JPH1156125A - トンネル栽培用支柱 - Google Patents

トンネル栽培用支柱

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Publication number
JPH1156125A
JPH1156125A JP22480097A JP22480097A JPH1156125A JP H1156125 A JPH1156125 A JP H1156125A JP 22480097 A JP22480097 A JP 22480097A JP 22480097 A JP22480097 A JP 22480097A JP H1156125 A JPH1156125 A JP H1156125A
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JP
Japan
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supporter
synthetic resin
resin layer
lattice
resin film
Prior art date
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Pending
Application number
JP22480097A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kominato
健 小湊
Seiji Kawakita
清司 川北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Jushi Corp
Original Assignee
Sekisui Jushi Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Jushi Corp filed Critical Sekisui Jushi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トンネル栽培において換気する必要がある場
合、フィルムの一部をたくし上げ、支柱の適宜箇所に嵌
合されたフィルム係止用部品に係止しているが、フィル
ムが支柱に張りつき、作業性に劣るとともに破れやすい
という欠点がある。 【解決手段】 芯材の外壁に合成樹脂層が被覆され、
該合成樹脂層の表面に格子状の突起が形成された支柱本
体を弧状に曲折することにより、フィルムの張りつきが
防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は農園芸用に使用され
るトンネル栽培用支柱に関するものである。一般に、ト
ンネル栽培において内部の気温が上昇しすぎた場合、フ
ィルムの一部をたくし上げて換気し、適温にする必要が
あり、本発明はかかる換気時のフィルムたくし上げ用と
して使用されるトンネル栽培用支柱に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、トンネル栽培ハウスは、弧状に
曲折された複数本の支柱が所定間隔をおいて列設され、
これらの支柱の上にポリ塩化ビニル等の樹脂フィルムか
らなる覆いが被せられて形成され、植物栽培における保
温、雨避け等の役目を果たすようになされている。
【0003】従来、このトンネル栽培ハウスにおける弧
状の支柱として、例えば鋼線や鋼管等の芯材の外周面に
合成樹脂層が被覆形成されたものが汎用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の支柱は平滑な合成樹脂層表面がハウスの覆いをな
す樹脂フィルムと密着して接触されることから、この接
触部において、気温、太陽光等の影響により樹脂フィル
ムに含有された可塑剤等が支柱の合成樹脂層に移行し、
樹脂フィルムが劣化し破れやすくなる問題点があった。
とくに夏場日中等気温が上昇すると、樹脂フィルムに含
有された可塑剤等がフィルム表面に析出しやすく、上記
接触部からの樹脂フィルムが劣化するとともに析出した
可塑剤等により樹脂フィルムが支柱に張りつき、フィル
ムを持ち上げる際に破れが生じる等の問題点があった。
【0005】本発明はかかる従来の問題点を解消した換
気時のフィルムたくし上げ用として使用されるトンネル
栽培用支柱を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明トンネル栽培用支柱は、支柱と樹脂フィルム
との接触面積を少なくし、接触部に通気性をもたせて温
度上昇を抑え、樹脂フィルムからの可塑剤等の移行を抑
えるようにしたものである。
【0007】すなわち、本発明トンネル栽培用支柱は、
芯材の外周面に合成樹脂層が被覆形成されて断面円形と
なされ、ハウスの覆いをなす樹脂フィルムと接触する合
成樹脂層表面に格子状の突起が設けられ、上記格子状の
突起が断面円形の支柱本体の長さ方向に対して交差する
方向に延びるようになされ、支柱本体が弧状に曲折され
てなるものである。
【0008】また本発明トンネル栽培用支柱は、合成樹
脂層の外壁の一部に長さ方向に沿って格子状の突起が形
成され、該格子状の突起が外方を向くよう支柱本体が弧
状に曲折されてなるものである。
【0009】
【作用】格子状の突起により支柱の合成樹脂層とハウス
の覆いをなす樹脂フィルムとの接触面積が少なく、両者
の接触部に隙間が形成されて通気がよくなり、接触部の
温度上昇が抑えられ、接触部における樹脂フィルムの張
りつきが抑えられ、樹脂フィルムの劣化、破れが防止さ
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
について説明する。図面において、Aは本発明トンネル
栽培用支柱、Bは樹脂フィルムであって、支柱Aは弧状
に曲折されてなる。該トンネル栽培用支柱Aは図4の如
く複数本所定間隔をおいて列設され、支柱Aの上にポリ
塩化ビニル等の樹脂フィルムBが被せられてトンネル栽
培ハウスが形成されるようになされている。なお、図4
における5は支柱Aの連結ひも、6は樹脂フィルムBの
端部を止める杭である。
【0011】支柱Aは図2の如く芯材1の外周面に合成
樹脂層2が被覆形成されて断面円形の支柱本体A’とな
されている。芯材1としては一般に断面円形の鋼線や鋼
管等が使用されるが、繊維強化合成樹脂等他の中空又は
中実の長尺体が使用されてもよい。合成樹脂層2はポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等適宜樹脂
から形成されればよい。この合成樹脂層2は白色系に着
色されていると太陽光等による熱の吸収を抑えることが
でき好ましい。
【0012】又、トンネル栽培ハウスの覆いをなす樹脂
フィルム4と接触する合成樹脂層2の表面には格子状の
突起3が設けられている。この格子状の突起3は樹脂フ
ィルムBと接触する部分にのみ設けられていてもよい
し、合成樹脂層2の表面全体にわたって設けられていて
もよい。突起3は一般に二方向の突条31、32から螺
旋状に形成されるのが好ましい。
【0013】上記格子状の突起3は例えば図3の如く、
突条31、32が互いに交差して設けられ、突条31、
32が断面円形の支柱本体A’の長さ方向に対して斜め
に交差する方向に延びるようになされ、格子状の突起3
と樹脂フィルムBと接触して格子の目33が密接せず、
格子の目33を通気部として確保でき、樹脂フィルムB
の接触部の温度上昇を抑えることができ好ましい。格子
状の突起3は芯材1の外周面に合成樹脂層2を形成する
際に同時に成形するのが一工程で行え好ましいが、芯材
1に合成樹脂層2を被覆後、該合成樹脂層2の外壁に格
子状の突起3を接着、融着等により形成してもよい。該
突起3は合成樹脂層2の全周に設けられていると支柱本
体A’に方向性がなく好ましいが、合成樹脂層2の周方
向の一部に設けられていてもよく、この場合は突起3の
列が曲折面の外方を向くように弧状に曲折されている。
【0014】なお、上記格子状の突起3を形成する突条
31、32は支柱本体A’の長さ方向に沿って連続した
ものであってもよいし、不連続なものであってもよい。
【実施例】芯材1として直径11.7mm、肉厚0.5
0mmの鋼管が使用された。該鋼管の外壁に合成樹脂層
2としてポリエチレンが0.6mmの厚さで被覆される
とともに、該ポリエチレン2の外周面に格子状の突起3
が形成された。該突起3は高さ0.3mm、横幅0.3
mm、目33の大きさは支柱本体A’の長さ方向に縦長
の菱形となされ、該菱形の横幅は2.50mm、縦幅は
0.80mmとなされた。しかしてこの支柱本体A’を
3mの長さに切断し中央部分を250Rの曲率で弧状に
曲折し、トンネル栽培用支柱Aとした。
【0015】上記本発明トンネル栽培用支柱Aを畑の畝
に沿ってほぼ90〜100cm毎に立て、その上方から
樹脂フィルムBとしてビニールフィルムを被せた。しか
して換気が必要となったとき、樹脂フィルムBの裾を上
方へたくし上げ、換気が終わるとビニールフィルムを延
ばすときには樹脂フィルムBの裾を下方へ引き下ろせば
よい。
【0016】
【発明の効果】以上詳述した如く、本考案トンネル栽培
用支柱は、心材の外周面に合成樹脂層が被覆形成されて
断面円形となされ、ハウスの覆いをなす樹脂フィルムと
接触する合成樹脂層表面に格子状突起が設けられている
ので、合成樹脂層表面と樹脂フィルムとの接触面積を少
なくすることができ、合成樹脂層と樹脂フィルムが従来
の如く全面にわたって密着せず、接触部に隙間を形成し
て通気性をもたせて温度上昇を抑えることができる。従
って、接触部における樹脂フィルムからの可塑剤等の移
行を抑えることができ、樹脂フィルムの劣化、破れを防
止できる。
【0017】また本発明トンネル栽培用支柱は、支柱本
体の合成樹脂層の外壁の一部に長さ方向に沿って格子状
の突起が外方を向くよう支柱本体が弧状に曲折されてな
るので、樹脂フィルムの接触する部分のみに突起が形成
されており、樹脂フィルムの劣化、破れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明トンネル栽培用支柱の一例の正面図であ
る。
【図2】本発明トンネル栽培用支柱の拡大断面図であ
る。
【図3】本発明トンネル栽培用支柱の使用状態の一部切
り欠き拡大正面図である。
【図4】本発明トンネル栽培用支柱の使用状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
A トンネル栽培用支柱 A’ 支柱本体 B 樹脂フィルム 1 芯材 2 合成樹脂層 3 格子状の突起 31 突条 32 突条 33 格子の目

