
持部材76を変形させないようにするために細心の注意
が必要になり、組立に時間を要するものとなっている。
77を通すための細穴を設ける必要があると共に筒状保
持部材76にもスライド溝81等を形成する必要があ
り、製作が複雑で工程が多くなり、コスト高となってい
る。しかも、保持ピン77を筒状ケース部材75にカシ
メ等により固定する際に、筒状ケース部材75や筒状保
持部材76を変形させないようにするために細心の注意
が必要になり、組立に時間を要するものとなっている。
【0015】本発明の目的は、従来例1,2の問題点を
解決し、簡単な構成で製作工程が少なく低コストを実現
し、さらに良好な操作性および耐久性を有する装身具の
止金具および装身具を提供することにある。
解決し、簡単な構成で製作工程が少なく低コストを実現
し、さらに良好な操作性および耐久性を有する装身具の
止金具および装身具を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、止金具本体に首振自在に
取り付けられたピンと、ピンの取付位置と所定の間隔を
置いて止金具本体に取り付けられてピンを保持する抜け
止め機構とを備えた装身具の止金具において、抜け止め
機構は、ピンを挿入する切欠きと内周面に溝部を有する
筒形状の第1の筒部材と、外周面に所定の間隔をおいて
形成された2つの溝部を有し、第1の筒部材に嵌入する
筒形状の第2の筒部材と、第1の筒部材の溝部に常時係
合すると共に、第2の筒部材の2つの溝部の間を相対移
動可能とされた弾性部材とを備えている。
めに、請求項1記載の発明は、止金具本体に首振自在に
取り付けられたピンと、ピンの取付位置と所定の間隔を
置いて止金具本体に取り付けられてピンを保持する抜け
止め機構とを備えた装身具の止金具において、抜け止め
機構は、ピンを挿入する切欠きと内周面に溝部を有する
筒形状の第1の筒部材と、外周面に所定の間隔をおいて
形成された2つの溝部を有し、第1の筒部材に嵌入する
筒形状の第2の筒部材と、第1の筒部材の溝部に常時係
合すると共に、第2の筒部材の2つの溝部の間を相対移
動可能とされた弾性部材とを備えている。
【0017】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の装身具の止金具において、切欠きをV状の切欠きと
し、第1の筒部材を金属製の円筒形状の円筒部材とし、
第2の筒部材をその嵌入側と反対側に底を設けた金属製
の有底の円筒部材とし、弾性部材をその一部を切欠いた
リング状のバネとしている。
載の装身具の止金具において、切欠きをV状の切欠きと
し、第1の筒部材を金属製の円筒形状の円筒部材とし、
第2の筒部材をその嵌入側と反対側に底を設けた金属製
の有底の円筒部材とし、弾性部材をその一部を切欠いた
リング状のバネとしている。
【0018】さらに、請求項3記載の発明は、請求項1
または2記載の装身具の止金具において、第1の筒部材
内で第2の筒部材をスライド移動させたときに、第1の
筒部材の溝部と第2の筒部材の2つの溝部がそれぞれ対
向する2つの位置で、弾性部材がその弾性力によって第
2の筒部材の各溝部にも係合し、第1の筒部材と第2の
筒部材の位置を固定している。
または2記載の装身具の止金具において、第1の筒部材
内で第2の筒部材をスライド移動させたときに、第1の
筒部材の溝部と第2の筒部材の2つの溝部がそれぞれ対
向する2つの位置で、弾性部材がその弾性力によって第
2の筒部材の各溝部にも係合し、第1の筒部材と第2の
筒部材の位置を固定している。
【0019】また、請求項4記載の発明は、請求項1、
2または3記載の装身具の止金具において、弾性部材
は、その一部が第1の筒部材の溝部に常時係合するとと
もに、他の一部が第2の筒部材の溝部に弾性力の作用に
よって出入りする形状を有している。
2または3記載の装身具の止金具において、弾性部材
は、その一部が第1の筒部材の溝部に常時係合するとと
もに、他の一部が第2の筒部材の溝部に弾性力の作用に
よって出入りする形状を有している。
【0020】さらに、請求項5記載の発明では、請求項
1、2、3または4記載の装身具の止金具において、第
2の筒部材の2つの溝部のそれぞれ中央側の面に、弾性
部材が乗り上げるためのテーパー面を設け、嵌入側の溝
部のテーパー面の角度を嵌入側とは反対側の溝部のテー
パー面の角度より緩やかな角度としている。
1、2、3または4記載の装身具の止金具において、第
2の筒部材の2つの溝部のそれぞれ中央側の面に、弾性
部材が乗り上げるためのテーパー面を設け、嵌入側の溝
部のテーパー面の角度を嵌入側とは反対側の溝部のテー
パー面の角度より緩やかな角度としている。
【0021】また、請求項6記載の装身具では、請求項
1から5のいずれか1項記載の止金具の本体を装身具本
体としている。
1から5のいずれか1項記載の止金具の本体を装身具本
体としている。
【0022】さらに、請求項7記載の発明では、請求項
1から5のいずれか1項記載の止金具における止金具本
体を平板状とし、その一方の面に抜け止め機構を設け、
反対側の面に装身具用飾り物を設けている。
1から5のいずれか1項記載の止金具における止金具本
体を平板状とし、その一方の面に抜け止め機構を設け、
反対側の面に装身具用飾り物を設けている。
【0023】本発明において、両筒部材としては、断面
外形も内形も円形の円筒部材や、断面外形が角形で内形
が円形のものや、断面外形が円形で内形が角形のもの
や、断面外形も内形も角形のもの等種々の筒部材が採用
される。また、弾性部材としては、金属製またはプラス
チック製のバネやゴム製のOリング等が使用される。そ
して、その弾性部材の形状としては、それぞれその一部
が切欠かれたU字形やハート形や波形等のリング状を採
用したり、全周がつながる完全なリングを採用したりす
