JPH11511578A - 改良された相場入力能力を有する匿名取引システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 コンピュータ化された匿名取引システム内に入力される各相場毎に、システムは、実質的な数の取引フロアにおいて「ヒット」される（所定サイズの最初のヒットと合致）のを待機しているか否かを決定し、もしそうであれば、その相場を発した取引者に通知する。上記実質的な数のフロアは、クレジットを双務的に確立した有効取引パートナーの所定の百分率よりも大きいものとして表すことが好ましく、25％より大きいことが好ましい。代替実施例では、システムは、どれ程多くの取引フロアがその特定の相場をヒットして釣り合っているかを指示する図形表示、及び／または、有効取引パートナーの所定数または百分率によってヒッタブルな価格を指示する数値表示を、特定の相場を発した市場メーカーに供給する。

Description

【発明の詳細な説明】 改良された相場入力能力を有する匿名取引システム技術的分野 本発明は、一般的にはコンピュータ化された取引（トレーディング）システム に関し、詳しく言えば、個々の申し出（オファー）を、有効な( available )カ ウンターパーティーの部分集合だけが利用できるようにした匿名取引のための方 法及び装置に関する。背景技術 多くのコンピュータ化された取引システムにおいては、関係者（個々の取引者 または機関）は交換（もしくは、取引）に先立って資格審査され、各申し出は１ 人の関係者から全ての有資格関係者に放送される。 取引対称が商品(例えば、小麦または銅)または金融証書( financial instrume nt：例えば、財務省短期債券または外国通貨）である場合は、同一の商品または 証書は、伝統的にユニット当たりの価格によってランク付けされる。実際には取 引協定に依存して、同一価格の申し出は、有効申し出の待ち行列内のサイズ及び ／または時間によって更にランク付けすることができる。しかしながら、任意の 商品または金融証券の場合には、関連する待ち行列の先頭には１つの申し出だけ が存在する。 多くの市場状態の下では、「市場メーカー」（機関及び／または個々の取引者 であって、そのオープン申し出を他の取引者が利用できる）が、現在有効な最良 価格、またはそれより僅かに上に価格を設定し、それらの申し出がやがては関連 待ち行列の先頭に到達することを予測している。しかしながら、もし市場状態に 急激な変化が発生すれば、市場メーカーは、彼の未決の申し出が待ち行列の先頭 に到達する前にそれを取消すか、変更することを望むかも知れない。この目的の ために、オープン相場に責を負う取引者が相場をつけた価格が現在有効な最良価 格に等しくなった時、及び／または、彼の申し出が待ち行列の先頭に達した時に 彼に通告することが知られている。同様に、もしメーカーの相場が受入れられる 準備は整っている（即ち、それがシステム内の最高ランクの相場である）が、そ の後に別のメーカーがより高い値をつければ、始めのメーカーは彼の申し出を改 訂するか、またはそれを市場から取り下げる機会が与えられ得る。 伝統的にブローカーが発声する外国為替市場では、市場メーカーの自身の相場 が待ち行列の先頭に達した時、ブローカーは「ユア・ビッド」( Your bid )とア ナウンスし、また誰か他の人がより高い価格をつけた時にも（オプションで）そ の相場をアナウンス及び／または取り消す。 外貨の個人取引が、為替取引所または手形交換所を通さずに、２つのバンク（ または、「取引フロア」）間で直接清算するようになっているＥＢＳシステム、 または Reuters 2000-2 のような匿名電子仲介システムでは、１つのパーティか らの申し出が別のパーティからのビッドと合致するまでは（この合致基準は、価 格だけではなく、２つのパーティの間の双務的な( bilateral )クレジットの存 在をも含む）、それらのパーティのアイデンティティが秘密に保たれる。従って 、一時に１つの相場（典型的には待ち行列内の最初の申し出）だけを処理し、こ れらのパーティが識別されてしまった後の潜在的な取引を受入れるか、または拒 絶する機会を両パーティに与える伝統的な発声ブローカーとは異なり、コンピュ ータ化された対応プロセスは多くのタスクを同時に遂行することができ、また秘 密クレジット情報を明かすことなく客観的合致基準（例えば、予め確立されてい るカウンターパーティクレジット限界）を使用することができる。