JPH11511462A - 骨粗鬆症の処置に有用な化合物の経鼻投与用医薬組成物 - Google Patents

骨粗鬆症の処置に有用な化合物の経鼻投与用医薬組成物

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JPH11511462A JP9510521A JP51052197A JPH11511462A JP H11511462 A JPH11511462 A JP H11511462A JP 9510521 A JP9510521 A JP 9510521A JP 51052197 A JP51052197 A JP 51052197A JP H11511462 A JPH11511462 A JP H11511462A
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ネストー,ジョン・ジョゼフ・ジュニア
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Abstract

(57)【要約】 そのアミノ酸残基(22−31)が両親媒性α−らせんを形成しており、該残基(22−31)が配列番号85、86、26、27、28、29および30から選択されるものである、PTHのまたはPHTrpの各生理学的に活性な切断類似体、またはそれらの塩、の有効量;ジメチル−β−シクロデキストリンおよび胆汁酸界面活性剤からなる群から選択される吸収増強剤;および水、を含んでなる、骨粗鬆症の処置に有用な化合物の経鼻投与用医薬組成物を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 骨粗鬆症の処置に有用な化合物の経鼻投与用医薬組成物発明の背景 a )発明の分野 本発明は、ある種の新規パラチロイドホルモン類似体およびパラチロイドホル モン関連ペプチド類似体の治療有効量の経鼻投与による骨粗鬆症の処置用医薬組 成物に関する。b )関連技術の記載 骨粗鬆症は、代謝性骨疾患の最も一般的な形態であり、徴候的骨折段階の骨減 少(オステオペニア)と考えることができる。骨粗鬆症は、多くの根元的疾患か ら続発的に起こり得るが、全ケースの90%が特発性であると思われる。閉経後 の女性は、特に、特発性骨粗鬆症の危険がある(閉経後またはI型骨粗鬆症)。 特発性骨粗鬆症の危険性の高いその他のグループは、男女いずれかの老年者であ る(老人性またはII型骨粗鬆症)。骨粗鬆症は、コルチコステロイド使用、固定 または長期臥床、アルコール中毒、糖尿病、性腺毒性化学療法、過プロラクチン 血症、神経性食欲不振、原発性および続発性無月経、および卵巣摘出にも関連し ている。 様々な形態の骨粗鬆症において、骨減少が機械的不全に到達した結果として骨 折が頻繁に起こる。閉経後骨粗鬆症は手首および背骨の骨折を特徴とするのに対 し、老人性骨粗鬆症の方では大腿骨頸骨折が顕著な特徴であるようである。 骨粗鬆症において骨が減少する機構は、骨格が再生するプロセスの不均衡に関 連すると考えられている。このプロセスは、骨改造(リモデリング)と呼ばれる 。これは、一連の別個の活性ポケットで起こる。これらのポケットは、骨吸収部 位としての所定の骨表面上の骨基質内に自発的に現れる。破骨細胞(骨溶解性ま たは骨吸収性の細胞)は、一般に一定寸法の骨の一部の吸収を担う。この吸収プ ロセスの次に、骨芽細胞(骨形成細胞)が現れ、次いで、破骨細胞が残した窩に 新たな骨を補充するのである。 健康な成人対象では、破骨細胞および骨芽細胞が形成される速度は、骨形成お よび骨吸収が均衡であるような速度である。しかしながら、骨粗鬆症では、骨リ モデリングプロセスの不均衡が生じ、骨は形成されるよりも早い速度で減少する ことになる。この不均衡は、加齢につれてほとんどの個体である程度起こるが、 閉経後骨粗鬆症または卵巣摘出後の骨粗鬆症では、非常に深刻であり、より若い 年齢で起こる。 Adachi等は、Seminars in Arthritis and Rheumatism,22:6,375-84(1993 年6月)において、コルチコステロイド誘導骨粗鬆症の病態生理学に関する多く の相反するデータにもかかわらず、骨形成の相対的減少および骨吸収の相対的増 加のあることが全体的に同意されたと報告している。骨折および骨壊死をもたら す骨減少は、コルチコステロイド療法の結果、頻繁に起こる。骨減少はコルチコ ステロイド療法の最初の6ないし12カ月以内に迅速に起こり、また骨減少速度 とコルチコステロイド用量との間に緊密な関係があるらしいという証拠がある。 人間は等しくコルチコステロイドの作用を受け易い。骨折および骨壊死の推定罹 病率は、30から50%の範囲である。 骨粗鬆症の処置は、更なる骨減少の遅延またはより望ましくは骨量の正味増加 の産出のいずれかを目標として多くの試みがなされてきた。エストロゲンおよび ビスホスホネート類などのある種の薬剤類は、骨粗鬆症における更なる骨減少を 遅らせるようである。骨減少を遅らせる薬剤類は、骨吸収継続時間と骨形成継続 時間が別個であるため、骨量を増大(3ないし7%オーダー)するように見える 場合もある。しかしながら、この見かけの増大は、時間制限されており、進行性 ではなく、また“リモデリング空間”の低減に起因する。更に、吸収と形成が緊 密に関係しているため、骨吸収を妨げる処置は、結局、骨形成も妨げることにな る。 パラチロイドホルモン(PTH)による処置が骨回転増大および陽性カルシウ ム均衡の両方を導くことが示唆されている。しかしながら、ヒトの臨床治験では 、海面骨の増加は皮質骨の減少により相殺されるので骨全体での正味増加はない ことが示された。 Hefti等は、Clinical Science 62,389-396(1982)において、bPTH(1−8 4)またはhPTH(1−34)のいずれかを毎日皮下投与すると、骨正常成体 雌ラットおよび骨粗鬆症成体雌ラットにおける個々の骨の全身カルシウム重量お よび骨灰重量を増大することを報告している。 Liu等は、J.Bone Miner.Res.6:10,1071-1080(1991)において、成体雌ラットの 卵巣摘出により、骨芽細胞および海面破骨細胞数の顕著な増大を伴い、近位脛骨 の骨幹端において海面骨割合の47%の減少がもたらされたことを指摘している 。hPTH(1−34)の毎日皮下注射は、海面骨の減少を完全に一変させ、模 擬操作対照の海面骨量を上回る海面骨量をもたらした。 Hock等は、J.Bone Min.Res.7:1,65-71(1992)において、hPTH(1−34) を健康成体雄ラットに12日間毎日皮下注射したところ、海面骨および皮質骨カ ルシウムおよび乾燥重量を増大したことを報告している。全骨量、海面骨容量、 海面骨厚および数、および骨芽細胞表面が増した。 哺乳類パラチロイドホルモン、例えば、ヒト(hPTH)、ウシ(bPTH) 、およびブタ(pPTH)は、84アミノ酸残基の単一ポリペプチド鎖であり、 分子量およそ9500を有する。生物学的活性は、最低限必要とされると思われ る残基(1−34)を有するN−末端部分に関連する。 ヒトPTHのN−末端セグメントは、ウシおよびブタのホルモンのN−末端セ グメントと、それぞれほんの3および2アミノ酸残基異なるだけである。 hPTH(1−34): PTHの主な機能は、細胞外液中のCa2+濃度を一定に維持するように働く適 応変化を誘導することである。PTHは、腎臓において、カルシフェジオールか らカルシトリオールへの変換を刺激するのと同時に尿からのCa2+の尿細管(tubu lar)再吸収を増大させるように作用し、腸からのCa2+吸収を担う。優れた作用 の1つは、骨からのCa2+移動を促進することである。PTHは、骨において、 Ca2+およびリン酸塩の吸収速度を増大させるように作用する。PTHは、破骨 細胞による骨吸収速度を刺激し、間葉細胞から破骨細胞への分化速度を増大させ 、さらに後者の細胞の半減期を延ばす。PTH作用の延長に伴い、骨形成骨芽細 胞数もまた増大するため、骨回転およびリモデリングの速度が上昇する。しかし ながら、個々の骨芽細胞は、正常よりも低活性であるようである。 Rosenblatt等は、米国特許第4,423,037号、第4,968,669号およ び第5,001,223号において、N−末端(1−6)アミノ酸の欠失およびP he7、Met8.18、およびGly12の選択的置換により得られたPTHアンタゴニス ト類を開示している。報告されたところでは、Tyr34−NH2はこれらの化合物 類の活性および安定性を増強した。 パラチロイドホルモン関連ペプチド(PTHrp)、140+アミノ酸タンパク 質、およびそれらのフラグメントは、PTHの主な生物学的作用を再現する。P THrpは、ヒトおよび動物腫瘍の多く、およびその他の組織により同化され、悪 性疾患の高カルシウム血症において役目を果すことができる。hPTHrp(1− 34)の配列は、下記のとおりである: hPTHとhPTHrpとの配列相同性は、主にN末端13残基に限られており 、そのうちの8残基が同一であって、hPTHの(25−34)受容体結合領域の 10アミノ酸のうち1つのみが、hPTHrpに保存されている。Cohen等は、J.B iol.Chem.266:3,1997-2004(1991)において、PTH(1−34)とPTHrp(1− 34)の配列の多く、特に領域(5−18)および(21−34)は、α−らせん構 造をとることを示し、ただし、この構造が生理学的条件下でカルボキシル末端に ついても同様であるのかどうか多少の疑問は残るとしている。このような二次構 造は、脂質相互作用、受容体相互作用、および/または構造安定性に関して重要 であり得る。 我々は、骨粗鬆症罹病対象を含む哺乳動物対象の骨量の回復のための改良治療 剤の開発を目的としてPTHの類似体およびPTHrpの類似体を合成した。これ らの薬剤の投与は、患者の都合および予想されるペプチドコストの高さの両方を 考慮して最も有効と考えられる手段によるのが非常に望ましい。PTHに類似す る化合物類は、間欠様式(pulsatile fashion)にて最も効果的に投与されるよ うである。皮下注射もこの目的に矛盾しないが、この投与様式には決定的な不利 点があり、毎日の注射には少なからず痛みを伴う。経口投与は、不運にも、胃腸 管で分解されて摂取される薬物のバイオアベイラビリティーが低く(<1%)な るため、ペプチド薬剤の投与には特に役立たない。 経皮、経肺および経鼻投与などの別の非慣用の投与様式がこれらの不安定な薬 剤の投与にはより魅力的であることを証明できる。本発明は、経鼻投与にとって 特定の有用性を持つ液体組成物の発見および開発を包含する。ペプチドの経鼻投 与は、子宮内膜症の処置に必要とされる強力なデカペプチド(ナファレリン)で 、かつ約3%までのバイオアベイラビリティーを獲得しているSynarel(登録商 標)経鼻溶液(Syntex Corporation、Palo Alto、CA)などのある限られた商業 的成 功をもたらした。ナファレリンを含む、顕著に高いバイオアベイラビリティーを 有するLH−RH類似体の増強経鼻製剤は、Anikにより米国特許第4,476,1 16号および第5,116,817号に報告されている。Merkus等は、PCT特許 公報第92/01440号に吸収増強剤としてジメチル−β−シクロデキストリ ンを含む、ペプチドの、特に、インシュリンの経鼻投与用組成物を報告している 。Aliverti等は、米国特許第5,183,802号に、骨粗鬆症の処置における経 鼻投与用のカルシトニン医薬組成物およびグリシルリジネート吸収増強剤を開示 している。しかしながら、現在までに開発された経鼻組成物の中には、許容でき るレベルのバイオアベイラビリティーを伴ってペプチド化合物を投与するという 点で完全に満足の行くものはない。 発明の概要 本発明は、そのアミノ酸残基(22−31)が両親媒性α−らせんを形成して おり、該残基(22−31)が配列番号85、86、26、27、28、29お よび30から選択されるものである、PTHのまたはPHTrpの各生理学的に活 性な切断類似体、またはそれらの塩、の有効量;ジメチル−β−シクロデキスト リンおよび胆汁酸界面活性剤からなる群から選択される吸収増強剤;および水、 を含んでなる、骨粗鬆症の処置に有用な化合物の経鼻投与用医薬組成物を提供す るものである。 発明の詳細な説明 略号および定義 様々な共通のヌクレオチド塩基およびアミノ酸についての1文字または3文字 略号は、Pure Appl.Chem.31,639-645(1972)および40,277−290(1974)およびIUPA C-IUB生化学命名委員会にて推奨されているとおりであり、37 CFR §1. 822(55 FR 18245、1990年5月1日)に従う。その1文字また は3文字略号は次の通りである: アミノ酸略号 略号は、特にD−またはD,L−を指定しない限りL−アミノ酸を表す。ある 種のアミノ酸、例えばグリシンは、天然のものも天然以外のものもアキラルであ る。ペプチド配列は全て、左側をN−末端アミノ酸、右側をC−末端アミノ酸と して表す。 本明細書で使用した更にその他のアミノ酸および化合物の略号は: “親水性アミノ酸(Haa)”は、ペプチド結合形成に必要なもの以外に少なくと も1つの親水性官能基を有するアミノ酸を表し、例えば、アルギニン、アスパラ ギン、アスパラギン酸、グルタミン酸、グルタミン、ヒスチジン、リジン、セリ ン、トレオニン、およびそれらの同族体である。 “脂質親和性アミノ酸(Laa)”は、非電荷の脂肪族または芳香族アミノ酸を表 し、例えば、イソロイシン、ロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプ トファン、チロシン、またはバリン、およびそれらの同族体である。 本発明の目的には、アラニンは、“両親媒性”、即ち、親水性としても脂質親 和性としても作用できるものとして分類する。 “PTHのまたはPTHrpの各生理的に活性な切断同族体または類似体”は、 PTHまたはPTHrpで見られる完全なアミノ酸より少ない配列を有するが、し かし、類似の生理学的応答を誘起するポリペプチドを表す。切断PTHまたはP THrpは、類似の生理学的応答を誘起するのに、PTHまたはPTHrpと完全に 相同である必要はない。