JPH1150628A - 手摺りユニット及びそれを用いた手摺りの施工方法 - Google Patents

手摺りユニット及びそれを用いた手摺りの施工方法

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JPH1150628A
JPH1150628A JP22072497A JP22072497A JPH1150628A JP H1150628 A JPH1150628 A JP H1150628A JP 22072497 A JP22072497 A JP 22072497A JP 22072497 A JP22072497 A JP 22072497A JP H1150628 A JPH1150628 A JP H1150628A
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JP
Japan
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handrail
curved
core material
straight
attached
Prior art date
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Pending
Application number
JP22072497A
Other languages
English (en)
Inventor
Shogo Tamura
昌吾 田村
Hideyuki Omura
英之 大村
Sadamichi Nagai
貞道 長井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiken Trade and Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直線部と曲部が連続する手摺りを、手摺り
表面に凹凸を生じさせることなく容易に施工可能とする
手摺りユニットと、それを用いた手摺りの施工方法を提
供する。 【解決手段】複数の直線部と該直線部相互間に位置する
曲部を有した手摺りの施工方法である。壁面に支持体
(1)を固定し、次いで支持体(1)に略直線状の直線部芯材
(2)を取り付ける。次いで手摺りの全長にわたる一連の
弾性を有した被覆材(3)を直線部芯材(2)に被せて取り付
ける。その後に曲部の形状に対応した形状を有する曲部
芯材(6)を前記被覆材(3)の曲部箇所の開口部から挿入し
て取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は階段等に連続手摺り
を施工するための手摺りユニットと、それを用いた手摺
りの施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】階段や廊下には手摺りが施工されること
があるが、近年では高齢者や身体の不自由な人の使用を
考慮して切れ目のない連続した手摺りが望まれることが
ある。しかしながら、廊下が折れ曲がっている場合や、
階段に踊り場があるような場合には手摺りもそれに合わ
せて曲げ箇所を設ける必要がある。
【0003】従来このような連続する手摺りの施工方法
として一般的なのは、曲部に継ぎ手を用いて直線部間を
繋ぐ方法である。しかしながら、現場で直線部と継ぎ手
とがうまく繋がるように接合するのに手間がかかる。更
に、各種の曲げ角度に対応できるように、各種形状の継
ぎ手を用意する必要がある。更には接合箇所に凹凸がで
きやすく、視覚的にも触感的にも好ましくない。
【0004】又、芯材に被覆材を被せるタイプのものも
あり、これの場合は曲部の芯材の切欠や継ぎ手等の接続
部材による凹凸を被覆材でカバーすることにより凹凸の
ない連続手摺りとすることができる。しかしながらこの
場合でも直線部分と曲部を違和感無く滑らかに接合する
のには手間がかかる。又、被覆材は一旦装着してしまう
とはがしにくいため、その後に曲部の形状を調整するの
が困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、直線部と曲部
とが連続する手摺りを、手摺り表面に凹凸を生じさせる
ことなく、容易に施工可能とする手摺りユニットと、そ
れを用いた作業性に優れた手摺りの施工方法が求められ
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の手摺りユニット
は、壁面に取り付ける支持体(1)と、支持体(1)に固定す
る略直線状の直線部芯材(2)と、支持体(1)に固定しない
曲部芯材(6)と、芯材(2),(6)の周囲に取り付け可能な弾
性を有した被覆材(3)とを有し、曲部芯材(6)は剛性を有
し変形可能なものであることを特徴とする。
