JPH1153819A - 音声記録再生装置 - Google Patents
音声記録再生装置Info
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- JPH1153819A JPH1153819A JP20775397A JP20775397A JPH1153819A JP H1153819 A JPH1153819 A JP H1153819A JP 20775397 A JP20775397 A JP 20775397A JP 20775397 A JP20775397 A JP 20775397A JP H1153819 A JPH1153819 A JP H1153819A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 音声情報の長時間にわたる記録再生、装置の
小型化、コピーの防止などを実現する。 【解決手段】 音声情報を記録する場合は、多数のCD
に記録された楽曲の音声情報を、CD読み出し装置18
を通じて入力し、マイクロコンピュータ16による制御
のもとで、MPEGオーディオ圧縮回路4および暗号化
回路6でそれぞれ情報圧縮および暗号化を行って、ハー
ドディスク8に記録する。一方、音声情報を再生する場
合は、マイクロコンピュータ16による制御のもとで、
ハードディスク8から音声情報を読み出し、復号回路1
4およびMPEGオーディオ伸長回路12でそれぞれ復
号および情報伸長を行い、出力装置22により音声を生
成する。
小型化、コピーの防止などを実現する。 【解決手段】 音声情報を記録する場合は、多数のCD
に記録された楽曲の音声情報を、CD読み出し装置18
を通じて入力し、マイクロコンピュータ16による制御
のもとで、MPEGオーディオ圧縮回路4および暗号化
回路6でそれぞれ情報圧縮および暗号化を行って、ハー
ドディスク8に記録する。一方、音声情報を再生する場
合は、マイクロコンピュータ16による制御のもとで、
ハードディスク8から音声情報を読み出し、復号回路1
4およびMPEGオーディオ伸長回路12でそれぞれ復
号および情報伸長を行い、出力装置22により音声を生
成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音楽などの音声情
報を記録再生する装置に関し、特に長時間の音声情報を
記録再生する装置に関するものである。
報を記録再生する装置に関し、特に長時間の音声情報を
記録再生する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】音声を記録する手段としてミニディスク
(MD)が広く用いられている。ミニディスクでは、音
楽などの音声情報はデジタル化し、さらに情報圧縮を行
って記録される。情報圧縮を行うことで記録時間(すな
わち録音時間)の延長が図られているが、1枚のミニデ
ィスクには最大で74分しか記録できない。そのため、
長時間音楽を聞くためには、1枚のミニディスクによる
演奏が終了するごとに、新しいミニディスクを装置にセ
ットしなければならず、面倒である。さらに、多数のデ
ィスクを管理する必要があり、この点でも面倒である。
また、装置に現在セットされているディスクに聞きたい
曲が含まれていない場合には、その曲が含まれているデ
ィスクと入れ換える必要がある。そして、CD(コンパ
クトディスク)から音楽を録音する場合には、必ず演奏
時間と同じだけの録音時間がかかってしまう。
(MD)が広く用いられている。ミニディスクでは、音
楽などの音声情報はデジタル化し、さらに情報圧縮を行
って記録される。情報圧縮を行うことで記録時間(すな
わち録音時間)の延長が図られているが、1枚のミニデ
ィスクには最大で74分しか記録できない。そのため、
長時間音楽を聞くためには、1枚のミニディスクによる
演奏が終了するごとに、新しいミニディスクを装置にセ
ットしなければならず、面倒である。さらに、多数のデ
ィスクを管理する必要があり、この点でも面倒である。
また、装置に現在セットされているディスクに聞きたい
曲が含まれていない場合には、その曲が含まれているデ
ィスクと入れ換える必要がある。そして、CD(コンパ
クトディスク)から音楽を録音する場合には、必ず演奏
時間と同じだけの録音時間がかかってしまう。
【0003】一方、長時間の音楽演奏が可能な装置とし
てCDチェンジャーが存在するが、演奏するCDを機械
的に交換する機構が必要であるため小型化が難しく、携
帯型のCDチェンジャーを実現することは困難である。
そして、機械的にCDを交換するので交換に時間がかか
り、CD交換を行った場合には演奏が中断されるという
欠点がある。さらに、CDチェンジャーは録音ができな
い。
てCDチェンジャーが存在するが、演奏するCDを機械
的に交換する機構が必要であるため小型化が難しく、携
帯型のCDチェンジャーを実現することは困難である。
そして、機械的にCDを交換するので交換に時間がかか
り、CD交換を行った場合には演奏が中断されるという
欠点がある。さらに、CDチェンジャーは録音ができな
い。
【0004】また、ハードディスクなどの大容量記録媒
体に音声情報を記録し、必要に応じて音声情報を読み出
して音声を再生するという技術は存在するが、記録再生
にはパーソナルコンピュータが必要であり、気軽に持ち
運べるほど小さな装置とすることは困難である。さら
に、ハードディスクに記録された音声情報は簡単に複製
を作成できるので、著作権保護の観点から何らかの対策
が必要である。また、録音した音楽のうち不要なものを
消去する機能はミニディスクですでに実現されている
が、消去する音楽を選択するための客観的な情報などは
提供されないので、この点で改良の余地がある。
体に音声情報を記録し、必要に応じて音声情報を読み出
して音声を再生するという技術は存在するが、記録再生
にはパーソナルコンピュータが必要であり、気軽に持ち
運べるほど小さな装置とすることは困難である。さら
に、ハードディスクに記録された音声情報は簡単に複製
を作成できるので、著作権保護の観点から何らかの対策
が必要である。また、録音した音楽のうち不要なものを
消去する機能はミニディスクですでに実現されている
が、消去する音楽を選択するための客観的な情報などは
提供されないので、この点で改良の余地がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情のもとに成されたもので、その目的は、音声情報を手
間をかけずに長時間にわたって、中断することなく再生
