JPH11511822A - 連続した、漸進的に架設する陸橋建設システム - Google Patents

連続した、漸進的に架設する陸橋建設システム

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JPH11511822A
JPH11511822A JP8517657A JP51765796A JPH11511822A JP H11511822 A JPH11511822 A JP H11511822A JP 8517657 A JP8517657 A JP 8517657A JP 51765796 A JP51765796 A JP 51765796A JP H11511822 A JPH11511822 A JP H11511822A
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ダイニス,アントニオ・エイ
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ブリジシス・コーポレイション
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    • E01D21/00Methods or apparatus specially adapted for erecting or assembling bridges
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Abstract

(57)【要約】 プレキャストセグメント陸橋建設システムは、少なくとも2つの陸橋橋脚(24)間にまたがり、連続する橋脚間を移動するための細長い架設および組立運搬体(22)を含み、前記運搬体(22)は、頂部デッキと、下向きの細長い平面底部支持表面を有する細長い中央長手方向ビーム(44)と、前記ビーム(44)に固定されかつそれから外方向に傾斜する細長いトラス(46、48)の対と、前記頂部デッキの対向する側端に沿って延びる細長い長手方向平面頂部支持表面(32、34)の対とを有し、前記システムはさらに、前記運搬体を前記運搬体が上で支持される橋脚に対し位置決めするために、前記運搬体を上で支持する橋脚(24)と協働的に係合するための、間隔をおいて前記運搬体(22)に沿った複数のジャッキ(78、80、86、88、90、92)と、橋脚上で前記運搬体を支持するための支持アセンブリとを含み、前記支持アセンブリは運搬体を選択的に上昇および下降させるためのジャッキ(78、80)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 連続した、漸進的に架設する陸橋建設システム 技術分野 この発明は一般にプレキャストセグメント陸橋の設計および建設に関し、より 特定的には、連続したまたは単純な支持されるスパンを伴い、真っ直ぐなまたは 適度に湾曲した整列を伴う、60Mまでのスパンの陸橋の建設における橋セグメ ントの架設および組立システムならびに装置に関する。背景技術 プレキャストセグメント陸橋は広くには以下の3つの方法を用いて建設される : 第1の方法は、図1〜図6に示されるスパン単位建設法である。この技術に従 うと、マッチ注型成形ジョイントを有するプレキャストコンクリートセグメント 10は2つの連続する橋脚A、BおよびB、Cにわたり陸橋の1スパンに沿って 端部と端部とをつないで組立てられ、橋脚上に固定される鋼鉄製ブラケット13 により支持される鋼鉄製トラス11および12上に一時的に置かれる。 セグメントがトラス上で調整されると、ポストテンションをかけられるケーブ ルがセグメントに挿入され応力を加えられる。スパンは従って自己支持される。 トラスは下ろされて次のスパンに送り出され、同じ建設サイクルが再び行なわれ る。セグメントは、既に建てられている陸橋を用いて移送されるか、または建設 中の陸橋下の道路から移送される。クレーン17(図1)18(図5)または構 台は、セグメントの架設のために用いられ、地上または既に渡されたスパン上で 作業を行なう。トラスは、一般には、橋脚間においてスパンの両側を延びるツイ ン並列トラスである。橋脚ブラケットは橋脚にボルト締めされるか、またはその 荷重は橋脚土台に直接伝達される。この方法は、真っ直ぐな陸橋の単純な支持さ れるスパンに対して、40M(120FT)を超えないスパンの場合にもっぱら 適用された。セグメントは、通常、両側に翼部を伴う単一箱形梁であり、トラス はそのような翼部の下に置かれる。図3は鋼鉄製ビーム15および16の対の上 で支持される箱形梁14を示す。これら条件は、この方法の適用領域をかなり狭 める。建設区域の近くを移動する人々および車両の安全のため、一時的な支持体 に依存するシステムは勧められない。 第2の方法は、図5、7a、bおよびcに示される前進配置建設法である。ス パンが40M(120FT)より大きく、および/または陸橋が湾曲し、および /または箱形梁が短い翼部を有する場合、スパン単位法は通常適用可能ではない 。これらの例では、前進配置建設がプレキャストセグメント陸橋建設において用 いられてきた。この方法に従うと、セグメントは、1つずつ、陸橋の一方端から 他方端へ、カンチレバー建設で置かれて組立てられ、自己支持される。セグメン トは建設中の陸橋を利用して通常は移送される。組立てられた最後のセグメント 上に置かれるスイベルクレーン19は後ろから新しいセグメントを取ってそれを 前に置く。カンチレバー型ケーブルが次いで挿入され応力を加えられる。スイベ ルクレーンはその新しく組立てられたセグメントの頂部に移動され、そのサイク ルは、実際の橋脚であってもよい次の橋脚かまたは一時的な橋脚にカンチレバー が到達するまで繰返される。この方法は70M(210MF)までスパンを渡す ことを可能にし、連続するスパンを有する湾曲した陸橋において用いられ得るが 、いくつかの不利な点を有する。特に、それは、各セグメントの架設後にスイベ ルクレーンを移動させることを必要とし;陸橋が狭すぎる場合には適用すること ができず:非常に緩慢であり;さらなるポストテンションを要する。 第3の方法は、70M(210FT)〜150M(450FT)のスパンを有 する陸橋に対して通常は用いられる、図8に示される平衡カンチレバー建設法で ある。これは、以前は現場打ちセグメントとともに用いられていたが、現在では 大きなスパンのプレキャストセグメント陸橋に、より広く適用されている。図8 に示されるように、この方法の原理は、湾曲した整列ならびに異なる型および形 状の箱形梁を伴う陸橋に用いられ得る。橋脚上に支持される高架構台20は、各 橋脚から出発して建設していくよう、完成した部分からセグメントを移動させる ために用いられる。 これら先行技術の方法は異なる不利な点を有する。スパン単位建設では、設置 および除去が困難である橋脚ブラケットによってトラスが橋脚の外側で支持され ることが必要とされ、既に注記したように、橋桁下の通行間隔および通行の安全 性を妨げ得る。さらに、この方法は、地上でクレーンが動くことを必要とし、陸 橋の曲率に関して制限を有し、連続的構造、幅広な単一箱形梁、U字型の橋のデ ッキ部分、または一般には翼部のない梁には適用可能ではない。 先行技術の方法で用いられるトラスは、橋脚ブラケット上に単に置かれるので 、いかなるねじりモーメントをとることもできない。一般に、スパン単位法およ び前進配置法では、構台またはクレーンは、各セグメントの組立後、トラスまた は他の一時的支持体とは関係なく動かされるものであり、このことは建設の行程 において重要な動作である。前述のことに鑑み、先行技術の方法の欠点を克服す る改善された陸橋建設システムが明らかに要求される。 さらに特定的には、煩雑でなく、構造上安定しており、建設中の陸橋下の車両 の通行を妨害し得る一時的な支持体、橋脚ブラケットまたはトラスを必要としな い、プレキャストセグメント・マッチ注型成形ジョイントのための建設方法が必 要とされる。