JPH0738363A - 電子部品の加工方法 - Google Patents

電子部品の加工方法

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JPH0738363A
JPH0738363A JP10383094A JP10383094A JPH0738363A JP H0738363 A JPH0738363 A JP H0738363A JP 10383094 A JP10383094 A JP 10383094A JP 10383094 A JP10383094 A JP 10383094A JP H0738363 A JPH0738363 A JP H0738363A
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JP
Japan
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substrate
processing
electronic component
functional member
component according
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Application number
JP10383094A
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English (en)
Inventor
Yutaka Taguchi
豊 田口
Kazuo Eda
和生 江田
Tetsuyoshi Ogura
哲義 小掠
Yoshihiro Tomita
佳宏 冨田
Akihiro Kanahoshi
章大 金星
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧電デバイスにおいて機能性部材をまとめて
とり扱いができるようにする。さらにまとめて高精度加
工できるようにする。 【構成】 振動用の機能性部材を直接接合により第1の
基板に直接接着することにより非常に高精度に振動用圧
電板を加工する。また第1の基板上に薄膜層を設けるこ
とにより、第1の基板に対する制約をなくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水晶などで構成される電
子部品の加工方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】水晶振動子などに代表される水晶デバイ
スはは、その高い安定性により、情報通信に欠かせない
重要なデバイスとして用いられている。近年衛星通信や
携帯電話などの発達にともない、各デバイスの小型化、
高性能化、低コスト化が一つの大きな目標とされている
が、圧電デバイスも例外ではない。同様のことが他の電
子部品、例えば磁気デバイス、光学デバイスなどについ
ても言える。従来の水晶振動子の作成プロセスを図32
に示す。まず。結晶成長させた水晶から所望のカット角
の水晶3201を切り出す。このカット角によって温度
特性が決定されるが、通常振動子として用いられるのは
厚み滑べり振動を使用するためATカットが使用される。
この水晶板を所望の大きさに分割した後、厚み調整のた
めの研磨および、研磨によるダメージ層除去のためのエ
ッチングを行ない、上下両面に電極3202を形成し、
実装する方法が一般的である。
【0003】この例として特開平4ー367111号が
ある。これは圧電振動子をバネ性を有した金属支持体で
支持するものである。このように振動子を保持する際に
その振動を阻害しないために実装方法には十分な配慮を
行なう必要がある。また別の例としては特開平5ー12
1985号に説明されているように圧電振動子、この特
許においては小型化のため水晶振動子を接着剤で支持基
板に固定する方法がとられている。しかし、振動子は高
周波化されていくに従い小さくなり、このような実装が
非常に難しくなっていく。また、通常、圧電振動子は実
装前にそのおおよその共振周波数調整を行なっておくこ
とが必要であるが、このような方法では振動子が小さく
なると作成、調整の際に1つ1つ別々に扱うため、取り
扱いが厄介で大量生産しにくいという欠点がある。ま
た、圧電振動子を接着剤で保持しているため、加熱、振
動に対して十分な強度が出せなかったりする場合もあ
る。また、従来の作成法では高周波化するためには振動
用圧電体を薄くしようとしても、振動用圧電体が小さい
ため研磨しにくいという問題があった。また振動用圧電
体を1つ1つ切り出さずに加工しようとしても振動用圧
電体が非常に薄いために大きなままでは加工が難しい。
このためUS Patent 5036241 "Piezoelectric Laminate
and Method of Manufacture" にあげられているような
技術がある。これは圧電性を持った物質を絶縁体に接着
層を用いて張り付け、絶縁体の抵抗率を温度や光を用い
てコントロールし、絶縁体に電圧を印加して分極を起こ
すものである。この方法によると、本発明の目的のよう
な圧電体の厚さ方向での共振を利用したデバイスにおい
ては、圧電体の厚さ方向の精度が共振周波数の精度とな
るため、接着層の厚さを精密にコントロールする必要が
