JPH115480A - リアシート用フットレスト - Google Patents
リアシート用フットレストInfo
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- JPH115480A JPH115480A JP15883597A JP15883597A JPH115480A JP H115480 A JPH115480 A JP H115480A JP 15883597 A JP15883597 A JP 15883597A JP 15883597 A JP15883597 A JP 15883597A JP H115480 A JPH115480 A JP H115480A
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- Japan
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- footrest
- locking
- adjusting gear
- gear
- rotating
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用者にとって安楽な姿勢を維持することが
できるフットレストを提供すること。 【解決手段】 フットレスト1は、足置き部材10と、
この足置き部材10を左右から挟み付ける一対の回動腕
9A,9Bとを備えて構成される。回動腕9A,9Bは
前部シート2の取付け部分において回動可能に取付けら
れている一方、足置き部材10は回動腕9A,9Bに対
して回動可能に組み付けられる。また、二つの回動軸に
おいてはロック手段が備えられており、このロック手段
はそれぞれボタン19,30を押し込むことにより解除
可能とされる。フットレスト1を使用するためには、ま
ずボタン19を操作して回動腕9A,9Bを回動させて
おき、次にボタン30を操作して足置き部材10を回動
させる。
できるフットレストを提供すること。 【解決手段】 フットレスト1は、足置き部材10と、
この足置き部材10を左右から挟み付ける一対の回動腕
9A,9Bとを備えて構成される。回動腕9A,9Bは
前部シート2の取付け部分において回動可能に取付けら
れている一方、足置き部材10は回動腕9A,9Bに対
して回動可能に組み付けられる。また、二つの回動軸に
おいてはロック手段が備えられており、このロック手段
はそれぞれボタン19,30を押し込むことにより解除
可能とされる。フットレスト1を使用するためには、ま
ずボタン19を操作して回動腕9A,9Bを回動させて
おき、次にボタン30を操作して足置き部材10を回動
させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リアシート用フッ
トレストに関する。
トレストに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の後部座席に着座した者
の足を載置するために発明されたフットレストとして、
たとえば実開平5−20654号に開示されたものが知
られている(図10を参照)。このフットレスト50
は、前部のシート背面51の下部に取り付けられるもの
で、シート背面51に固定された取付け板52の左右端
部に対して上下に回動可能に一対の板片53が組付けら
れる。この板片53には、長さ方向に沿ってスライド溝
54が設けられており、そのスライド溝54には足置き
板55が組み付けられる。足置き板55には、板片53
が貫通できる貫通孔56が開口されており、その貫通孔
56を横切るようにして、架設部57が設けられてい
る。この架設部57は、同時に板片53のスライド溝5
4を貫通するようにして組み付けられているため、足置
き板55は板片53の長さ方向にスライド可能とされ
る。後部座席に着座したフットレスト50の使用者は、
足置き板55の手前側の端部55Aを車両の床面に載置
し、これを適当な傾きにして足を載せる。
の足を載置するために発明されたフットレストとして、
たとえば実開平5−20654号に開示されたものが知
られている(図10を参照)。このフットレスト50
は、前部のシート背面51の下部に取り付けられるもの
で、シート背面51に固定された取付け板52の左右端
部に対して上下に回動可能に一対の板片53が組付けら
れる。この板片53には、長さ方向に沿ってスライド溝
54が設けられており、そのスライド溝54には足置き
板55が組み付けられる。足置き板55には、板片53
が貫通できる貫通孔56が開口されており、その貫通孔
56を横切るようにして、架設部57が設けられてい
る。この架設部57は、同時に板片53のスライド溝5
4を貫通するようにして組み付けられているため、足置
き板55は板片53の長さ方向にスライド可能とされ
る。後部座席に着座したフットレスト50の使用者は、
足置き板55の手前側の端部55Aを車両の床面に載置
し、これを適当な傾きにして足を載せる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このフット
レスト50では、足置き板55と板片53との位置固定
は、架設部57とスライド溝54との摩擦力のみによっ
てなされている。このため、足置き板55に大きな力が
加わったり、長期間の使用によって部材の摩擦面が摩耗
した場合には、使用中にも足置き板55が容易に下方に
ずれ込むことになる。このため、使用感が良好ではなく
なってくる。本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その課題は、使用者にとって安楽な姿勢を維持する
ことができるフットレストを提供するところにある。