ある方法は、湾曲した整列を受容し得、統合された架設および組立 装置で自己送り出しされ得、単純な支持されたスパン単位での、または構造の連 続性が橋脚にわたる状態での建設を可能にする、異なる幅のセグメント、複数箱 部分、またはU字型部分とともに用いられ得る。発明の開示 この発明の主な局面に従うと、プレキャストセグメント陸橋建設システムは、 少なくとも2つの陸橋橋脚間にまたがり、連続する橋脚間を移動するための細長 い架設および組立運搬体を含み、前記運搬体は、頂部デッキと、下向きの細長い 平面底部支持表面を有する細長い中央長手方向ビームと、前記ビームに固定され かつそれから外方向に傾斜する細長いトラスの対と、前記頂部デッキの対向する 側端に沿って延びる細長い長手方向平面頂部支持表面の対とを有し、前記システ ムはさらに、前記運搬体を上で支える橋脚に対し前記運搬体を位置決めするため に、前記運搬体を上で支える橋脚を協働して係合させるための、間隔をおいて前 記運搬体に沿った複数のジャッキと、前記運搬体を橋脚上で支持するための支持 アセンブリとを含み、前記支持アセンブリは運搬体を選択的に上昇および下降さ せるためのジャッキを有する。 この発明の別の局面に従うと、プレキャストセグメント陸橋を建設するための 方法は、渡されるスパンの後端を支持するためにY字型の第1の陸橋橋脚を建設 するステップと、渡されるスパンの前端を支持するためにY字型の第2の陸橋橋 脚を建設するステップと、架設および組立運搬体を支持するために、第1および 第2の運搬体支持手段を前記それぞれの第1および第2の橋脚上に取付けるステ ップと、少なくとも2つの陸橋橋脚間にまたがり、連続する橋脚間を移動するた めの細長い架設および組立運搬体を設けるステップとを含み、前記運搬体は、頂 部デッキと、下向きの細長い平面底部支持表面を有する細長い中央長手方向ビー ムと、前記ビームに固定されかつそれから外方向に傾斜する細長いトラスの対と 、前記第1および第2の橋脚を通過する長手方向架設および組立運搬体を位置決 めする、前記頂部デッキの対向側端に沿って延びる細長い長手方向平面頂部支持 表面の対とを有し、垂直および水平ジャッキは運搬体およびその支持体において 一体化され、前記方法はさらに、前記運搬体を前記第1の橋脚と前記第2の橋脚 との間において取付けるステップと、前記第1および第2の橋脚の腕部に対し運 搬体をブロッキングするステップと、必要な場合には、内部ポストテンションで 反りおよびねじれこわさを調節するステップと、運搬体の突端上に固定されるス イベルクレーンを用いて、組立中のスパンのセグメントをシーケンス的に持上げ 、 回転させて置くステップとを含み、一旦スイベルクレーンがセグメントを離すと 、各セグメントはそのスパンにおけるそれの最終位置に押されるかまたは引張ら れ、1スパンのすべてのセグメントの組立後に直近のセグメントに対してレベリ ングされ調整され、ポストテンションケーブルが置かれて応力を加えられ、スパ ンは自己支持されるようになり、ついで、運搬体は、残っている運搬体の安定性 を保証する突端部および尾部が常に2つの橋脚によって支持される状態で、下降 させられて次のスパンへ押されるかまたは引張られる。図面の簡単な説明 この発明の目的、利点、および特徴は、以下の詳細な説明を添付の図面と関連 させて読んだ場合により容易に理解される。 図1は、スパン単位建設の先行技術の立面図である。 図2は、翼部を有する箱形梁の例における、橋脚に固定される橋脚ブラケット により支持される2つの並列トラスの先行技術システムでの陸橋の断面図である 。 図3は、翼部のない箱形に適合された先行技術のスパン単位法での陸橋の断面 図であるる 図4は、図1の先行技術の陸橋建設システムの斜視図である。 図5は、図1の架設および組立システムの概略図である。 図6は、湾曲したスパンの場合において先行技術を用いた場合の問題点を示す 。 図7は、前進配置建設法の先行技術の立面図である。 図8は、平衡カンチレバー建設法の先行技術の立面図である。 図9は、先行技術のスパン単位法の場合に下に必要とされる安全作業領域を示 す。 図10は、スパン単位システムにおいて用いられる先行技術の並列トラスの安 定性の問題点を示す。 図11は、プレキャストセグメント陸橋のためのU字型梁における先行技術ス パン単位法の適用を示す。 図12は、陸橋の架設および組立のための運搬体が、間隔をおかれた橋脚の対 上で動作位置にある状態での、この発明の好ましい実施例の斜視図である。 図13は、この発明が必要とする安全作業領域を示す図12の実施例の端面図 である。 図14、15、16は、異なるタイプの陸橋粱に対するこの発明の適用を示す 、図13と同様の端面図である。 図17は、図12の典型的な組立および架設運搬体の詳細な部分斜視図である 。 図18は、図12の実施例の詳細な斜視端面図である。 図19aは、代替的実施例の、図18と同様の図である。 図19bは、別の代替的実施例の、図18と同様の図である。 図20は、支持アセンブリおよびジャッキシステムの詳細を示す、図12の実 施例の詳細な端面図である。 図21は、湾曲したスパンのU字部分の組立を示す、この発明の斜視図である 。 図22は、湾曲したスパンにおける運搬体ならびに旋回する突端部および尾部 の上面平面図である。 図23は、湾曲したスパンのねじれのバランスをとる予めのねじれを導入する 、橋脚腕部と運搬体との間に挿入されるジャッキによって運搬体にかけられる力 の概略的な斜視図である。 図24は、この発明に従う典型的スパンの架設のシーケンスの側面立面図であ る。 図25は、架設の図24のシーケンスの斜視図である。 図26aおよびbは、1スパンから次のスパンへの運搬体の自己送り出しのシ ーケンスの側面立面図である。 図27は、運搬体の架設部分の詳細な斜視図である。 図28は、スイベルクレーンの回転するアームを最短に低減するための、スイ ベルクレーンの偏心位置を示す端面立面図である。 図29、30、31、32は、Y字型橋脚の2つの腕部のつなぎとして橋脚セ グメントを用いることを可能にする、システムの橋脚−デッキベアリングを示す 同様の端面図である。 図33a、bおよびcは、前進架設および組立での連続するスパンにおけるこ の発明の使用の側面立面図である。この発明を実施するためのベストモード 図面の図12を参照して、参照番号22で大きく示されるこの発明の装置の好 ましい実施例は、この発明の方法に従って建設を実行する位置において示される 。この発明は、主には、以下運搬体と呼ばれる長手方向架設および組立装置を橋 脚の対間に支持するために、Y字型橋脚を伴って一般に設計される陸橋構造を架 設するために発案された。この運搬体は、少なくとも2つの橋脚間に渡るよう細 長く、上に向いた橋脚脚部内に嵌まるよう一般にはVまたは台形の横断断面を有 する。橋脚24は、通常の土台上に立てられる垂直柱30上で接続される、傾斜 した2つの腕部26および28を含む。運搬体22は、「Y」橋脚の2つの腕部 間において取付けられまたは支持され、好ましくはセグメントの重量を支持する 中央の背を有する三角形の鋼鉄製空間トラスから一般には構成される。運搬体は 頂部デッキを有し、頂部デッキの側端に沿って細長い頂部支持表面32および3 4の少なくとも1つの対が延びる。運搬体はさらに、垂直軸の周囲を旋回するよ う38で蝶番式に取付けられる細長い突端部36を好ましくは設けられる。尾部 40は、運搬体の尾部側端で垂直軸の周囲を旋回するよう蝶番式に取付けられる 。運搬体本体は、運搬体にねじれ安定性を与え、スパンを構成するセグメントの ジオメトリそのものを調整することを可能にする、2つの外方向に傾斜したトラ スを含む。 この運搬体は図13〜図16に示されるように橋脚の垂直脚部間に載り陸橋梁 を組立てる。スイベルクレーン42は頂部デッキにおいて好ましくは一方端のと ころに取付けられ、梁をデッキ上に持上げる。組立運搬体は、3つもしくは4つ のウェブの梁、またはU字型梁を取扱い得る。このシステムは、図13に示され るように、道路または地上通行のための空間を斟酌する。 梁が、U字型部分を伴い端縁において2つの垂直ウェブを有するか、または2 つの垂直ウェブおよび2つの傾斜したウェブを有するより幅広い箱形の場合、2 つの傾斜したトラスは、運搬体に三角形の断面を与える2つの背によって有利に 置換えられてもよい。 