JP4074678B2 - 潤滑用インサートを含む側方たわみコンベヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は一般的にコンベヤに関する。特に本発明は、潤滑用インサートを含む側方たわみコンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
米国特許第5,176,247号に示されているように、側方たわみコンベヤは、一対の離間した摩耗ストリップを有し直線部と湾曲部を形成する案内トラックを備えている。無端の側方たわみコンベヤチェーン(すなわち垂直方向と共に水平つまり側方方向にフレキシブルなコンベヤチェーン)が、案内トラック上をそれに沿って走行する。駆動スプロケットがコンベヤチェーンを、案内トラックに対して引っ張る。湾曲部を通って引っ張られる際、コンベヤチェーンは案内トラックの内側摩耗ストリップに対し接触支持されて摩擦力を生じ、この摩擦力が案内トラック及びチェーンの加熱と摩損を引き起こす。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の側方たわみコンベヤにおける問題は、多くの用途において、コンベヤチェーンを湾曲部で潤滑するのに、1つ以上の別個の機構を設ける必要があることである。潤滑機構は保守しなければならない移動部品を有する。また潤滑機構は、補給しなければならない比較的多量の流体潤滑剤を放出する。
【0004】
別の問題は、多くの用途において、コンベヤチェーンを潤滑するための別個の機構を設けるのは望ましくなく、その結果コンベヤチェーンと案内トラックが潤滑されず、その分はやく摩耗することである。この点は、特に多くの食品加工用途において問題となる。なぜなら、取り扱われる食品を汚染する可能性を避けるため、コンベヤは厳しい要求を満たさねばならないからである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、案内トラックとこの案内トラック上をそれに沿って走行するコンベヤチェーンとを備えた側方たわみコンベヤなどのコンベヤを提供する。案内トラックは、相互に離間した内側及び外側摩耗ストリップを備えている。内側摩耗ストリップの案内面が案内トラックの各湾曲部における弧状経路の内側を形成し、外側摩耗ストリップの案内面がその外側を形成している。内側摩耗ストリップの案内面は、潤滑用インサートを収納する複数の長さ方向に離間した孔を有する。コンベヤチェーンは複数の相互に結合されたリンクで形成され、各リンクは頂部板とこの頂部板から下方に延びた内側及び外側リブとを有する。内側リブの外面は、コンベヤチェーンが案内トラックの湾曲部を通って引っ張られるとき内側摩耗ストリップの案内面に当接するスラスト面を形成する。
【0006】
潤滑用インサートは、内側摩耗ストリップの孔内に装着されている。一実施例において、各潤滑用インサートは、多数の細長い空所を含む多孔性物質の円筒状詰め部材と、多孔性物質の空所内に収容された流体潤滑剤とを備えている。一実施例において、多孔性物質はポリエチレンなど高密度のポリマー材料である。また一実施例において、流体潤滑剤は石油系オイルである。別の実施例において、流体潤滑剤は食品等級植物油である。
【0007】
動作時、チェーンのリンクが案内トラックの湾曲部を通って移動するとき、チェーンの張力によって各リンクの内側リブの外側面60が、内側摩耗ストリップの案内面に対して当接するスラスト面を形成する。チェーンが引続き移動することで摩擦力を生じ、これらの摩擦力が熱を発生し、潤滑用インサートを含む内側摩耗ストリップを加熱する。加熱された潤滑用インサートは、少量の流体潤滑剤を毛細管作用によって多孔性物質の空所から放出する。流体潤滑剤は、内側摩耗ストリップの案内面とリンクのスラスト面との間に薄い潤滑膜を形成する。かかる潤滑効果は潤滑膜が消失するまで続き、消失すると摩擦力が再び潤滑用インサートを加熱し、少量の流体潤滑剤をさらに放出して、潤滑膜を新たに形成する。
【0008】
