JPH1152686A - 荷電装置 - Google Patents
荷電装置Info
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- JPH1152686A JPH1152686A JP21361697A JP21361697A JPH1152686A JP H1152686 A JPH1152686 A JP H1152686A JP 21361697 A JP21361697 A JP 21361697A JP 21361697 A JP21361697 A JP 21361697A JP H1152686 A JPH1152686 A JP H1152686A
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- Japan
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- charged sheet
- airflow
- charging device
- charging
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 荷電シート部材を像担持体に確実に密着さ
せ、かつ、そのシート部材の先端に付着する異物を確実
に除去すること。 【解決手段】 荷電装置7は導電性荷電シート部材7
1、対向電極72、第1〜第3の電源73,74,75
及びスイッチSWを備える。荷電シート部材71は感光
体1に接触してその感光体1の表面を荷電する。対向電
極72は、荷電シート部材71に対向する。第1の電源
73は荷電シート部材71にバイアス電圧を印加する。
第2及び第3の電源74,75はスイッチSWを介して
対向電極72にバイアス電圧を印加する。スイッチSW
を切り換えることにより、対向電極72を中心に形成さ
れる電界の極性が切り換えられる。これにより、荷電シ
ート部材71の先端部が感光体1に対して選択的に圧接
又は離間する。
せ、かつ、そのシート部材の先端に付着する異物を確実
に除去すること。 【解決手段】 荷電装置7は導電性荷電シート部材7
1、対向電極72、第1〜第3の電源73,74,75
及びスイッチSWを備える。荷電シート部材71は感光
体1に接触してその感光体1の表面を荷電する。対向電
極72は、荷電シート部材71に対向する。第1の電源
73は荷電シート部材71にバイアス電圧を印加する。
第2及び第3の電源74,75はスイッチSWを介して
対向電極72にバイアス電圧を印加する。スイッチSW
を切り換えることにより、対向電極72を中心に形成さ
れる電界の極性が切り換えられる。これにより、荷電シ
ート部材71の先端部が感光体1に対して選択的に圧接
又は離間する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラー/モノク
ロの複写機、プリンタ、ファクシミリ若しくはマイクロ
写真機器、又はこれら機器の複合機等の画像形成装置に
適用される荷電装置に関する。更に詳しくは、画像形成
装置に設けられる像担持体に接触して荷電するための導
電性荷電シート部材を備えた荷電装置に関する。
ロの複写機、プリンタ、ファクシミリ若しくはマイクロ
写真機器、又はこれら機器の複合機等の画像形成装置に
適用される荷電装置に関する。更に詳しくは、画像形成
装置に設けられる像担持体に接触して荷電するための導
電性荷電シート部材を備えた荷電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像形成装置に適用され、像
担持体に接触してその担持体を荷電するための、即ち像
担持体を帯電させるための接触荷電部材を有する荷電装
置がある。この種の荷電装置の分野に関連し、例えば、
特開平6−266202号公報に開示された装置は、接
触荷電部材に電圧が印加される際に生じる静電吸着力に
基づき、像担持体に対する圧接力をその荷電部材に付与
するようにしている。特公昭63−43750号公報に
開示された装置は、非荷電時に荷電時とは逆極性の電圧
を接触荷電部材に印加することにより、その荷電部材を
清掃するようにしている。特開平4−184359号公
報に開示された装置は、接触荷電部材の像担持体に対す
る圧接力を解除できるようにしている。USP 508
1496号公報に開示された装置は、同装置の周辺に発
生する放電生成物の堆積を防止するために、感光体(像
担持体)の接触部位の長手方向に沿って風の流れを生じ
させるようにしている。
担持体に接触してその担持体を荷電するための、即ち像
担持体を帯電させるための接触荷電部材を有する荷電装
置がある。この種の荷電装置の分野に関連し、例えば、
特開平6−266202号公報に開示された装置は、接
触荷電部材に電圧が印加される際に生じる静電吸着力に
基づき、像担持体に対する圧接力をその荷電部材に付与
するようにしている。特公昭63−43750号公報に
開示された装置は、非荷電時に荷電時とは逆極性の電圧
を接触荷電部材に印加することにより、その荷電部材を
清掃するようにしている。特開平4−184359号公
報に開示された装置は、接触荷電部材の像担持体に対す
る圧接力を解除できるようにしている。USP 508
1496号公報に開示された装置は、同装置の周辺に発
生する放電生成物の堆積を防止するために、感光体(像
担持体)の接触部位の長手方向に沿って風の流れを生じ
させるようにしている。
【0003】ちなみに、クリーニング(清掃)装置の分
野に関連して、実公平4−6043号公報に開示された
装置は、接触物の背面に設けられた押圧部材を有する。
特開昭61−62092号公報に開示された装置は、接
触物の先端に付着した異物を清掃するためのエッジ清掃
部材を有する。
野に関連して、実公平4−6043号公報に開示された
装置は、接触物の背面に設けられた押圧部材を有する。
特開昭61−62092号公報に開示された装置は、接
触物の先端に付着した異物を清掃するためのエッジ清掃
部材を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した従
来の荷電装置では、接触荷電部材がシート状の部材(荷
電シート部材)である場合に、そのシート部材と像担持
体(感光体)との圧接力、即ち密着力は、シート部材に
電圧を印加する際に生じる静電吸着力のみで与えられる
ものがほとんどであった。しかしながら、静電吸着力の
みでは十分かつ確実な圧接力を荷電シート部材に与える
ことができない。このため、荷電シート部材が像担持体
から浮いてしまうことがあり、このシート部材により十
分な荷電性能を保つことができなかった。
来の荷電装置では、接触荷電部材がシート状の部材(荷
電シート部材)である場合に、そのシート部材と像担持
体(感光体)との圧接力、即ち密着力は、シート部材に
電圧を印加する際に生じる静電吸着力のみで与えられる
ものがほとんどであった。しかしながら、静電吸着力の
みでは十分かつ確実な圧接力を荷電シート部材に与える
ことができない。このため、荷電シート部材が像担持体
から浮いてしまうことがあり、このシート部材により十
分な荷電性能を保つことができなかった。
【0005】一方、荷電シート部材の先端には、長期間
の使用により異物が付着・堆積することがある。この異
物を除去するためには、荷電シート部材の像担持体に対
する圧接を解除することが有効であるが、そのために
は、特別な解除機構を設けたり、シート部材の先端に清
掃部材を設けたりすることなどが必要になった。このよ
うな圧接解除機構や清掃部材を荷電装置に設けない場
合、上記のような異物を十分に除去することはできなか
った。
の使用により異物が付着・堆積することがある。この異
物を除去するためには、荷電シート部材の像担持体に対
する圧接を解除することが有効であるが、そのために
は、特別な解除機構を設けたり、シート部材の先端に清
掃部材を設けたりすることなどが必要になった。このよ
うな圧接解除機構や清掃部材を荷電装置に設けない場
合、上記のような異物を十分に除去することはできなか
った。
【0006】この発明は、前記した従来の荷電装置が有
する問題点を解決するためになされたものである。即
ち、その目的とするところは、荷電シート部材を像担持
体に確実に密着させ、かつ、そのシート部材の先端に付
着する異物を確実に除去することを可能にした荷電装置
を提供することにある。
する問題点を解決するためになされたものである。即
ち、その目的とするところは、荷電シート部材を像担持
体に確実に密着させ、かつ、そのシート部材の先端に付
着する異物を確実に除去することを可能にした荷電装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、像担持体と、像担持体
に接触してその像担持体を荷電するための導電性荷電シ
ート部材と、その荷電シート部材に電圧を印加するため
の電圧印加手段とを備えた荷電装置において、荷電シー
ト部材を像担持体に対して選択的に圧接又は離間させる
ために電界を形成するための電界形成手段を設けたこと
を趣旨とする。
めに、請求項1に記載の発明は、像担持体と、像担持体
に接触してその像担持体を荷電するための導電性荷電シ
ート部材と、その荷電シート部材に電圧を印加するため
の電圧印加手段とを備えた荷電装置において、荷電シー
ト部材を像担持体に対して選択的に圧接又は離間させる
ために電界を形成するための電界形成手段を設けたこと
を趣旨とする。
【0008】上記の構成によれば、像担持体に接触する