【0007】この手摺りユニットを用いれば、曲部芯材
(6)を変形させることにより手摺りの直線部と曲部がス
ムーズに繋がるように調整することができる。
【0008】本発明の手摺りの施工方法は、複数の直線
部と該直線部相互間に位置する曲部を有した手摺りの施
工方法であって、壁面に支持体(1)を固定し、次いで支
持体(1)に略直線状の直線部芯材(2)を取り付け、次いで
手摺りの全長にわたる一連の弾性を有した被覆材(3)を
直線部芯材(2)に被せて取り付け、その後に曲部の形状
に対応した形状を有する曲部芯材(6)を前記被覆材(3)の
曲部箇所の開口部から挿入して取り付けることを特徴と
する。
【0009】この方法は上記の手摺りユニットを用いた
施工方法であって、これによれば曲部芯材は被覆材を装
着した後に取り付けられるので、曲部の形状調整が従来
に比べて容易となり施工の手間が少なくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を好適な実施例を用
いて説明する。 [実施例]図1は実施例の手摺りユニットの構成を示し
た図であり、図4は階段(A)に施工された手摺りの例を
示した図である。
【0011】図中において、(1)は支持部材、(2)は直線
部芯材である。直線部芯材(2)は下方に支持部材(1)に取
り付けるための溝部(2a)を有する。
【0012】(3)は被覆材であり、ゴムあるいは塩化ビ
ニルのような軟質合成樹脂等、男性を有する材料からな
る。被覆材(3)は直線部芯材と曲部芯材に一連に取り付
けるため長尺となるが、曲部に対応する柔軟性によりゴ
ムホースのように巻き取ることができるので、保管,輸
送等は容易である。
【0013】(6)は曲部芯材であり、変形可能で剛性を
有する材料からなる。実施例では加熱により変形可能な
熱可塑性樹脂を用いたが、この他に、硬質ゴムや金属等
も利用することができる。又、形状としては、実施例で
は棒状物を用いたが、この他に管状物や、あるいは、棒
状物や管状物に複数の切れ目をいれたもの等も利用する
ことができる。曲部芯材(6)は、現場での調整が容易に
なるよう、製造段階で予め現場の形状に近い形に曲げて
おいてもよい。
【0014】(5)は目隠しパッキンであり、手摺りの下
方に直線部芯材(2)の下面の溝部(2a)が露出しないよう
にするため直線部芯材(2)の溝部(2a)に挿入して取り付
けられる。実施例では目隠しパッキン(5)は弾性を有す
るものとし、溝部(2a)を内側から左右に押圧することに
より固定されるようにした。
【0015】次に施工手順を示す。まず、支持部材とし
てのブラケット(1)を壁面の手摺り施工位置に所定の間
隔で固定する。次に直線部芯材(2)をブラケット(1)に取
り付けるが、直線部芯材(2)は溝部(2a)が下方を向くよ
うにしてブラケット(1)の上方から被せ、ブラケット(1)
が溝部(2a)内に位置するようにする。直線部芯材(2)と
ブラケット(1)との固定にはジョイントネジ(4)を用い
た。
【0016】尚、1つの直線部の芯材を1本の直線部芯
材(2)で構成してもよいが、手摺りの直線部が長い場合
には複数の直線部芯材(2)で1つの直線部の芯材を構成
させてもよい。
【0017】全ての直線部芯材(2)がブラケット(1)を介
して壁面に固定されるが、各直線部芯材(2)の間(すな
わち手摺りが曲って設けられる箇所)にはこの段階では
曲部芯材(6)は配されていない。
【0018】この状態で長尺の一連の被覆材(3)を直線
部芯材(2)に被せるようにして取り付ける。よって、各
直線部芯材(2)の間の曲部になる位置では、被覆材(3)は
芯材が無い状態となる。
【0019】その後、被覆材(3)の各直線部芯材(2)の間
の曲部位置に曲部芯材(6)を取り付ける。取り付けは被
覆材(3)の下方の開口部に曲部芯材(6)を挿入すればよ
い。その際に、両側に位置する直線部芯材(2)とスムー
ズに繋がるラインが形成されればそのままでよいが、そ
うならない場合はスムーズなラインになるよう曲部芯材
(6)の形状を変形させてから取り付ける。実施例では熱
可塑性樹脂製の曲部芯材(6)を加熱して屈曲させること
により適当な形状に変形させて取り付けた。
【0020】図2は曲部芯材の取付方の一例を示す断面
図である。被覆材(13)の下方の開口部は下端(開口部
端)ほど狭くなるテーパーを有し、開口部の幅が曲部芯
材(16)の幅より狭くなっている。
【0021】曲部芯材(16)を被覆材(13)開口部に挿入す
る際には、被覆材(13)の弾性を利用して開口部を開ける
ようにして挿入する。挿入後は被覆材(13)の開口部によ
り曲部芯材(16)が左右から挟持され、取付が完了する。
【0022】図3は曲部芯材の取付方の他の例を示す断
面図である。被覆材(23)の内側には段部(23a)が設けら