本発明の一実施例において、潤滑用インサートは案内トラックの各湾曲部の入口部分だけに配置される。一実施例において、潤滑用インサートはチェーンリンクの孔内に配置される。一実施例において、チェーンリンクは多孔性物質と第2のポリマー材料が一体形成されたものである。一実施例においては、内側摩耗ストリップ全体が多孔性物質で形成される。
【0009】
また本発明の一実施例において、各潤滑用インサートは中実の低摩擦材料とバインダ材料とからなる円筒状の詰め部材を含む。適切な中実の低摩擦材料はPTFEで、適切なバインダ材料はポリエチレンである。詰め部材は柔らかく、チェーンと接触すると機械的に変形し、PTFEの粒子がスラスト面及び案内面に対して放出もしくは擦りつけられる。一実施例において、中実の低摩擦材料からなる詰め部材は実質上非多孔性で、流体潤滑剤を含み、この流体潤滑剤が放出されてスラスト面と案内面を潤滑する。
【0010】
本発明は案内トラックとチェーンを潤滑し、コンベヤの過熱及びそれに伴う動作不良を防止するという利点を有する。また本発明は、コンベヤの過度な摩耗を防ぎ、その結果コンベヤの寿命を長くする。さらに本発明は、別個の機械的な潤滑機構を必要とせず、しかも案内トラックとチェーンの構造で比較的高価な潤滑材料を少量だけ必要とするので、案内トラックとチェーンを比較的安価な方法で潤滑できる。
本発明のその他の各特徴及び利点は、以下の説明、請求の範囲の記載及び添付の図面を参照することによって当業者には明かとなろう。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1から図4に、本発明の各種特徴を実施したコンベヤ10が示してある。図示の実施例において、コンベヤ10は側方たわみコンベヤである。側方たわみコンベヤ10は、直線部(図示せず)とコーナーもしくは湾曲部14(1つだけを示す)とを有する連続状の案内トラック12を備える。図2に最も明瞭に示してあるように、湾曲部14は入口部分16、中央部分18及び出口部分20を有する。コンベヤチェーン(後述する)はまず湾曲部14の入口部分16に入り、中央部分18を通過し、その後出口部分20から湾曲部14を出る。
【0012】
案内トラック12は、床上に案内トラック12を支持する適切な支持構造体22を備えている。図示の実施例において、支持構造体22は一対の離間した平行な内側及び外側搬送路24と26を具備する。内側及び外側搬送路24と26は各々、ほぼ水平の上方取付面を有する。案内トラック12は、それぞれ内側及び外側搬送路24と26上に取り付けられた内側及び外側摩耗ストリップ28と30をも備えている。図1及び図2から明らかなように、内側及び外側摩耗ストリップ28と30は湾曲部14におけるそれぞれの相対位置に関連して表してある(すなわち内側摩耗ストリップ28は外側摩耗ストリップ30及び湾曲部14の弧の中心に対して内側の位置を占め、外側摩耗ストリップ30は内側摩耗ストリップ28及び湾曲部14の弧の中心に対して外側の位置を占める)。図示した案内トラックは2つの別個な内側及び外側摩耗ストリップを備えているが、別の一実施例(図示せず)において、内側及び外側摩耗ストリップがU字状あるいはその他の適切な断面輪郭を有する単一ベース部材の各一部でもよいことは自明である。またその他の実施例(図示せず)において、上記と異なる数の摩耗ストリップあるいは上記と異なる断面形状を有する摩耗ストリップが使えることも自明である。
【0013】
図示の実施例に戻ると、内側及び外側摩耗ストリップ28と30の各々はそれぞれの水平搬送面32または33とそれぞれのほぼ垂直な案内面34または35を具備する。内側摩耗ストリップ28の案内面34が湾曲部14における弧状経路の内側を形成し、外側摩耗ストリップ30の案内面35がその外側を形成している。別の実施例(図示せず)において、弧状経路に沿った案内面は摩耗ストリップに対して上記と異なる形に形成することもでき、あるいは上記と異なる数の案内面を形成することもできることは自明である。内側摩耗ストリップ28の案内面34は、複数の同等の長さ方向に離間した孔36を有する。図示の実施例において、孔36は各々雌ネジ38を有する連続状の側壁を備えている。別の実施例において、孔はネジ切りされなくともよい。孔の寸法と間隔は、案内トラック、チェーン及び湾曲部の寸法及び特定の幾何学的形状に応じて変化する。