JP2001193330A - 伸縮扉の落とし棒装置 - Google Patents
伸縮扉の落とし棒装置Info
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Abstract
下動させ、ロック及びロック解除を自動的に行うことが
できる伸縮扉の落とし棒装置を提供する。 【解決手段】 伸縮自在な扉本体5,55の下方に落とし棒
13,63,91の下部が挿脱可能なロック用凹部14,71,92を設
け、前記落とし棒13,63,91を扉開閉方向の所定位置で前
記ロック用凹部14,71,92に挿入することにより前記扉本
体5,55の少なくとも前後方向に対する移動を規制する伸
縮扉の落とし棒装置において、前記落とし棒13,63,91を
上動方向へ付勢する付勢手段24,69 と、前記落とし棒1
3,63,91を前記所定位置への到達時に前記付勢力に抗し
て前記ロック用凹部14,71,92の挿入位置まで下動させ且
つ前記所定位置からの退避時に前記付勢力によって前記
ロック用凹部14,71,92の抜脱位置まで上動させる案内部
材27,72 とを設ける。
Description
やパンタグラフ機構付き伸縮扉等に備えられる落とし棒
装置に関するものである。
れる伸縮扉として、複数枚の扉単位体を交互に折り畳み
自在(伸縮自在)に結合して扉本体を構成し、該扉本体
をガイドレールに沿って走行可能な走行ユニットに吊り
下げ支持させるように構成した折り畳み式伸縮扉が広く
採用されている。
装置が備えられるのが通例であって、この落とし棒装置
は、前記扉本体に上下動自在に落とし棒を設け、且つ該
扉本体の下方の設置面等に前記落とし棒の下部が挿脱可
能なロック用凹部を形成することを基本的構成としてい
る。そして、前記扉本体を伸長させて全閉状態とした時
に、前記落とし棒を下動させてその下部を前記ロック用
凹部に挿入することにより、扉本体を前記落とし棒装置
によってロックすることが行われている。
縮扉の他に、扉開閉方向に所定間隔をおいて配置した複
数本の縦枠材とパンタグラフ機構とを枢軸で連結して扉
本体を構成したパンタグラフ機構付き伸縮扉等が周知と
なっているが、この種の伸縮扉等についても、前記と同
様の作用を行う落とし棒装置が設けられる。
は、扉本体を吊り下げ支持している走行ユニット等の開
閉作動手段を、電動モータ等の電気的駆動源を用いて駆
動することにより、扉本体の伸縮動作(開閉動作)を自
動化することも行われている。
種の伸縮扉によれば、扉本体を伸長させて全閉状態とし
た直後、及び全閉状態から開作動させる直前に、手動に
より落とし棒を下動操作及び上動操作することを余儀な
くされていた。
とし棒装置によりロック及びロック解除する度に行う必
要があることから、その作業が極めて面倒且つ煩雑にな
り、作業者に強いられる手間や労苦が多大になるという
問題を生じていた。
棒は、扉本体の前後方向の一方側からのみ操作可能に配
備されているため、作業者が扉本体の他方側に居る場合
には、落とし棒の操作が極めて困難或いは実質的に不可
能になり、利便性に欠けるという問題をも生じていた。
の伸縮扉によれば、扉本体の開閉動作が自動化されてい
るにも拘わらず、落とし棒の下動操作及び上動操作は手
動で行わねばならないため、扉本体の開閉作業の実質的
な完全自動化を図る上で大きな妨げとなっていた。
体の開閉動作に連係させて落とし棒を上下動させ、ロッ
ク及びロック解除を自動的に行うことができる伸縮扉の
落とし棒装置を提供することを目的とする。
本体5,55に上下動自在に落とし棒13,63,91を設けると共
に、該扉本体5,55の下方に前記落とし棒13,63,91の下部
が挿脱可能なロック用凹部14,71,92を設け、前記落とし
棒13,63,91を扉開閉方向の所定位置で前記ロック用凹部
14,71,92に挿入することにより前記扉本体5,55の少なく
とも前後方向に対する移動を規制するように構成した伸
縮扉の落とし棒装置において、前記落とし棒13,63,91を
上動方向へ付勢する付勢手段24,69 と、前記落とし棒1
3,63,91を前記所定位置への到達時に前記付勢力に抗し
て前記ロック用凹部14,71,92の挿入位置まで下動させ且
つ前記所定位置からの退避時に前記付勢力によって前記
ロック用凹部14,71,92の抜脱位置まで上動させる案内部
材27,72 とを設けたものである。
基づいて詳述する。図1〜図15は、本発明を折り畳み
式伸縮扉に採用した第1の実施形態を例示する。この折
り畳み式伸縮扉は、図1及び図2に示すように、出入口
の左右両端に吊り元支柱1 と戸当たり支柱2 とを備え、
これらの支柱1,2 はいずれも垂直に設置面3 に立設され
ている。この設置面3 は、戸当たり支柱2 側から吊り元
支柱1 側に移行するに連れて高位置から低位置へと下降
傾斜する傾斜面とされている。
上下方向寸法が同一とされ、この両支柱1,2 の上端の高
さ位置が略同一となるように、その両者の下端部が前記
設置面3 に埋設されている。なお、この両支柱1,2 の下
端部は、前記設置面3 に水平方向に延びるように埋設さ
れた細長状の連結体4 を介して連結されている。
端には、両者に跨がって上部枠26が水平に架設され、こ
の上部枠26の下方には、図1、図2、図5及び図6に示
すように、吊り元支柱1 から戸当たり支柱2 に至る全長
に亘って主ガイドレール28が装着されている。この主ガ
イドレール28には、複数個(図例では4個)の走行ユニ
ット30が走行可能に保持され、これらの走行ユニット30
に、扉本体5 が吊り下げ支持されている。
方向)に複数枚、図例では6枚の扉単位体6a〜6fで構成
され、これらの扉単位体6a〜6fは、縦方向のヒンジ7a〜
7eにより交互にジグザグ状に折り畳み自在(伸縮自在)