レスト50では、足置き板55と板片53との位置固定
は、架設部57とスライド溝54との摩擦力のみによっ
てなされている。このため、足置き板55に大きな力が
加わったり、長期間の使用によって部材の摩擦面が摩耗
した場合には、使用中にも足置き板55が容易に下方に
ずれ込むことになる。このため、使用感が良好ではなく
なってくる。本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その課題は、使用者にとって安楽な姿勢を維持する
ことができるフットレストを提供するところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1の発明に係るリアシート用フットレスト
は、車両用シートの背面部に対しその幅方向に沿って設
定された第1の回動軸を中心として上下方向へ回動可能
に取り付けられた左右一対の保持部材と、両保持部材の
先端部に対しこれらの間に架設される第2の回動軸を中
心として上下方向に回動可能に取り付けられた足載せ部
材とからなるものであって、前記両回動軸には、所望の
角度位置で前記両保持部材及び足載せ部材のロック・ア
ンロックを行うロック手段が設けられていることを特徴
とする。
めの請求項1の発明に係るリアシート用フットレスト
は、車両用シートの背面部に対しその幅方向に沿って設
定された第1の回動軸を中心として上下方向へ回動可能
に取り付けられた左右一対の保持部材と、両保持部材の
先端部に対しこれらの間に架設される第2の回動軸を中
心として上下方向に回動可能に取り付けられた足載せ部
材とからなるものであって、前記両回動軸には、所望の
角度位置で前記両保持部材及び足載せ部材のロック・ア
ンロックを行うロック手段が設けられていることを特徴
とする。
【0005】請求項2の発明は、請求項1記載のもので
あって、前記ロック手段は、前記両回動軸の軸端部にお
いて、角度調整される側の部材とこれを取り付けている
固定側の部材の一方側に設けられた前記両回動軸周りに
複数の係止箇所を備えた調整用ギヤと、他方側に設けら
れて前記係止箇所に選択的にかつ解離可能に係合するこ
とで調整用ギヤの回り止めを行うロック歯とからなるこ
とを特徴とする。
あって、前記ロック手段は、前記両回動軸の軸端部にお
いて、角度調整される側の部材とこれを取り付けている
固定側の部材の一方側に設けられた前記両回動軸周りに
複数の係止箇所を備えた調整用ギヤと、他方側に設けら
れて前記係止箇所に選択的にかつ解離可能に係合するこ
とで調整用ギヤの回り止めを行うロック歯とからなるこ
とを特徴とする。
【0006】請求項3の発明は、請求項2記載のもので
あって、前記調整用ギヤはその内周面の歯が前記係止箇
所となるリングギヤによって構成されており、前記ロッ
ク歯はこの調整用ギヤと同軸でかつ調整用ギヤに噛み合
い可能なインナギヤによって構成されるとともに、この
ロック歯は前記調整用ギヤの軸線方向に沿って移動可能
に設けられ、常には付勢手段によって前記調整用ギヤに
噛み合うロック位置に付勢され、角度調整時には前記付
勢手段に抗して押し込み操作されることで前記調整用ギ
ヤとの噛み合いが解除されるアンロック位置に移動する
構成となっていることを特徴とする。
あって、前記調整用ギヤはその内周面の歯が前記係止箇
所となるリングギヤによって構成されており、前記ロッ
ク歯はこの調整用ギヤと同軸でかつ調整用ギヤに噛み合
い可能なインナギヤによって構成されるとともに、この
ロック歯は前記調整用ギヤの軸線方向に沿って移動可能
に設けられ、常には付勢手段によって前記調整用ギヤに
噛み合うロック位置に付勢され、角度調整時には前記付
勢手段に抗して押し込み操作されることで前記調整用ギ
ヤとの噛み合いが解除されるアンロック位置に移動する
構成となっていることを特徴とする。
【0007】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、足
載せ部材は、保持部材を介して第1、第2の回動軸とい
う二つの回動節が設定されているため、足載せ部材は高
さ方向の調整に加えて足載せ角度を変更することがで
き、またロック手段によって所望とする角度位置でロッ
クされるようにしたため、使い勝手に優れる。
載せ部材は、保持部材を介して第1、第2の回動軸とい
う二つの回動節が設定されているため、足載せ部材は高
さ方向の調整に加えて足載せ角度を変更することがで
き、またロック手段によって所望とする角度位置でロッ
クされるようにしたため、使い勝手に優れる。
【0008】請求項2の発明によれば、足載せ部材ある
いは両保持部材の角度調整を行う場合は、調整用ギヤと
ロック歯との係合が解除された状態にする。これによ
り、ロック手段はアンロック状態となっているため、保
持部材や足載せ部材は自由に調整操作が可能となる。そ
して、所望の位置において、ロック歯を調整用ギヤの係
止箇所に係合させれば、調整用ギヤが回り止めされるた
め、角度調整される側の部材を固定することができる。
いは両保持部材の角度調整を行う場合は、調整用ギヤと
ロック歯との係合が解除された状態にする。これによ
り、ロック手段はアンロック状態となっているため、保
持部材や足載せ部材は自由に調整操作が可能となる。そ
して、所望の位置において、ロック歯を調整用ギヤの係
止箇所に係合させれば、調整用ギヤが回り止めされるた
め、角度調整される側の部材を固定することができる。
【0009】請求項3の発明によれば、調整用ギヤとロ
ック歯とは、常には付勢手段によって両ギヤが噛み合う
ロック位置に付勢されている。また、付勢手段を押し込
むことによりロック歯をアンロック位置に移動させ、噛
み合いを解除させれば、フットレストの角度を調節でき
