JPH11504983A - 処理すべき廃棄物に高温ガスを噴射し、その結果発生する熱分解ガスを再利用して廃棄物を処理する設備 - Google Patents

処理すべき廃棄物に高温ガスを噴射し、その結果発生する熱分解ガスを再利用して廃棄物を処理する設備

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JPH11504983A JP10518072A JP51807298A JPH11504983A JP H11504983 A JPH11504983 A JP H11504983A JP 10518072 A JP10518072 A JP 10518072A JP 51807298 A JP51807298 A JP 51807298A JP H11504983 A JPH11504983 A JP H11504983A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、その廃棄が環境に対して有害である固形廃棄物の処理のための設備に関するものであって、その設備は、熱を使用して固形物を熱分解するための室(200)と、熱を入力するための高温ガスの供給ラインであって室に開口している高温ガスの供給ライン(127)と、熱分解領域からガスを引き出すための引き出しライン(102)と、固形物を室内へ搬入するための台車(2)と、供給ライン(127)と台車上の接続領域の間を一時的に接続するための流体接続手段であって、固形物を受け取るための台車の領域と連通している流体接続手段(23)とを有している。本発明の設備は、引き出しライン(102)と流体的に連通されたボイラーであって熱分解室(220)からのガスの少なくとも一部を燃焼する事ができるボイラー(120)と、高温ガス状流体を生成するためにボイラーからの燃焼ガスを再利用するための手段(126)を有している事を特徴とする。ボイラーの中で燃焼される高温ガス状流体及びガスは、熱分解室(200)から引き出されたガスを処理して得られたガスである事が有利である。

Description

【発明の詳細な説明】 処理すべき廃棄物に高温ガスを噴射し、その結果発生する熱分解ガスを再利用し て廃棄物を処理する設備 本発明は、その廃棄が環境に対して有害である熱分解固形物あるいは廃棄物の 処理に関する。 EP-A-0 610 120公報には、その廃棄が環境に対して有害である固形廃棄物を処 理するための設備が開示されている。この固形廃棄物を処理するための設備は、 固形物が供給される脱水領域と、その脱水領域の下流側に配置された熱分解領域 と、固形残留物が冷却される排出口領域と、そしてポンプ手段から構成されてい る。このポンプ手段は、引き出しラインを介して熱分解領域と連通しており、そ れにより熱分解領域を減圧状態に保ちそして熱分解領域から熱分解ガスを引き出 す作用を行なっている。 自由酸素が全く存在しない状態に於て熱分解変換を行なわせるために、脱水領 域と、熱分解領域と、そして冷却領域とは、実質的に気密の状態で互いに隔離さ れた室から構成されている。 脱水室と熱分解室とは、加熱手段を備えており、この加熱手段は熱分解ガス及 び/あるいは低価格の市販の可燃ガスを使用する触媒式輻射パネル、あるいはフ レームバーナーから構成されている。 バーナーを使用する場合には、前記の各室内の封入物は、バーナーのフレーム により加熱される各室の内壁からの輻射により加熱される。この場合、処理され るべき物の中のガスの対流によっても加熱が行なわれる。この対流はその室内で 発生されるガスの膨張により確実に行なわれる。 触媒式輻射パネルには、純粋の酸素または空気、及び熱分解過程 で発生する熱分解ガスが供給される。この場合、二酸化炭素、及び触媒式輻射パ ネルに於ける熱分解ガスの酸化によって発生する蒸気が、対流及び輻射による加 熱に貢献している。 このようにして、例えば熱分解室の温度は約600℃に保たれる、そして脱水 室の温度は低くても100℃以上に保たれる、例えば約120℃に保たれる。 処理されるべき物は、例えば機械的なラックとピニオンの装置によって、ある いは電磁的な駆動装置によって各室の中を移動される台車により運搬される。こ の台車は、固形残留物、例えばガラス、破片、金属片等が容易に台車上に積載さ れ、そして排出口に於て冷却室から容易移送される事が可能なように設計されて いる。 EP-A-0 610 120公報に開示されている解決策は、全体的に見て満足のいくもの である。しかしながら、この方法は、脱水室及び熱分解室に於てバーナーを使用 するために、脱水室及び熱分解室内に高温度の部位を発生させ、このために各室 を、無視できない程の機械的応力に曝す事となる。この機械的応力は、特に面倒 なシールに関する問題を引き起こす事となる。何故ならば、熱分解室への酸素の 侵入は、熱分解室中に水素が存在する場合には爆発を引き起こす可能性があるか らである。 この爆発の危険性は、触媒式ラジエーターパネルを使用する場合に同様に存在 する。何故ならば、触媒式ラジエーターパネルは、燃焼支援ガスとして酸素を使 用するからである。 更に、市販の可燃ガスを使用する場合には、各室を加熱するために外部のエネ ルギーを消費する事となる。 最終的に見て、熱分解工程の後に多数の未燃物が残る事となり、この熱分解工 程は完全とはかけ離れたものである。 