PTH(1−34)およびPTHrp(1−34)がこの グループの好ましい代表物であるが、これに限定されない。 “両親媒性α−らせん”は、アミノ酸がらせん軸に沿って配向した向かい合わ せの極性および非極性面を持つα−らせん構造をとる、ある種のペプチドによっ て示される二次構造を表す。対象となるポリペプチドがα−らせん構造をとる可 能性は、適切なピッチの“シファー−エドマンソン・ホイール(Schiffer-Edmund son wheel)”(M.SchifferおよびA.B.Edmundson,Biophys.J.7,121(1967))の構築 およびらせんに外接する円筒の背中合わせの面上の親水性残基と脂質親和性残基 のセグリゲーション(分離)に注目することによりある程度まで探求できる。あ るいは、円偏光二色性分光分析またX線回析データなどの経験的証拠もまた、所 定のポリペプチド中のα−らせん領域の存在を示すのに利用できる。理想的なα −らせんは、1ターン当たり3.6アミノ酸残基を有し、隣接する側鎖とは弧1 00°離れている。Eisenberg等は、Nature 299:371-374(1982)およびProc.Nat. Acad.Sci.USA 81:140-144(1984)において、疎水性度とらせん車輪を組み合わせ て両親媒性らせんの概念を定量している。平均疎水性モーメントは、らせんを構 成する成分アミノ酸の疎水性のベクトル和として定義される。下記のアミノ酸の 疎水性は、Eisenberg(1984)により“コンセンサス”スケールとして報告された ものである: 1ターン当たり3.6残基(または側鎖間100°弧(=360°/3.6))を有 する理想的なα−らせんの疎水性モーメント、μHは: μH=[(Σ HNsinδ(N−1))2+(Σ HNcosδ(N−1))2]1/2 式中、HNは、第N番目のアミノ酸の疎水性値であり、その和は、周期律δ=1 00°の配列のN個のアミノ酸から算出する、 から計算できる。疎水性モーメントは、μHをNで割って<μH>を得ることによ り1残基当たりの平均疎水性モーメントとして表現し得る。100°±20°で の <μH>値が約0.20またはそれ以上であれば、両親媒性らせん形成を示唆して いる。hPTHrp(22−31)およびhPTH(22−31)の<μH>値は 、それぞれ0.19および0.37である。 Cornett等は、J.Mol.Biol.,195:659-685(1987)において、両親媒性を予想する ものとして“両親媒性指数”を導入することにより両親媒性α−らせんの研究を 更に進めている。彼らは、知られている全てのα−らせんの約半分が両親媒性で あること、およびその優勢頻度は100°よりむしろ97.5°であり、1ター ン当たりの残基数が3.6よりも3.7に近いと結論した。このような改良理論は 、科学的に興味深いが、Eisenberg等の基本的アプローチでも、特に、両親媒性 α−らせんを形成するような配列を最初から設計している場合には所定の配列を 両親媒性として分類するのには十分である。 置換両親媒性α−らせんアミノ酸配列は、天然ポリペプチドの所定のセグメン トの配列との相同性を欠くことがあるが、生理学的環境下では類似の二次構造、 即ち、向かい合わせの極性および非極性面を有するα−らせんを誘導する。天然 アミノ酸配列の代替配列での置換は、変化させた元のポリペプチドの生理活性、 安定性、またはその他の特性に有益な影響を与えることもある。このような配列 の設計および選択に関するガイダンスは、なかでもJ.L.Krstenansky等,FEBS Le tters 242:2,409-413(1989)およびJ.P.Segrest等,Proteins:Structure,Functio n,and Genetics 8:103-117(1990)によって提供されている。 本発明の10アミノ酸両親媒性α−らせんは、式: Haa (Laa Laa Haa Haa)2 Laa 式中、上記定義のとおり、各Haaは親水性アミノ酸のグループから選択され、各 Laaは脂質親和性アミノ酸のグループから選択される、 を有する。理想的なα−らせん構造をとる場合、残基1、4、5、8および9は 互いに約140°弧以内のらせんの一面(A)に沿って分布し、一方、残基2、 3、6、7および10はらせんのもう一方の面(B)上の反対の140°弧を占 める。好ましくは、一方の面上の残基は全て同一極性であるが、もう一方の面上 の残基は全て反対極性である、即ち、面Aが全て親水性であるならば、面Bは全 て脂質親和性であり、逆もまた同じである。当業者ならば、本発明のらせんが、 Haa (Laa Laa Haa Haa)2 Laa と記載されていても、その逆の配列、 Laa (Haa Haa Laa Laa)2 Haa もまた、残基分布基準に合致し、かつ本発明のらせんと均等な記述子であること を認識するであろう。 アラニンは両親媒性α−らせんのいずれかの面に容易に存在できるので、これ を親水性または脂質親和性アミノ酸のいずれかの代わりに使用することができる のだが、Ala10は両親媒性α−らせんを形成しない。一般に、プロリン、システ インおよびチロシンは使用されない;しかしながら、配列中にそれらが存在する ことや、またはその他の無作為エラー、例えば、脂質親和性面上の親水性残基は 、そのセグメントの残りのアミノ酸が親水性面−脂質親和性面境界に実質的に順 応する限り、黙許できる。配列が、本発明の配列であるために十分に両親媒性で あるかどうかを測定する便利な方法は、上記の平均疎水性モーメントを計算する ことである。100°±20°での1残基当たりのピーク平均モーメントが約0 .20を越える場合、その配列は、両親媒性らせんを形成するであろうし、本発 明の配列である。 例えば、Xaa=Gluである配列番号26の場合、100°での1残基当たりの 平均疎水性モーメントは、下記のように計算する: この配列では、平均ピーク疎水性モーメントは、92°で起こり、0.48の 値を有する。 この概念をパラチロイドホルモンおよびパラチロイドホルモン関連ペプチドに 適用すると、領域(7−16)および(22−31)のいずれかまたは両方がα −らせん二次構造を示すことができ、生物学的活性を損失したり、または免疫反 応を誘引することなく、類似の構造的傾向を有する非相同性配列で置換できる。 好ましい実施態様 一態様では、本発明は、アミノ酸残基(22−31)が両親媒性α−らせんを 形成しており、該残基(22−31)の配列が: Xaa1およびXaa4は、独立して、Glu、Glu(OCH3)、His、またはPheであ り;Xaa2はLeuまたはPheであり;Xaa5はLysまたはHisであり;Xaa7およ びXaa10は、独立して、LeuまたはIleであり;Xaa8がAla、ArgまたはGlu であり;さらにXaa9がLysまたはGluである(配列番号85);好ましくは、 XaaはGluまたはArgである(配列番号26); Xaa1およびXaa4は、独立して、Glu、Glu(OCH3)、His、またはPheであ り;Xaa2はLeuまたはPheであり;Xaa8がGlu、LysまたはLys(COCH2PEGX) であり、PEGXが分子量100ないし10,000のポリ(エチレングリコールメチ ルエーテル)基である(配列番号86);好ましくは、 XaaはGlu、Lys、またはLys(COCH2PEGX)であり、PEGXが分子量100ないし 10,000のポリ(エチレングリコールメチルエーテル)基である(配列番号2 7); から選択される、PTHの類似体、PTHrp、およびPTHのおよびPTHrpの 生理的に活性な切断類似体および同族体、またはそれらの塩類を提供する。 その他の態様では、本発明は、配列: Xaa1は、無いかまたはAlaであり; Xaa2は、無いかまたはValであり; Xaa3は、無いかまたはSerであり; Xaa4は、無いかまたはGluまたはGlu(OCH3)であり; Xaa5は、無いかまたはHisまたはAlaであり; Xaa6は、無いかまたはGlnであり; Xaa7は、無いかまたはLeuであり; Xaa10およびXaa17は、独立してAspまたはAsp(OCH3)であり; Xaa11は、Lys、Arg、またはLeuであり; Xaa13は、Lys、Arg、Tyr、Cys、Leu、Cys(CH2CONH(CH2)2NH( ビオチニル))、Lys(7−ジメチルアミノ−2−オキソ−2H−1−ベンキソピ ラン−4−アセチル)、またはLys(ジヒドロシンナモイル)であり; Xaa20は、ArgまたはLeuであり; Xaa19およびXaa21は、独立してLys、Ala、またはArgであり; Xaa22-31は、配列番号26、27、28、29または30から選択され; Xaa32は、His、Pro、またはLysであり; Xaa33は、無いかまたはPro、Thr、Glu、またはAlaであり; Xaa34は、無いかまたはPro、Arg、Met、Ala、hSer、hSerラクトン、Tyr 、 Leu、または1,4−ジアミノブチリルラクタムであり; Xaa35は、無いかまたはPro、Glu、Ser、Ala、またはGlyであり; Xaa36は、無いかまたはAla、Arg、またはIleであり; Xaa37は、無いかまたはArg、Trp、または3−(2−ナフチル)−L−アラニン であり; Xaa38は、無いかまたはAlaまたはhSerであるか、またはXaa38-42は、Thr Arg Ser Ala Trpであり; Termは、ORまたはNR2であり、各Rは独立してH、(C1−C4)アルキルまた はフェニル(C1−C4)アルキルである、 およびそれらの医薬的に許容され得る塩類で示される、PTHの類似体、PTH rp、およびPTHのおよびPTHrpの生理的に活性な切断類似体および同族体、 またはそれらの塩類を提供する。 更にその他の態様では、本発明は、式(I): Xaa5はHisまたはAlaであり; Xaa11およびXaa13は独立してLys、ArgまたはLeuであり; Xaa19およびXaa21は独立してLys、AlaまたはArgであり; Xaa22-31は: XaaはGluまたはArgである(配列番号26); XaaはGlu、Lys、またはLys(COCH2PEGX)であり、PEGXが分子量100ないし 10,000のポリ(エチレングリコールメチルエーテル)基である(配列番号2 7); から選択され; Xaa32は、HisまたはLysであり; Xaa33は、Thr、Glu、またはAlaであり; Xaa34は、Ala、hSer、Tyr、またはLeuであり; Termは、Gly Arg Arg、ラクトン、OHまたはNR2、ここで各Rは、Hまた は(C1−C4)アルキルである、 およびそれらの医薬的に許容され得る塩類(式I)で示される、生理的に活性な 切断同族体hPTHrp(1−34)のポリペプチド類似体を含む。 本発明のより具体的な態様は、Xaa22-31が配列番号26であるような式(I )のポリペプチドを含み、その場合、100°での<μH>は0.45を越える。 本発明の更により具体的な態様は、Xaa22-31が配列番号26であり;Xaa11お よびXaa13が両方Lysであり;Xaa19およびXaa21が両方Argであるような式( I)のポリペプチドを含む。代表的なポリペプチドには、これに限定されないが : がある。 本発明の別の態様は、Xaa22-31が配列番号26であり;Xaa11およびXaa13 が両方Lysであり;Xaa19およびXaa21の一方がArgであり、他方がAlaである ような式(I)のポリペプチドを含む。この亜属の代表的なポリペプチドには、 これに限定されないが: がある。 本発明の別の態様は、Xaa22-31が配列番号26であり;Xaa11およびXaa13 の一方がLeuであり、他方がLysであり;Xaa19およびXaa21が両方Argである ような式(I)のポリペプチドを含む。この亜属の代表的なポリペプチドには、 これに限定されないが: がある。 本発明のその他の態様は、Xaa22-31が配列番号27であるような式(I)の ポリペプチドを含み、その場合、100°での<μH>は0.50を越える。本発 明の更なる態様は、Xaa22-31が配列番号27であり;Xaa11およびXaa13が両 方Lysであるか両方Argであり;Xaa19およびXaa21が両方Argであるような式 (I)のポリペプチドを含む。代表的なポリペプチドには、これに限定されない が: がある。 本発明の別の態様は、Xaa22-31が配列番号28であるような式(I)のポリ ペプチドを含み、その場合、100°での<μH>は約0.25である。この亜属 の代表的なポリペプチドには、これに限定されないが: がある。 本発明の別の態様は、Xaa22-31が配列番号29であるような式(I)のポリ ペプチドを含み、その場合、100°での<μH>は約0.28である。この亜属 の代表的なポリペプチドには、これに限定されないが: がある。 本発明の別の態様は、Xaa22-31が配列番号30であるような式(I)のポリ ペプチドを含み、その場合、100°での<μH>は約0.29である。この亜属 の代表的なポリペプチドには、これに限定されないが: がある。 本発明の更にその他の態様では、式(II): Xaa1は、SerまたはAlaであり; Xaa7は、LeuまたはPheであり; Xaa8は、MetまたはNleであり; Xaa16は、AsnまたはSerであり; Xaa18は、Leu、Met、またはNleであり; Xaa19は、GluまたはArgであり; Xaa21は、ValまたはArgであり; Xaa22-31は、配列番号26、27、28、29および30から選択され; Xaa34は、PheまたはTyrであり; Termは、OHまたはNR2、ここで各Rは、Hまたは(C1−C4)アルキルである 、およびそれらの医薬的に許容され得る塩類(式II)で示される、生理的に活性 な切断同族体hPTH(1−34)のポリペプチド類似体を含む。代表的なポリ ペプチドには、これに限定されないが: がある。 本発明の更にその他の態様では、驚くべきことに、34アミノ酸以下のPTH のおよびPTHrpの各同族体および類似体もまた強力な骨リモデリング剤である ことが分かった。これらの化合物は、一般式: である。 