JPH11504377A - 酸性条件下で未溶解のままであるキラントを含有した水性洗剤組成物 - Google Patents

酸性条件下で未溶解のままであるキラントを含有した水性洗剤組成物

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JPH11504377A
JPH11504377A JP8533341A JP53334196A JPH11504377A JP H11504377 A JPH11504377 A JP H11504377A JP 8533341 A JP8533341 A JP 8533341A JP 53334196 A JP53334196 A JP 53334196A JP H11504377 A JPH11504377 A JP H11504377A
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Abstract

(57)【要約】 酸性製品処方物中で実質的に未溶解のままである選択されたキラントを含有した、水性酸性ブリーチ洗濯洗剤組成物が記載されている。キラントは長期貯蔵時であっても製品内で化学的に安定であり、改善された使用時キレート化と製品性能を発揮する。

Description

【発明の詳細な説明】 酸性条件下で未溶解のままであるキラントを含有した水性洗剤組成物 発明の分野 本発明は、酸性製品処方物中で実質的に未溶解のままである選択されたキラン ト(chelant)を含有した、水性酸性ブリーチ洗濯洗剤組成物に関する。キラン トは長期貯蔵時であっても製品内で化学的に安定であり、改善された使用時キレ ート化と製品性能を発揮する。 発明の背景 洗剤組成物の業者にとり、組成物中に漂白効果のために過酸化水素またはその 供給源のような漂白剤を含有させることは慣例的である。このようなブリーチは 、布帛から様々なしみおよび汚れを除去しうるそれらの能力について広く認識さ れている。このような洗剤組成物にキラントを含有させることも慣例的である。 キラントは洗浄水中で普通にみられるある金属イオンを掃去するように作用する 。これら金属イオンの存在は多くの洗剤添加物の性能を阻害しうることから、洗 剤組成物へのキラントの添加は他の洗剤添加物の性能を高めるように作用する。 残念ながら、キラントおよび過酸化水素源が双方とも洗剤処方物、特に液体処方 物で処方されたときに、過酸化水素はキラントを酸化する傾向を有しており、キ ラントを洗浄液中であまり有効にさせなくする。 ある選択されたキラントは洗浄液中で予想外に有効な製品性能を発揮すること がわかった。好ましいキラントは水性洗剤組成物内でかなり増加した化学的安定 性も有している。理論に制限されないが、キラントは酸性洗剤組成物中で実質的 に未溶解のままであり、それにより過酸化水素によるキラントの酸化を阻止して いると考えられる。重要なことに、これらのキラントは典型的なアルカリ洗浄液 pH(約7〜約10.5)で高度に水溶性になり、こうして使用時に非常に有効 に機能すると考えられる。 本明細書で記載されたように処方されたとき、水性洗剤組成物は、製品性能を 高めて優れた結果を得るように選択されたキラントを用いて提供される。これら 態様の利点には、典型的洗浄pH、例えば約7〜10での優れた性能がある。 背景技術 例えば、1982年4月20日付で発行されたPostlethwaite の米国特許第4 ,325,828号、1980年9月30日付で発行されたLeigh の米国特許第 4,225,452号および1983年8月10日付で公開されたLeigh のGB 第2,113,730号明細書参照。 発明の要旨 本発明は、水性酸性洗濯洗剤組成物で使用に適したキラントに関する。更に詳 しくは、本発明は、約7以下のpHを有して、約7以下のpHで実質的に不溶性 のままであってアルカリpHで水溶性であるキラントを含んでいる、液体水性洗 剤組成物に関する。上記キラントは、25℃の温度で少くとも約10、更に好ま しくは20に相当するlogkの鉄(3+)に関する安定定数と、0.1のイオ ン強度を有している。更に、上記キラントは、25℃の温度で少くとも約10、 更に好ましくは20に相当するlogkの銅に関する安定定数と、0.1のイオ ン強度を有している。安定定数はMartell,A.E.,Smith,R.M.,Critical Stability Constants,Plenum Press; New York,1974; Volume 1で更に説明されている。 本発明の水性洗剤組成物は約7以下、好ましくは約3〜約7のpHを有して、 a)有効量の過酸化水素源;および b)キレート化有効量、好ましくは洗剤組成物の約0.05〜約5重量%の、 上記洗剤組成物のpHで実質的に未溶解である下記式のキラント: 〔上記式中R1、R2、R3およびR4は‐H、アルキル、アルコキシ、アリール、 アリールオキシ、‐Cl、‐Br、‐NO2、‐C(O)R′および‐SO2R″ (R′は‐H、‐OH、アルキル、アルコキシ、アリールおよびアリールオキシ からなる群より選択される;R″はアルキル、アルコキシ、アリールおよびアリ ールオキシからなる群より選択される)からなる群より独立して選択される;R5 、R6、R7およびR8は‐Hおよびアルキルからなる群より独立して選択される 〕 を含んでなる。 好ましくは、R1、R2、R3およびR4は‐H、アルキルおよびアルコキシから なる群より独立して選択される;R5、R6、R7およびR8は‐Hおよびメチルか らなる群より独立して選択される。更に好ましくは、R1、R2、R3およびR4は ‐Hおよびメチルからなる群より独立して選択される;R5、R6、R7およびR8 は‐Hである。 本発明の液体水性洗剤組成物は、1種以上のブリーチアクチベーター(bleach activator)を含めた任意の慣用的な洗浄添加物を更に含んでいてよい。適切なブ リーチアクチベーターの例には、アシル化トリアルキルシトレート、N‐アシル カプロラクタム、N‐アシルバレロラクタム、アミド誘導ブリーチアクチベータ ー、テトラアセチルエチレンジアミン、アシル化グリセロール、N‐アシルグリ シン無水物およびアルカノイルオキシベンゼンスルホネートがある。最も好まし いのは、アシル化トリアルキルシトレート、アシルカプロラクタム、アシルバレ ロラクタムおよびそれらの混合物からなる群より選択されるブリーチアクチベー ターである。他の任意の慣用的な洗浄添加物には、界面活性剤、ビルダー、無機 安定剤、酸化防止剤またはラジカルスカベンジャー、好ましくはジエチレントリ アミン五酢酸(DTPA)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸 )、スルホン化エチレンビス(2‐ヒドロキシフェニル)グリシンおよびそれら の混合物からなる群より選択される二次的な慣用キラントがある。 すべてのパーセンテージ、比率および割合は、他で指摘されないかぎり重量に よる。引用されたすべての文献は、参考のため本明細書に組み込まれる。 発明の具体的な説明 好ましいキラント構造の例には以下がある: 高度に好ましいキラントは下記構造のものである: 上記式中各Rは‐H、‐CH3、C2‐C9アルキルおよびそれらの混合からなる 群より独立して選択される。これらの高度に好ましいキラントの例は以下である : 好ましい態様において、キラントは粒子形態であり、水性媒体に懸濁させる上 で十分なサイズを有しているべきだ。このため、本キラントは約0.1〜約10 00ミクロン、好ましくは約1〜約500ミクロン、更に好ましくは約1〜約2 50ミクロンの粒度を有していることが好ましい。更に、本発明の液体洗剤組成 物は上記固形キラントを懸濁させうるレオロジーを有している。 レオロジー‐当業者であれば、最も簡単な場合において、固形物を懸濁させう るレオロジーが、単純に、懸濁される粒子の沈殿、クリーミング、フロッキング 等を妨げる上で十分な粘度であることを理解するであろう。要求される粘度は粒 度に応じて様々であるが、通常(10rpmで測定すると)300cps以上、 好ましくは600cps以上、更に好ましくは1000cps以上であるべきだ 。レオロジーは好ましくは非ニュートン剪断減粘性流体の場合であることが、当 業者によって更に理解されるであろう。このような流体は低剪断で非常に高い粘 度を示し、剪断が増加すると粘度が減少し、例えば剪断減粘性流体は10rpm だと2000cpsだが、100rpmでは500cpsの粘度を有するだけで ある。このような剪断減粘性系は、会合ポリマー増粘剤、エマルジョンおよび特 定の界面活性剤系の使用を含めたいくつかの手法で得られる。 