JPH07506916A - 電子仲買システムのクレジット管理 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

電子仲買システムのクレジット管理 技術分野 本発明は、一般に、金融商品を取り扱う取引者に接続されたコミュニケーション ネットワークを有する電子仲買システムに関し、特に、匿名の気配値をあらかじ め設定されたクレジット限度に応じて選択的に分配するコンピュータシステムに 関する。 従来技術 ロイター通信社のヨーロッパ特許出願ＥＰ３９９８５０、ＥＰ４０７０２６、Ｅ Ｐ４１１７４８は、外国通貨（あるいは他の金融商品）の、匿名取引のための自 動マツチングシステムを公開している、このシステムは、１つのホストコンピュ ータが、システム内に存在する全ての取引可能な取引商品、クレジット情報、種 々のピッド、オファ−から成る中央データベースを維持管理しているものである 。ホストコンピュータは、活況ピッドとオファ−を、相手当事者との間の相手当 事者総クレジット限度を含むマツチング基準を基に、可能性のあるマツチング取 引、プライス、有効量とマツチングするために、中央データベースにある情報を 利用している（あらゆる一時的な“ヒツトピット”と“ティクオファ−”取引を 実行するときも同様）。その結果、各顧客サイトが設定され、続いてそれぞれの 可能性のある相手当事者に対するクレジット限度を変化させあるいは設定し直す ことも可能である。このクレジット限度は、ホストコンピュータが、可能な当事 者のペアのそれぞれに対する対当事者総クレジット限度を設定するために利用さ れ、また、第１の当事者から第２の当事者へ、第２の当事者から第１の当事者へ の残りのクレジットの最小量（初期クレジット限度からすでに実施されたあらゆ る適用可能な取引分を差し引いたもの）に等しい。取引が、適用可能な総クレジ ット限度を越えたある関連する値を有する場合は、ホストコンピュータは、与え られた可能性のある当事者のペアにおけるその他の適当なマツチング取引の完結 を阻止する。このようなシステムにおいて、種々の顧客サイトのコンピュータ（ キーステーション）は、単に、中央コンピュータにおいて入手可能な情報の制限 された部分のみ、例えば、あらかじめ決められた最適ピッドとオファ−の数、コ ミュニケイトクレジット、その他のホストコンピュータが取引を実施するために 必要な情報等を保持し表示するだけとなっている。しかし、当事者の匿名性を保 持しようとする場合、顧客サイトは、それらの可能性のある相手当事者により設 定されたクレジット限度や、その取引が遂されるまでは、ある特定の取引の他の 当事者の身元確認情報にも、アクセスすることはない。 従って、従来のシステムでは、内密の相手当事者のクレジット限度データは、中 央ホストコンピュータによりリアルタイムに保持され、取引マツチング処理の一 部として利用されていた。その結果、各顧客サイトは、１つあるいはそれ以上の 匿名の相手当事者から表示されたプライスについて買うか売るかの委託前に、現 在表示されているあらゆるピッドやオファーに応じることが事実適当であるかど うかを決定することはできない。顧客サイトは、テレコミュニケーションライン により、中央ホストコンピュータと接続されている。ホストコンピュータは、内 密のクレジット限度データを供給する当事者による直接制御は受けていない。従 って、ホストコンピュータは買い手と売り手との間にマツチングが見出されるま でクレジット情報を利用しないが、クレジット情報への非公認なアクセスのため の可能性のある機会を供給する。 結果として、取引者のスクリーンに現在表示されている最適なプライスで取引が 実施されるまで、従来技術の匿名マツチングシステムを使用しているその取引者 は、そのスクリーンに現在表示されている最適なプライスをオファ−（ピッド） している匿名の相手当事者に対し、クレジットがあるかどうか、クレジットを拡 大したいのかどうか、従って、表示されたプライスを売り買いしようとするいか なる試みも、システムにより、そのようなりレジットが足りないために結局は無 効にされるのかどうかも知ることはできない。 発明の要約 本発明の全体的な目的は、可能性のある相手当事者の匿名性と、匿名の可能性の ある相手当事者により強いられたどんな特定なりレジット制限であってもその秘 密性とを維持しながら、各顧客サイトにおいてそのとき取引きするのに適当な相 手当事者からの最適なピッドとオファ−を認識することができる匿名取引システ ムを提供することである。 その結果、各顧客サイトでは、可能性のある相手当事者の制限されたクレジット 情報のみを供給すればよく（例えば、１ビツトのフラグで、あらかじめ定められ た限度がすでに越えてしまったかどうかを示す）、金融商品のある特定なタイプ に対するピッドあるいはオファ−のそれぞれは、その特定の金融商品を取扱うあ らゆる取引者へ提示するために、匿名な”ディーラプル“プライスを計算する前 に、システムにより、その制限されたクレジット情報の共用性はあらかじめ選別 すればよい。 本発明の好ましい実施例において、選別は、可能性のある取引についての２件の 可能性のある相手当事者間のクレジットが残っているかどうかを決定するための 単なるチェックであり、従って、ピッドあるいはオファ−がある特定の顧客サイ トに送信される前に、単なるイエス／ノーによる公認マトリックスを利用して遂 行すればよい。 好ましい実施例によれば、このような公認マトリックスは、分散処理されるコミ ュニケーションネットワークの複数の局ノード（”分配ノード“）のそれぞれに 保持されている。また、このような分配ノードのそれぞれは、その顧客サイト（ アクセスノード）とそれぞれに対応する常時確立されているネットワークのリン クにより接続されていて、包括的な最適プライスに加えて注文された“ディーラ プル”なピッドとオファ−の値を含む市場情報を分配すようになっている。 特に、この好ましい実施例によれば、ある特定の顧客が可能性のある相手当事者 のそれぞれについて、どれだけクレジットを拡張したいかを示す機密に属するク レジット限度データは、その特定の顧客にのみ関連するアクセスノードにて保持 されている。そして、特定アクセスノードに関連するエンティティ　（例えば、 取引者、取引フロア、あるいは銀行）がある特定な相手当事者とビジネス取引を 行いたいかどうかのイエス／ノーの指示のみ、コミュニケーションネットワーク の他のノードに送信される。 適切な局ノードのコンピュータ（すなわち、特定顧客サイトおよびまたは特定相 手当事者に最も近接する分配ノード）のそれぞれにより受信され、処理されたデ ータをより制限するために、ある特定アクセスノードとある特定相手当事者との 間のクレジット状態の変化のみ（すなわち、クレジットがもはや有効ではないと か、クレジットは有効であるということ）、分配ノードに送信する。すると、両 者とも異なる分配ノードに関連する２件の顧客間の取引にのみ関連するあらゆる クレジット状態情報は全て無視され得る。 現在意図しているところのシステムの好ましい実施例は、２つの適用可能な制限 のいづれもが、相手当事者の特定ペアの間において、まだ上回っていない場合、 システムは、“ディーラプル９な取引としてピッドとオファ−の全てを表示する 。しかし、顧客サイトにおいて、後続する取引実行／確認処理の間の結果として 生じる、あらゆる買いあるいは売り取引の上限部分の全てをブロックすることは 許される。