陸橋橋脚は、通常は補強コンクリートで立てられるが、垂直に組立てられる、 プレキャストセグメントマッチ注型成形ユニットで立てられてもよい。長手方向 組立運搬体は、橋脚の腕部の内側および梁の下で嵌まるよう、適当な三角形また は台形の断面を有する。運搬体の構造の好ましい形態は、一般には鋼鉄で作製さ れる垂直な背と横方向トラスとを伴う、図17〜19に示されるようなものであ る。垂直な背は単純なI部分鋼鉄製梁44または箱形梁であり、トラス46およ び48は積層鋼鉄製部分で作製される空間トラスである。トラスは傾斜しており 、長手方向平面支持表面を形成する上側ビームを有する。両方のトラスは、2つ の隣接橋脚間で管状空間トラスとして働く剛体構造を構成するよう、鋼鉄製トラ スでもってフランジの頂部および底部で背に接続される。中央のIビームは、梁 を適所に移動させるために支持するためのローラまたはドリー52を支持するた めに細長い中央の平面支持表面を与える上側フランジ50を有する。 背またはIビームの頂部は、セグメントが運搬体の前端から後ろ側へ滑動でき るよう、滑らかな表面を有する。Iビームの背の底部も、運搬体を次のスパンへ 自己送り出しする際に腕部間において底部に置かれるジャッキ用ローラ支持アセ ンブリ上を摺るよう、細長い滑らかな平面表面54を有する。セグメントは、ウ インチか、または運搬体構造に統合される油圧ジャッキで移動される。傾斜した トラスの頂部は、各セグメントの個々の調整線として用いられ、隣接セグメント において2つが一方側にありかつ1つが他方側にあるかまたはその逆の状態にあ る、各セグメントのための3つのジャッキを有する。このシステムは、各セグメ ントの、その空間におけるスパンのジオメトリそのものへの3点レベリングを可 能にする。 運搬体の内側では、結合されない、偏向されるポストテンションケーブルが中 央の背および/または傾斜したトラスもしくは傾斜した背に固定されて、架設中 の運搬体の撓みを低減または打消すかもしれないポストテンション力を導入し得 る。 運搬体は、一旦橋脚腕部間に位置決めされると、運搬体と橋脚腕部との間にお いて指定される位置で油圧ジャッキ力をかけることによってブロッキングされ、 したがって、架設および組立サイクル中にこのシステムに対し完全な安定性を与 える。陸橋が湾曲したスパンを有する場合、運搬体は橋脚の中央線にはないかも しれず、水平ブロッキング用ジャッキは運搬体を横に押して運搬体の中央線に対 するセグメントの偏心を最小値に低減してもよい。この水平ブロッキングにより 、運搬体は、道路陸橋または鉄道陸橋に広く見られる湾曲したスパンの現在のね じりモーメントをとることが可能となる。 この受動的ねじり抵抗に加えて、運搬体は、湾曲したスパンの架設中のつくり 出される能動的な予めのねじりモーメントをつくり出し得る。これは、背または トラスに統合されたケーブルに対し非対称に応力をかけることによって、および /または特定の湾曲したスパンが必要とするように橋脚において異なる力を与え て運搬体部分に予めのねじりを与えることによって得られる。 一旦セグメントの組立が完了すると、運搬体は自己送り出しされる。中央のボ ードから油圧的にモニタされるこの自己送り出し動作によって、運搬体は下降し 、組立てられたプレキャストコンクリートスパンからそれ自身を解放する。橋脚 の腕部の底部に置かれるジャッキは運搬体を前方に押して、橋脚に対し反作用を 与える。運搬体の突端部が一旦次の橋脚によって支持され始めると、その尾部は 組立てられたスパンの後部橋脚をだんだんと通過する。これにより、突端部と尾 部とを含む、一般にはより長いスパンの2倍である運搬体の全長が決定される。 上側デッキはさらに、梁を整列させレベリングするための整列およびレベリン グジャッキ54、56および58を有する。建設の他の形態は図19aに示され るようでもよく、ここで、運搬体の本体は、中央底部ビーム64と頂部トラス6 6とを有する傾斜したトラス60および62の対で構成される。側部トラスの頂 部は平面支持表面を設けるビーム68および70を有する。変形例は、図19b に示されるように、トラスの代わりに側部鋼鉄製プレート72および74を有す る。 図20に示される好ましい実施例は、橋脚のソケットまたは凹部に嵌まるベー ス76を含む支持アセンブリを有する。この支持アセンブリは、橋脚間での移動 のために運搬体を支持するために底部表面54と係合するためのローラ84を有 する支持部材82が上に載る状態のジャッキ78および80の対を含む。上側ブ ロッキングジャッキ86および90と、下側ブロッキングおよび位置決めジャッ キ88および92とは、各橋脚において運搬体を支持する。これらによって、運 搬体は、陸橋の湾曲部分に対処するよう、図23にあるように中央に置かれ傾け られることができる。 橋脚は、各々、梁の対応する球形ベアリングを受けるよう、球形案内ベアリン グソケット94および96を設けられる。 運搬体は、それに予め張力を与えるために、図17および図20において98 および100で示されるポストテンションケーブルを伴って構成される。このよ うにケーブルで張力をかけることは、十分に記載されるがごとくここに援用され る米国特許第3,909,863号においておおむね教示されている。 このシステムの最も新規な局面は架設装置の組立運搬体との統合であり、この ようにして2つの動作、架設および組立が同じユニットによってなされ、それは 次いで完全な陸橋整列に沿ってともに移動し得る。このシステムのための適当な 架設装置は、運搬体の突端部にしっかりと固定されるパイロンと、可動ウインチ を備えた回転アームとから基本的になるスイベルクレーンである。このスイベル クレーンは、地上のプレキャストセグメントをローボーイまたはトラックから直 接取り、それらのセグメントをシーケンスの順序で持上げ回転させて運搬体の滑 動路の上に置く。セグメントがスパンにおけるそれの最終位置に押される間、ス イベルクレーンは既に次のセグメントを持上げていることができる。スイベルク レーンは、運搬体を次のスパンに引張るための引張り装置として用いてもよい。 このクレーンは他にポストテンションケーブルの引上げに用いられる。スイベル クレーンを、組立てられている最中のスパンの前橋脚の直前に置くことによって 、クレーンは重いセグメントを、短い長さのアームと、相対的に小さいねじりモ ーメントとで持上げて置くことができる。スイベルクレーンはさらに運搬体の中 央線に対し偏心的に固定されて、その回転アームの長さをかなり低減することが できる(図28)。 運搬体の前に設置されるスイベルクレーンが与えるさらなる利点は、セグメン トの移送が建設中の陸橋上でなされる必要がないという点である。これはこのシ ステム全体の安全性を向上させ、既に建設された陸橋がスパンの組立のすぐ後ろ で完了されることを可能にする。これにより、陸橋の通行の一部の部分が建設作 業を妨げることなく開通する。 図24および図25を参照して、橋脚104および106の対間の複数の梁1 02の組立が示される。これら梁は地上のトラックからクレーンによって持上げ られ、組立運搬体上に置かれそこでともに移動させられる。 組立は、2つの橋脚が図26aに示されるようにつながれるまで続く。組立運 搬体は次いで図26bに示されるように次の橋脚108に前進させられる。運搬 体は適所に適切に固定され整列させられる。次いで、梁部分の組立が続けられる 。 スパンの連続的建設を、第1、第2および第3のポストテンションケーブルが 図示される状態で図33に示す。 図29〜図32を参照して、組立のための運搬体上の陸橋部分の支持を、組立 てられたユニットが橋脚上において案内ベアリング内に下ろされた状態で示す。 たとえば「Y」橋脚が設けられ得ないとき、陸橋の高さがより低い場合には垂 直橋脚が広く用いられる。この例でも、スイベルクレーンが用いられ得、先行技 術の2つの並列トラスまたは鋼鉄製の箱形梁間に固定され得、架設サイクルをス ピードアップし、地上で作業するクレーンによる通行上の相互作用を低減するこ とによって、この先行技術に対するかなりの改善をもたらし得る。