JPH115175A - 抵抗溶接方法及び該方法に用いる装置 - Google Patents

抵抗溶接方法及び該方法に用いる装置

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JPH115175A
JPH115175A JP9155255A JP15525597A JPH115175A JP H115175 A JPH115175 A JP H115175A JP 9155255 A JP9155255 A JP 9155255A JP 15525597 A JP15525597 A JP 15525597A JP H115175 A JPH115175 A JP H115175A
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    • B23K20/02Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating by means of a press ; Diffusion bonding
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接品質を常に安定させることができる抵抗
溶接装置を提供する。 【解決手段】 被溶接材の溶接部分を一対の電極15
A,15Bで加圧し、溶接電流の通電による抵抗発熱を
利用して溶接部分を抵抗溶接するようにした抵抗溶接装
置10において、溶接電流を供給する溶接トランス17
と、溶接電流の通電時間を制御する溶接タイマ19と、
溶接部分の溶接幅を測定する幅測定手段21と、この幅
測定手段21により測定された溶接幅より予め定められ
た溶接部分の基準溶接断面積に基づいて溶接部分の基準
溶接高さを逆算して求める演算手段22と、溶接部分の
高さが基準溶接高さに達したか否かを検出する高さ検出
手段24と、この高さ検出手段24による溶接部分の基
準溶接高さの検出時に溶接タイマ19を制御して溶接電
流の通電を停止させるインターフェース20とを備えた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば一方の電線
の撚られた複数の線材からなる芯線と他方の電線の撚ら
れた複数の線材からなる芯線同士を重ね合わせて一対の
電極間で加圧し、大電流の短時間通電による抵抗発熱を
利用して抵抗溶接する抵抗溶接方法(スポット溶接法等
の重ね抵抗溶接法)及び該方法に用いる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の抵抗溶接装置として、図6
(a)に示す交流サイリスタ方式(電源開閉器としてサ
イリスタを用い、溶接電流をサイリスタなどの点弧位相
を変えて連続的に電流調整を行う方式)のものがある。
この抵抗溶接装置1は、被溶接材としての一対の絶縁被
覆電線30,30′(以下電線と称する)の各芯線3
1,31′同士を重ね合わせて抵抗溶接するものであ
り、側面略コ字形で箱形の装置本体2を有している。こ
の装置本体2の中央には電線セット治具3が配置されて
いると共に、該装置本体2の上部前側にはエアシリンダ
4が取り付けられている。これら電線セット治具3とエ
アシリンダ4の下方には、上記各芯線31,31′の溶
接部分に溶接電流を流すと共に所定の加圧力をかける上
下一対の電極5A,5Bが設けられている。
【0003】上側の電極5Aは電極ホルダ6を介して上
記エアシリンダ4のピストンロッド4aに連結されて上
下方向に移動するようになっていると共に、溶接電流を
供給する溶接トランス(電源)7にオンス銅板8を介し
て接続されている。さらに、下側の電極5Bは装置本体
2の中央部に固定されていて上記溶接トランス7に接続
されている。さらに、この溶接トランス7は溶接電流の
電流値及び通電時間を設定する溶接タイマ9に接続され
ていて、該溶接タイマ9からの通電開始及び通電終了信
号により上記エアシリンダ4の電磁弁4Aが開閉される
ようになっている。尚、各電極5A,5Bは、円柱状の
クロム銅体5aと直方体状のタングステンチップ5bと
でそれぞれ構成されている。
【0004】この交流サイリスタ方式の抵抗溶接装置1