更に少なくと も知られている限りでは、ＥＢＳシステムはクレジットで篩にかける市場として 動作し、「ディーラブル」( Dealable )でない限り、即ち潜在的取引に対して各 パーティが他のパーティと取引する同意を予め指示していない限り、価格は潜在 的なカウンターパーティには提供されない。従って、所与の通貨のための単一の 待ち行列は最早存在せず、分離した論理的待ち行列（典型的には、各取引フロア 毎のオープン相場の部分集合だけを含む）が存在している。従って、従来のＥＢ Ｓシステムは、もし活動相場( active quote )が少なくとも１つの取引フロア上 の最良「ディーラブル」（または最良レギュラーサイズ「ディーラブル」）であ れば、即ちその相場が「ディーラブル」相場のあるフロアの待ち行列の先頭にあ れ ば、その相場をメーカーの端末上の赤のバックグラウンド(いわゆる、「赤相場)) 内に表示し、それによってメーカーに、彼の相場が受け入れられる潜在性を有し ていることを信号するようになっている。可視通告（相場が赤バックグラウンド 上に表示される）に加えて、ＥＢＳ音声が「ユア・ビッド／オファー」を発声し 、取引パネル上のキーフィールドのバックグラウンドを黄から赤に変える。ＥＢ Ｓシステムの早期バージョンでは、ある相場が「赤相場」と「結合」されていた か否かの指示、即ち、その相場が少なくとも１つの取引フロアの「ディーラブル 」待ち行列内にあって、そのフロアに「ディーラブル」である最良価格に等しか ったが、任意の取引フロア上の「ディーラブル」待ち行列の先頭になく、従って 「赤相場」として認定されなかったことも与えるようになっている。 しかしながら、取引パートナーの多くの考え得る対の間のクレジットが欠け、 そして市場メーカーが現在有効な最良価格よりも実質的に最悪である申し出を行 うことを嫌がる結果として、殆ど全ての相場が少なくとも１つの取引フロア上の 待ち行列の先頭になり、従って相場が少なくとも１つの取引フロア上で「ディー ラブル」であることの指示が実際的な値に制限されてしまう。 より新しいバージョンのＥＢＳシステムは、小さめの量の幾つかの相場を、レ ギュラーサイズ（典型的には、１千万米ドル）の「ディーラブル」相場に集め、 個々の成分が他の有効相場より時間的に、及び／または価格的に優先順位を有し ている合成「レギュラー」サイズ「ディーラブル」価格を表示する能力をも含ん でいる。この場合、「レギュラー・ディーラブル価格」は集められた取引の最悪 価格成分に等しいであろう。発明の開示 市場メーカーによってシステム内に入力された各相場毎に、システムは、それ が実質的な数の取引フロアにおいて「ヒット」される（受入れられようとしてい る）のを待機しているか否かを決定し、もしそうであれば、その相場を発した取 引者に通知する。 本発明の一面によれば、実質的な数のフロアは、クレジットが双務的に確立さ れている有効取引パートナーの所定の百分率より大きいものとして表すことが好 ましく、25％より大きいことが好ましい。 本発明の別の面によれば、ある相場が、特定の取引フロアに現在有効な「レギ ュラー・ディーラブル」価格での注文の中に成分として含まれていれば、その相 場はその取引フロアにおいて受入れられようとしているものと見做される。 本発明の更に別の面によれば、システムは、どれ程多くの（または有効取引パ ートナーの百分率の）取引フロアが市場メーカーの相場を受入れようとしている のか、及び／またはどれ程良好に彼の相場が所与の数の取引フロア（または有効 取引パートナーの百分率）によって「ヒッタブル」( Hittable )にされなければ ならないかについて、量的な指示を市場メーカーに与える。図面の簡単な説明 本発明の他の目的及び特色は、以下の添付図面に基づく現在では好ましい実施 例の説明から明白になるであろう。 図１は、本発明によるコンピュータ化された取引システムの機能概要図であっ て、相場状態を計算するために使用されるデータの資源、及びどのようにしてこ の状態メッセージが「アービトレータ」からワークステーションへ伝えられるか を示している。 図２は、変更を施さずに本発明に使用することができる従来のＥＢＳシステム の「取引パネル」を示す図である。 図３は、特定の相場の現在の「赤相場」状態を決定するソフトウェアの機能ブ ロック線図である。 図４は、「ヒッタブル」フロアと有効パートナーとの比が相場の下に水平バー グラフとして表示され、また有効取引パートナーの所与の百分率において「ヒッ タブル」にするにはどの価格が要求されるかの数値指示が相場の上に表示される ようになっている「取引パネル」の代替実施例を示す図である。