JP3081850U - 固形廃棄物を処理するプラント装置 - Google Patents

固形廃棄物を処理するプラント装置

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JP3081850U JP2001002206U JP2001002206U JP3081850U JP 3081850 U JP3081850 U JP 3081850U JP 2001002206 U JP2001002206 U JP 2001002206U JP 2001002206 U JP2001002206 U JP 2001002206U JP 3081850 U JP3081850 U JP 3081850U
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pyrolysis
boiler
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クロテ,ガイ
ルーレ,ジャン
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ソシエテ フランセーズ ドゥ テルモリス
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    • C10B49/00Destructive distillation of solid carbonaceous materials by direct heating with heat-carrying agents including the partial combustion of the solid material to be treated
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理すると環境に有害な固形廃棄物を処理す
るプラント装置を提供する。 【解決手段】 抽出ライン11により熱分解部からガス
を抽出し、冷却分離手段により抽出したガスの少なくと
も一部を約80℃未満の温度まで冷却することにより、
凝縮した廃棄物と残りのガスとを形成すると共に、残り
のガスから凝縮した廃棄物を分離し、ボイラ16により
残りのガスを燃焼させて、熱分解部から抽出され再循環
ライン19内を流れるガスを加熱し、熱分解部に再度導
入するようにプラント装置を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は処理すると環境に有害な固形廃棄物を熱処理するプラント装置に関す るものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
EP−A−0610120は、処分すると環境に有害な固形廃棄物の熱処理プ ラントを開示しており、これは固形物を送り込む脱水エリア、脱水エリアの下流 の熱分解エリア、固形残留物を冷却するはけ口エリア、及び熱分解エリアと抽出 ラインを介して導通して熱分解エリアを低圧に維持してこれから熱分解ガスを吸 い出すポンプ手段を含む。
【0003】 このポンプ手段は可燃ガス供給ラインを介して熱分解ガスを燃焼するボイラー と導通している。熱分解ガスはボイラーで燃料として使用される前には、熱分解 中にガスの状態となる固体のタールの温度よりも高い温度で維持される。この熱 分解ガスは熱エネルギを発生するために直接的に利用され、この熱エネルギはプ ラントで変換され、或いはタービンに供給されて電気エネルギとなり、或いはそ の他プラントの外部の機能のために使用される。
【0004】 ボイラーはまた固形残留物に含まれる燃料(石炭)を使用することができる。 ボイラーからのダクトガスは脱水エリアを加熱するために使用される。 遊離酸素が全くない状態で熱分解変換を可能とするために、脱水エリア、熱分 解エリア、及び冷却エリアは実質的に密封状態で相互に絶縁した室として構成さ れている。
【0005】 脱水及び熱分解室には、熱分解ガス及び/又は(低価格の)商業ベースの可燃 ガスを使用する触媒放熱パネル又は火炎バーナーのような加熱手段が設けられて いる。 バーナーの場合には、前記室の内部はバーナーの火炎で加熱される室の内壁か らの放熱により加熱される。この場合、加熱はまた処理される物品の装薬内のガ スの対流により保証され、このガスの対流は該当する室で発生するガスの膨張に より保証される。
【0006】 触媒放熱パネルには純粋酸素又は空気、及び熱分解分解から生じる熱分解ガス が供給される。この場合、触媒放熱パネル内の熱分解ガスが加わることにより発 生する二酸化炭素及び蒸気が対流と放熱により加熱を促進することができる。 上記のように、ボイラーからのダクトガスも上記の室の加熱に使用することが できる。
【0007】 このように熱分解室の温度は、例えば、約600℃に、また脱水室の温度は更 に低く、例えば、100℃を少し越えた約120℃に維持される。 EP−A−0610120に記載の説明は概して満足のゆくものである。しか しながら、脱水室及び熱分解室でのバーナーの使用はこの室を機械的応力に晒す ホットスポットを発生することは否定できない。この機械的応力は特に厄介な密 封の問題を提起する。熱分解室への酸素の侵入はこの室に水素があると爆発を起 こすからである。
