JP3188477B2 - 布帛柔軟化組成物 - Google Patents

布帛柔軟化組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、布帛柔軟化組成物、更に詳しくは、洗濯操
作で生じるような、湿潤処理で着色布帛から放出される
染料の量を減少させる組成物に関する。
発明の背景 着色布帛の家庭内処理は、洗濯組成物業界に知られて
いる問題である。更に詳しくは、湿潤処理で着色布帛か
ら放出される染料の量を減少させるように洗濯組成物を
処方する問題は、業者にとり特に難題である。この問題
は、一段と着色された布帛を好む消費者のトレンドか
ら、今ではなお一層深刻である。
この問題を解決するために、例えば、EP0,341,205、E
P0,033,815に記載されたように線状プロセスにおいて染
料スカベンジャーで、またWO94/11482に記載されたよう
にポリビニル物質で布帛を処理し、またはEP0,462,806
に記載されたようにすすぎサイクルに際して染料定着剤
で布帛を処理するなどの多くの解決策が当業界で提案さ
れてきた。しかしながら、これらの解決策でみられる問
題は、洗浄プロセスに用いられたときに、染料定着剤
は、貯蔵において、および/または洗浄プロセス中に、
接触により破壊されたりまたはダメージをうけ、その一
方ですすぎサイクルで用いられるときに、高レベルの染
料定着剤の必要性が有効な染料定着性能を示す上で求め
られることである。高レベルの染料定着剤とは、柔軟化
組成物の少くとも5重量%以上、更に詳しくは10重量%
以上のレベルを意味する。更に、柔軟化組成物で染料定
着剤の使用に伴う問題は、その重量効率の問題である。
このように、10重量%以上の染料定着剤のレベルであれ
ば効果的な染料定着を行えるが、このような使用は処方
コストの増加を招く。液体布帛柔軟化組成物で高レベル
の染料定着剤の使用に伴うもう1つの問題は、得られた
製品が相不安定性を示すことである。他方、染料定着剤
のレベルを低下させると、十分な染料定着性を示せな
い。
したがって、技術的な進歩にもかかわらず、湿潤処理
で着色布帛から放出される染料の量を効果的に減少させ
る組成物について必要性がなお存在している。
本発明者は、少くとも2つの長鎖を有する1種以上の
カオチン性布帛柔軟剤成分と、1種以上のカチオン性染
料定着剤とを含んだ布帛柔軟剤組成物中における分散性
ポリオレフィンの使用が、その問題を克服することを見
い出した。
本発明の利点は、少くとも2つの長鎖を有する1種以
上のカチオン性布帛柔軟剤成分と、1種以上のカチオン
性染料定着剤とを含んだ布帛柔軟剤組成物中に、好まし
くは0.1〜3重量%のような少量で存在するときでも、
上記分散性ポリオレフィンの使用は、カチオン性染料定
着剤の使用料を減らし、しかも組成物の染料定着性能に
とり害でないことである。
したがって、本発明の利点は、湿潤家庭内処理で着色
布帛から放出される染料の量を効果的に減少させる布帛
柔軟化組成物を提供することである。
本発明のもう1つの利点は、有効な柔軟性の布帛柔軟
化組成物を提供することである。
本発明の別な利点は、有効な貯蔵安定性を示す液体布
帛柔軟化組成物を提供することである。
発明の要旨 本発明は、少くとも2つの長鎖を有する1種以上のカ
チオン性布帛柔軟剤成分と、1種以上の分散性ポリオレ
フィンと、1種以上のカチオン性染料定着剤とを含んで
なる、布帛柔軟化組成物に関する。
本発明の好ましい態様において、上記染料定着剤は5
重量%未満の量で存在する。
本発明のもう1つの面によると、布帛を処理する方法
も提供される。1つの方法では、本発明の布帛柔軟化組
成物が適用された乾燥機シートと一緒に布帛をタンブル
乾燥させる。もう1つの方法は、消費者洗濯プロセスの
すすぎサイクル中、少くとも50ppmの本発明の布帛柔軟
化組成物を含有した水性媒体に布帛を接触させることか
らなる。
発明の具体的な説明 カチオン性布帛柔軟剤 本発明の必須成分は、少くとも2つの長鎖を有する1
種以上のカチオン性布帛柔軟剤成分である。少くとも2
つの長鎖を有する成分とは少くとも2つのアルキルまた
はアルケニル鎖を有した成分を意味し、各々が10〜25の
炭素原子を有している。このような布帛柔軟剤は、処理
された布帛に有効な柔軟効果を示す。
液体柔軟剤組成物内における上記布帛柔軟剤成分の典
型的レベルは、組成物の1〜99重量%である。組成物の
態様に応じて、1〜5重量%の好ましいレベルの布帛柔
軟化成分で希釈されるか、または5〜80重量%、更に好
ましくは10〜50%、最も好ましくは15〜35重量%の好ま
しいレベルの布帛柔軟化成分で濃縮される。
布帛柔軟剤組成物が乾燥機シートのような担体に適用
