JPS6052264B2 - 手摺笠木の取付施工方法 - Google Patents

手摺笠木の取付施工方法

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JPS6052264B2
JPS6052264B2 JP5162480A JP5162480A JPS6052264B2 JP S6052264 B2 JPS6052264 B2 JP S6052264B2 JP 5162480 A JP5162480 A JP 5162480A JP 5162480 A JP5162480 A JP 5162480A JP S6052264 B2 JPS6052264 B2 JP S6052264B2
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handrail
cap
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bent
metal core
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博光 中
武司 宮代
芳英 杉本
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NAKA GIJUTSU KENKYUSHO
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NAKA GIJUTSU KENKYUSHO
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、手摺笠木、特に折曲げ可能な手摺笠木の
取付施工方法に関する。
手摺には階段に取付けられる階段手摺、ベランダに取
付けられるベランダ手摺、屋上に取付けられる屋上手摺
、窓に取付けられる窓手摺、病院等の廊下の壁面に取付
けられる壁面手摺等多くの種類があり、しかも、例えば
際段手摺だけをみても、階段には直通階段、L形階段、
U形階段、曲線階段等多くの種類があり、又、このよう
な階段の長さや勾配更には曲り形状も建物によつてまち
まちであり、階段手摺の形状は極めて多種多様になつて
いる。
そして、このような手摺を構成する手摺笠木の長さや曲
り形状は、手摺が取付けられる階段、ベランダ、窓、壁
面等の手摺取付基部の長さや曲り形状によつて決定され
、手摺の形状と同様に極めて多種多様になつている。
このため、総ての手摺に適用できる手摺笠木を規格化し
て大量生産し、安価に製造することは極めて困難なこと
であり、現在では限られた範囲、例えば規格化された集
合住宅に使用するものについて、規格化し、量産してい
るにすぎす、他の手摺笠木については、手摺設置場所の
種々の条件に合せて特別注文によつて製造するか、ある
いは、直線部分と曲り部分とを別個に製造し、直線部分
については規格化された長さのものを使用し、曲り部分
については手摺取付基部の曲り形状に合せて特別に折曲
げ加工をするか、あるいは、想定し得る曲り形状を持つ
たものを予め製造しておいてそこから選択し、取付施工
時に直線部分と曲り部分とを溶接等の連結手段で連結す
る等の手段を講じていた。
しかしながら、前者においては他の手摺設置場所には
適用できないような手摺笠木を特別注文により製造する
ため、その製造コストが極めて高くなり、又、後者にお
いてはある程度製造コストの低減を図ることができても
、連結手段で連結する個所において生じる直線部分と曲
り部分の端部の突き合せ上の誤差をどのように解消する
か、連結部分の外観をどのように処理するか等の手摺笠
木の取付施工上の種々の問題があり、この取付施工作業
が極めて面倒な作業となつていた。
この発明は、かかる観点に鑑み、製造時には長尺に形成
した手摺笠木を取付施工時に手摺取付基部の長さに合せ
て切断し、この所定長さに切断された手摺笠木を手摺取
付基部の曲り形状に合せて折曲げ、これによつて手摺取
付基部の始端から終端に至るまで一本の手摺笠木を取付
施工することにより、上記種々の問題を一挙に解決する
ことができる手摺笠木の取付施工方法を提供するもので