る。角度調節の後には、押し込み操作を止めることによ
り、付勢手段によって再び両ギヤはロック位置に付勢さ
れる。調整用ギヤとロック歯とは、ギヤ同士で係合して
いるため、例えばロック歯を一つのカム状に設けた場合
に比べると回動軸の回り止め力を高めることができる。
また、角度調節時の操作がワンタッチでよいため、作業
性にも優れる。
ック歯とは、常には付勢手段によって両ギヤが噛み合う
ロック位置に付勢されている。また、付勢手段を押し込
むことによりロック歯をアンロック位置に移動させ、噛
み合いを解除させれば、フットレストの角度を調節でき
る。角度調節の後には、押し込み操作を止めることによ
り、付勢手段によって再び両ギヤはロック位置に付勢さ
れる。調整用ギヤとロック歯とは、ギヤ同士で係合して
いるため、例えばロック歯を一つのカム状に設けた場合
に比べると回動軸の回り止め力を高めることができる。
また、角度調節時の操作がワンタッチでよいため、作業
性にも優れる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、図1〜図9を参照しつつ説明する。図1には、本実
施形態のフットレスト1が前部シート2の背面に組み付
けられている様子を示した。このフットレスト1は、前
部シート2の背面に対して上下に回動可能に組み付けら
れる一対の回動腕9A,9B(本発明の保持部材に該当
する。)と、この回動腕9A,9Bの間に挟みつけられ
つつ上下に回動可能な足載せ部材10とを備えて構成さ
れる。すなわち、本実施形態のフットレスト1は、前部
シート2の取付け部分と、回動腕9A,9Bと足載せ部
材10との取付け部分の二つの回動軸において上下に回
動可能とされており、不使用時には前部シート2の背面
に一体となって収容され(図2を参照)、使用時には二
つの回動軸を適当に回動させて使用者側に開放される
(図1を参照)。
て、図1〜図9を参照しつつ説明する。図1には、本実
施形態のフットレスト1が前部シート2の背面に組み付
けられている様子を示した。このフットレスト1は、前
部シート2の背面に対して上下に回動可能に組み付けら
れる一対の回動腕9A,9B(本発明の保持部材に該当
する。)と、この回動腕9A,9Bの間に挟みつけられ
つつ上下に回動可能な足載せ部材10とを備えて構成さ
れる。すなわち、本実施形態のフットレスト1は、前部
シート2の取付け部分と、回動腕9A,9Bと足載せ部
材10との取付け部分の二つの回動軸において上下に回
動可能とされており、不使用時には前部シート2の背面
に一体となって収容され(図2を参照)、使用時には二
つの回動軸を適当に回動させて使用者側に開放される
(図1を参照)。
【0011】さて、図3に示すように、前部シート2の
下端付近には左右一対の取付け金具3が後面側に突設さ
れており、この取付け金具3を利用することでフットレ
スト1を前部シート2に連結している。より具体的に
は、取付け金具3には上下に二つの取付け穴3Aが備え
られており、この取付け穴3Aと同じ幅の取付け穴4
A、5Aを設けた一対の第1軸受4,5がねじ32によ
って組み付けられる。これら一対の第1軸受4,5のう
ち、後部座席に着座した者から見て右側(図3において
右上方)にある第1軸受4の中央には、第1受け溝7が
滑らかな円形状に形成されており、後述する回動腕9A
の回動端11が回動可能に組付けられる。一方、これと
反対側の第1軸受5には、第1受け溝8が設けられる
が、その内周壁には全周にわたって第1リングギヤ8A
が形成されている。
下端付近には左右一対の取付け金具3が後面側に突設さ
れており、この取付け金具3を利用することでフットレ
スト1を前部シート2に連結している。より具体的に
は、取付け金具3には上下に二つの取付け穴3Aが備え
られており、この取付け穴3Aと同じ幅の取付け穴4
A、5Aを設けた一対の第1軸受4,5がねじ32によ
って組み付けられる。これら一対の第1軸受4,5のう
ち、後部座席に着座した者から見て右側(図3において
右上方)にある第1軸受4の中央には、第1受け溝7が
滑らかな円形状に形成されており、後述する回動腕9A
の回動端11が回動可能に組付けられる。一方、これと
反対側の第1軸受5には、第1受け溝8が設けられる
が、その内周壁には全周にわたって第1リングギヤ8A
が形成されている。
【0012】これら一対の第1軸受4,5には、左右一
対の回動腕9A,9Bが組み付けられるとともに、これ
らの端部同士は連結部6(本発明の第1の回動軸に相当
する。)によって連結されている。一対の回動腕9A,
9Bのうち、図3において右側のもの一方の端部にはリ
ング状の回動端11が突設されており、この回動端11
が第1受け溝7内にはまり込むことで円滑に回動可能と
される。また、回動端11の反対面には、嵌合部12が
円筒状に突設され、その内周面には空回り防止用の多数
条の歯部が形成された嵌合溝12Aが形成されている。
この嵌合溝12Aには、後述する連結部6の一端が噛み
合い状態で嵌合する。さらに、回動腕9Aにおいて、嵌
合部12が設けられた端部と反対側の端部には、第2軸
受部13が略円形状に形成されており、ここには第2受
け溝13Aが滑らかな周面をもって形成される。
対の回動腕9A,9Bが組み付けられるとともに、これ
らの端部同士は連結部6(本発明の第1の回動軸に相当
する。)によって連結されている。一対の回動腕9A,
9Bのうち、図3において右側のもの一方の端部にはリ
ング状の回動端11が突設されており、この回動端11
が第1受け溝7内にはまり込むことで円滑に回動可能と
される。また、回動端11の反対面には、嵌合部12が
円筒状に突設され、その内周面には空回り防止用の多数
条の歯部が形成された嵌合溝12Aが形成されている。