導電性シート部材に対して電圧印加手段により電圧が印
加されることにより、像担持体に対する荷電が行われ
る。ここで、電界形成手段により形成される電界の作用
によって荷電シート部材が像担持体に圧接することによ
り、両者の間の圧接力が高まる。一方、電界形成手段に
より形成される電界(例えば、上記とは逆の極性を有す
る電界)の作用によって荷電シート部材が像担持体から
離間することにより、両者の間の圧接が解除され、荷電
シート部材からの異物の脱落が促される。このように、
荷電シート部材を像担持体に圧接させると同一の構成を
利用することにより、同シート部材を像担持体から離間
させることが可能となり、そのための特別な構成は不要
となる。
導電性シート部材に対して電圧印加手段により電圧が印
加されることにより、像担持体に対する荷電が行われ
る。ここで、電界形成手段により形成される電界の作用
によって荷電シート部材が像担持体に圧接することによ
り、両者の間の圧接力が高まる。一方、電界形成手段に
より形成される電界(例えば、上記とは逆の極性を有す
る電界)の作用によって荷電シート部材が像担持体から
離間することにより、両者の間の圧接が解除され、荷電
シート部材からの異物の脱落が促される。このように、
荷電シート部材を像担持体に圧接させると同一の構成を
利用することにより、同シート部材を像担持体から離間
させることが可能となり、そのための特別な構成は不要
となる。
【0009】ここで、上記の「選択的に圧接又は離間さ
せるために電界を形成する」とは、例えば、圧接させる
ために正の極性を有する電界を形成することと、離間さ
せるために負の極性を有する電界を形成することとがあ
って、それらの一方を選択することである。
せるために電界を形成する」とは、例えば、圧接させる
ために正の極性を有する電界を形成することと、離間さ
せるために負の極性を有する電界を形成することとがあ
って、それらの一方を選択することである。
【0010】上記の目的を達成するために、請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載された発明の構成におい
て、電界形成手段は、荷電シート部材の近傍に設けられ
た電極と、その電極に接続される電源とを備えたことを
趣旨とする。
記載の発明は、請求項1に記載された発明の構成におい
て、電界形成手段は、荷電シート部材の近傍に設けられ
た電極と、その電極に接続される電源とを備えたことを
趣旨とする。
【0011】上記の構成によれば、荷電シート部材の近
傍に設けられた電極に電源から電力を供給することによ
り、その電極を中心に電界が形成される。この電界の形
成により、上記請求項1の発明と同様の作用が得られ
る。
傍に設けられた電極に電源から電力を供給することによ
り、その電極を中心に電界が形成される。この電界の形
成により、上記請求項1の発明と同様の作用が得られ
る。
【0012】ここで、上記の「近傍」とは、荷電シート
部材と電極との近さを意味し、荷電シート部材と電極と
が互いに非接触の関係を保ち、かつ、電極で形成される
電界が荷電シート部材に有効に作用できる程度に両者が
離れていることを意味する。
部材と電極との近さを意味し、荷電シート部材と電極と
が互いに非接触の関係を保ち、かつ、電極で形成される
電界が荷電シート部材に有効に作用できる程度に両者が
離れていることを意味する。
【0013】上記の目的を達成するために、請求項3に
記載の発明は、請求項2に記載された発明において、電
界形成手段は、電界の極性を切り換えるための切換手段
を備えたことを趣旨とする。
記載の発明は、請求項2に記載された発明において、電
界形成手段は、電界の極性を切り換えるための切換手段
を備えたことを趣旨とする。
【0014】上記の構成によれば、電極を中心に形成さ
れる電界の極性が正の極性と負の極性との間で切換手段
により切り換えることにより、荷電シート部材が像担持
体に対して圧接することと、荷電シート部材が像担持体
から離間することとが切り換えられる。
れる電界の極性が正の極性と負の極性との間で切換手段
により切り換えることにより、荷電シート部材が像担持
体に対して圧接することと、荷電シート部材が像担持体
から離間することとが切り換えられる。
【0015】上記の目的を達成するために、請求項4に
記載の発明は、像担持体と、像担持体に接触してその像
担持体を荷電するための導電性荷電シート部材と、その
荷電シート部材に電圧を印加するための電圧印加手段と
を備えた荷電装置において、荷電シート部材を像担持体
に対して選択的に圧接又は離間させるために気流を形成
するための気流形成手段を設けたことを趣旨とする。
記載の発明は、像担持体と、像担持体に接触してその像
担持体を荷電するための導電性荷電シート部材と、その
荷電シート部材に電圧を印加するための電圧印加手段と
を備えた荷電装置において、荷電シート部材を像担持体
に対して選択的に圧接又は離間させるために気流を形成
するための気流形成手段を設けたことを趣旨とする。
【0016】上記の構成によれば、像担持体に接触する
導電性シート部材に対して電圧印加手段により電圧が印
加されることにより、像担持体に対する荷電が行われ
る。ここで、気流形成手段により形成される気流の作用
によって荷電シート部材が像担持体に圧接することによ
り、両者の間の圧接力が高まる。一方、気流形成手段に
より形成される気流(例えば、上記とは逆向きの気流)
の作用によって荷電シート部材が像担持体から離間する
ことにより、両者の間の圧接が解除され、荷電シート部
材からの異物の脱落が促される。このように、荷電シー
ト部材を像担持体に圧接させると同一の構成を利用する
ことにより、同シート部材を像担持体から離間させるこ
とが可能となり、そのための特別な構成は不要となる。
導電性シート部材に対して電圧印加手段により電圧が印
加されることにより、像担持体に対する荷電が行われ
る。ここで、気流形成手段により形成される気流の作用
によって荷電シート部材が像担持体に圧接することによ
り、両者の間の圧接力が高まる。一方、気流形成手段に
より形成される気流(例えば、上記とは逆向きの気流)
の作用によって荷電シート部材が像担持体から離間する
ことにより、両者の間の圧接が解除され、荷電シート部
材からの異物の脱落が促される。このように、荷電シー
ト部材を像担持体に圧接させると同一の構成を利用する
ことにより、同シート部材を像担持体から離間させるこ
とが可能となり、そのための特別な構成は不要となる。
【0017】ここで、上記の「選択的に圧接又は離間さ
せるために気流を形成する」とは、例えば、圧接させる
ために押圧する向きの気流を形成することと、離間させ
るために吸引する向きの気流を形成することとがあっ
て、それらの一方を選択することである。
せるために気流を形成する」とは、例えば、圧接させる
ために押圧する向きの気流を形成することと、離間させ
るために吸引する向きの気流を形成することとがあっ
て、それらの一方を選択することである。
【0018】上記の目的を達成するために、請求項5に
記載の発明は、請求項4に記載された発明の構成におい
て、気流形成手段は、荷電シート部材を像担持体に押し
付ける向きにその荷電シート部材に気流を付与するもの
であることを趣旨とする。
記載の発明は、請求項4に記載された発明の構成におい
て、気流形成手段は、荷電シート部材を像担持体に押し
付ける向きにその荷電シート部材に気流を付与するもの
であることを趣旨とする。
【0019】上記の構成によれば、荷電シート部材を像
担持体に押しつける向きにそのシート部材に対して気流
形成手段により気流を付与することにより、荷電シート
部材が像担持体に圧接して両者の圧接力が高まる。
担持体に押しつける向きにそのシート部材に対して気流
形成手段により気流を付与することにより、荷電シート
部材が像担持体に圧接して両者の圧接力が高まる。
【0020】上記の目的を達成するために、請求項6に
記載の発明は、請求項5に記載された発明の構成におい
て、気流形成手段は、荷電シート部材の非帯電面側より
エアーを選択的に噴出又は吸引するものであることを趣
旨とする。
記載の発明は、請求項5に記載された発明の構成におい
て、気流形成手段は、荷電シート部材の非帯電面側より
エアーを選択的に噴出又は吸引するものであることを趣
旨とする。
【0021】上記の構成によれば、荷電シート部材の非
帯電面側、即ち像担持体との対向面と反対側の面におい
て、気流形成手段がエアーを噴出することにより、荷電
シート部材が像担持体に押しつけられて圧接し、両者の
間の圧接力が高まる。これとは逆に、荷電シート部材の
非帯電面側において、気流形成手段がエアーを吸引する
ことにより、荷電シート部材が像担持体から引き離され
て離間し、両者の間の圧接が解除される。
帯電面側、即ち像担持体との対向面と反対側の面におい
て、気流形成手段がエアーを噴出することにより、荷電
シート部材が像担持体に押しつけられて圧接し、両者の
間の圧接力が高まる。これとは逆に、荷電シート部材の
非帯電面側において、気流形成手段がエアーを吸引する
ことにより、荷電シート部材が像担持体から引き離され
て離間し、両者の間の圧接が解除される。
【0022】ここで、上記の「エアーを選択的に噴出又
は吸引する」とは、エアーを噴出することと、エアーを
吸引することとがあって、それらの一方を選択すること
である。
は吸引する」とは、エアーを噴出することと、エアーを
吸引することとがあって、それらの一方を選択すること
である。
【0023】上記の目的を達成するために、請求項7に