【0008】 この爆発の危険は触媒放熱パネルを使用した場合も存在する。これは燃焼支持 ガスとして酸素を使用するからである。 更に、これらの室を加熱することは、商業ベースの可燃ガスを使用した場合、 外部エネルギを消費することとなる。 US−A−3525673は有機廃棄物の処理方法とこれに対応するプラント を説明している。この方法では廃棄物は閉回路で、低い正圧で、過熱蒸気により 炭素含有物に還元される。この蒸気は廃棄物を通過後に回収されて液化され、液 化されないガスは水と溶解物質から分離される。
【0009】 この方法は有機廃棄物の処理に限定され、大量の水を消費する。 本考案はこれらの短所を軽減することを目的とする。 本考案の次の目的は処理すると環境に有害な固形廃棄物をエネルギの観点から 自給自足の方法で処理することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的のために、本考案は処理すると環境に有害な固形廃棄物を処理する方 法を実現するプラント装置を提案するものであり、この固形物を熱分解エリアで 熱分解する方法は、 ガスが熱分解エリアから吸い出される工程と、 少なくとも吸い出されたガスの一部が約80℃以下の温度に冷却される工程と 、 この冷却で液化した物と非ガスが分離される工程と、 吸い出されたガスの一部が非液化ガスの少なくとも一部の燃焼により加熱され る工程と、 このガスの加熱された部分がこれを熱分解エリアへフィードバックすることで 再循環される工程とを含む。
【0011】 本考案はまた触媒放熱パネル又はバーナーに代えて、リサイクルされた熱分解 ガスを含む高温ガスの流れを熱分解エリアに直接注入する方法を実施するプラン ト装置を教示する。 これはホットスポットができるのを防止し、酸素と水素の爆発反応の可能性を 排除する。
【0012】 この熱分解ガスのリサイクルもまた上記処理方法を自給自足のものとする。 この方法で行われる熱分解は、熱分解エリアに供給する高熱ガスを循環させて 装薬に直接接触させ、次いでこのガスを熱分解エリアから吸い出すのであるから 、特別に系統立ったものであり、またEP−A−0610120の教示による熱 分解よりも迅速であることが判る。
【0013】 また、上記処理方法では最大限の固形物がエネルギに変換される。特に冷却に より得られるタールは熱分解エリアからの固形残留物からの燃料(石炭)と混合 して、例えば、後日利用するための燃料とすることができる。 熱分解エリアからのガスの少なくとも一部の冷却には熱分解の産物を利用する ことができる。熱分解エリアからのガスの一部を液化産物に変換すれば、これは この産物(タール等)を貯蔵する手段の容積を最小限とすることができる。また 、非液化ガスは有効に再使用されて熱分解エリアへ供給されるガスの流れを加熱 することができる。
【0014】 最後に、この冷却はこのプラント装置及び特にポンプ手段を保護する。 更にこの熱分解プロセスの熱伝導効率を相対的に簡単な方法で改善するために 、加熱されたガスの一部は処理される固形物の静的装薬の間近に注入される。 一好適実施形態においては、加熱されるガスの一部は冷却による非液化ガスの 第2の部分である。
【0015】 このように、非液化熱分解ガスの留分は燃焼されてこの非液化ガスの第2の部 分を加熱し、これは再循環されて熱分解エリアに戻されて熱分解ガスで濃密とな る。特に水素及び炭化水素(メタン、エタン、エチレン等)で濃密になる。 別の実施形態においては、吸い出されたガスの第1の留分は約60℃乃至80 ℃に加熱され、吸い出されたガスの第2の留分は約230℃乃至330℃に加熱 され、前記第1の留分からの非液化ガスの少なくとも一部が燃焼され、この燃焼 から生ずるガスにより前記第2の留分からの非液化ガスが加熱され、そして前記 加熱されたガスの部分を構成するこの加熱された第2のガス留分、及び前記第1 及び第2の留分の冷却で得られる液化産物は回収される。
【0016】 この実施形態においては、加熱されて高熱ガスの流れとなって熱分解エリアに 再循環されるガス留分は燃焼される留分よりも高温で維持される。従って、加熱 される留分はこれが熱分解エリアへ供給し戻されるまでそれだけ加熱度が少なく て済むことになる。 この場合、固形物は熱分解に先だって熱分解エリアにて燃焼から生ずるガスの 部分を使用して脱水される。
【0017】 この場合、その燃焼は繊維型バーナーを備えたボイラーで行われる。 この種のバーナーは相対的に質の劣るガスを燃焼することができる。特に処理 される固形物を構成する廃棄物を熱分解するエリアからの熱分解ガスである。更 にこの燃焼方法はダクトガスへのN0xの集中度を低下する。 この処理プロセスの開始に際してはプロパンのような液化ガスをボイラーで燃 焼することができる。適正な燃焼の保証が要求される場合には、特定の割合の液 化ガスを燃焼される熱分解ガスに加えることもできる。
【0018】 熱分解ガスの組成又はその生産に頼ることがないように、このガスは燃焼に先 だって圧縮されて貯蔵タンクに貯蔵される。 適正な実施形態においては、吸い出されたガスは高熱流体として熱交換器を通 過し、その後に分留システムを通過して分離した留分を得てそれぞれ炭化水素、 軽炭化水素、水及び低温の非液化ガスを含有する。この低温の非液化ガスの一部 は冷却流体として熱交換器に再注入され、これがこの低温の非液化ガスの別の部 分の燃焼により加熱される前に、温度上昇が為される。