−ある。
即ち、本発明に係る手摺笠木の取付施工方法は、軟質合
成樹脂、半硬質合成樹脂、合成ゴム等の折曲げ可能で、
かつ、折曲げられた際に表面に皺等ができてその表面形
状が崩れるようなことのない弾性材料で形成された笠木
本体と、この笠木本体内部にその長手方向に沿つて設け
られ、かつ、折曲げ可能で折曲げられた後には上記笠木
本体の弾性に抗してその折曲げ状態を維持することがで
きる金属製芯材とで構成された手摺笠木を、笠木取付手
段によつて手摺取付基部に取付けるに際して、製造時に
長尺に形成された手摺笠木を取付施工時に手摺取付基部
の長さに合せて切断し、この所定長さに切断された手摺
笠木を手摺取付基部の曲り形状に合せて折曲げるもので
ある。
この発明において使用される手摺笠木の笠木本体は、そ
の外周の長さが好ましくは60〜200w!t程度(横
幅寸法が20〜507m程度)であつてほぼ手が−巻き
付き、断面形状が真円形、楕円形、小判形その他角部に
アールを有する三角形、長方形、菱形等であつて握り易
く、上方から手を掛けた際に確かな手掛りを与える形状
であれば如何なる形状であつてもよく、又、笠木本体に
は、その表面に硬一質合成樹脂製の薄膜層を設けて外観
の向上を図つてもよく、長手方向に沿つて凸条を形成し
てその手掛りの向上を図つてもよい。又、上記笠木本体
内部に設けられる金属製芯材は、本発明の取付施工方法
を実施するに当つて手摺笠木に対して要求される性能、
即ち、縦方向か横方向かのいずれか一方向に折曲げ可能
であればよいか、あるいは、縦方向及び横方向のいずれ
の方向に対しても折曲げ可能である必要があるか等によ
つて、その断面形状、断面寸法、使用本数、笠木本体内
での配置等が決定されるものてあり、その材質について
も特に限定されるものではないが、好ましくは手曲げに
より折曲げることができ、あるいは、万力等の道具を用
いて又は少くともロールベンダー等の機械を用いて折曲
げることができ、折曲げた後には上記笠木本体の弾性に
抗してその折曲げ状態を維持できることが必要である。
金属製芯材として好ましいのは中実棒状のものであり、
材質としてはスチール製、アルミ軟線製、アルミ硬線製
等を挙げることができる。上記笠木本体と金属製芯材と
て構成される手摺笠木は、好ましくは押出成形によつて
笠木本体と金属製芯材とが一体成形され、少くともこの
手摺笠木が取付けられる手摺取付基部の長さよりも長尺
に製造され、必要に応じて巻取機により巻取られ、保管
や運搬に便利な形状にされる。巻取機による巻取は、金
属製芯材の弾性変形範囲内て行うのが好ましいが、塑性
変形範囲内であつてもよく、この場合には手摺笠木の取
付施工の際に巻取られた手摺笠木を何らかの矯正手段に
よつて真直に矯正するのが好ましい。製造時に長尺に形
成された手摺笠木は、この手摺笠木を階段、ベランダ、
屋上、窓、廊下の壁面等の手摺取付基部に取付けるに際
して、手摺取付基部の長さに合せて切断される。この手
摺笠木の切断は、手摺取付施工現場で手摺取付基部の長
さに合せて行うか、又は、予め手摺取付基部の長さを測
定して工場で行つてもよい。このように、手摺取付基部
の長さに合せて切断された手摺笠木は、この手摺笠木を
手摺取付基部に取付けるに際して、手曲げにより、ある
いは、機械や道具を用いて手摺取付基部の曲り形状に合
せて折曲げられる。
手摺笠木の折曲げは、この手摺笠木が手曲げ可能な程度
の剛性である場合には、手摺笠木を笠木取付手段で取付
施工する際に手摺取付基部の曲り形状に沿つて手で折曲
げ、又、機械や道具を必要とする程度の剛性を有する場
合には、手摺笠木を手摺取付基部の曲り形状に合せて予
め折曲げるか、あるいは、笠木取付手段で取付施工する
時に道具を用いて手摺取付基部の曲り形状に沿つて折曲
げる。手摺笠木の手摺取付基部への取付は、ブラケット
、手摺子、支柱等の笠木取付手段によつて行なわれる。
この笠木取付手段による取付施工は、手摺笠木が手曲け
可能であれば手摺取付基部の始端から終端までこの手摺
笠木を手で折曲げながら行い、又、手曲げが不可能な程
度の剛性を有する場合には、万力等の道具を用いて折曲
げながら行うか、あるいは、万力等の道具やロールベン
