JPH1151442A - 喫煙空間創設システム - Google Patents
喫煙空間創設システムInfo
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- JPH1151442A JPH1151442A JP23881497A JP23881497A JPH1151442A JP H1151442 A JPH1151442 A JP H1151442A JP 23881497 A JP23881497 A JP 23881497A JP 23881497 A JP23881497 A JP 23881497A JP H1151442 A JPH1151442 A JP H1151442A
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Abstract
を喫煙空間と非喫煙空間とし、煙草の煙を非喫煙空間に
流出させず、清浄化する。 【解決手段】室内2の一部空間3を囲うエアーカーテン
4を形成するエアーカーテン発生部6と、エアーカーテ
ン4で囲った一部空間3内に在る吸引口37を有したエ
アー吸引部と、一部空間3内に配設した排出口48を有
しエアー吸引部にて吸引したエアーを、一部空間3の床
15に這わせて外に排出するエアー排出部と、吸引口3
7と排出口48との間にある空気清浄部とからなり、排
出口48からのエアー排出量をエアーカーテン4による
外部巻込エアー量Qよりも大となるように設定し、一部
空間3内を負圧状態にすると共に喫煙空間とすること
で、排出口48からの清浄エアーは床15に這って一部
空間3外に排出して室内2を循環して、空調設備に影響
を与えない。
Description
車両等の室内に仕切りを作ったり障害物を設置したりせ
ずに、エアーカーテンにより室内の一部空間を囲い、そ
の一部空間内を喫煙空間にして喫煙空間外の室内に煙や
臭いを直接出さないようにした喫煙空間創設システムに
関する。
喫煙ブースや喫茶室にする方法として、つい立てを使用
する場合が多い。このつい立てはあくまで間仕切りが目
的であるから、上部空間からエアーが流出入するため内
部あるいは外部の汚染されたエアー(煙草の煙、排気ガ
ス、浮遊粉塵、有害ガス)や悪臭が流出入する弊害が生
じる。
に示すようなエアーカーテン発生装置を内蔵したつい立
てがある。このつい立てaは、送風機bを内蔵し上部に
エアーカーテンを形成する吹出口cを設置し、更に側面
に吸引口dを設置してなる。このつい立てaにて吸引口
dを内側にして室内の一部を囲う。更に、このつい立て
aの設置場所上方の天井eには吸引ファンfを設置して
いる。送風機bを作動させて吹出口cからエアーを吹き
出しエアーカーテンgを形成して床h、天井e、つい立
てa等と相まって一部空間iをつくり、この一部空間i
内のエアーを天井eの吸引ファンfにて外部に排出して
一部空間i内を負圧にして、室内の他の空間に汚染エア
ーや悪臭を流出しないようにしている。
(実開平7−35927号公報参照)がある。この喫煙
ユニットは、天井eの周囲に吹出口cがあり天井部jの
中央部に吸引口dがあって、吹出口cからのエアーカー
テンgにより床h、天井部jと相まって一部空間iをつ
くり、この一部空間i内のエアーを天井部jの吸引口d
にて吸引排出して一部空間i内を一時的に負圧にして、
室内の他の空間に煙や悪臭を流出しないようにし、天井
部j内にある空気清浄機により清浄エアーとして再び吹
出口cから吹き出し、循環させているものである。
図25に示す例では、部屋の一部をつい立てaにて仕切
って、直ぐにその場所を喫煙ブースや喫茶室にすること
は出来ても、人の往来するような所に簡易的に作ること
が出来ず、見通しもきかない結果となる。
を支持する柱kが必要となり、更に、天井eに吊るすよ
うなタイプにしても、一部空間i内を一時的に負圧状態
にすることが出来ても、中央部にある吸引口dから吸い
込んだエアーは、その全量を再び吹出口cからのエアー
