JPH11511127A - 抗腫瘍剤としてのフェノール置換ジホスホネートの使用 - Google Patents

抗腫瘍剤としてのフェノール置換ジホスホネートの使用

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JPH11511127A JP9507232A JP50723297A JPH11511127A JP H11511127 A JPH11511127 A JP H11511127A JP 9507232 A JP9507232 A JP 9507232A JP 50723297 A JP50723297 A JP 50723297A JP H11511127 A JPH11511127 A JP H11511127A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、腫瘍性疾患、特にras依存性の癌を治療または予防する医薬品を生産するために、式(I)の化合物群から選択されたフェノール置換gem−ジホスホネートを使用する。ここで、Z1、Z2、Z3およびZ4は、同一かまたは異なっており、OR(ここでRはH、1−8個の炭素原子を有する直鎖、分枝鎖または環状のアルキル基である)、OM(ここでMは陽イオンである)、NR2(ここでRは上で規定したのと同じ意味を有する)であり、Z1、Z2およびZ3、Z4は、2−8個の炭素原子を有するアルキリデンジオキシ環を形成していてよい。X1およびX2は、同一かまたは異なっており、H、ハロゲン原子、1−8個の炭素原子を有する直鎖、分枝鎖または環状のアルキル基またはアルコキシ基である。X3は、H、1−4個の炭素原子を有するアルキル基R1、アシル基C(O)R1、カルバミル基C(O)NHR1(ここでR1は上記したものである)である。X3Oと、他の二つの置換基X1とX2との一方とは、1−4個の炭素原子を有するアルキリデンジオキシ環を形成していてよい。Aは、−CH=CH−CH2−、−(CH2n−、−O(CH2n−、−S−、−SO2−、−S(CH2n−、−SO2(CH2n(ここで、nは1−7の整数である)、またはBと共に式−(CH=CH)k−(CH2d−CH=のアルキリデン基を形成する(ここでkは0または1であり、dは0−4の整数である)。Bは、H、1−4の炭素原子を有するアルキル基である。tは、0または1であり、ただしAが(CH=CH)k−(CH2d−CH=(ここでkとdとは前記している)である場合のみにtが0である。

Description

【発明の詳細な説明】 抗腫瘍剤としてのフェノール置換ジホスホネートの使用 本発明は、抗腫瘍剤に関するものであり、特に腫瘍疾患の治療にフェノール置 換gem−ジホスホネートの誘導体を使用することに関するものである。一層特 定的には、本発明は、癌と転移との治療および予防に有用な、特にras腫瘍遺 伝子に依存する癌および転移侵入の治療と予防とに対して特に有用な薬剤組成物 を調製するために、特定のフェノール置換gem−ジホスホネート誘導体を使用 するものである。 現存する抗ガン剤の大部分は、腫瘍細胞だけを殺す特異性を持たない細胞毒性 の化合物であり、従って正常細胞にも影響し、毒性の副作用をもたらす。従って 、正常な細胞の増殖に対して影響を与えることなく、癌細胞の増殖の阻害をもた らす経路を示す、細胞に一層特異的に作用する薬剤を進歩させる必要がある〔「 腫瘍崩壊性薬剤:Oncolytic Drugs」J.R.Prous「The New Years Drug News」1 994年版45頁および「癌化学療法におけるRas 腫瘍遺伝子を標的とするアプロ ーチ :Ras Oncogene Directed Approach in Cancer Chemotherapy」G.Bolton e t al.「Annual Reports in Medicinal Chemistry」1994年、29:165-174頁]。 Ras 腫瘍遺伝子の突然変異は、広範囲のヒト腫瘍中に存在することが示されて きており、ヒトの癌全体の1/5もの多くに対して寄与している可能性がある。 特に、50%を越える大腸癌と、90%を越える膵臓癌とにRas 腫瘍遺伝子が発 見されている。従って、Rasの突然変異は、癌の生成と発生との引き金を引く のに際して鍵を握っているものと考えられている(J.L.Bos.「Cancer Res.」 1989年、49:4682-4689頁)。また、rasタンパク質の突然変異形は、癌患者の 腫瘍中にのみ存在しており、正常な組織中には存在していないことが確認されて きた。従って、正常細胞を癌細胞へと形質転換させるのと共に、癌細胞および腫 瘍の発生を更に促進する、rasの突然変異の活性を阻害することは、魅力のあ る治療上の標的である。 欧州特許第0,339,237号に対応する米国特許第5,043,330号 (1991年)には、一組のフェノール置換gem−ジホスホネートの誘導体の 合成と、例えば循環器系疾患の治療に脂質減少剤としてこれらを利用することと が開示されている。 ここで本出願人が見いだしたところでは、米国特許第5,043,330号に 開示されている型のジホスホネートが、驚くべきことに、正常細胞に対する細胞 毒性なしに、癌細胞の増殖を特異的に阻害するだけでなく、癌細胞にアポトーシ スを引き起こすのに有効であった。 従って、本発明の一つの態様では、腫瘍性疾患を治療する医薬品を生産するた めに、ある化合物を使用することを提供し、この化合物は、次の式(I)を有し ている。 ここで、 Z1、Z2、Z3およびZ4は、同一かまたは異なっており、 OR(ここでRはH、1−8個の炭素原子を有する直鎖、分枝鎖または環状 のアルキル基である)、 OM(ここでMは陽イオンである)、 NR2(ここでRは上で規定したのと同じ意味を有する)であり、 Z1、Z2およびZ3、Z4は、2−8個の炭素原子を有するアルキリデンジオ キシ環を形成していてよい。 X1およびX2は、同一かまたは異なっており、H、ハロゲン原子、1−8個の 炭素原子を有する直鎖、分枝鎖または環状のアルキル基またはアルコキシ基であ る。 X3は、H、1−4個の炭素原子を有するアルキル基R1、アシル基C(O)R1 、カルバミル基C(O)NHR1(ここでR1は上記したものである)である。 X3Oと、他の二つの置換基X1とX2との一方とは、1−4個の炭素原子を有す るアルキリデンジオキシ環を形成していてよい。 Aは、−CH=CH−CH2−、−(CH2n−、−O(CH2n−、−S− 、−SO2−、−S(CH2n−、−SO2(CH2n(ここで、nは1−7の整 数である)、またはBと共に式(CH=CH)k−(CH2d−CH=のアルキ リデン基を形成する(ここでkは0または1であり、dは0−4の整数である) 。 Bは、H、1−4の炭素原子を有するアルキル基である。 tは、0または1であり、ただしAが(CH=CH)k−(CH2d−CH= (ここでkとdとは前記している)である場合のみにtが0である。 式(I)の化合物は、塩類としても存在でき、式(I)の化合物を以下で参照 するときには、文脈上そうでない限りは、この化合物の塩形を含むものとする。 