JPH1150437A - 防水扉の起立補助装置 - Google Patents

防水扉の起立補助装置

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JPH1150437A
JPH1150437A JP20948997A JP20948997A JPH1150437A JP H1150437 A JPH1150437 A JP H1150437A JP 20948997 A JP20948997 A JP 20948997A JP 20948997 A JP20948997 A JP 20948997A JP H1150437 A JPH1150437 A JP H1150437A
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JP
Japan
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waterproof door
linear drive
drive mechanism
bracket
door
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Application number
JP20948997A
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English (en)
Inventor
Koichi Miyoshi
公一 三好
Tomoyasu Tai
友泰 田井
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FUJI SEIKO HONSHA
Fuji Seiko Honsha Co Ltd
Original Assignee
FUJI SEIKO HONSHA
Fuji Seiko Honsha Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水扉20を起立させるとき、直線駆動機構
51の操作駆動力を十分に小さくする。 【解決手段】 前後に起倒する揺動フォーク12、12
と、防水扉20に付設するブラケット11、11と、直
線駆動機構51をブラケット11、11に連結する係合
部材13とを設ける。揺動フォーク12、12は、直線
駆動機構51を介して防水扉20を起立させるとき、係
合部材13が先端部に係合して前方に起立することによ
り、係合部材13、ブラケット11、11を介して防水
扉20を押し上げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水害時におい
て、起倒式の防水扉を円滑に起立させることができる防
水扉の起立補助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物や、駐車場等の出入口などには、
水害時において浸水を防止するために、起倒式の防水扉
装置を設置することがある。
【0003】従来の防水扉装置は、建物の出入口などに
ヒンジを介して起倒する防水扉を配設し、防水扉のヒン
ジ側には扉枠が立設されている。そこで、防水扉は、ヒ
ンジ側に駆動して扉枠に向けて起立させることにより、
扉枠間の通路を水密に遮断することができる。また、起
立している防水扉は、床面と同一レベルに倒伏させて通
路を開放することができる。なお、防水扉は、電動式ま
たは手動式のジャッキ機構のような直線駆動機構を介し
て起倒させ、直線駆動機構は、適当なケースに収納して
通路の床面に埋設する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、防水扉は、起立動作の開始時に必要な直線駆動
機構の操作駆動力が過大となりがちであるという問題が
あった。また、必要な操作駆動力を小さくするとすれ
ば、倒伏状態の防水扉に対して直線駆動機構を大きな連
結角度により連結しなければならず、直線駆動機構を収
納するケースの深さを大きくし、床面を深く掘り下げな
ければならないという問題があった。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、前後に起倒する揺動フォークを設ける
ことによって、起立操作時に必要な操作駆動力を小さく
し、しかも、ケースの深さを十分小さくすることができ
る防水扉の起立補助装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、前後に起倒する揺動フォーク
と、ヒンジ付きの防水扉に付設するブラケットと、防水
扉を駆動する直線駆動機構をブラケットに連結する係合
部材とを備えてなり、揺動フォークは、直線駆動機構を
介して防水扉をヒンジ側に起立させるとき、係合部材が
先端部に係合することにより前方に起立し、防水扉を押
し上げることをその要旨とする。