る。
外形も内形も円形の円筒部材や、断面外形が角形で内形
が円形のものや、断面外形が円形で内形が角形のもの
や、断面外形も内形も角形のもの等種々の筒部材が採用
される。また、弾性部材としては、金属製またはプラス
チック製のバネやゴム製のOリング等が使用される。そ
して、その弾性部材の形状としては、それぞれその一部
が切欠かれたU字形やハート形や波形等のリング状を採
用したり、全周がつながる完全なリングを採用したりす
る。
【0024】この装身具の止金具および装身具は、第1
および第2の筒部材と弾性部材の3点から基本的に構成
される。そして、第2の筒部材を第1の筒部材から引き
出してピンを挿入する位置と、第2の筒部材を第1の筒
部材に押し込んでピンを保持する位置とが設定される。
ピンが挿入される位置では、弾性部材はその一部が第1
の筒部材の溝部に入り、他の一部が第2の筒部材の第2
の溝部に入って位置決めされる。一方、ピンが保持され
る位置では、弾性部材は、その一部が第1の筒部材の溝
部に入り、他の一部が第2の筒部材の第1の溝部に入っ
て位置決めされる。
および第2の筒部材と弾性部材の3点から基本的に構成
される。そして、第2の筒部材を第1の筒部材から引き
出してピンを挿入する位置と、第2の筒部材を第1の筒
部材に押し込んでピンを保持する位置とが設定される。
ピンが挿入される位置では、弾性部材はその一部が第1
の筒部材の溝部に入り、他の一部が第2の筒部材の第2
の溝部に入って位置決めされる。一方、ピンが保持され
る位置では、弾性部材は、その一部が第1の筒部材の溝
部に入り、他の一部が第2の筒部材の第1の溝部に入っ
て位置決めされる。
【0025】このため、この装身具の止金具および装身
具は、簡単な構成となり、製作工程が少なく低コスト化
が実現される。さらに、良好な操作性および耐久性を備
えるものとなる。
具は、簡単な構成となり、製作工程が少なく低コスト化
が実現される。さらに、良好な操作性および耐久性を備
えるものとなる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態の装
身具の止金具および装身具を図1から図8に基づいて説
明する。
身具の止金具および装身具を図1から図8に基づいて説
明する。
【0027】図1は、この装身具の止金具の全体構成を
示す。この装身具の止金具は、装身具を兼ねる止金具本
体1の裏側に、第1の固定部材2を介してピン3が設け
られ、第2の固定部材4にろう付け7によって抜け止め
機構5が取り付けられている。ピン3は、第1の固定部
材2に首振自在に取り付けられる。抜け止め機構5は、
ピン3の取付位置と所定の間隔を置いて取り付けられ、
ピン3の先端を保持する構造となっている。ここで、装
身具を兼ねる止金具本体1は、金や銀で形成されてい
る。なお、止金具本体1の表側に、ブローチ等別の装身
具用飾り物6を取り付けるようにしても良い。
示す。この装身具の止金具は、装身具を兼ねる止金具本
体1の裏側に、第1の固定部材2を介してピン3が設け
られ、第2の固定部材4にろう付け7によって抜け止め
機構5が取り付けられている。ピン3は、第1の固定部
材2に首振自在に取り付けられる。抜け止め機構5は、
ピン3の取付位置と所定の間隔を置いて取り付けられ、
ピン3の先端を保持する構造となっている。ここで、装
身具を兼ねる止金具本体1は、金や銀で形成されてい
る。なお、止金具本体1の表側に、ブローチ等別の装身
具用飾り物6を取り付けるようにしても良い。
【0028】図2は、抜け止め機構5の断面形状を示
す。抜け止め機構5は、第1の筒部材となる外側円筒部
材10と、第2の筒部材となる内側円筒部材20と、リ
ング状の弾性部材30とから構成されている。
す。抜け止め機構5は、第1の筒部材となる外側円筒部
材10と、第2の筒部材となる内側円筒部材20と、リ
ング状の弾性部材30とから構成されている。
【0029】外側円筒部材10は、ピン3を横方向から
挿入するV状の切欠き11と、内周面に溝部12とを有
する円筒形状となっている。溝部12は、弾性部材30
が外れにくいように、断面四角形に形成されている。
挿入するV状の切欠き11と、内周面に溝部12とを有
する円筒形状となっている。溝部12は、弾性部材30
が外れにくいように、断面四角形に形成されている。
【0030】内側円筒部材20は、外周面に所定の間隔
を置いて形成される2つの溝となる第1の溝部21と第
2の溝部22を有し、外側円筒部材10に嵌入する円筒
形状となっている。ただし、内側円筒部材20の一端に
は、底部を兼ねる円形状のキャップ部23が一体形成さ
れ、内側円筒部材20が外側円筒部材10内を貫通しな
いようになっている。キャップ部23には、内側円筒部
材20を引っ張り出すため、指を引っかけ易くする引っ
かけテーパー面24が円形状に設けられている。
を置いて形成される2つの溝となる第1の溝部21と第
2の溝部22を有し、外側円筒部材10に嵌入する円筒
形状となっている。ただし、内側円筒部材20の一端に
は、底部を兼ねる円形状のキャップ部23が一体形成さ
れ、内側円筒部材20が外側円筒部材10内を貫通しな
いようになっている。キャップ部23には、内側円筒部
材20を引っ張り出すため、指を引っかけ易くする引っ
かけテーパー面24が円形状に設けられている。
【0031】内側円筒部材20の第1の溝部21は、弾
性部材30による係止が確実に行われると共に、内側円
筒部材20を引き出すことができるように所定のテーパ
ー角を有するテーパー面21aを嵌入側に有している。
一方、第2の溝部22は、弾性部材30による係止が外
れないように先端側が直角の壁となる直角面22aと、
ピン3を入れた後、内側円筒部材20を押し込むときに
押し込み易くするためのテーパー面22bとを有してい
