JPH11511198A - シリカ担体上の安定なシラン組成物 - Google Patents

シリカ担体上の安定なシラン組成物

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Abstract

(57)【要約】 本発明はシランおよび特定のシリカのブレンド物に関し、本ブレンド物は、ブレンド物形成後4ヶ月の保存後でもゴム処方物にコンパウンディングした場合、存在するシランの予想外に高い比率がゴム処方物のためのカップリングおよび強化剤として利用可能であることを特徴とする。シリカの80%以上、また90%以上もがブレンド物の形成後4ヶ月でもブレンド物から抽出または脱着可能であり、そして、ゴム処方物特性はカップリングおよび強化のためにシランが高度に利用し得ることを指示している。

Description

【発明の詳細な説明】 シリカ担体上の安定なシラン組成物 〔発明の背景〕 有機官能性シランはガラス、シリカ、シリケート、アルミナ、金属表面等の鉱 物質表面、及びより一般的には強い極性をもつ表面との反応性をもつことによっ て特徴づけられる二元官能性化学品である。それらはまたプラスチック、ゴム、 塗膜及び樹脂のような有機物質とも反応するか又は相容化できる。これらのシラ ンは充填剤入り又は強化剤入り物質に用いられ、そこでシランが充填剤又は強化 剤及び有機マトリックスと反応することにより高められた接着性と改良された物 理的性質をもたらす。これらの用途においてシラン類はしばしば「カップリング 剤」と称される。ほとんどのシランは液体である。 シランマスターバッチ(固体シラン濃縮物、即ち乾燥又は粉末形シラン)が多 年に亘りシランを固体として加えることが望ましい用途に用いられてきた。これ らのマスターバッチは通常高吸着容量をもつ多孔質固体担体に基づくもので75 %以下の液状シランを担持している。経済的理由から、担体は通常シランを担持 する以外の機能をもっていないのでできるだけ多くのシランを吸着し、次いで加 工処理中にコンパウンド中に本質的に完全にシランを放出し且つ、ポリマー及び シランと反応性がない組合せを選ぶことが望ましい(反応性があると担体によっ て誘導される反応によりシランが分解したり消費される)。多孔性有機ポリマー 、合成シリケート、けいそう土、シリカ、カーボンブラック等を含む多くの担体 がこれらの目的用に用いられたり試験されてきた。担体は粒子径、構造及び組成 により、またその結果その吸着特性により異なる。最も微細的の担体、即ち粒子 径が1ミクロン以下の担体も充填剤又は強化成分として複合材料の性質に関わり うる。しかし、強化及び吸着力の点だけでなくシランに対する不活性性の点でも すべて充填剤は均等ではない。シリカを担体として用いる試みは極めて限られた 保存寿命と劣る保存安定性をもつ製品をもたらした。シリカを含むある種の担体 がシランと反応すること、この反応は担体表面上の不可避的な微量湿分に基づく 加 水分解とその後の縮合からなり担体表面に非可逆的に結合したポリシロキサン及 び/又はシランを主体とする生成物をもたらすことが報告された。縮合反応はシ ランのカップリング効率にとって特に有害である。それは担体表面上でシランを 強力に固定化し充填剤入り又は強化剤入りマンパウンドにおけるシランの最終的 な放出、分散及び有用性を妨げるからである。担体表面の反応性及び湿分の存在 による担体上でのシランの重合は通常得られるコンパウンドの物理的性能を損な う。より重要なことは、高価なシランの一部又は全部がむだになること、即ちコ ンパウンディング中に分散できず、意図した別の充填剤粒子に移動できないこと である。重合したシランの量は、シラン添加前の担体の湿分含量、時間と温度、 そして特に充填剤の表面活性によってかわる。これらのパラメータを制御し狭い 既定内に維持することは極めて困難である。もし担体がシランの早期分解には不 活性だがコンパウンディング又は加工条件下にシランと反応性があると、不活性 担体と反応性強化用充填剤の二元機能をもたらす。これらの二つのゴールは相反 している。 これらの問題を解決するために、何らかの水誘起反応を避けるのに活性シラン の充てん前に担体表面を予備乾燥するか、および(または)低コストまたは非反 応性シランで被覆することが提案されている。しかしなら、これらの方法は経済 的に実施可能ではなく、好ましいものではなかった。さらに、その吸着特性を損 なうことなく担体表面から水を全て除去するのは難しい。これは、強固に吸着さ れた水の層から一般的になる鉱質担体表面の構造に通常由来するものである。シ リカでの物理吸収された(physisorbed)水はシリカを約105℃の 温度に加熱することにより除去することができる。これは湿った空気に曝すこと により再吸収することができる。化学吸収された(chemisorbed)水 は水素結合により極めて強固に保持され、約200〜250℃で除去される。こ の水は担体表面のイオン性部位に接近し、そしてその特性は担体表面自体の表面 不純分に大きく左右される。例えば、約250℃の温度で鉱質を活性化により、 縮合およびラジカル重合のような有機反応に対してさらに反応性とすることがで きることは周知である。この特性は触媒方法で大巾に使用されている。従って、 かかる温度で鉱質を脱水すると往々にしてシランに対する反応性を減少させない 。 構成水は、近接ヒドロキシ基の対、殊に極めて強固な水素結合したシラノールで あるヒドロキシ基の縮合により250〜800℃の温度で水を遊離させることに よって形成させる。従って、担体表面から反応性基を全て完全に除去するために 、鉱質を上昇した温度で焼成することが必要である。不都合なことには、ほとん どの担体はこのような温度ではその構成を保持するものではなく、それ故このレ ベルの乾燥は実用的ではない。 コンパウンディングおよび混合での関与および分散のための担有シランの利用 性は溶媒抽出操作により測定することができる。未反応シランを容易に溶解する 溶媒を使用する。シランが抽出されないときは、コンパウンディングおよびカッ プリングには利用し得ない。 シランを用いてポリマーと充てん剤表面との間の共有結合を生成する多くの充 てん剤入りゴムおよびポリマー系について、白色または明るい着色のコンパウン ドを生成させるのに白色シランマスターバッチを使用するのも望ましい。白色担 体には、シリカ、ケイソウ土、シリケート(ケイ酸塩)、アルミナおよびさらに 一般的には非金属酸化物が包含される。これらの担体のうちのあるものは、コン パウンドでの充てん剤として挙動するので、さらに付加された利点を提供するも のである。しかしながら、これらの表面構造は極めて極性であり、強く吸着され た水を相当な量で含有する傾向がある。さらに、このような担体上に一般に存在 する表面金属イオンはシラン加水分解および縮合反応を接触することができる。 これらの反応は室温で様々な速度で進行し、シリカ担有シランの経時の原因であ り、そのためにこのようなマスターバッチには保存期限が限られたものとなる。 従って、ゴム業界、さらに詳しくはタイヤ業界では、黒色コンパウンドを製造す る場合はいつもカーボンブラック担体を主に選択していた。 非シリカ担体、特にカーボンブラックまたは多孔性ポリマーは反応性がより低 く、また弱く吸着された水を低レベルで含有している。しかし、これらは鉱物質 よりも普通は一層高価なものである。カーボンブラックはほとんどの着色コンパ ウンドでは使用することができないが、自動車タイヤのような黒色ゴム適用例に ついては、例えばポリスルフィドシランのようなシランのための担体としてカー ボンブラックを使用することができる。 意外にも、特定のクラスのシリカ充てん剤は例えば室温での何か月もの保存期 間中もシランを用時脱着から防止する破壊的シラン縮合反応に対して不活性であ り、そしてこの点に関するそれらの反応性は現在ゴム業界で使用されているカー ボンブラック担体よりも一層低いことを見い出した。これらのシリカは、高い吸 着能力、低い微孔質、本文に定義されたとおりの105℃および500℃での3 502cm-1での赤外吸光度の低い示差および好ましい態度での酸性特性を有す る酸化剤の存在で変更される表面化学構造を特徴とする。付加される利点として 、これらの特別なシリカは事実上単なる不活性担体よりもむしろ「強化」(re inforcing)充てん剤の特徴を有している。それで、保存期間中の「非 反応性」(non−reactivity)およびゴムコンパウンディングおよ び硬化工程での反応性による最終的な強化能力の両者の矛盾するゴールが同じ非 カーボンブラック担体物質で適合させることができる。 〔発明の要約〕 本発明の一つの特徴は、本文に記載の如く一種のシランおよび特定のシリカの 最小限のブレンド物であり、この物ではゴム組成物で高いレベルのシランの脱着 およびカップリングおよび強化のための高い利用性が可能となる。カップリング および強化の高い利用性は、本発明によるブレンド物(blend)とコンパウ ンディングされたゴムが1年までの保存後も高い抽出性を示し(そしてこの場合 フレンド物は製造後4、7.5または11ヶ月間周囲の温度(すなわち、25℃ )で保存された)、製造直後のブレンド物をコンパウンディングした同じゴムが 示す300%モジュラスの10%内にある300%モデュラスを示す。 高いレベルのシランの脱着を可能とするシリカ担体に吸収されたシランのブレ ンド物および任意の添加剤からなる安定なマスターバッチの製法も開示され、こ の場合ブレンド物の製造後4〜12ヶ月間の保存後でもシランの80%以上、好 ましくは90%以上が反応してなく、それ故シランの良好な溶媒により担体から 抽出することができる。シランを含有する最終処方ゴム組成物もまた本文に開示 されている。 〔発明の詳細な説明〕 本発明によれば、限定された保存期間を有する欠点を有することなく、薄色か ら濃色の範囲にわたるすべての色のプラスチックまたはゴムコンパウンドに使用 し得る固体シランマスターバッチが提供される。ブレンド物は、ブレンド物中の シランの実質的な割合、例えば少なくとも80%、好ましくは90%より大きい 割合が所望のとおり反応に関与することができるか、あるいは他に、ブレンド物 を例えばタイヤ製造におけるようなその他の製品にコンパウンディングした時に その所望の活性を示す。 周囲の条件で、シリカに担有されたシランは極く緩和な変換のみを受けるか、 または全く変換を受けないで、次にシリカから脱着され得ない形態となり、これ によって長い保存期間を確実なものとし、またゴムの特性に有害なシロキサンオ リゴマーおよびポリマーの形成が避けられる。さらに、本発明によれば、担体材 料がプラスチックまたはゴム材料の強化方法に関与する固体シランマスターバッ チが提供される。