JPH1150510A - 衛生洗浄装置と洋式便器 - Google Patents

衛生洗浄装置と洋式便器

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JPH1150510A
JPH1150510A JP22093897A JP22093897A JPH1150510A JP H1150510 A JPH1150510 A JP H1150510A JP 22093897 A JP22093897 A JP 22093897A JP 22093897 A JP22093897 A JP 22093897A JP H1150510 A JPH1150510 A JP H1150510A
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JP
Japan
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water supply
sanitary washing
washing device
main body
style toilet
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Application number
JP22093897A
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English (en)
Inventor
Kuniaki Shinohara
邦彰 篠原
Masahiro Kayano
雅弘 茅野
Shingo Tanaka
真吾 田中
Masatoshi Tanida
雅敏 谷田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衛生洗浄装置の設置制限を緩和することを第
1の目的とし、この第1の目的に加え、装置の見栄えの
向上或いは装置の取付作業の改善を図ることを第2の目
的とする。 【解決手段】 洋式便器に載置して固定される本体と、
該本体に収納され洗浄水を人体局部に吐出する洗浄手段
と、該洗浄手段に給水源から前記洗浄水を給水する給水
手段とを有する衛生洗浄装置であって、前記給水手段
は、前記本体を取り付け固定するために前記洋式便器の
本体固定部位に貫通してあけられた複数の取付孔の一の
取付孔を経由して前記洗浄手段に到る給水管路を有する
と共に他の取付孔を経由して前記衛生洗浄装置から外部
に取り出される電源コードを有することを特徴とする衛
生洗浄装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体局部に洗浄水
を吐出する衛生洗浄装置と、この衛生洗浄装置が載置さ
れる洋式便器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の衛生洗浄装置では、その
本体が洋式便器に載置して固定され、本体に収納した洗
浄手段に、トイレの壁に配管された水道管等の給水源か
ら洗浄水の供給を受けるよう設置されている。そして、
給水源から洗浄手段への洗浄水の供給は、水道管に給水
ホースを分岐接続し、この給水ホースを本体側の給水口
に接続することでなされている。この場合、本体は洋式
便器に載置されていることから、この給水口は、洋式便
器と干渉しないよう本体に設けられた部位に配設されて
いた。より具体的に説明すると、本体を洋式便器より幅
広に形成し、洋式便器から横方向に突出した幅広部分に
給水口が配設されていた。この際、この幅広部分に横方
向から給水ホースを接続したのでは、給水ホース自体が
本体から横方向に突出する。よって、給水口を本体の幅
広部分の下面に配設し、給水ホースを給水源からこの本
体の幅広部分の下面まで延ばして給水口に接続してい
た。この場合の接続作業は、洋式便器の側方でスパナ等
の工具を用いて行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
衛生洗浄装置では、次のような問題点が指摘されるに到
つた。
【0004】まず第1に、上記したように本体を洋式便
器より幅広とする都合上、洋式便器回りに余裕がないト
イレ施設、例えばバスとトイレとが近接配置されたいわ
ゆるユニツトバスには、衛生洗浄装置を設置できない。
つまり、衛生洗浄装置の設置にスペース上の制限を受け
る。
【0005】また、給水ホースが洋式便器の側方で露出
するために装置の見栄えを損なっていた。更には、給水
ホースの接続作業を本体の幅広部分下方で洋式便器の側
