JPH11514071A - ガイドストップを有するエネルギーガイドチェイン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明はチェインリンク（２）が対向する側壁（４）とこれら側壁を結合する上方および下方の横方向ウェブ又は壁部を有し、かつ互いに関節結合されているケーブル等のためのエネルギーガイドチェイン（１）に関し、このエネルギーガイドチェインは、１８０°以上の転回域（７）を経て上方の弛緩域（上方半部体８）により結合されるほゞ直線状の下方部分（下方半部体６）を形成し、その下方部分の下辺側は下方半部体（６）の上辺側に対して少なくとも部分的に摺動し、そして一部のチェインリンク（２）はチェインの対向半部体の横方向の動きを防止するガイドストップ（９）を備えている。本発明によれば、ガイドストップ（９）はチェインの長手方向に延在するウェブの形状をなし、そしてチェインの半部体（６又は８）のチェインリンク（２）の少なくとも一つのガイドストップ（９）がチェインの対向半部体（８又は６）のチェインリンク（２）上の二つのガイドストップ（９）の間に係合して、係合したチェインリンク（２）が相互の横方向の変位に対して固定されるようになされている。

Description

【発明の詳細な説明】 ガイドストップを有するエネルギーガイドチェイン 本発明はチェインリンクが対向する側壁とこれら側壁を結合する上方および下 方の横方向ウェブ又は壁部を有しかつ互いに関節結合されているケーブル等のた めのエネルギーガイドチェインにおいて、このエネルギーガイドチェインが 180 °以上の転回域を経て上方の弛緩域（上方半部体）により結合されるほゞ直線状 の下方部分（下方半部体）を形成し、その下辺側は下方半部体の上辺側上に少な くとも部分的に摺動し、そして一部のチェインリンクにチェインの対向半部体の 横方向の動きを防止するガイドストップが設けられているエネルギーチェインに 関する。 本発明でいうチェインリンクとは側壁に対して離脱可能に固定された横方向の ウェブを有するチェインリンクおよび側壁と一体に形成された横方向のウェブを 有するチェインリンクの双方であるものとして理解すべきである。これら横方向 のウェブはまたエネルギーガイドチェインの内部空間がほとんど完全に閉鎖され るようにチェインの長手方向により大きな大きさを有する。 チェインがたとえば成形体の外壁および側壁が空所によってへだてられている ことによって形成され、転回域中において内側にある成形体壁が実質的に連続し たベルトの形状をなす連続した、たとえば押し出しされた、可撓性の成形体から なるエネルギーガイドチェインも包含される。チェインリンクを相互に結合する 関節部はエネルギーガイドチェインの材料の弾性的な変形性による実質的にフィ ルム又はストラップヒンジの形態をなす。 エネルギーガイドチェインが比較的長い移動経路を有し、チェインの上方およ び下方半部体がおかれているガイドチャンネルが用いられない場合には、チェイ ンリンク相互の軸方向の遊びによりチェインの直線的な経路からの横方向の偏り が生じる。これによってチェインの上方半部体の側壁の摺動エッジの下方の横方 向のウェブ又は横方向のウォールの外側における摺動が生じ、したがってこれら の比較的薄い構成部分が摩耗され極端な場合には破壊されることがある。さらに 、直線的な経路からの比較的大きな偏りがあると、チェインが傾いたり又は側方 から落下することがある。比較的大きな横方向の偏りがあると、チェインリンク のヒンジ結合にも過大な歪みが加わる。 たとえばスライド状のガイドストップ、星型ハンドル又は１−もしくは２−腕 レバーなどとして構成されたガイドストップを少なくとも一方の側壁の外側に有 し、これらのガイドストップがチェインリンクの側壁の外側の面内で又はこれに 対して平行をなす面内において制限的に移動可能なチェインリンクを有するエネ ルギーガイドチェインがＤＥ４４３３６７８Ａ１においてすでに開示されている 。上方半部体が下方半部体上に対して摺動するチェインの領域においては、対向 半部体の側壁がチェインの移動方向にガイドストップによって重なり合いかつ案 内されるので、少なくともこの領域においては横方向の偏りは生じ得ない。エネ ルギーガイドチェインの移動中に、チェインの上方半部体のガイドストップが下 方半部体のそれらに対して、上方半部体のガイドストップが転回し、上方に回動 し又は上方に変位するような状態で共動すると、エネルギーガイドチェインの移 動速度がそれによって制限されるが、これはそうしないとガイドストップのホル ダに過大な負荷が加わるからである。