JPH1154809A - 圧電装置用積層体、圧電装置用積層体の製造方法、および圧電装置の製造方法 - Google Patents

圧電装置用積層体、圧電装置用積層体の製造方法、および圧電装置の製造方法

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JPH1154809A
JPH1154809A JP20466897A JP20466897A JPH1154809A JP H1154809 A JPH1154809 A JP H1154809A JP 20466897 A JP20466897 A JP 20466897A JP 20466897 A JP20466897 A JP 20466897A JP H1154809 A JPH1154809 A JP H1154809A
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melting point
piezoelectric element
metal material
laminate
piezoelectric device
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JP20466897A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Suzuki
義彦 鈴木
Koji Inoue
幸二 井上
Tsunehisa Tanaka
恒久 田中
Soichi Ogawa
倉一 小川
Kaoru Furukawa
薫 古川
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HACHIYOU GIJUTSU KENKYUSHO KK
Osaka Prefecture
Original Assignee
HACHIYOU GIJUTSU KENKYUSHO KK
Osaka Prefecture
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】圧電素子素材の歪みがなく、半導体基板に対す
る接合強度が充分高く、後工程で行う研磨加工時に、前
記圧電素子素材と半導体基板とがその接合部で剥がれな
いよう、圧電素子素材と半導体基板とが、しっかりと積
層一体化された圧電装置用積層体の提供、この圧電装置
用積層体の製造方法の提供、および、この圧電装置積層
体を用いた圧電装置の製造方法の提供を目的する。 【解決手段】圧電装置用積層体1は、圧電素子素材2
と、半導体基板3との間に、融点820℃以下の金属材
料で形成される低融点金属材料層4を備えている構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電装置用積層
体、圧電装置用積層体の製造方法、および圧電装置の製
造方法に関する。
【0002】
【従来技術】水晶や圧電セラミック等からなる圧電素子
は、高周波電子部品として様々な用途に利用されている
が、用途範囲が広がるにつれて共振周波数の高周波数
化、小型化への市場の要求が益々高まっている。しかし
一般的に多く用いられている振動は厚み方向のずれ振動
であって、その振動周波数は圧電素子の厚さに反比例す
る。例えば温度特性が優れた水晶のATカット板では V(MHz)=1670/T(μm) の関係にあり、100MHzを得るには16.70μmの
厚さにしなければならない。ところが現在行い得る機械
的な研磨加工では30μm(55MHz)が限界であり、
これ以上の薄い圧電素子は機械的強度から単品として取
り扱えない。
【0003】そこで、薄い圧電素子を得るために、圧電
素子となる水晶や圧電セラミック等の圧電素子素材を予
め圧電素子が実装される半導体基板に接合させて、積層
一体化しておき、この積層一体化された状態で圧電素子
素材を研磨加工する研磨方法があり、従来より、圧電素
子素材と半導体基板としてシリコンウェハー乃至金属と
の接合については幾つかの試みがなされている。
【0004】例えば、特開平5─254948号公報で
は、圧電素子素材としてATカット水晶板を用いて、こ
の水晶板にクロム(200Å)と金(800Å)とを真
空蒸着し、更にアモルファス酸化硅素(1μm)を化学
蒸着法(CVD)で積層したものを陰極として、この積
層物を陽極となるシリコンウェハーに重ねて、加熱下、
両極間に高電圧印加する陽極接合法が示されており、ま