カーテンgとするから、結局は一部空間i内を恒常的に
負圧状態にすることが出来ず、室内の他の空間に煙や悪
臭が流出してしまい良好な喫煙空間となりずらい。
れたもので、室内に仕切りを作ったり障害物を設置した
りせず、室内の一部空間内を安定した負圧状態に保持し
て、煙を一部空間内から流出させないで室外に排出した
り、清浄化して室内に戻し循環することのできる喫煙空
間創設システムを提供することを課題とする。
め、請求項1記載の発明は、室内の一部空間を囲うため
のエアーカーテンを形成する吹出口を有したエアーカー
テン発生部と、前記エアーカーテンにて囲った一部空間
内に在り且つ前記吹出口から吹き出すエアーの非干渉位
置に配設した吸引排出口を有したエアー吸引排出部とか
らなり、前記吸引排出口からの室内系外へのエアー排気
量を少なくとも前記エアーカーテンによる外部巻込エア
ー量よりも大となるように設定し、前記一部空間内を強
制負圧状態にすると共に喫煙空間としたことを特徴とす
る。したがって、この特徴によれば、室内の一部空間を
一旦エアーカーテンにより遮断し、このエアーカーテン
に起因する外部巻込エアー量よりも多くのエアーを、遮
断した一部空間内から吸引排出して負圧状態に保持し、
更に、吹出口の非干渉位置に吸引排出口があるから、エ
アーカーテンを安定して形成でき、一部空間内の煙草の
煙が室内の他の空間に出ない。
囲うためのエアーカーテンを形成する吹出口を有したエ
アーカーテン発生部と、前記エアーカーテンにて囲った
一部空間内に在り且つ前記吹出口から吹き出すエアーの
非干渉位置に配設した吸引口を有したエアー吸引部と、
前記一部空間内に配設した排出口を有し前記エアー吸引
部にて吸引したエアーを、前記一部空間を構成する天
井、床及び壁に這わせて前記一部空間外に排出するエア
ー排出部と、前記吸引口と前記排出口との間に設けた空
気清浄部とからなり、前記排出口からのエアー排出量を
少なくとも前記エアーカーテンによる外部巻込エアー量
よりも大となるように設定し、前記一部空間内を強制負
圧状態にすると共に喫煙空間としたことを特徴とする。
したがって、この特徴によれば、前記排出口からの清浄
エアーは一部空間の天井、床及び壁に這って前記一部空
間外に排出するから、室内を循環し空調設備に影響を与
えない。
は、前記一部空間外に配設した排出口を有し前記エアー
吸引部にて吸引し清浄化したエアーを、前記一部空間外
に排出することを特徴とする。したがって、この特徴に
よれば、前記排出口からの清浄エアーを直接一部空間外
に排出するから、室内を循環し空調設備に影響を与えな
い。
は、前記エアーカーテンによる外部巻込エアー量の2倍
よりも大となるように設定したことを特徴とする。した
がって、この特徴によれば、エアー排気量が多いから、
エアーカーテンの境界近くで喫煙しても煙が一部空間外
に流れない。
ン発生部は、パイプに吸込口及び吹出口を設けると共に
パイプ内に送風機を設けてなることを特徴とする。した
がって、この特徴によれば、吸込口及び吹出口からエア
ーを均一に吸い込み、吹き出せるから、均一なエアーカ
ーテンを得ることができ、外部からパイプにエアーを供
給しなくても良い。
の吹出方向を変換出来ることを特徴とする。したがっ
て、この特徴によれば、前記エアーカーテン発生部の設
置状況に対応して吹出口の吹き出し方向を変換して、室
内の一部空間を囲うことができる。
と、前記エアー排出部と、前記空気清浄部とを一体構成
とした空気清浄機であることを特徴とする。したがっ
て、この特徴によれば、一体構成の空気清浄機とエアー
カーテン発生部との組み合わせで、設置した空気清浄機
の排出口が一部空間内にあっても、空気清浄機の周辺も
含めた広い室内の一部空間を安定した喫煙空間となる。
と、前記エアー排出部と、前記空気清浄部とを一体構成
とした空気清浄機であることを特徴とする。したがっ
て、この特徴によれば、一体構成の空気清浄機とエアー
カーテン発生部との組み合わせで、設置した空気清浄機
の排気口が一部空間外にあるから、空気清浄機の周辺も
