JPH11511803A - 布帛柔軟化組成物 - Google Patents

布帛柔軟化組成物

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、湿潤処理で着色布帛から放出される染料の量を効果的に減少させる布帛柔軟化組成物およびその方法に関し、その組成物は、少くとも2つの長鎖を有する1種以上のカチオン性布帛柔軟剤成分と、1種以上の分散性ポリオレフィンと、1種以上のカチオン性染料定着剤とを含んでなる。

Description

【発明の詳細な説明】 布帛柔軟化組成物 発明の分野 本発明は、布帛柔軟化組成物、更に詳しくは、洗濯操作で生じるような、湿潤 処理で着色布帛から放出される染料の量を減少させる組成物に関する。 発明の背景 着色布帛の家庭内処理は、洗濯組成物業界に知られている問題である。更に詳 しくは、湿潤処理で着色布帛から放出される染料の量を減少させるように洗濯組 成物を処方する問題は、業者にとり特に難題である。この問題は、一段と着色さ れた布帛を好む消費者のトレンドから、今ではなお一層深刻である。 この問題を解決するために、例えば、EP0,341,205、EP0,03 3,815に記載されたように洗浄プロセスにおいて染料スカベンジャーで、ま たWO94/11482に記載されたようにポリビニル物質で布帛を処理し、ま たはEP0,462,806に記載されたようにすすぎサイクルに際して染料定 着剤で布帛を処理するなどの多くの解決策が当業界で提案されてきた。しかしな がら、これらの解決策でみられる問題は、洗浄プロセスに用いられたときに、染 料定着剤は、貯蔵において、および/または洗浄プロセス中に、接触により破壊 されたりまたはダメージをうけ、その一方ですすぎサイクルで用いられるときに 、高レベルの染料定着剤の必要性が有効な染料定着性能を示す上で求められるこ とである。高レベルの染料定着剤とは、柔軟化組成物の少くとも5重量%以上、 更に詳しくは10重量%以上のレベルを意味する。更に、柔軟化組成物で染料定 着剤の使用に伴う問題は、その重量効率の問題である。このように、10重量% 以上の染料定着剤のレベルであれば効果的な染料定着を行えるが、このような使 用は処方コストの増加を招く。液体布帛柔軟化組成物で高レベルの染料定着剤の 使用に伴うもう1つの問題は、得られた製品が相不安定性を示すことである。他 方、染料定着剤のレベルを低下させると、十分な染料定着性を示せない。 したがって、技術的な進歩にもかかわらず、湿潤処理で着色布帛から放出され る染料の量を効果的に減少させる組成物について必要性がなお存在している。 本発明者は、少くとも2つの長鎖を有する1種以上のカチオン性布帛柔軟剤成 分と、1種以上のカチオン性染料定着剤とを含んだ布帛柔軟剤組成物中における 分散性ポリオレフィンの使用が、その問題を克服することを見い出した。 本発明の利点は、少くとも2つの長鎖を有する1種以上のカチオン性布帛柔軟 剤成分と、1種以上のカチオン性染料定着剤とを含んだ布帛柔軟剤組成物中に、 好ましくは0.1〜3重量%のような少量で存在するときでも、上記分散性ポリ オレフィンの使用は、カチオン性染料定着剤の使用量を減らし、しかも組成物の 染料定着性能にとり害でないことである。 したがって、本発明の利点は、湿潤家庭内処理で着色布帛から放出される染料 の量を効果的に減少させる布帛柔軟化組成物を提供することである。 本発明のもう1つの利点は、有効な柔軟性の布帛柔軟化組成物を提供すること である。 本発明の別な利点は、有効な貯蔵安定性を示す液体布帛柔軟化組成物を提供す ることである。 発明の要旨 本発明は、少くとも2つの長鎖を有する1種以上のカチオン性布帛柔軟剤成分 と、1種以上の分散性ポリオレフィンと、1種以上のカチオン性染料定着剤とを 含んでなる、布帛柔軟化組成物に関する。 本発明の好ましい態様において、上記染料定着剤は5重量%未満の量で存在す る。 本発明のもう1つの面によると、布帛を処理する方法も提供される。1つの方 法では、本発明の布帛柔軟化組成物が適用された乾燥機シートと一緒に布帛をタ ンブル乾燥させる。もう1つの方法は、消費者洗濯プロセスのすすぎサイクル中 、少くとも50ppmの本発明の布帛柔軟化組成物を含有した水性媒体に布帛を 接触させることからなる。 発明の具体的な説明 カチオン性布帛柔軟剤 本発明の必須成分は、少くとも2つの長鎖を有する1種以上のカチオン性布帛 柔軟剤成分である。少くとも2つの長鎖を有する成分とは少くとも2つのアルキ ルまたはアルケニル鎖を有した成分を意味し、各々が10〜25の炭素原子を有 している。このような布帛柔軟剤は、処理された布帛に有効な柔軟効果を示す。 