JPH1155695A - レジストレーション誤差および色収差を測定する方法および装置 - Google Patents

レジストレーション誤差および色収差を測定する方法および装置

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JPH1155695A
JPH1155695A JP10135781A JP13578198A JPH1155695A JP H1155695 A JPH1155695 A JP H1155695A JP 10135781 A JP10135781 A JP 10135781A JP 13578198 A JP13578198 A JP 13578198A JP H1155695 A JPH1155695 A JP H1155695A
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JP10135781A
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Lee Dischert
ディスチャート リー
Robert J Topper
ジェイ. トッパー ロバート
Thomas J Leacock
ジェイ. リーコック トーマス
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/10Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof for generating image signals from different wavelengths
    • H04N23/13Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof for generating image signals from different wavelengths with multiple sensors
    • H04N23/15Image signal generation with circuitry for avoiding or correcting image misregistration

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 光学系におけるミスアラインメントまたは側
方色収差に起因する様々な色画像のレジストレーション
および色収差を測定する方法、装置を提供する。 【解決手段】 ミスアラインされたエッジとして現れる
第1及び第2の色信号について(a)第1の色信号の第
1のN個のサンプルの組及び第2の色信号の第2のN個
のサンプルの組を選択する(Nは2よりも大きい整数)
ステップと、(b)第1の色信号のサンプルの組を分析
して、該画像のエッジを表すM個のサンプル(MはNよ
りも小さい整数)を含むかどうかを判断し、第1のサン
プルの組がエッジを表すM個のサンプルを含むと判断さ
れると、第1及び第2のサンプルの組を格納するステッ
プと、(c)格納された第1のサンプルの組を、第2の
サンプルの組と比較して、第1のサンプルの組のM個の
サンプルと、第2のサンプルの組のM個の対応するサン
プルとの間の変位を決定するステップとを包含する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は概してカラーテレビ
カメラに関し、具体的には、ライブビデオ内容を有する
ビデオ画像における色収差誤差および線形レジストレー
ション誤差を検出および測定するためのシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラシステムでは、シーンから
の光が、レンズ系を通して結像され(image)、プリズ
ムによって、シーンの赤色光成分、緑色光成分および青
色光成分をそれぞれ表す3つの成分に分離される。典型
的には、これらの結像装置(imager)は、製造プロセス
において注意深く整列される。
【0003】しかし、結像装置が完璧に整列されても、
レンズ系を通した色収差により、画像の異なる色成分が
ミスアラインされているように見える。色収差は、レン
ズで生じる。異なる周波数の光が異なる速度でレンズ系
を通って移動するためである。色収差は、画像のエッジ
付近で特に顕著である。従来、カメラ結像装置のレジス
トレーションは、所定の波形の線形の組合せを加えて、
カメラのレジストレーション誤差を最良に近似すること
によって達成されてきた。これらの波形についての重み
付け係数は、典型的には、技術者によって入力される。
技術者は、カメラをテストチャートに向けている間に、
異なる波形の変化量を加える。これらの波形は、撮像装
置(imaging device)に与えられる偏向信号を変更し
て、様々な装置によって与えられる信号を整列させるた
めに用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の手動によるアプ
ローチおよび多数の自動的なアプローチでは、典型的に
は、オンエア補正のために用いられるテストデータセッ
トを構成するために、較正チャートを使用しなければな
らない。カメラをテストチャートに向けている間、最適
な調整の組に自動的に収束する自動レジストレーション
システムが開発されている。これらのシステムは、典型
的には、各画像ピックアップ装置からテストチャートの
画像をキャプチャし、結果として得られたビデオ波形の
位相あるいは時間変位を、他の画像ピックアップ装置に
よって生成されたビデオ画像と比較することによって、
各画像ピックアップ装置についての補正波形を作り出
す。
【0005】これらの調整は、典型的には、オンエア前
の通常のカメラセットアップ手順の一部分として行われ
る。しかし、時間が経過すると、温度または電圧の変化
のため、あるいは、電気回路におけるドリフトのため、
レジストレーションが変化し得る。そのため、カメラ
を、オフエアにして(taken off air)、レジストレー
ションを再調整しなければならない。
【0006】ズーム、フォーカス、および虹彩の調整を
考慮する場合、これらの調整はレンズの色収差補正のた
めのものでなければならないため、レジストレーション
データセットあるいはレンズ設定のすべての可能な組合
せを作るために、非常に面倒で時間のかかるセットアッ
プ手順が必要とされ得る。
【0007】別のアプローチはオンエア測定を用いるも
のであり、このアプローチでは、ラスタを多数のゾーン
に分割し、その後、これらのゾーンの各々について誤差
が検出されると、その誤差をメモリに格納する。補正波
長は、データが利用可能になると更新される。この方法
は、カメラをセットアップする問題点は解決するもの
の、様々なズームフォーカスおよび虹彩の調整のすべて
の場合について各ゾーンのすべての誤差を格納するため
に比較的大きなメモリが必要である。このタイプの自動
レジストレーション補正システムは、「Automatic On-A
ir RegistrationSystem and Method for Color T.V. Ca
mera」と題された米国特許第4,500,916号に記
載されている。本明細書において、この米国特許の、レ
ジストレーション誤差の自動補正に関する教示を参考と
して援用する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一局面によれ
ば、ビデオ信号のレジストレーション誤差および色収差
を測定する方法であって、該ビデオ信号は、少なくとも
第1および第2の色信号として表され、該レジストレー
ション誤差および色収差は、該ビデオ信号から再生され
た画像の該第1および第2の色信号のミスアラインされ
たエッジとして現れ、該方法は、(a)該第1の色信号
の第1のN個のサンプルの組および該第2の色信号の第
2のN個のサンプルの組を選択する(ここで、Nは2よ
りも大きい整数である)ステップと、(b)該第1の色
信号の該サンプルの組を分析して、該第1のサンプルの
組が、該画像のエッジを表すM個のサンプル(ここで、
MはNよりも小さい整数である)を含むかどうかを判断
し、該第1のサンプルの組がエッジを表すM個のサンプ
ルを含むと判断されると、該第1および第2のサンプル
の組を格納するステップと、(c)該格納された第1の
サンプルの組を、該格納された第2のサンプルの組と比
較して、該第1のサンプルの組の該M個のサンプルと、
該第2のサンプルの組のM個の対応するサンプルとの間
の変位を決定するステップとを包含する。これにより、
上記目的が達成される。該ステップ(a)は、該第1の
サンプルの組と該第2のサンプルの組との間の色バラン
スの測定値(measure)を計算するステップと、該色バ
ランスの測定が、所定の範囲内にない値を有する場合、
該第1および第2のサンプルの組を捨てるステップとを
さらに包含してもよい。
【0009】該第1および第2のサンプルの組は、該画
像のラインの画素(ピクセル)を表し、該ステップ
(a)は、該第1の色信号の第3および第4のサンプル
の組を選択するステップをさらに包含し、該第3および
第4のサンプルの組の中のサンプルの各々は、該第1の
サンプルの組のそれぞれの画素にすぐ隣接するピクセル
に対応し、該ステップ(a)は、該第1、第3および第
4のサンプルの組を分析して、該第1のサンプルの組
が、該画像の該ラインに平行なエッジに隣接するか、あ
るいは該画像の該ラインに斜めに交差するエッジを表す
かを判断するステップと、該第1のサンプルの組が、該
平行なエッジに隣接する場合、あるいは該斜めのエッジ
を表す場合、該第1、第2、第3および第4のサンプル
の組を捨てるステップとをさらに包含してもよい。
【0010】Mは2に等しく、該ステップ(b)は、該
第1のサンプルの組のサンプルのうちの連続するサンプ
ル間の差の値を計算するステップと、該計算された差の
値の各々を、エッジ閾値と比較するステップと、該計算
された差の値のいずれかが該エッジ閾値よりも大きけれ
ば、該サンプルの組がエッジを表すことを示すステップ
とを包含してもよい。
【0011】該ステップ(c)は、該格納された第1の
サンプルの組と、該格納された第2のサンプルの組との
間の相互相関を行い、該第1および第2のサンプルの組
のそれぞれのエッジの間の、最も近いサンプル間距離へ
の粗変位を識別するステップと、該格納された第1のサ
ンプルの組からM個のサンプルを選択し、且つ、該格納
された第2のサンプルの組からM個の対応するサンプル
を選択するステップとを包含し、該第2の組からのサン
プルの各々は、該第1の組のそれぞれのサンプルから、
識別された変位分だけ変位されており、該ステップ
(c)は、該第1および第2のサンプルの組の各組のM
個のサンプルの中の連続するサンプル間に、S個のサン
プル(ここで、Sは整数である)を補間するステップ
と、該第1および第2のサンプルの組のそれぞれのM個
のもとのサンプルと、補間されたサンプルとの間の相互
相関を行い、該第1のサンプルの組と該第2のサンプル
の組との間の微変位であって、該第1のサンプルの組の
M個のサンプルの中心のサンプルから該もとのサンプル
までの1つのサンプル間距離よりも小さい微変位を識別
するステップと、該粗変位と該微変位とを組み合わせ
て、該ビデオ信号の該レジストレーション誤差および色
収差誤差の測定値を得るステップとをさらに包含しても
よい。
【0012】該ステップ(c)は、該格納された第1の
サンプルの組と、該格納された第2のサンプルの組との
間の相互相関を行い、該第1および第2のサンプルの組
のそれぞれのエッジの間の、最も近いサンプル間距離へ
の粗変位を識別し、該相互相関で考慮される各変位での
相関値を格納するステップと、識別された変位に対応す
る相関値を含む該格納された相関値のうちの少なくとも
3つの相関値を選択するステップと、該選択された相関
値に放物曲線を適合するステップと、該放物曲線の最大
点を微変位として判断するステップと、該粗変位と該微
変位とを組み合わせて、該ビデオ信号の該レジストレー
ション誤差および色収差誤差の測定値を得るステップと
を包含してもよい。