記載の発明は、請求項5に記載された発明の構成におい
て、気流形成手段は、荷電シート部材の帯電面側よりエ
アーを選択的に噴出又は吸引するものであることを趣旨
とする。
記載の発明は、請求項5に記載された発明の構成におい
て、気流形成手段は、荷電シート部材の帯電面側よりエ
アーを選択的に噴出又は吸引するものであることを趣旨
とする。
【0024】上記の構成によれば、荷電シート部材の帯
電面側、即ち像担持体との対向面において、気流形成手
段がエアーを噴出することにより、そのシート部材が像
担持体から引き離されて離間し、両者の間の圧接が解除
される。これとは逆に、荷電シート部材の帯電面側にお
いて、気流形成手段がエアーを吸引することにより、荷
電シート部材が像担持体に押しつけられて圧接し、両者
の間の圧接力が高まる。
電面側、即ち像担持体との対向面において、気流形成手
段がエアーを噴出することにより、そのシート部材が像
担持体から引き離されて離間し、両者の間の圧接が解除
される。これとは逆に、荷電シート部材の帯電面側にお
いて、気流形成手段がエアーを吸引することにより、荷
電シート部材が像担持体に押しつけられて圧接し、両者
の間の圧接力が高まる。
【0025】ここで、上記の「エアーを選択的に噴出又
は吸引する」とは、エアーを噴出することと、エアーを
吸引することとがあって、それらの一方を選択すること
である。
は吸引する」とは、エアーを噴出することと、エアーを
吸引することとがあって、それらの一方を選択すること
である。
【0026】上記の目的を達成するために、請求項8に
記載の発明は、請求項4に記載された発明の構成におい
て、気流形成手段は、像担持体の移動向きに対する荷電
シート部材の上流側近傍及び下流側近傍にそれぞれ設け
られて荷電シート部材との間に隙間を形成する気流ガイ
ドを備え、上流側近傍の気流ガイド又は下流側近傍の気
流ガイドを選択的に使用してエアーを噴出又は吸引させ
ることにより、荷電シート部材と像担持体とを選択的に
圧接又は離間させるものであることを趣旨とする。
記載の発明は、請求項4に記載された発明の構成におい
て、気流形成手段は、像担持体の移動向きに対する荷電
シート部材の上流側近傍及び下流側近傍にそれぞれ設け
られて荷電シート部材との間に隙間を形成する気流ガイ
ドを備え、上流側近傍の気流ガイド又は下流側近傍の気
流ガイドを選択的に使用してエアーを噴出又は吸引させ
ることにより、荷電シート部材と像担持体とを選択的に
圧接又は離間させるものであることを趣旨とする。
【0027】上記の構成によれば、上流側近傍の気流ガ
イドを使用してエアーを噴出させることにより、荷電シ
ート部材がエアーにより押圧されて荷電シート部材と像
担持体とが互いに離間する。これにより、両者の間の圧
接が解除され、荷電シート部材からの異物の脱落が促さ
れる。このとき脱落する異物は、噴出されるエアーによ
り、像担持体の移動向きに沿って一掃される。一方、下
流側近傍の気流ガイドを使用してエアーを噴出させるこ
とにより、荷電シート部材がエアーにより押圧されて荷
電シート部材と像担持体とが互いに圧接する。これによ
り、両者の圧接力が高まる。上記とは逆に、上流側近傍
の気流ガイドを使用してエアーを吸引させることによ
り、荷電シート部材がエアーにより引き付けられた荷電
シート部材と像担持体とが互いに圧接する。これによ
り、両者の圧接力が高まる。一方、下流側近傍の気流ガ
イドを使用してエアーを吸引させることにより、荷電シ
ート部材がエアーにより引き付けられて像担持体から離
間する。これにより、両者の間の圧接が解除され、荷電
シート部材からの異物の脱落が促される。
イドを使用してエアーを噴出させることにより、荷電シ
ート部材がエアーにより押圧されて荷電シート部材と像
担持体とが互いに離間する。これにより、両者の間の圧
接が解除され、荷電シート部材からの異物の脱落が促さ
れる。このとき脱落する異物は、噴出されるエアーによ
り、像担持体の移動向きに沿って一掃される。一方、下
流側近傍の気流ガイドを使用してエアーを噴出させるこ
とにより、荷電シート部材がエアーにより押圧されて荷
電シート部材と像担持体とが互いに圧接する。これによ
り、両者の圧接力が高まる。上記とは逆に、上流側近傍
の気流ガイドを使用してエアーを吸引させることによ
り、荷電シート部材がエアーにより引き付けられた荷電
シート部材と像担持体とが互いに圧接する。これによ
り、両者の圧接力が高まる。一方、下流側近傍の気流ガ
イドを使用してエアーを吸引させることにより、荷電シ
ート部材がエアーにより引き付けられて像担持体から離
間する。これにより、両者の間の圧接が解除され、荷電
シート部材からの異物の脱落が促される。
【0028】ここで、上記の「近傍」とは、荷電シート
部材と気流ガイドとが互いに接触することなく近付いて
いることを意味する。
部材と気流ガイドとが互いに接触することなく近付いて
いることを意味する。
【0029】上記の目的を達成するために、請求項9に
記載の発明は、請求項4に記載された発明の構成におい
て、気流形成手段は、像担持体の移動向きに対する荷電
シート部材の上流側近傍及び下流側近傍にそれぞれ設け
られた気流ガイドを備え、上流側近傍の気流ガイド又は
下流側近傍の気流ガイドを選択的に使用してエアーを噴
出又は吸引させることにより、荷電シート部材と像担持
体とを選択的に圧接又は離間させるものであることを特
徴とする。
記載の発明は、請求項4に記載された発明の構成におい
て、気流形成手段は、像担持体の移動向きに対する荷電
シート部材の上流側近傍及び下流側近傍にそれぞれ設け
られた気流ガイドを備え、上流側近傍の気流ガイド又は
下流側近傍の気流ガイドを選択的に使用してエアーを噴
出又は吸引させることにより、荷電シート部材と像担持
体とを選択的に圧接又は離間させるものであることを特
徴とする。
【0030】上記の構成によれば、請求項8とほぼ同様
の作用が得られる。ここで、上記の「近傍」とは、荷電
シート部材と気流ガイドとが互いに接触することなく近
付いていることを意味する。
の作用が得られる。ここで、上記の「近傍」とは、荷電
シート部材と気流ガイドとが互いに接触することなく近
付いていることを意味する。
【0031】
[第1の実施の形態]以下、請求項1〜3の発明の荷電
装置を画像形成装置に具体化した第1の実施の形態を図
1〜図3を参照して説明する。
装置を画像形成装置に具体化した第1の実施の形態を図
1〜図3を参照して説明する。
【0032】図1は荷電装置7を含む画像形成装置の構
成を示す概念図である。画像形成装置はこの発明に係る
像担持体としての感光体1、帯電器2、露光部3、現像
器4、転写器5、クリーナ6、この発明に係る荷電装置
7及び光除電器8を備える。
成を示す概念図である。画像形成装置はこの発明に係る
像担持体としての感光体1、帯電器2、露光部3、現像
器4、転写器5、クリーナ6、この発明に係る荷電装置
7及び光除電器8を備える。
【0033】この画像形成装置は反転現像を行うもので
ある。感光体1はその表面に感光層を有し、図中時計回
り(矢印Yの方向)に回転するものである。感光体1の
回転に伴い、最初に帯電器2は、感光体1の感光層を所
定の負極性電位をもって一様に帯電させる。次に、露光
部3は、帯電を受けた感光層に静電潜像の書き込みを行
う。続いて、現像器4は、感光層に書き込まれた静電潜
像を現像する。即ち、静電潜像にトナーを付与する。感
光体1は、感光層上のトナー像を転写器5まで担持す
る。転写器5は、感光体1に担持されたトナー像を印刷
用紙等の転写材(図示しない)に転写する。そのため
に、転写器5は、帯電器2で与えられるものとは逆極性
の電荷を感光体1の表面に与える。その後、クリーナ6
は、転写後に感光体1上に残ったトナーを除去する。荷
電装置7及び光除電器8は、感光層に形成された静電潜
像や転写器5による帯電電荷を除電すると共に、クリー
ナ6で残留トナーの除去を受けた感光体1の表面に電荷
を付与し、その表面の電位を調整する。そのために、荷
電装置7は、感光体1の表面に与えられた逆極性の電荷
を中和し、或いは感光体1の表面の電位を同極性側まで
引き上げる。
ある。感光体1はその表面に感光層を有し、図中時計回
り(矢印Yの方向)に回転するものである。感光体1の
回転に伴い、最初に帯電器2は、感光体1の感光層を所
定の負極性電位をもって一様に帯電させる。次に、露光
部3は、帯電を受けた感光層に静電潜像の書き込みを行
う。続いて、現像器4は、感光層に書き込まれた静電潜
像を現像する。即ち、静電潜像にトナーを付与する。感
光体1は、感光層上のトナー像を転写器5まで担持す
る。転写器5は、感光体1に担持されたトナー像を印刷
用紙等の転写材(図示しない)に転写する。そのため
に、転写器5は、帯電器2で与えられるものとは逆極性
の電荷を感光体1の表面に与える。その後、クリーナ6
は、転写後に感光体1上に残ったトナーを除去する。荷
電装置7及び光除電器8は、感光層に形成された静電潜
像や転写器5による帯電電荷を除電すると共に、クリー
ナ6で残留トナーの除去を受けた感光体1の表面に電荷
を付与し、その表面の電位を調整する。そのために、荷
電装置7は、感光体1の表面に与えられた逆極性の電荷
を中和し、或いは感光体1の表面の電位を同極性側まで
引き上げる。
【0034】図2及び図3はこの実施の形態に係る荷電
装置7の主要構成を示す。荷電装置7はこの発明に係る
導電性荷電シート部材71、電極としての対向電極7
2、第1〜第3の複数の電源73,74,75及び切換
手段としてのスイッチSWを備える。荷電シート部材7
