JPH1154224A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH1154224A
JPH1154224A JP9223051A JP22305197A JPH1154224A JP H1154224 A JPH1154224 A JP H1154224A JP 9223051 A JP9223051 A JP 9223051A JP 22305197 A JP22305197 A JP 22305197A JP H1154224 A JPH1154224 A JP H1154224A
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JP
Japan
Prior art keywords
contact
contacts
circuit board
printed circuit
electronic component
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Pending
Application number
JP9223051A
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English (en)
Inventor
Yasunori Urano
祥紀 浦野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1154224A publication Critical patent/JPH1154224A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/325Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by abutting or pinching, i.e. without alloying process; mechanical auxiliary parts therefor

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接触抵抗が小さく、プリント基板と電子部品
等との間の導通の確保に大きな圧縮力を必要としないコ
ネクタを提供する。 【解決手段】 プリント基板20と電子部品30との間
に介在し、両者を電気的に接続するコネクタ10におい
て、シリコンゴム11に孔を設け、一対の楔形のコンタ
クト12,13の斜面が互いに摺動可能に接触するよう
にしてコンタクト12,13をシリコンゴム11の孔に
装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコネクタに関し、
特にプリント基板と電子部品等とを電気的に接続するコ
ネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント基板の各パターンと他の
部品の電極(ICや液晶パネル等の電子部品やプリント
基板)を電気的に導通させるためのコネクタとしては圧
接型コネクタがある。
【0003】圧接型コネクタとしては、樹脂バインダに
金属粒子(Ni微粒子等)を分散させたものがある。
【0004】このコネクタを使用するには、まず上下方
向に対向配置されたプリント基板と電子部品との間にコ
ネクタを配置し、次にカバーの押付けばね等により電子
部品をプリント基板側へ押し付け、コネクタを挟み付け
る。
【0005】このようにして、コネクタに圧力が加えら
れるとコネクタが弾性変形し、コネクタとプリント基板
のパターン、コネクタと電子部品の電極はそれぞれ互い
に圧接する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のコネク
タは、コネクタの金属粒子の密度が低いため、接触抵抗
が大きく、プリント基板と電子部品等との導通を確保す
るにはコネクタに大きな圧縮力を加える必要があり、使
用できる分野、範囲が狭いという問題がある。
【0007】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は接触抵抗が小さく、プリント基板
と電子部品等との間の導通の確保に大きな圧縮力を必要