代表的なポリペプチドには、これらに限定されないが: 物理データ m.p.142.8-166.1℃ [α]D 25-53.80(c 0.38,H2O) FAB(C1732955549):[M+H]+3929 AAA: Asx 2.0(2) Glx 5.7(6) Ser 1.8(2) His 3.0(3) Gly 1.1(1) Ala 0.9(1) Arg 2.8(3) Vel 1.2(1) Ile 0.9(1) Leu 7.4(8) Lys 4.4(4) Pro 0.9(1) 物理データ m.p.161.0-177.0℃ [α]D 25-61.97(c 0.19,H2O) FAB(C16728852489):[M+H]+3792.0 AAA: Asx 2.2(2) Glx 5.9(6) Ser 1.9(2) His 2.1(2) Gly 1.1(1) Ala 1.0(1) Arg 3.0(3) Vel 1.1(1) Ile 1.0(1) Leu 7.9(8) Lys 4.3(4) Pro 0.9(1) がある。 当業者ならば、100°±20°での平均疎水性モーメント約0.20以上を 有するアミノ酸配列を位置(22−31)に挿入する条件で、本明細書に記載し た ものの所望の特性を有するポリペプチド類似体の多くの置換物を合成できること を認識するであろう。ポリペプチドの古典的合成 本発明のポリペプチドは、固相合成については、J.M.StewartおよびJ.D.Young ,Solid Phase Peptide Synthesis,2nd ed.,Pierce Chemical Co.,Rockford,Ill inois(1984)およびJ.Meienhofer,Hormonal Proteins and Peptides,Vol.2,Acade mic Press,New York,(1973)に、液相合成についてはE.SchroderおよびK.Lubke,T he Peptides,Vol.1,Academic Press,New York,(1965)に記載のような方法により 合成できる。 一般には、これらの方法は、伸長ペプチド鎖への保護アミノ酸の連続添加を含 む。通常、第1アミノ酸のアミノ基またはカルボキシル基のいずれかと、あらゆ る反応性側鎖基を保護する。この保護アミノ酸を次いで、不活性固体支持体に結 合させるか、または溶液に利用するかし、配列における次のアミノ酸もまた適切 に保護しておき、これをアミド結合形成に従う条件下で加える。所望のアミノ酸 全てを適切な配列に結合させた後、保護基および固相支持体を除いて粗ポリペプ チドを得る。ポリペプチドを脱塩し、好ましくはクロマトグラフィーにより精製 して最終生成物を得る。 約40以下のアミノ酸を有する生理的に活性な切断ポリペプチドの類似体の好 ましい製法には固相ペプチド合成がある。この方法では、α−アミノ(Nα)機 能およびあらゆる反応性側鎖を酸または塩基感受性基により保護する。保護基は 、ペプチド結合形成条件に安定であるが、実在のポリペプチド鎖に影響をあたえ ぜすに容易に除去可能であるべきである。適切なα−アミノ保護基には、これら に限定されないが、t−ブトキシカルボニル(Boc)、ベンジルオキシカルボニル (Cbz)、o−クロロベンジルオキシカルボニル、ビフェニルイソプロピルオキシ カルボニル、t−アミルオキシカルボニル(Amoc)、イソボルニルオキシカルボ ニル、α,α−ジメチル−3,5−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、o−ニ トロフェニルスルフェニル、2−シアノ−t−ブトキシカルボニル、9−フルオ レニルメトキシカルボニル(Fmoc)などがあり、好ましくは、t−ブトキシカ ルボニル(Boc)である。適切な側鎖保護基には、これらに限定されないが:ア セチル、ベンジル(Bzl)、ベンジルオキシメチル(Bom)、o−ブロモベンジルオ キシカルボニル、t−ブチル、t−ブチルジメチルシリル、2−クロロベンジル (Cl-z)、2,6−ジクロロベンジル、シクロヘキシル、シクロペンチル、イソプ ロピル、ピバリル、テトラヒドロピラン−2−イル、トシル(Tos)、トリメチ ルシリル、およびトリチルがある。 固相合成では、C−末端アミノ酸をまず、適切な樹脂支持体に結合させる。適 切な樹脂支持体は、試薬やステップワイズ濃縮および脱保護反応の反応条件に対 して不活性であり、並びに使用した媒質に不溶性であるような物質である。市販 の樹脂の例には、反応性基で修飾したスチレン/ジビニルベンゼン樹脂、例えば 、クロロメチル化コ−ポリ−(スチレン−ジビニルベンゼン)、ヒドロキシメチル 化コ−ポリ−(スチレン−ジビニルベンゼン)などがある。ベンジル化ヒドロキシ メチル化フェニルアセトアミドメチル(PAM)樹脂が好ましい。化合物のC− 末端がアミドであるとき、好ましい樹脂は、p−メチルベンズヒドリルアミノ− コ−ポリ(スチレン−ジビニル−ベンゼン)樹脂である。 PAM樹脂への結合は、高い温度で、例えば、約40℃から60℃の間、好ま しくは約50℃で、約12から72時間、好ましくは約48時間、エタノール、 アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)など中、Nα−保護 アミノ酸、好ましくはBoc−アミノ酸のアンモニウム塩、セシウム塩、トリエチ ルアンモニウム塩、1,5−シセアザビシクロ−[5.4.0]ウンデケ−5−エン 塩、テトラメチルアンモニウム塩、または類似の塩と、好ましくはDMF中セシ ウム塩と、樹脂を反応させることにより達成され得る。 Nα−Boc−アミノ酸は、例えば、ジクロロメタンまたはジメチルホルムアミ ド、好ましくはジクロロメタンなどの溶媒中、約2から約24時間、好ましくは 約2時間、約10℃から50℃の温度、好ましくは25℃でN,N'−ジイソプロ ピルカルボジイミド(DIC)/1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)媒 介カップリング法によりベンズヒドリルアミン樹脂に結合させることができる。 保護アミノ酸のカップリングは、当分野でよく知られた方法により、典型的に は、自動ペプチド合成機にて首尾よく実施できる。トリエチルアミンまたは類似 塩基の中性化に続き、各保護アミノ酸を好ましくはおよそ1.5ないし2.5倍モ ル過剰で導入し、カップリングを不活性の非水性、極性溶媒、例えば、ジクロロ メタン、DMF、またはそれらの混合物、好ましくはジクロロメタン中、周辺温 度で実施する。代表的なカップリング剤は、N,N'−ジシクロヘキシルカルボジ イミド(DCC)、N,N'−ジイソプロピル−カルボジイミド(DIC)またはそ の他のカルボジイミドであり、単独か、または1−ヒドロキシベンゾトリアゾー ル(HOBt)、O−アシルウレア、ベンゾトリアゾル−1−イル−オキシトリス (ピロリジノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBop)、N−ヒドロ キシスクシンイミド、その他のN−ヒドロキシイミド、またはオキシムの存在下 のものである。あるいは、保護アミノ酸活性エステル(例えば、p−ニトロフェ ニル、ペンタフルオロフェニル、など)または対称無水物を使用してもよい。 固相合成の最後に、完全に保護されたペプチドを樹脂からはずす。樹脂支持体 の結合がベンジルエステル型のものであれば、約−10℃から50℃の間の温度 、好ましくは約25℃で、約12から24時間の間、好ましくは約18時間、ア ルキルアミドC−末端をもつペプチドの場合はアルキルアミンまたはフルオロア ルキルアミンを用いるアミノリシスにより、または、非置換アミドC−末端をも つペプチドの場合は、例えば、アンモニア/メタノールまたはアンモニア/エタ ノールを用いるアミノリシスにより切断を行うことができる。ヒドロキシC−末 端をもつペプチドは、HFまたはその他の強力な酸性脱保護法により、またはケ ン化により切断できる。あるいは、このペプチドは、例えばメタノールによるエ ステル転移反応(トランスエステリフィケーション)、続く、アミノリシスまた はケン化により樹脂からはずすことができる。保護ペプチドは、シリカゲルクロ マトグラフィーにより精製できる。 側鎖保護基は、アニソールまたは他のカルボニウムイオンスカベンジャーの存 在下でアミノリシス産物を、約−10℃から+10℃の間の温度、好ましくは約 0℃で、約15分から2時間の間、好ましくは約1.5時間、例えば、無水液体 フッ化水素で処理し、フッ化水素/ピリジン複合体で処理し、トリス(トリフル オロアセチル)ボロンおよびトリフルオロ酢酸で処理することにより、水素およ びパラジウム炭素またはポリビニルピロリドンで還元することにより、または、 液体アンモニア中ナトリウム、好ましくは液体フッ化水素およびアニソールで還 元することにより、ペプチドからはずすことができる。ベンズヒドリルアミン樹 脂上のペプチドの場合、樹脂切断および脱保護工程は、上記のように液体フッ化 水素およびアニソールを利用して一段階で組み合わせることができる。 溶液を脱塩(例えば、BioRad AG-3(登録商標)アニオン交換樹脂を用いて) でき、ペプチドを下記の型のいずれかまたは全てを採用する一連のクロマトグラ フィー工程により精製できる:アセテート形弱塩基性樹脂でのイオン交換;非誘 導化コ−ポリ(スチレン−ジビニルベンゼン)、例えば、アンバーライト(登録商 標)XADでの疎水性吸着クロマトグラフィー;シリカゲル吸着クロマトグラフ ィー;カルボキシメチルセルロースでのイオン交換クロマトグラフィー;例えば 、セファデックス(登録商標)G−25での分配クロマトグラフィー;逆流分布 ;またはオクチル−またはオクタデシルシリルシリカ(ODS)結合相カラムパ ッキングでの高速液体クロマトグラフィー(HPLC)、特に逆相HPLC。 従って、本発明のその他の態様は、適切な樹脂支持体上に保護アミノ酸を連続 的に縮合させ、保護基と樹脂支持体をはずし、さらに生成物を精製して、上記の ように(22−31)位のアミノ酸が両親媒性α−らせんペプチド配列を形成する 、PTHおよびPTHrpの生理的に活性な切断同族体および類似体、好ましくは PTH(1−34)およびPTHrp(1−34)を得ることを含んでなる、ポリ ペプチドおよびそれらの医薬的に許容され得る塩類の製法に関する。ポリペプチドの組換え合成 あるいは、本発明のポリペプチドは、所望のポリペプチドをコードする遺伝子 をクローニングおよび発現させることにより、製造することもできる。この方法 では、所望のDNA配列を含むプラスミドを製造し、これを適切な宿主微生物、 典型的には、E.coliなどの細菌、またはサッカロマイセス・セレビジエなどの 酵母に挿入して、宿主微生物がプラスミドの、故に本発明のポリペプチド類似体 をコードするcDNAの多数のコピーを産生するように誘導する。 まず、選択したPTHまたはPTHrp類似体をコードする合成遺伝子は、続く 変化を助長するために常用の制限酵素切断部位を用いて設計する。米国特許第4 ,683,195号および第4,683,202号においてMullisが教示しているポ リメラーゼ連鎖反応(PCR)を用いてその配列を増幅できる。 増幅させた合成遺伝子を単離し、その中に遺伝子の4コピーをタンデムに挿入 することができる、Trp LEプラスミドなどの適切なプラスミドにライゲート できる。Trp LEプラスミドの製造は、米国特許第4,738,921号および ヨーロッパ特許公開第0212532に記載されている。Trp LEプラスミド は、一般に、Trp Eプラスミドの8−10倍以上のタンパク質を産生する。次 いで、多くのコピー遺伝子をE.coliまたはS.セレビジエなどの適切な宿主内 で発現させることができる。 ここに使用した特異的発現ベクターは、下記のエレメントを含有するTrp L E18 Prot(Ile3、Pro5)であった:アンピシリン耐性遺伝子およびプラス ミド複製起点を含有するpBR322フラグメント(EcoRI−BamHI);tr pプロモーターおよびtrpE遺伝子を含有するEcoRI−SacIIフラグメント;H IVプロテアーゼ(Ile3、Pro5)遺伝子フラグメント(SacII−HindIII); bGRF遺伝子フラグメント(HindIII−BamHI);およびE.coli ropc遺 伝子由来の転写ターミネーター。HIVプロテアーゼおよびbGRF遺伝子フラ グメントは、重要ではなく、所望ならば他のコード配列に置き換えてもよい。 発現多量体融合タンパク質は、安定な封入体(inclusion bodies)へと細胞内 的に蓄積し、残りの細胞性タンパク質から遠心分離により分離できる。単離した 融合タンパク質を単量体PTHまたはPTHrp類似体に変換し、カチオン交換お よび/または逆相HPLCにより精製できる。 クローニング、増幅、発現および精製の別法は、当業者には明らかである。代 表的な方法は、Maniatis等、Molecular Cloning,a Laboratory Manual,2nd Ed., Cold Spring Harbor Laboratory(1989)に開示されている。有用性および投与 本発明のポリペプチドは、骨量の減少により現れる哺乳動物の様々な症状の予 防および処置に有用である。特に、本発明の化合物類は、ヒトでの骨粗鬆症およ びオステオペニアの予防的および治療的処置にも望ましい。 一般に、本発明のポリペプチドまたはそれらの塩類は、1日当たり約0.00 2から10μg/kg体重の間の量、好ましくは、約0.04から約0.2量μg/kg 体重の量で投与する。50kgのヒト女性患者の場合、有効成分の毎日用量は、約 0.1から約500μgs、好ましくは約2.0から約100μgsである。ウマ、イ ヌ、および家畜などのその他の哺乳動物では、より高用量を必要とする場合もあ る。この投与量は、最も効果的な結果に到達するために必要とされるのに合わせ て、常用の医薬組成物にて単回投与により、複数適用により、または制御放出に より、投与でき、好ましくは注射により毎日1またはそれ以上の回数である。 正確な用量および組成物、および最も適切な投与法の選択は、とりわけ、選択 したポリペプチドの薬理学的特性、処置する症状の性質および深刻さ、レシピエ ントの体調および精神的鋭敏さに影響される。 コルチコステロイド誘導オステオペニアでは、コルチコステロイド用量が多く なればなる程、ポリペプチドの必須用量は多いであろう。 代表的な投与法には、経口、非経口(皮下、筋肉内、および静脈内を含む)、 直腸、口内(舌下を含む)、肺、経皮、および経鼻がある。 