有利には、固体シランマスターバッチはダストフリーでかつさ らさらとし、そして乾燥しているようにみえる。マスターバッチは何らかの特定 のミキサーなしで担体材料に液体または粘稠シランを添加する容易な方法である 。固体マスターバッチはシランを送達するための有効かつ堅実な方法である。こ れらのマスターバッチは白色または極めて薄い色であることができ、いずれのカ ラーシステムにも有用である。 マスターバッチ組成物 シランマスターバッチは、(I)シリカ担体;(II)有機官能シラン;およ び任意に(III)添加剤から製造される。 (I)シリカ 本発明で使用されるシリカは相互に凝集体の形態で会合されている微粒子シリ カである。これらの凝集体は、コンパウンディングプロセスで容易に破壊される 自由な構造に凝集されている。これらはその構造および表面特性で主に特徴付け られている。 意外にも、これらのシリカはシランを重合させるかまたは結合するように反応 しない。それで、これらは、特に他のシリカと比べて、シランを十分に放出する (すなわち、80重量%以上、好ましくは90重量%以上で)。 本発明のシリカの吸着挙動は、構造(すなわち、小さいまたは大きい分子を保 持し得るマイクロおよびマクロ細管の特定表面タイプおよび量)および表面特性 (すなわち、表面化学、表面張力および吸着エネルギーをコントロールする表面 エネルギー、従って所定条件下単位面積当り吸着材料量)の両方に関係している 。水およびガスのような小さい分子の吸着はシリカの全表面で生じ、容易に浸透 し得る小孔に包含される。 本発明に有用な好ましいシリカは、105℃で測定した場合および500℃で 測定した場合のシリカの3502cm-1での赤外吸光度(in)の比較的低い示 差を特徴とする。好ましくは、この示差は1.3未満、好ましくは1.2未満で ある。本発明に有用なシリカのこの特性の意義の特別な理論によって束縛される ことを企図するものではなく、この示差は類似し得るが、シリカの水分含量の単 なる測定とは区別されるべきものと考えられる。特に、上述の如くシリカを本質 的に完全に脱水するように処理することは本発明での用途におけるシリカの性能 がより満足し得なくなることと組み合わさっている点においてそうである。それ で、上述した示差は、好ましくは0(零)より大であり、さらに典型的には少な くとも0.90または少なくとも1.00さえである。 本発明で定義される用語としてのそれらの吸光度示差は以下の実施例9に記載 の如くして求められる。 本発明の沈降シリカは、次の工程からなる方法によって、低い表面反応性およ び少なくとも約70〜100および300m2/gまで、好ましくは160〜1 80m2/gのBET表面積を有して製造することができる: (a)総ケイ酸塩の部分を含有するケイ酸アルカリ金属塩の水溶液を形成し; (b)混合物を約70℃〜98℃の温度に加熱し; (c)ゲルが発現するまで強酸を加え; (d)酸の添加を停止し、そしてゲルを経時させ; (e)強酸を加え; (f)電解質を加え; (g)同時に強酸およびケイ酸金属塩の溶液を加え; (h)pHを強酸で4.5未満に調節し; (i)沈降シリカを濾過し、洗滌し; そして、任意に、(j)シリカを再分散し、そして、好ましい態様では、表面 を種々の金属好ましくはアルミニウムの水酸化物またはアルコキサイドのいずれ かの一種または二種以上で処理する。 前述のプロセスの工程において、工程(a)でのケイ酸ナトリウムの当初の充 てん量は全シリカの60〜90重量%を含んでいる。工程(b)での強酸添加時 間および温度を調整して10〜50分の間でゲル化を生じさせる。工程(d)で のゲルの経時は約5〜30分間である。工程(g)での強酸溶液およびケイ酸ア ルカリ溶液の同時添加および濃度を調整して、容器に入る二種の混合物が7〜9 の範囲のpHを有するようにする。 電解質は、アルカリ金属およびアルカリ土類金属塩、好ましくはアルカリ金属 硫酸塩からなる群から選択される塩からなる。強酸は濃厚な酸、好ましくは硫酸 である。 本文で定義される低いir吸光度示差を示すシリカは、シリカを約105℃乃 至約250℃の温度条件(周囲の圧力または好ましくは減圧下)にコントロール して加熱することによりシランを担有するように製造することができる。最適な 結果を得るための特別な条件は、様々なシリカ出発物質で妥当に変えられるが、 所望の特性を提供する処理条件を確立するための簡単な一連の試験によりいずれ の所定のシリカについて容易に確定することができる。 全部の利用可能な表面を測定する手段として、窒素の吸着を表面測定のBET 方法に使用する。本発明のシリカのためのBETは少なくとも100m2/g、 好ましくは160〜180m2/gでなければならない。より大きい分子の吸着 はより容易に利用し得る表面で生じることができるだけである。外部表面とも言 われるこの表面はCTAB(セチル トリメチル アンモニウム ブロマイド) 吸着により測定することができる。本発明のシリカのCTABは少なくとも10 0m2/g、好ましくは140〜180m2/gでなければならない。水の吸着、 特に微孔での吸着はシランマスターバッチ安定性に対して有害である。従って、 極めて低い微孔質を本発明のシリカに使用するのが好ましい。このようなシリカ はBET表面/CTAB表面比1.0対1.2で特徴付けられる。 粘稠材料および(または)大きい分子の吸着は通常油吸着係数または「DOP 吸収」により実際は測定される。 本発明のシリカについては、少なくとも100ml/100gの油吸着係数が 必要であり、好ましくは約150〜400ml/100gでなければならない。 シリカ表面化学はそのシランに対する活性に重要な役割を果たしてる。本発明 の目的には、低い表面反応性が必要である。特に、シラン縮合触媒、例えば遷移 金属が極めて低いレベル、すなわち1000ppm未満でなければならず、また は好ましくは存在していない。 表面化学組成物は小量のSiO2以外の金属酸化物を含有することができる。 例えば、アルミナを使用することができ、シリカの0.02〜1.0重量%、好 ましくはシリカの0.5〜0.7重量%で存在していなければならない。表面条 件をコントロールする上でのそれ以上のガイダンスについては、Meguro, K.およびE.Sumi,K.,「Characterization of the acid−base nature of metal oxides by adsorption of TCNQ」,Acid−Base In teractions ,117−134(1991)を参照されたい。これは参 考として本文中に挿入する。 全体として、シリカは極めて低い微孔質、ならびに本文に定義したとおり35 02cm-1での低い吸光度示差、少なくとも100m2/g、好ましくは160 〜180m2/gのBET表面積および任意にアルミニウムの表面酸化物を有し ;これらの要素はマスターバッチでのシラン縮合の不存在に寄与するものと考え られる。本発明に適当なシリカは上述した要素の全部の組み合わせを提供するシ リカである。 このような目的のためのシリカの例示は、ヨーロッパ特許公開番号05208 62(Rhone−Poulenc Chimie名義)、0157703(R hone−Poulenc Chimie名義)および0468140(DeG ussa AG名義)に記載され、これらを参考として本文中に挿入する。本発 明で使用するための市販のシリカの一種がRhone−PoulencからのZ EOSIL 1165 MPシリカである。その他のものには、PPGからのH i−Sil 233T−LDおよびDegussaからのUltrasil V N3 SP GRが包含される。 (II)シラン 少なくとも一個のアルコキシ基/シリコン原子、好ましくは二個または三個の アルコキシ基/シリコン原子を有するいずれの有機官能基置換シランが本文で使 用するのに適している。有機官能基は典型的には有機化学でみられる基であり、 そして例えばメルカプト、スルフィド、ジスルフィド、ポリスルフィド、ビニル 、アセチレン、ウレイド、カルボキシル、カルボニル、アミノ、エポキシ、ハロ ゲン化物等のような基を包含している。 本発明の有機官能シランは次の化学式で定義することができる: YRSi(R’)a(OR”)3-a 〔式中、Rは1〜20個の炭素原子の二価アルキレン、アリレンまたはアラルキ レン基、ビニル基またはアセチレニルであり;R’は1〜10個の炭素原子の一 価アルキル、アリールまたはアラルキル基であり;R”は1〜12個の炭素原子 の一価アルキル、アリールまたはアラルキル基であり、ここで炭素原子一個また は二個以上が酸素、窒素または硫黄で置換されていてもよい;Yはメルカプト、 スルフィドおよび構造R'''−Sx−(ここでR'''は1〜20個の炭素原子の一 価アルキル、アリールまたはアラルキル基または基RSiR’a(OR''')3-a であり、そしてxは1〜9である)のポリスルフィド;アルコキシシラン基の間 の基に硫黄またはその他のヘテロ原子結合を有するその他のビス、トリスおよび より高級なシラン;ビニル;アセチレニル;カルボニル;アミノ;アルキル、ア ラルキルまたはアリール置換アミノ;ウレイド;チオシアネート;チオ尿素;エ ポキシ;および水素からなる群から選択される有機官能基であり;そしてaは整 数であって、0、1または2である〕。 場合によっては、このようなシランの低分子量縮合物を使用することができる 。 このようなシランの例は3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メ ルカプトプロピルトリエトキシシラン、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピ ル)テトラスルフィド(TESPT)、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリ エトキシシラン、ビニルトリス−(2−メトキシエトキシ)シランであり、いず 9、A−171、A−151およびA−172シランのもとでOSi Spec ialties,Witco Company,Danbury,CTから商業 上入手可能である。例えばメルカプトプロピルメチルジエトキシシラン、メルカ プトプロピルジメチルエトキシシランおよびビニルメチルジメトキシシランのよ うな二官能性シランまたは一官能性シランもまた使用することができる。 