液体柔軟剤組成物内における上記布帛柔軟剤成分の典型的レベルは、組成物の 1〜99重量%である。組成物の態様に応じて、1〜5重量%の好ましいレベル の布帛柔軟化成分で希釈されるか、または5〜80重量%、更に好ましくは10 〜50%、最も好ましくは15〜35重量%の好ましいレベルの布帛柔軟化成分 で濃縮される。 布帛柔軟剤組成物が乾燥機シートのような担体に適用される場合、布帛柔軟剤 成分に好ましいレベルは、好ましくは20〜99重量%、更に好ましくは30〜 90重量%、更に一層好ましくは35〜80重量%である。 少くとも2つの長鎖を有する典型的なカチオン性布帛柔軟化成分には、非水溶 性四級アンモニウム布帛柔軟化活性剤があり、最も常用されるのはジアルキル長 鎖アンモニウムクロリドである。 これらの中で好ましいカチオン性柔軟剤には以下がある: 1)ジタロージメチルアンモニウムクロリド(DTDMAC) 2)ジ水素付加タロージメチルアンモニウムクロリド 3)ジ水素付加タロージメチルアンモニウムメチルサルフェート 4)ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド 5)ジオレイルジメチルアンモニウムクロリド 6)ジパルミチルヒドロキシエチルメチルアンモニウムクロリド 7)ステアリルベンジルジメチルアンモニウムクロリド 8)タロートリメチルアンモニウムクロリド 9)水素付加タロートリメチルアンモニウムクロリド 10)C12-14アルキルヒドロキシエチルジメチルアンモニウムクロリド 11)C12-18アルキルジヒドロキシエチルメチルアンモニウムクロリド 12)ジタローイミダゾリニウムメチルサルフェート 13)1‐(2‐タローイルアミドエチル)‐2‐タローイルイミダゾリニウム メチルサルフェート しかしながら、近年になり、より環境に優しい物質について必要性が生じ、急 速生分解性四級アンモニウム化合物が、伝統的に用いられているジ長鎖アンモニ ウムクロリドの代わりとして提示されている。このような四級アンモニウム化合 物は、カルボキシ基のような官能基を介在させた長鎖アルキル(アルケニル)基 を有している。上記物質とそれらを含有した布帛柔軟化組成物は、EP‐A‐0 ,040,562およびEP‐A‐0,239,910のような多数の文献に開 示されている。 四級アンモニウム化合物およびそのアミン前駆体は、下記式(I)または(II )を有している: 上記式中Qは‐O‐C(O)‐、‐C(O)‐O‐、‐O‐C(O)‐O‐、‐ NR4‐C(O)‐、‐C(O)‐NR4‐から選択される; R1は(CH2n‐Q‐T2またはT3である; R2は(CH2m‐Q‐T4またはT5あるいはR3である; R3はC1‐C4アルキル、C1‐C4ヒドロキシアルキルまたはHである; R4はH、C1‐C4アルキルまたはC1‐C4ヒドロキシアルキルである; T1、T2、T3、T4、T5は独立してC11‐C22アルキルまたはアルケニルであ る; nおよびmは1〜4の整数である;および X-は柔軟剤適合性アニオンである。 柔軟剤適合性アニオンの非制限例にはクロリドまたはメチル硫酸がある。 アルキルまたはアルケニル鎖T1、T2、T3、T4、T5は、少くとも11の炭 素原子、好ましくは少くとも16の炭素原子を有していなければならない。その 鎖は直鎖でもまたは分岐でもよい。 獣脂は長鎖アルキルおよびアルケニル物質の便利で安価な供給源である。T1 、T2、T3、T4、T5が獣脂に典型的な長鎖物質の混合を表している化合物が特 に好ましい。 本発明の水性布帛柔軟化組成物で使用に適した四級アンモニウム化合物の具体 例には: 1)N,N‐ジ(タローイルオキシエチル)‐N,N‐ジメチルアンモニウムク ロリド 2)N,N‐ジ(タローイルオキシエチル)‐N‐メチル,N‐(2‐ヒドロキ シエチル)アンモニウムクロリド 3)N,N‐ジ(2‐タローイルオキシ‐2‐オキソエチル)‐N,N‐ジメチ ルアンモニウムクロリド 4)N,N‐ジ(2‐タローイルオキシエチルカルボニルオキシエチル)‐N, N‐ジメチルアンモニウムクロリド 5)N‐(2‐タローイルオキシ‐2‐エチル)‐N‐(2‐タローイルオキシ ‐2‐オキソエチル)‐N,N‐ジメチルアンモニウムクロリド 6)N,N,N‐トリ(タローイルオキシエチル)‐N‐メチルアンモニウムク ロリド 7)N‐(2‐タローイルオキシ‐2‐オキソエチル)‐N‐(タローイル‐N ,N‐ジメチルアンモニウムクロリド) 8)N‐メチル‐N‐(3‐タローアミドプロピル),N‐(2‐タローイルオ キシエチル)アンモニウムクロリド 9)1,2‐ジタローイルオキシ‐3‐トリメチルアンモニオプロパンクロリド および上記物質の混合物がある。 これらの中で、1〜8は式(I)の化合物の例であり、化合物9は式(II)の 化合物である。