JPH11502156A - ラチェットレンチ - Google Patents

ラチェットレンチ

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JPH11502156A JP8520273A JP52027396A JPH11502156A JP H11502156 A JPH11502156 A JP H11502156A JP 8520273 A JP8520273 A JP 8520273A JP 52027396 A JP52027396 A JP 52027396A JP H11502156 A JPH11502156 A JP H11502156A
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    • B25B13/461Spanners; Wrenches of the ratchet type, for providing a free return stroke of the handle with concentric driving and driven member
    • B25B13/467Spanners; Wrenches of the ratchet type, for providing a free return stroke of the handle with concentric driving and driven member which are gear-operated

Abstract

(57)【要約】 第1軸のまわりで回転可能な出力駆動部材(13,37)と、出力駆動部材を有する駆動ハウジング(15)と、第1軸のまわりで駆動ハウジングを回転させるため駆動ハウジングに設けられたハンドル(14)とからラチェットレンチが構成される。ハンドル内に配設された回転部材(24)が第2軸のまわりで回転可能であり、駆動リング(21)が出力駆動部材のまわりを延びている。カップリング手段(25)が回転部材を駆動リングに接続させ、回転部材の第2軸まわりの回転により駆動リングを出力駆動部材のまわりで回転させる。このレンチはまた、出力駆動部材をハウジングに対して一方向にのみ選択的に接続させる一次ラチェット手段(17,42)と、出力駆動部材を駆動リングを介して回転部材に対して一方向にのみ選択的に接続させる二次ラチェット手段(23,43)とを有してなり、ハンドル(14)を回転させるか回転部材(24)を回転させるかして、出力駆動部材(13,37)を選択された方向に回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】 ラチェットレンチ 本発明は、例えばボルトおよびナット等のような締結物(ファスナー)を回転 させて締め付けたり、解放したりするためのソケットスパナおよびこれに類する 器具を、駆動することを目的として用いられるラチェットレンチに関する。 ラチェットレンチは従来から良く知られており、基本的には、上記目的のため 、ハンドルを円弧状に往復させる運動を、駆動部材を一定方向に回転させる運動 に変換する機構を有する。通常、ハンドルは、駆動部材の軸に直角な平面内にお いてこの軸から半径方向外方に延びるアームからなる。但し、このアームはクラ ンク状にされたり、ジョイント結合されたりすることがある。駆動部材は通常は 、例えばソケットを受容するための矩形状駆動シャフトのような突起を有する。 このような構成に加えて、駆動部材を回転させる二重の手段を設けたものもあ る。例えば、このものではラチェット機構を用いた従来の作動手段のハンドル上 に回転部材が追加され、この回転部材をハンドルの長手軸のまわりで回転させて も駆動部材を回転させることができる。 このような装置は特に、従来のレンチを用いるのが難しいような狭い空間にお いて使用するのに有用であり、なかんずく、締結物を回転させるために要求され るトルクが非常に高く、限られた場所で従来のレンチを使用するので非常に時間 がかかるような場合に有用である。