好ましい有機官能シランは低縮合比を有するもの、特に各シリコン原子でエト キシまたはより高分子量のアルコキシ基一、二または三個で置換されている硫黄 −含有シランであり、例えば3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、ビス −(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス−(3−メチル ジエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス−(3−トリエトキシシリ ルプロピル)ジスルフィド、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)モノス ルフィド、ビス−(2−トリエトキシシリルエチルトリレン)テトラスルフィド 、ビス−2−(3−トリエトキシシリル−5−メチルフェニル)エチルトリスル フィド、ビス−(トリブトキシシリルメチル)ジスルフィド、ビス−(3−メチ ルジエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、チアシアナトプロピルトリエトキ シシランおよびチオウレイドジプロピル−トリス−(イソプロポキシ)シランが あげられる。 エポキシおよびアミノシランも本文で使用するのに適しているが、これらは本 来安定性がより低いものである。例えば、γ−アミノプロピルトリエトキシシラ esより入手可能)もまた使用することができる。 (III)添加剤 例えば、抗酸化剤、触媒、過酸化物、可塑剤、溶剤、促進剤、遅延剤、加硫剤 、加工助剤、有機官能性ではあり得ないその他のシラン例えばオクチルトリエト キシシランまたはオクタデシルトリアルコキシシラン、ワックスまたはカーボン ブラックのようなその他の充てん剤のような添加剤も存在していてよい。このよ うな添加剤はいずれも該添加剤の特別な官能性を付与するのに用いられる量で存 在していてもよい。添加剤およびその官能性に基づいて、量はマスターバッチの 1重量%以下で、20〜50重量%以上までであってよい。 (IV)マスターバッチ 通常強化に関与しない充てん剤と共に可能な限り多くのシランを担有させるの が望ましいが、この場合ブレンド物の1%ほどの低い、またブレンド品の80% 以上もの高いシランレベルが存在し得ることも可能である。多くの適用例につい ては、ブレンド物はシリカの10〜99重量部およびシラン成分の1〜80重量 部を含有することができる。 加工 シリカは普通に得られるものとして本文に開示した特別なタイプのものでも常 に相当な量の物理吸収された水を含有しているために、シラン添加前に物理吸収 された水を乾燥しなければならない。乾燥操作はバッチプロセス(例えば、炉、 かくはん、真空、凍結乾燥またはタンブルドライヤー)または連続プロセス(例 えば、回転炉、乾燥塔、熱風空気コンベヤーまたは流動床)のいずれかで行うこ とができる。制御した湿度雰囲気(例えば、乾燥空気または窒素)を使用し得る が、本発明の目的のためには必須ではない。 適当な乾燥温度は100〜110℃である。さらに高い温度を使用してもよい が、より良い効能が得られない。加熱以外の乾燥技術を使用するか、または10 0〜110℃範囲外の温度を使用するときは、シラン添加前のシリカの水分含量 は、100〜110℃下および大気圧下で平衡で得られる場合と同一でなければ ならない。 乾燥シリカをブレンダー(例えば、低速粉末ブレンダー、タンブルブレンダー 、らせんリボンブレンダー、プラウブレンダー、または高速ブレンダー)に入れ る。シランはシリカに一度にまたは連続して添加することができる。特に適当な プロセスは、製造し、そしてシリカ製造プロセスの部分として乾燥した直後でな お暖かいシリカを使用することからなる。その理由は、シリカによるシランの吸 収が80〜100℃の間の上昇した温度でより速くなるからである。より低い温 度では、添加に要する時間はさらに長くなる(室温で数時間対100℃で二、三 分間)。 混合物を均質化するのに数分間が必要であり、混合物は粒子直径が1mmより 大きい大型の凝集粒子を好ましくは含有すべきではない。この時点で、所望によ りいずれの追加の添加剤を加えてもよい。混合物を放冷させ、水密容器に包装し なければならない。若干の水は損傷なく製造後の環境から再吸着され得るが、水 密容器の使用がこの現象を最小限とするのに好ましい。 適用 本発明は普通それ自体で液体であるシランを送達するのに使用し得るが、本発 明によって乾燥担体で充てんされたポリマー性材料に担有させる。本発明による マスターバッチは白色、着色および黒色ゴム、プラスチックおよびその他の強化 または充てんコンパウンドおよび同一物を組み入れる機械部品例えばタイヤ、靴 底、ボタン、ファンベルト、ケーブル絶縁体等に使用するのに適している。 本文で使用される用語「ゴム」(rubber)とは、エラストマーの一種ま たは二種以上を主要な比率で、また任意に追加の官能性添加剤を含有する組成物 として本分野で普通帰せられている意義を有する。適当なエラストマーは本分野 で周知であり、例にはスチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ポリブタジエン、 天然ゴム、ネオプレン、エチレン−プロピレンゴム(EPR)等が包含される。 これらのマスターバッチは、低いローリング抵抗性自動車用タイヤトレッドで 特に重要である。試料タイヤトレッド処方物は、シリカを基にして10%活性シ ラン、BUDENE 1207シス−ポリブタジエン、ULTRASILシリカ VN−3、SUNDEX 790可塑剤(Sun Co.)、酸化亜鉛、ステア リン酸、SUNOLITE 240抗酸化剤(Sovereign Chemi cal Co.から販売)、N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル −p−フェニレンジアミン、硫黄、N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾー ルスルフェンアミド(TBBS)、ジフェニルグアニジン(DPG)およびN3 43カーボンブラックを包含し得る。 靴底および着色技術用ゴム部品のような多くの他の適用例では、マスターバッ チは最終アイテムの色に影響(例えば、暗色化)を及ぼさないでシランを添加す る容易な方法を提供する。靴底処方物の一例はシス−ポリブタジエン、天然ゴム 、スチレン−ブタジエンゴム、酸化亜鉛、ステアリン酸、2,2−メチレン−ビ ス−(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、ジエチレングリコール、ナフ テン油、硫黄、t−ブチルベンジルスルフェンアミド、TBBSおよび10%シ ラ ンマスターバッチ(シリカでの活性シラン%として計算)を含有することができ る。 〔実施例〕 以下の実施例は本発明を説明するものであり、限定を企図してはいない。参考 例は本発明で得られる利点を強調することを企図している。 実施例1 90°にとりつけられた6枚のブレードおよび4枚のカウンターブレードを有 するLightninタービンかくはん機および二重ジャケット加熱システムを 装着した20Lステンレス鋼反応容器に周囲の温度およびかくはん下に蒸留水1 1.7LおよびSiO2対Na2O比3.25:1を有し、シリカ370g/Lを 含むケイ酸ナトリウム水溶液2Lを充てんした。混合物の温度を約30分で90 °±1℃に上げた。かくはん速度350rpmおよび温度90°±1℃に維持し ながら、硫酸366g/Lを含む硫酸水溶液を計量型ポンプを用いて12ml/ 分の速度で加えた。添加開始時間を時間零と称した。37.5分後、硫酸添加を 停止した。混合物を15分間播種させ、次に硫酸水溶液を37分間12ml/分 の流速で混合物に再び加えた。75分後に、硫酸ナトリウム350g/Lを含む 水溶液1.34Lを加えた。89.5分後に、反応容器に40分間かけて硫酸3 66g/Lを5.9ml/分の流速で、またSiO2対Na2O比3.25:1お よび55g/Lのシリカ濃度を有するケイ酸ナトリウムの新たに調製した溶液を 76.1ml/分の流速を同時に充てんした。混合物のpHは7.5±0.2で あった。硫酸溶液を混合物pHが3.5となるまで、または約10分間、5.9 ml/分の流速で混合物に加えた。次にスラリーを濾過し、水で洗い沈降中に形 成した硫酸ナトリウムを除去した。シリカ907gを水に再分散し、硫酸ナトリ ウム溶液0.129Lを加え、スラリーのpHを水酸化ナトリウム溶液で6.5 の値に調節した。シリカを乾燥した。シリカの特徴は次のとおりであった: 特徴 値 BET表面積 91m2/g 115℃での水損失 20.7% 表面チャージ(surface charge) 0.137C/m2 SiO2 95.0% Na2SO4 5.0% pH 6.5 シリカ35gを広口ジャーに注入した。開放ジャーおよびシリカを4時間11 5℃にセットした通気炉に入れた。ジャーおよびシリカを炉から除去し、秤量し た。乾燥シリカの重量と正確に等しい量のビス−トリエトキシシリルプロピルテ i Specialties A.Witco Company)を一度に熱シ リカに加えた。ジャーを閉じ、内容物を1/2時間手で振とうした。得られたコ ンパウンドは、容器壁に付着しない、直径1mmより大きい直径を有する凝集物 を含有しないベージュ色の、乾燥した、さらさらした固体であった。マスターバ ッチを周囲の温度に冷却し、抽出性を試験した。抽出性は、周囲の温度で閉じた ジャー中に3日および15日の間保存した後のマスターバッチについて測定した 。その他のいくつかの実施例では、4〜11ヶ月の保存後、抽出性およびコンパ ウンド性能を測定した。 抽出試験は100ml Soxhlet抽出装置で行った。カートリッジ中に マスターバッチ30gを入れ、そして乾燥分析用等級のアセトン180gをフラ スコに入れた。抽出器中のアセトンを88℃にセットした油浴を用いて加熱還流 し、そしてマスターバッチを2時間抽出した。カートリッジおよび抽出した物を 110℃にセットした防爆炉中で恒量となるまで乾燥した。損失重量を抽出可能 なシランの%として算出した。上述した操作を用いて、保存3日および15日後 の抽出可能なシランはそれぞれ全組成物重量の49.6%および42.8%であ り、また充てんシランの99.2%および85.6%であった。 実施例2 実施例1に示した操作に従ってマスターバッチを製造した。但し、再分散した シリカ907gを硫酸ナトリウム350g/Lの溶液25.9mlと混合し、そ してスラリーのpHを9に調節した。シリカの特徴は次のとおりであった: 特徴 BET表面積 170m2/g 115℃での水損失 13.7% 表面チャージ 0.230C/m2 SiO2 99.99% Na2SO4 0.01% pH 9.0 3日および15日の保存後のマスターバッチからの抽出可能なシラン値はそれ ぞれ48.3および41.5であり、または充てんシランの96.6および83 .0%であった。 