特に好ましいのは、獣脂鎖が少くとも部分的に不飽和であるN, N‐ジ(タローイルオキシエチル)‐N,N‐ジメチルアンモニウムクロリドで ある。獣脂鎖の不飽和レベルは、対応脂肪酸のヨウ素価(IV)により測定され、 本発明の場合には、好ましくは5〜100の範囲内であり、25以下または以上 のIVを有する2つのカテゴリーの化合物に区別される。 確かに、5〜25、好ましくは15〜20のIVを有する獣脂脂肪酸から作ら れた式(I)の化合物では、30/70以上、好ましくは50/50以上、更に 好ましくは70/30以上のシス/トランス異性体重量比が最良の濃縮性を呈す ることがわかった。25を超えるIVを有した獣脂脂肪酸から作られた式(I) の化合物では、シス/トランス異性体の比率は、非常に高い濃縮性が要求されな いかぎり、さほど重要でないことがわかった。 式(I)および(II)の適切な四級アンモニウムの他の例は、例えば: ‐上記化合物の“タロー”を、例えばココ、パーム、ラウリル、オレイル、リ シノレイル、ステアリル、パルミチルなどに置き換える(上記脂肪アシル鎖は完 全に飽和であるか、または好ましくは少くとも部分的に不飽和である); ‐上記化合物の“メチル”をエチル、エトキシ、プロピル、プロポキシ、イソ プロピル、ブチル、イソブチルまたはt‐ブチルで置き換える; ‐上記化合物の“クロリド”をブロミド、メチル硫酸、ギ酸、硫酸、硝酸など で置き換える ことにより得られる。 実際上、アニオンは正荷電四級アンモニウム化合物の対イオンとして単に存在 しているだけである。対イオンの性質は本発明の実施にとり全く重要でない。本 発明の範囲がいずれか特定のアニオンに限定されることはない。 “そのアミン前駆体”とは上記四級アンモニウム化合物に対応した二級または 三級アミンを意味し、上記アミンはpH値のために本組成物中で実質的にプロト ン化されている。 前記の生分解性布帛柔軟剤の場合に、本組成物のpHは本発明の必須パラメー ターである。確かに、それは、特に長期貯蔵条件下で、四級アンモニウムまたは アミン前駆体化合物の安定性に影響を与える。 本関係で規定されるようなpHは、20℃でニート(neat)組成物で測定される 。 これら組成物の至適加水分解安定性のために、上記条件下で測定されたニートp Hは2.0〜4.5の範囲内でなければならない。好ましくは、本発明の液体布 帛柔軟化組成物が希釈形態であるとき、ニート組成物のpHは2.0〜3.0の 範囲である。これらの組成物のpHはブレンステッド酸の添加により調節できる 。 適切な酸の例には、無機鉱酸、カルボン酸、特に低分子量(C1‐C5)カルボ ン酸およびアルキルスルホン酸がある。適切な無機酸にはHCl、H2SO4、H NO3およびH3PO4がある。適切な有機酸には、ギ酸、酢酸、クエン酸、メチ ルスルホン酸およびエチルスルホン酸がある。好ましい酸は、クエン酸、塩酸、 リン酸、ギ酸、メチルスルホン酸および安息香酸である。分散性ポリオレフィン 本発明のもう1つの必須成分は1種以上の分散性ポリオレフィンである。好ま しくは、ポリオレフィンはポリエチレン、ポリプロピレンまたはそれらの混合物 である。ポリオレフィンは、カルボキシル、カルボニル、エステル、エーテル、 アルキルアミド、スルホン酸またはアミド基のような様々な官能基を有するよう に、少くとも部分的に修飾してもよい。更に好ましくは、本発明に用いられるポ リオレフィンは少くとも部分的にカルボキシル修飾されるか、または換言すると 酸化されている。特に、酸化またはカルボキシル修飾されたポリエチレンが本発 明の組成物に好ましい。 処方の容易さのためには、ポリオレフィンは乳化剤の使用により分散されたポ リオレフィンの懸濁液またはエマルジョンとして導入されることが好ましい。ポ リオレフィン懸濁液またはエマルジョンは、エマルジョン中に好ましくは1〜5 0重量%、更に好ましくは10〜35重量%、最も好ましくは15〜30重量% のポリオレフィンを有している。ポリオレフィンは、好ましくは1000〜15 ,000、更に好ましくは4000〜10,000の分子量を有している。 エマルジョンが用いられるとき、乳化剤はいかなる適切な乳化または懸濁剤で あってもよい。好ましくは、乳化剤はカチオン性、ノニオン性、双極性またはア ニオン性界面活性剤、またはそれらの混合物である。最も好ましくは、いかなる 適切なカチオン性、ノニオン性またはアニオン性界面活性剤も乳化剤として用い てよい。好ましい乳化剤は、脂肪アミン界面活性剤、特にエトキシル化脂肪アミ ン界面活性剤のようなカチオン性界面活性剤である。特に、カチオン性界面活性 剤が本発明で乳化剤として好ましい。ポリオレフィンは、1:10〜3:1の乳 化剤対ポリオレフィンの比率で、乳化剤または懸濁剤により分散される。