図示した特定の実施例において、各孔36は約5/32の直径と約1/4インチの深さを有する。図2に最も明瞭に示してあるように、孔36は中央部分18においてよりも入口部分16と出口部分20においての方が接近して相互に離間している。図示した特定の実施例において、中央部分18の孔36は入口部分16と出口部分20の孔36と比べほぼ2倍隔てて(中心−中心間距離が約1.5インチ)相互に離間している。別の実施例において、孔36は上記と異なる仕様で相互に離間させることもできる。また図示の実施例において、内側及び外側摩耗ストリップ28と30は低摩擦のUHMWPE材料で構成されている。また別の実施例において、各摩耗ストリップは例えばナイロンや鋼など別の適切な材料でも構成可能である。
【0014】
コンベヤ10は、案内トラック12上をそれに沿って走行するように支持された無端コンベヤチェーン40を具備する。図示した特定の実施例において、コンベヤチェーン40は案内トラック12の湾曲部14を通り抜けるために側方にたわむ(すなわち垂直方向と共に水平つまり側方方向にたわむ)。コンベヤチェーン40は複数の相互に接続された同等のリンク42で形成されている。図示の実施例において、リンク42の各々は低摩擦のアセタール熱可塑性材料で構成されている。別の実施例として、リンクは例えば鋼など上記と異なる適切な材料でも構成可能である。各リンク42はほぼ平面状の頂部板44を備え、頂部板44は後端に中央ヒンジ穴46、また前端に中央ヒンジ穴46と相補関係にある一対のヒンジ穴(図示せず)を有する。各リンク42の前端は第1のヒンジピン(図示せず)によって、隣接した前方リンクの後端に旋回自在に結合される。各リンク42の後端は第2のヒンジピン(図示せず)によって、隣接した後方リンクの前端に旋回自在に結合される。各リンク42の後縁54は、相対的な旋回移動あるいは水平方向の側方たわみを可能にするように面取りされている。
【0015】
また各リンク42は、頂部板44から下方に延び相互に離間した内側及び外側リブ56と58を備えている。内側及び外側リブ56と58の各々は、それぞれの垂直外側面60または62を有する。内側及び外側リブ56と58の外側面60と62は、内側及び外側摩耗ストリップ28と30の案内面34と35にそれぞれ対向している。コンベヤチェーン40が案内トラック12の湾曲部14を通って引っ張られるとき、コンベヤチェーン40の張力が内側リブ56の外側面60を内側摩耗ストリップ28の案内面34に対して接触支持もしくは摺動させ、従って内側リブ56の外側面60は、内側摩耗ストリップ28の案内面34に当接してそこに押しつけられるスラスト面64を形成する。
【0016】
コンベヤ10は、コンベヤチェーン40を駆動する適切な手段(図示せず)に結合されている。図示の実施例において、コンベヤチェーンを駆動する手段は駆動スプロケットに駆動連結された適切なモータを備える。駆動スプロケットの歯がコンベヤチェーン40と係合し、コンベヤチェーン40を案内トラック12に対しそれに沿って引っ張る。コンベヤチェーン40が駆動スプロケットの動作により案内トラック12に対しそれに沿って引っ張られるので、コンベヤチェーン40に張力が生じる。
【0017】
コンベヤ10は、内側摩耗ストリップ28の各孔36にそれぞれ装着された複数の潤滑用インサート72を備えている。潤滑用インサート72の各々は、円筒状の詰め部材(プラグ)74を具備する。別の実施例(図示せず)において、詰め部材は上記以外の適切な断面形状を有することもできる。詰め部材(プラグ)74は、それぞれの孔36の雌ネジ38と噛み合い係合する雄ネジ76を有する。図示の実施例において、詰め部材74は約5/32インチの直径を有する。詰め部材(プラグ)74は、案内面34及び対向するスラスト面64に近接した外側部分を有している。図示の実施例において、外側部分は案内面34に対し上方にわずかに上昇しており(この外側部分の上昇は分かりやすくするため誇張して示してある)、後で更に詳しく説明するように、コンベヤチェーン40が湾曲部14を通って移動するとき、スラスト面64に当接する。別の実施例(図示せず)では、詰め部材(プラグ)の外側部分を案内面に対し上昇させなくてもよい。