塩の例は、式(I)の化合物において、基Z1、Z2、Z3、Z4のうちの一つ以上 が基OM(ここでMはアルカリ金属またはアルカ リ土類金属イオン)、またはアンモニウム基NR4(ここでRは前記したものと 同じ意味を有している)によって構成されている。 本発明の他の態様においては、充実性腫瘍、例えば大腸、膵臓、甲状腺、肺、 胸部、頭部および頸部の腫瘍を治療する医薬品を生産するために、前に規定した 式(I)の化合物を使用する。 本発明の他の態様においては、造血系および免疫系の腫瘍、例えばリンパ腫お よび白血病を治療する医薬品を生産するために、前に規定した式(I)の化合物 を使用する。 本発明の更に他の態様においては、原発性の腫瘍が転移している患者を治療す る医薬品を生産するために、前に規定した式(I)の化合物を使用する。 本発明の他の態様においては、正常な細胞の形質転換を予防し、癌細胞による 正常組織の転移攻撃を阻害するための医薬品を生産するのに、式(I)の化合物 を使用する。 本発明の更に他の態様においては、腫瘍性疾患を治療し、癌の転移を予防する 方法、特にras−依存癌を治療する方法を提供しており、この方法は、前記癌 を持つ患者または癌発生の可能性のある患者に対して、前に規定した式(I)の 化合物を治療上有効な量投与することを含む。 また、本発明の範囲内には、癌細胞を選択的に除去する方法が含まれており、 患者からの癌細胞と正常細胞との混合物を、生体外(ex vivo)の方法で 式(I)の化合物によって処理し、これに加えて更に患者中へと細胞を再導入す ることを含む。従って、例えば、この方法に従って、患者から血液、血漿や他の 液体を引出し、式(I)の化合物によって生体外で処理し、次いで患者へと再導 入することができる。 式(I)の化合物において、Z1、Z2、Z3およびZ4基の 例には、ヒドロキシ基、メトキシ基、エトキシ基、n−プロピルオキシ基、イソ プロピルオキシ基、n−ブチルオキシ基、sec−ブチルオキシ基およびter t−ブチルオキシ基が含まれる。好ましい基はイソプロピルオキシ基である。 現在のところ、Z1、Z2、Z3およびZ4基が同一であることが好ましく、本発 明の特に好適な態様においては、Z1、Z2、Z3およびZ4はすべてイソプロピル オキシ基である。 X1およびX2基の例には、水素、1−5個、一層特定的には1−4個の炭素原 子を有する、直鎖または分枝鎖のアルキル基およびアルコキシ基が含まれる。好 適なX1およびX2基は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基 、sec−ブチル基、tert−ブチル基、メトキシ基およびエトキシ基が含ま れ、特に好適な基はtert−ブチル基である。 X3基の例には、水素、炭素原子数1−4のアルキル基および炭素原子数1− 4のアルカノイル基が含まれ、現在のところ水素が特に好ましい。 式(I)の化合物には、フェノール置換アルキリデンジホスホネート(Ia) とフェノール置換アルケニリデンジホスホネート(Ib)が含まれる。 ここで、X1、X2、X3、A、B、k、d、Z1、Z2、Z3およびZ4は、前記 したものである。 式(Ia)の化合物には、例えば、 X1およびX2が同一かまたは異なっており、1−8個の炭素原子を有するアル キル基であり、 X3は水素であり、 Aは、−CH=CH−CH2−、−(CH2n、S、SO2、S(CH2n、S O2(CH2n(ここで、nは1−7である)、 Bは、水素または炭素原子数1−4のアルキル基であり、 Z1、Z2、Z3およびZ4は、同一かまたは異なっており、OH、炭素原子数1 −8のアルコキシ基であり、Z1、Z2およびZ3、Z4の対の一方または双方が、 2−8個の炭素原子を有するアルキリデンジオキシ基であるものが含まれる。 式(Ib)の化合物には、例えば X1およびX2が同一かまたは異なっており、1−8個の炭素原子を有するアル キル基であり、 X3は水素であり、 kは0または1であり、dは0−4であり、 Z1、Z2、Z3およびZ4は、同一かまたは異なっており、OH、炭素原子数1 −8のアルコキシ基であり、またはZ1、Z2およびZ3、Z4の各組の一方または 双方が、2−8個の炭素原子を有するアルキリデンジオキシ基であるものが含ま れる。 本発明で使用する式(I)の化合物の特定の例には、表IaおよびIbに示す 化合物が含まれる。 本発明は、腫瘍疾患の治療および癌と転移との防止、一層特定的にはras依 存性であるものの治療および予防に対する、式(I)のgem−ジホスホネート の新しい用途を提供する。特に好適な実施形態においては、式(I)の化合物1 (ここでX1およびX2は、それぞれ3−位置または5−位置で、双方共にter t−ブチル基であり、X3は4−位置で水素であり、AはCH2であり、BはHで あり、tは1であり、Z1、Z2、Z3およびZ4はすべてイソプロピルオキシ基で ある)を、癌の治療に有効な薬剤組成物を調製するのに使用する新しい用途を提 供する。前記化合物1は、次の構造式と物理化学的な特性とを有する。 テトライソプロピル 2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ フェニル)−エチリデン−1,1−ジホスホネート C285272:融点=10 4−105℃ 本発明の化合物は、欧州特許第0,339,237号に記載されている方法ま たはこれに類似の方法に従って製造できる。この開示は、参照によって本明細書 に包含する。 この類縁体の幾つかは新規である。従って、本発明の他の態様は、 テトライソプロピル 2−(3,5−ジイソプロピル−4−ヒドロキシフェニ ル)−エテニリデン−1,1−ジホスホネート テトライソプロピル 2−(3,5−ジイソプロピル−4−ヒド ロキシフェニル)−エチリデン−1,1−ジホスホネート テトライソプロピル 2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−エテニリ デン−1,1−ジホスホネート テトライソプロピル 2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−エチリデ ン−1,1−ジホスホネート テトライソプロピル 2−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メ チルフェニル)−エテニリデン−1,1−ジホスホネート テトライソプロピル 2−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メ チルフェニル)−エチリデン−1,1−ジホスホネート テトライソプロピル 2−(3−エトキシ−4−ヒドロキシフェニル)−エテ ニリデン−1,1−ジホスホネート テトライソプロピル 2−(3−エトキシ−4−ヒドロキシフェニル)−エチ リデン−1,1−ジホスホネート テトラエチル 2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェニル )−エテニリデン−1,1−ジホスホネートおよび テトライソプロピル 1−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ フェニル)−ブチリデン−2,2−ジホスホネートから選択された新規な化合物 を提供する。 