【0013】該ステップ(c)は、該格納された第1の
サンプルの組と該格納された第2のサンプルの組との間
のそれぞれ異なる変位について、該格納された第1のサ
ンプルの組のM個のサンプルと、該格納された第2のサ
ンプルの組のM個のサンプルとの間のそれぞれの絶対差
の合計の測定値を生成するステップと、粗変位を、他の
すべての絶対差の測定値の合計と等しいかあるいはそれ
よりも小さい、絶対差の測定値の合計として識別するス
テップと、該格納された第1のサンプルの組からM個の
サンプルを選択し、且つ、該格納された第2のサンプル
の組からM個の対応するサンプルを選択するステップと
を包含し、該第2の組からのサンプルの各々は、該第1
の組のそれぞれのサンプルから該粗変位の分だけ変位さ
れており、該ステップ(c)は、該第1および第2のサ
ンプルの組の各組のM個のサンプルの中の連続するサン
プルの間に、S個のサンプル(ここで、Sは整数であ
る)を補間するステップと、該第1および第2のサンプ
ルの組のそれぞれのM個のもとのサンプルとS個の補間
されたサンプルとの間の相互相関を行い、該第1のサン
プルの組と該第2のサンプルの組との間の微変位であっ
て、該第1のサンプルの組のM個のサンプルの中心のサ
ンプルから該もとのサンプルまでの1つのサンプル間距
離よりも小さい微変位を識別するステップと、該粗変位
と該微変位とを組み合わせて、該ビデオ信号の該レジス
トレーション誤差および色収差誤差を得るステップとを
さらに包含してもよい。
【0014】該ステップ(c)は、該格納された第1の
サンプルの組と該格納された第2のサンプルの組との間
のそれぞれの異なる変位について、該格納された第1の
サンプルの組のM個のサンプルと、該格納された第2の
サンプルの組のM個のサンプルとの間のそれぞれの絶対
差の合計の測定値を生成するステップと、粗変位を、他
のすべての絶対差の測定値の合計よりも小さいかあるい
はそれと等しい、絶対差の測定値の合計として識別する
ステップと、該粗変位に対応する測定値を含む絶対差の
合計の測定値のうちの少なくとも3つの測定値を選択す
るステップと、該選択した測定値に放物曲線を適合する
ステップと、該放物曲線の最小点を、該識別された変位
と組み合わせるべき部分サンプル間距離として判断し、
測定変位値を生成するステップとを包含してもよい。
【0015】本発明の別の局面によれば、ビデオ信号の
レジストレーション誤差および色収差を測定するための
装置であって、該ビデオ信号は、少なくとも第1および
第2の色信号として表され、該レジストレーション誤差
および色収差は、該ビデオ信号から再生された画像の該
第1および第2の色信号のミスアラインされたエッジと
して現れ、該装置は、該第1の色信号の第1のN個のサ
ンプルの組および該第2の色信号の第2のN個のサンプ
ルの組を選択する(ここで、Nは2よりも大きい整数で
ある)手段と、ビデオメモリと、該第1の色信号の該サ
ンプルの組を分析して、該第1のサンプルの組が、該画
像のエッジを表すM個のサンプル(ここで、MはNより
も小さい整数である)を含むかどうかを判断し、該第1
のサンプルの組がエッジを表すM個のサンプルを含むと
判断されると、該第1および第2のサンプルの組を格納
する手段と、該格納された第1のサンプルの組を、該格
納された第2のサンプルの組と比較して、該第1のサン
プルの組の該M個のサンプルと、該第2のサンプルの組
のM個の対応するサンプルとの間の変位を決定する手段
とを含む。これにより、上記目的が達成される。該選択
する手段は、該第1のサンプルの組と該第2のサンプル
の組との間の色バランスの測定値を計算する手段と、該
色バランスの測定値が、所定の範囲内にない値を有する
場合、該第1および第2のサンプルの組の該メモリへの
記憶を禁止する手段とをさらに含んでもよい。
【0016】該第1および第2のサンプルの組は、該画
像のラインの画素(ピクセル)を表し、該選択する手段
は、該第1の色信号の第3および第4のサンプルの組を
選択する手段をさらに含み、該第3および第4のサンプ
ルの組の中のサンプルの各々は、該第1のサンプルの組
のそれぞれの画素にすぐ隣接するピクセルに対応し、該
選択する手段は、該第1、第3および第4のサンプルの
組を分析して、該第1のサンプルの組が、該画像の該ラ
インに平行なエッジに隣接するか、あるいは該画像の該
ラインに斜めに交差するエッジを表すかを判断する手段
と、該第1のサンプルの組が、該平行なエッジに隣接す
るか、あるいは該斜めのエッジを表すと判断された場
合、該第1、第2、第3および第4のサンプルの組の格
納を禁止する手段をさらに含んでもよい。
【0017】Mは2に等しく、該分析する手段は、該第
1のサンプルの組のサンプルのうちの連続するサンプル
間の差の値を計算する手段と、該計算された差の値の各
々を、エッジ閾値と比較する手段であって、該計算され
た差の値のいずれかが該エッジ閾値よりも大きければ、
該サンプルの組がエッジを表すことを示す手段とを含ん
でもよい。
【0018】該比較する手段は、該格納された第1のサ
ンプルの組と、該格納された第2のサンプルの組との間
の相互相関を行い、該第1および第2のサンプルの組の
それぞれのエッジの間の、最も近いサンプル間距離への
粗変位を識別する第1の相関手段と、該格納された第1
のサンプルの組からM個のサンプルを選択し、且つ、該
格納された第2のサンプルの組からM個の対応するサン
プルを選択する手段とを含み、該第2の組からのサンプ
ルの各々は、該第1の組のそれぞれのサンプルから、識
別された変位分だけ変位されており、該比較する手段
は、該第1および第2のサンプルの組の各組のM個のサ
ンプルの中の連続するサンプル間に、S個のサンプル
(ここで、Sは整数である)を補間する手段と、該第1
および第2のサンプルの組のそれぞれのM個のもとのサ
ンプルと、補間されたS個のサンプルとの間の相互相関
を行い、該第1のサンプルの組と該第2のサンプルの組
との間の微変位であって、該第1のサンプルの組のM個
のサンプルの中心のサンプルから該もとのサンプルまで
の1つのサンプル間距離よりも小さい微変位を識別する
第2の相関手段と、該粗変位と該微変位とを組み合わせ
て、該ビデオ信号の該レジストレーション誤差および色
収差誤差の測定値を得る手段とをさらに含んでもよい。
【0019】該比較する手段は、該格納された第1のサ
ンプルの組と、該格納された第2のサンプルの組との間
の相互相関を行い、該第1および第2のサンプルの組の
それぞれのエッジの間の、最も近いサンプル間距離への
粗変位を識別し、該相互相関で考慮される各変位での相
関値を格納する手段と、識別された変位に対応する相関
値を含む該格納された相関値のうちの少なくとも3つの
相関値を選択する手段と、該選択された相関値に放物曲
線を適合する手段と、該放物曲線の最大点を微変位とし
て判断する手段と、該粗変位と該微変位とを組み合わせ
て、該ビデオ信号の該レジストレーション誤差および色
収差誤差の測定値を得る手段とを含んでもよい。
【0020】該比較する手段は、該格納された第1のサ
ンプルの組と該格納された第2のサンプルの組との間の
それぞれ異なる変位について、該格納された第1のサン
プルの組のM個のサンプルと、該格納された第2のサン
プルの組のM個のサンプルとの間のそれぞれの絶対差の
合計の測定値を生成する手段と、粗変位を、他のすべて
の絶対差の測定値の合計と等しいかあるいはそれよりも
小さい、絶対差の測定値の合計として識別する手段と、
該格納された第1のサンプルの組からM個のサンプルを
選択し、且つ、該格納された第2のサンプルの組からM
個の対応するサンプルを選択する手段とを含み、該第2
の組からのサンプルの各々は、該第1の組のそれぞれの
サンプルから該粗変位の分だけ変位されており、該比較
する手段は、該第1および第2のサンプルの組の各組の
M個のサンプルの中の連続するサンプルの間に、S個の
サンプル(ここで、Sは整数である)を補間する手段
と、該第1および第2のサンプルの組のそれぞれのM個
のもとのサンプルとS個の補間されたサンプルとの間の
相互相関を行う手段であって、該第1のサンプルの組と
該第2のサンプルの組との間の微変位であって、該第1
のサンプルの組のM個のサンプルの中心のサンプルから
該もとのサンプルまでの1つのサンプル間距離よりも小
さい微変位を識別する手段と、該粗変位と該微変位とを
組み合わせて、該ビデオ信号の該レジストレーション誤
差および色収差誤差を得る手段とをさらに含んでもよ
い。
【0021】該比較する手段は、該格納された第1のサ
ンプルの組と該格納された第2のサンプルの組との間の
それぞれの異なる変位について、該格納された第1のサ
ンプルの組のM個のサンプルと、該格納された第2のサ
ンプルの組のM個のサンプルとの間のそれぞれの絶対差
の合計の測定値を生成する手段と、粗変位を、他のすべ
ての絶対差の測定値の合計よりも小さいかあるいはそれ
と等しい、絶対差の測定値の合計として識別する手段
と、該粗変位に対応する測定値を含む絶対差の合計の測
定値のうちの少なくとも3つの測定値を選択する手段
と、該選択した測定値に放物曲線を適合する手段と、該
放物曲線の最小点を、該識別された変位と組み合わせる
べき部分サンプル間距離として判断し、測定変位値を生
成する手段とを含んでもよい。
【0022】本発明は、カラービデオカメラにおいてレ
ジストレーションおよび色収差の誤差を自動的に補正す
るシステムのための誤差測定装置において実施される。
誤差測定装置は、2つの構成要素を含む。即ち、ビデオ
画像を受け取ると、これらのビデオ画像を分析し、これ
らの画像のエッジであると思われる部分の位置を特定す
るプリプロセッサと、サンプルの組のより詳細なテスト
を行い、すべてのレジストレーション誤差の大きさを決
定するマイクロプロセッサとである。プリプロセッサ
は、受け取った画像のエッジと思われる部分を識別し、
そのエッジの周りを囲む画素(ピクセル)をメモリに格
納する。メモリに格納されたピクセルは、ゾーン(例え
ば、32個の水平方向のゾーン×8個の垂直方向のゾー
ン)によって識別される。格納されたビデオサンプル
は、マイクロプロセッサに送られ、マイクロプロセッサ
は、サンプルのより詳細なテストを行い、どのサンプル
の組がエッジ誤差を表すかを判断し、各々のサンプルの
組についてのエラーの大きさを決定する。マイクロプロ
セッサによって集められた情報は、他の回路によって、
レジストレーションおよび色収差の誤差に対する補正波
形を生成するために用いられる。
【0023】これらの補正波形は、さまざまなレンズ状
態(例えば、ズーム、フォーカス、アパーチャ)につい
て格納される補間係数を計算するために用いられる。カ
メラがライブビデオ画像を生成しているとき、係数は補
間回路にダウンロードされる。補間回路は、オフセット
エッジを一緒に移動させて、誤差の大きさを低減する。
さらに、マイクロプロセッサは、ピクチャの様々なゾー
ンの誤整列されたエッジを表すサンプルに関する統計情
報を維持し、正確な誤差測定を得るためにより多くのサ
ンプルをとらなければならない異なるレンズ条件の各々
でのピクチャの任意の領域を識別する。システムは、カ
メラが動作している間リアルタイムで動作するように設
計される。システムは、カメラがビデオ画像を生成する
ために用いられるとき、新しい測定情報を集める。
【0024】カラービデオカメラから得られたカラー画
像のレジストレーション誤差および色収差を検出および
測定するためのシステムは、カラー画像のそれぞれのゾ
ーンにおいてエッジを見出し、且つ、少なくとも2つの
色成分信号のうちの各々の色成分信号の画素を表すサン
プルの組を格納するエッジロケータを含む。マイクロプ
ロセッサは、格納されたサンプルの組を処理して、該2
つの色成分信号の対応するサンプル間の粗変位を識別す
る。そして、マイクロプロセッサは、該2つの色信号間
の微変位を決定する。粗変位は、2つのサンプルの組の
相互相関を行うことによって、あるいは、2つのサンプ
ルの組の対応するサンプル間の異なる変位について、2
つのサンプルの組の間の絶対差のそれぞれの合計を計算
することによって決定され得る。微変位は、識別された
エッジに最も近いサンプルを囲む第1のサンプルの組の