GB-A-327 717公報は、台車の手段により処理材の中に高温のガス を吹き込む事を開示している。この台車は二重底の構造を有しており、そのため にガスが透過しやすくまた材料を支えるのに適している。 この二重底には、処理ガスの入り側の開口となるコネクターが備えられている 。台車を受け入れる炉には、その上を台車が走行する切欠きのついたレールとガ ス供給管とが備えられている。台車の車輪がこの切欠きに入ると、コネクターが パイプと一線となって、これらの二つの部材の間が流体的な連通状態となる。 このような設備は、コネクターとパイプの間の最適なシールを保証するもので はなく、またこのような設備は、高い精度で台車が切欠きの中に落ちる事を必要 とする。 本発明は、これらの欠点を軽減する事を目的としている。 本発明の、熱分解工程の改善を全般の目的としている。 また本発明の目的は、その廃棄が環境に対して有害な固形物の処理のための設 備で、エネルギー利用の観点からも満足のいく設備を提供する事である。 本発明の副次的な目的は、可能な限り公害を発生させる事がなく、回収物が容 易に貯蔵可能であってそしてメインテナンスを最小に減らす事ができる設備を提 供する事である。 この目的のために、本発明は、その廃棄が環境に対して有害である固形物の処 理のための設備を提供する事である。その設備は、熱を入力する事により固形物 を熱分解するための熱分解室と、熱を入力するための高温ガスの供給ラインであ って熱分解室に流体を流入させる高温ガスの供給ラインと、熱分解室からガスを 引き出すための引き出しラインと、固形物を熱分解室へ搬入するための台車と、 供給ラインと台車上の接続領域の間を一時的に接続するための流体接続手段であ って固形物を受け取るための台車の領域と連通してい る流体接続手段とを有する固形物の処理のための設備であって、その設備は、引 き出しラインと流体的に接続されたボイラーであって熱分解室からのガスの少な くとも一部を燃焼する事ができるボイラーと、高温ガス状流体を作るためにボイ ラーからの燃焼ガスを再利用するための手段を有している事を特徴とする。 このようにして、本発明によれば、処理されるべき廃棄物へ高温ガスを直接供 給する事によりバーナーあるいは触媒式輻射パネルを省く事ができる。これによ り高温部位の発生を防止し、酸素と水素との間の爆発反応の如何る可能性も排除 している。更に、被処理物へガスを直接供給する事により、未燃物が残留する危 険性を減少させている。 本発明のこれらの特徴は、本発明の処理方法を満足のいく方法とする事に貢献 している。熱分解室に於て生成された熱分解ガスは同じ室内へ供給される高温ガ スの生成のために使用される。 もしも適切であるならば、高温ガス状流体は、ボイラーからの燃焼ガスや、熱 分解室にて生成された熱分解ガスであって引き出しラインを経由して以前に引き 出された熱分解ガスや、熱分解室にて生成されそして熱分解ガスの引き出しライ ンを経由して以前に引き出されたガスを処理して得られたガスや、不活性ガス( 窒素その他)であっても良い。 この設備はまた、本発明の設備に於て使用される処理方法を満足のいく方法と している。 本発明の好ましい実施態様によれば、本発明の設備は、さらに、引き出しライ ンの下流側に備えられた熱交換器であって引き出しラインを経由して熱分解室か ら引き出されたガスが高温流体としてその中を流れる熱交換器と、熱交換器の下 流側に備えられた分別システムであって、低温で重炭化水素、軽炭化水素、水及 び未凝縮のガ スのそれぞれに分離された留分を得るために熱交換器によって冷却されたガスが 通過する分別システムと、分別システムの下流側に備えられて熱交換器に接続さ れた再利用ラインであって、低温度の未凝縮ガスの一部を加熱するためにそれを 低温流体として熱交換器へ供給するための再利用ラインを備えており、この再利 用ラインは、供給ラインに接続されており、そしてボイラーの中の低温の未凝縮 ガスの他の一部の燃焼により再利用ラインを流れるガスを加熱するために再利用 ラインがボイラーを通過する構造となっている。 この設備の好ましい結合可能な特徴によれば、設備は次のとりに構成される。 台車は、規則的に配置されたノズルを有するタンクを備えており、このノズル はタンクの底から流体を流出させる構成となっており、そしてこのノズルは管路 装置により接続領域と流体的に接続されている構成となっている。 流体接続手段が、ベローズを載置する管の接続領域に流体接続する位置であっ て、その管の他端が供給ラインに接続された位置と、台車から離間する位置との 間を可動である伸縮自在装置を備えている事を特徴とする。 ベローズは、接続領域への適用に適したベローズの端部の相対的角運動の容易 性を持って伸縮自在装置に設置されている。 それは更に引き出しラインを経由して熱分解室と連通するポンプ手段を備えて いる。 台車はレールを備えており、そのレールの上側には管状装置が設置されており 、そして台車のための転がり軌道を形成するロラーが熱分解室内に設置されてい る。 台車は、固形物を受け取るための領域を形成する格子を備えたタンクを有して いる。 台車は、固形物を受け取るための領域を形成するガス透過性の底部を有するタ ンクを有しており、そして流体接続手段は、この底部により接続位置に於ける二 重底を形成している。 