実施例3 実施例1に示した操作に従ってマスターバッチを製造した。但し、再分散した シリカ907gを硫酸ナトリウム350g/Lの溶液25.9mlと混合し、そ してスラリーのpHを7に調節した。シリカの特徴は次のとおりであった: 特徴 BET表面積 114m2/g 115℃での水損失 0.8% 表面チャージ 0.164C/m2 SiO2 99.89% Al 0.1% Na2SO4 0.01% pH 7.0 3日および15日の保存後のマスターバッチの抽出可能なシラン値はそれぞれ 47.1および46.4%であり、または充てんシランの94.2および92. 8%であった。 実施例4 実施例3に示した操作に従ってマスターバッチを製造した。但し、再分散した シリカのpHは9に調節した。シリカの特徴は次のとおりであった: 特徴 BET表面積 72m2/g 115℃での水損失 1.5% 表面チャージ 0.115C/m2 SiO2 99.69% Al 0.099% Na2SO4 0.01% pH 9.0 3日および15日の保存後のマスターバッチから抽出可能なシランはそれぞれ 49.3および48.2%であるか、または充てんしたシランの98.6%およ び96.4%であった。 実施例5 実施例1に示した操作に従ってマスターバッチを製造した。但し、再分散した シリカ907gを硫酸ナトリウム350g/Lの溶液0.129Lおよびアルミ ン酸ナトリウム2.76gと混合し、そしてpHを9に調節した。シリカの特徴 は次のとおりであった: 特徴 BET表面積 94m2/g 115℃での水損失 1.4% 表面チャージ 0.141C/m2 SiO2 94.7% Al 0.094 Na2SO4 5.0% pH 9.0 3日および15日の保存後のマスターバッチから抽出可能なシランはそれぞれ 49.2および49.2%であり、そして充てんシランの98.4%であった。 実施例6 実施例5に示した操作に従ってマスターバッチを製造した。但し、アルミン酸 ナトリウム13.8gを再分散したシリカと混合した。シリカの特徴は次のとお りであった: 特徴 BET表面積 105m2/g 115℃での水損失 1.4% 表面チャージ 0.153C/m2 SiO2 93.5% Al 0.47% Na2SO4 4.9% pH 9.0 3日および15日の保存後のマスターバッチから抽出可能なシランはそれぞれ 48.5および48.3%または充てんシランの97.0および96.6%であ った。 比較実施例7 実施例2に示した操作に従ってマスターバッチを製造した。但し、再分散した シリカのpHを7に調節した。シリカの特徴は次のとおりであった: 特徴 BET表面積 104m2/g 115℃での水損失 17.4% 表面チャージ 0.153C/m2 SiO2 99.99% Na2SO4 0.01% pH 7.0 3日および15日の保存後のマスターバッチから抽出可能なシランはそれぞれ 39.5および33.8%であり、または充てんシランの79.0および67. 6%であった。 比較実施例8 実施例2に示した操作に従ってマスターバッチを製造した。但し、再分散した シリカのpHを4.5に調節した。シリカの特徴は次のとおりであった: 特徴 BET表面積 110m2/g 115℃での水損失 30.1% 表面チャージ 0.159C/m2 SiO2 99.99% Na2SO4 0.01% pH 4.5 3日および15日の保存後のマスターバッチから抽出可能なシランはそれぞれ 26.6および25.5%、または充てんシランの53.2および51.0%で あった。 実施例9 市販のシリカを自立ペレットとして製造した。シリカを2分間めのう乳鉢およ び乳棒で空気中で粉砕した。粉砕シリカ16gを標準IRペレットに入れ、シリ ンダー、ベース、金属ダイペレットおよび長手ロッド(プランジャー)からなる ダイアセンブリー(PMA)とした。このプランジャーはダイアセンブリーのシ リンダー内部で金属ダイペレット上にのせられている。金属ダイペレットとロッ ド(プランジャー)との間にサンドイッチしたシリカをCarver,Inc. Model Cプレスを用いてダイアセンブリー中の0.520″直径ロッドに 適用される2800ポンドでプレスした。 0.5″直径の自立シリカ試料ペレットをPMAからとり出し、そして0.9 06″直径金属ワッシャー2個からなる磁気ステンレス鋼ホルダーに移した。こ れらのワッシャーは、ワッシャーアセンブリーの中心から0.352″に位置す る中心を有する単一2−56×3/16″ステンレス鋼Unified Nat ional Course Threadスクリューにより一緒に保持されてい た。組立をした両方のワッシャーは0.375″直径の開口部を有している。一 方のワッシャーは、0.045″の深さおよび0.520″の直径に機械加工し て、試料ペレットのためのはめ込み領域とした。他方のワッシャーはワッシャー 上にのせてシリカペレットおよびスクリューを固く締めたものとした。 ホルダー中のシリカペレットをパイレックスガラスIRセルの活性化チャンバ ーに入れた。IRセルの使用および自立ペレット技術は最初にC.L.Ange llが報告した。IRセルは、長さ7.5″のシールされ、そして底部を偏平と したパイレックスガラスチューブ(活性化チャンバー)、長さ8″のパイレック ス「アーム」(arm)、または10mmOD×28mmOD寸法を有する長方 形横断面の平らなチューブからなり、この後者のチューブは活性化チューブの上 方(開口)部分に対して直角にシールされ、チューブはシリカペレットを活性化 するのに使用されるパイレックスガラスの軸を含む平面(垂直面)に平行な平ら な側を有している。平らなアームの他の端はシールされ、そしてこの端は0.5 ″の内径の孔2個を有し、各側の一つはPliobondセメントを用いて平ら なガラス表面にシールされたフッ化カルシウム窓2個でカバーされている。IR セルの開いた端は29/42雌型テーパージョイントからなっている。シリカペ レットを活性化チャンバー(チューブの底部)に入れた後、Apiezon「N 」グリースを用いてその合せ雄型ジョイントにシールすることによりテーパージ ョイントで連結する。この雄型ジョイントはV−4ストップコックおよび18/ 9雄型ボールジョイントを含むアセンブリーの一部である。 IRセルの活性化チャンバー底部におかれたそのホルダー中のシリカペレット を最初拡散ポンプを有する真空マニホールドを用いて15分間23℃で動的(連 続)吸入排出により活性化し、10-3Torr圧力に排気した。次に、試料ペレ ットをセルの外側の磁石を用いてフッ化カルシウム窓の平らなサイドアームに移 した。シリカのための2個のFTIRスペクトルが、IRセルのサイドアームを BIO−RAD FTS−65 FTIR分光光度計の試料チャンバー中のIR ビーム中に挿入し、そして試料ペレットを105℃および500℃に加熱した後 に、得られた。最初のFTIRスペクトルをシリカペレットを1時間10-3To rrおよび105℃に加熱した後に求めた。第二のFTIRスペクトルは10-3 Torrで200℃で1時間、300℃で1時間、400℃で1時間そして最後 に500℃で1時間さらに加熱した後に求めた。処理の間に空気に曝すことがな かった。次に、試料ペレットを周囲の空気に曝した直後に秤量した。 FTIRスペクトルを記録し、そして吸光度データは次のようにして計算した : FTIRスペクトルを吸光度で105℃後そして再び500℃後にフッ化カル シウム窓および空のペレットホルダーを有する空のIRセルのスペクトルに対し て参照させてシリカについて記録した。 500℃に加熱した後シリカについての吸光スペクトルを105℃に加熱した 後シリカについての吸光スペクトルから差引いた。「差引スペクトル」(sub straction spectrum)を分光計でのBIO−RADソフトウ ェアを用いて生じさせた。 シリカについての吸光度示差は、「差引スペクトル」中の3502cm-1での ピーク吸光度と零吸光度ベースラインとの間の差として測定した。シリカ試料全 部についての標準化吸光度示差(Ad)を次の式を用いて補正した(14.5m gペレット重量に標準化した): Ad=Ad0(14.5mg/試料重量、mg) (式中Ad0はFTIR技術を用いて測定した吸光度示差である)。 次の表1には、ZEOSIL 1165 MPシリカおよびその他の数種のシ リカについての吸光度パラメーターを記載する。表には、またシラン、ビス−( 3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィドが各々の指示したシリカに よるそのシリカマスターバッチから抽出可能であった度合も記載する。これらの データから、低いIR吸光度示差は高い抽出性と相関していることがわかる。 * この試料についての500℃での最後の活性化は3時間実施した。 実施例10 次の性質を有するシリカ(ZEOSIL 1165 MPシリカ、Franc e,LyonのRhone−Poulencから入手)35gを1L広口ジャー に注入した。 特徴 数値 BET表面積 180m2/g CTAB表面 160m2/g BET/CTAB 1.125 DOP吸着ジ 270ml/100g 105℃での水損失 6% 1000℃での発火損失 10.5% SiO2 98.5% Al23 0.4% pH 6.5 開放ジャーを換気炉(105℃)に入れ、4時間放置乾燥した。熱シリカにビ ス−トリエトキシシリルプロピルテトラスルフィド(TESPT)SILQUE そしてジャーを閉じ、1/2分間手で振とうした。得られたコンパウンドは、容 器壁に付着しないベージュ色の乾燥したさらさらした凝集物を有しない固体であ った。マスターバッチを放冷し、抽出性について試験した。 抽出試験は100ml Soxhlet抽出装置で行った。マスターバッチ3 0gをカートリッジに入れ、そして乾燥分析用等級のアセトン180gをフラス コに入れた。 抽出は還流開始から2時間で行った。フラスコを油浴で88℃に加熱した。カ ートリッジを最後に防爆炉で110℃で恒量に乾燥した。 損失重量は抽出可能なシランの%として算出する。上述した操作を用いて、抽 出可能なシラン含量は全組成物重量の64.7%または充てんシランの99.5 %であった。周囲の温度で3日および15日間同一試料を密閉容器で保存した後 この試料を試験した。そして抽出試験をくりかえした。抽出されたシランはそれ ぞれ全組成物重量の64.1%および64.2%または充てんシランの98.6 %および98.7%であった。それで、これらの条件下では抽出可能なシランに 顕著な変化はなかった。 