1は感光体1に接触してその感光体1の表面を荷電する
ものである。対向電極72はシート状をなし、荷電シー
ト部材71に対向するものである。対向電極72は、感
光体1の移動向き、即ち回転の向きに対する荷電シート
部材71の下流側(後ろ側)近傍に配置される。本発明
の電圧印加手段としての第1の電源73は荷電シート部
材71にバイアス電圧を印加するものである。第2及び
第3の電源74,75はスイッチSWを介して対向電極
72に接続される。スイッチSWは、第2又は第3の電
源74,75の対向電極72に対する接続を切り換え
る。第2及び第3の電源74,75は、対向電極72に
互いに異なる極性を有するバイアス電圧を印加するもの
である。この実施の形態において、対向電極72、第2
及び第3の電源74,75、スイッチSWは本発明の電
界形成手段を構成するものである。これらは、荷電シー
ト部材71を感光体1に対して選択的に圧接又は離間さ
せるために、荷電シート部材71の先端部に作用する電
界を形成するものである。
装置7の主要構成を示す。荷電装置7はこの発明に係る
導電性荷電シート部材71、電極としての対向電極7
2、第1〜第3の複数の電源73,74,75及び切換
手段としてのスイッチSWを備える。荷電シート部材7
1は感光体1に接触してその感光体1の表面を荷電する
ものである。対向電極72はシート状をなし、荷電シー
ト部材71に対向するものである。対向電極72は、感
光体1の移動向き、即ち回転の向きに対する荷電シート
部材71の下流側(後ろ側)近傍に配置される。本発明
の電圧印加手段としての第1の電源73は荷電シート部
材71にバイアス電圧を印加するものである。第2及び
第3の電源74,75はスイッチSWを介して対向電極
72に接続される。スイッチSWは、第2又は第3の電
源74,75の対向電極72に対する接続を切り換え
る。第2及び第3の電源74,75は、対向電極72に
互いに異なる極性を有するバイアス電圧を印加するもの
である。この実施の形態において、対向電極72、第2
及び第3の電源74,75、スイッチSWは本発明の電
界形成手段を構成するものである。これらは、荷電シー
ト部材71を感光体1に対して選択的に圧接又は離間さ
せるために、荷電シート部材71の先端部に作用する電
界を形成するものである。
【0035】荷電シート部材71と対向電極72との間
隙は数十〜数百μm程度に設定される。荷電シート部材
71はポリウレタン、ポリアミド、ポリイミド、ETF
E及びPVdF等の材料で構成される。荷電シート部材
71の表面抵抗は106Ω/□以下であることが望まし
い。荷電シート71の自由端の長さは10〜20mmが
望ましい。
隙は数十〜数百μm程度に設定される。荷電シート部材
71はポリウレタン、ポリアミド、ポリイミド、ETF
E及びPVdF等の材料で構成される。荷電シート部材
71の表面抵抗は106Ω/□以下であることが望まし
い。荷電シート71の自由端の長さは10〜20mmが
望ましい。
【0036】第1の電源73が荷電シート部材71に印
加する電圧は、直流電圧又は交流電圧でもよく、或いは
直流電圧に交流電圧を重畳した電圧でもよい。具体的な
電圧値として、直流電圧Vdcに−800Vを、交流電
圧の最大振幅電位差Vppに1.2KV程度の値をそれ
ぞれあてはめることができる。
加する電圧は、直流電圧又は交流電圧でもよく、或いは
直流電圧に交流電圧を重畳した電圧でもよい。具体的な
電圧値として、直流電圧Vdcに−800Vを、交流電
圧の最大振幅電位差Vppに1.2KV程度の値をそれ
ぞれあてはめることができる。
【0037】上記の構成において、通常、荷電シート部
材71は感光体1にゆるく静電吸着している。ここで、
図2に示すように、スイッチSWの切り換えにより第2
の電源74から対向電極72に電圧を印加することによ
り、対向電極72を中心に荷電シート部71と同一の極
性を有する電界を形成する。これにより、荷電シート部
材71の先端部は、その長手方向の全域にわたって感光
体1に圧接し、両者1,71の間の圧接力が高まる。こ
の結果、感光体1との密着度が増して荷電シート部材7
1を確実に感光体1に密着させることができ、より均一
で安定した荷電性能を維持することができる。
材71は感光体1にゆるく静電吸着している。ここで、
図2に示すように、スイッチSWの切り換えにより第2
の電源74から対向電極72に電圧を印加することによ
り、対向電極72を中心に荷電シート部71と同一の極
性を有する電界を形成する。これにより、荷電シート部
材71の先端部は、その長手方向の全域にわたって感光
体1に圧接し、両者1,71の間の圧接力が高まる。こ
の結果、感光体1との密着度が増して荷電シート部材7
1を確実に感光体1に密着させることができ、より均一
で安定した荷電性能を維持することができる。
【0038】一方、図3に示すように、スイッチSWの
切り換えにより、第3の電源75から対向電極72に電
圧を印加することにより、対向電極72を中心に荷電シ
ート部材71と逆の極性を有する電界を形成する。これ
により、荷電シート部材71の先端部が感光体1から離
間し、両者1,71の間の圧接が解除され、その先端部
に付着していた異物の脱落が促される。この結果、荷電
シート部材71の先端部に付着する異物を確実に除去す
ることができる。これにより、画像形成装置を長期に使
用しても、感光体1を傷付けることがなく、安定した良
好な画像形成を行うことができるようになる。
切り換えにより、第3の電源75から対向電極72に電
圧を印加することにより、対向電極72を中心に荷電シ
ート部材71と逆の極性を有する電界を形成する。これ
により、荷電シート部材71の先端部が感光体1から離
間し、両者1,71の間の圧接が解除され、その先端部
に付着していた異物の脱落が促される。この結果、荷電
シート部材71の先端部に付着する異物を確実に除去す
ることができる。これにより、画像形成装置を長期に使
用しても、感光体1を傷付けることがなく、安定した良
好な画像形成を行うことができるようになる。
【0039】このように、荷電シート部材71を感光体
1に圧接させるのと同一の構成、即ち対向電極72を利
用することにより、荷電シート部材71を感光体1から
離間させることが可能となり、そのための特別な構成を
設ける必要がない。
1に圧接させるのと同一の構成、即ち対向電極72を利
用することにより、荷電シート部材71を感光体1から
離間させることが可能となり、そのための特別な構成を
設ける必要がない。
【0040】これに対し、同じ荷電シート部材71を感
光体1に対して圧接又は離間させることなく使い続け
た。この場合、荷電シート部材71が感光体1から浮き
上がり、感光体1に対して均一な荷電性能を確保するこ
とができなかった。又、荷電シート部材71の先端部に
トナー等の異物が付着・堆積したことにより、そのシー
ト部材71の荷電性能が不安定になった。加えて、画像
形成装置で数千枚単位の転写(複写)をおこなったとき
には、その画像、特にハーフトーン画像に筋状のノイズ
が目立つようになった。これらとの対比からも、前述し
た荷電シート部材71の感光体1に対する圧接又は離間
が有効であることが分かる。
光体1に対して圧接又は離間させることなく使い続け
た。この場合、荷電シート部材71が感光体1から浮き
上がり、感光体1に対して均一な荷電性能を確保するこ
とができなかった。又、荷電シート部材71の先端部に
トナー等の異物が付着・堆積したことにより、そのシー
ト部材71の荷電性能が不安定になった。加えて、画像
形成装置で数千枚単位の転写(複写)をおこなったとき
には、その画像、特にハーフトーン画像に筋状のノイズ
が目立つようになった。これらとの対比からも、前述し
た荷電シート部材71の感光体1に対する圧接又は離間
が有効であることが分かる。
【0041】[第2の実施の形態]次に、請求項1〜3
の発明の荷電装置を画像形成装置に具体化した第2の実
施の形態を図4,5を参照して説明する。
の発明の荷電装置を画像形成装置に具体化した第2の実
施の形態を図4,5を参照して説明する。
【0042】図4,5の内容は図2,3のそれに準ず
る。但し、この実施の形態は、対向電極76を丸棒状に
形成した点で第1の実施の形態におけるシート状の対向
電極72と異なる。丸棒状の対向電極76は、荷電シー
ト部材71の先端部の長手方向に沿って延びる。
る。但し、この実施の形態は、対向電極76を丸棒状に
形成した点で第1の実施の形態におけるシート状の対向
電極72と異なる。丸棒状の対向電極76は、荷電シー
ト部材71の先端部の長手方向に沿って延びる。
【0043】従って、この実施の形態においても、図4
に示すように、スイッチSWの切り換えにより第2の電
源74から対向電極76に電圧を印加することにより、
対向電極76を中心に荷電シート部71と同一の極性を
有する電界を形成する。これにより、荷電シート部材7
1の先端部は、その長手方向の全域にわたって感光体1
に圧接し、両者1,71の間の圧接力が高まる。この結
果、感光体1との密着度が増して荷電シート部材71を
確実に感光体1に密着させることができ、より均一で安
定した荷電性能を維持することができる。
に示すように、スイッチSWの切り換えにより第2の電
源74から対向電極76に電圧を印加することにより、
対向電極76を中心に荷電シート部71と同一の極性を
有する電界を形成する。これにより、荷電シート部材7
1の先端部は、その長手方向の全域にわたって感光体1
に圧接し、両者1,71の間の圧接力が高まる。この結
果、感光体1との密着度が増して荷電シート部材71を