される場合、布帛柔軟剤成分に好ましいレベルは、好ま
しくは20〜99重量%、更に好ましくは30〜90重量%、更
に一層好ましくは35〜80重量%である。
少くとも2つの長鎖を有する典型的なカチオン性布帛
柔軟化成分には、非水溶性四級アンモニウム布帛柔軟化
活性剤があり、最も常用されるのはジアルキル長鎖アン
モニウムクロリドである。
これらの中で好ましいカチオン性柔軟剤には以下があ
る: 1)ジタロージメチルアンモニウムクロリド(DTDMAC) 2)ジ水素付加タロージメチルアンモニウムクロリド 3)ジ水素付加タロージメチルアンモニウムメチルサル
フェート 4)ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド 5)ジオレイルジメチルアンモニウムクロリド 6)ジパルミチルヒドロキシエチルメチルアンモニウム
クロリド 7)ステアリルベンジルジメチルアンモニウムクロリド 8)タロートリメチルアンモニウムクロリド 9)水素付加タロートリメチルアンモニウムクロリド 10)C12-14アルキルヒドロキシエチルジメチルアンモニ
ウムクロリド 11)C12-18アルキルジヒドロキシエチルメチルアンモニ
ウムクロリド 12)ジタローイミダゾリニウムメチルサルフェート 13)1−(2−タローイルアミドエチル)−2−タロー
イルイミダゾリニウムメチルサルフェート しかしながら、近年になり、より環境に優しい物質に
ついて必要性が生じ、急速生分解性四級アンモニウム化
合物が、伝統的に用いられているジ長鎖アンモニウムク
ロリドの代わりとして提示されている。このような四級
アンモニウム化合物は、カルボキシ基のような官能基を
介在させた長鎖アルキル(アルケニル)基を有してい
る。上記物質とそれらを含有した布帛柔軟化組成物は、
EP−A−0,040,562およびEP−A−0,239,910のような多
数の文献に開示されている。
四級アンモニウム化合物およびそのアミン前駆体は、
下記式(I)または(II)を有している: 上記式中Qは−O−C(O)−、−C(O)−O−、−
O−C(O)−O−、−NR4−C(O)−、−C(O)
−NR4−から選択される; R1は(CH2−Q−T2またはT3である; R2は(CH2−Q−T4またはT5、あるいはR3である; R3はC1−C4アルキル、C1−C4ヒドロキシアルキルまたは
Hである; R4はH、C1−C4アルキルまたはC1−C4ヒドロキシアルキ
ルである; T1、T2、T3、T4、T5は独立してC11−C22アルキルまたは
アルケニルである; nおよびmは1〜4の整数である;および X-は柔軟剤適合性アニオンである。
柔軟剤適合性アニオンの非制限例にはクロリドまたは
メチル硫酸がある。
アルキルまたはアルケニル鎖T1、T2、T3、T4、T5は、
少くとも11の炭素原子、好ましくは少くとも16の炭素原
子を有していなければならない。その鎖は直鎖でもまた
は分岐でもよい。
獣脂は長鎖アルキルおよびアルケニル物質の便利で安
価な供給源である。T1、T2、T3、T4、T5が獣脂に典型的
な長鎖物質の混合を表している化合物が特に好ましい。
本発明の水性布帛柔軟化組成物で使用に適した四級ア
ンモニウム化合物の具体例には: 1)N,N−ジ(タローイルオキシエチル)−N,N−ジメチ
ルアンモニウムクロリド 2)N,N−ジ(タローイルオキシエチル)−N−メチル,
N−(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムクロリド 3)N,N−ジ(2−タローイルオキシ−2−オキソエチ
ル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド 4)N,N−ジ(2−タローイルオキシエチルカルボニル
オキシエチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド 5)N−(2−タローイルオキシ−2−エチル)−N−
(2−タローイルオキシ−2−オキソエチル)−N,N−
ジメチルアンモニウムクロリド 6)N,N,N−トリ(タローイルオキシエチル)−N−メ
チルアンモニウムクロリド 7)N−(2−タローイルオキシ−2−オキソエチル)
−N−(タローイル−N,N−ジメチルアンモニウムクロ
リド) 8)N−メチル−N−(3−タローアミドプロピル),N
−(2−タローイルオキシエチル)アンモニウムクロリ
ド 9)1,2−ジタローイルオキシ−3−トリメチルアンモ
ニオプロパンクロリドおよび上記物質の混合物がある。
これらの中で、1〜8は式(I)の化合物の例であ
り、化合物9は式(II)の化合物である。特に好ましい
のは、獣脂鎖が少くとも部分的に不飽和であるN,N−ジ
