JPH1154755A - 半導体素子の製造方法および薄膜トランジスタ - Google Patents

半導体素子の製造方法および薄膜トランジスタ

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JPH1154755A
JPH1154755A JP9203556A JP20355697A JPH1154755A JP H1154755 A JPH1154755 A JP H1154755A JP 9203556 A JP9203556 A JP 9203556A JP 20355697 A JP20355697 A JP 20355697A JP H1154755 A JPH1154755 A JP H1154755A
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JP
Japan
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semiconductor film
semiconductor
thin film
film transistor
present
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JP9203556A
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English (en)
Inventor
Yasumasa Goto
康正 後藤
Mitsuo Nakajima
充雄 中島
Yasuto Kawahisa
慶人 川久
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極低濃度の不純物ドープを行った多結晶質半
導体膜の結晶粒径を均一にし、リーク電流を低減する。 【解決手段】 不純物ドープをした第1の半導体膜13
とイントリンシックな第2の半導体膜14を積層成膜
し、レーザー光によりアニールを行うことにより5×1
16〜3×1017cm-3程度の極微量の不純物を含有す
る多結晶質の半導体膜15を形成する。このような半導
体膜は特にバックチャネル結晶性が向上し、TFTに適
用すれば特性劣化のない範囲でVthを制御することがで
き、さらにTFTのオフ電流を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体素子の製造方
法に関し、特に非単結晶の結晶質シリコンからなり極微
量の不純物を均一に導入した半導体膜を備えた半導体素
子の製造方法に関する。
【0002】また本発明は薄膜トランジスタに関し、特
に非単結晶の結晶質シリコンからなる半導体膜をチャネ
ルに用いた薄膜トランジスタに関する。
【0003】
【従来の技術】半導体素子は、薄膜トランジスタ、密着
センサ、光電変換素子をはじめとして様々な分野で大量
に用いられている。
【0004】シリコンからなる半導体膜をチャネルに用
いた薄膜トランジスタを、キャリア走行層(活性層)の
構成材料から分類すると、非晶質シリコン(アモルファ
スシリコン:a−Si)からなる半導体膜を用いたもの
と、結晶相を有する非単結晶の結晶質シリコン(多結晶
(ポリ)シリコン:poly−Si、または微結晶シリ
コン:μc−Si)からなる半導体膜を用いたものとに
分類することができる。 poly−Si、またはμc
−Siなどの多結晶質シリコン(非単結晶の結晶質シリ
コン)からなる半導体膜は、アモルファスシリコンから
なる半導体膜と比較してキャリアの移動度が10倍から
100倍程度大きいという特徴があり、スイッチング素
子の構成材料として非常に優れた特性を有する。
【0005】また多結晶質シリコンを活性層に用いた薄
膜トランジスタは高速動作が可能なことから、近年で
は、各種論理回路(例えばドミノ論理、CMOSトラン
スミッションゲート回路)やこれらを用いたマルチプレ
クサ、EPROM、EEPROM、CCD、RAM、さ
らに液晶表示装置の駆動回路などを構成するスイッチン
グ素子としても注目されている。例えば液晶表示装置を
はじめとする平面型表示装置は、表示部の薄型化か可能
で、消費電力が小さいことから、事務機器やコンピュー
タ等の表示装置あるいは家電製品の表示装置として幅広
く用いられている。
【0006】特に、液晶表示装置においては、画素部
(画素アレイ)と、走査線信号回路や信号線駆動回路な
どの周辺駆動回路とを同一の基板上に形成する、いわゆ
る画素部・駆動回路部一体型の液晶表示装置の研究・開
発も精力的に行われている。このような画素部・駆動回