確実に感光体1に密着させることができ、より均一で安
定した荷電性能を維持することができる。
【0044】一方、図5に示すように、スイッチSWの
切り換えにより、第3の電源75から対向電極76に電
圧を印加することにより、対向電極を中心に荷電シート
部材71と逆の極性を有する電界を形成する。これによ
り、荷電シート部材71の先端部が感光体1から離間
し、両者1,71の間の圧接が解除され、その先端部に
付着していた異物の脱落が促される。特に、この実施の
形態では、丸棒状の対向電極76を荷電シート部材71
の先端部に沿って配置していることから、シート部材7
1の先端部のみに電界を作用させることができる。その
意味で、荷電シート部材71の先端部を感光体1から確
実に離間させて、両者1,71の間の圧接を確実に解除
させることができる。この結果、荷電シート部材71の
先端部に付着する異物をより確実に除去することができ
る。これにより、画像形成装置において、感光体1の損
傷を防ぎ、安定した良好な画像形成を実現することがで
きるようになる。
切り換えにより、第3の電源75から対向電極76に電
圧を印加することにより、対向電極を中心に荷電シート
部材71と逆の極性を有する電界を形成する。これによ
り、荷電シート部材71の先端部が感光体1から離間
し、両者1,71の間の圧接が解除され、その先端部に
付着していた異物の脱落が促される。特に、この実施の
形態では、丸棒状の対向電極76を荷電シート部材71
の先端部に沿って配置していることから、シート部材7
1の先端部のみに電界を作用させることができる。その
意味で、荷電シート部材71の先端部を感光体1から確
実に離間させて、両者1,71の間の圧接を確実に解除
させることができる。この結果、荷電シート部材71の
先端部に付着する異物をより確実に除去することができ
る。これにより、画像形成装置において、感光体1の損
傷を防ぎ、安定した良好な画像形成を実現することがで
きるようになる。
【0045】[第3の実施の形態]次に、請求項1〜3
の発明の荷電装置を画像形成装置に具体化した第3の実
施の形態を図6を参照して説明する。
の発明の荷電装置を画像形成装置に具体化した第3の実
施の形態を図6を参照して説明する。
【0046】図6の内容は図4のそれに準ずる。但し、
この実施の形態は、対向電極77を丸棒状に形成し、更
にその外周の感光体1と対向する面(荷電シート部材7
1に対向する面以外の面)に絶縁体77aを施した点で
第2の実施の形態における対向電極76と構成が異な
る。
この実施の形態は、対向電極77を丸棒状に形成し、更
にその外周の感光体1と対向する面(荷電シート部材7
1に対向する面以外の面)に絶縁体77aを施した点で
第2の実施の形態における対向電極76と構成が異な
る。
【0047】従って、この実施の形態においても第2の
実施の形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
更に、この実施の形態では、上記のように対向電極77
に絶縁体77aを施したことから、対向電極77から荷
電シート部材71以外へ電荷がリークすることを防止す
ることができる。本来、絶縁体77aを持たない対向電
極76からリークする電荷は微量なものであり、感光体
1及び周辺機器への影響が問題にはならない程度のもの
である。この実施の形態では、そのような微量な電荷に
も対処することにより、感光体1等への電荷の影響を確
実に排除しようとしたものである。加えて、この実施の
形態では、対向電極77で形成される電界に、荷電シー
ト部材71に対する指向性を付与したことになるので、
その分だけ、第3の実施の形態に比べ、形成される電界
の強度を高めることもできる。
実施の形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
更に、この実施の形態では、上記のように対向電極77
に絶縁体77aを施したことから、対向電極77から荷
電シート部材71以外へ電荷がリークすることを防止す
ることができる。本来、絶縁体77aを持たない対向電
極76からリークする電荷は微量なものであり、感光体
1及び周辺機器への影響が問題にはならない程度のもの
である。この実施の形態では、そのような微量な電荷に
も対処することにより、感光体1等への電荷の影響を確
実に排除しようとしたものである。加えて、この実施の
形態では、対向電極77で形成される電界に、荷電シー
ト部材71に対する指向性を付与したことになるので、
その分だけ、第3の実施の形態に比べ、形成される電界
の強度を高めることもできる。
【0048】[第4の実施の形態]次に、請求項1〜3
の発明の荷電装置を画像形成装置に具体化した第4の実
施の形態を図7を参照して説明する。
の発明の荷電装置を画像形成装置に具体化した第4の実
施の形態を図7を参照して説明する。
【0049】図7の内容は図6のそれに準ずる。但し、
この実施の形態は、対向電極78を角棒状に形成し、そ
の外周の感光体1と対向する面(荷電シート部材71に
対向する面以外の面)に絶縁体78aを施した点で第3
の実施の形態における対向電極77と構成が異なる。
この実施の形態は、対向電極78を角棒状に形成し、そ
の外周の感光体1と対向する面(荷電シート部材71に
対向する面以外の面)に絶縁体78aを施した点で第3
の実施の形態における対向電極77と構成が異なる。
【0050】従って、この実施の形態においても第3の
実施の形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
実施の形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0051】[第5の実施の形態]次に、請求項1〜請
求項3の発明の荷電装置を画像形成装置に具体化した第
5の実施の形態を図8を参照して説明する。
求項3の発明の荷電装置を画像形成装置に具体化した第
5の実施の形態を図8を参照して説明する。
【0052】図8の内容は図2,4,6,7のそれに準
ずる。但し、この実施の形態は、対向電極79を一列の
ワイヤにより形成し、その対向電極79を、感光体1の
回転の向きに対して荷電シート部材71の上流側(前
側)に配置した点で前記各実施の形態における対向電極
72 ,76〜78と構成が異なる。
ずる。但し、この実施の形態は、対向電極79を一列の
ワイヤにより形成し、その対向電極79を、感光体1の
回転の向きに対して荷電シート部材71の上流側(前
側)に配置した点で前記各実施の形態における対向電極
72 ,76〜78と構成が異なる。
【0053】従って、この実施の形態では、荷電シート
部材71を感光体1に圧接させる場合、或いは感光体1
から離間させる場合に対向電極79により形成する電界
の極性を、前記各実施の形態の場合と逆にする以外は、
前記各実施の形態と同様の作用及び効果を得ることがで
きる。
部材71を感光体1に圧接させる場合、或いは感光体1
から離間させる場合に対向電極79により形成する電界
の極性を、前記各実施の形態の場合と逆にする以外は、
前記各実施の形態と同様の作用及び効果を得ることがで
きる。
【0054】更に、この実施の形態では、対向電極79
を一列のワイヤにより形成したことから、構成の軽量化
及び小型化を図ることができる。加えて、この実施の形
態では、対向電極79を、感光体1の回転の向きに対す
る荷電シート部材71の上流側に配置したことから、そ
の電極79の取り回し上の自由度を増大させることにも
なる。
を一列のワイヤにより形成したことから、構成の軽量化
及び小型化を図ることができる。加えて、この実施の形
態では、対向電極79を、感光体1の回転の向きに対す
る荷電シート部材71の上流側に配置したことから、そ
の電極79の取り回し上の自由度を増大させることにも
なる。
【0055】[第6の実施の形態]次に、請求項1〜3
の発明の荷電装置を画像形成装置に具体化した第6の実
施の形態を図9を参照して説明する。
の発明の荷電装置を画像形成装置に具体化した第6の実
施の形態を図9を参照して説明する。
【0056】図9の内容は図8のそれに準ずる。但し、
この実施の形態は、対向電極79を複数並列に配置され
たワイヤにより形成した点で前記第5の実施の形態にお
ける対向電極79と構成が異なる。
この実施の形態は、対向電極79を複数並列に配置され
たワイヤにより形成した点で前記第5の実施の形態にお
ける対向電極79と構成が異なる。
【0057】従って、この実施の形態においても前記5
の実施の形態と同様の作用及び効果を得ることができ
る。更に、この実施の形態では、対向電極79を複数列
のワイヤにより形成したことから、第5の実施の形態に
比べ、荷電シート部材71に対して対向電極79を平面
的に対向させることができ、相対的に強い電界をシート
部材71に作用させることができる。この意味で、感光
体1に対する荷電シート部材71の圧接力を、第5の実
施の形態のそれよりも高めることができる。
の実施の形態と同様の作用及び効果を得ることができ
る。更に、この実施の形態では、対向電極79を複数列
のワイヤにより形成したことから、第5の実施の形態に
比べ、荷電シート部材71に対して対向電極79を平面
的に対向させることができ、相対的に強い電界をシート
部材71に作用させることができる。この意味で、感光
体1に対する荷電シート部材71の圧接力を、第5の実
施の形態のそれよりも高めることができる。
【0058】尚、前記第1〜第6の実施の形態では、各
対向電極72,76〜79を感光体1の回転の向きに対