【0019】 この好適実施形態においては、ボイラーは複数燃料(ガス及び液体)バーナー を備えて、非液化ガスだけでなく、軽炭化水素、水に溶解してこれから分離され た有機物質、燃料油、或いはプロパンを燃焼することができる。 更に脱水と熱分解は同時に行われる。 このプロセスの開始に際しては、不活性ガス(窒素等)又は先に貯蔵された非 液化ガスが上記の燃料の1つにより加熱される。この燃料の幾らかは先の処理か ら発生する。
【0020】 上記方法の実施に関して、処理すると環境に有害な固形物を処理するためのプ ラント装置が提案されている。これは高熱ガスを固形物に直接接触してこれを熱 分解するエリアと、高熱ガスの流れをこの熱分解エリアに供給するためのライン と、この熱分解エリアからガスを取り出すラインと、この熱分解エリアから取り 出されたガスの少なくとも一部を約80℃以下の温度に冷却し、この冷却により 液化物を非液化ガスから分離する手段とを含み、この手段は前記の取り出しライ ン上に配置されたプラント装置に関し、前記取り出しラインを経て前記熱分解エ リアに導通してこれから前記ガスを吸い出すポンプ手段と、前記非液化ガスの少 なくとも一部を燃焼するためのもので、引入れ線を経て前記冷却及び分離手段に 導通するボイラーと、前記熱分解エリアから取り出されたガスの一部を再循環さ せるためのラインとを含み、この再循環ラインは前記取り出しラインと供給ライ ンに流動的に接続し、且つこれに流入するガスを加熱するボイラーを通過するこ とを特徴とするプラント装置である。
【0021】 このプラント装置は更にプロパンのような液体ガスをボイラーに供給するライ ンを含み、混合物が燃焼稼動の観点から許容可能な純発熱量に維持されるように してこの装置を始動させる。 本考案のその他の目的、特徴及び利点は添付の図面に基いた限定されない例に よる以下の説明から明らかとなる。
【0022】
【考案の実施の形態】
図1に示すプラント装置は固形物が供給されるエアロック1とこれに続く熱分 解エリア2を含み、この熱分解エリアでは固形物が最初に部分的に又は全体的に 脱水され、次いでこれが熱分解する温度(予め固定された)、例えば、約600 ℃に加熱される。
【0023】 この熱分解エリアに続いて冷却エリア3が設けられており、ここでは熱処理さ れた固形残留物が、例えば、ウォータスプリンクラーで室温まで冷却される。 この熱分解変換は遊離酸素が全くない状態で行われる。 前記の文献においても教示されているように、エリア1、2及び3は相互に絶 縁されて密閉状態の室であり、例えば、シリンダで作動するギロチンドア(図示 せず)で仕切られる。室1と2との間のドア及び室2と3との間のドアは密封ハ ウジング(レジスタ)内で横方向に可動である。また、密封ドアが室1の入口と 室3の出口に設けられて、エアロックと室3は外部及び/又は熱分解エリア2と は意図的に孤立されている。この密封ドアはプラント装置の大きさ、利用スペー ス及び設計者の好みにより垂直方向又は水平方向に可動である。
【0024】 この入口ドアと出口ドアにより提供される密封は外部とエリア1及び3との間 にあって適度の温度であり、室2の温度よりも非常に低いことが判る。 室3に空気が入るのを防止するために、物はエアロックを介して供給され、残 留物は取り出される。このエアロックは物がエアロック1に供給される時にはエ アロック1を熱分解エリア2から、また、残留物が冷却室3から取り出される時 には熱分解室2を冷却室3から交互になた必要に応じて絶縁する。
【0025】 熱分解室2は熱損を防止するために熱絶縁されている。 この室2は一定の圧力に維持され、その範囲は2×104 Pa(200ミリバ ール)乃至1.2×105 Pa(1.2バール)とすることができる。同じ設定 点の圧力が室1、2及び3で選択される。 この圧力は、例えば、取り出しライン11を介して室2に導通するポンプ手段 10により維持される。便宜上図1はこのポンプ手段を冷却エリアとそのエアロ ックには示していない。
【0026】 取り出しライン11上のサイクロン12には送り13を介して水が供給される のであるが、これは熱分解室2からのガスをピッチタンクに回収される水とター ルを含有する留分と非液化ガス留分とに分割する。この非液化ガス留分は冷却器 で冷却される。この冷却器はチューブ形の熱交換器15で構成され、これを通っ て冷媒が取り出しライン11上のサイクロン12の下流へ流れる。
【0027】 室2から取り出された熱分解ガスはこの室2を出る時の温度約500℃からサ イクロン12において約80℃まで冷却され、次いで熱交換器15を出る時には 約60℃の温度まで冷却される。 特に、これは熱分解ガスから蒸気を分離し、このガスの幾分かはボイラ16( 下記参照のこと)で燃焼される。この冷却はまた従来の機械的ポンプ手段10を 保護する。このポンプはこれがくみ出すガスの温度が約80℃を越えると過度に 磨耗するものである。