本発明の目的、特徴及び利点は、添付の図面を参照した実施例に基づいて行な われる以下の説明により明らかにされる。 図1は本発明の好ましい実施態様を構成する設備の概略図である。 図2は図1の固形物処理設備の脱水及び熱分解室の平面図を断面にて示した概 略図である。 図3は図2の室の長手方向断面の概略平面図である。 図4は図2及び図3に示された室の一部分を形成する台車の一部の上面を示す 平面図である。 図1に示された設備は、その中に固形物が供給されるエアーロック100を備 えている。このエアーロック100に引き続いて熱分解領域200が備えられて おり、この熱分解領域200に於て固形物が先ず部分的にあるいは全面的に脱水 される。そして脱水された固形物は、それらの熱分解温度(事前に知られており 、その温度に設定されている)、例えば約400℃(標準的なケースでは250 ℃から750℃の範囲)の温度に加熱される。 熱分解変換は、自由酸素の全く存在しない状態の下で有利に行なわれる。 熱分解領域に続いて好ましくは冷却領域300が配置されている。この冷却領 域300に於て、熱処理の固体残留物は室温にまで冷却される。例えば水スプリ ンクラーにより冷却される。 台車2から下ろすための領域400は、冷却領域300の後に配置されている 。この固体残留物はプール500へ捨てられる。その後、固体残留物は抽出され て分類される。 領域100、200、そして300は好ましくは実質的に気密状態で互いに隔 離されている事が好ましい。例えば、シリンダーにより作動されるギロチン式扉 101が採用される、このギロチン式扉101は、室100と200の間、室2 00と300の間、そして室300と400の間に気密ハウジングに横断方向に 可動の状態で備えられている。気密式扉は、また室100への入り口及び室40 0からの出口にも備えられている。このために、エアーロック領域及び下ろし領 域400は意図的に外部から隔離されている。これらの扉は、垂直にあるいは水 平に可動の構造となっており、あるいはこれらの扉は、蝶番にて開閉される構造 となっている。この扉の開閉の構造は、設備の寸法や、利用可能のスペースや、 また設計者の好みなどにより決められる。 空気が熱分解室200に入るのを防ぐために、熱分解室200からエアーロッ ク100を隔離するためのエアーロック構造を介して被処理物が搬入され、また 残留物が引き出され、そして冷却室300から熱分解室200を隔離するエアー ロック構造を介して被処理物が搬入され、また残留物が引き出される。 熱分解室200は、熱損失を抑えるために熱的に隔離されている。 熱分解室200は、200ミリバールから1.2バールの範囲の一定の圧力に 保持されている。他の室も同じ圧力に保持されている。 例えば、この圧力は下記のブロワーのようなポンプ手段により保持されており 、ポンプ手段は引き出しライン102を介して熱分解室200と連通している。 熱分解の過程に於て、熱分解室200の中のガスは引き出しライン102を介 して吸引される。この時のガス温度はこの好ましい実 施態様に於ては約330℃である。 その後このガスは高温流体としてチューブ形式の熱交換器103を通過する。 このガスはおよそ200℃の温度に於て熱交換器103から排出されて、その 後再利用ライン104を経由して分別システムのいろいろな装置へ供給される。 最初に、このガスは重炭化水素を分離するための冷却回路へ流入する。この回 路は、当業者にオイルクエンチとして知られている接触冷却手段105と、ポン プ106と、熱交換器107を備えている。 再利用ライン104は、冷却器105の底部に流体を流入させる。 ポンプ106と熱交換器107は、再利用ライン104からのブランチ接続部 104’に接続されている。このブランチ接続部104’は冷却器105の底部 から出て冷却器105の頂部に戻るよう構成されている。重炭化水素のための取 り出しライン108は、ポンプ106と熱交換器107の間に於てブランチ接続 部104’に接続されている。熱交換器107の低温流体は、ライン109を経 由して供給される水である。この水は蒸気に変換され、この蒸気は、図示されて いない蒸気利用装置へ接続されたライン110を経由して送出される。 冷却器105に入ったガスは、事前に冷却器105の底部から回収された重炭 化水素を散布する事により冷却される。この冷却器105の底部から回収された 重炭化水素はポンプ106により吸引され、熱交換器107に於て約120℃か ら130℃の温度範囲に冷却され、そして冷却器105の頂部に再度噴射される ものである。重炭化水素は連続的に形成されて、その一部はライン108を経由 して運び去られ、そして一部は冷却器105に循環される。未凝縮ガスは、約1 50℃の温度に於て冷却器105から排出されて、そして再利用ライン104を 経由して、ガスを約45℃の温度にまで冷却する凝縮器111へ供給される。 凝縮器111には、ポンプ112とファン113とを備えた冷却回路を流れる 冷媒が供給される。 凝縮された液体は、凝縮器111の底部に蓄積され、凝縮器111から引き出 され、そして分離器114へ供給される。この分離器114は、層状配置タンク 形式のもので、水から軽炭化水素と、水の中に溶解した有機物とを分離するため の装置である。 軽炭化水素はライン115を経由して引き出される。そして液相のものはライ ン116を経由して他の分離器117へ供給される。