この発明の別 の非常に特別な特徴は、プレキャストセグメントデッキおよび「Y」橋脚で構成 されるシステムである。運搬体からベアリングまでの荷重の移送は、「Y」橋脚 の腕部を接続するつなぎを必要としない。この同じ効果は、橋脚の腕部に垂直に 置かれる特別な球形の案内されるベアリングを導入することにより、橋脚セグメ ントの底部スラブをつなぎとして用いることによって得られる。この橋脚セグメ ント底部スラブは、橋脚腕部の引張り力に抗するよう、横断方向にポストテンシ ョンをかけられる。 この発明は、この建設システムを連続的構造にまで拡大することもその範囲と する。実際に、単純な支持される構造において特定的に用いられるスパン単位建 設法とは対照的に、この発明は3、4またはそれ以上のスパンにわたる連続的構 造の建設を難なく可能にする。構造の連続性は、スパン長の増加を可能にし、所 与のスパン長の場合には構成要素、特にポストテンションおよび労力を節約し、 より良い構造上の性質を有する。 連続的構造におけるこの建設システムの使用は図33において理解され得る。 この方法は、運搬体の長さおよび油圧システムにおける変更をほとんど必要とし ないかもしれない。このように、新規なプレキャストセグメント陸橋建設システ ムを開示した。好ましい実施例を図示し記載したが、当業者には、この教示に鑑 み、多くの変更がそれになされ得ることが理解される。ゆえに、この発明は、以 下の請求の範囲の精神およびその均等物に従う場合を除き、限定されるものでは ない。
【手続補正書】 【提出日】1998年5月15日 【補正内容】 明細書 連続した、漸進的に架設する陸橋建設システム 技術分野 この発明は一般にプレキャストセグメント陸橋の設計および建設に関し、より 特定的には、連続したまたは単純な支持されるスパンを伴い、真っ直ぐなまたは 適度に湾曲した整列を伴う、60Mまでのスパンの陸橋の建設における橋セグメ ントの架設および組立システムならびに装置に関する。背景技術 プレキャストセグメント陸橋は広くには以下の3つの方法を用いて建設される : 第1の方法は、図1〜図6に示されるスパン単位建設法である。この技術に従 うと、マッチ注型成形ジョイントを有するプレキャストコンクリートセグメント 10は2つの連続する橋脚A、BおよびB、Cにわたり陸橋の1スパンに沿って 端部と端部とをつないで組立てられ、土台9上に取付けられる橋脚上に固定され る鋼鉄製ブラケット13により支持される鋼鉄製トラス11および12上に一時 的に置かれる。 セグメントがトラス上で調整されると、ポストテンションをかけられるケーブ ルがセグメントに挿入され応力を加えられる。スパンは従って自己支持される。 トラスは下ろされて次のスパンに送り出され、同じ建設サイクルが再び行なわれ る。セグメントは、既に建てられている陸橋を用いて移送されるか、または建設 中の陸橋下の道路から移送される。クレーン17(図1)(図5)または構台1 8は、セグメントの架設のために用いられ、地上または既に渡されたスパン上で 作業を行なう。トラスは、一般には、橋脚間においてスパンの両側を延びるツイ ン並列トラスである。橋脚ブラケットは橋脚にボルト締めされるか、またはその 荷重は橋脚土台に直接伝達される。この方法は、真っ直ぐな陸橋の単純な支持さ れるスパンに対して、40M(120FT)を超えないスパンの場合にもっぱら 適用された。セグメントは、通常、両側に翼部を伴う単一箱形梁であり、トラス はそのような翼部の下に置かれる。図3は鋼鉄製ビーム15および16の対の上 で支持される幅の狭い箱形梁14を示す。これら条件は、この方法の適用領域を かなり狭める。建設区域の近くを移動する人々および車両の安全のため、一時的 な支持体に依存するシステムは勧められない。この方法の変形例がDE 225 1 471に開示されており、そこでは、中央のトラスが橋脚間にかかり、ジャ ッキはそのトラスを上下させ、トラスは橋脚から橋脚へ移動させられる。 第2の方法は、図5、7a、bおよびcに示される前進配置建設法である。ス パンが40M(120FT)より大きく、および/または陸橋が湾曲し(図6) 、および/または箱形梁が短い翼部を有する場合、スパン単位法は通常適用可能 ではない。これらの例では、前進配置建設がプレキャストセグメント陸橋建設に おいて用いられてきた。この方法に従うと、セグメントは、1つずつ、陸橋の一 方端から他方端へ、カンチレバー建設で置かれて組立てられ、自己支持される。 セグメントは建設中の陸橋を利用して通常は移送される。組立てられた最後のセ グメント上に置かれるスイベルクレーン19は後ろから新しいセグメントを取っ てそれを前に置く。カンチレバー型ケーブルが次いで挿入され応力を加えられる 。スイベルクレーンはその新しく組立てられたセグメントの頂部に移動され、そ のサイクルは、実際の橋脚であってもよい次の橋脚かまたは一時的な橋脚にカン チレバーが到達するまで繰返される。この方法は70M(210MF)までスパ ンを渡すことを可能にし、連続するスパンを有する湾曲した陸橋において用いら れ得るか、いくつかの不利な点を有する。特に、それは、各セグメントの架設後 にスイベルクレーン(19)を移動させることを必要とし;陸橋が狭すぎる場合 には適用することができず;非常に緩慢であり;さらなるポストテンションを要 する。 第3の方法は、70M(210FT)〜150M(450FT)のスパンを有 する陸橋に対して通常は用いられる、図8に示される平衡カンチレバー建設法で ある。これは、以前は現場打ちセグメントとともに用いられていたが、現在では 大きなスパンのプレキャストセグメント陸橋に、より広く適用されている。図8 に示されるように、この方法の原理は、湾曲した整列ならびに異なる型および形 状の箱形梁を伴う陸橋に用いられ得る。橋脚上に支持される高架構台20は、各 橋脚から出発して建設していくよう、完成した部分からセグメント(21)を移 動させるために用いられる。 これら先行技術の方法は異なる不利な点を有する。スパン単位建設では、設置 および除去が困難である橋脚ブラケットによってトラスが橋脚の外側で支持され ることが必要とされ、既に注記したように、橋桁下の通行間隔および通行の安全 性を妨げ得る(図9)。さらに、この方法は、地上でクレーンが動くことを必要 とし、陸橋の曲率に関して制限を有し、連続的構造、幅広な単一箱形梁、U字型 の橋のデッキ部分、または一般には翼部のない梁には適用可能ではない。 先行技術の方法で用いられるトラスは、橋脚ブラケット上に単に置かれるので 、いかなるねじりモーメントをとることもできない。一般に、スパン単位法およ び前進配置法では、構台またはクレーンは、各セグメントの組立後、トラスまた は他の一時的支持体とは関係なく動かされるものであり、このことは建設の行程 において重要な動作である。前述のことに鑑み、先行技術の方法の欠点を克服す る改善された陸橋建設システムが明らかに要求される。 さらに特定的には、煩雑でなく、構造上安定しており、建設中の陸橋下の車両 の通行を妨害し得る一時的な支持体、橋脚ブラケットまたはトラスを必要としな い、プレキャストセグメント・マッチ注型成形ジョイントのための建設方法が必 要とされる。ある方法は、湾曲した整列を受容し得、統合された架設および組立 装置で自己送り出しされ得、単純な支持されたスパン単位での、または構造の連 続性が橋脚にわたる状態での建設を可能にする、異なる幅のセグメント、複数箱 部分、またはU字型部分とともに用いられ得る。発明の開示 この発明の主な局面に従うと、プレキャストセグメント陸橋建設システムは、 少なくとも2つの陸橋橋脚間にまたがり、連続する橋脚間を移動するための細長 い架設および組立運搬体を含み、前記運搬体は、頂部デッキと、下向きの細長い 平面底部支持表面を有する細長い中央長手方向ビームと、前記ビームに固定され かつそれから外方向に傾斜する細長いトラスの対と、前記頂部デッキの対向する 側端に沿って延びる細長い長手方向平面頂部支持表面の対とを有し、前記システ ムはさらに、前記運搬体を上で支える橋脚に対し前記運搬体を位置決めするため に、前記運搬体を上で支える橋脚を協働して係合させるための、間隔をおいて前 記運搬体に沿った複数のジャッキと、前記運搬体を橋脚上で支持するための支持 アセンブリとを含み、前記支持アセンブリは運搬体を選択的に上昇および下降さ せるためのジャッキを有する。 