JPS62155977A - 塗装下地皮膜を有するアルミニウム材料 - Google Patents

塗装下地皮膜を有するアルミニウム材料

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JPS62155977A
JPS62155977A JP29895485A JP29895485A JPS62155977A JP S62155977 A JPS62155977 A JP S62155977A JP 29895485 A JP29895485 A JP 29895485A JP 29895485 A JP29895485 A JP 29895485A JP S62155977 A JPS62155977 A JP S62155977A
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JP
Japan
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film
aluminum
coating
resin
silane coupling
Prior art date
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Pending
Application number
JP29895485A
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English (en)
Inventor
Hiroichi Takenaka
博一 竹中
Eizo Isoyama
礒山 永三
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Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はゼリー、プリン、肉、野菜、調味済食品等の
容器やキャップ、あるいはドリンク、ウィスキー、ジュ
ース等の飲料容器のキャップ等に使用されるアルミニウ
ム材料、特に樹脂塗装用の下地皮膜を有するアルミニウ
ム材料に関する。
なおこの明細書において、アルミニウムの語はアルミニ
ウム合金を含む意味において用いる。
従来の技術及び問題点 上記のような飲食品の容器やキャップには一般に、樹脂
塗装が施されたアルミニウム材料が用いられている。こ
の樹脂塗装は容器やキャップの美観向上のためにあるい
は容器内容物によるアルミニウムの腐蝕を防ぐために施
されるものである。
ところがこのような容器やキャップは従来、アルミニウ
ム基材の表面にサイズコートと呼ばれる下塗りコートを
施し、その上に上塗りコートを施すことにより形成され
たものであったため、次のような欠点があった。すなわ
ち下塗りコートは上塗りコートの接着性を向上させるた
めに施されるものではあるが、成形加工を行った際に塗
膜はがれを生じたり、成形後容器として食品を充填しレ
トルト殺菌処理を行った際に塗膜の、接着強度が低下し
塗膜はがれを生じる場合があった。また長期保存中に容
器内容物によっても塗膜はがれを生じてアルミニウム基
材が腐蝕する場合もあった。
□一方、上記のような欠点を解消し、塗膜の接管柱及び
アルミニウム材料ひいてはキャップの耐食性を向上しう
るちのとして、アルミニウム基材表面に樹脂塗装用下地
皮膜としてのリン酸−クロメート皮膜を被覆形成し、該
皮膜を介して樹脂塗装を施すことも知られているが、接
着強度の点で充分なものではなかった。またリン酸−ク
ロメート皮膜が無機皮膜のため表面のすべり性が悪いと
いう欠点もあった。また該皮膜を形成するためのクロメ
ート処理に手間がかかるとともに、リン酸−クロメート
処理液が毒性が強いため作業の安全性や廃液処理等の点
でも問題を有するものであった。
この発明は上記のような技術的背景のもとになされたも
のであって、リン酸−クロメート皮膜にかわる新規な樹
脂塗装用下地皮膜の形成により、塗装される樹脂との接
着性に優れて成形加工時やレトルト殺菌処理時の塗膜は
がれを生じることがなく、しかも長期保存中における容
器内容物に対する耐食性にも優れてアルミニウム基材の
腐蝕等を生じないのはもとより、すベり性にも優れ、皮
膜形成に際しての作業性や安全性をも向上したアルミニ
ウム材料の提供を目的とするものである。
問題点を解決するための手段 而してこの発明は、アルミニウム基材表面に、樹脂塗装
用下地皮膜としてのシランカップリング皮膜が、Si付
着量を0.1mg/m2以上に規定された状態で被覆形
成されてなることを特徴とする塗装下地皮膜を有するア
ルミニウム材料を要旨とするものである。
前記アルミニウム基材は、飲食品のキャップや容器用等
として要求される成形性その他の性質を具備するもので
あればその組成は特に限定されるものではない。
前記シランカップリング皮膜は、シランカップ−リング
剤を水またはアルコールを溶媒として希釈した処理溶液
を用いて形成されるものである。ここでシランカップリ
ング剤としては、一般化学構造式YR8iX:+  (
ただし、Xはけい素原子に結合している加水分解性の基
を示し、例えば塩素、アルコキシ基、アセトキシ基など
があり、Yは有機ポリマーと結合する有機反応基を示し
、ビニル、メタクリル、アミノ、メルカプトなどがある
)で表される全てのなかの任意のものを使用可能である
。具体的にはγ−メルカプトプロピルトリメトキシラン
、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β(ア
ミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、ビニル
トリエトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエト
キシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシラン等を始めとするメルカプトシラン、アミノシラ