【0028】 この実施形態においては、非液化ガス留分の第1の部分はボイラ16で燃焼さ れ、その第2の部分はボイラ16におけるこの第1の部分の燃焼により発生する ガスにより加熱される。この非液化ガスの加熱された第2の部分は熱分解室2に 供給される。 詳しくは、第1の分枝回路において前記の非液化留分の第1の部分はボイラ1 6に供給される。これは弁18を介して第1のポンプ手段10に導通する非液化 熱分解ガス供給ラインを介して供給される。
【0029】 第2の熱分解ガス分枝回路は再循環ライン19で構成される。この再循環ライ ンはチューブ形熱交換器15とポンプ手段10との間で取り出しライン11に導 通する。この再循環ライン19は一端にて配分弁20を介して取り出しライン1 1に接続し、他端にてダクト16内のコイル21に接続している。第2のポンプ 手段22は配分弁20とコイル21との間で再循環ライン19にコイル21の近 くに設けられている。
【0030】 コイル21の出口は高熱ガスを室2に供給するライン23に導通している。こ の供給ライン23はボイラ16で加熱された高熱ガスの流れを処理される固形物 の装入物のすぐ近辺に直接注入する。これは熱分解のステップで室2内のワゴン 25を覆うフード24により行われる。従来の方法では、このワゴンは機械的ラ ック及びピニオン式システム、例えば、電磁石式駆動システムにより室1、2及 び3内で移動することに注目されたい。このワゴンは固形残留物、例えば、ガラ ス、岩屑、金属がこのワゴン25に残るが、冷却室3の出口から容易に除去出来 るように設計されている。
【0031】 更に、供給ラインもまた、ボイラ16に供給される燃焼ガス又は室2のダクト ガスが熱分解に先だって処理される固形物を脱水出来るようにする。この目的の ために設けられた脱水ライン26はボイラ16内のダクトガス又は燃焼ガスの排 出ラインと調整弁28を介して導通し、また、接続弁29を介して供給ライン2 3と導通している。
【0032】 ボイラから出る使用されない煙はファン30を介して、ダクトガスをこれが大 気に排出される前に浄化する洗浄器31に送られる。第2のファン32洗浄器3 1の出口に設けられて清浄なダクトガスを大気に排出するようにしている。 図1はまた脱水中に室2から取り出されたダクトガスの排出ライン33を示し 、これは一端にて弁18に接続し、他端にて洗浄器31に接続されている。
【0033】 燃焼を実行するためにボイラ16は格子上の繊維を含む繊維式バーナ34を備 えている。このタイプのバーナは特別な関心の対象である。これはエネルギーと して相対的に低質化したガスを燃焼することができるからである。このようなバ ーナとしては ACOTECHにより販売されている"BEKITHERM AC"型がある。 しかしながら、熱分解ガスの純熱量が正常な燃焼を得る上で低い場合に備えて 、液化ガス、例えば、プロパン、の供給ライン35が供給弁36を介して熱分解 ガス供給ライン17に接続されている。
【0034】 熱分解ガスを貯蔵するための貯蔵タンク37が弁18と供給弁36との間の供 給ライン17に接続弁38を介して接続されて、ボイラ16の燃焼が室2からの 熱分解ガスの瞬時的リッチ度、又は燃焼のしかたとして許容可能な純熱量をもっ てこのガスを生産することに頼らないようにしている。圧縮機手段(図示せず) もまたこのガスを、これが貯蔵タンク37に貯蔵される前に圧縮するために設ら れている。
【0035】 燃焼ガスの温度は約800℃であり、脱水は100℃乃至150℃の温度、好 ましくは、約120℃で行われる。蒸気を発生し、又はこれを加熱するための熱 交換器を備えたラインが供給ライン23に接続されている。このようにして回収 された熱エネルギーはタービン(図示せず)に供給することができる。タービン はこの熱エネルギーを電気的エネルギーに変換して、例えば、ポンプ手段10及 び22並びにファン30及び32を駆動するために、或いはその他の目的、例え ば、このプラント装置の外部のもののために使用することができる。
【0036】 燃焼支持酸素ライン40が接続ライン41を介して液化ガス供給ライン35の 下流の供給ライン17に接続されている。このラインは純粋酸素又は空気のみを 搬送することができる。 図1に関して記載されたこのプラント装置の各位置で使用する弁の選択につい ては技術者の知るところである。
【0037】 また、圧力及び温度制御手段(図示せず)が各室1、2及び3並びにボイラ1 6に設けられている。各バーナへのガスの流れがボイラ16に入る特にこれを調 整する手段(図1には図示せず)がボイラ16の入口に設けられている。このよ うな制御及び調整手段並びにボイラ16内の酸素の量、又はこのプラント装置内 の水素の量を監視する手段の選択については技術者の知るところである。
【0038】 供給ライン23上の弁42はガスの流れをライン26及び19から絶縁及び調 整する。 冷却エリア3を出る固形残留物は石炭から細かい鉱物を分離するために湿り処 理される。この石炭はピッチタンク14において沈降させることで回収されるタ ールと混合して可燃混合物を作ることができる。この可燃混合物はボイラ16で 燃焼されてこのプラント装置の外部のものため、或いは電気エネルギーとするこ とができる。