【0018】
図示の実施例において、詰め部材74は、多数の細長い空所を内部に形成している多孔性物質80で構成されている。空所は例えば少なくとも約2など、比較的高いアスペクト比を有する。一実施例において、多孔性物質80は高密度のポリマー材料である。一実施例において、ポリマー材料はポリエチレンである。現時点では高密度のポリエチレンが好ましいが、ポリエチレンまたはその他のポリマー材料は任意の密度とし得る。商業的に入手可能な適切な多孔性物質80は、マイクロポリ(Micropoly 登録商標)H−2( Phymet Inc.;米国オハイオ州スプリングボロー所在)である。詰め部材74は任意の適切な方法で形成できるが、図示の実施例において、詰め部材74はロッド形状に押出成形され、次いで所定の長さに切断され詰め部材74とされている。
【0019】
図示の実施例において、潤滑用インサート72は多孔性物質80の空所に収容された流体潤滑剤82を含む。任意の適切な流体潤滑剤が使用可能である。一実施例において、流体潤滑剤82は次のものからなる群の中から選ばれる:石油系オイル、食品等級植物油、合成潤滑剤、及びこれらの組合せ。コンベヤが食品加工の用途で用いるのに適する一実施例において、流体潤滑剤82はH−2タイプの食品等級植物油である。商業的に入手可能な適切な流体潤滑剤は、マイクロポリ(Micropoly 登録商標)H−2( Phymet Inc.;米国オハイオ州スプリングボロー所在)として提供されているH−2タイプの食品等級植物油である。マイクロポリH−2は、H−2タイプの食品等級植物油が含浸された多孔性ポリエチレンのロッドを含む商業的に入手可能な製品である。流体潤滑剤82は、例えば真空含浸など、任意の適切な方法で多孔性物質内に導入可能である。
【0020】
コンベヤ10の動作時には、駆動スプロケットがチェーン40を案内トラック12に対して引っ張り、チェーン40は案内トラック12上をそれに沿って走行する。チェーン40のリンク42が案内トラック12の湾曲部14を通って移動するとき、チェーン40の張力によって各リンク42の内側リブ56の外側面60が内側摩耗ストリップ28の案内面34に対して引き付けられるもしくは押しつけられる。従って、内側リブ56の外側面60は内側摩耗ストリップ28の案内面34に対して接触支持されるスラスト面64を形成する。チェーン40が案内トラック12に対し引続き移動することで、内側摩耗ストリップ28の案内面34とスラスト面64との間に摩擦力を生じる。これらの摩擦力が熱を発生し、潤滑用インサート72を加熱する。潤滑用インサート72の加熱に応じ、少量の流体潤滑剤82が毛細管作用によって多孔性物質80の空所から放出される。この毛細管作用は、多孔性物質80の空所内における流体潤滑剤82の熱誘起膨張によって生じる。多孔性物質80の空所の細長い形状が、放出される流体潤滑剤82の量を最大化している。放出された流体潤滑剤82は、内側摩耗ストリップ28の案内面34とリンク42のスラスト面64との間に薄い潤滑膜を形成する。この潤滑膜が、案内面34とスラスト面64との間の摩擦力を最小にする。かかる潤滑効果は潤滑膜が消失するまで続き、消失すると摩擦力が再び潤滑用インサート72を加熱し、少量の流体潤滑剤82をさらに放出して、潤滑膜を新たに形成する。この点から見るなら、摩擦力が潤滑用インサート72を暖めるのに充分な熱を発生すると少量の流体潤滑剤82が放出されるので、潤滑用インサートは「自己調整」型である。
【0021】
本発明の利点は、コンベヤチェーンを湾曲部で潤滑するための別個の機構を設ける必要がないことである。別の利点は、コンベヤを構成するのに比較的少量の潤滑物質だけですむことである。更なる利点は、摩擦力が潤滑用インサートを暖めるのに充分な熱を発生すると限定された量の流体潤滑剤が放出されるという点で、潤滑用インサートが「自己調整」型であることである。また更なる利点は、潤滑用インサートが移動部品を有さず、メインテナンスフリーなことである。また別の利点は、潤滑用インサートが別個式の潤滑機構よりはるかに少ない量の流体潤滑剤を放出することである。
【0022】