好まし くは、エマルジョンは、ポリオレフィンエマルジョン中に0.1〜50重量%、 更に好ましくは1〜20%、最も好ましくは2.5〜10%の乳化剤を含有して いる。本発明で使用に適したポリエチレンエマルジョンおよび懸濁液は、HOECHS T Aktiengesellschaft,Frankfurt am Main,Germanyから商品名VELUSTROLで市販 されている。特に、商品名VELUSTROL PKS、VELUSTROL KPAまたはVELUSTROL P-40 で販売されているポリエチレンエマルジョンも本発明の組成物に用いてよい。 本発明の組成物は0.01〜8重量%の分散性ポリオレフィンを含有している 。更に好ましくは、組成物は0.1〜5重量%、最も好ましくは0.1〜3重量 %のポリオレフィンを含有している。ポリオレフィンがエマルジョンまたは懸濁 液として本発明の組成物に加えられるとき、エマルジョンまたは懸濁液は、組成 物に上記レベルの分散性ポリオレフィンを供するために十分な量で加えられる。カチオン性染料定着剤 本発明の他の必須成分は1種以上のカチオン性染料定着剤である。カチオン性 染料定着剤または“固定剤”とは、洗浄に起因した布帛からの染料の喪失を最少 に抑制することにより、染色布帛の外観を改善するようにデザインされた、周知 の市販物質であって、布帛柔軟剤ではない。カチオン性染料定着剤は、様々に四 級化させたか、または正電荷に帯電させた有機窒素化合物をベースにしている。 カチオン性定着剤は、いくつかの業者から様々な商品名で市販されている。代表 例には、CrosfieldのCROSCOLOR PMF(July 1981,Code No.7894)およびCROSCOLORN OFF(January 1988,Code No.8544);SandozのINDOSOL E-50(Feburuary 27,198 4,Ref.No.6008.35.84;ポリエチレンアミンベース);Sandozからも市販されて いて、本発明で使用上好ましいポリカチオン性定着剤であるSANDOFIX TPS;CHT- Beitlich GMBHのSANDOFIX SWE(カチオン性樹脂化合物)、REWIN SRF、 がある。 他のカチオン性染料定着剤は、“テクスタイル繊維で染料の堅牢度を改善する ための後処理”Christopher C.Cook(REV.PROG.COLORATION,Vol.12,1982)に記載 されている。本発明で使用に適した染料定着剤は、脂肪酸‐ジアミン縮合物のよ うなアンモニウム化合物、例えばオレイルジエチルアミノエチルアミドの塩酸、 酢酸、メト硫酸およびベンジル塩酸塩、オレイルメチルジエチレンジアミンメト 硫酸塩、モノステアリルエチレンジアミノトリメチルアンモニウムメト硫酸塩お よび三級アミンの酸化産物;ポリマーアルキルジアミンの誘導体、ポリアミン‐ 塩化シアヌル縮合物およびアミノ化グリセロールジクロロヒドリンである。 本発明の組成物に用いられる染料定着剤の典型量は、好ましくは組成物の0. 001〜10重量%である。 有利には、0.1〜3%のような少量で存在するときでも、分散性ポリオレフ ィンの使用によれば、組成物の染料定着性能を害することなく、染料定着剤の使 用レベルを少なくさせることができる。したがって、低レベルの染料定着剤です む;このようなレベルは、好ましくは組成物の0.1〜5重量%、最も好ましく は0.5〜2.5重量%である。 この染料定着剤レベル減少の別な利点は、処方コストの低下による良好な重量 効率である。 本発明のもう1つの利点は、分散性ポリオレフィンの使用による、染料定着剤 を含有した布帛柔軟剤の安定化である。追加成分 組成物は、酵素、追加の布帛柔軟剤物質、界面活性剤濃縮助剤、電解質濃縮助 剤、安定剤、例えば周知の酸化防止剤および還元剤、汚れ放出ポリマー、乳化剤 、殺菌剤、着色料、香料、保存剤、蛍光増白剤、イオン化防止剤、消泡剤および キレート化剤のような追加成分も場合により含有してよい。酵素 本組成物は、リパーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、アミラーゼおよびペルオ キシダーゼのような1種以上の酵素を場合により用いることができる。本発明で 使用上好ましい酵素はセルラーゼ酵素である。確かに、このタイプの酵素は、処 理された布帛にカラーケア効果を更に供する。本発明に使用しうるセルラーゼに は、細菌および真菌双方のタイプがあり、好ましくは5〜9.5の至適pHを有 している。