に結合されている。この場合、前記5組のヒンジ7a〜7e
は、吊り元支柱1 側から戸当たり支柱2 側へと扉本体5
の前後両側に交互に配置されている。前記各扉単位体6a
〜6fは、左右一対の縦枠材8 と上下一対の横枠材9 と格
子状等の扉面材10とから構成されている。なお、前記扉
本体5 の下端は、戸当たり支柱2 側から吊り元支柱1 側
に移行するに連れて徐々に高位置から低位置へと下降傾
斜するように成形され、その下端と前記設置面3 との間
には、全長に亘って略均一な隙間が設けられている。従
って、前記各扉単位体6a〜6fは、下端面のみが傾斜する
台形状を呈している。また、戸当たり支柱2 側端部の縦
枠材8 の上下方向略中央部には、開閉操作部材である把
手11と施錠手段とが取り付けられている。
から第1番目(以下に言う第何番目、偶数番目及び奇数
番目は、全て吊り元支柱1 側からとする。)の扉単位体
6aの吊り元支柱1 側端部に存する縦枠材8 の上方と、偶
数番目の扉単位体6b,6d,6fの戸当たり支柱2 側端部に存
する各縦枠材8 の上方とに夫々設けられている。そし
て、これらの各走行ユニット30は、図7及び図8に示す
ように、主ガイドレール28の幅方向中央部を全長に亘っ
て延びる隙間34に移動自在に嵌合された支持台35と、こ
の支持台35の両端に挿入された2本の支軸36と、前記支
持台35の両側で各支軸36の両端部に回転自在に套嵌され
た4個の走行輪37とから構成され、この各走行輪37が前
記主ガイドレール28上を転動して走行するようになって
いる。前記支持台35には、支軸36間の中央に縦軸38が回
動自在に挿入され、この縦軸38の下端側が前記扉単位体
6a,6b,6d,6f の縦枠材8 に上下調整可能に固定されてい
る。なお、前記上部枠26の下方には、主ガイドレール28
の後側に側部ガイドレール31,32 が、前側に化粧カバー
33が夫々装着されている。
単位体6a,6c,6eの上側には、図1及び図11に示すよう
に、その吊り元支柱1 側に第1ガイドローラ39a,39c,39
e が、戸当たり支柱2 側に第3ガイドローラ40a,40c,40
e が夫々設けられている。また、前記主ガイドレール28
の後側には、図5、図6及び図11に示すように、その
吊り元支柱1 側から戸当たり支柱2 側に向かって第1ガ
イド部材41と第2ガイド部材42と第3ガイド部材43と第
4ガイド部材44と第2ガイドローラ45とが順次装着され
ている。
12に示すように、主ガイドレール28の下側に入るよう
にその下端よりも低くなっているのに対して、前記第3
ガイドローラ40a,40c,40e は、図13に示すように、側
部ガイドレール31に当接可能となるように主ガイドレー
ル28の下端よりも高くなっている。
に示すように、側部ガイドレール31と、扉本体5 を折り
畳む時に第1番目の扉単位体6aの第3ガイドローラ40a
を後側に蹴り出す蹴り出しガイド部46と、扉本体5 を伸
長させる時に第3ガイドローラ40a を後側から側部ガイ
ドレール31側に蹴り込む蹴り込みガイド部47とを一体に
備えている。
行ユニット30の縦軸38と略同一軸心上に枢軸48が設けら
れ、この枢軸48は、吊り元支柱1 の固定板1aに形成され
た長孔49に挿入されている。従って、第1番目の扉単位
体6aは、長孔49の範囲内で主ガイドレール28及び長孔49
に沿って移動自在であり、また縦軸38及び枢軸48廻りに
回動自在である。
を伸長状態にした時に各扉単位体6a〜6fが折曲しないよ
うに規制するためのものであって、第1番目の扉単位体
6aの第3ガイドローラ40a 用と、第3番目及び第5番目
の扉単位体6c,6e の第3ガイドローラ40c,40e 用とに分
かれており、その前者は第3ガイド部材43に一体に設け
られ、後者は第2ガイドローラ45の近傍から戸当たり支
柱2 側に向かって主ガイドレール28に沿って配置されて
いる。
うに、扉本体5 の開閉方向の中間の所要位置、図例では
第2番目及び第4番目の扉単位体6b,6d において、その
戸当たり支柱2 側のヒンジ7b,7d の近傍に落とし棒装置
12,12 が設けられている。この各落とし棒装置12は、前
記第2番目及び第4番目の扉単位体6b,6d の戸当たり支
柱2 側端部に存する縦枠材8 に上下動自在に設けられた
各落とし棒13と、扉本体5 が伸長して全閉状態となった
時に前記各落とし棒13の直下方に位置するように前記設
置面3 に形成された各ロック用凹部14とを備えている。
うに、前記縦枠材8 の下端部近傍から上端部近傍まで延
びるように該縦枠材8 の内部空間20に挿通された長尺な
棒状体であって、その上端部に、第1連結棒15及び第2
連結棒16を介して連結された駆動棒17が設けられてい
る。前記縦枠材8 の上端部には、上下方向に長尺な長孔
18が形成され、この長孔18に、扉単位体6b(6d)の扉面材
10と直交する方向に延びる第1連結棒15が上下動自在に
挿通されている。そして、前記落とし棒13の上端には、
この第1連結棒15の一端が固定され、その他端には、扉
単位体6b(6d)の扉面材10と平行状に左右方向に延びる第
2連結棒16の一端が固定されている。また、この第2連
結棒16の他端には、上下方向に延びる駆動棒17の下端が
固定されている。なお、前記縦枠材8 の上端部には、該
縦枠材8 よりも板厚の大きな補強板19が固定され、この
補強板19に前記長孔18が形成されている。
いる縦枠材8 の上端には、前記走行ユニット30が縦軸38
を介して連結され、この縦軸38と前記落とし棒13とは、
略同一軸心上に配列されている。更に、前記落とし棒13
は、第1連結棒15、第2連結棒16及び駆動棒17を一体に
備えたものであっても良く、これに伴って各屈曲部は湾
曲部等であっても良い。