医薬的に許容され得る塩類は、毒性の副作用なく、元のポリペプチドの所望の 生物学的活性を保持する。このような塩類の例は、(a)無機酸類、例えば、塩 酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、硝酸および同等物により形成される付加塩類; および有機酸類、例えば、酢酸、シュウ酸、酒石酸、コハク酸、マレイン酸、フ マル酸、グルコン酸、クエン酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、安息香酸、タンニ ン酸、パモイン(pamoic)酸、アルギン酸、ポリグルタミン酸、ナフタレンスルホ ン酸、ナフタレンジスルホン酸、ポリガラクチュロン酸および同等物などにより 形成される塩類;(b)亜鉛、カルシウム、ビスマス、バリウム、マグネシウム 、アルミニウム、銅、コバルト、ニッケル、カドミウム、および同等物などの多 価金属カチオンにより;またはN,N'−ジベンジルエチレンジアミンまたはエチ レンジアミンから形成される有機カチオンにより形成される塩基付加塩;または 、 (c)(a)と(b)の組み合わせ、例えば、タンニン酸亜鉛塩および同等物、があ る。 本発明の更なる態様は、有効成分として本発明のポリペプチド、またはそれら の医薬的に許容され得る塩を医薬的に許容され得る非毒性キャリアーと組み合わ せて含む医薬組成物に関し、かかる組成物は、非経口(皮下、筋肉内、または静 脈内)投与用に、特に液体溶液または懸濁液の形態で;または経口または口内投 与用に、錠剤またはカプセルの形態で;肺または経鼻投与用に、特に粉末、点鼻 液、またはエアゾールの形態で;さらに、直腸または経皮投与用に製造できる。 組成物は、適宜、用量ユニット形態で投与でき、例えば、Remington's Pharma ceutical Sciences,17th ed.,Mack Publishing Company,Easton,PA.(1985)に記 載のように医薬分野ではよく知られた方法のいずれかにより製造できる。非経口 投与用製剤は、賦形剤として滅菌水または食塩水、プロピレングリコールなどの アルキレングリコール類、ポリエチレングリコールなどのポリアルキレングリコ ール類、植物性油、水素化ナフタレン、および同等物を含有できる。経鼻投与用 製剤は、固体であってよく、賦形剤、例えば、ラクトースまたはデキストランを 含有してもよく、また、点鼻液または計量スプレーの形態で使用するための水性 または油状溶液であってもよい。口内投与の場合、典型的な賦形剤には、糖、ス テアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、プレゼラチン化澱粉、およ び同等物があるる 経鼻投与用に処方する場合、約0.2から15重量パーセントの間の範囲、好 ましくは約0.5から4重量パーセントの間の範囲、より好ましくは約2重量パ ーセントの量の、例えば、グリココール酸、コール酸、タウロコール酸、エトコ ール酸、デオキシコール酸、ケノデオキシコール酸、デヒドロコール酸、グリコ デオキシコール酸、シクロデキストリン類、および同等物などの界面活性剤の酸 により鼻粘膜からの吸収を高めることができる。 所望の放出期間に十分な有効成分を含有する制御放出システムの単一投与によ り、本発明の化合物類を対象へ長期間にわたり、例えば、1週間から1年の間、 投与することができる。様々な制御放出システム、例えば、モノリシックまたは 貯蔵型マイクロカプセル、デポット・インプラント、浸透性ポンプ、小胞、ミセ ル、リポソーム、経皮パッチ、イオン導入装置、およびその他の注射投薬形態が 本目的に利用できる。有効成分の送達が望まれる部位の位置測定は、いくつかの 制御放出装置の更なる特徴であり、これは、ある種の異常の処置に有利なことを 証明できる。 制御放出製剤の一形態は、Kent,Lewis,SandersおよびTice、米国4,675,1 89の先駆的研究に記載のように、ゆっくりと分解する非毒性の非抗原性ポリマ ー、例えば、コポリ(乳酸/グリコール酸)に分散させるかまたはカプセル封入さ せたポリペプチドまたはその塩を含有する。この化合物類、または好ましくはそ れらの比較的不溶性の塩類は、コレステロールまたはその他の脂質マトリックス ペレット、またはシラストマー・マトリックス・インプラントに製剤化すること ができる。更に緩慢放出、デポット・インプラントまたは注射製剤は当業者には 自明である。例えば、Sustained and Controlled Release Drug Delivery Syste ms,J.R.Robinson ed.,Marcel Dekker,Inc.,New York,1978およびR.W.Baker,Cont rolled Release of Biologically Active Agents,John Wiley & Sons,New York, 1987参照。経鼻投与システム 市販の噴霧ポンプおよびボトルを用いて、経鼻液剤を送達し、雄カニクイザル において評価を行った。投薬量50および100μlの噴霧ポンプはValois社か ら得られた。最初の研究では、成人用サイズの噴霧チップを使用した。後の研究 では、小児用サイズの噴霧チップを使用した。チップのサイズは噴霧ポンプの性 能に影響しなかった。噴霧ポンプの各ロットのサンプルを試験して、各ポンプを 満たす(prime)のに必要なアクチュエーションの数、それらの投薬量の正確性 および噴霧パターンの一定性を測定した。 投与前にサルを麻酔し、投与時に仰向けにした。4mg用量のペプチドを投与す るために、100mg/ml液剤1噴霧100μlをそれぞれの鼻孔に投与した。1m g用量のペプチドを投与するために、20mg/ml液剤1噴霧50μlをそれぞれの 鼻孔に投与した。続く研究では、各サルにペプチド50μgを皮下投与して、そ れ自 身の対照とした。経鼻バイオアベイラビリティーは、皮下注射と対比して算出し た。血液サンプルは、投与後0、0.25、0.5、1、2、4、6および8時間 で採血し、RIAによりペプチドについて検定した。薬物動態パラメーターは血 漿プロフィールから算出した。血漿濃度プロフィールの血中濃度曲線下領域(A UC)は台形法則によって算出し、バイオアベイラビリティーは全動物について の皮下投与の平均AUCと対比して測定した 本発明の組成物では50%近い平均バイオアベイラビリティーが得られた。経 鼻用製剤のTmaxは皮下投与にて測定されたTmax(0.6時間)と同様の0.3な いし0.7時間の間であった。 本発明に有用な胆汁酸界面活性剤の中には、グリココール酸、コール酸、タウ ロコール酸、コラン酸、エトコール酸、デオキシコール酸、ケノデオキシコール 酸、およびナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、カルシウム塩およびマ グネシウム塩、並びにその他の非毒性有機および無機カチオンを含むそれらの医 薬的に許容し得る塩類がある。好ましくは胆汁酸界面活性剤は、グリココール酸 またはタウロコール酸のアルカル金属塩、最も好ましくはナトリウム塩である。 その他の材料、例えば、保存剤、等張性にするための塩類、緩衝剤、および同 等物を経鼻製剤に加えてもよい。典型的には、ペプチドは約1mg/mlから約10 0mg/mlの量で存在し、吸収増強剤濃度は約0.5mg/mlから約50mg/mlであ る。 下記の具体的な実施例は、本発明の代表的な化合物の合成および試験を例示説 明する意図のものであり、請求の範囲を限定するものと解釈すべきではない。実 施例において、“m.p.”は融点であり、“[α]D 25”は指定の溶媒中の所定濃度 での25℃での光学活性であり、“FAB”は、高速原子衝突質量分析であり、 “AAA”は、アミノ酸分析であり、実測値の後のかっこ内は予測値である。ア ミノ酸分析は、製造元推薦プトロコールに従い、Hewlett-Packard AminoQuant A nalyzerにて行った。一次アミノ酸はo−フタルアルデヒドで誘導体化し、二次 アミノ酸はFmocで誘導体化した。誘導体化アミノ酸の蛍光検出を定量化に用い た。保護アミノ酸は、Applied Biosystems Inc.(Foster City,CA)から入手した 。 実施例I 化合物1(配列番号7)は、Applied Biosystems Model 430A自動ペプチド合 成機を用いて、4−メチルベンズヒドリルアミン樹脂上で固相法により0.5mmo lスケールで製造した。α−アミノ基は、t−ブトキシカルボニル(Boc)で保 護した。側鎖保護基は:Asp、Glu、およびSerではベンジル(Bzl);Argで はトシル(Tos);Hisではベンジルオキシメチル(Bom);およびLysでは2 −クロロベンジル(Cl-z)であった。N,N−ジシクロヘキシルカルボジイミド /1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(DCC/HOBt)を用いてStewartおよ びYoung(前掲)に従い、アミノ酸を連続的にカップリングした。各アミノ酸カ ップリング後、ペプチドを、N−メチルピロリドン中、無水酢酸およびジイソプ ロピルエチルアミンの混合物を用いてアセチル化した。完成したペプチドを、ア ニソール(2.5ml)の存在下−10℃で30分間、および0℃で60分間、無 水HF(25ml)を用いて側鎖保護基の脱保護を同時に行いながら樹脂から切断 した。HFを真空蒸発させた後、残渣を無水エーテルで洗浄し、粗ペプチドを1 0%酢酸で抽出した。10%酢酸抽出物を凍結乾燥させて、粗生成物900mgs を得た。ペプチドを0.1%TFA中、22−45%CH3CNの勾配を用いる中 圧ODS逆相カラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物を3つの画分に 溶出させ、これを濃縮および凍結乾燥させて、純度>98%の白色固体130mg sを得た。 化合物1: 物理データ: m.p.150-159℃ [α]D 25-34.88°(c 0.16,H2O) FAB(C1753005651):[M+H]+4005.5 AAA: Asp,1.9(2); Glu,5.6(6); Ser,1.6(2); His,2.7(3); Gly 1.0(1); Thr,0.9(1); Ala,1.9(2); Arg,2.8(3); Val,1.0(1); Ile,0.9(1); Leu,7.3(8); Lys,4.0(4). 同様に、化合物2、5〜18、21〜27、29〜36、38〜48、50〜5 4、58〜64および66〜70を、ヒドロキシル末端ポリペプチドの合成に必 要とされるPAM樹脂を用いて、製造し、特性化した。 化合物2: 物理データ: m.p.154-170℃ [α]D 25-49.35°(c 0.46,H2O) FAB(C175305750):[M+H]+4005.0 AAA: Asp,2.1(2); Glu,5.9(6); Ser,1.7(2); His,2.9(3); Gly 1.1(1); Thr,1.0(1); Ala,1.9(2); Arg,3.0(3); Val,1.2(1); Ile,1.0(1); Leu,7.8(8); Lys,4.2(4). 化合物5: 物理データ: m.p.147-165℃ [α]D 25-49.17°(c 0.66,H2O) FAB(C1752995952):[M+H]+4061 AAA: Asp,2.1(2); Gly,6.1(6); Ser,1.8(2); His,3.1(3); Gly,1.1(1); Thr,1.0(1); Ala,2.0(2); Arg,5.0(5); Val,1.0(1);Ile,0.9(1); Leu,7.7(8); Lys,1.9(2). 化合物6: 物理データ: m.p.150-170℃ [α]D 25-48.65。(c 0.54,H2O) FAB(C1752996352):[M+H]+4118.0 AAA: Asp,2.1(2); Glu,6.1(6); Ser,1.8(2); His,3.2(3); Gly,1.2(1); Thr,1.0(1); Ala,2.0(2); Arg,6.9(7); Val,1.0(1); Ile,1.0(1); Leu,7.8(8). 化合物7: 物理データ: m.p.177-182℃ [α]D 25-46.17°(c 0.14,H2O) FAB(C1763046450):[M+H]+4117 AAA: Asp,2.0(2); Glu,4.8(5); Ser,1.8(2); His,3.2(3); Gly,1.1(1); Thr,0.9(1); Ala,1.9(2); Arg,6.7(7); Val,1.0(1); Ile,1.0(1); Lys,7.7(8); Lys,0.9(1). 化合物8: 物理データ: m.p.147-165℃ [α]D 25-49.17°(c 0.66,H2O) FAB(C1763055949):[M+H]+4033.0 AAA: Asp,2.0(2); Glu,4.8(5); Ser,1.8(2); His,2.7(3); Gly,1.1(1); Thr,0.9(1); Ala,2.0(2); Arg,3.9(4); Val,1.0(1); Ile,1.0(1); Leu,7.9(8); Lys,4.0(4). 化合物9: 物理データ: m.p.158-160℃ [α]D 25-44.76°(c 0.1,H2O) FAB(C1893266455):[M]+4375.0 AAA: Asp,2.0(2); Glu,5.9(6); Ser,1.7(2); His,2.9(3); Gly,2.3(2); Thr,1.0(1); Ala,1.9(2); Arg,5.0(5); Val,1.2(1); Ile,1.0(1); Leu,7.8(8); Lys,4.3(4). 化合物10: 物理データ: m.p.170-175℃ [α]D 25-31.59°(c 0.54,H2O) FAB(C1743005251):[M+H]+3936.0 AAA: Asp,2.0(2); Glu,6.0(6); Ser,1.8(2); His,2.0(2); Gly,1.2(1); Ala,3.0(3); Arg,2.8(3); Val,1.1(1); Ile,1.0(1); Leu,9.9(10); Lys,3.0(3). 