ある。しかし、この圧電体の厚さ精度は圧電体としてAT
-Cut水晶基板を使用し、中心周波数を100MHZとした
場合基板厚さは17UMとなり量産性、調整の手間などよ
り生産コストを考えた場合少なくとも1um以下の精度が
必要である。この接着層の厚み誤差がそのままこの周波
数精度に寄与するためこのような方法、構造では接着剤
の厚みを高精度に制御することは難しく実現は不可能で
あると考えられる。
【0004】また、別の方法として例えば1990 Ultraso
nic Symposium Proceeding Page 529 "Film Bulk Acous
tic Wave Resonator Technology" やUS Patent 4719383
"Piezoelectric Shear Wave Resonator and Method of
Making Same" に説明されているようなフィルタがあげ
られる。これは図33のようにシリコンやガリウムヒソ
基板3301上にSiO2等の緩衝膜3302を作成し、窒
化アルミニウムや酸化亜鉛の薄膜3303、電極330
4、を形成し、共振器やフィルタを構成するものであ
る。ところがこの技術は圧電体として酸化亜鉛や窒化ア
ルミニウムを用いている。これらの圧電体は薄膜形成技
術であるスパッタリング法により形成できるという特徴
を持つが、多結晶体のため、圧電性を出すためには結晶
をC軸に配向させる必要がある。この配向性は薄膜作成
時の条件や装置に依存するところが大きく、また堆積さ
せる膜厚や、下地の物質によって変化するという欠点が
ある。一方、水晶やニオブ酸リチウム、タンタル酸リチ
ウムなどは多結晶体では十分に圧電性を示さず、特に高
安定で温度特性の良いことで振動子、フィルタなどによ
く使用されている水晶では単結晶体でしかも結晶構造が
3回軸対称のα水晶でなければ圧電性を示さない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法による作成
には、振動用水晶を1つ1つ別々に扱うので取り扱いが
厄介で大量生産しにくい、高周波化するためには振動用
水晶を薄くする必要があるが、振動用水晶が小さいため
研磨しにくいという問題があった。また振動用水晶を1
つ1つ切り出さずに加工しようとしても振動用水晶が非
常に薄いために大きなままでは加工が難しい。このため
接着剤で加工用の基板に接着剤で張り付けて加工すると
いう方法も考えられるが、振動用の水晶板の厚さ制御に
は非常に高い精度が必要とされるため、接着剤の厚さを
振動用水晶板の厚さ精度と同程度に制御する必要があ
り、実際の製造には適用できなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では振動用の圧電体を直接接合により第1の
基板に接着し、その後第2の基板に接着し、第1の基板
を除去する、及び表面に薄膜層を形成した第1の基板に
圧電体を直接接合により接着し、その後第2の基板に接
着し、第1のの基板上の薄膜層を除去するもしくは第1
の基板を機械的、化学的方法で第1の基板を除去するも
のである。ここで行なう直接接合とは基板を平面度良く
研磨し、表面に水酸機を付着させるため親水化処理を行
ない、重ね合わせ熱処理を行なうことによりほぼ原子レ
ベルで基板同士を接着させる技術である。
【0007】
【作用】振動用の圧電体を直接接合により第1の基板に
接着しているため接着剤を使用して第1の基板に接着す
る方法と違い、接着界面に何も存在せず加工用基板の平
面精度がそのまま出るため、加工用基板の平面精度が良
いものを使用すれば非常に高精度に振動用圧電版を加工
することができる。また表面に薄膜層を形成した第1の
基板に圧電体を直接接合により接着し、その後第2の基
板に接着し、第1の基板上の薄膜層を除去することによ
り第1の基板を除去することにより、接着界面に薄膜層
しか存在せず、この薄膜層の厚みは極めて高精度に制御
できるので第1の基板の平面精度がそのまま出るため、
第1の基板の平面精度が良いものを使用すれば非常に高
精度に振動用圧電板を加工することができ、第1の基板
を複数回使用することができるので作成コストの削減を
行なうことができる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明
する。
【0009】(実施例1)本発明による圧電デバイスの
作成方法を図1に示す。圧電体としてATカットの水晶板
を使用し、第1の基板としてガラス基板を使用した。ま
ず水晶板101、第1の基板であるガラス102を親水
化液を使用して親水化処理し、両者を直接接合させる。
ここで行なう直接接合とは基板を平面度良く研磨し、表
面に水酸基を付着させるため親水化処理を行ない、重ね
合わせ、熱処理を行なうことによりほぼ原子レベルで基
板同士を接着させる技術である。直接接合後に水晶板の
厚み調整の研磨を行なう。そしてこの機能性部材を第2
の基板であるガラス基板103に接着剤を使用して接着
し、第1の基板を機械的に研磨することにより除去し
た。その後、ガラス基板は溶かすが水晶はほとんど溶か
さないエッチング液、例えばバッファードふっ酸等を使
用して第2の基板であるガラス基板103の裏面より穴
を開け、水晶板の上下両面に電極を作成した。このよう
な方法で作成した水晶振動子の電気特性を図2に示す。