この発明の別の局面に従うと、プレキャストセグメント陸橋を建設するための 方法は、渡されるスパンの後端を支持するためにY字型の第1の陸橋橋脚を建設 するステップと、渡されるスパンの前端を支持するためにY字型の第2の陸橋橋 脚を建設するステップと、架設および組立運搬体を支持するために、第1および 第2の運搬体支持手段を前記それぞれの第1および第2の橋脚上に取付けるステ ップと、少なくとも2つの陸橋橋脚間にまたがり、連続する橋脚間を移動するた めの細長い架設および組立運搬体を設けるステップとを含み、前記運搬体は、頂 部デッキと、下向きの細長い平面底部支持表面を有する細長い中央長手方向ビー ムと、前記ビームに固定されかつそれから外方向に傾斜する細長いトラスの対と 、前記第1および第2の橋脚を通過する長手方向架設および組立運搬体を位置決 めする、前記頂部デッキの対向側端に沿って延びる細長い長手方向平面頂部支持 表面の対とを有し、垂直および水平ジャッキは運搬体およびその支持体において 一体化され、前記方法はさらに、前記運搬体を前記第1の橋脚と前記第2の橋脚 との間において取付けるステップと、前記第1および第2の橋脚の腕部に対し運 搬体をブロッキングするステップと、必要な場合には、内部ポストテンションで 反りおよびねじれこわさを調節するステップと、運搬体の突端上に固定されるス イベルクレーンを用いて、組立中のスパンのセグメントをシーケンス的に持上げ 、 回転させて置くステップとを含み、一旦スイベルクレーンがセグメントを離すと 、各セグメントはそのスパンにおけるそれの最終位置に押されるかまたは引張ら れ、1スパンのすべてのセグメントの組立後に直近のセグメントに対してレベリ ングされ調整され、ポストテンションケーブルが置かれて応力を加えられ、スパ ンは自己支持されるようになり、ついで、運搬体は、残っている運搬体の安定性 を保証する突端部および尾部が常に2つの橋脚によって支持される状態で、下降 させられて次のスパンへ押されるかまたは引張られる。図面の簡単な説明 この発明の目的、利点、および特徴は、以下の詳細な説明を添付の図面と関連 させて読んだ場合により容易に理解される。 図1は、スパン単位建設の先行技術の立面図である。 図2は、翼部を有する箱形梁の例における、橋脚に固定される橋脚ブラケット により支持される2つの並列トラスの先行技術システムでの陸橋の断面図である 。 図3は、翼部のない箱形に適合された先行技術のスパン単位法での陸橋の断面 図であるる 図4は、図1の先行技術の陸橋建設システムの斜視図である。 図5は、図1の架設および組立システムの概略図である。 図6は、湾曲したスパンの場合において先行技術を用いた場合の問題点を示す 。 図7は、前進配置建設法の先行技術の立面図である。 図8は、平衡カンチレバー建設法の先行技術の立面図である。 図9は、先行技術のスパン単位法の場合に下に必要とされる安全作業領域を示 す。 図10は、スパン単位システムにおいて用いられる先行技術の並列トラスの安 定性の問題点を示す。 図11は、プレキャストセグメント陸橋のためのU字型梁における先行技術ス パン単位法の適用を示す。 図12は、陸橋の架設および組立のための運搬体が、間隔をおかれた橋脚の対 上で動作位置にある状態での、この発明の好ましい実施例の斜視図である。 図13は、この発明が必要とする安全作業領域を示す図12の実施例の端面図 である。 図14、15、16は、異なるタイプの陸橋梁に対するこの発明の適用を示す 、図13と同様の端面図である。 図17は、図12の典型的な組立および架設運搬体の詳細な部分斜視図である 。 図18は、図12の実施例の詳細な斜視端面図である。 図19aは、代替的実施例の、図18と同様の図である。 図19bは、別の代替的実施例の、図18と同様の図である。 図20は、支持アセンブリおよびジャッキシステムの詳細を示す、図12の実 施例の詳細な端面図である。 図21は、湾曲したスパンのU字部分の組立を示す、この発明の斜視図である 。 図22は、湾曲したスパンにおける運搬体ならびに旋回する突端部および尾部 の上面平面図である。 図23は、湾曲したスパンのねじれのバランスをとる予めのねじれを導入する 、橋脚腕部と運搬体との間に挿入されるジャッキによって運搬体にかけられる力 の概略的な斜視図である。 図24は、この発明に従う典型的スパンの架設のシーケンスの側面立面図であ る。 図25は、架設の図24のシーケンスの斜視図である。 図26aおよびbは、1スパンから次のスパンへの運搬体の自己送り出しのシ ーケンスの側面立面図である。 図27は、運搬体の架設部分の詳細な斜視図である。 図28は、スイベルクレーンの回転するアームを最短に低減するための、スイ ベルクレーンの偏心位置を示す端面立面図である。 図29、30、31、32は、Y字型橋脚の2つの腕部のつなぎとして橋脚セ グメントを用いることを可能にする、システムの橋脚−デッキベアリングを示す 同様の端面図である。 図33a、bおよびcは、前進架設および組立での連続するスパンにおけるこ の発明の使用の側面立面図である。この発明を実施するためのベストモード 図面の図12を参照して、参照番号22で大きく示されるこの発明の装置の好 ましい実施例は、この発明の方法に従って建設を実行する位置において示される 。この発明は、主には、以下運搬体と呼ばれる長手方向架設および組立装置(2 2)を橋脚の対間に支持するために、Y字型橋脚を伴って一般に設計される陸橋 構造を架設するために発案された。この運搬体は、少なくとも2つの橋脚間に渡 るよう細長く、上に向いた橋脚脚部内に嵌まるよう一般にはVまたは台形の横断 断面を有する。橋脚24は、通常の土台上に立てられる垂直柱30上で接続され る、傾斜した2つの腕部26および28を含む。運搬体22は、「Y」橋脚の2 つの腕部間において取付けられまたは支持され、好ましくはセグメントの重量を 支持する中央の背を有する三角形の鋼鉄製空間トラスから一般には構成される。 運搬体は頂部デッキを有し、頂部デッキの側端に沿って細長い頂部支持表面32 および34の少なくとも1つの対が延びる。運搬体はさらに、垂直軸の周囲を旋 回するよう38で蝶番式に取付けられる細長い突端部36を好ましくは設けられ る。尾部40は、運搬体の尾部側端で垂直軸の周囲を旋回するよう蝶番式に取付 けられる。運搬体本体は、運搬体にねじれ安定性を与え、スパンを構成するセグ メントのジオメトリそのものを調整することを可能にする、2つの外方向に傾斜 したトラスを含む。 この運搬体は図13〜図16に示されるように橋脚の垂直脚部間に載り陸橋梁 を組立てる。スイベルクレーン42は頂部デッキにおいて好ましくは一方端のと ころに取付けられ、梁をデッキ上に持上げる。組立運搬体は、3つもしくは4つ のウェブの梁、またはU字型梁を取扱い得る(図14、15、16)。このシス テムは、図13に示されるように、道路または地上通行のための空間を斟酌する 。 梁が、U字型部分を伴い端縁において2つの垂直ウェブを有するか、または2 つの垂直ウェブおよび2つの傾斜したウェブを有するより幅広い箱形の場合、2 つの傾斜したトラスは、運搬体に三角形の断面を与える2つの背によって有利に 置換えられてもよい。 陸橋橋脚は、通常は補強コンクリートで立てられるが、垂直に組立てられる、 プレキャストセグメントマッチ注型成形ユニットで立てられてもよい。長手方向 組立運搬体は、橋脚の腕部の内側および梁の下で嵌まるよう、適当な三角形また は台形の断面を有する。運搬体の構造の変形を伴った好ましい形態は、一般には 鋼鉄で作製される垂直な背と横方向トラスとを伴う、図17〜19に示されるよ うなものである。垂直な背は単純なI部分鋼鉄製梁44または箱形梁であり、ト ラス46および48は積層鋼鉄製部分で作製される空間トラスである。トラスは 傾斜しており、長手方向平面支持表面を形成する上側ビームを有する。