JP3254512B2 - 装身具の止金具 - Google Patents

装身具の止金具

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JP3254512B2 JP04049294A JP4049294A JP3254512B2 JP 3254512 B2 JP3254512 B2 JP 3254512B2 JP 04049294 A JP04049294 A JP 04049294A JP 4049294 A JP4049294 A JP 4049294A JP 3254512 B2 JP3254512 B2 JP 3254512B2
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信夫 深沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は装身具を服飾に取り付
ける際に用いるピンを、簡単かつ確実に抜け止めが可能
である抜け止め機構を有するとともに、従来製作工程に
おいてその組み立てにかなりの工数を必要としていたこ
の抜け止め機構を、簡便かつ安価に製作することができ
る装身具の止金具を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ブローチその他の装身具の止金具
として、実開平1−54807号公報に記載されたよう
な、ピンを挿入する切欠き溝を設けた筒状ガイドと、筒
状ガイド内を進退して切欠き溝から挿入されたピンの先
端にはめ込まれる抜け止め用キャップと、この抜け止め
用キャップを後退させるつまみとを備えたピンの抜け止
め機構が知られている。
【0003】上記のような装身具の止金具においては、
ピンの弾性を利用して抜け止めするだけのものよりは、
ピンの抜け止め作用が改善されているものの、抜け止め
用キャップをつまみによって進退させるに過ぎないた
め、抜け止め用キャップが使用中に勝手に進退してピン
が外れてしまうという欠点があった。
【0004】そこで、出願人は先に実公平5−2544
7号(実開平4−38708号)において、従来例の上
記欠点を解消すべく、抜け止め用キャップがピンの先端
にはめ込まれる方向に付勢されるようバネを取り付け
て、優れた抜け止め機構を有する装身具の止金具を提案
した。
【0005】すなわち、装身具本体と、装身具本体に首
振自在に取り付けたピンと、ピンの取付位置と所定の間
隔で装身具本体に取り付けた、ピンを着脱可能な抜け止
め機構とを備えた装身具の止金具において、幅方向の一
端に複数の折り曲げ片が形成され、他端にはその長さ方
向の端部にピンを挿入する切欠き溝が形成されている金
属製の平板を形成した後、前記折り曲げ片を直角に折り
曲げるとともに、平板を筒状に丸め、その接合部分の両
端をさらに直角に折り返して装身具本体へ固定した筒状
ガイドと、筒状ガイド内を進退して切欠き溝から挿入さ
れたピンの先端にはめ込まれる抜け止め用キャップと、
この抜け止め用キャップをピンの先端にはめ込む方向に
付勢するバネと、このバネの力に抗して抜け止め用キャ
ップを交代させるつまみとを備えたことを特徴とする装
身具の止金具である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記改
良例にあってもなお組立工程においてかなりの煩雑作業
を必要としており、改良の余地があった。
【0007】そこでこの発明は、部品点数が少なく組立
工程を簡略化することができながらも、なおかつ挿入し
たピンの係止の確実性を失うことのない装身具の止金具
を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本願発明は、装
身具本体と、装身具本体に首振自在に取り付けたピン
と、ピンの取付位置と所定の間隔で装身具本体に取り付
けた、ピンを着脱可能な抜け止め機構とを備えた装身具
の止金具において、ピンを挿入する切欠き溝を設けた一
つの開口部と装身具本体への取付部材を有する筒状ケー
ス部材に、側面に長さ方向に沿ってスライド溝を形成し
た筒状保持部材をはめ込むとともに、保持ピンを筒状ケ
ース部材の径方向にスライド溝を経由して差し渡し、か
つ上記保持ピンにハ字状の弾性片を備えたバネを取り付