本組成物のpHは、クエン酸かまたは硫酸および塩酸のようないずれか他の適 切な酸性剤で、約7以下の望ましいpHに調整される。 本発明のキラントは、US4,130,582またはEP331,556に示 された方法に従い合成できる。代表例は以下で示されている。 エチレンビス(2−ヒドロキシフェニル)グリシンの合成‐滴下漏斗、還流コ ンデンサーおよびメカニカルスターラーを備えた3首丸底フラスコにフェノール 367g(3.9mol)を入れる。反応液を40〜45℃に加熱後、エチレンジ アミン(0.15mol)9.02gおよび50%水性水酸化ナトリウム(0.2 3mol)18.0gを各々10分間かけて連続的に加える。次いで反応液を40 〜45℃に逆冷却し、50%水性グリオキシル酸(0.3mol)44.4gを1 5分間かけて滴下しながら、温度を40〜45℃に維持する。次いで反応混合液 を70〜75℃に2時間加熱する。 反応液をその後室温に冷却し、H2O600mlおよびCCl41000mlで 希釈する。混合液を激しく撹拌し、各層を分離し、水層をCCl4600ml で2回抽出する。生成物はpHを4に調整して冷却することにより水溶液から沈 殴させる。次いで沈殿物をロ過し、冷H2Oですすいで、オルト異性体95≧の 主成物60%を得る。 着色不純物を除去するための精製‐上記で得られた生成物は典型的には高度に 着色していて(橙色がかっている)、70〜90℃で少くとも15分間にわたり 15%水性H22と共にpH4でスラリーとして生成物を撹拌することにより精 製される。ロ過された白〜灰白色生成物は、本質的に着色不純物を含んでいない 。H22の濃度、温度および撹拌時間は、有効な結果をなお出しながらも、様々 に変えることができる。酸化剤の選択も、有効な結果をなお出しながら、変える ことができる。好ましい酸化剤は、有機過酸、過酢酸、HNO3、KMnO4、過 酸化水素源、過酸化水素およびそれらの混合物からなる群より選択される。 このため、上記合成操作において、沈殿物はロ過直前に、ここで記載されたよ うにH22と共に撹拌することにより、着色不純物から容易に精製することがで きる。 そのため、本発明のキラントから着色不純物を除去するために好ましい精製プ ロセスにおいて: i)下記構造のキラント化合物: 〔上記式中R1、R2、R3およびR4は‐H、アルキル、アルコキシ、アリール、 アリールオキシ、‐Cl、‐Br、‐NO2、‐C(O)R′および ‐SO2R″(R′は‐H、‐OH、アルキル、アルコキシ、アリールおよびア リールオキシからなる群より選択される;R″はアルキル、アルコキシ、アリー ルおよびアリールオキシからなる群より選択される)からなる群より独立して選 択される;R5、R6、R7およびR8は‐Hおよびアルキルからなる群より独立し て選択される〕;および ii)上記キラント化合物の製造中に形成される不純物について、 上記プロセスは: 1)上記キラントおよび不純物組成物を水溶性酸化剤と混合して、約3〜約5 のpHで不均一溶液を形成させ; 2)着色不純物を含まない上記キラントを回収する ステップからなる。 一方、精製は重亜硫酸ナトリウムのようなマイルドな還元剤を用いて、好まし くは約8〜約10のpHでアルカリ水溶液中で行える。還元剤の濃度、温度およ び撹拌時間は、有効な結果をなお出しながらも、様々に変えることができる。 このため、本発明のキラントから着色不純物を除去するための別なプロセスに おいて: i)下記構造のキラント化合物: 〔上記式中R1、R2、R3およびR4は‐H、アルキル、アルコキシ、アリール、 アリールオキシ、‐Cl、‐Br、‐NO2、‐C(O)R′および‐SO2R″ (R′は‐H、‐OH、アルキル、アルコキシ、アリールおよびア リールオキシからなる群より選択される;R″はアルキル、アルコキシ、アリー ルおよびアリールオキシからなる群より選択される)からなる群より独立して選 択される;R5、R6、R7およびR8は‐Hおよびアルキルからなる群より独立し て選択される〕;および ii)上記キラント化合物の製造中に形成される不純物について、 上記プロセスは: a)上記キラントおよび不純物組成物を水溶性還元剤と混合して、約7以上の pHで均一溶液を形成させ; b)a)の溶液のpHを約7以下のpHに調整し、および c)着色不純物を含まない上記キラントを回収する ステップからなる。 過酸化水素源:タイプ、レベルおよび使用様式‐本発明における過酸化水素源 は、消費者使用条件下で有効量の過酸化水素を供給する、いずれか好都合な化合 物または混合物である。過酸化水素自体が高度に好ましい。レベルは様々に変え てよく、典型的には本洗剤組成物の約0.5〜約70重量%、更に典型的には約 0.5〜約25%である。 本発明で用いられる過酸化水素源はどんな好都合な供給源であってもよい。例 えば、ペルボレート、例えば過ホウ酸ナトリウム(どんな水和物でもよいが、好 ましくは一または四水和物)、炭酸ナトリウムペルオキシヒドレート (peroxyhydrate)または相当する過炭酸塩、ピロリン酸ナトリウムペルオキシヒ ドレート、尿素ペルオキシヒドレートまたは過酸化ナトリウムが本発明で使用で きる。いずれか好都合な過酸化水素源の混合物も用いてよい。 有機安定剤‐本組成物は組成物の化学安定性を改善するための有機安定剤も場 合により含有してよいが、但しこのような物質は適合性であるか、または適切に 処方されねばならない。有機安定剤は酸化防止剤またはラジカルスカベンジャー であって、下記群から選択することができる:2,6‐ジ‐tert‐ブチルフェノ ールまたは2,6‐ジ‐tert‐ブチル‐4‐メチルフェノールのようなモノフェ ノール;2,2′‐メチレンビス(4‐メチル‐6‐tert‐ブチルフェノール) または4,4′‐メチレンビス(2,6‐ジ‐tert‐ブチルフェノール)のよう なジフェノール;1,3,5−トリメチル‐2,4,6−トリス(3′,5′‐ ‐ジ‐tert‐ブチル‐4‐ヒドロキシベンジル)ベンゼンのようなポリフェノー ル;2,5‐ジ‐tert‐アミルヒドロキノンまたはtert‐ブチルヒドロキノンの ようなヒドロキノン;N‐フェニル‐N′‐(1,3‐ジメチルブチル)‐p‐ フェニレンジアミンまたはN‐フェニル‐α‐ナフチルアミンのような芳香族ア ミン;2,2,4‐トリメチル‐1,2‐ジヒドロキノリンのようなジヒドロキ ノリン;およびそれらの混合物。酸化防止剤またはラジカルスカベンジャーの更 に詳しい説明は、Kirk-Othmer Encyclopedia of Chemical Technology,4th edit ion,Kroschwitz,J.I.,Howe-Grant,M.,Eds.; Wiley: New York,1992; Volume 3,p 440-445 でみられる。有機安定剤は、典型的には0.01〜5.0%、更に好ま しくは0.1〜0.5%のレベルで、本組成物に用いられる。 無機安定剤‐無機安定剤の例には:スズ酸ナトリウムと、様々なアルカリ金属 ホスフェート、例えば周知のトリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム およびオルトリン酸ナトリウム、1‐ヒドロキシ‐1,1‐ジホスホン酸エタン および他の公知ホスホネートがある(例えば、米国特許第3,159,581号 、第3,213,030号、第3,422,021号、第3,400,148号 および第3,422,137号明細書参照)。 クリーニング組成物向けの他の慣用成分‐完全処方された水性液体洗濯洗剤組 成物は、性能を改善または変更させるために、典型的には他の任意慣用洗剤成分 も含む。このような成分の典型的非制限例は、業者の便宜のために後で開示され ている。慣用洗剤成分 ブリーチ触媒‐所望ならば、本洗剤組成物には性能を更に改善するために触媒 または促進剤を追加配合してもよい。いかなる適切なブリーチ触媒も使用できる 。典型的なブリーチ触媒には、遷移金属錯体、しばしば金属配位リガンドが化学 変化にかなり抵抗して、場合によりコートされているものがある。