従来のラチェットレンチはまた、例えば、ナ ットおよびボルトアセンブリによってレンチのラチェット作用もしくはスリップ させるだけの抵抗が得られないような場合には、扱い難い。 ラチェットレンチの基本構成を工夫する様々な試みがなされてきている。その うちのいくつかは構成が複雑であり、製造コストが高く且つ作動信頼性が低い。 他のものは構成は簡単であるが、最良の作動を行えるものではない。 米国特許第4299145号では、出力駆動部材と同心に配設された互いに反 対回転する二つのリングギヤと、これらの間に配設されるとともにレンチハンド ルを介したシャフトによっていずれの方向にも回転されるベベルギヤ駆動ピニオ ンとからなる装置が用いられている。各リングギヤ用のラチェット機構により、 シャフトの回転方向の如何に拘わらず、駆動部材が一定方向に回転するが、これ は、スリーブの直線運動をシャフトの回転運動に変換する螺旋機構によって達成 される。 同様な原理が国際公開(WO)92/07692に開示されており、シャフト の回転が単に駆動ハンドルの回転によって達成されるという点以外は非常に類似 する手段を用いている。 これら両装置は従来と同様にハンドルを前後に揺動させて使用することが可能 であり、ベベルギヤピニオンの互いに反対側に位置する歯が二つのリングギヤに 平等に作用し、リングギヤを回転もしくはスリップさせるために作動する二つの ラチェット機構を介してトルクが駆動部材に伝達される。 もっと簡単な装置の一例として、米国特許第4699028号がある。ここで は、従来のラチェットレンチにラチェット機構を出力駆動部材から切り離すこと ができるラチェットスイッチを設けており、これにより二者択一モードが可能と なる。これはまた、レンチハンドルを通って延びる回転シャフトの一端を単一ベ ベルギヤ配列によって駆動部材に接続し、シャフトの他端をアーム端部から突出 する「スピンノブ」に接続することによって達成される。この構成では、「スピ ンノブ」と出力駆動 部材との接続にラチェット機構は用いられない。このため、もし「スピンノブ」 の回転方向が逆転されると、出力駆動部材の回転方向も逆転する。 米国特許第2206802号に開示の構成では、レンチのハンドルのシャフト が、ラチェット爪をそれぞれ有した二つの駆動ベベルギヤを介して出力駆動部材 に繋がれている。ハンドルを出力駆動部材の軸のまわりでいずれの方向に回転さ せても、ラチェット爪の作用により出力駆動部材は常に同一方向に回転する。ハ ンドルのシャフトは二つの駆動ベベルギヤと噛合する連続駆動ベベルギヤを有す る。従動ベベルギヤの歯は連続しておらず、このため、シャフトは出力駆動部材 を回転させるために、一方向に連続して回転することができない。出力駆動部材 を回転させるため、ハンドルのシャフトは揺動され、この結果、ラチェット爪の 作用により、出力駆動部材は一方向に連続的に回転される。 米国特許第4592256号には、ハンドルの回転によって選択された方向に 出力駆動部材を回転させる制御を行うための単一のラチェット爪を有したラチェ ットレンチが開示されている。この爪が中立位置に移動されると、ハンドルのシ ャフトの回転によって出力駆動部材の回転が可能となる。中立位置ではラチェッ ト爪は外れるので、出力駆動部材の回転方向はシャフトの回転方向に従う。 互いに反転するギヤを用いた装置の限界は、その構成の複雑なことおよび製造 が高価且つ難しい部品にある。さらに、全トルクが常にベベルギヤピニオンを介 して伝達されるので、磨耗および耐久性に問題がある。一方、米国特許第469 9028号の発明は、スピンノブがいずれの作動モードでも駆動部材に永久的に 固定されており、このため、従来のラチェット使用に際して作業者のグリップか ら離しておく必要があるので、回転方向を選択する手段を設けるためには、非常 に短いスピンノブに頼 らなければならない。これがもし短くなければ、ハンドルの全長が長くなりすぎ るが、これが短いと作業者がこれを特に強く握ることができなくなる。