代わりに、下限を設定する当事者あるいは下限が設定される当事者の 選択により、取引全体は実行され得ても、あるいは、取引全体はブロックされ得 てもかまわない。第２の選択肢として、公認マトリックスが、ある特定の可能性 のある相手当事者からのクレジットをすでに使い果たしてしまったかどうか単に 示唆するのに加えて、あるいはそれに代わって、あらかじめ定められた゛標準” 取引総量を実行し続けるのに十分かどうかを示すものであってもよい。このよう な変形実施例において、それぞれの取引者に２つの”ディーラプル”プライスを 表示してもよい。すなわち、２つの”ディーラプル”プライスとは、１つは、少 なくともあらかじめ定められた”標準”総量が有効であるもので、２つめのプラ イスとは”スモール”総量が有効であるものである。 現在意図しているところの局ノードのそれぞれが、取引者が取引するに適当な相 手当事者からのあらゆるプライスにおいて、あらかじめ定められた最小量が有効 でない可能性の薄い市場を示す”スモール”インジケータとともに、最適カレン トプライス（あらかじめ定められた最小量があらゆるクレジット制限から独立し て有効であるもの）と最適ディーラプルプライス（少なくとも制限されたクレジ ットが、少な（とも相手当事者の一方がピッドあるいはオファ−を唱える双方に 基づきおそらく有効であるもの）の両方を送信する。しかし、それにもかかわら ず、少ない方は、１件またはそれ以上のそのような適当な相手当事者から有効で ある。そのような、あらかじめ定められた最少量が有効であるかどうかの決定に おいて、システムは１つ以上のプライスにおける１つ以上のメーカーからなる混 成取引を考慮してもよい。その場合、表示されるプライスは、そのような混成取 引の最適のなかに、ほとんど有利でないプライスが含まれていることが好ましい 。 他の実施例において、システムは、プライスを表示する際、そのような混成取引 は考慮されていないが、可能性のあるマツチングとして、最適プライスでもっと も古い気配値をまだ認識している。それによって、取引者に少ない方のサイズの あらゆるプライス有利の利益を与えている。 好ましい実施例の他の特徴によると、他のすべての取引フロアで”最良ディーラ プル”あるいは”通常ディーラプル”として表示され得る公開気配値を有する、 少なくとも最初のメーカーは、その者のピッド（オファ−）の気配値が、自動的 に、共通のクレジットが存在する少なくとも１の可能性のある相手当事者に最良 プライスとして有効であると警告され、従って、いつでもヒツト（ティク）され 得る。同様に、少なくとも気配値を唱える者が唱えたピッド（オファ−）の気配 値が、少なくとも１の取引フロアにおいて現時点で最初の最良気配値でない場合 、従って、その取引フロアの取引者によりすぐにヒツト（ティク）されやすいと き、その者は、好ましくは、その者の気配値は他の取引フロアからのそのような ”最良ディーラプル”あるいは”通常ディーラプル”プライス１ごジョイン”　 （すなわち、後に等しいプライスにすること）するようにも警告される。 好ましくは、本発明の他の特徴によると、システムは、気配値が”改善”された かどうかも決定する。すなわち、少なくとも１の可能性のある相手当事者につい て、もはやディーラプル気配値（あるいはそのような気配値とジョインされた） とみなさない。この場合、取引者の判断により、システムは自動的にそのような 改善された気配値を破棄する。 本発明のさらに他の特徴は、表示されたディーラプルプライス（”スモール”イ ンジケータが伴わない場合）は、少なくともあらかじめ定められた最少量（前記 したように、１以上のソースからのスモールサイズの混成、あるいは、常に１の ソースのみから通常サイズを反映させたもので、システムのデザイン、トレード オフおよびまたは取引者の好みによる）とプライスのみに有効で、量は表示され ない。しかし、通常量に対する最良ディーラプルプライスが最良スモールプライ スよりも大きい場合、それぞれの取引者は、２つのそのようなディーラプルプラ イスのうちどちらを表示するかオプションとして選択してもよい。 表示されたプライスと等しいかあるいはそれよりもよい公開気配値を有する相手 当事者に関連する累積的に適用されるクレジット限度を越えた量で”買い”ある いは１売り”が行なわれ、従って、完結された取引が取引者が希望したものより も少ない累積量であったとき、取引者は、好ましくは、そのとき、”差額の算出 ”のオプションを有する（このとき、システムは自動的にピッド／オファ−の差 異を生成する）。 本発明のさらに他の特徴によると、取引者が行なったディーラプルプライス情報 や一連の取引の詳細における変化は、選択的に、取引者のターミナルで電子的に 音声化され、取引者に可聴される。一連の取引の簡潔な内容も同様である。例え ば、ディーラプル”買い”プライスに変化が発生したときはいつでも、そのプラ イスの最も重要でないデジットは、電子的にテキストに変換され、さらに従来技 術の音声合成回路を用いてデジタル音声に変換される。 データの処理や分散に関する上述の説明は、それらが瞬時に処理されているよう であるが、前記システムのタイプに固有のいくらかの遅延が生じる場合も有効で ある。従って、その結果、ある特定な処理ノードから入手できる情報が、常にシ ステムで入手できるうちの最新の情報を反映しているとは限らない。しかし、少 なくとも、好ましい実施例において、ディーラプルプライス情報の表示における そのようなあらゆる遅延量は、コミュニケーションネットワークの変化のみを送 信することにより、また、ディーラプルプライス情報を異なる取引フロアおよび または異なる通貨で計算するようパラレルに操作する複数の処理ノードにより、 また、処理ノードのそれぞれとそれと関連する取引フロアとの間にそれぞれ提□ 供されたコミュニケーションリンクにより、ある許容範囲内に保たれている。 図面の簡単な説明 本発明のその他の目的および特徴は、添付の図面によるところの本発明の好まし い具体例の記載から明らかであろう。 図１は、コミュニケーションネットワーク全体を、種々のワー クステーション、処理ノードとともに示す。 図２は、取引者の買い／売りディスプレイを示す。 図３は、取引者の気配値ディスプレイを示す。 図４は、取引者のプロファイルディスプレイを示す。 図５は、ディーラプルプライス情報を生成して、各取引者に分散するためのコミ ユニケージジンネットワークのメツセージフローを示す。 図６は、公認マトリックスを示す。 図７は、ディーラプルプライスがどのようにして計算されるのかを示した機能的 なフローチャートを示す。 好ましい実施例の詳細な説明 ここで説明する実施例において、取引システムとは、引受銀行（顧客サイト）の 取引フロアに設置され、それぞれに割当てられたワークステーション（”ｗｓ” 　）を有する取引者による外貨の大きいブロックの売り買いを容易にするコミュ ニケーションネットワークを有する電子仲買システムである。 図１において、各顧客サイトは、取引記録、クレジット限度、その他その取引フ ロアにのみ関連した機密情報を保持するフロア管理装置の制御のもと、それぞれ に割当てられた顧客サイトコンピュータ（”市場アクセスノード”あるいは”Ｖ ＡＮ”）を有する。各取引フロアに関連するＷＳとＭＡＮは、従来技術である自 己回復機能を有するＤＥＣ社のＶＡＸネットワークにより、近接する分配ノード （”市場分配装置”あるいは”　ＭＤ”　）コンピュータに接続されている。