1984年3月6日付BarbesgoardらのU.S.4,435,307 では、Humicola insolensまたはHumicola株DSM1800、またはAeromonas属 に属するセルラーゼ212産生真菌に由来する適切な真菌セルラーゼと、海洋軟 体動物Dolabella Auricula Solanderの肝膵から抽出されるセルラーゼについて 開示している。適切なセルラーゼは、GB‐A‐2,075,028、GB‐A ‐2,095,275およびDE‐OS‐2,247,832にも開示されて ルラーゼは、NovoのWO91/17243、WO96/34092、WO96/ 34945およびEP‐A‐0,739,982にも開示されている。 現行市販製剤でみると、典型量は組成物g当たり重量で活性酵素約5mg以内 、更に典型的には0.01〜3mgである。換言すると、本組成物は典型的には 0.001〜5重量%、好ましくは0.01〜1%の市販酵素製剤を含む。酵素 製剤の活性が例えばセルラーゼで規定されている場合において、対応した活性単 位が好ましい(例えば、CEVUまたはセルラーゼ当量粘度単位)。例えば、本発明 の組成物は約0.5〜1000CEVU/組成物gの活性に相当するレベルでセルラ ーゼ酵素を含有することができる。本発明の組成物を処方する目的で用いられる セルラーゼ酵素製剤は、典型的には、液体形態で1000〜10,000CEVU/ g、固体形態で約1000CEVU/gの活性を有している。追加布帛柔軟剤物質 追加布帛柔軟化物質も、カチオン性布帛柔軟剤に加えて用いてよい。これらは ノニオン性、両性またはアニオン性布帛柔軟化物質から選択される。このような 物質の開示は、US4,327,133、US4,421,792、US4,4 26,299、US4,460,485、US3,644,203、US4,6 61,269、US4,439,335、US3,861,870、US4,3 08,151、US3,886,075、US4,233,164、US4,4 01,578、US3,974,076、US4,237,016およびEP4 72,178でみられる。 典型的には、このようなノニオン性布帛柔軟剤物質は2〜9、更に典型的には 3〜7のHLBを有する。このようなノニオン性布帛柔軟剤物質は自ら、または 後で詳細に記載される単一長鎖アルキルカチオン性界面活性剤のような他の物質 と組み合わされたときに、容易に分散されやすい傾向がある。分散性は更に単一 長鎖アルキルカチオン性界面活性剤、後記のような他の物質との混合物、熱水お よび/または更に撹拌の使用により改善できる。一般的に、選択される物質は比 較的結晶性、高い融点(例えば、>40℃)および比較的非水溶性にすべきであ る。 好ましいノニオン性柔軟剤は多価アルコールまたはその無水物の脂肪酸部分エ ステルであり、その場合にアルコールまたは無水物は2〜18、好ましくは2〜 8の炭素原子を有し、各脂肪酸部分は12〜30、好ましくは16〜20の炭素 原子を含む。典型的には、このような柔軟剤は1〜3、好ましくは2つの脂肪酸 基を1分子当たりで含む。 エステルの多価アルコール部分にはエチレングリコール、グリセロール、ポリ (例えば、ジ、トリ、テトラ、ペンタおよび/またはヘキサ)グリセロール、キ シリトール、スクロース、エリトリトール、ペンタエリトリトール、ソルビトー ルまたはソルビタンがある。ソルビタンエステルおよびポリグリセロールモノス テアレートが特に好ましい。 エステルの脂肪酸部分は12〜30、好ましくは16〜20の炭素原子を有す る脂肪酸から通常誘導され、上記脂肪酸の典型例はラウリン酸、ミリスチン酸、 パルミチン酸、ステアリン酸およびベヘン酸である。 本発明で使用上高度に好ましい任意のノニオン性柔軟剤は、ソルビトールのエ ステル化脱水産物であるソルビタンエステルと、グリセロールエステルである。 市販ソルビタンモノステアレートが適切な物質である。10:1〜1:10の ステアレート/パルミテート重量比を有するソルビタンステアレートおよびソル ビタンパルミテートの混合物と、1,5‐ソルビタンエステルも有用である。 グリセロールおよびポリグリセロールエステル、特にグリセロール、ジグリセ ロール、トリグリセロールとポリグリセロールモノおよび/またはジエステル、 好ましくはモノ‐も本発明では好ましい(例えば、商品名Radiasurf7248の ポリグリセロールモノステアレート)。 有用なグリセロールおよびポリグリセロールエステルには、ステアリン酸、オ レイン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、イソステアリン酸、ミリスチン酸および /またはベヘン酸のモノエステルと、ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸 、ラウリン酸、イソステアリン酸、ベヘン酸および/またはミリスチン酸のジエ ステルがある。