含めた広い室内の一部空間をより安定した喫煙空間とな
る。
の排出口に、前記一部空間を構成する天井、床及び壁に
這わせて前記一部空間外に排出するためのガイドを設け
たことを特徴とする。したがって、この特徴によれば、
エアー排出部の排出口からの清浄化したエアーがガイド
により方向性を与えられ、スムーズに天井、床及び壁を
這って一部空間外に排出する。
〜24に基づいて詳述する。図1は本発明の実施の形態
である喫煙空間創設システムを示す平面図、図2は図1
の矢線A方向から見た側面図である。両図において、1
は喫煙空間創設システムを示し、この喫煙空間創設シス
テム1は、室内2の一部空間3を囲うためのエアーカー
テン4を形成する吹出口5を有したエアーカーテン発生
部6と、このエアーカーテン4にて囲った一部空間3内
に在り且つ吹出口5から吹き出すエアーの非干渉位置に
配設した吸引排出口7を有したエアー吸引排出部8とか
らなり、吸引排出口7からの室内2系外へのエアー排気
量を少なくともエアーカーテン4による外部巻込エアー
量Qよりも大となるように設定し、一部空間3内を負圧
状態にすると共に喫煙空間9としたものである。この一
部空間3を囲う手段としてのエアーカーテン4は、一方
の間仕切り10に隣接して立設したエアーカーテン発生
部6から他方の間仕切り10に向けて水平に吹き出さ
れ、更に一部空間3を囲うのに、このエアーカーテン4
のみでなく、3つの壁面13及び2つの間仕切り10を
利用している。なお、図1中10は間仕切りであり、1
1及び12はカウンター及びその椅子である。
部空間3を囲うのに、天井14に取り付けたエアーカー
テン発生部6からエアーカーテン4を垂直方向に吹き出
す状態を示し、図4に示す喫煙空間創設システム1は、
一部空間3を囲うのに、1つの壁面13と1つの間仕切
り10とを利用して、2つのエアーカーテン発生部6に
よる場合を示し、図5に示す喫煙空間創設システム1
は、一部空間3を囲うのに、1つの壁面13を利用し、
2つのエアーカーテン発生部6による場合を示す。そし
て、図3、4、5にそれぞれ示す喫煙空間創設システム
1のその他の構成は、図1、2のものと同様なので、図
面に符号を付してその説明を省略する。
すように、パイプ20に吸込口21及び吹出口5を設け
ると共にパイプ20内に送風機22を設けてなり、パイ
プ20の一端、例えば、下部の所定長さに吸込口21及
び吹出口5を設けず、他端、例えば、上部にアジャスタ
ー29(図10参照)を設けている。図6の吹出口5は
スリットであるが、その形状は特に限定されず、エアー
カーテン4を形成するものであれば良い。この吹出口5
は、複数の孔を並べても、更に複数のノズルを並べても
良い。いずれにしても、吹出口5がオリフィス板の役目
を担って圧力損失の原因になる構造としてはならない。
送風機22はモータ23の両側に羽根車24、24が装
設されている。なお、エアーカーテン発生部6は、吹出
口5のあるパイプ20に給気管や別置きの送風機(いず
れも不図示)のデリバリ側に接続されても差し支えな
い。
吹出方向を変換出来るようにするため、吹出方向変換装
置25を内蔵していても良い。この吹出方向変換装置2
5は、左右方向変換板26と上下方向変換板27とを有
する。左右方向変換板26は、図7の実線及び2点鎖線
で示すように動かすことにより、その吹出方向を左右に
変換できる。上下方向変換板27は、図8の実線及び2
点鎖線で示すように動かすことにより、その吹出方向を
上下に変換できる。したがって、その状況に応じて吹出
方向変換装置25を操作して、気流の変化等により喫煙
空間9を調整出来る。なお、上下方向変換板27は、使
用頻度が低いことが予想されるから、無くても良い。
に送風機28を取り付けてなり、エアーカーテン発生部
6の吹出口5の干渉を避ける意味から、吹出口5から離
れた位置、例えば0.6m以上離れた位置に設置するの
が良い。なお、エアー吸引排出部8は、吸引排出口7に
排気管や別置きの送風機(いずれも不図示)のサクショ