でき、小型化が可能であり、しかも記録された音声情報
の複製を作成することが困難で、かつ消去する音声情報
を選択するための客観的な情報を呈示できる音声記録再
生装置を提供することにある。
情のもとに成されたもので、その目的は、音声情報を手
間をかけずに長時間にわたって、中断することなく再生
でき、小型化が可能であり、しかも記録された音声情報
の複製を作成することが困難で、かつ消去する音声情報
を選択するための客観的な情報を呈示できる音声記録再
生装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、複数の音声情報を前記音声情報ごとに記録再
生する装置であって、デジタル信号として入力される前
記音声情報を情報圧縮する情報圧縮手段と、前記情報圧
縮手段により情報圧縮された前記音声情報を、音声記録
再生装置固有の暗号化情報にもとづいて暗号化する暗号
化手段と、大容量の情報記録媒体と、前記暗号化手段に
より暗号化された前記音声情報を、前記音声情報ごとに
前記情報記録媒体の異なる記録領域に記録する記録制御
手段と、前記情報記録媒体に記録された前記音声情報を
前記情報記録媒体より再生する再生制御手段と、前記再
生制御手段が再生した前記音声情報に対して、前記音声
記録再生装置固有の暗号化情報を用いて復号を行う復号
手段と、前記復号手段により復号された前記音声情報を
情報伸長する情報伸長手段と、前記再生制御手段が前記
音声情報を再生したとき、前記音声情報ごとに再生され
た回数を記録する再生回数記録手段と、前記再生回数記
録手段が記録した再生回数を前記音声情報ごとに表示す
る再生頻度表示手段と、前記情報記録媒体に記録されて
いる特定の前記音声情報を消去する情報消去手段とを備
えたことを特徴とする。
するため、複数の音声情報を前記音声情報ごとに記録再
生する装置であって、デジタル信号として入力される前
記音声情報を情報圧縮する情報圧縮手段と、前記情報圧
縮手段により情報圧縮された前記音声情報を、音声記録
再生装置固有の暗号化情報にもとづいて暗号化する暗号
化手段と、大容量の情報記録媒体と、前記暗号化手段に
より暗号化された前記音声情報を、前記音声情報ごとに
前記情報記録媒体の異なる記録領域に記録する記録制御
手段と、前記情報記録媒体に記録された前記音声情報を
前記情報記録媒体より再生する再生制御手段と、前記再
生制御手段が再生した前記音声情報に対して、前記音声
記録再生装置固有の暗号化情報を用いて復号を行う復号
手段と、前記復号手段により復号された前記音声情報を
情報伸長する情報伸長手段と、前記再生制御手段が前記
音声情報を再生したとき、前記音声情報ごとに再生され
た回数を記録する再生回数記録手段と、前記再生回数記
録手段が記録した再生回数を前記音声情報ごとに表示す
る再生頻度表示手段と、前記情報記録媒体に記録されて
いる特定の前記音声情報を消去する情報消去手段とを備
えたことを特徴とする。
【0007】本発明の音声記録再生装置では、音声情報
を記録する際は、情報圧縮手段がまずデジタル信号とし
て入力される音声情報を情報圧縮し、暗号化手段は、情
報圧縮手段により情報圧縮された音声情報を、音声記録
再生装置固有の暗号化情報にもとづいて暗号化する。そ
して、記録制御手段は、暗号化手段により暗号化された
音声情報を、音声情報ごとに情報記録媒体の異なる記録
領域に記録する。一方、音声情報を再生する際は、再生
制御手段が、情報記録媒体に記録された音声情報を情報
記録媒体より再生し、復号手段は、再生制御手段が再生
した音声情報に対して、音声記録再生装置固有の暗号化
情報を用いて復号を行う。そして、情報伸長手段は、復
号手段により復号された音声情報を情報伸長してもとの
音声情報を復元する。したがって、本発明の音声記録再
生装置では、例えば予め多数のCDから楽曲などの音声
情報を上記大容量の情報記録媒体に記録しておくことが
でき、途中で記録媒体を入れ換えたりすることなく、音
声情報を長時間にわたって再生することができる。そし
て、CDチェンジャーの場合のようにCD交換に伴って
再生が中断するといったこともない。また、音声情報は
装置固有の暗号化情報(例えば装置の製造シリアル番
号)にもとづいて暗号化して情報記録媒体に記録される
ので、情報記録媒体に記録されている音声情報を他の装
置に移し替えても、もとの音声情報として再生すること
は不可能である。したがって、音声情報の複製が無制限
に作成されることを防止できる。さらに、本発明の音声
記録再生装置では、再生回数記録手段は、再生制御手段
が音声情報を再生したとき、音声情報ごとに再生された
回数を記録し、再生頻度表示手段は、再生回数記録手段
が記録した再生回数を音声情報ごとに表示する。したが
って、利用者は、情報消去手段の機能により音声情報を
消去するとき、消去すべき音声情報に関して客観的な情
報が得られ、再生頻度の低い音声情報を選択することで
不要な音声情報を的確に消去することができる。
を記録する際は、情報圧縮手段がまずデジタル信号とし
て入力される音声情報を情報圧縮し、暗号化手段は、情
報圧縮手段により情報圧縮された音声情報を、音声記録
再生装置固有の暗号化情報にもとづいて暗号化する。そ
して、記録制御手段は、暗号化手段により暗号化された
音声情報を、音声情報ごとに情報記録媒体の異なる記録
領域に記録する。一方、音声情報を再生する際は、再生
制御手段が、情報記録媒体に記録された音声情報を情報
記録媒体より再生し、復号手段は、再生制御手段が再生
した音声情報に対して、音声記録再生装置固有の暗号化
情報を用いて復号を行う。そして、情報伸長手段は、復
号手段により復号された音声情報を情報伸長してもとの
音声情報を復元する。したがって、本発明の音声記録再
生装置では、例えば予め多数のCDから楽曲などの音声
情報を上記大容量の情報記録媒体に記録しておくことが
でき、途中で記録媒体を入れ換えたりすることなく、音
声情報を長時間にわたって再生することができる。そし
て、CDチェンジャーの場合のようにCD交換に伴って
再生が中断するといったこともない。また、音声情報は
装置固有の暗号化情報(例えば装置の製造シリアル番
号)にもとづいて暗号化して情報記録媒体に記録される
ので、情報記録媒体に記録されている音声情報を他の装
置に移し替えても、もとの音声情報として再生すること
は不可能である。したがって、音声情報の複製が無制限
に作成されることを防止できる。さらに、本発明の音声
記録再生装置では、再生回数記録手段は、再生制御手段
が音声情報を再生したとき、音声情報ごとに再生された