を用いて、図7に示すように、一対の電線30,30′
の各芯線31,31′同士を重ね合わせて抵抗溶接する
工程を図8に示すフローチャートに従って説明する。ま
ず、一対の電極5A,5B間に電線セット治具3を介し
て一対の電線30,30′の露出した各芯線31,3
1′を挿入した後で起動入力スイッチ9Aをオンする
と、溶接タイマ9が始動し(ステップS1)、図示しな
い圧縮エア源に接続された電磁弁4Aが開いてエアシリ
ンダ4により上側の電極5Aが下降する。そして、一対
の電極5A,5B間の各芯線31,31′同士の初期加
圧が完了する(ステップS2)と、溶接トランス7より
溶接電流が一対の電極5A,5B間に上下交互に流され
(ステップS3)、予め設定(固定)された通電時間ま
で溶接電流が流されて該溶接電流の通電による抵抗発熱
を利用し、各芯線31,31′同士を溶融させて抵抗溶
接した後通電を停止する(ステップS4)。次に、一対
の電極5A,5B間の加圧状態を一定時間保持して冷却
する(ステップS5)。これらステップS2からステッ
プS5の動作は、溶接タイマ9のシーケンス制御により
自動的に行われる。その後、上記加圧状態を解除するこ
とにより抵抗溶接が終了する(ステップS6)。尚、こ
の類似技術は、特開平4−22584号公報に開示され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の抵抗溶接装置1では、溶接トランス7と溶接タイマ
9による定電流制御のもとで溶接電流の通電時間が一定
時間に固定されているため、一対の電極5A,5Bの二
次側抵抗値に変化が生じた場合に発熱量が同様に変化し
てしまい、撚られた複数の線材からなる各芯線31,3
1′同士の溶接強度(固着力)等の溶接状態(溶接品
質)がバラツキ易かった。即ち、上記発熱量をQとする
と該発熱量Qは、Q=I2 ・R・Tで表される。ここ
で、電流Iは一定、時間Tは一定で、抵抗Rが撚られた
複数の線材からなる各芯線31,31′の酸化抵抗によ
るバラツキやタングステン製等の各電極5A,5Bの形
状変化による抵抗変化、各電極5A,5Bの各タングス
テンチップ5bの接合面の酸化皮膜の状態又は各電極5
A,5B間の加圧力のバラツキ等で変化するため、溶接
品質を安定させるのは難しかった。
【0006】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、溶接品質を高品質に常に安定
させることができる抵抗溶接方法及び該方法に用いる装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一対
の電極間に被溶接材の溶接部分を加圧した状態で該溶接
部分に溶接電流を通電し、この溶接電流の通電による抵
抗発熱を利用して前記溶接部分を熱圧着させ、前記一対
の電極間の加圧下で前記溶接部分の抵抗溶接を行うよう
にした抵抗溶接方法において、前記溶接部分の溶接幅を
測定し、この測定された溶接幅より予め定められた溶接
部分の基準溶接断面積に基づいて前記溶接部分の基準溶
接高さを演算し、この演算された基準溶接高さに前記溶
接部分の高さが達するまで前記溶接電流の通電を行うこ
とを特徴とする。
【0008】この抵抗溶接方法では、電極の二次側抵抗
値のバラツキに応じて溶接電流の通電時間が調整されて
被溶接材の溶接部分の隙間がなくなる時点で溶接電流の
通電が停止される。これにより、電極の二次側抵抗値の
変化に影響されず、溶接品質が安定する。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の抵抗溶
接方法であって、前記被溶接材として一対の電線の各芯
線を用い、この一方の電線の露出した芯線に他方の電線
の露出した芯線を抵抗溶接するようにしたことを特徴と
する。
【0010】この抵抗溶接方法では、各芯線の線間同士
の隙間がなくなって線間周囲が密に抵抗溶接される。こ
れにより、芯線の整列状態に関係せずに線間の固着力
(溶接強度)が安定する。
【0011】請求項3の発明は、被溶接材の溶接部分に
溶接電流を通電すると共に所定の加圧力をかける一対の
電極と、前記溶接電流の通電時間を制御する溶接タイマ
と、前記溶接電流を供給する溶接トランスとを備え、前