こ のＭＤは、通常、ある特定のシティ−（あるいはその他の地域範囲）の１あるい は１以上の関連するＭＡＮに常に接続されたコミュニケーションリンクを通じて カレント市場データを分析し、分配し、また、コミュニケーションネットワーク の管理機能をも提供し得る。本発明に必須ではないが、ＭＤのグループは好まし くは、共通の取引領域処理ノード（“仲裁ノード”あるいは”ＡＲＢ”）により 補助される。ＡＲＢは、中央集中的にあるいは地域的に、その機能（すなわち、 買手と売手との間の可能性のあるマツチングを認識したり、その他の２以上の顧 客サイトの組合せを必要とする”取引マツチング処理に関するもの）を実施すれ ば、コミュニケーションネットワークを最大限に効率よく利用できる。一方、Ｍ Ｄは、その機能（すなわち、顧客サイトのそれぞれについて個々のディーラプル プライス情報を生成することなど）を、分散処理ネットワークにパラレルにすで に実装されていて、局部的にあるいは個々の顧客サイトに近接した範囲で実施す れは、コミュニケーションの利用を最大限に効率よく行なえる。 この点について、２以上のＡＲＢを有することが好ましい。 それぞれのＡＲＢは、そのＡＲＢの受け持つ取引領域の市場メーカにより始めら れた取引についての第一の責任を有し、その取引領域の全てのＭＡＮとＭＤに接 続され、さらに、他の取引領域のＡＲＢにもコミュニケーションネットワークに より常にリンクされている。取引の大多数において、メーカとティカーの両方が 同一の取引領域内にあって、従って、直接同一のＡＲＢにリンクされているので 、他のＡＲＢとのコミュニケーションもなく、可能性のあるマツチングを認識し たり、最終実施を調整したりすること、さらには、同時に、その他のＡＲＢが同 時に他の領域の他の取引者に関連する取引を処理してしまうことが懸念されてい る。種々のＡＲＢを互いにコミュニケーションリンクで常に接続しておくことは 、通常はメーカのＡＲＢに直接リンクできない遠隔取引領域のティカーとの取引 を容易にするだけでなく、他の取引領域の全ての取引者に対し、気配値を送信で きる効率のよいコミュニケーションネットワークを提供する。好ましくは、種々 のＭＤＳＭＡＮ、ＡＲＢのそれぞれは、”コンピュータネットワークにおけるド ーマント・シブリング・コンピュータの活性化”とタイトルされた米国特許出願 に記載のネットワークですてに接続されているローカルバックアップが提供され ている。この特許出願は１９９０年１１月９日ファイルされ、シリアル番号は、 ０７／６１２．０４５１である。しかし、コミュニケーション資源の無駄使いと はいえ、１つの取引地域のＭＡＮとＭＤとの間に一時的なコミュニケーションリ ンクと、遠隔取引地域にＡＲＢを設けることも可能である。その結果、リモート ＡＲＢがローカルＡＲＢの緊急バックアップとして機能し得る。どのような場合 でも、システムは、ローカル（ＭＤ）と領域（ＡＲＢ）処理ノードのそれぞれに 保持されているローカルデータベースの矛盾を検出し、他のノードにストアされ ている対応するデータから欠けているデータや疑わしいデータを再生するセルフ テスト機能および再初期化機能を有することが望ましい。 ノード間のコミュニケーションリンクは常設的（２つのネットワーク構成要素の 間を無期限で維持しているもの）であろうと一時的（短時間だけ動的に設定され るもの）であろうと、それらは、”論理リンク”であることが好ましい。論理リ ンクだと、同一の論理リンクにおいて、ある順番に送信されたメツセージは、そ の相手にもその順番どおりに受信されるよう保証されているからである。さらに は、コミュニケーションネットワークは、これらの論理リンクを介して送信され るメツセージには誤りがないことを保証するために十分な誤り検出機能、誤り回 復機能、および、ネットワークの自己回復機能を有するものが好ましい。 要約すると、各ＭＡＮは、種々の取引フロアを接続する有効なコミュニケーショ ンネットワークにより、その他のＭＡＮに接続され、ＭＡＮには、多くの処理ノ ード（好ましくはＭＤ、ＡＲＢの形態をとるもの）が付加されていて、気配値や 他の市場データを分配しやすくしたり、適当な買手と売手および適当な市場メー カのマツチングによる取引を実行したり、それらが、その取引を完結するか中止 するがするまでその取引をモニタして取引を実行したりする。この間、ＭＡＮは 、完結された取引を記録したり、相手当事者の取引フロアには以前有効であった クレジット限度を更新（アップデート）したりするような、取引フロアの特定タ スクをも受け持っている。 取引者ＷＳ、ＭＡＮ、ＭＤＳＡＲＢの構成と機能を、次に詳細に説明するが、シ ステム内において、市場メーカから可能性のあるティカーに気配値（ピッドおよ びオファ−）を分配するために、それらがどのように作用しあっているのかを特 に詳しく説明する。従来技術においては、そのような気配値は、それぞれの通貨 ペア（あるいは、その他の金融商品のタイプ）について、単に１またはそれ以上 の公的な最良プライスという形態で各取引者に通知され、それから市場メーカに よりオファ−されている。このとき、メーカや可能性のあるティカーにより設定 され、いかなる取引も遂行されなくなる内密のクレジット制限は考慮されていな い。しかし、本発明によれば、各取引者は、私的なディーラプルプライスを受け 取り、システムは、ディーラプルプライスが表示されたＷＳの取引者が、表示さ れたプライスが発生したところの匿名市場メーカと取引することを妨げるクレジ ット制限がないものをあらかじめ選別する。 図２から図４において、各ＷＳは１の取引者が１の通貨ペアを取引するのをサポ ートする。そのディスプレイは、従って、標準的な取引者が匿名仲買システムに よって通貨ペアを取引するに必要であろう情報のみを含む１あるいは２のパネル を提供する。しかし、ＷＳのディスプレイのブランク部分は、明らかに、その他 の通貨ペアおよびまたはその他のタイプの取引に関連する他のデータのために利 用され得る。さらに、表示されたパネルは、他の情報分配および取引処理システ ムからのデータを表示する、より大きなディスプレイ内の１つのウィンドウであ ってもよい。 図２は、取引者の買い／売り表示パネル１０を示したもので、これは、電子仲買 システムと個々の取引者との主要なインタフェイスを提供するものである。表示 の最上部には、通貨ペア１２が示されている（図において、ベース通貨はＵＳド ルで、ローカル通貨はドイツマルクである）。最上部の右側ニは、”バリューデ ート”　（支払いのためのあらゆる結果的な取引が予定されている日付）１４が 示されている。その下のラインに示されているものは、（左から右に）まず、′ 売り”　（”ピッド”）気配値の”数字”　（最上位から３．４桁）１６は、習 慣的にベース通貨の１単位（例えば、ＵＳドル１．００）につきローカル通貨の 単位で表される（例えば、ドイツマルク（ＤＭ）１．７２）ものである。次に２ つの追加された桁１８．２０（通常”ピップ”を示す）は、それぞれ、表示され た”最良”ピッド”および”オファ−”の最下位の２．３桁を反映している（す なわち、少なくとも１の匿名市場メーカがそのプライスでローカル通貨を買おう としている最良のプライスと、少なくとも１の匿名市場メーカがそのプライスで ローカル通貨を売ろうとしている最良のプライス）。