さらにガイドストップの高速移動での共動 は相当大きな騒音の発生を伴う。これは特に結合点からスタートするエネルギー ガイドチェインが両方向に完全に伸長され、したがって移動中にチェインの上方 半部体の各ガイドストップが移動されて騒音の発生に関わるような場合である。 さらに、ガイドストップが側壁の側部に配置されていると、エネルギーガイドチ ェインの巾がさらに大きくなり外形が不規則になって側方の突起が相互に引っか かりやすくなって面倒である。 本発明の課題は前記の不具合を解消し、特にやっかいな側方の突起がなく容易 にかつ安価に製造されるエネルギーガイドチェイン用の案内を提供することであ る。 前記の課題は本発明によれば、ガイドストップをチェインの長手方向に延在す るウェブの形状とし、かつチェインの半部体のチェインリンクの少なくとも一つ のガイドストップをチェインの対向半部体のチェインリンクの二つのガイドスト ップの間に係合し、したがって係合されたチェインリンクを相互に横方向への変 位に対して固定することによって解決される。 ガイドストップはチェインの下方半部体のチェインリンクの上側又はチェイン の上方半部体のチェインリンクの下側の外側域に配置することができる。したが って横方向の動きを抑止する案内がチェインの外側域で有利に行われる。しかし ガイドストップはまたチェインの上方半部体の上側又はチェインの上方半部体の 下側の他の領域中において設けてもよい。 ガイドストップは好ましくは、その中間スペースがウェブと補足し合うＵ−字 断面形状の二重ウェブとして形成される。こゝで「補足し合う」とはウェブとウ ェブの間の中間スペースとが共動してチェインリンクの横方向の動きを防止する ような形態にあることを意味する。もとより、中間スペースはウェブの巾よりも 多かれ少なかれ大きくてもよく、したがって上下に重なり合うチェインリンクの 直線的な案内を実質的に妨げない僅かな横方向の動きは許容される。 特に好ましい具体例ではチェインリンクの巾方向にわたって延在する櫛形構造 をなす多数のガイドストップが与えられ、チェインの半部体のチェインリンクの ウェブ形のガイドストップが対向半部体のチェインリンクのガイドストップの間 の相補的なＵ−字形の中間スペースに係合する。 チェインの下方半部体が上方半部体に移行するにつれて、接触しているチェイ ンリンクのウェブがまず空隙をもって重なり合って位置される。エネルギーガイ ドチェインがさらに移動すると、チエインの上方半部体および下方半部体の相互 に接触しているチェインリンクのウェブが互いに重なり合う。チェインリンクの 関節部の軸線を横切る方向の遊びのためにエネルギーガイドチェインの移動につ れて上下に重なるチェインリンクの巾方向の偏位が起こり、したがってそれらの ウェブは対向するチェインリンクのＵ−字形の中間スペース中において櫛形の態 様で係合し、各チェインリンクの一つの肢が対向するチェインリンクの二つの肢 の間に案内され、そして対向するチェインリンクのそれ以上の横方向の動きが防 止される。 チェインリンクの巾、好ましくはその全体の巾にわたって延在する櫛形構造は それが互いに接触するウェブおよびＵ−字形の中間スペースについて特に大きな 支持面を許容して、これがガイドストップに対して摩耗の度合いを特に低下させ る利点を有する。特にウェブ端部とＵ−字形の中間スペースの底部とが平坦な摺 動面の形態にあるときは、チェインリンクの全体の巾を支持面、したがって摺動 面として利用することができるので、チェインの上方半部体の所定の重量に関し て部材相互の面は僅かな圧力しかかゝらず、したがって特に低い摩耗の度合を示 す実施態様が得られる。 またガイドストップの長さは、チェインの上方半部体および下方半部体が伸長 状態にあるときに、ガイドストップがチェインの対向半部体の連続する下方半部 体のガイドストップの間に存在する中間スペースの長さよりも大きいことが有利 である。チェインの下方半部体が転回域を経てチェインの上方半部体に移行する ときには、チェインの上方半部体の最初のチェインリンクのガイドストップだけ を下方半部体のガイドストップの間に挿通させることが必要である。このとき後 続するチェインリンクのガイドストップはすでにそれらの挿通位置にあり、チエ インの対向半部体のガイドストップの間に容易に配置することができる。