(タローイルオキシエチル)−N,N−ジメチルアンモニ
ウムクロリドである。獣脂鎖の不飽和レベルは、対応脂
肪酸のヨウ素価(IV)により測定され、本発明の場合に
は、好ましくは5〜100の範囲内であり、25以下または
以上のIVを有する2つのカテゴリーの化合物に区別され
る。
確かに、5〜25、好ましくは15〜20のIVを有する獣脂
脂肪酸から作られた式(I)の化合物では、30/70以
上、好ましくは50/50以上、更に好ましくは70/30以上の
シス/トランス異性体重量比が最良の濃縮性を呈するこ
とがわかった。25を超えるIVを有した獣脂脂肪酸から作
られた式(I)の化合物では、シス/トランス異性体の
比率は、非常に高い濃縮性が要求されないかぎり、さほ
ど重要でないことがわかった。
式(I)および(II)の適切な四級アンモニウムの他
の例は、例えば: −上記化合物の“タロー”を、例えばココ、パーム、ラ
ウリル、オレイル、リシノレイル、ステアリル、パルミ
チルなどに置き換える(上記脂肪アシル鎖は完全に飽和
であるか、または好ましくは少くとも部分的に不飽和で
ある); −上記化合物の“メチル”をエチル、エトキシ、プロピ
ル、プロポキシ、イソプロピル、ブチル、イソブチルま
たはt−ブチルで置き換える; −上記化合物の“クロリド”をブロミド、メチル硫酸、
ギ酸、硫酸、硝酸などで置き換える。
ことにより得られる。
実際上、アニオンは正荷電四級アンモニウム化合物の
対イオンとして単に存在しているだけである。対イオン
の性質は本発明の実施にとり全く重要でない。本発明の
範囲がいずれか特定のアニオンに限定されることはな
い。
“そのアミン前駆体”とは上記四級アンモニウム化合
物に対応した二級または三級アミンを意味し、上記アミ
ンはpH値のために本組成物中で実質的にプロトン化され
ている。
前記の生分解生布帛柔軟剤の場合に、本組成物のpHは
本発明の必須パラメーターである。確かに、それは、特
に長期貯蔵条件下で、四級アンモニウムまたはアミン前
駆体化合物の安定性に影響を与える。
本関係で規定されるようなpHは、20℃でニート(nea
t)組成物で測定される。これら組成物の至適加水分解
安定性のために、上記条件下で測定されたニートpHは2.
0〜4.5の範囲内でなければならない。好ましくは、本発
明の液体布帛柔軟化組成物が希釈形態であるとき、ニー
ト組成物のpHは2.0〜3.0の範囲である。これらの組成物
のpHはブレンステッド酸の添加により調節できる。
適切な酸の例には、無機鉱酸、カルボン酸、特に低分
子量(C1−C5)カルボン酸およびアルキルスルホン酸が
ある。適切な無機酸にはHCl、H2SO4、HNO3およびH3PO4
がある。適切な有機酸には、ギ酸、酢酸、クエン酸、メ
チルスルホン酸およびエチルスルホン酸がある。好まし
い酸は、クエエン酸、塩酸、リン酸、ギ酸、メチルスル
ホン酸および安息香酸である。
分散性ポリオレフィン 本発明のもう1つの必須成分は1種以上の分散性ポリ
オレフィンである。好ましくは、ポリオレフィンはポリ
エチレン、ポリプロピレンまたはそれらの混合物であ
る。ポリオレフィンは、カルボキシル、カルボニル、エ
ステル、エーテル、アルキルアミド、スルホン酸または
アミド基のような様々な官能基を有するように、少くと
も部分的に修飾してもよい。更に好ましくは、本発明に
用いられるポリオレフィンは少くとも部分的にカルボキ
シル修飾されるか、または換言すると酸化されている。
特に、酸化またはカルボキシル修飾されたポリエチレン
が本発明の組成物に好ましい。
処方の容易さのためには、ポリオレフィンは乳化剤の
使用により分散されたポリオレフィンの懸濁液またはエ
マルジョンとして導入されることが好ましい。ポリオレ
フィン懸濁液またはエマルジョンは、エマルジョン中に
好ましくは1〜50重量%、更に好ましくは10〜35重量
%、最も好ましくは15〜30重量%のポリオレフィンを有
している。ポリオレフィンは、好ましくは1000〜15,00
0、更に好ましくは4000〜10,000の分子量を有してい
る。
エマルジョンが用いられるとき、乳化剤はいかなる適
切な乳化または懸濁剤であってもよい。好ましくは、乳
化剤はカチオン性、ノニオン性、双極性またはアニオン
性界面活性剤、またはそれらの混合物である。最も好ま
しくは、いかなる適切なカチオン性、ノニオン性または
アニオン性界面活性剤も乳化剤として用いてよい。好ま
しい乳化剤は、脂肪アミン界面活性剤、特にエトキシル
化脂肪アミン界面活性剤のようなカチオン性界面活性剤
である。特に、カチオン性界面活性剤が本発明で乳化剤
として好ましい。ポリオレフィンは、1:10〜3:1の乳化
剤対ポリオレフィンの比率で、乳化剤または懸濁剤によ
り分散される。好ましくは、エマルジョンは、ポリオレ
