JP2717365B2 - Zifコネクタ装置 - Google Patents

Zifコネクタ装置

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JP2717365B2
JP2717365B2 JP6245240A JP24524094A JP2717365B2 JP 2717365 B2 JP2717365 B2 JP 2717365B2 JP 6245240 A JP6245240 A JP 6245240A JP 24524094 A JP24524094 A JP 24524094A JP 2717365 B2 JP2717365 B2 JP 2717365B2
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FPC(Flexib
le Printed Circuit;フレキシブル
・プリンテェド・サーキット)やFFC(Flexib
le Flat Cable;フレキシブル・フラット
・ケーブル)などのように、導体部であるパターンを形
成したフレキシブルな基板(ここでは、これら導電物体
と総称する)と外部の電気接続体とをZIF(Zero
Insertion Foce;無挿入力)にて結線
するテコ倍力を利用したZIFコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコネクタ装置としては、導電物体
とコネクタ本体とを相互に接触させるものがある。この
コネクタ装置は、コンタクトと導電物体の導体部とを一
対一に接触させるものである。1本のコンタクトと1本
の導体とを一極とすると、極数が少ない場合には、ZI
Fコネクタの方式によらなくても、コンタクト及び導電
物体の挿入・抜去が容易にできる。
【0003】しかし、コンタクト及び導電物体の導体部
の極数が多い場合には、導電物体そのものがフレキシブ
ル性を有するものであり、挿入・抜去作業が困難になる
こともあるため、コネクタ本体に挿入される導電物体の
挿入部分だけに補強部材により裏当て補強を行い挿入し
やすいようにしている。
【0004】また、コネクタ本体に極数が多い導電物体
を挿入するには、通常、ZIFコネクタの方式を採用す
ることによってコネクタ本体に導電物体を無挿入力によ
って挿入することも行われている。
【0005】ZIFコネクタは、図9及び図10に示す
ように、接続対象基板30に実装されているコネクタ本
体31に導電物体32を無挿入力によって挿入し接続す
る。コネクタ本体31はインシュレータ33と、このイ
ンシュレータ33に保持された導電性のコンタクト34
とを有している。
【0006】コンタクト34は、インシュレータ33に
保持されている保持部34aと、保持部34aの一側か
らのびてインシュレータ33の一面に形成されている大
きな溝33aに配されている接触バネ部34bと、保持
部34aの他側からのびインシュレータ33の外にのび
ている端子部34cとを有している。また、インシュレ
ータ33には溝33aに対して挿抜可能な絶縁性の可動
部材35が設けられている。
【0007】今、溝33aの深さ方向に導電物体32の
先端部を挿入する。この際、導電物体32は無挿入力に
よって溝33aに挿入できる。その後、可動部材35を
溝33aの一方壁にそって挿入すると,接触バネ部34
bが導電物体32の導体部32aに向かって押されるた
め、接触バネ部34bの接触部34dが導体部32aに
接触する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、補強部
材を用いるコネクタ装置は、導電物体に別部材である補
強部材を取り付ける手間が掛かるとともに、構造も複雑
になってしまう。
【0009】また、上述したZIFコネクタの構造で
は、導電物体32をを溝33aに挿入した後、可動部材
35を上下に動かし挿抜する必要があるが、コネクタ本
体31の形状が小さい場合には、可動部材35を挿抜す
るのに大きな指の力を必要とし、指によって可動部材3
5を動かすことが難かしい作業となる。
【0010】また、多くの数極を有するコネクタ装置で
は、コネクタ本体31の小形化の要求があり、これにと
もなって、コンタクト34も小さくなるため、コンタク
ト34自身に十分な接触力や十分な弾性変形能力が出せ
なくなり接触不良となるなど構造上に困難な問題があ
る。
【0011】それ故に本発明の課題は、操作し易く、十
分な接触力をもち、経済性にも優れたZIFコネクタ装
置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、導電物
体の少なくとも先端部に合わさる弾性部材と、該弾性部
材を受け入れて前記導電物体の前記先端部を保持するコ
ネクタ本体とを含み、前記弾性部材は、前記先端部の一