このような触 媒化合物はしばしば天然化合物の特徴を有しているが、主に合成で得られ、それ には例えば米国特許第5,246,621号、米国特許第5,244,594号 、米国特許第5,194,416号、米国特許第5,114,606号と、欧州 特許出願公開第549,271A1号、第549,272A1号、第544,4 40A2号および第544,490A1号明細書に開示されたマンガンベース触 媒があり、これら触媒の好ましい例にはMnIV 2(u−O)3(1,4,7‐トリ メチル‐1,4,7‐トリアザシクロノナン)2(PF62、MnIII 2(u−O )1(u−OAc)2(1,4,7‐トリメチル‐1,4,7‐トリアザシクロノ ナン)2(ClO42、MnIV 4(u−O)6(1,4,7‐トリアザシクロノナ ン)4(ClO44、MnIIIMnIV 4(u−O)1(u−OAc)2(1,4,7 ‐トリメチル‐1,4,7‐トリアザシクロノナン)2(ClO43、MnIV( 1,4,7‐トリメチル‐1,4,7‐トリアザシクロノナン)‐(OCH33 (PF6)およびそれらの混合物があるが、別な金属配位リガンドと単環式錯体 も可能であり、単金属と二および多金属錯体と、鉄のような別な金属の錯体もす べて本範囲内に属する。他の金属ベースブリーチ触媒には、米国特許第4,43 0,243号および米国特許第5,114,611号明細書に開示されたものが ある。漂白を高める上で様々な錯体リガンドとのマンガンの使用も、下記米国特 許:第4,728,455号、第5,284,944号、第5,246,612 号、第5,256,779号、第5,280,117号、第5,274,147 号、第5,153,161号および第5,227, 084号明細書で報告されている。 上記マンガンはエチレンジアミン二コハク酸と前錯体化させても、またはエチ レンジアミン二コハク酸と共に、例えば硫酸塩として別に加えてもよい(199 4年3月17日付で出願された米国特許出願第08/210,186号明細書参 照)。上記遷移金属保有ブリーチ触媒で好ましい他の遷移金属には、鉄または銅 がある。 現実問題として、制限ではないが、本発明の漂白組成物とプロセスでは水性洗 浄液に少くとも1/千万部程度で活性ブリーチ触媒種を供給するように調整され 、洗濯液に好ましくは約0.1〜約700ppm、更に好ましくは約1〜約50 ppmの触媒種を供給する。 慣用的なブリーチアクチベーター‐本発明における“慣用的なブリーチアクチ ベーター”とは、本発明の液体洗濯洗剤組成物と適合するブリーチアクチベータ ーのことである。様々な慣用的ブリーチアクチベーターが知られており、本クリ ーニング組成物で場合により含有される。このようなアクチベーターの様々な非 制限例は、1990年4月10日付でMao らに発行された米国特許第4,915 ,854号および米国特許第4,412,934号明細書に開示されている。テ トラアセチルエチレンジアミン(TAED)アクチベーターが典型的である。他 の典型的な慣用的ブリーチアクチベーターについては米国特許第4,634,5 51号明細書も参照。 高度に好ましいアミド誘導ブリーチアクチベーターは、下記式のものである: R1N(R5)C(O)R2C(O)L または R1C(O)N(R5)R2C(O)L 上記式中R1は約6〜約12の炭素原子を有するアルキル基であり、R2は1〜約 6の炭素原子を有するアルキレンであり、R5はHあるいは約1〜約10の炭素 原子を有するアルキル、アリールまたはアルカリールであり、Lは適切な脱離 基である。脱離基とは、ペルヒドロライシス(perhydrolysis)アニオンによる ブリーチアクチベーターへの求核攻撃の結果としてブリーチアクチベーターから 遊離される基のことである。好ましい脱離基はフェニルスルホネートである。 上記式のブリーチアクチベーターの好ましい例には、参考のため本明細書に組 み込まれる米国特許第4,634,551号明細書に記載されているような、( 6‐オクタンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート、(6‐ノナンア ミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート、(6‐デカンアミドカプロイル )オキシベンゼンスルホネートおよびそれらの混合物がある。 ブリーチアクチベーターのもう1つのクラスには、参考のため本明細書に組み 込まれる1990年10月30日付で発行されたHodge らの米国特許第4,96 6,723号明細書により開示されたベンゾオキサジンタイプアクチベーターか らなる。ベンゾオキサジンタイプの高度に好ましいアクチベーターは以下である : 好ましいブリーチアクチベーターの更にもう1つのクラスには、アシルラクタ ムアクチベーター、特に下記式のアシルカプロラクタムおよびアシルバレロラク タムがある: 上記式中R6はH、1〜約12の炭素原子を有するアルキル、アリール、アルコ キシアリールまたはアルカリール基、あるいは約6〜約18の炭素を有する置換 フェニル基である。置換ベンゾイルラクタムについて開示する、同時係属米国出 願第08/064,562号および第08/082,270号明細書参照。高度 に好ましいラクタムアクチベーターには、ベンゾイルカプロラクタム、オクタノ イルカプロラクタム、3,5,5‐トリメチルヘキサノイルカプロラクタム、ノ ナノイルカプロラクタム、デカノイルカプロラクタム、ウンデセノイルカプロラ クタム、ベンゾイルバレロラクタム、オクタノイルバレロラクタム、デカノイル バレロラクタム、ウンデセノイルバレロラクタム、ノナノイルバレロラクタム、 3,5,5‐トリメチルヘキサノイルバレロラクタム、置換ベンゾイルラクタム およびそれらの混合物がある。過ホウ酸ナトリウム中に吸着された、ベンゾイル カプロラクタムを含めたアシルカプロラクタムについて開示する、参考のため本 明細書に組み込まれる1985年10月8日付でSanderson に発行された米国特 許第4,545,784号明細書も参照。 過酸化水素源以外の漂白剤も当業界で知られ、補助成分として本発明で利用す ることができる。特に興味ある非酸素漂白剤の1タイプには、スルホン化亜鉛お よび/またはアルミニウムフタロシアニンのような光活性化漂白剤がある。19 77年7月5日付でHolcombeらに発行された米国特許第4,033,718号明 細書参照。使用されるならば、洗剤組成物は典型的には約0.025〜約1.2 5重量%のこのようなブリーチ、特にスルホン化亜鉛フタロシアニンを含有する 。 有機ペルオキシド、特にジアシルペルオキシドは、Kirk Othmer,Encyclopedia of Chemical Technology,Vol.17,John Wiley and Sons,1982,pages 27-90 およ び特にpages 63-72 で詳しく説明されており、すべて参考のため本明細書に組み 込まれる。適切な有機ペルオキシド、特にジアシルペルオキシドは、参考のため 組み込まれる"Initiators for Polymer Production",Akzo Chemicals Inc.,Prod uct Catalog,Bulletin No.88-57 で更に説明されている。顆粒、粉末または 錠剤形の漂白組成物に処方されるか、あるいは純粋な形態の、好ましいジアシル シドは、25℃で固体である。このような漂白組成物にとり高度に好ましい有機 ペルオキシド、特にジアシルペルオキシドは、40℃以上、好ましくは50℃以 上の融点を有している。加えて、35℃以上、更に好ましくは70℃以上の(前 記Akzo文献で示されるような)SADTの有機ペルオキシドが好ましい。本発明 で有用なジアシルペルオキシドの非制限例には、ジベンゾイルペルオキシド、ラ ウロイルペルオキシドおよびジクミルペルオキシドがある。ジベンゾイルペルオ キシドが好ましい。一部の場合には、ジオクチルフタレートのような油性物質を 含有したジアシルペルオキシドが市販されている。 本組成物は、慣用的な公知の四級置換ブリーチアクチベーター(QSBA)を 場合により更に含むことができる。QSBAは、1985年9月3日付の米国特 許第4,539,130号および米国特許第4,283,301号明細書で更に 説明されている。1975年2月5日付で公開された英国特許第1,382,5 94号明細書では、場合により本発明で使用に適したQSBAのクラスについて 開示している。1989年4月4日付で発行された米国特許第4,818,42 6号明細書では、もう1つのクラスのQSBAについて開示している。1992 年3月3日付で発行された米国特許第5,093,022号および1990年2 月27日付で発行された米国特許第4,904,406号明細書も参照。加えて 、QSBAは、1993年7月28日付で公開されたEP552,812A1お よび1993年5月5日付で公開されたEP540,090A2に記載されてい る。 ペルオキシ酸も本発明で使用に適している。ペルオキシ酸は、典型的には洗剤 組成物の約0.5〜約20、好ましくは約1〜約10wt%である。