JPH1154889A - 部品実装用基板の製造方法及び該方法により製造された基板 - Google Patents

部品実装用基板の製造方法及び該方法により製造された基板

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JPH1154889A
JPH1154889A JP9213023A JP21302397A JPH1154889A JP H1154889 A JPH1154889 A JP H1154889A JP 9213023 A JP9213023 A JP 9213023A JP 21302397 A JP21302397 A JP 21302397A JP H1154889 A JPH1154889 A JP H1154889A
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insulating layer
surface insulating
metal wiring
wiring board
component mounting
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JP9213023A
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Eishin Nishikawa
英信 西川
Takahiro Matsuo
隆広 松尾
Koichi Kumagai
浩一 熊谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁層成形時に金属配線板に変形を生じさせ
ることがなく、つなぎ切断部での絶縁信頼性を向上させ
ることができる部品実装用基板の製造方法及び該製造方
法により製造された部品実装用基板を提供する。 【解決手段】 複数の部品15の電極間を電気的に接続
するようにパターニングされた金属配線板1の両面を、
金属配線板の部品の電極に対応した開孔1aを設けて、
絶縁材料で覆う部品実装用基板において、部品の電極の
うち他の電極と接続されていない独立電極をその周囲の
周囲電極から延びたつなぎ部9によって保持するように
パターニングされた金属配線板の第1面に、熱可塑性あ
るいは熱硬化性樹脂を含む絶縁材料によって第1面用絶
縁層2aを成形し、独立電極を保持するつなぎ部を切断
し、金属配線板の第2面に、熱可塑性あるいは熱硬化性
樹脂を含む絶縁材料によって第2面用絶縁層2cを成形
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の部品の電極
間を電気的に接続するようにパターニングされた金属配
線板の少なくとも両面を絶縁材料で覆う部品実装用基板
の製造方法及び該製造方法により製造された部品実装用
基板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、部品実装用基板としては、紙フェ
ノール基板やガラスエポキシ基板等の銅張積層基板、そ
してセラミック基板、または金属基板などがある。これ
らの基板は、絶縁層上に電極パターンを有するか、ある
いは絶縁層と電極パターンが交互に配された平面状の構
造を持っている。しかしながら、最近ではエッチングあ
るいはパンチングによってパターニングされた金属配線
板の両面を絶縁材料としての樹脂によって成形されたイ
ンサート成形基板が開発されている。このインサート成
形基板は、立体成形が可能であり、電気製品の匡体内に
所望の形状で搭載できるようになった。
【0003】以下に、インサート成形基板の技術につい
て説明する。図10は一例としてのインサート成形基板
の構造を示す。この構造は、エッチングあるいはパンチ
ング工法によって所望のパターニングが施された金属配
線板1の両面に、電子部品の電極と整合するように金属
配線板の一部を露出させるように、絶縁性の樹脂材料に
よって絶縁層25を形成している。上記金属配線板1の
材料は、電気的特性、購入コストの点から銅あるいは銅
を主成分とする合金を使用する。また、上記金属配線板
1の厚みは、購入コスト、電気的特性、製造工程上のハ
ンドリングのし易さから0.1mmから0.5mmが一
般的である。また、上記絶縁層25としての絶縁材料
は、絶縁層形成のための成形リードタイム、製造時の管
理の容易さの点で熱硬化性樹脂よりも熱可塑性樹脂を使
用することが多い。このとき使用される熱可塑性樹脂
は、ポリブチレンフタレート、ポリエチレンフタレー
ト、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルスルホ
ン、液晶ポリマー等のエンジニアリングプラスチックが
使用される。この厚みは、絶縁信頼性、構造強度信頼性
等の性能の点、コストの点から0.5mm〜1.0mm
が一般的である。
【0004】図11は一例としてのインサート成形基板
の製造方法を示す。インサート成形基板の製造方法は、
金属配線板1において他の電極と連結していない独立電
極を、該独立電極の周囲に配置された周囲電極から延び
たつなぎ部によって保持するように、金属配線板1をパ
ンチングあるいはエッチングによってパターニングし、
その後に、金属配線板1を上下金型100a,100b
のキャビティ101内に保持して、金属配線板1の上下
両面、および金属配線板1の側部の端面、及び、金属配
線板を貫通する貫通孔内に射出成形によって熱可塑性樹
脂を絶縁材料として絶縁層25,25を成形する。この
とき、金属配線板1に有するつなぎ部には柱6,…,6
をキャビティ101内に配置して、柱6,…,6により
絶縁層25,25に開孔部25a,…,25aを設けて
成形しておく。この後に、開孔部25,…,25に露出
する金属配線板1内のつなぎ部を電気的にショートしな
いようにパンチで切断する。また、この後、つなぎ部の
開孔部25a,…,25aに絶縁材料である樹脂によっ
て穴埋めを行い、つなぎ部を切断した部分であるつなぎ
切断部の絶縁信頼性を向上させることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなインサート成形基板において、以下のような課題
がある。第1に、金属配線板1の両面に同時に樹脂を成
形射出成形等の工法によって絶縁層25,25を形成す
るため、成形時の樹脂圧によって金属配線板1に変形を
生じてしまう。このために、金属配線板1の隣接電極間
の絶縁のための距離が十分に取れなくなり、電気的信頼
性が低下する。第2に、つなぎ切断部に絶縁向上目的で