【0039】 本考案の処理プラント装置は、図1に概略示すように、以下のように動作する 。 固形残留物(例えば、家庭廃棄物)はエアロック1を介して室2に送られる。 ボイラ16の始動は液化ガスのみの燃焼により、或いは、熱分解ガスが貯蔵タ ンク37にある場合には、このガスの燃焼により、或いは、この熱分解ガスを液 化ガスと混合して燃焼又はダクトガスを発生することにより、為される。このダ クトガスは脱水ライン(供給ライン23)を介して室2に送られて固形物をこれ がライン19で冷却された後に脱水する。
【0040】 蒸気を含んだこのダクトガス及び、可能な場合には、対応する加熱により発生 する別のガスは、排出ライン11、サイクロン12(蒸気を液化する)、チュー ブ形の熱交換器15を介してポンプ10により吸い出されて、少なくともその一 部は排出ライン33を介して洗浄器31に送られ、最終的には大気に放出される 。
【0041】 図1に示すプラント装置に適用される処理の第2のステップにおいては、高熱 ガスの流れ(300℃乃至900℃の範囲)が室2に供給されて、脱水された固 形物を熱分解する。この熱分解は約250℃乃至約750℃の範囲の温度で行わ れる。 室2に供給された高温ガスは水素と二酸化水素(メタン、エタン、エチレン) で濃密化されて処理される固形物の装入物に接触する。この装入物はこのガスの 純熱量(実際には4000KJ/Kg乃至18000KJ/Kg−19000K J/Kg)だけでなくその他のガスの純熱量をも二酸化炭素、一酸化炭素等で上 昇する。
【0042】 これらのガスは取り出しライン11で約500℃の温度で回収され、次いでポ ンプ10によりサイクロン12及びチューブ形熱交換器15に吸入され、そこで 下記の分離プロセスが実行される。 熱交換器15を出る非液化熱分解ガスの一部は貯蔵タンク37に送られるか、 或いはボイラ16に直接送られて燃焼され、別の部分は再循環ライン19に送ら れてポンプ手段22により加速されてコイル21を通過して加熱され、次いで供 給ライン23を介して室2に供給される。
【0043】 室2に供給されるこの高熱ガスの温度が約650℃以上の場合には、脱水の場 合と同様この温度を下げるために熱交換ライン39を使用することができる。 この熱分解ステップの開始にあたり、室2から脱水中に取り出されたダクトガ スの一部、又は貯蔵タンク37に貯蔵された熱分解ガスの燃焼から生ずるダクト ガスは再循環に使用することができ、脱水ライン26を介して供給ライン23に 送ることができ、また必要な温度に冷却することができる。他の実施形態におい ては、貯蔵タンク37からの熱分解ガスは再循環ライン19に適当な分枝回路を 設けて再循環に使用することができる。
【0044】 このプラント装置はガスが装入物を通過する度にその純熱量とリッチ度を増大 することが判るであろう。このプロセスでは固形残留物、タール及びダクトガス は上記のように処理される。 図2は別の実施形態を示すものであり、ここでは図1と同じ要素は同じ参照番 号が付与されている。
【0045】 この実施形態と図1のそれとの主な相違は、第1に室2から離れた室1で脱水 を実行し、ボイラ16から、供給ライン23とは独立して弁58に接続した脱水 ライン26を介して燃焼ガス(ダクトガス)を供給するようにしたことである。 ライン23は弁59の位置で燃焼ガスの入口50を含み、この燃焼ガスは特定の 割合で熱分解ガスと混合されて再循環ライン19を介して再循環される。
【0046】 このプラント装置はまた特定の方法で配置された冷却手段及び分離又は分割手 段を含む。ここではこれらの手段は熱分解室2からのガスを約230℃乃至約3 30℃の範囲の温度に冷却するサイクロン12を含む。これらガスの一部は再循 環ライン19(弁20’の位置の分枝回路)で使用され、別の部分はボイラ16 で燃焼されるために冷却ライン51を介してチューブ形熱交換器15に送られて 約60℃乃至約80℃の範囲の温度に冷却される。
【0047】 ポンプ手段22は図1の真空ポンプを含むものであるが、これはファンと置換 されていることに注目されたい。 液体炭化水素(タール)と水はチューブ形熱交換器15を出ると出力ライン5 2を介してピッチタンク14に送られる。非液化ガス回収ライン60は交換器1 5及びポンプ手段10と導通している。洗浄器31の出口又はダクトガス出力ラ イン27にはファンは存在しない。サイクロン12に形成された固形ピッチもま たピッチタンク14に送られる。
【0048】 再循環ライン19にはライン53を介して、チューブ形熱交換器15と導通す るポンプ手段10を出る低質化し冷却されたガスが供給される。 ライン53からのガスの温度は約50℃であり、ファン22の下流の再循環ラ インからのガスと混合して約230℃の温度で回収される。 更に、低質化し冷却されたガスと混合する前に、再循環ライン19を流れるガ スの一部は弁63の位置でライン54を介してチューブ形熱交換器15に送られ る。実際にはこれらのガスはこのラインでは約150℃であり、チューブ形熱交 換器15の入力には約120℃の温度で到着する。