好ましい有 機ペルオキシ酸は、4‐ノニルアミノ‐4‐オキソペルオキシ酪酸;6‐(ノニ ルアミノ)‐6‐オキソペルオキシカプロン酸(NAPAA);1,12‐ジペ ルオキシドデカン二酸;ヘプチルスルホニル過プロピオン酸;デシルスルホニル 過プロピオン酸;ヘプチル‐、オクチル‐、ノニル‐、デシル‐スルホニル過酪 酸およびそれらの混合物からなる群より選択される。 洗浄界面活性剤‐界面活性剤はそれら通常のクリーニング力のために本発明で 有用であり、通常の洗剤有用レベルで本洗剤組成物の好ましい態様に含有させて よい。通常、界面活性剤は本液体洗剤組成物の約0.1〜約50重量%、好まし くは約1〜約30%、更に好ましくは約5〜約25%である。 本発明で有用な界面活性剤の非制限例には、慣用的なC11‐C18アルキルベン ゼンスルホネート(“LAS”)と、一級分岐鎖およびランダムC10‐C20アル キルサルフェート(“AS”);式CH3(CH2)x(CHOSO3 -+)CH3 およびCH3(CH2)y(CHOSO3 -+)CH2CH3のC10‐C18二級アル キルサルフェート(xおよび(y+1)は少くとも7、好ましくは少くとも9の 整数であり、Mは水溶性カチオン、特にナトリウムである);オレイルサルフェ ートのような不飽和サルフェート;C10‐C18アルキルアルコキシサルフェート (“AExS”)、特にxが1〜約7であるもの;C10‐C18アルキルアルコキ シカルボキシレート(特にEO1‐5エトキシカルボキシレート);C10‐C18 グリセロールエーテル;C10‐C18アルキルポリグリコシドおよびそれらの対応 サルフェート化ポリグリコシド;C12‐C18α‐スルホネート化脂肪酸エステル がある。洗浄界面活性剤は、当業界で周知のように、改善された洗浄力のため様 々な割合で混合させてもよい。いわゆる狭いピークのアルキルエトキシレートを 含めたC12‐C18アルキルエトキシレート(“AE”)、C6‐C12アルキルフ ェノールアルコキシレート(特にエトキシレートおよび混合エトキシレート/プ ロポキシレート)、C12‐C18ベタインおよびスルホベタイン(“スルタイン” )、C10‐C18アミンオキシドなどのような慣用的ノニオン系および両性界面活 性剤も、場合により組成物中に含有される。C10‐C18N‐アルキル ポリヒドロキシ脂肪酸アミドも使用できる。典型例にはC12‐C18N‐メチルグ ルカミドがある。WO9,206,154参照。他の糖由来界面活性剤には、C10 ‐C18N‐(3‐メトキシプロピル)グルカミドのようなN‐アルコキシポリ ヒドロキシ脂肪酸アミドがある。N‐プロピル〜N‐ヘキシルC12‐C18グルカ ミドは低起泡性のために使用できる。C10‐C20慣用石鹸も用いてよい。高起泡 性が望まれるならば、分岐鎖C10‐C16石鹸が使用できる。アニオン系およびノ ニオン系界面活性剤の混合物が特に有用である。自動皿洗い組成物では、混合エ チレンオキシ/プロピレンオキシノニオン系のような低起泡性界面活性剤を典型 的に用いる。他の慣用的で有用な界面活性剤は標準テキストに掲載されている ビルダー‐洗剤ビルダーは、ミネラル硬度のコントロールを助けるため、場合 により本組成物に含有させることができる。無機および有機ビルダーが使用でき る。ビルダーは、粒状汚れの除去を助けるために、布帛洗濯組成物で典型的に用 いられる。 ビルダーのレベルは、組成物の最終用途とその望まれる物理的形態に応じて様 々である。存在するとき、組成物は典型的には少くとも1%のビルダーを含む。 高性能組成物は、典型的には約10〜約80重量%、更に典型的には約15〜約 50%の洗剤ビルダーを含む。しかしながら、それより低いまたは高いレベルの ビルダーが除外されるわけではない。 本発明の目的に適した有機洗剤ビルダーには、様々なポリカルボキシレート化 合物があるが、それらに限定されない。本発明で用いられる“ポリカルボキシレ ート”とは、多数のカルボキシレート基、好ましくは少くとも3つのカルボキシ レートを有した化合物に関する。ポリカルボキシレートビルダーは通常酸形で組 成物に加えることができるが、中和塩または“過剰塩基”の形で加えてもよい。 塩形で利用されるときには、ナトリウム、カリウムおよびリチウムのようなアル カリ金属またはアルカノールアンモニウム塩が好ましい。 ポリカルボキシレートビルダーの中には、様々なカテゴリーの有用物質が含ま れる。1つの重要なカテゴリーのポリカルボキシレートビルダーには、1964 年4月7日付で発行されたBergの米国特許第3,128,287号および197 2年1月18日付で発行されたLambertiらの米国特許第3,635,830号明 細書で開示されたような、オキシジサクシネートを含めたエーテルポリカルボキ シレートを含む。更に、1987年5月5日付で発行されたBushらの米国特許第 4,663,071号の“TMS/TDS”ビルダー参照。適切なエーテルポリ カルボキシレートには、米国特許第3,923,679号、第3,835,16 3号、第4,158,635号、第4,120,874号および第4,102, 903号明細書で記載されたような環式化合物、特に脂環式化合物も含む。 他の有用な洗浄ビルダーには、エーテルヒドロキシポリカルボキシレート、無 水マレイン酸とエチレンまたはビニルメチルエーテルとのコポリマー、1,3, 5‐トリヒドロキシベンゼン‐2,4,6‐トリスルホン酸、カルボキシメチル オキシコハク酸と、ニトリロ三酢酸のようなポリ酢酸の様々なアルカリ金属、ア ンモニウムおよび置換アンモニウム塩と、メリット酸、コハク酸、オキシジコハ ク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン‐1,3,5‐トリカルボン酸、カルボキシメ チルオキシコハク酸およびそれらの可溶性塩のようなポリカルボキシレートがあ る。 シトレートビルダー、例えばクエン酸およびその可溶性塩(特にナトリウム塩 )は、再生資源からの利用可能性と生分解性とのために、特に重要なポリカルボ キシレートビルダーである。オキシジサクシネートもこのような組成物および組 合せで特に有用である。 本発明の洗剤組成物では、1986年1月28日付で発行されたBushの米国特 許第4,566,984号明細書で開示された3,3‐ジカルボキシ‐4‐オキ サ‐1,6‐ヘキサンジオエート類と関連化合物も適している。有用なコハク酸 ビルダーには、C5‐C20アルキルおよびアルケニルコハク酸とそれらの塩があ る。サクシネートビルダーの具体例には、ラウリルサクシネート、ミリスチルサ クシネート、パルミチルサクシネート、2−ドデセニルサクシネート(好ましい )、2−ペンタデセニルサクシネート等がある。ラウリルサクシネートがこのグ ループの好ましいビルダーであり、1986年11月5日付で公開された欧州特 許出願第86200690.5/0,200,263号明細書に記載されている 。 他の適切なポリカルボキシレートは、1979年3月13日付で発行されたCr utchfield らの米国特許第4,144,226号および1967年3月7日付で 発行されたDiehl の米国特許第3,308,067号明細書に開示されている。 更に米国特許第3,723,322号明細書参照。 脂肪酸、例えばC12‐C18モノカルボン酸も、追加ビルダー活性を付与するた めに、単独でまたは前記ビルダー、特にシトレートおよび/またはサクシネート ビルダーと組合せて、組成物中に配合することができる。脂肪酸のこのような使 用によると洗濯組成物で起泡が通常減少するが、これは業者により考慮される必 要がある。 リンベース(phosphorus-based)ビルダーが使用できる場合、特に手洗い洗濯操 作の場合には、周知のナトリウムトリポリホスフェート、ナトリウムピロホスフ ェートおよびナトリウムオルトホスフェートのような様々なアルカリ金属ホスフ ェートが使用できる。1‐ヒドロキシ‐1,1‐ジホスホン酸エタンおよび他の 公知ホスホネートのようなホスホネートビルダー(例えば、米国特許第3,15 9,581号、第3,213,030号、第3,422,021号、第3,40 0,148号および第3,422,137号参照)も使用できるが、このような 物質はより一般的にはキラントまたは安定剤として低レベルで用いられる。 無機または含P洗剤ビルダーには、ポリホスフェート(トリポリホスフェート 、ピロホスフェートおよびガラス状ポリマーメタホスフェートで例示される)、 ホ スホネート、フィチン酸、シリケート、カーボネート(ビカーボネートおよびセ スキカーボネートを含む)、サルフェートおよびアルミノシリケートのアルカリ 金属、アンモニウムおよびアルカノールアンモニウム塩があるが、それらに限定 されない。 