そして、”数字”２２は、 ′最良”オファ−値である。 市場メーカは常に、同一商品について、売ろうとしているプライスより低いプラ イスで購入したがるもので、従って、その者のピッド値は、その者のオファ−値 より低い値となっている。さらに、取引システムは、１のメーカからのピッド値 とそれと等しいかあるいは低い他のメーカからのオファ−値とを”自動マツチン グできることが好ましい。このとき、この２のメーカは互いに十分なりレジット を有することが前提である。よって、表示された”最良プライス”１８．２０は 、通常オファ−値がピッド値と等しいかあるいは高いことによるスプレッド値を 反映している。しかし、時には、その２のメーカのクレジットを有する第３者が １のメーカからのオファ−値よりも低い値で買うことができ、その一方のメーカ へより高いピッド値で売りができる”仲裁機会”も反映し得る。 さらに、１の市場メーカが常にローカル通貨の等しい量についてピッドおよびオ ファ−の両方の気配値を唱える必要はない。また、ピッド（あるいはオファ−） 値が売手（買手）に受け入れられると、そのメーカからのあらゆる対応するオフ ァ−（あるいはピッド）値は自動的に回収される（好ましくは取引者の選択によ る）。従って、ピッド値を除いてオファ−値のみが（その反対も可能）最良プラ イス″１８．２０としてディスプレイの最上部に表示され得る。 現在意図するところ、表示された最良ピッドおよびオファ−値１８．２０は、そ れぞれ、単一ソースからの少なくともあらかじめ定められた通貨の量（例えば５ 百万ＵＳドル）について有効である。そのような量は２以上のメーカと２以上の プライスによる合成取引において表示されたプライスに有効であるはずだからで ある。少なくとも、取引の一部分は表示された最良プライス１８．２０よりもよ いプライスで実行されることが可能である。 本発明によると、”ディーラプル”ピッドおよびまたはオファ−値は、他の取引 フロアのピッドあるいはオファ−からのみ入手されたもので、その取引フロアは 、可能性のあるメーカから可能性のあるティカーへの、その逆も同様であるが、 少なくとも残りクレジットのわずかなレベルをあらかじめ遮蔽される。そして、 少な（ともディーラプルプライスの一部の”　ピップ”　２４．２６は、目立つ ように表示され、あるいは可能性のあるティカーに通信される。 図において、関連するティカー（およびその者の取引フロアのＵＳＤ／ＤＥＭ取 引者）は、従って、ドイツマルク（′″ＤＥＭ”）を１ドル（”ＵＳＤ”）あた り、１．７２１０のピッドレートで売ることに適している。あるいは、１ドル当 り１．７２１７のオファ−レートで買うことに適している。 そして、システムはすでに、表示されたディーラプルプライス２４．２６は、取 引者が現在取引に適しているところの１あるいはそれ以上の匿名メーカから有効 であることを確認している。また、これらの適したメーカは、少なくとも表示さ れた最良プライス１８．２０を決定するのに使われたはずの特定ローカル通貨の あらかじめ定められた最少量に等しいものを売ろうと（あるいは買おうと）して いる（前述したように、取引者の好みおよびまたはデザイントレードオフに依存 して集合的か個人的かのどちらかである）。従って、”通常”表示されるディー ラプルプライス２４．２６は、表示される最良プライス１８．２０よりもよいこ とは決してない。最良プライス１８．２０よりも悪い場合、それは、取引者はク レジット制限のために、そのとき論理的には有効であった最良プライスを得るこ とが禁じられたことを示す。実際、クレジットは双方に設定されるので、１のメ ーカ（あるいは複数のメーカ）が最良プライスの裏で、その特定メーカについて いかなるクレジットも現在拡張していない取引フロアについてのみクレジットを 拡張させることが可能である。従って、あらゆる顧客サイトの取引者は誰−人と して表示された最良プライスに等しいディーラプルプライスを見ることはできな い。 前記した意味あいから最良プライス１８．２０はディーラプルプライス２４．２ ６に十分接近していて、数字１６．２２には、影響されないであろうと推定され る。そうでないならば、表示される数字が、それに対応する表示されるディーラ プルプライスの最上位の数桁に対応するようにすることが好ましい。最良プライ スの”ピップが対応する表示された最下位桁より悪いとき、対応するディーラプ ルプライスの数字が最良プライスを得るために少な（とも１桁をインクリメント あるいはデクリメントされたことは明らかである。 さらに、最良プライスがあるとき、通常ディーラプルプライスとして現在表示さ れているものよりよいプライスで、少なくとも少量が、１あるいはそれ以上のメ ーカから有効であり得る（あるいは、そのプライスが表示された後に、それより もよいプライスが有効になる。しかし、ティカーが買いあるいは売り要求処理を 行なう前である。）このとき、取引者は現在表示されているディーラプルプライ スよりいくらかよい事実上の平均プライスを受け取るか支払うことになる。これ は、システムが、よりよいプライスが生じたところの第２のメーカとの単一取引 を実行しているか、第２のメーカと表示されたプライスが生じたところのメーカ との合成取引をしている場合である。 通常ディーラプルプライスの代わりに、スモールプライスが表示されてもよい。 好ましくは、２８のようなものにより（例えば、文字”Ｓ”により）認識される ようにしたものがよい。このスモールプライスは、取引者が現在取引に適してい るメーカからのいかなるプライスにおいて、比較的少量が集合的に有効である点 で通常ディーラプルプライスと異なる。 例えば、取引サイズが百万ドル単位で表されたとき、最良プライスと通常取引プ ライスは、それぞれ少なくとも５百万ドルの可能性のある総計の値（必ずしも全 て同一の取引者からである必要はない）の有効取引を示している。一方、スモー ルプライスは、百万ドルと４百万ドルとの間の最大の可能性のある値の有効取引 を示している。 オプションのなかで、取引者プロファイルパネル（図４参照）を通じてそれぞれ の取引者に有効なものは、上述したディーラプルプライス、すなわち、少なくと も前述したあらかじめ定められた最少量に役立つもの（例えば５百万ドル）か、 わずかな最少量（例えば百万ドルのみ）でさえも取引者に有効な最良のプライス である最良ディーラプルプライスのどちらかを表示する能力である。 好ましくは、取引者は、あらかじめ、その者の取引者プロファイルスクリーンを 使って取引量のデフォルト値を特定し、取引者が要求した取引プライスのデフォ ルト値として機能するディーラプルプライスを表示する。従って、取引者は、単 に、スクリーン上の買い（Ｂｕｙ）ボタン３４あるいは売り（Ｓｅｌｌ）ボタン ３６を作動させることにより、迅速にしかも正確に、新しいディーラプルなピッ ドあるいはオファ−値に対応する。このとき、ディスプレイはタッチパネルの機 能を呈するか、あるいは、”マウス”やその他のポインティングデバイスを具備 していることが前提である。代わりに、取引者は、種々の機能を分担されたファ ンクションキー、およびあらかじめ定められた種々の取引サイズを分担されたサ イズキーを、その他の従来からの数に関するタブやカーソルキーとともに具備さ れた小型カスタムキーバッドも使うことができる。所望の量３０．