JPH1151198A - フローティングシール - Google Patents

フローティングシール

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JPH1151198A
JPH1151198A JP21928997A JP21928997A JPH1151198A JP H1151198 A JPH1151198 A JP H1151198A JP 21928997 A JP21928997 A JP 21928997A JP 21928997 A JP21928997 A JP 21928997A JP H1151198 A JPH1151198 A JP H1151198A
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JP
Japan
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seal
ring
housing
inner peripheral
peripheral surface
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JP21928997A
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Hideo Yagi
秀生 八木
Tomihiro Tagawa
富啓 田川
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール面の接触圧を一定にし、油漏れの発生
がなく、フローティングシールの耐久性を向上する。 【解決手段】 フローティングシールにおいて、ハウジ
ング10,12の内周面は、Oリング6の位置決め用
の、少なくとも2つ以上のテーパ面14,15,23,
24,25により形成された構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
建設機械や産業機械に用いられる回転機構に装着される
フローティングシールに係り、特に、回転機構の軸、シ
ールリングおよびハウジングとにより形成されるカウン
タボア内に装着され、軸受の潤滑油を封入するとともに
泥土等の浸入を防止するフローティングシールに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧ショベル等の建設機械の回転
機構に用いられるフローティングシールについて説明す
る。図5は従来のフローティングシールの一例のセット
状態の断面図である。軸5には、第1ハウジング51、
及び第2ハウジング53が回転自在に取着されている。
この第1ハウジング51、及び第2ハウジング53内に
は、外周部にテーパ面3,3と、側面にシール面4,4
とを有する一対のシールリング2,2を備えている。こ
の一対のシールリング2,2は側面のシール面4,4を
互いに摺接するように配設されている。第1ハウジング
51は、回転側のシールリング2を内包するようにシー
ルリング2のテーパ面3に対向して所定の間隔で形成さ
れた内周面52を備えている。この内周面52とシール
リング2のテーパ面3との間にはOリング6が挟着され
ている。第2ハウシング53は、固定側のシールリング
2を内包するようにシールリング2のテーパ面3に対向
して所定の間隔で形成された内周面54を備えている。
この内周面54とシールリング2のテーパ面3との間に
はOリング6が挟着されている。このように、回転側の
シールリング2、及び固定側のシールリング2のテーパ
面3,3と、第1ハウジング51、及び第2ハウシング
53との内周面52,54とで形成されるカウンタボア
内にOリング6,6を挟着して、フローテイングシール
50が構成されている。
【0003】シールリング2,2のテーパ面3,3は、
シール面4,4側の直径が大きくしてある。第1ハウジ
ング51の内周面52と、第2ハウジング53の内周面
54とは開口側が直径の大きいテーパ面に形成されてい
る。シールリング2,2のテーパ面3,3の勾配角θ1
は、第1ハウジング51の内周面52と、第2ハウジン
グ53の内周面54の勾配角θ2より大きく設定されて
いる。すなわち、シールリング2,2のテーパ面3と、
第1ハウジング51の内周面52、及び第2ハウジング
53の内周面54との間隔は第1ハウジング51および
第2ハウジング53の奥に行くほど大きくなるようにな
っている。
【0004】図6に示すように、フローティングシール
50を組立てる場合には、第1ハウジング51の内周面
52の大径側と、回転側のシールリング2のテーパ面3
の小径側との間に直径dのOリング6を挾着する。ま
た、第2ハウジング53の内周面54の大径側と、固定
側のシールリング2のテーパ面3の小径側との間に直径