ダー等の機械によつて予め手摺取付基部の曲り形状に合
せて折曲げてから行う。以下、試験例及び添付図面に示
す実施例に基づいて、本発明方法において使用される手
摺笠木及び本発明の取付施工方法を詳細に説明する。
試験例金属晩製芯材の曲げ試験 通常の人、即ち、約60k9の体重の人が手摺にも、た
れかかつた際に手摺笠木に作用すると考えられる荷重を
50kgど設定し、又、通常の人が極く自然に手摺笠木
を両手で握つたときの間隔が30Crf1でその時に体
重のほとんどをかけて折曲げようとする際に手摺笠木に
作用する荷重を50kgと設定し、30の間隔をおいて
一対の支点を定め、各支点間の中間位置に50kgの荷
重をかけた際に金属製芯材が曲るかどうかを金属製芯材
の曲げ試験の基準とした。
このような曲げ試験の基準に基づいて、材料規格JIS
G3l23におけるSS3OB−DあるいはSS4lB
一Dに相当するスチール、材料規格JISH4O4Oに
おけるAlO7O.sAlO5OsAllOOあるいは
Al2OOに相当するアルミ軟線、あるいは、材料規格
JISH4O4OにおけるA5O52、A5O56ある
いはA6O63に相当するアルミ硬線製て断面真円形状
の中実棒状金属製芯材につき曲げ試験を行い、金属製芯
材が折曲がる限界の使用本数と直径との関係を調べた。
この結果を表に示す。次に、上記試験例を参考にして、
手曲げが容易で手摺笠木の取付施工の際に手で折曲げな
がら取付施工できる手摺笠木、手曲げが可能ではあるが
特に縦方向に対しては折曲げながら取付施工するには万
力等の何らかの道具を使用する必要がある手摺笠木、及
び、手曲げが不可能であつて万力等の道具やロールベン
ダー等の機械を用いて折曲げることにより取付施工をす
ることができる手摺笠木を夫々試作し、階段、ベランダ
、屋上、窓、壁面等の手摺取付基部にブラケット、手摺
子、支柱一等の笠木取付手段を用いて本発明の取付施工
方法により実際に手摺笠木を取付けたときの実施例を以
下に示す。
実施例1 第1図に示すように、塩化ビニール樹脂(可塑−剤5娼
含有)を用いて縦寸法4−で横寸法2『である断面小判
形状の笠木本体1を押出成形により形成する際に、この
笠木本体1の中心にその長手方向に沿つて縦9wnで横
6顛の断面長方形状を有するアルミ硬線製中実棒状の金
属製芯材2を一体的に設けてなる手摺笠木Aを長尺に製
造し、第2図に示すように、巻取機により金属製芯材2
の弾性変形範囲内で直径80〜100cmに巻取つた。
この手摺笠木Aは、第3図に示すような横方向の折曲げ
だけでなく、第4図に示すような縦方向の折曲げ、更に
は、第5図に示すような縦横両方向への同時折曲げ(以
下、折曲げ部分でのねじれを含む概念として用いる)を
手曲げによつて比較的容易に行うことができた。この巻
取られた手摺笠木Aと、第6図に示すような一般住宅に
おいて広く採用されている曲り階段3の壁面に取付ける
に際して、先ず壁面の手摺取付基部4の長さに合せて切
断し、次いで、この所定長さに切断された手摺笠木Aを
手摺取付基部4の曲り形状に合せて縦横両方向に同時に
手曲げによつて折曲げながら、手摺取付基部4の始端か
ら終端まで600TS1L間隔に配設したブラケット5
で取付けた。
この実施例において使用されたブラケット5は、第7図
ないし第9図に示すように、予め壁面の手摺取付基部4
側に固定される基部6と予め手摺笠木Aの背面側に固定
される腕部7とで構成され、基部6の上方寄りに設けら
れた連続孔8と腕部7の下端部に設けられた連結孔9と
を夫々貫通して手摺取付基部4に螺着されるタッピング
スクリュー10によつて手摺笠木Aを手摺取付基部4に
固定するようになつている。
この実施例1によつて曲り階段3に取付施工された手摺
笠木Aは、手摺取付基部4の曲り形状に合せて縦横両方
向に同時に手曲げによつて容易に折曲げながら取付施工
したにもかかわらず、壁面の手摺取付基部4に600m
間隔で固定された多数のブラケット5の腕部7に背面側
からビスで止着したために、手摺笠木Aとしての充分な
強度と剛性を発揮した。
実施例2 第10図に示すように、塩化ビニール樹脂(可塑剤(イ
)部含有)を用いて縦寸法40wnで横寸法2『の断面
小判形状の笠木本体1を押出成形する際に、この笠木本