いずれに せよ、このレンチ構成にはある程度妥協が必要である。 本発明の目的は、少ない数の部品構成であり、信頼性が高く操作にすぐれてい るラチェットレンチを提供することである。 この発明は以下に述べるラチェットレンチの構成に関する。本発明の範囲は、 レンチ単体のもしくは以下に述べる他の特徴と組み合わされたものに関する全て の新規な点を含む。 さらに詳しくは、本発明の一例によれば、ラチェットレンチは駆動ハウジング に回転自在に取り付けられた出力駆動部材を有し、駆動ハウジングは駆動部材の 回転軸まわりに駆動ハウジングを回転させるためのハンドルを有する。このハン ドルは、駆動部材のまわりを囲んで延び駆動リングに接続された回転部材を有し 、回転部材は通常は手動操作により回転されて駆動リングを駆動部材のまわりで 回転させる。このレンチは、駆動部材を駆動ハウジングに対して一方向にのみ回 転させるように繋ぐ一次ラチェット手段と、駆動リングを介して回転部材と駆動 部材とを一方向にのみ回転させるように繋ぐ二次ラチェット手段とを有する。 このため本発明に係るラチェットレンチは出力駆動部材を駆動ハウジングに繋 ぐことができ、最大トルクを必要な場合およびスペースが許す場合にはハンドル を前後させて使用され、さらに、必要トルクが低い場合やハンドルを揺動させる スペースがない場合には駆動リングを介して回転部材を回転させて使用すること もできる。回転部材はハンドル上に配設され、指で回転されるようになっており 、限られたスペース内での作業や、低トルク条件下において速く作業を行うとき に使用される。本発明の好ましい実施例においては、以下に述べられるように、 両方向の回転抵抗が小さい場合において、回転部材と二次ラチェット作用との組 み合わせ使用が効果的である。これは、一次ラチェット手段が反対方向の回転に 対して駆動部材をロックすることができるようになっており、二次ラチェットを スリップさせる(ラチェット回転させる)ために必要な回転抵抗を付与するため である。 このレンチにはセレクタ手段を設けることができ、この手段により、一次およ び二次ラチェット手段の一方もしくは両方を駆動部材に係合させてハンドルもし くは回転部材の作動に応じて時計回りもしくは反時計回りに回転させる。両ラチ ェット手段のセレクタ手段はリンクされて両ラチェット手段が一緒に切り換えら れる。 本発明の好ましい例によれば、ラチェットレンチは駆動ハウジングと、ここか ら延びてハンドルとして用いられる固定アームとを備える。駆動ハウジング内に 配設された駆動部材は、レンチアームの長手軸に垂直な出力駆動軸を有する。駆 動リングは出力駆動軸上で駆動ハウジングと同心位置に配設されたベベルリング ギヤからなる。回転部材はアーム上に配設されてアームを通して同軸に延びた回 転シャフトに繋がり、このシャフトの内端は別のベベルギヤによってリングギヤ と繋がれる。スリーブは刻みが入れられたホイールもしくはノブのような代替物 と置き換えられる。回転部材はまた、モーター手段により駆動しても良い。 一次ラチェット手段は通常は駆動ハウジングと出力駆動部材との間に配設され る。駆動ハウジングは、従来のラチェットレンチに見られるのと同様の、内歯ス プライン付円筒表面を有し、ラチェット爪は駆動部材内に取り付けられる。 二次ラチェット手段は駆動リングと駆動部材との間に配設される。駆動リング は第1駆動手段の同一形状の開口と、ベベルギヤ面および円筒面からなる外面と を有する。 しかしながら、二次ラチェット手段は、回転部材(好ましい実施例で は、ハンドル上のスリーブ)と出力駆動部材との間における駆動力伝達系のいず れかの位置に配設してもよく、例えば、スリーブとシャフトの間に配設しても良 い。 通常の使用においては、レンチアームが、出力駆動軸に垂直な平面内において 従来通りに揺動される。第1の方向の揺動において、一次ラチェット手段が駆動 ハウジングと係合して駆動ハウジングは出力駆動部材と結合され、これと反対方 向の揺動においては、ラチェット手段が駆動ハウジングのスプラインを有した内 面状で「ラチェット作用」(スリップ)するので、駆動ハウジングと出力駆動部 材との接続が解放される。 