た、特開平6−64979号公報ではシリコンウェハー
を陽極とし、この上に圧電素子素材としてのガラスを重
ね、この上面に多孔質の陰極を乗せ、加熱により溶融状
態にあるアルカリ溶融塩を陰極側に供給される液体電極
として使用することを特徴とする陽極接合法が示されて
いる。
【0005】さらに、特開平5─326702号公報で
は、圧電素子素材としてガラス又は水晶片を用いて、こ
のガラス又は水晶片とシリコンウェハーとの間に、ほう
硅酸ガラスを挟み加熱しながら陽極接合する方法が示さ
れている。
【0006】しかし、多く用いられる陽極接合は固体界
面の電解反応であり、加熱温度は高く、陽極接合を行う
熱時反応による結合の生成の為、冷時には接合物に歪が
生じてしまう。したがって、圧電素子素材を研磨加工す
るとき、圧電素子素材が割れ易くなってしまうという問
題がある。また、特開平5─326702号公報で示さ
れたホウ硅酸ガラスによる熱接着では、特に、ホウ硅酸
ガラスの溶融粘度が高い為、シリコンウェハーへの濡れ
が悪く密着性が悪くなり、接合物の研磨加工時に接合部
が剥がれて、製品が割れ易いという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記問題を解決するために鑑みて成されたものであり、圧
電素子素材の歪みがなく、半導体基板に対する接合強度
が充分高く、後工程で行う研磨加工時に、前記圧電素子
素材と半導体基板とがその接合部で剥がれないよう、圧
電素子素材と半導体基板とが、しっかりと積層一体化さ
れた圧電装置用積層体の提供、この圧電装置用積層体の
製造方法の提供、および、この圧電装置積層体を用いた
圧電装置の製造方法の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の圧電装置用積層体は、圧電素子素材と、
半導体基板との間に、融点820℃以下の金属材料で形
成される低融点金属材料層を備えている構成とした。請
求項2の圧電装置用積層体は、請求項1に記載の圧電装
置用積層体において、圧電素子素材が、素材本体と、こ
の素材本体の接合面側に積層され、低融点金属材料層を
形成する金属材料より高融点の金属材料からなる高融点
金属薄膜層とから形成されている構成とした。
【0009】請求項3の圧電装置用積層体は、請求項1
または請求項2に記載の圧電装置用積層体において、半
導体基板が、基板本体と、この基板本体の接合面側に積
層され、低融点金属材料層を形成する金属材料より高融
点の金属材料からなる高融点金属薄膜層とから形成され
ている構成とした。
【0010】また、請求項4の圧電装置用積層体の製造
方法は、圧電素子素材と、半導体基板とを、融点820
℃以下の金属材料を介在させた状態で重ね合わせて、前
記金属材料を加熱融解した後、金属材料を固化すること
で形成された低融点金属材料層を介して、前記圧電素子
素材と半導体基板とを接合するようにした。請求項5の
圧電装置用積層体の製造方法は、請求項4に記載の圧電
装置用積層体の製造方法において、圧電素子素材を、素
材本体と、この素材本体の接合面側に積層され、低融点
金属材料層を形成する金属材料より高融点の金属材料か
らなる高融点金属薄膜層とから形成するようにした。
【0011】請求項6の圧電装置用積層体の製造方法
は、請求項4または請求項5に記載の圧電装置用積層体
の製造方法において、半導体基板を、基板本体と、この
基板本体の接合面側に積層され、低融点金属材料層を形
成する金属材料より高融点の金属材料からなる高融点金
属薄膜層とから形成するようにした。請求項7の圧電装
置用積層体の製造方法は、請求項4から請求項6までの
いずれか1項に記載の圧電装置用積層体の製造方法にお
いて、高周波誘導加熱あるいはマイクロ波加熱によって
融点820℃以下の金属材料を融解するようにした。
【0012】請求項8の圧電装置の製造方法は、請求項
1から請求項3までのいずれか1項に記載の圧電装置用
積層体の圧電素子素材を研磨して圧電素子を得る工程を
備えているようにした。
【0013】なお、上記圧電装置用積層体の製造方法に
おいて、融点820℃以下の金属材料(以下、「低融点
金属材料」と記す。)は、圧電素子素材と半導体基板と
の間に介在していれば構わないが、たとえば、圧電素子
素材および半導体基板の少なくとも何れか一方の接合面
に、予め積層されていることが好ましい。すなわち、低
融点金属材料層を形成する低融点金属材料が予め、圧電
素子素材および半導体基板の少なくとも何れか一方の接