この分離器117は、蒸留 装置のような装置であって、これにより水に溶解した有機物から水を分離するた めの装置である。 分離器117から排出された水は、ライン118を経由して水処理プラントへ 供給される。そしてライン119を経由して分離器117から排出された溶解性 の有機物はライン119からボイラー120へ供給され、その中で燃焼される。 同様にして、軽炭化水素はライン115からボイラー120へ供給される事が できる。 凝縮器111から約45℃の温度にて排出される未凝縮ガスは、再利用ライン 104を経由して水散布装置121の中へ供給される。この水散布装置121は 、当業者にはウオータークエンチとして知られている装置である。この装置12 1は、塩酸のような酸を未凝縮ガスから取り除くために未凝縮ガスを洗浄する。 この目的のために、ポンプが組み込まれた回路122により、水は装置121 の中を循環する。この回路122はブランチ接続部1 24を備えいる。使用された水は、このブランチ接続部124により、水処理プ ラント、例えば前記の水処理プラントへ供給される。 およそ45℃の温度にて装置121から排出された未凝縮ガスの最初の部分は 、ブロワー125により熱交換器103の中へ再び噴射される。このブロワー1 25は、未凝縮ガスの温度を約100℃まで上昇させる。 未凝縮ガスのこの一部分は、低温流体として熱交換器103を通過し、約30 0℃の温度に於て熱交換器103から排出される。その後このガスはコイル12 6を通過する。このコイル126内で、未凝縮ガスのこの一部分は、ボイラー1 20から送られてくる燃焼ガスにより約650℃の温度まで加熱される。 ガスがコイル126から排出されると、直ちにライン127に入る。このライ ン127は、高温ガスを熱分解室200の中へ供給するためのものである。 未凝縮ガスの他の一部分は、入力ライン128を経由してボイラー120へ供 給される。このボイラー120の中で未凝縮ガスの他の一部分は燃焼されて、コ イル126を通過するガスの一部分を加熱する。このガスはファン129により ライン128の中を循環される。 低温(約45℃)の未凝縮ガスの第三の一部分は、噴射ライン130を介して 冷却領域300へ噴射される。この噴射ライン130にはブロワー131が接続 されている。 冷却領域300から回収された高温ガスは、引き出しライン102で同様に回 収される。 また、下ろし領域400の中のガスが回収されて、回収ライン132を経由し て冷却器105の底部へ供給される。 ボイラー120から生成される燃焼ガスあるいは煙道ガスは、ラ イン133を経由して気体と気体との熱交換器134へ供給される。この気体と 気体との熱交換器134は、ボイラー120にて使用される燃焼支援ガス(また は純粋な酸素)を加熱するための装置であり、ライン135に接続されている。 燃焼を行なうために、ボイラー120は多種の燃料が燃焼可能なタイプのバー ナーを備えている。このためにこのボイラー120は、未凝縮ガスのみならず軽 炭化水素や、水中に溶解して分離される有機物や、他のいかなる液体あるいはガ ス燃料も燃焼する事が可能である。 熱分解ガスの正味のカロリー値(PCI)が正しい燃焼のためには不足している場 合に備えて、燃料油供給ライン136が熱分解ガスボイラー120に接続されて いる。 熱分解ガスを貯蔵するための貯蔵タンク(図示されていない)を備える事がで きる。この貯蔵タンクを備える事によりボイラー120の燃焼は、熱分解室20 0から送られてくる熱分解ガスの瞬間的なリッチ度に左右されるという事はない 。またボイラー120の燃焼は、燃焼性能によって受け入れ可能の正味のカロリ ー値を有するガスの生成に左右されるという事はない。また、ガスが貯蔵タンク に貯蔵される前に、ガスを圧縮するための圧縮手段(図示されてない)を備える 事ができる。 当業者には、図1を参照して述べられた設備のそれぞれの部位に於て使用され る適した数値を如何にして選択するかは公知である。 図示されてはいないが圧力及び温度の制御手段が、100から400までの各 室とボイラー120に設置されている。図1には示されていないが、ボイラー1 20の各バーナーへのガスの流れを制御する手段がボイラー120の入力側に備 えられている。当業者には、そのような制御手段を如何にして選びそして使用す るかは公知で あり、また当業者には、ボイラー120の酸素の量や、設備に於ける水素の量を 監視する手段は公知である。 冷却領域300から排出される固形残留物は、燃えさしから微量の鉱物質を分 離すために湿気処理がなされる。燃えさしは、可燃混合物を作るために回収され たタールと混合する事ができる。可燃混合物は、例えばボイラーの中で燃焼させ る事ができる、あるいは可燃混合物は、この設備の外で燃焼させる事ができる、 例えば電力を発生させるために可燃混合物を燃焼させる事ができる。 前記の設備を使用して、熱分解室200へ供給される高温ガスは、処理される べく充填された固形物と接触して水素及び炭化水素(メタン、エタン、エチレン )でリッチ化される。この水素及び炭化水素のリッチ化によりガスのカロリー値 (実用上は、4000kJ/kgから18000kJ/kgないし19000kJ/kg)が上昇される。また 同時に、他のガス、特に二酸化炭素及び一酸化炭素ガスのカロリー値も上昇され る。 