け、上記筒状保持部材を筒状ケース部材内に押し込んだ
際に上記弾性片の復元力により所定の圧接力をもって筒
状保持部材を筒状ケース部材内に抜け止めしたことを特
徴とする装身具の止金具である。
【0009】
【作用】この発明の装身具の止金具は以上のように構成
したので、その組立工程にあっては部品点数が極めて少
ないこと、また、筒状保持部材の筒状ケース部材への挿
入工程にあっては、予め保持ピンを筒状ケース部材の径
方向にスライド溝を経由して差し渡し固定しておき、弾
性片の先端をつまんですぼめた状態で保持ピンに押し込
むだけでよく、他のなんらの抜け止め手段および当該手
段に係る部品を必要とすることなく抜け止めが可能であ
る。
【0010】また、筒状保持部材は当該弾性片の復元力
をもって筒状ケース部材に内接しているので、その圧接
力により当該筒状保持部材が勝手にスライドすることも
ないので、ピンを確実に係止しておくことができる。
【0011】
【実施例】以下この発明の装身具の止金具の一実施例を
図面に基づいて説明する。
【0012】図3ないし図5において、1はブローチ等
の装身具の裏側に取り付けられる止金具である。この止
金具1は、上記装身具本体(図示せず)の裏側の片側
に、支持ポスト4を介して軸受5が突設され、首振自在
に軸止めされたピン3と、このピン3の取付位置と所定
の間隔を置いて、ピン3を着脱可能な抜け止め機構2と
で構成されている。
【0013】上記ピンの抜け止め機構2は図1および図
2に示すように、ピン3の挿入用の切欠き11および装
身具の裏側への取付部材12を有する筒状ケース部材A
と、側面に長さ方向に沿ってスライド溝7を形成した筒
状保持部材Bから構成されている。この筒状保持部材B
の基端には、例えばローレット加工等の滑り止めを適宜
全周にわたり施したつまみ6を設けてある。
【0014】上記筒状ケース部材Aには、保持ピン8が
筒状ケース部材Aの径方向に、上記筒状保持部材Bのス
ライド溝7を経由して差し渡してある。この保持ピン8
には、筒状保持部材B内においてハ字状の弾性片9’を
備えたバネ9を取り付けてあり、バネ9はその屈曲部分
に保持ピン8を保持する収納部10を形成されている。
【0015】上記弾性片9’は、その両端の間隔が上記
筒状ケース部材Aの内径より幾分大きく形成し、当該弾
性片9’を上記筒状ケース部材Aに挿入したときにその
復元力に基いて圧接力が作用するようにしておくことが
必要である。筒状保持部材Bの端部には、つまみ6の内
面を断面U字状として段差を形成し、筒状保持部材Bを
筒状ケース部材A内に押し込んだ際に、保持ピン8に取
り付けたバネ9のハ字状の弾性片9’先端が段差に係合
するよう構成されている。もちろん、段差としては上記
構造に限定されるものではなく、筒状保持部材Bの内面
に形成した突条等であってもよい。
【0016】筒状保持部材Bを上記筒状ケース部材Aに
取り付ける際は、予め筒状保持部材Bを上記筒状ケース
部材Aに挿入し、保持ピン8を筒状ケース部材Aの径方
向にスライド溝7を経由して差し渡し固定しておき、そ
の後弾性片9’の先端をつまんですぼめた状態で保持ピ
ン8に収納部10を押し込むだけでよい。
【0017】なおその際、弾性片9’の復元力により常
に当該弾性片9’は筒状ケース部材Aの内面に圧接され
る状態となる。したがって、筒状保持部材Bは弾性片
9’先端による筒状ケース部材Aとの接触抵抗により、
外力を加えない限り勝手にスライドすることがない。
【0018】ピン3の着脱については図3および図4に
おいて説明する。先ず図3のようにつまみ6を持って筒
状保持部材Bを筒状ケース部材Aから引き抜く方向にス
ライドさせ、筒状ケース部材Aの切欠き11を開放し
て、ピン3の通路を確保する。
【0019】ピン3の挿入後は図4に示すように、つま
み6を持って筒状保持部材Bを筒状ケース部材A内に押
し込み、上記切欠き11を筒状保持部材Bで覆い隠し
て、ピン3の通路を閉鎖する。前述のとおり筒状保持部
材Bと筒状ケース部材Aとは弾性片9’による接触抵抗
に依り勝手にスライドすることがないので、装身具を服
装に取り付けた状態において、ピン3は係止されたまま
となる。
【0020】上記実施例においては、筒状ケース部材A
として円筒形のものを図示したが、回り止めのために多
角形としても、また周方向に適宜突起や突条等を形成し