サンプルの間に介在するサンプルと、第1のサンプルの
組から粗変位分だけ変位された第2のサンプルの組のサ
ンプルの間に介在する補間されたサンプルとを補間し、
その後、結果として得られたもとのサンプルおよび介在
するサンプルの相互相関を行うことによって決定され
る。微変位はまた、もとのサンプル値の相互相関値かあ
るいは2つのサンプルの組について計算した絶対差値の
合計に、放物曲線を適合することによって決定され得
る。微変位は、粗変位に加算されるかあるいは粗変位か
ら減算され、サブピクセル解像度に対する、画像のレジ
ストレーョン誤差および/または色収差の測定値が得ら
れる。
【0025】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照しながら、好適
な実施形態についての以下の詳細な説明を考慮すること
により、本発明がより良く理解される。
【0026】例示的なエッジ測定/処理システムを、図
1に示す。ビデオカメラにより、赤色、緑色および青色
ビデオ信号(RGBIN)が、エッジ識別プロセッサ1
10および補間装置118に与えられる。この例示的な
エッジ識別プロセッサ110は、画像全体を走査して、
エッジ情報を探す。エッジが識別されると、このエッジ
を水平方向に囲むピクセルを表すサンプルがメモリ11
4に与えられる。マイクロプロセッサ112は、格納さ
れたサンプルを分析し、赤色、緑色および青色ビデオ信
号において、ミスアラインされた垂直方向のエッジ(水
平方向の遷移)に対応し得るサンプルの組を識別する。
マイクロプロセッサ112は、これらの識別したエッジ
を用いて、補正波形を生成し、これらの波形を表す係数
を補正メモリ116に格納する。補間装置118は、メ
モリ116から補正波形係数を取り出し、補正波形を赤
色および青色カラー信号に与えて、これらの赤色および
青色カラー信号を緑色カラー信号と整列させる。例示的
な補間装置118によって与えられる出力信号RGBO
UTは、水平方向にレジストレーションされた赤色、緑
色および青色カラー信号である。
【0027】例示的なエッジ測定システムは、ビデオ信
号において水平方向の遷移を表す画像のエッジの位置を
2つのステップで特定する。第1のステップで、エッジ
識別プロセッサ110は、画像を走査して、垂直方向の
遷移あるいは斜め方向の遷移に関連しない水平方向の信
号遷移を特定する。以下に説明する本発明の例示的実施
形態は、水平方向の遷移のみを処理する。垂直方向の遷
移(即ち、水平方向のエッジ)が、ミスレジストレーシ
ョンあるいは色収差誤差を示す場合、補間装置118に
よって与えられる出力信号を転置(transposed)メモリ
に与え、且つ、画像の垂直方向対水平方向のアスペクト
比(即ち、転置された画像の、より少ない水平方向ゾー
ンおよびより多い垂直方向ゾーン)を受け入れるための
変形を有する図1のシステムを複製することによって、
信号は垂直方向にも補正され得る。以下に説明する例示
的システムは、水平方向のビデオ信号遷移(画像の垂直
方向のエッジ)だけを処理する。16×9のビデオ画像
では水平方向のスパンの方が大きいため、これらの遷移
における誤差は、垂直方向の信号遷移(画像の水平方向
のエッジ)における誤差よりも顕著である。
【0028】エッジ識別プロセッサ110は、画像の水
平方向の信号遷移の各々についてのエッジ情報を格納す
るわけではない。ビデオ画像は、水平方向に32ゾー
ン、垂直方向に8ゾーンの、合計265ゾーンに分割さ
れる。エッジ識別プロセッサ110は、これらのゾーン
のタリー(tally)と、得られたエッジ情報とをモニタ
する。定常状態動作では、タリーメモリ(図1には図示
せず)によって示されるゾーンのみについてエッジ情報
が格納され、不十分なエッジ情報を有する。タリーメモ
リは、マイクロプロセッサ112により、エッジ識別プ
ロセッサ110から受け取られる有効なサンプルの組に
基づいて維持される。
【0029】一旦、画像中の検出されたエッジを表すピ
クセルの組がメモリ114に格納されると、マイクロプ
ロセッサ112は、以下に図7を参照して説明するよう
にこれらのサンプルの組を処理し得る。その処理によ
り、ミスアラインされた遷移に対応する組を識別し、赤
色および青色ビデオ信号を緑色ビデオ信号と整列させる
ために赤色および青色ビデオ信号に与えるべき補正を決
定する。一旦、エッジが識別され測定されると、赤色お
よび青色カラー信号は、「REGISTRATION CORRECTION WA
VEFORM DETERMINATION METHOD AND SYSTEM FOR A TELEV
ISION CAMERA」と題された本願の優先権主張の基礎とさ
れる米国特許出願と同時係属中の米国特許出願番号第0
8/807,584号に開示される装置および方法を用
いて補正され得る。本明細書では、この特許出願の、ビ
デオカメラにおける波形ミスアライメントおよび色収差
歪みの補正に関する教示を参考として援用する。
【0030】図2は、図1に示すエッジ識別プロセッサ
110、マイクロプロセッサ112およびメモリ114
の詳細を示すブロック図である。エッジ識別プロセッサ
110は3つの構成要素を含む。即ち、エッジロケータ
210、メモリコントローラ220、およびタリーRA
M224である。図2に示すように、赤色(R)、緑色
(G)および青色(B)ビデオ信号は、それぞれ1水平
ライン期間+16ピクセル期間(16P)だけ遅延し
て、エッジロケータ210に与えられる。Gビデオ信号
はプロセッサ110に直接与えられるが、Rビデオ信号
およびBビデオ信号については、そのうちの一方が、R
/BSEL信号に応答して、マルチプレクサ226によ
ってプロセッサ110に直接与えられる。Gビデオ信号
はさらに、1水平ライン(1H)遅延素子212に与え
られ、遅延した緑色ビデオ信号G’が生成される。この
遅延した緑色ビデオ信号G’は、1H遅延ライン218
に与えられ、2ライン遅延した緑色ビデオ信号G”が生
成される。これらの信号G、G’およびG”は以下に図
3Aを参照して説明するように用いられ、画像の水平方
向の信号遷移に対応し得るサンプルのグループの位置が
特定される。緑色ビデオ信号は、3色のビデオ信号R、
GおよびBの中で最も多くの輝度情報を含むため、当業
者に周知の態様で用いられる。
【0031】ビデオ信号G’は、16P遅延素子222
によって遅延され、遅延した緑色ビデオ信号GDが生成
される。それに対応する遅延した赤色ビデオ信号および
青色ビデオ信号は、1H+16P遅延素子214および
216によってそれぞれ与えられる。これらの信号は、
信号RDおよびBDである。以下に図3Aを参照して説
明するように、エッジロケータ210は、信号G、G’
およびG”をモニタして、入力ビデオ信号中のありうる
水平方向の輝度遷移を特定する。エッジロケータ210
はまた、信号Gおよび信号RまたはBをモニタして、識
別されたエッジ情報が画像の白バランスのとれた部分
(white balanced portion)であるかどうかを判断す
る。実際には、緑色信号を、赤色信号Rまたは青色信号
Bと比較して、バランス信号BALを生成する。信号B
ALは、信号Gと信号Bまたは信号Rとが、画像中のミ
スアラインされた水平方向の遷移に関する有効な情報を
得るために適切な相対レベルであることを示す色バラン
ス信号である。信号BALが赤色−緑色エッジを表す
か、青色−緑色エッジを表すかは、マイクロプロセッサ
112によって生成される信号R/BSELによって決
定される。画像の各ゾーンについて赤色エッジ情報およ
び青色エッジ情報の両方が得られるように、この信号
は、1つのゾーン内で切り換えられ得る。この信号はま
た、別のゾーンあるいは別の画像で切り換えられ得る。
【0032】メモリコントローラ220は、エッジロケ
ータ210からエッジ情報およびバランス信号を受け取
る。メモリコントローラ220はまた、カメラの走査回
路(図示せず)から、垂直方向パルス信号VPULSE
および水平方向パルス信号HPULSEを受け取る。信
号VPULSEは、各フィールドあるいは各フレームの
始まりで発生され(pulsed)、信号HPULSEは、走
査された画像の各ラインの始まりで発生される。メモリ
コントローラ220は、エッジ情報とバランス情報とを
比較して、エッジが画像のバランスのとれた領域に位置
しているかどうかを判断し、従って、エッジがミスアラ
インされた色信号成分を表し得るかどうかを判断する。
メモリコントローラ220は、エッジが画像成分を整列
させるために有用な情報を与え得ると判断すると、信号
HPULSEおよびVPULSEを用いて、そのエッジ
が生じるゾーンを計算する。その後、メモリコントロー
ラ220は、ゾーン情報を、そのゾーンについてタリー
RAM224に格納された情報と比較する。タリーRA
M224が、計算されたゾーンについての十分なエッジ
情報が既に格納されていることを示すと、メモリコント
ローラ220は、そのエッジ情報を無視する。しかし、
タリーRAM224が、そのゾーンについてのエッジ情
報がもっと必要であることを示すと、メモリコントロー
ラ220は、必要に応じて、緑色、青色、または赤色信
号についてのゲーティング信号を与えて、対応する信号
GDおよび信号RDまたはBDの31個のサンプルを、
メモリ114の対応するメモリ領域228および230
に格納させる。
【0033】以下に図7を参照して説明するように、マ
イクロプロセッサ112は、メモリ114の読み出し専
用メモリ(ROM)234に格納されたプログラムを用
い、さらに、メモリ114のランダムアクセスメモリ領
域232を用いて、これらの格納されたピクセルの組を
処理し、図1に示す補正メモリ116のための補正係数
を生成し、様々なレンズ状態(例えば、ズーム、フォー
カス、およびアパーチャの設定)についての係数および
タリーRAM画像を格納する。
【0034】メモリ228、230、232、および2
34を1つのメモリ114の構成要素として示している
が、これらのメモリを、別個に、あるいは異なる組合せ
で実現してもよいことが想定される。
【0035】マイクロプロセッサ112は、R、Gおよ
びBビデオ信号のサンプルの組を処理する際、特定のセ
クタについて、有効なエッジ情報が格納されているかど
うかを判断する。この処理で、格納されたサンプルの組
が有効なエッジ情報を表していないと判断すると、マイ
クロプロセッサ112は、この情報を無視し、対応する
セルおよびタリーRAM224の状態を変更しない。し
かし、サンプルの組に有効なエッジ情報が存在すると判
断すると、マイクロプロセッサ112は、そのゾーンに
ついてのカウンタをインクリメントする。マイクロプロ
セッサは、設定された数の有効なサンプルの組(例え
ば、16組)を処理し終わると、タリーRAM224の
このゾーンに対応するビットをリセットし、レンズ状態
が変わらないかぎり、そのゾーンについて、それ以上の
サンプルが格納あるいは分析されないようにする。
【0036】本発明の例示的な実施形態は、所定数のサ
ンプルの組しか格納および分析しないが、システムは、
そのゾーンについて以前に獲得した数のサンプルの組に
対応する新しく獲得したサンプルの組から得られるエッ
ジ情報に重み付けすることによって、各ゾーンについて
のサンプルの組を継続的に格納するように動作するよう
にして、レンズ系および画像レジストレーションにおい
てゆっくりと起こる変化を追跡してもよいことが想定さ
れる。
【0037】例示的なシステムでは、タリーRAM22
4は、画像のゾーンのそれぞれに対するセルを含む。カ
メラの各々のレンズ状態に対するRおよびB信号につい
て、別個のタリーRAM画像および別個の補正係数の組
が維持される。レンズ状態という用語をこの意味で用い
た場合、レンズ状態とは、量子化されたフォーカス、ズ
ームおよびアパーチャの設定のことを意味する。本発明
の例示的実施形態では、約1000個のタリーRAM画
像および約1000個のそれぞれの係数の組が維持され
る。しかし、異なるアパーチャ設定に起因して増加する
誤差が比較的小さい場合、フォーカスおよびズームに関
連するタリーRAM画像および係数の組だけが格納され