図5には、本発明の代替実施例であるコンベヤ110が図示してある。以下説明する異なる点を除き、コンベヤ110はコンベヤ10と同等であり、共通の構成要素は同じ参照番号で表してある。コンベヤ110は長さ方向に離間した孔36とこれらの孔に対応した潤滑用インサート72を備えているが、これらは湾曲部14の入口部分16においてのみ内側摩耗ストリップ28に配置されている。入口部分16の潤滑用インサート72が潤滑膜を形成し、次いでこの潤滑膜がチェーン40の移動に伴って湾曲部14の中央部分18及び出口部分20内へと運ばれていく。
【0023】
図6には、本発明の第2の代替実施例であるコンベヤ210が図示してある。以下説明する異なる点を除き、コンベヤ210はコンベヤ10と同等であり、共通の構成要素は同じ参照番号で表してある。各リンク42(1つだけを示す)の内側リブ56に孔212が形成され、この孔212内に潤滑用インサート72が装着されている。内側摩耗ストリップ28は、孔もしくはそこに装着される潤滑用インサートを有していない。
【0024】
図7には、本発明の第3の代替実施例であるコンベヤ410が図示してある。以下説明する異なる点を除き、コンベヤ410はコンベヤ10と同等であり、共通の構成要素は同じ参照番号で表してある。各リンク42(1つだけを示す)は、多孔性物質80からなる第1の部分412と別の多孔性物質416からなる第2の部分414とを有する。第1の部分412及び第2の部分414は適切な方法で一体に接合されるか、あるいは一体に形成されている。例えば、図示の実施例において、リンク42は多孔性物質80と別の多孔性物質416との共射出成形によって形成されている。別の多孔性物質416は、リンク42としての充分な構造的一体性を与える任意の適切な材料とし得る。図示した特定の実施例において、別の多孔性物質416は低摩擦のUHMWPEもしくはナイロン材料である。
【0025】
図8には、本発明の第4の代替実施例であるコンベヤ510が図示してある。以下説明する異なる点を除き、コンベヤ510はコンベヤ10と同等であり、同等の構成要素を表すのに同じ参照番号が使われている。この実施例によるコンベヤはコンベヤ10と異なって構成することもでき、また図示したコンベヤ110、210または410のいずれかと同じ全体的外見を有することも可能なことが理解されるべきである。コンベヤ510は、コンベヤ10の潤滑用インサート72と異なる構造の潤滑用インサート512を備えている。潤滑用インサート512は、中実の低摩擦材料とバインダ材料とで形成された詰め部材(プラグ)514を具備する。中実の低摩擦材料としては、任意の適切なものが使える。適切な中実の低摩擦材料には、例えば各種フルオロカーボンポリマーあるいは各種フルオロカーボンポリマーの組合せが含まれる。図示の実施例において、中実の低摩擦材料はPTFEである。その他の適切な低摩擦材料は、例えばMoS2及びステアリン酸塩である。詰め部材(プラグ)514は、PTFEを詰め部材の形状に形成するための適切なバインダ材料も含んでいる。バインダ材料としては、任意の適切なものが使える。図示の実施例において、バインダ材料はポリエチレンである。より詳しく説明すれば、低摩擦材料とバインダ材料の相対量は広い範囲にわたって変更可能であるが、図示の実施例において詰め部材(プラグ)514は約80%のPTFEと約20%のポリエチレンを含む。低摩擦材料を含む詰め部材(プラグ)514は、内側摩耗ストリップの案内面及びチェーンのスラスト面を形成するUHMWPE、ナイロンまたは鋼など硬い材料と比べると比較的柔らかい。コンベヤ510の動作時、チェーンのスラスト面が内側摩耗ストリップの案内面と詰め部材(プラグ)514に当接し、比較的柔らかい詰め部材(プラグ)514の機械的変形を引き起こす。詰め部材(プラグ)514のこの機械的変形の結果として、PTFEの粒子がチェーンのスラスト面ひいては内側摩耗ストリップの案内面に対して擦りつけられ、コンベヤを潤滑する。但しコンベヤを連続運転していると、詰め部材(プラグ)514が摩耗してしまい、定期的に交換しなければならない。
【0026】