方で行わざるを得ない。ところで、衛生洗浄装置は、洋
式便器に載置して固定されるが、その固定箇所は一般に
洋式便器の後方の固定部位であり、その固定には一般に
ボルト・ナツトが用いられる。そして、この固定作業に
は、ナットを洋式便器の後部側方で固定部位の下面から
締め付けることが必要とされる。従って、衛生洗浄装置
の固定作業と給水ホースの接続作業とを、洋式便器の側
方の異なる箇所で行う必要があり、煩雑であった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
され、衛生洗浄装置の設置制限を緩和することを第1の
目的とし、この第1の目的に加え、装置の見栄えの向上
或いは装置の取付作業の改善を図ることを第2の目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】か
かる課題を解決するため、本発明の衛生洗浄装置は、洋
式便器に載置して固定される本体と、該本体に収納され
洗浄水を人体局部に吐出する洗浄手段と、該洗浄手段に
給水源から前記洗浄水を給水する給水手段とを有する衛
生洗浄装置であって、前記給水手段は、前記本体を取り
付け固定するために前記洋式便器の本体固定部位に貫通
してあけられた取付孔を経由して前記洗浄手段に到る給
水管路を有することを特徴とする。
【0008】上記構成を有する本発明の衛生洗浄装置で
は、給水源から洗浄手段への洗浄水の給水を、洋式便器
の本体固定部位を貫通する取付孔を経由した給水管路に
て行う。このため、給水管路を洋式便器の側方に配設す
る必要がなくなるので、本体を洋式便器より幅広とする
必要もない。この結果、この本発明の衛生洗浄装置によ
れぱ、衛生洗浄装置の本体を洋式便器と同程度の幅とす
ることができるので、ユニツトバス等の洋式便器回りに
余裕がないトイレ施設にも衛生洗浄装置を設置でき、衛
生洗浄装置の設置にスペース上の制限を受けることがな
い。
【0009】また、この本発明の衛生洗浄装置では、上
記したように給水管路を洋式便器の側方に配設する必要
がなく、この給水管路を洋式便器の本体固定部位で隠し
て人目に触れないようにすることができる。このため、
本発明の衛生洗浄装置によれば、装置の見栄えを向上さ
せることができる。
【0010】上記の構成を有する本発明の衛生洗浄装置
は、以下の態様を採ることもできる。第1の態様は、本
発明の衛生洗浄装置において、前記本体は、前記洋式便
器にあけられた複数の取付孔を介して前記洋式便器に取
り付け固定されており、前記給水手段は、前記複数の取
付孔の少なくとも一の取付孔を経由する前記給水管路を
有するものとすることができる。
【0011】この第1の態様の衛生洗浄装置によって
も、本発明の衛生洗浄装置と同様に、衛生洗浄装置の本
体を洋式便器と同程度の幅とでき、衛生洗浄装置の設置
にスペース上の制限を受けることがない。また、洋式便
器の本体固定部位で給水管路を隠すことを通して、装置
の見栄えを向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る衛生洗浄装置
の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、第1
実施例の衛生洗浄装置1と洋式便器2を表した概略斜視
図である。この図1に示すように、洋式便器2は、便器
ボール部3の後方に衛生洗浄装置1を締結固定するため
の固定座部4を有する。そして、この固定座部4には、
衛生洗浄装置1を取り付け固定するための取付孔5,1
8が貫通してあけられている。
【0013】取付孔5は給水管接続に、取付孔6は電気
的な接続に夫々利用される。なお、接続の詳細は後述す
る。
【0014】衛生洗浄装置1は、この洋式便器2におけ
る固定座部4の上面に載置して固定される本体7と、本
体7に開閉自在に装着された便座8と、本体7に収納さ
れ洗浄水を人体局部に吐出する洗浄ノズル9とを有す
る。洗浄ノズル9は、本体7内の収納位置から進退自在
に構成されており、局部洗浄の際にはこの収納位置から
所定の洗浄位置まで前進して洗浄水を噴出し、局部洗浄
を行い、洗浄完了後には噴出を停止して洗浄位置から収
納位置まで後退するよう構成されている。また、本体7
には、給水源(トイレの壁に配管された水道管)から給
水を受けるバルブユニツト26と、このバルブユニット
10と接続され洗浄水を所定温度に維持して貯溜し洗浄
ノズル9にこの貯溜洗浄水を送り出す熱交換ユニツト2
8と、人体局部に温風を吹き出し局部乾燥を行う乾燥ユ
ニット13とが内蔵されている。なお、熱交換ユニット