としないコネクタを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明のコネクタは、プリント基板とプリ
ント基板若しくは電子部品との間に介在し、両者を電気
的に接続するコネクタにおいて、孔を有する絶縁性弾性
板と、前記孔に保持された一対のコンタクトとを備え、
前記一対のコンタクトが互いに摺動可能に接触している
ことを特徴とする。
【0009】一対のコンタクトがプリント基板とプリン
ト基板若しくは電子部品とで挟み付けられると、コンタ
クトが互いに反対方向へ摺動し、コンタクトによって絶
縁性弾性板の孔が広がる。同時に、絶縁性弾性板には元
の形に戻ろうとする弾性力が生じるので、この弾性力に
よってコンタクトは元の位置へ戻ろうとし、各コンタク
トはプリント基板若しくは電子部品に押し当てられる。
【0010】請求項2記載の発明のコネクタは、請求項
1に記載のコネクタにおいて、前記各コンタクトが楔形
に形成され、前記各コンタクトの斜面が互いに接触して
いることを特徴とする。
【0011】絶縁性弾性板の元の形に戻そうとする弾性
力が楔形のコンタクトに作用すると、コンタクトは斜面
に沿って互いに反対方向へ移動し、各コンタクトはプリ
ント基板若しくは電子部品に押し当てられる。
【0012】請求項3記載の発明のコネクタは、請求項
2に記載のコネクタにおいて、前記各コンタクトが前記
孔から抜けるのを止める抜け止め手段を備えていること
を特徴とする。
【0013】プリント基板とプリント基板若しくは電子
部品との間の押圧力若しくは圧縮力が解除されたとき、
抜け止め手段が例えば絶縁性弾性板の孔の周縁に引っ掛
かる等して、コンタクトは絶縁性弾性板から抜け出るこ
とがない。
【0014】請求項4記載の発明のコネクタは、請求項
1に記載のコネクタにおいて、前記各コンタクトの一端
部が前記孔の開口縁と係合する鉤形に形成され、その他
端部が前記孔の開口縁と係合する円弧状に形成され、一
方の前記コンタクトの背面と他方の前記コンタクトの背
面とが接触し、一方の前記コンタクトの一端部と他方の
前記コンタクトの一端部とが、それぞれ前記絶縁性弾性
板の異なる面上に位置していることを特徴とする。
【0015】一対のコンタクトがプリント基板とプリン
ト基板若しくは電子部品とで挟み付けられると、各コン
タクトの円弧状部分の移動によって一方のコンタクトの
背面と他方のコンタクトの背面とが互いに反対方向へ摺
動し、絶縁性弾性板の孔が広がる。同時に、絶縁性弾性
板には元の形に戻そうとする弾性力が生じるので、この
弾性力によってコンタクトの円弧状部分は元の位置へ戻
ろうとし、各コンタクトはプリント基板若しくは電子部
品に押し当てられる。
【0016】請求項5記載の発明のコネクタは、請求項
1に記載のコネクタにおいて、前記各コンタクトが、前
記孔と嵌合するU形のコンタクト本体と、前記コンタク
ト本体の一端部に固着されるボールとを有し、一方の前
記コンタクト本体の背面と他方の前記コンタクト本体の
背面とが互いに接触し、一方の前記コンタクトの一端部
と他方の前記コンタクトの一端部とが、それぞれ前記絶
縁性弾性板の異なる面上に位置していることを特徴とす
る。
【0017】一対のコンタクトがプリント基板とプリン
ト基板若しくは電子部品とで挟み付けられると、各コン
タクト本体のボールの移動によって一方のコンタクト本
体の背面と他方のコンタクト本体の背面とが互いに反対
方向へ摺動し、絶縁性弾性板の孔が広がる。同時に、絶
縁性弾性板には元の形に戻ろうとする弾性力が生じるの
で、この弾性力によって各コンタクト本体のボールは元
の位置へ戻ろうとし、各コンタクトはプリント基板若し
くは電子部品に押し当てられる。
【0018】請求項6記載の発明のコネクタは、プリン
ト基板とプリント基板若しくは電子部品との間に介在
し、両者を電気的に接続するコネクタにおいて、孔を有
する絶縁性弾性板と、前記孔に保持される一対のコンタ
クトとを備え、前記各コンタクトの一端部が前記孔の開
口縁と係合する鉤形に形成され、その他端部が前記孔の
開口縁と係合する円弧状に形成され、一方の前記コンタ
クトの背面と他方のコンタクトの背面とが互いに接合さ
れ、一方の前記コンタクトの一端部と他方の前記コンタ
クトの一端部とが、それぞれ前記絶縁性弾性板の異なる
面上に位置していることを特徴とする。
【0019】一対のコンタクトがプリント基板とプリン