典型的モノエステルはわずかなジおよびトリエステル等を含有す る ことが理解されている。 “グリセロールエステル”には、ポリグリセロール、例えばジグリセロール〜 オクタグリセロールエステルも含む。ポリグリセロールポリオールは、グリセリ ンまたはエピクロロヒドリンを一緒に縮合させて、エーテル結合でグリセロール 部分を結合させることにより形成される。ポリグリセロールポリオールのモノお よび/またはジエステルが好ましく、脂肪アシル基は典型的にはソルビタンおよ びグリセロールエステルについて前記されたものである。界面活性剤濃縮助剤 界面活性剤濃縮助剤も場合により用いてよい。界面活性剤濃縮助剤は、典型的 には単一長鎖アルキルカチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、アミンオ キシド、脂肪酸およびそれらの混合物から選択され、典型的には組成物の0〜1 5%のレベルで用いられる。単一長鎖アルキルカチオン性界面活性剤 本発明で有用なこのようなモノ長鎖アルキルカチオン性界面活性剤は、好まし くは下記一般式の四級アンモニウム塩である: 〔R2+3〕X- 上記式中R2基は、C10‐C22炭化水素基、好ましくはC12‐C18アルキル基、 あるいは柔軟活性剤の0.1〜20重量%の、エステル結合とNとの間に短いア ルキレン(C1‐C4)基を介在させてかつ類似炭化水素基を有した対応エステル 結合介在基、例えばコリンの脂肪酸エステル、好ましくはC12‐C14(ココ)コ リンエステルおよび/またはC16‐C18タローコリンエステルである。各R3は C1‐C4アルキルまたは置換(例えば、ヒドロキシ)アルキルあるいは水素、好 ましくはメチルである;対イオンX-は柔軟剤適合性アニオン、例えばクロリド 、ブロミド、メチル硫酸などである。 単一のC12‐C30アルキル鎖を有するアルキルイミダゾリン、イミダゾリニウ ム、ピリジンおよびピリジニウム塩のような環構造をもつ他のカチオン性物質も 使用できる。非常に低いpHが、例えばイミダゾリン環構造を安定化させるため に要求される。 本発明で有用な一部のアルキルイミダゾリニウム塩およびそれらのイミダゾリ ン前駆体は下記一般式を有する: 上記式中Y2は‐C(O)‐O‐、‐O‐(O)C‐、‐C(O)‐N(R5)ま たは‐N(R5)‐C(O)‐であって、ここでR5は水素またはC1‐C4アルキ ル基であり、R6はC1‐C4アルキル基またはH(イミダゾリン前駆体の場合) であり、R7およびR8は各々独立して単一長鎖カチオン性界面活性剤について前 記されたR3およびR2から選択されるが、但し1つだけはR2である。 本発明で有用な一部のアルキルピリジニウム塩は下記一般式を有する: 上記式中R2およびX-は前記のとおりである。このタイプの典型的物質はセチル ピリジニウムクロリドである。ノニオン性界面活性剤(アルコキシル化物質) 本発明で使用に適したノニオン性界面活性剤には、エチレンオキシド、場合に よりプロピレンオキシドと、脂肪アルコール、脂肪酸、脂肪アミン等との付加産 物がある。 適切な化合物は、下記一般式の実質的に水溶性の界面活性剤である: R2‐Y‐(C24O)z‐C24OH 上記式中R2は一級、二級および分岐鎖アルキルおよび/またはアシルヒドロカ ルビル基;一級、二級および分岐鎖アルケニルヒドロカルビル基;一級、二級お よび分岐鎖アルキル‐およびアルケニル‐置換フェノール系ヒドロカルビル基か ら選択され、上記ヒドロカルビル基は炭素原子8〜20、好ましくは10〜18 のヒドロカルビル鎖長を有している。 Yは典型的には‐O‐、‐C(O)O‐、‐C(O)N(R)‐または‐C( O)N(R)R‐であり、R2およびRは存在するとき前記の意味を有し、およ び/またはRは水素であり、zは少くとも8、好ましくは少くとも10〜11で ある。 本ノニオン性界面活性剤は7〜20、好ましくは8〜15のHLB(親水性‐ 親油性バランス)により特徴付けされる。 特に適切なノニオン性界面活性剤の例には以下がある: ‐直鎖一級アルコールアルコキシレート、例えばタローアルコール‐EO(1 1)、タローアルコール‐EO(18)およびタローアルコール‐EO(25) ‐直鎖二級アルコールアルコキシレート、例えば2‐C16EO(11)、2‐C20 EO(11)および2‐C16EO(14) ‐アルキルフェノールアルコキシレート、例えばp‐トリデシルフェニールE O(11)およびp‐ペンタデシルフェノールEO(18)、と ‐オレフィン性アルコキシレートおよび分岐鎖アルコキシレート、例えば周知 の“オキソ”プロセスから得られる分岐鎖一級および二級アルコールアミンオキシド 適切なアミンオキシドには、炭素原子8〜28、好ましくは炭素原子8〜16 の1つのアルキルまたはヒドロキシアルキル部分と、炭素原子1〜3のアルキル 基およびヒドロキシアルキル基から選択される2つのアルキル部分とを有したも のがある。 