【0049】 ここでは過剰の熱分解ガスは液化される。 ここでは、脱水ライン26だけでなく、ライン54(図2のライン39及び3 9’参照)でその後利用するための蒸気がボイラ16の出口で、熱交器55を通 って洗浄器31に送られるダクトガスにより発生又は加熱される。 最終的に、熱交換器31に入る前に、この脱水回路からのダクトガスは第2の 洗浄器31’とポンプ手段10’を通過する。このポンプ手段は脱水室1の必要 な圧力を維持するためのものであって脱水ダクトガスライン56上に配置されて いる。これはポンプ10’の損傷を防止するると共に、利用される炭化水素(タ ール)は洗浄器31’の出口(矢印57)で回収される。
【0050】 このような配置であるので、再循環されるガスの少なくとも一部はこの僅かに 複雑な回路により約230℃乃至330℃の範囲の温度に維持される。 その他の点ではこのプラント装置の動作は図1に関する記載と実質的に同じで ある。 図3は好適実施形態を示すものであり、ここでは図1の要素と同じ要素には同 じ参照番号が付与されている。
【0051】 このプラント装置が図1のものと主としてことなる点は下記の通りである。 供給ライン23は流体接続手段70を介してワゴン25の各々の内部に直接導 通している。 これらワゴン25の各々は穴が施された底部を有し、この底部は処理される物 の装入物を担持してこの装入物に高熱ガスを伝達する。
【0052】 この流体接続手段70は入れ子装置とすることができ、チューブの一端旦に固 定されたふいごをワゴン25の底部の接続エリアへ移動する。 ワゴン25は処理される固形物を受容する格子、或いは規則的に配置されたノ ズルを備えたタンクを担持することができ、このノズルはこのタンクの底部に放 流するためのもので、チューブシステムにより接続エリアに接続されたものであ る。
【0053】 このように、高熱ガスは処理される廃棄物の装入物に直接的に注入することが でき、高熱ガスと装入物との直接接触により、廃棄物の不完全燃焼をなくすので 、特別の進路を必要としない。 図3は各室を相互に絶縁すつためのギロチンドア71を示している。 ドア71のエリアを出来るだけ不活性とするために、これらの位置に回路72 を介して蒸気が供給される。
【0054】 ワゴン25を空にするためのエリア4が冷却エリア3の後に設けられている。 残留物はプール73に投入され、次いで取り出されて分類される。 熱分解のステップにおいては、室2内のガスは取り出しライン11を介して吸 い出される。この時のガスの温度はこの好適実施形態においては約330℃であ る。
【0055】 次いでこれらのガスは高熱流体としてチューブ形熱交換器75を通過する。 これらのガスは約200℃の温度でこの熱交換器から出て、再循環ライン19 を経て分別システムの各ユニットに供給される。 最初にこれらのガスは重質炭化水素を分離するための冷却回路に流れ込む。こ の回路はオイル急冷として技術者に知られている接触冷却手段76、ポンプ77 及び熱交換器78を含む。
【0056】 再循環ライン19は冷却器76の底部に放流する。 ポンプ77及び熱交換器78は再循環ライン19からの分枝回路19’上にあ る。再循環ライン19は冷却器76の底部を出て冷却器76の上部に戻る。重質 炭化水素のための支脈ライン79がポンプ77と熱交換器78との間の分枝回路 19’に接続されている。熱交換器78の低温流体にはライン80を介して水が 供給される。この水は蒸気に変換されて、蒸気利用ユニット(図示せず)に接続 するライン81を通って出て行く。
【0057】 冷却器76に入るガスは冷却器76の底部から予め回収された散布重質炭化水 素により冷却され、ポンプ77により吸い出され、熱交換器78において約12 0℃乃至130℃の範囲の温度に冷却され、そして冷却器76の上部に再注入さ れる。このようにして重質炭化水素は連続的に形成され、一部はライン79を経 て持ち去られ、一部は冷却器76に再循環される。この非液化ガスは冷却器76 を約150℃の温度で出て再循環ライン19を経て復水器82に供給されて約4 5℃の温度に冷却される。
【0058】 復水器82にはポンプ83及びファン84を含む冷却回路を流れる冷媒が供給 される。 その他の実施形態においては、これは水急冷と置換することができる。 この液化物は復水器82の底部に堆積し、これから取り出されて分離器85( 薄層沈降タンク型のもの)に供給されて、軽質炭化水素が水及びこれに溶解した 有機物から分離される。
【0059】 この軽質炭化水素はライン86を経て取り出され、この水相はライン87を経 て蒸留ユニットのような別の分離器88に供給されて、水はこれに溶解した有機 物から分離される。 分離器88を出る水はライン89を経て水処理プラント装置に送られ、分離器 88を出る可溶有機物はライン90を経てボイラ16に供給されて燃焼される。
【0060】 同様に、軽質炭化水素はライン86を経てボイラ16に供給される。 約45℃の温度で復水器82を出る非液化ガスは再循環ライン19を経て、技 術者には水急冷として知られるウォータ噴霧器装置91に供給される。この装置 91はこの非液化ガスを洗浄してこれから塩化水素酸のような酸を除去する。 この目的のために、水は装置91の中でポンプ93を含む回路92により循環 される。この回路92は分枝回路94を含む。この分枝回路は使用した水を水処 理プラント装置、例えば、上記のプラント装置へ供給するためのものである。