フィンエマルジョン中に0.1〜50重量%、更に好ましく
は1〜20%、最も好ましくは2.5〜10%の乳化剤を含有
している。本発明で使用に適したポリエチレンエマルジ
ョンおよび懸濁液は、HOECHST Aktiengesellschaft,Fra
nfurt am Main,Germanyから商品名VELUSTROLで市販され
ている。特に、商品名VELUSTROL PKS、VELUSTROL KPAま
たはVELUSTROL P−40で販売されているポリエチレンエ
マルジョンも本発明の組成物に用いてよい。
本発明の組成物は0.01〜8重量%の分散性ポリオレフ
ィンを含有している。更に好ましくは、組成物は0.1〜
5重量%、最も好ましくは0.1〜3重量%のポリオレフ
ィンを含有している。ポリオレフィンがエマルジョンま
たは懸濁液として本発明の組成物に加えられるとき、エ
マルジョンまたは懸濁液は、組成物に上記レベルの分散
性ポリオレフィンを供するために十分な量で加えられ
る。
カチオン性染料定着剤 本発明の他の必須成分は1種以上のカチオン性染料定
着剤である。カチオン性染料定着剤または“固定剤”と
は、洗浄に起因した布帛からの染料の喪失を最少に抑制
することにより、染色布帛の外観を改善するようにデザ
インされた、周知の市販物質であって、布帛柔軟剤では
ない。カチオン性染料定着剤は、様々に四級化させた
か、または正電荷に帯電させた有機窒素化合物をベース
にしている。カチオン性定着剤は、いくつかの業者から
様々な商品名で市販されている。代表例には、Crosfiel
dのCROSCOLOR PMF(July 1981,Code No.7894)およびCR
OSCOLOR NOFF(January 1988,Code No.8544);Sandozの
INDOSOL E−50(Feburuary 27,1984,Ref.No.6008.35.8
4;ポリエチレンアミンベース);Sandozからも市販され
ていて、本発明で使用上好ましいポリカチオン性定着剤
であるSANDOFIX TPS;CHT−Beitlich GMBHのSANDOFIX SW
E(カチオン性樹脂化合物)、REWIN SRF、REWIN SRF−
0およびREWIN DWR;Ciba−Geigyから市販されているTin
ofix ECOがある。
他のカチオン性染料定着剤は、“テクスタイル繊維で
染料の堅牢度を改善するための後処理"Christopher C.C
ook(REV.PROG.COLORATION,Vol.12,1982)に記載されて
いる。本発明で使用に適した染料定着剤は、脂肪酸−ジ
アミン縮合物のようなアンモニウム化合物、例えばオレ
イルジエチルアミノエチルアミドの塩酸、酢酸、メト硫
酸およびベンジル塩酸塩、オレイルメチルジエチレンジ
アミンメト硫酸塩、モノステアリルエチレンジアミノト
リメチルアンモニウムメト硫酸塩および三級アミンの酸
化産物;ポリマーアルキルジアミンの誘導体、ポリアミ
ン−塩化シアヌル縮合物およびアミノ化グリセロールジ
クロロヒドリンである。
本発明の組成物に用いられる染料定着剤の典型量は、
好ましくは組成物の0.001〜10重量%である。
有利には、0.1〜3%のような少量で存在するときで
も、分散性ポリオレフィンの使用によれば、組成物の染
料定着性能を害することなく、染料定着剤の使用レベル
を少なくさせることができる。したがって、低レベルの
染料定着剤ですむ;このようなレベルは、好ましくは組
成物の0.1〜5重量%、最も好ましくは0.5〜2.5重量%
である。
この染料定着剤レベル減少の別な利点は、処方コスト
の低下による良好な重量効率である。
本発明のもう1つの利点は、分散性ポリオフレィンの
使用による、染料定着剤を含有した布帛柔軟剤の安定化
である。
追加成分 組成物は、酵素、追加の布帛柔軟剤物質、界面活性剤
濃縮助剤、電解質濃縮助剤、安定剤、例えば周知の酸化
防止剤および還元剤、汚れ放出ポリマー、乳化剤、殺菌
剤、着色料、香料、保存剤、螢光増白剤、イオン化防止
剤、消泡剤およびキレート化剤のような追加成分も場合
により含有してよい。
酵素 本組成物は、リパーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、
アミラーゼおよびペルオキシダーゼのような1種以上の
酵素を場合により用いることができる。本発明で使用上
好ましい酵素はセルラーゼ酵素である。確かに、このタ
イプの酵素は、処理された布帛にカラーケア効果を更に
供する。本発明に使用しうるセルラーゼには、細菌およ
び真菌双方のタイプがあり、好ましは5〜9.5の至適pH
を有している。1984年3月6日付BarbesgoardらのU.S.