方面に重ね合わせる先端板部と、該先端板部に対して所
定角度をもち傾斜してのびている弾性板部とを有し、前
記コネクタ本体は、インシュレータと、該インシュレー
タに保持した導電性のコンタクトとを有し、前記インシ
ュレータには、前記先端部及び前記先端板部が無挿入力
によって受け入れられる挿入溝が設けられており、前記
導体部及び前記先端板部を前記挿入溝に挿入した状態で
前記弾性板部を弾性変形したときに、前記先端板部は前
記挿入溝の深さの異なる位置で、かつ前記挿入溝への挿
入方向に対して直交する一対の壁面を押し広げるよう互
いに反対向きの力が発生して変化するものであって、前
記コンタクトは前記挿入溝の深さの異なる位置の少なく
とも一方の位置に前記導電物体の導体部と導通接触する
接触部が位置付けられていることを特徴とするZIFコ
ネクタ装置が得られる。
【0013】また、本発明によれば、所定位置に導体パ
ッドを有する接続対象基板と、該接続対象基板に実装さ
れるコネクタ本体と、導電物体の少なくとも先端部に合
わさる弾性部材とを含み、前記弾性部材は、前記先端部
に重ね合わせる先端板部と、該先端板部に対して所定角
度をもち傾斜してのびている弾性板部とを有し、前記コ
ネクタ本体に前記先端板部及前記先端部を無挿入力によ
って挿入して前記導体パッド上に前記導電物体の導電部
を位置付けた状態で前記弾性板部を弾性変形したとき
に、前記先端板部の浮き上がりを抑制する押え部を有
し、該押え部を前記導体パッドよりも挿入方向で奥まっ
た位置に設けたことを特徴とするZIFコネクタ装置が
得られる。
【0014】また、本発明によれば、前記弾性部材と前
記導電物体の少なくとも前記先端部とは、相互に固定さ
れていることを特徴とするZIFコネクタ装置が得られ
る。
【0015】また、本発明によれば、前記弾性部材には
前記挿入方向に長く、かつ前記挿入方向に対して直交す
る方向に間隔をもって配設されている導電物体の導体の
隣接間に対応してスリットを形成したことを特徴とする
ZIFコネクタ装置が得られる。
【0016】また、本発明によれば、前記弾性部材の前
記先端部の先端辺とは反対側の前記弾性板部の辺には、
該辺に沿っての変形を小さくする補強部を形成したこと
を特徴とするZIFコネクタ装置が得られる。
【0017】また、本発明によれば、前記コネクタ本体
は前記挿入方向とは反対方向にのびているアーム部を有
し、前記アーム部及び前記弾性部材は前記弾性板部を弾
性変形させたときに前記弾性板部を弾性変形した状態を
保つ係合装置を有していることを特徴とするZIFコネ
クタ装置が得られる。
【0018】また、本発明によれば、前記アーム部は前
記接続対象基板に前記コネクタ本体を結合する結合部を
有し、前記コネクタ本体が金属板により一体に作られて
いることを特徴とするZIFコネクタ装置が得られる。
【0019】
【作用】本発明の導電物体の先端部の一方面に弾性部材
を当てる。弾性部材はコネクタ本体と導電物体との接触
のための弾性エネルギーを与える。弾性部材はコンタク
トより大きくできるため、貯えられた弾性エネルギーが
大きく十分な接触力と弾性変形能力とをもつことができ
る。
【0020】また、弾性部材は比較的大きい操作部分と
なるため指で操作し易く、テコ作用を使って接触力を出
すで操作力が小さい。
【0021】また、導電物体と接続対象基板とを直接接
触するタイプではコネクタ本体は金属板により一体加工
で作ることができる。
【0022】
【実施例】図1乃至図4は本発明のZIFコネクタ装置
の一実施例を示している。まず、図1乃至図3を参照し
て、ZIFコネクタ装置は、導電物体1の少なくとも先
端部1aの一方面に設けた弾性部材2と、この弾性部材
2を受け入れて導電物体1の先端部1aを保持するコネ
クタ本体4とを含む。
【0023】コネクタ本体4は、プリント回路基板のよ
うな接続対象基板5に実装されている。弾性部材2は、
導電物体1の先端部1aに重ね合わせる先端板部2a
と、先端板部2aに対して所定角度をもち傾斜してのび
ている弾性板部2bとを有している。
【0024】コネクタ本体4は、インシュレータ7と、
インシュレータ7に保持されている複数の導電性コンタ
クト8とを有している。インシュレータ7には、導電物
体1の先端部1a及び弾性部材2の先端板部2aが無挿
入力によって受け入れられる挿入溝9が設けられてい
る。挿入溝9の深さ方向(弾性部材2の挿入方向に相当
する)で、深さの異なる位置のうち少なくとも一方の位
置には、導電物体1の裏面に露出している導体部10と
導通接触するコンタクト8の接触部8aが位置付けられ
ている。また、コンタクト8はインシュレータ7の外に
のびている端子部8bを有している。端子部8bは接続
対象基板5に形成されているスルーホール5aに挿入さ
れて接続対象基板5の導体に半田付けなどによって接続
される。
【0025】さらに、図1乃至図3において、弾性部材
2の一方面の全面は、これに対応する導電物体1に接
着、半田付け、もしくは溶接等によって固定されてい
る。即ち、導電物体1は、シート状の絶縁部1bが弾性
部材2の一方面の全面に固定されており、導体部10が
弾性部材2の反対面の絶縁部1b上で露出している。
【0026】弾性部材2には挿入方向に長く、かつ挿入
方向に対して直交する方向に間隔をもって配設されてい
る導電物体1の複数の導体部10の隣接間に対応して複
数のスリット11が形成されている。また、弾性部材2
の先端部2aの先端辺とは反対側の後端部の辺には、こ
の辺に沿って変形を小さくするようにカール状に曲げ加
工を施すことにより強化加工された補強部12が形成さ
れている。
【0027】コネクタ本体4はインシュレータ7の両端
側からそれぞれ挿入方向とは反対方向にのびている一対
のアーム部13a,13bを有している。アーム部13
a,13bはインシュレータ7と一体に作られている。
アーム部13a,13b及び弾性部材2は弾性板部2b
を弾性変形したときに弾性板部2bを弾性変形したまま
の状態で保持する係合装置を有している。係合装置は、
一対のアーム部13a,13bの先端内側にそれぞれ形
成した係止溝14と、弾性部材2の弾性板部2bの挿入
方向の後端近傍の二辺にそれぞれ形成した突起15とか
らなる。
【0028】図3に示すように、導電物体1の導体部1
0及び弾性部材2の先端板部2bは挿入溝9に無挿入力
によって挿入される。この状態で図3に示すように、弾
性板部2bを接続対象部材1に向けて指により押下して
弾性変形させる。このとき係合装置である係止溝14に
突起15が入り込み弾性変形の状態が保たれる。
【0029】突起15はアーム部13a,13bに当た
りこれを押し広げ所定の位置までくると突起15が係止
溝14に入り込み弾性変形の状態が維持される。突起1
5が係止溝14におさまってから指を弾性板部2bから
離すと、弾性部材2bの他辺は元の状態に戻ろうとする
が、弾性板部2bの中央部は突状の山形になろうとする
ため、弾性板部2bはカール状に丸め加工した補強部1
2を形成することが望ましい。
【0030】また、スリット11は、コンタクト8の接
触部8aの高さが一様ではなかったり、導電物体1の導
体部10の表面も平坦でなかったりした場合に、接触力
に大きなバラツキが生じるため、弾性部材2の変形も各
コンタクト8毎に独立した変形能力をもたせて変形を防
止する役目を果たす。
【0031】図4により明らかなように、弾性部材2の
先端板部2aは挿入溝9の深さの異なる位置で、かつ挿
入溝9への挿入方向に対して直交する一対の壁面9a,
9bを押し広げる向き、即ち互いに反対向きの力が発生
して変化する。
【0032】弾性板部2bの補強部12を接続対象基板
1に向けて押す力(W)によりコネクタ本体4の挿入溝
9の中で深さ方向(間隔S)にづれた位置で互いに反対
向きにPとFの力が発生することから、導電物体1の導
体部10がコンタクト8の接触部8aと接触する。
【0033】なお、テコの原理からWL=PSであるか
ら、W=S/L・Pとなり、SとLの比を大きくすれ
ば、接触部8aに必要な接触力Pに対して、操作力Wを
非常に小さくすることができるテコ倍力を利用すること
ができる。
【0034】図5及び図6は、ZIFコネクタの他の実
施例を示している。このZIFコネクタは、所定位置に
導体パッド5aを有する接続対象基板5と、接続対象基
板5に実装されるコネクタ本体20と、導電物体1の先
端部1aの一方面に設ける弾性部材2とを含む。弾性部
材2及び導電物体1は、図1及び図2に示した弾性部材
2及び導電物体1と同じものを用いるため説明を省略す
る。
【0035】コネクタ本体20は、弾性部材2の先端板
部2a及導電物体1の先端部1aを無挿入力によって挿
入し接続対象基板5の導体パッド5a上に位置付けた状
態で弾性板部2bを弾性変形したときに、先端板部2a
の浮き上がりを抑制する押え部21と、この押え部21
に連結されている基部22とを有している。押え部21
と基部22とは、これらで断面が略逆U字状を形成され
てる。ただし、押え部21及び基部22の形状は、先端
板部2aを押えることを目的とすることから、特に形状
が限定されるものではなく、ようするに、押え部21の
先端と接続対象基板5との間に所定の間隔を設けるよう
に形成すればよい。
【0036】コネクタ本体20は基部22の両端から挿
入方向とは反対方向にのびている一対のアーム部23
a,23bを有している。アーム部23a,23b及び
弾性部材2は弾性板部2bを弾性変形したときに弾性板
部2bを弾性変形したままの状態を保持する係合装置を
有している。係合装置は、図1に説明したと同様に、ア
ーム部23a,23bの係止溝24と、弾性板部2bの
突起15とからなる。
【0037】また、アーム部23a,23bはその中間
部に接続対象基板5の穴5bに挿入されてコネクタ本体
を結合する結合部25を有している。このコネクタ本体
20は、金属板により一体に作られている。即ち、コネ
クタ本体20は、一枚の金属板を打ち抜き、曲げ加工を
施して作ることができるため、押さ部21、基部22、
アーム部23a,23b、及び結合部25は一体に形成
される。
【0038】図6に示すように、弾性部材2の先端板部
2a及び導電物体1の先端部1aは、押え部21の先端
と接続対象基板5の上面との間に無挿入力により挿入さ
れる。この際、弾性部材2及び導電物体1の先端のそれ
ぞれは、挿入方向で押え部21に対向している基部22
に突き当たるまで挿入される。その後、弾性板部2の後
端部を指によって押下すると、先端板部2bの上面が押
え部21の先端に突き当たり、同時に先端板部2aと弾
性板部2bの接続部分が接触パッド5aに強い押し下げ
力によって接触する。なお、弾性板部2bの突起15
は、アーム部23a,23bを少し外向きに押し広げな
がらアーム部23a,23bの係止溝24に入り込み、
弾性変形したままの状態を保持する。
【0039】図7は、導電物体1と弾性部材2とを先端
板部2aと先端部1aのみで接着固定して一体化した状
態を示している。導電物体1と弾性部材2とは、必ずし
も一体化したものにかぎらす、上記各実施例において、
別々に導電物体1と弾性部材2とを挿入溝9や、接続対
象基板5と押え部21の先端との間に挿入するようにし
てもよい。
【0040】さらに、上記各実施例においては、いずれ
も導電物体1は一方面にしか導体部10を有していない
構造のもので説明したが、図8に示すように、絶縁部1
bを挟むように他方面にも導体部10を設けた導電物体
1を採用して、グランドとして使用することもできる。
この場合は弾性部材2は金属であり、導電物体1との間
は導電性を維持するような接合方式、例えば、導電性接
着剤1c、半田付け、溶接等により固定する。
【0041】また、接触力Fと接触する部分とは、導体
コンタクトを設けることになる。図5及び図6に示した
実施例では、押え部21が金属であれば、これを導体と
して使用することができる。
【0042】
【発明の効果】以上、実施例により説明したように、本
発明のZIFコネクタによると、導電物体の先端部の一
方面に弾性部材を設け、弾性部材にコネクタ本体と導電
物体との接触のための弾性エネルギーを与えることによ
り、導電物体とコネクタ本体とを容易に接続できる。
【0043】また、弾性部材はコンタクトよりも大きく
製作でき、貯えられた弾性エネルギーは大きいため、十
分な接触力と弾性変形能力とをもつことができる。
【0044】また、弾性部材は、比較的大きい弾性板部
(操作部)となるため指で操作し易い。この際、テコ作
用を使って接触力を出すので操作力が小さい。
【0045】スリットは、コンタクトの接触部の高さが
一様ではなかったり、導電物体の導体表面も平坦でなか
ったりした場合に、接触力に大きなバラツキが生じたと
きに、弾性部材の変形も各コンタクト毎に独立した変形
能力をもちバラツキに対応することができる。
【0046】弾性部材の弾性板部には、辺に沿っての変
形を小さくする補強部を形成したため、突起が係止溝に
おさまってから指を弾性板部から離すと、弾性部材の他
辺はもとの状態への戻りを抑えることができる。
【0047】また、アーム部及び弾性部材は弾性板部を
弾性変形させたときに弾性板部を弾性変形した状態を保
つことがあできる。
【0048】また、導電物体と接続対象基板とを直接接
触するタイプでは、コネクタ本体を金属板により一体に
作ることができるため経済性に優れたZIFコネクタ装
置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のZIFコネクタの一実施例を示す分解
斜視図である。
【図2】図1の導電物体と弾性部材との固定状態を示す
側面図である。
【図3】図1のZIFコネクタのコネクタ本体に弾性部
材及び導電物体の先端部を挿入した状態を示す断面図で
ある。
【図4】図3のZIFコネクタの挿入状態から、弾性部
材及び導電物体を接触した状態を示す断面図である。
【図5】本発明のZIFコネクタの他の実施例における
コネクタ本体を示す斜視図である。
【図6】図5のZIFコネクタの弾性部材及び導電物体
を接触した状態を示す断面図である。
【図7】本発明のZIFコネクタに用いる弾性部材及び
導電物体の固定状態の例を示す斜視図である。
【図8】本発明のZIFコネクタに用いる弾性部材及び
導電物体の固定状態の他の例を示す側面図である。
【図9】従来のZIFコネクタのコネクタ本体に弾性部
材及び導電物体の先端部を挿入した状態を示す断面図で
ある。