して荷電シート部材71の上流側又は下流側に配置し
た。これに対して、各対向電極72,76〜79を感光
体1の回転の向きに対して荷電シート部材71の上流側
と下流側のどちらに配置してもよく、上流側及び下流側
の両方に配置してもよい。
対向電極72,76〜79を感光体1の回転の向きに対
して荷電シート部材71の上流側又は下流側に配置し
た。これに対して、各対向電極72,76〜79を感光
体1の回転の向きに対して荷電シート部材71の上流側
と下流側のどちらに配置してもよく、上流側及び下流側
の両方に配置してもよい。
【0059】[第7の実施の形態]次に、請求項4〜7
の発明の荷電装置を画像形成装置に具体化した第7の実
施の形態を図10,11を参照して説明する。
の発明の荷電装置を画像形成装置に具体化した第7の実
施の形態を図10,11を参照して説明する。
【0060】図10,11はこの実施の形態に係る荷電
装置7を含む感光体1の周辺の主要部を示す。前記各実
施の形態の対向電極72,76〜79を有する荷電装置
7とは異なり、この実施の形態の荷電装置7は、荷電シ
ート部材71、電源73、気流発生装置91及び気流ガ
イド101を備える。気流発生装置91はモータにより
駆動されるファンを備える。モータによりファンが正転
することにより、気流発生装置91はエアーを噴出させ
る。モータによりファンが逆転することにより、気流発
生装置91はエアーを吸引させる。気流ガイド101は
筒状をなし、その元口が気流発生装置91に接続され、
その先口が荷電シート部材71の先端部に対向して配置
される。気流ガイド101は、荷電シート部材71に対
して斜めに配置される。気流ガイド101の先口は、感
光体1の回転の向きに対して荷電シート部材71の下流
側(後ろ側)に配置される。即ち、この実施の形態で
は、気流ガイド101の先口が、荷電シート部材71の
非帯電面側に向かって配置され、この非帯電面に対して
エアーが噴出又は吸引される。これにより、気流ガイド
101からの気流は、荷電シート部材71の先端部に対
して斜めに作用する。この実施の形態において、気流発
生装置91及び気流ガイド101は、本発明の気流形成
手段を構成する。これらは、荷電シート部材71を感光
体1に対して選択的に圧接又は離間させるために、荷電
シート部材71の先端部に作用する気流を形成する。
装置7を含む感光体1の周辺の主要部を示す。前記各実
施の形態の対向電極72,76〜79を有する荷電装置
7とは異なり、この実施の形態の荷電装置7は、荷電シ
ート部材71、電源73、気流発生装置91及び気流ガ
イド101を備える。気流発生装置91はモータにより
駆動されるファンを備える。モータによりファンが正転
することにより、気流発生装置91はエアーを噴出させ
る。モータによりファンが逆転することにより、気流発
生装置91はエアーを吸引させる。気流ガイド101は
筒状をなし、その元口が気流発生装置91に接続され、
その先口が荷電シート部材71の先端部に対向して配置
される。気流ガイド101は、荷電シート部材71に対
して斜めに配置される。気流ガイド101の先口は、感
光体1の回転の向きに対して荷電シート部材71の下流
側(後ろ側)に配置される。即ち、この実施の形態で
は、気流ガイド101の先口が、荷電シート部材71の
非帯電面側に向かって配置され、この非帯電面に対して
エアーが噴出又は吸引される。これにより、気流ガイド
101からの気流は、荷電シート部材71の先端部に対
して斜めに作用する。この実施の形態において、気流発
生装置91及び気流ガイド101は、本発明の気流形成
手段を構成する。これらは、荷電シート部材71を感光
体1に対して選択的に圧接又は離間させるために、荷電
シート部材71の先端部に作用する気流を形成する。
【0061】上記の構成において、通常、荷電シート部
材71は感光体1にゆるく静電吸着している。ここで、
図10に示すように、気流発生装置91を作動させて気
流ガイド101の先口からエアーを噴出させ、荷電シー
ト部材71を押す正の気流を形成する。これにより、荷
電シート部材71の先端部は、その長手方向の全域にわ
たって感光体1に圧接し、両者1,71の間の圧接力が
高まる。この結果、感光体1との密着度が増して荷電シ
ート部材71を確実に感光体1に密着させることがで
き、より均一で安定した荷電性能を維持することができ
る。
材71は感光体1にゆるく静電吸着している。ここで、
図10に示すように、気流発生装置91を作動させて気
流ガイド101の先口からエアーを噴出させ、荷電シー
ト部材71を押す正の気流を形成する。これにより、荷
電シート部材71の先端部は、その長手方向の全域にわ
たって感光体1に圧接し、両者1,71の間の圧接力が
高まる。この結果、感光体1との密着度が増して荷電シ
ート部材71を確実に感光体1に密着させることがで
き、より均一で安定した荷電性能を維持することができ
る。
【0062】一方、図11に示すように、気流発生装置
91を逆作動させて気流ガイド101の先口からエアー
を吸引させ、荷電シート部材71を引く負の気流を形成
する。これにより、荷電シート部材71の先端部が感光
体1から離間し、両者1,71の間の圧接が解除され、
その先端部に付着していた異物の脱落が促される。この
結果、荷電シート部材71の先端部に付着する異物を確
実に除去することができる。これにより、画像形成装置
を長期に使用しても、感光体1を傷付けることがなく、
安定した良好な画像形成を行うことができるようにな
る。
91を逆作動させて気流ガイド101の先口からエアー
を吸引させ、荷電シート部材71を引く負の気流を形成
する。これにより、荷電シート部材71の先端部が感光
体1から離間し、両者1,71の間の圧接が解除され、
その先端部に付着していた異物の脱落が促される。この
結果、荷電シート部材71の先端部に付着する異物を確
実に除去することができる。これにより、画像形成装置
を長期に使用しても、感光体1を傷付けることがなく、
安定した良好な画像形成を行うことができるようにな
る。
【0063】尚、この実施の形態では、気流ガイド10
1の先口を、感光体1の回転の向きに対して荷電シート
部材71の下流側、即ち荷電シート部材71の非帯電面
側に配置したが、それを荷電シート部材71の上流側、
即ち帯電面側に配置してもよい。この場合には、荷電シ
ート部材71の先端部を感光体1に圧接させるために、
気流ガイド101の先口にエアーを吸引させ、荷電シー
ト部材71の先端部を感光体1から離間させるために、
気流ガイド101の先口からエアーを噴出させることに
なる。
1の先口を、感光体1の回転の向きに対して荷電シート
部材71の下流側、即ち荷電シート部材71の非帯電面
側に配置したが、それを荷電シート部材71の上流側、
即ち帯電面側に配置してもよい。この場合には、荷電シ
ート部材71の先端部を感光体1に圧接させるために、
気流ガイド101の先口にエアーを吸引させ、荷電シー
ト部材71の先端部を感光体1から離間させるために、
気流ガイド101の先口からエアーを噴出させることに
なる。
【0064】[第8の実施の形態]次に、請求項4,
5,8の発明の荷電装置を画像形成装置に具体化した第
8の実施の形態を図12,13を参照して説明する。
5,8の発明の荷電装置を画像形成装置に具体化した第
8の実施の形態を図12,13を参照して説明する。
【0065】図12,13の内容は図10,11のそれ
に準ずる。但し、この実施の形態は、一対の気流発生装
置92,93と、それらに対応した一対の気流ガイド1
02,103を設けた点で第7の実施の形態における荷
電装置7と構成が異なる。更に、この実施の形態は、各
気流ガイド102,103が荷電シート部材71の上流
側近傍と下流側近傍とに分けて配置され、荷電シート部
材71に沿って平行に配置される。更に、各気流ガイド
102,103と荷電シート部材71との間には、所定
の隙間Gが形成される。
に準ずる。但し、この実施の形態は、一対の気流発生装
置92,93と、それらに対応した一対の気流ガイド1
02,103を設けた点で第7の実施の形態における荷
電装置7と構成が異なる。更に、この実施の形態は、各
気流ガイド102,103が荷電シート部材71の上流
側近傍と下流側近傍とに分けて配置され、荷電シート部
材71に沿って平行に配置される。更に、各気流ガイド
102,103と荷電シート部材71との間には、所定
の隙間Gが形成される。
【0066】上記の構成において、図12に示すよう
に、気流発生装置92を作動させて下流側の気流ガイド
102の先口からエアーを噴出させて正の気流を形成す
る。これにより、荷電シート部材71の先端部は、その
長手方向の全域にわたって感光体1に圧接し、両者1,
71の間の圧接力が高まる。この結果、感光体1との密
着度が増して荷電シート部材71を確実に感光体1に密
着させることができ、より均一で安定した荷電性能を維
持することができる。
に、気流発生装置92を作動させて下流側の気流ガイド
102の先口からエアーを噴出させて正の気流を形成す
る。これにより、荷電シート部材71の先端部は、その
長手方向の全域にわたって感光体1に圧接し、両者1,
71の間の圧接力が高まる。この結果、感光体1との密
着度が増して荷電シート部材71を確実に感光体1に密
着させることができ、より均一で安定した荷電性能を維
持することができる。
【0067】一方、図13に示すように、気流発生装置
93を作動させて上流側の気流ガイド103の先口から
エアーを噴出させ、正の気流を形成する。これにより、
