JPH11511416A - 合成包装用方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 特にプラスチックシートを用いてプラスチック包装体を作り出す方法を改良するために、被包装商品を越えて突出している横方向部分（１４）を、熱を供給することにより少なくとも部分的に収縮させ、それにより、感熱性商品も経済的で視覚的に魅力ある態様で包装することができる。熱を受けるプラスチック包装体の区域で収縮プロセスが開始されるや否や熱の供給を中断し、また、その直後、プラスチックの加熱された区域に機械的圧力を及ぼすことが提案されている。プラスチック包装体を作り出すための方法を実施するための装置は取り込み区域と、熱供給装置と、圧力部材（１５）とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】 合成包装用方法及び装置 本発明は、合成包装体を作り出すための方法に係わり、具体的には、合成材料 で作られたシートを用いることにより合成包装体を作り出すための方法に係わり 、被包装商品の横方向縁部の区域で突出している合成材料は熱の供給により熱収 縮している。更に、本発明はプラチック包装体を作り出す方法を実施するための 装置に係わる。 背景技術を表している方法及び装置の例は、とりわけ、WO 84/03872号及びDE- A-1778422号に開示されている。 収縮合成包装体及びかような収縮合成包装体を作り出すための方法は当業界で は知られている。被包装商品のまわりの被収縮シートはこれらの商品、あるいは 、束のまわりに熱供給体を用いて置かれ、突出している横方向区域で収縮され、 その結果として、緊密な包装体になる。この目的のため、特定の収縮シートのみ が用いられている。既知の方法の欠点は、その包装形態が全ての商品に適してい ず、特に、感熱性商品には適していず、その感熱性商品は、熱供給のために、あ るいは、熱に対するそれらの感受性のために劣化し、組織が変化し、溶ける等を してしまう。更に、収縮包装体は大きな表面を有している包装体には適していず 、また、視覚的に再生することができない包装体縁部を作り出してしまう。シー トは、熱が供給されている区域で、制御されない態様をなして収縮し、また、部 分的に極めて見苦しい縁部区域を作り出してしまう。最後に、既知の全ての収縮 シート包装用方法は、完全な収縮に必要とされる時間の故に、常に経済的に適用 可能ではない。 更に、感熱性の商品を、張り合わされる合成シートに包装することも知られて いる。 これらの従来技術の状態に基づいて、本発明は、この種の合成包装体を作り出 すための方法を改良することを目的としており、該合成包装体は感熱性商品に用 いることができ、また、視覚的に魅力のある、そして、部分的に再生可能な包装 用縁部を作り出しつつ広範囲の包装用区域に用いることができる。 この目的は、添付請求の範囲に従った方法及び装置により達成される。この目 的を達成するため、熱を受けている合成包装体の所与の区域で収縮プロセスを始 めるや否や熱の供給を中断し、その直後に、合成包装体の加熱された区域に機械 的圧力を適用することが本発明により提案されている。 本発明に従った方法を用いることにより、合成包装体の対応する区域は、それ らが完全に収縮されるまでは熱を受けず、その代わり、収縮が、正に、始まるま でだけ熱を受ける。この瞬間は数学的に正確に記録されていず、そうではなく、 その瞬間は、適用された熱のために合成包装体の部品が柔軟になりつつ他の部品 が収縮し始める瞬間である。この瞬間に、加熱された区域に機械式圧力を及ぼし 、それにより、熱の供給で溶けた部分あるいは柔軟になった部分は平坦な形態を なして共に接合する。このように、包装に関して、包装用縁部生成体は、感熱性 商品に悪影響を及ぼすかも知れない多くの熱を供給する必要なく、十分な機械的 保持作用を提示する。 本発明は、一般に、合成包装体を用いることを可能とし、該合成包装体は在来 の形式の特定の収縮シートを必ずしも含まなければならないものではない。本発 明による方法も感熱性商品に用いることができる。何故なら、これら感熱性商品 は熱を受けないからである。 重要な使用分野はプラスチック品目の包装である。例えば、凝結された冷凍材 料に対しても用いられる、巻き上げられた形態をしているプラスチック製廃棄バ ッグ等の場合、包装されたまま売られていることは知られており、それにより、 束になっている、即ち、塊になっているロールを巻き解くことはできない。