樹脂埋めを行わなかった場合、つなぎ切断部の電極同士
が空間を隔てて電気的に絶縁されるだけとなるため、吸
湿時の絶縁信頼性が劣化するといった問題がある。つな
ぎ切断部に樹脂埋めを行った場合、電気的に高信頼性の
絶縁構造をとることができるが、製造上、複数のつなぎ
切断開孔部に歩留良く樹脂埋めすることは困難である。
第3に、インサート成形による基板においては金属配線
板1と樹脂間の密着強度が弱く、部品実装後の部品固
定、部品と基板間の電気的接続信頼性が低くなるため、
インサート成形前に金属配線板1の表面を粗化し金属配
線板1と樹脂間の密着強度を向上している。しかし、金
属配線板粗化工程が増加するためコストアップの要因に
なる。さらに、インサート成形基板においては、絶縁材
料の厚みは成形する樹脂材料の流動性、成形プロセスの
特性上によって一定以上薄くできない。このため、表面
実装部品の実装は絶縁樹脂の厚みによって部品電極、基
板電極間距離が増大し接続困難である。本発明の目的
は、上記問題に鑑み、絶縁層成形時に金属配線板に変形
を生じさせることがなく、つなぎ切断部での絶縁信頼性
を向上させることができる部品実装用基板の製造方法及
び該製造方法により製造された部品実装用基板を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその作用効果】上記課
題を解決するために、本発明は以下のように構成してい
る。本発明の第1態様によれば、金属配線板に実装すべ
き複数の部品の電極間を電気的に接続するようにパター
ニングされた上記金属配線板の少なくとも両面を、上記
金属配線板に上記部品の上記電極に対応した開孔を設け
た状態で絶縁材料で覆う部品実装用基板において、上記
部品の上記電極のうち他の電極と接続されていない独立
電極を該独立電極の周囲の周囲電極から延びたつなぎ部
によって保持するようにパターニングされた上記金属配
線板の第1面に、熱可塑性あるいは熱硬化性樹脂を含む
絶縁材料によって第1面用絶縁層を成形する工程と、上
記独立電極を保持する上記つなぎ部を切断する切断工程
と、上記金属配線板の第2面に、熱可塑性あるいは熱硬
化性樹脂を含む絶縁材料によって第2面用絶縁層を成形
する工程とを備えるようにしたことを特徴とする部品実
装用基板の製造方法を提供する。
【0007】本発明の第1態様では、上記第1面用絶縁
層形成工程と第2面用絶縁層形成工程との別々の工程で
絶縁層を形成することによって、すなわち、絶縁層の成
形を金属配線板の片面ずつ2回に分けることによって、
金属配線板の一方の面で絶縁層の成形を行うとき、金属
配線板の他方の面は金型により全面を支持することがで
きる。この結果、金属配線板の絶縁層成形時の樹脂圧力
により金属配線板が変形するのを防止することができ
る。よって、微細な成形条件のコントロールを行うこと
なく、金属配線板の変形を防止することが可能となる。
本発明の第2態様によれば、上記第1面用及び第2面用
絶縁層は、上記金属配線板の両面に加えて、上記金属配
線板を貫通する上記開孔内と上記金属配線板の側部の端
面を覆うように成形されるようにした第1態様に記載の
部品実装用基板の製造方法を提供する。本発明の第3態
様によれば、上記第1面用絶縁層を形成する工程の前
に、上記金属配線板の上記独立電極を上記周囲電極から
延びた上記つなぎ部によって保持するようにパンチング
によって上記金属配線板をパターニングする工程を備え
るようにした第1又は2態様に記載の部品実装用基板の
製造方法を提供する。本発明の第4態様によれば、上記
第1面用絶縁層の成形工程において、上記金属配線板の
上記つなぎ部の位置に対応する部分に上記第1面用絶縁
層に開孔を設けた後、上記第2面用絶縁層の成形工程時
に、上記第1面用絶縁層に設けた上記開孔に上記第2面
用絶縁層の絶縁部を同時に成形するようにした第1〜3
のいずれかに記載の部品実装用基板の製造方法を提供す
る。
【0008】第4態様では、絶縁材料による穴埋め工程
を増加させることなく、つなぎ部及び第1面用絶縁層の
開孔内に絶縁材料を容易に挿入して絶縁部を形成するこ
とが可能となる。本発明の第5態様によれば、上記第1
面用絶縁層の成形工程において、上記金属配線板の第1
面用絶縁層を、上記つなぎ部の位置に上記金属配線板に
接するように支持部を設けた第1面の金型によって上記
第1面用絶縁層に開孔を形成して成形した後、上記第2
面用絶縁層成形工程において、上記第1面の金型の上記
支持部を上記開孔から抜き出して上記第2面用絶縁層を
成形して、上記第1面用絶縁層に設けた上記開孔に上記
第2面用絶縁層の絶縁部を同時に成形するようにした第
1〜4態様のいずれかに記載の部品実装用基板の製造方
法を提供する。第5態様では、第1面用絶縁層形成後に
成形された基板を上記金型から取り出す必要もなく、第
2面用絶縁層の成形を容易に行うことができる。さら
に、このとき、各つなぎ切断部の各絶縁層開孔を、絶縁
材料による穴埋め工程を増加させることなく、第2面用
絶縁層を成形するときに各開孔に絶縁材料を容易に形成
することが可能となる。よって、開孔に絶縁材料を穴埋
めする特別な工程を行うことなく、各つなぎ部での信頼
性を高めることができる。本発明の第6態様によれば、
上記第1面用絶縁層と上記第2面用絶縁層の各絶縁材料
が熱硬化性樹脂であり、上記第1面用絶縁層形成時には
上記第1面用絶縁層の樹脂が架橋可能な状態まで硬化
し、上記第2面用絶縁層形成時に上記第1面用絶縁層の
樹脂と上記第2面用絶縁層の樹脂を同時に架橋させるよ
うに硬化させるようにした第1〜5態様のいずれかに記
載の部品実装用基板の製造方法を提供する。
【0009】本発明の第6態様では、第1面用絶縁層の
樹脂硬化率を架橋可能状態のままとして、第2面用絶縁
層を成形するとき、上記第1面用絶縁層の樹脂と上記第
2面用絶縁層の樹脂を同時に架橋させるように硬化させ
れば、第1面用絶縁層の樹脂と第2面用絶縁層の樹脂間
に硬化反応がおき、基板としての構造強度信頼性を維持
することができる。本発明の第7態様によれば、上記第
1面用絶縁層と上記第2面用絶縁層の各絶縁材料が熱硬
化性樹脂であり、上記第1面用絶縁層形成時の樹脂硬化
率は80%以下とし、上記第2面用絶縁層形成時に上記
第1面用絶縁層の樹脂と上記第2面用絶縁層の樹脂を同
時に90%以上の硬化率まで硬化させるようにした第6
態様に記載の部品実装用基板の製造方法を提供する。本
発明の第7態様では、第1面用絶縁層の樹脂硬化率を8
0%以下にし、第2面用絶縁層を成形するとき、上記第
1面用絶縁層の樹脂と上記第2面用絶縁層の樹脂を同時
に90%以上の硬化率まで硬化させるようにすれば、第