合面に積層されていると、低融点金属材料層を薄く、か
つ均一な状態で圧電素子素材と半導体基板との間に介在
させることが可能となり、圧電装置用積層体の圧電素子
素材の研磨を行う際、圧電素子素材を、より安定した状
態で研磨することが可能となるため好ましい。
【0014】低融点金属材料としては、たとえば、イン
ジウム、錫、ビスマス、鉛、カドミウム、亜鉛、テル
ル、アンチモン、アルミニウム、マグネシウム、ストロ
ンチウム、バリウム、砒素、セリウム及びこれらの合金
等が挙げられる。これらの低融点金属材料は、溶融時の
粘度が低く、濡れ性が極めて高いため、低融点金属材料
層を薄く均一とすることができるとともに、高い接着強
度を得ることができる。
【0015】このとき、低融点金属材料層の厚みは、特
に限定されないが、0.1μm〜5μmの厚みにするこ
とが好ましい。すなわち、5μmより厚いと、接合部か
ら低融点金属がはみ出したり、熱膨張係数の差で歪みを
生じ、トラブルを起こしやすいし、0.1μmより薄い
と、全面接着し難くなる恐れがある。また、低融点金属
材料を、圧電素子素材および半導体基板の少なくとも何
れか一方の接合面に積層する方法は、特に限定されない
が、たとえば、真空蒸着法、スパッター法、イオンプレ
ーティング法等の真空技術が一般に用いられてる方法と
して挙げられる。
【0016】低融点金属材料の加熱溶融方法は、高周波
加熱、あるいはマイクロ波加熱を使用すれば圧電素子素
材自身の発熱はなく、加熱が必要である低融点金属およ
び半導体基板のみの昇温ですむため好ましいが、特に限
定されるものでなく、ヒーター加熱を行っても構わな
い。このときの加熱温度は、低融点金属材料が融解する
だけの温度であれば、できるだけ低い温度であることが
好ましい。
【0017】また、低融点金属材料を融解・固化すると
き、圧電素子材料と半導体基板との間が加圧されている
と、より低融点金属材料からなる接着層の厚みを薄くす
ることができ、接着強度の高い積層体を得ることができ
るので好ましい。
【0018】圧電素子素材としては、たとえば、水晶、
ジルコン酸チタン酸塩(PZT)、チタン酸鉛、チタン
酸バリウム、ニオブ酸リチウム、ジルコン酸鉛、タンタ
ル酸ストロンチウム、チタン酸ストロンチウム等の単
体、あるいは、これらの単体を素材本体とし、この素材
本体の接合面側に、高融点金属薄膜層を一体に設けたも
の等が挙げられる。
【0019】半導体基板としては、たとえば、シリコン
ウェハー、砒化ガリウムウェハー、リン化ガリウムウェ
ハー、セレン化ジルコニウム等の単体、あるいは、これ
らの単体を基板本体とし、この基板本体の接合面側に、
高融点金属薄膜層を一体に設けたもの等が挙げられる。
上記高融点金属薄膜層を形成する高融点の金属材料(以
下、「高融点金属材料」と記す。)としては、たとえ
ば、チタン、クロム、銅、白金、タングステン、モリブ
デン等が挙げられる。因に、基板本体としてシリコンウ
ェハーを用いた場合、シリコンウェハーの酸化膜と密着
性の良い金属である、クロムやチタン等を用いることが
好ましい。
【0020】このとき、高融点金属薄膜層の厚みは、特
に限定されないが、0.005〜0.5μmの厚みにす
ることが好ましい。すなわち、0.5μmより厚くして
も接着性を改善する効果の増加は望めず、0.005μ
mより薄いと、コート厚斑による信頼性に問題が生ずる
恐れがある。
【0021】一方、請求項8の圧電装置の製造方法にお
いて、圧電素子素材を研磨する研磨方法としては公知の
方法を用いることができる。さらに、圧電装置は、通
常、上記のように圧電素子素材の研磨により所望の厚み
とした圧電素子を形成したのち、半導体基板、低融点金
属材料層及び圧電素子を公知のエッチング剤を用いて、
任意の厚さおよび寸法にエッチングして得ることができ
る。
【0022】エッチング剤は、たとえば、半導体基板が
シリコンウェハーの場合、フッ酸、硝酸、酢酸、水酸化
カリウム、テトラメチルアンモニウムハライド(TMA
H)、エチレンジアミンピロカテコール(EDP)等及
びこれらの混合物が挙げられる。また、低融点金属材料
層に対するエッチング剤は、塩酸、硝酸、フッ酸、硫
酸、燐酸、酢酸等およびこれらの混合物が挙げられ、圧
電素子素材に対するエッチング剤は、フッ酸、塩酸、硝
酸、フッ化アンモニウム、フッ化硅酸及びこれらの混合
物が挙げられる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明における、圧電装