ン側に接続したものでも良い。吸引排出口7から吸い込
むエアー量は、その設置場所の気流に注意し、その気流
により喫煙空間9とした一部空間3内の煙草の煙がエア
ーカーテン4を突き破り、一部空間3外に出ない程度の
ものが必要になる。すなわち、一部空間3内の煙がエア
ーカーテン4外に出ることなく、吸引排出口7に誘引さ
れなければならないから、このエアー吸引排気量は、上
述のように、エアーカーテン4による外部巻込エアー量
Qよりも大となるように設定しなければならない。この
設定状態が保たれれば、喫煙空間9内は負圧状態を保持
する。以上の図1〜5に示す喫煙空間創設システム1
は、吸引排出口7から吸い込んだエアーをそのまま外部
に排気するから、冷暖房等の空調設備に負担をかけるた
め、これら空調設備がない工場内の作業場等に適用され
る。
1の利用方法につき説明する。まず、室内3の空きスペ
ースを調査し、喫煙空間創設システム1を導入するのに
都合の良い空きスペースを選択する。次に、その空きス
ペース、すなわち一部空間3を囲うようにエアーカーテ
ン発生部6を設置する。エアーの給排気量を決めそれに
見合う送風機28を選択する。そして、エアーカーテン
発生部6の吹出口5からのエアーカーテン4により一部
空間3を囲い喫煙空間9とし、送風機28を作動させ
て、一部空間3内の汚染空気を外に直接吸引排気して、
一部空間3内を負圧状態にするから、この中で煙草を吸
っても煙が室内3の他の空間に流失しない。
aは、前記エアーカーテン発生部6と、エアーカーテン
4にて囲った一部空間3内に在り且つ吹出口5から吹き
出すエアーの非干渉位置に配設した吸引口37を有した
エアー吸引部32と、一部空間3内に配設した排出口4
8を有しエアー吸引部32にて吸引したエアーを、一部
空間3を構成する天井14、床15及び壁面13の一つ
あるいは複数に這わせて一部空間3外に排出するエアー
排出部33と、吸引口37と排出口48との間に設けた
空気清浄部34とからなり、排出口48からのエアー排
出量を少なくともエアーカーテン4による外部巻込エア
ー量Qよりも大となるように設定し、一部空間3内を負
圧状態にすると共に喫煙空間9としたものである。そし
て、エアー吸引部32と、エアー排出部33と、空気清
浄部34とは、空気清浄機30内に収納され一体構成と
される。従って、図9、10に示す喫煙空間創設システ
ム1aは、前記エアーカーテン発生部6が2つと、1つ
の空気清浄機30との組み合わせからなり、前記一部空
間3を囲う手段としてのエアーカーテン4は、2つの壁
面13を利用しこの壁面13に隣接して立設した2つの
エアーカーテン発生部6から水平に吹き出されている。
は、1つのエアーカーテン発生部6と、1つの空気清浄
機30との組み合わせからなり、一部空間3を囲うの
に、3つの壁面13を利用し、この壁面13に隣接して
立設したエアーカーテン発生部6からエアーカーテンが
水平に吹き出されている場合を示し、図12に示す喫煙
空間創設システム1aは、図11とほぼ同様であるが、
空気清浄機30にエアーカーテン発生部6を隣接して立
設している点で異なる。図13に示す喫煙空間創設シス
テム1aは、一部空間3を囲うのに、天井14に取り付
けたエアーカーテン発生部6からエアーカーテン4を垂
直方向に吹き出す状態を示している。
称分煙機と呼ばれ、その近傍で煙草を吸うとその煙は直
ちに吸引清浄化されるものであり、前述のように、清浄
機本体31内にエアー吸引部32、エアー排出部33及
び空気清浄部34を組み込み一体構成としたものであ
る。そして、清浄機本体31は、天板35とその下面に
取り付けられる箱体36とからなる。
し、この吸引口37を清浄機本体31内に配設した送風
機38の吸い込み側に接続することで構成する。このエ
アー吸引部32は、竜巻式であり、送風機38を作動さ
せると、後述の円筒体40内に竜巻tが発生し、この竜
巻tの有する渦収束性により煙草の煙を直ちに捕集する
ものである。すなわち、このエアー吸引部32は、図1