記被溶接材の溶接部分を前記一対の電極によって加圧
し、前記溶接電流の通電による抵抗発熱を利用して前記
溶接部分を抵抗溶接するようにした抵抗溶接装置におい
て、前記溶接部分の溶接幅を測定する幅測定手段と、こ
の幅測定手段により測定された溶接幅より予め定められ
た溶接部分の基準溶接断面積に基づいて前記溶接部分の
基準溶接高さを逆算して求める演算手段と、前記溶接部
分の高さが前記基準溶接高さに達したか否かを検出する
高さ検出手段と、この高さ検出手段による前記溶接部分
の前記基準溶接高さの検出時に前記溶接タイマを制御し
て前記溶接電流の通電を停止させるインターフェースと
を備えたことを特徴とする。
【0012】この抵抗溶接装置では、被溶接材(溶接対
象)毎に溶接タイマにより溶接電流の通電時間が可変さ
れるので、電極の二次側抵抗値のバラツキに応じて発熱
量が可変され、溶接品質のバラツキがなくなって溶接品
質が向上する。また、溶接棒のような消耗資材を必要と
しないため、低コストであり、生産性がよい。
【0013】請求項4の発明は、請求項3記載の抵抗溶
接装置であって、前記被溶接材として一対の電線の各芯
線を用い、この一方の電線の露出した芯線に他方の電線
の露出した芯線を抵抗溶接するようにしたことを特徴と
する。
【0014】この抵抗溶接装置では、各芯線の線間同士
が隙間なく密に溶接されるため、各芯線の整列状態に関
係せずに溶接強度が安定し、溶接品質が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】図1(a)は本発明の一実施形態の抵抗溶
接装置を示す側面図、図1(b)は抵抗溶接装置の要部
の構成図、図2(a)は抵抗溶接装置により抵抗溶接さ
れる一対の電線を示す斜視図、図2(b)は同抵抗溶接
時の一対の電極と一対の電線の各芯線との積層関係を示
す説明図である。
【0017】図1(a)に示す抵抗溶接装置10は、交
流サイリスタ方式(電源開閉器としてサイリスタを用
い、溶接電流をサイリスタなどの点弧位相を変えて連続
的に電流調整を行う方式)のものであり、被溶接材とし
ての一対の電線30,30′の各芯線31,31′同士
を重ね合わせて抵抗溶接するものである。この抵抗溶接
装置10は、側面略コ字形で箱形の装置本体11を有し
ている。この装置本体11の中央には電線セット治具1
2が配置されていると共に、該装置本体11の上部前側
にはエアシリンダ(駆動手段)13が取り付けられてい
る。これら電線セット治具12とエアシリンダ13の下
方には各芯線31,31′の溶接部分に溶接電流を流す
と共に所定の加圧力をかける上下一対の電極15A,1
5Bが設けられている。この各電極(電極チップ)15
A,15Bは、円柱状のクロム銅体15aと直方体状の
タングステンチップ15bとでそれぞれ構成されてい
る。
【0018】上側の電極15Aは電極ホルダ16を介し
てエアシリンダ13のピストンロッド13aに連結され
て上下方向に移動するようになっていると共に、溶接電
流を供給する溶接トランス(電源)17にオンス銅板1
8を介して接続されている。また、下側の電極15Bは
装置本体11の中央部に固定されていて上記溶接トラン
ス17に接続されている。さらに、溶接トランス17に
は溶接電流の通電時間を制御する溶接タイマ19が接続
されていて、該溶接タイマ19には図示しないシーケン
ス制御回路等を備えたシーケンサ(インターフェース)
20が接続されている。このシーケンサ20からの通電
開始及び通電終了信号により上記エアシリンダ13の電
磁弁14が開閉されると共に、上記溶接タイマ19が制
御(通電開始及び通電停止)されるようになっている。
尚、エアシリンダ13のピストンロッド13aによる一
対の電極15A,15B間の加圧力は例えば100〜2
00kgf前後に設定されている。また、溶接トランス
17は低電圧(例えば2V程度)、大電流(例えば40
00〜6000A)を得るために図示しない一次,二次
巻線等を有している。
【0019】図1(a)に示すように、電線セット治具
12には各芯線31,31′の溶接部分の溶接幅Wを測
定する幅変位センサ(幅測定手段)21が設けられてい
る。図3(a),(b)に示すように、この幅変位セン