12からの洗浄水の送り出しに当たっては、図示しない
流量調整機構により流量調整がなされる。
【0015】次に、洋式便器2への本体7の固定の様子
並びにバルブユニット10への給水の様子について、洋
式便器2に本体7を固定した場合のA−A´線断面図で
ある図2を基づいて説明する。この図2に示すように、
バルブユニット10は、逆止弁、調圧弁、電磁弁等のそ
の構成機器がユニットベース11に配設されて構成され
ており、本体7下面をなすベース14の固定脚15にユ
ニットベース11をネジ止めして本体7に固定されてい
る。また、バルブユニット10は、当該ユニツトに洗浄
水の給水を受けるための給水アダプタ16をユニットベ
ース11の下面に突出して備え、この給水アダプタ16
から給水を受けた洗浄水を逆止弁、調圧弁、電磁弁等の
構成機器を経由して給水管17から熱交換ユニット12
に送リ出す。
【0016】本体7は、そのベース14と一体形成され
た管路形成部材18を有する。この管路形成部材18
は、べ一ス32の上面に突出した上部突出部19と、べ
一ス32の下面に突出した下部突出部20と、この下部
突出部20に連続し外周に本体7の固定のための雄ネジ
が螺刻された固定ネジ部21と、固定ネジ部21よリ小
径で先端部の外周に雄ネジが螺刻され給水ホース23が
接続されるホース接続プラグ22とを有する。また、管
路形成部材18は、その内部に貫通孔24を有し、この
貫通孔24をベース14を貫通する管路としている。
【0017】上部突出部19は、その上端がフランジと
されており、この上端フランジを給水アダプタ16下端
の給水孔に挿入させている。そして、バルブユニット1
0が上記したように固定脚15にネジ止め固定された状
態では、上部突出部19は、上端フランジと給水孔の底
部分との間に介在させたパッキンにより、水密に給水ア
ダプタ16と接続される。このため、管路形成部材18
の貫通孔24を通過した洗浄水は、上部突出部19を経
てバルブユニット10の給水アダプタ16に流れ込む。
【0018】図3および図4は取付用アダプタ25の構
造を示している。 取付用アダプタ25は、バネ鋼から
プレス成形等で一体形成された薄肉円筒体からなり、軸
方向の上端には外周に突出したフランジ片29を備えて
いる。フランジ片29は、アダプタ25の端縁に切り込
みを形成して円周方向に分割し各分割部分を外側に折り
曲げて、円周方向に分割形成された複数個のフランジ片
29を設けている。図4に示すように、フランジ片29
は水平方向よりも少し下方側に傾斜して設けられてい
る。フランジ片29よりも少し下方の周面には、コ字形
の切り込みが形成され、その中央の矩形状部分が下辺を
基点にして外側に屈曲されて切り起こし片30が形成さ
れている。切り起こし片30は、周面の四方にそれぞれ
設けられている。切り起こし片30の先端は、フランジ
片29との間に一定の隙間をあけて対向している。
【0019】アダプタ25の中央空間33は、本体の固
定ネジ部21が挿入可能になっている。アダプタ25の
下端には、円周方向の複数個所に爪片31が設けられて
いる。爪片31は、アダプタ25の下端に、円周方向に
等間隔で端部から軸方向途中まで延びる切り込み溝を形
成し、この切り込み溝で分割された各部分を爪片31と
している。爪片31は、下端近くで中央空間33側に向
けて屈曲され、斜め方向を向いた傾斜部32となってい
る。この傾斜部32の先端は、中央空間33に突出して
いる。
【0020】図5には、本体7の取付方法を示してい
る。洋式便器2には、上記本体7の2本の固定ネジ部2
1と対応する位置に、それぞれ取付孔5、6が貫通形成
されている。
【0021】各取付孔5、6に、この発明にかかる取付
用アダプタ25を介して、本体7の固定ネジ部21を取
付固定する。まず、アダプタ25を取付孔5、6に押し
込む。アダプタ25の外側に張り出した切り起こし片3
0は、取付孔5、6の内縁に当たると、弾力的に変形し
て狭まるので、アダプタ25は取付孔5、6に容易に挿
入される。図5に示すように、アダプタ25のフランジ
片29が取付孔5、6の上縁側に当たり、切り起こし片
30の先端が取付孔5、6の下縁側に当たり、切り起こ
し片30の弾力的な変形に伴う圧接力で、取付孔5、6
の周縁が挟み付けられて固定される。
【0022】つぎに、本体7をアダプタ25に取付固定
する。図5に示すように、各固定ネジ部21を、それぞ
れのアダプタ25の中央空間33に挿入する。図5に示
すように、固定ネジ部21は、中央空間33の下方で爪
片31の傾斜部32に当たる。固定ネジ部21の挿入方