る。このテーパー面22bは、第1の溝部21のテーパ
ー面21aのテーパー角より緩やかな角度としている。
性部材30による係止が確実に行われると共に、内側円
筒部材20を引き出すことができるように所定のテーパ
ー角を有するテーパー面21aを嵌入側に有している。
一方、第2の溝部22は、弾性部材30による係止が外
れないように先端側が直角の壁となる直角面22aと、
ピン3を入れた後、内側円筒部材20を押し込むときに
押し込み易くするためのテーパー面22bとを有してい
る。このテーパー面22bは、第1の溝部21のテーパ
ー面21aのテーパー角より緩やかな角度としている。
【0032】外側円筒部材10と内側円筒部材20との
間には、外側円筒部材10の溝部12に常時係合し、内
側円筒部材20に所定の圧接力を与えるリング状で断面
円形の弾性部材30が配置される。この弾性部材30の
形状の詳細については後述する。
間には、外側円筒部材10の溝部12に常時係合し、内
側円筒部材20に所定の圧接力を与えるリング状で断面
円形の弾性部材30が配置される。この弾性部材30の
形状の詳細については後述する。
【0033】この抜け止め機構5を組み立てる際には、
外側円筒部材10の溝部12にリング状の弾性部材30
を係合させた状態で、内側円筒部材20を外側円筒部材
10内に嵌入させる。そして、弾性部材30の位置に第
2の溝部22をもたらし、弾性部材30の一部を第2の
溝部22に入れ込み、両者を一体化させる。
外側円筒部材10の溝部12にリング状の弾性部材30
を係合させた状態で、内側円筒部材20を外側円筒部材
10内に嵌入させる。そして、弾性部材30の位置に第
2の溝部22をもたらし、弾性部材30の一部を第2の
溝部22に入れ込み、両者を一体化させる。
【0034】ここで、図2(A)は、内側円筒部材20
を外側円筒部材10から引き出した状態を示している。
この状態は、外側円筒部材10の切欠き11にピン3を
挿入できる状態で、図1の状態に相当する。このとき、
上述したように外側円筒部材10の溝部12と内側円筒
部材20の第2の溝部22が対向し、リング状の弾性部
材30はその一部が外側円筒部材10の溝部12に係合
し、他の一部が内側円筒部材20の溝部22に係合して
いる。
を外側円筒部材10から引き出した状態を示している。
この状態は、外側円筒部材10の切欠き11にピン3を
挿入できる状態で、図1の状態に相当する。このとき、
上述したように外側円筒部材10の溝部12と内側円筒
部材20の第2の溝部22が対向し、リング状の弾性部
材30はその一部が外側円筒部材10の溝部12に係合
し、他の一部が内側円筒部材20の溝部22に係合して
いる。
【0035】図2(B)は、内側円筒部材20を外側円
筒部材10内に押し込んだ状態を示し、内側円筒部材2
0のキャップ部23が外側円筒部材10の縁部14に当
接している。また、このとき外側円筒部材10の溝部1
2と内側円筒部材20の第1の溝部21が対向し、リン
グ状の弾性部材30はその一部が外側円筒部材10の溝
部12に係合し、他の一部が内側円筒部材20の第1の
溝部21に係合している。
筒部材10内に押し込んだ状態を示し、内側円筒部材2
0のキャップ部23が外側円筒部材10の縁部14に当
接している。また、このとき外側円筒部材10の溝部1
2と内側円筒部材20の第1の溝部21が対向し、リン
グ状の弾性部材30はその一部が外側円筒部材10の溝
部12に係合し、他の一部が内側円筒部材20の第1の
溝部21に係合している。
【0036】なお、外側円筒部材10の切欠き11が設
けられる端部に厚みを有する縁部13を形成することに
より、切欠き11に起因する変形を防ぐことができると
ともに、第2の固定部材4に取り付けるための位置決め
としている。さらに、この縁部13は、止金具に高級感
をもたらしている。
けられる端部に厚みを有する縁部13を形成することに
より、切欠き11に起因する変形を防ぐことができると
ともに、第2の固定部材4に取り付けるための位置決め
としている。さらに、この縁部13は、止金具に高級感
をもたらしている。
【0037】また、外側円筒部材10の溝部12が設け
られる端部に、内側円筒部材20を引き抜いたときに第
2の溝部22のテーパー面22bが隠れるように、かつ
内側円筒部材20を押し込んだときにキャップ部23に
嵌合する縁部14を設ける。これにより、内側円筒部材
20を引き抜いたときのぐらつきを防ぐと共に高級感を
もたらすことができる。また、内側円筒部材20を押し
込んだとき、すなわち止金具が装着されている状態で両
円筒部材10,20の一体感がかもし出され、高級感を
出すことができる。また、内側円筒部材20のキャップ
部23は、「つまみ」としてのものであるが、その底部
外形表面23aにロゴマーク等を表示させることがで
き、付加価値を付けることができる。
られる端部に、内側円筒部材20を引き抜いたときに第
2の溝部22のテーパー面22bが隠れるように、かつ
内側円筒部材20を押し込んだときにキャップ部23に
嵌合する縁部14を設ける。これにより、内側円筒部材
20を引き抜いたときのぐらつきを防ぐと共に高級感を
もたらすことができる。また、内側円筒部材20を押し
込んだとき、すなわち止金具が装着されている状態で両
円筒部材10,20の一体感がかもし出され、高級感を
出すことができる。また、内側円筒部材20のキャップ
部23は、「つまみ」としてのものであるが、その底部
外形表面23aにロゴマーク等を表示させることがで
き、付加価値を付けることができる。
【0038】この図2(A)(B)の位置およびその中
間の位置の3位置におけるリング状の弾性部材30の状
態を、図3の断面図を参照して説明する。
間の位置の3位置におけるリング状の弾性部材30の状
態を、図3の断面図を参照して説明する。