ト基板若しくは電子部品とで挟み付けられると、プリン
ト基板若しくは電子部品と当接する円弧状部分に沿って
互いに接合された両コンタクトが傾いて絶縁性弾性板の
孔が広がる。同時に、絶縁性弾性板には元の形に戻そう
とする弾性力が生じるので、この弾性力によって両コン
タクトは元の位置へ戻ろうとし、各コンタクトは円弧状
部分がプリント基板若しくは電子部品に押し当てられ
る。
【0020】請求項7記載の発明のコネクタは、プリン
ト基板とプリント基板若しくは電子部品との間に介在
し、両者を電気的に接続するコネクタにおいて、孔を有
する絶縁性弾性板と、前記孔に保持される一対のコンタ
クトとを備え、前記各コンタクトが、前記孔と嵌合する
U形のコンタクト本体と、前記コンタクト本体の一端部
に固着されるボールとを有し、一方の前記コンタクト本
体の背面と他方の前記コンタクト本体の背面とが互いに
接合され、一方の前記コンタクトの一端部と他方の前記
コンタクトの一端部とが、それぞれ前記絶縁性弾性板の
異なる面上に位置していることを特徴とする。
【0021】一対のコンタクトがプリント基板とプリン
ト基板若しくは電子部品で挟み付けられると、プリント
基板若しくは電子部品と当接するボールによって互いに
接合された両コンタクトが傾いて絶縁性弾性板の孔が広
がる。同時に、絶縁性弾性板には元の形に戻そうとする
弾性力が生じるので、この弾性力によって両コンタクト
は元の位置へ戻ろうとし、各コンタクトはプリント基板
若しくは電子部品に押し当てられる。
【0022】請求項8記載の発明のコネクタは、プリン
ト基板とプリント基板若しくは電子部品との間に介在
し、両者を電気的に接続するコネクタにおいて、孔を有
する絶縁性弾性板と、前記孔に保持される一対のコンタ
クトとを備え、前記各コンタクトの一端部が前記孔の開
口縁と係合する鉤形に形成され、その他端部に円弧面が
形成され、一方の前記コンタクトの背面と他方の前記コ
ンタクトの背面とが互いに接合され、一方の前記コンタ
クトの一端部と、他方の前記コンタクトの一端部とが、
それぞれ前記絶縁性弾性板の異なる面上に位置している
ことを特徴とする。
【0023】一対のコンタクトがプリント基板とプリン
ト基板若しくは電子部品とで挟み付けられると、プリン
ト基板若しくは電子部品と当接する円弧状部分に沿って
互いに接合された両コンタクトが傾いて絶縁性弾性板の
孔が広がる。同時に、絶縁性弾性板には元の形に戻そう
とする弾性力が生じるので、この弾性力によって両コン
タクトは元の位置へ戻ろうとし、各コンタクトはプリン
ト基板若しくは電子部品に押し当てられる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0025】図1はこの発明の第1実施形態に係るコネ
クタの使用状態を示す縦断面図、図2はコネクタの斜視
図、図3は図2の − 線に沿う断面図、図4(a)は
接触子の正面図、図4(b)はその側面図、図5は接触
子の絶縁性弾性板への取付を説明する図であり、図5
(a)は接触子の絶縁性弾性板への取付前の状態を示
し、図5(b)は接触子の絶縁性弾性板への取付後の状
態を示す。
【0026】なお、一対のコンタクトは互いに同形状で
あるので、図4には一方のコンタクトだけを図示してい
る。
【0027】コネクタ10は、シリコンゴム(絶縁性弾
性板)11と一対のコンタクト12,13とを備える。
【0028】シリコンゴム11にはコンタクト12,1
3を挿入可能な孔14が形成されている。このシリコン
ゴム11によれば、多少圧力のバランスが悪い場合でも
そのアンバランスが吸収され、コンタクト12,13に
均一な圧力を常に加えることができ、コンタクト12,
13とプリント基板20及び電子部品30との間の安定
した接触力が得られる。
【0029】コンタクト12,13は楔形に形成され、
斜面12a,13aを互いに接触させた状態で孔14に
挿入されている(図2及び図3参照)。
【0030】コンタクト12,13はリン青銅等の帯状
体を楔形に折り曲げて形成され、帯状体の両端部を重ね
合わせることによって、孔14からコンタクト12,1
3が抜けるのを防止する折返し部(抜止め手段)12
b,13bが形成されている(図4参照)。
【0031】上記コネクタ10を組み立てるには、シリ
コンゴム11の上下からコンタクト12,13を挿入し
(図5(a)参照)、各コンタクト12,13の斜面1