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル栽培ハウスの骨格を形成するア
    ーチ状の支柱において、芯材の外周面に合成樹脂層が被
    覆形成されて断面円形の支柱本体となされ、ハウスの覆
    いをなす樹脂フィルムと接触する合成樹脂層表面に格子
    状の突起が設けられ、上記格子状の突起が断面円形の支
    柱本体の長さ方向に対して交差する方向に延びるように
    なされ、該支柱本体が弧状に曲折されてなるトンネル栽
    培用支柱。
  2. 【請求項2】 支柱本体の合成樹脂層の外壁の一部に長
    さ方向に沿って格子状の突起が形成され、該格子状の突
    起が外方を向くよう支柱本体が弧状に曲折されてなる請
    求項1記載のトンネル栽培用支柱。
JP22480097A 1997-08-21 1997-08-21 トンネル栽培用支柱 Pending JPH1156125A (ja)

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JP22480097A JPH1156125A (ja) 1997-08-21 1997-08-21 トンネル栽培用支柱

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JP22480097A Pending JPH1156125A (ja) 1997-08-21 1997-08-21 トンネル栽培用支柱

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002078425A (ja) * 2000-06-28 2002-03-19 Takiron Co Ltd トンネル栽培用支柱
WO2006132190A1 (ja) * 2005-06-07 2006-12-14 Ube-Nitto Kasei Co., Ltd. トンネル栽培用フレーム及びその製造方法
KR20200010670A (ko) * 2018-07-06 2020-01-31 박동환 채소 경작용 십자형 지주 및 이의 설치 방법

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WO2006132190A1 (ja) * 2005-06-07 2006-12-14 Ube-Nitto Kasei Co., Ltd. トンネル栽培用フレーム及びその製造方法
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