この特性は従来の方法で作成した水晶振動子の電気特性
と比較してほとんど差はなかった。
【0010】(実施例2)次に別の例による圧電デバイ
スの作成方法を図3に示す。機能性部材としてATカット
の水晶板を使用し、第1の基板としてガラス基板を使用
した例を示す。まず水晶板201を親水化処理し、第1
の基板であるガラス基板202と直接接合させる。そし
てこの機能性部材の厚さを調整するために研磨を行な
い、第2の基板であるシリコン基板203とともに親水
化処理を行ない直接接着により接合した。第2の基板で
あるシリコン基板にはエッチングなどを使用した化学的
方法もしくはサンドブラスト等の機械的方法によりあら
かじめ水晶の裏電極を作成する部分には穴を開けてあ
る。その後ガラス基板は溶かすが水晶、シリコン基板は
溶かさないエッチング液、例えばバッファードふっ酸等
を使用して第1の基板であるガラス基板をエッチング
し、第1の基板を除去する。そして水晶板両面に電極を
形成し水晶振動子を作成した。このような方法で作成し
た水晶振動子の特性を図4に示す。この特性は従来の方
法で作成した水晶振動子の特性とほとんど変化なかっ
た。
【0011】(実施例3)次に別の例による圧電デバイ
スの作成方法を図5に示す。機能性部材としてATカット
の水晶板を使用し、第1の基板としてシリコン基板を使
用した。まず水晶板301を親水化処理し、第1の基板
であるシリコン基板302と直接接合させる。そしてこ
の機能性部材を第2の基板であるガラス基板303に接
着剤を使用して接着し、第1の基板を機械的に研磨する
ことにより除去した。その後、ガラス基板は溶かすが水
晶はほとんど溶かさないエッチング液、例えばバッファ
ードふっ酸等を使用してガラス基板裏面より穴を開け、
水晶板の上下両面に電極を作成した。このような方法で
作成した水晶振動子の電気特性を図6に示す。この特性
は従来の方法で作成した水晶振動子の電気特性と比較し
てほとんど差はなかった。
【0012】(実施例4)次に別の例による圧電デバイ
スの作成方法を図7に示す。機能性部材としてATカット
の水晶板を使用し、第1の基板としてシリコン基板を使
用した例を示す。まず水晶板401を親水化処理し、第
1の基板であるシリコン基板402と直接接合させる。
そしてこの機能性部材の厚さを調整するために研磨を行
ない、第2の基板であるシリコン基板403とともに親
水化処理を行ない直接接着により接合した。その後シリ
コン基板は溶かすが水晶基板は溶かさないエッチング
液、例えばふっ酸等を使用して第1の基板であるシリコ
ン基板及び第2の基板であるシリコン基板において水晶
板の裏電極を形成する部分をエッチングし、第1の基板
を除去するとともに、裏電極形成用の穴を開ける。そし
て水晶板両面に電極を形成し水晶振動子を作成した。こ
のような方法で作成した水晶振動子の特性を図8に示
す。この特性は従来の方法で作成した水晶振動子の特性
とほとんど変化なかった。
【0013】(実施例5)次に別の例による圧電デバイ
スの作成方法を図9に示す。機能性部材としてZカット
のタンタル酸リチウム板を使用し、第1の基板としてガ
ラス基板を使用した例を示す。まず水晶板501を親水
化処理し、第1の基板であるガラス基板502と直接接
合させる。そしてこの機能性部材の厚さを調整するため
に研磨を行ない、第2の基板であるシリコン基板503
とともに親水化処理を行ない直接接着により接合した。
第2の基板であるシリコン基板にはエッチングなどを使
用した化学的方法もしくはサンドブラスト等の機械的方
法によりあらかじめタンタル酸リチウムの裏電極を作成
する部分には穴を開けてある。その後ガラス基板は溶か
すがタンタル酸リチウム、シリコン基板は溶かさないエ
ッチング液、例えばバッファードふっ酸等を使用して第
1の基板であるガラス基板をエッチングし、第1の基板
を除去する。そしてタンタル酸リチウム板両面に電極を
形成し圧電振動子を作成した。このような方法で作成し
たタンタル酸リチウム振動子の特性を図10に示す。こ
の特性は従来の方法で作成したタンタル酸リチウム振動
子の特性とほとんど変化なかった。
【0014】(実施例6)次に別の例による圧電デバイ
スの作成方法を図11に示す。機能性部材としてXカッ
トのニオブ酸リチウム板を使用し、第1の基板としてガ
ラス基板を使用した例を示す。まず水晶板601を親水
化処理し、第1の基板であるガラス基板602と直接接
合させる。そしてこの機能性部材の厚さを調整するため
に研磨を行ない、第2の基板であるシリコン基板603
とともに親水化処理を行ない直接接着により接合した。
第2の基板であるニオブ酸リチウム基板にはエッチング
などを使用した化学的方法もしくはサンドブラスト等の
機械的方法によりあらかじめニオブ酸リチウムの裏電極
を作成する部分には穴を開けてある。その後ガラス基板
は溶かすがニオブ酸リチウム、シリコン基板は溶かさな
いエッチング液、例えばバッファードふっ酸等を使用し
て第1の基板であるガラス基板をエッチングし、第1の
基板を除去する。そしてニオブ酸リチウム板両面に電極
を形成し圧電振動子を作成した。このような方法で作成
したニオブ酸リチウム振動子の特性を図12に示す。こ
の特性は従来の方法で作成したニオブ酸リチウム振動子
の特性とほとんど変化なかった。
【0015】(実施例7)次に別の例による圧電デバイ