dのOリング6を挾着し、互いのシールリング2,2の
シール面4,4を当接させる。次に第1ハウジング51
と第2ハウジング53とを矢印X,Xの方向に移動させ
る。Oリング6は矢印Y方向に転動しながら移動すると
ともに圧縮変形される。これにより、第1ハウジング5
1および第2ハウジング53は、図5に示すように所定
の位置に到達して組立は完了する。
【0005】このとき、図5に示すように、シールリン
グ2,2のテーパ面3,3にはOリング6,6の圧縮変
形された反力Wが加わる。したがって、シールリング
2,2には軸方向の力Pが加わってシール面4,4は圧
接される。第1ハウジング51および第2ハウジング5
3と、一対のシールリング2,2と、一対のOリング
6,6とにより軸5側に形成された室7には潤滑油が封
入され、第2ハウジング53が回転するとシール面4,
4は圧接された状態で相対回転し、潤滑油の洩れと外部
からの土砂等の浸入を防止するようになっている。
【0006】しかしながら、前述のようにシールリング
2,2のテーパ面3,3と、第1ハウジング51の内周
面52、及び第2ハウジング53の内周面54との間隔
は、第1ハウジング51、及び第2ハウジング53の奥
に行くほど広がるようになっているので、図5に示すよ
うに、外部の泥土等からOリング6に外力Gが加わった
ような場合は、Oリング6は図に示す破線の位置に移動
する場合がある。このような場合には、Oリング6のテ
ーパ面3に作用する力Wが低下し、シール面4の接触圧
Pが低下してシール面4からの油洩れが発生する。
【0007】このような油洩れの不具合を改良するため
に、例えば、特開平9−60733号によれば、潤滑油
封入室内に回転側および固定側フローティングシール部
材が、それぞれのシール面が相互に接するようフローテ
ィング状態で配置されたフローティングシール機構にお
いて、回転部材の内周面と回転側フローティングシール
部材の外周面、及び、固定部材の内周面と固定側フロー
ティングシール部材の外周面には、それぞれ、Oリング
が着座する環状凹部を形成した技術が記載されている。
【0008】また、本特許出願人は実公昭62−255
76号を出願している。この出願によれば、互いに摺接
する一対のシールリングをOリングによりシール受部材
に弾性支持させたフローティングシール装置において、
シールリングおよびシール受部材のOリングとの中央に
当接面の中間線に対して、シールリングおよびシール受
部材の鍔状部のOリングとの当接部分の形状を対称にし
た技術が記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開平9−60733号では、固定部材あるいは回転部
材の内周面とフローティングシール部材の外周面とに、
それぞれOリングを着座させる環状凹部を形成している
ので、回転部材および固定部材を近づけてOリングを介
してフローティングシール部材のシール面を圧接する場
合、Oリングが転動することはなく、Oリングの圧縮弾
性変形のみにより力を発生させることとなる。したがっ
て、フローテイングシール部材の軸方向の変位に対する
バネ定数は高くなり、軸方向のストロークも小さく、部
品精度のバラツキによりシール面の接触圧が大きく変化
し、油漏れを発生させるという問題がある。
【0010】また、上記の実公昭62−25576号で
は、シールリングおよびシール受部材のOリングとの当
接面の中間線に対してシールリングおよびシール受部材
の鍔状部のOリングとの当接部分の形状を対称にしてい
るので、Oリングに内圧が加わった場合にはシール性は
良好であるが、Oリングに外力が加わった場合にはOリ
ングは奥側に移動し、シール面の接触圧が変化して油漏
れを発生するという問題がある。
【0011】本発明は上記従来の問題点に着目し、油圧
ショベル等の建設機械や産業機械に用いられる回転機構
に装着されるシール面の接触圧の変化を少なくして、潤
滑油の漏れを防止するフローティングシールを提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明に係るフローティングシール
の第1発明は、側面が互いに摺接する一対のシールリン
グと、一対のシールリングを内包し、かつ、一対のシー
ルリングの摺接部の外側で所定の開口部を形成するハウ
ジングと、一対のシールリングの外周面と、その外周面
に対向するハウジングの内周面とで形成されるカウンタ
ボア内に挟着されるOリングとからなるフローティング
シールにおいて、ハウジング10,12の内周面は、O
リング6の位置決め用の、少なくとも2つ以上のテーパ
面14,15,23,24,25により形成された構成
としたものである。上記構成によれば、Oリング6はシ
ールリング2のテーパ面3と、ハウジング10,12の
内周面11,13を形成する2つ以上のテーパ面とによ