5番目の扉単位体6c,6e の吊り元支柱1 側端部に存する
縦枠材8 に上下動自在に設けても良く、このようにした
場合には、落とし棒13と駆動棒17との相対位置関係を、
図3に示す状態とは左右逆にする必要がある。従って、
前記各落とし棒13は、第2番目及び第4番目のヒンジ7
b,7d の近傍に設けることが好ましが、必要ならば、第
1番目、第3番目及び第5番目のヒンジ7a,7c,7eの近傍
に設けることも可能である。
向の複数箇所(図例では2箇所)には、ガイド孔21を有
する断面コ字型の有孔板22が固定され、これらのガイド
孔21に前記落とし棒13が上下動自在に挿通されている。
そして、これらの有孔板22の内の少なくとも何れか一つ
の有孔板、図例では縦枠材8 の下端部の有孔板22と、前
記落とし棒13に固定された受止体(バネ受けピン)23と
の間に、該落とし棒13を上動方向に付勢する弾性付勢手
段としての圧縮バネ24が介設されている。
れ、図例では、このストッパ体25が縦枠材8 の上端の有
孔板22に当接することにより、落とし棒13の上動が規制
されるようになっている。なお、前記ストッパ体25を廃
止して、落とし棒13の上端の第1連結棒15を前記長孔18
の上端縁に当接させることにより、落とし棒13の上動を
規制するようにしても良い。
ール28の側方(前側方)に隣接する案内部材27がネジ等
により固定されている。従って、前記落とし棒13は、主
ガイドレール28 (走行ユニット30の走行経路) の前後方
向中央部に配設されているのに対して、この案内部材27
は、主ガイドレール28の前後方向の側方に配設されてい
る。この案内部材27は、例えば金属製であって、前記ロ
ック用凹部14の形成位置に対応する位置、図例では、第
2番目及び第4番目の扉単位体6b,6d の戸当たり支柱2
側端部に存する縦枠材8 の上方位置に設けられている。
また、この案内部材27は、前記駆動棒17の上端の球面状
当接部17a が接触する案内面27a を備え、この案内面27
a は、扉開閉方向の中央部が下方に向かって突出する略
左右対称の山型となるように形成されている。
の扉開閉方向移動を上下方向移動に変換する傾斜面27b
と、落とし棒13が所定の短い寸法だけ扉開閉方向に移動
しても該落とし棒13を下動端位置に保持させる水平面27
c と、前記傾斜面27b から水平面27c への落とし棒13の
移動を円滑に行わせる湾曲面27d とを備えている。従っ
て、この案内面27a の正面視形状は、下方が狭小になる
台形状であって、その台形の下方の辺の両端が湾曲した
形状となっている。なお、扉開閉方向の一方側からのみ
落とし棒13が接触するようになっている案内部材27、図
例では第4番目の扉単位体6dに対応して設けられている
案内部材27については、その他方側の傾斜面27b は不要
である。
ガイドレール28よりも下方に位置し、落とし棒13が下動
端位置にある時には、駆動棒17の上端は主ガイドレール
28よりも低位置になるように設定されている。これに対
して、駆動棒17が案内部材27から離反して落とし棒13が
上動端位置にある時には、駆動棒17の上端は主ガイドレ
ール28よりも高位置であって上部枠26よりも低位置にな
るように設定されている。そして、前記落とし棒13に対
する駆動棒17の相対位置関係は、図14及び図15に示
すように、扉単位体6b(6d)が伸長している状態から折り
畳まれた状態に移行するまでの間、つまり前記落とし棒
13の廻りに駆動棒17が略90°回転する間に、駆動棒17
の上端が主ガイドレール28よりも高位置にあるにも拘わ
らず、駆動棒17と主ガイドレール28とが干渉しないよう
に設定されている。
視が図4に示すように矩形であるのに対して、正面視が
図3に示すように上方に向かって拡開する台形であっ
て、前記案内部材27の正面視形状に略対応した形状とさ
れている。また、このロック用凹部14の上方開口部の扉
開閉方向の両端位置は、落とし棒13が案内部材27の傾斜
面27b に沿って下動した際にその下端が設置面3 に近接
した状態となる位置に対応するように設定されている。
この両者の相対位置関係は、前記落とし棒13と駆動棒17
との左右方向の変位寸法分だけ、前記案内部材27がロッ
ク用凹部14に対して左右方向に変位している。なお、前
記ロック用凹部14の正面視形状は、台形である必要はな
く、円形や矩形であっても良い。
体5 が全閉状態にある時には、第2番目及び第4番目の
扉単位体6b,6d の縦枠材8 に夫々設けられている各落と
し棒13の上端の駆動棒17が、対応する各案内部材27によ
り押し下げられている状態にある。つまり、各駆動棒17
の上端の球面状当接部17a が、各案内部材27の山型の案
内面27a の最低部に当接していることにより、各落とし
棒13は圧縮バネ24のバネ力に抗して下動端に位置した状
態にある。
し棒13の下端部は、設置面3 のロック用凹部14に挿入さ
れた状態にあり、これにより扉本体5 は各落とし棒装置
12によってロックされ、前後方向に対する移動が規制さ
れている。従って、扉本体5に、前後方向に対する風圧
等の外力が作用しても、落とし棒13とロック用凹部14と
の係合によって扉本体5 は堅固な状態に維持される。
せる際には、必要に応じて施錠手段による施錠を解除し
た後、扉本体5 の戸当たり支柱2 側端部の把手11を吊り
元支柱1 側に押していくことにより、各扉単位体6a〜6f
と共に落とし棒13が吊り元支柱1 側に移動して、ロック
用凹部14への挿入位置から退避していく。これにより、
駆動棒17の球面状当接部17a と案内部材27の案内面27a
との当接箇所が、吊り元支柱1 側つまり案内部材27の案
内面27a の高位置側に移行し、これに伴って落とし棒13
が圧縮バネ24のバネ力によって上動していく。