5に示すように、円筒体40の側壁41に前記吸引口3
7を設けると共に円筒体40の長手方向両端に吸引孔4
2を設け、この吸引孔42を後述のように前記送風機3
8の吸い込み側に接続してなる。この吸引孔42は側板
43にあけられ、上記形態の円筒体40が2つあり、こ
れら円筒体40は吸引口37を反対にした状態にし、側
壁41を若干離した状態にして側板43に固定してい
る。更に、円筒体40の上方にカバー44を取り付け、
円筒体40とカバー44との隙間を吸引開口45とし、
この吸引開口45は天板開口47を通して送風機38の
吸い込み側に接続している。また、2つの吸引孔42を
覆うカバー46を側板43に固定して、カバー46にて
2つの吸引孔42を天板開口47を通して送風機38の
吸い込み側に接続している。
し、この排出口48を送風機38の吐き出し側に接続
し、かつガイド49を設けることで構成する。従って、
排出口48から出た排出エアーはガイド49により方向
性が付与され、床15に這ってエアーカーテン4が途切
れている隙間、すなわち、エアーカーテン発生部6の下
部の所定長さには吸込口21及び吹出口5を設けていな
いから、エアーカーテン4に影響されず、直ちに一部空
間3外に出る。なお、ガイド49は図17の2点鎖線に
示す板49aを設け、より方向性を付けても良い。
較的大きな粒子を除去するプレフィルター50と、プレ
フィルター50通過後の微粒子を除去する集塵フィルタ
ー51と、臭気成分を除去する脱臭フィルター52とか
らなる。なお、図14、15中53はキャスターであ
り、図15中54は灰皿である。
1aは、図9、10に示すものと同様に、2つのエアー
カーテン発生部6と、1つの空気清浄機との組み合わせ
からなるが、空気清浄機30aが天井設置タイプであ
り、吸引口37から入った汚染エアーは清浄化され、排
出口48からの排出エアーは天井14を這って一部空間
3外に出て、一部空間3内を負圧状態にし喫煙空間9と
するものである。この空気清浄機30aは、分煙機であ
る空気清浄機30とほぼ同様に、清浄機本体31a内に
エアー吸引部32、エアー排出部33及び空気清浄部3
4(いずれも不図示)を組み込み一体構成としたもので
あり、その説明を省略する。この空気清浄機30aは、
煙草の煙を直ちに吸引して清浄化するものではないか
ら、喫煙者といえども他人の煙は嫌なものであることを
考えると、図18、19の机11の代わりに分煙機であ
る図14〜16の空気清浄機30を設置して、煙を直ち
に吸引清浄化しても何ら差し支えない。むしろ一部空間
3外に排出されるエアー量が増えるから、一部空間3内
の負圧状態がよくなり都合がよい。
1aの利用方法につき説明する。まず、室内3の空きス
ペースを調査し、その空きスペース毎に天井高、気流状
況、隣接するスペースの利用状況等を調査して、その中
で喫煙空間創設システム1aを最も導入するのに都合の
よい壁面13の多い空きスペースを選択する。次に、そ
の空きスペース、すなわち一部空間3を囲うようにエア
ーカーテン発生部6を設置する。気流状況により、エア
ーカーテン発生部6の吹出口5の寸法及び吹き出し風速
を決めれば、エアーカーテン風量が決まり、吸引口37
からのエアー吸引量及び排出口48からのエアー排出量
も決まり、エアーの給排出量が決まって、それに見合う
送風機38を選択する。そして、エアーカーテン発生部
6の吹出口5からのエアーカーテン4により一部空間3
を囲い喫煙空間9とし、送風機38を作動させると、空
気清浄機30周辺の煙は直ちに吸引口37から竜巻tに
より吸引され、空気清浄部34により清浄化され排出口
48から清浄エアーが排出されるが、その清浄エアー
は、図9〜13の喫煙空間創設システム1aでは、ガイ
ド49により床15を這ってエアーカーテン4の下を通
り一部空間3外に出て、一部空間3内を負圧状態にす
る。また、図18〜19の喫煙空間創設システム1aで
は、空気清浄機30aにより煙は吸引清浄化され、排出
口48からの清浄エアーが天井14を這ってエアーカー