路部一体型の液晶表示装置の画素のスイッチン素子、周
辺駆動回路のスイッチング素子としてはpoly−S
i、μc−Siなどの多結晶質シリコンからなる半導体
膜をチャネルに用いた薄膜トランジスタを用いることが
適している。
【0007】このようにpoly−Si、μc−Siな
どの多結晶質シリコンからなる半導体膜をチャネルに用
いた薄膜トランジスタは優れた特性を有するが、例えば
液晶表示装置のアレイ基板などの薄膜トランジスタアレ
イなどを作製するには解決しなければならない問題点が
残されている。
【0008】poly−SiTFT、μc−SiTFT
は、a−SiTFTに比べ移動度は高いが、他方リーク
電流(TFTがOFF状態のとき流れてしまう電流)が
a−SiTFTに比べ高いという問題を有する。このリ
ーク電流は駆動回路部を構成する場合には特に問題にな
らないが、画素スイッチングに用いた場合に画質劣化の
原因となる。
【0009】また、poly−Si、μc−Siなどの
多結晶質シリコンからなる半導体膜をチャネルに用いた
薄膜トランジスタの問題点の1つにしきい値電圧Vthの
制御がある。poly−Si、μc−Siなどの多結晶
質シリコンからなる半導体膜をチャネルに用いたTFT
で駆動回路を構成する際には、通常、動作速度や消費電
力等を考慮してCMOS構造(一部はn−chTFT)
を用いて駆動回路を形成する。しかし、n−chのTF
TはVthが低く(マイナス側)なりやすく、リーク電流
に起因して回路のオン/オフ比が十分にとれないという
問題があった。このようなTFTにより例えば液晶表示
装置を構成すると、n−chのTFTリーク電流のため
に、消費電力が増大したり、画素の白ズミ等が生じると
いう問題がある。
【0010】このような問題を解決する方法の一つに、
チャネルドープとよばれる技術がある。これは、半導体
膜に不純物を打ち込むことによりチャネルをp- にする
とう技術である。しかしながら、このチャネルドープに
は主として2つの問題がある。1つは、不純物の半導体
膜への打ち込みは成膜装置とは別の装置で行うために工
程が増加し、タクトタイムが長くなって生産性が低下し
てしまうという問題である。もう1つの問題は、約40
0mm×500mm程度のような大型基板上に形成され
た大面積の半導体膜に対する極低濃度での不純物打ち込
みは極めて困難であるということである。
【0011】チャネルドープでは、半導体膜に導入され
るイオンなどの不純物濃度を5×1016cm-3〜6×1
17cm-3程度に制御する必要がある。ところが不純物
の注入、打ち込み工程ではおおよそ1×1012cm-2
度のドーズ量が下限となり、チャネルドープで必要とさ
れる不純物濃度に制御するのは困難であり、さらに面内
の濃度の均一性まで考慮すると極めて困難であるという
問題がある。
【0012】また、poly−Si、μc−Siなどの
半導体多結晶を形成する際の問題点として結晶粒径の不
均一化の問題がある。特にバックチヤネル側で結晶性が
悪く、欠陥が多い等の問題がある。これらの問題は、薄
膜トランジスタの特性に悪影響を及ぼす。例えば結晶粒
径の不均一の問題は、薄膜トランジスタの移動度、しき
い値電圧といった特性のばらつきとなり、またバックチ
ャネル側の欠陥が多い等の結晶性の悪さの問題は薄膜ト
ランジスタのリーク電流の増大となってしまう。
【0013】例えばリーク電流について見てみるため、
厚さ約50nmと80nmのpoly−Si半導体膜を
チャネルにもちいたTFTのリーク電流を測定した。結
果はそれぞれ1×10-13 A、2×10-12 A(Vds=
0.05V、Vg =0V、W=100μmの場合)であ
り、半導体膜の膜厚が大きい薄膜トランジスタの方がリ
ーク電流が大きいことががわかった。これはELA(エ
キシマレーザーアニール法)により形成されたpoly
−Siでは、膜厚50nmのものと比較すると膜厚80
nmの半導体膜はバックチャネル側の結晶性が悪いこと
に起因すると考えられる。したがって、poly−S
i、μc−Siなどの半導体多結晶を形成する際に、バ
ックチヤネル側の結晶性を向上する技術が求められてい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点を解決するためになされたものである。すなわち本
発明は、多結晶質シリコンからなる半導体膜を有する半
導体素子の製造方法において、半導体膜に極微量の不純
物を制御された状態で導入する方法を提供することを目
的とする。またチャネル半導体膜を構成する多結晶質シ
リコンの結晶粒径が均一な半導体膜を有する半導体素子