この設備に於ては、ガスが装入物を通過する度に、ガスの正味のカロリー値及 びガスのリッチ化の度合いが上昇する事が分かる。 この設備に於ては、脱水と熱分解が同時に遂行される、そして処理工程は、不 活性ガスまたは事前に貯蔵された未凝縮ガスを加熱する事により始められる。 更に、熱分解室200の炉からのガスを冷却する事は、ポンプ手段を保護する 事となる。更に、再利用されるべきガスは、もはや水分あるいはタール分を含ん ではいない。そしてタールは設備を汚染する事なく前記のとおりに容易に貯蔵あ るいは利用される事ができる。 蒸気の再利用手段は、気体と気体との熱交換器を形成するコイル126を備え ている事に注目すべきである。 熱分解室200の脱水及び熱分解炉の一つの内部構造及び熱分解室へ入るため の各台車の構造を、図2から図4を参照して説明する。 炉1は、地面に四本の脚により据付られている。この場合図2と図3には、参 照番号11から13の三本の脚のみが示されている。 供給ライン102は、従来から使用されているシール手段を介して炉1の頂部 に於て炉1に流体を流入させ、そして供給ライン102は、フード15によって 延長されている。このフードは台車2の直近まで延びており、固形物を受けるた めのタンク16の上端を覆っている。このタンク16は台車2の一部である。こ の台車2の他の構成要素について以下に詳しく述べる。 ガス供給ライン127も、炉1に流体を流入させる。ここで、炉1は、図2及 び図3に示されていない従来から使用されているシール手段によりシールされて いる。 供給ライン127と、台車2上の接続領域との間を接続する一時的な流体接続 を行なうための流体接続手段20について以下に述べる。 この流体接続手段20は、伸縮自在装置22を備えている。この伸縮自在装置 22は、接続領域21へ接続された強固なパイプ23の一端の流体接続位置と、 台車2から離間するように移動した位置との間を動く事ができる構造となってい る。強固なパイプ23の他端は、供給ライン127に流体的に接続される。 更に正確に説明すると、この流体接続手段20は、伸縮自在装置22に取付け られたベローズ24を備えている。ベローズ24の一端はパイプ23に流体的に 接続されそしてシールされている。そして、ベローズ24の他端は、流体接続位 置に於て、接続領域21と一時的な流体接続を行なっている。 伸縮自在装置22は、スターラップ部材25を備えている。このスターラップ 部材25の自由端は、正方形断面のフレーム26の二つの対向する側にねじで取 付けられている。二つのラグ27がスターラップ部材25を延長している。各ラ グが、公知の手段によりフレーム26の他の二つの対向する側の一つに軸支され ている。スターラップ部材25は、フレーム26に固定されている。そしてラグ 27は、フレーム26の各側のほぼ中央に於てフレーム26に軸支されている。 このラグは、その幅にわたってその端部に於て互いに接続されている。 各ラグ27の他端は、接続領域21に押しつけられるようにして取付けられて いるフランジまたは環状部材28に取付けられている。このフランジまたは環状 部材28は、多少の弾性を有する材料から作られたガスケット29であって環状 フランジ28の溝に嵌合するガスケット29を介して接続領域21に押しつけら れるようにして取付けられる。 ベローズ24の一端は、フランジ28と、フランジ28にねじで取付けられた フランジ30の間に保持されている。図面には、ねじ31のうちのただ一つのね じのみが示されている。同様にベローズ24の他端は、フランジ32とフランジ 33の間に保持されており、これによりパイプ23の円錐形の端部に接続されて 流体漏れがないようにシールされている。フランジ32とフランジ33はボルト 締めにより相互に固定されている。なお図面にはただ一本のボルトが示されてい る。 これらの特徴のために、供給ライン127は、伸縮自在装置22の流体接続位 置における接続領域21に、外部に漏れがないようにシールされて連通されてい る。接続手段が、フレーム26の上のラグ27の限定された軸支箇所と十字吊り タイプの構造を形成してい るために、そしてベローズ24を使用しているために、この構成の装置は多少の 移動が可能であり、このためにこの一時的な流体接続構造は多少の可撓性を有し ている。 環状ガスケット28はベローズ24の第一の端部に取付けられている事に留意 されたい。 フレーム26へのラグ27の軸支接続部の軸と直角をなす軸の周りに、スター ラップ部材25に関する制限された角運動のための容易性がフレーム26に備え られている事に留意されたい。 伸縮自在装置22のスターアップ部材25は、シリンダーにより操作される。 図2及び図3には、このシリンダーのピストンロッドのみが示されている。ピス トンロッド35の一端には、ねじが形成されており、スターアップ部材25のベ ース36に形成された孔を貫通している。このベースは、フレーム26に固定さ れたスターラップ部材25の横断方向のブランチと接続されている。ピストンロ ッド35の肩部は、ベース36の一側面に接触しており、ナット37がピストン ロッド35のねじを形成した端部に取付けられている。そして、スターラップ部 材25をピストンロッド35に締め付けるためにベース36の他の側面と接触し ている。 ピストンロッド35は、炉1の底部にねじで固定された閉鎖箱38をとおして 、炉1の内部と外部の間を貫通している。 