回数を記録し、再生頻度表示手段は、再生回数記録手段
が記録した再生回数を音声情報ごとに表示する。したが
って、利用者は、情報消去手段の機能により音声情報を
消去するとき、消去すべき音声情報に関して客観的な情
報が得られ、再生頻度の低い音声情報を選択することで
不要な音声情報を的確に消去することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を実施例
にもとづき図面を参照して説明する。図1は本発明によ
る音声記録再生装置の一例を示すブロック図である。図
1に示したように、本実施例の音声記録再生装置2は、
MPEGオーディオ圧縮回路4、暗号化回路6、大容量
の記録媒体であるハードディスク8を含むハードディス
ク装置10、MPEGオーディオ伸長回路12、復号回
路14、マイクロコンピュータ16などを含んで構成さ
れている。
にもとづき図面を参照して説明する。図1は本発明によ
る音声記録再生装置の一例を示すブロック図である。図
1に示したように、本実施例の音声記録再生装置2は、
MPEGオーディオ圧縮回路4、暗号化回路6、大容量
の記録媒体であるハードディスク8を含むハードディス
ク装置10、MPEGオーディオ伸長回路12、復号回
路14、マイクロコンピュータ16などを含んで構成さ
れている。
【0009】CD読み出し装置18は、装置にセットさ
れたCDに記録されている楽曲の音声情報を楽曲ごとに
デジタル信号として出力する。MPEGオーディオ圧縮
回路4(本発明に係わる情報圧縮手段)は、マイクロコ
ンピュータ16による制御のもとで動作し、CD読み出
し装置18から音声情報としての上記デジタル信号を受
け取り、MPEG方式にもとづいて情報圧縮を行う。暗
号化回路6は、マイクロコンピュータ16による制御の
もとで動作し、MPEGオーディオ圧縮回路4により情
報圧縮された音声情報を暗号化する。その際、暗号化回
路6は本実施例では音声記録再生装置固有の暗号化情報
として、装置の製造シリアル番号を用い、製造シリアル
番号にもとづいて音声情報を暗号化する。
れたCDに記録されている楽曲の音声情報を楽曲ごとに
デジタル信号として出力する。MPEGオーディオ圧縮
回路4(本発明に係わる情報圧縮手段)は、マイクロコ
ンピュータ16による制御のもとで動作し、CD読み出
し装置18から音声情報としての上記デジタル信号を受
け取り、MPEG方式にもとづいて情報圧縮を行う。暗
号化回路6は、マイクロコンピュータ16による制御の
もとで動作し、MPEGオーディオ圧縮回路4により情
報圧縮された音声情報を暗号化する。その際、暗号化回
路6は本実施例では音声記録再生装置固有の暗号化情報
として、装置の製造シリアル番号を用い、製造シリアル
番号にもとづいて音声情報を暗号化する。
【0010】マイクロコンピュータ16は本発明に係わ
る記録制御手段として機能し、暗号化回路6により暗号
化された音声情報を、各楽曲の音声情報ごとにハードデ
ィスク8の異なる記録領域に記録する。その際、マイク
ロコンピュータ16は入力された楽曲ごとに、入力され
た順番に1から1ずつ大きくなる楽曲番号を与え、その
楽曲番号と、楽曲を記録した記録領域の情報とを対応づ
けてハードディスク8の所定領域に記録する。
る記録制御手段として機能し、暗号化回路6により暗号
化された音声情報を、各楽曲の音声情報ごとにハードデ
ィスク8の異なる記録領域に記録する。その際、マイク
ロコンピュータ16は入力された楽曲ごとに、入力され
た順番に1から1ずつ大きくなる楽曲番号を与え、その
楽曲番号と、楽曲を記録した記録領域の情報とを対応づ
けてハードディスク8の所定領域に記録する。
【0011】マイクロコンピュータ16はまた、本発明
に係わる再生制御手段として機能し、ハードディスク8
に記録された音声情報をハードディスク8より読み出し
て再生する。音声記録再生装置2の不図示のケーシング
の表面には操作面が形成され、その操作面に複数の操作
ボタン20が配列されている。操作ボタン20はマイク
ロコンピュータ16に接続され、利用者は操作ボタン2
0を操作することで、楽曲の記録、再生、再生する楽曲
の順序などをマイクロコンピュータ16に対して指示す
る。
に係わる再生制御手段として機能し、ハードディスク8
に記録された音声情報をハードディスク8より読み出し
て再生する。音声記録再生装置2の不図示のケーシング
の表面には操作面が形成され、その操作面に複数の操作
ボタン20が配列されている。操作ボタン20はマイク
ロコンピュータ16に接続され、利用者は操作ボタン2
0を操作することで、楽曲の記録、再生、再生する楽曲
の順序などをマイクロコンピュータ16に対して指示す
る。
【0012】楽曲を再生する場合、マイクロコンピュー
タ16は、利用者による上記操作ボタン20の操作にし
たがって通常モードとプログラムモードの2つのモード
で楽曲を再生する。通常モードでは、利用者は1つの楽
曲ごとにその楽曲番号を、操作ボタン20を操作して指
定し、マイクロコンピュータ16は、指定された楽曲番
号の音声情報をハードディスク8から読み出して再生す
る。一方、プログラムモードでは、利用者がまず操作ボ
タン20を操作して、再生する楽曲および再生順序をマ
イクロコンピュータ16に対して指定する。具体的に
は、利用者は操作ボタン20の操作により、再生する楽
曲の楽曲番号を再生順に入力する。楽曲番号が入力され
ると、マイクロコンピュータ16は楽曲番号を入力され
た順に取り込み、ハードディスク8の所定の記録領域に
記録する。その後、操作ボタン20の操作により楽曲の
再生が指示されると、ハードディスク8から記録されて
いる楽曲番号を順次読み出し、記録されている順に対応
する楽曲の音声情報をハードディスク8から読み出す。
タ16は、利用者による上記操作ボタン20の操作にし
たがって通常モードとプログラムモードの2つのモード
で楽曲を再生する。通常モードでは、利用者は1つの楽
曲ごとにその楽曲番号を、操作ボタン20を操作して指
定し、マイクロコンピュータ16は、指定された楽曲番
号の音声情報をハードディスク8から読み出して再生す
る。一方、プログラムモードでは、利用者がまず操作ボ
タン20を操作して、再生する楽曲および再生順序をマ
イクロコンピュータ16に対して指定する。具体的に
は、利用者は操作ボタン20の操作により、再生する楽
曲の楽曲番号を再生順に入力する。楽曲番号が入力され
ると、マイクロコンピュータ16は楽曲番号を入力され
た順に取り込み、ハードディスク8の所定の記録領域に
記録する。その後、操作ボタン20の操作により楽曲の