1面用絶縁層ての樹脂と第2面用絶縁層の樹脂間に硬化
反応がおき、基板としての構造強度信頼性を維持するこ
とができる。本発明の第8態様によれば、上記第1面用
絶縁層と上記第2面用絶縁層の絶縁材料が熱硬化性樹脂
であり、上記第1面用絶縁層形成時の樹脂硬化率が50
%以下のときには、上記第1面用絶縁層の樹脂を80℃
以下まで冷却した後、上記金属配線板の上記つなぎ部を
切断するようにした第1〜7態様のいずれかに記載の部
品実装用基板の製造方法を提供する。
【0010】本発明の第8態様では、上記各絶縁層の絶
縁材料が熱硬化性樹脂のときには、第1面用の絶縁層の
樹脂硬化率が50%以下であると、80℃以下まで冷却
しなければ固化しないため、80℃以下に樹脂を固化し
た後、金属配線板のつなぎ部の切断を行う方が絶縁層の
変形がなく容易につなぎ切断が可能となる。本発明の第
9態様によれば、上記第1面用絶縁層と上記第2面用絶
縁層の絶縁材料が熱硬化性樹脂であり、上記第2面用絶
縁層形成用金型のキャビティの寸法(L2)は、上記第
1面用絶縁層形成用金型のキャビティの寸法(L1)よ
りも小さいようにした第1〜8態様のいずれかに記載の
部品実装用基板の製造方法を提供する。
【0011】本発明の第9態様では、第2面用絶縁層を
成形するときにその樹脂が、第1面用絶縁層形成用の金
型のキャビティと第1面用絶縁層との隙間まで入り込む
ことがなくなり、薄バリを防止することができる。本発
明の第10態様によれば、上記第1面用絶縁層成形用金
型のキャビティの寸法L1と、上記第2面用絶縁層形成
用金型のキャビティの寸法L2と、上記第1面用絶縁層
成形用金型の上記キャビティ内の上記第1面用絶縁層と
該キャビティとの間の隙間寸法δとは、{(L1−L2
/2}>δ であるようにした第1〜9態様のいずれか
に記載の部品実装用基板の製造方法を提供する。本発明
の第10態様では、第2面用絶縁層を成形するときにそ
の樹脂が、第1面用絶縁層形成用の金型のキャビティ第
1面用絶縁層との隙間まで入り込むことがなくなり、薄
バリを防止することができる。本発明の第11態様によ
れば、上記金属配線板のパターニングにおいて、あらか
じめパンチングダイスとストリッパーの合わせ面に凹凸
を設け、パンチング時に上記金属配線板に、上記第1面
用及び第2面用絶縁層との密着性向上用凹凸を形成する
ようにした第1〜10態様のいずれかに記載の部品実装
用基板の製造方法を提供する。
【0012】本発明の第11態様では、金属配線板の上
下両面に凹凸を形成し、絶縁層の樹脂と金属配線板との
間の密着強度を増加させることかできる。本発明の第1
2態様によれば、上記金属配線板をパターニング後、上
記部品を電気的に上記電極に接合し、その後、上記第1
面及び第2面用絶縁層をそれぞれ形成するようにした第
1〜11態様のいずれかに記載の部品実装用基板の製造
方法を提供する。本発明の第12態様では、絶縁材料成
形前に部品を金属配線板に実装すれば、金属配線板の平
面部に部品を実装することができるため、両電極間の距
離が短くなり接合が容易になる。本発明の第13態様に
よれば、上記金属配線板あるいは上記金属配線板にあら
かじめ部品接合部に開孔を設けた状態にレジスト層を形
成した後、上記部品を電気的に接合し、その後に上記第
1面及び第2面用絶縁層をそれぞれ形成するようにした
第1〜12態様のいずれかに記載の部品実装用基板の製
造方法を提供する。本発明の第13態様では、表面実装
部品の基板への実装を容易にし、かつ金属配線板にあら
かじめレジスト層を設けておくことによって、部品の半
田の半田溶融時の流れをレジスト層により部品接合電極
部に制限するので、部品の接合を容易にする。本発明の
第14態様によれば、本発明の第1〜13態様のいずれ
かに記載の部品実装用基板の製造方法により製造された
部品実装用基板を提供する。本発明の第14態様では、
本発明の第1〜13態様のいずれかの製造方法による効
果を奏することができる基板を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態にかかる部
品実装用基板の製造方法を図1(a)〜(d)に示す。
この製造方法は、複数の部品の電極間を電気的に接続す
るようにパターニングされた金属配線板1の上下両面と
上記金属配線板1を貫通する貫通孔内と上記金属配線板
1の側部の端面とを、金属配線板1に実装すべき部品の
部品電極に対応した部品電極挿入用などの開孔1a,
…,1aを設けた状態で、絶縁材料で覆った部品実装用
基板において、パターニング工程と、第1面用絶縁層形
成工程、切断工程と、第2面用絶縁層形成工程とを順に
行うようにしている。上記金属配線板1の例としては、
銅、銅系合金、又は、鉄クロムニッケル合金などの鉄系
合金などの導電部分を絶縁板上に形成したものがある。
上記絶縁層2を構成する樹脂の例としては、ポリブチレ
ンフタレート、ポリエチレンフタレート、ポリフェニレ
ンスルフィド、ポリエーテルスルホン、又は、液晶ポリ
マー等のエンジニアリングプラスチックなどの熱可塑性
樹脂がある。上記パターニング工程では、図1(a)及
び図2(a)〜(c)に示すように、金属配線板1の他
の電極から独立した独立電極1eを、該独立電極1eの
周囲に配置された周囲電極1fから延びるように形成さ
れたつなぎ部9によって保持するように、パンチングに
よって金属配線板1をパターニングする。このパターニ
ングによって、金属配線板1には上記開孔1a,…,1
aが形成される。
【0014】次に、上記第1面用絶縁層形成工程では、
図1(b)に示すように、金属配線板1を上下金型4
c,4a内に保持し、金属配線板1の第1面、例えば図
1(b)の下面を下金型4aのキャビティ4b内に露出
させ、上金型4cのランナ4dから溶融した絶縁材料を
キャビティ4b内に射出して成形することによって第1
面の絶縁層2aを形成する。このとき、キャビティ4b
内には、円柱状の支持部6,…,6を設けて、支持部
6,…,6が金属配線板1の下面のつなぎ部9,…,9
及び部品接続用の各電極部に当接するようにして金属配
線板1を支持し、第1面用絶縁層2aを成形したとき、
各円柱状支持部6により各開孔2bが形成されるように
する。各開孔2bが第1面用絶縁層2aに形成されるこ
とにより、各つなぎ部9及び部品接続用の各電極部は絶
縁層2aから露出した状態となる。次に、上記切断工程
では、図1(c)に示すように、上記金属配線板1を上
下金型4a,4cから取り出し、上記金属配線板1の第
1面用絶縁層2aの各開孔2bに対して、金属配線板1
の上面側にパンチ7を当接させ、絶縁層2aの下面側に