このガ イドストップの案内によってエネルギーガイドチェインの特に低騒音でかつ特に 円滑かつ困難のない移動が与えられ、これによって極めて高速の移動が可能にな る。特に、チェインリンクの側壁の外側に設けられ、外側の面内でチェインの対 向半部体のガイドストップの作用下で移動しそしてそれらの所定に位置に搬送さ れるガイドストップの場合とは異なって、チェインの対向半部体のチェインリン クのガイドストップとの相互作用によって各チェインリンクのガイドストップを 個別に位置決めする必要がない。 ガイドストップの長さを、円滑な移動が失われるが、チェインの対向半部体の ガイドストップの間の中間スペースの長さよりも小さくしてもよいが、これは特 に移動速度が大きな場合、チェインリンクの巾方向の偏位が一般にそれほど大き くなく、ガイドストップが隣接するチェインリンクのガイドストップの間の中間 スペースを通過する際にそれらの軌道からはずれるためである。 ガイドストップはそれらの隣接するチェインリンク相互の曲折を妨げないよう な長さにすることが有利であり、隣接するチェインリンク相互の回動はこの目的 のために設けられるストップによってのみ制限される。 転回域における隣接するチェインリンクの曲折を阻害しないために、ガイドス トップは側部の中央面からチェインリンクの一方の関節結合域に対する方向に偏 位される。この中央面はチェインリンクの関節結合域の間の中央において、エネ ルギーガイドチェインの長手方向に対して垂直に形成された面のことである。 チェインの半部体のガイドストップのチェインの対向半部体のガイドストップ の間へのそれらの接触の際の挿通を容易なものとするために、ガイドストップの 上方又は上方の外側は斜裁されていてもよく、またはガイドストップは台形等断 面を有していてもよい。またエネルギーガイドチェインの移動の間におけるチェ インの半部体のガイドストップのチェインの対向半部体のガイドストップの間へ の追随を容易にするために、ガイドストップの端面を斜裁してもよい。 ガイドストップはチェインリンクのチェインの対向半部体に面する側と一体に 形成することが有利である。ガイドストップはたとえば側壁に対して射出成形さ れて離脱不能に結合された横方向のウェブに形成することができる。しかし、ガ イドストップは他の構成部分、たとえばチェインリンク側部の狭い側面に一体に 形成してもよい。 離脱可能な横方向のウェブを有するエネルギーガイドチェインの場合には、ガ イドストップをこの横方向のウェブと一体に成形することが有利である。この場 合には、横方向のウェブを交換することによってエネルギーガイドチェインに適 当なガイドストップを特に容易に取付け直すことができる。 一方、ガイドストップをチェインリンクに離脱不能に固定した実施態様とする ことも可能である。この目的のために、たとえばガイドストップをそれと共に一 体に形成した別体の支持体も与えられ、これらの支持体はチェインリンクに対し てたとえば側部に又は横方向のウェブに離脱可能に固定することができる。固定 はたとえばロック又は締付け結合によって行ない得る。 最後に本発明はガイドストップがチェインリンク上において制限的に移動可能 になされている実施態様を含む。チェインの長手方向に延在するウェブを、たと えばチェインリンクに対して横方向に延在したとえば横方向のウェブに設けられ る溝中に保持しそして平行に移動できるようにしてもよい。この溝の長さは互い に当接するチェインリンクのウェブが、場合によって端面に設けられる乗り上げ 斜面により、溝中における転移によって相互の経路から出ることができかつ相互 に通過して移動できるようなものである。ウェブの動きは溝の端面によって制限 され、ガイドストップがそれらの側面で互いに摺動する際に、相互の頂部で重な り合うチェインリンクの横方向の動きを防止する。チェインリンクがチェインの 上方半部体から下方半部体へ移行する際、たとえばチェインリンクの中間部に対 する内側にあるスロット端部からその外側端部への又はその逆の自動的な移行は 、溝がチェインリンクの横方向に沿って傾斜位置で傾斜することによって可能で あり、したがって変位可能なガイドストップが重力によって溝の下端、すなわち チェインの下方半部体において、たとえば溝の外側端部、およびチェインの上半 部において溝の内側端部に位置される。 以下、本発明を実施例によって説明し図面を参照して記載する。 図１は下方半部体、転回域および上方半部体からなり、そのリンクがチェイン の対向半部体に面する側にガイドストップを有するエネルギーガイドチェインを 示す。 