4,435,307では、Humicola insolensまたはHumicola株DS
M1800、またはAeromonas属に属するセルラーゼ212産生
真菌に由来する適切な真菌セルラーゼと、海洋軟体動物
Dolabella Auricula Solanderの肝膵から抽出されるセ
ルラーゼについて開示している。適切なセルラーゼは、
GB−A−2,075,028、GB−A−2,095,275およびDE−OS−
2,247,832にも開示されている。CAREZYME およびCELLU
ZYME (Novo)が特に有用である。他の適切なセルラー
ゼは、NovoのWO91/17243、NO96/34092、WO96/34945およ
びEP−A−0,739,982にも開示されている。
現行市販製剤でみると、典型量は組成物g当たり重量
で活性酵素約5mg以内、更に典型的には0.01〜3mgであ
る。換言すると、本組成物は典型的には0.001〜5重量
%、好ましくは0.01〜1%の市販酵素製剤を含む。酵素
製剤の活性が例えばセルラーゼで規定されている場合に
おいて、対応した活性単位が好ましい(例えば、CEVUま
たはセルラーゼ当量粘度単位)。例えば、本発明の組成
物は約0.5〜1000CEVU/組成物gの活性に相当するレベル
でセルラーゼ酵素を含有することができる。本発明の組
成物を処方する目的で用いられるセルラーゼ酵素製剤
は、典型的には、液体形態で1000〜10,000CEVU/g、固体
形態で約1000CEVU/gの活性を有している。
追加布帛柔軟剤物質 追加布帛柔軟化物質も、カチオン性布帛柔軟剤に加え
て用いてよい。これらはノニオン性、両性またはアニオ
ン性布帛柔軟化物質から選択される。このような物質の
開示は、US4,327,133、US4,421,792、US4,426,299、US
4,460,485、US3,644,203、US4,661,269、US4,439,335、
US3,861,870、US4,308,151、US3,886,075、US4,233,16
4、US4,401,578、US3,974,076、US4,237,016およびEP47
2,178でみられる。
典型的には、このようなノニオン性布帛柔軟剤物質は
2〜9、更に典型的には3〜7のHLBを有する。このよ
うなノニオン性布帛柔軟剤物質は自ら、または後で詳細
に記載される単一長鎖アルキルカチオン性界面活性剤の
ような他の物質と組み合わされたときに、容易に分散さ
れやすい傾向がある。分散性は更に単一長鎖アルキルカ
チオン性界面活性剤、後記のような他の物質との混合
物、熱水および/または更に撹拌の使用により改善でき
る。一般的に、選択される物質は比較的結晶性、高い融
点(例えば、>40℃)および比較的非水溶性にすべきで
ある。
好ましいノニオン性柔軟剤は多価アルコールまたはそ
の無水物の脂肪酸部分エステルであり、その場合にアル
コールまたは無水物は2〜18、好ましくは2〜8の炭素
原子を有し、各脂肪酸部分は12〜30、好ましくは16〜20
の炭素原子を含む。典型的には、このような柔軟剤は1
〜3、好ましくは2つの脂肪酸基を1分子当たりで含
む。
エステルの多価アルコール部分にはエチレングリコー
ル、グリセロール、ポリ(例えば、ジ、トリ、テトラ、
ペンタおよび/またはヘキサ)グリセロール、キシリト
ール、スクロース、エリトリトール、ペンタエリトリト
ール、ソルビトールまたはソルビタンがある。ソルビタ
ンエステルおよびポリグリセロールモノステアレートが
特に好ましい。
エステルの脂肪酸部分は12〜30、好ましくは16〜20の
炭素原子を有する脂肪酸から通常誘導され、上記脂肪酸
の典型例はラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸およびベヘン酸である。
本発明で使用上高度に好ましい任意のノニオン性柔軟
剤は、ソルビトールのエステル化脱水産物であるソルビ
タンエステルと、グリセロールエステルである。
市販ソルビタンモノステアレートが適切な物質であ
る。10:1〜1:10のステアレート/パルミテート重量比を
有するソルビタンステアレートおよびソルビタンパルミ
テートの混合物と、1,5−ソルビタンエステルも有用で
ある。
グリセロールおよびポリグリセロールエステル、特に
グリセロール、ジグリセロール、トリグリセロールとポ
リグリセロールモノおよび/またはジエステル、好まし
くはモノ−も本発明では好ましい(例えば、商品名Radi
asurf7248のポリグリセロールモノステアレート)。
有用なグリセロールおよびポリグリセロールエステル
には、ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸、ラウ
リン酸、イソステアリン酸、ミリスチン酸および/また
はベヘン酸のモノエステルと、ステアリン酸、オレイン
酸、パルミチン酸、ラウリン酸、イソステアリン酸、ベ
ヘン酸および/またはミリスチン酸のジエステルがあ
る。典型的モノエステルはわずかなジおよびトリエステ
ル等を含有することが理解されている。