の製造方法を提供することを目的とする。さらに多結晶
質シリコンからなる半導体膜のバックチャネル側の結晶
性を向上することができる半導体素子の製造方法を提供
することを目的とする。
【0015】本発明は多結晶質シリコンをチャネルに用
いた薄膜トランジスタにおいて、しきい値電圧を十分に
制御することができる薄膜トランジスタを提供すること
を目的とする。また本発明は多結晶質シリコンをチャネ
ルに用いた薄膜トランジスタにおいて、リーク電流を低
減し、スイッチング特性を向上することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、本発明は以下のような構成を備えたものであ
る。本発明の半導体素子の製造方法は、少なくとも表面
が絶縁性を呈する基板上に不純物イオンを導入した第1
の半導体膜を形成する工程と、前記第1の半導体膜上
に、イントリンシックな第2の半導体膜を形成する工程
と、前記第1の半導体膜と前記第2の半導体膜とが溶融
して前記不純物イオンが溶融層内に実質的に均一に拡散
するように前記第1の半導体膜と前記第2の半導体膜と
に光を照射する工程とを有することを特徴とする。ここ
で溶融層とは、前記第1の半導体膜と第2の半導体膜と
の溶融により生じたメルト層のことである。第1の半導
体膜としては例えば不純物イオンをドープしたa−Si
半導体膜を用いるようにしてもよい。また第2の半導体
膜としては、イントリンシックなa−Si半導体膜を用
いるようにしてもよい。そして、第1の半導体膜に導入
する不純物としては、例えばリン(P)、ホウ素(B)
などをあげることができる。第1の半導体膜と第2の半
導体膜とを溶融させる光としては例えばエキシマーレー
ザーなどのエネルギー密度の大きい光ビームを照射する
ようにすればよい。そして、これらの半導体膜の積層構
造へエキシマーレーザーなどの光ビームを照射すること
により、第1の半導体膜と第2の半導体膜とを瞬間的に
溶融させて全体を多結晶質シリコン膜にするとともに、
高温の液相中で第1の半導体膜に導入しておいた不純物
を第1の半導体膜と第2の半導体膜とのメルト中に均一
に拡散させることにより、極微量の不純物が高い均一性
で導入された多結晶質のシリコン半導体膜を得ることが
できる。
【0017】また例えば、前記光を照射する工程で溶融
したとき、溶融した前記第1の半導体膜および前記第2
の半導体膜中の前記不純物イオンの濃度が約5×1016
〜3×1017cm-3になるように、前記第1の半導体膜
に導入する前記不純物イオンの濃度、前記第1の半導体
膜の体積、または前記第2の半導体膜の体積を調節する
ようにしてもよい。第1の半導体膜の不純物濃度とその
体積、第2の半導体膜の体積を調節することにより、従
来困難だった約5×1016〜3×1017cm-3程度の極
微量の不純物が導入された多結晶質のシリコン半導体膜
を得ることができる。
【0018】本発明の薄膜トランジスタは、第1の面と
第2の面とを有し、多結晶質シリコンからなり、不純物
イオンが約5×1016〜3×1017cm-3の濃度で実質
的に均一に導入された半導体膜と、前記半導体膜の前記
第1の面と絶縁性膜を介して対向したゲート電極と、前
記半導体膜の前記第2の面上で前記半導体膜とオーミッ
ク接合するとともに互いに分離して配設されたソース電
極およびドレイン電極とを具備し、前記半導体膜は、前
記第1の面側に形成された第1の結晶粒径を有する第1
の層と、前記第2の面側に形成され前記第1の結晶粒径
よりも小さな第2の結晶粒径を有する第2の層とを有す
ることを特徴とする。
【0019】すなわち本発明の半導体素子の製造方法
は、例えば不純物を導入した第1の半導体膜と、イント
リンシックな第2の半導体膜を積層構造に形成し、エキ
シマレーザーアニール法(ELA法)などにより溶融、
多結晶化を行うものである。この際、第1の半導体膜と
第2の半導体膜とは溶融して1つの膜となる。当然、半
導体膜の温度は瞬時ではあるが半導体の融点まで上昇す
るため、第1の半導体膜中に導入された不純物は、第1
の半導体膜と第2の半導体膜のメルト全体に拡散する。
この拡散は高温液層中での拡散であるため、例えば固層
成長のような固層拡散とは異なり不純物の拡散速度は速
い。このため不純物は第1の半導体膜と第2の半導体膜
全体に実質的に均一に拡散する。
【0020】また、不純物を導入した第1の半導体膜
は、バッファ層(アンダーコート層)との界面付近(半
導体層の基板側)にあるにも関わらず、結晶核が成長す
る層となるため、この領域での結晶性が向上する。した
がって、半導体膜全体にわたって良好な結晶性を得るこ