テン4の上、すなわち、エアーカーテン発生部6の上部
にはアジャスター29があるから、エアーカーテン4が
形成されず、エアーカーテン4の上を通り一部空間3外
に出て、一部空間3内を負圧状態にする。
外部巻込エアー量Q以上若しくは2Q以上に設定してあ
れば、喫煙空間9は良好な負圧状態を現出し、この中で
煙草を吸っても煙は外部に漏れることなく吸引口5から
吸引排気され、一部空間3外に排出される。特にエアー
排出量を2Q以上に設定してあれば、過酷な気流状況に
も耐え、煙草を吸わない人や嫌煙者から苦情が来ること
がなくなる。
1bは、前述の喫煙空間創設システム1aと略同様であ
るが、エアー排出部の排出口48が一部空間3外に配設
した点で基本的に異なる。図20の喫煙空間創設システ
ム1bでは、矩形スペースにエアーカーテン発生部6を
立設して、一部空間3である喫煙空間9と非喫煙空間9
aとに分け、喫煙空間9内にカウンター状の空気清浄機
30bを設置し、その排出口48を矩形スペースの周縁
に設置されているぺリカウンター60に接続し、このぺ
リカウンター60が非喫煙空間9aに位置した所にクリ
ーンエアー排気口61を設け、このクリーンエアー排気
口61から清浄エアーを一部空間3外に排出し、一部空
間3内を負圧状態に保持するものである。
使用される空気清浄機30bは、前述の竜巻型の空気清
浄機30aでも良いが、図21、22に示すように、エ
アー吸引部32aが二重天板のものを使用している。す
なわち、このエアー吸引部32aは、天板35に吸引口
37を設け、天板35上に設けた支柱62に固定した遮
蔽板63と、支柱62を囲んだネット状物64とからな
り、この吸引口37を清浄機本体31内に配設した送風
機38の吸い込み側に接続することで構成する。そし
て、排出口48をぺリカウンター60に接続するため
に、清浄機本体31の箱体36の側板に設けている。空
気清浄機30bのその他の構成は、竜巻型の空気清浄機
30aと同様であるから、図面に符号を付してその説明
を省略する。
では、3つの壁面13で囲まれた矩形のスペースにエア
ーカーテン発生部6を立設して、一部空間3である喫煙
空間9と非喫煙空間9aとに分け、喫煙空間9と非喫煙
空間9aとを跨がるように空気清浄機30cを設置した
ものである。図23、24は空気清浄機30cを天井1
4に設置した場合を示すが、図23、24の2点鎖線で
示すように、壁面13に単独に設置しても、あるいは天
井14及び壁面13双方に設置しても良い。そして、い
ずれもその吸引口37を喫煙空間9内に位置させ、排出
口48を非喫煙空間9aに位置させて、煙草の煙を含ん
だエアーを吸引口37から吸引し、空気清浄部34によ
り清浄化し、排出口48から清浄エアーを非喫煙空間9
aに排出し、喫煙空間9内を負圧状態に保持するもので
ある。なお、上記構成の図20〜24に示す喫煙空間創
設システム1bの利用方法は、喫煙空間創設システム1
aと略同様なので、その説明を省略する。
煙草の煙ばかりか有害ガスを室内の一部空間内に封じ込
め、その一部空間外に直接流出しないシステムとして利
用出来ることは言うまでもなく、そのような使用は本発
明の範囲内である。
創設システムによれば、以下のような効果がある。請求
項1の発明は、室内の一部空間を一旦エアーカーテンに
より遮断し、このエアーカーテンに起因する外部巻込エ
アー量よりも多くのエアーを、遮断した一部空間内から
吸引排出して負圧状態に保持し、更に、吹出口の非干渉
位置に吸引排出口があるから、エアーカーテンが安定し
て形成でき、一部空間内の煙草の煙が室内に出ない。し
たがって、室内に仕切りを作ったり障害物を設置したり
せず、室内の一部空間内を安定した負圧状態に保持し
て、煙を一部空間内から流出させないで室外に吸引排除
することが出来る。
口からの清浄エアーは、一部空間の天井、床及び壁に這
って前記一部空間外に排出するから、室内を循環し空調
設備に影響を与えない。したがって、上記効果に加え
て、簡易な構成であるのに空調設備に影響を与えず、広