このモードでの使用中に、駆動リングは出力駆動部材とともに駆動方向に回転 し、駆動ハンドル上のスリーブは静止状態で保持される。なお、上記反対方向の 揺動において、二次ラチェット手段の作動抵抗に比例する力が駆動シャフトおよ びハンドル上のスリーブに加わるが、これに対しては駆動部材が回転に対して抵 抗することにより簡単に対応できる。 もう一つの作動は、スリーブを回転させることにより、すなわち、レンチアー ムの長手方向に延びる軸のまわりで内部シャフトをハンドルに対して回転させる ことにより、行われる。駆動方向に回転されると、二次ラチェット手段が係合し て、駆動リングによってシャフトと出力駆動部材とが結合され、反対方向に回転 されるときには、このラチェット手段が駆動リングのスプライン上で「ラチェッ ト作用」を行うため、スリーブと出力駆動部材との結合が解放される。 このモードでの使用中に、回転部材の駆動方向の回転に対して、駆動ハウジン グは出力駆動部材に対して「ラチェット作用」を行い、これと反対方向の回転に 対して、一次ラチェット手段が駆動部材と駆動ハウジングとを結合させ、一方、 リングギヤに対してはラチェット作用する。この構成は締結物の締結力が緩いと きに有利である。 さらに、本実施例の構成によれば、レンチに加わる最大力は、従来のレンチと 同様に、ボディすなわち駆動ハウジングを介して伝達されるだけであり、ベベル ギヤを介して伝達されることはない。これに対して、既存のもっと複雑な装置は 、このような負荷を、ギヤ歯を含む多数の複雑なコンポーネントを介して伝達す る必要がある。逆にもっと簡単な装置の場合にはしばしば、異なる作動モードに 対して切り換え操作を必要とし、且つ、従来とは異なる作動の場合に本発明が有 する「ラチェット作用」保持機能を有していない。なお、このことはナットおよ びボルトアセンブリが緩い場合には問題とならないが、抵抗が大きいとき、特に 抵抗が中間値であるときによく問題となる。 本発明に基づくラチェットレンチの実施例について図面を参照して例示説明す るが、ここで、 図1は、好ましい実施例に係るラチェットレンチを示す斜視図である。 図2は、レンチを側面からみて示す部分断面図である。 図3は、レンチを部品に分解して示す斜視図である。 図4は、レンチ駆動ハウジングの下部を示す斜視図である。 図示のように、レンチ10は、表面に刻み目が設けられるとともに固定アーム 14の上に取り付けられたスリーブ12からなるハンドル11を備え、このハン ドル11は駆動ハウジング15の長手軸に垂直な面に沿って延びる。ハウジング の上部16にはスプラインが形成された円筒状内面17が設けられ、一方、下部 18には切頭円錐状の肩部20の下側に同心に位置するフラットな円筒状内面1 9が設けられる。 ベベルタイプの駆動リングギヤ21は、フラットな円筒状外面22とこれと同 心でスプラインが形成された円筒面23を有する内周面とを備 え、この内周面のスプラインはハウジングの上部のスプラインと同一形状である 。このリングギヤ21はハウジングの下部18内にこれと同心で且つ回転自在に 配設される。 アーム14は駆動ハウジングと一体に形成された円筒チューブ状の部材であり 、その内部に回転シャフト24が配設されている。このシャフトの内端部にはベ ベルピニオンギヤ25が形成されており、駆動ハウジングに隣接して位置する円 筒状アーム14のテーパ状に形成された内端に嵌入している。さらに、このテー パ状内端には、図4から最も良く分かるように、ハウジング下部18の円錐状肩 部20の上に位置して開口26が形成されており、この開口を介してベベルピニ オンギヤがベベルリングギヤ21と噛み合っている。このテーパ面は、駆動ハウ ジングの上部のスプラインを有した円筒状内面17にまでは侵入しないように形 成されている。 シャフト24の外端はアーム14を越えて延び、ハンドルのスリーブ12にス プライン結合される突起27が設けられている。