体1内部に5mφの断面真円形で表面に錆止め用の油が
付着したままのスチール製中実棒状の金属製芯材2を互
いに25w!tの間隔をおいて一体的に設けてなる手摺
笠木Aを長尺に製造した。
この手摺笠木Aも上記実施例1の場合と同様に横方向だ
けでなく、金属製芯材2の表面に付着した油によつて合
成樹脂製の笠木本体1と金属製芯材2との間に比較的容
易にずれが生じて縦方向に対しても比較的容易に手曲げ
が可能であつた。この実施例2の手摺笠木Aを、第11
図に示すような中間に踊り場11を有するL形階段12
の壁面側に取付けるに際して、先ず壁面の手摺取付基部
4の長さに合せて切断し、次いで、この所定長さに切断
された手摺笠木Aを手摺取付基部4の曲り形状に合せて
踊り場11の始端及び終端に位置するP点で縦方向に折
曲げ、かつ、踊り場11の中間に位置するH点で横方向
に略直角に折曲げ、上記実施例1と同様に図示外のブラ
ケットで固定した。
実施例3 第10図に示す実施例2の手摺笠木とほぼ同様であるが
、金属製芯材2として6wnφの断面真円形であるアル
ミ硬線製中実棒状のものを2本使用して手摺笠木Aを長
尺に製造した。
この手摺笠木Aも、上記実施例1及び2と同様に、縦横
方向共に比較的容易に手曲げによつて折曲げることが可
能であつた。この実施例3の手摺笠木Aを、第12図に
示すような中間に踊り場13を持つビルのU形階段14
の内壁面側に取付けるに際して、先ず内壁面の手摺取付
基部4の長さに合せて切断し、次いで、この所定長さに
切断された手摺笠木Aを踊り場13の始端及び終端に位
置するP点で縦方向に折曲げ、かつ、上記2つのP点間
の中間に位置するH点で1800折曲げ、上記実施例1
と同様にブラケット5で手摺取付基部4に固定した。
実施例4 第10図に示す実施例2の手摺笠木とほぼ同じであるが
、笠木本体1の材質として塩化ビニール樹脂(可塑剤3
4部含有)を用い、又、金属製芯材2として6mφの断
面真円形て表面に錆止め用の油が付着したままのスチー
ル製中実棒状のものを2本使用して手摺笠木Aを長尺に
製造した。
この手摺笠木Aは、常温では縦横両方向共にこん身の力
をこめれば手曲げによつて曲らないことはないが、縦横
両方向共に手曲げによつて折曲げながら手摺取付基部に
取付施工することは困難であつた。しかしながら、この
手摺笠木Aは、実験の結果、折曲げ部分に例えば羽゜C
の湯をかけたり、ヒーターバッグや熱風等の適当な手段
によつて約50℃程度まで加温することにより、縦横両
方向共に比較的容易に手曲げによつて折曲げられるよう
になることが判明した。この実施例4の手摺笠木Aを、
第13図に示すような階段仕切壁15の上面に取付けら
れる手摺笠木Aとして使用するに際して、先ず階段仕切
壁15上面の手摺取付基部4の長さに合せて手摺笠木A
を切断し、次いで、この所定長さに切断された手摺笠木
Aの折曲げ部分Hを約50′Cに加温しながら手曲げに
よつて横方向に折曲げ、しかる後に手摺取付基部4に所
定の間隔をおいて多数立設された支持具16の上端に手
摺笠木Aを取付けた。
この実施例4の手摺笠木Aは、上記各実施例の場合とは
異なり、手摺笠木Aの小判形断面形状において長軸が左
右方向に位置するように、手摺笠木AO)縦方向を横に
して取付けられた。実施例5 実施例4の手摺笠木とほとんど同じであるが、笠木本体
1の材質として塩化ビニール樹脂(可塑剤(支)部含有
)を用いて手摺笠木Aを長尺に製造した。
この実施例5の手摺笠木Aは、上記実施例4の手摺笠木
よりも縦横両方向共に折曲げ易くはなつているものの、
手曲げによつて折曲げながら手摺取付基部に取付施工で
きるほどには曲げ易くはなかつた。この実施例5の手摺
笠木Aを、第14図に示すような中間に踊り場17を有
するビルの直線階段18の壁面の手摺取付基部4に取付
けるに際して、先ず直線階段18の壁面の手摺取付基部
4の長さに合せて切断し、次いで、この取付施工現場で
万力等の簡単な道具を使用して手摺取付基部4の曲り形
状に合せて縦方向に折曲げながら、第7図ないし第9図
に図示したようなブラケット5を用いて取付施工を行つ
た。
実施例6 外観形状は上記各実施例の場合と同じであるが、笠木本