い範囲の喫煙空間を安定して確保出来る。
エアーを直接一部空間外に排出するから、室内を循環し
空調設備に影響を与えない。したがって、上記効果に加
えて、簡易な構成であるのに空調設備に影響を与えず、
広い範囲を喫煙空間をより安定して確保出来る。
ら、エアーカーテンの境界近くで喫煙しても煙が一部空
間外に流れない。したがって、喫煙空間の気流条件が悪
くなっても、煙草の煙が喫煙空間外に出ることがなく、
非喫煙空間に煙が流れず迷惑がかからない。
エアーを均一に吸い込み、吹き出せるから、均一なエア
ーカーテンを得ることができ、外部からパイプにエアー
を供給しなくても良い。したがって、均一なエアーカー
テンだから、確実に一部空間を囲うことが出来、配管が
必要なく、別置きの送風機の設置場所の確保なども必要
ない。
生部の設置状況に対応して吹出口の吹き出し方向を変換
して、室内の一部空間を囲うことができる。したがっ
て、設置後の気流変化に対応出来て、なお一層安定した
喫煙空間を得ることが出来る。
とエアーカーテン発生部との組み合わせで、設置した空
気清浄機の排気口が一部空間内にあっても、空気清浄機
の周辺も含めた広い室内の一部空間を安定した喫煙空間
にする。したがって、空気清浄機とエアーカーテン発生
部との組み合わせにより、室内のいろいろな空間に容易
に喫煙空間とすることが出来る。
とエアーカーテン発生部との組み合わせで、設置した空
気清浄機の排気口が一部空間外にあるから、空気清浄機
の周辺も含めた広い室内の一部空間をより安定した喫煙
空間となる。したがって、空気清浄機とエアーカーテン
発生部との組み合わせにより、室内のいろいろな空間に
容易にしかもより安定した喫煙空間とすることが出来
る。
からの清浄化したエアーがガイドにより方向性を与えら
れ、スムーズに天井、床及び壁を這って一部空間外に排
出する。したがって、一部空間内の負圧状態が安定する
から、良い喫煙空間を得られる。
ムを示す平面図。
ステムを示す側面図。
ステムを示す平面図。
ステムを示す平面図。
た状態を示す斜視図。
面図。
面図。
ステムを示す平面図。
システムを示す平面図。
システムを示す平面図。
システムを示す側面図。
気清浄機を示す斜視図。
気清浄機を示す断面図。
面図。
ドを示す斜視図。
システムを示す平面図。
システムを示す側面図。
システムを示す平面図。
の空気清浄機を示す斜視図。
の空気清浄機を示す断面図。
システムを示す平面図。
システムを示す断面図。
Claims (9)
- 【請求項1】室内の一部空間を囲うためのエアーカーテ
ンを形成する吹出口を有したエアーカーテン発生部と、
前記エアーカーテンにて囲った一部空間内に在り且つ前
記吹出口から吹き出すエアーの非干渉位置に配設した吸
引排出口を有したエアー吸引排出部とからなり、前記吸
引排出口からの室内系外へのエアー排出量を少なくとも
前記エアーカーテンによる外部巻込エアー量よりも大と
なるように設定し、前記一部空間内を負圧状態にすると
共に喫煙空間としたことを特徴とする喫煙空間創設シス
テム。 - 【請求項2】室内の一部空間を囲うためのエアーカーテ
ンを形成する吹出口を有したエアーカーテン発生部と、
前記エアーカーテンにて囲った一部空間内に在り且つ前
記吹出口から吹き出すエアーの非干渉位置に配設した吸
引口を有したエアー吸引部と、前記一部空間内に配設し
た排出口を有し前記エアー吸引部にて吸引したエアー
を、前記一部空間を構成する天井、床及び壁に這わせて
前記一部空間外に排出するエアー排出部と、前記吸引口
と前記排出口との間に設けた空気清浄部とからなり、前
記排出口からのエアー排出量を少なくとも前記エアーカ
ーテンによる外部巻込エアー量よりも大となるように設
定し、前記一部空間内を負圧状態にすると共に喫煙空間
としたことを特徴とする喫煙空間創設システム。 - 【請求項3】前記エアー排出部は、前記一部空間外に配
設した排出口を有し前記エアー吸引部にて吸引し清浄化
したエアーを、前記一部空間外に排出する請求項2記載