向と爪片31の傾斜部32の傾斜方向は同じであるの
で、固定ネジ部21は、爪片31を弾力的に外側に押し
広げて変形させながら進んで行く。本体7の本体部分が
アダプタ25および洋式便器2の上面に当接すれば、本
体7の取り付けは完了する。
【0023】この状態では、爪片31の傾斜部32が、
本体7の固定ネジ部21のねじ底に食い込んだ状態にな
っている。したがって、本体7を上方に引き抜こうとす
ると、爪片31の傾斜部32の傾斜方向と逆の方向に固
定ネジ部21が移動することになるので、爪片31の傾
斜部32が余計に固定ネジ部21に食い込むことにな
り、固定ネジ部21は移動できず、本体7を引き抜くこ
とは出来ない。また、固定ネジ部21と爪片31とは、
互いに回転運動することは可能であるが、左右の固定ネ
ジ部21をそれぞれのアダプタ25に挿入しているの
で、本体7の全体が回転することはなく、本体7全体は
確実に固定されることになる。
【0024】なお、本体7の取り替え等を行うために、
本体7を洋式便器2から取り外す必要が生じた場合に
は、アダプタ25の切り起こし片30の先端を、ドライ
バー等を使って内側に狭めれば、切り起こし片30が取
付孔5、6を通過して、アダプタ25を本体7とともに
取付孔5、6の上方に引き抜くことができる。また、ア
ダプタ25の爪片31を同様にして工具等で押し広げれ
ば、アダプタ25から本体7を取り外すこともできる。
【0025】ホース接続プラグ22には、フレキシブル
ホースから形成された給水ホース23の端部に装着され
たソケット26が嵌め込むまれる。このカプラー構造に
より、ホース接続プラグ22は、給水源である図示しな
い水道管から分岐した給水ホース23と水密に接続され
る。従って、給水源からは、給水ホース23を経て管路
形成部材18の貫通孔24に洗浄水が流れ込み、この流
れ込んだ洗浄水は、管路形成部材18から給水アダプタ
16に給水される。そして、洗浄水は、バルブユニツト
26を経て熱交換ユニット12に到り、局部洗浄時に
は、この熱交換ユニツト28から洗浄ノズル9に送り出
されて当該ノズルから噴出される。
【0026】ソケット26の周面に穿設した孔34に収
容したボール35が押さえリング36に押圧されてソケ
ット26の内面に突出し、これがソケット26に差し込
まれたプラグ22の外周に設けた凹溝38に嵌まること
によりプラグ22とソケット26が結合するように構成
されている。
【0027】上記押さえリング36はソケット26の外
周にその軸方向に移動できるように嵌められており、常
態においてはバネ37によりボール35を押圧してソケ
ット26の凹溝38に係合させておく位置に保持されて
いるが、その位置はバネ37の力に抗してプラグ22の
軸方向に移動させることにより簡単にずらせることがで
きるようになっている。
【0028】したがって、押さえリング36の位置をず
らせることにより、ボール35と凹溝38の係合を介し
てプラグ22とソケット26との結合は容易に外すこと
ができる。
【0029】また、このカプラー構造には、プラグ22
とソケット26の結合状態においてはこれらを軸方向に
貫通する通路を開放し、両者が外された状態においては
閉鎖するように構成された弁39が内装されている。
【0030】該弁39は少なくともプラグ22側には設
けられているが、図示例のようにプラグ22側及びソケ
ット26側の双方に設けるようにすれば、衛生洗浄装置
1の給水アダプタ16内に残留する水がプラグ22とソ
ケット26を外すことにより流出することもなく便利で
ある。
【0031】上記弁39について更に詳しく説明する
と、プラグ22側の弁39はプラグ22内部に設けられ
た弁座40に対して2次側から対応しており、夫々バネ
100により閉弁方向に付勢されている。
【0032】そして上記双方の弁39、80は各々の弁
座40、90を挿通して延びる棒軸41を備えており、
この棒軸41がプラグ22とソケット26の結合時に相
互に突きあって双方の弁39、80を押し開けるように
なっている。
【0033】なお、電気配線の接続を図6に記載する
が、電気配線コードの接続は周知のコネクターであり、
これも上記プラグ22とソケット26と同様、洋式便器
2への衛生洗浄装置1取り付け状態において相互に対応
して嵌合するように配設される。
【0034】以上説明したように本実施例の衛生洗浄装
置1は、給水源である水道管から洗浄ノズル9に洗浄水
を給水するに当たり、衛生洗浄装置1のバルブユ二ツト
26までは、給水ホース23とこれに接続された管路形
成部材18とで形成した前段の給水管路を用い、バルブ