この嵌合溝12Aには、後述する連結部6の一端が噛み
合い状態で嵌合する。さらに、回動腕9Aにおいて、嵌
合部12が設けられた端部と反対側の端部には、第2軸
受部13が略円形状に形成されており、ここには第2受
け溝13Aが滑らかな周面をもって形成される。
【0013】左側の回動腕9Bのうち、第1軸受5に近
い位置にある端部には、前記した連結部6が溶接等の手
段によってほぼ直角に取り付けられている。この連結部
6は、金属製パイプにより形成されており、その先端部
分には空回り防止用の溝が設けられた嵌合突部6Aとさ
れている。この嵌合突部6Aが嵌合溝12Aに嵌め込ま
れると、縦溝同士が噛み合うため一対の回動腕9A,9
Bは連動して回動可能とされる。左側の回動腕9Bにお
ける連結部6と反対側には、係合凹部14が設けられて
いる。この係合凹部14は円形状にくり抜いて形成され
ており、その周囲壁面には第1回り止め歯14Aが形成
される(図4を参照)。この第1回り止め歯14Aは、
第1軸受5に設けられた第1リングギヤ8Aのピッチと
同じピッチに形成されている。一方、回動腕9Bにおい
て、係合凹部14が設けられる端部とは逆の端部には、
第2受溝部26が円筒状にくり抜き形成される。この第
2受溝部26の内壁面には円周方向に第1リングギヤ8
Aと同ピッチの第2リングギヤ26Aが設けられてい
る。また、この第2受溝部26を形成する壁面のうち、
底面には後述する第2ボタン30が挿通される第2ボタ
ン孔15が開口される。
い位置にある端部には、前記した連結部6が溶接等の手
段によってほぼ直角に取り付けられている。この連結部
6は、金属製パイプにより形成されており、その先端部
分には空回り防止用の溝が設けられた嵌合突部6Aとさ
れている。この嵌合突部6Aが嵌合溝12Aに嵌め込ま
れると、縦溝同士が噛み合うため一対の回動腕9A,9
Bは連動して回動可能とされる。左側の回動腕9Bにお
ける連結部6と反対側には、係合凹部14が設けられて
いる。この係合凹部14は円形状にくり抜いて形成され
ており、その周囲壁面には第1回り止め歯14Aが形成
される(図4を参照)。この第1回り止め歯14Aは、
第1軸受5に設けられた第1リングギヤ8Aのピッチと
同じピッチに形成されている。一方、回動腕9Bにおい
て、係合凹部14が設けられる端部とは逆の端部には、
第2受溝部26が円筒状にくり抜き形成される。この第
2受溝部26の内壁面には円周方向に第1リングギヤ8
Aと同ピッチの第2リングギヤ26Aが設けられてい
る。また、この第2受溝部26を形成する壁面のうち、
底面には後述する第2ボタン30が挿通される第2ボタ
ン孔15が開口される。
【0014】係合凹部14の内部には弦巻ばね16が収
容され、その弦巻ばね16を押さえつけるようにしてロ
ック部材17が取り付けられる。ロック部材17は、係
合凹部14の深さよりもやや低い高さを持ちつつ円柱状
に形成されており、その外周側面には第1インナギヤ1
7Aが備えられている。この第1インナギヤ17Aは、
係合凹部14の第1回り止め歯14A及び第1軸受5の
第1リングギヤ8Aの両方に係合可能とされている。ロ
ック部材17の第1インナギヤ17Aは、通常は第1回
り止め歯14A及び第1リングギヤ8Aの双方に噛み合
っているため、回動腕9Bは回り止めされている。ま
た、ロック部材17を係合凹部14内に押し込めて、第
1インナギヤ17Aと第1リングギヤ8Aとの係合を外
し、第1インナギヤ17Aが第1回り止め歯14Aのみ
と噛み合うようにすれば、回動腕9Bの回動が許容され
る状態となる。なお、ロック部材17の裏面には弦巻ば
ね16を収納するための溝部(図示せず)が設けられて
いる。また、ロック部材17の底面からはボタン係止部
18が突設されている。そのボタン係止部18の先端部
分には、フランジが張り出しており、次述する第1ボタ
ン19が抜止めされるようになっている。
容され、その弦巻ばね16を押さえつけるようにしてロ
ック部材17が取り付けられる。ロック部材17は、係
合凹部14の深さよりもやや低い高さを持ちつつ円柱状
に形成されており、その外周側面には第1インナギヤ1
7Aが備えられている。この第1インナギヤ17Aは、
係合凹部14の第1回り止め歯14A及び第1軸受5の
第1リングギヤ8Aの両方に係合可能とされている。ロ
ック部材17の第1インナギヤ17Aは、通常は第1回
り止め歯14A及び第1リングギヤ8Aの双方に噛み合
っているため、回動腕9Bは回り止めされている。ま
た、ロック部材17を係合凹部14内に押し込めて、第
1インナギヤ17Aと第1リングギヤ8Aとの係合を外
し、第1インナギヤ17Aが第1回り止め歯14Aのみ
と噛み合うようにすれば、回動腕9Bの回動が許容され
る状態となる。なお、ロック部材17の裏面には弦巻ば
ね16を収納するための溝部(図示せず)が設けられて
いる。また、ロック部材17の底面からはボタン係止部
18が突設されている。そのボタン係止部18の先端部
分には、フランジが張り出しており、次述する第1ボタ
ン19が抜止めされるようになっている。
【0015】第1ボタン19は、中空の円筒状に形成さ
れており、開口する底面側には四個の係止爪20が等間
隔毎に設けられている。この係止爪20は、ボタン係止
部18に係合する。また、第1ボタン19の高さは、第
1軸受5と後述する押え部材21とを合わせた厚さより
も高く形成されている。また、第1軸受5と同じ断面を
持った押え部材21が、第1軸受5の外方から取り付け
られる。この押え部材21には、第1軸受5の取付け穴
5Aに対応した位置に二つの取付け穴21Aが設けら
れ、さらに第1受け溝8と同心でこれよりも小さなボタ
ン孔22とが設けられている。ボタン孔22の径は、第