このシャフトは、アーム内のア ンダーカット部31内に配設されたサークリップ30によって所定位置に位置決 めされている。スリーブ12はシャフト24およびベベルピニオンギヤ25を介 してベベルリングギヤ21に繋がれてこれを回転させる部材としての役割を果た す。 出力駆動部材13が、ハウジングの上部16の段部33内に上部フランジ32 が位置して、駆動ハウジングおよびリングギヤ内でこれらと同心上で回転するよ うに配設されている。リングギヤ21の底面に形成された段部35に対応するア ンダーカット34が駆動部材の下部に設けられており、スプリングファスナー3 6によって両部材(駆動部材とリングギヤ)がハウジング15内に保持される。 多角形状突起37、本例の場合には標準的な矩形状の駆動スタッドが、スプリン グ付勢ボール38 を有して駆動部材から突出しており、このレンチで回転されるための通常の駆動 ソケットもしくはその他の部材がここに取り付け可能である。 出力駆動部材13には、一次および二次ラチェット手段が設けられている。こ れらは、軸方向に延びた円筒孔41と交差する上部および下部スロット39,4 0と、これらスロットにピン44に枢支されて配設された二つの爪42,43と から構成され、これら爪は同時に揺動するが、それぞれハウジング上部のスプラ インを有した内面および駆動リングギヤのスプラインを有した内面と噛合して、 第1および第2ラチェット手段を構成する。爪の揺動位置は軸方向円筒孔41内 に配設されたセレクタースイッチ45によって決まり、このスイッチは、上部プ レート52に形成されたフィンガーグリップ54と、スピンドル46と、ベアリ ングピン47,48と、スプリング49,50とを有する。 スイッチのスピンドル46は円筒孔41内に回転可能に配設され、このとき上 部プレート52は駆動部材の表面に形成された対応凹部53内に位置する。ベア リングピン47,48はスピンドルから突出して爪42,43の内面に当接する 。スピンドルの穴55,56内においてピンの内側に位置するスプリング49, 50によってピンが爪を押し、爪を同時に且つ同一方向に付勢する。スピンドル の回転限界範囲はベアリングピンがスロット39,40の側面に当接して決まり 、さらに、ピンがスロットの上面に当接することによりセレクタースイッチ機構 全体を駆動部材内に保持する。 このレンチ10の使用は、以下に説明するように、従来すなわち一次モードと 、非従来すなわち二次モードと、これらモードの組み合わせとのいずれかの下で 行われる。 一次モードでの使用においては、ハンドル11は出力駆動軸のまわりでいずれ の方向にも揺動される。一方の方向においては、一次ラチェッ ト機構が上部側爪42およびスプライン付内面17を介して駆動ハウジング15 を駆動部材13と接続させ、駆動部材をこれと同方向に回転させる。一方、二次 ラチェット機構において下部側爪43はリングギヤ21のスプライン付内面23 と係合するが、これら部材は、回転スリーブ12がハンドル11上で回転しない 限りレンチと一体回転するため、駆動されることもスリップすることもない。反 対方向の回転においては、一次ラチェット機構は駆動部材13とハウジング15 との係合を解放し、駆動部材が繋がれている締結物がこの回転に対する十分な抵 抗力を有する限り、駆動部材は回転しない。一方、下部側爪43を有した二次ラ チェット機構は駆動リングギヤ21と駆動部材13との係合を解放する。 このことから分かるように、第1の方向の回転ではリングギヤ21とシャフト 24との間の運動はなく、ハンドルスリーブ12は回転しない。これと反対方向 の回転では二次ラチェット機構の回転抵抗に比例する小さな力がハンドルに作用 するが、下部側爪を付勢するスプリング50がたわむのでハンドルは回転しない 。 二次モードでの使用においては、スリーブ12がアーム14の長手軸のまわり でいずれかの方向に回転される(捻られる)。