式(I)の化合物は、経口投与でき、または他の粘膜表面を通した(例えば鼻 粘膜、頬粘膜、気管支粘膜または直腸粘膜を通した)デリバリーで投与でき、経 皮的に投与でき、あるいは注射(例えば皮内、腹腔内、静脈内または筋肉内注射 )によって投与できる。 前記化合物が経口投与を意図されている場合には、これらを例えば錠剤、カプ セル剤、顆粒、丸薬、ボンボン、ドロップ、粉剤、溶液、乳剤、シロップ、懸濁 液、または経口投与に適した他のあらゆ る薬剤組成物として調剤できる。経口調剤形態は、所望であれば、一種以上の放 出遅延コーティングによって被覆し、活性化合物の放出を、消化管の特定部分で 制御し、または標的化することができる。 錠剤と他の固形または液状の経口調剤形態は、式(I)の化合物と、薬剤学上 許容される可溶化剤、希釈剤または担体とから標準法で調製できる。可溶化剤、 希釈剤または担体の例には、ラクトースのような糖類、デンプン、セルロースお よびその誘導体、粉末トラガカンス、麦芽、ゼラチン、タルク、ステアリン酸、 ステアリン酸マグネシウム、硫酸カルシウム、植物油、グリセリン、プロピレン グリコールおよびポリエチレングリコールのようなポリオール類、アルギン酸、 アルギン酸塩、寒天、無発熱物質水、等張性塩類、燐酸緩衝液、および必要に応 じて崩壊剤のような他の薬剤学上許容される賦形剤、潤滑剤、ラウリル硫酸ナト リウムのような湿潤剤、着色剤、香料および防腐剤等が含まれる。 カプセル剤は、固いまたは柔らかい種類のものであってよく、前記活性成分を 固形、液状または半固形の形で含有できる。典型的には、こうしたカプセル剤は 、ゼラチンまたは同等の物質から形成することができ、コーティングしてもよく 、しなくともよい。カプセル剤が胃を通過して腸内に入るまで活性成分の放出を 遅らせることが望ましければ、十二指腸または回腸内で見いだされるpHで溶解 するのに適合したpH感受性のコーティングをカプセル剤に設けることができる 。こうしたコーティングの例には、「ユーオラジッツ:Euoragits」が含まれ、そ の使用は周知である。 注射用の調合剤は、通常は、洗剤のような適切な可溶化剤からなっているであ ろうし、緩衝剤のような化合物および賦形剤を含有させ、正確な生理学的pHを 持つ等張液をもたらすこともできる。この注射可能な溶液は、典型的には発熱物 質を含有しておらず、単位 用量当たりの化合物を含有するシールされたビンまたはアンプル中に収容できる 。 本発明の化合物の単位用量形態は、典型的には、0.1重量%−99重量%の 活性物質を含有しえるし、一層普通には5−75重量%の活性物質を含有しえる 。例えば、単位用量形態は、1mgから1gの化合物を含有していてよく、一層 普通には10mgから500mg、例えば50mg−400mg、典型的には1 00mg−200mgの用量を含有できる。 本発明の化合物は、所望の治療効果をもたらすのに有効な量、投与されるであ ろう。所望の治療効果をもたらすのに必要な濃度は、とりわけ、疾患の正確な性 質、寸法、患者の体重と年齢、疾患の深刻さに従って、変化し得る。 この投与用量は、好ましくは患者に対して非毒性であり得るが、しかし特定の 環境下では、治療中の疾患のひどさによって、幾らかの毒性の兆候をもたらす量 の化合物を投与することが必要となり得る。 典型的には、本発明の化合物は、体重に対して0.01mg/kg−100m g/kgの範囲の量投与でき、一層好ましくは体重に対して0.1mg/kg− 10mg/kgの量投与でき、特には体重に対して1mg/kg−5mg/kg の量投与できる。体重70kgの平均的なヒトに対しては、本発明の化合物の典 型的な一日当たりの用量は、70mg−700mgの範囲であろう。こうした用 量は、例えば、一日に2回から4回投与できる。しかし、結局は、投与される調 剤の寸法と投与の頻度とは、患者を治療する医者の裁量と判断とによるであろう 。 例Kは、化合物1のカプセル剤を調製するために本出願人が採用した代表的な バッチ処方を示すために提供する。 本発明の炭素原子の薬理学的活性は、ヒト膀胱癌T24(H−ras)腫瘍遺 伝子でトランスフェクションされたNIH3T3細胞のクローンを使用して、イ ンビトロのスクリーニングモデルによって示すことができる。この細胞系(PA P2)は、高水準のras形質発現と、高水準の転移能と相関するras依存活 性という特徴(S.A.ヒル等、「国立癌研究所誌:J.of National Cancer Institu te」1988年、80:484頁-490頁およびA.チェンバース等、「Invation and Metastas is」1990年:10:225-240頁)に基づいて、選択されてきた。このPAP2細胞系は 、転移プロセスに関係して、ras依存性のカプテシン、システイン、プロテナ ーゼの形質発現の増大を示すことが示されてきた(A.チェンバース等「分子発 癌:Molecular Carcinogenesis」1992年:5,238-248頁)。このように、PAP2 細胞は、ヒトの癌の病原性に関連する機能を示す。これらの細胞は、細胞の増殖 、タンパク質分解活性(転移)およびアポトーシス(プログラムされた細胞死) に対する化合物のインビトロの作用を試験するのに使用した。免疫不全(ヌード )マウスに注射すると、これらの細胞は急速に充実性腫瘍を生成し、試験化合物 の抗腫瘍活性を、経口投与の後にインビボで測定した。 一連のインビトロおよびインビボの実験結果から、本出願人は、式(I)の代 表的化合物と特に化合物1とは、 組織培養物での癌細胞の成長を阻害し、 組織培養物中で癌細胞のアポトーシスを引き起こし、 転移に関与する癌細胞中のプロテアーゼを阻害し、 充実性腫瘍を持つヌードマウスにおいて抗癌活性を示すことを見いだした。 表1−7bに示す実験結果からもたらされる証拠によれば、式(I)の化合物 および特に化合物1は、リンパ腫および白血病のよ うな、造血系および免疫系の癌だけでなく、膵臓、大腸、胸部、甲状腺、脳、肺 、頭部および頸部の癌を含む、腫瘍性疾患の治療に有効である可能性がある。こ の最近発見された式(I)の化合物の抗癌活性は、予期されなかったものであり 、脂質減少剤としての以前に報告された活性とは別個のものである。 結果は平均値±偏差として表示する。差異の顕著性は、対になっていないデー タについては、スチューデント−t試験を使用して評価した。例1 式(I)の化合物によるras依存性の細胞増殖の阻害 一連の式(I)の化合物をスクリーニングし、最も活性の化合物と構造と活性 との関係を測定した。PAP2細胞の増殖の阻害は、初期スクリーニング試験と して選択した。 簡潔に述べれば、PAP2細胞を、24個のウエルを有するプレートにウエル 1つ当たり3×104の濃度で播種し、24時間付着させた。試験化合物を、1 %エタノール溶液中で、10−20μMの最終濃度で添加した。