再生が指示されると、ハードディスク8から記録されて
いる楽曲番号を順次読み出し、記録されている順に対応
する楽曲の音声情報をハードディスク8から読み出す。
【0013】復号回路14は、マイクロコンピュータ1
6による制御のもとで動作し、ハードディスク8から読
み出された、暗号化された音声情報を復号し、もとの音
声情報として出力する。その際、復号回路14は音声記
録再生装置固有の暗号化情報として、上記製造シリアル
番号にもとづいて音声情報を復号する。
6による制御のもとで動作し、ハードディスク8から読
み出された、暗号化された音声情報を復号し、もとの音
声情報として出力する。その際、復号回路14は音声記
録再生装置固有の暗号化情報として、上記製造シリアル
番号にもとづいて音声情報を復号する。
【0014】MPEGオーディオ伸長回路12(本発明
に係わる情報伸長手段)は、マイクロコンピュータ16
による制御のもとで動作し、復号回路14が復号した音
声情報に対して、MPEG方式にもとづいて情報伸長を
行い、情報圧縮される前の音声情報を復元し、デジタル
信号として出力する。出力装置22は、不図示のA/D
変換器、アンプ、スピーカなどを含み、MPEGオーデ
ィオ伸長回路12から音声情報のデジタル信号を受け取
り、アナログ信号に変換した後、増幅し、スピーカを駆
動する。
に係わる情報伸長手段)は、マイクロコンピュータ16
による制御のもとで動作し、復号回路14が復号した音
声情報に対して、MPEG方式にもとづいて情報伸長を
行い、情報圧縮される前の音声情報を復元し、デジタル
信号として出力する。出力装置22は、不図示のA/D
変換器、アンプ、スピーカなどを含み、MPEGオーデ
ィオ伸長回路12から音声情報のデジタル信号を受け取
り、アナログ信号に変換した後、増幅し、スピーカを駆
動する。
【0015】マイクロコンピュータ16はさらに、ハー
ドディスク8と共に本発明に係わる再生回数記録手段と
して機能し、ハードディスク装置10から楽曲の音声情
報を読み出した場合には、楽曲ごとにその読み出し回数
を計数し、計数値をハードディスク8の所定の記録領域
に記録する。マイクロコンピュータ16はまた、液晶表
示装置24と共に本発明に係わる再生頻度表示手段とし
て機能し、ハードディスク8に記録されている読み出し
回数を、楽曲ごとに、楽曲番号と対応づけて液晶表示装
置24に表示する。そして、マイクロコンピュータ16
は本発明に係わる情報消去手段としても機能し、操作ボ
タン20の操作により、消去すべき楽曲が指定された場
合には、ハードディスク8に記録されているその楽曲の
音声情報をハードディスク8から消去する。
ドディスク8と共に本発明に係わる再生回数記録手段と
して機能し、ハードディスク装置10から楽曲の音声情
報を読み出した場合には、楽曲ごとにその読み出し回数
を計数し、計数値をハードディスク8の所定の記録領域
に記録する。マイクロコンピュータ16はまた、液晶表
示装置24と共に本発明に係わる再生頻度表示手段とし
て機能し、ハードディスク8に記録されている読み出し
回数を、楽曲ごとに、楽曲番号と対応づけて液晶表示装
置24に表示する。そして、マイクロコンピュータ16
は本発明に係わる情報消去手段としても機能し、操作ボ
タン20の操作により、消去すべき楽曲が指定された場
合には、ハードディスク8に記録されているその楽曲の
音声情報をハードディスク8から消去する。
【0016】次に、このように構成された音声記録再生
装置2の動作について説明する。利用者はこの音声記録
再生装置2を利用するにあたって、まず楽曲の録音を行
う。そのため、利用者はまず操作ボタン20を操作して
録音をマイクロコンピュータ16に指示する。これによ
り、マイクロコンピュータ16はMPEGオーディオ圧
縮回路4および暗号化回路6を起動し、また自身は記録
制御手段として動作する。利用者は次に、録音したいC
DをCD読み出し装置18にセットし、再生を開始させ
る。CD読み出し装置18はセットされたCDに録音さ
れている楽曲を順次再生し、それらの音声情報を楽曲ご
とにデジタル信号として出力する。そして、MPEGオ
ーディオ圧縮回路4は、CD読み出し装置18から音声
情報としての上記デジタル信号を受け取り、MPEG方
式にもとづいて情報圧縮を行い、さらに暗号化回路6
は、MPEGオーディオ圧縮回路4により情報圧縮され
た音声情報を上記製造シリアル番号にもとづいて暗号化
して出力する。
装置2の動作について説明する。利用者はこの音声記録
再生装置2を利用するにあたって、まず楽曲の録音を行
う。そのため、利用者はまず操作ボタン20を操作して
録音をマイクロコンピュータ16に指示する。これによ
り、マイクロコンピュータ16はMPEGオーディオ圧
縮回路4および暗号化回路6を起動し、また自身は記録
制御手段として動作する。利用者は次に、録音したいC
DをCD読み出し装置18にセットし、再生を開始させ
る。CD読み出し装置18はセットされたCDに録音さ
れている楽曲を順次再生し、それらの音声情報を楽曲ご
とにデジタル信号として出力する。そして、MPEGオ
ーディオ圧縮回路4は、CD読み出し装置18から音声
情報としての上記デジタル信号を受け取り、MPEG方
式にもとづいて情報圧縮を行い、さらに暗号化回路6
は、MPEGオーディオ圧縮回路4により情報圧縮され
た音声情報を上記製造シリアル番号にもとづいて暗号化
して出力する。
【0017】マイクロコンピュータ16はここで記録制
御手段として機能し、暗号化回路6により暗号化された
音声情報を、各楽曲の音声情報ごとにハードディスク8
の異なる記録領域に記録する。その際、マイクロコンピ
ュータ16は入力された楽曲ごとに、入力された順番に
1から1ずつ大きくなる楽曲番号を与え、その楽曲番号
と、楽曲を記録した記録領域の情報とを対応づけてハー
ドディスク8の所定領域に記録する。
御手段として機能し、暗号化回路6により暗号化された
音声情報を、各楽曲の音声情報ごとにハードディスク8
の異なる記録領域に記録する。その際、マイクロコンピ
ュータ16は入力された楽曲ごとに、入力された順番に
1から1ずつ大きくなる楽曲番号を与え、その楽曲番号
と、楽曲を記録した記録領域の情報とを対応づけてハー
ドディスク8の所定領域に記録する。
【0018】1枚のCDの録音が完了すると、利用者は
次のCDをCD読み出し装置18にセットし、同様の手
順でそのCDに録音されている楽曲の音声情報をハード
ディスク8に記録させ、以降、これを繰り返すことで必
要なすべてのCDの録音を完了する。
次のCDをCD読み出し装置18にセットし、同様の手