2a,13aを互いに接触させるとともに、折返し部1
2b,13bをシリコンゴム1の開口縁に係合させる
(図5(b)参照)。
【0032】このコネクタ10の使用方法は次のとおり
である。
【0033】一対のコンタクト12,13のうち、一方
のコンタクト13をプリント基板20のパターン21上
に配置し、他方のコンタクト12の上に電子部品30の
電極31を配置する。
【0034】電子部品30に、例えば押付けばねを備え
たカバー(図示せず)を被せ、このカバーをプリント基
板20にねじで止める。このねじを捩じ込んでいくと、
押付けばねで電子部品が図1に白抜き矢印aで示すよう
に押される。
【0035】その結果、コンタクト12が斜面13aに
沿って図1に矢印bで示すように摺動し、シリコンゴム
11の孔14が広がり、シリコンゴム11が撓む。孔1
4はシリコンゴム11の弾性力で元の形に戻ろうとする
ので、コンタクト12,13は電子部品30及びプリン
ト基板20に押し付けられ、この状態のコンタクト1
2,13を介してプリント基板20のパターン21と電
子部品30の電極31とが電気的に接続される。
【0036】この第1実施形態によれば、コンタクト1
2,13にリン青銅等を用いているので、接触抵抗が小
さくなり、プリント基板20と電子部品30との間の確
実な導通を確保することができ、コンタクト12,13
に大きな圧縮力を加えなくとも、コンタクト12,13
とプリント基板20及び電子部品30との間で安定した
接触力を得ることができる。
【0037】また、コンタクト12,13に折返し部1
2b,13bが形成されているので、コネクタ10をプ
リント基板20と電子部品30との間から取り外して
も、コンタクト12,13はシリコンゴム11の孔14
から外れない。
【0038】なお、第1実施形態において、コンタクト
12,13はリン青銅等の帯状体を楔形に折り曲げて形
成されているが、変形例として楔形の箱(中空又は中実
の箱)に形成してもよい。この場合、抜止め手段とし
て、折返し部12b,13bの代わりに、例えば楔形の
箱に所定長さの長溝を形成するとともに、シリコンゴム
に長溝と係合する凸部を形成してもよい。
【0039】図6(a)はこの発明の第2実施形態に係
るコネクタの平面図、図6(b)はコネクタの断面図、
図6(c)は図6(b)の6c矢視図であり、第1実施
形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0040】コネクタ110は一対のコンタクト11
2,113とシリコンゴム11とで構成されている。
【0041】コンタクト112,113の一端部はそれ
ぞれシリコンゴム11に形成された孔114の開口縁と
係合する鉤形をしており、他端部には円弧面112a,
113aが形成される(図6(b)参照)。
【0042】一方のコンタクト112の背面112bと
他方のコンタクト113の背面113bとはレーザ溶接
140等によって互いに接合され、コンタクト112,
113は一体となっている。
【0043】一方のコンタクト112の一端部の鉤形部
分112cと他方のコンタクト113の一端部の鉤形部
分113cとは、それぞれシリコンゴム11の異なる面
11a,11b上に位置している。
【0044】図7(a)はプリント基板と電子部品との
接続前の状態を示す断面図、図7(b)はプリント基板
と電子部品との接続後の状態を示す断面図である。
【0045】シリコンゴム11の孔114には一対のコ
ンタクト112,113が保持され、一方のコンタクト
112の他端部の円弧面112aと他方のコンタクト1
13の他端部の円弧面113aとがそれぞれ電子部品3
0の電極31とプリント基板20のパターン21と対向
している(図7(a)参照)。
【0046】コンタクト112,113がプリント基板
20と電子部品30とで挟み付けられると、コンタクト
112,113の円弧面112a,113aが電子部品
30の電極31とプリント基板20のパターン21とに
それぞれ接触し、コンタクト112,113は一体に傾
く(図7(b)では反時計方向へ傾いている)。
【0047】コンタクト112,113が傾くとき、電
子部品30の電極31及びプリント基板20のパターン
21は円弧面112a,113aに沿ってそれぞれ相対
摺動する。
【0048】コンタクト112,113が傾くと孔11