【0007】なお、係合部材は、ローラを有し、ローラ
を介して揺動フォークの凹部に係合することができる。
【0008】また、ブラケットは、防水扉の前後方向に
形成するガイド孔を有し、係合部材は、ガイド孔を介し
てブラケットに係合することができ、ストッパフックを
直線駆動機構に付設し、ストッパフックは、防水扉の起
立状態において係合部材をガイド孔の端部に拘束するこ
とができる。
【0009】さらに、ブラケット、揺動フォークは、直
線駆動機構ごとに各一対を設けてもよい。
【0010】また、揺動フォークは、ばねを介して起立
方向に付勢し、ストッパを介して起立位置を規定するこ
とができる。
【0011】
【作用】かかる発明の構成によるときは、揺動フォーク
は、直線駆動機構を介して防水扉を起立させるとき、係
合部材が先端部に係合して前方に起立し、防水扉を押し
上げることができる。そこで、直線駆動機構は、係合部
材を介して防水扉を駆動することにより、揺動フォーク
を前方に起立駆動しながら、揺動フォークを介して防水
扉を起立させることができ、防水扉を起立させる際の操
作駆動力を十分に小さくすることができる。
【0012】係合部材は、ローラを介して揺動フォーク
の凹部に係合することにより、揺動フォークに対して円
滑に相対回転し、防水扉の起立動作を一層円滑にするこ
とができる。
【0013】ブラケットにガイド孔を設ければ、係合部
材は、ガイド孔に沿って前後に移動することができ、防
水扉も、前後に移動可能である。そこで、起立時に防水
扉を後退させる特殊ヒンジを使用しても、ヒンジに対
し、何ら支障を生じるおそれがない。
【0014】直線駆動機構に付設するストッパフック
は、係合部材をガイド孔の端部に拘束することにより、
直線駆動機構によって防水扉を扉枠に圧接するとき、直
線駆動機構と防水扉との連結位置を固定し、したがっ
て、防水扉は、外部から負荷される水圧に対し、安定に
対抗することができる。
【0015】直線駆動機構ごとに各一対のブラケット、
揺動フォークを設ければ、係合部材は、直線駆動機構に
よって加えられる駆動力を両端部においてブラケット、
揺動フォークに伝達することができ、係合部材に対する
駆動力が偏荷重になるおそれがない。
【0016】ばねを介して揺動フォークを起立方向に付
勢し、ストッパを介して起立位置を規定すれば、揺動フ
ォークは、防水扉が起立し、係合部材の係合が外れる位
置において起立位置となり、そのまま待機するから、防
水扉を倒伏させるとき、係合部材は、揺動フォークに確
実に再係合することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の
形態を説明する。
【0018】防水扉の起立補助装置10は、前後に起倒
する一対の揺動フォーク12、12と、防水扉20に付
設する一対のブラケット11、11と、防水扉20を駆
動する直線駆動機構51をブラケット11、11に連結
する係合部材13とを主要部材としてなる(図1、図
2)。ただし、防水扉20には、複数の直線駆動機構5
1、51…が設けられており、起立補助装置10は、直
線駆動機構51ごとに配設されている。
【0019】防水扉20は、扉板21と、扉板21の表
面に付設する化粧材22、扉板21の裏面に枠形に付設
する補強材23、23…とを組み合わせ、長方形の板状
に形成されている。防水扉20は、ヒンジ30、30…
を介し、ケース40の上面に起倒自在に装着されてい
る。
【0020】ケース40は、上部開放の箱形のベースフ
レーム41を通路の床面FLに埋設して構成されてお
り、ケース40の前面側には、パッキン45a付きの扉
枠45、45が左右に立設されている。ベースフレーム
41の前部は、基礎材46を介して支持されており、上
端縁には、縁材43が付設されている。また、ベースフ
レーム41の後部には、補強材42が付設され、前後の
支持材44a、44aを介し、操作点検用の蓋板44が
開閉自在に装着されている。なお、蓋板44には、防水
扉20の化粧材22と同様な化粧材44bが付設されて
いる。
【0021】前側の支持材44aには、別の支持材44
cが階段状に付設されており(図2、図3)、支持材4
4cは、ベースフレーム41の後部に立設する仕切板4
4dによって支持されている。ただし、支持材44c、
仕切板44dには、それぞれ、直線駆動機構51、51
…に対応して部分的な切欠き44c1 、44c1 …が形
成されている(図1)。また、仕切板44dの両端部に
は、ブラケット44e、44eを介し、前後に移動調節
可能なガイドブロック44f、44fが配設されてい
る。すなわち、各ガイドブロック44fは、前面側が斜
面に形成されており(図3)、調節ボルト44f1 を介
し、ブラケット44eの上面に立設する固定材44e1
に連結されている。なお、ブラケット44eには、補強
材44e2が付設されている。
【0022】防水扉20の裏面には、ブラケット24
a、24aを介し、ガイドブロック44f、44fに対