とができ、例えば薄膜トランジスタのチャネル半導体膜
として用いる場合にはリーク電流が低減する。
【0021】このように本発明では、例えばアモルファ
ス半導体膜を加熱して再結晶化するような単なる熱アニ
ールによる結晶成長ではなく、高エネルギー光ビームな
どをもちいて多結晶質の半導体膜を得るものである。し
たがって不純物は液層拡散するために拡散速度がより速
く、均一に進行するため、不純物が半導体膜全体(第1
の半導体膜と第2の半導体膜からなる積層構造の全体)
にほぼ均一に拡散させることができる。
【0022】また、得られる多結晶質の半導体膜の不純
物濃度は低濃度不純物ドープアモルフアス半導体の不純
物濃度および、低濃度不純物ドープアモルファス半導体
とイントリンシックアモルフアス半導体を各層の膜厚に
より制御される。いま例えば、低濃度不純物ドープアモ
ルフアス半導体を第1の半導体膜とし、イントリンシッ
クアモルフアス半導体を第2の半導体膜として、各層の
膜厚をそれぞれ8nm、72nm、第1の半導体膜中の
不純物濃度が約3×1018cm-3とすれば、約3×10
17cm-3の不純物濃度を有する多結晶質の半導体膜が得
られる。大面積の半導体膜を成膜する装置では1×10
18cm-3程度が不純物濃度の制御の下限であり、本発明
によれば従来実現できなかった低濃度半導体膜の濃度制
御を行うことができる。
【0023】また、本発明をもちいた薄膜トランジスタ
ではVthを充分に制御できるため、所望のVthを得るこ
とができる。
【0024】なお本発明の薄膜トランジスタは、例えば
トップゲート型の薄膜トランジスタ、ボトムゲート型の
薄膜トランジスタなど薄膜トランジスタの形式によらず
適用することができる。すなわち通常は半導体層のうち
基板側の結晶性が悪が、本発明により基板側の結晶性が
改善されるため、ボトムゲート型薄膜トランジスタの場
合には移動度も向上する。
【0025】例えば本発明の薄膜トランジスタによりを
液晶表示装置(LCD)の駆動回路を構成すれば、しき
い値電圧Vthを充分に制御することができるため、オン
/オフ比の高い特性の優れた駆動回路を形成することが
できる。また、画素の表示信号の保持特性も向上するた
め、白ズミ等の不良がなく、コントラストの高い優れた
表示品質を有する液晶表示装置を形成することができ
る。
【0026】本発明の半導体の製造方法によれば、低濃
度不純物ドープアモルフアス半導体とイントリンシツク
アモルフアス半導体を2層積層構造にしてELAを行う
ために、大型基板対応成膜装置・大型基板対応不純物注
入装置では制御困難な1×1017cm.3だいの不純物
濃度を低濃度不純物ドープアモルファス半導体の不純物
濃度および、低濃度不純物ドープアモルフアス半導体と
イントリンシックアモルフアス半導体を各層の膜厚によ
り制御が可能である。
【0027】また、本発明の半導体の製造方法によれ
ば、半導体層の基板側でも不純物ドープ層があるために
結晶核が成長し易い層となるため、この層の結晶性が向
上する。その結果800Aの膜厚にしてもリーク電流が
増加することはない。
【0028】また、本発明のTFTの製造方法によれ
ば、Vthを任意にコントロールできるためにノ一マリオ
ンタイプの薄膜トランジスタのしきい値電圧Vthをシフ
トさせノ一マリオフタイプの薄膜トランジスタにするこ
とができる。
【0029】また、本発明のLCDの製造方法によれ
ば、n−chのVthをシフトさせることにより、リー
ク電流を低減させ、画素の保持特性も良好となるため、
白ズミ等の不良がなく、高品質(高コントラスト)のT
FT−LCDを形成することが可能である
【0030】
【発明の実施の形態】以下に本発明についてさらに詳細
に説明する。
【0031】(実施形態1)本発明の半導体素子の製造
方法について説明する。
【0032】図1は本発明の半導体素子の製造方法を説
明するための図である。まず、ガラス等の絶縁性基板1
1上に、バッファ層(アンダーコート層)12として例
えばシリコン酸化膜SiOx をプラズマCVD法などに
より、厚さ約400nmにわたって成膜する。ついで、
バッファ層12上に不純物として約1×1018cm-3
P(リン)を含有したアモルファスシリコンからなる厚
さ約8nmの第1の半導体膜13を成膜し、さらにイン
トリンシックなアモルファスシリコンからなる厚さ約7
2nmの第2の半導体膜14を成膜する。なお、絶縁性
基板11として石英基板、無アルカリガラス基板などを
用いる場合には、バッファ層12は形成しないようにし
てもよい。またバッファ層12としてはシリコン酸化膜
に限らずシリコン窒化膜、あるいはこれらの積層膜を用