スの作成方法を図13に示す。機能性部材としてATカッ
トの水晶板を使用し、第1の基板としてシリコン基板を
使用した例を示す。まず水晶板701を親水化処理し、
第1の基板であるシリコン基板702と直接接合させ
る。そしてこの機能性部材の厚さを調整するために研磨
を行ない、第2の基板である水晶基板703とともに親
水化処理を行ない直接接着により接合した。第2の基板
である水晶基板にはエッチングなどを使用した化学的方
法もしくはサンドブラスト等の機械的方法によりあらか
じめ水晶振動子の裏電極を作成する部分には穴を開けて
ある。その後シリコン基板は溶かすが水晶は溶かさない
エッチング液、例えばバッファードふっ酸等を使用して
第1の基板であるシリコン基板をエッチングし、第1の
基板を除去する。そして水晶板両面に電極を形成し圧電
振動子を作成した。このような方法で作成した水晶振動
子の特性を図14に示す。この特性は従来の方法で作成
した水晶振動子の特性とほとんど変化なかった。
【0016】なお以上の実施例1から実施例7では機能
性部材として水晶、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチ
ウムを使用し、第1の基板としてガラス、シリコン、水
晶を使用したがいずれの場合をとっても直接接合でき
る。また機能性部材と第2の基板を直接接着により接着
したが、同様に接着できる方法であれば良い。またその
ため第2の基板としてガラス、水晶、シリコン基板を使
用したが、機能性部材と直接接着できる基板であればよ
く、いずれの組合せでも良い。また、機能性部材と第2
の基板に直接接着法を使用しなければ第2の基板に対す
る制限はない。
【0017】(実施例8)別の例による圧電デバイスの
作成方法を図15に示す。機能性部材としてATカットの
水晶板を使用し、第1の基板としてガラス基板を使用し
た。まずシリコン薄膜801をCVD法を使用して0.5um第
1の基板802上に形成した。そして水晶板803と第
1の基板802を親水化処理し、第1の基板であるガラ
ス基板802と直接接合させる。そしてこの機能性部材
を第2の基板であるガラス基板804に接着剤を使用し
て接着し、第1の基板を機械的に研磨することにより除
去した。その後、ガラス基板は溶かすが水晶はほとんど
溶かさないエッチング液、例えばバッファードふっ酸等
を使用してガラス基板裏面より穴を開け、水晶板の上下
両面に電極を作成した。このような方法で作成した水晶
振動子の電気特性を図16に示す。この特性は従来の方
法で作成した水晶振動子の電気特性と比較してほとんど
差はなかった。
【0018】(実施例9)次に別の例による圧電デバイ
スの作成方法を図17に示す。機能性部材としてATカッ
トの水晶板を使用し、第1の基板としてガラス基板を使
用した例を示す。まずシリコン薄膜901をCVD法を使
用して0.5um第1の基板上902に形成した。そして水
晶板903と第1の基板902を親水化処理し、第1の
基板であるガラス基板902と直接接合させる。そして
この機能性部材の厚さを調整するために研磨を行ない、
第2の基板であるシリコン基板904とともに親水化処
理を行ない直接接着により接合した。その後シリコンは
溶かすが水晶は溶かさないエッチング液、例えばふっ酸
等を使用して第1の基板上のシリコン薄膜を溶かし、第
1の基板を除去するとともに第2の基板であるシリコン
基板において機能性部材の裏電極にあたる部分をエッチ
ングする。。そして水晶板両面に電極を形成し水晶振動
子を作成した。このような方法で作成した水晶振動子の
特性を図18に示す。この特性は従来の方法で作成した
水晶振動子の特性とほとんど変化なかった。
【0019】(実施例10)次に別の例による圧電デバ
イスの作成方法を図19に示す。機能性部材としてATカ
ットの水晶板を使用し、第1の基板としてシリコン基板
を使用した例を示す。
【0020】まず酸化シリコン薄膜1001をCVD法を
使用して0.5um第1の基板上1002に形成した。そし
て水晶板1003と第1の基板1002を親水化処理
し、第1の基板であるシリコン基板1002と直接接合
させる。そしてこの機能性部材の厚さを調整するために
研磨を行ない、第2の基板であるシリコン基板1004
とともに親水化処理を行ない直接接着により接合した。
その後機械的研磨により第1の基板を除去した。ただし
第2の基板であるシリコン基板にはエッチングなどを使
用した化学的方法もしくはサンドブラスト等の機械的方
法によりあらかじめ振動子の裏電極を作成する部分には
穴を開けてある。そして水晶板両面に電極を形成し水晶
振動子を作成した。このような方法で作成した水晶振動
子の特性を図20に示す。この特性は従来の方法で作成
した水晶振動子の特性とほとんど変化なかった。
【0021】(実施例11)次に別の例による圧電デバ
イスの作成方法を図21に示す。機能性部材としてATカ
ットの水晶板を使用し、第1の基板としてシリコン基板
を使用した例を示す。まず酸化シリコン薄膜1101を
CVD法を使用して0.5um第1の基板上1102に形成し
た。そして水晶板1003と第1の基板1102を親水
化処理し、第1の基板であるシリコン基板1102と直
接接合させる。そしてこの機能性部材の厚さを調整する
ために研磨を行ない、第2の基板であるシリコン基板1