市場 で売買する理由で、例えば、見苦しくなく印刷されたプラスチックシートを用い てかような束を包装することが望ましい。在来の収縮シートが対応する熱供給に より横方向区域で収縮したら、かような束の状態のバッグも同時に溶かされ、そ れにより、これらのバッグの外部は少なくともつまらないものになってしまうで あろう。本発明に従った方法を用い、また、特定の収縮シートを用いることなく 、視覚的に魅力のある態様をなして、プラスチックシートにかような束を包装す ることができる。このことは、当然、束がプラスチックか、紙か、食料品等かど う かに係わらず、他の感熱性物品にも適用される。 本発明の有望な態様によれば、熱供給の中断の制御及び機械的圧力の行使の制 御は時間に依存して行われる。被包装商品に依存して、また、包装体を作るのに 用いられる合成材料に依存して、熱供給を中断する所与の瞬間及び機械的圧力を 適用する所与の瞬間を、容易に、経験的に記録することができる。 あるいは、または、加えて、被包装束に平行に整合された制御シートに熱を適 用することは可能であり、また、光学的センサーあるいは温度センサーにより、 熱供給の中断の正しい瞬間を決定することが可能である。 本発明の一態様において、熱い空気を供給することにより熱の供給をなすこと ができる。これにより、熱を目標として設定し、また、熱い空気の供給が中断さ れる時に、熱の供給は自動的に直ちに中断されるので、熱を時間によって正確に 供給することができるという利点が得られる。 本発明に有利な態様において、機械的圧力の適用は被包装商品の方向に生ずる 。それにより、加熱された区域は被包装商品の方向に加圧され、そこで接着し、 あるいは、溶融し、その結果として、優れた機械的コンシステンシーを有し且つ 包装された製品に横たわっている真っ直ぐで平坦な合成表面となる。 有利な態様においては、平坦な圧力装置が用いられていて機械的圧力を行使し ている。本発明の別の有利な態様においては、機械的圧力の適用中に、あるいは 、適用後直ちに、圧力装置を冷却することができる。有利なことには、冷却空気 の供給はこれに適している。 例えば、ポリプロピレン材料は、プラスチック包装体を作り出すための合成材 料として、他の既知の収縮シートに対する代替物である。 本発明による方法は、視覚的に魅力のあるプラスチック包装体の生産を、特に 、感熱性商品に対するプラスチック包装体の生産も、簡単で且つ経済的に、可能 としている。 本発明によれば、発明的方法を実施するための装置も明記されており、該装置 は、それの主たる構造体として、プラスチックシートで包まれた被包装製品のた めの取り込み区域と、関連した区域に指向された熱供給装置と、被包装製品の対 応する区域に機械的圧力を及ぼすための圧力部材とを有している。有利なことに は、熱供給装置は熱い空気のブロワを有している。本発明の有利な態様において は、圧力部材は圧力板であり、該圧力板は、有利なことには、被包装製品の方向 に枢動することができる。従って、熱い空気の供給後、関係する装置により、機 械的圧力を関連する区域に及ぼすことができ、前記圧力板は被包装製品に枢着さ れ、それにより、加熱されたプラスチックの区域を圧縮するようになっている。 更に、装置は前記圧力板のための冷却装置、有利には、冷却空気ブロワを有して いる。 本発明によれば、方法及び装置が提案され、該方法及び装置でもってした場合 、合成包装材料の収縮により、視覚的に魅力のある形態をなして、感熱性商品の 経済的な包装も可能である。 本発明の更なる利点及び特徴は、添付図面を参照した以下の記載に示されてい る。その添付図面において、 図１は、包装用装置の実施例の概略斜視図であり、 図２は、図１の装置の部分断面図であり、 図３ａ乃至図３ｆは、包装用方法の実施例の概略図である。 図１及び図２に概略的に示されている包装用装置はハウジング内に配備され、 該ハウジングは、簡単にするため、２つの側壁２によって示されている。これら の側壁２は、軸及びローラ、例えば、給送バンド３のための戻りローラ１０を収 容するよう機能している。給送バンド３は、商品を囲繞パッケージに包むために 、在来の巻き上げ装置に、知られた態様で組み合わすことができる。巻かれた、 包装された商品は、給送バンド３によりローラ４上を前方に移動することができ 、そこで、プラスチック包装用材料に包まれた製品は一時的に保持される。特定 の点では、包装用材料は、熱い空気のブロワ５により供給される熱い空気を受け る。