図２は図１のエネルギーガイドチェインの切り取った一部の側面図（上方）、 断面図（中間部）および平面図（下方）を示す。 図３はチェインの下半部に上半部をおいた図１のエネルギーガイドチェインの Ａ−Ａ断面に沿う断面図である。 図１ないし３に示すエネルギーガイドチェイン１は、それらの端部で関節ボル ト３によって制限的に回動できるように互いに結合された多数のチェインリンク ２を有している。このチェインリンク２は上方および下方の横方向ウェブ５によ って互いに結合したオフセット側壁４を有する。 エネルギーガイドチェイン１は転回域７を経て上方半部体８に移行する下方半 部体６を有する。チェインの上方半部体および下方半部体のチェインリンクは同 一の構成を有し、下方半部体の上方半部体に対する横方向の動きを防止するガイ ドストップ９を備えている。 種々の寸法のチェインリンクについて高さが約５ｍｍで巾が２−３ｍｍのウェ ブ状のガイドストップを設ければ充分なことが判明した。 特に図２に示すように、側壁４はオフセット−アウト域１０とオフセット−イ ン域１１とを有し、ガイドストップ９はこのオフセット−イン域１１および部分 的にオフセット−アウト域１０にわたって側壁４の下縁の高さで延在する（図２ の上方の図による）。チェインリンクの関節域の間の中央にある中央面１２に関 して、ガイドストップ９がチェインリンク下方半部体の各関節域に対する方向に 偏位されている。チェインの長手方向におけるガイドストップ９の長さは、エネ ルギーガイドチェインの転回域における曲げ半径（図１参照）を考慮して、ガイ ドストップ９が隣接するチェインリンク相互の曲折を阻害しない程度のものであ り、チェインリンクの回動性はこの目的のために設けられたストップによってだ け制限される。したがって転回域７においては、連続するチェインリンクのガイ ドストップ９の間には参照符号１３で示す小さな距離が形成される。ガイドスト ップは長方形以外の形状でもよく、たとえば長手方向断面は台形であってもよく 、この台形の傾斜側辺を隣接するガイドストップのための角度のある当接面とし て構成することができる。 ガイドストップ９は面−平行な外側面を有する長方形ウェブの形状をなし、か つチェインリンク２の相互に対向する横方向ウェブ５上において互いに同一の距 離で配置されている。ガイドストップ９は多数のＵ−字部分又はウェブからなる ものとしてもよい櫛形構造を形成し、このＵ−字部分の肢部はガイドストップ９ によって形成されそしてＵ−字形部の底部は横方向ウェブ５によって形成されて いる。この実施例ではガイドストップ９はチェインリンクと同一のブラスチック 材料からつくられ、横方向ウェブと一体に形成されている。 図３に示すように、チェインの上方半部体８のチェインリンクのガイドストッ プ９によって形成された櫛形構造はチェインの下方半部体６のチェインリンクの 櫛形構造の中間スペースに係合し、したがって下方半部体および上方半部体のチ ェインリンクの相互の横方向の動きが防止される。ガイドストップ９の間隔と巾 は、対向する中間スペースよりも極めて僅かに小さく、ガイドストップがチェイ ンの対向半部体のガイドストップの間に案内されるようなものである。 チェインの上方半部体８が下方半部体６上に滑動状態で案内ドされると、ガイ ドストップの端面１４が対向するチェインリンクの横方向のウェブまたは横方向 の壁部に支持される。チェインリンクの全体、すなわちほとんどその全巾が支持 面として利用でき、したがって側壁の狭い側面またはそこに設けられたスキッド だけが互いに支持されているような公知のエネルギーガイドチェインとは異なっ て、極めて大きな支持面したがって摩耗の少ない実施態様が得られる。 図１に示すように、エネルギーガイドチェインが転回する場合には、チェイン の上方半部体８に走出する転回域７の領域のチェインリンクはチェインの下方半 部体６のチェインリンク上に通過される。これがチェインリンクを互いに横方向 に偏位させて行われると、チェインの上方半部体８のガイドストップ９の端面１ ４がチェインの下方半部体６のガイドストップの端面上に支持される。しかし、 前後に連続するチェインリンクの軸線を横切る関節の遊びが常に存在するので、 ガイドストップ相互の摺動は移動経路の極く僅かな部分についてしか生じない。 チェインの下方半部体および上方半部体におけるチェインリンク相互の横方向の 偏位によって、ガイドストップ９が下方のチェインリンクの櫛形構造の中間スペ ース中に挿通され、したがってチェインの上方半部体および下方半部体の図３に 示す構成が断面Ａ−Ａのレベルにおいて存在する。