104とともに親水化処理を行ない直接接着により接合
した。その後酸化シリコンは溶かすが水晶、シリコンは
溶かさないエッチング液、例えばバッファードふっ酸等
を使用して第1の基板上の酸化シリコンを溶かすことに
よって第1の基板を除去した。ただし第2の基板である
シリコン基板にはエッチングなどを使用した化学的方法
もしくはサンドブラスト等の機械的方法によりあらかじ
め振動子の裏電極を作成する部分には穴を開けてある。
そして水晶板両面に電極を形成し水晶振動子を作成し
た。このような方法で作成した水晶振動子の特性を図2
2に示す。この特性は従来の方法で作成した水晶振動子
の特性とほとんど変化なかった。
【0022】(実施例12)次に別の例による圧電デバ
イスの作成方法を図23に示す。機能性部材としてATカ
ットの水晶板を使用し、第1の基板としてシリコン基板
を使用した例を示す。まず窒化シリコン薄膜1201を
CVD法を使用して0.5um第1の基板上1202に形成し
た。そして水晶板1203と第1の基板1202を親水
化処理し、第1の基板であるシリコン基板1202と直
接接合させる。そしてこの機能性部材の厚さを調整する
ために研磨を行ない、第2の基板であるシリコン基板1
204とともに親水化処理を行ない直接接着により接合
した。その後窒化シリコンは溶かすが水晶、シリコンは
溶かさないエッチング液、例えばバッファードふっ酸等
を使用して第1の基板上の窒化シリコンを溶かすことに
よって第1の基板を除去した。ただし第2の基板である
シリコン基板にはエッチングなどを使用した化学的方法
もしくはサンドブラスト等の機械的方法によりあらかじ
め振動子の裏電極を作成する部分には穴を開けてある。
そして水晶板両面に電極を形成し水晶振動子を作成し
た。このような方法で作成した水晶振動子の特性を図2
4に示す。この特性は従来の方法で作成した水晶振動子
の特性とほとんど変化なかった。
【0023】(実施例13)次に別の例による圧電デバ
イスの作成方法を図25に示す。機能性部材としてZカ
ットのタンタル酸リチウムを使用し、第1の基板として
水晶基板を使用した例を示す。まず酸化シリコン薄膜1
301をCVD法を使用して0.5um第1の基板上1302に
形成した。そしてタンタル酸リチウム板1303と第1
の基板1302を親水化処理し、第1の基板である水晶
基板1302と直接接合させる。そしてこの機能性部材
の厚さを調整するために研磨を行ない、第2の基板であ
る水晶基板1304とともに親水化処理を行ない直接接
着により接合した。その後酸化シリコンは溶かすが水
晶、タンタル酸リチウムは溶かさないエッチング液、例
えばバッファードふっ酸等を使用して第1の基板上の酸
化シリコンを溶かすことによって第1の基板を除去し
た。ただし第2の基板である水晶基板にはエッチングな
どを使用した化学的方法もしくはサンドブラスト等の機
械的方法によりあらかじめ振動子の裏電極を作成する部
分には穴を開けてある。そしてタンタル酸リチウム板両
面に電極を形成し圧電振動子を作成した。このような方
法で作成した水晶振動子の特性を図26に示す。この特
性は従来の方法で作成したタンタル酸リチウム振動子の
特性とほとんど変化なかった。
【0024】(実施例14)次に別の例による圧電デバ
イスの作成方法を図27に示す。機能性部材としてXカ
ットのニオブ酸リチウムを使用し、第1の基板として水
晶基板を使用した例を示す。まず窒化シリコン薄膜14
01をCVD法を使用して0.5um第1の基板上1402に形
成した。そしてニオブ酸リチウム板1403と第1の基
板1402を親水化処理し、第1の基板である水晶基板
1402と直接接合させる。そしてこの機能性部材の厚
さを調整するために研磨を行ない、第2の基板である水
晶基板1404とともに親水化処理を行ない直接接着に
より接合した。その後窒化シリコンは溶かすが水晶、タ
ンタル酸リチウムは溶かさないエッチング液、例えばふ
っ酸等を使用して第1の基板上の窒化シリコンを溶かす
ことによって第1の基板を除去した。ただし第2の基板
である水晶基板にはエッチングなどを使用した化学的方
法もしくはサンドブラスト等の機械的方法によりあらか
じめ振動子の裏電極を作成する部分には穴を開けてあ
る。そしてタンタル酸リチウム板両面に電極を形成し圧
電振動子を作成した。このような方法で作成した水晶振
動子の特性を図28に示す。この特性は従来の方法で作
成したニオブ酸リチウム振動子の特性とほとんど変化な
かった。
【0025】(実施例15)次に別の例による圧電デバ
イスの作成方法を図29に示す。機能性部材としてATカ
ットの水晶板を使用し、第1の基板として水晶基板を使
用した例を示す。まず酸化シリコン薄膜1501をCVD
法を使用して0.5um第1の基板上1502に形成した。
そして水晶板1503と第1の基板1502を親水化処
理し、第1の基板である水晶基板1502と直接接合さ
せる。そしてこの機能性部材の厚さを調整するために研
磨を行ない、第2の基板である水晶基板1504ととも
に親水化処理を行ない直接接着により接合した。その後
酸化シリコンは溶かすが水晶は溶かさないエッチング
液、例えばバッファードふっ酸等を使用して第1の基板
上の酸化シリコンを溶かすことによって第1の基板を除
去した。ただし第2の基板である水晶基板にはエッチン