置用積層体の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明す
る。図1は、圧電素子用積層体の一実施の形態を示した
断面図である。図1に示したように、圧電装置用積層体
1は、圧電素子素材2と半導体基板3とが、低融点金属
材料層4を介して積層一体化されたものである。
【0024】圧電素子素材2は、ATカット水晶板から
なる素材本体20と、この素材本体20の接合面側に積
層されている高融点金属薄膜層21とから形成されてい
る。半導体基板3は、p型シリコンウェハーからなる基
板本体30と、基板本体30の接合面側に積層されてい
る高融点金属薄膜層31とから形成されている。また、
基板本体30の高融点金属薄膜層31が積層されている
側の面は、酸化膜33となっている。
【0025】この圧電装置用積層体1は、以下のように
して製造することができる。まず、図2に示すように、
素材本体20の接合面側に高融点金属薄膜層21をスパ
ッタ法により成膜して圧電素子素材2を得るとともに、
基板本体30の酸化膜33の形成面に高融点金属薄膜層
31をスパッタ法により成膜して半導体基板3を得る。
【0026】このとき、高融点金属薄膜層21および高
融点金属薄膜層31は、厚みが、50〜500nmの範
囲、好ましくは100〜200nmとなるようにする。
【0027】次に、図3に示すように、高融点金属薄膜
層21、31を均一に覆うようにして、圧電素子素材2
および半導体基板3に、低融点金属材料からなる低融点
金属薄膜40、40を、厚みが2000nm以下になる
ように真空蒸着法により成膜する。その後、低融点金属
薄膜40、40同士を密着させるように、圧電素子素材
2と半導体基板3とに重ね合わせ、ガラス板で挟んでこ
れを糸で縛ることで(図示せず)加圧した状態で、高純
度の不活性ガス雰囲気中、10MHz〜1.3GHz、10
W〜100W)の高周波を印加時間15分〜1時間した
のち、冷却して、図4に示すような低融点金属材料層4
を形成させる。
【0028】すなわち、低融点金属材料層4は、高周波
誘導加熱により、低融点金属材料40、40が融解し、
その後融解した低融点金属薄膜40、40が固化して一
体化することで形成される。このようにして形成された
低融点金属材料層4は、圧電素子素材2と半導体基板3
とを接合する接着剤として働き、圧電素子素材2と半導
体基板3とをしっかりと積層一体化できる。
【0029】しかも、上記のように高周波による加熱で
は、圧電素子素材2自身の発熱がない。したがって、圧
電素子素材2に、熱による膨張からくる歪みが生じるこ
とがなくなり、より安定した図1に示す圧電装置用積層
体1を容易に得ることができる。また、圧電装置用積層
体1の製造方法においては、図3に示すように、圧電素
子素材2と半導体基板3とに予め低融点金属薄膜40、
40をスパッタ蒸着法等で成膜してあるから、低融点金
属材料層4をより薄くすることができる。
【0030】次に、図1に示した圧電装置用積層体1か
ら、圧電装置を製造する方法の一実施の形態を説明す
る。図5〜図10は、圧電装置用積層体1を用いた圧電
装置の製造方法の一実施の形態を示した断面図であり、
図11は、完成した圧電装置10を示した斜視図であ
る。
【0031】なお、図5〜図7までは、図1〜図4まで
と同じスケールで描かれているが、図8〜図10は、説
明をより分かりやすくするために、スケールを変えてい
る。(このとき、高融点金属薄膜層21および高融点金
属薄膜層31は省略した。) 先ず、図5に示したように、圧電装置用積層体1の圧電
素子素材2側の面から、研磨盤を用いて圧電素子素材2
を、研磨して所定の厚みの圧電素子25を有する中間体
1aを得る。
【0032】次に、図6に示すように、中間体1aの半
導体基板3側の面のエッチング部301以外の部分に、
異方性エッチング防護膜36を形成するとともに、圧電
素子25側の全面にも、図7に示すように、レジスト膜
26を形成した後、半導体基板3のエッチング部301
を、低融点金属材料層4と接する面まで、異方性エッチ
ングする。
【0033】異方性エッチングを行った後、図示してい
ないが、異方性エッチング防護膜36を剥離剤を使って
剥離し、レジスト膜26もプラズマアッシングにより、
完全に取り除いて、図8に示すダイアフラム11を作製
する。続いて、図8に示すように、ダイアフラム11の
エッチング部201を除く部分にレジスト膜27、レジ
スト膜37を形成し、エッチング液でエッチング部20