【0061】 約45℃の温度で装置91を出る非液化ガスの第1の部分は送風機95を介し て熱交換器に再注入され約100℃の温度に上昇される。このガスのこの部分は 熱交換器75を低温流体として通過しこれを出る時には約300℃の温度であり 、その後にコイル21を通過する。ここでこの非液化ガスのこの部分はボイラ1 6からの燃焼ガスにより約650℃の温度に加熱される。
【0062】 この加熱されたガスはコイル21を出て供給ライン23に入る。 この非得固化ガスの別の部分は入力ライン17を経てボイラ16に送られて燃 焼され、コイル21を通過するガスの部分を加熱する。これらのガスはファン9 6によりライン17で循環される。 この非液化ガスの第3の部分は低温(約45℃)にて、送風機98が接続され た注入ライン97を経て冷却エリア3に注入される。
【0063】 この冷却エリア3から回収される高温ガスは取り出しライン11で回収される 。 脱荷重エリア4における高温ガスも回収されて回収ライン99を経て冷却器7 6の底部に送られる。 ボイラ16で発生する燃焼ガスはライン100を経てガス/ガス熱交換器10 1に供給されてボイラ16で使用される燃焼支持空気を加熱し、ライン102を 経て熱交換器101に入る。
【0064】 最後に、このボイラを始動するための自然ガス又はその他の燃料(燃料油等) はライン103を経てこれに到達する。 上記の物をすべて燃焼できるようにするために、ボイラ16は複数燃料バーナ を備えている。 このプラント装置においては、脱水と熱分解は同時に実行され、その処理プロ セスは不活性ガス(窒素等)又は予め貯蔵された非液化ガスにより開始される。
【0065】 このプラント装置にこの目的のための非液化ガス貯蔵手段を設けることができ ることは言うまでもない。 図3は圧力及び温度制御手段、及びその他の調整手段を示していない。 図1と同様のダクトガス排出回路を図3のプラント装置に設けることができる 。
【0066】 ドア71を開くと室2からエアロック1の方向へ逃げるガスは同様に回収して ライン99へ送ることができる。 これらの特徴はこのプラント装置をタールの液化に帰因するコークス化の危険 、ダストによる目詰まりの危険、及び酸性ガスによる腐食の危険から保護する。 この種のプラント装置は特にエネルギー効率がよく、汚染を発生しない。
【0067】 以上の説明は限定されない例に則してなされたものであり、多数の変形が技術 者により提案されることがあり得るが、これは本考案の範囲から逃れるものでは ないことは言うまでもない。 特に、サイクロン12及びチューブ形熱交換器15はシクロ洗浄機器と置換す ることができる。即ち、サイクロンの機能、上記考案の記載のチューブ形熱交換 器の機能、並びに特に非液化ガス留分の温度を約60℃乃至80℃に下げる機能 をもって水の散布を行う洗浄器と置換することができる。
【0068】 コイル21は均等のガス/ガス熱交換手段と置換することができる。 固形残留物及びタールから取り出される石炭は別途利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態を構成するプラント装置の
理論上の概略図である。
【図2】このプラント装置の別実施形態の概略図であ
る。
【図3】このプラント装置の好適実施形態の概略図であ
る。
【符号の説明】
2…熱分解室 3…冷却室 10…ポンプ手段 11…取り出しライン 12…サイクロン 15…熱交換器 16…ボイラ 17…供給ライン 19…再循環ライン 22…ポンプ手段 23…供給ライン 35…供給ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ルーレ,ジャン フランス国,エフ−13210 セント−ルミ ー−ドュ−プロバンス,シュマ ドゥ マ ス ムラール,マス ポロネ

Claims (17)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環境に対して有害な固体廃棄物を処理す
    るプラント装置であって、 高温ガスを直接接触させて固体廃棄物を熱分解するため
    の熱分解部と、 前記熱分解部内で廃棄物をバッチ熱分解処理するために
    廃棄物を収容して前記熱分解部まで移動させるための少
    なくとも一つの容器手段と、 300℃以上の温度の高温ガスの流れを前記熱分解部内
    に供給するための供給ラインと、 前記熱分解部からガスを抽出するための抽出ラインと、 前記熱分解部から抽出されたガスの少なくとも一部を約
    80°C未満の温度まで冷却することにより、凝縮した
    廃棄物と残りのガスとを形成すると共に、前記残りのガ
    スから前記凝縮した廃棄物を分離するための冷却分離手
    段とを具備し、前記冷却分離手段が前記抽出ラインに沿
    って配置され、更に前記熱分解部からガスを吸引するた
    めに前記抽出ラインを介して前記熱分解部に連通してい
    るポンプ手段と、 前記残りのガスを燃焼するのに適しており、引入れライ
    ンを介して前記冷却分離手段に連通しているボイラと、 前記熱分解部から抽出されたガスの一部を再循環させる
    ための再循環ラインとを具備し、前記再循環ラインが、
    前記抽出ライン及び前記供給ラインに流体接続されると
    共に、前記再循環ライン内を流れるガスを加熱するため