1ボタン19と同等かそれよりもやや大きくされてお
り、第1ボタン19を挿通させるとともに、その周縁部
分によってロック部材17の飛び出しを規制する。
れており、開口する底面側には四個の係止爪20が等間
隔毎に設けられている。この係止爪20は、ボタン係止
部18に係合する。また、第1ボタン19の高さは、第
1軸受5と後述する押え部材21とを合わせた厚さより
も高く形成されている。また、第1軸受5と同じ断面を
持った押え部材21が、第1軸受5の外方から取り付け
られる。この押え部材21には、第1軸受5の取付け穴
5Aに対応した位置に二つの取付け穴21Aが設けら
れ、さらに第1受け溝8と同心でこれよりも小さなボタ
ン孔22とが設けられている。ボタン孔22の径は、第
1ボタン19と同等かそれよりもやや大きくされてお
り、第1ボタン19を挿通させるとともに、その周縁部
分によってロック部材17の飛び出しを規制する。
【0016】上記のように構成された第1の回動軸のロ
ック手段の組付け及び作用について説明すると次のよう
である。まず、ロック部材17のボタン係止部18に第
1ボタン19をはめ込むと、係止爪20により両部材は
抜止めされる。次に、係合凹部14内に、弦巻ばね16
を収容しつつロック部材17を押し込む。このようにす
ると、ロック部材17は、常には弦巻ばね16によって
外方に付勢されていることとなる。また、ロック部材1
7の外周に形成された第1インナギヤ17Aと、係合凹
部14内の第1回り止め歯14Aとが係合して回動腕9
Bとロック部材17とは連なって回動する状態となる。
そして、第1軸受5と押え部材21とを合わせるように
して、第1受け溝8の内側にロック部材17を嵌込む。
このロック位置では、ロック部材17は弦巻ばね16に
よって外方に付勢されているため、第1受け溝8の第1
リングギヤ8Aにも係合している。前述したように、第
1軸受5は、前部シート2から突設された取付け金具3
に対して固定されているため、ロック部材17の第1イ
ンナギヤ17Aが、第1リングギヤ8A及び第1回り止
め歯14Aの両方に係合し、回動腕9Bはその回動を規
制されている。
ック手段の組付け及び作用について説明すると次のよう
である。まず、ロック部材17のボタン係止部18に第
1ボタン19をはめ込むと、係止爪20により両部材は
抜止めされる。次に、係合凹部14内に、弦巻ばね16
を収容しつつロック部材17を押し込む。このようにす
ると、ロック部材17は、常には弦巻ばね16によって
外方に付勢されていることとなる。また、ロック部材1
7の外周に形成された第1インナギヤ17Aと、係合凹
部14内の第1回り止め歯14Aとが係合して回動腕9
Bとロック部材17とは連なって回動する状態となる。
そして、第1軸受5と押え部材21とを合わせるように
して、第1受け溝8の内側にロック部材17を嵌込む。
このロック位置では、ロック部材17は弦巻ばね16に
よって外方に付勢されているため、第1受け溝8の第1
リングギヤ8Aにも係合している。前述したように、第
1軸受5は、前部シート2から突設された取付け金具3
に対して固定されているため、ロック部材17の第1イ
ンナギヤ17Aが、第1リングギヤ8A及び第1回り止
め歯14Aの両方に係合し、回動腕9Bはその回動を規
制されている。
【0017】このロック位置から、第1ボタン19を弦
巻ばね16の付勢力に抗して押し込む。すると、ロック
部材17が押し込まれ、第1インナギヤ17Aと第1リ
ングギヤ8Aとの係合が外れる。このアンロック位置で
は、回動腕9Bは連結部6の回りを回動可能とされる。
第1ボタン19を押圧したまま回動腕9Bを適当な角度
まで回動させ、第1ボタン19への押圧を止める。する
と弦巻ばね16の付勢力によって、再びロック部材17
が外方のロック位置へ変位するとともに、ギヤ同士17
A、8Aが係合し、回動腕9Bは回動しないように固定
されることになる。
巻ばね16の付勢力に抗して押し込む。すると、ロック
部材17が押し込まれ、第1インナギヤ17Aと第1リ
ングギヤ8Aとの係合が外れる。このアンロック位置で
は、回動腕9Bは連結部6の回りを回動可能とされる。
第1ボタン19を押圧したまま回動腕9Bを適当な角度
まで回動させ、第1ボタン19への押圧を止める。する
と弦巻ばね16の付勢力によって、再びロック部材17
が外方のロック位置へ変位するとともに、ギヤ同士17
A、8Aが係合し、回動腕9Bは回動しないように固定
されることになる。
【0018】さて、足載せ部材10は合成樹脂材により
中空のプレート状に形成されており、一方の長辺の端部
付近において一対の回動腕9A,9Bによって回動可能
に挟み付けられる。足載せ部材10において回動軸が設
けられる部分には、第2回動軸部材23が足載せ部材1
0の左右端部を貫通するようにして取り付けられてい
る。この第2回動軸部材23は、円筒状の軸部の両端部
分を拡径させて形成されており、右端部分(図7におい
て右側)には、滑らかな周壁を持った円盤状の第2回動
端24が設けられる。この第2回動端24は第2軸受部
13に形成された第2受け溝13Aとほぼ同じ径を備え
ており、この第2軸受部13と嵌合すると円滑に回動す
ることができる。一方、第2回動端24が設けられる端
部とは反対側の端部には、第2係合凹部25が設けられ
ており、第2リングギヤ26Aと同ピッチの第2回り止
め歯25Aが係合凹部14の第1回り止め歯14Aと同
様に形成されている。
中空のプレート状に形成されており、一方の長辺の端部
付近において一対の回動腕9A,9Bによって回動可能
に挟み付けられる。足載せ部材10において回動軸が設
けられる部分には、第2回動軸部材23が足載せ部材1
0の左右端部を貫通するようにして取り付けられてい