【0039】図3(A)は、図2(A)(B)の位置に
おけるリング状の弾性部材30の状態を示す。図3
(B)は、図2(A)と図2(B)の間の中間位置にお
けるリング状の弾性部材30の状態を示す。すなわち、
図3(B)は、リング状の弾性部材30が内側円筒部材
20の第1の溝部21および第2の溝部22以外の外周
面に当接している状態を示す。
おけるリング状の弾性部材30の状態を示す。図3
(B)は、図2(A)と図2(B)の間の中間位置にお
けるリング状の弾性部材30の状態を示す。すなわち、
図3(B)は、リング状の弾性部材30が内側円筒部材
20の第1の溝部21および第2の溝部22以外の外周
面に当接している状態を示す。
【0040】図3において、符号41は外側円筒部材1
0の溝部12の内周面を示し、符号42は内側円筒部材
20の第1の溝部21および第2の溝部22の外周面を
示し、符号43は内側円筒部材20の両溝部21,22
以外の部分の外周面を示している。距離αは、外側円筒
部材10の溝部12の内周面41と内側円筒部材20の
両溝部21,22の外周面42との間隔を示し、距離β
は、外側円筒部材10の溝部12の内周面41と内側円
筒部材20の両溝部21,22以外の部分の外周面43
との間隔を示す。したがって、間隔(α−β)が両溝部
21,22の深さとなる。
0の溝部12の内周面を示し、符号42は内側円筒部材
20の第1の溝部21および第2の溝部22の外周面を
示し、符号43は内側円筒部材20の両溝部21,22
以外の部分の外周面を示している。距離αは、外側円筒
部材10の溝部12の内周面41と内側円筒部材20の
両溝部21,22の外周面42との間隔を示し、距離β
は、外側円筒部材10の溝部12の内周面41と内側円
筒部材20の両溝部21,22以外の部分の外周面43
との間隔を示す。したがって、間隔(α−β)が両溝部
21,22の深さとなる。
【0041】リング状の弾性部材30は、その一部に開
口部31を有し、図3(A)に示すような原状態に近い
状態と、図3(B)の押し広げられた状態の2形態をと
るものとなっている。リング状の弾性部材30は、外側
にふくらんだ長径部C1 ,C2 ,C3 ,C4 で外側円筒
部材10の溝部12の内周面41に当接する。また、リ
ング状の弾性部材30は、図3(A)に示すように、内
側にせばまっている小径部D1 ,D2 ,D3 で内側円筒
部材20の両溝部21,22の外周面42に当接した
り、図3(B)に示すように、内側円筒部材20の両溝
部21,22以外の部分の外周面43に当接する。
口部31を有し、図3(A)に示すような原状態に近い
状態と、図3(B)の押し広げられた状態の2形態をと
るものとなっている。リング状の弾性部材30は、外側
にふくらんだ長径部C1 ,C2 ,C3 ,C4 で外側円筒
部材10の溝部12の内周面41に当接する。また、リ
ング状の弾性部材30は、図3(A)に示すように、内
側にせばまっている小径部D1 ,D2 ,D3 で内側円筒
部材20の両溝部21,22の外周面42に当接した
り、図3(B)に示すように、内側円筒部材20の両溝
部21,22以外の部分の外周面43に当接する。
【0042】このリング状の弾性部材30は、小径部D
1 ,D2 ,D3 で内側円筒部材20に当接する3点保持
型のものとなっている。なお、開口部31は、図3
(A)と図3(B)の2形態の変形を吸収するために設
けられる。また、リング状の弾性部材30としては、一
部を切欠いた金属製のリング状バネ、または一部を切欠
いたプラスチック製のリング状バネ、またはゴム製のO
リング等を用いることができる。
1 ,D2 ,D3 で内側円筒部材20に当接する3点保持
型のものとなっている。なお、開口部31は、図3
(A)と図3(B)の2形態の変形を吸収するために設
けられる。また、リング状の弾性部材30としては、一
部を切欠いた金属製のリング状バネ、または一部を切欠
いたプラスチック製のリング状バネ、またはゴム製のO
リング等を用いることができる。
【0043】このようなリング状の弾性部材30を係合
する外側円筒部材10の溝部12の断面形状は、四角形
以外に三角形、半円形等のその他の形状としてもよい。
また、内側円筒部材20の嵌入端側の第2の溝部22の
断面形状は、図2に示すように、嵌入端側が直角面22
aで他方がテーパー面22bとしているが、両面共にテ
ーパー面としたり、テーパー面22bのテーパー角度を
テーパー面21aと同一角度としても良い。
する外側円筒部材10の溝部12の断面形状は、四角形
以外に三角形、半円形等のその他の形状としてもよい。
また、内側円筒部材20の嵌入端側の第2の溝部22の
断面形状は、図2に示すように、嵌入端側が直角面22
aで他方がテーパー面22bとしているが、両面共にテ
ーパー面としたり、テーパー面22bのテーパー角度を
テーパー面21aと同一角度としても良い。
【0044】一方、内側円筒部材20のキャップ部23
側の第1の溝部21の断面形状は、嵌入端側がテーパ状
になっていればよい。ただし、第1の溝部21のテーパ
ー面21aは、外部からの弱い力では内側円筒部材20
が外側円筒部材10から簡単に抜き出ない程度の角度あ
るいは形状を必要とする。これにより、内側円筒部材2
0を外側円筒部材10内に押し込んでいったときに、リ
ング状の弾性部材30がクリック音とともに第1の溝部
21に係合する。また、内側円筒部材20を外側円筒部
材10から強い力で引き抜かない限りこの係合状態は解
除されない。
側の第1の溝部21の断面形状は、嵌入端側がテーパ状
になっていればよい。ただし、第1の溝部21のテーパ
ー面21aは、外部からの弱い力では内側円筒部材20
が外側円筒部材10から簡単に抜き出ない程度の角度あ
るいは形状を必要とする。これにより、内側円筒部材2