ダイ8を当接させる。そして、パンチ7のパンチ本体7
aを第1面用絶縁層2aの開孔2bを貫通してダイ8の
開孔8a内に入り込むように下降させることにより、独
立電極を保持するつなぎ部9を切断する。以後、このつ
なぎ部9を切断して形成された貫通孔の部分をつなぎ切
断部1bと呼ぶ。
【0015】次に、上記第2面用絶縁層形成工程では、
図1(d)に示すように、第2面、例えば図1(b)の
上面の絶縁層2cを形成する。すなわち、金属配線板1
を上下金型4e,4a内に保持し、金属配線板1の第2
面、例えば図1(d)の上面を上金型4eのキャビティ
4f内に露出させ、上金型4eのランナ4gから溶融し
た絶縁材料をキャビティ4f内に射出して成形すること
によって第2面の絶縁層2cを形成する。このとき、上
記第1面用絶縁層2aの各開孔2b内に各円柱状支持部
6を再び挿入した状態で上記第2面用絶縁層2cの成形
を行うことにより、上記切断工程で形成された金属配線
板1のつなぎ切断部1b内にまで第2面用絶縁層2cの
一部を絶縁部2dとして入り込ませるようにする。その
後、上下金型4a,4eから絶縁層2a,2bが形成さ
れた金属配線板1を取り出す。なお、図1(b)及び
(d)において、ランナ等に残った不要な樹脂はカッタ
ーなど公知の手段により適宜取り除く。
【0016】上記製造方法においては、従来のように金
属配線板1の両面の絶縁層成形を同時に成形すると、金
属配線板1の成形時の変形を防止するため、成形時の両
面の樹脂流れバランスを成形条件、あるいは金型構造に
よって微細にコントロールする必要があり、製造工程に
おいてはこのコントロールが困難である。しかしなが
ら、この第1実施形態では、上記第1面用絶縁層形成工
程と第2面用絶縁層形成工程との別々の工程で絶縁層2
a,2cを形成することによって、すなわち、絶縁層2
a,2cの成形を金属配線板1の片面ずつ2回に分ける
ことによって、金属配線板1の一方の面で絶縁層の成形
を行うとき、金属配線板1の他方の面は金型により全面
を支持することができる。この結果、金属配線板1の絶
縁層成形時の樹脂圧力により金属配線板1が変形するの
を防止することができる。よって、微細な成形条件のコ
ントロールを行うことなく、金属配線板1の変形を防止
することが可能となる。
【0017】次に、本発明の第2実施形態にかかる部品
実装用基板の製造方法について説明する。図3(a)〜
(c)は本発明の第2実施形態にかかる部品実装用基板
の製造方法を示す。図3(a)の金属配線板1の第1面
例えば図3(a)では上面に第1面用の絶縁層2aを成
形する。次いで、図3(b)において、金属配線板1の
つなぎ部9を切断する。次いで、図3(c)において、
金属配線板1の第2面例えば図3(c)の下面に第2面
用の絶縁層2cを成形して製造する。この第2面用絶縁
層2cを形成するとき、つなぎ部9から第1面用絶縁層
2aの開孔2b内にまで絶縁層2cの一部を入り込ませ
て絶縁部2eを形成するようにする。この方法によれ
ば、絶縁材料による穴埋め工程を増加させることなく、
つなぎ部9及び第1面用絶縁層2aの開孔2b内に絶縁
材料を容易に挿入して絶縁部2eを形成することが可能
となる。
【0018】次に、本発明の第3実施形態にかかる部品
実装用基板の製造方法について説明する。図4(a)〜
(c)は本発明の第3実施形態にかかる部品実装用基板
の製造方法を示す。まず、図4(a)に示すように、第
1面用の絶縁層2aの成形工程において、金属配線板1
の下面のつなぎ部9,…,9に接するように支持部1
7,…,17を第1面用絶縁層形成用の下金型4aに設
け、この下金型4aと上金型4cとによって金属配線板
1の下面に絶縁層2aを成形すると同時に該絶縁層2a
に開孔2b,…,2bを形成する。その後、図4(b)
に示すように、第2面用の絶縁層成形工程において、第
1面用絶縁層形成用の金型4c,4aの支持部17,
…,17を金属配線板1に接しないようにエアシリンダ
等の駆動装置70,…,70により押し下げる。この駆
動装置70としては、特別な駆動装置を使用することな
く、射出成形設備の製品取り出しピン駆動装置を利用す
ることもできる。次いで、図4(c)に示すように、上
金型4cを第2面用絶縁層形成用金型4eに交換したの
ち、金型4eと4aとにより第2面用絶縁層2cを成形
して、上記第1面用絶縁層2aに設けた開孔2b,…,
2bに、第2面用絶縁層2cの一部をなす絶縁部2e,
…,2eを同時に成形する。この方法によって、第1面
用絶縁層形成後に成形された基板を上記金型4a,4b
から取り出す必要もなく、第2面用絶縁層2cの成形を
容易に行うことができる。さらに、各つなぎ切断部1b
の各絶縁層開孔2bを、絶縁材料による穴埋め工程を増
加させることなく、第2面用絶縁層2cを成形するとき
に各開孔2bに絶縁材料を容易に形成することが可能と
なる。よって、開孔2bに絶縁材料を穴埋めする特別な
工程を行うことなく、各つなぎ部9での信頼性を高める
ことができる。
【0019】次に、本発明の第4実施形態にかかる部品
実装用基板の製造方法について説明する。この第4実施
形態では、第1面用絶縁層2a及び第2面用絶縁層2c
の材料として熱可塑性樹脂ではなく熱硬化性樹脂を使用
する。図5(a)は、本発明の第4実施形態にかかる部
品実装用基板の製造方法による第1面−第2面用絶縁層
樹脂間の硬化反応挙動を示し、図5(b)は第1面用絶
縁層2aの樹脂を完全硬化した後、第2面用絶縁層2c
を硬化したときの挙動を示している。この第4実施形態
では、第1面−第2面用絶縁層2a,2cが金属配線板
1を介さずに直接接触する部分についてのものであり、
例えば金属配線板1の側部や第1面用絶縁層2aの開孔
2bでの第1面用絶縁層2aと第2面用絶縁層2cとが
直接接触する部分に関するものである。この第4実施形
態では、第1面用絶縁層2aの成形時の硬化率を、架橋
可能な状態の例として80%以下とし、第1面−第2面
用絶縁層2a,2c間で樹脂重合(架橋)が可能であ
り、第1面−第2面用絶縁層2a,2c間で樹脂が一体
化することができる状態とする。このような状態で、第
2面の絶縁層形成時に第1面と第2面の絶縁層2a,2
cの各樹脂を同時に架橋させる状態、例えば90%以上
の硬化率まで両樹脂を硬化させるようにしている。
【0020】ここで、図5(b)に示すように、もし、
第1面用絶縁層2aの樹脂硬化を完全に行った後、第2
面用絶縁層2cとして樹脂を形成すると、第1面用絶縁
層2aの樹脂と第2面用絶縁層2cの樹脂との間での硬
化反応が起こらず、第1面用絶縁層2aと第2面用絶縁