細胞を48時間 の培養の後にトリプシン化し、生存細胞(トリパン ブルーを除く)を計数した 。得られた結果を、化合物(Ia)および(Ib)の各系列についてそれぞれ表 1a、1bに列記する。 本試験においてスクリーニングした化合物は、欧州特許第0 339 237 号に対応する米国特許5,043,330(1991年)に記載されている手順 に従って合成した。幾つかの試料(例A−J)は、上記した従来技術文献に記載 されている手順に従って、新規な誘導体の合成を更に説明するために提供する。 例2 インビトロの結果 ras依存性の細胞増殖の阻害 細胞培養 H−ras−トランスフェクションされたNIH−3T3細胞(PAP2)( S.A.Hill 等「J.Natl.Cancer Inst.1988年:80、484-490頁)を、37℃で 、5%CO2雰囲気中で、25mMのHEPESと10%のウシ胎児血清とを含 有するダルベコ社(Dulbecco)の修正イーグル培地(DMEM)中で成長させた 。PAP2細胞をトリプシン化し、集密状態に先立って週に2回継代培養した。1.細胞増殖の阻害 細胞の増殖に対する化合物1の作用を、二つの方法によって監視した。 −血球計算板および共存DNAの測定による細胞の計数 −比色測定による細胞数の評価1.1 細胞の計数とDNAの含有量 簡潔に述べると、PAP2細胞を、24個のウエルを有するプレートにディッ シュ1つ当たり3×104の濃度で播種し、4時間後に試験化合物の濃度を上昇 させて添加した。細胞を1日ごとにトリプシン化した。細胞の懸濁液の等画分を 、血球計算板を使用して計数した。残留する細胞を、0.01NのNaOH中で 溶菌し、4,6−ジアミジノ−2−フェニルインドールを蛍光源として使用し、 ウシ胸腺DNAを標準として使用して、蛍光分光光度分析によってDNA濃度を 測定した。 PAP2細胞の成長を阻害する化合物1のIC50の計算値は、1.02μM である。 PAP2細胞のDNA含有量を減少させる化合物1のIC50の計算値は、2 .77μMである。 表2aおよび2bの結果に示されているように、式(I)の化合物、特に化合 物1は、培養物内でPAP2細胞の成長を阻害する。1.2 比色MTTアッセイ 細胞数を、MTTアッセイによって、実質的にT.モスマン「J.Immunol.Me thod」1983年、65、55-63頁に記載されているようにして実施した。簡潔に述べ ると、PAP2細胞を、平坦な96個のウエルを有するプレート(ファルコン社 )中に1デッシュ当たり1×104の濃度で播種し、5時間後に試験薬剤を添加 した。24時間、48時間、72時間の培養期間に続いて、PBS中に5mg/ mlで溶解された10μlのMTT〔3−(4,5−ジメチルチアゾール−2− イル)−2.5−ジフェニル テトラゾリウム ブロミド〕を、各ウエルに添加 し、37℃で4時間培養した。次いで、この培地を除去し、0.04NのHCl を含有するイソプロパノール100μlをウエルに添加した。変質した染料の吸 収を570nmで微小平板読み取り器によって620nmのバックグラウンド控 除を行って測定した。 PAP2細胞の増殖を阻害する化合物1のIC50の計算値は、(72時間の 培養後に)MTT法で測定したところ、8.05μMであった。表3a、3b、 3cの結果は、他のアッセイによって、式(I)の化合物、特に化合物1が、培 養物中でPAP2細胞の成長を阻害することを確認した。 MTTアッセイによって測定した、 PAP2細胞の増殖に対する化合物1の作用 3.DNA合成の阻害 DNAの合成を、培養されたPAP2細胞によるトリクロロ酢酸(TCA)沈 殿物質中へのトリチエートされたチミジンの移入によって測定した。PAP2細 胞を、24個のウエルを有するプレートに各ウエル当たり3×104の細胞を2 日間にわたって播種した。次いで、エタノール中に溶解された化合物1による前 培養に続いて、0.5μCiのメチル−〔3H〕−チミジン(特異的活性82C i/mmol)を添加し、標識を4時間進行させた。次いで、この細胞を1ml の冷リン酸緩衝液(PBS)によって洗浄し、0.2mlの4%ドデシル硫酸ナ トリウムによって可溶化した。この細胞性抽出物を、1mlの30%TCAによ って沈殿させ、氷上で1時間保持した。この沈殿物をガラスファイバーフィルタ ー上へと濾過によって回収し、5mlの5%TCAによって洗浄した。このフィ ルター上の放射能を、液体シンチレーションカウンター中で計数した。 PAP2細胞中でDNA合成を阻害する、化合物1のIC50の計算値は、3 .75μMであった。 表4の結果が示すように、式(I)の化合物、特に化合物1は、rasトラン スフェクションされた細胞中でDNA合成を阻害する。4.アポトーシスの誘起 また、式(I)の化合物は、5μMまたはこれ以上の濃度で、PAP2細胞系 の特異的な細胞死を刺激するという選択的作用を有していることを見いだした。 癌細胞のプログラムされた細胞死を選択的に刺激するというこの特異的な作用は 、化合物1を用いて、他の二種類のヒト癌細胞系(HepG2およびSW480 )においても検証しており、これらの化合物が、細胞の成長を阻害するだけでな く、更に癌細胞の自己破壊を引き起こすことも示している(表5)。これはゲル 電気泳動によって確認しており、アポトーシスの指標であるDNAの断片化を示 した。 ・細胞は、処理前に48時間、24個のウエルを有するプレート中で培養した 。 ・処理は、10μMの化合物で24時間 ・計数:細胞をトリプシン化し、生存細胞を計数する。5.広範なヒト癌細胞系に対する化合物1の作用 化合物1を、広範な確立されたヒト由来の癌細胞系中での抗増殖活性について 試験し、関連するヒトの癌にこれらの化合物を使用できる可能性を確認した(表 6)。これらの結果が示すところでは、化合物1は、試験した50を越えるヒト 癌細胞系のうちの90%以上において、細胞の増殖を減少させるのに有効であっ た。従って、式(I)の化合物は、ras突然変異の有無に係わりなく、広範な ヒト癌を治療する上で有効であると考えることができる。 例2 インビボの結果 腫瘍の成長の阻害 7週間から9週間の年齢のメスのヌードマウス(スイスnu/nu)に、0日 目に、0.5mlのPAP2細胞(0.5mlのDMEM当たり5×105個の 細胞)をs.c.注射した。これと同じ日に、化合物1(50mg/kg)によ る経口処理を開始した。処理した群(n=18)は、食餌に混合された化合物1 (0.03%w/w)を摂取し、対照例の群(n=22)は、化合物を添加して いない食餌を摂取した。15日目に、マウスの体重を測定し、殺し、腫瘍を切除 し、秤量した。 表7aの結果が示すように、処理された群の腫瘍の平均重量は顕著に減少して おり、化合物1が抗腫瘍剤であることを示している。マウスの体重は、対照例と 処理群との双方において同じであり、従 って、化合物1に毒性がないことを確証している。 他の組の実験においては、化合物1を、12.5、50および100mg/k gの用量で試験した。表7bの結果が示すように、化合物1は、12.5mg/ kgという低い用量で、そして用量に依存する状態で、ヌードマウスにおける腫 瘍の成長を阻害している。