化合物11: 物理データ: m.p.172-174℃ [α]D 25-43.29°(c 0.2,H2O) FAB(C1793115552):[M+H]+4065.8 AAA: Asp,2.2(2); Glu,7.7(7); Ser,1.7(2); His,2.0(2); Gly,1.0(1); Ala,1.0(1); Arg,3.0(3); Val,1.1(1); Ile,1.0(1); Leu,9.3(9); Lys,5.1(5). 化合物12: 物理データ: m.p.178℃ [α]D 25-36.88°(c 0.4,H2O) FAB(C1822955051):[M+H]+4001.6 AAA: Asp,2.1(2); Glu,6.5(6); Ser,2.7(3); His,3.1(3); Gly,1.1(1); Ala,1.0(1); Arg,1.0(1); Tyr,0.8(1); Val,2.0(2); Phe,1.0(1); Ile,0.9(1); Leu+Nle,8.5(7+2); Lys,3.1(3). 化合物13: 物理データ: m.p.260℃ [α]D 25-37.02°(c 0.2,H2O) FAB(C1843045649):[M+H]+4084 AAA: Asp,2.1(2); Glu,5.5(5); Ser,2.6(3); His,3.1(3); Ala,1.0(1); Gly,1.1(1); Arg,3.2(3); Tyr,1.0(1); Val,1.0(1); Phe,1.0(1); Ile,1.0(1); Leu,9.0(9); Lys,3.0(3). 化合物14: 物理データ: m.p.190-225℃ [α]D 25-56.58°(c 0.36,H2O) FAB(C1612725449):[M+H]+3747.0 AAA: Asp,2.1(2); Glu,4.9(5); Ser,1.7(2); His,2.6(3); Gly,1.1(1); Thr,1.0(1); Ala,7.6(7); Arg,2.8(3); Val,1.2(1); Ile,1.0(1); Leu,6.6(6); Lys,1.9(2). 化合物15: 物理データ: m.p.170-180℃ [α]D 25-48.19°(c 0.2,H2O) FAB(C1722935351):[M+H]+3919.0 AAA: Asp,2.1(2); Glu,6.1(6); Ser,1.7(2); His,3.1(3); Gly,1.1(1); Thr,1.0(1); Ala,3.0(3); Arg,2.1(2); Val,1.1(1); Ile,1.0(1); Leu,8.0(8); Lys,4.4(4). 化合物16: 物理データ: m.p.190-195℃ [α]D 25-50.50°(c 0.4,H2O) FAB(C1722935351):[M+H]+3919.0 AAA: Asp,2.1(2); Glu,6.0(6); Ser,1.8(2); His,3.1(3); Gly,1.1(1); Thr,1.0(1); Ala,3.0(3); Arg,2.1(2); Val,1.1(1); Ile,1.0(1); Leu,7.5(8); Lys,4.2(4). 化合物17: 物理データ: m.p.195-204℃ [α]D 25-67.11°(c 0.3,H2O) FAB(C1632805450):[M+H]+3796.0 AAA: Asp,2.1(2); Glu,2.9(3); Ser,6.8(7); His,3.1(3); Gly,1.2(1); Thr,1.0(1); Ala,2.0(2); Arg,3.0(3); Val,1.0(1); Ile,1.0(1); Leu,8.2(8); Lys,2.0(2). 化合物18: 物理データ: m.p.200-207℃ [α]D 25-60.26°(c 0.6,H2O) FAB(C1742845650):[M+H]+3960.0 AAA: Asp,2.9(3),Glu,3.5(4); Ser,1.4(2); His,2.6(3); Gly,0.9(1); Thr,1.0(1); Ala,4.0(4); Arg,3.0(3); Tyr,0.9(1); Val,1.9(2); phe,1.1(1); Ile,0.9(1); Leu,3.6(4); Lys,4.1(4). 化合物21: 物理データ: m.p.148-155℃ [α]D 25-45.97(c 0.26,H2O) FAB(C1843045649):[M+H]+4084 AAA: Asx,2.1(2); Glx,5.0(5); Ser,2.7(3); His,3.0(3); Gly,1.0(1); Ala,0.9(1); Arg,3.1(3); Tyr,0.9(1); Val,1.0(1); Phe,0.9(1); Ile,0.9(1); Leu,9.3(9); Lys,3.2(3). 化合物24: 物理データ: m.p.175-182℃ [α]D 25-49.99(c 0.47,H2O) FAB(C1752994951):[M+H]+3906.5 AAA: Asx,2.1(2); Glx,6.5(6); Ser,1.8(2); His,3.1(3); Gly,1.1(1); Thr,1.0(1); Ala,2.1(2); Val,1.1(1); Ile,1.0(1); Leu,9.1(9); Lys,6.5(6). 化合物25: 物理データ: m.p.136.5-153.5℃ [α]D 25-32.57(c 0.13,H2O) FAB(C1753006051):[M+H]+4060.8 AAA: Asx,2.2(2); Glx,6.2(6); Ser,1.8(2); His,3.2(3); Gly,1.1(1); Thr,1.0(1); Ala,2.1(2); Arg,5.2(5); Val,1.1(1); Ile,1.1(1); Leu,8.4(8); Lys,2.2(2). 化合物26: 物理データ: m.p.125.8-127.2℃ [α]D 25-54.62(c 0.23,H2O) FAB(C1803066053):[M+H]+4158.0 AAA: ASX,2.1(2); Glx,6.2(6); Ser,1.8(2); His,2.9(3); Gly,1.1(1); Thr,1.0(1); Ala,2.0(2); Arg,5.1(5); Val,1.0(1); Ile,1.0(1); Leu,8.0(8); Lys,2.1(2); Pro,1.1(1). 化合物27: 物理データ: m.p.106-137.3℃ [α]D 25-39.55(c 0.67,H2O) FAB(C1893266855):[M+H]+4430.5 AAA: Asx,2.1(2); Glx,5.9(6); Ser,1.6(2); His,2.7(3); Gly,2.2(2); Thr,1.0(1); Ala,1.8(2); Arg,7.3(7); Val,0.8(1); Ile,1.0(1); Leu,8.1(8); Lys,2.1(2). 化合物29: 物理データ: m.p.160-172℃ [α]D 25-49.85(C 0.34,H2O) FAB(C1813045652):[M+H]+4096.9 AAA: Asx,2.0(2); Glx,5.6(6); Ser,1.7(2); His,3.1(3); Gly,1.1(2); Thr,0.9(1); Ala,0.9(2); Arg,3.0(3); Tyr,0.9(1); Val,1.0(1); Ile,1.0(1); Leu,7.7(8); Lys,4.4(4). 化合物30: 物理データ: m.p.130-171℃ [α]D 25-40.65(C 0.34,H2O) FAB(C1782975552):[M+H]+4039.4 AAA: Asx,2.0(2); Glx,5.5(6); Ser,1.8(2); His,3.4(3); Gly,1.1(1); Thr,1.0(1); Ala,2.0(2); Arg,2.9(3); Tyr,0.8(1); Val,1.0(1); Ile,0.9(1); Leu,7.9(8);Lys,3.4(3). 化合物31: 物理データ: m.p.140-160℃ [α]D 25 -44.48(C 0.25,H2O) FAB(C17229355511):[M+H]+3979 AAA: Asx+Cys,3.0(2+1); Glx,5.6(6); Ser,1.7(2); His,3.0(3); Gly,1.0(1); Thr,0.9(1); Ala,1.9(2); Arg,2.5(3); Val,1.0(1); Ile,0.9(1); Leu,7.5(8);Lys,3.3(3). 化合物32: 物理データ: m.p.(測定せず) [α]D 25(測定せず) FAB(C18631659542):[M+H]+4306.6 AAA: Asx,2.2(2); Glx,6.1(6); Ser,1.8(2); His,3.8(3); Gly,1.0(1); Thr,1.0(1); Ala,2.0(2); Arg,3.1(3); Val,1.1(1); Ile,0.9(1); Leu,8.3(3);Lys,3.3(3). 化合物33: 物理データ: m.p.135-205℃ [α]D 25-26.92(c 0.104,50%水性HOAc) FAB(C1883115754):[M+H]+4233 AAA: ASX,1.9(2); Glx,6.3(6); Ser,1.7(2); His,3.2(3); Gly,1.0(1); Thr,1.1(1); Ala,2.0(2); Arg,3.2(3); Val,1.1(1); Ile,0.9(1); Leu,8.2(8); Lys,4.5(4). 化合物34: 物理データ: m.p.92.1-146.6℃ [α]D 25-40.76(c 0.34,H2O) FAB(C1773025653):[M+H]+4062.0 AAA: Asx,2.0(2); Glx,5.7(6); Ser,1.8(2); His,3.0(3); Gly,2.2(2); Thr,0.9(1); Ala,1.9(2); Arg,2.8(3); Val,1.2(1); Ile,0.9(1); Leu,7.5(8); Lys,4.2(4). 化合物35: 物理データ: m.p.(測定せず) [α]D 25-21.96(c 0.132,H2O) FAB(C1813115552):[M+H]+4089.0 AAA: Asx,2.1(2); Glx,6.3(6); Ser,1.8(2); His,3.3(3); Gly,1.1(1); Thr,1.0(1); Ala,2.0(2); Arg,3.1(3); Val,1.1(1); Ile,0.9(1); Leu,8.0(8); Lys,4.2(4). 化合物36: 物理データ: m.p.(測定せず) [α]D 25-46.80(c 0.07,H2O) FAB(C18231355sO52):[M+H]+4103 AAA: Asx,2.1(2); Glx,6.2(6); Ser,1.4(2); His,3.0(3); Gly,1.1(1); Thr,1.1(1); Ala,1.7(2); Arg,3.2(3); Val,0.6(1); Ile,0.9(1); Leu,8.0(8); Lys,4.1(4). 化合物38: 物理データ: m.p.152.1-186.5℃ [α]D 25-55.91(c 0.33,H2O) FAB(C1803065653):[M+H]+4102.6 AAA: Asx,2.0(2); Glx,5.6(6); Ser,1.7(2); His,2.9(3); Gly,1.1(1); Thr,0.9(1); Ala,1.9(2); Arg,2.9(3); Val,1.2(1); Ile,1.0(1); Leu,7.7(8); Lys,4.3(4). 化合物39: 物理データ: m.p.120-148.2℃ [α]D 25-52.78(c 0.47,H2O) FAB(C1773015552):[M+H]+4031.0 AAA: Asx,2.0(2); Glx,5.5(6); Ser,1.8(2); His,2.9(3); Gly,1.0(1); Thr,1.0(1); Ala,0.9(1); Arg,2.9(3); Val,1.2(1); Ile,0.9(1); Leu,7.5(8); Lys,3.6(3); Pro,0.9(1). 化合物40: 物理データ: m.p.133.9-155.1℃ [α]D 25-54.22(c 0.37,H2O) FAB(C1773025651):[M+H]+4030.7 AAA: Asx,2.0(2); Glx,5.6(6); Ser,1.9(2); His,2.9(3); Gly,1.1(1); Thr,0.9(1); Ala,0.9(1); Arg,2.8(3); Val,1.2(1); Ile,1.1(1); Leu,7.8(8); Lys,4.2(4); Pro,0.9(1). 化合物41: 物理データ: m.p.142.8-166.1℃ [α]D 25-53.80(c 0.38,H2O) FAB(C1732955549):[M+H]+3929 AAA: Asx,2.0(2); Glx,5.7(6); Ser,1.8(2); His,3.0(3); Gly,1.1(1); Ala,0.9(1); Arg,2.8(3); Val,1.2(1); Ile,0.9(1); Leu,7.4(8); Lys,4.4(4); Pro,0.9(1). 化合物42: 物理データ: m.p.161.0-177.0℃ [α]D 25-61.97(c 0.19,H2O) FAB(C1672885248):[M+H]+3792.0 AAA: Asx,2.2(2); Glx,5.9(6); Ser,1.9(2); His,2.1(2); Gly,1.1(1); Ala,1.0(1); Arg,3.0(3); Val,1.1(1); Ile,1.0(1); Leu,7.9(8); Lys,4.3(4); Pro,0.9(1). 化合物43: 物理データ: m.p.181-202℃ [α]D 25-45.14(c 0.19,H2O) FAB(C1953266256):[M+H]+4435.2 AAA: Asx,2.0(2); Glx,5.8(6); Ser,2.8(3); His,2.8(3); Gly,1.1(1); Thr,0.9(1); Ala,1.9(2); Arg,3.7(4); Ile,0.9(1); Leu,7.5(8); Lys,4.3(4); Trp,0.9(1). 