ン、エポキシシラン、ビニルシラン、メタクリルシラン
等をあげうる。
このようなシランカップリング皮膜のアルミニウム基材
表面への被覆形成方法としてはスプレー法、浸漬法、ロ
ールコート法、ハケ塗り法等任意の方法を採用しうる。
また被覆後の乾燥は15〜300℃程度の温度で行うの
が望ましい。乾燥時間は乾燥温度により異なり、例えば
200℃では1分程度行うのが良い。
ところでこの発明では、前記シランカップリング皮膜は
Si付着量が0.1mg/m2以上に規定された状態で
形成されることを要件とする。
0.1mg/rr?未満では、後工程で塗装された樹脂
との接着性に劣り、容器やキャップへの成形時やレトル
ト殺菌処理時に塗膜はがれを生じ易いものとなる。。望
ましい付着量は0.5〜100mg/m2の範囲である
。Si付着量の設定は、処理液の製作段階においてシラ
ンカップリング剤の希釈割合の調整によって行っても良
く、あるいは処理溶液のアルミニウム基材への塗布量の
調整によって行っても良い。この場合シランカップリン
グ皮膜量は0.5〜5000mg1d程度とするのが望
ましく、好適には3〜300mg/rr?程度とするの
が良い。
、なおキャップや容器の製作は、一般的には上記のよう
なアルミニウム材料に樹脂塗装、焼付は等を施したの塾
、所定形状に成形することにより行われる。塗装用の樹
脂としてはビニル系、エポキシ系樹脂が一般に用いられ
ている。この樹脂塗装に際してはサイズコートの省略が
可能である。
発明の詳細 な説明したようにこの発明は、アルミニウム基材表面に
被覆形成される塗装下地皮膜として、リン酸−クロメー
ト皮膜に代えシランカップリング皮膜とすることにより
、後述の実施例の参酌によっても明らかなように、その
上に塗装される樹脂との接着性に優れ、かつ該樹脂の焼
付は時等の熱に対しても安定なものとなり、キャップへ
の成形加工時やレトルト殺菌処理時において塗膜はがれ
を生じることがなくなる。
また皮膜の耐食性にも優れ、長期保存中に容器内容物に
よって該皮膜が腐蝕しさらにはアルミニウム基材が腐蝕
するような事態を防止でき、ひいてはキャップや容器の
耐食性を向上させることができる。さらにはすべり性に
も優れたものとなり、かつノンリンス作業のため皮膜形
成処理が容易であるとともに、処理液、水洗水の廃液処
理等が不要となり、しかもクロムを使用しないため安全
性にも優れるというような効果をも有する。
実施例 次にこの発明の実施例を比較例との対比において示す。
まず下記試料■〜■に示すキャップ用アルミニウム材料
を作製した。
■J l51200、厚さ0.25mmのアルミニウム
基材の表面に、アミノシランの1つであるγ−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン(H2LNC3Ht81 (
OC2Ht)□)の1%水溶液(PH約11)を用いて
、165グラビアメツシユロールコートを施し、次いで
200℃×1分乾燥して樹脂塗装用下地皮膜としてのシ
ランカップリング皮膜を被覆形成し本発明にかかるアル
ミニウム材料を得た。このときのSi付着量は約15m
g/ゴであった。
■上記■と同じアルミニウム基材を用い、このアルミニ
ウム基材の表面に、周知の方法によりリン酸−クロメー
ト皮膜を被覆形成して従来のアルミニウム材料を得た。
クロム付着量は約13mg/ゴであった。
■上記■と同一組成、同一形状の圧延上りのアルミニウ
ム基材からなるアルミニウム材料(皮膜処理なし)を得
た。
上記3種類のキャップ用アルミニウム材料につき次のよ
うな試験を行った。
[塗膜の接着性試験] 上記各アルミニウム材料の表面に、アクリル系樹脂を約
10μm厚に塗装し、200℃×10分間乾燥して塗膜
を被覆形成した。そして各供試材につき、直接JIS 
 B7729に基くエリクセン試験機を用いて張出し加
工を行った場合(1次接着性)と、塗膜形成後95℃の
熱水に30分浸漬したのち、同じくエリクセン張出し加
工を行った場合(2次接着性)とで、加工後の塗膜のは
がれ状態を調べた。その結果を○:はがれが認められな
かったもの、Δ:微細なはがれが認められたもの、×:
はがれの程度が激しいもの、として表に示す。
[耐食性試験] 前記3種類のアルミニウム材料につき、JISZ237
1に準じる塩水噴霧を150時間施した場合の表面の腐
蝕状態を調べた。その結果をO:腐蝕が認められなかっ
たもの、Δ:軽微な腐蝕が認められたもの、×:腐蝕の
程度が激しいもの、として表に示す。また各アルミニウ
ム材料について、95℃の熱水に30分間浸漬した場合
の表面の変色状態を調べた。その結果を、O:変色が認
められなかったもの、△:軽微な変色が認められたもの
、として同じく表に示す。
[すべり性試験] 前記3種類のアルミニウム材料につき、同一条件で成形
加工を施し、すべり性を評価した。
その結果をO:すべり性の良好なもの、×:すべり性の
良くないもの、として表に示す。
上記の結果から明らかなように、この発明に係るアルミ
ニウム材料は、塗装下地皮膜がリン酸−クロメート皮膜
であるものに較べて塗膜の接着性及びすべり性に優れる
とともに、耐食性も同等であることがわかる。
以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アルミニウム基材表面に、樹脂塗装用下地皮膜としての
    シランカップリング皮膜が、Si付着量を0.1mg/
    m^2以上に規定された状態で被覆形成されてなること
    を特徴とする塗装下地皮膜を有するアルミニウム材料。
JP29895485A 1985-12-27 1985-12-27 塗装下地皮膜を有するアルミニウム材料 Pending JPS62155977A (ja)

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