り形成される空間に囲まれ、その位置は安定する。した
がって、Oリング6のシールリング2に与える力は一定
となり、シール面4の接触圧の変化も少なくなって油漏
れ発生は無くなるので、フローティングシールの耐久性
が向上する。
【0013】第2発明は、第1発明の構成において、ハ
ウジング10,12の内周面11,13は、シールリン
グ2のテーパ面3の法線に対して互いに異なる方向の角
度を有する2つのテーパ面14,15により形成された
構成としたものである。上記構成によれば、Oリング6
はハウジング10,12の内周面11,13に形成され
た2つのテーパ面14,15からの反力を受け、シール
リング2のテーパ面3上においてはテーパ面3に沿った
両方向の力が発生し、Oリング6の位置はテーパ面14
とテーパ面15とが交差する位置に安定する。したがっ
て、シールリング2に与える力も一定となり、シール面
4の接触圧の変化も少なくなって油漏れの発生は無くな
るので、フローティングシールの耐久性が向上する。
【0014】第3発明は、第1発明の構成において、ハ
ウジング21,26の内周面22,27は、シールリン
グ2のテーパ面3に平行なテーパ面23と、この平行な
テーパ面23の両側に延在し、互いに反対側に傾斜する
2つのテーパ面24,25とから形成された構成とした
ものである。上記構成によれば、Oリング6はハウジン
グ21,26の内周面22,27に形成された3つのテ
ーパ面23,24,25からの反力を受け、シールリン
グ2のテーパ面3上においてはテーパ面3に沿った両方
向の力が発生し、Oリング6の位置は安定する。したが
ってシールリング2に与える力も一定となり、シール面
4の接触圧も一定となって油漏れの発生は無くなるの
で、フローティングシールの耐久性が向上する。
【0015】第4発明は、側面が互いに摺接する一対の
シールリングと、一対のシールリングを内包し、かつ、
一対のシールリングの摺接部の外側で所定の開口部を形
成するハウジングと、一対のシールリングの外周面と、
その外周面に対向するハウジングの内周面とで形成され
るカウンタボア内に挟着されるOリングとからなるフロ
ーティングシールにおいて、外周面は直線状のテーパ面
3からなるシールリングと、Oリング(6) の線径の半径
より大きく、かつ、Oリング(6) の位置決め用の連続し
た曲率により形成される内周面32,34を有するハウ
ジング31,33とを備えた構成としたものである。上
記構成によれば、Oリング6はシールリング2のテーパ
面3と、連続した曲率により形成されたハウジング3
1,33の内周面32,34との間にあって、転動可能
であるとともにその位置は安定する。したがって、シー
ルリング2に与える力も一定となり、シール面4の接触
圧も一定となって油漏れの発生は無くなるので、フロー
ティングシールの耐久性が向上する。
【0016】第5発明は、第1発明乃至第4発明うちの
いずれかに記載の構成において、Oリング6の直径は、
シールリング2のテーパ面3と、このテーパ面3に対向
するハウジング10,12,21,26,31,33,
41,44の内周面11,13,22,27,32,3
4,42,45の両端部との隙間寸法L1,L2より大
きいことを特徴とする。上記構成によれば、Oリング6
に内側あるいは外側から力が加わった場合でも、Oリン
グ6は移動しにくい。したがって、Oリング6の位置は
安定し、シールリング2に加わる荷重も周方向に分布が
一定してシール面4に加わる線圧が均一になり、シール
リング2の傾きも減少して油漏れの発生は無くなるの
で、フローティングシールの耐久性が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るフローティ
ングシールの一実施例を図1乃至図4により説明する。
図1乃至図4はフローティングシールの側面断面図であ
る。先ず、フローティングシールの第1実施例について
図1により説明する。第1ハウジング10、及び第2ハ
ウジング12内には、外周部にテーパ面3,3と、側面
にシール面4,4とを有する一対のシールリング2,2
を備えている。この一対のシールリング2,2は側面の
シール面4,4を互いに摺接するように配設されてい
る。一対のシールリング2,2の外周部のテーパ面3,
3と、第1ハウジング10の内周面11、及び第2ハウ
ジング12の内周面13とで形成されるカウンタボア内
にOリング6,6が挟着されて、フローティングシール
が構成されている。一対のシールリング2,2のテーパ
面3,3にそれぞれ対向する第1ハウジング10の内周
面11、及び第2ハウジング12の内周面13は、テー
パ面3の法線A−Aに対して互いに異なる方向の角度α
1 ,α2 を有する第1テーパ面14(B−B)、及び第
2テーパ面15(C−C)が形成されている。
【0018】一対のシールリング2,2のテーパ面3,