4はコンタクト112,113によってシリコンゴム1
1の弾性力に抗して広げられる。
【0049】このとき、シリコンゴム11には孔114
のサイズを元に戻そうとする弾性力が生じるので、この
弾性力によってコンタクト112,113は元の位置
(図7(a)に示す位置)へ戻ろうとする。
【0050】その結果、コンタクト112,113の円
弧面112a,113aを電子部品30の電極31及び
プリント基板20のパターン21にそれぞれ押し当てた
状態が維持される。
【0051】この第2実施形態によれば、第1実施形態
と同様の効果を得られる。
【0052】図8(a)はこの発明の第3実施形態に係
るコネクタの平面図、図8(b)はコネクタをシリコン
ゴムに装着した状態を示す断面図、図8(c)は図8
(b)の8c矢視図であり、第1実施形態と同一部分に
は同一符号を付してその説明を省略する。
【0053】コネクタ210は一対のコンタクト21
2,213とシリコンゴム11とで構成されている。
【0054】コンタクト212,213は、シリコンゴ
ム11に形成された孔214と嵌合するU形のコンタク
ト本体212A,213Aと、コンタクト本体212
A,213Aの一端部に溶着されたボール212B,2
13Bとを有する。
【0055】一方のコンタクト212の背面212aと
他方のコンタクト213の背面213aとは互いに摺動
可能に接触している。
【0056】一方のボール212Bと他方のボール21
3Bとは、それぞれシリコンゴム11の異なる面11
a,11b上に位置している。
【0057】図9(a)はプリント基板と電子部品との
接続前の状態を示す断面図、図9(b)はプリント基板
と電子部品との接続後の状態を示す断面図である。
【0058】コンタクト212,213がプリント基板
20と電子部品30とで挟み付けられると、両ボール2
12B,213Bが互いに反対方向へ移動するため、一
方のコンタクト本体212Aの背面212aと他方のコ
ンタクト本体213Aの背面213aとが互いに反対方
向へ摺動し、その結果、孔214は広がる。
【0059】このとき、シリコンゴム11には孔214
のサイズを元に戻そうとする弾性力が生じるので、この
弾性力によって両コンタクト212,213は元の位置
(図9(a)に示す位置)へ戻ろうとする。
【0060】その結果、コンタクト212,213のボ
ール212B,213Bを電子部品30の電極31及び
プリント基板20のパターン21にそれぞれ押し当てた
状態が維持される。
【0061】この第3実施形態によれば、第1実施形態
と同様の効果を得られる。
【0062】なお、第3実施形態の変形例として、一方
のコンタクト本体212Aの背面212aと他方のコン
タクト本体213Aの背面213aとを互いに接合する
ようにすれば、コンタクト212,213がプリント基
板20と電子部品30とで挟み付けられたときでも、コ
ンタクト212,213が分離するおそれがなくなる。
また、第3実施形態においてはコンタクト本体212
A,213Aの一端部にボール212B,213Bを溶
着したが、ボール212B,213Bに拘泥するもので
はなく、曲面をもつ金属体であればよい。
【0063】図10(a)はこの発明の第4実施形態に
係るコネクタの平面図、図10(b)はコネクタをシリ
コンゴムに装着した状態を示す断面図、図10(c)は
図10(b)の10c矢視図であり、第1実施形態と同
一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0064】このコネクタ310は一対のコンタクト3
12,313とシリコンゴム11とで構成されている。
【0065】コンタクト312,313の一端部はシリ
コンゴム11に形成された孔314の開口縁と係合する
鉤形に折り曲げられ、他端部は孔314の開口縁と係合
する円弧状に折り曲げられている。
【0066】一方のコンタクト312の背面312aと
他方のコンタクト313の背面313aとは互いに摺動
可能に接触している。
【0067】一方のコンタクト312の一端部の円弧状
部312Bと、他方のコンタクト313の一端部の円弧
状部313Bとが、それぞれシリコンゴム11の異なる
面11b,11a上に位置している(図10(a)参
照)。
【0068】図11(a)はプリント基板と電子部品の