の喫煙空間創設システム。 - 【請求項4】前記エアー排出量は、前記エアーカーテン
による外部巻込エアー量の2倍よりも大となるように設
定した請求項1、2又は3記載の喫煙空間創設システ
ム。 - 【請求項5】前記エアーカーテン発生部は、パイプに吸
込口及び吹出口を設けると共にパイプ内に送風機を設け
てなる請求項1、2、3又は4記載の喫煙空間創設シス
テム。 - 【請求項6】前記吹出口は、その吹出方向を変換出来る
請求項5記載の喫煙空間創設システム。 - 【請求項7】前記エアー吸引部と、前記エアー排出部
と、前記空気清浄部とは一体構成とした空気清浄機であ
る請求項2記載の喫煙空間創設システム。 - 【請求項8】前記エアー吸引部と、前記エアー排出部
と、前記空気清浄部とは一体構成とした空気清浄機であ
る請求項3記載の喫煙空間創設システム。 - 【請求項9】前記エアー排出部の排出口に、前記一部空
間を構成する天井、床及び壁に這わせて前記一部空間外
に排出するためのガイドを設けた請求項2又は7記載の
喫煙空間創設システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23881497A JP3627165B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 喫煙空間創設システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23881497A JP3627165B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 喫煙空間創設システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1151442A true JPH1151442A (ja) | 1999-02-26 |
JP3627165B2 JP3627165B2 (ja) | 2005-03-09 |
Family
ID=17035690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23881497A Expired - Fee Related JP3627165B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 喫煙空間創設システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3627165B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002360048A (ja) * | 2001-06-06 | 2002-12-17 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 脱穀装置 |
WO2013035198A1 (ja) * | 2011-09-09 | 2013-03-14 | 日本たばこ産業株式会社 | 分煙方法 |
-
1997
- 1997-07-31 JP JP23881497A patent/JP3627165B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002360048A (ja) * | 2001-06-06 | 2002-12-17 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 脱穀装置 |
WO2013035198A1 (ja) * | 2011-09-09 | 2013-03-14 | 日本たばこ産業株式会社 | 分煙方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3627165B2 (ja) | 2005-03-09 |
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