得ることが想定される。また、システムは、例えば赤色
と緑色などの2色からの色収差誤差だけを用いて測定を
行い、青色カラー信号についての誤差測定および補正因
子を、赤色カラー信号の色収差を補正するために与えら
れた補正因子から外挿されてもよいことが想定される。
【0038】図3Aは、図2に示すエッジロケータ21
0として用いるのに適切なエッジロケータのブロック図
であり、その一部分を論理図で示している。図3Aに示
すように、1ライン間隔だけ遅延された緑色信号を表す
G’信号は、1ピクセル(1P)遅延素子320と、減
算器322の被減数入力ポートとに与えられる。1ピク
セル遅延素子320の出力信号は、減算器322の減数
入力ポートに与えられる。遅延素子320と減算器32
2との組合せは、G’ビデオ信号の連続するピクセルの
継続的な差(running difference)を形成する。これら
の差は、絶対値回路326に与えられる。絶対値回路3
26は、負の値のサンプルを正の値のサンプルに変換す
る。絶対値回路326の出力信号は、比較器328の一
方の入力ポートに与えられる。比較器328の他方の入
力ポートは、閾値Teを受け取るように結合される。閾
値Teは、差信号のノイズ成分から、水平方向の遷移を
区別する値である。比較器328は、絶対値回路326
によって与えられた信号が閾値Teを上回っていれば論
理ハイ信号を生成し、それ以外の場合は論理ロー信号を
生成する。従って、比較器328は、G’ビデオ信号の
連続するサンプル間に相当量のレベルの遷移が存在する
ときは常に、論理ハイ出力信号を生成する。
【0039】Gビデオ信号は、G’信号と同じように、
1P遅延素子330および減算器332に与えられる。
減算器332によって与えられる出力信号は、G信号の
継続的な(running)ピクセル差を表す。この信号は、
減算器334の被減数入力ポートに与えられ、減算器3
34の減数入力ポートは、減算器322の出力信号を受
け取るように結合される。G”ビデオ信号も、同じよう
に、1P遅延素子310および減算器312に与えら
れ、減算器312の出力信号は、減算器314の被減数
入力ポートに与えられる。減算器314の減数入力ポー
トもまた、減算器322の出力信号を受け取るように結
合される。
【0040】処理している画像が垂直方向のエッジ(水
平方向の遷移)しか含まない場合、垂直方向のエッジが
画像の3つのラインすべてを横切って延びるため、減算
器312、322および332の出力信号はほぼ等しく
なければならない。この例では、減算器314および3
34によって与えられる出力信号はほぼゼロである。し
かし、遷移が純粋な水平方向の遷移ではなく、幾つかの
垂直成分を含んでいる場合、減算器314または334
の出力信号は、ゼロよりもかなり大きい。減算器314
の出力信号は絶対値回路316に与えられる。絶対値回
路316は、負の値を正の値に変換し、出力信号を比較
器318に与える。比較器318は、この信号を閾値T
eと比較し、絶対値回路316によって与えられた信号
が閾値Teを上回っていれば論理ハイ出力信号を与え、
それ以外の場合は論理ロー出力信号を与える。減算器3
34の出力信号は、絶対値回路336および比較器33
8によって同様に処理され、回路336によって与えら
れた信号が閾値Teを上回っていれば論理ハイ出力信号
を生成し、それ以外の場合は論理ロー信号を与える。
【0041】比較器318および338によって与えら
れた信号はNORゲート342に与えられ、NORゲー
ト342の出力信号は、ANDゲート344の一方の入
力端子に結合される。ANDゲート344の他方の入力
端子は、比較器328によって与えられる信号を受け取
るように結合される。
【0042】比較器328の出力信号は、現在処理して
いるビデオ情報のエッジ信号である。このエッジ信号が
純粋な水平方向の遷移を表す場合、比較器318および
338の出力信号は、論理ロー信号である。この例で
は、NORゲート342の出力信号は、比較器328に
よって与えられる遷移信号がANDゲート344を通っ
て伝搬することを可能にする論理ハイ信号である。AN
Dゲート344の出力信号は、デジタルワンショット回
路346に与えられる。デジタルワンショット回路34
6は、検出されたエッジに応答して、32ピクセル期間
の周期を有する論理ハイパルスを生成する。この信号
は、ANDゲート348の一方の入力端子に与えられ
る。しかし、NORゲートの出力信号が、G信号および
G’信号のうちの少なくとも一方が垂直方向あるいは斜
め方向の遷移の存在を示すことを表す論理ロー信号であ
る場合、ANDゲート344の出力信号は論理ローのま
まであり、ANDゲート348はエッジ情報を送らな
い。
【0043】絶対値回路326の出力信号は、最大エッ
ジ検出器340にも与えられる。以下に図3Bを参照し
て説明するように、最大エッジ検出器回路340は、絶
対値回路326によって検出されたエッジが16ピクセ
ルウィンドウ内の最大のエッジであるかどうかを判断す
る。最大エッジ検出器340の出力信号は、ANDゲー
ト348の他方の入力ポートに与えられる。ANDゲー
ト348の出力信号は、G’信号に水平方向の遷移があ
ることを示すものである。この出力信号EDGEは、上
で図2を参照して説明したメモリコントローラ220に
与えられる。
【0044】また、上述のように、図3Aに示すエッジ
ロケータ回路は、バランス信号BALを決定する。バラ
ンス信号は、減算器350で、赤色信号Rかまたは青色
信号Bのいずれかを緑色信号Gから減算することによっ
て決定される。G信号から減算される信号は、図2に示
すマルチプレクサ226に与えられる信号R/BSEL
によって決定される。この信号は、現在ロードされてい
るタリーRAM画像に基づいて、マイクロプロセッサ1
12によって与えられる。
【0045】減算器350の出力信号は、2つのビデオ
信号間の差の測定値(measure)である。この差は比較
器352に与えられる。比較器352は、この差が負の
閾値−Tbよりも大きく且つ正の閾値Tbよりも小さい
ければ、論理ハイ出力信号を生成する。比較器352の
出力信号は、バランス信号BALである。エッジロケー
タ210はまた、図2に示すGRAM228およびR/
BRAM230にそれぞれ書き込むための遅延した緑色
信号GD、赤色信号RDおよび青色信号BDをゲートす
るゲーティング回路を含む。これらの信号GD、RDお
よびBDはゲーティング回路358、360および36
2にそれぞれ与えられる。これらの回路は、メモリコン
トローラ220によって与えられるゲーティング信号に
応答して、それぞれのメモリ領域に信号を与える。信号
GD、RDおよびBDは、G’信号に関して16ピクセ
ル分遅延され、そのため、メモリに格納されたピクセル
値は、検出された遷移よりも前のサンプル値および遷移
の後のサンプル値を含む。上述のように、信号GDおよ
び信号RDまたはBDのサンプルは、信号BALがビデ
オ信号の色バランスがとれていることを示す場合にの
み、格納される。
【0046】図3Bは、図3Aに示す最大エッジ検出器
340のブロック図である。図3Bにおいて、絶対値回
路326からの検出エッジ情報は、マルチプレクサ37
0の入力ポートの1つと、減算器374の減数入力ポー
トとに与えられる。マルチプレクサ370の出力信号
は、レジスタ372の入力ポートに与えられる。レジス
タ372の出力ポートは、減算器374の被減数入力ポ
ートに結合される。レジスタ372の出力ポートは、マ
ルチプレクサ370の第2の入力ポートにも結合されて
いる。減算器374の出力信号の符号ビットは、マルチ
プレクサ370の制御入力端子に結合されている。この
符号ビットが論理ハイであるとき(減算器374によっ
て与えられる出力値が負であることを示している)、マ
ルチプレクサ370は、絶対値回路326によって与え
られる値をレジスタ372に送るように条件付けられ
る。そうでない場合(符号ビットが論理ローである場
合)、マルチプレクサは、レジスタ372の出力値をレ
ジスタ372の入力ポートに返送するように条件付けら
れる。
【0047】絶対値回路326(図3A)からの入力サ
ンプルがレジスタ372に格納された値よりも大きい場
合に、減算器374の出力値は負となる。その場合、減
算器374の出力信号の符号ビットが論理ハイとなり、
絶対値回路326からの入力値がレジスタ372に格納
される。レジスタ372は、デジタルワンショット37
6によって与えられる16ピクセル期間分の幅のパルス
によってデータ値を格納できるようになる。デジタルワ
ンショット376は、減算器374の出力信号の符号ビ
ットによってトリガされる。16サンプル期間の終わり
に、デジタルワンショット376の出力信号は論理ロー
となり、レジスタ372がリセットされる。このよう
に、16パルス間隔の間に減算器374によってAND
ゲート348に与えられる信号の最後の遷移は、16サ
ンプル期間において検出された最大の遷移を表す。
【0048】図4Aおよび図4Bは、図1および図2に
示すエッジ識別プロセッサにおける使用に適したメモリ
コントローラを示すブロック図である。このコントロー
ラは、図4Aに示す色バランス回路400と、図4Bに
示すビデオRAMアドレス生成器425と、タリーRA
Mアドレス生成器435とを含んでいる。図4Aにおい
て、エッジロケータ210(図2)からの信号BAL
は、4ビット色バランスカウンタ410のUP/DOW
N端子と、第1のANDゲート404の入力端子と、
(インバータ402を介して)第2のANDゲート40
6の第1の入力端子とに与えられる。ANDゲート40
4および406によって与えられる出力信号は、ORゲ
ート408に与えられる。ORゲート408は、4ビッ
ト色バランスカウンタ410にイネーブル信号を与え
る。カウンタ410の4ビット出力信号は、NANDゲ
ート415およびORゲート416に与えられる。NA
NDゲート415は、カウンタ値が15でない場合に論
理ハイ出力信号を与え、ORゲート416は、カウンタ
値が0でない場合に論理ハイ出力信号を与える。NAN
Dゲート415の出力信号は、ANDゲート404の第
2の入力端子に結合され、ORゲート416の出力信号
は、ANDゲート406の第2の入力端子に与えられ
る。カウンタ410の出力信号の最上位ビット(本願に
おいて、最上位ビットのことをMSBとも呼ぶ)は、色
バランス回路の出力信号であり、ANDゲート411に
与えられる。
【0049】カウンタ410は、1ピクセル時間に等し
い期間を持つ信号CLOCKをも受け取る。カウンタ4
10は、信号BALによって示される色バランスがとれ
たピクセル値を連続的にカウントする。ピクセルのバラ
ンスがとれている場合、カウンタはその値をインクリメ
ントし、バランスがとれていない場合にはその値をデク
リメントする。従って、色バランス回路の出力信号(カ
ウンタ値のMSB)は、最後の16サンプルの中の8サ
ンプルのバランスがとれていたかどうかを示す。バラン
スがとれていた場合、出力信号は論理ハイとなり、バラ
ンスがとれていなかった場合、出力信号は論理ローとな
る。ANDゲート404および406ならびにORゲー
ト408の組合せによって、カウンタ値が15でない限
りはBALが論理ハイであればカウンタがイネーブルさ
れ、カウンタ値が0でない限りはBALが論理ローであ
ればカウンタがイネーブルされるようになる。この回路
によって、カウンタのオーバーフローまたはアンダーフ
ローを防いでいる。あるエッジが検出されたときに、そ
のエッジの前のピクセル値の色バランスがとれていたか
どうかどうかを直ぐに判定できるように、カウンタは全
ピクセル値をモニタしている。
【0050】信号EDGEは、ANDゲート411の第
2の入力端子と、32ピクセルカウンタ420のリセッ
ト入力端子とに与えられる。ANDゲート411の出力
信号は、フリップフロップ412のセット入力端子Sに
与えられ、32ピクセルカウンタ420のキャリーアウ
ト信号は、フリップフロップ412のリセット入力端子
に与えられる。従って、フリップフロップ412は、エ
ッジが検出されたときにセットされ、カウンタ420が