1をエッチングし、図9に示すような、カンチレバー1
2を作製する。
【0034】レジスト膜27およびレジスト膜37を剥
離した後、図10に示すように、圧電素子25の表面に
電極用薄膜を真空蒸着法で成膜して、パターニングおよ
びエッチングを行うことで上部電極50を形成する。以
上の操作により、圧電装置用積層体1から、図11に示
すような、最終目標とする基本波共振周波数を発振する
厚みまで、研磨加工およびエッチング加工された圧電素
子25のカンチレバー12を備えた圧電装置10が製造
される。
【0035】以上のように、圧電素子用積層体1は、製
造過程において圧電素子素材2に歪みを生じない為、容
易に取り扱うことができ、自由に圧電素子素材2の研磨
加工ができる。したがって、研磨によって、10μm以
下の厚みの圧電素子25を容易に得ることができる。
【0036】すなわち、高周波な圧電素子や小型の圧電
素子を含む圧電装置を製造することが可能となる。な
お、本発明が、上記の実施の形態に限定されないのは言
うまでもない。たとえば、上記実施の形態では、圧電素
子素材2および半導体基板3が、それぞれ、高融点金属
薄膜層21、高融点金属薄膜層31を備えていたが、圧
電素子素材2および半導体基板3の接合面側が鏡面であ
れば、高融点金属薄膜層21、31を備えていない構造
でも構わない。
【0037】また、上記実施の形態では、半導体基板3
および圧電素子素材2の接合面側の面に低融点金属薄膜
40、40を、真空蒸着法により成膜し、この低融点金
属薄膜40、40同士を密着させるように重ね合わせた
後に、融解・固化させて低融点金属材料層4を形成して
いたが、たとえば、低融点金属の箔を半導体基板3と圧
電素子素材2との間に挟み込んだ後、融解・固化させて
低融点金属材料層4を形成しても構わない。
【0038】また、上記実施の形態では、ダイアフラム
11を作製した後に、圧電素子25のカンチレバー12
を作製したが、中間体1aから直接カンチレバーを作製
しても構わない。さらに、カンチレバー12の作製は、
エッチングに限らず、高圧水やレーザーを用いて切削し
ても構わない。
【0039】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。 <実施例1>図2に示したように、7mm角で厚さ50
μm程度の水晶板の両面をアルミナ砥粒(♯4000)
で研磨し、その後フッ化アンモニウム50%水溶液70
℃にて3分程度エッチングしたATカット水晶板を素材
本体20とし、素材本体20の接合面側にクロム(以
下、「Cr」と記す。)からなる高融点金属薄膜層21
を、約100nmの厚みとなるように、スパッタ法で成
膜して圧電素子素材2を形成した。
【0040】また、図2に示したように、大きさ10m
m角、厚さ350μmの面方位(100)のp型シリコ
ンの表面を熱酸化して酸化膜33となっているウェハー
を基板本体30とし、基板本体30の接合面側に酸化膜
33と密着性の良いCrからなる高融点金属薄膜層31
を、約100nmの厚みとなるように、スパッタ法で成
膜して半導体基板3を形成した。酸化膜33の厚さは1
00nm程度であった。
【0041】その後、図3に示すように、圧電素子素材
2の高融点金属薄膜層21および半導体基板3の高融点
金属薄膜層31が成膜している面を覆うように、インジ
ウム(以下、「In」と記す。)からなる低融点金属薄
膜40、40を真空蒸着により1000nmの厚さで成
膜した。さらに、その後、低融点金属薄膜40、40同
士を密着させるように圧電素子素材2と半導体基板3と
を重ね合わせた。
【0042】高周波誘導加熱装置(図示せず)を用意し
て、上記低融点金属薄膜40、40同士を重ね合わせた
状態で、両端面となる素材本体20と基板本体30との
外側面をガラス板で挟み、これを糸で縛ることによって
(図示せず)半導体基板3と圧電素子素材2とが加圧さ
れている状態にした。上記、半導体基板3と圧電素子素
材2とが、低融点金属薄膜40、40によって積層され
た状態のまま、13.56MHzの高周波電場発生用コイ
ル中に設置して、真空中あるいは高純度の不活性ガス雰
囲気中で、10Wの高周波を1分程度発振して、低融点
金属薄膜40、40を加熱して融解・固化させ、Inか
らなる低融点金属材料層4を形成させた。
【0043】以上の操作により、低融点金属材料層4の
介在によって、圧電素子素材2と半導体基板3とが、接
着強度の高い状態で、積層一体化された圧電装置用積層
体1を得ることができた。また、高周波誘導加熱では、