“グリセロールエステル”には、ポリグリセロール、
例えばジグリセロール〜オクタグリセロールエステルも
含む。ポリグリセロールポリオールは、グリセリンまた
はエピクロロヒドリンを一緒に縮合させて、エーテル結
合でグリセロール部分を結合させることにより形成され
る。ポリグリセロールポリオールのモノおよび/または
ジエステルが好ましく、脂肪アシル基は典型的にはソル
ビタンおよびグリセロールエステルについて前記された
ものである。
界面活性剤濃縮助剤 界面活性剤濃縮助剤も場合により用いてよい。界面活
性剤濃縮助剤は、典型的には単一長鎖アルキルカチオン
性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、アミンオキシ
ド、脂肪酸およびそれらの混合物から選択され、典型的
には組成物の0〜15%のレベルで用いられる。
単一長鎖アルキルカチオン性界面活性剤 本発明で有用なこのようなモノ長鎖アルキルカチオン
性界面活性剤は、好ましくは下記一般式の四級アンモニ
ウム塩である: 〔R2N+R3〕X- 上記式中R2基は、C10−C22炭化水素基、好ましくはC12
−C18アルキル基、あるいは柔軟活性剤の0.1〜20重量%
の、エステル結合とNとの間に短いアルキレン(C1
C4)基を介在させてかつ類似炭化水素基を有した対応エ
ステル結合介在基、例えばコリンの脂肪酸エステル、好
ましくはC12−C14(ココ)コリンエステルおよび/また
はC16−C18タローコリンエステルである。各R3はC1−C4
アルキルまたは置換(例えば、ヒドロキシ)アルキルあ
るいは水素、好ましくはメチルである;対イオンX-は柔
軟剤適合性アニオン、例えばクロリド、ブロミド、メチ
ル硫酸などである。
単一のC12−C30アルキル鎖を有するアルキルイミダゾ
リン、イミダゾリニウム、ピリジンおよびピリジニウム
塩のような環構造をもつ他のカチオン性物質も使用でき
る。非常に低いpHが、例えばイミダゾリン環構造を安定
化させるために要求される。
本発明で有用な一部のアルキルイミダゾリニウム塩お
よびそれらのイミダゾリン前駆体は下記一般式を有す
る: 上記式中Y2は−C(O)−O−、−O−(O)C−、−
C(O)−N(R5)または−N(R5)−C(O)−であ
って、ここでR5は水素またはC1−C4アルキル基であり、
R6はC1−C4アルキル基またはH(イミダゾリン前駆体の
場合)であり、R7およびR8は各々独立して単一長鎖カチ
オン性界面活性剤について前記されたR3およびR2から選
択されるが、但し1つだけはR2である。
本発明で有用な一部のアルキルピリジニウム塩は下記
一般式を有する: 上記式中R2およびX-は前記のとおりである。このタイプ
の典型的物質はセチルピリジニウムクロリドである。
ノニオン性界面活性剤(アルコキシル化物質) 本発明で使用に適したノニオン性界面活性剤には、エ
チレンオキシド、場合によりプロピレンオキシドと、脂
肪アルコール、脂肪酸、脂肪アミン等との付加産物があ
る。
適切な化合物は、下記一般式の実質的に水溶性の界面
活性剤である: R2−Y−(C2H4O)−C2H4OH 上記式中R2は一級、二級および分岐鎖アルキルおよび/
またはアシルヒドロカルビル基;一級、二重および分岐
鎖アルケニルヒドロカルビル基;一級、二級および分岐
鎖アルキル−およびアルケニル−置換フェノール系ヒド
ロカルビル基から選択され、上記ヒドロカルビル基は炭
素原子8〜20、好ましくは10〜18のヒドロカルビル鎖長
を有している。
Yは典型的には−O−、−C(O)O−、−C(O)
N(R)−または−C(O)N(R)R−であり、R2
よびRは存在するとき前記の意味を有し、および/また
はRは水素であり、zは少くとも8、好ましは少くとも
10〜11である。
本ノニオン性界面活性剤は7〜20、好ましくは8〜15
のHLB(親水性−親油性バランス)により特徴付けされ
る。
特に適切なノニオン性界面活性剤の例には以下があ
る: −直鎖一級アルコールアルコキシレート、例えばタロー
アコール−EO(11)、タローアルコール−EO(18)およ
びタローアルコール−EO(25)−直鎖二級アルコールア
ルコキシレート、例えば2−C16EO(11)、2−C20EO
(11)および2−C16EO(14) −アルキルフェノールアルコキシレート、例えばp−ト
リデシルフェニールEO(11)およびp−ペンタデシルフ
ェノールEO(18)、と −オレフィン性アルコキシレートおよび分岐鎖アルコキ
シレート、例えば周知の“オキソ”プロセスから得られ
る分岐鎖一級および二級アルコール アミンオキシド 適切なアミンオキシドには、炭素原子8〜28、好まし
くは炭素原子8〜16の1つのアルキルまたはヒドロキシ
アルキル部分と、炭素原子1〜3のアルキル基およびヒ
ドロキシアルキル基から選択される2つのアルキル部分
とを有したものがある。
例には、ジメチルオクチルアミンオキシド、ジエメチ
ルデシルアミンオキシド、ビス−(2−ヒドロキシエチ
ル)ドデシルアミンオキシド、ジメチルドデシルアミン