向して駆動ローラ24、24が装着されている(図1、
図3)。そこで、駆動ローラ24、24は、防水扉20
が倒伏するとき(図3の矢印K1 方向)、ガイドブロッ
ク44f、44fの前面の斜面に沿って転動することに
より、防水扉20を扉枠45、45に向けて駆動するこ
とができる(同図の矢印K2 方向、二点鎖線)。
【0023】ベースフレーム41の前端面には、パッキ
ン収納レール41a1 を介してパッキン41aが内向き
に突設されている(図2、図4)。なお、パッキン41
aは、両端を扉枠45、45のパッキン45a、45a
に連続させることにより、全体として上部開放のコ字状
に形成されている。また、ベースフレーム41の前部に
は、仕切板41bを付設する段部が形成されている。
【0024】各ヒンジ30は、防水扉20側の補強板2
5に取り付ける可動ヒンジ31、31と、補強板41c
を介してケース40の前部に立設する固定ヒンジ32
と、可動ヒンジ31、31、固定ヒンジ32を相対回転
自在に連結するリンク33、33とを備えている(図
1、図4)。なお、可動ヒンジ31、31、リンク3
3、33は、それぞれ固定ヒンジ32の両側に配設され
ている。
【0025】固定ヒンジ32には、前部から上部後方に
向って斜め上向きに湾曲し、さらに前向きに折り返すフ
ック状のガイド孔32aが形成されている(図2、図
4)。可動ヒンジ31、31の先端部は、ローラ31b
を有するヒンジピン31aを介して連結されており、ロ
ーラ31bは、ガイド孔32aに沿って転動することが
できる。また、各リンク33の両端は、連結ピン33
a、33bを介し、それぞれ可動ヒンジ31の基部、固
定ヒンジ32の前部下方に対して回転自在に連結されて
いる。そこで、防水扉20は、ヒンジ30、30…を介
し、床面FLと平行な倒伏状態(図2、図4の各実線)
から、垂直に起立し、パッキン41a、45a、45a
を介して扉枠45、45に密着する起立状態(図2の二
点鎖線)の間を前後に起倒させることができる。
【0026】各ヒンジ30は、防水扉20の起立動作の
開始時において(図4の矢印K3 方向、同図の二点鎖
線)、可動ヒンジ31、31が防水扉20とともに連結
ピン33aを中心として回転し、ヒンジピン31a、ロ
ーラ31bがガイド孔32aに沿って後方に移動するこ
とにより、リンク33、33が後方に揺動し(同図の矢
印K4 方向)、可動ヒンジ31、31を介して防水扉2
0を一時的に後退させることができる。ただし、ガイド
孔32aは、連結ピン33aを中心とするヒンジピン3
1aの旋回軌跡に比し、後方に長く伸びているものとす
る。また、防水扉20は、ほぼ垂直にまで起立すると、
ヒンジピン31a、ローラ31bがガイド孔32aの上
部に沿って前進し、リンク33、33が連結ピン33b
を中心にして前方に揺動することにより、前方に平行移
動するようにして扉枠45、45に密着させることがで
きる。
【0027】ケース40の後部に配設する複数の直線駆
動機構51、51…は、手動式のジャッキ機構である
(図1、図2)。直線駆動機構51、51…は、それぞ
れブラケット53を介してケース40の底部に起倒自在
に装着されており、駆動用の共通のギヤ機構52に連結
されている。ギヤ機構52には、回転操作用の駆動軸5
2aが取り付けられており、ギヤ機構52は、図示しな
い手動ハンドルを介して駆動軸52aを回転駆動するこ
とにより、直線駆動機構51、51…を連動させて一斉
に伸縮させることができる。各直線駆動機構51のロッ
ド51bの先端には、コネクタ51aを介して係合部材
13が連結されており(図5、図6)、ストッパフック
14が付設されている。
【0028】一対のブラケット11、11は、共通のベ
ース板11bを介し、防水扉20の裏面に付設されてい
る(図2、図5)。各ブラケット11には、防水扉20
の前後方向にガイド孔11aが形成されており、ブラケ
ット11、11には、ヒンジ30、30…側の端部に係
合ピン11cが架設されている。なお、ベース板11b
には、ブラケット11、11の両外側に長孔11b1 、
11b1 が形成されている。
【0029】係合部材13は、軸13aの両端部に内側
のローラ13b、13b、外側のローラ13c、13c
を回転自在に装着して構成されている(図6、図7)。
軸13aは、中間部の大径部分にカラー13a1 を装着
し、カラー13a1 、コネクタ51aを介し、直線駆動
機構51のロッド51bの先端にT字状に連結されてい
る。また、係合部材13の内側のローラ13b、13b
は、ブラケット11、11のガイド孔11a、11aに
係合している。そこで、係合部材13は、ローラ13
b、13b、ガイド孔11a、11aを介し、直線駆動
機構51のロッド51bをブラケット11、11に相対
回転自在に連結している。
【0030】一対の揺動フォーク12、12は、共通の
連結軸12b、軸受12c、12cを介し、ケース40