化合物44: 物理データ: m.p.130-132.2℃ [α]D 25-46.66(c 0.195,H2O) FAB(C2163658162):[M+H]+5088.8 AAA: Asx,2.2(2); Glx,6.0(6); Ser,2.7(3); His,3.0(3); Gly,2.2(2); Thr,2.1(2); Ala,3.0(3); Arg,10.5(10); Val,0.9(1); Ile,1.0(1); Leu,8.2(8); Trp,1.0(1). 化合物45: 物理データ: m.p.158-174℃ [α]D 25-43.57(c 0.53,H2O) FAB(C2163668261):[M+H]+5087.4 AAA: Asx,1.9(2); Glx,5.6(6); Ser,2.6(3); His,3.3(3); Gly,2.1(2); Thr,2.0(2); Ala,2.9(3); Arg,10.1(10); Val,0.9(1); Ile,1.0(1); Leu,8.3(8); Trp,1.1(1). 化合物46: 物理データ: m.p.165.4-175.2℃ [α]D 25-40.43(c 0.20,H2O) FAB(C2253748062):[M+H]+5191 AAA: Asx,2.1(2),Glx,6.3(6); Ser,2.8(3); His,3.2(3); Gly,2.1(2); Thr,2.0(2); Ala,3.2(3); Arg,9.9(9); Val,1.0(1); Ile,0.9(1); Leu,8.6(8); Lys,1.1(1); Trp,1.1(1). 化合物47: 物理データ: m.p.140-160℃ [α]D 25-56.88(c 0.16,H2O) FAB(C1802875558):[M+H]+3989.8 AAA: Asx,3.0(3); Glx,2.9(3); Ser,3.7(4); His,2.8(3); Gly,1.1(1); Thr,0.9(1); Ala,1.9(2); Arg,2.0(2); Tyr,1.0(1); Val,1.7(2); Phe,0.9(1); Ile,0.9(1); Leu+Nle 5.8(2+4); Lys,3.4(3); Trp,1.1(1). 化合物48: 物理データ: m.p.140-210℃ [α]D 25-47.75(c 0.178,H2O) FAB(C18030957521):[M+H]+4135.0 AAA: Asx,2.3(2); Glx,6.6(6); Ser,1.4(2); His,3.2(3); Gly,1.1(1); Thr,1.0(1); Ala,2.0(2); Arg,3.1(3); Val,0.9(1); Met,1.1(1); Ile,1.0(1); Leu,8.8(8); Lys,4.4(4). 化合物50: 物理データ: m.p.136.5-156.8℃ [α]D 25-49.89(c 0.24,H2O) FAB(C1823005649):[M+H]+4056.0 AAA: Asx,2.2(2); Glx,5.0(5); Ser,1.9(2); His,3.3(3); Gly,1.0(1); Thr,1.0(1); Ala,2.1(2); Arg,3.1(3); Val,1.0(1); Phe,2.0(2); Ile,0.9(1); Leu,7.2(7); Lys,3.5(4). 化合物51: 物理データ: m.p.80.7-141.0℃ [α]D 25-55.38(c 0.23,H2O) FAB(C1763005849):[M+H]+4012.8 AAA: Asx,2.2(2); Glx,4.9(5); Ser,1.8(2); His,4.3(4); Gly,1.1(1); Thr,1.0(1); Ala,2.0(2); Arg,3.1(3); Val,1.1(1); Ile,1.0(1); Leu,8.1(8); Lys,3.9(4). 化合物52: 物理データ: m.p.134.3-157.9℃ [α]D 25-50.72(c 0.45,H2O) FAB(C1752955751):[M+H]+4012.8 AAA: Asx,2.1(2); Glx,5.9(6); Ser,1.8(2); His,4.2(4); Gly,1.1(1); Thr,1.0(1); Ala,2.0(2); Arg,3.0(3); Val,1.1(1); Ile,0.9(1); Leu,8.1(8); Lys,3.1(3). 化合物53: 物理データ: m.p.142.7-159.8℃ [α]D 25-54.01(c 0.21,H2O) FAB(C1732985649):[M+H]+3946.0 AAA: Asx,2.2(2); Glx,4.9(5); Ser,1.8(2); His,3.1(3); Gly,1.1(1); Thr,1.0(1); Ala,3.1(3); Arg,3.1(3); Val,1.0(1); Ile,1.9(2); Leu,7.0(7); Lys,4.3(4). 化合物54: 物理データ: m.p.138-185℃ [α]D 25-50.17(c 0.14,H2O) FAB(C1742955553):[M+H]+4005 AAA: Asx,2.2(2); Glx,7.1(7); Ser,1.7(2); His,2.8(3); Gly,1.0(1); Thr,1.0(1); Ala,2.1(2); Arg,3.1(3); Val,1.1(1); Ile,1.7(2); Leu,7.1(7); Lys,2.7(3). 化合物58: 物理データ: m.p.158-163℃ [α]D 25-46.06(c 0.17,H2O) FAB(C1953276355):[M+H]+4434.8 AAA: Asx,2.0(2); Glx,5.5(6); Ser,2.7(3); His,3.1(3); Gly,1.0(1); Ala,1.8(2); Arg,4.0(4); Thr,0.9(1); Val,0.9(1); Ile,0.9(1); Leu,7.5(8); Lys,3.9(4); Trp,1.0(1). 化合物59: 物理データ: m.p.156-162℃ [α]D 25-44.44(c 0.189,H2O) FAB(C1973286255):[M+H]+4445.6 AAA: Asx,2.1(2); Glx,5.5(6); Ser,2.8(3); His,2.9(3); Gly,1.0(1); Ala,2.0(2); Arg,4.0(4); Thr,0.9(1); Val,1.0(1); Ile,0.9(1); Leu,7.5(8); Lys,4.2(4); Nal,1.1(1). 化合物60: 物理データ: m.p.159-164℃ [α]D 25-50.94(c 0.29,H2O) FAB(C1923206055):[M+H]+4349.0 AAA: Asx,2.0(2); Glx,5.6(6); Ser,2.7(3); His,3.2(3); Gly,1.0(1); Ala,3.1(3); Arg,2.8(3); Thr,1.0(1); Val,1.1(1); Ile,0.9(1); Leu,7.6(8); Lys,4.0(4); Trp,1.0(1). 化合物61: 物理データ: m.p.155-210℃ [α]D 25-46.15(c 0.12,H2O) FAB(C1953346258):[M+H]+4475.8 AAA: Asx,2.2(2); Glx,6.9(7); Ser,1.7(2); His,3.2(3); Gly,1.1(1); Ala,3.1(3); Arg,4.0(4); Thr,0.9(1); Val,1.1(1); Ile,1.9(2); Leu,8.1(8); Lys,4.1(4). 化合物62: 物理データ: m.p.186-218℃ [α]D 25-52.73(c 0.265,H2O) FAB(C1923296157):[M+H]+4404.4 AAA: Asx,2.0(2); Glx,6.6(7); Ser,1.9(2); His,3.4(3); Gly,1.1(1); Ala,2.0(2); Arg,3.8(4); Thr,1.0(1); Val,1.1(1); Ile,1.7(2); Leu,7.9(8); Lys,4.0(4). 化合物63: 物理データ: m.p.169-205℃ [α]D 25-50.78(c 0.51,H2O) FAB(C1863175756):[M+H]+4248.0 AAA: Asx,2.2(2); Glx,6.8(7); Ser,1.8(2); His,3.3(3); Gly,1.0(1); Ala,2.0(2); Arg,3.0(3); Thr,1.0(1); Val,1.0(1); Ile,1.8(2); Leu,7.8(8); Lys,3.6(4). 化合物64: 物理データ: m.p.199-205℃ [α]D 25-52.47(c 0.41,H2O) FAB(C1803065655):[M+H]+4135.0 AAA: Asx,2.0(2); Glx,6.6(7); Ser,1.9(2); His,3.3(3); Gly,1.1(1); Ala,2.0(2); Arg,2.9(3); Thr,1.0(1); Val,1.1(1); Ile,1.0(1); Leu,8.2(8); Lys,3.8(4). 化合物66: 物理データ: m.p.134.2℃ [α]D 25-48.12(c 0.36,H2O) FAB(C1672865449):[M+H]+3834.4 AAA: ASX,2.0(2); Glx,5.7(6); Ser,1.7(2); His,2.9(3); Gly,1.0(1); Thr,0.9(1); Ala,1.0(1); Arg,2.8(3); Ile,0.9(1); Leu,7.4(8); Lys,4.3(4). 化合物67: 物理データ: m.p.128.5-184.5℃ [α]D 25-6.53(c 0.69,MeOH) FAB(C1482594741):[M+H]+3353 AAA: Asx,2.0(2); Glx,4.1(4); Ser,0.9(1); His,2.1(2); Gly,1.0(1); Thr,0.9(1); Ala,1.0(1); Arg,3.0(3); Ile,1.0(1); Leu,8.1(8); Lys,4.2(4). 化合物68: 物理データ: m.p.165-210℃ [α]D 25-36.05(c 0.12,H2O) FAB(C1422484640):[M+H]+3239.0 AAA: Asx,2.0(2); Glx,3.9(4); Ser,0.9(1); His,1.9(2); Gly,1.0(1); Thr,1.0(1); Ala,1.0(1); Arg,2.9(3); Ile,0.9(1); Leu,6.8(7); Lys,4.2(4). 化合物69: 物理データ: m.p.150-210℃ [α]D 25-18.0(c 0.64,H2O) FAB(C2083517960):[M+H]+4918.6 AAA: Asx,2.2(2); Glx,6.2(6); Ser,2.8(3); His,3.1(3); Gly,2.2(2); Thr,2.2(2); Ala,2.2(2); Arg,10.4(10); Ile,1.0(1); Leu,8.0(8); Trp,1.1(1) 化合物70: 物理データ: m.p.150-210℃ [α]D 25-41.70(c 0.36,H2O) FAB(C1893247252):[M+H]+4437.14 AAA: Asx,2.1(2); Glx,4.1(4); Ser,1.9(2); His,2.0(2); Gly,2.1(2); Thr,2.0(2); Ala,2.1(2); Arg,9.7(10); Ile,0.9(1); Leu,7.4(8). 側鎖環化類似体(化合物57)を、Nα−Boc-Nε−Fmoc−LysおよびNα− Boc-Nγ−Fmoc−Aspを13位および17位にそれぞれ配置した以外は上記の 通りにして合成した。Bocアミノ酸合成が完了したら、樹脂をDMF中20%ピ ペリジンで室温で30分間処理した。その樹脂を濾過し、DMF、MeOHおよ びCH2Cl2で洗浄した。樹脂(1.1g)をPyBOP 250mgを含有するDM F 10ml中に懸濁した。DIEAを用いてpHを8−9に調節し、樹脂を1時 間撹拌した。その樹脂を濾過し、DMFおよびCH2Cl2で洗浄し、次いで、D MFに再懸濁させた。PyBOP 125mgを用いて結合を繰り返した。樹脂を濾 過し、DMF、MeOHおよびCH2Cl2で洗浄し、乾燥させた。次いで、樹脂を HFで処理し、ペプチドを上記のとおり精製した。 化合物57: 物理データ: m.p.142.5-163.5℃ [α]D 25-34.31(c 0.17,H2O) FAB(C1752985650):[M+H]+3986.4 AAA: Asx,1.9(2); Glx,5.9(6); Ser,1.8(2); His,3.2(3); Gly,1.1(1); Ala,2.0(2); Arg,3.0(3); Thr,1.0(1); Val,1.1(1); Ile,0.9(1); Leu,8.0(8); Lys,4.0(4). 実施例II [Met34,Ala35]化合物1、AVSEHQLLHDKGKSIQDLRRRELLEK-LLEKLHTMA-NH2(配 列番号25)を、実施例Iの方法に従い製造および精製した。このポリペプチド は、以下のようにホモセリンラクトンに変換させた。精製ペプチド(160mg) を44%ギ酸(4ml)に溶解した。この溶液を、44%ギ酸(4ml)中予め混合 しておいたシアノゲンブロミド(700mg)およびフェノール(1.6mg)の溶 液と0℃で合わせた。この溶液を0℃で2時間、更に室温で2時間撹拌した。生 成物の形成はHPLCにより監視した(Vydac(登録商標)C−18、300Å、 4.6×250mm、1.2ml/分の流速、0.1%TFA中25−45%アセトニ トリル勾配で10分)。反応は4時間以内に完了した。