二次キレート化剤‐本組成物は、二次遷移金属選択的封鎖剤または“キレート 化剤”、例えば鉄および/または銅および/またはマンガンキレート化剤も場合 により含有していてよいが、但しこのような物質は適合性であるか、または適切 に処方されねばならない。本発明で使用に適したキレート化剤は、アミノカルボ キシレート、ホスホネート(特に、アミノホスホネート)、多官能性置換芳香族 キレート化剤とそれらの混合物からなる群より選択することができる。理論に拘 束されないが、これら物質の効果は可溶性キレートの形成により洗浄液から鉄、 銅およびマンガンイオンを除去するそれらの例外的な能力に一部起因していると 考えられる;他の効果には無機皮膜防止またはスケール阻止がある。本発明で使 DuPontおよびNalco,Inc.のキラントがある。 任意のキレート化剤として有用なアミノカルボキシレートは、エチレンジアミ ン四酢酸、N‐ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、ニトリロ三酢酸、エ チレンジアミン四プロピオン酸、トリエチレンテトラアミン六酢酸、ジエチレン トリアミン五酢酸およびエタノールジグリシン、それらのアルカリ金属、アンモ ニウムおよび置換アンモニウム塩がある。 一般的に、キラント混合物はマルチ遷移金属コントロール、長期製品安定化、 および/または沈殿した遷移金属酸化物および/または水酸化物のコントロール のような組合せ機能のために用いてもよい。 多官能性置換芳香族キレート化剤も本組成物で有用である。1974年5月2 1日付でConnorらに発行された米国特許第3,812,044号明細書参照。酸 形でこのタイプの好ましい化合物は、1,2‐ジヒドロキシ‐3,5‐ジスルホ ベンゼンのようなジヒドロキシジスルホベンゼンである。 本発明で使用上高度に好ましい生分解性キレーターは、エチレンジアミン二コ ハク酸(“EDDS”)、特に1987年11月3日付 HartmanおよびPerkins の米国特許第4,704,233号明細書に記載されたような〔S,S〕異性体 (限定されない)である。三ナトリウム塩が好ましいが、マグネシウム塩のよう な他の形も有用である。 アミノホスホネートも、少くとも低レベルの全リンが洗剤組成物で許容される ときに、本発明の組成物でキレート化剤として使用に適しており、それにはエチ レンジアミンテトラキス(メチレンホスホネート)およびジエチレントリアミン ペンタキス(メチレンホスホネート)がある。好ましくは、これらのアミノホス ホネートは炭素原子6以上のアルキルまたはアルケニル基を有しない。 利用されるならば、二次キレート化剤または遷移金属選択的封鎖剤は、好まし くは本組成物の約0.001〜約10重量%、更に好ましくは約0.05〜約1 %である。 酵素‐酵素は、例えばタンパク質ベース、炭水化物ベースまたはトリグリセリ ドベース汚れの除去を含めた、様々な布帛洗濯または他のクリーニング目的のた めと、遊離染料移動の防止および布帛再生のために、本組成物中に含有させるこ とができる。配合される酵素にはプロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラ ーゼおよびペルオキシダーゼとそれらの混合物がある。他のタイプの酵素も含有 させてよい。それらは植物、動物、細菌、真菌および酵母源のように、いかなる 適切な起源でってもよい。しかしながら、それらの選択はpH活性および/また は至適安定性、熱安定性、安定性対活性洗剤、ビルダーなどのようないくつかの ファクターにより決められる。この点において、細菌アミラーゼおよびプロテア ーゼと真菌セルラーゼのような細菌または真菌酵素が好ましい。本発明で有用な 酵素は、水性処方物中で保護のため、場合によりコートしてもよい。 酵素は、組成物グラム当たり重量で約5mg以内、更に典型的には約0.01 〜約3mgの活性酵素を供するために十分なレベルで通常配合される。換言すれ ば、本組成物は典型的には約0.001〜約5重量%、好ましくは0.01〜1 %の市販酵素製剤を含む。プロテアーゼ酵素は、組成物グラム当たり0.005 〜0.1 Anson単位(AU)の活性を供するために十分なレベルで、このような 市販製剤中に通常存在する。 プロテアーゼの適切な例は、B.subtilisおよびB.licheniformis の特定株から 得られるズブチリシンである。もう1つの適切なプロテアーゼはBacillusの株か ら得られ、8〜12のpH範囲で最大活性を有していて、Novo Industries A/S 製造はNovoの英国特許明細書第1,243,784号に記載されている。市販さ れている、タンパク質ベース汚れを除去するために適したタンパク質分解酵素に ーゼA(1985年1月9日付で公開された欧州特許出願第130,756号明 細書参照)およびプロテアーゼB(1987年4月28日付で出願された欧州特 許出願第87303761.8号および1985年1月9日付で公開されたBott らの欧州特許出願第130,756号明細書参照)がある。 “プロテアーゼD”と称される特に好ましいプロテアーゼは、天然でみられな いアミノ酸配列を有したカルボニルヒドロラーゼ変種であり、米国出願第08/ 136,797号(P&Gケース5040)の“プロテアーゼ含有クリーニング 組成物”と題されたA.Baeck,C.K.Ghosh,P.P.Greycar,R.R.BottおよびL.J.Wilson の特許出願と、米国出願第08/136.626号の“プロテアーゼ酵素を含有 した漂白組成物”に記載されたように、Bacillus amyloliquefaciensズブチリシ ンで+99、+101、+103、+107および+123からなる群より選択 されるものに相当する1以上のアミノ酸残基位置と組合せて、上記カルボニルヒ ドロラーゼで+76位に相当する位置で、多数のアミノ酸残基の代わりに異なる アミノ酸を用いることにより、前駆カルボニルヒドロラーゼから誘導される。 アミラーゼには、例えば英国特許明細書第1,296,839号(Novo)に記 本発明で使用しうるセルラーゼには細菌または真菌双方のセルラーゼを含む。 好ましくは、それらは5〜9.5の至適pHを有する。適切なセルラーゼは、1 984年3月6日付で発行されたBarbesgoard らの米国特許第4,435,30 7号明細書に開示されており、そこではHumicola insolens およびHumicola株D SM1800またはAeromonas 属に属するセルラーゼ212産生真菌から産生さ れる真菌セルラーゼと、海洋軟体動物(Dolabella Auricula Solander)の肝膵か ら抽出されるセルラーゼについて開示している。適切なセルラーゼはGB‐A‐ 2,075,028、GB−A−2,095,275およびDE‐OS‐2,2 洗剤用に適したリパーゼ酵素には、英国特許第1,372,034号明細書に 開示された Pseudomonas stutzeri ATCC19.154のようなPseudomonas 属の微生物により産生されるものがある。更に1978年2月24日付で公開さ れた日本特許出願第53‐20487号のリパーゼ参照。このリパーゼは商品名 Lipase P"Amano"として日本、名古屋のAmano Pharmaceutical Co.Ltd.から市 販されており、以下"Amano-P"と称される。他の市販リパーゼにはAmano-CES、リ パーゼ ex Chromobacter viscosum、例えば日本、田方の東洋醸造社から市販さ れるChromobacter viscosum var.lipolyticum NRRLB 3673;USAのU.S. Biochemical Corp.およびオランダのDisoynth Co.からのChromobacter viscosu m リパーゼ;リパーゼ ex Pseudomonas gladioliがある。Humicola 1,947参照)が本発明で使用上好ましいリパーゼである。 ペルオキシダーゼ酵素は酸素源、例えばペルカーボネート、ペルボレート、ペ ルサルフェート、過酸化水素などと組合せて用いられる。それらは“溶液漂白” に、即ち洗浄操作中に基材から落ちた染料または顔料が洗浄液中で他の基材に移 動することを防ぐために用いられる。ペルオキシダーゼ酵素は当業界で公知であ り、それには例えば西洋ワサビペルオキシダーゼ、リグニナーゼとクロロおよび ブロモペルオキシダーゼのようなハロペルオキシダーゼがある。ペルオキシダー ゼ含有洗剤組成物は、例えばNovo Industries A/S に譲渡された、O.Kirkにより 1989年10月19日付で公開されたPCT国際出願WO第89/09981 3号明細書に開示されている。 