の底部の補強板41d上に前後に起倒自在に装着されて
いる(図2、図7)。なお、揺動フォーク12、12
は、ブラケット11、11の両外側に対応するように配
置されており、それぞれの先端部には、係合部材13の
両外側のローラ13c、13cに適合する円弧状の凹部
12aが形成されている。
【0031】揺動フォーク12、12の中間部は、連結
ロッド12dを介して連結されている。また、揺動フォ
ーク12、12は、ばね12e、12eを介してヒンジ
30、30…側に向けて起立方向に付勢されている。ば
ね12e、12eは、それぞれ引張りばねであって、一
端は、ロックナット12e2 を介して揺動フォーク12
の中間部に内向きに立設するボルト12e1 に係止され
ており、他端は、補強板41dに固定するブラケット1
2fのロッド材12f1 に係止されている。なお、ブラ
ケット12fには、補強板12f2 が付設されている。
【0032】ブラケット12fの後面側には、ロックナ
ット12g1 を介してストッパ12gが立設されてい
る。また、揺動フォーク12、12には、ストッパ12
gに対応する連結バー12hが架設されている。そこ
で、揺動フォーク12、12は、ばね12e、12eに
抗して後方に傾斜させることができ(図2)、ばね12
e、12eを介して連結バー12hがストッパ12gに
当接するまで前方に起立させることができる(図7)。
このとき、ストッパ12gは、連結バー12hを介して
揺動フォーク12、12の起立位置を規定することがで
き、ばね12e、12eは、揺動フォーク12、12を
起立位置に保持することができる。
【0033】ストッパフック14は、直線駆動機構51
のロッド51bの先端部に取り付けられている(図2、
図5)。ストッパフック14は、下部が先端に向けて突
出して形成されており、固定ブロック14bとともにロ
ッド51bを挾み込むようにして固定されている(図
6)。
【0034】防水扉20は、ギヤ機構52の駆動軸52
aを正逆に回転駆動し、直線駆動機構51、51…を一
斉に伸縮させることにより、ヒンジ30、30…を介し
て前方に起立させ、後方に倒伏させることができる。各
直線駆動機構51のロッド51bは、先端の係合部材1
3、ブラケット11、11を介し、防水扉20に連結さ
れているからである。
【0035】なお、各係合部材13は、防水扉20が倒
伏状態にあるとき、ローラ13b、13bを介してガイ
ド孔11a、11aの後端部に位置し(図2、図8の実
線)、しかも、ローラ13c、13cが揺動フォーク1
2、12の凹部12a、12aに係合することにより、
揺動フォーク12、12を後方に傾斜させている。そこ
で、直線駆動機構51、51…を一斉に伸長させて防水
扉20を起立させると(図4、図8の矢印K3 方向)、
係合部材13、13…は、それぞれローラ13c、13
cを介して揺動フォーク12、12を前方に起立させ
(図8の矢印K5方向)、揺動フォーク12、12は、
係合部材13、ブラケット11、11を介して防水扉2
0を上方に押し上げることができる(図8の一点鎖
線)。
【0036】すなわち、このときの揺動フォーク12、
12は、凹部12a、12aを介して係合部材13のロ
ーラ13c、13cを押し上げ、係合部材13は、別の
ローラ13b、13bを介し、ガイド孔11a、11a
に沿って前方に進行しながらブラケット11、11、防
水扉20を上方に押し上げることができる。そこで、揺
動フォーク12、12、係合部材13は、直線駆動機構
51の駆動力Fを防水扉20の起立方向に有効に変換す
ることができる。
【0037】なお、ベース板11bの長孔11b1 、1
1b1 (図5)は、揺動フォーク12、12が前方に起
立するとき、揺動フォーク12、12の先端がベース板
11bに接触することを防止する(図2)。また、ガイ
ド孔11a、11aは、防水扉20が起立し、ヒンジ3
0、30…を介して防水扉20が一時的に後退すると
き、防水扉20とともにブラケット11、11が後方に
移動することを許容している。そこで、直線駆動機構5
1、51…をさらに伸長させると、各係合部材13と、
対応する揺動フォーク12、12との係合が外れ(図8
の二点鎖線)、係合部材13が対応するガイド孔11
a、11aの前端部に係合しながら防水扉20を最終的
に起立状態にまで起立させることができる(図2の二点
鎖線)。また、このときの揺動フォーク12、12は、
ばね12e、12eを介し、所定の起立位置に起立して
待機する。
【0038】一方、ストッパフック14は、起立する防
水扉20と、直線駆動機構51のロッド51bとの連結
角度θが90°となるまでにブラケット11、11の係
合ピン11cに対して下方から係合することにより、係
合部材13をブラケット11、11の下端部に拘束する
ことができる。したがって、各直線駆動機構51は、防
水扉20との連結点が固定されていることにより、防水