両方のト ラスは、2つの隣接橋脚間で管状空間トラスとして働く剛体構造を構成するよう 、鋼鉄製トラスでもってフランジの頂部および底部で背に接続される。中央のI ビームは、梁を適所に移動させるために支持するためのローラまたはドリー52 を支持するために細長い中央の平面支持表面を与える上側フランジ50を有する 。 背またはIビームの頂部は、セグメントが運搬体の前端から後ろ側へ滑動でき るよう、滑らかな表面を有する。Iビームの背の底部も、運搬体を次のスパンへ 自己送り出しする際に腕部間において底部に置かれるジャッキ用ローラ支持アセ ンブリ上を摺るよう、細長い滑らかな平面表面54を有する。セグメントは、ウ インチか、または運搬体構造に統合される油圧ジャッキで移動される。傾斜した トラスの頂部は、各セグメントの個々の調整線として用いられ、隣接セグメント において2つが一方側にありかつ1つが他方側にあるかまたはその逆の状態にあ る、各セグメントのための3つのジャッキを有する。このシステムは、各セグメ ントの、その空間におけるスパンのジオメトリそのものへの3点レベリングを可 能にする。 運搬体の内側では、結合されない、偏向されるポストテンションケーブルが中 央の背および/または傾斜したトラスもしくは傾斜した背に固定されて、架設中 の運搬体の撓みを低減または打消すかもしれないポストテンション力を導入し得 る。 運搬体は、一旦橋脚腕部間に位置決めされると、運搬体と橋脚腕部との間にお いて指定される位置で油圧ジャッキ力をかけることによってブロッキングされ、 したがって、架設および組立サイクル中にこのシステムに対し完全な安定性を与 える。陸橋が湾曲したスパンを有する場合、運搬体は橋脚の中央線にはないかも しれず、水平ブロッキング用ジャッキは運搬体を横に押して運搬体の中央線に対 するセグメントの偏心を最小値に低減してもよい。この水平ブロッキングにより 、運搬体は、道路陸橋または鉄道陸橋に広く見られる湾曲したスパンの現在のね じりモーメントをとることが可能となる。 この受動的ねじり抵抗に加えて、運搬体は、湾曲したスパンの架設中のつくり 出される能動的な予めのねじりモーメントをつくり出し得る。これは、背または トラスに統合されたケーブルに対し非対称に応力をかけることによって、および /または特定の湾曲したスパンが必要とするように橋脚において異なる力を与え て運搬体部分に予めのねじりを与えることによって得られる。 一旦セグメントの組立が完了すると、運搬体は自己送り出しされる。中央のボ ードから油圧的にモニタされるこの自己送り出し動作によって、運搬体は下降し 、組立てられたプレキャストコンクリートスパンからそれ自身を解放する。橋脚 の腕部の底部に置かれるジャッキは運搬体を前方に押して、橋脚に対し反作用を 与える。運搬体の突端部が一旦次の橋脚によって支持され始めると、その尾部は 組立てられたスパンの後部橋脚をだんだんと通過する。これにより、突端部と尾 部とを含む、一般にはより長いスパンの2倍である運搬体の全長が決定される。 上側デッキはさらに、梁を整列させレベリングするための整列およびレベリン グジャッキ54、56および58を有する。建設の他の形態は図19aに示され るようでもよく、ここで、運搬体の本体は、中央底部ビーム64と頂部トラス6 6とを有する傾斜したトラス60および62の対で構成される。側部トラスの頂 部は平面支持表面を設けるビーム68および70を有する。変形例は、図19b に示されるように、トラスの代わりに側部鋼鉄製プレート72および74を有す る。 図20に示される好ましい実施例は、橋脚のソケットまたは凹部に嵌まるベー ス76を含む支持アセンブリを有する。この支持アセンブリは、橋脚間での移動 のために運搬体を支持するために底部表面54と係合するためのローラ84を有 する支持部材82が上に載る状態のジャッキ78および80の対を含む。上側ブ ロッキングジャッキ86および90と、下側ブロッキングおよび位置決めジャッ キ88および92とは、各橋脚において運搬体を支持する。これらによって、運 搬体は、陸橋の湾曲部分に対処するよう、図23にあるように中央に置かれ傾け られることができる。 橋脚は、各々、梁の対応する球形ベアリングを受けるよう、球形案内ベアリン グソケット94および96を設けられる。 運搬体は、それに予め張力を与えるために、図17および図20において98 および100で示されるポストテンションケーブルを伴って構成される。このよ うにケーブルで張力をかけることは、十分に記載されるがごとくここに援用され る米国特許第3,909,863号においておおむね教示されている。 このシステムの最も新規な局面は架設装置の組立運搬体との統合であり、この ようにして2つの動作、架設および組立が同じユニットによってなされ、それは 次いで完全な陸橋整列に沿ってともに移動し得る。このシステムのための適当な 架設装置は、運搬体の突端部にしっかりと固定されるパイロンと、可動ウインチ を備えた回転アームとから基本的になるスイベルクレーンである。このスイベル クレーンは、地上のプレキャストセグメントをローボーイまたはトラックから直 接取り、それらのセグメントをシーケンスの順序で持上げ回転させて運搬体の滑 動路の上に置く。セグメントがスパンにおけるそれの最終位置に押される間、ス イベルクレーンは既に次のセグメントを持上げていることができる。スイベルク レーンは、運搬体を次のスパンに引張るための引張り装置として用いてもよい。 このクレーンは他にポストテンションケーブルの引上げに用いられる。スイベル クレーンを、組立てられている最中のスパンの前橋脚の直前に置くことによって 、クレーンは重いセグメントを、短い長さのアームと相対的に小さいねじりモー メントとで持上げて置くことができる。スイベルクレーンはさらに運搬体の中央 線に対し偏心的に固定されて、その回転アームの長さをかなり低減することがで きる(図28)。 運搬体の前に設置されるスイベルクレーンが与えるさらなる利点は、セグメン トの移送が建設中の陸橋上でなされる必要がないという点である。これはこのシ ステム全体の安全性を向上させ、既に建設された陸橋がスパンの組立のすぐ後ろ で完了されることを可能にする。これにより、陸橋の通行の一部の部分が建設作 業を妨げることなく開通する。 図24および図25を参照して、橋脚104および106の対間の複数の梁1 02の組立が示される。これら梁は地上のトラックからクレーンによって持上げ られ、組立運搬体上に置かれそこでともに移動させられる。 組立は、2つの橋脚が図26aに示されるようにつながれるまで続く。組立運 搬体は次いで図26bに示されるように次の橋脚108に前進させられる。運搬 体は適所に適切に固定され整列させられる。次いで、梁部分の組立が続けられる 。 スパンの連続的建設を、第1のポストテンションケーブル110、第2のポス トテンションケーブル112および第3のポストテンションケーブル114が図 示される状態で図33に示す。この運搬体は、好ましくは、スイベルクレーン4 2上で扱われ得るポストテンションジャッキ116を備える。 図29〜図32を参照して、組立のための運搬体上の陸橋部分の支持を、組立 てられたユニットが橋脚上において案内ベアリング内に下ろされた状態で示す。 たとえば「Y」橋脚が設けられ得ないとき、陸橋の高さがより低い場合には垂 直橋脚が広く用いられる。この例でも、スイベルクレーンが用いられ得、先行技 術の2つの並列トラスまたは鋼鉄製の箱形梁間に固定され得、架設サイクルをス ピードアップし、地上で作業するクレーンによる通行上の相互作用を低減するこ とによって、この先行技術に対するかなりの改善をもたらし得る。この発明の別 の非常に特別な特徴は、プレキャストセグメントデッキおよび「Y」橋脚で構成 されるシステムである。運搬体からベアリングまでの荷重の移送は、「Y」橋脚 の腕部を接続するつなぎを必要としない。この同じ効果は、橋脚の腕部に垂直に 置かれる特別な球形の案内されるベアリングを導入することにより、橋脚セグメ ントの底部スラブをつなぎとして用いることによって得られる。この橋脚セグメ ント底部スラブは、橋脚腕部の引張り力に抗するよう、横断方向にポストテンシ ョンをかけられる。 