JPH0957459A - 積層制振板の抵抗溶接方法 - Google Patents

積層制振板の抵抗溶接方法

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JPH0957459A
JPH0957459A JP7213706A JP21370695A JPH0957459A JP H0957459 A JPH0957459 A JP H0957459A JP 7213706 A JP7213706 A JP 7213706A JP 21370695 A JP21370695 A JP 21370695A JP H0957459 A JPH0957459 A JP H0957459A
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JP
Japan
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steel plate
plate
damping plate
laminated damping
laminated
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JP7213706A
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English (en)
Inventor
Norimichi Miwa
紀道 三輪
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Neox Lab KK
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Neox Lab KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導体によってバイパス回路を構成することな
く積層制振板と鋼板とを良好に溶接する。 【解決手段】 第1、第2の薄肉鋼板21,22の間に
発泡層23が介装された積層制振板20を鋼板25に重
合して抵抗溶接する方法であって、積層制振板20と鋼
板25との重合部分において、積層制振板20の第1の
薄肉鋼板21の一部が発泡層23を破壊しながら第2の
薄肉鋼板22に通電可能に押しつぶされる押しつぶし工
程と、押しつぶし工程の後、積層制振板20と鋼板25
との間に所要の電流を流して溶接ナゲット26,27を
得る通電工程と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、第1、第2の薄
肉鋼板の間に発泡層が介装された積層制振板を鋼板に重
合して抵抗溶接する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】第1、第2の薄肉鋼板121,122の
間に発泡層123が介装された積層制振板120を鋼板
125に重合して抵抗溶接する場合、前記発泡層123
が絶縁層をなすため、図8に示すように、積層制振板1
20の第1の薄肉鋼板121と鋼板125とを導体10
0によって電気的に接続してバイパス回路を構成した
後、第1の薄肉鋼板121と鋼板125とに両電極10
2,112を圧接して電流を流すことで、抵抗溶接する
のが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
溶接方法においては、導体100によってバイパス回路
を構成するために、多く手間を必要とするばかりでな
く、電流のバラツキが生じやすく、溶接ナゲットが良好
に得られない場合があった。この発明の目的は、前記従
来の問題点に鑑み、導体によってバイパス回路を構成す
ることなく積層制振板と鋼板とを良好に溶接することが
できる積層制振板の抵抗溶接方法を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る積層制振板の抵抗溶接方法
は、第1、第2の薄肉鋼板の間に発泡層が介装された積
層制振板を鋼板に重合して抵抗溶接する方法であって、
前記積層制振板と前記鋼板との重合部分において、同積
層制振板の第1の薄肉鋼板の一部が前記発泡層を破壊し
ながら第2の薄肉鋼板に通電可能に押しつぶされる押し
つぶし工程と、前記押しつぶし工程の後、前記積層制振
板と鋼板との間に所要の電流を流して溶接ナゲットを得
る通電工程と、を備えている。
【0005】したがって、積層制振板と鋼板との溶接部
位において、積層制振板の第1の薄肉鋼板の一部が発泡
層を破壊しながら第2の薄肉鋼板に通電可能に押しつぶ
されることで、積層制振板の第1の薄肉鋼板、第2の薄
肉鋼板及び鋼板にわたって所要とする電流が安定よく流
れるため、前記第1、第2の薄肉鋼板及び鋼板の間には
溶接ナゲットが良好に得られる。
【0006】また、請求項2の発明に係る積層制振板の
抵抗溶接方法は、請求項1に記載の積層制振板の抵抗溶
接方法において、通電工程は、積層制振板の第1、第2
の薄肉鋼板及び鋼板を通して小電流を流し、発泡層を、
その破壊部の周囲において溶融させる第1通電工程と、
前記発泡層の溶融部分に対応する第1の薄肉鋼板の部分
を第2の薄肉鋼板に押圧し、かつ前記積層制振板と前記
鋼板との間に大電流を流して溶接ナゲットを得る第2通
電工程と、を備えている。
【0007】したがって、小電流を流して積層制振板の
発泡層の破壊部の周囲を溶融させた後、その部分に対し
第1の薄肉鋼板を第2の薄肉鋼板に押圧しかつ大電流を
流すことで、積層制振板の第1、第2の薄肉鋼板及び鋼
板の間には、より一層良好な溶接ナゲットが得られ、確
実な溶接がなされる。
【0008】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)この発明の実施の形態1を図1〜図5
にしたがって説明する。まず、この実施の形態1に用い
られる抵抗溶接装置を説明すると、図2に示すように、
両電極2,12のうち、一方の電極2は一方の電極ホル
ダ1に固定状態で取付けられている。他方の電極12は
筒状に形成され、他方の電極ホルダ11の端面に一体状
に突設されたガイド軸11aに対し電気的に導通状態で
軸方向へは進退可能に嵌挿され、ばね13の弾発力によ
って突出方向に付勢され、図示しないストッパ手段によ
って前進端位置に止められている。
【0009】また、前記ガイド軸11aの先端にはセラ
ミック製のポンチ14が固着されている。このポンチ1
4の先端部は矢じり状に形成されており、前記可動の電
極12が電極ホルダ11の端面に当接する後退端まで後
退されたときに、ポンチ14の先端部が可動の電極12
の端面から突出するようになっている。
【0010】さて、第1、第2の薄肉鋼板21,22の
間に発泡層23が介装された積層制振板20を鋼板25
に重合して抵抗溶接する場合、図3に示すように、前記