0を外側円筒部材10内に押し込んでいったときに、リ
ング状の弾性部材30がクリック音とともに第1の溝部
21に係合する。また、内側円筒部材20を外側円筒部
材10から強い力で引き抜かない限りこの係合状態は解
除されない。
【0045】このように、図2(A)(B)の状態で
は、リング状の弾性部材30が原状態に近い状態に復元
し、溝部12と第1の溝部21または溝部12と第2の
溝部22に弾性部材30が係合し、外側円筒部材10と
内側円筒部材20がそれぞれその位置に保持される。ま
た、図2(A)と図2(B)の中間状態では、弾性部材
30は押し広げられ、内側円筒部材20が弾性部材30
に摺接しながら相対移動する。
は、リング状の弾性部材30が原状態に近い状態に復元
し、溝部12と第1の溝部21または溝部12と第2の
溝部22に弾性部材30が係合し、外側円筒部材10と
内側円筒部材20がそれぞれその位置に保持される。ま
た、図2(A)と図2(B)の中間状態では、弾性部材
30は押し広げられ、内側円筒部材20が弾性部材30
に摺接しながら相対移動する。
【0046】図4および図5は、リング状の弾性部材3
0の他の構成例を示す。
0の他の構成例を示す。
【0047】図4(A)(C)は、リング状で断面円形
の弾性部材30が長径部C1 ,C2で外側円筒部材10
の溝部12に係合し、小径部D1 で内側円筒部材20の
両溝部21,22に係合する1点保持型のものである。
図4(B)(D)は、図4(A)(C)に示すリング状
の弾性部材30が内側円筒部材20の両溝部21,22
以外の外周面43に当接している状態を示す。
の弾性部材30が長径部C1 ,C2で外側円筒部材10
の溝部12に係合し、小径部D1 で内側円筒部材20の
両溝部21,22に係合する1点保持型のものである。
図4(B)(D)は、図4(A)(C)に示すリング状
の弾性部材30が内側円筒部材20の両溝部21,22
以外の外周面43に当接している状態を示す。
【0048】図5(A)(C)は、リング状で断面円形
の弾性部材30が長径部C1 ,C2,C3 で外側円筒部
材10の溝部12に係合し、小径部D1 ,D2 で内側円
筒部材20の両溝部21,22に係合する2点保持型の
ものである。図5(B)(D) は、図5(A)(C)
に示すリング状の弾性部材30が内側円筒部材20の両
溝部21,22以外の外周面43に当接している状態を
示す。
の弾性部材30が長径部C1 ,C2,C3 で外側円筒部
材10の溝部12に係合し、小径部D1 ,D2 で内側円
筒部材20の両溝部21,22に係合する2点保持型の
ものである。図5(B)(D) は、図5(A)(C)
に示すリング状の弾性部材30が内側円筒部材20の両
溝部21,22以外の外周面43に当接している状態を
示す。
【0049】なお、図3,4,5では、内側円筒部材2
0の両溝部21,22とリング状の弾性部材30の係合
部分を斜線で示しているが、その面積が広いほど係止力
が大きい。すなわち、内側円筒部材20が係止状態から
簡単にスライドしない。これは、係合部分の面積が広い
ほど弾性部材30を押し広げる力として大きな力を必要
とするためである。
0の両溝部21,22とリング状の弾性部材30の係合
部分を斜線で示しているが、その面積が広いほど係止力
が大きい。すなわち、内側円筒部材20が係止状態から
簡単にスライドしない。これは、係合部分の面積が広い
ほど弾性部材30を押し広げる力として大きな力を必要
とするためである。
【0050】また、上述の実施の形態は、本発明の好適
な実施の形態の例であるが、これに限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変
形実施が可能である。例えば、リング状の弾性部材30
は、上述の実施の形態のように、内側円筒部材20の両
溝部21,22に係合した状態でも所定の弾性力(内側
円筒部材20を押さえつける力)が働くようにした方が
好ましいが、両溝部21,22に入ったときには、完全
に原状態に復帰するようにしても良い。
な実施の形態の例であるが、これに限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変
形実施が可能である。例えば、リング状の弾性部材30
は、上述の実施の形態のように、内側円筒部材20の両
溝部21,22に係合した状態でも所定の弾性力(内側
円筒部材20を押さえつける力)が働くようにした方が
好ましいが、両溝部21,22に入ったときには、完全
に原状態に復帰するようにしても良い。
【0051】なお、リング状の弾性部材30の弾性力
は、その形状および材質と、間隔α−βに左右される。
このため、リング状の弾性部材30は、その弾性力と、
図3,4,5に斜線で示す係合部分の面積および係合箇
所に応じ、さらに操作性を考慮して最適な形状および材
質が決められる。
は、その形状および材質と、間隔α−βに左右される。
このため、リング状の弾性部材30は、その弾性力と、
図3,4,5に斜線で示す係合部分の面積および係合箇
所に応じ、さらに操作性を考慮して最適な形状および材
質が決められる。
【0052】上述の実施の形態では、外側円筒部材10
に内側円筒部材20を出し入れするようにしており、両
部材を円筒状にしたが、両部材を断面三角や5角または
図6に示すような四角形等の角形の筒部材45,46と
し、外側角形筒部材45の溝部とその内周面41も四角
形等の角形とし、さらに、内側角形筒部材46の溝部の
外周面42と溝部以外の外周面43も四角形等の角形と
しても良い。
に内側円筒部材20を出し入れするようにしており、両
部材を円筒状にしたが、両部材を断面三角や5角または
図6に示すような四角形等の角形の筒部材45,46と
し、外側角形筒部材45の溝部とその内周面41も四角