る。この第2回動軸部材23は、円筒状の軸部の両端部
分を拡径させて形成されており、右端部分(図7におい
て右側)には、滑らかな周壁を持った円盤状の第2回動
端24が設けられる。この第2回動端24は第2軸受部
13に形成された第2受け溝13Aとほぼ同じ径を備え
ており、この第2軸受部13と嵌合すると円滑に回動す
ることができる。一方、第2回動端24が設けられる端
部とは反対側の端部には、第2係合凹部25が設けられ
ており、第2リングギヤ26Aと同ピッチの第2回り止
め歯25Aが係合凹部14の第1回り止め歯14Aと同
様に形成されている。
【0019】また、この第2係合凹部25には、第2弦
巻ばね27が収容され、これを押しつけるようにして外
方から第2ロック部材28が嵌め込まれる。第2ロック
部材28の周壁面には、第2回り止め歯25A及び第2
リングギヤ26Aのいずれにも係合可能な第2インナギ
ヤ28Aが設けられている。また、第2ロック部材28
の上面からは第2ボタン係止部29が、ボタン係止部1
8と同様に突設されており、ここには第2ボタン30が
抜止め状態で嵌め込まれる。なお、第2ボタン30は第
1ボタン19と同様に形成されており、その内周面には
四個の係止爪31が配置されて、第2ボタン係止部29
の上面のフランジに係合する。
巻ばね27が収容され、これを押しつけるようにして外
方から第2ロック部材28が嵌め込まれる。第2ロック
部材28の周壁面には、第2回り止め歯25A及び第2
リングギヤ26Aのいずれにも係合可能な第2インナギ
ヤ28Aが設けられている。また、第2ロック部材28
の上面からは第2ボタン係止部29が、ボタン係止部1
8と同様に突設されており、ここには第2ボタン30が
抜止め状態で嵌め込まれる。なお、第2ボタン30は第
1ボタン19と同様に形成されており、その内周面には
四個の係止爪31が配置されて、第2ボタン係止部29
の上面のフランジに係合する。
【0020】このように構成された第2の回動軸につい
ても、上記した第1の回動軸と同様に組付けられる。簡
単に説明すると、まず、第2ボタン係止部29に第2ボ
タン30をはめ込み抜止め状態とする。次に、第2係合
凹部25内に、第2弦巻ばね27を収容しつつ第2ロッ
ク部材28を押し込むと、第2ロック部材28の第2イ
ンナギヤ28Aと、第2係合凹部25内の第1回り止め
歯25Aとが噛み合うため足載せ部材10と第2ロック
部材28とは連なって回動する。さらに、第2受け溝部
26の内側に第2ロック部材28を嵌込む。このロック
位置では、第2ロック部材28は第2弦巻ばね27によ
って外方に付勢されているため、第2受溝部26の第2
リングギヤ26Aにも噛み合っている。このロック位置
から、第2ボタン30を第2弦巻ばね27の付勢力に抗
して押込むと、第2ロック部材28が押し込まれ、第2
インナギヤ28Aと第2リングギヤ26Aとの係合が外
れる。このアンロック位置では、足載せ部材10は第2
回動軸部材23の回りを回動可能とされる。第2回動軸
部材23を適当な角度まで回動させ、第2ボタン30へ
の押圧を止めると第2弦巻ばね27の付勢力によって、
第2ロック部材28が外方のロック位置へ変位するとと
もに、ギヤ同士28A,26Aが係合し足載せ部材10
は回動しないように固定される。
ても、上記した第1の回動軸と同様に組付けられる。簡
単に説明すると、まず、第2ボタン係止部29に第2ボ
タン30をはめ込み抜止め状態とする。次に、第2係合
凹部25内に、第2弦巻ばね27を収容しつつ第2ロッ
ク部材28を押し込むと、第2ロック部材28の第2イ
ンナギヤ28Aと、第2係合凹部25内の第1回り止め
歯25Aとが噛み合うため足載せ部材10と第2ロック
部材28とは連なって回動する。さらに、第2受け溝部
26の内側に第2ロック部材28を嵌込む。このロック
位置では、第2ロック部材28は第2弦巻ばね27によ
って外方に付勢されているため、第2受溝部26の第2
リングギヤ26Aにも噛み合っている。このロック位置
から、第2ボタン30を第2弦巻ばね27の付勢力に抗
して押込むと、第2ロック部材28が押し込まれ、第2
インナギヤ28Aと第2リングギヤ26Aとの係合が外
れる。このアンロック位置では、足載せ部材10は第2
回動軸部材23の回りを回動可能とされる。第2回動軸
部材23を適当な角度まで回動させ、第2ボタン30へ
の押圧を止めると第2弦巻ばね27の付勢力によって、
第2ロック部材28が外方のロック位置へ変位するとと
もに、ギヤ同士28A,26Aが係合し足載せ部材10
は回動しないように固定される。
【0021】次に、上記のように構成された、本実施形
態の作用及び効果について説明する。説明の便宜のた
め、まずフットレスト1を収納状態から使用状態に開放
する方法について説明する。図2に示すように、フット
レスト1は使用されないときには前部シート2の後面側
に密着されるようにして収納されている。このフットレ
スト1を使用するためには、回動腕9A,9Bを下方に
回動させるため第1ボタン19を押し込む。すると、ロ
ック位置にあるロック部材17がアンロック位置に変位
して、第1リングギヤ8Aと第1インナギヤ17Aとの
係合が外れるため、回動腕9A,9Bを連結部6回りに
回動できる。第1ボタン19への押圧操作を行ったまま
回動腕9A,9Bを適当な角度まで回動させた後、第1
ボタン19への押圧を止める。すると、弦巻ばね16の
付勢力によりロック部材17がロック位置まで押し戻さ
れて両ギヤ8A,17Aが係合し、第1の回動軸は回り
止めされる。
態の作用及び効果について説明する。説明の便宜のた
め、まずフットレスト1を収納状態から使用状態に開放
する方法について説明する。図2に示すように、フット
レスト1は使用されないときには前部シート2の後面側