図9には、本発明の第5の代替実施例であるコンベヤ610が図示してある。以下説明する異なる点を除き、コンベヤ610はコンベヤ510と同等であり、同等の構成要素を表すのに同じ参照番号が使われている。コンベヤ610は、コンベヤ510の潤滑用インサート512と異なる構造の潤滑用インサート612を備えている。潤滑用インサート612は、中実の低摩擦材料とバインダ材料で形成された詰め部材614を具備する。コンベヤ510の詰め部材514について前述したのと同様、任意の適切な中実の低摩擦材料及び適切なバインダ材料が使える。図示の実施例において詰め部材614は、約80%のPTFE(中実の低摩擦材料)と約20%のポリエチレン(バインダ材料)を含む。詰め部材614は詰め部材514と異なり多孔性で、従って流体潤滑剤616を収容する空所を内部に有する。前述した流体潤滑剤のうちいずれかなど、任意の適切な流体潤滑剤が使える。図示の実施例において、流体潤滑剤616は適切な石油系の潤滑油である。低摩擦材料を含む詰め部材614は、内側摩耗ストリップの案内面及びチェーンのスラスト面を形成する硬い材料と比べると比較的柔らかい。コンベヤ610の動作時、チェーンのスラスト面が当接して比較的柔らかい詰め部材614の機械的変形を引き起こす。その結果、PTFEの粒子がチェーンのスラスト面ひいては内側摩耗ストリップの案内面に対して擦りつけられ、コンベヤを潤滑する。但しコンベヤを連続運転していると、詰め部材614が摩耗してしまい、定期的に交換しなければならない。また、摩擦力によって内側摩耗ストリップが加熱すると、流体潤滑剤616が放出され、スラスト面と案内面との間に薄い潤滑層を形成する。中実の低摩擦材料を含む柔らかい詰め部材614とそこに含まれた流体潤滑剤616との組合せは、中実の低摩擦材料が低速度・高負荷の条件で作動しているときのコンベヤに対して特に有効な潤滑をもたらし、また流体潤滑剤が高速度・低負荷の条件で作動しているときのコンベヤに対して特に有効な潤滑をもたす点で有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンベヤを示す斜視図。
【図2】図1に示したコンベヤの平面図。
【図3】図2の3−3線にほぼ沿った拡大断面図。
【図4】図3に示したコンベヤの一部をさらに拡大した図。
【図5】図2と同様の平面図で、本発明の代替実施例であるコンベヤ110を示す。
【図6】図3と同様の断面図で、本発明の第2代替実施例であるコンベヤ210を示す。
【図7】図3と同様の断面図で、本発明の第3代替実施例であるコンベヤ410を示す。
【図8】図3と同様の断面図で、本発明の第4代替実施例であるコンベヤ510を示す。
【図9】図8と同様の断面図で、本発明の第5代替実施例であるコンベヤ610を示す。
【符号の説明】
10;110;210;410;510;610 コンベヤ
12 案内トラック
14 湾曲部
16 入口部分
20 出口部分
28、30 内側、外側摩耗ストリップ
34、35 案内面
36;212 孔
40 コンベヤチェーン
42 リンク
64 スラスト面
72;512;612 潤滑用インサート
74;514;614 詰め部材
80;416 多孔性物質
82;616 流体潤滑剤
Claims (40)
- 案内面を構成する摩耗ストリップを備えた案内トラックと、
前記案内トラックに対して移動自在に支持され、複数の相互に結合されたリンクを備えたコンベヤチェーンで、該複数のリンクは前記コンベヤチェーンの移動時に前記案内面に当接するスラスト面を各々備えているコンベヤチェーンと、
相互に一定の間隔で配置される複数個の流体潤滑剤が含浸された多孔性物質であって、該多孔性物質は、前記摩耗ストリップと前記複数のリンクの一方に固設され、前記案内面と前記スラスト面の一方に近接した外側部分を有し、該外側部分から前記コンベヤチェーンの移動時に前記流体潤滑剤を放出し、前記案内面と該外側部分との間に潤滑膜を形成する潤滑用インサートと、を備えて成るコンベヤ。 - 前記摩耗ストリップと前記複数のリンクの一方が孔を備え、前記潤滑用インサートが前記孔内に装着されている請求項1記載のコンベヤ。
- 前記多孔性物質が前記流体潤滑剤を収容する複数の空所を内部に形成しており、前記コンベヤチェーンの移動が前記潤滑用インサートを加熱させ、前記流体潤滑剤を毛細管作用で前記多孔性物質から放出させる請求項1記載のコンベヤ。