3と、第1ハウジング10、及び第2ハウジング12の
内周面11,13との間にはOリング6が圧縮変形して
挟着して、フローティングシール1を構成している。一
対のシールリング2,2のテーパ面3,3と、第1ハウ
ジング10、及び第2ハウジング12の内周面11,1
3の両端部との隙間L1,L2はOリング6の直径dよ
り小さく設定されるとともに、中央部の隙間L3より小
さい。
【0019】このような第1実施例によれば、図1に示
すフローティングシールのセット状態においては、Oリ
ング6,6には、第1ハウジング10、及び第2ハウジ
ング12の第1テーパ面14および第2テーパ面15か
ら反力F1,F2が加えられる。このため、Oリング
6,6の一対のシールリング2,2のテーパ面3,3に
沿った面にはP1,P2の力が発生し、Oリング6,6
は第1テーパ面14と第2テーパ面15とが交差する位
置に安定する。しかも、テーパ面3,3と内周面11,
13の両端部との隙間L1,L2は中央部の隙間L3よ
り小さいため、Oリング6,6に外力が加わってもその
移動量は小さい。したがって、Oリング6,6から一対
のシールリング2,2に加わる力はほぼ一定となり、一
対のシールリング2,2のシール面4,4に加わる力P
もほぼ一定となり、接触圧の誤差は少ない。また、一対
のシールリング2,2のシール面4,4の線圧は均一と
なり、シールリング2,2に加わる荷重も周方向に分布
が一定し、シールリング2,2の傾きを減少できるの
で、油漏れを防止することができる。
【0020】次に、本発明のフローティングシールの第
2実施例を図2の側面断面図で説明する。図1と同一の
部品構成には同一符号を付して説明は省略し、異なる部
分についてのみ説明する。フローティングシール20の
第1ハウジング21の内周面22は、シールリング2の
テーパ面3に平行な第1テーパ面23(D−D)が形成
されている。この第1ハウジング21の内周面22の第
1テーパ面23の両側に接続して、互いに反対側に傾斜
したテーパ面、すなわち、第1テーパ面に対して角度β
1だけ傾斜した第2テーパ面24(E−E)および第1
テーパ面に対して角度β2だけ傾斜した第3テーパ面2
5(F−F)が形成されている。
【0021】第2ハウジング26の内周面27について
も同様に、第1ハウジング21の内周面22と同様に第
1テーパ面23(D−D)、第2テーパ面24(E−
E)、及び第3テーパ面25(F−F)が形成されてい
るが、図では省略している。一対のシールリング2,2
のテーパ面3,3と、第1ハウジング21の内周面22
および第2ハウジング26の内周面27の両端部との隙
間L1,L2はOリング6,6の線径の直径dより小さ
く、かつ、中央部の隙間L3より小さくしてある。
【0022】このような第2実施例によれば、図2に示
すフローティングシールのセット状態においては、Oリ
ング6,6には第1テーパ面23、第2テーパ面24お
よび第3テーパ面25からそれぞれ反力F3,F4,F
5が加えられる。したがってOリング6,6の位置は隙
間L3の位置を中心として安定する。このようであるか
ら、第1実施例と同様の効果を有する、ここでは説明を
省略する。
【0023】本発明のフローティングシールの第3実施
例を図3の側面断面図で説明する。図1と同一の部品構
成には同一符号を付して説明は省略し、異なる部分につ
いてのみ説明する。フローティングシール30の一対の
シールリング2,2のテーパ面3,3は直線状に形成さ
れている。第1ハウジング31の内周面32はOリング
6の線径の半径より大きな半径R1の曲率を持つ曲面に
より形成されている。第2ハウジング33の内周面34
も同様にOリング6の線径の半径より大きな半径R1の
曲率を持つ曲面により形成されている。一対のシールリ
ング2,2のテーパ面3,3と、第1ハウジンク31の
内周面32および第2ハウジング33の内周面34の両
端部との隙間L1,L2はOリング6の線径の直径dよ
り小さく、かつ、中央部の隙間L3より小さくしてあ
る。
【0024】このような第3実施例によれば、図3に示
すフローティングシールのセット状態においては、Oリ
ング6,6は、第1ハウジング31、及び第2ハウジン
グ33の内周面32,34から反力F6が加えられので
安定する。このようであるから、第1実施例と同様の効
果を有する、ここでは説明を省略する。
【0025】本発明のフローティングシールの第4実施
例を図4の側面断面図で説明する。図1,図2と同一部
品構成には同一符号を付して説明は省略し、異なる部分
についてのみ説明する。フローティングシール40の第
1ハウジング41の内周面42には、図2に示すフロー
ティングシール20の第1ハウジング21の内周面22
と同様に第1テーパ面23、第2テーパ面24および第
3テーパ面25が形成されているとともに、第1ハウジ
ング41の内周面42とOリング6が当接する中心点K