凹部14から抜脱し、更に各扉単位体6a〜6fと共に落とし
棒13が吊り元支柱1 側に移動して、図3に鎖線で示すよ
うに、駆動棒17の球面状当接部17a が案内部材27の案内
面27a から離反した時点で、落とし棒13のストッパ体25
が縦枠材8 の上端の有孔板22に当接し、落とし棒13が上
動端に達する。この時点において、落とし棒13の下端と
設置面3 との間には、所要の隙間が生じた状態となる。
従って、落とし棒13は、扉本体5 を全閉状態から僅かに
開作動させるだけで、自動的に上動してロック用凹部14
から抜脱し、これに伴って扉本体5 の落とし棒装置12に
よるロックが解除される。
ような落とし棒装置12のロック解除動作と相俟って、各
扉単位体6a〜6fが以下に示すような連係動作を行う。
柱2 側端部を吊り元支柱1 側に押せば、扉本体5 が伸長
状態のままで吊り元支柱1 の固定板1aに形成された長孔
49の範囲だけ吊り元支柱1 側に移動することになるが、
この移動の間に、先ず第1番目の扉単位体6aの第1ガイ
ドローラ39a が側部ガイドレール31から外れて第3ガイ
ド部材43の蹴り出しガイド部46に当接する。
動させて行けば、その第3ガイドローラ40a が蹴り出し
ガイド部46により案内されて後側へと蹴り出され、第1
番目の扉単位体6aと第2番目の扉単位体6bとが略平行状
態に折曲するまで折り畳まれて行く。これに継続して扉
本体5 の戸当たり支柱2 側端部を吊り元支柱1 側に押せ
ば、第1番目の扉単位体6aと第2番目の扉単位体6bの折
り畳みに伴って後続の各扉単位体6c〜6fが吊り元支柱1
側へと移動し、第3番目及び第5番目の扉単位体6c,6e
の各第3ガイドローラ40c,40e が側部ガイドレール32か
ら外れて行く。そして、第1番目の扉単位体6aと第2番
目の扉単位体6bが略平行になると、第3番目の扉単位体
6cと第4番目の扉単位体6dとが後側に折曲する。
も順次折曲し、各扉単位体6a〜6fが吊り元側から順次ジ
グザク状に折り畳まれた状態となる。この各扉単位体6a
〜6fを折り畳むときには、第4ガイド部材44が第3番
目、第5番目の扉単位体6c,6eの第3ガイドローラ40c,4
0e を後側へと蹴り出して、各扉単位体6a〜6fが折り畳
み易くなるように補助する。
折り畳み状態では吊り元支柱1 の近傍で主ガイドレール
28から後側に略平行に突出した状態になるが、このよう
な状態となっても、前記落とし棒13の上端の駆動棒17と
これに隣接している他の部材との間では干渉が生じない
ようになっている。
る場合には、先ず最初に第6番目の扉単位体6fの走行ユ
ニット30が主ガイドレール28に沿って戸当たり支柱2 側
に移動するが、図9に示すように第5番目の扉単位体6e
は、第1ガイドローラ39e が第2ガイド部材42に案内さ
れることにより、第4番目のヒンジ7d廻りに主ガイドレ
ール28側にd矢示方向に回動して、この第5番目の扉単
位体6eと第6番目の扉単位体6fが図9のA1,A2 の各状
態を経て伸長する。
態まで伸長して第2ガイドローラ45に当接した時点から
更に戸当たり支柱2 側へと引っ張ることにより、第5番
目の扉単位体6eと第6番目の扉単位体6fが更に伸長し、
これにより第5番目の扉単位体6eの第3ガイドローラ40
e が主ガイドレール28の側面に当接して側部ガイドレー
ル32側へと進入して行く。このように第5番目の扉単位
体6eと第6番目の扉単位体6fが伸長すれば、第4番目の
扉単位体6dの上側の走行ユニット30が主ガイドレール28
に沿って戸当たり支柱2 側へと走行し始めるので、図1
0に示すように第3番目の扉単位体6cと第4番目の扉単
位体6dとがB1 の状態からB2 の状態を経て順次伸長す
る。
へと引っ張り操作した場合には、図11に示すように第
2番目の扉単位体6bの上側の走行ユニット30が主ガイド
レール28に沿って戸当たり支柱2 側へと移動して、第1
番目の扉単位体6aと第2番目の扉単位体6bとを伸長させ
ながら、第3番目の扉単位体6cと第4番目の扉単位体6d
とが伸長する。この場合、第3番目の扉単位体6cと第4
番目の扉単位体6dとは、図11のC1,C2 の状態を経て
伸長することになる。
の扉単位体6dとがC3 の状態まで伸長した時点で、その
第4番目の扉単位体6dが第2ガイドローラ45に当接し、
第3番目の扉単位体6cと第4番目の扉単位体6dがC4 の
状態を経て順次伸長する。このように第3番目の扉単位
体6cと第4番目の扉単位体6dとが伸長すると、第1番目
の扉単位体6aが走行ユニット30の縦軸38及び枢軸48を支
点として主ガイドレール28側に回動しながら、この第1
番目の扉単位体6aと第2番目の扉単位体6bとが伸長して
行く。この時点で、第1番目の扉単位体6aの第3ガイド
ローラ40a は、第3ガイド部材43の蹴り込みガイド部47
に案内されて主ガイドレール28側に移動する。
体6bとが直線状に伸長して第1番目の扉単位体6aの第1
ガイドローラ39a が第1ガイド部材41から外れると、固
定板1aの長孔49の範囲内で枢軸48が戸当たり側に摺動
し、扉本体5 がその長孔49分だけ戸当たり支柱2 側へと
移動するため、第1番目の扉単位体6aの第3ガイドロー
ラ40a が第3ガイド部材43側の側部ガイドレール31内に
進入する。これによって扉本体5 の各扉単位体6a〜6f
は、主ガイドレール28に沿って一直線状に伸長して全閉
状態となる。
体6a〜6fの移動時には、第2番目及び第4番目の扉単位
体6b,6d の縦枠材8 に夫々設けられている各落とし棒13
の上端の駆動棒17が、対応する各案内部材27により押し
下げられ、各落とし棒13の下端部が各ロック用凹部14に
挿入される。詳述すれば、扉本体5 が全閉状態となる直