一方の方向の回転においては、二 次ラチェット機構が、下部爪43を介して駆動リングギヤ21のスプライン付内 面23を駆動部材13と係合させ、駆動部材を同一方向に回転させる。一方、一 次ラチェットの上部爪42が駆動部材と駆動ハウジングのスプライン付内面17 との係合を解放する。これと逆方向の回転においては、二次ラチェット機構が駆 動部材13とリングギヤ21との係合を解放し、上部爪42がスプライン付き表 面17と駆動部材13とを係合させ、駆動リングによりスリップする爪43に作 用するどのような残留力に対しても「ラチェット方向」の回転を阻止する。 逆「ラチェット」方向においては、スリーブ12が回転されても駆動部材13 が駆動ハウジング15によって静止保持されるので、非常に弱い締結力の締結物 のときでもレンチのラチェット作用が得られないようなことがなくなる。さらに 、このレンチを上記両モードの組み合わせの下で使用すること、すなわち、ハン ドル12を捻りながらアーム14を揺動させるような使用も可能であり、これに より駆動部材13を速く回転させることができる。 以上においては本発明の実施例を詳細に説明したが、本発明の範囲内において 、様々な変形例および修正例が他にもある。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年1月13日 【補正内容】 互いに反転するギヤを用いた装置の限界は、その構成の複雑なことおよび製造 が高価且つ難しい部品にある。さらに、全トルクが常にベベルギヤピニオンを介 して伝達されるので、磨耗および耐久性に問題がある。一方、米国特許第469 9028号の発明は、スピンノブがいずれの作動モードでも駆動部材に永久的に 固定されており、このため、従来のラチェット使用に際して作業者のグリップか ら離しておく必要があるので、回転方向を選択する手段を設けるためには、非常 に短いスピンノブに頼らなければならない。これがもし短くなければ、ハンドル の全長が長くなりすぎるが、これが短いと作業者がこれを特に強く握ることがで きなくなる。いずれにせよ、このレンチ構成にはある程度妥協が必要である。 米国特許第3952617号ではさらなる試みがなされており、レンチハンド ルの回転シャフトがベベルギヤにより永久的に駆動部材と結合されており、ハン ドル内において回転シャフトとこれを覆うスリーブとの間に配設された二重ラチ ェット配列はスライディングウェッジシステムにより制御される。その上、全ト ルクがベベルギヤを介して伝達される。 米国特許第4545267号には、レンチハンドルの端部におけるスプライン 付ハウジング内面と共動する駆動部材上に配設された爪手段によって行われる一 次ラチェット駆動機構を有したレンチが開示されている。ラチェットハンドル上 の回転スリーブは、二次ラチェットモードにおいて通常のベベルギヤ接続を介し て駆動部材を回転させるために設けられており、このとき二次ラチェットはスリ ーブ内に配設される。しかしながら、三個の特徴ある解放装置が用いられ、これ らは(各中立位置において)二つのラチェットのそれぞれの端部に設けられたも のと、レンチが基本揺動モードで使用されるときにスリーブ の回転を避けるために必要なベベルギヤの解放を行うためのものである。 本発明の目的は、少ない数の部品構成であり、信頼性が高く操作にすぐれてい るラチェットレンチを提供することである。 このため本発明に係るラチェットレンチは出力駆動部材を駆動ハウジングに繋 ぐことができ、最大トルクを必要な場合およびスペースが許す場合にはハンドル を手動で前後させて使用され、さらに、必要トルクが低い場合やハンドルを揺動 させるスペースがない場合には駆動リングを介して回転部材を回転させて使用す ることもできる。回転部材はハンドル上に配設され、指で回転されるようになっ ており、限られたスペース内での作業や、低トルク条件下において速く作業を行 うときに使用される。本発明の好ましい実施例においては、以下に述べられるよ うに、両方向の回転抵抗が小さい場合において、回転部材と二次ラチェット作用 との組み合わせ使用が効果的である。