この発明は、この建設システムを連続的構造にまで拡大することもその範囲と する。実際に、単純な支持される構造において特定的に用いられるスパン単位建 設法とは対照的に、この発明は3、4またはそれ以上のスパンにわたる連続的構 造の建設を難なく可能にする。構造の連続性は、スパン長の増加を可能にし、所 与のスパン長の場合には構成要素、特にポストテンションおよび労力を節約し、 より良い構造上の性質を有する。 連続的構造におけるこの建設システムの使用は図33において理解され得る。 この方法は、運搬体の長さおよび油圧システムにおける変更をほとんど必要とし ないかもしれない。このように、新規なプレキャストセグメント陸橋建設システ ムを開示した。好ましい実施例を図示し記載したが、当業者には、この教示に鑑 み、多くの変更がそれになされ得ることが理解される。ゆえに、この発明は、以 下の請求の範囲の精神およびその均等物に従う場合を除き、限定されるものでは ない。 請求の範囲 1.少なくとも2つの陸橋橋脚間にまたがり、連続する橋脚間を移動するための 細長い架設および組立運搬体(22)と、橋脚上の前記運搬体を支持するための 支持アセンブリとを含み、前記支持アセンブリは前記運搬体を選択的に上昇およ び下降させるためのジャッキを有し、その改良点は、 前記運搬体は、頂部デッキ(34)と、下向きの細長い平面底部支持表面(5 4)を有する細長い中央長手方向ビーム(44)と、前記ビームに固定されかつ 前記ビームから外方向に傾斜する細長いトラス(46、48)の対と、前記頂部 デッキの対向する側端に沿って延びる細長い長手方向平面支持表面(32)の対 とを有し、さらに、 前記運搬体を前記運搬体が上で支持される橋脚に対して位置決めするために、 前記運搬体を上で支持する橋脚(24)と協働的に係合するための、間隔をおい て前記運搬体(22)に沿った複数のジャッキ(86、88、92)を含む、プ レキャストセグメント陸橋建設システム。 2.橋脚上で前記運搬体を支持するための前記支持アセンブリは、運搬体を可動 に支持するためのローラ(84)を含む、請求項1に記載の建設システム。 3.前記運搬体は前記運搬体の前端に細長い突端部部分(36)を含み、前記突 端部部分は垂直軸(38)の周囲を旋回するよう蝶番式に取付けられ、前記運搬 体の尾部側端にある細長い尾部部分(40)は垂直軸の周囲を旋回するよう蝶番 式に取付けられる、請求項2に記載の建設システム。 4.前記中央ビームは前記底部支持表面(54)と頂部支持表面(59)とを規 定するIビーム(44)である、請求項3に記載の建設システム。 5.前記中央ビームは前記底部支持表面(54)と頂部支持表面(59)とを規 定するIビーム(44)である、請求項1に記載の建設システム。 6.前記運搬体はおおむね三角形の横断面を有しY字型橋脚(24)の垂直脚部 間に取付けられるようにされ、 間隔をおいて前記運搬体に沿った前記複数のジャッキ(86、88、90、9 2)は前記橋脚の前記脚部と協働して係合する、請求項1に記載の建設システム 。 7.前記中央ビームは前記底部支持表面(54)と頂部支持表面(59)とを規 定するIビーム(44)である、請求項6に記載の建設システム。 8.前記運搬体は、前記運搬体の前記頂部デッキ上に取付けられ、陸橋部分を持 上げて位置決めするためのスイベルクレーン(42)をさらに含む、請求項7に 記載の建設システム。 9.前記運搬体は、前記運搬体の前記頂部デッキ上に取付けられ、陸橋部分を持 上げて位置決めするためのスイベルクレーン(42)をさらに含む、請求項1に 記載の建設システム。 10.前記スイベルクレーン(42)は前記運搬体の前記頂部デッキの前端に取 付けられる、請求項9に記載の建設システム。 11.前記スイベルクレーン(42)は前記運搬体の前記頂部デッキの側端に取 付けられる、請求項9に記載の建設システム。 12.前記運搬体は、大きなスパンおよび湾曲したスパンのうちの選択される1 つの架設前に運搬体に予めの反りおよび予めのねじりのうちの1つをそれぞれ選 択的に導入するための、長手方向にポストテンションをかけられる結合されない 外部ケーブル(98、100)をさらに含む、請求項1に記載の建設システム。 13.渡されるスパンの後端を支持するための第1の陸橋橋脚(24)を含み、 前記陸橋橋脚は「Y」字型を有し、さらに、 渡されるスパンの前端を支持するための第2の陸橋橋脚(24)を含み、前記 陸橋橋脚は「Y」字型を有し、さらに、 前記第1および第2の橋脚上に取付けられ、前記運搬体を支持するためのそれ ぞれの第1および第2の運搬体支持アセンブリ(76、78、80、82、84 )を含み、 前記運搬体は、おおむね三角形の横断面を有し、前記第1および第2の橋脚上 において前記Y字型橋脚(24)の垂直脚部間にて前記支持アセンブリ上に取付 けられ、間隔をおいて前記運搬体に沿った前記複数のジャッキ(86、88、9 0、92)は前記橋脚の前記脚部と協働的に係合し、前記運搬体はさらに、大き なスパンおよび湾曲したスパンのうちの選択される1つの架設前に運搬体におい て予めの反りおよび予めのねじれのうちの1つをそれぞれ選択的に導入するため の、長手方向にポストテンションをかけられる結合されない外部ケーブル(98 、 100)を含み、さらに、 前記運搬体の前記頂部デッキに取付けられ、陸橋部分を持上げ位置決めするた めのスイベルクレーン(42)をさらに含む、請求項1に記載の建設システム。 14.少なくとも2つの「Y」字型陸橋橋(24)脚間にまたがり、連続する「 Y」字型橋脚間を移動するための細長い架設および組立運搬体(22)を設ける ステップとを含む、プレキャストセグメント陸橋を建設するための方法であって 、その改良点は、 前記架設および組立運搬体を支持するために前記第1および第2の橋脚上にそ れぞれの第1および第2の運搬体支持手段(76、78、80、82、84)を 取付けるステップを含み、前記運搬体は、頂部デッキ(34)と、下向きの細長 い平面底部支持表面(54)を有する細長い中央長手方向ビーム(44)と、前 記ビームに固定されかつ前記ビームから外方向に傾斜する細長いトラスの対と、 前記頂部デッキの対向する側端に沿って延び、前記第1および第2の橋脚を通過 する長手方向架設および組立運搬体を位置決めする細長い長手方向平面頂部支持 表面(32、34)の対とを有し、垂直および水平ジャッキは運搬体およびその 支持体に統合され、前記方法はさらに、 前記第1の橋脚と前記第2の橋脚(24)との間に前記運搬体(22)を取付 けるステップと、 前記運搬体を前記第1および第2の橋脚の腕部に対しブロッキングするステッ プと、 必要に応じて内部ポストテンションで反りおよびねじれこわさを調整するステ ップと、 組立てられている最中のスパンのセグメントをシーケンスで持上げ、回転させ て置くために、運搬体の突端部上に固定されるスイベルクレーン(42)を用い るステップとを含み、 一旦セグメントがスイベルクレーン(42)によって解放されると、各セグメ ントはスパンにおけるその最終位置に押されるかまたは引張られ、直近のセグメ ントに対してレベリングされ調整され、 1スパンのすべてのセグメントの組立後、ポストテンションケーブル(110 、 112、114)が置かれて応力を加えられ、スパンは自己支持されるようにな り、 前記運搬体は次いで、残っている運搬体の安全性を保証する突端部および尾部 が2つの橋脚によって常に支持される状態で、下ろされて次のスパンに向かって 押されるかまたは引張られる、プレキャストセグメント陸橋を建設するための方 法。 15.前記運搬体は、スイベルクレーン(42)によって扱われ得るポストテン ション応力付加ジャッキプラットホーム(116)を備える、請求項14に記載 の方法。 16.前記運搬体は各橋脚において妨げられない橋デッキの部分を組立て、した がって、連続的ポストテンションケーブルレイアウトを伴って連続的構造を確立 し得る、請求項14に記載の方法。 17.前記「Y」字型橋脚および橋脚セグメントは、腕部の軸に垂直に球形の案 内されるベアリング(94、96)を置き、適当に成形される橋脚セグメントの 底部にポストテンションをかけることによって腕部の頂部に生ずるスラストを取 るよう構成される、請求項14に記載の方法。 