前に、各扉単位体6a〜6fが戸当たり支柱2 側へと移動す
ることにより、各駆動棒17の球面状当接部17a と各案内
部材27の案内面27a との当接箇所が、戸当たり支柱2 側
つまり各案内部材27の山型の案内面27a の低位置側に移
行し、これに伴って各落とし棒13が各圧縮バネ24のバネ
力に抗して下動していく。そして、扉本体5 が全閉状態
となった時点で、各駆動棒17の球面状当接部17a と各案
内部材27の案内面27a との当接箇所が最低部に達し、各
落とし棒13が下動端に位置した状態となる。これによ
り、各落とし棒13の下端部が各ロック用凹部14に挿入さ
れ、扉本体5 が各落とし棒装置12によってロックされた
状態になる。なお、扉本体5が全閉状態となった後は、
施錠手段による施錠がなされる。
態になるまでの間、及び全開状態から全閉状態になるま
での間においては、第4番目の扉単位体6dの落とし棒13
が、第2番目の扉単位体6bの落とし棒13に対応するロッ
ク用凹部14の直上方を通過する。この通過時には、駆動
棒17が案内部材27により押し下げられて、落とし棒13の
下端部がロック用凹部14に一旦挿入されるが、その通過
後においては、圧縮バネ24のバネ力によって落とし棒13
がロック用凹部14から抜脱するため、この通過時におけ
る落とし棒13の上下動が扉本体5 の開閉作動に支障を生
じさせることはない。
棒13が、第2番目の扉単位体6bの落とし棒13に対応する
ロック用凹部14の直上方を通過する際には、例えば図1
0のB2 或いは図11のC2 の状態で示すように、対応
する縦枠材8 が平面視で所定角度だけ回転変位した状態
で主ガイドレール28に沿って移動する。しかし、この縦
枠材8 の回転軸となる走行ユニット30の縦軸38と落とし
棒13とは略同一軸心上に配列されているので、落とし棒
13が前後方向に対して変位した状態で移動することはな
い。これに対して、駆動棒17は、所定半径の円弧に沿っ
て回転変位した状態で移動するが、案内部材27の案内面
27a の幅方向寸法はこの駆動棒17の回転変位に対応した
適切な寸法に設定されているので、駆動棒17の先端の球
面状当接部17a が案内部材27の案内面27a から脱落する
ことはない。
開平10−252355号公報等に記載されているよう
に、扉本体5 を全閉状態から開作動させた直後及び全開
状態から閉作動させた直後に、扉本体5 が伸長状態のま
まで所定寸法だけ扉開閉方向に移動する型式の伸縮扉で
ある。しかし、仮に扉本体5 を全閉状態から開作動させ
た直後及び全開状態から閉作動させた直後に、落とし棒
13を有する縦枠材8 が平面視で回転しながら主ガイドレ
ール28に沿って移動する型式の伸縮扉であっても、案内
部材27の案内面27a の幅方向寸法を駆動棒17の回転変位
に対応した寸法に設定しておけば、前記脱落等の不具合
が生じることはない。
折り畳み式伸縮扉によれば、扉本体5 を伸長させて全閉
状態とした直後、及び全閉状態から開作動させる直前
に、落とし棒13を手動により下動及び上動させる必要が
なくなり、扉本体5 の落とし棒装置12によるロック及び
ロック解除を自動的に行えることになる。これにより、
ロック及びロック解除に要する作業の煩雑さ等が回避さ
れ、作業者に強いられる手間や労苦が大幅に軽減され
る。
作した場合であっても、落とし棒装置12によるロック及
びロック解除は的確に行われることになり、利便性の向
上が図られることになる。
し、隣り合う扉単位体6a〜6fを折曲自在に連結する各ヒ
ンジ7a〜7eが夫々、ヒンジ形成部材7Xを備えており、こ
の各ヒンジ形成部材7Xは、隣り合う扉単位体6a〜6fの縦
枠材8 の相互間に上下方向に延びるように配設されてい
る。各扉単位体6a〜6fの縦枠材8 には夫々、単一の軸受
け部8aが一体的に設けられているのに対して、各ヒンジ
形成部材7Xには夫々、一対の縦枠材8 の各軸受け部8aに
各縦軸心廻りに回動自在に嵌合された一対の軸部7Xa が
一体的に設けられている。従って、隣り合う扉単位体6a
〜6fの対向側端部は夫々、個々の回動支点を介してヒン
ジ形成部材7Xに回動自在に連結されている。
から戸当たり支柱2 の上端に向かって同図左右方向に延
びるように配設され、この主ガイドレール28の側方に隣
接して案内部材27が設けられている。
畳まれた状態に移行するに際して、主ガイドレール28か
ら離反移動しないヒンジ形成部材7X、図例では第2番目
と第3番目の扉単位体6b,6c の相互間のヒンジ形成部材
7Xには、側方に膨出する付設枠部7Yが上下方向に延びる
ように固設されている。そして、この付設枠部7Yの内部
空間に、落とし棒13が上下動自在に挿通されている。
ヒンジ形成部材7Xには、主ガイドレール28に沿って走行
する走行ユニット30が取り付けられており、このヒンジ
形成部材7Xは、各扉単位体6a〜6fが折り畳み動作しても
回動しないため、落とし棒13は第1の実施形態とは異な
り直線状の棒状体であれば良い。そして、この落とし棒
13の上端が、前記案内部材27の案内面27a に当接及び離
反する構成とされている。
形態と同一であるので、図示及び説明を省略する。ま
た、この第2の実施形態によるにしても、主たる作用効
果は、前記第1の実施形態と同一であるので、その説明
を省略する。
機構付き伸縮扉に適用した第3の実施形態を例示する。
図17及び図18に示すように、このパンタグラフ機構
付き伸縮扉は、設置面50に立設された吊り元支柱51及び
戸当たり支柱52と、これらの支柱51,52 の上端に跨がっ
て架設された上部枠53と、これらの支柱51,52 の下端部
を連結するように設置面50に埋設された細長状の連結体
54とを備えている。
向)に等間隔をおいて上下方向に配置された複数本の縦
枠材56と、これらの各縦枠材56を伸縮自在に連結する上