グなどを使用した化学的方法もしくはサンドブラスト等
の機械的方法によりあらかじめ振動子の裏電極を作成す
る部分には穴を開けてある。そして水晶板両面に電極を
形成し水晶振動子を作成した。このような方法で作成し
た水晶振動子の特性を図30に示す。この特性は従来の
方法で作成した水晶振動子の特性とほとんど変化なかっ
た。
【0026】以上の実施例8から実施例15では第1の
基板として水晶、シリコン、ガラス、第1の基板上の薄
膜層としてシリコン、酸化シリコン、窒化シリコン、機
能性部材として水晶、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リ
チウムを使用した例を示したがいずれの組合せでも良
い。
【0027】またシリコン、酸化シリコン及び窒化シリ
コンの膜厚を0.5umとしているが膜厚に制限があるわけ
ではなく直接接合が可能である膜厚範囲であれば良い。
【0028】(実施例16)次に実施例16について図
31を使用して説明する。上記各実施例では便宜上個別
に切断されて例について説明したが、本実施例では多数
の電子部品を広い平板上にて作成した後、個別に切断す
る例である。本実施例では機能性部材としてATカットの
水晶を使用し、第1基板、第2基板としてシリコン基板
を使用した。水晶基板1601と第1基板であるシリコ
ン1602を直接接合し、研磨、厚み調整を行う。そし
てこの機能性部材である水晶基板を第2基板であるシリ
コン1603に同様に直接接合し、第1の基板を機械的
に研磨することにより除去した。その後、シリコン基板
は溶かすが水晶はほとんど溶かさないエッチング液、例
えばふっ酸等を使用して第2の基板であるシリコン基板
1603の裏面より穴を開け、水晶板の上下両面に電極
を作成した。その後、これらの電子部品を個別に分割し
た。この実施例によってもその特性は実施例1の場合と
変わることは無かった。
【0029】以上の実施例1から実施例16では圧電デ
バイスとして振動子を説明したが、同様にフィルタなど
の圧電デバイスにも適用できる。また以上の実施例では
電極作成方法は特にしていは指定していないが、真空蒸
着、スパッタリング、CVD法などを使用することができ
る。
【0030】また実施例16において電子部品の分割方
法を示していないが、これは通常の分割方法、例えばダ
イシングやレーザーによる切断などが利用できる。機能
性部材と第1の基板を接着する際に直接接着を使用する
と接着剤を使用して第1の基板に接着する方法と違い、
接着界面に何も存在せず加工用基板の平面精度がそのま
ま出るため、第2の基板に転写する際に特殊な工夫をす
る必要がない。また第1の基板の平面精度が良いものを
使用すれば非常に高精度に振動用圧電板を加工できる。
【0031】また実施例2や実施例4のように機能性部
材と第2の基板を接着する際に直接接合を使用すれば、
直接接合を使用した保持方法となるため、非常に強固
で、耐振性や耐加熱性に優れた圧電デバイスとすること
ができる。また実施例4、実施例7や実施例15のよう
に第2の基板に機能性部材と同じ熱膨張率を持った基板
を使用すれば加熱に対する安定性が非常に高い圧電デバ
イスを作成できる。
【0032】また実施例15のように第1の基板と第2
の基板に同じものを使用すると機能性部材と第2の基板
を接着する際に第1の基板と第2の基板の熱膨張率が同
じため熱処理が容易になる。
【0033】また、上記各実施例では機能性部材に第2
基板を固着した状態で電子部品を形成したが、この第2
基板を除去してもよい。その際に機能性部材と第2基板
は接着剤で接着しておく方が好ましい。また、上記実施
例では第1基板を除去する際に機械的研磨、もしくは化
学的処理のいずれかを行うようになっているが、例えば
機械的研磨を行った後にこの機械的研磨で生じた加工変
質層を取り除くために化学的処理を行っても良い。以上
の実施例では圧電デバイスについて説明したが、圧電デ
バイスだけではなく、フェライト等で構成される磁気デ
バイス、ビデオカメラなどに使用される光学デバイスな
ど、他の電子部品についても応用可能である。
【0034】
【発明の効果】振動用の機能性部材を直接接合により第
1の基板に接着しているため接着剤を使用して第1の基
板に接着する方法と違い、接着界面に何も存在せず加工
用基板の平面精度がそのまま出るため、第2の基板に転
写する際に特殊な工夫をする必要がない。また第1の基
板の平面精度が良いものを使用すれば非常に高精度に振
動用圧電板を加工することができる。
【0035】また表面に薄膜層を形成した第1の基板に
機能性部材を直接接合により接着し、その後第2の基板
に接着し、第1の基板上の薄膜層を除去することにより
第1の基板を除去することにより、接着界面に薄膜層し
か存在せず、この薄膜層の厚みは極めて高精度に制御で
きるので第1の基板の平面精度がそのまま出るため、第
1の基板の平面精度が良いものを使用すれば非常に高精
度に振動用圧電版を加工することができ、第1の基板を
複数回使用することができるので作成コストの削減を行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1による圧電デバイスの作成プロセス図
【図2】実施例1による圧電デバイスの特性図
【図3】実施例2による圧電デバイスの作成プロセス図
【図4】実施例2による圧電デバイスの特性図