そのエッジに続いて32サンプルをカウントしたときに
リセットされる。フリップフロップ412の出力信号、
反転信号RSEL、および図2に示すタリーRAM22
4によって与えられる出力データは、ANDゲート41
4の各入力端子に与えられる。このANDゲートの出力
信号は、ビデオRAM書込みイネーブル信号である。こ
の信号は、32ピクセルカウンタ420のイネーブル入
力端子にも与えられる。カウンタ420は、イネーブル
されると、信号CLOCKのカウントパルスに結合され
る。カウンタ420の値が32になると、キャリーアウ
ト信号によってフリップフロップがリセットされる。キ
ャリーアウト信号は、色バランス回路の出力信号ととも
に、ANDゲート413にも与えられる。バランスカウ
ンタの出力信号が論理ハイである場合、キャリーアウト
信号を発生(pulsed)したときにANDゲート413が信
号NEWSAMPLE(新しいサンプルの組がビデオR
AM228および230(図2)に書き込まれたことを
示す)を生成する。この信号NEWSAMPLEによっ
て、ビデオRAMに与えられるアドレス値の上位ビット
がインクリメントされ、これにより、次のサンプルの組
が新しい位置に格納される。
【0051】信号NEWSAMPLEは、色バランス回
路400の出力信号とカウンタ420のキャリーアウト
信号との論理積であるので、あるサンプルの組の最後の
16サンプルが色バランスのとれたサンプルを少なくと
も8個含んでいなければ、そのサンプルの組の終わりで
NEWSAMPLEは論理ローとなる。
【0052】32ピクセルカウンタ420の出力信号
は、ビデオRAMアドレスの最下位5ビット(本願にお
いて、最下位ビットのことをLSBとも呼ぶ)を形成す
る5ビットの値である。32ピクセルカウンタ420と
32768ゾーンカウンタ418との組合せによって、
ビデオRAMアドレス生成器425が形成される。次に
図4Bを参照すると、ANDゲート413によって与え
られた信号NEWSAMPLEは、ANDゲート419
の入力端子の1つに与えられる。ANDゲート419の
他方の入力端子は、マイクロプロセッサ112によって
与えられるRAMEMPTY信号を受け取るように結合
されている。ANDゲート419の出力信号は、327
68ゾーンカウンタ418をイネーブルし、これによ
り、カウンタ418はその値を1だけインクリメントす
る。32768ゾーンカウンタ418の出力値は、ビデ
オRAMアドレスの最上位15ビットを形成する。32
768ゾーンカウンタ418は、信号VPULSEによ
ってリセットされる。信号VPULSEは、ビデオカメ
ラによって与えられる各データフレームまたは各データ
フィールドの前に生じる。
【0053】カウンタ418および420(図4A)に
よって与えられる20ビットのアドレス値は、マルチプ
レクサ424の入力ポートの1つに与えられる。マルチ
プレクサ424の他方の入力ポートは、マイクロプロセ
ッサ112からマイクロプロセッサデータバスDBUS
を介して20ビットのアドレス値を受け取る。マルチプ
レクサ424は、読出し選択信号RSELによって制御
される。この信号がアサートされている場合、マイクロ
プロセッサによって与えられる20ビットのアドレス値
はビデオRAMアドレス入力ポートに与えられ、これに
より、ビデオRAM内に格納されたアドレス指定された
サンプルの組がマイクロプロセッサ112によって読み
出し可能になる。信号RSELがアサートされていない
場合、カウンタ418および420によって与えられる
20ビットのアドレス値はビデオRAMに与えられ、こ
れにより、新しいサンプルの組をビデオRAMに書き込
むことが可能になる。本発明の例示的な実施例におい
て、これらのアドレス値は、GRAM228およびR/
BRAM230の両方に与えらる。
【0054】マイクロプロセッサデータバスDBUS
は、タリーRAM制御デコード回路426にも結合され
ている。タリーRAM制御デコード回路426は、図2
に示すタリーRAM224の書込みイネーブル信号およ
び出力イネーブル信号を生成する。タリーRAM224
のアドレス信号は、256ゾーンカウンタ428によっ
て生成される。256ゾーンカウンタ428は、信号C
LOCKによってクロックされるとともに、信号H−P
ULSEおよびV−PULSEを受け取るように結合さ
れている。カウンタ428は、実際には2つのカウンタ
(図示せず)である。第1のカウンタは、水平ライン間
隔において生じる信号CLOCKのパルスをカウント
し、スキャンされるビデオ信号が水平ゾーン間の境界を
またぐときに、水平ゾーンカウンタの値をトグルする。
このカウンタは、信号H−PULSEによってリセット
され、NHZ個(例えば、60個)のピクセルの処理が
完了したときに出力パルスを与える。ここで、NHZ
は、1水平ゾーン内のピクセルの数であり、NHZ×3
2は、1本の水平ラインにおけるアクティブピクセルの
数である。水平ゾーンカウンタの値は、タリーRAMア
ドレス値の最下位5ビットを形成する。
【0055】ゾーンカウンタ428は、第2のカウンタ
を含む。第2のカウンタは、信号H−PULSEによっ
てインクリメントされ、V−PULSEによってリセッ
トされる。このカウンタは、あるゾーン内のラインをカ
ウントし、NVZ個(例えば、144個)のH−PUL
SE信号を受信したときに、垂直ゾーンカウント値のト
グルパルスを生成する。垂直ゾーンカウント値は、タリ
ーRAMアドレス値の最上位3ビットを形成する。従っ
て、カウンタ428の出力信号は、入力画像内に現在与
えられているピクセルデータのゾーン番号(およびタリ
ーRAM内のゾーンアドレス)である。この値は、ビデ
オRAMに対するTAG値としても与えられる。図6を
参照しながら以下に説明するように、TAG値は、各サ
ンプルの組の第1バイトに格納され、これにより、この
サンプルの組に対応するゾーンを特定する。
【0056】図5は、ビデオ画像の図であり、画像にお
けるゾーンの配置を示している。画像の左上の端が第1
のゾーン(ゾーン0)であり、画像の右端のゾーン31
まで、ゾーン番号が1つずつ大きくなる。ゾーン32
は、ゾーン0の真下にある。ゾーン255は、画像の右
下の端にある。タリーRAMは、各ゾーンにつき1ビッ
トを有する。この各ビットは、そのゾーンに関してそれ
以上のデータが必要であるか(論理ハイ)、あるいは、
正確なエッジ変位情報を得るのに十分なデータが収集さ
れているか(論理ロー)を示す。図7を参照しながら以
下に説明するように、タリーRAMは、マイクロプロセ
ッサ112によってロードされ、各レンズ状態、および
2色の信号RおよびBのそれぞれについてのタリーRA
M画像を有する。
【0057】図4Bに示すように、カウンタ428によ
って与えられるアドレス値は、マルチプレクサ430の
入力ポートの1つに与えられる。マルチプレクサ430
の他方の入力ポートは、マイクロプロセッサバスDBU
Sから8ビットを受け取るように結合されている。マル
チプレクサ430は、デコード回路426によって生成
される、タリーRAM224の書込みイネーブル信号で
ある選択信号によって制御される。この信号がアサート
されているとき、タリーRAMアドレス(ゾーン番号)
に対応するセル内のデータを変更するために、マイクロ
プロセッサは、そのデータバス上に与えられたタリーR
AMアドレス値にアクセスしている。この信号に応答し
て、マイクロプロセッサ112によって与えられたTA
LLYRAMDATAOUT信号がアドレス指定された
タリーRAMセル内に書き込まれる。選択ラインがアサ
ートされていない場合、カウント428によって与えら
れるアドレスは、タリーRAMアドレス入力ポートに送
られ、信号TALLYRAMDATAINがタリーRA
Mからメモリコントローラ220に与えられる。
【0058】動作中、エッジロケータ210によってエ
ッジが検出されると、信号EDGEは論理ハイになり、
前の16個のピクセル値の中の少なくとも8個の色バラ
ンスがとれていれば、32ピクセルカウンタ420がリ
セットされるとともに、フリップフロップ412がセッ
トされる。マイクロプロセッサがビデオRAMからのデ
ータを読み出しておらず、且つ、現在スキャンされてい
るゾーンに対するタリーRAMエントリが論理ハイであ
る場合、現サンプルの組をビデオRAM228および2
30に格納できるように、ビデオRAM書込みイネーブ
ル信号がアサートされ、カウンタ420がイネーブルさ
れてアドレス値を生成する。カウンタ420がリセット
されると、ビデオRAMアドレス値の最下位5ビットは
0となり、最上位15ビットはカウンタ418によって
与えられる値になる。上記のように、カウンタ420が
32までカウントを行い、且つ、このエッジに続く16
個のサンプルの中の少なくとも8個の色バランスがとれ
ていたことをバランスカウンタ410が示すと、その度
に、カウント418によって与えられる値がインクリメ
ントされる。これらの最終的なサンプルのバランスが正
しくとれていない場合、このカウンタはインクリメント
されず、ビデオRAM内に格納された可能性のある現サ
ンプルの組中のサンプルを次のサンプルの組によって全
て上書きする。
【0059】信号CLOCKのパルスに応答して、カウ
ンタ420は0から31までカウントする。カウンタ4
18および420によって与えられる組合せアドレス値
は、マルチプレクサ424を介してビデオRAMアドレ
スポートに与えられる。カウンタ420の出力値が0で
ある場合、GRAM228およびR/BRAM230の
両方のビデオRAMがメモリセル内にTAGDATAを
書き込む。カウント値が0より大きい場合、GRAM2
28は、遅延された緑ビデオ信号GDの連続サンプルを
格納し、R/BRAMは、信号R/BSELに基づい
て、遅延された赤ビデオ信号RDあるいは遅延された青
ビデオ信号BDのいずれかの連続サンプルを格納する。
【0060】信号EDGEのパルスに続く16個のピク
セル内に、第1のエッジよりも大きさが(in magnitude)
大きい垂直エッジが全く検出されなかった場合、31個
のピクセルがビデオRAM228および230のそれぞ
れに格納され、エッジが検出されたピクセル位置のどち
らかの側に15個が格納され、また、検出されたエッジ
に対応するピクセルが格納される。
【0061】第1のEDGEパルスに続く16個のピク
セル内においてより大きい垂直エッジが検出された場
合、信号EDGEがカウンタ420をリセットし、これ
により、格納されたサンプルの組は、大きさ(magnitud
e)がより大きい方のエッジを中心にセンタリングされ
る。
【0062】図6は、サンプルの組がどのようにビデオ
RAM228および230に格納されるのかを示す。各
ビデオRAMは、32,768の32バイトレコードを
持つデータ構造でモデリングされている。各レコード
は、タグフィールドおよびデータフィールドの2つのフ
ィールドを有する。タグフィールドは、そのデータフィ
ールド内の31個のサンプルのゾーン番号を含んでい
る。
【0063】上記の説明においては、ある画像内の垂直
エッジを検出し、その画像に対応するサンプルの組をビ
デオRAM内に格納する信号処理回路を記載したが、こ
れらのエッジが、画像ピクセルを直接処理するマイクロ
プロセッサ112によって検出され得ることも想定され
ている。上記のように、マイクロプロセッサ112は、
検出されたエッジに対応するピクセルデータ組の評価も
行い、これにより、光学系における水平結像装置ミスア
ラインメントまたは側方色収差(LCA)に起因する様
々な色画像のミスレジストレーションを測定するために
利用し得るデータがこれらのピクセルデータ組に含まれ
ていないかどうかを判定する。
【0064】図7は、マイクロプロセッサ112の動作
を示すフローチャートである。便宜上、以下の説明で
は、マイクロプロセッサ112がRおよびG色信号につ
いて行う処理を記載する。BおよびG色信号についても
同じ処理が行われる。この例示的な処理において、マイ
クロプロセッサ112は、画像内の垂直エッジに対応す
るサンプルの組の位置を特定し、レジストレーション誤
差を表すための有効性についてこれらのサンプルの組を