ユニット10の給水アダプタ16には、洋式便器2の固
定座部4を貫通する取付孔5に配設された管路形成部材
18にて給水する。つまり、本体7のバルブユニット1
0には、取付孔5に配設された管路形成部材18の貫通
孔24をこの取付孔5を経由した給水管路として給水す
る。このため、本体7のバルブユニット10に到る給水
管路を固定座部4を貫通させて形成し、洋式便器2の側
方に配設する必要がない。この結果、本実施例の衛生洗
浄装置1によれば、その本体7を洋式便器2の幅W(図
1参照)と同程度の幅とすることができるので、ユニッ
トバス等の洋式便器回りに余裕がないトイレ施設にも衛
生洗浄装置を設置でき、衛生洗浄装置の設置にスペース
上の制限を受けることがない。より具体的に説明する
と、図3に示すように、洋式便器2が室内壁H等に囲ま
れているような場合でも、固定座部4に本体7を固定し
て衛生洗浄装置1を洋式便器2に載置できる。
【0035】また、この衛生洗浄装置1では、以下の効
果を奏することができる。
【0036】上記したようにバルブユニット10に給
水するための給水管路を固定座部4を貫通する管路形成
部材18の貫通孔24で形成し、洋式便器2の側方に配
設する必要がない。しかも、この管路形成部材18自体
を本体7のベース14で隠すと共に、管路形成部材18
に到る給水ホース23を洋式便器2の固定座部4並びに
本体7で隠し、管路形成部材18と給水ホース23とを
本体7を使用する使用者の人目に触れないようにするこ
とができる。このため、第1実施例の衛生洗浄装置1に
よれば、洋式便器2に載置されたこの衛生洗浄装置の見
栄えを向上させることができる。
【0037】衛生洗浄装置1では、貫通孔24を形成
する管路形成部材18を本体7のベース14と一体形成
し、管路形成部材18をベース14と一体に取り扱うこ
とができる。このため、衛生洗浄装置の設置作業を簡略
化することができる。
【0038】衛生洗浄装置1では、取付孔5に管路形
成部材18における下部突出部20を嵌り込ませること
で、管路形成部材18と一体のベース14、延いては本
体7を、洋式便器2に対して容易に位置決めすることが
できる。このため、衛生洗浄装置の設置作業をより簡略
化でき好ましい。
【0039】衛生洗浄装置1では、まず、本体7を固
定座部4にその下方から固定ナツト27にて締結固定
し、次いで、管路形成部材18下端の固定ネジ部21に
固定座部4の下方において袋ナット28にて給水ホース
23を締結固定すれば、給水源から洗浄ノズル9への給
水が可能となる。従って、バルブユニット10の給水ア
ダプタ16およびその下流の洗浄ノズル9に給水するた
めの管路形成作業を、洋式便器2の固定座部4への衛生
洗浄装置1の固定作業箇所と同じ箇所で行うことがで
き、作業効率の観点から好ましい。
【0040】衛生洗浄装置1では、本体7の固定のた
めの固定ネジ部21と給水ホース23の固定のためのホ
ース接続プラグ22を有する管路形成部材18を用い、
この管路形成部材18を介して、管路形成作業と洋式便
器への衛生洗浄装置の固定作業とを行うことができる。
このため、衛生洗浄装置1によれば、洗浄ノズル9への
給水に関する作業を始めとする装置の設置作業をより簡
略化することができる。
【0041】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は上記の実施例や実施形態になんら限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、管
路形成部材18をベース14と一体成形した場合につい
て説明したが、管路形成部材18をベース14とは別個
に形成し、止めネジ等にてベース14に固定するよう構
成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衛生洗浄装置1と洋式便器2を表した
概略斜視図である。
【図2】図1の A−A´線断面図である
【図3】本発明に係る取付用アダプタ25の斜視図であ
る。
【図4】本発明に係る取付用アダプタ25の側断面図で
ある。
【図5】上記取付用アダプタ25を用いた本体7の取付
方法を示す側断面図である。
【図6】電気配線の接続を説明する側断面図である。
【符号の説明】
1…衛生洗浄装置、2…洋式便器、3…便器ボール部、
4…固定座部、5…取付孔、6…取付孔、7…本体、8
…便座、9…洗浄ノズル、10…バルブユニット、11
…ユニットベース、12…熱交換ユニット、13…乾燥
ユニット、14…ベース、15…固定脚、16…給水ア
ダプタ、17…給水管、18…管路形成部材、19…上