この挿通動作はガイドストッ プ９の丸味を帯びた又は斜裁された端面１４によって容易に行われる。図３に示 すチェインの上方半部体および下方半部体相互の構成がエネルギーガイドチェイ ンの一部に存在すると、エネルギーガイドチェインが移動するにつれて夫々の引 きつづくチェインリンクの櫛形構造が容易に挿通し、そしてガイドストップ９の チェインの長手方向における長さがチェインの対向半部体における中間スペース １５の長さよりも大きいので、櫛形構造が挿通されると、ガイドストップはたと えば乗り上げ斜面によって互いに作用することなく又はそれらが固定されている チェインリンクに対するそれらの位置を変えることなく容易に案内される。全体 として、これがエネルギーガイドチェインを高速の移動に際してでも極めて低い ノイズの度合いで移動させるようにする。さらにガイドストップがチェインリン クに固定的に固定されていてもこの実施例はまたほとんど保守を必要としない。 符号の説明 １ エネルギーガイドチェイン ２ チェインリンク ３ 関節ボルト ４ 側壁 ５ 横方向ウェブ ６ チェインの下方半部体 ７ 転回域 ８ チェインの上方半部体 ９ ガイトストップ １０ オフセット−アウト域 １１ オセット−イン域 １２ 中央面 １３ 領域 １４ 端面 １５ 中間スペース

───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． チェインリンクが対向する側壁とこれら側壁を結合する上方および下方の 横方向のウェブ又は壁部を有しかつ互いに関節結合されており、エネルギーガイ ドチェインが１８０°以上の転回域を経て上方の弛緩部（上方半部体）に結合さ れるほゞ直線状の下方部（下方半部体）を形成し、この弛緩部の下側が下方半部 体の上側に少なくとも部分的に摺動し、チェインリンクの一部のものにはチェイ ンの対向半部体の横方向の動きを防止するガイドストップが設けられているケー ブル等のためのエネルギーガイドチェインにおいて、前記ガイドストップ（９） がチェインの長手方向に延在するウェブの形状をなし、かつチェインの半部体（ ６又は８）のチェインリンク（２）上の少なくとも一つのガイドストップ（９） がチェインの対向半部体（８又は６）のチェインリンク（２）上の二つのガイド ストップ（９）の間に係合し、したがって係合されたチェインリンク（２）が相 互の横方向の変位に対して固定されていることを特徴とするエネルギーガイドチ ェイン。 ２． ガイドストップ（９）がチェインの下方半部体のチェインリンクの上側又 はチェインの上方半部体のチェインリンクの下側の外側域に配置されている請求 項１記載のエネルギーガイドチェイン。 ３． ガイドストップ（９）がＵ−字形の二重ウェブとして構成されその中間ス ペースがウェブと相補し合う請求項２記載のエネルギーガイドチェイン。 ４． チェインリンク（２）の幅方向にわたって延在する櫛形構造を形成する多 数のガイドストップ（９）が設けられ、チェインの半部体のチェインリンク（２ ）のウェブ形状のガイドストップ（９）が対向半部体のチェインリンク（２）の ガイドストップ（９）の間の相補的なＵ−字形の中間スペース中に係合する請求 範囲１記載のエネルギーガイドチェイン。 ５． チェインの上方半部体（８）および下方半部体（６）が伸長状態にある場 合にガイドストップ（９）の長さがチェインの対向半部体の連続するチェインリ ンク（２）のガイドストップの間に存在する中間スペース（１５）の長さよりも 大きい請求項１ないし４のいずれか一項に記載されたエネルギーガイドチェイン 。 ６． ガイドストップがチェインリンク（２）の関節域に向かう方向において側 壁（４）の中央面（１２）から偏位されている請求項１ないし５のいずれか一項 に記載されたエネルギーガイドチェイン。 ７． ガイドストップ（９）の上方又は下方の外側が斜裁されている請求項１な いし６のいずれか一項に記載されたエネルギーガイドチェイン。 ８． ガイドストップ（９）がチェインリンク（２）と一体に形成されている請 求項１ないし７のいずれか一項に記載されたエネルギーガイドチェイン。 ９． ガイドストップ（９）が横方向ウェブ（５）と一体に形成されている請求 項１ないし７のいずれか一項に記載された離脱可能な横方向ウェブを有するエネ ルギーガイドチェイン。 １０． ガイドストップ（９）がチェインリンクに離脱可能に固定されている請 求項１ないし７のいずれか一項に記載されたエネルギーガイドチェイン。