積層制振板20と鋼板25との重合部分に向けて両電極
ホルダ1,11が相対的に接近される。そして、両電極
2,12が積層制振板20の第1の薄肉鋼板21と鋼板
25とにそれぞれ当接した後、引続いて両電極ホルダ
1,11が所要とする位置まで接近される。すると、図
4に示すように、可動の電極12が第1の薄肉鋼板21
に当接した状態のもとで、その電極ホルダ11に対しば
ね13の弾発力に抗して後退端位置まで後退され、その
可動の電極12の端面に対しポンチ14が突出する。そ
して前記ポンチ14によって積層制振板20の第1の薄
肉鋼板21の一部が発泡層23を破壊しながら第2の薄
肉鋼板22に通電可能に押しつぶされる。
【0011】ここで、両電極2,12の間において、第
1の薄肉鋼板21、第2の薄肉鋼板22及び鋼板25を
通して小電流が安定よく流される。すると、図4に示す
ように、積層制振板20の押しつぶし部分21aとの近
辺において、第1、第2の薄肉鋼板21,22及び鋼板
25が発熱し、その熱によって発泡層23がその破壊部
の周囲において溶融され、空洞部24が形成される。
【0012】前記発泡層の溶融に基づいて空洞部24a
が形成されると、図1に示すように、ばね13の弾発力
によって可動の電極12が前進されながら積層制振板2
0の第1の薄肉鋼板21が第2の薄肉鋼板22に押圧さ
れて圧接される。これとほぼ同時に、両電極2,12の
間において、前記積層制振板20の第1、第2の薄肉鋼
板21,22及び鋼板25を通して大電流が安定して流
されることで、これら第1、第2の薄肉鋼板21,22
及び鋼板25の間に溶接ナゲット26,27が良好に得
らえる。この結果、積層制振板20と鋼板25とが前記
溶接ナゲット26,27によって溶接不良なく確実かつ
強固に溶接される。
【0013】なお、図5に示すものは、発泡層23を溶
融するための第1通電工程の通電波形と、溶接ナゲット
26,27を得るための第2通電工程の通電波形を示す
説明図である。
【0014】(実施の形態2)次に、この発明の実施の
形態2を図6と図7にしたがって説明すると、この実施
の形態2においては、押しつぶし工程と通電工程とを作
業場所を変えて行うようにした。すなわち、押しつぶし
工程では、図6に示すように、積層制振板20が設置面
30の上面に設置された後、ポンチ15によって第1の
薄肉鋼板21の一部が発泡層23を破壊しながら第2の
薄肉鋼板22に通電可能に押しつぶされる。
【0015】次に、通電工程では、図7に示すように、
前記積層制振板20が鋼板25に重合され、前記積層制
振板20の押しつぶし部分21aと、これに対向する鋼
板25の部分とに両電極2,12が圧接された状態のも
とで、両電極2,12の間において、前記積層制振板2
0の第1、第2の薄肉鋼板21,22及び鋼板25を通
して所要とする電流が安定よく流される。これによっ
て、第1、第2の薄肉鋼板21,22及び鋼板25の間
に溶接ナゲット26,27が良好に得られ、確実な溶接
がなされる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
導体によってバイパス回路を構成することなく、積層制
振板と鋼板とを溶接不良なく良好に溶接することがで
き、溶接コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示すもので積層制振
板と鋼板とを抵抗溶接した状態を示す説明図である。
【図2】同じく両電極間に積層制振板と鋼板とを重合し
てセットした状態を示す説明図である。
【図3】同じく両電極が積層制振板と鋼板との重合部分
に当接した状態を示す説明図である。
【図4】同じく積層制振板の第1の薄肉鋼板の一部がポ
ンチによって押しつぶされた状態を示す説明図である。
【図5】同じく両電極による通電波形を示す説明図であ
る。
【図6】この発明の実施の形態2の押しつぶし工程を示
す説明図である。
【図7】同じく通電工程を示す説明図である。
【図8】従来の抵抗溶接法を示す説明図である。
【符号の説明】
2,12 電極 14,15 ポンチ 20 積層制振板 21 第1の薄肉鋼板 22 第2の薄肉鋼板 23 発泡層 25 鋼板 26,27 溶接ナゲット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1、第2の薄肉鋼板の間に発泡層が介
    装された積層制振板を鋼板に重合して抵抗溶接する方法
    であって、 前記積層制振板と前記鋼板との重合部分において、同積
    層制振板の第1の薄肉鋼板の一部が前記発泡層を破壊し
    ながら第2の薄肉鋼板に通電可能に押しつぶされる押し
    つぶし工程と、 前記押しつぶし工程の後、前記積層制振板と鋼板との間
    に所要の電流を流して溶接ナゲットを得る通電工程と、
    を備えていることを特徴とする積層制振板の抵抗溶接方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の積層制振板の抵抗溶接
    方法において、通電工程は、積層制振板の第1、第2の
    薄肉鋼板及び鋼板を通して小電流を流し、発泡層を、そ
    の破壊部の周囲において溶融させる第1通電工程と、 前記発泡層の溶融部分に対応する第1の薄肉鋼板の部分
    を第2の薄肉鋼板に押圧し、かつ前記積層制振板と前記
    鋼板との間に大電流を流して溶接ナゲットを得る第2通
    電工程と、を備えていることを特徴とする積層制振板の
    抵抗溶接方法。
JP7213706A 1995-08-22 1995-08-22 積層制振板の抵抗溶接方法 Pending JPH0957459A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008272825A (ja) * 2007-03-30 2008-11-13 Nissan Motor Co Ltd 異種金属の接合方法及び接合構造
JP2013086098A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Fuji Heavy Ind Ltd スポット溶接装置の加圧制御方法
US8507825B2 (en) 2007-03-30 2013-08-13 Nissan Motor Co., Ltd. Bonding method of dissimilar materials made from metals and bonding structure thereof
JP2017045908A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 株式会社明電舎 静止誘導機器の制振構造

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