３２は表示さ れたディーラプルプライスが有効でない場合、さらに詳しくは図３、図４を参照 して説明するが、あらゆる見過ごされた量は、後続のピッドあるいはオファ−の ”差額の算出”の主体となり得る。 いかなる場合も、システムは、ディーラプルプライスを承諾した取引者には、デ ィーラプルプライスの裏”にある（すなわち、ディーラプルプライスと等しいか 、あるいはそれよりもよい）適当な相手取引者からのいかなる表示されないスモ ールプライスの利益をも与える。この場合、買いあるいは売りの要求は２つの取 引として実行される。一方は表示されないスモールプライスに、もう一方は表示 されたディーラプルプライスにである。 前記したように、取引は、電子制御される。ピッド値がオファ−値と等しいかあ るいは大きい場合、システムがあらかじめ取決られた取引規則に基づき２の取引 者との間のプライスの相違を割当てることにより、その２のピッドとオファ−は 通常自動的にマツチングされる。従って、表示されたビット値１８．２４が、表 示されたオファ−値２０．２６より大きくなることはあり得ない。しかし、２の 取引者がクレジット限度のため互いに取引が禁止されたが、第３の取引者に対し ては、どとらも自由に取引が行なえる場合、その第３の取引者には、仲裁機会が 提供されることも可能である。 ディーラプルプライス２４．２６がその取引者自身（あるいは、同一フロアの他 の取引者）から生じている場合、その取引者は、そのことをディーラプルプライ スとしてその者のプライスを表示されることにより警告されることが好ましい。 この警告は、視覚で判別できるような形態で、しかも、対応する買い（Ｂｕｙ） 売り（Ｓｅｌｌ）機能３４．３６は、オプションとして禁止されることが好まし い。このようにして、その取引者の取引フロアはその中での取引を事実上禁止さ れ得る。 本発明の他の特徴として、表示されたプライスデータはオプションにより音声化 することもできる。すなわち、表示されたプライスに変化が生じたときには、数 値データは電子的にテキストに変換され、続いて、従来技術の音声合成回路を使 ってデジタル音声に変換される。このとき、”ディーラプル”気配値の”ピップ ”のみを音声化することが望ましい（そうでないと、広く拡散されるため、この 値はあいまいな値になってしまう）。その結果、取引者は、意味もない情報に攻 撃されることがない。従って、音声化された情報は、取引者により始められたあ らゆる最近の気配値の状態変化とともに、通常、表示されたディーラプルピッド およびオファ−値の最下位から数桁（ピップ）のみを含む。典型的な取引のシナ リオと、結果的に生じる音声化コミュニケーションを表１に示す。 図３は、取引者が他の取引者からめられた取引に反応するだけの受動的な役割を 行なうことに満足できないで、どちらかというと市場メーカの役割を行いたいと きに、ディスプＩノイをどのように変化させるのかを示したものである。この場 合、メーカ“気配値”パネル４０は、図２のティカー”買い／売り”パネル１０ の下に表示される。その結果、取引者は、２つのパネルの間で、ポインティング デバイスやアルファベットと数字を組合せたキーボードの各キーを用いることに より、メーカおよびティカーの両方としてふるまえる。数字４２．４４、ピップ ４６．４８は、ティカーパネルの場合と同じ機能を有し、それぞれのイニシャル 値を現カレント最良プライスから取る。図２では、ピッド情報は左側に、オファ −情報は右側にある。プライス情報のすぐ下には、取引者に、ピッドおよびオフ ァ−に関連した量４８．５０が示され、このは習慣的に百方ＵＳドルの単位で表 現される。メーカパネルが最初に表示されるときは、これらの量は取引者の個人 取引プロファイルで設定されたデフォルト値（１０，１０）をとる。取引者は、 メーカパネルに表示されたあらゆる”ピップ”や”量”の総量を数字キーボード を使い、エンターキーを操作しながら、フィールドからフィールドからに移動し て変更できる。それ以外にも、マウスやその他のポインティングデバイスにより フィールドを選択して異なる数字データを入力することもできる。このとき、１ 回のクリックは１ピツプの増加を示し、ダブルクリックは１ピツプの減少を示す 。 取引者が満足のいくように、表示された数字情報を変化させると、送り（ＳＥＮ Ｄ）ボタン５２をマウスや従来がらのタブキーやエンターキーを用いて作動させ るか、あるいは、取引者のキーボードに具備されたセンドキー（図示せず）を使 うことにより、ピッド／オファ−の両サイドの気配値メツセージ（気配値提示、 図５参照）を送る。オプションとして、取引者は、送り（ＳＥＮＤ）ボタン５２ の代わりに、ピッド（Ｂ　ｉ　ｄ）ボタン５４あるいはオフｙ−（Ｏｆｆｅｒ） ボタンボタン５６を使うことにより、単一サイドのピッドあるいはオファ−を送 ることができる。気配値が送信されると、オプションとしてのタイマー（図示せ ず）が視覚を通じであるいは聴覚を通じて、あらかじめ定められた提示時間が経 過したことを通知するようにしてもよい。さらに、取引者は、その取引者プロフ ァイルパネル（図４）に、オプションとしての自動気配値中断を特定するように してもよい。これにより、あらかじめ定められた最大提示時間が経過すると、気 配値は破棄される。取引者は、いつでも、その取引者のそのときの気配値をオフ （ＯＦ　Ｆ）ボタン６０を用いて破棄してもよく、その上で、その取引者は新た な気配値を構成し、送るようにしてもよい。 好ましくは、図７を参照して説明するように、システムが、それぞれの可能性の ある相手当事者に表示されるディーラプルプライスを決定するため、気配値と、 あらゆる関連のあるクレジットプレスクリーン情報を使うと同時に、システムは 、カレント気配値が、双方のクレジットが現在存在するあらゆる可能性のある相 手当事者に有効なディーラブルプライス（最良ディーラプルあるいは通常ディー ラプルのどちらか一方）に等しいかどうかをも決定する。等しいなら、その気配 値を唱えた者に、表示されたプライスは、他の取引フロアからのその取引サイズ （通常あるいはスモール）の他のいかなる有効な気配値より時間の優先度が高い と警告され、その表示されたプライスは、すぐに、ヒツト／ティクされ得る（″ レッドディーラプル”気配値、好ましくは、赤いバックグランドで表示される） 。あるいは、その表示されたプライスは、他の取引フロアからのそのようなレッ ドディーラプル（通常あるいはスモール）気配値と等しい（′ジョイン”された 気配値、好ましくは、；サインとイエローバックグランドで表示される）。 図４に示すように、各取引者は”取引者プロファイル”スクリーン７０を呼び出 すことができ、その者のカレント取引通貨７２を選択し、通常あるいは最大取引 サイズ７４．７６やプライス　タイム　リミット７８の個人的なデフォルト値を 設定したり変更したりできる。また、好みに応じて、部分的に取引された（有効 サイズの部分のみ適格な相手当事者とマツチングされた）あるいは改善された（ 双方にクレジットがいまだ存在するいかなる可能性のある相手当事者に現在有効 なそのサイズの最良ディーラプルプライスに等しくない）気配値をキャンセルす るような、オプションとしての自動取引プロトコル７８も設定したり変更したり できる。前述したように、取引者は通常８０、最良８２デイーラプルプライスも 選択してもよい。また、システムは取引者に、取引者が特定量を表示されたディ ーラプルプライスで買いあるいは売りを行い、取引の全部（”全体的”）あるい は一部（”部分的”）を見逃した場合、自動的に”差額の算出”をする際、種々 のオプション８２を提供する。