【図5】実施例3による圧電デバイスの作成プロセス図
【図6】実施例3による圧電デバイスの特性図
【図7】実施例4による圧電デバイスの作成プロセス図
【図8】実施例4による圧電デバイスの特性図
【図9】実施例5による圧電デバイスの作成プロセス図
【図10】実施例5による圧電デバイスの特性図
【図11】実施例6による圧電デバイスの作成プロセス
【図12】実施例6による圧電デバイスの特性図
【図13】実施例7による圧電デバイスの作成プロセス
【図14】実施例7による圧電デバイスの特性図
【図15】実施例8による圧電デバイスの作成プロセス
【図16】実施例8による圧電デバイスの特性図
【図17】実施例9による圧電デバイスの作成プロセス
【図18】実施例9による圧電デバイスの特性図
【図19】実施例10による圧電デバイスの作成プロセ
ス図
【図20】実施例10による圧電デバイスの特性図
【図21】実施例11による圧電デバイスの作成プロセ
ス図
【図22】実施例11による圧電デバイスの特性図
【図23】実施例12による圧電デバイスの作成プロセ
ス図
【図24】実施例12による圧電デバイスの特性図
【図25】実施例13による圧電デバイスの作成プロセ
ス図
【図26】実施例13による圧電デバイスの特性図
【図27】実施例14による圧電デバイスの作成プロセ
ス図
【図28】実施例14による圧電デバイスの特性図
【図29】実施例15による圧電デバイスの作成プロセ
ス図
【図30】実施例15による圧電デバイスの特性図
【図31】実施例16による圧電デバイスの作成プロセ
ス図
【図32】従来技術による圧電デバイスの作成プロセス
【図33】従来技術による圧電デバイスの構造図
【符号の説明】
101 水晶板 102 ガラス 103 ガラス 201 水晶板 202 ガラス 203 シリコン 301 水晶 302 シリコン 303 ガラス 401 水晶 402 シリコン 403 シリコン 501 タンタル酸リチウム 502 ガラス 503 シリコン 601 ニオブ酸リチウム 602 ガラス 603 シリコン 701 水晶 702 シリコン 703 水晶 801 シリコン薄膜 802 ガラス 803 水晶 804 ガラス 901 シリコン 902 ガラス 903 水晶 904 シリコン 1001 酸化シリコン 1002 シリコン 1003 水晶 1004 シリコン 1101 酸化シリコン 1102 シリコン 1103 水晶 1104 シリコン 1201 窒化シリコン 1202 シリコン1203 水晶1204 シリコン
1301 酸化シリコン1302 水晶1303 タン
タル酸リチウム1304 水晶1401 窒化シリコン
1402 水晶1403 ニオブ酸リチウム1404
水晶1501 酸化シリコン1502 水晶1503
水晶1504 水晶1601 水晶1602 シリコン
1603 シリコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨田 佳宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 金星 章大 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品の機能性部材の第1平面と第1基
    板の一方の面との間で原始レベルの結合を生じさせ、前
    記機能性部材と前記第1基板とを接合させる工程と、前
    記機能性部材の第2平面側に第2基板を固着させる工程
    と、前記各工程を行った後に前記第1基板を前記機能性
    部材より除去する工程を備えた電子部品の加工方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電子部品の加工方法におい
    て、機能性部材と第1基板を接合した後、前記機能性部
    材に第2基板を固着させる前に前記機能性部材を加工し
    てその厚みを調整する工程を備えた電子部品の加工方
    法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の電子部品の加工方法におい
    て、第1基板を除去する工程として機械的研磨、化学的
    処理の少なくともいずれか一方を行う電子部品の加工方
    法。
  4. 【請求項4】請求項1記載の電子部品の加工方法におい
    て、第2基板を機能性部材に固着させる工程では両者の
    接触面間で原始レベルの結合を生じさせて両者を接合す
    る電子部品の加工方法。
  5. 【請求項5】請求項1記載の電子部品の加工方法におい
    て、機能性部材を構成する材料として圧電特性を有する
    材料を用いる電子部品の加工方法。
  6. 【請求項6】請求項5記載の電子部品の加工方法におい
    て、圧電特性を有する材料として水晶、タンタル酸リチ
    ウム、ニオブ酸リチウム、硼酸リチウム、PZT、PLZTの
    うちいずれかを使用する電子部品の加工方法。
  7. 【請求項7】請求項1記載の電子部品の加工方法におい
    て、第1基板を構成する材料としてガラス、シリコンの
    いずれかを使用する電子部品の加工方法。
  8. 【請求項8】請求項1記載の電子部品の加工方法におい
    て、第2基板を構成する材料として第1基板を構成する