- 前記多孔性物質が高密度のポリマー材料である請求項3記載のコンベヤ。
- 前記ポリマー材料がポリエチレンである請求項4記載のコンベヤ。
- 前記多孔性物質がさらに、各種フルオロカーボンポリマー及び各種フルオロカーボンポリマーの組合せからなる群の中から選ばれた低摩擦材料を含む請求項4記載のコンベヤ。
- 前記多孔性物質がPTFEを含む請求項3記載のコンベヤ。
- 前記流体潤滑剤が石油系オイル、食品等級植物油、合成潤滑剤、及びこれらの組合せからなる群の中から選ばれる請求項1記載のコンベヤ。
- 湾曲部を形成する相互に離間した内側摩耗ストリップ及び外側摩耗ストリップを備えた案内トラックで、該内側摩耗ストリップが案内面を構成する案内トラックと、
前記案内トラックに対し前記湾曲部を通って移動自在に支持された側方たわみコンベヤチェーンで、複数の相互に結合されたリンクを備え、該複数のリンクは前記側方たわみコンベヤチェーンが前記湾曲部を通って移動する際に前記内側摩耗ストリップの案内面に当接するスラスト面を各々備えている側方たわみコンベヤチェーンと、
相互に一定の間隔で配置される複数個の流体潤滑剤が含浸された多孔性物質であって、該多孔性物質は、前記内側摩耗ストリップと前記複数のリンクの一方に固設され、前記内側摩耗ストリップの案内面と前記スラスト面の一方に近接した外側部分を有し、該外側部分から前記側方たわみコンベヤチェーンの移動時に前記流体潤滑剤を放出し、前記内側摩耗ストリップの案内面と該外側部分との間に潤滑膜を形成する潤滑用インサートと、を備えて成るコンベヤ。 - 前記内側摩耗ストリップと前記複数のリンクの一方が孔を備え、前記潤滑用インサートが前記孔内に装着されている請求項9記載のコンベヤ。
- 前記多孔性物質が前記流体潤滑剤を収容する複数の空所を内部に形成しており、前記側方たわみコンベヤチェーンの移動が前記潤滑用インサートを加熱させ、前記流体潤滑剤を毛細管作用で前記多孔性物質から放出させる請求項9記載のコンベヤ。
- 前記多孔性物質が高密度のポリマー材料である請求項11記載のコンベヤ。
- 前記ポリマー材料がポリエチレンである請求項12記載のコンベヤ。
- 前記多孔性物質がさらに、各種フルオロカーボンポリマー及び各種フルオロカーボンポリマーの組合せからなる群の中から選ばれた材料を含む請求項12記載のコンベヤ。
- 前記多孔性物質がPTFEを含む請求項11記載のコンベヤ。
- 前記流体潤滑剤が石油系オイル、食品等級植物油、合成潤滑剤、及びこれらの組合せからなる群の中から選ばれる請求項9記載のコンベヤ。
- 前記湾曲部が入口部分と出口部分を備え、前記側方たわみコンベヤチェーンが移動するとき前記リンクは前記入口部分から入り、その後前記出口部分から出るように進み、前記孔が前記入口部分に配置されている請求項10記載のコンベヤ。
- 湾曲部を形成する内側摩耗ストリップを備えた案内トラックで、前記内側摩耗ストリップが複数の長さ方向に相互に離間した孔を有する案内面を備えている案内トラックと、
前記案内トラックに対し前記湾曲部を通って移動自在に支持された側方たわみコンベヤチェーンで、複数の相互に結合されたリンクを備え、これら複数のリンクの各々は前記側方たわみコンベヤチェーンが前記湾曲部を通って移動するとき前記内側摩耗ストリップの案内面に当接するスラスト面を備えている側方たわみコンベヤチェーンと、
前記孔内に装着された複数の潤滑用インサートで、前記スラスト面に近接した外側部分を有する多孔性物質及びこの多孔性物質に含浸された流体潤滑剤を備え、前記側方たわみコンベヤチェーンが移動するとき前記流体潤滑剤が前記多孔性物質から放出され、前記内側摩耗ストリップの案内面と前記スラスト面との間に潤滑膜を形成する潤滑用インサートと、を備えて成るコンベヤ。 - 前記多孔性物質が前記流体潤滑剤を収容する複数の空所を内部に形成しており、前記側方たわみコンベヤチェーンの移動が前記潤滑用インサートを加熱させ、前記流体潤滑剤を毛細管作用で前記多孔性物質から放出させる請求項18記載のコンベヤ。
- 前記多孔性物質が高密度のポリマー材料である請求項19記載のコンベヤ。