いるようにしてもよい。基板上に成膜した第1の半導体
膜と第2の半導体膜とを、約500℃の温度で約1時間
アニーリングする(図1(a))。
【0033】この後、XeClエキシマレーザを用いた
ELA法により第1の半導体膜13および第2の半導体
膜のアニールを行い、2種の半導体膜が溶融、再結晶化
した実質的に1つのpoly−Si半導体膜15とする
(図1(b))。ELA法による高エネルギーの光ビー
ムの照射により、第1の半導体膜13、第2の半導体膜
14は瞬時(約100nsec程度)溶融して液層にな
るが、このとき第1の半導体膜13にあらかじめ導入し
ておいた約1×1018cm-3のP(リン)が第1の半導
体膜13と第2の半導体膜14とが溶融したメルト層全
体に拡散する。したがって、ELA法などにより多結晶
化された半導体膜15には濃度約1×1017cm-3のP
(リン)が導入されることになり、したがってしきい値
電圧Vthのシフトが可能な不純物濃度とすることができ
る。
【0034】(実施形態2)第1の半導体膜13と第2
の半導体膜14との厚さを変化させて、実施形態1と同
様の方法により極微量の不純物を導入した比較的厚い半
導体膜15を作成した。
【0035】すなわち、あらかじめ不純物を導入した厚
さ約40nmの第1の半導体膜13と、厚さ約160n
mの第2の半導体膜とを積層し、ELA法によりpol
y−Siからなる半導体膜15を得た。
【0036】このように作成したpoly−Si半導体
膜15の膜厚方向の断面をSEMで観察した。図2は、
半導体膜15の膜厚方向の断面構造を模式的に示す図で
ある。半導体膜15は全体に渡って多結晶化していた
が、バッファ層12側の第1の層15aとその反対側の
第2の層とではその粒径(平均粒径)は異なっていた。
すなわち第1の層15aの結晶粒径は第2の層15bの
結晶粒径よりも大きくなっていた。これは、もともと第
1の半導体膜13であった領域には、第2の半導体膜1
4であった領域よりも結晶核がより多く存在するために
結晶化が進みやすく、より大きくかつ粒径の均一な多結
晶シリコンが形成されるためだと考えられる。
【0037】なお、ここで第1の層15aと第2の層1
5bの境界は明確なものでなく、粒径の不連続な分布は
みられなかった。
【0038】また、実施形態1の半導体膜15について
同様の観察を行ったところ、半導体膜15全体にわたっ
てシリコン結晶の粒径はほぼ均一に分布していた。
【0039】また、いずれの場合でも通常結晶性が問題
となる半導体膜15のバッファ層側の領域においても、
多結晶シリコンの結晶性は良好であった。
【0040】(実施形態3)つぎに本発明の半導体素子
の製造方法を薄膜トランジスタの製造に適用した例につ
いて説明する。なお、ここではpチャネルのコプラナ型
薄膜トランジスタも製造工程を例にとって説明する。
【0041】図3、図4は本発明を適用した薄膜トラン
ジスタの製造工程を説明するための図であり、主要な工
程における薄膜トランジスタの断面構造を概略的に示し
たものである。
【0042】最初に、ガラス、石英等からなる透光性の
縁性性基板11上にPE(プラズマエンハンスド)CV
D法等によりバッファ層12となるSiOx 膜を約10
0nm程度の膜厚で成膜する。ついでCVD法等により
約1×1018cm-3の濃度のB(ホウ素)をドープしたa
−Si:H(水素添加したa−Si)からなる第1の半
導体膜13を厚さ約8nm、イントリンシックなa−S
i:Hからなる第2の半導体膜14を厚さ約72nm成
膜し被着し、温度500℃で1時間にわたり炉アニール
を行った。
【0043】その後、例えばXeClエキシマレーザア
ニールにより第1の半導体膜13と第2の半導体膜14
とを溶融再結晶化させてpoly−Siからなる多結晶
質の半導体膜15を形成する(実施形態1参照)。この
時の半導体膜15中の不純物濃度は約1×1017cm-3
となり、1V程度のしきい値電圧Vthをシフトすること
が可能である。
【0044】この後、フォトリソグラフィープロセス等
によりpoly−Si半導体膜15のパターニング、エ
ッチングを行い、あらかじめ定められた形状に成形する
(図3(a))。
【0045】次に、パターニングした半導体膜15の上
側から、CVD法などによりSiOx からなる膜厚約1
00nmのゲート絶縁膜16を成膜する(図3
(b))。
【0046】続いて、例えば厚さ約400nmのMoW
を被着し、フォトリソグラフィ、エッチングによりゲー
ト電極17に成形する。ついで、このゲート電極17を
マスクとしてゲート絶縁膜16をエッチングする。(図
3(c))。