試料の半分を濃縮して分 取RP−HPLC(Vydac(登録商標)C−18、0.1%TFA中25−45% アセトニトリル勾配)により精製した。ホモセリンラクトンペプチド画分を集め 、凍結乾燥させて、純度>95%の白色固体、化合物4の28mgを得た。 化合物4 物理データ: m.p.138-142℃ [α]D 25-50.66°(c 0.1,H2O) FAB(C1762995552):[M+H]+4017.61 AAA: Asp,2.1(2); Glu,6.1(6); Ser,1.8(2); His,3.0(3); Thi,1.1(1); Ala,1.1(1); Arg,2.7(3); Val,1.0(1); Ile,1.0(1); Leu,8.2(8); Lys,3.8(4); Gly 1.09(1); hSer,1.09(1). 同様に、化合物65をこの方法に従い製造した。 化合物65: 物理データ: m.p.166-176℃ [α]D 25-52.22(c 0.25,H2O) FAB(C1802885450):[M+H]+4008.6 AAA: Asx,3.1(3); Glx,4.8(5); Ser,2.9(3); His,2.9(3); Gly,1.1(1); Ala,1.1(1); Arg,2.0(2); Val,2.7(3); Phe,1.0(1); Ile,1.0(1); Leu+Nle,5.9(4+2); Lys,2.8(3). 実施例III ホモセリンアミドを製造するために、粗hSerラクトン類似体、化合物4を濃 縮し、メタノール中飽和NH325mlで処理した。溶液を0℃で2時間、更に室 温で16時間撹拌した。反応はHPLC(Vydac(登録商標)C−18、300Å 、4.6×250mm、1.2ml/分の流速、0.1%TFA中25−45%アセト ニトリル勾配)で監視し、18時間以内に完了した。溶液を濃縮して分取RP− HPLC(Vydac(登録商標)C−18、0.1%TFA中25−45%アセトニ トリル勾配)により精製した。ホモセリンアミドペプチド画分を集め、凍結乾燥 させて、純度>98%の白色固体、化合物3の30mgを得た。 化合物3 物理データ: m.p.138-142℃ [α]D 25-45.97°(c 0.25,H2O) FAB(C1763025652):[M+H]+4033.9 AAA: Asp,2.1(2);Glu,6.1(6); Ser,1.6(2); His,2.8(3); Gly,0.97(1); hSer,0.97(1); Thi,1.0(1); Ala,1.0(1); Arg,2.9(3); Val,1.0(1); Ile,1.0(1); Leu,7.6(8); Lys,3.9(4). 化合物22: 物理データ: m.p.69.4-128℃ [α]D 25-43.93(c 0.15,H2O) FAB(C179302549):[M+H]+4022.9 AAA: Asx,2.0(2); Glx,4.9(5); Ser,2.6(3); His,2.8(3); Gly,1.0(1); Ala,1.0(1); Arg,3.0(3); Val,1.0(1); Phe,1.0(1); Ile,0.9(1); Leu,8.8(9); Lys,3.4(3). 化合物23: 物理データ: m.p.87.1-142.1℃ [α]D 25-52.14(c 0.41,H2O) FAB(C1793035749):[M+H]+4038 AAA: Asx,2.1(2); Glx,4.9(5); Ser,2.7(3); His,2.8(3); Gly,1.0(1); hSer,1.0(1); Ala,1.0(1); Arg,3.0(3); Val,1.1(1); Phe,0.9(1); Ile,0.9(1); Leu,7.9(8); Lys,3.7(4). 化合物28: 物理データ: m.p.80℃ [α]D 25-48.64(c 0.09,H2O) FAB(C1933347056):[M+H]+4530.0 AAA: Asx,2.2(2); Glx,6.1(6); Ser,1.7(2); His,3.0(3); Gly,1.9(2); hSer,1.0(1); Thr,1.0(1); Ala,2.1(2); Arg,7.2(7); Val,0.8(1); Ile,1.0(1); Leu,8.4(8); Lys,2.1(2). ホモセリンアルキルアミド類は、同様にして、ホモセリンラクトンを過剰の対 応するアルキルアミンを含有するDMFに溶解することにより、ホモセリンラク トンから製造した。室温で数日撹拌後(反応は分析用HPLCにより監視した) 、混合物を蒸発乾固させ、ペプチドを分取HPLCにより精製した。代表的なホ モセリンアルキルアミド類は、化合物55および56である。 化合物55: 物理データ: m.p.(測定せず) [α]D 25(測定せず) FAB(C1783065652):[M+H]+4063.0 AAA: Asx,2.1(2); Glx,5.8(6); Ser,1.7(2); His,3.1(3); Gly,0.9(1); Thr,1.0(1); Ala,0.9(1); Arg,3.0(3); Val,1.1(1); Ile,1.0(1); Leu,8.4(8); Lys,3.7(4); hSer,0.9(1). 化合物56: 物理データ: m.p.(測定せず) [α]D 25(測定せず) FAB(C1843105652):[M+H]+4138.8 AAA: Asx,2.0(2); Glx,5.9(6); Ser,1.7(2); His,2.9(3); Gly,0.9(1); Thr,1.0(1); Ala,0.9(1); Arg,3.0(3); Val,1.0(1); Ile,0.9(1); Leu,8.0(8); Lys,4.1(4); hSer,0.9(1). 実施例IV Nα−Boc−Nγ−Fmoc-L−2,4−ジアミノ酪酸のセシウム塩をメリーフ ィールド樹脂(DMF、50℃、48時間)に結合させ、実施例Iにおけるよう なBoc−Ala樹脂の代わりに固相合成に使用した。合成が完了したら、ペプチド をDMF中20%ピペリジンで室温で30分間処理して側鎖Fmoc保護基を除去 した。保護ペプチドが自発的に環化してラクタムとなり、それによって樹脂から 切り離された。溶液を樹脂から濾過し、油状物が残るまで真空蒸発させた。残渣 を実施例Iにおけるように液体HFで処理して、粗非保護ペプチドを得た。この ペプチドを実施例Iにおけるように処理し、精製した。 化合物49: 物理データ: m.p.161-181℃ [α]D 25-48.38(c 0.25,H2O) FAB(C1763005651):[M+H]+4016.8 AAA: Asx,2.1(2); Glx,6.3(6); Ser,1.7(2); His,3.3(3); Gly,1.1(1); Thr,1.0(1); Ala,2.1(2); Arg,2.9(3); Val,0.9(1); Ile,0.9(1); Leu,8.0(8); Lys,3.8(4). 実施例V 実施例II由来のホモセリンラクトン類似体の水性溶液をブタ肝臓エステラーゼ (Sigma Chemical Company,St.Louis,MO)で処理した。ラクトンのC−末端ホ モセリンへの加水分解は、分析用HPLCにより監視した。加水分解が完了した と判断されたら、実施例Iにおけるようにその物質を分取HPLCにより精製し た。 化合物37: 物理データ: m.p.(測定せず) [α]D 25(測定せず) FAB(C1763015553):[M+H]+4035.1 AAA: Asx,2.1(2); Glx,5.9(6); Ser,2.0(2); His,3.1(3); Gly,0.8(1); hSer,0.8(1); Thr,1.0(1); Ala,1.0(1); Arg,3.0(3); Val,1.3(1); Ile,1.0(1); Leu,8.1(8); Lys,3.8(4). 実施例VI 実施例Iに従い、保護ペプチド樹脂BocAVS(Bzl)E(OBz)H(Bom)QLLHD(OBzl)R(Ts)G R(Ts)S(Bzl)IQD(OBz)LR(Ts)R(Ts)E(OBz)LLE(OBzl)R(Ts)LLK(Fmoc)R(Ts)LH(Bom)T (Bzl)A-O-PAMを0.35mmol規模で合成した。Nα基はすべてt−ブトキシカル ボニル(Boc)で保護し、側鎖保護基は指示通りであった。合成完了後、ペプチ ド樹脂をジメチルホルムアミド(DMF)中20%ピペリジン50mlで室温で3 0分間処理してリジンのフルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)保護基をはず した。続いて、樹脂をDMF、MeOH、CH2Cl2で洗浄し、乾燥して、部分的 保護ペプチド1.6gを得た。部分的保護ペプチド0.8g(0.175mmol)を、 DMF20ml中、ベンゾトリアゾリルオキシ−トリス(ピロリジノ)ホスホニウ ムヘキサフルオロホスフェート(PyBop)0.16g(0.3mmol)およびジイソ プロピルエチルアミン(DIEA)0.067g(0.525mmol)の存在下、メ トキシジ(エチレンオキシ)酢酸[PEG(2)CH2COOH]0.44g(0.3mm ol)を用い、室温で5時間、リジン上でアシル化した。5時間後、樹脂を濾過し 、続いてDMF、MeOHおよびCH2Cl2で洗浄した。アシル化工程は、樹脂の ニンヒドリン処理結果が陰性になるまで2回繰り返した。最終ペプチドは、実施 例Iにおけるように側鎖保護基の除去および精製により樹脂から切り離した。化 合物19の100mgsが得られた。 化合物19 物理データ: m.p.145-195℃ [α]D 25-44.60°(c 0.2,H2O) FAB(C1833166454):[M+H]+4276.2 AAA: Asp,2.1(2); Glu,5.0(5); Ser,1.6(2); His,2.9(3); Gly,0.9(1); Thr,1.9(2); Arg,7.1(7); Val,1.1(1); Ile,1.0(1); Leu,8.0(8); Lys,0.9(1). 実施例VII ペプチドを、2−メトキシポリル(エチレン−オキシ)酢酸[PEG(5000)CH2 CO2H]をアシル化剤として使用した以外は実施例IVと同様にして合成し、切り 離し、精製した。部分的保護ペプチド0.8g(0.175mmol)から純粋な化合 物20を300mgs得た。 化合物20 物理データ: m.p.105℃ [α]D 25-22.95°(c 0.11,50%水性HOAc) AAA: Asp,2.0(2); Glu,4.8(5); Ser,1.6(2); His,2.6(3); Gly,1.1(1); Thr,1.1(1); Arg,7.3(7); Val,0.8(1); Ile,0.9(1); Leu,8.3(8); Lys,1.1(1); Ala,1.8(2). 実施例VIII hPTHrp(1−34)類似体遺伝子の合成 図1に示したヌクレオチド配列および酵素制限部位をもつhPTHrp(1−3 4)類似体化合物4(配列番号9)をコードする合成遺伝子を設計した。必須オ リゴデオキシヌクレオチドは、Sinha等、Nucleic Acid Research 12,4539-4557( 1984)のホスホルアミダイト法を用いてDNA合成機(Milligen/Biosearch)に より製造した。脱保護後、粗オリゴヌクレオチドを分取15%ポリアクリルアミ ドゲルでのゲル電気泳動により精製した。オリゴヌクレオチドをUVで位置付け し、ゲルから摘出し、Waters C18 Sep-pak(登録商標)カートリッジで脱塩し、 凍結乾燥させた。 ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)による増幅を、“GeneAmp”DNA増幅キ ット(Perkin-Elmer Cetus)由来のTaqポリメラーゼを含む試薬を用いてPerkin -Elmer Cetus熱循環器にて、94℃で1分、50℃で2分、72℃で3分の25 サイクルで実施した。 2つの重複するオリゴヌクレオチドである88量体(2μg)、PTH3(配列 番号31): およびアンチセンス90量体(2μg)、PTH4(配列番号32): をhPTHrp(1−34)類似体遺伝子の鋳型DNA配列として製造した。2つ のフランキングプライマー、PTHPCR1:CCTCTAGATC TCCGCGGCGC TAG(配 列番号33)およびPTHPCR2:CCTCGAAGCT TATGCATCAT TATC(配列番号3 4)を利用して、遺伝子全体をPCRにより増幅した。増幅DNA生成物を4% NuSieve(登録商標)アガロースゲルでのゲル電気泳動により精製した。合成 hPTHrp(1−34)類似体遺伝子を含有する、長さおよそ150塩基のバン ドをゲルから摘出し、およそ200ngのDNAをElu-Quik(登録商標)ガラスゲ ルDNA抽出(Schleicher & Schuell,Keene,NH)により単離した。 実施例IX hPTHrp(1−34)1類似体遺伝子の分子クローニング 実施例VIのhPTHrp(1−34)類似体遺伝子をサブクローンするために 、増幅DNA200ngを単離し、制限酵素Hind IIIおよびSac IIにより切断し た。図2に示したように、DNAを予めHind IIIおよびSac IIで切断しておい たT rpLE 18 Prot(Ile3,Pro5)プラスミド2μgにライゲートさせた。 次いで、hPTHrp(1−34)類似体遺伝子の1コピーを含有する得られた プラスミド、TrpLE 18 hPTHrp(1−34)1をコンピーテントなE. coli HB 101細胞(CLONTECH,Palo Alto,CA)に形質転換させた。形質転換 体をPCR分析にかけ、その挿入を確認した。形質転換細胞コロニーを選択し、 水200μl中で5分間煮沸し、2μlを、その挿入物にフランクしている2つの プライマーを用いてPCRにかけた。次いで、PCR産物を1%アガロースゲル にて分析し、hPTHrp(1−34)遺伝子挿入物の1コピーの存在を確認した 。次いで、TrpLE 18 hPTHrp(1−34)1構築物を、ベンダーのDye Deoxy Terminator Sequencingキットを用いて、自動DNAシーケンサー(Appli ed Biosystemms Model 373A,Foster City,CA)でのDNA配列決定により確認 した。 