部突出部、20…下部突出部、21…固定ネジ部、22
…ホース接続プラグ、23…給水ホース、24…貫通
孔、25…取付用アダプタ、26…ソケット、27…固
定ナツト、28…袋ナット、29…フランジ片、30…
切り起し片、31…爪片、32…傾斜部、33…中央空
間、34…孔、35…ボール、36…リング、37…バ
ネ、38…凹溝、39…弁、40…弁座、41…棒軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷田 雅敏 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洋式便器に載置して固定される本体と、
    該本体に収納され洗浄水を人体局部に吐出する洗浄手段
    と、該洗浄手段に給水源から前記洗浄水を給水する給水
    手段とを有する衛生洗浄装置であって、前記給水手段
    は、前記本体を取り付け固定するために前記洋式便器の
    本体固定部位に貫通してあけられた複数の取付孔の一の
    取付孔を経由して前記洗浄手段に到る給水管路を有する
    と共に他の取付孔を経由して前記衛生洗浄装置から外部
    に取り出される電源コードを有することを特徴とする衛
    生洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の衛生洗浄装置であって、
    前記本体は、前記本体の前記洋式便器への固定に関与
    し、前記本体が前記洋式便器に載置されると前記取付孔
    を覆って前記洋式便器に固定されるベースを有し前記給
    水手段は、前記ベースを貫通する管路を形成する貫通管
    路部材であって、該貫通管路部材の管路が前記給水管路
    のうち前記取付孔を経て前記ベースを通過する管路部分
    となるような前記貫通管路部材を有する衛生洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の衛生洗浄装置であって、
    前記給水手段は、前記べ一スと一体とされている前記貫
    通管路部材を有する衛生洗浄装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の衛生洗浄装置であって、前
    記給水手段は、前記給水源から前記貫通管路部材に到る
    までの管路を形成する給水源側管路部材であって、前記
    貫通管路部材と接続され、前記べ一スを前記洋式便器に
    締結固定する締結構造を備えた前記給水源側管路部材を
    有する衛生洗浄装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の衛生洗浄装置であって、
    前記給水手段は、前記取付孔に嵌り込む前記貫通管路部
    材を有する衛生洗浄装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の衛生洗浄装置であって、
    前記給水手段は、前記取付孔を貫通する長さの前記貫通
    管路部材を有する衛生洗浄装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の衛生洗浄装置であって、
    前記給水手段は、前記ベースを前記洋式便器に締結固定
    する締結構造を備えた前記貫通管路部材を有する衛生洗
    浄装置。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の衛生洗浄装置であって、
    前記給水手段は、前記ベースから取り外し可能な貫通管
    路部材と、前記貫通管路部材から給水を受ける洗浄側管
    路部材であって、前記貫通管路部材と分離可能で、且つ
    前記貫通管路部材と接続される前記洗浄側管路部材とを
    有する衛生洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011514173A (ja) * 2007-12-31 2011-05-06 キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド カウンタ取付け型粘性液体ディスペンサ及びその取付けシステム
CN108166589A (zh) * 2017-11-23 2018-06-15 广州市首试科技有限公司 一种用于智能马桶的进水进线装置

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