圧電素子素材2自身が昇温することなく、また、歪みを
生じることもなかった。
【0044】<実施例2>図2に示したように、圧電素
子素材2を形成する素材本体20と高融点金属薄膜層2
1において、7mm角で厚さ45μm程度の水晶板の両
面をアルミナ砥粒(♯4000)で研磨し、その後フッ
化アンモニウム50%水溶液70℃にて3分程度エッチ
ングしたATカット水晶板を素材本体20とし、素材本
体20の接合面側にチタン(以下、「Ti」と記す。)
からなる約10nmの厚みをした薄膜層とともに、異方
性エッチング液に腐食されない窒化チタン(以下、「T
iN」と記す。)からなる約100nmの厚みをした薄
膜層をスパッタ法で成膜して形成された薄膜層を高融点
金属薄膜層21とした。
【0045】また、図2に示したように、半導体基板3
を形成する基板本体30と高融点金属薄膜層31におい
て、大きさ10mm角、厚さ350μmの面方位(10
0)のp型シリコンの表面を熱酸化して酸化膜33とな
っているウェハーを基板本体30とし、基板本体30の
接合面側に酸化膜33と密着性の良いTiからなる約1
0nmの厚みをした薄膜層とともに、異方性エッチング
液に腐食されないTiNからなる約100nmの厚みを
した薄膜層をスパッタ法で成膜して形成された薄膜層を
高融点金属薄膜層31とした。
【0046】また、図3に示したように、圧電素子素材
2の高融点金属薄膜層21および半導体基板3の高融点
金属薄膜層31が成膜している面を覆うように、錫(以
下、「Sn」と記す。)からなる低融点金属薄膜40、
40を真空蒸着により1000nmの厚さで成膜した。
以上の操作以外は、実施例1と同じ操作を行ったとこ
ろ、低融点金属材料層4の介在によって、圧電素子素材
2と半導体基板3とが、接着強度の高い状態で、積層一
体化された圧電装置用積層体1を得ることができた。
【0047】<実施例3>低融点金属材料層4を融解す
る加熱方法として、高周波誘導加熱の代わりに、マイク
ロ波による加熱を行った。このときの条件として、用い
たマイクロ波の強さは、1.9GHz、10Wで行った。
上記操作以外は、実施例1と同様の操作を行ったとこ
ろ、高周波誘導加熱と同様に良好の圧電装置用積層体を
得ることができた。 <実施例4>低融点金属材料層4を融解する加熱方法と
してホットプレートを用いた。
【0048】まず、ホットプレートを350℃に加熱し
た。次に、低融点金属薄膜40、40をお互いに合わせ
る形で接触させた圧電素子素材2と半導体基板3との積
層物を、半導体基板3が下側となるように、加熱したホ
ットプレート上に置いた。このとき、積層物の上に5k
g程度の錘を載せて加圧されている状態にした。
【0049】上記操作を除いて、実施例1と同様の操作
を行ったところ、良好の圧電装置用積層体を得ることが
できた。
【0050】以上のように、実施例1の操作によって得
られた圧電装置用積層体1において、圧電素子素材2
は、厚さ500μmの半導体基板3上に密着しているの
で、研磨等の取扱いが容易であった。圧電装置用積層体
1において、圧電素子素材2を、研磨盤にてアルミナ砥
粒(♯4000)を用いて研磨を行うと、図5、図6に
示したように、10μm程度の厚みまで研磨を行って
も、歪みが生じたり、剥がれたり、割れたりすることな
く、薄い圧電素子25を有する中間体1aを得ることが
できた。
【0051】<実施例5>図6に示した、実施例1の操
作によって得られた圧電装置用積層体1の圧電素子素材
2が研磨されて圧電素子25となった中間体1aにおい
て、Tiからなる高融点金属薄膜層21、31や、In
からなる接着用の低融点金属材料層4を、デバイスとし
て必要な部分のみ残すように、予めフォトリソグラフィ
ー技術を利用してパターニング、エッチングしておい
た。
【0052】図6に示したように、中間体1aの圧電素
子25側の一部に、異方性エッチングに耐える異方性エ
ッチング防護膜36を形成した。また、図7に示したよ
うに、積層体1aの圧電素子25側にシリコーン系樹脂
あるいはフッ素系樹脂またはワックスからなるレジスト
膜26を、5μm程度の厚みで形成することで、異方性
エッチングを行ったとき、異方性エッチング液(TMA
HやEDP)が、高融点金属薄膜層21、31と低融点
金属材料層4との積層体が圧電素子25からはみ出し、
将来半導体基板3の電極となる部分46や、圧電素子2
5を腐食しないようにした。
【0053】異方性エッチングを行い、図8に示したよ