実施例11 実施例10で用いたシリカ35gを実施例10の如く処理した。但し、乾燥段 階は150℃の炉温度で行った。3日および15日後の抽出されたシランはそれ ぞれ全組成物重量の63.7および62.4%、または充てんシランの98.0 および96.0%であった。 実施例12 実施例10で用いたシリカ35gを実施例10の如く処理した。但し、乾燥段 階は200℃の炉温度で行った。3日および15日後の抽出されたシランはそれ ぞれ全組成物重量の63.6および62.0%または充てんシランの97.9お よび95.4%であった。 比較例13 実施例10で用いたシリカ50gを実施例10の如く処理した。但し、乾燥す ることなくそのままのシリカに加えたTESPTの50gと共に受容したままで 使用した。7日および30日後の抽出されたシランはそれぞれ全組成物重量の4 3.0および41.0%または充てんシランの66.2および63.1%であっ た。上述した結果は、シリカおよび物理的に吸収された水との反応による抽出可 能なシランの著しい損失があったことを示している。 比較例14 次の性質を有するSilica 2(Germany,Frankfurtの Degussa AGから入手したSIPERNAT 22シリカ)50gを実 施例10の如く105℃で乾燥し、そしてTESPTの50gを加えた。 特徴 数値 BET表面積 180m2/g CTAB表面 160m2/g BET/CTAB 1.125 DOP吸着ジ 300ml/100g 105℃での水損失 6% 1000℃でのLOI 11% SiO2 98% Al23 0.0% pH 6.0 配合後3日および15日にマスターバッチを抽出し、そして結果は全組成物重 量の45.6および41.6%または充てんシランの91.2および83.2% であった。 比較例15 次の特性と共に高いBET、低いアルミナ含量および高いpHを有するSil ica 3(TIXOSIL 38A,Rhone−Poulenc)30gを 実施例10の如く105℃で炉で加熱し、そしてTESPTシラン70gと混合 した。 特徴 数値 BET表面積 225m2/g 105℃での水損失 7% 1000℃でのLOI 11.5% SiO2 96.8% Al23 0.05% pH 7.1 7日および15日後抽出されたシランはそれぞれ全組成物重量の42.8およ び39.7%または充てんシランの61.1および56.7%であった。 実施例16および17 乾燥温度150℃(実施例16)および200℃(実施例17)でTIXOS IL 38Aシリカを用いて実施例15と同じ試験をくりかえした。マスターバ ッチがさらさらして、かつ見かけ上乾燥していることによって定義して、安定な マスターバッチが得ることはいずれの場合も不可能であった。 実施例18−24 シランを異なった量および様々の種類で用いて実施例10の如く試験した。実 施例18および24はシリカと配合した市販のカーボンブラックの使用を包含す る。結果を以下に記載する。シランは、OSiスペシアリティズから市販品とし て商標名で指示した。全てのマスターバッチはすぐれた抽出レリース性能を示し た。但し、実施例22では、アミノシランが若干の難点を示すが、アミン塩基性 、自己接触性ポテンシアルおよび親水性の場合予想よりも性能が良好であること が実証される。実施例22の抽出はアミノシランとアセトンとの間の何らかの反 応を避けるためにジエチルエーテルで行った。 比較例25 乾燥することなくそのままで使用する高い表面積のカーボンブラック(Ger many,Frankfurl,Degussa AGから市販されているPR INTEX Xe2)25gをTESPT 75gと混合した。得られたシラン マスターバッチは以下の表IIに示した如く良い結果を生じなかった。 比較例26 アルミナを含有せず、溶液pH7.0を有するPittsburgh,PA. のPPG Industries,Inc.から入手可能な別の高表面積シリカ 、HI−SIL ABSを用いて実施例10をくりかえした。以下の表IIの結 果は、このシリカはシランに対する良好な担体ではないことを示している。 比較例27 溶液pH9を有するケイ酸カルシウムを使用する以外は実施例10の如くシラ ンマスターバッチを製造した。新たに製造したマスターバッチでも極めて貧弱な 抽出レリース性能を示した。新たに製造したマスターバッチの抽出可能なシラン は全組成物重量の20%または充てんシランの29%であった。 実施例28 次のゴム処方物で実施例10のシランマスターバッチを用いた。 成分 phr SBR 1502(スチレン−ブタジエンゴム) 100 シリカ、ULTRASIL,VN3,Degussa 50 PERMANAX OD抗酸化剤(Flexsys) 2 PEG 4000ポリエチレングリコール 3 ZnO 3 ステアリン酸 3 シラン(活性) 5 硫黄 2.25 MBTS(2,2’−ジベンゾチアゾールジスルフィド) 0.75 DOTG(ジ−o−トリルグアニジン) 1.5 密閉式ミキサーでコンパウンドを製造した。硫黄およびカオップリング剤マス ターバッチはロールミルで第二段階で加えた。 流動学的性質はフランス標準NFT 43015に従って105℃で測定した : 流動学的性質 数値 最小トルク 15.80in.lb 60分トルク(最大値なし): 124.90in.lb スコーチts2: 3.65分 t50: 7.58分 t90: 20.25分 t98: 40.08分 機械的性質はNFT 46002に従って測定した。 機械的性質 数値 シヨアA硬度: 78 100%モジュラス: 3.8MPa 300%モジュラス: 13.8MPa 引張強度: 19.6MPa 伸び: 399% トラウザー引裂強度: 6.5dN/cm 相当摩耗損失(NFT46012):158 比較例29 マスターバッチ中のシリカをN330カーボンブラックで置き換えて実施例2 8をくりかえした。シランマスターバッチは実施例10の如くして製造した。 流動学的性質 数値 最小トルク 15.41in.lb 60分トルク: 122.70in.lb スコーチts2: 3.70分 t50: 7.61分 t90: 20.64分 t98: 43.31分 機械的性質 数値 シヨアA硬度: 77 100%モジュラス: 3.9MPa 300%モジュラス: 14.6MPa 引張強度: 19.1MPa 伸び: 376% トラウザー引裂強度: 5.8dN/cm 相対摩耗損失(NFT46012):155 意外にも、性質はシリカマスターバッチによる実施例28と実質的に同一であ り、それ故本発明によるシリカの使用は先行技術と同一品質を得るのに一層好ま しいものであり、しかも費用が安く、着色もないことを示している。 比較例30 実施例13のマスターバッチ(シランに添加する前にシリカを105℃で乾燥 しなかった)を用いて実施例28をくりかえした。 流動学的性質 数値 最小トルク 18.40in.lb 最大トルク: 122.70in.lb スコーチts2: 3.44分 t50: 6.92分 t90: 17.24分 t98: 36.32分 機械的性質 数値 シヨアA硬度: 76 100%モジュラス: 3.5MPa 300%モジュラス: 11.8MPa 引張強度: 17.9MPa 伸び: 414% トラウザー引裂強度: 7.3dN/cm 相対摩耗損失(NFT46012):172 伸びおよび引裂強度に多少の改善があるが、これはスコーチ時間、モジュラス および耐摩耗性の減少がまさっている。この300%モジュラスの減少は、シラ ンがカップリングおよび強化には使用し得ないことを特に明確に指示している。 このことは、抽出可能なシランの量がゴム特性に関係していることを確認するも のであり、また本発明での処理によって得られる最終的なゴム特性の改善を実証 するものである。 実施例31−34 実施例31〜34は、シランの抽出可能性の減少はラバーコンパウンドでのブ レンドのカップリングおよび強化性能と相関関係を有することを示している。 実施例31 実施例10に記載の如く、Rhone Poulencから入手の沈降シリカ ZEOSIL 1165 MPでの50重量%ビス−(3−トリエトキシシリル プロピル)テトラスルフィド(TESPT)(SIQUEST A−1289, OSi Specialties)の試料を製造した。このシリカは、1.12 のIR吸光度示差を有する(表1)。シランマスターバッチを密閉容器中周囲の 条件下に4ヶ月間経時させた。シリカ表面に結合されていない遊離の抽出可能な シランの量を評価するために、シリカマスターバッチで抽出試験を行った。抽出 は、マスターバッチ50gおよびアセトン180mlを用い、120分間沸騰還 流させて、500ml Soxhlet装置で行った。シランマスターバッチ抽 出性は保存4ヶ月後で48%または充てんシランの96%であった。 シランマスターバッチを典型的なゴムタイヤトレッド処方物にコンパウンドし 、そして硬化前の流動学的性質および得られたゴムの機械的性質について試験し た。 ゴム処方物は次のとおり含有していた: 成分 phr SBR 1502 100. VN3シリカ(DeGussa) 50. ジイソプロピルパラフェニレンジアミン 1.5 ジヘキシルパラフェニレンジアミン 1.5 ZnO 4. ステアリン酸 1.5 シランマスターバッチ 8. 硫黄 1.75 シクロヘキシルベンゾチアゾールスルフェンアミド 2.5 レオロジー曲線をMonsanto Rheolinkレオメーターに記録し た。試料は、流動学的性質については、フランス標準NF 43015および機 械的性質については5×H2試料を用いてNF 46002に従って、試験した 。試料は160℃で25分間硬化した2mmプラックから切り取った。摩耗は、 160℃で35分間硬化した6mmプラックから切り取った試料3個についてN F 46012に従って測定した。流動学的および機械的性質は以下の表III に示す。 比較例32 シランマスターバッチは実施例31に記載の如くして製造した。但し、シリカ はシランによる処理に先立って乾燥せず、またマスターバッチは周囲の条件下に 2週間経時させた。シランマスターバッチ抽出性は41%または充てんシランの 82%であった。流動学的および機械的性質を以下の表IIIに示す。マスター バッチは、実施例31または34と比較して、著しく一層低い300%モジュラ ス及び一層高い%伸びを有する粘度が著しく一層低いコンパウンドを生成した。 これらの結果は、より少ないシランがカップリングおよび強化に利用可能であり 、より少ないシランが抽出により入手可能であった(合計の82%のみ)ことを 示している。望ましい低いIR吸光度示差を有する(表I)のシリカでさえシラ ンで処理する前に乾燥していないと貧弱な性能を示した。 