形等の角形とし、さらに、内側角形筒部材46の溝部の
外周面42と溝部以外の外周面43も四角形等の角形と
しても良い。
【0053】さらには、図7(A)に示すように、外側
筒部材47の外形を四角柱形等の角形にする一方、その
他の形状は図1から図5に示すものと同一となるものに
しても良い。すなわち、内側の部材は図1から図5に示
すような内側円筒部材20として、各面41,42,4
3も図1から図5と同様な形状とするようにしても良
い。また、逆に、図7(B)に示すように、外側筒部材
48の外形は、円柱形とし、溝部とその内周面41を三
角形等の角形とし、内側筒部材49をその形に合わせて
三角形等の角形筒状にし、その溝部の外周面42や溝部
以外の外周面43も三角形等の角形としても良い。
筒部材47の外形を四角柱形等の角形にする一方、その
他の形状は図1から図5に示すものと同一となるものに
しても良い。すなわち、内側の部材は図1から図5に示
すような内側円筒部材20として、各面41,42,4
3も図1から図5と同様な形状とするようにしても良
い。また、逆に、図7(B)に示すように、外側筒部材
48の外形は、円柱形とし、溝部とその内周面41を三
角形等の角形とし、内側筒部材49をその形に合わせて
三角形等の角形筒状にし、その溝部の外周面42や溝部
以外の外周面43も三角形等の角形としても良い。
【0054】また、各外側の筒部材10,45,47,
48の溝部の形状は、その深さを均一にするのではな
く、図8に示すように、弾性部材30の形状に合わせ、
浅くする溝浅部Eを設けるようにしても良い。さらに、
各内側の筒部材20,46,49の外周面に形成する溝
部も全周に渡るように形成するのではなく、図8に示す
ように、弾性部材30の形状に合わせて外周の数個所に
間隔を開けて設けた複数の不連続溝25としても良い。
48の溝部の形状は、その深さを均一にするのではな
く、図8に示すように、弾性部材30の形状に合わせ、
浅くする溝浅部Eを設けるようにしても良い。さらに、
各内側の筒部材20,46,49の外周面に形成する溝
部も全周に渡るように形成するのではなく、図8に示す
ように、弾性部材30の形状に合わせて外周の数個所に
間隔を開けて設けた複数の不連続溝25としても良い。
【0055】また、上述の各実施の形態では、内側の筒
部材20,46,49の両端に設けられる各溝部21,
22の深さを同一としたが異ならせても良い。その場
合、ピン3の外れ防止を考慮すると、キャップ部23側
の第1の溝部21を第2の溝部22より深くし、一方、
内側の筒部材20,46,49の抜け防止を考慮する
と、その逆とするのが好ましい。さらに、キャップ部2
3は円板形ではなく、中央に円形孔があるドーナッツ形
としても良い。加えて、弾性部材30の断面形状は円形
が好ましいが、四角、三角、楕円形等他の形状としても
良い。
部材20,46,49の両端に設けられる各溝部21,
22の深さを同一としたが異ならせても良い。その場
合、ピン3の外れ防止を考慮すると、キャップ部23側
の第1の溝部21を第2の溝部22より深くし、一方、
内側の筒部材20,46,49の抜け防止を考慮する
と、その逆とするのが好ましい。さらに、キャップ部2
3は円板形ではなく、中央に円形孔があるドーナッツ形
としても良い。加えて、弾性部材30の断面形状は円形
が好ましいが、四角、三角、楕円形等他の形状としても
良い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の装
身具の止金具は、第2の筒部材に形成された2つの溝部
に対応する位置、すなわちピンを挿入する位置とピンを
保持する位置で、弾性部材の働きにより第2の筒部材の
位置が第1の筒部材に対してそれぞれ位置決めされる。
したがって、第2の筒部材が勝手にスライドし、ピンが
外れるということはなくなり、良好な操作性および耐久
性を得ることができる。しかも、複雑な加工を要しない
部品3点で構成されているため、組立が容易となり製作
工程を少なくでき低コストを実現できる。
身具の止金具は、第2の筒部材に形成された2つの溝部
に対応する位置、すなわちピンを挿入する位置とピンを
保持する位置で、弾性部材の働きにより第2の筒部材の
位置が第1の筒部材に対してそれぞれ位置決めされる。
したがって、第2の筒部材が勝手にスライドし、ピンが
外れるということはなくなり、良好な操作性および耐久
性を得ることができる。しかも、複雑な加工を要しない
部品3点で構成されているため、組立が容易となり製作
工程を少なくでき低コストを実現できる。
【0057】また、請求項2記載の装身具の止金具は、
第1の筒部材の切欠きをV状とし、第1と第2の筒部材
を金属製の円筒部材とし、しかも、第2の筒部材を有底
としているので、高級感を持たすことができると共に操
作性を向上させることができる。また、有底部分に各種
のロゴマークを貼付することができ、ブランドイメージ
を向上させることができる。さらに、弾性部材をその一
部を切欠いたリング状のバネとしているので、耐久性お
よび操作性を一層向上させることができる。
第1の筒部材の切欠きをV状とし、第1と第2の筒部材
を金属製の円筒部材とし、しかも、第2の筒部材を有底
としているので、高級感を持たすことができると共に操
作性を向上させることができる。また、有底部分に各種
のロゴマークを貼付することができ、ブランドイメージ
を向上させることができる。さらに、弾性部材をその一
部を切欠いたリング状のバネとしているので、耐久性お
よび操作性を一層向上させることができる。
【0058】さらに、請求項3記載の発明では、ピンを
挿入する位置とピンを保持する位置で、第2の筒部材が
第1の筒部材に対して固定されるので、第2の筒部材の
ぐらつきが無くなり、操作性が良くなると共に高級感も
一層増すものとなる。