例には、ジメチルオクチルアミンオキシド、ジエメチルデシルアミンオキシド 、ビス‐(2‐ヒドロキシエチル)ドデシルアミンオキシド、ジメチルドデシル アミンオキシド、ジプロピルテトラデシルアミンオキシド、メチルエチルヘキサ デシルアミンオキシド、ジメチル‐2‐ヒドロキシオクタデシルアミンオキシド およびココナツ脂肪アルキルジメチルアミンオキシドがある。脂肪酸 適切な脂肪酸には、10〜25、好ましくは12〜25の全炭素原子を有する ものがあり、脂肪部分は10〜22、好ましくは16〜22の炭素原子を有して いる。それより短い部分は1〜4、好ましくは1〜2の炭素原子を有している。 獣脂鎖の不飽和レベルは対応脂肪酸のヨウ素価(IV)により測定でき、本発明 の場合には、好ましくは5〜100の範囲内、更に好ましくは0〜25の範囲内 とすべきである。 本発明の水性布帛柔軟化組成物で使用に適した脂肪酸化合物の具体例には、ラ ウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキドン酸、ベヘン 酸、オレイン酸、ココナツ脂肪酸、獣脂脂肪酸、部分的水素付加獣脂脂肪酸およ びそれらの混合物から選択される化合物がある。最も好ましい脂肪酸化合物は、 ヨウ素価(IV)18の獣脂脂肪酸である。電解質濃縮助剤 界面活性剤濃縮助剤のように作用できるかまたはその効果を増強できる無機粘 度調節剤には、水溶性のイオンしうる塩があり、本発明の組成物中に場合により 配合してよい。組成物にこれら成分を配合すると、非常にゆっくりした速度で処 理しなければならない。 様々なイオンしうる塩が使用できる。適切な塩の例は、元素の周期律表のIA およびIIA族金属のハライド、例えば塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化 ナトリウム、臭化カリウムおよび塩化リチウムである。イオンしうる塩は、諸成 分をミックスして本組成物を作製してから望ましい粘度を得るプロセスに際して 、特に有用である。用いられるイオンしうる塩の量は組成物に用いられる活性成 分の量に依存しており、業者の希望に従い調整できる。組成物粘度をコントロー ルするために用いられる塩の典型的レベルは、組成物の重量で20〜20,00 0部/百万(ppm)、好ましくは20〜11,000ppmである。 アルキレンポリアンモニウム塩も、上記の水溶性のイオンしうる塩に加えて、 またはその代わりに、粘度調節するために組成物中に配合できる。加えて、これ らの剤はスカベンジャーとして作用でき、主洗浄からすすぎ液と布帛に持ち越さ れたアニオン性界面活性剤とイオン対を形成して、柔軟性能を改善しうる。これ らの剤は、無機電解質と比較して、広範囲の温度にわたり、特に低温で、粘度を 安定化させる。 アルキレンポリアンモニウム塩の具体例には、1‐リジン一塩酸塩および1, 5‐ジアンモニウム 2‐メチルペンタン二塩酸塩がある。 もう1つの成分は液体キャリアである。適切な液体キャリアは、水、有機溶媒 およびそれらの混合物から選択される。本組成物に用いられる液体キャリアは、 その低コスト、比較的容易な入手性、安全性および環境適合性のために、少くと も主に水であることが好ましい。液体キャリア中における水のレベルは、キャリ アの好ましくは少くとも50重量%、最も好ましくは少くとも60%である。水 と、低分子量、例えば<200の有機溶媒、例えばエタノール、プロパノール、 イソプロパノールまたはブタノールのような低級アルコールとの混合物も、キャ リア液体として有用である。低分子量アルコールには一価、二価(グリコール等 )、三価(グリセロール等)および多価(ポリオール)アルコールがある。組成物の形態 布帛柔軟化組成物は、水性または非水性組成物のような液体と、固体粒状形態 のような固形とを含めて、様々な物理的形態をとることができる。好ましくは、 本組成物は液体形態である。 このような組成物は乾燥機シート製品のような担体上に適用して、すすぎ液添 加製品として、またはスプレーもしくはフォーム製品として使用できる。好まし くは、本組成物はすすぎ液添加形態である。 本発明の組成物は、例えば本発明の液体すすぎ液添加布帛柔軟剤組成物につい て少くとも50ppm、更に好ましくは100〜10,000ppmで、適度な 使用濃度を呈するように、すすぎ浴に直接加えることができる。 したがって、少くとも50ppm、好ましくは100〜10,000ppmの 本発明の液体布帛柔軟化組成物を含有した水性媒体とすすぎサイクルで上記布帛 を接触させることからなる、布帛の処理方法が提供される。