【図1】 【図2】 【図3】 【図4】 【図5】 【図6】 【図7】 【図8】 【図9】 【図10】 【図11】 【図12】 【図13】 【図14】 【図15】 【図16】 【図17】 【図18】 【図19】 【図20】 【図21】 【図22】 【図23】 【図24】 【図25】 【図26】 【図27】 【図28】 【図29】 【図30】 【図31】 【図32】 【図33】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,C A,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI ,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,M G,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM, TT,UA,UG,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも2つの陸橋橋脚間にまたがり、連続する橋脚間を移動するための 細長い架設および組立運搬体を含み、前記運搬体は、頂部デッキと、下向きの細 長い平面底部支持表面を有する細長い中央長手方向ビームと、前記ビームに固定 されかつ前記ビームから外方向に傾斜する細長いトラスの対と、前記頂部デッキ の対向する側端に沿って延びる細長い長手方向平面頂部支持表面の対とを有し、 さらに、 前記運搬体を前記運搬体が上で支持される橋脚に対して位置決めするために、 前記運搬体を上で支持する橋脚と協働的に係合するための、間隔をおいて前記運 搬体に沿った複数のジャッキと、 橋脚上の前記運搬体を支持するための支持アセンブリとを含み、前記支持アセ ンブリは前記運搬体を選択的に上昇および下降させるためのジャッキを有する、 プレキャストセグメント陸橋建設システム。 2.橋脚上で前記運搬体を支持するための前記支持アセンブリは、運搬体を可動 に支持するためのローラを含む、請求項1に記載の建設システム。 3.前記運搬体は前記運搬体の前端に細長い突端部部分を含み、前記突端部部分 は垂直軸の周囲を旋回するよう蝶番式に取付けられ、前記運搬体の尾部側端にあ る細長い尾部部分は垂直軸の周囲を旋回するよう蝶番式に取付けられる、請求項 2に記載の建設システム。 4.前記中央ビームは前記底部支持表面と頂部支持表面とを規定するIビームで ある、請求項3に記載の建設システム。 5.前記中央ビームは前記底部支持表面と頂部支持表面とを規定するIビームで ある、請求項1に記載の建設システム。 6.前記運搬体はおおむね三角形の横断面を有しY字型橋脚の垂直脚部間に取付 けられるようにされ、 間隔をおいて前記運搬体に沿った前記複数のジャッキは前記橋脚の前記脚部と 協働して係合する、請求項1に記載の建設システム。 7.前記中央ビームは前記底部支持表面と頂部支持表面とを規定するIビームで ある、請求項6に記載の建設システム。 8.前記運搬体は、前記運搬体の前記頂部デッキ上に取付けられ、陸橋部分を持 上げて位置決めするためのスイベルクレーンをさらに含む、請求項7に記載の建 設システム。 9.前記運搬体は、前記運搬体の前記頂部デッキ上に取付けられ、陸橋部分を持 上げて位置決めするためのスイベルクレーンをさらに含む、請求項1に記載の建 設システム。 10.前記スイベルクレーンは前記運搬体の前記頂部デッキの前端に取付けられ る、請求項9に記載の建設システム。 11.前記スイベルクレーンは前記運搬体の前記頂部デッキの側端に取付けられ る、請求項9に記載の建設システム。 12.前記運搬体は、大きなスパンおよび湾曲したスパンのうちの選択される1 つの架設前に運搬体に予めの反りおよび予めのねじりのうちの1つをそれぞれ選 択的に導入するための、長手方向にポストテンションをかけられる結合されない 外部ケーブルをさらに含む、請求項1に記載の建設システム。 13.渡されるスパンの後端を支持するための第1の陸橋橋脚を含み、前記陸橋 橋脚は「Y」字型を有し、さらに、 渡されるスパンの前端を支持するための第2の陸橋橋脚を含み、前記陸橋橋脚 は「Y」字型を有し、さらに、 前記第1および第2の橋脚上に取付けられ、前記運搬体を支持するためのそれ ぞれの第1および第2の運搬体支持アセンブリを含み、 前記運搬体は、おおむね三角形の横断面を有し、前記第1および第2の橋脚上 において前記Y字型橋脚の垂直脚部間にて前記支持アセンブリ上に取付けられ、 間隔をおいて前記運搬体に沿った前記複数のジャッキは前記橋脚の前記脚部と協 働的に係合し、前記運搬体はさらに、大きなスパンおよび湾曲したスパンのうち の選択される1つの架設前に運搬体において予めの反りおよび予めのねじれのう ちの1つをそれぞれ選択的に導入するための、長手方向にポストテンションをか けられる結合されない外部ケーブルを含み、さらに、 前記運搬体の前記頂部デッキに取付けられ、陸橋部分を持上げ位置決めするた めのスイベルクレーンをさらに含む、請求項1に記載の建設システム。 14.プレキャストセグメント陸橋を建設するための方法であって、 渡されるスパンの後端を支持するために第1の陸橋橋脚を建設するステップを 含み、前記陸橋橋脚は「Y」字型を有し、前記方法はさらに、 渡されるスパンの前端を支持するために第2の陸橋橋脚を建設するステップを 含み、前記陸橋橋脚は「Y」字型を有し、前記方法はさらに、 架設および組立運搬体を支持するために前記第1および第2の橋脚上にそれぞ れの第1および第2の運搬体支持手段を取付けるステップと、 少なくとも2つの陸橋橋脚間にまたがり、連続する橋脚間を移動するための細 長い架設および組立運搬体を設けるステップとを含み、前記運搬体は、頂部デッ キと、下向きの細長い平面底部支持表面を有する細長い中央長手方向ビームと、 前記ビームに固定されかつ前記ビームから外方向に傾斜する細長いトラスの対と 、前記頂部デッキの対向する側端に沿って延び、前記第1および第2の橋脚を通 過する長手方向架設および組立運搬体を位置決めする細長い長手方向平面頂部支 持表面の対とを有し、垂直および水平ジャッキは運搬体およびその支持体に統合 され、前記方法はさらに、 前記第1の橋脚と前記第2の橋脚との間に前記運搬体を取付けるステップと、 前記運搬体を前記第1および第2の橋脚の腕部に対しブロッキングするステッ プと、 必要に応じて内部ポストテンションで反りおよびねじれこわさを調整するステ ップと、 組立てられている最中のスパンのセグメントをシーケンスで持上げ、回転させ て置くために、運搬体の突端部上に固定されるスイベルクレーンを用いるステッ プとを含み、 一旦セグメントがスイベルクレーンによって解放されると、各セグメントはス パンにおけるその最終位置に押されるかまたは引張られ、直近のセグメントに対 してレベリングされ調整され、 1スパンのすべてのセグメントの組立後、ポストテンションケーブルが置かれ て応力を加えられ、スパンは自己支持されるようになり、 前記運搬体は次いで、残っている運搬体の安全性を保証する突端部および尾部 が2つの橋脚によって常に支持される状態で、下ろされて次のスパンに向かって 押されるかまたは引張られる、プレキャストセグメント陸橋を建設するための方 法。 15.前記運搬体は、スイベルクレーンによって扱われ得るポストテンション応 力付加ジャッキプラットホームを備える、請求項14に記載の方法。 16.前記運搬体は各橋脚において妨げられない橋デッキの部分を組立て、した がって、連続的ポストテンションケーブルレイアウトを伴って連続的構造を確立 し得る、請求項14に記載の方法。 17.前記「Y」字型橋脚および橋脚セグメントは、腕部の軸に垂直に球形の案 内されるベアリングを置き、適当に成形される橋脚セグメントの底部にポストテ ンションをかけることによって腕部の頂部に生ずるスラストを取るよう構成され る、請求項14に記載の方法。
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