順でそのCDに録音されている楽曲の音声情報をハード
ディスク8に記録させ、以降、これを繰り返すことで必
要なすべてのCDの録音を完了する。
【0019】録音した楽曲を再生する場合、利用者は操
作ボタン20によりまず通常モードかプログラムモード
かを指定する。ここで、利用者が通常モードを指定し、
そして操作ボタン20の操作により再生する楽曲の楽曲
番号を入力し、さらに操作ボタン20の操作により再生
開始を指示すると、マイクロコンピュータ16は復号回
路14およびMPEGオーディオ伸長回路12を起動す
ると共に、自身は再生制御手段として動作する。マイク
ロコンピュータ16はまずハードディスク8の所定領域
に記録されている楽曲番号および対応する楽曲の記録領
域を読み出す。そして、読み出した楽曲番号と記録領域
との対応関係にもとづいて、入力された番号の楽曲の音
声情報が記録されている記録領域を認識し、ハードディ
スク8のその記録領域から音声情報を読み出す。
作ボタン20によりまず通常モードかプログラムモード
かを指定する。ここで、利用者が通常モードを指定し、
そして操作ボタン20の操作により再生する楽曲の楽曲
番号を入力し、さらに操作ボタン20の操作により再生
開始を指示すると、マイクロコンピュータ16は復号回
路14およびMPEGオーディオ伸長回路12を起動す
ると共に、自身は再生制御手段として動作する。マイク
ロコンピュータ16はまずハードディスク8の所定領域
に記録されている楽曲番号および対応する楽曲の記録領
域を読み出す。そして、読み出した楽曲番号と記録領域
との対応関係にもとづいて、入力された番号の楽曲の音
声情報が記録されている記録領域を認識し、ハードディ
スク8のその記録領域から音声情報を読み出す。
【0020】復号回路14は、このようにしてハードデ
ィスク8から読み出された、暗号化された音声情報を受
け取り、上記製造シリアル番号にもとづいて復号しても
との音声情報として出力する。MPEGオーディオ伸長
回路12は、復号回路14が復号した音声情報に対し
て、MPEG方式にもとづいて情報伸長を行い、情報圧
縮される前の音声情報を復元し、デジタル信号として出
力する。出力装置22はこの音声情報のデジタル信号を
アナログ信号に変換した後、増幅してスピーカを駆動す
る。楽曲の再生が終了すると、利用者はさらに次に所望
の楽曲の番号を入力することで、その楽曲を再生するこ
とができる。
ィスク8から読み出された、暗号化された音声情報を受
け取り、上記製造シリアル番号にもとづいて復号しても
との音声情報として出力する。MPEGオーディオ伸長
回路12は、復号回路14が復号した音声情報に対し
て、MPEG方式にもとづいて情報伸長を行い、情報圧
縮される前の音声情報を復元し、デジタル信号として出
力する。出力装置22はこの音声情報のデジタル信号を
アナログ信号に変換した後、増幅してスピーカを駆動す
る。楽曲の再生が終了すると、利用者はさらに次に所望
の楽曲の番号を入力することで、その楽曲を再生するこ
とができる。
【0021】一方、プログラムモードで再生する場合に
は、利用者は操作ボタン20を操作してまずプログラム
モードを指定し、さらに操作ボタン20を操作して、再
生する楽曲および再生順序をマイクロコンピュータ16
に対して指定する。具体的には、利用者は操作ボタン2
0の操作により、再生する楽曲の楽曲番号を再生順に入
力する。マイクロコンピュータ16は、楽曲番号が入力
されると、各楽曲番号を入力された順に取り込み、ハー
ドディスク8の所定の記録領域に順番に記録する。
は、利用者は操作ボタン20を操作してまずプログラム
モードを指定し、さらに操作ボタン20を操作して、再
生する楽曲および再生順序をマイクロコンピュータ16
に対して指定する。具体的には、利用者は操作ボタン2
0の操作により、再生する楽曲の楽曲番号を再生順に入
力する。マイクロコンピュータ16は、楽曲番号が入力
されると、各楽曲番号を入力された順に取り込み、ハー
ドディスク8の所定の記録領域に順番に記録する。
【0022】楽曲番号の入力が終了すると、利用者は、
操作ボタン20の操作により楽曲の再生を指示し、その
結果、マイクロコンピュータ16は通常モードの場合と
同様に復号回路14およびMPEGオーディオ伸長回路
12を起動し、また自身は再生制御手段として動作し
て、ハードディスク8から各音声情報を読み出す。ただ
し、この場合には、マイクロコンピュータ16はハード
ディスク8の上記記録領域に記録した楽曲番号を、記録
順に読み出し、その順番で、ハードディスク8の所定領
域に記録されている楽曲番号と記録領域との対応関係を
参照しつつ、各楽曲の音声情報をハードディスク8から
読み出す。
操作ボタン20の操作により楽曲の再生を指示し、その
結果、マイクロコンピュータ16は通常モードの場合と
同様に復号回路14およびMPEGオーディオ伸長回路
12を起動し、また自身は再生制御手段として動作し
て、ハードディスク8から各音声情報を読み出す。ただ
し、この場合には、マイクロコンピュータ16はハード
ディスク8の上記記録領域に記録した楽曲番号を、記録
順に読み出し、その順番で、ハードディスク8の所定領
域に記録されている楽曲番号と記録領域との対応関係を
参照しつつ、各楽曲の音声情報をハードディスク8から
読み出す。
【0023】以下、通常モードの場合と同様に、復号回
路14は、ハードディスク8から読み出された、暗号化
された音声情報を復号し、MPEGオーディオ伸長回路
12はさらに情報伸長を行い、出力装置22は復元され
たもとの音声情報によりスピーカを駆動する。
路14は、ハードディスク8から読み出された、暗号化
された音声情報を復号し、MPEGオーディオ伸長回路
12はさらに情報伸長を行い、出力装置22は復元され
たもとの音声情報によりスピーカを駆動する。
【0024】また、マイクロコンピュータ16は、この
ような音声情報の再生において、ハードディスク8から
楽曲の音声情報を読み出した場合には、楽曲ごとにその
読み出し回数(すなわち再生回数)を計数し、計数値を
ハードディスク8の所定の記録領域に記録する。そし
て、利用者が操作ボタン20の操作により再生頻度の表
示をマイクロコンピュータ16に指示した場合には、マ
イクロコンピュータ16はハードディスク8に記録した
読み出し回数を、楽曲ごとに、楽曲番号と対応づけて液
晶表示装置24に一覧表示する。利用者はこの表示を見
ることで、どの楽曲をどのような頻度で再生されたかを
知ることができる。
ような音声情報の再生において、ハードディスク8から
楽曲の音声情報を読み出した場合には、楽曲ごとにその