実施例X hPTHrp(1−34)類似体遺伝子の多数コピーを含有する Trp LE 18ベクターの構築 唯一(unique)のNheIおよびXbaI制限部位は、hPTHrp(1−34)類似体 遺伝子配列の始めと終わり近くに位置している。これらの2つの部位は、異なる 配列を認識するが同一の一本鎖付着末端を生じるので、Trp LE 18ベクター 内での多数コピーhPTHrp(1−34)遺伝子の構築を可能にするものである。 別の反応において、その遺伝子の単一コピーを含有するプラスミドTrp LE 18hPTHrp(1−34)1 5μgをBamHI+Nhe IおよびXbaI+BamH Iで切断した。各消化物から、hPTHrp(1−34)類似体遺伝子を含有するフ ラグメント約300ngを単離した。これら2つのフラグメントを混合し、ライゲ ートさせて、Trp LE 18 hPTHrp(1−34)2プラスミドを形成した。 このプラスミドを用いて、コンピーテントなE.coli HB 101細胞を形質転 換させた。1%アガロースゲルでの形質転換PCT産物のサイジングを用いて2 コピーのhPTHrp(1−34)遺伝子挿入物が存在することを測定した。2コピ ーの遺伝子を含有するTrp LE 18hPTHrp(1−34)2を、次いで、DN A 配列決定により確認した。2つのhPTHrp(1−34)遺伝子が正確に融合した ので、NheIおよびXbaI部位をその接合点で除去した。これにより、タンデム 遺伝子とフランキングしている残りのXbaIおよびNheI部位を唯一(ユニーク )にする。 この方法を繰り返すことにより、図4に示したように、hPTHrp(1−34) 遺伝子の4コピーを含有する最終のプラスミドTrp LE 18hPTHrp(1− 34)4を構築した。Trp LE 18hPTHrp(1−34)4の配列は、DNA 配列分析により、正確であることが分かった。 実施例XI Trp LE 1 8hPTHrp(1−34)4の発現および精製 Trp LE 18hPTHrp(1−34)4の導入 アンピシリン50μg/mlおよびトリプトファン100μg/mlを含有するLB 培地50mlのスターター培養物、出典明示により本明細書の一部としたJ.H.Mill er,“Experiments in Molecular Genetics,”p.431(1972)、にTrp LE 18h PTHrp(1−34)4プラスミドを含有するE.coli細胞を接種し、A550約6 になるまで勢いよく撹拌しながら37℃で一晩、生育させた。産生用のLB培地 2リットルを予め37℃に加温し、スターター培養物20mlに与えて、A550を 約0.06にした。この培養物を次いで、A550約0.6から0.8の間まで勢いよ く撹拌しながら生育させ、それから10mg/mlのインドールアクリル酸(IAA )溶液2mlを加えた。十分に通気しながら約16時間、最終A550約6(典型的 には、4から10の間)まで生育を続けさせた。細胞を遠心分離により濃縮し、 50mMトリス−HCl、pH7.5、0.1mMEDTA緩衝溶液(トリス緩衝液 )500mlに再懸濁させた。 この懸濁液を、オーバーヒートを避けるため最大能力の50%で操作したHeat Systems-Ultrasonics,Inc.モデル220Fソニケーター(3/4”ホーン装備) を用いて超音波処理した。 導入の度合いを測定するために、細胞全体をSDS−PAGEで分析した。T rp LE 18 hPTHrp(1−34)4構築物由来の遺伝子産物が予測MW約1 7,000の主要バンドとして観察された。これは、全細胞タンパク質の10% 程度と思われる。 融合タンパク質の単離 細胞溶解物を約3600×gで15分遠心分離して、Trp LE 18 hPTH rp(1−34)4融合タンパク質をペレット状にし、上清は捨てた。ペレットをト リス緩衝液200ml(典型的には40−50A550/ml)に再懸濁した。 実施例XII融合タンパク質のプロセッシングおよびホモSerラクトンhPTHrp(1−34) ペプチドの精製 hPTHrp(1−34)多量体融合タンパク質にフランキングするメチオニン残 基のCNBrでの切断により、所望のホモSerラクトンhPTHrp(1−34)ポ リペプチドが遊離し、これを下記のように精製した。 融合タンパク質のCNBr処理 洗浄したTrp LE 18 hPTHrp(1−34)4融合タンパク質のペレット を70%ギ酸60ml中で穏やかに撹拌しながら再懸濁した(約20mg/ml総タン パク質;典型的には、1000A550ユニットの細胞由来の物質を3mlに溶解す る)。2、3滴のオクタノールを加え、その溶液に20分間、N2を通気させた 後、CNBr5.5gを加えた。この反応を25℃で6時間進行させ、その後、等 容量の50:50 MeOH:H2Oを試料と混合し、続いて、それを回転蒸発に より除去した。このプロセスを2ないし4回繰り返し、大部分のギ酸およびCN Brを実質的に除去した。それから、試料を蒸発乾固させ、水200mlに再溶解 し、貯蔵のために凍結乾燥させた。 ホモSerラクトンhPTHrp(1−34)の精製 CNBr切断上清をKH2PO4、pH6.5で24時間、何度も替えながら透析 した。透析中、pHは6.5に維持した。透析後、沈澱物を高速遠心により除去 した。上清をゲルマン0.45μフィルター装置(Acrodisc 4184)により透明に した。 カチオン交換クロマトグラフィー 最初の精製は、Bio-Gel TSK-SP-5PW HPLCカラム(21.5×150mm)で のカチオン交換クロマトグラフィーにより行った。流速8ml/分および高度に精 製したホモSerラクトンhPTHrp(1−34)ペプチドの収量をおよそ12mgに するためのクロマトグラフィー条件は: 1.50mM KH2PO4、pH6.5でカラム平衡化 2.透明化上清10mlの充填(培養ブロスおよそ1.5Lまたは封入物2.4g) 3.ベースラインが安定するまで50mM NaClを含有する50mM KH2P O4、pH6.5でカラム洗浄 4.90mM NaClを含有する50mM KH2PO4、pH6.5でカラム溶出 約45分間、画分を集める 5.プールおよび貯蔵の前に、C18HPLCにより90mM NaCl画分をホ モSerラクトンhPTHrp(1−34)含量について分析 逆相HPLCクロマトグラフィー 逆相Poros R/H 4.6×100mmカラム(Perseptive Biosystems,Cambrid ge,MA)を最終精製工程に使用した。クロマトグラフィー条件は下記の通りであ る: 移動相A: 0.1%トリフルオロ酢酸(TFA)/水 B: 0.1%トリフルオロ酢酸(TFA)/CH3CN 時間 流速 %B 0分 4ml/分 15 5.0分 4ml/分 40 5.2分 4ml/分 100 6.8分 4ml/分 100 7.0分 4ml/分 15 ホモSerラクトンhPTHrp(1−34)、化合物4の保持時間は、およそ2. 943分であった。精製ペプチドは、質量分析により測定したところ純度およそ 98%であった。 実施例XIII 総括的にGunness-HeyおよびHock,Metab.Bone Dis.5:177 181(1984)の方法に従 い、本発明の化合物を卵巣摘出ラットの骨量に対するその効果について評価した 。 成体スプラーグ−ダウレイ雌ラットを環境に順応させ、体重グループで分け( n=9、10または12)、左右の卵巣摘出(OVX)、または模擬手術を行っ た。投与は、手術後17日で開始し、20日間続けた。試験化合物は2%ラット 血清/食塩水媒体で1日に1回、皮下投与した。 投与20日後、ラットを屠殺し、右大腿骨を摘出した。大腿骨を半分に切り、 遠位半分大腿骨(distal half femures)(DHF)を更に、ドリルを使って、 海面骨(TB)と皮質骨(CB)に分けた。カルシウムを抽出し、Calcetteカル シウム分析機により測定し、mg/DHF/100g体重における平均骨Caとして 現した。 2つの試料のt検定を用いて、OVXおよび模擬グループを比較した。一方向 ANOVAを用いてOVXグループを比較し、続いて、フィッシャーのLSD多 重比較により、各処置グループと媒体を比較した。 卵巣摘出は、主に、海面骨からの実質的な骨全体の減少を誘導した。骨全体の カルシウムは、模擬手術対照よりも47ないし54%低かった。 80μg/kg/日でのbPTH(1−34)およびhPTHrp(1−34)は、統 計的に、処置OVXラットについて骨全体のカルシウムをそれぞれ53から95 %および18から40%の範囲で有意に増大させたが、しかし、皮質骨カルシウ ムの有意な増大はなかった。 本発明の化合物を80μg/kg/日で投与すると、骨全体のカルシウムが66 から138%まで増大し、海面骨のカルシウムが87から128%まで増大した 。皮質骨カルシウム、海面骨厚、および骨体積は、非処置OVX対照でも有意に 増大した。 このアッセイでは、下記の化合物を試験した: 同様の研究にて、卵巣摘出ラットに5、10および20日間、40μg/kg/ 日投与した結果は、下記である: 実施例XIV 成熟ニュージーランド・ホワイト雌ウサギ(Hazelton Research Products,Inc .,3.6kg,n=9−11/処置グループ)に、媒体をまたはプレドニソン0.1 5mg/kgを13カ月毎日注射した。骨密度(BMD)を二重エネルギーX線吸光 光度計(Hologic Model QDR-1500W,Hologic,Inc.,Waltham,MA)により測定し、 骨代謝の生化学的マーカーを追跡した。9カ月後、サブグループには、更に、化 合物1(配列番号7)を0.05、0.15、または0.5μg/kg/日、皮下投与 した。2カ月後、用量を0.5、3および10μg/kg/日に上げた。プレドニソ ン処置の結果、迅速な初期減少(2−4カ月)、続いて残りの研究期間、安定な BMDをもたらした。ベースライン12.4±1.3%、18.1±1.9%、およ び11.8±2.5%からのBMDの最終的な減少は、腰部脊椎A/P面、側部面 、および遠位大腿骨において観察された。大腿部骨幹ではより少ない減少(7.8 ±2.2%)が観察された。初期用量を低くしてもこれらの特徴は変わらなかった 。30−60日後、プレドニソンを与え続けた動物に化合物1 10μg/kg/日 を与えると、全ての部位で、媒体単独で12カ月処置した対照ウサギで観察され た値と有意に相異しない値までBMDを回復した。血清オステオカルシンは、プ レドニソン処置ウサギにおいてベースライン50±8ng/mlからから6.4倍低 下したが、化合物1 10μg/kg/日を同時に与えることにより正常に戻った。 実施例XV 本発明化合物1のペプチド(配列番号7)の経鼻製剤を調製し、高いバイオア ベイラビリティーを持つその化合物を送達する効率を評価した。 20mg/ml化合物1、0.2mg/mlクエン酸、2.6mg/mlクエン酸ナトリウム 、0.2mg/mlベンズアルコニウムクロリドおよび様々な量のソルビトールを含 有する液剤と別個の増強剤を滅菌水中で調製し、1N NaOHを用いてpHを6 .0に調整した。 液剤をカニクイザルに経鼻投与し、上記のようして薬物動態を評価した。 試験した製剤の組成およびそのインビボ試験結果は表1に示すが、これから、 本発明の製剤は皮下注射により達成できるバイオアベイラビリティーの50%に 近いバイオアベイラビリティーを提供すること、故に、骨粗鬆症の処置における 臨床使用に適し得ることが理解できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 ラドムスキー,マイケル・ロイド アメリカ合衆国94043カリフォルニア州 マウンテン・ビュー、ロック・ストリート 2005番、アパートメント10 (72)発明者 クルステナンスキー,ジョン・レナード アメリカ合衆国94306カリフォルニア州 パロ・アルト、ラムボー・ドライブ3455番 (72)発明者 ネストー,ジョン・ジョゼフ・ジュニア アメリカ合衆国95014カリフォルニア州 クペルティノ、フェアーウッズ・コート 20937番 (72)発明者 ビッカリー,ブライアン・ヘンリー アメリカ合衆国94040カリフォルニア州 マウンテン・ビュー、ウッドリーフ・ウェ イ 111番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.そのアミノ酸残基(22−31)が両親媒性α−らせんを形成しており、 該残基(22−31)が配列番号85、86、26、27、28、29および3 0から選択されるものである、PTHのまたはPHTrpの各生理学的に活性な切 断類似体、またはそれらの塩、の有効量;ジメチル−β−シクロデキストリンお よび胆汁酸界面活性剤からなる群から選択される吸収増強剤;および水、を含ん でなる、骨粗鬆症の処置に有用な化合物の経鼻投与用医薬組成物。 2.胆汁酸界面活性剤がグリココール酸およびタウロコール酸の塩類から選択 される、請求の範囲第1項に記載の組成物。 3.胆汁酸界面活性剤がタウロコール酸ナトリウムである、請求の範囲第2項 に記載の組成物。 4.胆汁酸界面活性剤がグリココール酸ナトリウムである、請求の範囲第2項 に記載の組成物。 5.PTH類似体またはPHTrp類似体の濃度が約1mg/mlないし約100mg /mlである、請求の範囲第1項に記載の組成物。 6.吸収増強剤の濃度が約0.5mg/mlないし約50mg/mlである、請求の範 囲第1項に記載の組成物。 7.PTHrp類似体が配列番号7の化合物である、請求の範囲第1項に記載の 組成物。 8.吸収増強剤がジメチル−β−シクロデキストリンである、請求の範囲第7 項に記載の組成物。 9.吸収増強剤がタウロコール酸ナトリウムである、請求の範囲第7項に記載 の組成物。 10.吸収増強剤がグリココール酸ナトリウムである、請求の範囲第7項に記載 の組成物。 11.配列番号7の化合物約1mg/mlないし約100mg/ml、ジメチル−β−シ クロデキストリン、グリココール酸ナトリウム、およびタウロコール酸ナトリウ ムからなる群から選択される吸収増強剤約0.5mg/mlないし約50mg/ml、お よび水を含んでなる、医薬組成物。
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