うな、ダイアフラム11を作製した。このときの条件
は、異方性エッチング溶液としてEDPを使用して、反
応温度が、118℃、反応時間が8時間で行った。異方
性エッチングを行った後、異方性エッチング防護膜36
を剥離剤を使って剥離し、ダイアフラム11の圧電素子
25側の表面をプラズマアッシングすることにより、レ
ジスト膜26も含めて、完全に剥離膜を取り除いた。
【0054】図8に示したように、ダイアフラム11の
内側(半導体基板3の面側)にレジスト膜37を形成
し、エッチング液であるフッ化アンモニウムによりエッ
チングされないようにした。
【0055】ダイアフラム11の圧電素子25側の面に
レジスト膜27を形成して、パターニングし、圧電素子
25側の面の一部201を露出させて、フッ化アンモニ
ウムでエッチングし、図9に示したように、圧電素子2
5のカンチレバー12を作成した。その後、レジスト膜
37、レジスト膜27等を剥離した。
【0056】圧電素子25の厚さ調整をダイアフラム1
1間に高周波電圧を印加して共振周波数を測定し、フッ
化アンモニウムのエッチングを組み合わせて行った。こ
の様にして得た振動子の共振周波数は185MHzであっ
た 図10に示したように、圧電素子25に電極用薄膜(ア
ルミニウム等)を蒸着し、パターニング、エッチングし
て、上部電極50とした。
【0057】以上の工程により、図11に示した圧電装
置10を製造することができた。
【0058】<実施例6>図6に示した、実施例1の操
作によって得られた圧電装置用積層体1の圧電素子素材
2が研磨されて圧電素子25となった中間体1aにおい
て、Tiからなる高融点金属薄膜層21、31や、In
からなる接着用の低融点金属材料層4を、デバイスとし
て必要な部分のみ残すように、予めフォトリソグラフィ
ー技術を利用してパターニング、エッチングしておい
た。
【0059】圧電素子表面に、レジスト膜となるシリコ
ーン系樹脂で覆い、パターニングし、圧電素子表面の一
部を露出させて、フッ化アンモニウムでエッチングし、
圧電素子のカンチレバー12を作製した。圧電素子側を
シリコーン系樹脂あるいはフッ素系樹脂またはワックス
で5μm程度覆って異方性エッチング液(TMAHやE
DP)が電極や圧電素子を腐食しないようにした。
【0060】上記の操作を行ってから異方性エッチング
を行ったことを除いて、実施例5と同様の操作を行っ
た。以上の操作を行ったところ、圧電素子25の共振周
波数が185MHzである圧電装置10を得ることができ
た。
【0061】
【発明の効果】以上のことより、本発明にかかる請求項
1の圧電装置用積層体は、圧電素子素材および半導体基
板に対する接合強度が高く、積層一体化され、しかも歪
みが生じないため、研磨加工やエッチング加工時に、接
合部が剥がれたりせず、より薄い圧電素子を得ることが
できる。
【0062】請求項2および請求項3の圧電装置用積層
体は、低融点金属をより薄くかつ安定して、圧電素子素
材と半導体基板との間に介在させることができる。請求
項4の圧電装置用積層体の製造方法は、圧電装置用積層
体を容易に製造することができる。請求項5および請求
項6の圧電装置用積層体の製造方法は、低融点金属をよ
り薄くかつ安定して、圧電素子素材と半導体基板との間
に介在させることができる。
【0063】請求項7の圧電装置用積層体の製造方法
は、圧電素子素材自身の発熱を抑えることができ、より
歪みを少なくすることができるため、圧電素子を薄く研
磨することができ、高周波数の圧電素子を得ることがで
きる。請求項8のの圧電装置の製造方法は、圧電装置用
積層体から、高周波の振動周波数を示す圧電素子となる
まで薄く研磨することが可能になる。
【0064】以上のことより、従来は不可能であった高
周波域に共振周波数をもつ圧電装置を製作出来るように
なり、電子部品の高周波化、小型化への道を開く効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧電装置用積層体の一実施の形態を示
した断面図である。
【図2】本発明にかかる圧電装置用積層体の製造方法の
一実施の形態を示した断面図である。
【図3】本発明にかかる圧電装置用積層体の製造方法の
一実施の形態を示した断面図である。
【図4】本発明にかかる圧電装置用積層体の製造方法の
一実施の形態を示した断面図である。
【図5】図1の圧電装置用積層体を用いた圧電装置の製
造方法の一実施の形態を示した断面図である。
【図6】図1の圧電装置用積層体を用いた圧電装置の製