    に前記ボイラを通過している、プラント装置。
  2. 【請求項2】 前記冷却分離手段は、前記抽出されたガ
    スを、水及びタールを含有する部分とガス部分とに分離
    し、前記再循環ラインは、前記ガス部分の一部を加熱す
    るために、一端にて前記冷却分離手段と前記ポンプ手段
    との間の前記抽出ラインに接続されると共に、他端にて
    前記供給ラインに接続され、前記ガス部分の他の一部は
    前記ボイラ内で燃焼され、更なるポンプ手段が前記再循
    環ラインに沿って配置されている、請求項1に記載のプ
    ラント装置。
  3. 【請求項3】 前記冷却分離手段は、前記抽出されたガ
    スの第一部分を約60℃から約80℃の温度まで冷却す
    ると共に、前記抽出されたガスの第二部分を約230℃
    から約330℃の温度まで冷却するための冷却手段を更
    に具備し、前記再循環ラインは、前記第二部分を加熱す
    るために、一端にて前記冷却分離手段に接続されると共
    に、他端にて前記供給ラインに接続され、更なるポンプ
    手段が前記再循環ラインに沿って配置され、更に、前記
    第一部分を回収するために前記ポンプ手段を介して前記
    ボイラに連通している回収ラインと、前記第一部分及び
    第二部分の冷却によって得られた廃棄物を回収するため
    の回収手段とを具備する、請求項1に記載のプラント装
    置。
  4. 【請求項4】 熱分解の前に前記固体廃棄物を脱水する
    脱水部と、前記熱分解部の下流で前記固体廃棄物を冷却
    するための冷却部とを更に具備する、請求項1に記載の
    プラント装置。
  5. 【請求項5】 前記脱水部及び前記熱分解部が一つの同
    一のものである、請求項4に記載のプラント装置。
  6. 【請求項6】 脱水に使用される前記ボイラの燃焼ガス
    温度を約250℃から約150℃まで低下させるのに適
    した熱交換手段と、前記熱交換手段により回収されたエ
    ネルギを利用するための利用手段とを更に具備する、請
    求項4に記載のプラント装置。
  7. 【請求項7】 大気中に放出される前に燃焼ガスを浄化
    する浄化手段を更に具備する、請求項1に記載のプラン
    ト装置。
  8. 【請求項8】 燃焼すべきガスを圧縮するための圧縮手
    段と、圧縮されたガスを貯蔵するために前記ボイラに接
    続された貯蔵タンクとを更に具備する、請求項1に記載
    のプラント装置。
  9. 【請求項9】 液体ガス又は燃料油のための供給ライン
    であって前記ボイラに連通している供給ラインを具備す
    る、請求項1に記載のプラント装置。
  10. 【請求項10】前記冷却分離手段は、前記再循環ライン
    に沿って配置された熱交換器と、前記熱交換器の下流の
    前記再循環ライン上に配置された分留装置とを具備し、
    前記熱分解部から抽出されたガスは、高温流体として前
    記熱交換器を通され、前記熱交換器によって冷却された
    ガスは、重質炭化水素、軽質炭化水素、水及び残りのガ
    スをそれぞれ含む分離された留分を得るために前記分留
    装置を通され、前記再循環ラインは、残りのガスの一部
    が前記ボイラ内において残りのガスの他の一部の燃焼に
    より加熱される前にその残りのガスの一部を加熱するた
    めに、その残りのガスの一部を低温流体として前記熱交
    換器内に供給するように、前記分留装置の下流の前記熱
    交換器に接続されている、請求項1に記載のプラント装
    置。
  11. 【請求項11】 前記分留装置は、水の中に溶解してい
    る有機物から水を分離するのに適した分離器を更に具備
    する、請求項10に記載のプラント装置。
  12. 【請求項12】 残りのガスの第三部分を前記熱分解部
    の下流の冷却部内に注入するための注入ラインを更に具
    備し、前記冷却部は前記抽出ラインと流体接続されてい
    る、請求項10に記載のプラント装置。
  13. 【請求項13】 前記分留装置は、残りのガスが前記熱
    交換器に供給される前に、その残りのガスを水で洗浄す
    るための洗浄装置を更に具備する、請求項10に記載の
    プラント装置。
  14. 【請求項14】 前記供給ラインと前記少なくとも一つ
    の容器手段の接続領域との間を一時的に流体接続させる
    のに適していると共に、固体廃棄物を収容する前記少な
    くとも一つの容器手段の領域に連通している流体接続手
    段とを更に具備する、請求項1に記載のプラント装置。
  15. 【請求項15】 前記ボイラが繊維型バーナ又は複数燃
    料バーナを備える、請求項1に記載のプラント装置。
  16. 【請求項16】 前記抽出されたガスの温度が約500
    °Cである、請求項1に記載のプラント装置。
  17. 【請求項17】 前記熱分解部の圧力が2×104 Pa
    から1.2×105Paの範囲内である、請求項1に記
    載のプラント装置。
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