これらの結果が示すように、式(I)の化合物、特に 化合物1は、正常な細胞、組織または器官に対して毒性作用を有していない、経 口的に活性な抗腫瘍性の化合物であり得る。 例A テトライソプロピル 2−(3,5−ジイソプロピル−4−ヒドロキシフェニル )−エテニリデン−1,1−ジホスホネート 四塩化チタン(13.83g、73mmol)を、0℃に保持されている乾燥 THF(80ml)に対して滴下した。得られた混合物を、0℃で、3,5−ジ イソプロピル−4−ヒドロキシベンズアルデヒド(5.0g、24mmol)、 テトライソプロピル メチレンジホスホネート(10.85g、32mmol)およびN−メチルモ ルホリン(14.71g、146mmol)によって、順に処理した。この反応 混合物を、12時間、室温で攪拌し、80mlの水を加えた。こうしてクエンチ した反応混合物を、ジエチルエーテルによって抽出し(60mlで3回)、エー テル画分を合わせて、洗浄水が中性のpHを持つようになるまで、飽和NaCl 溶液によって抽出した。MgSO4で乾燥した後、この有機溶媒を留去し、この 残滓を、カラムクロマトグラフィーによってシリカ上で、CH2Cl2:MeOH (95:5)の混合物を溶離剤として使用して精製し、8g(62%)の固体を 得た。融点は87−88℃。 マススペクトル:m/e=532、M+:367:M+−PO3iPr2 NMR(CDCl3) δ=8.22(dd、J=31および48Hz、1H):Ph−CH=CP2 7.7(s、2H):芳香環のH 5.6(s、1H)OH 4.85−4.63(2m、4H)P−O−CHMe2 3.16(セプテット、2H)Ph−CHMe2 1.39、1.36、1.27、1.23および1.16(8d、全体で3 6H)P−O−CHMe2およびPh−CHMe2 例B テトライソプロピル 2−(3,5−ジイソプロピル−4−ヒドロキシフェニル )−エチリデン−1,1−ジホスホネート テトライソプロピル 2−(3,5−ジイソプロピル−4−ヒドロキシフェニ ル)−エテニリデン−1,1−ジホスホネート(5g、9.4mmol)をエタ ノール(50ml)中に溶解し、この溶液を4時間、2gの10%パラジウムで カーボン上で50psiで室温で水素添加した。この触媒は濾過し、この溶媒を 留去し、この残滓を、カラムクロマトグラフィーによってシリカ上で、CH2C l2:MeOH(95:5)の混合物を溶離剤として使用して精製し、2.5g (50%)の固体を得た。融点は90−91℃。 マススペクトル:m/e=534、M+:369:M+−PO3iPr2 NMR(CDCl3) δ=6.94(m、2H):芳香環のH 4.8−4.7(m、5H)P−O−CHMe2およびOH 3.2−3.1(幾つかのm、全体で6H)Ph−CH2−CHおよびPh −CHMe2 2.51(tt、J=6および24Hz、1H)Ph−CH2−CH 1.33−1.21(幾つかのd、全体で36H)P−O−CHMe2およ びPh−CHMe2 例C テトライソプロピル 2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−エテニリデ ン−1,1−ジホスホネート 3,4,5−トリメトキシベンズアルデヒド(7g、35.7mmol)を、 四塩化チタン、テトライソプロピル メチレンジホスホネートおよびN−メチル モルホリンによって、THF中で、例Aに記載したようにして処理し、11.5 g(62%)の表題の化合物を得た。 マススペクトル:m/e=522、M+:357:M+−PO3iPr2 NMR(CDCl3) δ=8.21(dd、J=30および48Hz、1H)Ph−CH =C−P2 7.28(s、2H)芳香環のH 4.85−4.63(2m、4H)P−O−CHMe2 3.9(t、9H)Ph−OMe 1.4、1.36および1.22(4d、全体で24H)P−O−CHMe2 例D テトライソプロピル 2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−エチリデン −1,1−ジホスホネート テトライソプロピル 2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−エテニリ デン−1,1−ジホスホネート(7g、13.4mmol)を、例Bに記載され ているようにして、10%Pd/Cによって水素添加し、5.7g(81%)の 表題の化合物を得た。 マススペクトル:m/e=524、M+:359:M+−PO3iPr2 NMR(CDCl3) δ=6.55(s、2H):芳香環のH 4.8−4.7(m、4H)P−O−CHMe2 3.85および3.81(s、9H)P−OMe 3.17(dt、J=6および16Hz、2H)Ph−CH2− CH 2.50(tt、J=6および24Hz、1H)Ph−CH2−CH 1.33−1.26(幾つかのd、全体で24H)P−O−CHMe2 例E テトライソプロピル 2−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチ ルフェニル)−エテニリデン−1,1−ジホスホネート 3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルベンズアルデヒド(6g 、31.3mmol)を、四塩化チタン、テトライソプロピル メチレンジホス ホネートおよびN−メチルモルホリンによって、THF中で、例Aに記載したよ うにして処理し、4.2g(62%)の表題の化合物を得た。 マススペクトル:m/e=518、M+:353:M+−PO3iPr2 NMR(CDCl3) δ=8.19(dd、J=30および48Hz、1H)Ph−CH=C−P2 7.71−7.67(m、2H)芳香環のH 5.6(s、1H)OH 4.8−4.7(2m、4H)P−O−CHMe2 2.26(s、3H)Ph−Me 1.40(s、9H)Ph−t−Bu 1.38、1.36、1.24および1.20(8d、全体で24H)P− O−CHMe2 例F テトライソプロピル 2−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチ ルフェニル)−エチリデン−1,1−ジホスホネート テトライソプロピル 2−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メ チルフェニル)−エテニリデン−1,1−ジホスホネート(5g、9.6mmo l)を、例Bに記載されているようにして、10%Pd/Cによって水素添加し 、2.9g(58%)の表題の化合物を得た。 