体1の材質として塩化ビニール樹脂(可塑剤50部含有
)を用い、又、金属製芯材2として57r1mφの断面
真円形であるアルミ硬線製中実棒状のものを2本使用し
、更に、笠木本体1と金属製芯材2との間を接着剤で固
定した手摺笠木Aを長尺に形成した。
この実施例6の手摺笠木Aは、横方向に対しては手曲げ
によつて容易に折曲げることができたが、縦方向に対し
ては、金属製芯材2が曲げ易いものであるにもかかわら
ず、笠木本体1と金属製芯材2との間にずれが生じない
ために強度と剛性が著るしく向上し、手曲げによつては
折曲げが全く不可能であつた。この実施例6の手摺笠木
Aを、第15図に示すようなベランダ手摺19の手摺笠
木Aとして使用するに際し、先ずベランダ20の手摺取
付基部4の長さに合せて切断し、次いで、この所定長さ
に切断された手摺笠木Aを手摺取付基部4の曲り形状に
合せて横方向に折曲げ、手摺取付基部4に多数立設され
た手摺子21の上端に手摺笠木Aが水平になるように取
付け、更に、手摺笠木Aの両端部を図示外の壁面に固定
した。
更に、実施例6の手摺笠木Aを、第16図に示すような
病院等の廊下22の壁面に取付けるに際し、先す廊下2
2の壁面の手摺取付基部4の長さに合せて切断し、次い
で、この所定長さに切断された手摺笠木Aを手摺取付基
部4の曲り形状に合せて手曲げにより折曲げながら、第
7図ないし第9図に示すブラケット5を用いて手摺取付
基部4に取付けた。
この実施例6の手摺笠木Aは、縦方向に対してはそれ自
体て手摺笠木としての充分な強度と剛性を有するため、
縦方向の折曲げを必要としない、例えばベランダ手摺、
屋上手摺、窓手摺等屋内外の水平手摺の手摺笠木として
特に有用であることが判明した。
実施例7 外観形状は上記各実施例の場合と同じであるが、金属製
芯材2として手曲げが不可能なもの(10Tnφの断面
真円形てあるスチール製中実棒状のもの)を2本用いて
手摺笠木Aを長尺に製造した。
この実施例7の手摺笠木Aについては、第17図に示す
ような屋上23の手摺取付基部4に取付けるに際して、
先ずこの手摺笠木Aを手摺取付基部4の長さに合せて切
断した後、予め工場であるいは手摺笠木Aの取付施工現
場で機械や道具を用いて手摺取付基部4の曲り形状に合
せて縦方向に折曲げ、この手摺笠木Aの縦方向を横にし
て手摺取付基部4に立設された支柱24の上端に断面略
T字形の連結具25により取付けた。又、この実施例7
の手摺笠木Aについては、手摺取付基部4に取付施工す
る前に所定の直径に塑性変形範囲内で巻取つておき、第
18図に示すような螺旋階段26に取付施工するに際し
て、先ずこの螺旋階段26の手摺取付基部4の長さに合
せて切断し、次いで、この所定長さに切断された手摺笠
木Aを手摺取付基部4の旋回ピッチに合せながらこの手
摺取付基部4に多数立設された手摺子27の上端に取付
けた。
この実施例においては、手摺笠木Aの巻取半径を螺旋階
段26の階段幅とを一致させておくことにより、手摺笠
木Aの取付施工が極めて容易になつた。尚、上記各実施
例においては、第1図及び第10図に示すように、断面
小判形状の笠木本体1内部にその長手方向に沿つて1本
又は2本の断面長方形又は真円形の金属製芯材2を有す
る手摺笠木Aが使用されているが、これに限定されるも
のではなく、笠木本体1の断面形状については、例えば
第19図イ,C],ハ,ホ及びへに示すように、真円形
、角部にアールを有する長方形、菱形あるいは三角形、
左右方向に長軸を有する楕円形、長方形の一辺に円孤状
の凹部を有する形状等種々の形状のものを使用すること
ができるほか、直径の大きい笠本本体1については材料
を節約するためにその長手方向に中空を形成してもよい
又、金属製芯材2についても、例えば第20図イ及び口
に示すように、1本の金属製芯材2を縦方向あるいは横
方向のいずれかに偏在させたり、第20図ハ及び二に示
すように、同じ太さの金属製芯材2を3本使用したり、
又、太さの異なる金属製芯材2a,2bを各2本づつ使
用して、縦方向、横方向あるいは縦横両方向に対して曲
げに対する剛性の向上を図ることもできる。更に、金属
製芯材2の断面形状についても、この金属製芯材2が示