ピストンロッド35を駆動する手段は、当業者に知られている如何る手段も使 用する事が可能である。例えば空気圧シリンダーを使用する事が可能である。こ れらは、図1及び図2に示されている。 シールを行なうためにピストンロッド35を囲んでいる第二のベローズ38’ は、スターラップ部材25のベース36及び閉鎖箱38に接続されている。 台車2に戻って説明を行なう。台車2は、断面がU字型の二本の 平行なビーム39、40を備えている。このビーム39、40の各々は、炉1の 中に於て、ブラケット43、44に取付けられたロラー列41、42の上を転が るように構成されている。このブラケット43、44は、それぞれのブラケット 43、44に固定されたそれぞれのヨーク45、46を介して炉1の壁に取付け られている。 勿論、ロラー41、42及びブラケット43、44は、伸縮自在装置22の動 きを阻害する事のないように、伸縮自在装置22のそれぞれ相対する側に配置さ れている。 台車2は、ロラー41、42と同様に各側に設置された複数のロラー47、4 8により横断方向に案内されている。この場合に、ロラー47、48は、ロラー 41、42の回転軸と直角方向の回転軸の周りを回転する点だけが異なっている 。 炉1の外側に配置された台車2を移動させる手段については、前述と同様の手 段あるいは他の手段を炉1の外側に配置する事が可能である。 図2及び図3に示されているとおりに、複数のノズル49がタンク16の底部 から流体を流出させる。 これらのノズルの台車2への取付けの詳細については、図4を参照して説明す る。 タンク16の形状は正方形である、そして長手の端部に於て互いに熔接された 四枚の金属板の側壁50から53を備えている。 これらの金属板の側壁の底部の縁は、内側に直角に曲げられている。このため に二つの向かい合った縁は、ビーム39、40に熔接される事が可能となる。他 の二つの向かい合った底部の縁は、ビーム39、40に垂直な平行なアングル鋼 材54から60と54’から60’に熔接されている。これらのアングル鋼材5 4から60と54’から60’の各々の他の長手方向の端部は対応するビームの ブランチに固定されている。側壁51、53及びそれぞれのビーム39、40に 固定されたブラケット54から60と54’から60’は対をなして整列されて 配置されており、そして中間のアングル鋼材61から66がビーム39、40の 間に備えられている。中間のアングル鋼材61から66はそれぞれ二つの端部ア ングル鋼材54から60と54’から60’と整列して配置されている、そして 各端部に於て、端部アングル鋼材54から60と54’から60’に向かい合っ たビーム39、40の一つブランチに固定されている。 側壁50から53の曲げられた縁は隣接しており、そして中央の中間アングル 鋼材は図4に示されていない事に留意されたい。 このビームとアングル鋼材の配列上に、管システム70が備えれている。この 管システム70は、中央の八角形の配分器71と、配分器71に接続された複数 の管72から75を備えている。各タイプには四つの管があるが、簡単のために 、図4に示すように、各タイプのただ一つの管が示されている。 中央の配分器71は、二枚の平行に重ねられた八角形のプレート76、77を 備えている、上のプレート76は下のプレート77よりも少し小さい。側壁が、 上と下の八角形のプレート76、77のそれぞれの平行の側面を合体させており 、そしてそれぞれの平行の側面は、長手方向の端部に於て側壁により連結されて いる。 各側壁は開口を有しており、この開口には参照番号72及び73で示された管 の一端部が接続されている。そしてこの管の他端部は閉止されている。管72、 73の各々は対応する側壁に対して垂直に配置されている。参照番号73で示さ れ直角に配置された四つの管は、壁に形成された開口に流体的に接続されて第一 の直径を有する第一の管部73’と、この第一の直径よりも小さい直径を有し円 錐形の管部73’’’により第一の管路73’を延長する第二の管部73’’と を備えている。管部73’と73’’とは実質的に同じ長さである。 参照番号72で示され直角に配置された他の四つの管は、二つの管部72’と 72’’を備えている。その中で開口部に接続された管部72’’は、他方より も長く、断面円形である。しかしながら他方の管部72’は平らな管であり、こ の管部72’は実質的に円錐形の管要素72’’’によって第二の管部72’’ に接続されている。参照番号74、75で示された二つの断面円形の管部は、管 要素72’’’の近傍の平らな管部72’の各々に直角に接続されている。 側壁から大きく離れた、これらのいろいろの管部の端部は、閉止されており、 周辺の平らなバー部材76から79の直近に配置されている。そしてこの平らな バー部材76から79は、対応するタンク16の側壁50から53に垂直に熔接 されている。バー76から79は、またそれらの長手方向の端部で接触している 。 管システム70は、アングル鋼材及びビームの上に配置されている。各アング ル鋼材のブランチは、断面U字型のビーム39、40の対応するブランチと同一 の平面上にある。 中央分配器71は、次のようにして最も近くの二つの平行な中間アングル鋼材 63、64に固定される。アングル鋼材に最も近くの分配器の二つの平行な側壁 は、ナットのための孔を有している。