マススペクトル:m/e=520、M+:355:M+−PO3iPr2 NMR(CDCl3) δ=7.02および6.92(2m、2H):芳香環のH 4.8−4.7(m、5H)P−O−CHMe2およびOH 3.11(dt、J=6および17Hz、2H)Ph−CH2−CH 2.49(tt、J=6および24Hz、1H)Ph−CH2−CH 2.21(s、3H)Ph−Me 1.39(s、9H)Ph−t−Bu 1.31、1.26および1.24(3d、24H)P−O−CHMe2 例G テトライソプロピル 2−(3−エトキシ−4−ヒドロキシフェニル)−エテニ リデン−1,1−ジホスホネート 3−エトキシ−4−ヒドロキシベンズアルデヒド(6g、36.1mmol) を、四塩化チタン、テトライソプロピル メチレンジホスホネートおよびN−メ チルモルホリンによって、THF中で、例Aに記載したようにして処理し、4. 2g(62%)の表題の化合物を得た。融点は143−144℃。 マススペクトル:m/e=492、M+:327:M+−PO3iPr2 NMR(CDCl3) δ=8.19(dd、J=31および48Hz、1H)Ph−CH=C−P2 7.9、7.3および6.91(3m、3H)芳香環のH 6.2(s、1H)OH 4.85−4.63(2m、4H)P−O−CHMe2 4.19(q、J=7Hz)Ph−OCH2−CH3 1.46(t、J=7Hz)Ph−OCH2−CH3 1.39、1.36、1.23および1.21(4d、全体で24H)Ph −CHMe2 例H テトライソプロピル 2−(3−エトキシ−4−ヒドロキシフェニル)−エチリ デン−1,1−ジホスホネート テトライソプロピル 2−(3−エトキシ−4−ヒドロキシフェニル)−エテ ニリデン−1,1−ジホスホネート(5g、10.16mmol)を、例Bに記 載されているようにして、10%Pd/Cによって水素添加し、4.5g(90 %)の表題の化合物を得た。 マススペクトル:m/e=494、M+:329:M+−PO3iPr2 NMR(CDCl3) δ=6.85−6.75(幾つかのm、3H):芳香環のH 5.65(s、1H)OH 4.8−4.7(m、4H)P−O−CHMe2 4.10(q、J=7Hz)Ph−OCH2CH3 3.14(dt、J=6および16Hz、2H)Ph−CH2−CH 2.45(tt、J=6および24Hz、1H)Ph−CH2−CH 1.43(t、J=7Hz)Ph−OCH2CH3 1.32−1.25(4つの部分的に重複しているd、全体で24H)P− O−CHMe2 例I テトラエチル 2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェニル) −エテニリデン−1,1−ジホスホネート 3,5−ジ−tert−ブチル−4−メトキシベンズアルデヒド(2.0g、 8.1mmol)を、四塩化チタン、テトラエチル メチレンジホスホネートお よびN−メチルモルホリンによって、THF中で、例Aに記載したようにして処 理し、3.0g(72%)の表題の化合物を得た。融点は66−67℃ マススペクトル:m/e=518、M+:381:M+−PO3Et2 NMR(CDCl3) δ=8.26(dd、J=30および48Hz、1H)Ph−CH=C−P2 7.8(s、2H)芳香環のH 4.25−4.00(2m、8H)P−O−CH2−CH3 3.69(s、3H)Ph−OMe 1.44(t、18Hz)Ph−t−Bu 1.38および1.70(2t、12H)Ph−OCH2−CH3 例J テトライソプロピル 1−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフ ェニル)−ブチリデン−2,2−ジホスホネート テトライソプロピル メチレンジホスホネートと3等量のヨウ化エチルとを、 THF中で、NaFの存在下に反応させることによって、テトライソプロピルプ ロピリデン−1,1−ジホスホネートを調製した。 テトライソプロピル プロピリデン−1,1−ジホスホネート(2. 2g、6.0mmol)を、20mlの乾燥THF中で、60%NaH(0.5 g、12.0mmol)の懸濁液へと添加し、この混合物を、NaHが消失する まで攪拌した。10mlのTHF中の3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒド ロキシベンジルクロリド(1.5g、6mmol)を添加し、この混合物を、終 夜還流した。作業終了後、シリカ上で、CHCl3:AcOEt(8:2)を溶 離剤として使用してカラムクロマトグラフィーを行い、1.5g(42%)の表題 の化合物を得た。 マススペクトル:m/e=590、M+:425、M+−PO3ipr2、ベース ピーク341、M-−2×プロペン 融点=131−132℃例K 化合物の調合物の典型例活性成分 化合物1不活性成分 予めゼラチン化された澱粉 サイズ3の不透明な暗青色のゼラチンカプセル 代表的なバッチ処方 典型的なバッチサイズ2000のカプセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,H U,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG, MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM ,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 ヌイアン,ラーン,マーン スイス国,シーエイッチ−1260 ネイオ ン,ラ ラヴレート,14 (72)発明者 セルラード,ジーン−リュック スイス国,シーエイッチ−1264 セイント −サーグ,チャンプ−ド−ジョウクス, 660 (72)発明者 ファン,ハイアー,トラング スイス国,シーエイッチ−1295 タネイ, ケミン ド ベヌアイヤー,8 (72)発明者 フラッチ,ジーン スイス国,シーエイッチ−1004 ロウゼ ン,アヴェニュー ドエチャレンズ,38

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.腫瘍性疾患を治療または予防する医薬品を生産するために、式(I)の化合 物群から選択されたフェノール置換gem−ジホスホネートを使用する方法。 〔ここで、 Z1、Z2、Z3およびZ4は、同一かまたは異なっており、 OR(ここでRはH、1−8個の炭素原子を有する直鎖、分枝鎖または環状 のアルキル基である)、 OM(ここでMは陽イオンである)、 NR2(ここでRは上で規定したのと同じ意味を有する)であり、 Z1、Z2およびZ3、Z4は、2−8個の炭素原子を有するアルキリデンジオ キシ環を形成していてよい。 X1およびX2は、同一かまたは異なっており、H、ハロゲン原子、1−8個の 炭素原子を有する直鎖、分枝鎖または環状のアルキル基またはアルコキシ基であ る。 X3は、H、1−4個の炭素原子を有するアルキル基R1、アシル基C(O)R1 、カルバミル基C(O)NHR1(ここでR1は上記したものである)である。 X3Oと、他の二つの置換基X1とX2との一方とは、1−4個の炭素原子を有す るアルキリデンジオ キシ環を形成していてよい。 Aは、−CH=CH−CH2−、−(CH2n−、−O(CH2n−、−S− 、−SO2−、−S(CH2n−、−SO2(CH2n(ここで、nは1−7の整 数である)、またはBと共に式−(CH=CH)k−(CH2d−CH=のアル キリデン基を形成する(ここでkは0または1であり、dは0−4の整数である )。 