下2段のパンタグラフ機構57,57 とを備えている。前記
各縦枠材56は、角筒状の前縦桟58と後縦桟59とを上端の
上部連結体60a 及び下端の下部連結体60b により一体的
に連結したものであって、 矩形の枠状に構成されてい
る。
材56は、複数個の連結具等を用いて吊り元支柱51に固定
されているのに対し、戸当たり支柱52側端部の縦枠材56
は、戸当たり支柱52に対して接近及び離反可能とされて
いる。また、この戸当たり支柱52側端部の縦枠材56の上
下方向略中央部には、開閉操作用部材としての把手61
と、この縦枠材56を戸当たり支柱52に当接させて施錠す
るための施錠手段とが取り付けられている。なお、扉本
体55の扉開閉方向略中央部においては、一対の縦枠材56
が並列状に近接配置された状態で複数個の連結ジョイン
ト等により連結されている。
の右上がり傾斜リンク73と右下がり傾斜リンク74とを交
差状に連結したものであり、これらのリンク73,74 は、
各縦枠材56の前縦桟58と後縦桟59との間に配置されてい
る。また、この各パンタグラフ機構57の右上がり傾斜リ
ンク73と右下がり傾斜リンク74とは、隣り合う縦枠材56
相互間の上下2箇所の枢軸75,75 と、各縦枠材56の上下
3箇所の枢軸75,75,75とを介して交差連結されている。
2に示すように、ガイドレール76がネジ等により固定さ
れ、このガイドレール76の幅方向中央部には全長に亘っ
て延びる隙間77が設けられている。そして、前記扉本体
55における複数個の縦枠材56の内、所要箇所(図例では
4箇所)の縦枠材56の上方には夫々、ガイドレール76に
沿って走行可能な走行輪78を備えた走行ユニット79が配
置され、これらの各走行ユニット79の配置箇所の相互間
に位置する所要箇所の縦枠材56の上方には夫々、円筒状
のガイド体80が配置されている。
自在に支持する支持台81を備え、この支持台81は、ガイ
ドレール76の隙間77に移動自在に嵌合された状態で、縦
軸82を介して縦枠材56の上方に固定されている。また、
前記ガイド体80も、ガイドレール76の隙間77に移動自在
に嵌合された状態で、対応する縦枠材56の上方に縦軸82
により固定されている。
52側端部の走行ユニット79(以下、第1走行ユニット79
という)における2組の走行輪78,78 の第1軸心間寸法
Tは、第1走行ユニット以外の走行ユニット79における
2組の走行輪78,78 の第2軸心間寸法tよりも大きくな
るように設定されている。
閉方向の中間の所要位置、図例では2個の縦枠材56に対
応する位置には、落とし棒装置62が設けられている。こ
の落とし棒装置62は、図19及び図20に示すように、
前記縦枠材56に対応して上下動自在に設けられた落とし
棒63と、扉本体55が伸長して全閉状態となった時に前記
落とし棒63の直下方に位置するように前記設置面50に形
成されたロック用凹部71とを備えている。この場合、前
記落とし棒63が設けられている縦枠材56の上端には、前
記走行ユニット79が縦軸82を介して連結されている。
及び下端部から夫々上方及び下方に突出する長尺な棒状
体であって、前記縦枠材56の前後方向の一方側(図例で
は後縦桟59の後側)に一体的に形成された付設枠部64の
内部空間65に上下動自在に挿通されている。なお、前記
付設枠部64は、別体として縦枠材56の前後方向の一方側
等に取り付けるようにしてもよい。
方向の複数箇所(図例では2箇所)には、ガイド孔66を
有するL字型の有孔板67が固定され、これらの有孔板67
のガイド孔66に前記落とし棒63が上下動自在に挿通され
ている。そして、これらの有孔板67の内の少なくとも何
れか一つの有効板、図例では縦枠材56の下端部の有孔板
67と、前記落とし棒63に固定された受止体(バネ受けピ
ン)68との間に、該落とし棒63を上動方向に付勢する弾
性付勢手段としての圧縮バネ69が介設されている。
規制される構成であって、図例では、落とし棒63の上部
に固定されたストッパ体70が前記付設枠部64の上端の有
孔板67に当接することにより、その上動が規制されるよ
うになっている。
ル76の側方 (後側方) に隣接する案内部材72がネジ等に
より固定されている。この案内部材72は、例えば金属製
であって、前記ロック用凹部71の形成位置に対応する位
置に設けられている。また、この案内部材72は、前記落
とし棒63の上端の球面状当接部63a が接触する案内面72
a を備え、この案内面72a は、左右方向の中央部が下方
に突出する略左右対称の山型となるように形成されてい
る。
の扉開閉方向移動を上下方向移動に変換する傾斜面72b
と、落とし棒63が所定の短い寸法だけ扉開閉方向に移動
しても該落とし棒63を下動端位置に保持させる水平面72
c と、前記傾斜面72b から水平面72c への落とし棒63の
移動を円滑に行わせる湾曲面72d とを備えている。従っ
て、この案内面72a の正面視形状は、下方が狭小になる
台形状であって、その台形の下方の辺の両端が湾曲した
形状となっている。なお、扉開閉方向の一方側からのみ
落とし棒63が接触するようになっている案内部材72につ
いては、その他方側の傾斜面72b は不要である。
イドレール76よりも下方に位置し、落とし棒63が下動端
位置にある時には、その上端はガイドレール76よりも低
位置になるように設定されている。これに対して、落と
し棒63が案内部材27から離反して上動端位置にある時に
は、その上端はガイドレール76よりも高位置であって上
部枠53よりも低位置になるように設定されている。
視が図20に示すように矩形であるのに対して、正面視
が図19に示すように上方に向かって拡開する台形であ
って、前記案内部材72の正面視形状に略対応した形状と