荷電シート部材71の先端部が感光体1から離間し、両
者1,71の間の圧接が解除され、その先端部に付着し
ていた異物の脱落が促される。この場合、気流ガイド1
03から噴出される気流が上記脱落しようとする異物に
作用することになり、その異物を一掃してシート部材7
1を清掃することもできる。この結果、荷電シート部材
71の先端部に付着する異物を確実に除去することがで
きる。これにより、画像形成装置において、感光体1を
傷付けることがなく、安定した良好な画像形成を行うこ
とができるようになる。
93を作動させて上流側の気流ガイド103の先口から
エアーを噴出させ、正の気流を形成する。これにより、
荷電シート部材71の先端部が感光体1から離間し、両
者1,71の間の圧接が解除され、その先端部に付着し
ていた異物の脱落が促される。この場合、気流ガイド1
03から噴出される気流が上記脱落しようとする異物に
作用することになり、その異物を一掃してシート部材7
1を清掃することもできる。この結果、荷電シート部材
71の先端部に付着する異物を確実に除去することがで
きる。これにより、画像形成装置において、感光体1を
傷付けることがなく、安定した良好な画像形成を行うこ
とができるようになる。
【0068】上記とは逆に、気流発生装置92を逆作動
させて下流側の気流ガイド102の先口からエアーを吸
引させ、負の気流を形成する。これにより、荷電シート
部材71の先端部が感光体1から離間し、両者1,71
の圧接が解除され、その先端部に付着した異物の脱落が
促される。或いは、気流発生装置93を逆作動させて上
流側の気流ガイド103の先口からエアーを吸引させ、
負の気流を形成する。これにより、荷電シート部材71
の先端部が感光体1に圧接し、両者1,71の間の圧接
力が高まる。この結果、感光体1との密着度が増して荷
電シート部材71を確実に感光体1に密着させることが
でき、より均一で安定した荷電性能が維持することがで
きる。
させて下流側の気流ガイド102の先口からエアーを吸
引させ、負の気流を形成する。これにより、荷電シート
部材71の先端部が感光体1から離間し、両者1,71
の圧接が解除され、その先端部に付着した異物の脱落が
促される。或いは、気流発生装置93を逆作動させて上
流側の気流ガイド103の先口からエアーを吸引させ、
負の気流を形成する。これにより、荷電シート部材71
の先端部が感光体1に圧接し、両者1,71の間の圧接
力が高まる。この結果、感光体1との密着度が増して荷
電シート部材71を確実に感光体1に密着させることが
でき、より均一で安定した荷電性能が維持することがで
きる。
【0069】[第9の実施の形態]次に、請求項4,
5,9の発明の荷電装置を画像形成装置に具体化した第
9の実施の形態を図14,15を参照して説明する。
5,9の発明の荷電装置を画像形成装置に具体化した第
9の実施の形態を図14,15を参照して説明する。
【0070】図14,15の内容は図12,13のそれ
に準ずる。但し、この実施の形態は、一つの気流発生装
置94と、それに対応して設けられ、二股の分岐路10
4,105に分岐される気流ガイド106とを備える。
二股の分岐路104,105は荷電シート部材71の上
流側と下流側とにそれぞれ配置される。気流ガイド10
6の元口側には、気流の向きを切り換えるための切換弁
201が設けられる。この実施の形態は、これらの点で
第8の実施の形態の場合と構成が異なる。
に準ずる。但し、この実施の形態は、一つの気流発生装
置94と、それに対応して設けられ、二股の分岐路10
4,105に分岐される気流ガイド106とを備える。
二股の分岐路104,105は荷電シート部材71の上
流側と下流側とにそれぞれ配置される。気流ガイド10
6の元口側には、気流の向きを切り換えるための切換弁
201が設けられる。この実施の形態は、これらの点で
第8の実施の形態の場合と構成が異なる。
【0071】上記の構成において、図14に示すよう
に、切換弁201を一方へ切り換え、気流発生装置94
を作動させて下流側の分岐路104からエアーを噴出さ
せ、正の気流を形成する。これにより、感光体1と荷電
シート部材71との間の圧接力が高まり、感光体1との
密着度が増して荷電シート部材71を確実に感光体1に
密着させることができ、より均一で安定した荷電性能を
維持することができる。
に、切換弁201を一方へ切り換え、気流発生装置94
を作動させて下流側の分岐路104からエアーを噴出さ
せ、正の気流を形成する。これにより、感光体1と荷電
シート部材71との間の圧接力が高まり、感光体1との
密着度が増して荷電シート部材71を確実に感光体1に
密着させることができ、より均一で安定した荷電性能を
維持することができる。
【0072】一方、図15に示すように、切換弁201
を他方へ切り換え、気流発生装置94を作動させて上流
側の分岐路105からエアーを噴出させ、正の気流を形
成する。これにより、荷電シート部材71の先端部が感
光体1から離間し、両者1,71の圧接が解除され、そ
の先端部に付着していた異物の脱落が促される。この場
合、分岐路105から噴出されるエアーにより異物が一
掃されることから、荷電シート部材71がより確実に清
掃される。これにより、画像形成装置を長期に使用して
も、感光体1を傷付けることがなく、安定した良好な画
像形成を行うことができるようになる。
を他方へ切り換え、気流発生装置94を作動させて上流
側の分岐路105からエアーを噴出させ、正の気流を形
成する。これにより、荷電シート部材71の先端部が感
光体1から離間し、両者1,71の圧接が解除され、そ
の先端部に付着していた異物の脱落が促される。この場
合、分岐路105から噴出されるエアーにより異物が一
掃されることから、荷電シート部材71がより確実に清
掃される。これにより、画像形成装置を長期に使用して
も、感光体1を傷付けることがなく、安定した良好な画
像形成を行うことができるようになる。
【0073】尚、上記の気流形成とは逆に、気流発生装
置94を逆作動させ、各分岐路104,105から選択
的にエアーを吸引させて負の気流を形成することも考え
られる。この場合の作用及び効果は、第8の実施の形態
の場合に準ずる。
置94を逆作動させ、各分岐路104,105から選択
的にエアーを吸引させて負の気流を形成することも考え
られる。この場合の作用及び効果は、第8の実施の形態
の場合に準ずる。
【0074】[第10の実施の形態]次に、請求項1〜
3の発明の荷電装置を画像形成装置に具体化した第10
の実施の形態を図16を参照して説明する。
3の発明の荷電装置を画像形成装置に具体化した第10
の実施の形態を図16を参照して説明する。
【0075】図16の内容は図2のそれに準ずる。但
し、この実施の形態は、荷電シート部材71から脱落し
た異物を収容するための容器301を設けた点で前記第
1の実施の形態の場合と構成が異なる。
し、この実施の形態は、荷電シート部材71から脱落し
た異物を収容するための容器301を設けた点で前記第
1の実施の形態の場合と構成が異なる。
【0076】従って、この実施の形態においても前記1
の実施の形態と同様の作用及び効果を得ることができ
る。更に、この実施の形態では、脱落した異物が容器3
01に収容されることから、異物の回収及び異物の機外
への排除を容易にすることができる。容器301は異物
の回収のために繰り返し使用される。
の実施の形態と同様の作用及び効果を得ることができ
る。更に、この実施の形態では、脱落した異物が容器3
01に収容されることから、異物の回収及び異物の機外
への排除を容易にすることができる。容器301は異物
の回収のために繰り返し使用される。
【0077】[第11の実施の形態]次に、請求項1〜
3の発明の荷電装置を画像形成装置に具体化した第11
の実施の形態を図17を参照して説明する。
3の発明の荷電装置を画像形成装置に具体化した第11
の実施の形態を図17を参照して説明する。
【0078】図17の内容は図16のそれに準ずる。但
し、この実施の形態は、荷電シート部材71から脱落し
た異物を回収するためのシート(フィルム)状の粘着部
材302を設けた点で、前記第10の実施の形態の収容
器301を有する場合と構成が異なる。
し、この実施の形態は、荷電シート部材71から脱落し
た異物を回収するためのシート(フィルム)状の粘着部
材302を設けた点で、前記第10の実施の形態の収容
器301を有する場合と構成が異なる。
【0079】従って、この実施の形態においても第10
の実施の形態と同様の作用及び効果を得ることができ
る。更に、この実施の形態では、脱落した異物が粘着部
材302に吸着されることから、異物の回収及び異物の
機外への排除を容易にすることができる。粘着部材30
2は所定の期間使われた後に新品と交換されることによ
り、機能が維持される。
の実施の形態と同様の作用及び効果を得ることができ
る。更に、この実施の形態では、脱落した異物が粘着部
材302に吸着されることから、異物の回収及び異物の
機外への排除を容易にすることができる。粘着部材30
2は所定の期間使われた後に新品と交換されることによ
り、機能が維持される。
【0080】尚、前記各実施の形態は単なる例示にすぎ
ず、この発明を何ら限定するものではない。従って、こ
の発明は当然にその要旨を逸脱しない範囲内で以下のよ
うに種々の改良、変形が可能である。
ず、この発明を何ら限定するものではない。従って、こ
の発明は当然にその要旨を逸脱しない範囲内で以下のよ
うに種々の改良、変形が可能である。
【0081】前記第1〜6の実施の形態では、対向電極
