JPH1154010A - 電磁継電器等における通気孔の封止構造 - Google Patents
電磁継電器等における通気孔の封止構造Info
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- JPH1154010A JPH1154010A JP22447397A JP22447397A JPH1154010A JP H1154010 A JPH1154010 A JP H1154010A JP 22447397 A JP22447397 A JP 22447397A JP 22447397 A JP22447397 A JP 22447397A JP H1154010 A JPH1154010 A JP H1154010A
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- Japan
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- electromagnetic relay
- air hole
- sealing
- case
- sealed
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電磁継電器等の電気機器における密封構造の封
止構造に関し、電気機器等の内部にある有機ガスを外部
に排出した後に外気との流通を遮断する封止構造に工夫
を凝らして、その性能をより良く維持すること。 【構成】ガス抜きまたはガス注入後に、ケースまたはベ
ースに設けた通気孔の外部開口を大径部と小径部とで構
成し、該通気孔の内部に２つ以上の段差を設けた構造。
止構造に関し、電気機器等の内部にある有機ガスを外部
に排出した後に外気との流通を遮断する封止構造に工夫
を凝らして、その性能をより良く維持すること。 【構成】ガス抜きまたはガス注入後に、ケースまたはベ
ースに設けた通気孔の外部開口を大径部と小径部とで構
成し、該通気孔の内部に２つ以上の段差を設けた構造。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、密封形の電磁継電器等
における通気孔の封止構造に関するものである。
における通気孔の封止構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より電磁継電器等の電気機器の構成
において、外気のガスに影響されないためやプリント基
板に実装した状態で洗浄できる等の理由から密封形のも
のに対する要求が益々多くなっている。従来のこの種の
密封形の電磁継電器等として、その通気孔２の封止構造
は図３に示すように合成樹脂から成るベースもしくはケ
ース１に通気孔２とその上方に薄肉部２ｃを設け、該薄
肉部２ｃを熱カシメによって前記通気孔２を封止するも
のがあったが、その溶融部２ｄの合成樹脂が電磁継電器
等の内部に進入してその性能に悪影響を及ぼす問題点が
あった。
において、外気のガスに影響されないためやプリント基
板に実装した状態で洗浄できる等の理由から密封形のも
のに対する要求が益々多くなっている。従来のこの種の
密封形の電磁継電器等として、その通気孔２の封止構造
は図３に示すように合成樹脂から成るベースもしくはケ
ース１に通気孔２とその上方に薄肉部２ｃを設け、該薄
肉部２ｃを熱カシメによって前記通気孔２を封止するも
のがあったが、その溶融部２ｄの合成樹脂が電磁継電器
等の内部に進入してその性能に悪影響を及ぼす問題点が
あった。
【０００３】即ち、熱せられたコテ４を前記薄肉部２ｃ
に当ててその薄肉部２ｃを溶融させた後、その溶融部２
ｄの合成樹脂を再硬化させて通気孔２を封止している。
その際、溶融した合成樹脂２ｄが電磁継電器の内部のど
こまで流れ込むかにより密封性能は大きく影響される。
その流れ込み量はその要因が複雑でその量を見込むのは
極めて困難である。なお、通気孔２の径を小さくすれば
課題は解決されるが、モールド成形金型のコマ強度が不
足するため、非現実的で実現不可である。
に当ててその薄肉部２ｃを溶融させた後、その溶融部２
ｄの合成樹脂を再硬化させて通気孔２を封止している。
その際、溶融した合成樹脂２ｄが電磁継電器の内部のど
こまで流れ込むかにより密封性能は大きく影響される。
その流れ込み量はその要因が複雑でその量を見込むのは
極めて困難である。なお、通気孔２の径を小さくすれば
課題は解決されるが、モールド成形金型のコマ強度が不
足するため、非現実的で実現不可である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらを解
決するため通気孔２の封止構造に工夫を凝らし、電磁継
電器等の性能をより良く維持しようとするものである。
即ち、密封作業が容易で外部との密封性がよく、封止す
るための密封樹脂の溶融部２ｄが電磁継電器の内部に進
入して電磁継電器本体３の動作に支障を来すことがない
と共にその外観をも損なうことのないようにし、かつ通
気孔２の封止作業を能率的で、かつ自動的に行い得るよ
うにした密封形の電磁継電器等を提供することにある。
決するため通気孔２の封止構造に工夫を凝らし、電磁継
電器等の性能をより良く維持しようとするものである。
即ち、密封作業が容易で外部との密封性がよく、封止す
るための密封樹脂の溶融部２ｄが電磁継電器の内部に進
入して電磁継電器本体３の動作に支障を来すことがない
と共にその外観をも損なうことのないようにし、かつ通
気孔２の封止作業を能率的で、かつ自動的に行い得るよ