す縦方向や横方向の曲げに対する剛性を考慮して、上記
各実施例で示したような長方形や真円形に限らず、任意
の形状をとることができるほか、金属製芯材2として中
空棒材のものを使用することもできる。更に又、手摺笠
木Aを成形する上での問題を考慮して、金属製芯材2の
周囲における笠木本体1の肉厚がほぼ等しくなるように
笠木本体1や金属製芯材2の配置を設計し、これによつ
て、樹脂の肉厚の差によつて成形時に樹脂の圧力分布に
差が生じ、笠木本体1の表面に生じる虞れのあるひけマ
ークを未然に防止することもできる。以上の通り、この
発明は、折曲げ可能な弾性材料で形成された笠木本体と
、この笠木本体内部にその長手方向に沿つて設けられ、
折曲げ可能で折曲げられた際には上記笠木本体の弾性に
抗してそ.の折曲げ状態を維持する金属製芯材とで構成
された手摺笠木を用いて、製造時に長尺に形成された手
摺笠木を取付時に手摺取付基部の長さに合せて切断し、
所定長さに切断した手摺笠木を手摺取付基部の曲り形状
に合せて折曲げ、笠木取付手段に.より手摺取付基部に
取付けるものであるから、手摺取付基部の曲り形状とは
無関係に手摺笠木を製造できるためにこの手摺笠木を規
格化して大量生産により安価に製造することができ、又
、手摺取付基部の始端から終端まで途中で連結すること
なく一本の手摺笠木を取付けることができるので、従来
手摺笠木の取付施工上その作業性を著るしく低下させて
いた手摺笠木の連結作業が不要になつて取付施工の作業
の作業性が向上し、更に、手摺笠木の外観も向上する。
尚、本発明の手摺笠木の取付施工方法において使用され
る手摺笠木は、その笠木本体が軟質合成樹脂、半硬質合
成樹脂あるいは合成ゴム等の弾性材料で形成されるため
、柔”軟な感触が得られるほか、好みの色彩に着色する
ことができて周囲との調和を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施例1で使用された手摺笠木の
断面図、第2図は第1図の手摺笠木を巻取つた状態を示
す平面図、第3図は第1図の手摺笠木を横方向に折曲げ
た状態を示す部分斜視図、第4図は第1図の手摺笠木を
縦方向に折曲げた状態を示す部分斜視図、第5図は第1
図の手摺笠木を縦横両方向に同時に折曲げた状態を示す
部分斜視図、第6図は第1図の手摺笠木を曲り階段の手
摺取付基部にブラケットで取付施工をした状態を示す斜
視図、第7図ないし第9図は第6図のブラケットを示す
平面図、側面図及び断面図、第10図は実施例2で使用
された手摺笠木の断面図、第11図ないし第14図は本
発明方法の実施例2ないし5に係る手摺笠木の取付施工
状態を示す斜視図、第15図及び第16図は実施例6に
係る手摺笠木の取付施工状態を示す斜視図、第17図及
び第18図は実施例7に係る手摺笠木の取付施工状態を
示す斜視図、第19図イないしへは本発明方法において
使用される手摺笠木の笠木本体の変形例を示す説明図、
第20図イないし二は本発明方法において使用される手
摺笠木の金属製芯材の使用本数及び配置の変形例を示す
断面図てある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 軟質合成樹脂、半硬質合成樹脂、合成ゴム等の折曲
    げ可能な弾性材料で形成された笠木本体と、この笠木本
    体内部にその長手方向に沿つて設けられ、かつ、折曲げ
    可能で折曲げられた後には上記笠木本体の弾性に抗して
    その折曲げ状態を維持する金属製芯材とで形成された手
    摺笠木を笠木取付手段によつて手摺取付基部に取付ける
    に際して、製造時に長尺に形成された手摺笠木を取付時
    に手摺取付基部の長さに合せて切断し、この所定長さに
    切断された手摺笠木を手摺取付基部の曲り形状に合せて
    折曲げることを特徴とする手摺笠木の取付施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62146774U (ja) * 1986-03-11 1987-09-16

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