72,76〜79を設けて荷電シート部材71に電界を
作用させるようにした。又、前記第7〜9の実施の形態
では、気流発生装置91〜94等を設けて荷電シート部
材71に気流を作用させるようにした。これに対し、対
向電極72,76〜79を設けて荷電シート部材71に
電界を作用させる構成と、気流発生装置91〜94等を
設けて荷電シート部材71に気流を作用させ構成とを組
み合わせてもよい。ここで、第1の実施の形態の荷電装
置に、気流発生装置91〜94等の構成を組み合わせた
場合には、荷電シート部材71とシート状の対向電極7
2との隙間をエアーの吸引時の通気路、即ち気流ガイド
として利用することができる。
72,76〜79を設けて荷電シート部材71に電界を
作用させるようにした。又、前記第7〜9の実施の形態
では、気流発生装置91〜94等を設けて荷電シート部
材71に気流を作用させるようにした。これに対し、対
向電極72,76〜79を設けて荷電シート部材71に
電界を作用させる構成と、気流発生装置91〜94等を
設けて荷電シート部材71に気流を作用させ構成とを組
み合わせてもよい。ここで、第1の実施の形態の荷電装
置に、気流発生装置91〜94等の構成を組み合わせた
場合には、荷電シート部材71とシート状の対向電極7
2との隙間をエアーの吸引時の通気路、即ち気流ガイド
として利用することができる。
【0082】前記各実施の形態では、荷電シート部材7
1を感光体1の除電のために使用した。これに対して、
荷電シート部材を感光体1の帯電のために使用したり、
転写のために使用したり、感光体1から転写材を分離さ
せるために使用したりしてもよい。
1を感光体1の除電のために使用した。これに対して、
荷電シート部材を感光体1の帯電のために使用したり、
転写のために使用したり、感光体1から転写材を分離さ
せるために使用したりしてもよい。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1から請求
項9に記載の各発明によれば、荷電シート部材を像担持
体に確実に密着させることができ、かつ、その荷電シー
ト部材の先端部に付着する異物を確実に除去することが
できるという効果を発揮する。
項9に記載の各発明によれば、荷電シート部材を像担持
体に確実に密着させることができ、かつ、その荷電シー
ト部材の先端部に付着する異物を確実に除去することが
できるという効果を発揮する。
【図1】第1の実施の形態に係る荷電装置を含む画像形
成装置を示す概念構成図である。
成装置を示す概念構成図である。
【図2】同実施の形態に係る荷電装置を示す概念構成図
である。
である。
【図3】同実施の形態に係る荷電装置を示す概念構成図
である。
である。
【図4】第2の実施の形態に係る荷電装置を示す概念構
成図である。
成図である。
【図5】同実施の形態に係る荷電装置を示す概念構成図
である。
である。
【図6】第3の実施の形態に係る荷電装置を示す概念構
成図である。
成図である。
【図7】第4の実施の形態に係る荷電装置を示す概念構
成図である。
成図である。
【図8】第5の実施の形態に係る荷電装置を示す概念構
成図である。
成図である。
【図9】第6の実施の形態に係る荷電装置を示す概念構
成図である。
成図である。
【図10】第7の実施の形態に係る荷電装置を示す概念
構成図である。
構成図である。
【図11】同実施の形態に係る荷電装置を示す概念構成
図である。
図である。
【図12】第8の実施の形態に係る荷電装置を示す概念
構成図である。
構成図である。
【図13】同実施の形態に係る荷電装置を示す概念構成
図である。
図である。
【図14】第9の実施の形態に係る荷電装置を示す概念
構成図である。
構成図である。
【図15】同実施の形態に係る荷電装置を示す概念構成
図である。
図である。
【図16】第10の実施の形態に係る荷電装置を示す概
念構成図である。
念構成図である。
【図17】第11の実施の形態に係る荷電装置を示す概
念構成図である。
念構成図である。
1 感光体(像担持体を構成する。) 7 荷電装置 71 導電性荷電シート部材 72 対向電極(電界形成手段を構成する。) 73 第1の電源(電圧印加手段を構成する。) 74 第2の電源(電界形成手段を構成する。) 75 第3の電源(電界形成手段を構成する。) 76 対向電極 77 対向電極 78 対向電極 79 対向電極 91 気流発生装置(気流形成手段を構成する。) 92 気流発生装置(気流形成手段を構成する。) 93 気流発生装置(気流形成手段を構成する。) 94 気流発生装置(気流形成手段を構成する。) 101 気流ガイド 102 気流ガイド 103 気流ガイド 106 気流ガイド SW スイッチ(切換手段を構成する。)
Claims (9)
- 【請求項1】 像担持体と、前記像担持体に接触してそ
の像担持体を荷電するための導電性荷電シート部材と、
その荷電シート部材に電圧を印加するための電圧印加手
段とを備えた荷電装置において、 前記荷電シート部材を前記像担持体に対して選択的に圧
接又は離間させるために電界を形成するための電界形成
手段を設けたことを特徴とする荷電装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載された荷電装置におい
て、 前記電界形成手段は、前記荷電シート部材の近傍に設け
られた電極と、その電極に接続される電源とを備えたこ
とを特徴とする荷電装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載された荷電装置におい
て、 前記電界形成手段は、前記電界の極性を切り換えるため
の切換手段を備えたことを特徴とする荷電装置。 - 【請求項4】 像担持体と、前記像担持体に接触してそ
の像担持体を荷電するための導電性荷電シート部材と、
その荷電シート部材に電圧を印加するための電圧印加手
段とを備えた荷電装置において、 前記荷電シート部材を前記像担持体に対して選択的に圧
接又は離間させるために気流を形成するための気流形成
手段を設けたことを特徴とする荷電装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載された荷電装置におい
て、 前記気流形成手段は、前記荷電シート部材を前記像担持
体に押し付ける向きにその荷電シート部材に気流を付与
するものであることを特徴とする荷電装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載された荷電装置におい
て、 前記気流形成手段は、前記荷電シート部材の非帯電面側
よりエアーを選択的に噴出又は吸引するものであること
を特徴とする荷電装置。 - 【請求項7】 請求項5に記載された荷電装置におい
て、 前記気流形成手段は、前記荷電シート部材の帯電面側よ
りエアーを選択的に噴出又は吸引するものであることを
特徴とする荷電装置。 - 【請求項8】 請求項4に記載された荷電装置におい
て、 前記気流形成手段は、前記像担持体の移動向きに対する
前記荷電シート部材の上流側近傍及び下流側近傍にそれ
ぞれ設けられて前記荷電シート部材との間に隙間を形成
する気流ガイドを備え、前記上流側近傍の気流ガイド又
は前記下流側近傍の気流ガイドを選択的に使用してエア
ーを噴出又は吸引させることにより、前記荷電シート部
材と前記像担持体とを選択的に圧接又は離間させるもの
であることを特徴とする荷電装置。 - 【請求項9】 請求項4に記載された荷電装置におい
て、 前記気流形成手段は、前記像担持体の移動向きに対する
前記荷電シート部材の上流側近傍及び下流側近傍にそれ
ぞれ設けられた気流ガイドを備え、前記上流側近傍の気
流ガイド又は前記下流側近傍の気流ガイドを選択的に使
用してエアーを噴出又は吸引させることにより、前記荷
電シート部材と前記像担持体とを選択的に圧接又は離間
させるものであることを特徴とする荷電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21361697A JPH1152686A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | 荷電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21361697A JPH1152686A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | 荷電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1152686A true JPH1152686A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16642131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21361697A Pending JPH1152686A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | 荷電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1152686A (ja) |
-
1997
- 1997-08-07 JP JP21361697A patent/JPH1152686A/ja active Pending
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