選択された特定オプションに依存して、取引者が 所望の全部の量を買うことができないとき、所望の量と実際に取引された量との 差に等しい量について、システムは最終的なディーラプル　オファ−プライスで ピッドを自動的に生成し、送信する。 さらに、フロア管理責任者（好ましくは、内部セキュリティの理由で、いかなる 取引上の責任を負わない銀行従業員）は、その者専用のＷＳを有し、そのＷＳは 、その者の管理下の取引者同士で互いに取引を行なわないようにするオプション を含むフロア　プロファイル　スクリーン（図示せず）を有している。さらに、 指定の相手当事者とその取引フロアの全ての取引者により実行され得る取引の最 大累積値を表す適当な相手当事者それぞれに対する最大ビジネス　ディ　クレジ ット限度を有する。代わりに、システムは、関連する取引フロアからの取引を組 合せる。この場合、フロア　プロファイルは、取引フロアあるいは取引フロアの グループのそれぞれについての単一クレジット限度を有する共通のクレジット機 能を単に認識するだけである。フロア管理責任者は、警告パーセンテージをも選 択する。この警告パーセンテージとは、システムが警告メツセージを管理責任者 や与えられたフロアの全ての取引者に、ある特定相手当事者がその有効クレジッ トにある特定パーセンテージを使っていることの警告メツセージを発するときに 用いるものである。この場合、取引者はその取引対策を変えようとしてもよいし 、およびまたは、フロア管理責任者は適用クレジット制限を上げるよう選択して もよい。 図５は、各取引フロアへのカスタマイズされたディーラプルプライス情報の分配 に関する電子メツセージのフローを示したものである。取引フロアＡｌａのＷＳ Ａｌａｌの取引者は、その者の気配値（市場メーカ）パネル（図３）を使って気 配値提示メツセージを生成し、１．７２１５で買うピッドと１．７２１６で売る オファ−という形態で、その取引フロアのＭＡＮ　（ＭＡＮ　Ａ１　ａ）に送信 する。次に、ＭＡＮでは、気配値提示を２つの公開気配値として記録する（単一 サイドの気配値のときは１つ）。そして、その気配値提示メツセージを、メーカ の取引フロアＡｌａｌを含む地理的な取引領域に割当てられたメーカの仲裁ノー ド（ＡＲＢ　Ａ）に送信する。次に、ＡＲＢＡは、有効ピッドのオーダリストと 有効オファ−のオーダリストを関連した通貨ペアのためにアップデートし、レシ ートのプライスと時間によりそれぞれランク付けされる（好ましくはメーカのＡ ＲＢにおいて）。 そのリストは、購入あるいは売りにまだ有効であるローカル通貨の量（好ましく はベース通貨単位で表されている）を示すデータフィールドと、仲裁者により始 められ、メーカ及びティカーには確認されていない可能性のあるマ・νランクか ら起因するベンディング取引の完結あるいは失敗をベンディングしている仲裁者 により予約された量とを含む。それから、対応する気配値有効メツセージは、メ ーカＡＲＢ　Ａからその取引領域ＭＤ　Ａｌ、ＭＤ　Ａ２のＭＤ、その他のＡＲ Ｂに送信され、最終的には他の取引領域のＭＤＳＭＡＮにも分配される。 各ＭＡＮ　（例えば、ＭＡＮ　Ａ　１　ｂ’）は、その可能性のある相手当事者 （例えばＡｌａあるいはＡ２ａ）のクレジット状態がクレジット有効からクレジ ット無効に変化したとき、あるいはその逆も同様であるが、そのときはいつでも 、クレジットアップデートメツセージもその関連するＡＲＢ　（ＡＲＢ　Ａ）に 送信する。すると、ＡＲＢは、その影響を受けたＭＤや他の影響を受けたＡＲＢ に再び送信する。 ＭＤは、受信したクレジットアップデートメツセージの中の情報を用いて図６に 示すような公認マトリックスＰＭを保持する。マトリックスＰＭの列と行は、種 々の取引フロアＡｌａ、Ａｌｂ、Ａ２ａ等に関連している（他の取引領域のあら ゆるフロアも含む）。取引フロアの定められたペア（ＴＦｉ、ＴＦｊ）のそれぞ れには、ＴＦｉがＴＦｊについてクレジットをいくらか拡張したかどうかの示唆 が含まれている。 図に示した例において、ＴＦＡＩとＴＦＡ２の間には双方を基準に存在するが、 ＴＦＡＩとＴＦＢＩとの間にはクレジットは存在しない。ＴＦＡ２からＴＦＢＩ へ片方だけクレジットが拡張されたが、そ逆は同様でない（列ＴＦＢＩと行ＴＦ Ａ２との交点は１”と示されているが、列ＴＦＡ２と行ＴＦＢＩとの交点は”　 １”と示されている）。このマトリックスのメイン対角線から、列ＴＦＡ２、行 ＴＦＡ２の交点が”１”であることより、ＴＦＡ２のみがその取引者に、その内 部での取引を許可していることがわかる。好ましくは、各ＭＤは、その関連する ＭＡＮからのあるいはそのＭＡＮへの、システム内の他の可能性のある相手当事 者（ＶＡＮ）への拡張されたクレジットに関するデータのみを含む公認マトリッ クスの一部分のみを保持していればよい。したがって、図６の斜めのハツチング 示したように、マトリックス内にはいくらかのブランクがあり得る。 ＭＤは、気配値有効メツセージを用いて、有効ピッドとオファ−のそれらのオー ダリストをアップデートする。したがって、これらのオーダリストや上述の公認 マトリックスは、ＭＤが、影響を受けたＭＡＮへマーケットビューメツセージと して送信された各取引フロアについての別々のディーラプルプライスを計算する ために用いられる。これについては、図７を参照して後にさらに詳細に説明する 。さらに、ＭＤおよびまたはＡＲＢは、どの取引フロアからのどの気配値が”レ ッドディーラプル”力げジョイン”か”改善”かを認識するために同様な手続き を用いる。気配値が”レッドディーラプル”なのは、それが、１または１以上の 取引フロアで表示された”ディーラプル”プライスを基準（プライスが最良でし かもピッドあるいはオファ−が双方のクレジットがまだ有効である取引フロアか ら生じた時間）にしたときのみである。 一度”レッドディーラプル”気配値が認識されると、他の気配値は”ジョイン” 　（時間的に最初でないとき）あるいは”改善”　（プライスが最良でないとき ）のいずれかに分類される。 実際の取引が、公知の２段階コミットメントロラギング処理（説明せず）により 実行され、その処理で、各ＭＡＮが、その取引への他のパーティが、そのＭＡＮ に関連する取引フロアにより、全取引量を網羅するために、十分なりレジットが 拡張されたことを確認した後に、取引確認および取引確認ＯＫメツセージがメー カＭＡＮに記録され、そこからティカーＭＡＮに送信される。その逆も同様であ る。（そうでないなら取引は破棄され、量は削減される）。さらなる予防策とし て、メーカＭＡＮは、いかなる取引確認あるいは取引確認ＯＫメツセージも他の 取引フロアに送信される前に、気配値が中断されてないか、また、気配値が生じ たところのＷＳがオンラインされているかもチェックする（同様に、関連する各 ＷＳは、そのロッキングを実行し、他のＷＳと直接にコミュニケートする。しか し、これは、あらゆる後続の自動取引リカバリーあるいはロールパックを複雑に する）。適したロッキング、確認、リカバリー／ロールパック処理は、さらに詳 しく、１９９０年１１月２日にファイルされた米国特許出願でシリアル番号０７ ／６０８，６４３に開示されている。 そのタイトルは、”未承認オーダの自動リカバリー／ロールパックを具備する金 融為替システム”である。