てもよい。
【0021】図6は筒状保持部材Bへのつまみ6の取り
付け手段を例示したもので、図(イ)のように断面L字
状としたリング状のつまみ6の貫通穴13に、予めある
いは組みつけた上で切り込み14を形成した筒状保持部
材Bの端部を図(ロ)のようにはめ込み、図(ハ)のよ
うにその先端を外側に折り曲げてフランジ15を形成
し、図(ニ)のようにフランジ15部分をリング状のつ
まみ6内に収容し、つまみ6の外周端部を上記フランジ
15の外側から内側に丸めて、図(ホ)のように組み付
けるものである。
【0022】
【発明の効果】この発明の装身具の止金具は以上のよう
に構成したので、その組立工程にあっては部品点数が極
めて少ないこと、また、筒状保持部材の筒状ケース部材
への挿入工程にあっては、予め保持ピンを筒状ケース部
材の径方向にスライド溝を経由して差し渡し固定してお
き、弾性片の先端をつまんですぼめた状態で保持ピンに
押し込むだけでよく、他のなんらの抜け止め手段および
当該手段に係る部品を必要とすることなく抜け止めが可
能である。
【0023】また、筒状保持部材は当該弾性片の復元力
をもって筒状ケース部材に内接しているので、その圧接
力により当該筒状保持部材が勝手にスライドすることも
ないので、ピンを確実に係止しておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の装身具の止金具の1実施例を示す斜
視図である。
【図2】その側面図である。
【図3】組付け前の側面図である。
【図4】組付け後の側面図である。
【図5】その端面図である。
【図6】筒状保持部材へのつまみの取り付け手段を示
し、(イ)ないし(ニ)はその工程を示す斜視図、
(ホ)は完成状態の断面図である。
【符号の説明】
1 止金具 2 抜け止め機構 3 ピン 4 支持ポスト 5 軸受 6 つまみ 7 スライド溝 8 保持ピン 9 バネ 9’ 弾性片 11 切欠き 12 取付部材 13 貫通穴 14 切り込み 15 フランジ A 筒状ケース部材 B 筒状保持部材
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭49−131006(JP,U) 実開 平1−170114(JP,U) 実開 平4−38708(JP,U) 実開 昭64−54807(JP,U) 実開 昭63−163614(JP,U) 実公 昭49−31203(JP,Y1) 実公 昭54−28159(JP,Y2) 実公 昭37−32717(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A44C 1/00 - 3/00 A44C 7/00 - 27/00 A44B 9/00 - 9/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装身具本体と、装身具本体に首振自在に
    取り付けたピンと、ピンの取付位置と所定の間隔で装身
    具本体に取り付けた、ピンを着脱可能な抜け止め機構と
    を備えた装身具の止金具において、ピンを挿入する切欠
    き溝を設けた一つの開口部と装身具本体への取付部材を
    有する筒状ケース部材に、側面に長さ方向に沿ってスラ
    イド溝を形成した筒状保持部材をはめ込むとともに、保
    持ピンを筒状ケース部材の径方向にスライド溝を経由し
    て差し渡し、かつ上記保持ピンにハ字状の弾性片を備え
    たバネを取り付け、上記筒状保持部材を筒状ケース部材
    内に押し込んだ際に上記弾性片の復元力により所定の圧
    接力をもって筒状保持部材を筒状ケース部材内に抜け止
    めしたことを特徴とする装身具の止金具。
  2. 【請求項2】 筒状保持部材がその端部に、筒状保持部
    材を筒状ケース部材内に押し込んだ際に保持ピンに取り
    付けたバネのハ字状の弾性片先端が係合する段差を形成
    されてなる請求項1に記載の装身具の止金具。
  3. 【請求項3】 バネのハ字状の弾性片先端が係合する段
    差が、筒状保持部材の端部に形成したつまみを兼ねてい
    る請求項2に記載の装身具の止金具。
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