【0047】次に、ゲート電極17をマスクとし自己整
合的にイオンドーピング法等によりH(水素)とB(ボ
ロン)を同時注入することにより、ソース領域15sと
ドレイン領域15dを形成する(図3(d))。イオン
ドーピングの条件としては例えば加速電圧は約65ke
V、ドーズ量は約3×1015cm-2とした。イオンドー
ピングするドーパントの原料ガスとしてはPH3 を希ガ
スで希釈したガスを用いた。なおこの工程で、PH3
希ガスの代わりにB2 6 /H2 、B2 6 /希ガスを
用いて、加速電圧約50kV、ドーズ量約1×1016
-2程度でイオンドーピングを行うとp−chTFTが
形成される。
【0048】この後レジスト等の剥離を行い、さらに、
APCVD法等によりシリコン窒化膜乃至シリコン酸化
膜からなる層間絶縁膜18を400nm程度被着し、6
00℃、3時間の炉アニールによりコンタクト領域であ
るソース領域15s、ドレイン領域15dの活性化を行
う(図4(e))。なお、図中15cはチャネル領域で
ある。
【0049】さらに、フォトリソグラフィプロセスによ
り、層間絶縁膜18をRIEによりエッチングし、続い
て連続的にCDE処理によりソース領域15s、ドレイ
ン領域15dの表面をエッチングすることによりコンタ
クトホール18aを開孔する(図4(f))。
【0050】この後に、例えばAlなどの導電性材料を
スパッタリング法などにより成膜し、フオトリソグラフ
ィプロセス等によりパターニングしてソース電極19
s、ドレイン電極19dを形成する(図4(g))。
【0051】以上のような工程によりnチャネルのコプ
ラナ型薄膜トランジスタ20が完成する。本発明を適用
して薄膜トランジスタを製造することにより、半導体膜
15に極微量の不純物を均一に拡散させることができる
だけではなく、poly−Siからなる半導体膜15の
バックチャネル(半導体膜15のバッファ層12側)の
結晶性が向上し、リーク電流が小さくオン・オフ比が高
い特性の優れた薄膜トランジスタを製造することができ
る。
【0052】(実施形態4)以下に本発明を適用した薄
膜トランジスタの特性について説明する。
【0053】図5は本発明を適用した薄膜トランジスタ
と従来の薄膜トランジスタのゲート電圧とソース・ドレ
イン電流Id との関係を示すグラフである。
【0054】図6は本発明を適用したn−ch薄膜トラ
ンジスタのチャネル不純物濃度(ホウ素濃度)と移動度
との関係を示すグラフである。図7は本発明を適用した
p−ch薄膜トランジスタのチャネル不純物濃度(ホウ
素濃度)と移動度との関係を示すグラフである。図8は
本発明を適用したn−ch薄膜トランジスタの不純物濃
度としきい値電圧Vthとの関係を示すグラフである。図
9は本発明を適用したp−ch薄膜トランジスタの不純
物濃度としきい値電圧Vthとの関係を示すグラフであ
る。図10は本発明を適用したn−ch薄膜トランジス
タのチャネル不純物濃度(ホウ素濃度)とS値との関係
を示すグラフである。図11は本発明を適用したp−c
h薄膜トランジスタのチャネル不純物濃度(ホウ素濃
度)とS値との関係を示すグラフである。図5からわか
るように、本発明の薄膜トランジスタは、ノンドープの
薄膜トランジスタ、すなわち、イントリンシックな半導
体膜でチャネルを形成した薄膜トランジスタと比べ、し
きい値Vthが約1V程度シフトし(半導体膜の膜厚約8
0nmの場合)、n−chTFTのオフ電流を大幅に低
減することができる。すなわち、リーク電流が大幅に低
減しており、オン・オフ比が高い特性の優れた薄膜トラ
ンジスタであることがわかる。
【0055】また図6、図7、図8、図9、図10は、
図11は、不純物濃度(ホウ素濃度)を変えた場合のn
−chTFTとp−chTFTの特性変化を示すグラフ
であるが、特に注目すべき点は、n−chTFTでは不
純物濃度が大きくなると移動度が低下するということ
と、5×1017cm-3の不純物濃度(ホウ素)でS値が
劣化しており、このS値の劣化は特にp−chTFTで
顕著であることがわかる。すなわち、本発明を適用した
薄膜トランジスタでは、チャネルに導入する不純物濃度
が約5×1017cm-3以上の濃度になると特性劣化が顕
著であることを示している。したがって、約5×1017
cm-3より小さな不純物濃度、より好適には約5.0×
1016〜3×1017cm-3程度の不純物濃度の範囲に設
定することが好適である。
【0056】また、従来の薄膜トランジスタ(チャネル
半導体膜がイントリンシックな薄膜トランジスタ)で
は、リーク電流は1×10-9A程度であったものが、本
発明を適用した薄膜トランジスタでは8×10-11 A程