いかなる場合も、各ＡＲＢは、影響を受けたＭＡＮに より確認やキャンセルされていない可能性のあるマツチングの記録も保持してい ること、また、これらの可能性のあるマツチングはあらかじめ定められた時間内 で解決されないなら、同様な自動ロールパック／シカバリー処理が、影響を受け たＭＡＮにより保持されているログをもとにＡＲＢのログをアップデートできる ことが理解される（例えば、いずれかのＭＡＮがそれぞれのログに対応するエン トリーを有するならマツチングは自動的にキャンセル（ロールパック）されても よい）。 図７は、ＭＤがある特定取引フロアに現在有効な特定通貨のディーラプルピッド を算出する方法の可能な実施手段について説明したもので、マーケットビューメ ツセージの形態でその取引フロアに送信され得る。好ましくは、冗長な情報の送 信と、それにより生じる、コミュニケーションネットワークの過度の負荷を避け るため、これらのマーケットビューメツセージは、関連する取引フロアのディー ラプルプライスの変化に応じてのみ特定ＭＡＮに送信される。さらに、取引フロ アのＭＡＮが以前、アクティブ通貨ベアメツセージの中でそのＭＤに対するもの と確認したアクティブ通貨ベアに対してのみの情報を送信することはより効果的 であり得る。 図７において、ブロック１００で示したように、まず、ＭＤは、ディーラプルピ ッドとオファ−値を算出する、特定の取引フロアと通貨ベアを選択する（図７は ディーラプルピッド値の算出のみを示す。新たな取引フロアおよびまたは通貨を 選択する前に、同様な算出がディーラプルオファ−値についても実行される。） 。次に、ＭＤは、カウンタ、レジスタ、フラグ（’５ＰｓＱＳｓ）をリセットし くブロック１０２）、ディーラプルプライスＰの算出に利用される。 次に、カウンタｉで制御されるループが続く。このｉは、通貨ペアと取引タイプ （ピッドあるいはオファ−）に関連する特定のオーダ気配値リストのエントリー を指定するもので、その後処理が実行される。また、ループの始まりにインクリ メントされる（ブロック１０４）。すでに気配値リストの終わりに達していると きは（判断ブロック１０６でＹＥＳの分岐）、プライスＰの現在値および関連す るスモールフラグＳは取引フロアＴＦに送信される。そのとき、カレント通貨ベ アＣＰのインジケーションも送信される（前述したように、取引フロアに変化が なければ、その取引フロアへの通貨ベアについてのプライスおよびスモールフラ グの送信は要求されない）。しかし、気配値リストの終わりにまだ達していない なら（判断ブロック１０６でＮｏ分岐）、次の気配値ｉが読み取られ（ブロック １１０）、カレント取引フロア（ＴＦ）に対する公認マトリックスへの適切なエ ントリーとカレント気配値（Ｍｉ）がチェックされ、以前に拡張したあらゆるク レジットがすでになくなっていないかを判断する（判断ブロック１１２．１１４ ）。いづれかのエントリーが”０”　（有効クレジットでないことの表示）なら 、適用のリストの残りの気配値を処理するために、制御はループの始め（ブロッ ク１０４）に戻る。 しかし、公認マトリックスの適切なエントリーの両方が”１”　（カレント取引 フロアＴＦとカレント気配値Ｑｔが生じたところのメーカＭｉとの間に双方につ いて少なくともいくらかのクレジットが有効であることを示す）のとき、気配値 Ｑｉに関連するプライスＰｉは、プライスレジスタＰにロードされ、それに関連 する有効量Ｑｉは、量レジスタＱの、内容に加算される（ブロック１１６）。そ して、少なくともあらかじめ定められた最少量（例えば５）がカレント取引フロ アＴＦに有効かどうかを判断するためにテストが行なわれる（判断ブロック１１ ８）。そうでないないなら、制御は、ループの始め（ブロック１０２）に戻り、 処理が繰り返される。 あらかじめ定められた最少量が有効（ブロック１１８のＹＥＳ分岐）なら、スモ ールフラグＳは０にリセットされ、制御はブロック１０８に進む。そのとき、デ ィーラプルプライスは送信され、処理は繰り返される。 上記の説明は、通常ディーラプルプライスが、問題の通貨のスモールサイズの気 配値のみを基にした可能性のある合成取引を基にしていること、また、そのよう な通常ディーラプルプライスが、あらゆる適格な相手当事者あるいは適格な相手 当事者の組合せから有効でないときのみ、スモールディーラプルプライスは表示 されることが理解されよう。前述したように、単一ソースからの通常ディーラプ ルプライスのみを表示すること、およびまたは、最良ディーラプルプライスか通 常ディーラプルプライスのどちらか一方のみを表示するオプションを各取引者に 与えることが望ましい。従って、有効気配値を２度スキャンすること（１度は、 最良有効通常サイズの気配値のため、１度はサイズに関係ない最良有効気配値の ため）、およびまたは、最良および通常サイズのプライスについてそれぞれレジ スタを保持することが必要であろう。 １以上ＭＤのそれぞれにコンピュータを割り当てて使用することにより、ディー ラプルプライスの計算処理は複数のコンピュータに分散され、他の関連しないタ スクには中断されないようになっている。さらに、主要情報の最小量のみがその ＡＥＢからＭＤに、および、ＭＤからＭＡＮに送信される。 従って、動向のすばやい市場においても、最新のディーラプルプライス情報を各 取引フロアに供給することが可能である。 しかし、ＭＤが、２以上の取引フロアにディーラプルプライスを分配しなければ ならない場合は、従来技術の疑似ランダムジェネレータを用いて次の取引フロア を選択するようにすることが望ましい。そうすることにより、ディーラプルプラ イ情報が生成され、分配されるシーケンスのバイアスを避けることができる。 前述したように、ＭＤは、有効気配値のオーダリストをレビューすると同時に、 “レッド　ディーラプル”あるいは“ジョイン“となり得るいかなる気配値をも 認識し、対応するヒツトアラートメツセージをメーカＭＡＮに送信すること（テ ィカーＡＲＢとメーカＡＲＢを介することもある）が可能である。代わりに、各 ＡＲＢは、全取引システムにおける各取引フロアについて、図７の処理を繰り返 し実行できる。 これには、コンピュータ操作上のリソースがより必要となるが、コミュニケーシ ョン上のリソースは少なくてすむ。特に、図５に示したようなその他の構成例で は、各ピッドあるいはオファ−についてのせいぜい１のヒツトアラートメツセー ジのみが必要である（メーカ自身のＡＲＢからそのメーカのＭＡＮへ）。 ［１１Ｚ　ｌ　１

【図２】

【図３】

【図４】

【図６１ （図７】 手続補正書 平成６年１１月１５日

Claims (16)

【特許請求の範囲】