層2cの樹脂間密着あるいは接着が弱くなり、基板とし
ての強度信頼性が低下する。これに対して、本第4実施
形態のように第1面用絶縁層2aの樹脂硬化率を80%
以下にしたままとして、図5(a)に示すように、第2
面の絶縁層形成時に、上記第1面用絶縁層2aの樹脂と
上記第2面用絶縁層2cの樹脂を同時に架橋させるよう
に硬化させれば、第1面用絶縁層2aとしての樹脂と第
2面用絶縁層2cとしての樹脂間に硬化反応がおき、基
板としての構造強度信頼性を維持することができる。こ
こで、樹脂硬化率を80%以下とする理由は、このよう
な範囲では架橋可能な状態が確実に維持でき、80%よ
り高い樹脂硬化率では架橋反応が生じてしまい、樹脂硬
化が完全に行われてしまうためである。
【0021】次に、本発明の第5実施形態にかかる部品
実装用基板の製造方法について説明する。本発明の第5
実施形態にかかる部品実装用基板の製造方法において
は、以下の製造条件で行うものである。すなわち、金属
配線板1の第1面に、80〜120℃に加熱した第1面
用絶縁層形成用の金型4c,4aを用いて第1面用絶縁
層2aを成形する。その後、成形体を20〜80℃まで
冷却し、つなぎ部9の切断を行う。次いで、金属配線板
1の第2面に、160〜180℃まで加熱した第2面用
絶縁層形成用の金型4e,4aを用いて第2面用絶縁層
2cを成形する。上記各絶縁層2a,2cの絶縁材料が
熱硬化性樹脂のときには、第1面用絶縁層2aの形成時
の樹脂硬化率が50%以下であると、第1面用の絶縁層
2aの樹脂を80℃以下まで冷却した後、金属配線板1
のつなぎ部9,…,9を切断する。第1面用の絶縁層2
aの樹脂硬化率が50%以下であると、80℃以下まで
冷却しなければ固化しないため、80℃以下に樹脂を固
化した後、金属配線板1のつなぎ部9,…,9の切断を
行う方が絶縁層2aの変形がなく容易につなぎ切断が可
能となる。
【0022】次に、本発明の第6実施形態にかかる部品
実装用基板の製造方法について説明する。図6(a),
(b)は本発明の第6実施形態にかかる部品実装用基板
の製造方法を示す。この第6実施形態では、第1面及び
第2面用の絶縁層2a,2cの各材料として熱硬化性樹
脂を使用するものであって、第2面用の絶縁層形成用金
型4eのキャビティ4fの長手方向の寸法L2は、第1
面用絶縁層形成用の金型4aのキャビティ4bの寸法L
1よりも小さく、かつ、上記第1面用絶縁層成形用金型
4aのキャビティ4bの寸法L1と、上記第2面用絶縁
層形成用金型4eのキャビティ4fの寸法L2と、上記
第1面用絶縁層成形用金型4aの上記キャビティ4b内
の上記第1面用絶縁層2aと該キャビティ4bとの間の
隙間寸法δとは、{(L1−L2)/2}>δとなるよう
に金型を設計し、このような金型を使用して成形する。
すなわち、図6(a)に示すように、金属配線板1の第
1面用絶縁層2aを第1面用絶縁層形成用の金型4a,
4cを用いて第1面用の絶縁層2aを成形し、次いで、
図6(b)に示すように、第2面用絶縁層形成用の金型
4a,4eを用いて第2面用の絶縁層2cを成形する工
程で製造する。
【0023】上記したように金型を設計するのは以下の
理由による。すなわち、第1面用の絶縁層2aの形成後
においては、樹脂が硬化収縮を起こすため、第1面用絶
縁層2aと該絶縁層2aの形成に使用したキャビティ4
bとの間に隙間が生じてしまう。このため、そのまま第
2面用の絶縁層2cを形成すると、第1面用の絶縁層側
の上記隙間に第2面用の絶縁層2cに使用した樹脂が入
り込んで薄バリとなって付着してしまい、バリ取り工程
が必要となる。しかしながら、(第1面用絶縁層形成用
の金型4aのキャビティ4bの寸法L1−第2面用絶縁
層形成用の金型4eのキャビティ4fの寸法L2)/2
>(第1面用絶縁層形成用の金型4aのキャビティ4b
と第1面用絶縁層2aとの隙間寸法δ)とすることによ
り、第2面用絶縁層2cを成形するときにその樹脂が、
第1面用絶縁層形成用の金型4aのキャビティ4b第1
面用絶縁層2aとの隙間まで入り込むことがなくなり、
薄バリを防止することができる。
【0024】次に、本発明の第7実施形態にかかる部品
実装用基板の製造方法について説明する。図7(a),
(b)は、金属配線板1のパターニング方法を示してい
る。あらかじめパンチングダイス13とストリッパー1
4の合わせ面に凹凸13a,14aを設け、パンチング
ダイス13の孔13c内にストリッパー14のパンチ本
体14cを入り込ませるようにして金属配線板1の電極
のパターニングを行うとき、金属配線板1の上下両面に
凹凸1h,1hを形成し、絶縁層2a,2cの樹脂と金
属配線板1との間の密着強度を増加させる。
【0025】次に、本発明の第8実施形態にかかる部品
実装用基板の製造方法について説明する。図8(a)〜
(c)は、本発明の第8実施形態にかかる部品実装用基
板の製造方法を示す。図7(a)は金属配線板1をパタ
ーニングする工程、図7(b)は、部品15を電気的に
金属配線板1の電極に接合する工程、図7(c)は絶縁
層2a,2cを金属配線板1に形成する工程で製造す
る。この方法によって、絶縁層2a,2cの絶縁材料で
ある樹脂の厚みは、成形する樹脂材料の流動性及び成形
プロセスの特性によって一定以上薄くできないため、表
面実装部品の実装は絶縁樹脂の厚みによって部品電極と
基板電極間の距離が増大してしまい、両電極の接続が困
難になる。しかしながら、第8実施形態のように、絶縁
材料成形前に部品15を金属配線板1に実装すれば、金
属配線板1の平面部に部品15を実装することができる
ため、両電極間の距離が短くなり接合が容易になる。
【0026】次に、本発明の第9実施形態にかかる部品
実装用基板の製造方法について説明する。図9(a)〜
(c)は、本発明の第9実施形態にかかる部品実装用基
板の製造方法を示す。図9(a)は、金属板あるいは金
属配線板1にあらかじめ部品接合部に開孔1gを設けた
状態にレジスト層16を形成する工程、図9(b)は部
品15を電気的に金属配線板1の電極に接合する工程、
図9(c)は絶縁層2a,2cを成形して製造する工程
を示す。この方法によって、表面実装部品15の基板へ
の実装を容易にし、かつ金属配線板1にあらかじめレジ
スト層16を設けておくことによって、部品15の半田
15a,15aの半田溶融時の流れをレジスト層16に
より部品接合電極部に制限するので、部品15の接合を
容易にする。
【0027】
【実施例】次に、本発明の具体例としての実施例を説明
する。 (実施例1)実施例1は第1実施形態にかかる製造方法
を実施するものであり、図1(a)〜(d)の本発明の