プロセス 布帛柔軟化組成物は、便宜的に、熟練者に周知のプロセスに従い作製すること ができる。EP‐A‐0,668,902に例示されている。 本発明は下記非制限例に示されており、そこではすべてのパーセンテージが別 記されないかぎり重量による。 例中において、略記された成分表示は下記意味を有している: DEQA :ジ(タローイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリド 脂肪酸 :IV=18のステアリン酸 電解質 :塩化カルシウム PEG :ポリエチレングリコールMW4000 カチオン性ポリエチレンエマルジョン Carezyme :NOVO Industries A/S 販売の細胞溶解酵素例1 本発明による下記布帛柔軟化組成物を製造した: 例2 下記布帛柔軟化組成物は本発明による:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN,YU (72)発明者 フレデリック、アンソニー、ハートマン アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ディアフィールド,ロード、10347 (72)発明者 ブルーノ、アルバート、ジーン、ハブシュ ベルギー国ベー―3061、リーフダール、バ ン、ブラッセレールストラート、16 (72)発明者 アクセル、マスシュラン ベルギー国ベー―1180、ブリュッセル、ボ ワト、4、リュ、ビクトル、アラール、50

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 少くとも2つの長鎖を有する1種以上のカチオン性布帛柔軟剤成分と、 1種以上の分散性ポリオレフィンと、1種以上のカチオン性染料定着剤とを含ん でなる、布帛柔軟化組成物。 2. 布帛柔軟剤が、下記式(I)または(II)を有する四級アンモニウム化 合物およびアミン前駆体: (上記式中Qは‐O‐C(O)‐、‐C(O)‐O‐、‐O‐C(O)‐O‐、 ‐NR4‐C(O)‐、‐C(O)‐NR4‐から選択される; R1は(CH2n‐Q‐T2またはT3である; R2は(CH2m‐Q‐T4またはT5、あるいはR3である; R3はC1‐C4アルキル、C1‐C4ヒドロキシアルキルまたはHである; R4はH、C1‐C4アルキルまたはC1‐C4ヒドロキシアルキルである; T1、T2、T3、T4、T5は独立してC11‐C22アルキルまたはアルケニルであ る; nおよびmは1〜4の整数である;および X-は柔軟剤適合性アニオンである)から選択される生分解性カチオン性布帛柔 軟剤である、請求項1に記載の布帛柔軟化組成物。 3. 布帛柔軟剤が1〜99重量%の量で存在している、請求項1または2に 記載の布帛柔軟化組成物。 4. 分散性ポリオレフィンがポリオレフィンのエマルジョンまたは懸濁液と して加えられる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の布帛柔軟化組成物。 5. 分散性ポリオレフィンがポリエチレンである、請求項1〜4のいずれか 一項に記載の布帛柔軟化組成物。 6. ポリエチレンが酸化ポリエチレンである、請求項1〜5のいずれか一項 に記載の布帛柔軟化組成物。 7. ポリオレフィンが、カチオン性、アニオン性またはノニオン性界面活性 剤から選択される乳化剤により分散されている、請求項1〜6のいずれか一項に 記載の布帛柔軟化組成物。 8. ポリオレフィンが0.01〜8重量%、好ましくは0.1〜5%の量で 存在している、請求項1〜7のいずれか一項に記載の布帛柔軟化組成物。 9. 染料定着剤が0.001〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%の 量で存在している、請求項1〜8のいずれか一項に記載の布帛柔軟化組成物。 10. 染料定着剤がポリカチオン性染料定着剤である、請求項1〜9のいず れか一項に記載の布帛柔軟化組成物。 11. 組成物が酵素、好ましくはセルラーゼを更に含んでいる、請求項1〜 10のいずれか一項に記載の布帛柔軟化組成物。 12. 布帛柔軟化組成物が液体組成物である、請求項1〜11のいずれか一 項に記載の布帛柔軟化組成物。 13. 請求項1〜11のいずれか一項に記載された布帛柔軟化組成物が適用 された乾燥機シートと一緒に布帛をタンブル乾燥させることからなる、布帛の処 理方法。 14. 請求項12に記載された液体布帛柔軟化組成物を少くとも50ppm 含有した水性媒体とすすぎサイクルで布帛を接触させることからなる、布帛の処 理方法。
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