実施例の詳細な説明 図１は、本発明に従って変更されたＥＢＳシステムの機能的概要図である。Ｅ ＢＳシステムの早期バージョンは米国特許第 5,375,055号に開示されており、 本明細書に参照として採り入れられている。 「アービトレータ」ノードＡＲＢは、全てのオープン相場の状態を計算し、維 持し、そして QtePositionメッセージをメーカーの「市場アクセスノード」（バ ンクノード）ＭＡＮへ送って相場の状態の何等かの変化を信号する。もし取引者 が「より高い場合は取消し」( Cancel When Bettered )オプションを使用してい れば、彼の相場を取消す必要がある時点を決定するために、バンクノードＭＡＮ も QtePositionメッセージを使用することができる。 QtePosition メッセージを受取ると、メーカーのバンクノードＭＡＮはQtePos itionWS メッセージをワークステーションＷＳへ送る。次いでワークステーショ ンは QtePositionWSメッセージを処理し、適宜、相場状態表示（図２）を更新す るか、相場を取消す。 QtePosition 及び QtePositionWSメッセージの処理は普通通りであってよく、 ＥＢＳの従来バージョンから変化していない。詳しく説明すると、「市場の取引 パネル」（図２）上の活動相場の状態が、通常（論理０）から赤（論理１）に変 化すると、相場価格の最下位ディジット（図示の例では“80”）を含むボックス ＰＷと、「ビッグ・フィギュア」( Big Figure )金額( 1.40 )を含む小さいボッ クスのバックグラウンドカラーＹ／Ｒとが黄から赤に変化する。状態が赤から通 常に変化すると、相場が撤回される（もし「より高い場合は取消し」が活動であ れば）か、またはバックグラウンドが赤から黄に変化する。 もしある取引フロアからのレギュラーサイズヒットがある相場の若干の部分と 自動的に合致すれば、その相場はその取引フロアから「ヒッタブル」である。説 明中の実施例では、もしある相場が、その相場の付託者( subumitter )と双務的 なクレジットを有する取引フロアの指定された百分率よりも多くから「ヒッタブ ル」であれば、その相場は「赤」である。この百分率は、汎用システムパラメタ であり、省略時値は 25 ％である。 レギュラー金額が１千万（ 10 Ｍ）であり、後続ビッドがある取引フロアＸに 有効（「ディーラブル」）である（減少する価格によって、次いで増加する付託 の時間によってランク付けされている）ものとする。外貨取引では、普通は価格 は「ピップス」( pips )〔国内通貨の所定の量の基準通貨の最下位ディジット〕 で表され、金額は普通百万単位の米ドルで表され、そして相場は国内通貨を買う ために単側( single sided )ビッド、または国内通貨を売るために単側申し出で あるか、または二側( two-sided )ビッド及び申し出〔スプレッドによって分離 されているの何れかであることができることに注目されたい。 最初の３ビッドはフロアＸから「ヒッタブル」であり、ビッド４はそうではな い。 例えば、ビッド３は、フロアＸからのレギュラーサイズヒット（ 20 で売り１ 千万）がそのビッドの一部（２百万）と合致するから、そのフロアから「ヒッタ ブル」である。もしビッド３が、充分なフロア（フロアＣとの双務的なクレジッ トを有する取引フロアの 25 ％）から「ヒッタブル」であれば、ビッド３は赤で ある。 特定の相場の現在の「赤相場」状態を決定する「裁定者」（アービトレータ） ＡＲＢの「赤相場」ソフトウェアの機能ブロック線図である図３を参照する。 開始プロセスの一部として、「裁定者」は、GLOBAL.DATファイルの「裁定者」 セクションからパラメタ PctFoorsRedQte を読み出す（ブロック１００）。これ は、ある相場が赤であるか否かを決定するパートナーフロア百分率である。 公知のようにして、「裁定者」は、ネットワーク内に現在ログされている各取 引フロア毎に、原子( atomic )データ対象（個々の相場）を指し示すポインタの リンクされたリストの形状の待ち行列を維持する（ブロック１０２）。ここに、 各待ち行列は価格及び時間によって順序付けられ、また待ち行列内の対象はその 取引フロアに現在有効な相場である。