サ21で測定された各芯線31,31′の溶接部分の溶
接幅Wより予め定められた溶接部分の基準溶接断面積S
に基づいて該溶接部分の基準溶接高さHを逆算(S÷W
=H)して求める図示しない演算回路等を備えた演算部
(演算手段)22が上記シーケンサ20に接続されてい
る。また、演算部22には溶接電流の通電開始から通電
停止までの通電時間等を表示する表示器(表示手段)2
3が設けられている。さらに、電極ホルダ16には、上
記溶接部分の高さH′が上記基準溶接高さHに達したか
否かを検出する高さ変位センサ(高さ検出手段)24が
設けられていて、この高さ変位センサ24による上記溶
接部分の基準溶接高さHの検出時にシーケンサ20によ
り溶接タイマ19を制御して溶接電流の通電を停止させ
るようになっている。
【0020】幅変位センサ21は前後方向に移動する接
触測定子21aを備えていて、該接触測定子21aの移
動距離により各芯線31,31′の溶接部分の溶接幅W
を測定するものである。また、表示器23は図示しない
液晶パネル等を備えていて、該液晶パネルに溶接電流の
通電開始から通電停止までの通電時間等の情報が表示さ
れるようになっている。さらに、高さ変位センサ24は
上下方向に移動すると共に電線セット治具12の基準板
部12aに当接する接触測定子24aを備えていて、該
接触測定子24aの移動距離により各芯線31,31′
の溶接部分の高さH′が基準溶接高さHに達したか否か
が検出されるようになっている。
【0021】以上実施形態の交流サイリスタ方式の抵抗
溶接装置10を用いて、一対の電線30,30′の撚ら
れた複数の線材からなる各芯線31,31′同士を重ね
合わせて抵抗溶接する工程を図4に示すフローチャート
によって説明する。まず、図2(b)に示すように、電
線セット治具12に一対の電線30,30′の露出した
各芯線31,31′を上下重ね合わせてセットした後で
該各芯線31,31′の溶接部分の溶接幅Wを幅変位セ
ンサ21で測定し(ステップS11)、この測定された
溶接幅Wより予め定められた各芯線31,31′の溶接
部分の基準溶接断面積Sに基づいて該溶接部分の基準溶
接高さHを演算部22で演算する(ステップS12)
と、シーケンサ20が溶接スタート入力の指示を出す
(ステップS13)。これにより、溶接タイマ19が始
動する(ステップS14)と共に、図示しない圧縮エア
源に接続された電磁弁14が開いて上側の電極15Aが
下降する。この一対の電極15A,15B間の各芯線3
1,31′同士の初期加圧が完了する(ステップS1
5)と、溶接トランス17より溶接電流が一対の電極1
5A,15B間に上下交互に流され(ステップS1
6)、上記溶接電流の通電による抵抗発熱を利用し、各
芯線31,31′同士を熱圧着(又は拡散接合)させて
抵抗溶接する。
【0022】そして、高さ変位センサ24が各芯線3
1,31′の溶接部分の高さH′が基準溶接高さHに達
したこと(H′=H)を検出する(ステップS17)
と、シーケンサ20が溶接タイマ19を介して上記溶接
電流の通電を停止させる(ステップS18)。即ち、高
さ変位センサ24が各芯線31,31′の溶接部分の高
さH′が基準溶接高さHに達するのを検出するまで溶接
電流を流し続けて各芯線31,31′同士を抵抗溶接さ
せる。この溶接電流の通電開始から通電停止までの通電
時間は表示器23に図5(b)に示すように表示され、
また、この表示器23には通電時間が適正範囲か否か等
が表示される。次に、一対の電極15A,15B間の加
圧状態を一定時間保持して冷却し(ステップS19)、
その後、上記加圧状態を解除することにより抵抗溶接が
終了する(ステップS20)。
【0023】例えば、一対の電線30,30′の各芯線
31,31′の溶接部分の溶接幅WがW=2.5mm、
基準溶接断面積SがS=7.5mm2 、基準溶接高さH
がH=3.0mm、溶接部分の溶接前の高さH′がH′
=5.0mm、一対の電極15a,15bの加圧力が1
50kgf、溶接電流が4000Aで、上記各芯線3
1,31′の溶接部分の高さH′が基準溶接高さHにな
るまで溶接電流の通電を行った場合の実験データを図5
(a),(b),(c)に示す。これにより、各芯線3