1. １．複数の取引フロアにおいて複数の取引者との間で金融商品の取引を行う取引 システムであって、前記システムは、電子メッセージを送信するコミュニケーシ ョンネットワーク（図１）と、 それぞれが、前記複数の取引フロアの１つとそれぞれ関連しコミュニケーション ネットワークに接続され、ビッドおよびまたはオファー値（図３、４６、４８） を含み、コミュニケーションネットワークを介して受信された他の前記取引フロ アから生じた気配値メッセージ（マーケットビュー、図２）を基にした、選択さ れたビッドおよびオファー値情報（図２、２４、２６）をコミュニケートする電 子気配値メッセージ（気配値提示、図３）を生成する複数の取引者ターミナル（ ＷＳ）と、 あらかじめ定められたクレジットレベルが、それぞれの取引フロアからそれぞれ の他の複数の取引フロアへ現時点で有効かどうかを決定する（クレジットアップ デート）、コミュニケーションネットワークに接続されたクレジット限度管理手 段（ＭＡＮ、ＡＲＢ）と、 少なくとも１の特定取引フロア（ＭＡＮＡｌｂ）のターミナル（ＷＳ　Ａｌｂ１ 、ＷＳ　Ａ１ｂ２）へディーラプルプライスメッセージ（マーケットビュー）を 送信し、前記ディーラプルプライスメッセージ（マーケットビュー）は、前記ク レジット管理手段（ＡＲＢ　Ａ、ＭＡＮ　Ａ１ａ、ＭＡＮＡｌｂ）が、前記あら かじめ定められたクレジットレベルが前記特定取引フロアからおよびそのフロア ヘの双方を基準にして現時点で有効であると示す取引フロア（ＭＡＮ　Ａｌａ） からの気配値メッセージ（気配値提示）からのみ得られ、前記クレジット管理手 段（ＭＡＮ、ＡＲＢ）にのみならず前記気配値メッセージ（クレジットアップデ ート）にも反応し、前記コミュニケーションネットワークに接続されたディーラ ブルプライス分配手段（ＭＤ）と、 を具備することを特徴とする取引システム。
2. ２．前記特定の取引フロアのターミナルによりコミュニケートされる前記選択さ れたプライス情報（気配値提示）が、前記ディープルプライス情報（マーケット ビュー）を含むことを特徴とする請求項１に記載の取引システム。
3. ３．ディーラプルプライス情報（２４、２６）が、双方のクレジットが現時点で 存在するあらゆる前記取引フロア（ＭＡＮ）から得られるあらかじめ定められた 量（５百万ドル）に対する最良プライスを含むことを特徴とする請求項２に記載 の取引システム。
4. ４．ディーラプルプライス情報（２４、２６）が、双方のクレジットが現時点で 存在する複数の前記取引フロア（ＭＡＮ）のうちの１から得られる前記あらかじ め定められた量（５百万ドル）に対する最良プライスを含むことを特徴とする請 求項３に記載の取引システム。
5. ５．ディーラプルプライス情報（２４、２６）が、双方のクレジットが現時点で 存在する２以上の前記取引フロア（ＭＡＮ）からの混成として得られる前記あら かじめ定められた量（５百万ドル）に対する最良プライスから決定されることを 特徴とする請求項３に記載の取引システム。
6. ６．ディーラプルプライス情報（２４、２６）が、さらに、双方のクレジットが 現時点で存在する複数の前記取引フロアのうちの少なくとも１から得られるあら ゆる量（２８）に対する最良プライスを含むことを特徴とする請求項３に記載の 取引システム。
7. ７．前記あらかじめ定められた量より小さい量（２８）で可能な取引が可能であ って、 前記あらかじめ定められた量が、その対応する取引フロアで有効でないとき、小 さいだけで他の点ではディーラプルな量にのみ適用可能なプライス（２４，２６ ）を表示する前記ディーラプルプライス表示手段（図２）を具備したことを特徴 とする請求項６に記載の取引システム。
8. ８．ディーラプルプライス情報が可視表示の形態（図２）により通信されること を特徴とする請求項１に記載の取引システム。
9. ９．ディーラプルプライス情報が音声化されたテキストの形態（表１）により複 数の取引者のうちの少なくとも１と通信されることを特徴とする請求項１に記載 の取引システム。
10. １０．第１の取引フロアにのみ関連する第１のアクセスノード（ＭＡＮ　Ａ）と 、第２の取引フロアにのみ関連する第２のアクセスノード（ＭＡＮ　Ｂ）を含み 、その関連する取引フロアのために実行された全ての取引の記録を保持し、コミ ュニケーションネットワークに接続された複数のアクセスノード（ＭＡＮ）と、 コミュニケーションネットワークに接続された１あるいはそれ以上の分配ノード （ＭＤ）と、 前記アクセスノード（ＭＡＮ）が、前記クレジット公認手段を集合的に含み、 前記分配ノード（ＭＤ）が、前記ディーラプルプライス分配手段を集合的に含み 、 前記アクセスノードが、コミュニケーションネットワークを介して前記分配ノー ドに、前記あらかじめ定められたクレジットレベルが、現時点で前記あらかじめ 定められたレベルのままのあらゆるクレジットの拡張を示すことなく１の取引フ ロアから他の取引フロアへ有効であるかどうかを示すクレジットアップデート（ クレジットアップデート）メッセージを送信し、 前記ディーラプルプライス分配手段は、前記分配ノードのそれぞれにおいて、少 なくとも、今だ取消しあるいは受信されていない前記気配値メッセージ（気配値 提示）のところのオーダリスト（１１０）と、個々のエントリーが、それぞれの 取引フロアと前記複数の取引フロアのそれぞれとの間において、前記あらかじめ 定められたクレジットレベルを相関関係をもとに有効か否かを集合的に示す公認 マトリックス（ＰＭ、図６）を保持し、 前記ディーラプルプライス情報（１０８）は、前記分配ノードから１あるいはそ れ以上の前記アクセスノードに送信され、複数の前記ターミナル（ＷＳ）の開運 するものへ最終的に送信され、 前記アクセスノード（ＭＡＮ）のそれぞれは、それぞれの取引フロア（ＴＦ）の 構内に設置され、前記それぞれの取引フロアから生じるクレジット情報のみを保 持し、前記クレジット限度管理手段は、クレジットのあらかじめ定められた最小 レベルが、ある特定の前記取引フロアに有効であるあるいはもはや有効でなくな るときはいつでも、電子クレジットアップデートメッセージ（クレジットアップ デート）を前記分配ノード（ＭＤ）へ送信し、前記クレジットアップデートメッ セージが有効クレジットの総量を特定しないことを特徴とする請求項１に記載の 取引システム。
11. １１．ある特定前記ディーラプルプライスと等しいプライスについて、前記特定 ディーラプルプライスに関連する取引フロアと相互に有効なクレジットを有する 取引フロアから生じる気配値が“ディーラプルプライス”として認識されること を特徴とする請求項１０に記載の取引システム。
12. １２．それぞれのアクセスノードにより保持される実行された取引の記録が、他 のノードにより可能性のある取引として認識されたが完全に実行されなかったか キャンセルされた保留取引を自動的にリカバリーあるいはロールバックするため に使われることを特徴とする請求項１１に記載の取引システム。
13. １３．ディーラプル気配値として認識され、しかし、少なくとも１の取引フロア で最初のディーラプル気配値でない気配値のそれぞれは、“ジョイン”気配値と して認識される事を特徴とする請求項１２に記載の取引システム。
14. １４．前記気配値メッセージ（気配値提示）がその気配値が生じたところの取引 フロア（ＴＦ）の明示を含み、前記取引フロア（ＴＦ）の明示は、前記分配ノー ド（ＭＤ）において前記ディーラプルプライスメッセージ（マーケットビュー） を得るために利用され、 前記ディーラプルプライスメッセージは、いかなる前記市場アクセスノード（Ｍ ＡＮ）あるいは取引者ターミナル（ＷＳ）に受信されるとき、気配値が生じたと ころの取引者あるいは取引フロアのいかなる明示も含まないことを特徴とする請 求項１０に記載の取引システム。
15. １５．前記カレントクレジット限度が、あらかじめ定められた最大取引ボリユー ムと、複数の金融商品を取扱う前記関連する取引フロアと他の１の取引フロアと の間の実際の累積取引ボリユームから得られることを特徴とする請求項１０に記 載の取引システム。
16. １６．前記カレントクレジット限度が複数の関連する取引フロアに適用される合 成限度であることを特徴とする請求項１５に記載の取引システム。