に密着されるようにして収納されている。このフットレ
スト1を使用するためには、回動腕9A,9Bを下方に
回動させるため第1ボタン19を押し込む。すると、ロ
ック位置にあるロック部材17がアンロック位置に変位
して、第1リングギヤ8Aと第1インナギヤ17Aとの
係合が外れるため、回動腕9A,9Bを連結部6回りに
回動できる。第1ボタン19への押圧操作を行ったまま
回動腕9A,9Bを適当な角度まで回動させた後、第1
ボタン19への押圧を止める。すると、弦巻ばね16の
付勢力によりロック部材17がロック位置まで押し戻さ
れて両ギヤ8A,17Aが係合し、第1の回動軸は回り
止めされる。
【0022】次に、足載せ部材10を回動させるために
は、第2ボタン30を押し込み操作することにより、第
2ロック部材28をロック位置からアンロック位置に変
位させて、第2の回動軸を回り止めしている第2リング
ギヤ26Aと第2インナギヤ28Aとの係合を外す。そ
して、第2ボタン30への押圧操作をしたまま足載せ部
材10を適当な位置まで回動させ、第2ボタン30への
押し込みを止める。ここで、第2弦巻ばね27が第2ロ
ック部材28を押し出すためアンロック位置に復帰変位
し、両ギヤ26A,28Aが係合して第2の回動軸は再
び回り止めされる。なお、上記の操作を逆順に行うこと
により、フットレスト1を前部シート2の後面側に収容
することができる。
は、第2ボタン30を押し込み操作することにより、第
2ロック部材28をロック位置からアンロック位置に変
位させて、第2の回動軸を回り止めしている第2リング
ギヤ26Aと第2インナギヤ28Aとの係合を外す。そ
して、第2ボタン30への押圧操作をしたまま足載せ部
材10を適当な位置まで回動させ、第2ボタン30への
押し込みを止める。ここで、第2弦巻ばね27が第2ロ
ック部材28を押し出すためアンロック位置に復帰変位
し、両ギヤ26A,28Aが係合して第2の回動軸は再
び回り止めされる。なお、上記の操作を逆順に行うこと
により、フットレスト1を前部シート2の後面側に収容
することができる。
【0023】このように、本実施形態によれば、足載せ
部材10は、一対の回動腕9A,9Bを介して第1及び
第2の回動軸という二つの回動節が設定されている。こ
のため、足載せ部材10は高さ方向の調整に加えて足載
せ角度を変更することができる。また、足載せ部材10
あるいは回動腕9A,9Bの角度調整を行う場合は、リ
ングギヤ8A,26A(調整用ギヤ)とインナギヤ17
A,28A(ロック歯)との噛み合いが解除された状態
にする。これにより、ロック手段はアンロック状態とな
っているため、回動腕9A,9Bや足載せ部材10は自
由に調整操作が可能となる。そして、所望の位置におい
て、両ギヤを噛み合わせれば、リングギヤ8A,26A
が回り止めされるため、角度調整される側の部材を固定
することができる。つまり、確実なロック状態が得られ
るため、足載せ状態を安定させることができる。
部材10は、一対の回動腕9A,9Bを介して第1及び
第2の回動軸という二つの回動節が設定されている。こ
のため、足載せ部材10は高さ方向の調整に加えて足載
せ角度を変更することができる。また、足載せ部材10
あるいは回動腕9A,9Bの角度調整を行う場合は、リ
ングギヤ8A,26A(調整用ギヤ)とインナギヤ17
A,28A(ロック歯)との噛み合いが解除された状態
にする。これにより、ロック手段はアンロック状態とな
っているため、回動腕9A,9Bや足載せ部材10は自
由に調整操作が可能となる。そして、所望の位置におい
て、両ギヤを噛み合わせれば、リングギヤ8A,26A
が回り止めされるため、角度調整される側の部材を固定
することができる。つまり、確実なロック状態が得られ
るため、足載せ状態を安定させることができる。
【0024】さらに、リングギヤ8A、26Aとインナ
ギヤ17A,28Aとは、複数のギヤ同士で係合してい
るため、一つのカム状構造物により係合した場合に比べ
ると、回動軸の回り止め力を高めることができるととも
に、ギヤ毎に係止することができるため角度調節を細か
く行うことができる。弦巻ばね16,27により、常に
は両ギヤが噛み合うロック位置に付勢されているため、
角度調節時の操作がワンタッチでよい。
ギヤ17A,28Aとは、複数のギヤ同士で係合してい
るため、一つのカム状構造物により係合した場合に比べ
ると、回動軸の回り止め力を高めることができるととも
に、ギヤ毎に係止することができるため角度調節を細か
く行うことができる。弦巻ばね16,27により、常に
は両ギヤが噛み合うロック位置に付勢されているため、
角度調節時の操作がワンタッチでよい。
【0025】本発明は前記実施形態に限定されるもので
はなく、例えば次に記載するようなものも本発明の技術
的範囲に含まれる。 回動軸の回り止めを行うロック手段は、右側に設けて
あってもよい。また、ロック手段は回動軸の両端部分に
備えておいてもよい。そのようなものでは、回動軸の係
止力が二倍となる。 ロック歯としては、インナギヤのように複数個の歯が
付いていなくてもよい。例えば、カム状のロック片を一
つ設けておいてもよい。 付勢手段は、弦巻ばねのみによらず、板ばね、トーシ
ョンばね等の各種ばねや、ゴムなどの弾性部材を使用し
てもよい。
はなく、例えば次に記載するようなものも本発明の技術
的範囲に含まれる。 回動軸の回り止めを行うロック手段は、右側に設けて
あってもよい。また、ロック手段は回動軸の両端部分に
備えておいてもよい。そのようなものでは、回動軸の係
止力が二倍となる。 ロック歯としては、インナギヤのように複数個の歯が
付いていなくてもよい。例えば、カム状のロック片を一
つ設けておいてもよい。 付勢手段は、弦巻ばねのみによらず、板ばね、トーシ