そして横断方向の壁の孔に整列された滑ら かな孔に組み込まれた固定ラグが中間アングル鋼材に熔接されている。二つの整 列された孔にボルトが装入されている。そしてナットが、ラグの近くで、ボルト ヘッドと側壁の間にワッシャーを介して、ボルトの自由端に取付けられている。 中央分配器71の八角形の底板77は、その中央に円形の開口を有する。この 中央開口の側部の周辺領域は、前述の接続領域21である。円形の開口80は、 ベローズ24の自由端の直径とほぼ同一の直径を有している。板77は、U字型 ビーム39、40のベースと同一のレベルにあるという事に留意されたい。 図4に示されているとおりにノズル49が、閉止された端部を有する管部72 ’’、73’’、74、75の各々の閉止された端部の近くに配置されている。 またノズル49は、断面円形の各管部73’の中間領域と、平らにされた各管部 72’と、管部74と75との直角の交差箇所と、分配器71の八角形上の板7 6の中央とに設置されている。これらのノズル49は、等間隔で配置されており 、台車2の底部の全面をカバーしている。簡単のために、ただ五つのノズル49 が示されている。 図2あるいは図3にノズル49の部分切断図が示されているとおり、ノズルは 、基部に肩部を有するスリーブ82にねじ込まれている。このノズルは、管部か ら突き出して形成されており、それらの間に円形のスペーサーを備えて取付けら れている。各スリーブ82により形成される外側の周辺肩部に緩いシール用のワ ッシャー83が取付けられている。 これらのノズルあるいはインジェクターは、処理されるべき装入物に高温ガス を噴射するために口径を較正した孔(この孔には参照番号が付けられていない) を備えている。これらの孔は、その上端は閉止されている。これらの口径を較正 した孔は、標準的には1ミリメータより小さい直径を有している。 台車2の底部は、更に金属板のような底板84(図4には示されていない)を 有している。この底板84には、スリーブ82の位置に孔が形成されている。こ の底板84は、管システム70の上に配 置されており、緩いワッシャー83のレベルに配置されている、そしてこの底板 84は、緩いワッシャー83と管システム70との間に配置されている。この底 板84は、処理されるべき固形物をその上に受けるように形成されている。 底板84は、ねじ手段により前述の周辺バー76から79に横断方向に固定さ れている。このねじは、図3に示されているねじ切りをした孔に挿入される。そ してこのねじ切りをした孔のうちの二つが参照番号85で示されている。図4に 見る事ができる周辺バー76から79のねじ切りされた他の孔は、勿論これらの 参照番号で示されている孔と同じである。 必要に応じて、横断方向の楔作用を行なう当接部材をスクリューヘッドと底板 84の間に配置する事ができる。 これらの特徴のために、ノズル49の自由端は、接続領域21の円形開口80 に流体的に接続されてシールされる。従って、伸縮自在装置22が流体的にシー ルされた接続位置にある時に、ノズル49の自由端は、高温ガスの供給ラインに 流体的に接続されてシールされる。 このようにして、処理されるべき廃棄物を積載した台車2は、炉1の入り口に 搬送する事ができる。そしてロラー41、42の上を転がり炉1の中へ搬入され る。 そして伸縮自在装置22が駆動されて、ガスケット28が、接続領域21にシ ールされた接触状態になるように移動される。 台車がフード15の下に位置した時に、ポンプ手段が駆動されて、熱分解室2 00内に存在する酸素を引き出し管102を介して取り除く。 それから、固形物を脱水し熱分解するために、高温ガスの流れは、管23、ベ ローズ24、中央分配器71、管システム70そして ノズル49を経て供給される。 炉1から排出されるガスは、図1を参照して前述されたようにして処理される 。 冷却終了後、伸縮自在装置22が収縮させられて、台車2が炉1から移動可能 となる。 他の実施態様に於て、スターラップ部材25の移動をガイドする手段を提供す る事が可能である。 また、台車が伸縮自在装置により、固定された高温ガス供給ラインに流体的に 接続され、そして台車及び流体的接続手段が、高温ガスを側面あるいは頂部から 、あるいは側面と頂部を組み合わせてた状態で側面と頂部から、または高温ガス を底部から処理されるべき装入物に噴射される事を可能とするような設備の設計 を如何にして行なうかは当業者が容易に知り得る事である。 また、当業者は、如何にして処理されるべき固形物を受けるための領域である 管システムを、簡単な孔を明けた格子、例えば直径を較正された貫通孔を明けた 格子と置き換えるかを容易に知り得るであろう。この場合、高温ガスとこれらの 格子の孔との間に一時的な流体的接続を達成するために流体接続手段が備えられ る事となる。 またこの場合に、管システムは、較正された寸法を有する通路を形成するメッ シュ部材と置き換える事が可能である。 ノズルは、異なった形状を備える事ができる。例えばノズルは、マッシュルー ム型に形成されて、較正された通路を有する台車の受取領域に面した部分を有す るように形成される事ができる。 ノズルの孔は、例えば細長い孔のような異なった形状の較正された通路と置き 換える事が可能である。 当業者は、本発明に基づく設備の各構成部分の適切な寸法を容易に定める事が 可能である。 