様々な酵素物質と合成洗剤組成物中へのそれらの配合手段も、1971年1月 5日付で発行された米国特許第3,553,139号明細書に開示されている。 酵素は、1978年7月18日付で発行されたPlace らの米国特許第4,101 ,457号および1985年3月26日付で発行されたHughesの米国特許第4, 507,219号明細書でも更に開示されている。液体洗剤処方物で有用な酵素 物質とこのような処方物中へのそれらの配合は、1981年4月14日付で発行 されたHoraらの米国特許第4,261,868号明細書に開示されている。洗剤 で有用な酵素は様々な技術で安定化させることができる。酵素安定化技術は、1 971年8月17日付で発行されたGedge らの米国特許第3,600,319号 および1986年10月29日付で公開されたVenegas の欧州特許出願公開第0 ,199,405号、出願第86200586.5号明細書で開示および例示さ れている。酵素安定化系も、例えば米国特許第3,519,570号明細書に記 載 されている。 ポリマー汚れ放出剤‐当業者に知られるいかなるポリマー汚れ放出剤も、本発 明の組成物および方法で場合により使用できる。ポリマー汚れ放出剤は、ポリエ ステルおよびナイロンのような疎水性繊維の表面を親水化させる親水性セグメン トと、疎水性繊維上に沈着し、洗浄およびすすぎサイクルの終了までそれに付着 したままであり、このため親水性セグメントのアンカーとして働く疎水性セグメ ントとを双方有することにより特徴付けられる。これにより汚れ放出剤との処理 後に生じる汚れを後の洗浄操作でより容易にクリーニングすることができる。 特に本発明で有用なポリマー汚れ放出剤には、特に(a)(i)少くとも2の 重合度のポリオキシエチレンセグメント、(ii)2〜10の重合度のオキシプロ ピレンまたはポリオキシプロピレンセグメント(上記親水性セグメントは、それ が各末端でエーテル結合により隣接部分に結合されていないかぎり、オキシプロ ピレン単位を全く含まない)、または(iii)オキシエチレンおよび1〜約30の オキシプロピレン単位を含むオキシアルキレン単位の混合物(親水性成分が慣用 的ポリエステル合成繊維表面の親水性をこのような表面への汚れ放出剤の沈着に より増加させる上で十分大きな親水性を有するように、十分な量のオキシエチレ ン単位を上記混合物は含んでいる)から本質的になる1種以上のノニオン系親水 性成分(上記親水性セグメントは、好ましくは少くとも約25%のオキシエチレ ン単位、更に好ましくは、特に20〜30のオキシプロピレン単位を有するこの ような成分の場合だと少くとも約50%のオキシエチレン単位を含んでいる); あるいは(b)(i)C3オキシアルキレンテレフタレートセグメント(疎水性 成分がオキシエチレンテレフタレートも含むならば、オキシエチレンテレフタレ ート:C3オキシアルキレンテレフタレート単位の比率は約2:1またはそれ以 下である)、(ii)C4‐C6アルキレンまたはオキシC4‐C6アルキレンセグメ ント、またはそれらの混合物、(iii)少くとも2の重合度を有するポリ(ビ ニルエステル)セグメント、好ましくはポリ(ビニルアセテート)、またはiv) C1‐C4アルキルエーテルまたはC4ヒドロキシアルキルエーテル置換基、また はそれらの混合物(その置換基はC1‐C4アルキルエーテルまたはC4ヒドロキ シアルキルエーテルセルロース誘導体、またはそれらの混合物の形で存在してい て、このようなセルロース誘導体は両性であるため、それらは、慣用的ポリエス テル合成繊維表面上に沈着して十分なレベルのヒドロキシルを留めて、このよう な慣用的合成繊維表面に付着したときに繊維表面親水性を増加させる上で、十分 なレベルのC1‐C4アルキルエーテルおよび/またはC4ヒドロキシアルキルエ ーテル単位を有している)からなる1種以上の疎水性成分;あるいは(a)およ び(b)の組合せを有した汚れ放出剤がある。 典型的には、(a)(i)のポリオキシエチレンセグメントは約200以下( それより高いレベルでも使用できる)、好ましくは3〜約150、更に好ましく は6〜約100の重合度を有する。適切なオキシC4‐C6アルキレン疎水性セグ メントは、1988年1月26日付で発行されたGosselink の米国特許第4,7 21,580号明細書で開示される、MO3S(CH2nOCH2CH2O‐(M はナトリウム、nは4〜6の整数である)のようなポリマー汚れ放出剤の末端キ ャップを含むが、それらに限定されない。 本発明で有用なポリマー汚れ放出剤には、ヒドロキシエーテルセルロースポリ マーのようなセルロース誘導体、エチレンテレフタレートまたはプロピレンテレ フタレートとポリエチレンオキシドまたはポリプロピレンオキシドテレフタレー トとのコポリマーブロック等も含む。このような剤は市販されていて、METHOCEL (Dow)のようなセルロースのヒドロキシエーテル類を含む。本発明で有用なセ ルロース汚れ放出剤には、C1‐C4アルキルおよびC4ヒドロキシアルキルセル ロースからなる群より選択されるものもある;1976年12月28日付で発行 されたNicol らの米国特許第4,000,093号明細書参照。 ポリ(ビニルエステル)疎水性セグメントで特徴付けされる汚れ放出剤には、 ポリ(ビニルエステル)、例えばC1‐C6ビニルエステルのグラフトコポリマー 、好ましくはポリアルキレンオキシド主鎖、例えばポリエチレンオキシド主鎖に グラフト化されたポリ(ビニルアセテート)がある。1987年4月22日付で 公開されたKud らの欧州特許出願第0,219,048号明細書参照。この種の 市販汚れ放出剤には、BASF(西ドイツ)から入手できるSOKALAN タイプの物 質、例えばSOKALAN HP‐22がある。 好ましい汚れ放出剤の1タイプは、エチレンテレフタレートおよびポリエチレ ンオキシド(PEO)テレフタレートのランダムブロックを有するコポリマーで ある。このポリマー汚れ放出剤の分子量は約25,000〜約55,000の範 囲である。1976年5月25日付で発行されたHaysの米国特許第3,959, 230号および1975年7月8日付で発行されたBasadur の米国特許第3,8 93,929号明細書参照。 もう1つの好ましいポリマー汚れ放出剤は、平均分子量300〜5000のポ リオキシエチレングリコールから誘導される、90〜80重量%のポリオキシエ チレンテレフタレート単位と一緒に10〜15重量%のエチレンテレフタレート 単位を含む、エチレンテレフタレート単位の反復単位を有したポリエステルであ る。このポリマーの例には、市販物質 ZELCON 5126(Dupont製)およびMILE ASE T(ICI製)がある。更に1987年10月27日付で発行されたGossel ink の米国特許第4,702,857号明細書参照。 もう1つの好ましいポリマー汚れ放出剤は、テレフタロイルおよびオキシアル キレンオキシ反復単位のオリゴマーエステル主鎖とその主鎖に共有結合された末 端部分から構成される、実質上直鎖エステルオリゴマーのスルホン化産物である 。これらの汚れ放出剤は、1990年11月6日付で発行されたJ.J.Scheibelお よびE.P.Gosselink の米国特許第4,968,451号明細書で詳しく記載され て いる。他の適切なポリマー汚れ放出剤には、1987年12月8日付で発行され たGosselink らの米国特許第4,711,730号のテレフタレートポリエステ ル、1988年1月26日付で発行されたGosselink の米国特許第4,721, 580号のアニオン性末端キャップ化オリゴマーエステル、および1987年1 0月27日付で発行されたGosselink の米国特許第4,702,857号のブロ ックポリエステルオリゴマー化合物がある。 好ましいポリマー汚れ放出剤には、1989年10月31日付で発行されたMa ldonado らの米国特許第4,877,896号の汚れ放出剤も含み、そこではア ニオン性、特にスルホアロイル末端キャップ化テレフタレートエステルについて 開示している。 更にもう1つの好ましい汚れ放出剤は、テレフタロイル単位、スルホイソテレ フタロイル単位、オキシエチレンオキシおよびオキシ‐1,2‐プロピレン単位 の反復単位を有したオリゴマーである。その反復単位はオリゴマーの主鎖を形成 しており、好ましくは修飾されたイセチオネート末端キャップで終わる。このタ イプの特に好ましい汚れ放出剤は、約1つのスルホイソフタロイル単位、5つの テレフタロイル単位、約1.7〜約1.8の比率でオキシエチレンオキシおよび オキシ‐1,2‐プロピレンオキシ単位と、2‐(2‐ヒドロキシエトキシ)エ タンスルホン酸ナトリウムの2つの末端キャップ単位からなる。