れており、曲部芯材(26)には被覆材(23)の段部(23a)と
係合可能な段部(26a)が設けられている。したがって、被
覆材(23)に挿入された曲部芯材(26)は段部同士(23a),(2
6a)の係合により、取付が完了する。
【0023】曲部芯材(6)の被覆材(3)への取付方は上記
の取付例に限定されるものではなく、他の手段、例えば
接着剤により曲部芯材を被覆材に接着したり、両面テー
プを用いる等の手段で取り付けてもよい。
【0024】このように形を整えた曲部芯材(6)を被覆
材(3)に挿入して取り付けるだけで手摺りの直線部分と
曲部とがスムーズに繋がるように施工することができる
ので、現場における直線部分と曲部との接合作業が従来
に比べて容易である。
【0025】又、曲部芯材(6)は被覆材(3)装着後に取り
付けるため、微妙な形状調整もしやすく、例えば被覆材
(3)にシワが生じた場合の修正等もしやすい。もちろん
継ぎ手による手摺り表面の凹凸も無いので、美観上,触
感上も従来のものより優れている。
【0026】本発明は廊下が折れ曲がっている場合のよ
うに手摺りが水平方向に曲がる場合でも、階段の途中に
踊り場がある場合のように手摺りの垂直方向の角度が変
わる場合でも適用することができる。
【0027】更には、手摺りの曲がり方が異なる場合
に、従来のように各種形状の継ぎ手を用意しなくても、
現場で曲部芯材を各種形状に変形させることにより対応
することができる。
【0028】尚、本発明の施工方法において、目隠しパ
ッキン(5)の取付工程をどの段階で行うかは制限される
ものではなく、更には目隠しパッキン(5)を使用しない
場合もある。手摺りの端部に取り付けるエンドカバー(1
0)の施工についても同様である。
【0029】又、被覆材(3)として弾性を有する材料を
使用しているので、手摺りを握った際の感触がソフトで
優しいものとなり、又、万一使用者が転倒する等して手
摺りに衝突しても衝撃が吸収されるので安全性が高いと
いう効果も得られる。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように本発明により直線部と
曲部とが連続する手摺りを、手摺り表面に凹凸を生じさ
せることなく容易に施工可能とする手摺りユニットと、
それを用いた作業性に優れた手摺りの施工方法を提供す
ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】手摺りユニットの構成を示した図。
【図2】曲部芯材の被覆材への装着方法の一例を示す断
面図。
【図3】曲部芯材の被覆材への装着方法の他の例を示す
断面図。
【図4】施工された手摺りの一例を示した図。
【符号の説明】
(1) 支持部材(ブラケット) (2) 直線部芯材 (3) 被覆材 (4) ジョイントネジ (5) 目隠しパッキン (6) 曲部芯材 (A) 階段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面に取り付ける支持体と、支持体に固
    定する略直線状の直線部芯材と、支持体に固定しない曲
    部芯材と、芯材の周囲に取り付け可能な弾性を有した被
    覆材とを有し、曲部芯材は剛性を有し変形可能なもので
    あることを特徴とする手摺りユニット。
  2. 【請求項2】 複数の直線部と該直線部相互間に位置す
    る曲部を有した手摺りの施工方法であって、 壁面に支持体を固定し、次いで支持体に略直線状の直線
    部芯材を取り付け、 次いで手摺りの全長にわたる一連の弾性を有した被覆材
    を直線部芯材に被せて取り付け、 その後に曲部の形状に対応した形状を有する曲部芯材を
    前記被覆材の曲部箇所の開口部から挿入して取り付ける
    ことを特徴とする手摺りの施工方法。
JP22072497A 1997-07-31 1997-07-31 手摺りユニット及びそれを用いた手摺りの施工方法 Pending JPH1150628A (ja)

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JP (1) JPH1150628A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010180621A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Naka Ind Ltd 手すりのコーナー部の継手部材及び手すりのコーナー部の施工方法
JP2013112930A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Naka Ind Ltd 手摺の端部構造

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