読み出し回数(すなわち再生回数)を計数し、計数値を
ハードディスク8の所定の記録領域に記録する。そし
て、利用者が操作ボタン20の操作により再生頻度の表
示をマイクロコンピュータ16に指示した場合には、マ
イクロコンピュータ16はハードディスク8に記録した
読み出し回数を、楽曲ごとに、楽曲番号と対応づけて液
晶表示装置24に一覧表示する。利用者はこの表示を見
ることで、どの楽曲をどのような頻度で再生されたかを
知ることができる。
【0025】また、ハードディスク8に記録されている
楽曲の音声情報をハードディスク8から消去する場合に
は、操作ボタン20の操作により、消去すべき楽曲の楽
曲番号を入力し、その消去をマイクロコンピュータ16
に指示する。これにより、マイクロコンピュータ16
は、情報消去手段として動作して、入力された番号の楽
曲の音声情報がどの記録領域に記録されているかを、ハ
ードディスク8に記録されている楽曲番号と記録領域と
の対応関係の情報にもとづいて認識し、その記録領域に
記録されている音声情報を消去する。
楽曲の音声情報をハードディスク8から消去する場合に
は、操作ボタン20の操作により、消去すべき楽曲の楽
曲番号を入力し、その消去をマイクロコンピュータ16
に指示する。これにより、マイクロコンピュータ16
は、情報消去手段として動作して、入力された番号の楽
曲の音声情報がどの記録領域に記録されているかを、ハ
ードディスク8に記録されている楽曲番号と記録領域と
の対応関係の情報にもとづいて認識し、その記録領域に
記録されている音声情報を消去する。
【0026】そして、不要な音声情報を消去する場合、
上述した再生頻度の表示機能を有効に活用することがで
きる。すなわち、液晶表示装置24に表示された楽曲ご
との再生頻度を参照することで、どの楽曲の再生頻度が
低いかを容易に把握でき、そのような楽曲の音声情報を
消去すればよい。
上述した再生頻度の表示機能を有効に活用することがで
きる。すなわち、液晶表示装置24に表示された楽曲ご
との再生頻度を参照することで、どの楽曲の再生頻度が
低いかを容易に把握でき、そのような楽曲の音声情報を
消去すればよい。
【0027】ここで、ハードディスク8の記憶容量を例
えば4ギガバイト、1枚のCDの録音時間を74分と
し、MPEGオーディオ圧縮回路4における情報圧縮率
をミニディスク程度(すなわち音質をミニディスク程
度)とした場合、標準のデータ量は毎秒224キロビッ
トであるから、この音声記録再生装置2では約40時間
という長時間の録音を行えることになる。
えば4ギガバイト、1枚のCDの録音時間を74分と
し、MPEGオーディオ圧縮回路4における情報圧縮率
をミニディスク程度(すなわち音質をミニディスク程
度)とした場合、標準のデータ量は毎秒224キロビッ
トであるから、この音声記録再生装置2では約40時間
という長時間の録音を行えることになる。
【0028】このように、本実施例の音声記録再生装置
2では、記録媒体を入れ換えたりする必要がないので、
音声情報を手間をかけずに長時間にわたって再生でき、
そして、CDチェンジャーの場合のようにCD交換に伴
って再生が中断するといったこともない。また、音声情
報は装置の製造シリアル番号にもとづいて暗号化してハ
ードディスク8に記録されるので、ハードディスク8に
記録されている音声情報を他の装置に移し替えても、も
との音声情報として再生することは不可能である。した
がって、楽曲の複製が無制限に作成されることを防止で
きる。さらに、再生頻度を表示できるので、利用者は消
去すべき音声情報に関して客観的な情報が得られ、不要
な音声情報を的確に消去できる。そして、CDチェンジ
ャーのように記録媒体の交換機構は一切不要であるか
ら、装置の小型化を容易に図ることができる。
2では、記録媒体を入れ換えたりする必要がないので、
音声情報を手間をかけずに長時間にわたって再生でき、
そして、CDチェンジャーの場合のようにCD交換に伴
って再生が中断するといったこともない。また、音声情
報は装置の製造シリアル番号にもとづいて暗号化してハ
ードディスク8に記録されるので、ハードディスク8に
記録されている音声情報を他の装置に移し替えても、も
との音声情報として再生することは不可能である。した
がって、楽曲の複製が無制限に作成されることを防止で
きる。さらに、再生頻度を表示できるので、利用者は消
去すべき音声情報に関して客観的な情報が得られ、不要
な音声情報を的確に消去できる。そして、CDチェンジ
ャーのように記録媒体の交換機構は一切不要であるか
ら、装置の小型化を容易に図ることができる。
【0029】なお、CD読み出し装置18から音声情報
を入力して録音する際、CD読み出し装置18を例えば
12倍速で動作させれば、音声情報の入力は極めて短時
間に行え、具体的には、74分の音声情報が録音された
CDなら6分程度の時間ですべての音声情報の入力を完
了することができる。また、毎秒のデータ量を2倍、3
倍のレートにして音質を上げたり、逆に1/2、1/3
にして録音時間をさらに延長することも容易である。そ
して、このようなデータ量の設定は曲ごとに変えること
ができるので、よい音質で聞きたい楽曲は毎秒のデータ
量を多くし、逆に音質はそれほど重要でない楽曲の場合
はデータ量を少なくすることで、ハードディスク8の記
録容量を効率よく利用することが可能である。さらに、
音声情報と共に楽曲の題や歌詞などの付帯情報をも記録
することも可能であり、記録したそれらの付帯情報を必
要に応じて液晶表示装置24に表示することも容易であ
る。
を入力して録音する際、CD読み出し装置18を例えば
12倍速で動作させれば、音声情報の入力は極めて短時
間に行え、具体的には、74分の音声情報が録音された
CDなら6分程度の時間ですべての音声情報の入力を完
了することができる。また、毎秒のデータ量を2倍、3
倍のレートにして音質を上げたり、逆に1/2、1/3
にして録音時間をさらに延長することも容易である。そ
して、このようなデータ量の設定は曲ごとに変えること
ができるので、よい音質で聞きたい楽曲は毎秒のデータ
量を多くし、逆に音質はそれほど重要でない楽曲の場合
はデータ量を少なくすることで、ハードディスク8の記
録容量を効率よく利用することが可能である。さらに、
音声情報と共に楽曲の題や歌詞などの付帯情報をも記録
することも可能であり、記録したそれらの付帯情報を必
要に応じて液晶表示装置24に表示することも容易であ
る。
【0030】本実施例では、不要な音声情報の消去は、
利用者の指示により行うとしたが、マイクロコンピュー