うにした密封形の電磁継電器等を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、ガス抜きまたはガス注入後に、ケースま
たはベース１に設けた通気孔２の外部開口を大径（大径
部２ａ）とし、その内部開口を小径（小径部２ｂ）に構
成し、該通気孔２の内部に２つ以上の段差をモールド成
形により構成したものである。
解決するため、ガス抜きまたはガス注入後に、ケースま
たはベース１に設けた通気孔２の外部開口を大径（大径
部２ａ）とし、その内部開口を小径（小径部２ｂ）に構
成し、該通気孔２の内部に２つ以上の段差をモールド成
形により構成したものである。
【０００６】図１の（ａ）図は、本発明の電磁継電器等
のケース１に通気孔２を設け、これを上方から見た部分
平面図で、その（ｂ）図は図１の（ａ）図のＡ−Ａ断面
図である。図２は図１の通気孔２を封止する工程を示す
部分断面図である。図３の（ａ）図は、従来における電
磁継電器等のケース１に設けた通気孔２を上方から見た
部分平面図で、その（ｂ）図は図３の（ａ）図のＡ−Ａ
断面図である。図４は図３の通気孔２を封止する工程を
示す部分断面図である。
のケース１に通気孔２を設け、これを上方から見た部分
平面図で、その（ｂ）図は図１の（ａ）図のＡ−Ａ断面
図である。図２は図１の通気孔２を封止する工程を示す
部分断面図である。図３の（ａ）図は、従来における電
磁継電器等のケース１に設けた通気孔２を上方から見た
部分平面図で、その（ｂ）図は図３の（ａ）図のＡ−Ａ
断面図である。図４は図３の通気孔２を封止する工程を
示す部分断面図である。
【０００７】以下、本発明を図面を参照しながら説明す
ると、図１および図２は本発明の主要部である通気孔２
の構造を示すもので、本発明に係る密封形の電磁継電器
は、概略、図示省略の電磁石部と接点部から成る電磁継
電器本体３を取り付け収容するベースと、これを覆い被
せるケース１と、これらを一体に密封する図示省略の密
封樹脂とから構成されている。
ると、図１および図２は本発明の主要部である通気孔２
の構造を示すもので、本発明に係る密封形の電磁継電器
は、概略、図示省略の電磁石部と接点部から成る電磁継
電器本体３を取り付け収容するベースと、これを覆い被
せるケース１と、これらを一体に密封する図示省略の密
封樹脂とから構成されている。
【０００８】密封形の電磁継電器は高い接触信頼性が要
求されるため、電磁継電器内部に収納され巻回されたコ
イルから発生する有機ガスが接点に付着して接点の接触
信頼性を阻害することがあるため、予め真空中で加熱す
るいわゆる真空アニールによって発生させたガスを通気
孔から外部に排気する処理を行っている。この処理後に
前記通気孔を封止することが必要である。
求されるため、電磁継電器内部に収納され巻回されたコ
イルから発生する有機ガスが接点に付着して接点の接触
信頼性を阻害することがあるため、予め真空中で加熱す
るいわゆる真空アニールによって発生させたガスを通気
孔から外部に排気する処理を行っている。この処理後に
前記通気孔を封止することが必要である。
【０００９】そこで、本発明による通気孔２の封止工程
を図２に基づいて説明すると、ケースもしくはベース１
に設けた薄肉部２ｃの外側部に熱せられたコテ４を圧接
させて該薄肉部２ｃを溶融すると、合成樹脂から成る薄
肉部２ｃの溶融部２ｄは大径部２ａを埋め尽くし、小径
部２ｂの入口近傍で凝結して該通気孔２は外部と内部と
が遮蔽封止される。従って、従来のように本発明による
構成である通気孔２の一つである小径部２ｂが無い構造
のものにおいては、図４に示すように溶融した密封樹脂
２ｄが電磁継電器本体３の内部に入り込む恐れがあり、
その工程管理には神経をつかっていた。
を図２に基づいて説明すると、ケースもしくはベース１
に設けた薄肉部２ｃの外側部に熱せられたコテ４を圧接
させて該薄肉部２ｃを溶融すると、合成樹脂から成る薄
肉部２ｃの溶融部２ｄは大径部２ａを埋め尽くし、小径
部２ｂの入口近傍で凝結して該通気孔２は外部と内部と
が遮蔽封止される。従って、従来のように本発明による
構成である通気孔２の一つである小径部２ｂが無い構造
のものにおいては、図４に示すように溶融した密封樹脂
２ｄが電磁継電器本体３の内部に入り込む恐れがあり、
その工程管理には神経をつかっていた。
【００１０】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による通気孔２の封止構成によれば、熱により溶融した
薄肉部２ｃの溶融樹脂２ｄは通気孔２の大径部２ａのみ
に流れ込み、小径部２ｂでは流路抵抗が大きくなるため
該小径部２ｂの入口近傍で溶融した密封樹脂２ｄの流れ
は抑制され、電磁継電器等の本体内部まで進入すること
がない。その結果、密封性能の安定化、モールド成形金
型のコマ強度も小径部の長さが短くてもよいため問題な
い等、多大な効果を奏する。
による通気孔２の封止構成によれば、熱により溶融した
薄肉部２ｃの溶融樹脂２ｄは通気孔２の大径部２ａのみ
に流れ込み、小径部２ｂでは流路抵抗が大きくなるため
該小径部２ｂの入口近傍で溶融した密封樹脂２ｄの流れ
は抑制され、電磁継電器等の本体内部まで進入すること
がない。その結果、密封性能の安定化、モールド成形金
型のコマ強度も小径部の長さが短くてもよいため問題な
い等、多大な効果を奏する。
【図１】は、本発明の電磁継電器等の一部の構造を示す
もので、（ａ）図はケースの一部に通気孔を設けた部分
上面図で、（ｂ）図は（ａ）図のＡ−Ａ線から見た断面
図である。