挿入する位置とピンを保持する位置で、第2の筒部材が
第1の筒部材に対して固定されるので、第2の筒部材の
ぐらつきが無くなり、操作性が良くなると共に高級感も
一層増すものとなる。
【0059】加えて、請求項4記載の発明では、弾性部
材の一部が常時第1の筒部材の溝部に係合し、他の一部
が第1の筒部材の溝部に出入りするので、第1の筒部材
に対する第2の筒部材の位置決めを簡単に達成すること
ができる。
材の一部が常時第1の筒部材の溝部に係合し、他の一部
が第1の筒部材の溝部に出入りするので、第1の筒部材
に対する第2の筒部材の位置決めを簡単に達成すること
ができる。
【0060】また、請求項5記載の発明は、嵌入側のテ
ーパー面の角度を緩やかにしているので、ピンを保持す
る位置に第2の筒部材を移動させ易くなる。一方、嵌入
側と反対側の溝部の中央側の面にもテーパー面を設けて
いるので、ピンの保持状態からピンを取り出す位置への
移動もスムーズに行える。
ーパー面の角度を緩やかにしているので、ピンを保持す
る位置に第2の筒部材を移動させ易くなる。一方、嵌入
側と反対側の溝部の中央側の面にもテーパー面を設けて
いるので、ピンの保持状態からピンを取り出す位置への
移動もスムーズに行える。
【0061】また、請求項6および7記載の装身具は、
ブラウス等の衣服類に装身具を取り付け易くなり、しか
も、一旦取り付けると外れにくく、しかも、人が操作す
ると簡単に外すことのできるものとなり、操作性の良い
ものとなる。さらに、長期間使用しても弾性部材の弾性
力が弱くなりにくく、長期間使用しても、ピンの係止が
外れてしまうというような不具合が生じない耐久性のあ
る装身具とすることができる。
ブラウス等の衣服類に装身具を取り付け易くなり、しか
も、一旦取り付けると外れにくく、しかも、人が操作す
ると簡単に外すことのできるものとなり、操作性の良い
ものとなる。さらに、長期間使用しても弾性部材の弾性
力が弱くなりにくく、長期間使用しても、ピンの係止が
外れてしまうというような不具合が生じない耐久性のあ
る装身具とすることができる。
【0062】さらに、請求項6記載の装身具は、止金具
本体を装身具本体としているので、デザイン的にすっき
りした装身具とすることができる。加えて、請求項7記
載の装身具は、抜け止め機構とは反対の面に装身具用飾
り物を設けているので、各種の異なる飾り物を設けるこ
とにより簡単にいろいろな種類の装身具を得ることがで
きる。
本体を装身具本体としているので、デザイン的にすっき
りした装身具とすることができる。加えて、請求項7記
載の装身具は、抜け止め機構とは反対の面に装身具用飾
り物を設けているので、各種の異なる飾り物を設けるこ
とにより簡単にいろいろな種類の装身具を得ることがで
きる。
【図1】本発明の実施の形態の装身具の全体構成を示す
一部断面側面図である。
一部断面側面図である。
【図2】図1の装身具に使用されている抜け止め機構の
断面形状を示す断面図で、(A)はピンを挿入する位置
の断面図で、(B)はピンを保持する位置の断面図であ
る。
断面形状を示す断面図で、(A)はピンを挿入する位置
の断面図で、(B)はピンを保持する位置の断面図であ
る。
【図3】図1の装身具に使用されている弾性部材の構成
と、各溝部の内周面や外周面に対するその弾性部材の位
置関係を示す図で、(A)は第2の筒部材の溝部に弾性
部材が係合している状態を示し、(B)は第2の筒部材
の溝部に弾性部材が係合していない状態を示している図
である。
と、各溝部の内周面や外周面に対するその弾性部材の位
置関係を示す図で、(A)は第2の筒部材の溝部に弾性
部材が係合している状態を示し、(B)は第2の筒部材
の溝部に弾性部材が係合していない状態を示している図
である。
【図4】図1の装身具に使用される弾性部材の他の構成
のうち1点保持型の例を示す図で、(A)(C)は図3
の(A)に相当し、(B)(D)は図3の(B)に相当
する図である。
のうち1点保持型の例を示す図で、(A)(C)は図3
の(A)に相当し、(B)(D)は図3の(B)に相当
する図である。
【図5】図1の装身具に使用される弾性部材の他の構成
のうち2点保持型の例を示す図で、(A)(C)は図3
の(A)に相当し、(B)(D)は図3の(B)に相当
する図である。
のうち2点保持型の例を示す図で、(A)(C)は図3
の(A)に相当し、(B)(D)は図3の(B)に相当
する図である。
【図6】図1の装身具に使用される筒部材の他の構成例
のうち、断面外形も内形も共に角形の例を示す図で、
(A)は図3の(A)に相当し、(B)は図3の(B)
に相当する図である。
のうち、断面外形も内形も共に角形の例を示す図で、
(A)は図3の(A)に相当し、(B)は図3の(B)
に相当する図である。
【図7】図1の装身具に使用される筒部材の他の構成例
のうち、断面外形と内形が異なる例を示す図で、(A)
は外形が角型で内形が円形の例を示し、(B)は外形が
円形で内形が角形の例を示す図である。
のうち、断面外形と内形が異なる例を示す図で、(A)
は外形が角型で内形が円形の例を示し、(B)は外形が
円形で内形が角形の例を示す図である。
【図8】図1の装身具に使用される筒部材の溝部の形状
の他の例を示す図で、(A)は図3の(A)に相当し、
(B)は図3の(B)に相当する図である。
の他の例を示す図で、(A)は図3の(A)に相当し、
(B)は図3の(B)に相当する図である。
【図9】従来例1の装身具の止金具の構成を示す図で、
(A)はブローチの台座側を見た斜視図で、(B)は止
金具部分の組立分解斜視図である。
(A)はブローチの台座側を見た斜視図で、(B)は止
金具部分の組立分解斜視図である。
【図10】従来例1の装身具の止金具の動作を説明する
ための図で、(A)は、ピンの挿入可能状態の止金具の
断面図で、(B)はピン係止後の状態の止金具の断面図
である。
ための図で、(A)は、ピンの挿入可能状態の止金具の
断面図で、(B)はピン係止後の状態の止金具の断面図
である。
【図11】従来例2の装身具の止金具の構成を示す図
で、(A)はピンを保持する前の一部断面側面図で、
(B)はピン保持状態の一部断面側面図である。
で、(A)はピンを保持する前の一部断面側面図で、
(B)はピン保持状態の一部断面側面図である。
【図12】従来例2の装身具の止金具の抜け止め機構の
構成部品を示す斜視図である。
構成部品を示す斜視図である。
1 止金具本体(装身具も兼ねる) 3 ピン 5 抜け止め機構 6 装身具用飾り物 10 第1の円筒部材(第1の筒部材) 11 切欠き 12 溝部 13,14 縁部 20 第2の円筒部材(第2の筒部材) 21 第1の溝部 21a テーパー面 22 第2の溝部 22a 直角面 22b テーパー面 23 キャップ部 30 リング状の弾性部材 41 第1の円筒部材の溝部の内周面 42 第2の円筒部材の両溝部の外周面 43 第2の円筒部材の両溝部以外の部分の外周面
Claims (7)
- 【請求項1】 止金具本体に首振自在に取り付けられた
ピンと、上記ピンの取付位置と所定の間隔を置いて上記
止金具本体に取り付けられて上記ピンを保持する抜け止
め機構とを備えた装身具の止金具において、上記抜け止
め機構は、上記ピンを挿入する切欠きと内周面に溝部を
有する筒形状の第1の筒部材と、外周面に所定の間隔を
おいて形成された2つの溝部を有し、上記第1の筒部材
に嵌入する筒形状の第2の筒部材と、上記第1の筒部材
の溝部に常時係合すると共に、上記第2の筒部材の2つ
の溝部の間を相対移動可能とされた弾性部材とを備えた
ことを特徴とする装身具の止金具。 - 【請求項2】 前記切欠きをV状の切欠きとし、前記第
1の筒部材を金属製の円筒形状の円筒部材とし、前記第
2の筒部材をその嵌入側と反対側に底を設けた金属製の
有底の円筒部材とし、前記弾性部材をその一部を切欠い
たリング状のバネとしたことを特徴とする請求項1記載
の装身具の止金具。 - 【請求項3】 前記第1の筒部材内で前記第2の筒部材
をスライド移動させたときに、前記第1の筒部材の溝部
と前記第2の筒部材の2つの溝部がそれぞれ対向する2
つの位置で、前記弾性部材がその弾性力によって前記第
2の筒部材の各溝部にも係合し、前記第1の筒部材と前
記第2の筒部材の位置を固定することを特徴とする請求
項1または2記載の装身具の止金具。 - 【請求項4】 前記弾性部材は、その一部が前記第1の
筒部材の溝部に常時係合するとともに、他の一部が前記
第2の筒部材の溝部に弾性力の作用によって出入りする
形状を有する請求項1、2または3記載の装身具の止金
具。 - 【請求項5】 前記第2の筒部材の2つの溝部のそれぞ
れ中央側の面に、前記弾性部材が乗り上げるためのテー
パー面を設け、嵌入側の溝部の上記テーパー面の角度を
嵌入側とは反対側の溝部の上記テーパー面の角度より緩
やかな角度としたことを特徴する請求項1、2、3また
は4記載の装身具の止金具。 - 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項記載の止
金具の本体を装身具本体としたことを特徴とする装身
具。 - 【請求項7】 請求項1から5のいずれか1項記載の止
金具における止金具本体を平板状とし、その一方の面に
抜け止め機構を設け、反対側の面に装身具用飾り物を設
けたことを特徴とする装身具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24762797A JPH1156415A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 装身具の止金具および装身具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24762797A JPH1156415A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 装身具の止金具および装身具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1156415A true JPH1156415A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=17166330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24762797A Withdrawn JPH1156415A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 装身具の止金具および装身具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1156415A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106239454A (zh) * | 2016-09-21 | 2016-12-21 | 国网湖北省电力公司武汉市江夏区供电公司 | 一种电力安全工具存放装置 |
-
1997
- 1997-08-28 JP JP24762797A patent/JPH1156415A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106239454A (zh) * | 2016-09-21 | 2016-12-21 | 国网湖北省电力公司武汉市江夏区供电公司 | 一种电力安全工具存放装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041102 |