度(Vds=10V、Vgs=0V、W=10μmの場合、
Wはチャネル長)となり、バッファ層12側の半導体膜
15aの結晶性が向上した効果が現れている。
【0057】なお、上述の例では、薄膜トランジスタと
してコプラナ型の薄膜トランジスタに本発明を適用した
例について説明したが、本発明はこれに限ることなく例
えばスタガ型の薄膜トランジスタ、あるいは薄膜トラン
ジスタ以外の半導体素子に適用するようにしてもよい。
また、半導体膜15としてはpoly−Siを用いた例
を説明したが、μc−Siからなる半導体膜についても
極微量のイオンなどの不純物を制御した状態で半導体膜
中に導入することができた。またμc−Siからなる半
導体膜についてもバックチャネルの結晶性を向上し、リ
ーク電流を低減することができた。
【0058】本発明の主旨を逸脱しない範囲において、
さまざまに変形して実施することができる。
【0059】(実施形態5)上述のような、poly−
SiTFTを用いて、画素アレイと周辺駆動回路をアレ
イ基板上に一体的に配設した液晶表示装置を作成した。
【0060】図12は本発明の薄膜トランジスタを用い
て構成した液晶表示装置の例を模式的に示す断面図であ
る。
【0061】図13は図12に例示した液晶表示装置の
等価回路を概略的に示す図である。この液晶表示装置は
第1の透明絶縁性基板(アレイ基板)601上にそれそ
れ複数の画素スイッチング用TFT602、画素電極6
03、ゲート線604、信号線605からなるTFTア
レイが形成され、対向電極608が形成された第2の透
明絶縁性基板(対向基板)609が配置され、また、こ
れらのTFTアレイは駆動するための図示しない走査線
駆動回路、信号線駆動回路は第1の透明絶縁性基板60
1上のTFTアレイの周囲に一体的に配設されている。
【0062】駆動回路用TFTは、p−chTFT61
0とn−chTFT620とからなるCMOS(Com
plementaly MOS)から構成した。なお6
13は液晶容量、614は補助容量(Cs)を示してい
る。また、これらのTFT602、610、611は実
施形態1乃至実施形態4で説明した、多結晶質シリコン
からなる半導体膜をチャネル半導体膜として有する薄膜
トランジスタにより構成した。
【0063】このような構成を採用することにより、移
動度が高くスイッチング特性の良好なpoly−SiT
FT、μc−SiTFTなどの多結晶質シリコンからな
る半導体膜をチャネルに用いた薄膜トランジスタを用い
て液晶表示装置を構成するとともに、リーク電流を大幅
に低減することができた。したがって、特に画素スイッ
チング素子におけるリーク電流が低減するとともに、画
素の白ズミ等の極めてすくないコントラストの高い優れ
た表示品質を実現することができた。また消費電力も低
減することができた。さらに駆動回路部のn−chのT
FTにおいてもリーク電流が低減し、回路のオン/オフ
比が十分をとることができ、画素アレイの駆動能力を大
幅に向上することができた。
【0064】なお、この例では透過型液晶表示装置を例
にとって説明したが、本発明の薄膜トランジスタは反射
型液晶表示装置にも全く同様に適用することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したようにの半導体素子の製造
方法によれば、多結晶質シリコンからなる半導体膜に極
微量の不純物を制御された状態で導入することができ
る。また、またチャネル半導体膜を構成する多結晶質シ
リコンの結晶粒径が均一な半導体膜を有する半導体素子
を製造することができる。さらに多結晶質シリコンから
なる半導体膜のバックチャネル側の結晶性を向上するこ
とができる。したがって、例えば本発明を適用して薄膜
トランジスタを製造することにより、半導体膜に極微量
の不純物を均一に拡散させることができるだけではな
く、poly−Siからなる半導体膜のバックチャネル
の結晶性を向上し、リーク電流が小さくオン・オフ比が
高い特性の優れた薄膜トランジスタを製造することがで
きる。さらに、本発明の半導体素子の製造方法によれ
ば、Vthを任意にコントロールできるためにノ一マリオ
ンタイプの薄膜トランジスタのしきい値電圧Vthをシフ
トさせノ一マリオフタイプの薄膜トランジスタにするこ
とができる。
【0066】また本発明の薄膜トランジスタは、極微量
の不純物が均一に拡散し、かつバックチャネルの結晶性
の高い半導体膜を備えている。したがって、リーク電流
が低減し、オン・オフ比を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体素子の製造方法を説明するため