タ16がハードディスク8の記録容量の残量を監視し、
残量が一定量以下となった場合に、ハードディスク8に
格納されている上記読み出し回数の情報を参照して再生
頻度の低い楽曲から順番に、自動的にその音声情報を消
去する構成とすることも有効であり、そのような構成は
既知の技術により容易に実現できる。また、本実施例で
はCD読み出し装置18から音声情報を入力したが、音
声情報の入力源としては無論CD読み出し装置に限るも
のではない。そして、音声情報の情報圧縮はMPEGに
限らず、種々の情報圧縮技術により行うことができる。
さらに、大容量の情報記録媒体として本実施例ではハー
ドディスク8を用いた、ハードディスク以外にも、光磁
気ディスクなどを用いることも無論可能である。また、
MPEGオーディオ圧縮回路4および暗号化回路6を分
離し、別のケースに収めて例えば録音用のアダプタと
し、音声情報の再生に必要な残りの機能だけで再生専用
の装置を構成して、装置の一層の小型化を図ることも有
効である。
利用者の指示により行うとしたが、マイクロコンピュー
タ16がハードディスク8の記録容量の残量を監視し、
残量が一定量以下となった場合に、ハードディスク8に
格納されている上記読み出し回数の情報を参照して再生
頻度の低い楽曲から順番に、自動的にその音声情報を消
去する構成とすることも有効であり、そのような構成は
既知の技術により容易に実現できる。また、本実施例で
はCD読み出し装置18から音声情報を入力したが、音
声情報の入力源としては無論CD読み出し装置に限るも
のではない。そして、音声情報の情報圧縮はMPEGに
限らず、種々の情報圧縮技術により行うことができる。
さらに、大容量の情報記録媒体として本実施例ではハー
ドディスク8を用いた、ハードディスク以外にも、光磁
気ディスクなどを用いることも無論可能である。また、
MPEGオーディオ圧縮回路4および暗号化回路6を分
離し、別のケースに収めて例えば録音用のアダプタと
し、音声情報の再生に必要な残りの機能だけで再生専用
の装置を構成して、装置の一層の小型化を図ることも有
効である。
【0031】なお、このように記録に係わる機能を分離
して小型化を図る場合、CD読み出し装置18、MPE
Gオーディオ圧縮回路4、ならびに暗号化回路6を、一
般的なパーソナルコンピュータ、そのパーソナルコンピ
ュータに内蔵されたCD−ROM読み出し装置、ならび
にパーソナルコンピュータに組み込まれた情報圧縮ソフ
トウェアおよび暗号化ソフトウェアによって置き換える
ことも有効である。この場合には、CD読み出し装置1
8を別に用意する必要がなく、また情報圧縮および暗号
化のためのハードウェアも不要となる。
して小型化を図る場合、CD読み出し装置18、MPE
Gオーディオ圧縮回路4、ならびに暗号化回路6を、一
般的なパーソナルコンピュータ、そのパーソナルコンピ
ュータに内蔵されたCD−ROM読み出し装置、ならび
にパーソナルコンピュータに組み込まれた情報圧縮ソフ
トウェアおよび暗号化ソフトウェアによって置き換える
ことも有効である。この場合には、CD読み出し装置1
8を別に用意する必要がなく、また情報圧縮および暗号
化のためのハードウェアも不要となる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明の音声記録再
生装置では、音声情報を記録する際は、情報圧縮手段が
まずデジタル信号として入力される音声情報を情報圧縮
し、暗号化手段は、情報圧縮手段により情報圧縮された
音声情報を、音声記録再生装置固有の暗号化情報にもと
づいて暗号化する。そして、記録制御手段は、暗号化手
段により暗号化された音声情報を、音声情報ごとに情報
記録媒体の異なる記録領域に記録する。一方、音声情報
を再生する際は、再生制御手段が、情報記録媒体に記録
された音声情報を情報記録媒体より再生し、復号手段
は、再生制御手段が再生した音声情報に対して、音声記
録再生装置固有の暗号化情報を用いて復号を行う。そし
て、情報伸長手段は、復号手段により復号された音声情
報を情報伸長してもとの音声情報を復元する。
生装置では、音声情報を記録する際は、情報圧縮手段が
まずデジタル信号として入力される音声情報を情報圧縮
し、暗号化手段は、情報圧縮手段により情報圧縮された
音声情報を、音声記録再生装置固有の暗号化情報にもと
づいて暗号化する。そして、記録制御手段は、暗号化手
段により暗号化された音声情報を、音声情報ごとに情報
記録媒体の異なる記録領域に記録する。一方、音声情報
を再生する際は、再生制御手段が、情報記録媒体に記録
された音声情報を情報記録媒体より再生し、復号手段
は、再生制御手段が再生した音声情報に対して、音声記
録再生装置固有の暗号化情報を用いて復号を行う。そし
て、情報伸長手段は、復号手段により復号された音声情
報を情報伸長してもとの音声情報を復元する。
【0033】したがって、本発明の音声記録再生装置で
は、例えば予め多数のCDから楽曲などの音声情報を上
記大容量の情報記録媒体に記録しておくことができ、途
中で記録媒体を入れ換えたりすることなく、音声情報を
長時間にわたって再生することができる。そして、CD
チェンジャーの場合のようにCD交換に伴って再生が中
断するといったこともない。また、音声情報は装置固有
の暗号化情報(例えば装置の製造シリアル番号)にもと
づいて暗号化して情報記録媒体に記録されるので、情報
記録媒体に記録されている音声情報を他の装置に移し替
えても、もとの音声情報として再生することは不可能で
ある。したがって、音声情報の複製が無制限に作成され
ることを防止できる。さらに、本発明の音声記録再生装
置では、再生回数記録手段は、再生制御手段が音声情報
を再生したとき、音声情報ごとに再生された回数を記録
し、再生頻度表示手段は、再生回数記録手段が記録して
いる再生回数を音声情報ごとに表示する。したがって、
利用者は、情報消去手段の機能により音声情報を消去す
るとき、消去すべき音声情報に関して客観的な情報が得
られ、再生頻度の低い音声情報を選択することで不要な
音声情報を的確に消去することができる。また、本発明
の音声記録再生装置では、CDチェンジャーのように記
録媒体の交換機構は一切不要であるから、装置の小型化
を容易に図ることができる。
は、例えば予め多数のCDから楽曲などの音声情報を上
記大容量の情報記録媒体に記録しておくことができ、途
中で記録媒体を入れ換えたりすることなく、音声情報を
長時間にわたって再生することができる。そして、CD
チェンジャーの場合のようにCD交換に伴って再生が中