【図10】図9のZIFコネクタのコネクタ本体に弾性
部材及び導電物体の先端部を接続した状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
1,32 導電物体 1a 先端部 1b 絶縁部 2 弾性部材 2a 先端板部 2b 弾性板部 4、20,31 コネクタ本体 5,30 接続対象基板 5a 導体パッド 7,33 インシュレータ 8,34 コンタクト 8a 接触部 8b 端子部 9 挿入溝 10 導体部 11 スリット 12 補強部 13a,13b アーム部 14 係止溝 15 突起 21 押え部 22 基部 25 結合部 34b 接触バネ部 35 可動部材

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電物体の少なくとも先端部に合わせる
    弾性部材と、該弾性部材を受け入れて前記導電物体の前
    記先端部を保持するコネクタ本体とを含み、前記弾性部
    材は、前記先端部の一方面に重ね合わせる先端板部と、
    該先端板部に対して所定角度をもち傾斜してのびている
    弾性板部とを有し、前記コネクタ本体は、インシュレー
    タと、該インシュレータに保持した導電性のコンタクト
    とを有し、前記インシュレータには、前記先端部及び前
    記先端板部が無挿入力によって受け入れられる挿入溝が
    設けられており、前記導体部及び前記先端板部を前記挿
    入溝に挿入した状態で前記弾性板部を弾性変形したとき
    に、前記先端板部は前記挿入溝の深さの異なる位置で、
    かつ前記挿入溝への挿入方向に対して直交する一対の壁
    面を押し広げるよう互いに反対向きの力が発生して変化
    するものであって、前記コンタクトは前記挿入溝の深さ
    の異なる位置の少なくとも一方の位置に前記導電物体の
    導体部と導通接触する接触部が位置付けられていること
    を特徴とするZIFコネクタ装置。
  2. 【請求項2】 所定位置に導体パターンを有する接続対
    象基板と、該接続対象基板に実装されるコネクタ本体
    と、導電物体の少なくとも先端部に合わさる弾性部材と
    を含み、前記弾性部材は、前記先端部に重ね合わせる先
    端板部と、該先端板部に対して所定角度をもち傾斜して
    のびている弾性板部とを有し、前記コネクタ本体に前記
    先端板部及前記先端部を無挿入力によって挿入して前記
    導体パッド上に前記導電物体の導電部を位置付けた状態
    で前記弾性板部を弾性変形したときに、前記先端板部の
    浮き上がりを抑制する押え部を有し、該押え部を前記導
    体パッドよりも挿入方向で奥まった位置に設けたことを
    特徴とするZIFコネクタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のZIFコネクタに
    おいて、前記弾性部材と前記導電物体の少なくとも前記
    先端部とは、相互に固定されていることを特徴とするZ
    IFコネクタ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のZIFコネクタに
    おいて、前記弾性部材には前記挿入方向に長く、かつ前
    記挿入方向に対して直交する方向に間隔をもって配設さ
    れている導電物体の導体の隣接間に対応してスリットを
    形成したことを特徴とするZIFコネクタ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載のZIFコネクタに
    おいて、前記弾性部材の前記先端部の先端辺とは反対側
    の前記弾性板部の辺には、該辺に沿っての変形を小さく
    する補強部を形成したことを特徴とするZIFコネクタ
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2記載のZIFコネクタに
    おいて、前記コネクタ本体は前記挿入方向とは反対方向
    にのびているアーム部を有し、前記アーム部及び前記弾
    性部材は前記弾性板部を弾性変形させたときに前記弾性
    板部を弾性変形した状態を保つ係合装置を有しているこ
    とを特徴とするZIFコネクタ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のZIFコネクタにおい
    て、前記アーム部は前記接続対象基板に前記コネクタ本
    体を結合する結合部を有し、前記コネクタ本体が金属板
    により一体に作られていることを特徴とするZIFコネ
    クタ装置。
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