JPH05150B2 - - Google Patents

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JPH05150B2
JPH05150B2 JP60252223A JP25222385A JPH05150B2 JP H05150 B2 JPH05150 B2 JP H05150B2 JP 60252223 A JP60252223 A JP 60252223A JP 25222385 A JP25222385 A JP 25222385A JP H05150 B2 JPH05150 B2 JP H05150B2
Authority
JP
Japan
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steel plate
insulating layer
electrodes
laminated steel
current
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60252223A
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English (en)
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JPS62110878A (ja
Inventor
Tatsujiro Ozaki
Hirotsugu Sawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPS62110878A publication Critical patent/JPS62110878A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はラミネート鋼板のスポツト溶接方法に
係り、特に、鋼板と鋼板との間に絶縁層を有する
サンドイツチ構造のラミネート鋼板にスポツト溶
接を施すに好適なラミネート鋼板のスポツト溶接
方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、スポツト溶接によつてラミネート鋼板を
他の鋼板に溶着するときには、ラミネート鋼板に
電極を押し当てて通電しても、絶縁層によつて通
電回路が遮断されるため、ラミネート鋼板の溶接
すべき部位にあらかじめ穴を穿設し、この穴を介
してラミネート鋼板と他の鋼板とを溶着すること
が行われていた。ところが、この方法では、ラミ
ネート鋼板に穴を穿設しなけれぱならないので、
溶接作業よりも穴明け作業に多くの時間を要する
という不具合があつた。
そこで、特開昭48−48346号公報、実開昭50−
67134号公報、特開昭59−113988号公報に記載さ
れているように、ラミネート鋼板の表裏面に、上
層の鋼板と下層の鋼板とを電気的に短絡する補助
電極を装着して通電回路を形成し、通電によつて
電極間の絶縁層を溶かし、絶縁層を除去した後ラ
ミネート鋼板を他の鋼板と溶着させることがなさ
れている。
ラミネート鋼板の絶縁層を溶かすにあたつて
は、特開昭49−37846号公報に記載されているよ
うに、絶縁層を溶断させるに必要な溶断許溶電流
を流すことが知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来のスポツト溶接方法におい
ては、ラミネート鋼板に小電流を流して絶縁層を
溶かした後、ラミネート鋼板と他の鋼板に大電流
を流してラミネート鋼板と他の鋼板とを溶着する
ことが行われていたため、溶接すべき部位の絶縁
層が完全に除去されない状態でラミネート鋼板に
大電流が流れるので、溶着が完全に行われなかつ
たり、ラミネート鋼板に亀裂が生じたりするとい
う不具合があつた。
本発明は、前記従来の課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、溶接品質の向上を図るこ
とができるラミネート鋼板のスポツト溶接方法を
提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本発明は、第1図
に示されるように、鋼板と鋼板との間に絶縁層を
有するラミネート鋼板のうちラミネート鋼板の表
裏面に、上層の鋼板と下層の鋼板とを電気的に短
絡するクランプ部材を装着し(ステツプ100)、
ラミネート鋼板の溶接すべき表裏面にそれぞれ電
極を押し当てて各鋼板を加圧する(ステツプ10
2)とともに、両電極間に絶縁層を溶かす小電流
を数サイクル流し(ステツプ104)、絶縁層が
溶けた後、両電極により各鋼板を加圧しつつ中電
流を両電極間に流して溶融した絶縁層を通電回路
から除去するとともに絶縁層と相隣接する各鋼板
間にナゲツトを生じさせ(ステツプ106)、ナ
ゲツトが形成された後、該ナゲツトを拡大させて
両鋼板を他の母材と溶着させる大電流を両電極間
に流す(ステツプ108)ようにしたものであ
る。
〔作 用〕
ラミネート鋼板を表裏面にクランプ部材を装着
し、ラミネート鋼板の溶接すべき表裏面にそれぞ
れ電極を押し当てて各鋼板を加圧するとともに、
両電極間に絶縁層を溶かす両電流を流す。絶縁層
が溶けた後、両電極間の絶縁層を通電回路から除
去させ、かつ絶縁層と相隣接する各鋼板間にナゲ
ツトを生じさせる中電流を両電極間に流す。ナゲ
ツトが形成された後、該ナゲツトを拡大させて両
鋼板を他の母材と溶着させる大電流を両電極間に
流す。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて
説明する。
第2図ないし第4図には、本発明が適用された
実施例の構成が示されている。第2図において、
鋼板10と鋼板12との間に、樹脂により形成さ
れた絶縁層14を有するサンドイツチ構造のラミ