ョンばね等の各種ばねや、ゴムなどの弾性部材を使用し
てもよい。
【図1】本実施形態のリアシート用フットレストを取り
付けた車両用シートにおいて、フットレストを開放した
ときの斜視図
付けた車両用シートにおいて、フットレストを開放した
ときの斜視図
【図2】フットレストを収納したときの車両用シートの
斜視図
斜視図
【図3】フットレストの分解斜視図
【図4】第1の回動軸の機構を示す分解斜視図
【図5】第2の回動軸の機構を示す分解斜視図
【図6】フットレストを使用するときの様子を示す側面
図
図
【図7】図6におけるA−A断面図
【図8】係合キャップがロック位置にあるときの様子を
示す断面図
示す断面図
【図9】係合キャップがアンロック位置にあるときの様
子を示す断面図
子を示す断面図
【図10】従来のフットレストの斜視図
1…フットレスト 2…車両用シート 6…連結部(第1の回動軸) 8A,26A…リングギヤ(調整用ギヤ) 9A,9B…回動腕(一対の保持部材) 10…足載せ部材 16,27…弦巻ばね(付勢手段) 17A,28A…インナギヤ(ロック歯) 23…第2回動軸部材(第2の回動軸)
Claims (3)
- 【請求項1】 車両用シートの背面部に対しその幅方向
に沿って設定された第1の回動軸を中心として上下方向
へ回動可能に取り付けられた左右一対の保持部材と、両
保持部材の先端部に対しこれらの間に架設される第2の
回動軸を中心として上下方向に回動可能に取り付けられ
た足載せ部材とからなるリアシート用フットレストであ
って、 前記両回動軸には、所望の角度位置で前記両保持部材及
び足載せ部材のロック・アンロックを行うロック手段が
設けられていることを特徴とするリアシート用フットレ
スト。 - 【請求項2】 前記ロック手段は、前記両回動軸の軸端
部において、角度調整される側の部材とこれを取り付け
ている固定側の部材の一方側に設けられた前記両回動軸
周りに複数の係止箇所を備えた調整用ギヤと、他方側に
設けられて前記係止箇所に選択的にかつ解離可能に係合
することで調整用ギヤの回り止めを行うロック歯とから
なることを特徴とする請求項1記載のリアシート用フッ
トレスト。 - 【請求項3】 前記調整用ギヤはその内周面の歯が前記
係止箇所となるリングギヤによって構成されており、前
記ロック歯はこの調整用ギヤと同軸でかつ調整用ギヤに
噛み合い可能なインナギヤによって構成されるととも
に、このロック歯は前記調整用ギヤの軸線方向に沿って
移動可能に設けられ、常には付勢手段によって前記調整
用ギヤに噛み合うロック位置に付勢され、角度調整時に
は前記付勢手段に抗して押し込み操作されることで前記
調整用ギヤとの噛み合いが解除されるアンロック位置に
移動する構成となっていることを特徴とする請求項2記
載のリアシート用フットレスト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15883597A JPH115480A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | リアシート用フットレスト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15883597A JPH115480A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | リアシート用フットレスト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH115480A true JPH115480A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=15680440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15883597A Pending JPH115480A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | リアシート用フットレスト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH115480A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2003231595B2 (en) * | 2002-08-01 | 2010-04-22 | Baycorp Australia Pty Ltd | Vehicle seat assembly |
CN109008369A (zh) * | 2018-09-11 | 2018-12-18 | 浙江安吉荣艺家具有限公司 | 一种高弹力后仰可固定的电竞椅 |
-
1997
- 1997-06-16 JP JP15883597A patent/JPH115480A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2003231595B2 (en) * | 2002-08-01 | 2010-04-22 | Baycorp Australia Pty Ltd | Vehicle seat assembly |
CN109008369A (zh) * | 2018-09-11 | 2018-12-18 | 浙江安吉荣艺家具有限公司 | 一种高弹力后仰可固定的电竞椅 |
CN109008369B (zh) * | 2018-09-11 | 2023-07-14 | 浙江安吉荣艺家具有限公司 | 一种高弹力后仰可固定的电竞椅 |
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