扉20を安定に起立駆動して扉枠45、45に密着させ
ることができる。
【0039】また、直線駆動機構51、51…は、それ
らを一斉に短縮させることにより、防水扉20を元の倒
伏状態に復帰させることができる。このとき、各ストッ
パフック14は、倒伏する防水扉20と直線駆動機構5
1のロッド51bとの連結角度θが90°以下となった
後に係合ピン11cとの係合が外れることにより、係合
部材13をガイド孔11a、11aの前端部に保持させ
ることができる。また、揺動フォーク12、12は、ば
ね12e、12eを介して起立位置に待機しているか
ら、ガイド孔11a、11aの前端部に位置する係合部
材13は、ローラ13c、13cが揺動フォーク12、
12の凹部12a、12aに確実に再係合することがで
きる。そこで、以後、揺動フォーク12、12は、防水
扉20が倒伏するに従って後方に傾斜し、直線駆動機構
51、51…は、防水扉20を元の倒伏状態にまで倒伏
させることができる。
【0040】以上の説明において、ヒンジ30、30…
は、それぞれヒンジピン31aを介して可動ヒンジ3
1、31、固定ヒンジ32を相対回転自在に連結し、ガ
イド孔32aやリンク33、33、ローラ31bを有し
ない一般的な形式としてもよい。また、直線駆動機構5
1、51…は、駆動用のモータを介してギヤ機構52を
駆動する電動式としてもよく、さらに油圧シリンダ等に
代えてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、揺動フォークと、防水扉に付設するブラケットと、
係合部材とを組み合わせることによって、揺動フォーク
は、直線駆動機構を介して防水扉をヒンジ側に駆動して
起立させるとき、係合部材が先端部に係合して前方に起
立し、防水扉を押し上げることができるから、防水扉を
起立させる際の直線駆動機構の操作駆動力を十分に小さ
くすることができ、しかも、倒伏状態の防水扉に対する
直線駆動機構の連結角度を小さくし、直線駆動機構を収
納するケースの深さを十分小さくすることができるとい
う優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成平面図
【図2】 図1のX1 −X1 線矢視相当拡大断面説明図
【図3】 図1のX2 −X2 線矢視相当拡大断面説明図
【図4】 動作説明図(1)
【図5】 要部拡大斜視説明図(1)
【図6】 要部拡大斜視説明図(2)
【図7】 要部拡大分解斜視図
【図8】 動作説明図(2)
【符号の説明】
11…ブラケット 11a…ガイド孔 12…揺動フォーク 12a…凹部 12e…ばね 12g…ストッパ 13…係合部材 13c…ローラ 14…ストッパフック 20…防水扉 30…ヒンジ 51…直線駆動機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後に起倒する揺動フォークと、ヒンジ
    付きの防水扉に付設するブラケットと、防水扉を駆動す
    る直線駆動機構を前記ブラケットに連結する係合部材と
    を備えてなり、前記揺動フォークは、直線駆動機構を介
    して防水扉をヒンジ側に起立させるとき、前記係合部材
    が先端部に係合することにより前方に起立し、防水扉を
    押し上げることを特徴とする防水扉の起立補助装置。
  2. 【請求項2】 前記係合部材は、ローラを有し、該ロー
    ラを介して前記揺動フォークの凹部に係合することを特
    徴とする請求項1記載の防水扉の起立補助装置。
  3. 【請求項3】 前記ブラケットは、防水扉の前後方向に
    形成するガイド孔を有し、前記係合部材は、前記ガイド
    孔を介して前記ブラケットに係合することを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の防水扉の起立補助装置。
  4. 【請求項4】 ストッパフックを直線駆動機構に付設
    し、前記ストッパフックは、防水扉の起立状態において
    前記係合部材を前記ガイド孔の端部に拘束することを特
    徴とする請求項3記載の防水扉の起立補助装置。
  5. 【請求項5】 前記ブラケット、揺動フォークは、直線
    駆動機構ごとに各一対を設けることを特徴とする請求項
    1ないし請求項4のいずれか記載の防水扉の起立補助装
    置。
  6. 【請求項6】 前記揺動フォークは、ばねを介して起立
    方向に付勢し、ストッパを介して起立位置を規定するこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか記載
    の防水扉の起立補助装置。
JP20948997A 1997-08-04 1997-08-04 防水扉の起立補助装置 Pending JPH1150437A (ja)

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