実施例33 シランマスターバッチを実施例31に記載の如くして製造した。マスターバッ チを50℃で7日間、次に周囲の条件下で7日間経時させた。シランマスターバ ッチ抽出性は、45%または充てんシランの90%であった。流動学的および機 械的特性を以下の表IIIに示す。実施例31に比して、実験誤差に近い300 %モジュラスでの若干の減少があり得る。 実施例34 シランマスターバッチを実施例31に記載の如くして製造した。マスターバッ チを周囲の条件下に7日間経時させた。シランマスターバッチ抽出性は50%ま たは充てんシランの100%であった。流動学的および機械的特性を以下の表I IIに示す。 実施例35 シランマスターバッチを実施例31に記載の如くして製造し、そして約2.5 、5、7.5および11ヶ月の間周囲の実験室的条件で密閉びん中で保存経時さ せた。この特別なシリカを実施例31で用い、そして1.17のIR吸光度示差 を示した。これらのマスターバッチは2ヶ月の経時後、4ヶ月の経時後および6 ヶ月の経時後90%の抽出性を示し、そして12ヶ月の経時後86.8%の抽出 性を示した。新たに製造したマスターバッチは一つの比較対照であった。追加の 比較対照として、液体ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフ ィ A Witco Company)を用いた。シランマスターバッチおよび液体 シランを以下に述べるモデル低ローリング抵抗性タイヤトレッド処方物中にコン パウンドした。 ゴムマスターバッチ ゴム硬化剤 成分 phr ラバーメーカー硫黄(#104,Sunbelt) 2.8 CBS促進剤(Santocure,Flexsys) 3.4 DPG促進剤(Perkacit DPG-C,Flexsys) 4 ゴムマスターバッチをModel「B」「Banbury」(Fanell Corp.,Ansonia,CT)ミキサー(103立方インチ(1690c c)チャンバー容量を有する)中で混合した。ゴムマスターバッチ1191gは 約60%充てん因子を生じる。ゴムマスターバッチの混合は二工程で行った。B anburyミキサーを十分な冷却水および120rpmで稼働させた。ゴムポ リマーをBanburyミキサーに加え、そして30秒間ラムをおろして混合し た。シリカ半分およびシランの全部をEVAバッグ中でこの部分量のシリカの約 35−40gと混合し、またはEVAバッグ中のシランマスターバッチを加え、 そしてラムをおろして30秒間混合した。EVAバッグ中の残りのシリカおよび 油を次に加え、30秒間ラムをおろして混合した。Banburyミキサースロ ートを三度ダストダウンし、そして混合物を各回15秒間ラムをおろして混合し た。Banburyミキサーの混合速度を、約1分たって160−165℃にゴ ムマスターバッチの温度を上昇させる必要に応じて160または240rpmに 上げた。マスターバッチを排出し(Banburyミキサーから除去)、シート を約50〜60℃にセットしたロールミルで形成させ、次に周囲の温度に冷却し た。 ゴムマスターバッチを、120rpmおよび冷却水ターンを十分としてBan buryミキサーに加え、30秒間ラムをおろして混合した。成分の残りを加え 、ラムをおろして30秒間混合した。Banburyミキサースロートをダスト ダウンし、ミキサー速度を160または240rpmに上昇させ、その結果内容 物が約2分間で160〜165℃の温度に達した。ゴムマスターバッチを8分間 混合し、Banburyミキサーの速度を160〜165℃の温度を維持するよ うに調節した。マスターバッチを排出し(Banburyミキサーから除去)、 約50〜60℃にセットしたロールミルでシートを形成し、次に周囲の温度に冷 却した。 ゴムマスターバッチおよび硬化剤を50〜60℃に加熱した6インチ×13イ ンチ(15cm×33cm)2本ロールミルで混合した。硫黄および促進剤をゴ ムマスターバッチに加え、ロールミルで十分に混合し、そしてシートを形成させ た。シートは硬化前に24時間周囲の条件に冷却した。流動学的特性をMons anto R−100 Oscillating Disk Rheomete rおよびMonsanto M1400 Mooney Viscometer で測定した。流動学的特性 機械的特性 7.5および11ヶ月経時したシランマスターバッチは、すべての試験した特 性での液体ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィドおよび 未経時シランマスターバッチに極めて近い流動学的および機械的特性を示した。 より早い時期(2.5および5ヶ月の経時後)に行ったその他の試験でも、+/ − 10%の範囲内で同一の結果を示した。機械的特性値およびtanδ値の差 は、ゴム工業界では標準実験偏差とみなされる+/− 10%の範囲内にあった 。処理特性例えばムーニー粘度は事実上同一であった。室温11ヶ月保存の間経 時した後シランマスターバッチ活性の顕微な劣化はなかった。抽出は12ヶ月後 高いものであった(87%)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも一種のシランおよびシリカからなるブレンド物において、製造後 4ヶ月間周囲の温度でブレンド物を保存した後該ブレンド物とコンパウンディン グしたゴムの300%モジュラスが製造直後の該ブレンド物とコンパウンディン グしたゴムの300%モジュラスの10%以内にあることを特徴とする上記ブレ ンド物。 2.少なくとも一種のシランおよびシリカからなるブレンド物において、存在す る前記シランの80%以上が前記ブレンド物の形成後4ヶ月の前記ブレンド物か ら抽出することができることを特徴とする上記ブレンド物。 3.前記シランが化学式 YRSi(R’)a(OR”)3-a 〔式中、Rは1〜20個の炭素原子の二価アルキレン、アリレンまたはアラルキ レン基、ビニル基またはアセチレニルであり;R’は1〜10個の炭素原子の一 価アルキル、アリールまたはアラルキル基であり;R”は1〜12個の炭素原子 の一価アルキル、アリールまたはアラルキル基であり、ここで炭素原子の一個ま たは二個以上が酸素、窒素または硫黄で置換されていてもよい;Yはメルカプト 、スルフィドおよび構造R'''−Sx−(ここでR'''は1〜20個の炭素原子の 一価アルキル、アリールまたはアラルキル基または基RSiR’a(OR''')3- a であり、そしてxは1〜9である)のポリスルフィド;アルコキシシラン基の 間の基に硫黄またはその他のヘテロ原子結合を有するその他のビス、トリスおよ びより高級なシラン;ビニル;アセチレニル;カルボニル;アミノ;アルキル、 アラルキルまたはアリール置換アミノ;ウレイド;チオシアネート;チオ尿素; エポキシ;および水素からなる群から選択される有機官能基であり;そしてaは 整数であって、0、1または2である〕 を有する請求の範囲1または2項記載のブレンド物。 4.前記シランが、各シリコン原子に連結されたアルコキシ基一個、二個又は三 個を有する硫黄含有シランからなる群から選択される請求の範囲3項記載のブレ ンド物。 5.前記シリカ10〜99重量部および前記シラン1〜80重量部からなる請求 の範囲1または2項記載のブレンド物。 6.前記シランが 3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエト キシシラン、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビニル トリメトキシシラン、ビニルトリス−2−(メトキシエトキシ)シラン、メルカ プトプロピルメチルジエトキシシラン、メルカプトプロピルジメチルエトキシシ ラン、ビニルメチルジメトキシシラン、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピ ル)ジスルフィド、ビス−(3−メチルジエトキシシリルプロピル)テトラスル フィド、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)モノスルフィド、ビス−( 2−トリエトキシシリルエチルトリレン)テトラスルフィド、ビス−2−(3− トリエトキシシリル−5−メチルフェニル)エチルトリスルフィド、ビス−トリ ブトキシシリルメチルジスルフィド、ビス−(3−メチルジエトキシシリルプロ ピル)ジスルフィド、チアシアナトプロピルトリエトキシシランおよびチオウレ イドプロピル−トリメトキシシラン からなる群から選択される請求の範囲1または2項記載のブレンド物。 7.前記シリカが105℃および500℃での3502cm-1におけるその赤外 吸光度間の示差1.3未満を示す請求の範囲1または2項記載のブレンド物。 8.前記示差が0.9より大である請求の範囲7項記載のブレンド物。 9.前記シランが化学式 YRSi(R’)a(OR”)3-a 〔式中、Rは1〜20個の炭素原子の二価アルキレン、アリレンまたはアラルキ レン基、ビニル基またはアセチレニルであり;R’は1〜10個の炭素原子の一 価アルキル、アリールまたはアラルキル基であり;R”は1〜12個の炭素原子 の一価アルキル、アリールまたはアラルキル基であり、ここで炭素原子の一個ま たは二個以上が酸素、窒素または硫黄で置換されていてもよい;Yはメルカプト 、スルフィドおよび構造R'''−Sx−(ここでR'''は1〜20個の炭素原子の 一価アルキル、アリールまたはアラルキル基または基RSiR’a(OR''')3- a であり、そしてxは1〜9である)のポリスルフィド;アルコキシシラン基 の間の基に硫黄またはその他のヘテロ原子結合を有するその他のビス、トリスお よびより高級なシラン;ビニル;アセチレニル;カルボニル;アミノ;アルキル 、アラルキルまたはアリール置換アミノ;ウレイド;チオシアネート;チオ尿素 ;エポキシ;および水素からなる群から選択される有機官能基であり;そしてa は整数であって、0、1または2である〕 を有する請求の範囲7項記載のブレンド物。 10.前記シランが、各シリコン原子に連結されたアルコキシ基一個、二個また は三個を有する硫黄含有シランからなる群から選択される請求の範囲7項記載の ブレンド物。 11.前記シリカ10〜99重量部および前記シラン1〜80重量部からなる請 求の範囲7項記載のブレンド物。 12.