上記汚れ放出剤 は、好ましくはキシレンスルホネート、クメンスルホネート、トルエンスルホネ ートおよびそれらの混合物からなる群より選択される、結晶還元安定剤のオリゴ マー約0.5〜約20重量%も含んでいる。 利用されるならば、汚れ放出剤は通常本洗剤組成物の約0.01〜約10.0 重量%、典型的には約0.1〜約5%、好ましくは約0.2〜約3.0%である 。 他の成分‐本組成物に場合により含有される洗浄成分または添加物には、クリ ーニング性能、クリーニングされる基材の処理を補助または高めるための、ある いは組成物の審美性を改善するための1種以上の物質がある。このような物質は Baskerville らの米国特許第3,936,537号明細書で更に説明されている 。使用上慣例的な業界確立レベル(通常洗剤成分の0〜約20%、好ましくは約 0.5〜約10%)で本発明の組成物中にも含有させることができる添加物には 、BASF Corp.またはRohm & Haas 製の分散ポリマー;色あせ防止および/または 腐食防止剤、染料、フィラー、蛍光増白剤、殺菌剤、ヒドロトロープ、酵素安定 剤、香料、溶解剤、土汚れ除去/再付着防止剤、キャリア、加工助剤、顔料、液 体処方用の溶媒、布帛柔軟剤、静電気防止剤などのような他の活性成分がある。 染料移動阻止剤‐本発明の組成物は、クリーニングプロセス中に1つの布帛か ら他への染料の移動を阻止する上で有効な1種以上の物質も含有していてよい。 通常、このような染料移動阻止剤には、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリア ミンN‐オキシドポリマー、N‐ビニルピロリドンおよびN‐ビニルイミダゾー ルのコポリマー、マンガンフタロシアニン、ペルオキシダーゼとそれらの混合物 がある。用いられるならば、これらの剤は典型的には組成物の約0.01〜約1 0重量%、好ましくは約0.01〜約5%、更に好ましくは約0.05〜約2% である。 更に詳しくは、本発明で使用上好ましいポリアミンN‐オキシドポリマーは下 記構造式:R‐Ax‐Pを有した単位を含んでいる;式中Pは重合性単位であり 、それにはN‐O基が結合できるか、またはN‐O基は重合性単位の一部を形成 しているか、またはN‐O基は双方の単位に結合できる;Aは下記構造の1つで ある:‐NC(O)‐、‐C(O)O‐、‐S‐、‐O‐、‐N=;xは0また は1である;Rは脂肪族、エトキシル化脂肪族、芳香族、ヘテロ環式、脂環式基 またはそれらの組合せであり、それにはN‐O基の窒素が結合できるか、または N‐O基はこれらの基の一部である。好ましいポリアミンN‐オキシドは、Rが ピリジン、ピロール、イミダゾール、ピロリジン、ピペリジンおよびそれらの誘 導 体のようなヘテロ環式基である場合である。 N‐O基は下記一般構造で表すことができる: 上記式中R1、R2、R3は脂肪族、芳香族、ヘテロ環式、脂環式基またはそれら の組合せである;x、yおよびzは0または1である;N‐O基の窒素は上記基 に結合できるか、またはいずれか上記基の一部を形成している。ポリアミンN‐ オキシドのアミンオキシド単位はpKa<10、好ましくはpKa<7、更に好 ましくはpKa<6を有している。 いかなるポリマー主鎖も、形成されるアミンオキシドポリマーが水溶性であっ て、染料移動阻止性を有しているかぎり、使用してよい。適切なポリマー主鎖の 例はポリビニル、ポリアルキレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、 ポリイミド、ポリアクリレートおよびそれらの混合物である。これらのポリマー にはランダムまたはブロックコポリマーがあり、1つのモノマータイプはアミン N‐オキシドであって、他のモノマータイプはN‐オキシドである。アミンN‐ オキシドポリマーは、典型的には10:1〜1:1,000,000のアミン対 アミンN‐オキシドの比率を有している。しかしながら、ポリアミンオキシドポ リマー中に存在するアミンオキシド基の数は、適切な共重合によるか、または適 度のN‐酸化によって変えることができる。ポリアミンオキシドはほぼいかなる 重合度でも得られる。典型的には、平均分子量は500〜1,000,000、 更に好ましくは1000〜500,000、最も好ましくは5000〜100, 000の範囲内である。この好ましいクラスの物質は“PVNO”と称される。 本洗剤組成物で有用な最も好ましいポリアミンN‐オキシドは、 約50,000の平均分子量と約1:4のアミン対アミンN‐オキシド比を有し たポリ(4‐ビニルピリジン‐N‐オキシド)である。 N‐ビニルピロリドンおよびN‐ビニルイミダゾールポリマーのコポリマー( “PVPVI”のクラスと称される)も本発明で使用上好ましい。好ましくは、 PVPVIは5000〜1,000,000、更に好ましくは5000〜200 ,000、最も好ましくは10,000〜20,000の平均分子量範囲を有す る。(平均分子量範囲は Barthら,Chemical Analysis,Vol.113,"Modern Methods of Polymer Characterization"に記載されたような光散乱により調べられ、そ の開示は参考のため本明細書に組み込まれる。)PVPVIコポリマーは、典型 的には1:1〜0.2:1、更に好ましくは0.8:1〜0.3:1、最も好ま しくは0.6:1〜0.4:1のN‐ビニルイミダゾール対N‐ビニルピロリド ンのモル比を有している。これらのコポリマーは直鎖でもまたは分岐鎖でもよい 。 本発明の組成物では、約5000〜約400,000、好ましくは約5000 〜約200,000、更に好ましくは約5000〜約50,000の平均分子量 を有するポリビニルピロリドン(“PVP”)も用いてよい。PVPは洗剤業者 に公知である;例えば、参考のため本明細書に組み込まれる、EP‐A‐262 ,897およびEP‐A‐256,696参照。PVPを含有した組成物は、 約500〜約100,000、好ましくは約1000〜約10,000の平均分 子量を有するポリエチレングリコール(“PEG”)も含有することができる。 好ましくは、洗浄液中で放出されるppmベースでのPEG対PVPの比率は約 2:1〜約50:1、更に好ましくは約3:1〜約10:1である。 高起泡性が望まれるならば、C10‐C16アルカノールアミドのような起泡増進 剤も、典型的には1〜10%レベルで組成物中に配合できる。C10‐C14モノエ タノールおよびジエタノールアミドがこのような起泡増進剤の典型的クラスにつ いて例示する。このような起泡増進剤と高起泡性補助界面活性剤、例えば前記の アミンオキシド、ベタインおよびスルタインとの併用も有利である。所望であれ ば、MgCl2、MgSO4等のような可溶性マグネシウム塩が、追加の起泡性を 発揮して、油除去性能を高めるために、例えば0.1〜2%のレベルで添加でき る。 増白剤‐当業界で知られるいかなる蛍光増白剤、蛍光ホワイトニング剤または 他の増白もしくはホワイトニング剤も、本洗剤組成物の典型的には約0.05〜 約1.2重量%のレベルで、それらが布帛処理または洗濯用に考えられている場 合には、本組成物中に配合することができる。本発明で有用な市販蛍光増白剤は サブグループに分類され、それにはスチルベン、パラゾリン、クマリン、カルボ ン酸、メチンシアニン、ジベンゾチオフェン‐5,5‐ジオキシド、アゾール、 5および6員環ヘテロ環式増白剤があるが、必ずしもそれらに限定されず、この リストは例示であって、制限ではない。このような増白剤の例は"The Productio n and Application of Fluorescent Brightening Agents",M.Zahradnik,John Wi ley & Sons発行,New York(1982)に開示されている。 本組成物で有用な蛍光増白剤の具体例は、1988年12月13日付でWixon に発行された米国特許第4,790,856号明細書に示されたものである。こ れらの増白剤にはVeronaによるPHORWHITE シリーズの増白剤がある。この文献に 開示された他の増白剤には:Ciba-Geigyから市販されるTinopal UNPA、TinopalC BS およびTinopal 5BM ;イタリアのHilton-Davisから市販されるArtic White C CおよびArtic White CWD ;2‐(4‐スチリルフェニル)‐2H‐ナフト〔1 ,2‐d〕トリアゾール類;4,4′‐ビス(1,2,3‐トリアゾール‐2‐ イル)スチルベン類;4,4′‐ビス(スチリル)ビスフェニル類;およびアミ ノクマリン類がある。