もので、（ａ）図はケースの一部に通気孔を設けた部分
上面図で、（ｂ）図は（ａ）図のＡ−Ａ線から見た断面
図である。
【図２】は、図１の（ｂ）図のＡ−Ａ断面図を用いて通
気孔を封止する工程を示す部分断面図である。
気孔を封止する工程を示す部分断面図である。
【図３】は、従来の電磁継電器等の一部の構造を示すも
ので、（ａ）図はケースの一部に通気孔を設けた部分上
面図で、（ｂ）図は（ａ）図のＡ−Ａ線から見た断面図
である。
ので、（ａ）図はケースの一部に通気孔を設けた部分上
面図で、（ｂ）図は（ａ）図のＡ−Ａ線から見た断面図
である。
【図４】は、図３の（ｂ）図のＡ−Ａ断面図を用いて通
気孔を封止する工程を示す部分断面図である。
気孔を封止する工程を示す部分断面図である。
１・・・・・・・電磁継電器等のケースもしくはベース ２・・・・・・・通気孔 ２ａ・・・・・・大径部 ２ｂ・・・・・・小径部 ２ｃ・・・・・・薄肉部 ２ｄ・・・・・・薄肉部の溶融部 ３・・・・・・・電磁継電器等の本体 ４・・・・・・・コテ
Claims (1)
- 【請求項１】 ガス抜きまたはガス注入後に、ケースも
しくはベースに設けた通気孔の外部開口を大径とし、そ
の内部開口を小径に構成し、該通気孔の内部に２つ以上
の段差を設けたことを特徴とする電磁継電器等における
通気孔の封止構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22447397A JPH1154010A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | 電磁継電器等における通気孔の封止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22447397A JPH1154010A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | 電磁継電器等における通気孔の封止構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1154010A true JPH1154010A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16814354
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22447397A Pending JPH1154010A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | 電磁継電器等における通気孔の封止構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1154010A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107093536A (zh) * | 2017-05-23 | 2017-08-25 | 宁波福特继电器有限公司 | 一种用于封合继电器透气孔的热熔机构及其封合透气孔的方法 |
| CN107221474A (zh) * | 2017-05-23 | 2017-09-29 | 宁波福特继电器有限公司 | 一种全自动继电器透气孔封合机 |
| CN107946140A (zh) * | 2017-12-05 | 2018-04-20 | 厦门宏发汽车电子有限公司 | 一种防雨型继电器的透气孔结构 |
-
1997
- 1997-08-07 JP JP22447397A patent/JPH1154010A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107093536A (zh) * | 2017-05-23 | 2017-08-25 | 宁波福特继电器有限公司 | 一种用于封合继电器透气孔的热熔机构及其封合透气孔的方法 |
| CN107221474A (zh) * | 2017-05-23 | 2017-09-29 | 宁波福特继电器有限公司 | 一种全自动继电器透气孔封合机 |
| CN107093536B (zh) * | 2017-05-23 | 2019-07-12 | 宁波福特继电器有限公司 | 一种用于封合继电器透气孔的热熔机构及其封合透气孔的方法 |
| CN107221474B (zh) * | 2017-05-23 | 2019-07-12 | 宁波福特继电器有限公司 | 一种全自动继电器透气孔封合机 |
| CN107946140A (zh) * | 2017-12-05 | 2018-04-20 | 厦门宏发汽车电子有限公司 | 一种防雨型继电器的透气孔结构 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040506 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060606 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20060804 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060822 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20061219 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |