JPH11512297A - 免疫化または遺伝子療法用の筋肉特異的調節要素を含有してなるdna構築物 - Google Patents

免疫化または遺伝子療法用の筋肉特異的調節要素を含有してなるdna構築物

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、免疫化または遺伝子療法に有用なDNA構築物に関する。該本発明構築物は、プロモーターまたはプロモーターおよび1以上のエンハンサー要素などの筋肉特異的調節要素ならびに筋肉特異的調節要素の制御下のDNA配列を含有してなる。該DNA構築物中にいくつかのDNA配列を取り込んでいてもよい。一の具体例では、該DNA配列は、抗原、抗原性決定因子または抗原のエピトープをコードしている。第二の具体例では、該DNA配列は、筋肉疾患において影響される正常な筋肉遺伝子である。第三の具体例では、該DNA配列は、異常な筋肉細胞を遮断するためのアンチセンスである。第四の具体例では、該DNA配列は、哺乳動物血液またはリンパ系において循環するタンパク質をコードしている。本発明は、筋肉細胞内の正常な遺伝子の発現または異常な遺伝子発現の遮断により筋肉の疾患の影響を改善するため、循環タンパク質または筋肉が主としては関係していない病状を変更させるタンパク質をコードしているトランスジーンの異種発現のため、およびワクチン開発のために有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 免疫化または遺伝子療法用の筋肉特異的調節要素を含有してなるDNA構築物 発明の背景 本発明は、直接または間接遺伝子療法に用いることができるDNA構築物に関 する。該DNA構築物は、筋肉特異的調節要素および免疫化のための抗原または 遺伝子療法のためのタンパク質をコードしているDNA配列を含有するか、また は該DNA配列は、遺伝子療法のためのアンチセンス配列である。 本発明の背景を解明するために本明細書で用いる刊行物および他の文献、特に 、実施に関してさらなる詳細を提供するためのケースは、引用して本明細書の記 載とし、好都合には、以下明細書において著者および日付により引用し、各々、 添付した文献のリストに分類する。 生後の遺伝子療法に対する最初の研究は、新しい遺伝子情報を組織中に導入す る間接的な手段に頼っていた:標的細胞を身体から取り出し、新しい遺伝子情報 を担持しているウイルスベクターに感染させ、次いで、身体に移植する(Ledley ,1987; Eglitis and Anderson,1988; Friedmann,1989)。しかしながら、間 接的な遺伝子導入は、遺伝子療法の多くの用途のために有用ではない。これらの 場合、遺伝子をin vivoで組織中に直接導入することが望まれる。 いくつかの遺伝子導入系は、in vivoで組織に遺伝子を直接または間接的に導 入するように開発された。これらの系としては、ウイルス性および非ウイルス性 導入法が挙げられる。パポバウイルス、例えばSV40(Madzak et al.,1992 )、アデノウイルス(Berkner,1992; Berkner et al.,1988; Gorziglia and K apikian,1992; Quantin et al.,1992; Rosenfeld et al.,1992; Wilkinson et al.,1992; Stratford-Perricaudet et al.,1990)、ワクシニアウイルス( Moss,1992)、アデノ関連性ウイルス(Muzyczka,1992; Ohi et al.,1990; Sr ivastava,1993)、HSVおよびEBVを含むヘルペスウイルス(Margolskee, 1992; Johnson et al.,1992; Fink et al.,1992; Breakfield and Geller, 1987; Freese et al.,1990)および鳥類のレトロウイルス(Brandyopadhyay an d Temin,1984; Petropoulos et al.,1992)、ネズミ(Miller,1992; Miller et al.,1985; Sorge et al.,1984; Mann and Baltimore,1985; Miller et al .,1988)、ならびにヒト起源(Shimada et al.,1991; Helseth et al.,1990; Page et al.,1990; Buchschacher and Panganiban,1992)を含む多くのウイ ルスが遺伝子導入ベクターとして用いられた。ほとんどのヒト遺伝子療法プロト コールは、無能力にされたネズミレトロウイルスに基づいていた。 当該技術分野で知られている非ウイルス性遺伝子導入法としては、リン酸カル シウム共沈(Graham and van der Eb,1973; Pellicer et al.,1980)などの化 学的技術;マイクロインジェクション(Anderson et al.,1980; Gordon et al. ,1980; Brinster et al.,1981; Constantini and Lacy,1981)などの機械的 技術;リポソームを介する膜融合媒介導入(Felgner et al.,1987; Wang and H uang,1989; Kaneda et al.,1989; Stewart et al.,1992; Nabel et al.,199 0; Lim et al.,1992);および直接DNA摂取および受容体媒介DNA導入(W olff et al.,1990; Wu et al.,1991; Zenke et al.,1990; Wu et al.,1989b ; Wolff et al.,1991; Wagner et al.,1990; Wagner et al.,1991; Cotten e t al.,1990; Curiel et al.,1991a; Curiel et al.,1991b)が挙げられる。 ウイルス媒介遺伝子導入は、ウイルスベクターを腫瘍細胞に指向させるが、周囲 の非分裂細胞へは指向させない、リポソームデリバリーを用いて直接in vivo遺 伝子導入と組み合わせることができる。別法としては、レトロウイルスベクター プロデューサー細胞系を腫瘍中に注入することができる(Culver et al.,1992 )。次いで、プロデューサー細胞の注入によりベクター粒子の連続供給源が提供 される。この技術は、手術不可能な脳腫瘍のヒトにおける使用のために認可され た。 生物学的および物理的遺伝子導入法を組み合わせるアプローチでは、いずれか の大きさのプラスミドDNAをアデノウイルスヘキソンタンパク質に対して特異 的なポリリシンコンジュゲート抗体と組み合わせ、得られた複合体をアデノウイ ルスベクターに結合させる。次いで、三分子複合体を用いて細胞に感染させる。 アデノウイルスベクターは、結合したDNAが損傷を受ける前に、有効な結合、 内在化、およびエンドソームの分解を可能にする。 リポソーム/DNA複合体は、直接in vivo遺伝子導入を媒介する能力を有す ることを示した。標準的なリポソーム調製物において、遺伝子導入プロセスは、 非特異的であり、局在化されたin vivo摂取および発現は、例えば直接in situ投 与後の、腫瘍デポジットにおいて報告された(Nabel,1992)。 in vivoでの哺乳動物体組織への直接遺伝子導入は、ヒト遺伝子療法において 有効な用途を有する開発中の技術である。かかるアプローチの主な利点は、技術 の簡易性および安全性である。直接遺伝子導入法の3つのタイプが開発された: 粒子衝撃、リポソーム媒介デリバーおよび裸の(naked)DNA導入。最初に移 植組織の形質転換に適用された(Klein et al.,1987)粒子衝撃法では、DNA 被覆粒子が標的器官、組織または単細胞に有効に浸透することができるように、 該DNA被覆粒子を高速に加速する。種々の哺乳動物体組織への遺伝子導入は、 粒子衝撃法を用いて in vitro、ex vivoおよびin vitroで有効に行われた(Yang et al.,1990)。リポソーム媒介遺伝子導入はまた、in vivo遺伝子導入のため の有効な方法でもある。例えば、DNA−リポソーム複合体は、ヒト黒色腫細胞 への直接遺伝子導入のために用いられた(Nabel et al.,1993)。 中和抗体を生じる、インルエンザAまたはヒト免疫不全ウイルス(HIV)な どのウイルスに対するワクチンを開発する試みは、種々の単離体または菌株の間 のウイルスエンベロープタンパク質の多様性である。マウスおよびヒトの両方に おけるCTLは、保存された内部ウイルスタンパク質から誘導されたエピトープ を認識することが可能であり(Townsend et al.,1989)、ウイルスに対する免 疫応答において重要であると考えられる(Taylor et al.,1986)ので、試みは 、種々のウイルス菌株に対する異種保護を提供することが可能なCTLワクチン の開発に対して行われた。CD8+CTLは、それらのT細胞受容体が主要組織 適合性遺伝子複合体(MHC)I類分子(Germain,1981)に関連するウイルス ペプチドを認識するとウイルス感染細胞を殺す。これらのペプチドは、ウイルス におけるタンパク質の位置または機能に関係なく、内発的に合成されたウイルス タンパク質から誘導される。かくして、保存されたウイルスタンパク質からのエ ピトープの認識により、CTLは、交差鎖保護を提供する。CTL認識のために MHC I類分子に会合する能力を有するペプチドは、細胞形質または小胞体中 に存在するかまたはそれを介して通過するタンパク質から生ずる(Yewdell et a l.,1989)。したがって、一般に、エンドソームプロセシング経路に入る外因性 タンパク質は(MHC II類分子により与えられる抗原の場合)、CD8+CT L応答発生時に効果的ではない。 CTL応答を生じるためのほとんどの試みは、複製ベクターを用いて細胞にお いてタンパク質抗原を産生した(Hahn et al.,1992)か、または、ペプチドの 細胞質ゾル中への導入に集中した(Collins et al.,1992)。これらのアプロー チは、共に、ワクチンとしてのそれらの有用性を減少させるという限界がある。 レトロウイルスベクターは、融合タンパク質として発現することができ、かつ、 なおも、組換えウイルスの複製能を維持することができるポリペプチドの部位お よび構造について制限を持っており(Miller et al.,1992)、続いて起こる免 疫化のためのワクシニアのようなベクターの有効性は、該ベクター自体に対する 免疫応答により折衷される(Cooney et al.,1991)。また、ウイルスベクター および修飾病原体は、ヒトにおけるそれらの使用を妨げる固有の危険を持ってい る(Hascola et al.,1989)。さらにまた、与えられるべきペプチドエピトープ の選択は、個々のMHC抗原の構造に依存しており、したがって、ペプチドワク チンは、異系交配群におけるMHCハプロタイプの多様性による有効性を制限し ていた(Townsend et al.,1989; Taylor et al.,1986; Germain,1981)。し たがって、ウイルスタンパク質をコードしている非複製プラスミドDNAによる 免疫化は、感染因子が関係しておらず、ウイルス粒子の組み立てが必要ではなく 、決定因子選択を可能にするので、優れている。核タンパク質(NP)の配列は 、インフルエンザの種々の菌株の間で保存される(Gammelin et al.,1989; Gor man et al.,1991)ので、ここで、NPに関する遺伝子をクローン化した菌株に 対して異質であるインフルエンザA型の毒性菌株による次なる抗原投与に対して 保護を行った。ベクター使用ワクチンは、Kieny et al.(1992)、Hock et al.(1993)およびYankaukas et al.(1993)によっても開示された。 マウスにおけるDNA発現ベクターの筋肉内(i.m.)注射は、筋肉細胞による DNAの摂取およびDNAによりコードされたタンパク質の発現を生じることを 示した(Ascadi et al.,1991; Fazio et al.,1994)。プラスミドは、エピソ ーム的に維持されることを示し、複製しなかった。結果として、ラット、魚およ び霊長類の骨格筋ならびにラットの心筋におけるi.m.注射後に持続性発現が観察 された(Wolff et al.,1992)。 筋肉クレアチンキナーゼ(MCK)は、成長しきった動物の骨格筋および心筋 の両方において高度に発現される(Eppenberger et al.,1964; Jockers-Wretou et al.,1975; Richterich et al.,1967; Tanzer et al.,1959)。骨格筋原線 維分化の間のMCK転写の活性化が示され(Chamberlain et al.,1985; Jaynes et al.,1986; Perriard 1979; Perriard et al.,1978; Rosenberg et al.,1 982)、多重シス作用性調節配列は、MCK遺伝子の5’フランキング配列およ び第一イントロンにおいて同定された(Jaynes et al.,1988; Sternberg et al .,1988)。最もよく特徴付けられた要素は、MCK転写開始部位の約1,10 0ヌクレオチド(nt)5'に位置する207塩基対(bp)筋肉特異的エンハ ンサーである。別のエンハンサー要素は、第一イントロンにおける900nt領 域内に位置する。約776nt 5’MCK配列もまた、培養細胞中で筋肉細胞 型特異性を示すが、この要素からの発現の絶対的レベルは、エンハンサーが存在 する場合の発現とあまり一致しない(Jaynes et al.,1988)。両方のエンハン サーとは相互に作用するが近位要素とは相互に作用しない筋細胞特異的結合活性 MEF1が同定された(Buskin et al.,1989)。さらにまた、無傷MEF1部 位は、5'エンハンサーが培養における骨格筋原線維分化の間にMCK発現にお いて機能することを必要とする。 発明の概要 本発明は、免疫化または遺伝子療法に有用なDNA構築物に関する。本発明構 築物は、プロモーターまたはプロモーターおよび1以上のエンハンサー要素など の筋肉特異的調節要素、ならびに筋肉特異的調節要素の制御下のDNA配列を含 有してなる。該DNA構築物中にいくつかのDNA配列を取り込んでいてもよい 。一の具体例では、該DNA配列は、抗原、抗原性決定因子または抗原のエピト ープをコードしている。第二の具体例では、該DNA配列は、筋肉疾患において 影響される正常な筋肉遺伝子である。第三の具体例では、該DNA配列は、異常 な筋肉細胞を遮断するためのアンチセンスである。第四の具体例では、該DNA 配列は、哺乳動物血液またはリンパ系において循環するタンパク質をコードして いる。本発明は、筋肉細胞内の正常な遺伝子の発現または異常な遺伝子発現の遮 断により筋肉の疾患の影響を改善するため、循環タンパク質または筋肉が主とし ては関係していない病状を変更させるタンパク質をコードしているトランスジー ンの異種発現のため、およびワクチン開発のために有用である。 図面の簡単な説明 図1は、MCKの−1354から+7までのDNA配列を示す。 図2は、pMCKのマップを示す。 図3は、導入された筋肉細胞における単純疱疹ウイルス糖タンパク質gD2の 産生を示すウェスタンブロットの代表例を示す。 図4は、pMCKgDfまたは対照プラスミドで免疫化されたマウスの膣洗液 における抗原投与後相乗平均ウイルス力価を示す。 図5は、pMCKgDfまたは対照プラスミドで免疫化されたマウスの間での 重篤な臨床疾患の発生を示す。 図6は、pMCKgDfで用量を変化させつつ免疫化されたマウスの膣洗液に おける抗原投与後相乗平均ウイルス力価を示す。 図7は、pMCKgDfで用量を変化させつつ免疫化されたマウスの間での重 篤な臨床疾患の発生を示す。 発明の詳細な説明 本発明は、免疫化または遺伝子療法に有用なDNA構築物に関する。本発明構 築物は、プロモーターまたはプロモーターおよび1以上のエンハンサー要素など の筋肉特異的調節要素、ならびに筋肉特異的調節要素の制御下のDNA配列から なる。DNA配列は、一般に、異種配列、すなわち、自然には筋肉特異的調節要 素に操作可能に連結しないものである。いくかのDNA配列を該DNA構築物に 取り込んでもよい。一の具体例では、該DNA配列は、抗原、抗原性決定因子ま たは抗原のエピトープをコードしている。第二の具体例では、該DNA配列は、 筋肉疾患において影響される正常な筋肉遺伝子である。第三の具体例では、該D NA配列は、異常な筋肉細胞を遮断するためのアンチセンスである。第四の具体 例では、該DNA配列は、哺乳動物血液またはリンパ系において循環するタンパ ク質をコードしている。本発明は、筋肉細胞内の正常な遺伝子の発現または異常 な遺伝子発現を遮断により筋肉の疾患の影響を改善するため、循環タンパク質ま たは筋肉が主としては関係していない病状を変更させるタンパク質をコードして いるトランスジーンの異種発現のため、およびワクチン開発のために有用である 。 本発明DNA構築物の第一要素は、筋肉特異的調節要素である。筋肉特異的調 節要素は、筋肉組織において特異的に遺伝子の転写または発現に影響を及ぼすが 他の体組織では影響を及ぼさない調節要素である。該筋肉特異的調節要素は、一 般に、筋肉特異的プロモーターであるが、1以上のエンハンサーを含んでもよい 。筋肉特異的調節要素の例としては、クレアチンキナーゼの筋肉イソ酵素(MC K)(Sternberg et al.,1988)、ミオシンL(light)キナーゼ(Merlie 1992a ,1992b)、筋肉特異的アルドラーゼ(Concordet et al.,1993)、筋肉特異的 エノラーゼ(Gaillongo et al.,1993)、トロポニンC(Prigozy et al.,1993 )、ミオシン(Kitsis et al.,1991; Takeda et al.,1992,von Harsdorf et al.,1993)などの筋肉特異的遺伝子から選択されるものが挙げられる。これら のプロモーターの多くは、転写因子のMyoDファミリーの制御下にある(Olsen 1990; Hart 1992)。これらの調節要素および他の筋肉特異的調節要素は、それ らが作用の筋肉特異性を維持する程に長い不必要な配列を除去するように修飾し てもよい。 本発明DNA構築物の第二要素は、筋肉特異的調節要素に操作可能に連結され るDNA配列である。「操作可能に連結する」とは、このように記載された成分 が所定の方法でそれらを機能せしめる関係にある場合の並置を意味する。例えば 、プロモーターは、該プロモーターがその転写または発現に影響を及ぼす場合に コー ド化配列に操作可能に連結される。免疫化または遺伝子療法に有用なDNA配列 は、本発明DNA構築物の第二要素として用いることができる。該DNA配列は 、一般に、異種配列、すなわち、自然には筋肉特異的調節要素に操作可能に連結 しないものである。一の具体例では、該DNA配列は、抗原、抗原性決定因子ま たは抗原のエピトープをコードしている。「抗原」は、宿主の免疫系を刺激して 分泌性、体液性および/または細胞性抗原特異的応答を起こすであろう1以上の エピトープを含有する分子を意味する。該用語は、また、「免疫原」と互換性を もって用いられる。 該DNA配列は、抗原のタンパク質部分をコードするであろう。宿主は、適切 には、本発明に従って産生されたタンパク質により提供されるシグナルに従って 該タンパク質をその天然状態に修飾するであろう。したがって、宿主抗原におい て産生された抗原は、タンパク質または宿主修飾タンパク質であってよい。該抗 原は、2以上の抗原の融合ペプチドであってよい。特に、抗原としては、天然タ ンパク質もしくはタンパク質フラグメント、または合成タンパク質もしくはタン パク質フラグメントまたはペプチドが挙げられる。該抗原としては、糖タンパク 質、糖ペプチド、リポタンパク質、リポペプチド、核タンパク質、核ペプチドが 挙げられる。また、ペプチド−ペプチドコンジュゲートも挙げられる。抗原の例 としては、限定されないが、ウイルス性もしくは細菌性肝炎、インフルエンザ、 ジフテリア、破傷風、百日咳、麻疹、流行性耳下腺炎、風疹、ポリオ、肺炎球菌 、疱疹、RSウイルス(respiratory syncytial virus)、ヘモフィルス・イン フルエンザB型、クラミジア、水痘−帯状疱疹ウイルスまたは狂犬病に対する免 疫応答を誘発させる能力を有するものが挙げられる。 第二の具体例では、DNA配列は、筋肉疾患において影響を及ぼされる正常な 筋肉遺伝子である。キナーゼ遺伝子は、筋緊張性ジストロフィーにおいて影響を 及ぼされることが知られている。この具体例では、正常なキナーゼ遺伝子は、筋 肉中への導入のために筋肉特異的プロモーターに操作可能に連結される。第三の 具体例では、DNA配列は、異常な筋肉遺伝子の発現を遮断するためのアンチセ ンスである。該アンチセンスは、筋肉遺伝子によって産生されるmRNAに結合 して翻訳を防止するか、または、異常な遺伝子の調節領域に結合して異常な遺伝 子の転写を防止する。 第四の具体例では、DNA配列は、哺乳動物血液またはリンパ系において循環 するタンパク質をコードする。循環タンパク質の例としては、限定されないが、 インスリン、ペプチドホルモン、ヘモグロビン、成長因子、肝臓酵素、凝固因子 および酵素、補体因子、サイトカイン、組織壊死因子およびエリトロポイエチン が挙げられる。 本発明DNA構築物は、種々のよく知られている方法により構築することがで き、部分のライゲーションのオーダーは、変化させることができる。一の具体例 では、DNA構築物は、免疫化または遺伝子療法のために望ましいベクターに、 または、免疫化または遺伝子療法のために用いられるベクターの構築において用 いられる中間体ベクターに、筋肉特異的調節要素およびDNA配列を別々にライ ゲートすることによって調製される。第二の具体例では、筋肉特異的調節要素お よびDNA配列は、一緒にライゲートされて、免疫化または遺伝子療法のために 望ましいベクターに挿入することができるカセットを提供する。免疫化および遺 伝子療法のために用いることができるベクターとしては、前記ベクターおよび当 該技術分野で一般に知られているものが挙げられる。さらに、DNA構築物は、 当該技術分野で知られている技術によりベクターを使用せずに筋肉組織中に直接 導入することができる。 本発明は、DNA構築物および医薬的に許容される担体を含有してなるワクチ ン(またはワクチン組成物)を提供するものである。DNA構築物は、単独で用 いられるか、または、ワクチンを調製するために用いられるベクターに取り込ま れる。このワクチンを用いて、ワクチンの有効な免疫化量を哺乳動物に投与する ことにより、疾患に対してヒトを含む哺乳動物を免疫化する。ワクチンの有効な 免疫化量は、知られているか、または、当業者により容易に決定することができ る。ワクチンは、筋肉組織への注射により対象体に投与される。ワクチンは、D NA構築物の抗原に対して指向される抗体および/または細胞免疫応答の継続的 保護レベルを誘発する。 本発明は、また、筋肉細胞内での正常な遺伝子の発現によるかまたは異常な遺 伝子発現の遮断により筋肉の疾患の影響を改善するための治療、または、循環タ ンパク質または筋肉が主としては関係しない病状を変更するタンパク質をコード するトランスジーンの異種発現についての治療を提供するものである。疾患の治 療は、本発明DNA構築物を筋肉組織に導入することにより行われる。DNA構 築物は、単独またはベクター中で、筋肉組織への注射により直接導入することが できる。別法としては、ベクター中のDNA構築物を前記した公知の遺伝子療法 のいずれかにより筋肉組織に導入することができる。また、ベクター中のDNA 構築物を公知の技術によりin vitroで筋原線維に導入することができ、次いで、 処置された筋原線維をin vivo環境に戻すことができる。本発明DNA構築物は 、当該技術分野で知られているように永久遺伝子導入のために用いることができ る。別法としては、本発明のDNA構築物は、DNA構築物が宿主DNAに組み 込まれない可逆的遺伝子導入のために用いることができる。可逆的遺伝子導入で は、DNA構築物は、医薬品と同様に腹腔内投与される。この場合、DNA構築 物は、異種DNA配列の転写および発現が予め決定されたレベル以下に減少する 場合に投与される。 筋肉細胞において選択的に発現される調節要素(プロモーター、エンハンサー など)の使用に対していくつかの利点がある。好適なベクターにおけるこれらの 調節要素は、有効な構成プロモーター(例えば、サイトメガロウイルス(CMV )プロモーターなど)を用いる比較できるベクターよりも安全利点を提供する。 分化した筋肉細胞に対して特異的な転写因子を必要とするプロモータは、他の細 胞型において活性ではないであろう。したがって、核酸構築物が相同的または非 相同的組換えにより非筋肉細胞のゲノムに取り込まれると、正常なサイレント遺 伝子または正常に調節された遺伝子の構成発現を生じないであろう。構成発現の 欠損は、抑制されていない手段で望ましくない遺伝子産生物の産生を促進するこ とができる強力な構成プロモーターの使用よりも明らかに優れている。筋肉特異 的調節要素により駆動されるクローン化ヌクレオチド配列は、筋肉細胞において 構成的に発現されるであろうが、これらの細胞においてベクターを挿入させる組 換 えは、有害な事象、中断した正常な細胞機能またはホメオスタシスにあまり導か ないと思われる。この長所は、主に、筋管の多核化された性質のためである。相 同的組換えを介する組込みは、筋肉特異的調製要素を誘導した遺伝子のマルチコ ピーの1つを役に立たなくするだけであろうし、非相同的組換えの効果は、他の 影響を受けない核に存在する対立遺伝子により薄められる。 本発明は、説明のために記載されるものであり、如何なる場合も本発明を限定 しようとするものではない以下の実施例を引用して説明される。当該技術分野で よく知られている標準的な方法または以下に詳細に説明する技術が用いられた。 説明目的のために、該実施例は、MCKの調節要素および単純疱疹ウイルス2型 の糖タンパク質D2遺伝子を利用する。しかしながら、MCK調節要素の代わり に前記調節要素のいずれかまたは他の筋肉特異的調節要素を用いてもよく、糖タ ンパク質D2遺伝子の代わりに他のDNA配列を用いることができる。 実施例1 MCKプロモーターの単離 本実施例に従って単離したマウスMCK遺伝子プロモーターおよびエンハンサ ー要素は、マウスMCK遺伝子(Sternberg et al.,1988)のヌクレオチド−1 354から+7までに対応しており、図1および配列番号1に記載されている。 該MCK遺伝子プロモーターおよびエンハンサーは、慣用的な技術および製造者 の推奨方法を用いてPCRによりマウスゲノムDNAから単離した。PWOポリ メラーゼを用いて、MCK遺伝子要素の増幅における潜在的なエラーを制限した 。以下のプライマーを用いた: 前向き:5'-GAAGATCTCAGCTGAGGTGCAAAAGGCTCCTG-3'(配列番号2)および 逆向き:5'-CCCAAGCTTGTGACCCGGGGGCAGCCCCTGTGCC-3'(配列番号3)。 前向きプライマーにおいて下線を付したヌクレオチドは、Bgl II部位を示し 、逆向きプライマーにおいて下線を付したヌクレオチドは、Hind III部位を 示す。 インビトロジェン(Invitrogen)(カリフォルニア州サンディエゴ)からプ ラスミドpCDNA3を入手した。このプラスミドは、プロモーターの下流にポ リリンカーを有するサイトメガロウイルス(CMV)プロモーターを含有する。 Hind IIIおよびBgl IIによる消化によりpCDNA3からCMVプロモー ターを除去した。増幅したMCK遺伝子をHind IIIおよびBgl IIで消化し 、消化されたpCDNA3に挿入して、pMCKを産生した。pMCKのマップ を図2に示す。 実施例2 pMCKにおける単純疱疹2型のgD2遺伝子の挿入 ユニバーシティ・オブ・ペンシルベニア(University of Pennsylvania)( ペンシルベニア州フィラデフィア)のグレイ・コーエン(Gray Cohen)および ローゼリン・ローゼンバーグ(Roselyn Rosenberg)からプラスミドpWW6 5(Muggeridge et al.,1990)を入手した。該プラスミドは、ラウス肉腫ウイ ルスLTR(long terminal repeat)プロモーターの制御下でpRSVntEP AのHind III部位に挿入されたHind IIIリンカーを有する単純疱疹ウイ ルス糖タンパク質D2(gD2)遺伝子を含有する。Hind IIIによる消化に よりpWW65からgD2遺伝子を単離し、MCK調節要素の下流でpMCKの Hind III部位に挿入した。2つのプラスミド、すなわち、正しい方向にgD 遺伝子が挿入されたpMCKgDfおよび逆方向にgD遺伝子が挿入されたpM CKgDrを単離した。 実施例3 筋肉細胞におけるgD2のin vitro産生 pMCKgDfまたはpMCKgDrのいずれかを用いて慣用的な技術により C2C12筋肉細胞系をトランスフェクトした。後者は、対照として作用する。 さらに、構築物の特異性について試験するために、pMCKgDfまたはpMC KgDrのいずれかを用いて慣用的な技術によりCos細胞をトランスフェクト した。Cos細胞は、ベクターの筋肉特異性に対して片寄るように選択した。と いうのは、該ベクターは、該細胞によるSV40 T抗原発現およびベターにお けるSV40複製起源の存在の組み合わせのためにCos細胞において増幅する ことができるからである。この増幅により、Cos細胞当たりおよびC2C1 2細胞当たりのベクター数が多くなり、したがって、遺伝子発現の機会が多くな る。トランスフェクトした細胞を増殖させ、ウェスタンブロット分析法によりg Dの発現をモニターした。結果を図4に示す。この図は、pMCKgDfでトラ ンスフェクトされたC2C12細胞は、免疫原性gDを産生し、pMCKgDr でトランスフェクトされたC2C12細胞は、免疫原性gDを産生しなかったこ とを示す。pMCKgDfまたはpMCKgDrのいずれでトランスフェクトさ れたCos細胞も検出可能な量のgDを産生しなかった。 実施例4 筋肉組織におけるgDのin vivo産生および免疫応答の発生 本実施例のために6〜8週齢の雌のBALB/cを用いた。該マウスを3つの グループに分け、1週1回の間隔で3回、pMCKgDf、pMCKgDrまた はpRSVntのいずれか100μgで免疫化した。pMCKgDrは、第一対 照として作用し、pRSVntは、第二対照として作用した。ウイルス抗原投与 前に、該マウスをメドロキシプロゲステロン2.0mgで皮下前処置して、ウイル ス抗原投与に対する均一な感受性を誘発した(Teepe et al.,1990)。最後のワ クチン注射から2〜3週間後、ダクロン・プレジェット(Dacron pledget)に 吸着させたHSV−2 MS菌株5.3×104〜1.7×105PFU/mlで膣内 生ウイルス抗原投与を行った。膣洗液標本のプラークアッセイにより膣洗液ウイ ルス力価を得た。マン−ホイットニー(Mann-Whitney)U試験を用いてウイル ス力価を比較した。生殖器疾患の発生について毎日マウスを評価した。重篤な疾 患は、以下のように定義した: 2日間連続で生殖器浸軟の存在、 尿停留の発生、 根深い悪液質の発生、または 後脚麻痺の発生。 慣用的な技術を用いて、抗体力価および中和抗体についての血清学的アッセイ を行った。バキュロウイルス発現gD2 3μgで96ウエルプレートを被覆する ことによりELISAを行った。正常なヤギ血清の溶液、トウィーン(Tween) および生理食塩水と一緒にELISAプレートをインキュベートすることにより 非特異的結合を防止した。試料を1:2から開始して1:1000に連続希釈し た。ペルオキシダーゼ標識ヤギ抗−マウスIgG抗体と一緒にインキュベートす ることにより抗−gD2抗体の結合を検出した。対数変換した光学密度の回帰分 析によりELISAユニットを得た。マン−ホイットニーU試験を用いて血清抗 −gD2抗体力価(ELISAによる)および中和活性を比較した。 図4は、免疫化マウス由来の膣洗液における抗原投与後の相乗平均ウイルス力 価を示す。該ウイルス力価は、抗原投与の2日後、マウスの3つのグループにお いて類似していた。該ウイルス力価は、抗原投与の6日後、pMCKgDf免疫 化マウスではpMCKgDrまたはpRSVnt免疫化マウスと比較して低下し た(各々、相乗平均力価126、288、489 PFU/ml;p<0.05)。 図5は、抗原投与後の免疫化マウスにおける重篤な疾患の発生を示す。重篤な 疾患の発生は、pMCKgDf免疫化マウスの間ではpMCKgDrまたはpR SVnt免疫化マウスと比較して顕著に遅延された(各々、中央値9日、7日、 7日;p<0.01)。 実施例5 筋肉組織におけるgDのin vivo産生および免疫応答の発生 免疫化のためのアジュバントとして1,25−ジヒドロキシビタミンD3(1, 25(OH)23)0.1μgを用いて実施例4を繰り返し行った。アジュバントと しての1,25(OH)23の使用により、膣洗液において測定されるようにウイ ルス力価の低下が増強され、さらに、ELISAにより測定されるように血清抗 体力価が増強され、血清中和抗体が増強された。 実施例6 pMCKgD免疫化の投与効果 6〜8週齢の雌のBALB/cを5つのグループに分け、1週1回の間隔で3 回、変化する用量のpMCKgDf(3μg、10μg、30μgまたは100μg )およびpMCKgDr 100μgで免疫化した。アジュバントとして(1,2 5(OH)23)0.1μgを用いて免疫化を行った。実施例4の記載に従って、 マウスを処置し、HSVで抗原投与した。実施例4の記載に従って、疾患の重篤 度および血清学的アッセイを分析した。 図6は、免疫化マウスからの膣洗液における抗原投与後の相乗平均ウイルス力 価を示す。この図は、膣洗液におけるウイルス力価に対する用量相関効果を示す 。図6は、抗原投与の2日後、pMCKgDf 100μg免疫化マウスについて のウイルス力価が、対照pMCKgDr免疫化マウスについてのウイルス力価よ りも有意に低かったことを示す。図6は、抗原投与の2日後、pMCKgDf 100μg免疫化マウスについてのウイルス力価が対照pMCKgDr免疫化マ ウスについてのウイルス力価よりも有意に低かったことを示す(p=0.05) 。図6は、抗原投与の6日後、pMCKgDf 30μgおよび100μg免疫化 マウスについてのウイルス力価が対照pMCKgDrについてのウイルス力価よ りも有意に低かったことを示す(各々、p=0.05、p<0.01)。 図7は、抗原投与後の免疫化マウスにおける重篤な疾患の発生を示す。この図 は、重篤な臨床疾患の発生に対する用量相関効果を示す。重篤な疾患の発生は、 pMCKgDr免疫化マウスと比較してpMCKgDf免疫化マウスの間で顕著 に遅延された(p=0.02)。 本発明の方法および組成物は、本明細書では数例だけ記載しているが、種々の 具体例の形態に取り込むことができると認識されるであろう。他の具体例が存在 し、それが本発明の精神から逸脱しないことは、当業者に明らかであろう。した がって、記載した具体例は、説明であり、限定しようとするものではない。 文献のリスト Anderson,et al.(1980).Proc.Natl.Acad.Sci.USA 77:5399-5403。 Ascadi,G.et al.(1991).Nature 352:815。 Berkner(1992).Curr.Top.Microbiol.Immunol.158:39-61。 Berkner,et al.(1988).BioTechniques 6:616-629。 Brandyopadhyay and Temin(1984).Mol.Cell.Biol.4:749-754。 Breakfield and Geller(1987).Mol.Neurobiol.1:337-371。 Brinster,et al.(1981).Cell 27:223-231。 Buchschacher and Panganiban(1992).J.Virol.66:2731-2739。 Buskin,J.et al.(1989).Hol.Cell Biol.9:2627-2640。 Chamberlain,J.S.et al.(1985)Mol.Cell Biol.5:484-492。 Collins,D.et al.(1992).J.Immunol.148:3335。 Concordet,J.et al.(1993).Mol.Cell.Biol.13:9。 Constantini and Lacy(1981).Nature 294:92-94。 Cooney,E.et al.(1991).Lancet 337:567。 Cotten,et al.(1990).Proc.Natl.Acad.Sci.USA 87:4033-4037。 Culver,et al.(1992).Science 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───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AU,BB,BG ,BR,CA,CN,CU,CZ,EE,FI,GE, HU,IL,IS,JP,KG,KP,KR,LK,L R,LT,LV,MD,MG,MK,MN,MX,NO ,NZ,PL,RO,SG,SI,SK,TR,TT, UA,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 筋肉特異的調節要素および該要素に操作可能に連結されたDNA配列か らなるDNA構築物。 2.筋肉特異的調節要素がプロモーターおよび少なくとも1つのエンハンサー からなる請求項1記載のDNA構築物。 3. 筋肉特異的調節要素がクレアチンキナーゼの筋肉イソ酵素(MCK)、 ミオシンLキナーゼ、筋肉特異的アルドラーゼ、筋肉特異的エノラーゼ、トロポ ニンC、およびミオシンからなる群から選択された遺伝子の調節要素である請求 項2記載のDNA構築物。 4. 筋肉特異的調節要素が配列番号2に記載するMCKのプロモーターおよ びエンハンサーである請求項2記載のDNA構築物。 5. DNA配列が抗原をコードしている請求項1記載のDNA構築物。 6. 抗原がウイルス性または細菌性肝炎、インフルエンザ、ジフテリア、破 傷風、百日咳、麻疹、流行性耳下腺炎、風疹、ポリオ、肺炎球菌、庖疹、RSウ イルス、ヘモフィルス・インフルエンザB型、クラミジア、水痘一帯状病疹ウイ ルスまたは狂犬病からなる群から選択される請求項5記載のDNA構築物。 7. DNA配列がアンチセンスRNAをコードしている請求項1記載のDN A構築物。 8. DNA配列が循環タンパク質をコードしている請求項1記載のDNA構 築物。 9. 循環タンパク質がインスリン、ペプチドホルモン、ヘモグロビン、成長 因子、肝臓酵素、凝固因子および酵素、補体因子、サイトカイン、組織壊死因子 ならびにエリトロポイエチンからなる群から選択される請求項8記載のDNA構 築物。 10. DNA配列が生物学的に機能的な分子タンパク質をコードしている請 求項1記載のDNA構築物。 11. 請求項1記載のDNA構築物を含有してなるベクター。 12. 宿主染色体中への組込みが可能なヌクレオチド配列をさらに含有して なる請求項11記載のベクター。 13. 宿主において複製可能なヌクレオチド配列をさらに含有してなる請求 項11記載のベクター。 14. 請求項2記載のDNA構築物を含有してなるベクター。 15. 宿主染色体中に組込みが可能なヌクレオチド配列をさらに含有してな る請求項14記載のベクター。 16. 宿主において複製可能なヌクレオチド配列をさらに含有してなる請求 項14記載のベクター。 17. 請求項5記載のDNA構築物および生理学的に許容される担体を含有 してなるベクター。 18. 請求項6記載のDNA構築物および生理学的に許容される担体を含有 してなるベクター。
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