オキシド、ジプロピルテトラデシルアミンオキシド、メ
チルエチルヘキサデシルアミンオキシド、ジメチル−2
−ヒドロキシオクタデシルアミンオキシドおよびココナ
ツ脂肪アルキルジメチルアミンオキシドがある。
脂肪酸 適切な脂肪酸には、10〜25、好ましくは12〜25の全炭
素原子を有するものがあり、脂肪部分は10〜22、好まし
くは16〜22の炭素原子を有している。それより短い部分
は1〜4、好ましくは1〜2の炭素原子を有している。
獣脂鎖の不飽和レベルは対応脂肪酸のヨウ素価(IV)に
より測定でき、本発明の場合には、好ましくは5〜100
の範囲内、更に好ましくは0〜25の範囲内とすべきであ
る。
本発明の水性布帛柔軟化組成物で使用に適した脂肪酸
化合物の具体例には、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、アラキドン酸、ベヘン酸、オ
レイン酸、ココナツ脂肪酸、獣脂脂肪酸、部分的水素付
加獣脂脂肪酸およびそれらの混合物から選択される化合
物がある。最も好ましい脂肪酸化合物は、ヨウ素価(I
V)18の獣脂脂肪酸である。
電解質濃縮助剤 界面活性剤濃縮助剤のように作用できるかまたはその
効果を増強できる無機粘度調節剤には、水溶性のイオン
しうる塩があり、本発明の組成物中に場合により配合し
てよい。組成物にこれら成分を配合すると、非常にゆっ
くりした速度で処理しなければならない。
様々なイオンしうる塩が使用できる。適切な塩の例
は、元素の周期律表のI AおよびII A族金属のハライ
ド、例えば塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化ナ
トリウム、臭化カリウムおよび塩化リチウムである。イ
オンしうる塩は、諸成分をミックスして本組成物を作製
してから望ましい粘度を得るプロセスに際して、特に有
用である。用いられるイオンしうる塩の量は組成物に用
いられる活性成分の量に依存しており、業者の希望に従
い調整できる。組成物粘度をコントロールするために用
いられる塩の典型的レベルは、組成物の重量で20〜20,0
00部/百万(ppm)、好ましくは20〜11,000ppmである。
アルキレンポリアンモニウム塩も、上記の水溶性のイ
オンしうる塩に加えて、またはその代わりに、粘度調節
するために組成物中に配合できる。加えて、これらの剤
はスカベンジャーとして作用でき、主洗浄からすすぎ液
と布帛に持ち越されたアニオン性界面活性剤とイオン対
を形成して、柔軟性能を改善しうる。これらの剤は、無
機電解質と比較して、広範囲の温度にわたり、特に低温
で、粘度を安定化させる。
アルキレンポリアンモニウム塩の具体例には、1−リ
ジン一塩酸塩および1,5−ジアンモニウム 2−メチル
ペンタン二塩酸塩がある。
もう1つの成分は液体キャリアである。適切な液体キ
ャリアは、水、有機溶媒およびそれらの混合物から選択
される。本組成物に用いられる液体キャリアは、その低
コスト、比較的容易な入手性、安全性および環境適合性
のために、少くとも主に水であることが好ましい。液体
キャリア中における水のレベルは、キャリアの好ましく
は少くとも50重量%、最も好ましくは少くとも60%であ
る。水と、低分子量、例えば<200の有機溶媒、例えば
エタノール、プロパノール、イソプロパノールまたはブ
タノールのような低級アルコールとの混合物も、キャリ
ア液体として有用である。低分子量アルコールには一
価、二価(グリコール等)、三価(グリセロール等)お
よび多価(ポリオール)アルコールがある。
組成物の形態 布帛柔軟化組成物は、水性または非水性組成物のよう
な液体と、固体粒状形態のような固形とを含めて、様々
な物理的形態をとることができる。好ましくは、本組成
物は液体形態である。
このような組成物は乾燥機シート製品のような担体上
に適用して、すすぎ液添加製品として、またはスプレー
もしくはフォーム製品として使用できる。好ましくは、
本組成物はすすぎ液添加形態である。
本発明の組成物は、例えば本発明の液体すすぎ液添加
布帛柔軟剤組成物について少くとも50ppm、更に好まし
くは100〜10,000ppmで、適度な使用濃度を呈するよう
に、すすぎ浴に直接加えることができる。
したがって、少くとも50ppm、好ましくは100〜10,000
ppmの本発明の液体布帛柔軟化組成物を含有した水性媒
体とすすぎサイクルで上記布帛を接触させることからな
る、布帛の処理方法が提供される。
プロセス 布帛柔軟化組成物は、便宜的に、熟練者に周知のプロ
セスに従い作製することができる。EP−A−0,668,902
に例示されている。
本発明は下記非制限例に示されており、そこではすべ
てのパーセンテージが別記されないかぎり重量による。
例中において、略記された成分表示は下記意味を有し
ている: DEQA :ジ(タローイルオキシエチル)ジメチルアン
モニウムクロリド 脂肪酸 :IV=18のステアリン酸 電解質 :塩化カルシウム PEG :ポリエチレングリコールMW4000 Velustrol PKS:HOECHST Aktiengesellschaft市販のカ