これらの待ち行列は新しい相場が受取られ るか、またはその状態が変化する度に（即ち、その相場が受入れ、または取下げ られたか、もしくは両パートナーによる未決クレジット検証及び承認と暫定的に 合致させられる度に）更新され（判断ブロック１０４から「相場／ヒット」への 枝路）、また何れか２つの取引フロア間の双務的なクレジット状態が変化する度 に更新される（判断ブロック１０４から「クレジット」への枝路）。 更に、本発明によれば、各待ち行列Ｑ毎に、「裁定者」は取引フロア待ち行列 内のデータを使用して、その待ち行列をレギュラーサイズ買い／売り要求（典型 的には、１千万米ドル）によってヒットすることができるフロアＨ_Qのそれぞれ のカウントを維持する（ブロック１０６）。 「裁定者」は、公知のようにして、現在システムに接続されている取引フロア の各対間の双務的なクレジット状態を含むクレジット有効性マトリックスをも維 持し、次いでそれを使用して何れかの影響を受けた取引フロアの相場待ち行列を 更新する（ブロック１０２）。本発明によれば、各フロアＦ毎に、「裁定者」は クレジット有効性マトリックス内のデータを使用してパートナーＰ_F（即ち、所 与のフロアとの双務的なクレジットを有する他のフロア）のカウントを維持する （ブロック１１０）。 以上のようにして、「裁定者」は、何れかの取引またはクレジットメッセージ に応答して両カウント（Ｈ_Q及びＰ_F）を動的に調整し、また各相場毎にその相場 のＨ_Qカウントが、その相場を付託したフロアのＰ_Fカウントの所定の割合（始め に 25 ％として限定されている）より高いか否かを決定することができる。この 試験の結果は、その特定の相場に関する他のデータと共に格納され（ブロック１ １４）、もし「赤相場」状態が変化していれば、QtePosition メッセージがその 取引フロアのバンクノードＭＡＮへ送られる（ブロック１１６）。 上述した動作は、幾つかの数値例によって明瞭にすることができる。 PctFloorRedQte＝ 25 （現在の省略時値）であり、Ｐ＝195 である場合には、 もし、（195 × 25 ）/ 100 ＝ 4875/100 ＝ 48 フロアよりも多くのフロアから 「ヒッタブル」であれば、相場は赤である。これは、赤状態の上記定義が、厳格 に 不等であることを要求することを示している。 PctFloorRedQte＝ 25 で、Ｐ＝４である場合には、もし、（４× 25 ）/ 100 ＝100 / 100 ＝１フロアよりも多くのフロアから「ヒッタブル」であれば、相場 は赤である。 PctFloorRedQte＝０の場合には、１フロアまたはそれ以上のフロアから「ヒッ タブル」であれば、相場は赤である。従って、汎用パラメタをこのように設定す ると、上述した「赤相場」の定義は、公知のＥＢＳシステムに使用されているも のと極めて類似する。 PctFloorRedQte＝100 の場合には、どの相場も赤にはならない。全ての活動相 場は「黄」で現れる。 以上の説明及び例から、定義した「赤相場」状態が、市場内の他の相場に対す る相場のランキングと、付託したフロアと他のフロアとの双務的なクレジット関 係とに依存すること、及び「裁定者」ＡＲＢは、これらのファクタの何れかが影 響を受けると（例えば、より高い価格が付託されるか、または新しいクレジット が別のフロアによって与えられたことによって）相場の「赤相場」状態を動的に 再計算することが明白になったであろう。 図４は、本発明の代替実施例を示すものであって、変数Ｈを変数Ｐの所定の百 分率と比較するのではなく、「裁定者」は比Ｈ／Ｐを計算し、この比が所定の増 分（例えば、５％）だけ変化する度に相場状態メッセージ QtePosition内にこの 比を含ませる。この場合、ワークステーションは、活動相場の状態を単に通常ま たは赤で指示するのではなく、それをある数として、または図形で表示すること ができる。図示実施例では、この比は相場の下の水平バーグラフＢＧとして表示 され、またこの図示実施例ではピップスウィンドウＰＷの全幅の約 2/3まで伸び ていてメーカーの有効（オンライン及び確立されたクレジットを有する）取引パ ートナーの約 65 ％によって価格が「ヒッタブル」であることを示している。 更に図３に示すように、市場メーカーは、また（もしくは、代替として）、有 効取引パートナーの所定の百分率（例えば、図３に使用したものと同一の百分率 PctFloorsRedZte）において「ヒッタブル」であるためにはどのような価格が必 要かを数値的に指示するＳＰも設けられている。これは、各有効取引パートナー の相場から最悪「ヒッタブル」価格（即ち、レギュラーサイズの取引の最低ラン キング成分を完了させるために必要な価格）の順序付けられたリストを生成する ことによって容易に計算することができる。