第1実施形態にかかる部品実装用基板の製造方法に基づ
いて説明する。図1(a)において、金属配線板1の材
料は厚み0.3mmのタフピッチ銅(JIS−C102
0)を使用し、独立電極を周囲電極からのつなぎ部9,
…,9によって保持するようにパンチングによってパタ
ーニングした。図1(b)において、金属配線板1の第
1面の金型4a,4cを用いて、熱可塑性樹脂であるポ
リフェニレンオキシド(出光石油化学社製MW−33)
を使用して第1面用の絶縁層2aを射出成形によって形
成した。このとき、部品接続用の各電極部と金属配線板
1の各つなぎ部9には開孔部2b設けるように成形し
た。次いで、図1(c)において、一旦、上記第1面用
絶縁層2aが成形された成形体を第1面用絶縁層形成用
の金型4a,4cから取り出し、パンチング法によって
つなぎ部9,…,9の切断を行い、電気的にショートし
ないように加工した。次いで、図1(d)において、第
2面用の絶縁層形成用の金型4a,4eに上記成形体を
入れ、第2面用の絶縁層2cをポリフェニレンオキシド
を使用して射出成形した。このとき、第1面用絶縁層2
aおよび第2面用絶縁層2cのそれぞれの成形条件は、
金型温度160℃、射出シリンダ温度330℃、射出ノ
ズル温度340℃で行った。従来のように金属配線板1
の両面の絶縁層成形を同時に成形すると、金属配線板の
成形時の変形を防止するためには成形時の両面の樹脂流
れバランスを成形条件、あるいは金型構造によって微細
にコントロールする必要があり、製造工程においてはこ
のコントロールが困難である。しかしながら、上記した
実施例1によれば、絶縁層2a,2cの成形を金属配線
板1の片面ずつ2回に分けることによって、微細な成形
条件のコントロールを行うことなく金属配線板1の変形
を防止することが可能となる。
【0028】(実施例2)実施例2は第2実施形態にか
かる製造方法を実施するものであり、図3(a)〜
(c)の本発明の第2実施形態にかかる部品実装用基板
の製造方法に基づいて説明する。図3(a)において、
金属配線板1の第1面用絶縁層2aを第1面用絶縁層形
成用の金型4a,4cを用いて、熱可塑性樹脂であるポ
リフェニレンオキシド(出光石油化学社製MW−33)
を使用して第1面用の絶縁層2aを射出成形によって形
成した。このとき、部品接続用電極部と金属配線板1の
つなぎ部9,…,9には下金型4a(図1(b)参照)
内の支持部6,…,6によって開孔2b,…,2bを設
けるように成形した。次いで、図3(b)において、一
旦、成形体を第1面用絶縁層形成用の金型4a,4cか
ら取り出し、パンチング法によってつなぎ部9,…,9
の切断を行い、電気的にショートしないよう加工した。
次いで、図3(c)において、第1面用絶縁層形成用の
下金型4aにおいてつなぎ部9,…,9を形成するため
の支持部6,…,6をなくした第2面用絶縁層形成用の
金型4a,4eに上記成形体を入れ、第2面用の絶縁層
2cを上記ポリフェニレンオキシドを使用して射出成形
した。このとき、第1面用絶縁層2a及び第2面用絶縁
層2cの成形条件は、金型温度160℃、射出シリンダ
温度330℃、射出ノズル温度340℃で行った。この
方法によって、各つなぎ部9の各絶縁層開孔2bを、絶
縁材料による穴埋め工程を増加させることなく、容易に
各開孔2bに絶縁材料を形成することが可能となる。
【0029】(実施例3)実施例3は第3実施形態にか
かる製造方法を実施するものであり、図4(a)〜
(c)の本発明の第3実施形態にかかる部品実装用基板
の製造方法に基づいて説明する。図4(a)の金属配線
板1の第1面用絶縁層2aを第1面用絶縁層形成用の金
型4a,4cを用いて第1面用の絶縁層2aをポリフェ
ニレンオキシドで射出成形する。金属配線板1のつなぎ
部9を切断した後、図4(b)において、第1面用絶縁
層形成用の金型4a,4cのつなぎ凸部支持部17を押
し下げる。この動作は、特別な駆動装置を使用すること
なく、射出成形設備の製品取り出しピン動作を利用して
行った。次いで、図4(c)の第2面用絶縁層形成用の
金型4a,4eを用いて第2面用の絶縁層2cを成形す
る。この方法によって、第1面用絶縁層形成後、成形体
を金型から取り出す必要もなく容易に第2面用絶縁層2
cの成形を行うことができる。
【0030】(実施例4)実施例4は第4実施形態にか
かる製造方法を実施するものであり、図5(a),
(b)の本発明の第4実施形態にかかる部品実装用基板
の製造方法による第1面−第2面用絶縁層樹脂間の硬化
反応挙動を示している。熱硬化性樹脂としてのジアリル
フタレート(旭有機材工業製DP−2500)を絶縁材
料として成形したとき、第1面用の絶縁層2aの成形時
の硬化率が80%以下のときには第1面−第2面絶縁層
間において樹脂重合が可能であり第1面−第2面用絶縁
層間で樹脂が一体化することができ、成形体の構造強度
における信頼性が向上した。このときの第1面用絶縁層
2aの硬化条件は、155℃、30秒、第2面用絶縁層
2cの硬化条件は165℃、1分で行った。
【0031】(実施例5)実施例5は第5実施形態にか
かる製造方法を実施するものであり、本発明の第5実施
形態にかかる部品実装用基板の製造方法の製造条件を説
明する。熱硬化性樹脂としてのジアリルフタレート(旭
有機材工業製DP−2500)を絶縁材料として成形し
たとき、金属配線板1の第1面用絶縁層2aを100℃
に加熱した第1面用絶縁層形成用の金型4a,4cを用
いて第1面用の絶縁層2aを成形した。次に、成形体を
80℃以下まで冷却して、つなぎ部9,…,9の切断を
行い、第2面用絶縁層形成用の金型4a,4eを170
℃まで加熱して第2面用の絶縁層2cを成形する。第1
面用絶縁層2aの樹脂硬化率が50%以下であると、8
0℃以下まで冷却しなければ成形体は硬化が不十分であ
るので固化しないため、80℃以下に樹脂を固化した
後、金属配線板1のつなぎ切断をする方が第1面用絶縁
層2aの変形なく容易につなぎ切断が可能となった。
【0032】(実施例6)実施例6は第6実施形態にか
かる製造方法を実施するものであり、図6(a),
(b)の本発明の第6実施形態にかかる部品実装用基板
の製造方法に基づいて説明する。第2面用絶縁層形成用
の上金型4eのキャビティ4fの寸法L2は、第1面用
絶縁層形成用の下金型4aのキャビティ4bの寸法L1
より小さく、かつ、上記第1面用絶縁層成形用金型4a
のキャビティ4bの寸法L1と、上記第2面用絶縁層形
成用金型4eのキャビティ4fの寸法L2と、上記第1
面用絶縁層成形用金型4aの上記キャビティ4b内の上