前記シランが 3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエト キシシラン、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビニル トリメトキシシラン、ビニルトリス−2−(メトキシエトキシ)シラン、メルカ プトプロピルメチルジエトキシシラン、メルカプトプロピルジメチルエトキシシ ラン、ビニルメチルジメトキシシラン、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピ ル)ジスルフィド、ビス−(3−メチルジエトキシシリルプロピル)テトラスル フィド、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)モノスルフィド、ビス−( 2−トリエトキシシリルエチルトリレン)テトラスルフィド、ビス−2−(3− トリエトキシシリル−5−メチルフェニル)エチルトリスルフィド、ビス−トリ ブトキシシリルメチルジスルフィド、ビス−(3−メチルジエトキシシリルプロ ピル)ジスルフィド、チアシアナトプロピルトリエトキシシランおよびチオウレ イドプロピル−トリメトキシシラン からなる群から選択される請求の範囲7項記載のブレンド物。 13.アルミニウムの酸化物が前記シリカの表面に存在している請求の範囲7項 記載のブレンド物。 14.前記酸化物が前記シリカの0.02〜1.0重量%を構成する請求の範囲 13項記載のブレンド物。 15.前記シランが化学式 YRSi(R’)a(OR”)3-a 〔式中、Rは1〜20個の炭素原子の二価アルキレン、アリレンまたはアラルキ レン基、ビニル基またはアセチレニルであり;R’は1〜10個の炭素原子の一 価アルキル、アリールまたはアラルキル基であり;R”は1〜12個の炭素原子 の一価アルキル、アリールまたはアラルキル基であり、ここで炭素原子の一個ま たは二個以上が酸素、窒素または硫黄で置換されていてもよい;Yはメルカプト 、スルフィドおよび構造R'''−Sx−(ここでR'''は1〜20個の炭素原子の 一価アルキル、アリールまたはアラルキル基または基RSiR’a(OR''')3- a であり、そしてxは1〜9である)のポリスルフィド;アルコキシシラン基の 間の基に硫黄またはその他のヘテロ原子結合を有するその他のビス、トリスおよ びより高級なシラン;ビニル;アセチレニル;カルボニル;アミノ;アルキル、 アラルキルまたはアリール置換アミノ;ウレイド;チオシアネート;チオ尿素; エポキシ;および水素からなる群から選択される有機官能基であり;そしてaは 整数であって、0、1または2である〕 を有する請求の範囲13項記載のブレンド物。 16.前記シランが、各シリコン原子に連結されたアルコキシ基一個、二個また は三個を有する硫黄含有シランからなる群から選択される請求の範囲13項記載 のブレンド物。 17.前記シリカ10〜99重量部および前記シラン1〜80重量部からなる請 求の範囲13項記載のブレンド物。 18.前記シランが 3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエト キシシラン、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビニル トリメトキシシラン、ビニルトリス−2−(メトキシエトキシ)シラン、メルカ プトプロピルメチルジエトキシシラン、メルカプトプロピルジメチルエトキシシ ラン、ビニルメチルジメトキシシラン、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピ ル)ジスルフィド、ビス−(3−メチルジエトキシシリルプロピル)テトラスル フィド、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)モノスルフィド、ビス− (2−トリエトキシシリルエチルトリレン)テトラスルフィド、ビス−2−(3 −トリエトキシシリル−5−メチルフェニル)エチルトリスルフィド、ビス−ト リブトキシシリルメチルジスルフィド、ビス−(3−メチルジエトキシシリルプ ロピル)ジスルフィド、チアシアナトプロピルトリエトキシシランおよびチオウ レイドプロピル−トリメトキシシラン からなる群から選択される請求の範囲13項記載のブレンド物。 19.シリカにシランを吸収させることからなるシリカおよびシランの改良ブレ ンド物の製法において、シリカが、ブレンド物が製造後4ヶ月間周囲の温度で保 存した後前記ブレンド物とコンパウンディングしたゴムの300%モジュラスが 製造直後前記ブレンド物とコンパウンディングしたゴムの300%モジュラスの 10%以内にあることを特徴とするように、選択される上記製法。 20.シリカにシランを吸収させることからなるシリカおよびシランの改良ブレ ンド物の製法において、ブレンド物が存在する前記シランの80%以上が前記ブ レンド物の形成後4ヶ月で前記シリカから抽出することができることを特徴とす るように、シリカを選択する上記製法。 21.前記シリカが105℃および500℃で3502cm-1での赤外吸光度の 示差1.3未満を示す請求の範囲19または20項記載の方法。 22.前記示差が0.9よりも大である請求の範囲21項記載の方法。 23.前記シランが化学式 YRSi(R’)a(OR”)3-a 〔式中、Rは1〜20個の炭素原子の二価アルキレン、アリレンまたはアラルキ レン基、ビニル基またはアセチレニルであり;R’は1〜10個の炭素原子の一 価アルキル、アリールまたはアラルキル基であり;R”は1〜12個の炭素原子 の一価アルキル、アリールまたはアラルキル基であり、ここで炭素原子の一個ま たは二個以上が酸素、窒素または硫黄で置換されていてもよい;Yはメルカプト 、スルフィドおよび構造R'''−Sx−(ここでR'''は1〜20個の炭素原子の 一価アルキル、アリールまたはアラルキル基または基RSiR’a(OR''')3- a であり、そしてxは1〜9である)のポリスルフィド;アルコキシシラン基の 間の基に硫黄またはその他のヘテロ原子結合を有するその他のビス、トリスお よびより高級なシラン;ビニル;アセチレニル;カルボニル;アミノ;アルキル 、アラルキルまたはアリール置換アミノ;ウレイド;チオシアネート;チオ尿素 ;エポキシ;および水素からなる群から選択される有機官能基であり;そしてa は整数であって、0、1または2である〕 を有する請求の範囲19または20項記載のブレンド物。 24.前記シランが、各シリコン原子に連結されたアルコキシ基一個、二個また は三個を有する硫黄含有シランからなる群から選択される請求の範囲23項記載 の方法。 25.前記ブレンド物が前記シリカ10〜99重量部および前記シラン1〜80 重量部からなる請求の範囲19または20項記載の方法。 26.前記シランが 3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエト キシシラン、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビニル トリメトキシシラン、ビニルトリス−2−(メトキシエトキシ)シラン、メルカ プトプロピルメチルジエトキシシラン、メルカプトプロピルジメチルエトキシシ ラン、ビニルメチルジメトキシシラン、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピ ル)ジスルフィド、ビス−(3−メチルジエトキシシリルプロピル)テトラスル フィド、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)モノスルフィド、ビス−( 2−トリエトキシシリルエチルトリレン)テトラスルフィド、ビス−2−(3− トリエトキシシリル−5−メチルフェニル)エチルトリスルフィド、ビス−トリ ブトキシシリルメチルジスルフィド、ビス−(3−メチルジエトキシシリルプロ ピル)ジスルフィド、チアシアナトプロピルトリエトキシシランおよびチオウレ イドプロピル−トリメトキシシラン からなる群から選択される請求の範囲23項記載の方法。 27.アルミニウム酸化物が前記シリカの表面に存在する請求の範囲21項記載 の方法。 28.前記酸化物が前記シリカの0.02〜1.0重量%を構成する請求の範囲 27項記載の方法。 29.前記シランが化学式 YRSi(R’)a(OR”)3-a 〔式中、Rは1〜20個の炭素原子の二価アルキレン、アリレンまたはアラルキ レン基、ビニル基またはアセチレニルであり;R’は1〜10個の炭素原子の一 価アルキル、アリールまたはアラルキル基であり;R”は1〜12個の炭素原子 の一価アルキル、アリールまたはアラルキル基であり、ここで炭素原子の一個ま たは二個以上が酸素、窒素または硫黄で置換されていてもよい;Yはメルカプト 、スルフィドおよび構造R'''−Sx−(ここでR'''は1〜20個の炭素原子の 一価アルキル、アリールまたはアラルキル基または基RSiR’a(OR''')3- a であり、そしてxは1〜9である)のポリスルフィド;アルコキシシラン基の 間の基に硫黄またはその他のヘテロ原子結合を有するその他のビス、トリスおよ びより高級なシラン;ビニル;アセチレニル;カルボニル;アミノ;アルキル、 アラルキルまたはアリール置換アミノ;ウレイド;チオシアネート;チオ尿素; エポキシ;および水素からなる群から選択される有機官能基であり;そしてaは 整数であって、0、1または2である〕 を有する請求の範囲27項記載の方法。 30.前記シランが、各シリコン原子に連結されたアルコキシ基一個、二個また は三個を有する硫黄含有シランからなる群から選択される請求の範囲29項記載 の方法。 31.前記ブレンド物が前記シリカ10〜99重量部および前記シラン1〜80 重量部から構成される請求の範囲27項記載の方法。 32.前記シランが 3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエト キシシラン、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビニル トリメトキシシラン、ビニルトリス−2−(メトキシエトキシ)シラン、メルカ プトプロピルメチルジエトキシシラン、メルカプトプロピルジメチルエトキシシ ラン、ビニルメチルジメトキシシラン、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピ ル)ジスルフィド、ビス−(3−メチルジエトキシシリルプロピル)テトラスル フィド、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)モノスルフィド、ビス−( 2−トリエトキシシリルエチルトリレン)テトラスルフィド、ビス−2−(3 −トリエトキシシリル−5−メチルフェニル)エチルトリスルフィド、ビス−ト リブトキシシリルメチルジスルフィド、ビス−(3−メチルジエトキシシリルプ ロピル)ジスルフィド、チアシアナトプロピルトリエトキシシランおよびチオウ レイドプロピル−トリメトキシシラン からなる群から選択される請求の範囲27項記載の方法。 