1,31′の抵抗溶接された溶接部分は図3(b)に示
すように線間同士の隙間がなくなって線間同士の周囲が
密に接続溶接された状態(各芯線31,31′間の隙間
率がゼロの状態)となり、各芯線31,31′の整列状
態に関係せずに溶接強度(線間同士の固着力)は図5
(c)に示すように安定する。これは、定電流制御のも
とで溶接電流の通電時間を一定時間に固定した従来の場
合の実験データである図5(d)と比較すれば明らかで
ある。
【0024】このように、各芯線31,31′の溶接部
分の溶接幅Wを幅変位センサ21で測定し、この測定さ
れた溶接幅Wより予め定められた溶接部分の基準溶接断
面積Sに基づいて上記溶接部分の基準溶接高さHを演算
し、この演算された基準溶接高さHに溶接部分の高さ
H′が達する(各芯線31,31′の線間同士の隙間が
なくなる時点)まで溶接電流の通電を行って各芯線3
1,31′の溶接部分を抵抗溶接するようにしたので、
即ち、定電流制御のもとで各芯線31,31′の溶接対
象毎に溶接電流の通電時間を可変するようにしたので、
一対の電極15A,15Bの二次側抵抗値のバラツキ
(各芯線31,31′の溶接部分の酸化抵抗によるバラ
ツキやタングステン製等の各電極15A,15Bの形状
変化による抵抗変化、各電極15A,15Bの各タング
ステンチップ15bの接合面の酸化皮膜の状態又は各電
極15A,15B間の加圧力のバラツキ等)に応じて発
熱量を可変させることができ、溶接品質のバラツキをな
くして溶接品質を安定させることができる。その結果、
品質保証としての抜き取り検査による破壊検査の実施が
不要となり、一対の電線30,30′の各芯線31,3
1′の抵抗溶接した溶接部分の全数検査が非破壊検査に
て可能となる。
【0025】尚、前記実施形態によれば、一対の電極の
上側の電極を駆動させる手段としてエアシリンダを用い
たが、油圧シリンダ等の他のアクチュエータを電極の駆
動手段としてもよい。また、幅測定手段及び高さ検出手
段は機械式のセンサを用いたが、反射型や透過型の光セ
ンサ等を用いてもよい。さらに、溶接対象毎に溶接部分
の溶接幅と基準溶接断面積及び基準溶接高さはそれぞれ
異なるものである。さらにまた、抵抗溶接以外の超音波
溶接等にも応用できることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、電極の二次側抵抗値のバラツキに応じて溶接電
流の通電時間を調整して被溶接材の溶接部分の隙間がな
くなった時点で溶接電流の通電を停止するようにしたの
で、電極の二次側抵抗値の変化に影響されずに、溶接品
質を安定させて一定にすることができる。
【0027】請求項2の発明によれば、各芯線の線間同
士の隙間を減少させて線間周囲を密に溶接できるため、
芯線の整列状態に関係せずに線間の固着力を安定させる
ことができる。
【0028】請求項3の発明によれば、溶接対象毎に溶
接タイマにより溶接電流の通電時間が可変されるので、
電極の二次側抵抗値のバラツキに応じて発熱量を可変す
ることができ、溶接品質のバラツキを少なくして該溶接
品質を向上させることができる。
【0029】請求項4の発明によれば、各芯線の線間同
士を隙間なく密に溶接できるため、各芯線の整列状態に
関係せずに溶接強度を安定させることができ、溶接品質
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態の抵抗溶接装置を
示す側面図、(b)は同抵抗溶接装置の要部の構成図で
ある。
【図2】(a)は上記抵抗溶接装置により抵抗溶接され
る一対の電線の各芯線を示す斜視図、(b)は同抵抗溶
接時の一対の電極と一対の電線の各芯線との積層関係を
示す説明図である。
【図3】(a)は上記一対の電線の各芯線の溶接前の状
態を示す説明図、(b)は同各芯線の溶接後の状態とな
る基準溶接断面積を示す説明図である。
【図4】上記抵抗溶接装置による一対の電線の各芯線の
抵抗溶接を順を追って説明するためのフローチャートで
ある。
【図5】(a)は上記抵抗溶接装置による各芯線の線間
同士の隙間がなくなった溶接状態における溶接部分の沈
み込み量(H′−H)の変位(電圧波形V)と時間(例
えばサンプリング周波数500Hzのとき2msec/