記第1面用絶縁層2aと該キャビティ4bとの間の隙間
寸法δとは、{(L1−L2)/2}>δとなるように設
計された金型を用いて製造する。独立電極を周囲電極か
らのつなぎ部9によって保持するようにパンチングによ
ってパターニングした金属配線板1を、熱硬化性樹脂と
してのジアリルフタレート(旭有機材工業製DP−25
00)を絶縁材料として、図6(a)において、金属配
線板1の第1面用絶縁層形成用の金型4a,4cを用い
て第1面用の絶縁層2aを成形した。次いで、図1
(b)において、第2面用絶縁層形成用の金型4a,4
eを用いて第2面用の絶縁層2cを成形した。このとき
に、ジアリルフタレート樹脂の硬化収縮率は0.4〜
0.6%であったので、第2面用絶縁層形成用の金型の
キャビティ寸法は、第1面用絶縁層形成用金型のキャビ
ティ寸法より0.8%だけ小さくしており、第2面用絶
縁層成形後に第1面用絶縁層表面に第2面用絶縁層成形
時の薄バリが形成されることはなくなった。
【0033】(実施例7)実施例7は第7実施形態にか
かる製造方法を実施するものであり、図7(a),
(b)の本発明の第7実施形態にかかる部品実装用基板
の製造方法の金属配線板1のパターニング方法を示す。
あらかじめパンチングダイス13とストリッパー14の
合わせ面に凹凸13a,14aを設け、パターニング時
に金属配線板1に凹凸1hを形成し、樹脂と金属配線板
間の密着強度を増加させた。このときのパンチングダイ
ス13とストリッパー14の凹凸部表面粗さはRaで
1.6μmとし、粗化された金属配線板1の表面粗さは
Raで0.48μmであった。金属配線板表面を粗化し
ないRa0.09μmの樹脂に対する金属配線板1の引
き抜き強度は面積10mmに対して1.5kgfであ
ったが、粗化したときは9kgfまで向上した。
【0034】(実施例8)実施例8は第8実施形態にか
かる製造方法を実施するものであり、図8(a)〜
(c)の本発明の第8実施形態にかかる部品実装用基板
の製造方法に基づいて説明する。図8(a)において、
金属配線板1をパターニングし、図8(b)において、
部品15を電気的に接合した。部品15の接合はエポキ
シ系導電ペーストを用いて行い部品15と金属配線板1
を接合した。図8(c)において、第1面用絶縁層2
a、第2面用絶縁層2cを2回の成形で製造した。一般
に、絶縁材料である樹脂の厚みは成形する樹脂材料の流
動性、成形プロセスの特性上によって一定以上薄くでき
ないため、表面実装部品の実装は絶縁樹脂の厚みによっ
て部品電極、基板電極間距離が増大し接続困難である
が、実施例8によれば、絶縁材料成形前に部品15を実
装すれば、金属配線板1の平面部に実装を行うため容易
となった。
【0035】(実施例9)実施例9は第9実施形態にか
かる製造方法を実施するものであり、図9(a)〜
(c)の本発明の第9実施形態にかかる部品実装用基板
の製造方法に基づいて説明する。図9(a)において、
金属板あるいは金属配線板1にあらかじめ部品接合部に
開孔部を設けた状態にエポキシ系レジスト層16を印刷
法によって形成した。図9(b)において、95%S
n,5%Pbの高温半田を用いて部品15を電気的に接
合した。図9(c)は不飽和ポリエステル(フドー
(株)FP100typeA)を第1面用及び第2面用
絶縁層2a,2cとして成形した。この方法によって、
表面実装部品の基板への実装を容易にし、かつ金属配線
板1にあらかじめレジスト層16を設けておくことによ
って半田溶融時の流れを部品接合電極部に制限するので
部品の接合を容易にすることができた。なお、本発明は
上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の
態様で実施することができる。例えば、各絶縁層の絶縁
材料は、熱硬化性樹脂、あるいは熱可塑性樹脂を含み、
第1面用および第2面用の絶縁層形成は、射出成形ある
いはトランスファ成形によって行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a),(b),(c),(d)はそれぞれ
本発明の第1実施形態にかかる部品実装用基板の製造方
法を示す説明図である。
【図2】 (a),(b),(c)はそれぞれ第1実施
形態の製造方法の金属配線板を示す説明図である。
【図3】 (a),(b),(c)はそれぞれ本発明の
第2実施形態にかかる部品実装用基板の製造方法を示す
説明図である。
【図4】 (a),(b),(c)はそれぞれ本発明の
第3実施形態にかかる部品実装用基板の製造方法を示す
説明図である。
【図5】 (a),(b)はそれぞれ本発明の第5実施
形態にかかる部品実装用基板の製造方法を説明するため
の説明図である。
【図6】 (a),(b)はそれぞれ本発明の第6実施
形態にかかる部品実装用基板の製造方法を示す説明図で
ある。
【図7】 (a),(b)はそれぞれ本発明の第7実施
形態にかかる部品実装用基板の製造方法金属板のパター
ニング方法を示す説明図である。
【図8】 (a),(b),(c)はそれぞれ本発明の
第8実施形態にかかる部品実装用基板の製造方法を示す
説明図である。
【図9】 (a),(b),(c)はそれぞれ本発明の
第9実施形態にかかる部品実装用基板の製造方法を示す
説明図である。
【図10】 従来のインサート成形基板を示す説明図で
ある。
【図11】 (a),(b),(c)はそれぞれ従来の
インサート成形基板の製造方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 金属配線板 1a,1g 開孔 1b つなぎ切断部 2a 第1面用の絶縁層 2b 開孔 2c 第2面用の絶縁層 2d,2e 絶縁部 4a 第1面用絶縁層形成用の金型 4b,4f キャビティ 4c 金型 4d,4g ランナ 4e 第2面用絶縁層形成用の金型 6 支持部 7 パンチ 8 ダイ 9 つなぎ部 13 パンチングダイス 14 ストリッパー 15 部品 16 レジスト層 17 支持部 70 駆動装置

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属配線板(1)に実装すべき複数の部
    品(15)の電極間を電気的に接続するようにパターニ
    ングされた上記金属配線板の少なくとも両面を、上記金
    属配線板に上記部品の上記電極に対応した開孔(1a)
    を設けた状態で絶縁材料で覆う部品実装用基板におい
    て、 上記部品の上記電極のうち他の電極と接続されていない
    独立電極を該独立電極の周囲の周囲電極から延びたつな