33.シリカ上に担有させたシランからなるマスターバッチを形成中に組成物に 加えるゴム系組成物形成の改良方法において、請求の範囲1または2項記載のブ レンド物からなるシランマスターバッチを加えることを特徴とする改良方法。 34.前記シランが化学式 YRSi(R’)a(OR”)3-a 〔式中、Rは1〜20個の炭素原子の二価アルキレン、アリレンまたはアラルキ レン基、ビニル基またはアセチレニルであり;R’は1〜10個の炭素原子の一 価アルキル、アリールまたはアラルキル基であり;R”は1〜12個の炭素原子 の一価アルキル、アリールまたはアラルキル基であり、ここで炭素原子の一個ま たは二個以上が酸素、窒素または硫黄で置換されていてもよい;Yはメルカプト 、スルフィドおよび構造R'''−Sx−(ここでR'''は1〜20個の炭素原子の 一価アルキル、アリールまたはアラルキル基または基RSiR’a(OR''')3- a であり、そしてxは1〜9である)のポリスルフィド;アルコキシシラン基の 間の基に硫黄またはその他のヘテロ原子結合を有するその他のビス、トリスおよ びより高級なシラン;ビニル;アセチレニル;カルボニル;アミノ;アルキル、 アラルキルまたはアリール置換アミノ;ウレイド;チオシアネート;チオ尿素; エポキシ;および水素からなる群から選択される有機官能基であり;そしてaは 整数であって、0、1または2である〕 を有する請求の範囲33項記載の方法。 35.前記ブレンド物が前記シリカ10〜99重量部および前記シラン1〜80 重量部から構成される請求の範囲33項記載の方法。 36.前記シランが、各シリコン原子に連結されたアルコキシ基一個、二個また は三個を有する硫黄含有シランからなる群から選択される請求の範囲34項記載 の方法。 37.前記シランが 3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエト キシシラン、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビニル トリメトキシシラン、ビニルトリス−2−(メトキシエトキシ)シラン、メルカ プトプロピルメチルジエトキシシラン、メルカプトプロピルジメチルエトキシシ ラン、ビニルメチルジメトキシシラン、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピ ル)ジスルフィド、ビス−(3−メチルジエトキシシリルプロピル)テトラスル フィド、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)モノスルフィド、ビス−( 2−トリエトキシシリルエチルトリレン)テトラスルフィド、ビス−2−(3− トリエトキシシリル−5−メチルフェニル)エチルトリスルフィド、ビス−トリ ブトキシシリルメチルジスルフィド、ビス−(3−メチルジエトキシシリルプロ ピル)ジスルフィド、チアシアナトプロピルトリエトキシシランおよびチオウレ イドプロピル−トリメトキシシラン からなる群から選択される請求の範囲33項記載の方法。 38.前記シリカが105℃および500℃で3502cm-1での赤外吸光度間 の示差1.3未満を示す請求の範囲33項記載の方法。 39.前記示差が0.9より大である請求の範囲38項記載の方法。 40.前記シランが化学式 YRSi(R’)a(OR”)3-a 〔式中、Rは1〜20個の炭素原子の二価アルキレン、アリレンまたはアラルキ レン基、ビニル基またはアセチレニルであり;R’は1〜10個の炭素原子の一 価アルキル、アリールまたはアラルキル基であり;R”は1〜12個の炭素原子 の一価アルキル、アリールまたはアラルキル基であり、ここで炭素原子の一個ま たは二個以上が酸素、窒素または硫黄で置換されていてもよい;Yはメルカプト 、スルフィドおよび構造R'''−Sx−(ここでR'''は1〜20個の炭素原子の 一価アルキル、アリールまたはアラルキル基または基RSiR’a(OR''')3- a であり、そしてxは1〜9である)のポリスルフィド;アルコキシシラン基の 間の基に硫黄またはその他のヘテロ原子結合を有するその他のビス、トリスおよ びより高級なシラン;ビニル;アセチレニル;カルボニル;アミノ;アルキル、 アラルキルまたはアリール置換アミノ;ウレイド;チオシアネート;チオ尿素; エポキシ;および水素からなる群から選択される有機官能基であり;そしてaは 整数であって、0、1または2である〕 を有する請求の範囲38項記載の方法。 41.前記ブレンド物が前記シリカ10〜99重量部および前記シラン1〜80 重量部から構成される請求の範囲38項記載の方法。 42.前記シランが各シリコン原子に連結されたアルコキシ基一個、二個または 三個を有する硫黄含有シランからなる群から選択される請求の範囲40項記載の 方法。 43.前記シランが 3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエト キシシラン、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビニル トリメトキシシラン、ビニルトリス−2−(メトキシエトキシ)シラン、メルカ プトプロピルメチルジエトキシシラン、メルカプトプロピルジメチルエトキシシ ラン、ビニルメチルジメトキシシラン、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピ ル)ジスルフィド、ビス−(3−メチルジエトキシシリルプロピル)テトラスル フィド、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)モノスルフィド、ビス−( 2−トリエトキシシリルエチルトリレン)テトラスルフィド、ビス−2−(3− トリエトキシシリル−5−メチルフェニル)エチルトリスルフィド、ビス−トリ ブトキシシリルメチルジスルフィド、ビス−(3−メチルジエトキシシリルプロ ピル)ジスルフィド、チアシアナトプロピルトリエトキシシランおよびチオウレ イドプロピル−トリメトキシシラン からなる群から選択される請求の範囲38項記載の方法。 44.アルミニウムの酸化物が前記シリカの表面に存在する請求の範囲38項記 載の方法。 45.前記酸化物が前記シリカの0.2〜1.0重量%を構成する請求の範囲4 4項記載の方法。 46.前記シランが化学式 YRSi(R’)a(OR”)3-a 〔式中、Rは1〜20個の炭素原子の二価アルキレン、アリレンまたはアラルキ レン基、ビニル基またはアセチレニルであり;R’は1〜10個の炭素原子の一 価アルキル、アリールまたはアラルキル基であり;R”は1〜12個の炭素原子 の一価アルキル、アリールまたはアラルキル基であり、ここで炭素原子の一個ま たは二個以上が酸素、窒素または硫黄で置換されていてもよい;Yはメルカプト 、スルフィドおよび構造R'''−Sx−(ここでR'''は1〜20個の炭素原子の 一価アルキル、アリールまたはアラルキル基または基RSiR’a(OR''')3- a であり、そしてxは1〜9である)のポリスルフィド;アルコキシシラン基の 間の基に硫黄またはその他のヘテロ原子結合を有するその他のビス、トリスおよ びより高級なシラン;ビニル;アセチレニル;カルボニル;アミノ;アルキル、 アラルキルまたはアリール置換アミノ;ウレイド;チオシアネート;チオ尿素; エポキシ;および水素からなる群から選択される有機官能基であり;そしてaは 整数であって、0、1または2である〕 を有する請求の範囲44項記載の方法。 47.前記ブレンド物が前記シリカ10〜99重量部および前記シラン1〜80 重量部から構成される請求の範囲44項記載の方法。 48.前記シランが、各シリコン原子に連結されたアルコキシ基一個、二個また は三個を有する硫黄含有シランからなる群から選択される請求の範囲46項記載 の方法。 49.前記シランが 3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエト キシシラン、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビニル トリメトキシシラン、ビニルトリス−2−(メトキシエトキシ)シラン、メルカ プトプロピルメチルジエトキシシラン、メルカプトプロピルジメチルエトキシシ ラン、ビニルメチルジメトキシシラン、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピ ル)ジスルフィド、ビス−(3−メチルジエトキシシリルプロピル)テトラスル フィド、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)モノスルフィド、ビス−( 2−トリエトキシシリルエチルトリレン)テトラスルフィド、ビス−2−(3− トリエトキシシリル−5−メチルフェニル)エチルトリスルフィド、ビス−ト リブトキシシリルメチルジスルフィド、ビス−(3−メチルジエトキシシリルプ ロピル)ジスルフィド、チアシアナトプロピルトリエトキシシランおよびチオウ レイドプロピル−トリメトキシシラン からなる群から選択される請求の範囲44項記載の方法。 50.請求の範囲33項記載の方法により製造されるゴム系組成物。 51.請求の範囲34項記載の方法により製造されるゴム系組成物。 52.請求の範囲35項記載の方法により製造されるゴム系組成物。 53.請求の範囲36項記載の方法により製造されるゴム系組成物。 54.請求の範囲37項記載の方法により製造されるゴム系組成物。 55.請求の範囲38項記載の方法により製造されるゴム系組成物。 56.請求の範囲39項記載の方法により製造されるゴム系組成物。 57.請求の範囲40項記載の方法により製造されるゴム系組成物。 58.請求の範囲41項記載の方法により製造されるゴム系組成物。 59.請求の範囲42項記載の方法により製造されるゴム系組成物。 60.請求の範囲43項記載の方法により製造されるゴム系組成物。 61.請求の範囲44項記載の方法により製造されるゴム系組成物。 62.請求の範囲45項記載の方法により製造されるゴム系組成物。 63.請求の範囲46項記載の方法により製造されるゴム系組成物。 64.請求の範囲47項記載の方法により製造されるゴム系組成物。 65.請求の範囲48項記載の方法により製造されるゴム系組成物。 66.請求の範囲49項記載の方法により製造されるゴム系組成物。
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