されている。また、このロック用凹部71の上方開口部の
扉開閉方向の両端位置は、落とし棒63が案内部材72の傾
斜面72b に沿って下動した際にその下端が設置面50に近
接した状態となる位置に対応するように設定されてい
る。なお、前記ロック用凹部71の正面視形状は、台形で
ある必要はなく、円形や矩形であっても良い。
体55が全閉状態にある時には、各落とし棒装置62の落と
し棒63の球面状当接部63a が、案内部材72の山型の案内
面72a の最低部に当接しているため、落とし棒63の下端
部は、圧縮バネ69のバネ力に抗して設置面50のロック用
凹部71に挿入された状態にある。従って、扉本体55は、
前後方向に対する移動が規制された状態となっており、
前後方向に対する風圧等の外力が作用しても、落とし棒
63とロック用凹部71との係合によって扉本体55は堅固な
状態に維持される。
せる際には、必要に応じて施錠手段による施錠を解除し
た後、扉本体55の戸当たり支柱52側端部の把手61を吊り
元支柱51側に押していくことにより、各パンタグラフ機
構57の各傾斜リンク73,74 が所定の方向に夫々傾動し
て、各縦枠材56の相互の間隔が徐々に狭小になる。これ
に伴って、落とし棒63を有する各縦枠材56が吊り元支柱
51側に移動すると共に、落とし棒63の球面状当接部63a
と案内部材72の案内面72a との当接箇所が、吊り元支柱
51側つまり案内部材72の案内面72a の高位置側に移行
し、落とし棒63は圧縮バネ69のバネ力によって上動して
いく。
用凹部71から抜脱し、更に扉本体55を開作動させること
により、落とし棒63の球面状当接部63a が案内部材72の
案内面72a から離反すると同時に、落とし棒63のストッ
パ体が付設枠部64の上端の有孔板67に当接する。この時
点で、落とし棒63は、図19に鎖線で示すように上動端
に達する。従って、落とし棒63は、扉本体55を全閉状態
から開作動させるだけで、自動的に上動してロック用凹
部71から抜脱し、これに伴って扉本体55の落とし棒装置
62によるロックが解除される。
る際には、扉本体55が全閉状態となる直前において、落
とし棒63を有する縦枠材56が戸当たり支柱52側に移動す
ることにより、落とし棒63の球面状当接部63a が案内部
材72の案内面72a に当接する。そして、この当接箇所
が、案内部材72の案内面72a の低位置側に移行するに連
れて、落とし棒63が圧縮バネ69のバネ力に抗して下動し
ていく。
で、落とし棒63の球面状当接部63aと案内部材72の案内
面72a との当接箇所が最低部に達することにより、落と
し棒63の下端部がロック用凹部71に挿入され、扉本体55
が落とし棒装置62によって自動的にロックされる。な
お、扉本体55が全閉状態となった後は、施錠手段による
施錠がなされる。
パンタグラフ機構式伸縮扉においても、前記第1及び第
2の実施形態と同様にして、扉本体55の落とし棒装置62
によるロック及びロック解除を自動的に行えることにな
り、作業の煩雑さ等が回避されて作業者に強いられる手
間や労苦が大幅に軽減されると共に、利便性の向上が図
られる。
形態を例示する。この第4の実施形態に係る伸縮扉の落
とし棒装置90は、落とし棒91の下端部を挿脱させるため
のロック用凹部92を、上面93が球状面又は円筒面とされ
た凹部形成体94に形成し、この凹部形成体94を、設置面
95にアンカーボルト96等により固定したものである。詳
述すれば、この凹部形成体94には、平面視で扉開閉方向
の中央部が所定幅の溝状部97とされ且つその両端部が幅
方向に拡開する拡開部98とされたロック用凹部92が形成
されており、このロック用凹部92の底面は同一平面とさ
れている。
の形成位置は、前記案内部材72の案内面72a の最低部の
形成位置に対応しており、また拡開部98の形成位置は、
前記案内部材72の案内面72a に落とし棒63の上端が当接
を開始する位置に対応している。
述の第3の実施形態に係るパンタグラフ機構付き伸縮扉
と同一である。従って、この第4の実施形態において
は、扉本体が全閉状態にある時には落とし棒91の下端部
がロック用凹部92の溝状部97に挿入された状態にあり、
開作動の開始直後に落とし棒91がロック用凹部92から抜
脱し、開状態から全閉状態に達する直前に再び落とし棒
91の下端部がロック用凹部92の溝状部97に挿入される。
そして、この第4の実施形態によるにしても、前述の第
3の実施形態による場合と同様の作用効果が得られるこ
とになる。
たが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものでは
なく、その他種々の態様で実施することができる。
操作により開閉動させる型式の伸縮扉に本発明を適用し
たものであるが、電気的駆動源により扉本体を開閉動さ
せる電動式の伸縮扉についても同様に本発明を適用する
ことができる。そして、このようにした場合には、扉本
体の開閉作業の実質的な完全自動化が図られる。
回転可能な走行輪を備えたものであるが、この走行輪に
代えて回転不能な走行体を備えるようにしても良い。
フ機構付き伸縮扉の落とし棒装置に適用したものである
が、この第4の実施形態を、折り畳み式伸縮扉の落とし
棒装置に適用しても良い。
ロック用凹部の平面視形状は、落とし棒の挿脱が確実に
行えるように、前記第4の実施形態と同様に、扉開閉方
向の中央部を所定幅の溝状部とし且つ扉開閉方向の両端
部を幅方向に拡開する拡開部とするようにしてもよい。
とし棒を上動方向へ付勢する付勢手段として、圧縮バネ
を使用したが、これ以外の付勢手段、例えば落とし棒に
固定された受止体と該受止体よりも上方に存する有孔板
との間に介設される引っ張りバネ等であっても良い。
に上下動自在に落とし棒13,63,91を設けると共に、該扉