    ぎ部(9)によって保持するようにパターニングされた
    上記金属配線板の第1面に、熱可塑性あるいは熱硬化性
    樹脂を含む絶縁材料によって第1面用絶縁層(2a)を
    成形する工程と、 上記独立電極を保持する上記つなぎ部を切断する切断工
    程と、 上記金属配線板の第2面に、熱可塑性あるいは熱硬化性
    樹脂を含む絶縁材料によって第2面用絶縁層(2c)を
    成形する工程とを備えるようにしたことを特徴とする部
    品実装用基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記第1面用及び第2面用絶縁層は、上
    記金属配線板の両面に加えて、上記金属配線板を貫通す
    る上記開孔内と上記金属配線板の側部の端面を覆うよう
    に成形されるようにした請求項1に記載の部品実装用基
    板の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記第1面用絶縁層を形成する工程の前
    に、上記金属配線板の上記独立電極を上記周囲電極から
    延びた上記つなぎ部によって保持するようにパンチング
    によって上記金属配線板をパターニングする工程を備え
    るようにした請求項1又は2に記載の部品実装用基板の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 上記第1面用絶縁層(2a)の成形工程
    において、上記金属配線板の上記つなぎ部の位置に対応
    する部分に上記第1面用絶縁層に開孔(2b)を設けた
    後、上記第2面用絶縁層の成形工程時に、上記第1面用
    絶縁層に設けた上記開孔に上記第2面用絶縁層の絶縁部
    (2d,2e)を同時に成形するようにした請求項1〜
    3のいずれかに記載の部品実装用基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記第1面用絶縁層の成形工程におい
    て、上記金属配線板の第1面用絶縁層を、上記つなぎ部
    の位置に上記金属配線板に接するように支持部(6,1
    7)を設けた第1面の金型(4a)によって上記第1面
    用絶縁層に開孔(2b)を形成して成形した後、上記第
    2面用絶縁層成形工程において、上記第1面の金型の上
    記支持部を上記開孔から抜き出して上記第2面用絶縁層
    を成形して、上記第1面用絶縁層に設けた上記開孔に上
    記第2面用絶縁層の絶縁部(2d,2e)を同時に成形
    するようにした請求項1〜4のいずれかに記載の部品実
    装用基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記第1面用絶縁層と上記第2面用絶縁
    層の各絶縁材料が熱硬化性樹脂であり、上記第1面用絶
    縁層形成時には上記第1面用絶縁層の樹脂が架橋可能な
    状態まで硬化し、上記第2面用絶縁層形成時に上記第1
    面用絶縁層の樹脂と上記第2面用絶縁層の樹脂を同時に
    架橋させるように硬化させるようにした請求項1〜5の
    いずれかに記載の部品実装用基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記第1面用絶縁層と上記第2面用絶縁
    層の各絶縁材料が熱硬化性樹脂であり、上記第1面用絶
    縁層形成時の樹脂硬化率は80%以下とし、上記第2面
    用絶縁層形成時に上記第1面用絶縁層の樹脂と上記第2
    面用絶縁層の樹脂を同時に90%以上の硬化率まで硬化
    させるようにした請求項6に記載の部品実装用基板の製
    造方法。
  8. 【請求項8】 上記第1面用絶縁層と上記第2面用絶縁
    層の絶縁材料が熱硬化性樹脂であり、上記第1面用絶縁
    層形成時の樹脂硬化率が50%以下のときには、上記第
    1面用絶縁層の樹脂を80℃以下まで冷却した後、上記
    金属配線板の上記つなぎ部を切断するようにした請求項
    1〜7のいずれかに記載の部品実装用基板の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記第1面用絶縁層と上記第2面用絶縁
    層の絶縁材料が熱硬化性樹脂であり、上記第2面用絶縁
    層形成用金型のキャビティ(4f)の寸法(L2)は、
    上記第1面用絶縁層形成用金型のキャビティ(4b)の
    寸法(L1)よりも小さいようにした請求項1〜8のい
    ずれかに記載の部品実装用基板の製造方法。
  10. 【請求項10】 上記第1面用絶縁層成形用金型のキャ
    ビティ(4b)の寸法L1と、上記第2面用絶縁層形成
    用金型のキャビティ(4f)の寸法L2と、上記第1面
    用絶縁層成形用金型の上記キャビティ内の上記第1面用
    絶縁層と該キャビティとの間の隙間寸法δとは、{(L
    1−L2)/2}>δであるようにした請求項1〜9のい
    ずれかに記載の部品実装用基板の製造方法。
  11. 【請求項11】 上記金属配線板のパターニングにおい
    て、あらかじめパンチングダイス(13)とストリッパ
    ー(14)の合わせ面に凹凸(13a,14a)を設
    け、パンチング時に上記金属配線板に、上記第1面用及
    び第2面用絶縁層との密着性向上用凹凸(1h)を形成
    するようにした請求項1〜10のいずれかに記載の部品
    実装用基板の製造方法。
  12. 【請求項12】 上記金属配線板をパターニング後、上
    記部品(15)を電気的に上記電極に接合し、その後、
    上記第1面及び第2面用絶縁層をそれぞれ形成するよう
    にした請求項1〜11のいずれかに記載の部品実装用基
    板の製造方法。
  13. 【請求項13】 上記金属配線板あるいは上記金属配線
    板にあらかじめ部品接合部に開孔を設けた状態にレジス
    ト層(16)を形成した後、上記部品を電気的に接合
    し、その後に上記第1面及び第2面用絶縁層をそれぞれ
    形成するようにした請求項1〜12のいずれかに記載の
    部品実装用基板の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13のいずれかに記載の部
    品実装用基板の製造方法により製造された部品実装用基
    板。
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