テストし、あらゆるエッジ誤差を測定する。ステップ7
10、712および714は、図1〜図6を参照しなが
ら先に説明したエッジ識別プロセッサ110によって行
われる処理と等価な処理を行う。ステップ710、71
2および714については、マイクロプロセッサ112
が、フィールド格納メモリまたはフレーム格納メモリ
(図示せず)内に保持された格納画像を処理すると仮定
する。
【0065】図7に示す処理の第1のステップ710に
おいて、マイクロプロセッサ112は、格納画像のR色
信号およびG色信号それぞれの連続する31個のサンプ
ルを受け取る。このサンプル数は例示的なものであり、
本発明の動作に影響を与えることなく他のサンプル数も
使用し得ることが想定されている。この処理は、取り出
したサンプルについて、2回のパスで行われる。図8に
示すように、第1のパスでは、サンプル番号5から始ま
る16個のサンプルを用いる。第2のパスでは、開始サ
ンプル番号が13になる。いずれのサンプルの組も、水
平方向の遷移の中心に対応するはずの中心ピクセル
(c)を含んでいる。
【0066】ステップ712において、マイクロプロセ
ッサは、取り出したRおよびG色信号のピクセルが、有
効なエッジ情報を提供するのに十分に色バランスのとれ
たものであるかどうかを判定する。この条件を調べるた
めに、マイクロプロセッサ112は、信号Rについて等
式(1)および(2)に示すように、16サンプルにつ
いて各色信号の平均値(mean)および分散値(variance)を
計算する。
【0067】
【数1】
【0068】
【数2】 上記等式中、第1のパスにおいてはx=5であり、第2
のパスにおいてはx=13である。
【0069】その後、不等式(3)に示すように、2色
(例えば、RおよびG)の平均値の差の大きさを設定色
平均閾値(THCM)と比較する。
【0070】
【数3】 次に、不等式(4)に示すように、各色サンプルの組の
分散値の差の大きさを、設定色分散閾値(THCV)と比
較する。
【0071】
【数4】 これらのテストを両方パスした場合、それらの色信号サ
ンプルの組は、有意なエッジ情報を与えるための輝度信
号を表すのに十分に近いとみなされる。
【0072】上記のように、レジストレーション誤差ま
たはLCAを測定する場合、サンプルが垂直方法または
斜め方向のエッジを持っていないことが重要である。こ
のようなエッジは、誤って水平レジストレーション誤差
またはLCAと解釈され得る垂直レジストレーション誤
差または垂直色収差(VCA)を含み得る。垂直レジス
トレーション誤差またはVCAが水平方向の測定に影響
を及ぼさないようにするために、図7に示す例示的な処
理(ステップ714)は、垂直エッジテストを行う。こ
のテストを行うために、マイクロプロセッサ112は、
ステップ710においてサンプルの組を取り出したライ
ンの直ぐ上のラインおよびその直ぐ下のラインからそれ
ぞれ16個のサンプルを取り出す。ステップ714にお
いて、マイクロプロセッサ112は、等式(5)に示す
ようにこれらの3本のラインにおける最大垂直遷移VM
AXを計算し、等式(6)に示すように現ラインにおけ
る最大水平遷移を計算し、そして、不等式(7)によっ
て、最大水平遷移の相対的な大きさが閾値THHVよりも
大きいかどうかを求める。
【0073】
【数5】
【0074】
【数6】
【0075】
【数7】 ステップ710において得たサンプルの組が、ステップ
712における色テストおよびステップ714における
垂直エッジテストをパスした場合、そのサンプルの組
は、水平レジストレーション誤差およびLCAを測定す
るのに必要な情報を含み得る。これらの2つのテストを
パスするサンプルは、図1〜図6を参照しながら先に説
明した、ビデオRAM228および230に格納された
サンプルに等価である。
【0076】本発明の例示的な実施形態において、サン
プルの組がエッジ測定に有効であるかどうかを判定する
テストは、ステップ716およびステップ718におい
て行われる。これらは、あるサンプルの組がミスレジス
タされた(misregistered)エッジまたはLCAエッジの
測定に有効なエッジとして使用できるかどうかを判定す
るための2つの決まった分類(classification)である。
これらの分類は、任意に、タイプ1およびタイプ2と決
められている。あるピクセルサンプルがこれらのタイプ
の一方として分類できる場合、その位置において有効な
測定値が得られる。本願発明者らは、これらのタイプの
サンプルの組が、様々な異なる画像シーンおよびテスト
パターンにおいて有効な誤差測定値を与えることを突き
止めた。以下に定義する統計学的な値は、基準色(例え
ば、緑)のN個のピクセルについて計算されるものであ
る。本発明の例示的な実施形態において、N=16であ
る。これらの統計値を用いて、サンプル領域が上記2つ
のいずれかのタイプのエッジを含むものとして分類され
得るかどうかを判定する。
【0077】1.NumTransitions−これは、N個のピク
セルにわたるサンプルデータの勾配極性変化(slope pol
arity changes)の回数である。勾配極性変化は、隣接ピ
クセル間の差における極性変化として定義される。隣接
ピクセル間の差は、ノイズ閾値(THNoise)よりも大
きくなければ無視される(これは、カメラアパーチャ信
号における「コアリング(coring)」に類似する)。
【0078】2.VarNumTrans−差信号のゼロ交差の間
隔の分散値である。この統計値は、一定周波数の誤読バ
ースト(misreading bursts of constant frequency)を
回避するように計算される。例えば、レジストレーショ
ン誤差を全く持たない3ピクセル/サイクルの一定周波
数が、繰返しパターンに起因して測定時に3ピクセルの
誤差を生じる場合がある。VarNumTransを測定すれば、
ゼロ交差の間隔の変化量の測定値が与えられる。
【0079】3.MaxDiff−サンプル範囲において水平
方向に隣接する任意の2つのピクセル間の差の最大の大
きさである。この値を2つの閾値(THMaxDiffおよび
THM axDiff#One)と比較する。前者の閾値は、遷移の
回数が多いときに使用し、後者の閾値は、遷移の回数が
丁度1回であるときに使用する。MaxDiffが十分に大き
ければ、そのサンプル領域には「良好な」エッジが含ま
れている可能性が高い。
【0080】4.Variance−サンプルの組の分散値。こ
れは、上記等式(1)および(2)によって与えられ
る。この値が、分散閾値(THV)よりも大きく、且つ
他の全ての条件が満たされている場合、このサンプルの
組について測定を行うことが可能である。
【0081】図7に示す処理のステップ716におい
て、このサンプルの組について上記の統計値を計算す
る。ステップ716およびステップ718において、計
算した統計値を1組の閾値と比較して、このサンプルの
組におけるエッジがタイプ1またはタイプ2のエッジと
して分類できるかどうかを判定する。サンプルがいずれ
かのテストをパスした場合、その位置において測定が可
能である。
【0082】以下の条件が3つとも満たされた場合、 1.(MaxDiff>THMaxDiff)または(Variance>TH
V) 2.NumTransitions>=THNumTransitions 3.VarNumTrans>THVarNumTrans ステップ716において、そのサンプルはタイプ1に分
類され、「良好な」測定点とみなされる。エッジがタイ
プ1ではなかった場合、ステップ718において、タイ
プ2のテストを行ってみる。
【0083】以下の条件を両方満たした場合、 1.MaxDiff>THMaxDiff#One 2.NumTransitions=1 タイプ2のテストをパスしたものとする。
【0084】ステップ714またはステップ716にお
いて、タイプ1またはタイプ2のテストをパスした場
合、ステップ720において、サンプルの組は両方の開
始点において分析され、次に、ステップ726におい
て、タリーRAM内の現ゾーンのエントリをリセットす
るべきかどうかを判定し、赤および緑のピクセルを測定
処理に送る。上記条件が満たされなかった場合、ステッ
プ724において、この測定サンプルを破棄し、新たな
位置(例えば、ビデオRAM内の次のエントリ)を調べ
る。
【0085】概して、タイプ1のエッジは、カメラレジ
ストレーションパターンおよびその他のチャートにおい
て一般的である。タイプ1の統計値は、変化する周波数
の多数回の遷移、ならびに大きな振幅ステップまたはA
C成分を示す。タイプ2のエッジは、サンプル範囲内に
おける1回の大きな遷移を有する一般的なシーンにおい
てより多く見られる。
【0086】サーチアルゴリズムの確かさ(robustness)
を高めるために、また、(エッジの近くではなく)サン
プル範囲の中心に単一のエッジが位置するように、「良
好な」位置を2回測定する。上記の全テストの第1のパ
スを行った時点で、サンプルがOKとされると、図7の
ステップ720が実行されて、ステップ722へ進む。
ステップ722においては、サンプル領域(例えば、1
6ピクセル)を、サンプル範囲の半分(例えば、8ピク
セル分)だけ前方にシフトさせ、このシフトさせた8ピ
クセルについて位置テスト(ステップ712、714、
716および718)を繰り返す。サンプル領域が、第
1のパスおよび第2のパスの両方でタイプ1またはタイ
プ2のテストをパスした場合にのみ、そのサンプル全体
を良好な測定候補とみなす。その後、シフトしたサンプ
ルを用いて上記測定プロシージャを実行する。
【0087】上記2パス方法は、単一のエッジまたはイ
ンパルスのみを有するサンプルを相関ウィンドウの中心
に配置し、単一パス方法よりも正確な読み(reading)を
提供する。さらに、元のシフト前のサンプルがぎりぎり
の測定候補(marginal candidate for measurement)であ
る場合、第2のパスは、良好なサンプルであるその領域
を排除し得る。つまり、第1の16サンプル領域が許容
可能であり、8サンプル遅れの第2のサンプル領域が許
容不可能である場合、サンプルの組全体は、レジストレ
ーション誤差またはLCA測定を与えるのに良好な候補
ではない可能性が高い。
【0088】サンプルの組におけるエッジ誤差は、図7
のステップ728に示す処理によって測定される。この
測定処理において、Gカラービデオ信号のサンプルを、
RまたはBカラー信号のサンプルに相関させる(correla
te)ことによって、2つの異なる色信号(即ち、Gおよ
びR、またはGおよびB)におけるエッジ間の差を求め
る。
【0089】2つの異なる相関技術を用いて、2色の信
号におけるエッジ間の変位を測定することが可能であ
る。第1の技術は、サンプル範囲にわたるRおよびGピ
クセル値またはRおよびBピクセル値の従来の相互相関
である。この方法は、良好な結果を生じるが、相互相関
関数を計算するための計算要件が比較的大きい。第2の
技術は、2色のピクセル間の絶対差(absolute differen
ce)の和を用いて、一方のサンプルの組を他方のサンプ
ルの組上で「スライド」させることによってピクセル間
の対応関係を変化させる方法である。2つのサンプルの
組の絶対差の和は、異なるピクセルの対応関係のそれぞ
れについて記録される。上記2つの方法を用いた場合、
測定精度および計算の複雑さが異なることになる。
【0090】第1の方法は、サンプル領域における2色
の信号の基本的な相互相関R(x,d)である。これ
は、等式(8)を用いて計算される。
【0091】
【数8】 但し、xは、ピクセルカラム、dは、xにおける変位誤
差、r(x)およびg(x)は、それぞれ、等式(9)
および(10)に示す、平均値を排除した赤および緑の
ピクセル値である。
【0092】
【数9】
【0093】
【数10】 誤差測定値は、変位(d)によって示される。サンプル
範囲においてR(x,d)の最大値を生じる変位が、最
も近い画像ピクセルに対する測定誤差である。
【0094】相互相関は非常に正確であるが、この計算
を行うにはm回の乗算を行う必要がある(但し、mは等