    材料と同じ材料を使用する電子部品の加工方法。
  9. 【請求項9】請求項1記載の電子部品の加工方法におい
    て、第2基板を構成する材料として機能性部材を構成す
    る材料と同じ材料を使用する電子部品の加工方法。
  10. 【請求項10】請求項1記載の電子部品の加工方法にお
    いて、第2基板を構成する材料として水晶、タンタル酸
    リチウム、ニオブ酸リチウム、硼酸リチウム、PZT、PLZ
    T、ガラス、シリコンのうちいずれかを使用する電子部
    品の加工方法。
  11. 【請求項11】電子部品の機能性部材の第1平面または
    第1基板の一方の面のいずれか一方の面上に厚みがほぼ
    均一な薄膜層を形成する工程と前記機能性部材の前記第
    1平面または前記第1基板の一方の面の内、前記薄膜層
    が形成されていない面と前記薄膜層の間で原始レベルの
    結合を生じさせ、前記機能性部材と前記第1基板を接合
    する工程と、前記機能性部材の第2平面に第2基板を固
    着させる工程と、前記各工程を行った後に前記機能性部
    材に前記第2基板を固着させたまま前記第1基板を除去
    する工程と、を備えた電子部品の加工方法。
  12. 【請求項12】請求項11記載の電子部品の加工方法に
    おいて、機能性部材と第1基板を接合した後、前記機能
    性部材に第2基板を固着させる前に、前記機能性部材を
    加工してその厚みを調整する工程を備えた電子部品の加
    工方法。
  13. 【請求項13】請求項11記載の電子部品の加工方法に
    おいて、機能性部材に第2基板を固着させる工程では両
    者の接触面間で原始レベルの結合を生じさせて接合する
    電子部品の加工方法。
  14. 【請求項14】請求項11記載の電子部品の加工方法に
    おいて、第1基板を除去する工程を薄膜層をエッチング
    することにより行う電子部品の加工方法。
  15. 【請求項15】請求項11記載の電子部品の加工方法に
    おいて、第1基板を除去する工程として機械的研磨、化
    学的処理の少なくともいずれか一方を行う電子部品の加
    工方法。
  16. 【請求項16】請求項11記載の電子部品の加工方法に
    おいて、機能性部材を構成する材料として圧電特性を有
    する材料を用いる電子部品の加工方法。
  17. 【請求項17】請求項16記載の電子部品の加工方法に
    おいて、圧電特性を有する材料として水晶、タンタル酸
    リチウム、ニオブ酸リチウム、硼酸リチウム、PZT、PLZ
    Tのうちいずれかを使用する電子部品の加工方法。
  18. 【請求項18】請求項11記載の電子部品の加工方法に
    おいて、第1基板を構成する材料として水晶、タンタル
    酸リチウム、ニオブ酸リチウム、硼酸リチウム、PZT、P
    LZT、ガラス、シリコンのうちいずれかを使用する電子
    部品の加工方法。
  19. 【請求項19】請求項11記載の電子部品の加工方法に
    おいて、第2基板を構成する材料として機能性部材を構
    成する材料と同じ材料を使用する電子部品の加工方法。
  20. 【請求項20】請求項11記載の電子部品の加工方法に
    おいて、第2基板を構成する材料として機能性部材を構
    成する材料と同じ材料を使用する電子部品の加工方法。
  21. 【請求項21】請求項11記載の電子部品の加工方法に
    おいて、第2基板を構成する材料として水晶、タンタル
    酸リチウム、ニオブ酸リチウム、硼酸リチウム、PZT、P
    LZT、ガラス、シリコンのうちいずれかを使用する電子
    部品の加工方法。
  22. 【請求項22】請求項11記載の電子部品の加工方法に
    おいて、薄膜層を構成する材料としてシリコン、酸化シ
    リコンのいずれかを使用する電子部品の加工方法。
  23. 【請求項23】請求項1または11記載の電子部品の加
    工方法において、原子レベルの結合を介した接合は両接
    触面を親水化処理した後密着させて高温処理を行うこと
    により行う電子部品の加工方法。
  24. 【請求項24】請求項1または11記載の電子部品の加
    工方法において、原子レベルの結合を介した接合は両接
    触面を親水化処理した後密着させて紫外線照射を行うこ
    とにより行う電子部品の加工方法。
  25. 【請求項25】請求項1または11記載の電子部品の加
    工方法において、各工程を終了した後に機能性部材と第
    2基板を接合した状態で個々の電子部品に細分化する工
    程を備えた電子部品の加工方法。
  26. 【請求項26】請求項1または11記載の電子部品の加
    工方法において、機能性部材に第2基板を固着する工程
    では接着材を使用して両者を接着し、各工程を終了した
    後に前記第2基板を前記機能性部材より分離させる工程
    を備えた電子部品の加工方法。
JP10383094A 1993-05-18 1994-05-18 電子部品の加工方法 Pending JPH0738363A (ja)

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