造方法の一実施の形態を示した断面図である。
【図7】図1の圧電装置用積層体を用いた圧電装置の製
造方法の一実施の形態を示した断面図である。
【図8】図1の圧電装置用積層体を用いた圧電装置の製
造方法の一実施の形態を示した断面図である。
【図9】図1の圧電装置用積層体を用いた圧電装置の製
造方法の一実施の形態を示した断面図である。
【図10】図1の圧電装置用積層体を用いた圧電装置の
製造方法の一実施の形態を示した断面図である。
【図11】圧電装置の完成体を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 圧電装置用積層体 2 圧電素子素材 20 素材本体 21 高融点金属薄膜層 3 半導体基板 30 基板本体 31 高融点金属薄膜層 4 低融点金属材料層 10 圧電装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H03H 9/205 H01L 41/22 Z (72)発明者 田中 恒久 大阪府豊中市岡町南2−14−44 (72)発明者 小川 倉一 兵庫県神戸市垂水区狩口台7−18−7 (72)発明者 古川 薫 兵庫県神戸市中央区港島中町6丁目2番1 号パークシティ1406

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電素子素材と、半導体基板との間に、融
    点820℃以下の金属材料で形成される低融点金属材料
    層を備えている圧電装置用積層体。
  2. 【請求項2】圧電素子素材が、素材本体と、この素材本
    体の接合面側に積層され、低融点金属材料層を形成する
    金属材料より高融点の金属材料からなる高融点金属薄膜
    層とから形成されている請求項1に記載の圧電装置用積
    層体。
  3. 【請求項3】半導体基板が、基板本体と、この基板本体
    の接合面側に積層され、低融点金属材料層を形成する金
    属材料より高融点の金属材料からなる高融点金属薄膜層
    とから形成されている請求項1または請求項2に記載の
    圧電装置用積層体。
  4. 【請求項4】圧電素子素材と、半導体基板とを、融点8
    20℃以下の金属材料を介在させた状態で重ね合わせ
    て、前記金属材料を加熱融解した後、金属材料を固化す
    ることで形成された低融点金属材料層を介して、前記圧
    電素子素材と半導体基板とを接合することを特徴とする
    圧電装置用積層体の製造方法。
  5. 【請求項5】圧電素子素材を、素材本体と、この素材本
    体の接合面側に積層され、低融点金属材料層を形成する
    金属材料より高融点の金属材料からなる高融点金属薄膜
    層とから形成する請求項4に記載の圧電装置用積層体の
    製造方法。
  6. 【請求項6】半導体基板を、基板本体と、この基板本体
    の接合面側に積層され、低融点金属材料層を形成する金
    属材料より高融点の金属材料からなる高融点金属薄膜層
    とから形成する請求項4または請求項5に記載の圧電装
    置用積層体の製造方法。
  7. 【請求項7】高周波誘導加熱あるいはマイクロ波加熱に
    よって融点820℃以下の金属材料を融解する、請求項
    4から請求項6までのいずれか1項に記載の圧電装置用
    積層体の製造方法。
  8. 【請求項8】請求項1から請求項3までのいずれか1項
    に記載の圧電装置用積層体の圧電素子素材を研磨して圧
    電素子を得る工程を備えている圧電装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007148459A1 (ja) * 2006-06-20 2007-12-27 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology 誘電体構造及びその製造方法
JP2009218426A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Tdk Corp 誘電体素子の製造方法
JP2010153961A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Ngk Insulators Ltd 複合基板の製造方法及び複合基板

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