これら増白剤の具体例には、4‐メチル‐7‐ジエチルア ミノクマリン、1,2‐ビス(ベンゾイミダゾール‐2‐イル)エチレン、2, 5‐ビス(ベンゾオキサゾール‐2‐イル)チオフェン、2‐スチリルナフト〔 1, 2‐d〕オキサゾールおよび2‐(スチルベン‐4‐イル)‐2H‐ナフト〔1 ,2‐d〕トリアゾールがある。1972年2月29日付でHamiltonに発行され た米国特許第3,646,015号明細書も参照。アニオン系増白剤が典型的に 本発明では好ましい。 コーティング‐本組成物で用いられる様々な洗浄成分は、場合により、多孔質 疎水性支持体上に上記成分を吸収させてから、上記支持体を疎水性コーティング でコートすることにより、更に安定化できる。好ましくは、洗浄成分は多孔質支 持体中に吸収される前に界面活性剤と混合される。使用時に、洗浄成分は支持体 から水性洗浄液中に放出され、そこでそれは目的の洗浄機能を発揮する。 10,Degussa)は3〜5%のC13-15エトキシル化アルコール(EO7)ノニオ ン系界面活性剤を含有したタンパク質分解酵素溶液と混合される。典型的には、 酵素/界面活性剤溶液はシリカ重量の2.5倍である。得られた粉末はシリコー ン油中で撹拌しながら分散される(500〜12,500範囲の様々なシリコー ン油粘度が使用できる)。得られたシリコーン油分散物は乳化されるか、または 最終洗剤マトリックスに加えられる。この手段により、前記酵素、ブリーチ、ブ リーチアクチベーター、ブリーチ触媒、光活性剤、染料、蛍光料、布帛コンディ ショナーおよび加水分解性界面活性剤のような諸成分は、液体洗濯洗剤組成物を 含めた洗剤に使用の場合“保護”しておくことができる。 本組成物はキャリアとして他の流体を含有することができる。メタノール、エ タノール、プロパノールおよびイソプロパノールで例示される低分子量一級また は二級アルコールが適切である。一価アルコールが界面活性剤を溶解させる上で 好ましいが、2〜約6の炭素原子と2〜約6のヒドロキシ基を有するようなポリ オール(例えば、1,3‐プロパンジオール、エチレングリコール、グリセリン および1,2‐プロパンジオール)も使用できる。組成物は5〜90%、典型的 には10〜50%のこのようなキャリアを含有する。 下記例は本発明のキラントと、ブリーチアクチベーターと共にキラントを用い て製造できるクリーニング組成物について説明しているが、それに限定されるわ けではない。例中におけるすべての物質は、本発明の機能的制限を満たしている 。 例I 下記洗剤組成物はミックスすることで製造する: 例II 本発明の選択キラントは、特に長期の貯蔵期間にわたり、水性酸性漂白組成物 で有意に高い安定性を示す。したがって、選択キラントは長期貯蔵後であっても 組成物の使用時に意外なほど有効であり、組成物の漂白性能を改善している。選 択キラントの効果を明らかにするために、下記組成物を製造する: 組成物の製造直後に水性アルカリ洗浄液(pH=10)へ表II‐1の各組成物 を添加すると、pH=10でアセチルトリエチルシトレートと過酸化水素との反 応から過酢酸を生成する。過酸はヨウ素滴定法により滴定でき、有効酸素の理論 的発生率は40%とわかる(表II−2)。Cu(II)、Fe(III)またはその他 のような様々な金属イオンが洗浄液中に低いが無視しえない濃度で存在しうるた め、金属イオンを封鎖できるキレート化剤の存在は本漂白組成物から漂白性能を 観察する上で必要である。 表II‐2が示すように、洗浄液中にCu(II)SO41.0ppmが存在する 組成物Aでは、有効酸素がほとんどまたは全く観察されず、漂白性能の喪失がみ られる。しかしながら、組成物BおよびCにおける有効酸素の理論的発生率は、 組成物の貯蔵時間に依存している。わずか3月間の貯蔵期間後、1.0%のジエ チレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)を含有した組成物Bからは過酢 酸がほとんどまたは全く滴定されず、この組成物から漂白性能の同時喪失がみら れる。逆に、6月間の貯蔵後であっても、本発明の選択キラント、エチレンビス (2‐ヒドロキシフェニル)グリシンを含有した組成物Cからはなお有効酸素の 理論的発生率40%が観察され、この組成物から良好な漂白性能がみられる。こ のため、選択キラントの使用により、本漂白組成物の漂白性能は長期の製品貯蔵 によっても実質的に増加させることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 7以下のpHを有している液体水性洗剤組成物であって、 a)有効量の過酸化水素源;および b)キレート化有効量の、上記洗剤組成物のpHで実質的に未溶解である下記 式のキラント 〔上記式中R1、R2、R3およびR4は‐H、アルキル、アルコキシ、アリール、 アリールオキシ、‐Cl、‐Br、‐NO2‐C(O)R′および‐SO2R″( R′は‐H、‐OH、アルキル、アルコキシ、アリールおよびアリールオキシか らなる群より選択される;R″はアルキル、アルコキシ、アリールおよびアリー ルオキシからなる群より選択される)からなる群より独立して選択される;R5 、R6、R7およびR8は‐Hおよびアルキルからなる群より独立して選択される 〕 を含んでなる液体水性洗剤組成物。 2. R1、R2、R3およびR4が‐H、アルキルおよびアルコキシからなる群 より独立して選択され、R5、R6、R7およびR8が‐Hおよびメチルからなる群 より独立して選択される、請求項1に記載の液体水性洗剤組成物。 3. R1、R2、R3およびR4が‐Hおよびメチルからなる群より独立して選 択され、R5、R6、R7およびR8が‐Hである、請求項1または2に記載の液体 水性洗剤組成物。 4. ブリーチアクチベーターを更に含んでいる、請求項1〜3のいずれか一 項に記載の液体水性洗剤組成物。 5. 固体物を懸濁させうるレオロジーを有している、請求項1〜4のいずれ か一項に記載の液体水性洗剤組成物。 6. 任意の慣用洗浄添加物を更に含んでいる、請求項1〜5のいずれか一項 に記載の液体水性洗剤組成物。 7. キラントが下記構造である: (上記式中各Rは‐H、‐CH3、C2‐C9アルキルおよびそれらの混合からな る群より独立して選択される)、請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体水性 洗剤組成物。 8. キラントが下記構造である: 請求項1〜7のいずれか一項に記載の液体水性洗剤組成物。 9. i)下記構造のキラント化合物: 〔上記式中R1、R2、R3およびR4は‐H、アルキル、アルコキシ、アリール、 アリールオキシ、‐Cl、‐Br、‐NO2、‐C(O)R′および‐SO2R″ (R′は‐H、‐OH、アルキル、アルコキシ、アリールおよびアリールオキシ からなる群より選択される;R″はアルキル、アルコキシ、アリールおよびアリ ールオキシからなる群より選択される)からなる群より独立して選択される;R5 、R6、R7およびR8は‐Hおよびアルキルからなる群より独立して選択される 〕;および ii)上記キラント化合物の製造中に形成される不純物 を含んだ組成物から着色不純物を除去するため方法であって、 1)上記キラントおよび不純物組成物を水溶性酸化剤と混合して、3〜5のp Hで不均一溶液を形成させ; 2)着色不純物を含まない上記キラントを回収する ステップからなる方法。 10. i)下記構造のキラント化合物: 〔上記式中R1、R2、R3およびR4は‐H、アルキル、アルコキシ、アリール、 アリールオキシ、‐Cl、‐Br、‐NO2、‐C(O)R′および‐SO2R″ (R′は‐H、‐OH、アルキル、アルコキシ、アリールおよびアリールオキシ からなる群より選択される;R″はアルキル、アルコキシ、アリールおよびアリ ールオキシからなる群より選択される)からなる群より独立して選択される;R5 、R6、R7およびR8は‐Hおよびアルキルからなる群より独立して選択される 〕;および ii)上記キラント化合物の製造中に形成される不純物 を含んだ組成物から着色不純物を除去するため方法であって、 a)上記キラントおよび不純物組成物を水溶性還元剤と混合して、7以上のp Hで均一溶液を形成させ; b)a)の溶液のpHを7以下のpHに調整し、および c)着色不純物を含まない上記キラントを回収する ステップからなる方法。
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