式(11)によって与えられる)。
【0095】
【数11】 従って、16ピクセル測定サンプルを用いた±3ピクセ
ルの範囲にわたる測定には、112回の乗算が必要とな
る。
【0096】第2の方法では、2色の信号間における最
良の一致を生じる変位を求めるために用いられる計算が
簡単になる。この方法では、2つのサンプルの組間の変
位が増大する際の、2色の信号のピクセル間の差の大き
さの和を計算する。この技術は、計算上、相互相関技術
よりも簡単であり、本願発明者らは、この方法でも精度
がほとんど変わらないことを突き止めた。等式(12)
に示すように差関数Diff(x,d)を計算する前
に、まず、RおよびGカラー信号のサンプルをサンプル
範囲について正規化する(normalize)。これは、各色信
号サンプルの組の最小および最大サンプル値を見つけ、
そして、R信号の最大サンプルおよび最小サンプルがG
信号の最大サンプルおよび最小サンプルとそれぞれ同じ
となるような係数をRサンプルに掛けることによって行
われる。
【0097】
【数12】 最も近いピクセル誤差±dは、変位範囲±d領域にわた
ってDiff(x,d)が最小値となるときに求められ
る。
【0098】この技術は、加算器だけで行うことがで
き、乗算器を必要としない。従って、相互相関技術より
もずっと容易に計算を行うことができる。上記の差の和
を用いた技術は、相互相関技術ほど正確ではない場合も
あるが、本願発明者らは、複数のサンプルの組における
複数の測定点が平均化されれば、両者間の精度上の差は
有意な差ではないことを突き止めた。
【0099】測定処理における計算の回数を減らすため
に、相関は2段階で行われる。第1の段階では、最も近
いピクセルに対する粗い誤差測定を行う。微細(fine)測
定段階である第2の段階では、第1の段階で特定した変
位誤差の周囲でサブピクセル精度の測定を行う。上記2
段階の方法では、第1の段階で特定されたピクセル位置
の周囲に対してのみ微細な測定を行えばよいので、測定
回数が少なくなるという利点がある。
【0100】第1の段階は、単に、上記の相関関数のい
ずれかを用いて、最も近いピクセル位置精度に対する変
位誤差dを求める。
【0101】微細測定段階には2つの異なる方法(1)
多相有限インパルス応答(FIR)フィルタ技術、また
は(2)第1段階の誤差関数である関数R(x,d)の
ピークの位置を特定するための放物線適合(parabolic f
it)が使用可能である。第1の方法では、補間(interpol
ation)、および従来の(但し、比較的高い空間的解像度
での)相関関数の繰返しを用いる。第2の方法では、第
1の段階で得た3つの最良相関点に放物線関数を適合さ
せる。
【0102】第1の方法では、FIRフィルタを利用し
て、多相補間フィルタを用いて所望のサブピクセル精度
にまで基準波形を補間する。例えば、最も近い1/4ピ
クセルに対する測定を行うために、基準画像を4つの補
間フィルタを用いて4対1でアップサンプル(upsample)
する。この補間は、w個のピクセルの範囲に対して基準
波形で行われる。但し、Wは、等式(13)によって与
えられる。
【0103】
【数13】 本発明の例示的な実施形態において、Nは16である。
【0104】詳細相関合計(fine correlation summatio
n)は、第1段階の結果と、その両側の隣接ピクセル(例
えば、1/4ピクセル測定については7サブピクセル)
との間で各サブピクセル変位について計算される。
【0105】第2の詳細測定方法では、相関関数のピー
クの形は放物線状であり、そのピーク点は、3点で規定
される関数に対して2次曲線を適合することによって推
定可能であると仮定する。この3つの点は、2つのサン
プルの組の間に最良の一致を生じた変位値dについての
関数Diff(x,d)の値と、d未満の変位値につい
ての上記関数の値と、dより大きい変位値についての上
記関数の値とに対応する。
【0106】R0=Diff(x,d−1)、R1=D
iff(x,d)、且つR2=Diff(x,d+1)
であると仮定すると、詳細変位誤差ピーク点Δは、等式
(14)に示すように、R0、R1およびR2から求め
られる。
【0107】
【数14】 その後、得られたΔに対して、所望の精度(例えば、最
も近い1/4ピクセル)に合わせて丸め処理を行い、こ
れを、第1段階で得られた粗変位(R0におけるdの
値)に加算する、またはこれを粗変位から引くことによ
って、最終的な誤差測定値を得る。等式(15)によっ
て示すように、R2がR0よりも良好な一致を表す場合
には、Δの値をdに加算し、R0がR2よりも良好な一
致を表す場合には、Δの値をdから引く。
【0108】
【数15】 表1に、許容可能な結果を生じる設定閾値の一例を示
す。水平誤差の最大範囲は、±6ピクセルと仮定し、サ
ンプル領域毎のピクセル数は16であった。画像ピクセ
ルは、0〜255の範囲の8ビット値として表される。
【0109】
【表1】 例示的な実施形態に関連して本発明を記載したが、上記
請求の範囲から逸脱することなく本発明に改変を加える
ことが可能であることが想定されている。
【0110】
【発明の効果】本発明によれば、光学系における水平結
像装置ミスアラインメントまたは側方色収差(LCA)
に起因する様々な色画像のミスレジストレーションおよ
び色収差を検出、測定し、その誤差を自動的に補正する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施形態を含む、画像レジスト
レーションおよび色誤差補正システムを示すブロック図
である。
【図2】図1に示すエッジ測定システムのブロック図で
ある。
【図3A】図2に示すエッジ測定システムにおける使用
に適したエッジロケータを示す、一部論理図ブロック図
である。
【図3B】図3Aに示すエッジロケータにおける使用に
適した最大エッジプロセッサを示すブロック図である。
【図4A】図1および図2に示すエッジ測定システムに
おける使用に適したメモリコントローラの一部を示すブ
ロック図である。
【図4B】図1および図2に示すエッジ測定システムに
おける使用に適したメモリコントローラの一部を示すブ
ロック図である。
【図5】例示的なレジストレーション誤差測定システム
が用いるゾーンの位置を示すイメージ図である。
【図6】画像内で検出されたエッジに関する情報の格納
方法を示すメモリ構造図である。
【図7】図1および図2に示すマイクロプロセッサによ
って行われる処理を示すフローチャートである。
【図8】図7に示す処理を説明するのに有用なデータ構
造図である。
【符号の説明】
110 エッジ識別プロセッサ 112 マイクロプロセッサ 114 メモリ 116 補正メモリ 118 補間装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス ジェイ. リーコック アメリカ合衆国 ニュージャージー 08055, メッドフォード, コリーン コート 11

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ信号のレジストレーション誤差お
    よび色収差を測定する方法であって、該ビデオ信号は、
    少なくとも第1および第2の色信号として表され、該レ
    ジストレーション誤差および色収差は、該ビデオ信号か
    ら再生された画像の該第1および第2の色信号のミスア
    ラインされたエッジとして現れ、該方法は、 (a)該第1の色信号の第1のN個のサンプルの組およ
    び該第2の色信号の第2のN個のサンプルの組を選択す
    る(ここで、Nは2よりも大きい整数である)ステップ
    と、 (b)該第1の色信号の該サンプルの組を分析して、該
    第1のサンプルの組が、該画像のエッジを表すM個のサ
    ンプル(ここで、MはNよりも小さい整数である)を含
    むかどうかを判断し、該第1のサンプルの組がエッジを
    表すM個のサンプルを含むと判断されると、該第1およ
    び第2のサンプルの組を格納するステップと、 (c)該格納された第1のサンプルの組を、該格納され
    た第2のサンプルの組と比較して、該第1のサンプルの
    組の該M個のサンプルと、該第2のサンプルの組のM個
    の対応するサンプルとの間の変位を決定するステップと
    を包含する、方法。
  2. 【請求項2】 前記ステップ(a)が、 前記第1のサンプルの組と前記第2のサンプルの組との
    間の色バランスの測定値(measure)を計算するステッ
    プと、 該色バランスの測定が、所定の範囲内にない値を有する
    場合、該第1および第2のサンプルの組を捨てるステッ
    プとをさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2のサンプルの組は、
    前記画像のラインの画素(ピクセル)を表し、前記ステ
    ップ(a)は、 前記第1の色信号の第3および第4のサンプルの組を選
    択するステップをさらに包含し、該第3および第4のサ
    ンプルの組の中のサンプルの各々は、該第1のサンプル
    の組のそれぞれの画素にすぐ隣接するピクセルに対応
    し、該ステップ(a)は、 該第1、第3および第4のサンプルの組を分析して、該
    第1のサンプルの組が、該画像の該ラインに平行なエッ
    ジに隣接するか、あるいは該画像の該ラインに斜めに交
    差するエッジを表すかを判断するステップと、 該第1のサンプルの組が、該平行なエッジに隣接する場
    合、あるいは該斜めのエッジを表す場合、該第1、第
    2、第3および第4のサンプルの組を捨てるステップと
    をさらに包含する、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 Mは2に等しく、前記ステップ(b)
    は、 前記第1のサンプルの組のサンプルのうちの連続するサ
    ンプル間の差の値を計算するステップと、 該計算された差の値の各々を、エッジ閾値と比較するス
    テップと、 該計算された差の値のいずれかが該エッジ閾値よりも大
    きければ、該サンプルの組がエッジを表すことを示すス
    テップとを包含する、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記ステップ(c)は、 前記格納された第1のサンプルの組と、前記格納された
    第2のサンプルの組との間の相互相関を行い、該第1お
    よび第2のサンプルの組のそれぞれのエッジの間の、最
    も近いサンプル間距離への粗変位を識別するステップ
    と、 該格納された第1のサンプルの組からM個のサンプルを
    選択し、且つ、該格納された第2のサンプルの組からM
    個の対応するサンプルを選択するステップとを包含し、
    該第2の組からのサンプルの各々は、該第1の組のそれ
    ぞれのサンプルから、識別された変位分だけ変位されて
    おり、該ステップ(c)は、 該第1および第2のサンプルの組の各組のM個のサンプ
    ルの中の連続するサンプル間に、S個のサンプル(ここ
    で、Sは整数である)を補間するステップと、 該第1および第2のサンプルの組のそれぞれのM個のも
    とのサンプルと、補間されたサンプルとの間の相互相関
    を行い、該第1のサンプルの組と該第2のサンプルの組
    との間の微変位であって、該第1のサンプルの組のM個
    のサンプルの中心のサンプルから該もとのサンプルまで
    の1つのサンプル間距離よりも小さい微変位を識別する
    ステップと、 該粗変位と該微変位とを組み合わせて、前記ビデオ信号
    の前記レジストレーション誤差および色収差誤差の測定
    値を得るステップとをさらに包含する、請求項1に記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 前記ステップ(c)は、 前記格納された第1のサンプルの組と、前記格納された
    第2のサンプルの組との間の相互相関を行い、該第1お
