JPH11510131A - 食料品保存用パッケージ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ここには、少なくとも１つの食料品保存剤を含む接着剤の層を有するパッケージング基体を包含することを特徴とする食料品保存用パッケージが開示してある。

Description

【発明の詳細な説明】 食料品保存用パッケージ 本発明は、食料品パッケージ、特に収容した食料品の保存寿命を延ばすパッケ ージの形態に関する。 食料品の保存寿命は劣化過程の開始で制限され、その結果、食料品小売店の利 益の目減り、損失となる。一日かそこらでも現在の保存寿命を延ばせれば、この ような目減りをかなり減らせることになろう。これは、特に生鮮食料品、たとえ ば果物や野菜に当てはまり、保存寿命は本質的にかなり短い。 本発明の目的は、食料品を保存する便利で経済的な手段を提供することにある 。 本発明によれば、少なくとも１つの食料品保存剤を含む接着剤の層を有するパ ッケージング基体を包含する食料品保存用パッケージを得ることができる。 パッケージング基体はプラスチック・フィルム、紙、厚紙あるいは織布であっ てよい。 保存剤対接着剤のｖ／ｖ比は９：１を超えてもよい。 接着剤はシェラックのような無機ラッカーであってもよい。 食料品保存剤はロスマリン油またはサイム油のような揮発性油であってもよい 。 サイム油もロスマリン油も接着剤層に含ませてもよい。 保存される食料品は生鮮食品であってもよい。 層はパッケージング基体に被覆してもよいし、この被覆作業を印刷技術を用い て行ってもよい。同時に、模様や文字を基体に印刷してもよい。 以下、本発明を添付図面のただ１つの図を参照しながら実施例によって説明す る。この図はパッケージを通る横断面を示している。 図の示す食料品保存用パッケージ１０は、少なくとも１つの食料品保存剤を含 む接着剤の層１４を有するパッケージング基体１２を包含する。パッケージ１０ 内には食料品１６が収容してある。 パッケージング基体１２はプラスチック・フィルムであると好ましいが、層１ ４で被覆するのに適した厚紙または織布も使用可能である。 接着剤は、食料品保存剤と混ぜたときに、保存剤をパッケージング基体１２に 接着すると共に保存剤が食料品１６に有効に作用することができる任意の物質で あってよい。後者の状態を実現するには、接着剤に対して大量の余分な保存剤を 維持するとよい。ｃａ．９：１以上の保存剤対接着剤のｖ／ｖ比がこの文脈では 大量の余分量と考えられるが、これが発明の範囲からこれよりも低い比率を排除 すると解釈されるべきではない。接着剤としては無機ラッカーを使用できるが、 好ましくはシェラックである。 食料品保存剤は、食料品１６の保存寿命を延ばすのに効果のある任意の物質で あってよい。食料品保存剤の特殊な例としては、揮発性油、たとえば、ロスマリ ン油あるいはサイム油がある。サイム油は食料品から放出される二酸化炭素を吸 収し、ロスマリン油のような他の揮発性油はダイオキシンを吸収し、ダイオキシ ン生成バクテリアの増殖を抑制する。二酸化炭素もダイオキシンも食料品の劣化 の原因となる。プラスチック・フィルム製パッケージング基体と一緒に用いるに は、９５％ロスマリン油／５％シェラック（体積％）の層が適当である。他の食 料品保存剤、たとえば、酸化防止剤も本発明の範囲内にある。また、２つ以上の 食料品保存剤を使用することも本発明の範囲内である。たとえば、サイム油とロ スマリン油を層１４内で組み合わせると有利であるかもしれない。 本発明は、主として、野菜のような食料品のためのパッケージを得ることに向 けたものである。これは、このような食料品の本来短い保存寿命を一日かそこら 比較的ささやかに延長しても、店頭展示限界日を過ぎた食料品の廃棄によって生 じる無駄をかなり減じることになるからである。しかしながら、他の食料品のパ ッケージも本発明の範囲内であることは了解されたい。 当業者には周知の方法によって、保存剤の厚さ、濃度を変えながら、層をパッ ケージング基体に被覆することができる。好ましい被覆法は印刷技術であり、こ の場合、接着剤と保存剤の混合溶液を、計量ロールを介して、たとえば、プラス チック・パッケージング・フィルムに塗布する。ロゴ、広告、栄養学情報、指示 などを含む文章あるいは意匠をフィルムに同時に印刷すると望ましいであろう。 次いで、層を乾燥させる。 ここで、本発明を上記の実施例に限定するつもりはなく、当業者にとって容易 に実施できる多くの変形例が本発明の範囲から逸脱することなく可能であること は了解されたい。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ Ｌ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ， ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，Ｒ Ｕ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 ティプラー ケイス チャールズ イキリス国 スタッフォードシャー エス ティー18 ９ジェイワイ ラントン コト ン レーン セノック ハウス（番地な し) (72)発明者 タット イヴァン ロバート イギリス国 スタッフォード エスティー 21 ６ディーダヴリュ エクレシャル ハ ートランズ ロード 38

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．少なくとも１つの食料品保存剤を含む接着剤の層を有するパッケージング基 体を包含することを特徴とする食料品保存用パッケージ。 ２．請求の範囲第１項記載の食料品保存用パッケージにおいて、パッケージング 基体がプラスチック・フィルムであることを特徴とする食料品保存用パッケージ 。 ３．請求の範囲第１項記載の食料品保存用パッケージにおいて、パッケージング 基体が紙、厚紙または織布であることを特徴とする食料品保存用パッケージ。 ４．請求の範囲第１項から第３項のうちいずれか１つに記載の食料品保存用パッ ケージにおいて、保存剤対接着剤のｖ／ｖ比が９：１を超えることを特徴とする 食料品保存用パッケージ。 ５．請求の範囲第１項から第４項のうちいずれか１つに記載の食料品保存用パッ ケージにおいて、接着剤が無機ラッカーであることを特徴とする食料品保存用パ ッケージ。 ６．請求の範囲第５項記載の食料品保存用パッケージにおいて、接着剤がシェラ ックであることを特徴とする食料品保存用パッケージ。 ７．請求の範囲第１項から第６項記載のうちいずれか１つに記載の食料品保存用 パッケージにおいて、食料品保存剤が揮発性油であることを特徴とする食料品保 存用パッケージ。 ８．請求の範囲第７項記載の食料品保存用パッケージにおいて、揮発性油がロス マリン油であることを特徴とする食料品保存用パッケージ。 ９．請求の範囲第７項記載の食料品保存用パッケージにおいて、揮発性油がサイ ム油であることを特徴とする食料品保存用パッケージ。 １０．請求の範囲第７項記載の食料品保存用パッケージにおいて、サイム油およ びロスマリン油が接着剤の層に含まれていることを特徴とする食料品保存用パッ ケージ。 １１．請求の範囲第１項から第１０項項記載のうちいずれか１つに記載の食料品 保存用パッケージにおいて、保存食料品が生鮮食品であることを特徴とする食料 品保存用パッケージ。 １２．請求の範囲第１項から第１１項記載のうちいずれか１つに記載の食料品保 存用パッケージにおいて、層がパッケージング基体上に被覆してあることを特徴 とする食料品保存用パッケージ。 １３．請求の範囲第１２項記載の食料品保存用パッケージにおいて、被覆が印刷 技術を用いて行われることを特徴とする食料品保存用パッケージ。 １４．請求の範囲第１３項記載の食料品保存用パッケージにおいて、同時に基体 に意匠または文章を印刷することを特徴とする食料品保存用パッケージ。