示されていない制御手段は適宜の瞬間に熱い空気の供給を中断させる。圧力 板７は、例えば、回転シリンダにより、交差片６上で枢動できるよう配備されて いる。明瞭化のために、たった１つの圧力板７が図１に示されているが、関係す る包装用装置１は対称的に設計されている。圧力板７は軸線８のまわりで、図１ に示された上方位置へ、あるいは、図２に示されたごとき下方位置に枢動できる ようになっている。圧力板７の自由縁部はローラ４間で枢動し得るよう設計され ている。 圧力板７の位置及びそれの枢動軸線８の位置を可変にするため、圧力板７が交差 片６上で移動できるように回転シリンダ９を解除することができる。 包装用方法は図３ａ乃至図３ｆに示されている。例えば、ロール状のバッグ１ １は図３ａに示されている。このロール状のバッグ１１は巻き上げられたプラス チックバッグでなっており、該巻き上げられたプラスチックバッグは廃棄材料を 収容するために販売される予定になっている。包装用シート１２は図３ｂに示さ れている。ロール状のプラスチックバッグ１１はこの包装用シート１２に巻かれ 、その結果として図３ｃに示されているごとき束となる。ロール状のバッグ１１ の縁部はダッシュの付された線１３によって示されており、それにより、包装用 シート１２は突出材料１４を両側で作り出している。熱い空気はこれらの突出側 部１４を目標として設定していて軟化プロセスあるいは収縮プロセスが開始され るようになっている。次いで、図３ｄ及び図３ｅに示されたごとき状態が生じ、 熱を受ける結果として突出側材料が軟化し、収縮し始める。この瞬間に、図３ｆ に示されているごとく、圧力板７により、前記側方材料に圧力が、矢印１５の方 向に及ぼされ、結果として、平坦な規則正しい包装用横方向縁部となる。圧力板 ７の冷却により、伝達された熱を除去することができ、また、前記包装用横方向 縁部の冷却を加速させることができる。冷却装置は示されていないが、例えば、 交差片６の上に配備することができ、それにより、冷却空気は、上方に枢動され た圧力板７上に指向される。 添付図面に図示された実施例は例示にのみ示されていて限定するものではない 。

───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．特にプラスチックシートを用いてプラスチック包装体を作り出す方法であ って、被包装商品（１１）を越えて突出している合成材料（１２）の側方区域の 部分（１４）を、熱を供給することにより少なくとも部分的に収縮させている前 記方法において、熱を受ける区域で収縮プロセスを開始するや否や熱の供給を中 断し、その直後に、加熱されたプラスチック区域に機械的圧力を及ぼすことを特 徴とする方法。 ２．熱供給の中断の制御及び機械的圧力の開始の制御は時間に従属して生ずる 請求項１記載の方法。 ３．基準制御シートに熱を受けさせ、それの応答を測定する請求項１または２ に記載の方法。 ４．温度センサーを用いる請求項１から３のいずれか１つの項に記載の方法。 ５．熱を供給するのに熱い空気を用いている請求項１から４のいずれか１つの 項に記載の方法。 ６．被包装製品の方向に機械的圧力を及ぼしている請求項１から５のいずれか １つの項に記載の方法。 ７．実質的に平坦な圧力装置を用いている請求項１から６のいずれか１つの項 に記載の方法。 ８．前記圧力装置を冷却している請求項７に記載の方法。 ９．冷却空気を用いて前記圧力装置を冷却している請求項８に記載の方法。 １０．プラスチック包装用材料としてポリプロピレンを用いている請求項１か ら９のいずれか１つの項に記載の方法。 １１．請求項１から１０のうちの少なくとも１つの項によるプラスチック包装 体を作り出すための方法を実施するための装置において、被包装合成材料に包装 された製品のための取り込み区域（３）と、プラスチック包装体（１２）の突出 部分（１４）に熱を供給するための熱供給装置（５）と、プラスチック包装体（ １２）の前記突出部分（１４）に機械的圧力を及ぼすための圧力部材（７）とを 特徴とする装置。 １２．前記熱供給装置（５）は熱い空気のブロワを含んでいる請求項１１に記 載の装置。 １３．前記圧力部材（７）は圧力板で形成されている請求項１１あるいは請求 項１２に記載の装置。 １４．前記圧力板は枢動可能である請求項１３に記載の装置。 １５．前記圧力部材のための冷却装置を有している請求項１１から１４のいず れか１つの項に記載の装置。 １６．前記冷却装置は冷たい空気のブロワを含んでいる請求項１５に記載の装 置。