言うまでもなく、前記の説明は、特定の実施例に限定されるものではなく、ま た当業者により、本発明の範囲から外れる事なく種々の変更態様のものを行なう 事ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),BR,CA,JP,K R,SG,US (72)発明者 クロ,ギー フランス国,エフ―30700 ユゼ,セルビ エール ラ ボーム,アンパス デュ ミ ディ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.その廃棄が環境に対して有害である固形物の処理のための設備であって、 前記設備は、熱を入力する事により固形物を熱分解するための熱分解室(1、2 00)と、熱を入力するための高温ガスの供給ラインであって前記熱分解室に流 体を流入させる高温ガスの供給ライン(127)と、前記熱分解室からガスを引 き出すための引き出しライン(102)と、前記固形物を前記熱分解室へ搬入す るための台車(2)と、前記供給ラインと台車上の接続領域(21)との間を一 時的に接続するのに適した流体接続手段であって、前記固形物を受け取るための 前記台車の領域(84)と連通している流体接続手段(20、23、24)とを 有する固形物の処理のための設備において、前記設備は、前記引き出しラインと 流体的に接続されたボイラーであって前記熱分解室からのガスの少なくとも一部 を燃焼するのに適したボイラー(120)と、高温ガス状流体を生成するために ボイラーからの燃焼ガスを再利用するための手段とを有している事を特徴とする 固形物の処理のための設備。 2.前記高温ガス状流体は、前記熱分解室に於て生成されて前記引き出しライ ンを経由して以前に前記熱分解室から引き出された熱分解ガスを含む事を特徴と する請求項1に記載の設備。 3.前記高温ガス状流体が、前記ボイラーからの燃焼ガスを含む事を特徴とす る請求項1に記載の設備。 4.前記高温ガス状流体が、前記熱分解室に於て生成されて以前に前記引き出 しラインを経由して引き出された熱分解ガスを処理して得られたガスを含む事を 特徴とする請求項1に記載の設備。 5.さらに、前記引き出しラインの下流側の熱交換器であって前記引き出しラ インを経由して前記熱分解室から引き出されたガスが 高温流体としてその中を流れる熱交換器(103)と、前記熱交換器の下流側の 分別装置であって、低温で重炭化水素、軽炭化水素、水及び未凝縮のガスのそれ ぞれに分別された留分を得るために前記熱交換器によって冷却されたガスが通過 する分別装置と、前記分別装置の下流側で前記熱交換器に接続された再利用ライ ンであって、低温度の未凝縮ガスの一部を加熱するための低温流体として前記熱 交換器へ供給するための再利用ライン(104)とを備えており、前記再利用ラ インは、前記供給ラインに接続されており、前記ボイラー内の低温の未凝縮ガス の他の一部の燃焼により前記再利用ラインを流れるガスを加熱するために前記ボ イラーを通過している事を特徴とする請求項1に記載の設備。 6.前記台車(2)は、規則的に配置されたノズル(49)を有するタンク( 16)を備えており、前記ノズルはタンク(16)の底部(84)から流体を流 出させ、管路装置(70)により前記接続領域(21)と流体的に接続されてい る事を特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の設備。 7.前記流体接続手段(20、23、24)が、ベローズ(24)を載置する 管(23)の接続領域(21)に流体接続する位置であって、前記管(23)の 他端が前記供給ライン(17)に接続された位置と、前記台車(2)から離間す る位置との間を可動な伸縮自在装置(22)を備えている事を特徴とする請求項 1から請求項6のいずれかに記載の設備。 8.前記ベローズは、前記接続領域(21)への適用に適した前記ベローズ( 24)の端部の相対的角運動の容易性を持って前記伸縮自在装置(22)に設置 されている事を特徴とする請求項7に記載の設備。 9.さらに、前記引き出しラインを経由して前記熱分解室と連通 するポンプ手段を備えている事を特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに 記載の設備。 10.前記台車(2)はレール(39、40)を備えており、前記レールの上側 には管状装置(70)が設置されており、前記台車(2)のための転がり軌道を 形成するロラー(41、42)が前記熱分解室内に設置されている事を特徴とす る請求項1から請求項9のいずれかに記載の設備。 11.前記台車は、前記固形物を受け取るための領域を形成する格子を備えたタ ンクを有している事を特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の設備 。 12.前記台車は、前記固形物を受け取るための領域を形成するガス透過性の底 部を備えたタンクを有しており、前記流体接続手段は、前記底部により接続位置 に於ける二重底を形成している事を特徴とする請求項1から請求項5のいずれか に記載の設備。 13.前記高温ガス状流体は窒素のような不活性ガスである事を特徴とする請求 項1及び請求項5から請求項12のいずれかに記載の設備。
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