1Point)の関係を示す特性図、(b)は同溶接状
態における一対の電極のチップ間抵抗(mΩ)と通電時
間(サイクル)の関係を示す特性図、(c)は同抵抗溶
接装置による溶接電流の通電時間を変位させた場合の各
芯線の線間同士の固着力(kgf)と溶接部分の沈み込
み量の変位(V)の関係を示す特性図、(d)は従来の
抵抗溶接装置による溶接電流の通電時間を固定させた場
合の各芯線の線間同士の固着力(kgf)と溶接部分の
沈み込み量の変位(V)の関係を示す特性図である。
【図6】(a)は従来例の抵抗溶接装置の側面図、
(b)は同抵抗溶接装置の要部の構成図である。
【図7】上記従来例の抵抗溶接装置の一対の電極間にお
いて一対の電線の各芯線を溶接する際の説明図である。
【図8】上記従来例の抵抗溶接装置による一対の電線の
各芯線の抵抗溶接を順を追って説明するためのフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 抵抗溶接装置 15a,15b 一対の電極 17 溶接トランス 19 溶接タイマ 20 シーケンサ(インターフェース) 21 幅変位センサ(幅測定手段) 22 演算部(演算手段) 24 高さ変位センサ(高さ検出手段) 30,30′ 一対の電線 31,31′ 芯線(被溶接材) W 溶接幅 S 基準溶接断面積 H 基準溶接高さ H′ 溶接部分の高さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B23K 11/24 400 B23K 11/24 400

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の電極間に被溶接材の溶接部分を加
    圧した状態で該溶接部分に溶接電流を通電し、この溶接
    電流の通電による抵抗発熱を利用して前記溶接部分を熱
    圧着させ、前記一対の電極間の加圧下で前記溶接部分の
    抵抗溶接を行うようにした抵抗溶接方法において、 前記溶接部分の溶接幅を測定し、この測定された溶接幅
    より予め定められた溶接部分の基準溶接断面積に基づい
    て前記溶接部分の基準溶接高さを演算し、この演算され
    た基準溶接高さに前記溶接部分の高さが達するまで前記
    溶接電流の通電を行うことを特徴とする抵抗溶接方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の抵抗溶接方法であって、 前記被溶接材として一対の電線の各芯線を用い、この一
    方の電線の露出した芯線に他方の電線の露出した芯線を
    抵抗溶接するようにしたことを特徴とする抵抗溶接方
    法。
  3. 【請求項3】 被溶接材の溶接部分に溶接電流を通電す
    ると共に所定の加圧力をかける一対の電極と、前記溶接
    電流の通電時間を制御する溶接タイマと、前記溶接電流
    を供給する溶接トランスとを備え、前記被溶接材の溶接
    部分を前記一対の電極によって加圧し、前記溶接電流の
    通電による抵抗発熱を利用して前記溶接部分を抵抗溶接
    するようにした抵抗溶接装置において、 前記溶接部分の溶接幅を測定する幅測定手段と、この幅
    測定手段により測定された溶接幅より予め定められた溶
    接部分の基準溶接断面積に基づいて前記溶接部分の基準
    溶接高さを逆算して求める演算手段と、前記溶接部分の
    高さが前記基準溶接高さに達したか否かを検出する高さ
    検出手段と、この高さ検出手段による前記溶接部分の前
    記基準溶接高さの検出時に前記溶接タイマを制御して前
    記溶接電流の通電を停止させるインターフェースとを備
    えたことを特徴とする抵抗溶接装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の抵抗溶接装置であって、 前記被溶接材として一対の電線の各芯線を用い、この一
    方の電線の露出した芯線に他方の電線の露出した芯線を
    抵抗溶接するようにしたことを特徴とする抵抗溶接装
    置。
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