- 前記ポリマー材料がポリエチレンである請求項20記載のコンベヤ。
- 前記多孔性物質がさらに、各種フルオロカーボンポリマー及び各種フルオロカーボンポリマーの組合せからなる群の中から選ばれた材料を含む請求項19記載のコンベヤ。
- 前記多孔性物質がPTFEを含む請求項19記載のコンベヤ。
- 前記流体潤滑剤が石油系オイル、食品等級植物油、合成潤滑剤、及びこれらの組合せからなる群の中から選ばれる請求項18記載のコンベヤ。
- 前記湾曲部が入口部分と出口部分を備え、前記側方たわみコンベヤチェーンが移動するとき前記リンクは前記入口部分から入り、その後前記出口部分から出るように進み、前記孔が前記入口部分に配置されている請求項18記載のコンベヤ。
- 湾曲部を形成する相互に離間した内側摩耗ストリップ及び外側摩耗ストリップを備えた案内トラックで、該内側摩耗ストリップが案内面を構成する案内トラックと、
前記案内トラックに対し前記湾曲部を通って移動自在に支持された側方たわみコンベヤチェーンで、複数の相互に結合されたリンクを備え、該複数のリンクは、前記側方たわみコンベヤチェーンが前記湾曲部を通って移動するとき前記内側摩耗ストリップの案内面に当接するスラスト面を備え、該スラスト面には流体潤滑剤が含浸された多孔性物質が各々固設され、前記側方たわみコンベヤチェーンの移動時に前記流体潤滑剤が前記多孔性物質から放出され、前記内側摩耗ストリップの案内面と前記多孔性物質との間に潤滑膜を形成する側方たわみコンベヤチェーンと、を備えて成るコンベヤ。 - 前記多孔性物質が前記流体潤滑剤を収容する複数の空所を内部に形成しており、前記側方たわみコンベヤチェーンの移動が前記潤滑用インサートを加熱させ、前記流体潤滑剤を毛細管作用で前記多孔性物質から放出させる請求項26記載のコンベヤ。
- 前記多孔性物質が高密度のポリマー材料である請求項27記載のコンベヤ。
- 前記ポリマー材料がポリエチレンである請求項28記載のコンベヤ。
- 前記多孔性物質がさらに、各種フルオロカーボンポリマー及び各種フルオロカーボンポリマーの組合せからなる群の中から選ばれた材料を含む請求項27記載のコンベヤ。
- 前記多孔性物質がPTFEを含む請求項26記載のコンベヤ。
- 前記流体潤滑剤が石油系オイル、食品等級植物油、合成潤滑剤、及びこれらの組合せからなる群の中から選ばれる請求項26記載のコンベヤ。
- 案内面を構成する摩耗ストリップを備えた案内トラックと、
前記案内トラックに対して移動自在に支持され、複数の相互に結合されたリンクを備えたコンベヤチェーンであって、該複数のリンクは前記コンベヤチェーンが移動するとき前記案内面に当接するスラスト面を各々備えているコンベヤチェーンと、
相互に一定の間隔で配置される複数個のプラグであって、該プラグは、前記摩耗ストリップと前記複数のリンクの一方に固設され、中実の低摩擦材料とバインダ材料とを結合して変形可能に構成され、前記案内面と前記スラスト面の一方に近接した外側部分を有しており、該外側部分から前記コンベヤチェーンの移動時に前記中実の低摩擦材料の粒子が放出され、前記案内面と前記プラグとの間に潤滑層を形成する潤滑用インサートと、を備えて成るコンベヤ。 - 前記摩耗ストリップと前記複数のリンクの一方が孔を備え、前記潤滑用インサートが前記孔内に装着されている請求項33記載のコンベヤ。
- 前記コンベヤチェーンの移動が前記プラグを機械的に変形させ、前記中実の低摩擦材料の粒子を前記プラグから放出させる請求項33記載のコンベヤ。
- 前記中実の低摩擦材料が各種フルオロカーボンポリマー及び各種フルオロカーボンポリマーの組合せからなる群の中から選ばれた低摩擦材料を含む請求項33記載のコンベヤ。
- 前記中実の低摩擦材料がPTFEを含む請求項36記載のコンベヤ。
- 前記バインダ材料がポリエチレンである請求項33記載のコンベヤ。
- 前記潤滑用インサートがさらに、前記プラグに含浸された流体潤滑剤を含んでいる請求項33記載のコンベヤ。
- 前記流体潤滑剤が石油系オイル、食品等級植物油、合成潤滑剤、及びこれらの組合せからなる群の中から選ばれる請求項39記載のコンベヤ。
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