JPH0514476U - 窓額縁連結構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】浴室ユニットに窓を設ける場合、窓サッシに連
結される額縁連結材と壁パネルに連結される窓額縁とを
美観を損ねることなく連結する。 【構成】窓サッシ１に連結される額縁連結材２Ａに凹状
溝２ａを形成し、この凹状溝２ａ内において壁パネルＰ
に連結される窓額縁４と小ネジ３ａによって連結固定
し、さらに、この凹状溝２ａに目板６を嵌め込んで小ネ
ジ３ａを隠蔽すると同時に、額縁連結材２Ａに連続する
表面を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、窓額縁連結構造、特に浴室ユニットにおける窓額縁連結構造に関す るものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、浴室ユニットＹに窓Ｗを設けることが行われている（図２参照）。 この場合、図３に示すように、躯体Ｋに形成された開口部に窓サッシ１を装着し て固定し、さらに、この窓サッシ１に額縁連結材２を小ネジ３によって連結し、 一方、浴室ユニットＹを構成する壁パネルＰに形成された開口部に窓額縁４を装 着し、この窓額縁４を壁パネルＰに固定するとともに、これらの額縁連結材２と 窓額縁４との重ね合わせ部を額縁連結材２から小ネジ３ａを螺入して固定した後 、これら額縁連結材２と窓額縁４との継ぎ目および壁パネルＰと窓額縁４との継 ぎ目にそれぞれ防水材５を充填して防水するようにしている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このような小ネジ３ａによって額縁連結材２と窓額縁４との重 ね合わせ部を直接連結する構造では、額縁連結材２の表面に小ネジ３ａの頭が出 っ張って露出し、浴室ユニットＹの意匠を損ねるとともに、施工時あるいは清掃 時などにおいて、手が引っ掛かって不快感を覚えるなどの問題があった。

【０００４】 本考案は、このような問題点に鑑みてなされたもので、小ネジを隠蔽して意匠 的に優れた窓額縁連結構造を提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、窓サッシに固定された額縁連結材と、壁パネルに固定された窓額縁 とよりなり、前記額縁連結材には幅方向に凹状溝を形成し、この凹状溝内におい て額縁連結材と窓額縁とを小ネジで連結し、さらに、この凹状溝に目板を嵌め込 んで額縁連結材の表面と面一に形成したことを特徴とするものである。

【０００６】

【作用】

窓サッシに額縁連結材を固定し、また、壁パネルに窓額縁を固定し、これらの 額縁連結材と窓額縁とを額縁連結材に形成された凹状溝内において小ネジで連結 する。さらに、この凹状溝に目板を嵌め込んで額縁連結材の表面と面一に形成す る。

【０００７】 この結果、額縁連結材と窓額縁とを連結する小ネジが額縁連結材の表面に露出 せず、これらの小ネジは目板で覆われることから、浴室ユニットの意匠感を損ね ることがない他、手が引っ掛かって不快感を覚えることもない。

【０００８】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。

【０００９】 なお、説明の便宜上、図３に示した従来例と同一の部材には同一の符号を用い る他、それらの詳細な説明は重複するため省略する。

【００１０】 図１において、２Ａは額縁連結材であり、その手前側端部には幅方向（図１に おいて紙面と直交する方向）に凹状溝２ａが形成されており、その底面は窓額縁 ４の表面に接触できるようになっている。そして、この額縁連結材２Ａに形成さ れた凹状溝２ａには適宜間隔でネジ孔が形成されている。なお、この凹状溝２ａ には目板６を嵌め込むことができるようになっており、目板６を凹状溝２ａに嵌 め込んだ場合には、額縁連結材２Ａの表面に目板６の表面が連続し、面一となる ものである。

【００１１】 したがって、浴室ユニットＹに窓Ｗを設ける場合は、窓サッシ１に額縁連結材 ２Ａを小ネジ３によって連結し、壁パネルＰに窓額縁４を装着して固定した後、 額縁連結材２Ａに形成された凹状溝２ａ内において、額縁連結材２Ａと窓額縁４ を小ネジ３ａによって固定した後、凹状溝２ａに目板６を嵌め込むことにより、 小ネジ３ａを隠蔽すると同時に、額縁連結材２Ａの表面に連続する面を形成する 。次いで、これら額縁連結材２Ａと窓額縁４との継ぎ目および壁パネルＰと窓額 縁４との継ぎ目にそれぞれ防水材５を充填して防水すればよい。

【００１２】 なお、目板６の材質としては、額縁連結材２Ａと同一の材質であることが好ま しいが、作業性を考慮してプラスチック製成形品であってもよい。

【００１３】

【考案の効果】

以上のように本考案によれば、窓サッシに固定された額縁連結材と、壁パネル に固定された窓額縁とを、額縁連結材に形成された凹状溝内において小ネジで連 結し、凹状溝に目板を嵌め込んで額縁連結材の表面と面一に形成したことにより 、額縁連結材と窓額縁とを連結する小ネジが額縁連結材の表面に露出せず、手が 引っ掛かって不快感を覚えることもない他、これらの小ネジは目板で覆われるこ とから、浴室ユニットの意匠感を損ねることがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の窓額縁部分を一部省略して示す断面図
である。

【図２】浴室ユニットを示す斜視図である。

【図３】従来の窓額縁部分を一部省略して示す断面図で
ある。

【符号の説明】

１ 窓サッシ ２Ａ 額縁連結材 ３ａ 小ネジ ４ 窓額縁 ６ 目板 Ｐ 壁パネル Ｙ 浴室ユニット Ｗ 窓

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 窓サッシに固定された額縁連結材と、壁
   パネルに固定された窓額縁とよりなり、前記額縁連結材
   には幅方向に凹状溝を形成し、この凹状溝内において額
   縁連結材と窓額縁とを小ネジで連結し、さらに、この凹
   状溝に目板を嵌め込んで額縁連結材の表面と面一に形成
   したことを特徴とする窓額縁連結構造。