ネート鋼板16にスポツト溶接を施す前作業とし
て、ラミネート鋼板16の表裏面に鋼板10と鋼
板12とを電気的に短絡する鋼製のクランプ部材
18を装着し、ラミネート鋼板16の溶接すべき
表裏面にそれぞれ電極20,22を押し当ててラ
ミネート鋼板16を加圧するとともに、電極2
0,22間に絶縁層14を溶かす小電流を流す。
すなわち、電極20,22による加圧力と、電極
20,鋼板10、クランプ部材18、鋼板12、
電極22を介して流れる電流によつて電極20,
22間の絶縁層14を溶かす。すなわち、本実施
例においては、まずラミネート鋼板16に小電流
を数サイクル流して絶縁層14を溶かすことによ
つて、スポツト溶接時にラミネート鋼板16に亀
裂が生じるのを防止することとしている。
次に、電極20,22によつてラミネート鋼板
16を加圧した状態で電極20,22間に、両電
極20,22間の絶縁層14を通電回路から完全
に除去させ、かつ絶縁層14と相隣接する各鋼板
10,12間に、第3図に示されるようなナゲツ
ト24が形成されるような中電流を流す。この中
電流は、第2図の通電時間よりも長い時間流す。
これにより鋼板10と鋼板12のうち電極20,
22間の部位が溶着する。
次に、第4図に示されるように、電極20,2
2間に、ナゲツト24を拡大させて鋼板10,1
2を他の母材26と溶着させるための大電流を流
す。この通電時間は0.9mmのラミネート鋼板と0.8
mmのSPC28鋼板とをスポツト溶接するときに
は、中電流を流す時間よりも大電流を流す時間の
方が一般に長くなる。なお、加圧力は一定で行わ
れる。
このように、本実施例においては、ラミネート
鋼板16に小電流を流して絶縁層14を溶かし、
次にラミネート鋼板16に中電流を流して絶縁層
14を完全に除去させるとともに、鋼板10,1
2間ナゲツト24を形成し、この後ラミネート鋼
板16に大電流を流して鋼板10,12を母材2
6に溶着させるようにしたため、スポツト溶接時
にラミネート鋼板に亀裂が生じたり、ラミネート
鋼板と他の鋼板とが完全に溶着しなかつたりする
のを防止することができ、溶接品質の向上に寄与
することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、ラミネ
ート鋼板に小電流を流して絶縁層を溶かし、絶縁
層が溶けた後ラミネート鋼板に中電流を流して電
極間の絶縁層を除去させるとともに、ラミネート
鋼板にナゲツトを生じさせ、ナゲツトが形成され
た後ナゲツトを拡大させる大電流を電極間に流し
てラミネート鋼板を他の母材と溶着させるように
したため、溶接品質の向上に寄与することができ
るという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を説明するためのフローチヤー
ト、第2図は本発明の一実施例を示す絶縁層除去
時の作用を説明するための図、第3図はナゲツト
形成時の作用を説明するための図、第4図はラミ
ネート鋼板と他の母材とを溶着するときの作用を
説明するための図である。 10,12…鋼板、14…絶縁層、16…ラミ
ネート鋼板、18…クランプ部材、20,22…
電極、24…ナゲツト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鋼板と鋼板との間に絶縁層を有するラミネー
    ト鋼板のうちラミネート鋼板の表裏面に、上層の
    鋼板と下層の鋼板とを電気的に短絡するクランプ
    部材を装着し、ラミネート鋼板の溶接すべき表裏
    面にそれぞれ電極を押し当てて各鋼板を加圧する
    とともに、両電極間に絶縁層を溶かす小電流を数
    サイクル流し、絶縁層が溶けた後、両電極により
    各鋼板を加圧しつつ中電流を両電極間に流して溶
    融した絶縁層を通電回路から除去するとともに絶
    縁層と相隣接する各鋼板間にナゲツトを生じさ
    せ、ナゲツトが形成された後、該ナゲツトを拡大
    させて両鋼板を他の母材と溶着させる大電流を両
    電極間に流すことを特徴とするラミネート鋼板の
    スポツト溶接方法。
JP60252223A 1985-11-11 1985-11-11 ラミネ−ト鋼板のスポツト溶接方法 Granted JPS62110878A (ja)

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JPS62110878A JPS62110878A (ja) 1987-05-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6048634B2 (ja) * 2011-03-03 2016-12-21 トヨタ自動車株式会社 溶接方法及び溶接構造
DE102013112436A1 (de) 2013-11-12 2015-05-13 Thyssenkrupp Ag Mehrstufiges Widerstandsschweißen von Sandwichblechen
DE102015104635B3 (de) 2015-03-26 2016-03-03 Thyssenkrupp Ag Verfahren und Vorrichtung zum Widerstandsschweißen von Sandwichblechen

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4955548A (ja) * 1972-10-02 1974-05-29
JPS60162584A (ja) * 1984-01-31 1985-08-24 Mazda Motor Corp 積層板に対する他部材の溶接方法

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