接続前の状態を示す断面図、図11(b)はプリント基
板と電子部品の接続後の状態を示す断面図である。
【0069】コンタクト312、313がプリント基板
20と電子部品30で挟み付けられると、円弧状部31
2B,313Bが互いに反対方向へ移動するため、一方
のコンタクト312の背面312aと他方のコンタクト
313の背面313aとが互いに反対方向へ摺動し、孔
314が広がる。
【0070】このとき、シリコンゴム11には孔314
のサイズを元に戻そうとする弾性力が生じるので、この
弾性力によってコンタクト312,313は元の位置
(図11(a)に示す位置)へ戻ろうとする。
【0071】その結果、コンタクト312,313の円
弧状部312B,313Bを電子部品30の電極31及
びプリント基板20のパターン21にそれぞれ強く押し
当てた状態が維持される。
【0072】この第4実施形態によれば、第1実施形態
と同様の効果を得られるとともに、各コンタクト31
2,313の他端部(円弧状部312B,313B)が
円弧状に折り曲げられているので、コンタクト312,
313の摺動距離が第3の実施形態に比べ長くなり、そ
の分コンタクト312,313が分離し難くなる。ま
た、コンタクト構成部品数が少なくなり、コストを抑制
することができる。
【0073】なお、第4実施形態において、一方のコン
タクト312の背面312aと他方のコンタクト313
の背面313aとを互いに接合するようにすれば、コン
タクト312,313がプリント基板20と電子部品3
0とで挟み付けられたときでも、コンタクト312,3
13が分離するおそれがなくなることは上述の場合と同
様である。
【0074】なお、上記各実施形態ではコネクタをプリ
ント基板20と電子部品30との接続に用いた場合につ
いて説明したが、プリント基板20同士を接続する場合
にも用いることができる。
【0075】
【発明の効果】以上に説明したようにこの発明のコネク
タによれば、一対のコンタクトがプリント基板とプリン
ト基板若しくは電子部品とで挟み付けられたとき、絶縁
性弾性板の弾性力によってコンタクトは元の位置へ戻ろ
うとし、コンタクトがプリント基板若しくは電子部品に
押し当てられるので、プリント基板とプリント基板若し
くは電子部品とがコネクタを介して導通し、接触抵抗が
小さく、大きな力を加える必要もなく、使用分野、範囲
が広がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1実施形態に係るコネクタ
の使用状態を示す縦断面図である。
【図2】図2はコネクタの斜視図である。
【図3】図3は図2のIII −III 線に沿う断面図であ
る。
【図4】図4(a)は接触子の正面図、図4(b)はそ
の側面図である。
【図5】図5は接触子の絶縁性弾性板への取付を説明す
る図であり、図5(a)は接触子の絶縁性弾性板への取
付前の状態を示す図、図5(b)は接触子の絶縁性弾性
板への取付後の状態を示す図である。
【図6】図6(a)はこの発明の第2実施形態に係るコ
ネクタの平面図、図6(b)はコネクタの断面図、図6
(c)は図6(b)の6c矢視図である。
【図7】図7(a)はプリント基板と電子部品との接続
前の状態を示す断面図、図7(b)はプリント基板と電
子部品との接続後の状態を示す断面図である。
【図8】図8(a)はこの発明の第3実施形態に係るコ
ネクタの平面図、図8(b)はコネクタをシリコンゴム
に装着した状態を示す断面図、図8(c)は図8(b)
の8c矢視図である。
【図9】図9(a)はプリント基板と電子部品との接続
前の状態を示す断面図、図9(b)はプリント基板と電
子部品との接続後の状態を示す断面図である。
【図10】図10(a)はこの発明の第4実施形態に係
るコネクタの平面図、図10(b)はコネクタをシリコ
ンゴムに装着した状態を示す断面図、図10(c)は図
10(b)の10c矢視図である。
【図11】図11(a)はプリント基板と電子部品の接
続前の状態を示す断面図、図11(b)はプリント基板
と電子部品の接続後の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10,110,210,310 コネクタ 12b,13b 折返し部(抜止め手段) 20 プリント基板 30 電子部品 11 シリコンゴム(絶縁性弾性板) 12,13,112,113,212,213,31
2,313 コンタクト 14,114,214,314 孔 212A,213A コンタクト本体 112a,113a,212a,213a,312a,
313a 背面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板とプリント基板若しくは電
    子部品との間に介在し、両者を電気的に接続するコネク
    タにおいて、 孔を有する絶縁性弾性板と、 前記孔に保持された一対のコンタクトとを備え、 前記一対のコンタクトが互いに摺動可能に接触している
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記各コンタクトが楔形に形成され、前
    記各コンタクトの斜面が互いに接触していることを特徴
    とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記各コンタクトが前記孔から抜けるの
    を止める抜止め手段を備えていることを特徴とする請求
    項2に記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記各コンタクトの一端部が前記孔の開
    口縁と係合する鉤形に形成され、その他端部が前記孔の
    開口縁と係合する円弧状に形成され、 一方の前記コンタクトの背面と他方の前記コンタクトの
    背面とが接触し、 一方の前記コンタクトの一端部と他方の前記コンタクト
    の一端部とが、それぞれ前記絶縁性弾性板の異なる面上
    に位置していることを特徴とする請求項1に記載のコネ
    クタ。
  5. 【請求項5】 前記各コンタクトが、前記孔と嵌合する
    U形のコンタクト本体と、前記コンタクト本体の一端部
    に固着されるボールとを有し、 一方の前記コンタクト本体の背面と他方の前記コンタク
    ト本体の背面とが互いに接触し、 一方の前記コンタクトの一端部と他方の前記コンタクト
    の一端部とが、それぞれ前記絶縁性弾性板の異なる面上
    に位置していることを特徴とする請求項1に記載のコネ
    クタ。
  6. 【請求項6】 プリント基板とプリント基板若しくは電
    子部品との間に介在し、両者を電気的に接続するコネク
    タにおいて、 孔を有する絶縁性弾性板と、 前記孔に保持される一対のコンタクトとを備え、 前記各コンタクトの一端部が前記孔の開口縁と係合する
    鉤形に形成され、その他端部が前記孔の開口縁と係合す
    る円弧状に形成され、 一方の前記コンタクトの背面と他方のコンタクトの背面
    とが互いに接合され、 一方の前記コンタクトの一端部と他方の前記コンタクト
    の一端部とが、それぞれ前記絶縁性弾性板の異なる面上
    に位置していることを特徴とするコネクタ。
  7. 【請求項7】 プリント基板とプリント基板若しくは電
    子部品との間に介在し、両者を電気的に接続するコネク
    タにおいて、 孔を有する絶縁性弾性板と、 前記孔に保持される一対のコンタクトとを備え、 前記各コンタクトが、前記孔と嵌合するU形のコンタク
    ト本体と、前記コンタクト本体の一端部に固着されるボ
    ールとを有し、 一方の前記コンタクト本体の背面と他方の前記コンタク
    ト本体の背面とが互いに接合され、 一方の前記コンタクトの一端部と他方の前記コンタクト
    の一端部とが、それぞれ前記絶縁性弾性板の異なる面上
    に位置していることを特徴とするコネクタ。
  8. 【請求項8】 プリント基板とプリント基板若しくは電
    子部品との間に介在し、両者を電気的に接続するコネク
    タにおいて、 孔を有する絶縁性弾性板と、 前記孔に保持される一対のコンタクトとを備え、 前記各コンタクトの一端部が前記孔の開口縁と係合する
    鉤形に形成され、その他端部に円弧面が形成され、 一方の前記コンタクトの背面と他方の前記コンタクトの
    背面とが互いに接合され、 一方の前記コンタクトの一端部と、他方の前記コンタク
    トの一端部とが、それぞれ前記絶縁性弾性板の異なる面
    上に位置していることを特徴とするコネクタ。
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