本体5,55の下方に前記落とし棒13,63,91の下部が挿脱可
能なロック用凹部14,71,92を設け、前記落とし棒13,63,
91を扉開閉方向の所定位置で前記ロック用凹部14,71,92
に挿入することにより前記扉本体5,55の少なくとも前後
方向に対する移動を規制するように構成した伸縮扉の落
とし棒装置において、前記落とし棒13,63,91に上動方向
へ付勢する付勢手段24,69 と、前記落とし棒13,63,91を
前記所定位置への到達時に前記付勢力に抗して前記ロッ
ク用凹部14,71,92の挿入位置まで下動させ且つ前記所定
位置からの退避時に前記付勢力によって前記ロック用凹
部14,71,92の抜脱位置まで上動させる案内部材27,72 と
を設けたので、付勢手段24,69 と案内部材27,72 との連
係動作によって、扉本体5,55の開閉作動時に落とし棒1
3,63,91が扉開閉方向の所定位置にあるか否かに応じて
上下動することになり、落とし棒装置12,62,90によるロ
ック及びロック解除の自動化が図られ、作業者に強いら
れる手間や労苦が大幅に軽減される。
扉の全体の正面図である。
扉の全体の平面図である。
要部正面図である。
要部縦断側面図である。
扉の要部平面図である。
扉の要部背面図である。
辺の横断平面図である。
辺の縦断正面図である。
図である。
面図である。
面図である。
周辺の縦断側面図である。
周辺の縦断側面図である。
の概略平面図である。
の概略平面図である。
の概略平面図である。
機構付き伸縮扉の全体の正面図である。
機構付き伸縮扉の要部側面図である。
の要部縦断正面図である。
の要部縦断側面図である。
周辺の縦断正面図である。
周辺の横断平面図である。
の縦断側面図である。
の要部平面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 伸縮自在な扉本体(5)(55) に上下動自在
に落とし棒(13)(63)(91)を設けると共に、該扉本体(5)
(55) の下方に前記落とし棒(13)(63)(91)の下部が挿脱
可能なロック用凹部(14)(71)(92)を設け、前記落とし棒
(13)(63)(91)を扉開閉方向の所定位置で前記ロック用凹
部(14)(71)(92)に挿入することにより前記扉本体(5)(5
5) の少なくとも前後方向に対する移動を規制するよう
に構成した伸縮扉の落とし棒装置において、前記落とし
棒(13)(63)(91)を上動方向へ付勢する付勢手段(24)(69)
と、前記落とし棒(13)(63)(91)を前記所定位置への到達
時に前記付勢力に抗して前記ロック用凹部(14)(71)(92)
の挿入位置まで下動させ且つ前記所定位置からの退避時
に前記付勢力によって前記ロック用凹部(14)(71)(92)の
抜脱位置まで上動させる案内部材(27)(72)とを設けたこ
とを特徴とする伸縮扉の落とし棒装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000004875A JP2001193330A (ja) | 2000-01-13 | 2000-01-13 | 伸縮扉の落とし棒装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000004875A JP2001193330A (ja) | 2000-01-13 | 2000-01-13 | 伸縮扉の落とし棒装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001193330A true JP2001193330A (ja) | 2001-07-17 |
Family
ID=18533608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000004875A Pending JP2001193330A (ja) | 2000-01-13 | 2000-01-13 | 伸縮扉の落とし棒装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001193330A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013141158A1 (ja) | 2012-03-21 | 2013-09-26 | 株式会社巴川製紙所 | マイクロホン装置、マイクロホンユニット、マイクロホン構造及びそれらを用いた電子機器 |
-
2000
- 2000-01-13 JP JP2000004875A patent/JP2001193330A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013141158A1 (ja) | 2012-03-21 | 2013-09-26 | 株式会社巴川製紙所 | マイクロホン装置、マイクロホンユニット、マイクロホン構造及びそれらを用いた電子機器 |
KR20140138116A (ko) | 2012-03-21 | 2014-12-03 | 가부시키가이샤 도모에가와 세이시쇼 | 마이크로폰 장치, 마이크로폰 유닛, 마이크로폰 구조 및 이를 이용한 전자 기기 |
US9467760B2 (en) | 2012-03-21 | 2016-10-11 | Tomoegawa Co., Ltd. | Microphone device, microphone unit, microphone structure, and electronic equipment using these |
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