    よび第2のサンプルの組のそれぞれのエッジの間の、最
    も近いサンプル間距離への粗変位を識別し、該相互相関
    で考慮される各変位での相関値を格納するステップと、 識別された変位に対応する相関値を含む該格納された相
    関値のうちの少なくとも3つの相関値を選択するステッ
    プと、 該選択された相関値に放物曲線を適合するステップと、 該放物曲線の最大点を微変位として判断するステップ
    と、 該粗変位と該微変位とを組み合わせて、前記ビデオ信号
    の前記レジストレーション誤差および色収差誤差の測定
    値を得るステップとを包含する、請求項1に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 前記ステップ(c)は、 前記格納された第1のサンプルの組と前記格納された第
    2のサンプルの組との間のそれぞれ異なる変位につい
    て、該格納された第1のサンプルの組のM個のサンプル
    と、該格納された第2のサンプルの組のM個のサンプル
    との間のそれぞれの絶対差の合計の測定値を生成するス
    テップと、 粗変位を、他のすべての絶対差の測定値の合計と等しい
    かあるいはそれよりも小さい、絶対差の測定値の合計と
    して識別するステップと、 該格納された第1のサンプルの組からM個のサンプルを
    選択し、且つ、該格納された第2のサンプルの組からM
    個の対応するサンプルを選択するステップとを包含し、
    該第2の組からのサンプルの各々は、該第1の組のそれ
    ぞれのサンプルから該粗変位の分だけ変位されており、
    該ステップ(c)は、 該第1および第2のサンプルの組の各組のM個のサンプ
    ルの中の連続するサンプルの間に、S個のサンプル(こ
    こで、Sは整数である)を補間するステップと、 該第1および第2のサンプルの組のそれぞれのM個のも
    とのサンプルとS個の補間されたサンプルとの間の相互
    相関を行い、該第1のサンプルの組と該第2のサンプル
    の組との間の微変位であって、該第1のサンプルの組の
    M個のサンプルの中心のサンプルから該もとのサンプル
    までの1つのサンプル間距離よりも小さい微変位を識別
    するステップと、 該粗変位と該微変位とを組み合わせて、該ビデオ信号の
    該レジストレーション誤差および色収差誤差を得るステ
    ップとをさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記ステップ(c)は、 前記格納された第1のサンプルの組と前記格納された第
    2のサンプルの組との間のそれぞれの異なる変位につい
    て、該格納された第1のサンプルの組のM個のサンプル
    と、該格納された第2のサンプルの組のM個のサンプル
    との間のそれぞれの絶対差の合計の測定値を生成するス
    テップと、 粗変位を、他のすべての絶対差の測定値の合計よりも小
    さいかあるいはそれと等しい、絶対差の測定値の合計と
    して識別するステップと、 該粗変位に対応する測定値を含む絶対差の合計の測定値
    のうちの少なくとも3つの測定値を選択するステップ
    と、 該選択した測定値に放物曲線を適合するステップと、 該放物曲線の最小点を、該識別された変位と組み合わせ
    るべき部分サンプル間距離として判断し、測定変位値を
    生成するステップとを包含する、請求項1に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 ビデオ信号のレジストレーション誤差お
    よび色収差を測定するための装置であって、該ビデオ信
    号は、少なくとも第1および第2の色信号として表さ
    れ、該レジストレーション誤差および色収差は、該ビデ
    オ信号から再生された画像の該第1および第2の色信号
    のミスアラインされたエッジとして現れ、該装置は、 該第1の色信号の第1のN個のサンプルの組および該第
    2の色信号の第2のN個のサンプルの組を選択する(こ
    こで、Nは2よりも大きい整数である)手段と、 ビデオメモリと、 該第1の色信号の該サンプルの組を分析して、該第1の
    サンプルの組が、該画像のエッジを表すM個のサンプル
    (ここで、MはNよりも小さい整数である)を含むかど
    うかを判断し、該第1のサンプルの組がエッジを表すM
    個のサンプルを含むと判断されると、該第1および第2
    のサンプルの組を格納する手段と、 該格納された第1のサンプルの組を、該格納された第2
    のサンプルの組と比較して、該第1のサンプルの組の該
    M個のサンプルと、該第2のサンプルの組のM個の対応
    するサンプルとの間の変位を決定する手段とを含む、装
    置。
  10. 【請求項10】 前記選択する手段は、 前記第1のサンプルの組と前記第2のサンプルの組との
    間の色バランスの測定値を計算する手段と、 該色バランスの測定値が、所定の範囲内にない値を有す
    る場合、該第1および第2のサンプルの組の前記メモリ
    への記憶を禁止する手段とをさらに含む、請求項9に記
    載の装置。
  11. 【請求項11】 前記第1および第2のサンプルの組
    は、前記画像のラインの画素(ピクセル)を表し、前記
    選択する手段は、 前記第1の色信号の第3および第4のサンプルの組を選
    択する手段をさらに含み、該第3および第4のサンプル
    の組の中のサンプルの各々は、該第1のサンプルの組の
    それぞれの画素にすぐ隣接するピクセルに対応し、該選
    択する手段は、 該第1、第3および第4のサンプルの組を分析して、該
    第1のサンプルの組が、該画像の該ラインに平行なエッ
    ジに隣接するか、あるいは該画像の該ラインに斜めに交
    差するエッジを表すかを判断する手段と、 該第1のサンプルの組が、該平行なエッジに隣接する
    か、あるいは該斜めのエッジを表すと判断された場合、
    該第1、第2、第3および第4のサンプルの組の格納を
    禁止する手段をさらに含む、請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 Mは2に等しく、前記分析する手段
    は、 前記第1のサンプルの組のサンプルのうちの連続するサ
    ンプル間の差の値を計算する手段と、 該計算された差の値の各々を、エッジ閾値と比較する手
    段であって、該計算された差の値のいずれかが該エッジ
    閾値よりも大きければ、該サンプルの組がエッジを表す
    ことを示す手段とを含む、請求項9に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記比較する手段は、 前記格納された第1のサンプルの組と、前記格納された
    第2のサンプルの組との間の相互相関を行い、該第1お
    よび第2のサンプルの組のそれぞれのエッジの間の、最
    も近いサンプル間距離への粗変位を識別する第1の相関
    手段と、 該格納された第1のサンプルの組からM個のサンプルを
    選択し、且つ、該格納された第2のサンプルの組からM
    個の対応するサンプルを選択する手段とを含み、該第2
    の組からのサンプルの各々は、該第1の組のそれぞれの
    サンプルから、識別された変位分だけ変位されており、
    該比較する手段は、 該第1および第2のサンプルの組の各組のM個のサンプ
    ルの中の連続するサンプル間に、S個のサンプル(ここ
    で、Sは整数である)を補間する手段と、 該第1および第2のサンプルの組のそれぞれのM個のも
    とのサンプルと、補間されたS個のサンプルとの間の相
    互相関を行い、該第1のサンプルの組と該第2のサンプ
    ルの組との間の微変位であって、該第1のサンプルの組
    のM個のサンプルの中心のサンプルから該もとのサンプ
    ルまでの1つのサンプル間距離よりも小さい微変位を識
    別する第2の相関手段と、 該粗変位と該微変位とを組み合わせて、前記ビデオ信号
    の前記レジストレーション誤差および色収差誤差の測定
    値を得る手段とをさらに含む、請求項9に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記比較する手段は、 前記格納された第1のサンプルの組と、前記格納された
    第2のサンプルの組との間の相互相関を行い、該第1お
    よび第2のサンプルの組のそれぞれのエッジの間の、最
    も近いサンプル間距離への粗変位を識別し、該相互相関
    で考慮される各変位での相関値を格納する手段と、 識別された変位に対応する相関値を含む該格納された相
    関値のうちの少なくとも3つの相関値を選択する手段
    と、 該選択された相関値に放物曲線を適合する手段と、 該放物曲線の最大点を微変位として判断する手段と、 該粗変位と該微変位とを組み合わせて、前記ビデオ信号
    の前記レジストレーション誤差および色収差誤差の測定
    値を得る手段とを含む、請求項9に記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記比較する手段は、 前記格納された第1のサンプルの組と前記格納された第
    2のサンプルの組との間のそれぞれ異なる変位につい
    て、該格納された第1のサンプルの組のM個のサンプル
    と、該格納された第2のサンプルの組のM個のサンプル
    との間のそれぞれの絶対差の合計の測定値を生成する手
    段と、 粗変位を、他のすべての絶対差の測定値の合計と等しい
    かあるいはそれよりも小さい、絶対差の測定値の合計と
    して識別する手段と、 該格納された第1のサンプルの組からM個のサンプルを
    選択し、且つ、該格納された第2のサンプルの組からM
    個の対応するサンプルを選択する手段とを含み、該第2
    の組からのサンプルの各々は、該第1の組のそれぞれの
    サンプルから該粗変位の分だけ変位されており、該比較
    する手段は、 該第1および第2のサンプルの組の各組のM個のサンプ
    ルの中の連続するサンプルの間に、S個のサンプル(こ
    こで、Sは整数である)を補間する手段と、 該第1および第2のサンプルの組のそれぞれのM個のも
    とのサンプルとS個の補間されたサンプルとの間の相互
    相関を行う手段であって、該第1のサンプルの組と該第
    2のサンプルの組との間の微変位であって、該第1のサ
    ンプルの組のM個のサンプルの中心のサンプルから該も
    とのサンプルまでの1つのサンプル間距離よりも小さい
    微変位を識別する手段と、 該粗変位と該微変位とを組み合わせて、該ビデオ信号の
    該レジストレーション誤差および色収差誤差を得る手段
    とをさらに含む、請求項9に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記比較する手段は、 前記格納された第1のサンプルの組と前記格納された第
    2のサンプルの組との間のそれぞれの異なる変位につい
    て、該格納された第1のサンプルの組のM個のサンプル
    と、該格納された第2のサンプルの組のM個のサンプル
    との間のそれぞれの絶対差の合計の測定値を生成する手
    段と、 粗変位を、他のすべての絶対差の測定値の合計よりも小
    さいかあるいはそれと等しい、絶対差の測定値の合計と
    して識別する手段と、 該粗変位に対応する測定値を含む絶対差の合計の測定値
    のうちの少なくとも3つの測定値を選択する手段と、 該選択した測定値に放物曲線を適合する手段と、 該放物曲線の最小点を、該識別された変位と組み合わせ
    るべき部分サンプル間距離として判断し、測定変位値を
    生成する手段とを含む、請求項9に記載の装置。
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