有効パートナーはクレジットマトリ ックス内で既に識別されており、また各待ち行列は集められたレギュラー「ディ ーラブル」価格の最後の成分を指し示すポインタを既に含んでいるから、この表 示のために付加的な計算は実質的に必要とせず、また市場メーカーの相場が市場 内の他の相場と競争でき、価格が高過ぎも、低過ぎもしないことの付加的な保証 をメーカーに与える。 比Ｈ／Ｐ及び数値価格表示ＳＰは、「赤相場」状態よりも屡々変化する。従っ て、図１に示すように「市場ディストリビュータ」ノードＭＤを有し、「ディー ラブル」価格を計算するために「裁定者」ＡＲＢ内に維持されているような価格 待ち行列を使用し、それらを個々の取引フロアＭＡＮへ伝送し、そしてより分散 された手法で（「市場ディストリビュータ」内で）必要計算を遂行するようにな っているシステムでは、通信ネットワークがより多く使用されよう。 疑いもなく、本発明の基礎をなす概念に対する他の変化は当分野に精通してい る者にとっては明白であろう。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ， ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，Ｈ Ｕ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ， ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，Ｒ Ｏ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 (1) 特定の金融証書または他の商品の相場を、少なくとも１つの市場メーカーか ら、その申し出を受入れる資格のある複数の取引フロアへ選択的に伝達するよう になっているコンピュータ化された取引システムにおいて、 その取引フロアに有効な相場のどれがその取引フロアからの所定サイズのヒ ットと合致するかを決定するようになっている各取引フロア毎の受け手待ち行列 手段と、 上記各受け手待ち行列に応答し、少なくとも所定の複数の取引フロアにおい てその相場がそのようにヒッタブルであるか否かを決定するようになっている各 市場メーカーからの各相場毎の相場状態手段と、 上記相場状態手段に応答し、上記所定の複数の取引フロアにおいて各市場メ ーカーが現在ヒッタブルであるか否かを各市場メーカーに通知するようになって いる通知手段と、 を備えていることを特徴とするコンピュータ化されたシステム。 (2) 上記所定の複数は、有効取引パートナーの所定の百分率であり、 上記相場状態は、クレジットが確立された取引パートナーを各市場メーカー 毎に指示するクレジットマトリックス手段に応答するようになっている 請求項(1)に記載のコンピュータ化されたシステム。 (3) 上記クレジットは、双務的に確立される請求項(2)に記載のコンピュータ化 されたシステム。 (4) 上記所定の百分率は 25 ％より大きい請求項(2)に記載のコンピュータ化さ れたシステム。 (5) 上記受け手待ち行列手段は、各商品毎の有効申し出を価格及び時間によって ランク付けするための待ち行列を含み、 レギュラーサイズの注文が、特定商品の所定量を構成し、 もし、 それが、上記特定商品に対するある取引フロアにおける有効な最高ラン キング申し出であるか、または それが、上記取引フロアに有効であり、上記特定商品のための集まり内 の全ての有効申し出が上記所定量を超えないか、または もし、 それが、最高ランキングの申し出だけではなく、上記特定商品の上記所 定量を構成するのに必要な多くの次に最高にランクされる申し出をも含む最良価 格においてレギュラーサイズヒットと合致すれば、 その相場を上記取引フロアにおいてヒッタブルと考える 請求項(1)に記載のコンピュータ化されたシステム。 (6) 上記通知は、上記相場を発した端末上の可視及び／または可聴指示の形状で ある請求項(1)に記載のコンピュータ化されたシステム。 (7) 上記通知は、上記相場があるレギュラーサイズヒットでヒッタブルである有 資格取引パートナーの百分率の量的指示の形状である請求項(1)に記載のコンピ ュータ化されたシステム。 (8) 上記通知は、上記取引パートナーの少なくとも上記所定数によってあるレギ ュラーサイズにおいてヒッタブルである最悪価格の量的指示の形状である請求項 (1)に記載のコンピュータ化されたシステム。