の図。
【図2】図1に例示した方法により製造した半導体膜の
膜厚方向の断面構造を模式的に示す図。
【図3】本発明を適用した薄膜トランジスタの製造工程
を説明するための図。
【図4】本発明を適用した薄膜トランジスタの製造工程
を説明するための図。
【図5】本発明を適用した薄膜トランジスタと従来の薄
膜トランジスタのゲート電圧とソース・ドレイン電流I
d との関係を示すグラフ。
【図6】本発明を適用したn−ch薄膜トランジスタの
チャネル不純物濃度(ホウ素濃度)と移動度との関係を
示すグラフ。
【図7】本発明を適用したp−ch薄膜トランジスタの
チャネル不純物濃度(ホウ素濃度)と移動度との関係を
示すグラフ。
【図8】本発明を適用したn−ch薄膜トランジスタの
不純物濃度としきい値電圧Vthとの関係を示すグラフ。
【図9】本発明を適用したp−ch薄膜トランジスタの
不純物濃度としきい値電圧Vthとの関係を示すグラフ。
【図10】本発明を適用したn−ch薄膜トランジスタ
のチャネル不純物濃度(ホウ素濃度)とS値との関係を
示すグラフ。
【図11】本発明を適用したp−ch薄膜トランジスタ
のチャネル不純物濃度(ホウ素濃度)とS値との関係を
示すグラフ。
【図12】本発明の薄膜トランジスタを用いて構成した
液晶表示装置の例を模式的に示す断面図。
【図13】図12に例示した液晶表示装置の等価回路を
概略的に示す図。
【符号の説明】
11…………絶縁性基板 12…………バッファ層 13…………第1の半導体膜 14…………第2の半導体膜 15…………半導体膜 15a………第1の層 15b………第2の層 15s………ソース領域 15d………ドレイン領域 16…………ゲート絶縁膜 17…………ゲート電極 18…………層間絶縁膜 18a………コンタクトホール 19s………ソース電極 19d………ドレイン電極 20…………薄膜トランジスタ 601………第1の透明絶縁性基板 602………薄膜トランジスタ(画素スイッチング用) 603………画素電極 604………走査線 605………信号線 607………液晶層 608………対向電極 609………第2の透明絶縁性基板 610………p−chTFT 611………n−chTFT 612………CMOS 613………液晶容量 614………補助容量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/78 618F 627Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも表面が絶縁性を呈する基板上
    に、不純物イオンを導入した第1の半導体膜を形成する
    工程と、 前記第1の半導体膜上に、イントリンシックな第2の半
    導体膜を形成する工程と、 前記第1の半導体膜と前記第2の半導体膜とが溶融して
    前記不純物イオンが溶融層内に実質的に均一に拡散する
    ように前記第1の半導体膜と前記第2の半導体膜とに光
    を照射する工程とを有することを特徴とする半導体素子
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記光を照射する工程で溶融したとき、
    溶融した前記第1の半導体膜および前記第2の半導体膜
    中の前記不純物イオンの濃度が約5×1016〜3×10
    17cm-3になるように、前記第1の半導体膜中の前記不
    純物イオンの濃度、前記第1の半導体膜の体積、または
    前記第2の半導体膜の体積を調節することを特徴とする
    請求項1に記載の半導体素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 第1の面と第2の面とを有し、非単結晶
    の結晶質シリコンからなり、不純物イオンが約5×10
    16〜3×1017cm-3の濃度で実質的に均一に導入され
    た半導体膜と、 前記半導体膜の前記第1の面と絶縁性膜を介して対向し
    たゲート電極と、 前記半導体膜の前記第2の面上で前記半導体膜とオーミ
    ック接合するとともに互いに分離して配設されたソース
    電極およびドレイン電極とを具備し、 前記半導体膜は、前記第1の面側に形成された第1の結
    晶粒径を有する第1の層と、前記第2の面側に形成され
    前記第1の結晶粒径よりも小さな第2の結晶粒径を有す
    る第2の層とを有することを特徴とする薄膜トランジス
    タ。
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