Bは、H、1−4の炭素原子を有するアルキル基である。 tは、0または1であり、ただしAが(CH=CH)k−(CH2d−CH= (ここでkとdとは前記している)である場合のみにtが0である。〕 2.前記腫瘍性疾患が、リンパ腫および白血病を含む造血系および免疫系の癌、 および膵臓、大腸、胸部、甲状腺、脳、肺、頭部および頸部の癌から選択されて いる、請求項1記載の使用方法。 3.癌細胞による正常組織の転移攻撃を予防する医薬品を生産するために、式( I)の化合物群の中から選択されたジホスホネートを使用する、請求項1記載の 使用方法。 4.式(Ia)の化合物群の中から選択されたフェノール置換アルキリデンジホ スホネートを使用する、請求項1−3のいずれか一つの請求項に記載の使用方法 。 〔ここで、X1、X2、X3、A、B、Z1、Z2、Z3およびZ4は、請求項1に規 定されている〕 5.式(Ib)の化合物群の中から選択されたフェノール置換アルケニリデンジ ホスホネートを使用する、請求項1−3のいずれか一つの請求項に記載の使用方 法。 〔ここで、X1、X2、X3、k、d、Z1、Z2、Z3およびZ4は、請求項1に規 定されている〕 6.Z1、Z2、Z3およびZ4は同一であるかまたは異なっており、メチル基、エ チル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、s−ブチル基および t−ブチル基から選択されている、請求項1−5のいずれか一つの請求項に記載 の使用方法。 7.Z1、Z2、Z3およびZ4が同一である、請求項6記載の使用方法。 8.Z1、Z2、Z3およびZ4がイソプロピル基である、請求項7記載の使用方法 。 9.X1基およびX2基は同一であるかまたは異なっており、1− 5個の炭素原子を有する、直鎖または分枝鎖のアルキル基およびアルコキシ基か ら選択されている、請求項1−8のいずれか一つの請求項に記載の使用方法。 10.X1とX2基とは同一であるかまたは異なっており、メチル基、エチル基、 n−プロピル基、イソプロピル基、s−ブチル基、t−ブチル基、メトキシ基お よびエトキシ基から選択されている、請求項9記載の使用方法。 11.X1とX2とが同一である、請求項10記載の使用方法。 12.X1とX2とが共にt−ブチル基である、請求項11記載の使用方法。 13.X3が、水素、炭素原子数1−4のアルキル基および炭素原子数1−4の アルカノイル基から選択されている、請求項1−12のいずれか一つの請求項に 記載の使用方法。 14.X3が水素である、請求項13記載の使用方法。 15.式(I)の化合物がテトライソプロピル 2−(3,5−ジ−tert− ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−エチリデン−1,1−ジホスホネートであ る、請求項1−3のいずれか一つの請求項に記載の使用方法。 16.2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−エチ リデン−1,1−ジホスホン酸、 テトラメチル 2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニ ル)−エチリデン−1,1−ジホスホネート、 テトラエチル 2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニ ル)−エチリデン−1,1−ジホスホネート、 テトラ−n−プロピル 2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキ シフェニル)−エチリデン−1,1−ジホスホネート、 テトラ−n−ブチル 2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ フェニル)−エチリデン−1,1−ジホスホネート、 テトライソプロピル 2−(3,5−ジ−sec−ブチル−4−ヒドロキシフ ェニル)−エチリデン−1,1−ジホスホネート、 テトラエチル 2−(3,5−ジイソプロピル−4−ヒドロキシフェニル)− エチリデン−1,1−ジホスホネート、 テトライソプロピル 2−(3,5−ジイソプロピル−4−ヒドロキシフェニ ル)−エチリデン−1,1−ジホスホネート、 テトラエチル 2−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフ ェニル)−エチリデン−1,1−ジホスホネート、 テトライソプロピル 2−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メ チルフェニル)−エチリデン−1,1−ジホスホネート、 テトラエチル 3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル チ オメチレン−ジホスホネート、 テトライソプロピル 3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニ ル チオメチレン−ジホスホネート、 テトライソプロピル 2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−エチリデ ン−1,1−ジホスホネート、 ジブチル ジエチル 2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ フェニル)−エチリデン−1,1−ジホスホネート、 ジエチル ジイソプロピル 2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒド ロキシフェニル)−エチリデン−1,1−ジホスホネート、 テトラエチル 1−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニ ル)−ブチリデン−2,2−ジホスホネート、 2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−エチリデ ン−1,1−ビス(2−オキソ−1,3,2−ジオキサホスホリナン)、 テトライソプロピル 1−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ フェニル)−ブチリデン−2,2−ジホスホネート、 2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−エテニリ デン−1,1−ジホスホン酸、 テトラメチル 2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニ ル)−エテニリデン−1,1−ジホスホネート、 テトラエチル 2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニ ル)−エテニリデン−1,1−ジホスホネート、 テトライソプロピル 2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ フェニル)−エテニリデン−1,1−ジホスホネート、 テトラ−n−プロピル 2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキ シフェニル)−エテニリデン−1,1−ジホスホネート、 テトラ−n−ブチル 2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ フェニル)−エテニリデン−1,1−ジホスホネート、 テトラエチル 2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニ ル)−エテニリデン−1,1−ジホスホネート、 テトライソプロピル 2−(3,5−ジ−sec−ブチル−4−ヒドロキシフ ェニル)−エテニリデン−1,1−ジホスホネート、 テトライソプロピル 2−(3,5−ジ−イソプロピル−4−ヒドロキシフェ ニル)−エテニリデン−1,1−ジホスホネート、 テトラエチル 2−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフ ェニル)−エテニリデン−1,1−ジホスホネート、 テトライソプロピル 2−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メ チルフェニル)−エテニリデン−1,1−ジホスホネート、 テトラエチル 2−(3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシフェニル)−エテ ニリデン−1,1−ジホスホネート、 テトライソプロピル 2−(3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシフェニル) −エテニリデン−1,1−ジホスホネート、 テトライソプロピル 2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−エテニリ デン−1,1−ジホスホネート、 テトライソプロピル 2−(3−エトキシ−4−ヒドロキシフェニル)−エテ ニリデン−1,1−ジホスホネート、 テトラエチル 4−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニ ル)−1,3−ブタジエニリデン−1,1−ジホスホネート、 テトライソプロピル 4−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ フェニル)−1,3−ブタジエニリデン−1,1−ジホスホネート、 ジブチル ジエチル 2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ フェニル)エテニリデン−1,1−ジホスホネート、 ジエチル ジイソプロピル 2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒド ロキシフェニル)−エテニリデン−1,1−ジホスホネート、 テトラエチル 2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−メト キシフェニル)−エテニリデン−1,1−ジホスホネート、 テトラエチル 2−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−エテニリデン− 1,1−ジホスホネートおよび テトラエチル 2−(3,4−エチレンジオキシフェニル)−エテニリデン− 1,1−ジホスホネート の中から選択されたフェノール置換gem−ジホスホネートを使用する、請求項 1−3のいずれか一つの請求項に記載の使用方法。 17.請求項1−16のいずれか一つの請求項で規定した式(I)の化合物を、 治療上有効な量投与する、患者の腫瘍性疾患を治療または予防する方法。 18.前記腫瘍性疾患が、リンパ腫および白血病を含む造血系および免疫系の癌 、および膵臓、大腸、胸部、甲状腺、脳、肺、頭部および頸部の癌から選択され ている、請求項17記載の方法。 19.前記癌がras依存性の癌である、請求項17または18記載の方法。 20.患者の癌細胞による正常組織の転移攻撃を予防または阻害する方法であっ て、請求項1−16のいずれか一つの請求項に規定した式(I)の化合物を有効 量、患者に投与して転移プロセスを阻害する方法。 21.変異したras活性によって誘起される腫瘍細胞への正常細胞の形質転換 を防止する方法であって、前記ras活性を阻害するのに有効な量の、請求項1 −16のいずれか一つの請求項に規定し た式(I)の化合物によって、前記細胞を処理する方法。 22.前記正常細胞を患者中に存在させる、請求項21記載の方法。 23.癌細胞を選択的に除去する方法であって、患者からの正常細胞と癌細胞と の混合物を式(I)の化合物によって生体外(ex vivo)で処理し、これ に加えて前記細胞を患者へと再導入する方法。 24.前記細胞を注射または注入によって患者へと再導入する、請求項23記載 の方法。 25.テトライソプロピル 2−(3,5−ジイソプロピル−4−ヒドロキシフ ェニル)−エテニリデン−1,1−ジホスホネート、 テトライソプロピル 2−(3,5−ジイソプロピル−4−ヒドロキシフェニ ル)−エチリデン−1,1−ジホスホネート、 テトライソプロピル 2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−エテニリ デン−1,1−ジホスホネート、 テトライソプロピル 2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−エチリデ ン−1,1−ジホスホネート、 テトライソプロピル 2−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メ チルフェニル)−エテニリデン−1,1−ジホスホネート、 テトライソプロピル 2−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メ チルフェニル)−エチリデン−1,1−ジホスホネート、 テトライソプロピル 2−(3−エトキシ−4−ヒドロキシフェ ニル)−エテニリデン−1,1−ジホスホネート、 テトライソプロピル 2−(3−エトキシ−4−ヒドロキシフェニル)−エチ リデン−1,1−ジホスホネート、 テトラエチル 2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェニル )−エテニリデン−1,1−ジホスホネートおよび テトライソプロピル 2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−メトキシフ ェニル)−ブチリデン−1,1−ジホスホネート からなる群より選ばれた化合物。 26.請求項25記載の化合物および薬剤学上許容される担体を含有する、薬剤 組成物。 27.癌、特にras依存性の癌の治療に使用される、請求項25記載の化合物 。
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