断するといったこともない。また、音声情報は装置固有
の暗号化情報(例えば装置の製造シリアル番号)にもと
づいて暗号化して情報記録媒体に記録されるので、情報
記録媒体に記録されている音声情報を他の装置に移し替
えても、もとの音声情報として再生することは不可能で
ある。したがって、音声情報の複製が無制限に作成され
ることを防止できる。さらに、本発明の音声記録再生装
置では、再生回数記録手段は、再生制御手段が音声情報
を再生したとき、音声情報ごとに再生された回数を記録
し、再生頻度表示手段は、再生回数記録手段が記録して
いる再生回数を音声情報ごとに表示する。したがって、
利用者は、情報消去手段の機能により音声情報を消去す
るとき、消去すべき音声情報に関して客観的な情報が得
られ、再生頻度の低い音声情報を選択することで不要な
音声情報を的確に消去することができる。また、本発明
の音声記録再生装置では、CDチェンジャーのように記
録媒体の交換機構は一切不要であるから、装置の小型化
を容易に図ることができる。
【図1】本発明による音声記録再生装置の一例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
2……音声記録再生装置、4……MPEGオーディオ圧
縮回路、6……暗号化回路、8……ハードディスク、1
0……ハードディスク装置、12……MPEGオーディ
オ伸長回路、14……復号回路、16……マイクロコン
ピュータ、18……CD読み出し装置、20……操作ボ
タン、22……出力装置、24……液晶表示装置。
縮回路、6……暗号化回路、8……ハードディスク、1
0……ハードディスク装置、12……MPEGオーディ
オ伸長回路、14……復号回路、16……マイクロコン
ピュータ、18……CD読み出し装置、20……操作ボ
タン、22……出力装置、24……液晶表示装置。
Claims (7)
- 【請求項1】 複数の音声情報を前記音声情報ごとに記
録再生する装置であって、 デジタル信号として入力される前記音声情報を情報圧縮
する情報圧縮手段と、 前記情報圧縮手段により情報圧縮された前記音声情報
を、音声記録再生装置固有の暗号化情報にもとづいて暗
号化する暗号化手段と、 大容量の情報記録媒体と、 前記暗号化手段により暗号化された前記音声情報を、前
記音声情報ごとに前記情報記録媒体の異なる記録領域に
記録する記録制御手段と、 前記情報記録媒体に記録された前記音声情報を前記情報
記録媒体より再生する再生制御手段と、 前記再生制御手段が再生した前記音声情報に対して、前
記音声記録再生装置固有の暗号化情報を用いて復号を行
う復号手段と、 前記復号手段により復号された前記音声情報を情報伸長
する情報伸長手段と、 前記再生制御手段が前記音声情報を再生したとき、前記
音声情報ごとに再生された回数を記録する再生回数記録
手段と、 前記再生回数記録手段が記録した再生回数を前記音声情
報ごとに表示する再生頻度表示手段と、 前記情報記録媒体に記録されている特定の前記音声情報
を消去する情報消去手段と、 を備えたことを特徴とする音声記録再生装置。 - 【請求項2】 前記情報圧縮手段は、MPEG方式によ
り前記音声情報の情報圧縮を行い、情報伸長手段はMP
EG方式により前記音声情報の情報伸長を行うことを特
徴とする請求項1記載の音声記録再生装置。 - 【請求項3】 前記音声記録再生装置固有の暗号化情報
は装置の製造シリアル番号であることを特徴とする請求
項1記載の音声記録再生装置。 - 【請求項4】 前記情報記録媒体はハードディスクであ
ることを特徴とする請求項1記載の音声記録再生装置。 - 【請求項5】 前記再生回数記録手段は、前記再生回数
を前記情報記録媒体の所定の記録領域に書き込んで記録
することを特徴とする請求項1記載の音声記録再生装
置。 - 【請求項6】 前記再生頻度表示手段は液晶表示装置を
含み、前記再生回数記録手段が記録した前記再生回数を
前記液晶表示装置に表示することを特徴とする請求項1
記載の音声記録再生装置。 - 【請求項7】 前記音声情報は楽曲の音声情報であるこ
とを特徴とする請求項1記載の音声記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20775397A JPH1153819A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 音声記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20775397A JPH1153819A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 音声記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1153819A true JPH1153819A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16544981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20775397A Pending JPH1153819A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 音声記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1153819A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1239480A2 (en) * | 2001-03-07 | 2002-09-11 | Pioneer Corporation | Information reproduction apparatus and method for erasing program data |
-
1997
- 1997-08-01 JP JP20775397A patent/JPH1153819A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1239480A2 (en) * | 2001-03-07 | 2002-09-11 | Pioneer Corporation | Information reproduction apparatus and method for erasing program data |
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