チオン性ポリエチレンエマルジョン Carezyme:NOVO Industries A/S販売の細胞溶解酵素 例1 本発明による下記布帛柔軟化組成物を製造した: 例2 下記布帛柔軟化組成物は本発明による:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フレデリック、アンソニー、ハートマン アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナ チ、ディアフィールド,ロード、10347 (72)発明者 ブルーノ、アルバート、ジーン、ハブシ ュ ベルギー国ベー―3061、リーフダール、 バン、ブラッセレールストラート、16 (72)発明者 アクセル、マスシュラン ベルギー国ベー―1180、ブリュッセル、 ボワト、ポスタル、4、リュ、ビクト ル、アラール、50 (56)参考文献 特開 平10−1869(JP,A) 特開 昭60−22299(JP,A) 英国特許2059447(GB,B) 欧州特許出願公開43622(EP,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06M 13/00 - 13/535

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少くとも2つの長鎖を有する1種以上のカ
    チオン性布帛柔軟剤成分と、1種以上の分散性ポリオレ
    フィンと、1種以上のカチオン性染料定着剤とを含んで
    なる、布帛柔軟化組成物。
  2. 【請求項2】布帛柔軟剤が、下記式(I)または(II)
    を有する四級アンモニウム化合物およびアミン前駆体: (上記式中Qは−O−C(O)−、−C(O)−O−、
    −O−C(O)−O−、−NR4−C(O)−、−C
    (O)−NR4−から選択される; R1は(CH2−Q−T2またはT3である; R2は(CH2−Q−T4またはT5、あるいはR3である; R3はC1−C4アルキル、C1−C4ヒドロキシアルキルまたは
    Hである; R4はH、C1−C4アルキルまたはC1−C4ヒドロキシアルキ
    ルである; T1、T2、T3、T4、T5は独立してC11−C22アルキルまたは
    アルケニルである; nおよびmは1〜4の整数である;および X-は柔軟剤適合性アニオンである)から選択される生分
    解性カチオン性布帛柔軟剤である、請求項1に記載の布
    帛柔軟化組成物。
  3. 【請求項3】布帛柔軟剤が1〜99重量%の量で存在して
    いる、請求項1または2に記載の布帛柔軟化組成物。
  4. 【請求項4】分散性ポリオレフィンがポリオレフィンの
    エマルジョンまたは懸濁液として加えられる、請求項1
    〜3のいずれか一項に記載の布帛柔軟化組成物。
  5. 【請求項5】分散性ポリオレフィンがポリエチレンであ
    る、請求項1〜4のいずれか一項に記載の布帛柔軟化組
    成物。
  6. 【請求項6】ポリエチレンが酸化ポリエチレンである、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の布帛柔軟化組成
    物。
  7. 【請求項7】ポリオレフィンが、カチオン性、アニオン
    性またはノニオン性界面活性剤から選択される乳化剤に
    より分散されている、請求項1〜6のいずれか一項に記
    載の布帛柔軟化組成物。
  8. 【請求項8】ポリオレフィンが0.01〜8重量%、好まし
    くは0.1〜5%の量で存在している、請求項1〜7のい
    ずれか一項に記載の布帛柔軟化組成物。
  9. 【請求項9】染料定着剤が0.001〜10重量%、好ましく
    は0.1〜5重量%の量で存在している、請求項1〜8の
    いずれか一項に記載の布帛柔軟化組成物。
  10. 【請求項10】染料定着剤がポリカチオン性染料定着剤
    である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の布帛柔軟
    化組成物。
  11. 【請求項11】組成物が酵素、好ましくはセルラーゼを
    更に含んでいる、請求項1〜10のいずれか一項に記載の
    布帛柔軟化組成物。
  12. 【請求項12】布帛柔軟化組成物が液体組成物である、
    請求項1〜11のいずれか一項に記載の布帛柔軟化組成
    物。
  13. 【請求項13】請求項1〜11のいずれか一項に記載され
    た布帛柔軟化組成物が適用された乾燥機シートと一緒に
    布帛をタンブル乾燥させることからなる、布帛の処理方
    法。
  14. 【請求項14】請求項12に記載された液体布帛柔軟化組
    成物を少くとも50ppm含有した水性媒体とすすぎサイク
    ルで布帛を接触させることからなる、布帛の処理方法。
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