1,K2,K3を通る半径R2の曲面43が形成されて
いる。第2ハウジング44の内周面45とOリング6と
の構成も上記と同様であり、説明は省略する。一対のシ
ールリング2,2のテーパ面3,3と、第1ハウジング
41の内周面42および第2ハウジング44の内周面4
5の両端部との隙間L1,L2はOリング6の線径の直
径dより小さく、かつ、中央部の隙間L3より小さくし
てある。
【0026】このような第4実施例によれば、図4に示
すフローティングシールのセット状態においては、Oリ
ング6,6は、第1ハウジング41、及び第2ハウジン
グ44の内周面42,45から反力F7が加えられるの
で安定する。したがって、第1実施例と同様の効果を有
する、ここでは説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフローティングシールの第1実施例の
側面断面図である。
【図2】同、第2実施例の側面断面図である。
【図3】同、第3実施例の側面断面図である。
【図4】同、第4実施例の側面断面図である。
【図5】従来のフローティングシールのセット状態を示
す側面断面図である。
【図6】同、組立開始時の状態を示す側面断面図であ
る。
【符号の説明】
2…シールリング、3…テーパ面(シールリンク)、4
…シール面(シールリング)、6…Oリング、10,2
1,31,41…第1ハウジング、11,13,22,
27,32,34,42,45…内周面、12,26,
33,44…第2ハウジング、14,23…第1テーパ
面、15,24…第2テーパ面、25…第3テーパ面。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面が互いに摺接する一対のシールリン
    グと、一対のシールリングを内包し、かつ、一対のシー
    ルリングの摺接部の外側で所定の開口部を形成するハウ
    ジングと、一対のシールリングの外周面と、その外周面
    に対向するハウジングの内周面とで形成されるカウンタ
    ボア内に挟着されるOリングとからなるフローティング
    シールにおいて、ハウジング(10,12) の内周面は、Oリ
    ング(6) の位置決め用の、少なくとも2つ以上のテーパ
    面(14,15,23,24,25)により形成されたことを特徴とする
    フローティングシール。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフローティングシールに
    おいて、ハウジング(10,12) の内周面(11,13) は、シー
    ルリング(2) のテーパ面(3) の法線に対して互いに異な
    る方向の角度を有する2つのテーパ面(14,15) により形
    成されたことを特徴とするフローティングシール。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のフローティングシールに
    おいて、ハウジング(21,26) の内周面(22,27) は、前記
    シールリング(2) のテーパ面(3) に平行なテーパ面(23)
    と、この平行なテーパ面(23)の両側に延在し、互いに反
    対側に傾斜する2つのテーパ面(24,25) とから形成され
    たことを特徴とするフローティングシール。
  4. 【請求項4】 側面が互いに摺接する一対のシールリン
    グと、一対のシールリングを内包し、かつ、一対のシー
    ルリングの摺接部の外側で所定の開口部を形成するハウ
    ジングと、一対のシールリングの外周面と、その外周面
    に対向するハウジングの内周面とで形成されるカウンタ
    ボア内に挟着されるOリングとからなるフローティング
    シールにおいて、外周面は直線状のテーパ面(3) からな
    るシールリングと、Oリング(6) の線径の半径より大き
    く、かつ、Oリング(6) の位置決め用の連続した曲率に
    より形成される内周面(32,34) を有するハウジングとを
    備えたことを特徴とするフローティングシール。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4記載のうちのいずれかに
    記載のフローティングシールにおいて、Oリング(6) の
    直径は、シールリング(2) のテーパ面(3) と、このテー
    パ面(3) に対向するハウジング(10,12,21,26,31,33,41,
    44) の内周面(11,13,22,27,32,34,42,45) の両端部との
    隙間寸法L1,L2より大きいことを特徴とするフロー
    ティングシール。
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