これは、一次ラチェット手段が反対方向の 回転に対して駆動部材をロックすることができるようになっており、二次ラチェ ットをスリップさせる(ラチェット回転させる)ために必要な回転抵抗を付与す るためである。 このレンチにはセレクタ手段を設けることができ、この手段により、一次およ び二次ラチェット手段の一方もしくは両方を駆動部材に係合させてハンドルもし くは回転部材の作動に応じて時計回りもしくは反時計回りに回転させる。両ラチ ェット手段のセレクタ手段はリンクされて両ラチェット手段が一緒に切り換えら れる。 本発明の好ましい例によれば、ラチェットレンチは駆動ハウジングと、ここか ら延びてハンドルとして用いられる固定アームとを備える。駆動ハウジング内に 配設された駆動部材は、レンチアームの長手軸に垂直な出力駆動軸を有する。駆 動リングは出力駆動軸上で駆動ハウジングと同心位置に配設されたベベルリング ギヤからなる。回転部材はアーム上に配設されてアームを通して同軸に延びた回 転シャフトに繋がり、このシャフトの内端は別のベベルギヤによってリングギヤ と繋がれる。スリーブは刻みが入れられたホイールもしくはノブのような 代替物と置き換えられる。回転部材はまた、モーター手段により駆動しても良い 。 一次ラチェット手段は通常は駆動ハウジングと出力駆動部材との間に配設され る。駆動ハウジングは、従来のラチェットレンチに見られるのと同様の、内歯ス プライン付円筒表面を有し、ラチェット爪は駆動部材内に取り付けられる。 二次ラチェット手段は駆動リングと駆動部材との間に配設される。駆動リング は第1駆動手段の同一形状の開口と、ベベルギヤ面および円筒面からなる外面と を有する。 通常の使用においては、レンチアームが、出力駆動軸に垂直な平面内において 従来通りに揺動される。第1の方向の揺動において、一次ラチェット手段が駆動 ハウジングと係合して駆動ハウジングは出力駆動部材と結合され、これと反対方 向の揺動においては、ラチェット手段が駆動ハウジングのスプラインを有した内 面状で「ラチェット作用」(スリップ)するので、駆動ハウジングと出力駆動部 材との接続が解放される。 このモードでの使用中に、駆動リングは出力駆動部材とともに駆動方向に回転 し、駆動ハンドル上のスリーブは静止状態で保持される。なお、上記反対方向の 揺動において、二次ラチェット手段の作動抵抗に比例する力が駆動シャフトおよ びハンドル上のスリーブに加わるが、これに対しては駆動部材が回転に対して抵 抗することにより簡単に対応できる。 もう一つの作動は、スリーブを回転させることにより、すなわち、レンチアー ムの長手方向に延びる軸のまわりで内部シャフトをハンドルに対して回転させる ことにより、行われる。駆動方向に回転されると、二次ラチェット手段が係合し て、駆動リングによってシャフトと 出力駆動部材とが結合され、反対方向に回転されるときには、このラチェット手 段が駆動リングのスプライン上で「ラチェット作用」を行うため、スリーブと出 力駆動部材との結合が解放される。 二次モードでの使用においては、スリーブ12がアーム14の長手軸のまわり でいずれかの方向に回転される(捻られる)。一方の方向の回転においては、二 次ラチェット機構が、下部爪43を介して駆動リングギヤ21のスプライン付内 面23を駆動部材13と係合させ、駆動部材を同一方向に回転させる。一方、一 次ラチェットの上部爪42が駆動部材と駆動ハウジングのスプライン付内面17 との係合を解放する。これと逆方向の回転においては、二次ラチェット機構が駆 動部材13とリングギヤ21との係合を解放し、上部爪42がスプライン付き表 面17と駆動部材13とを係合させ、駆動リングによりスリップする爪43に作 用するどのような残留力に対しても「ラチェット方向」の回転を阻止する。 逆「ラチェット」方向においては、スリーブ12が回転されても駆動部材13 が駆動ハウジング15によって静止保持されるので、非常に弱い締結力の締結物 のときでもレンチのラチェット作用が得られないようなことがなくなる。さらに 、このレンチを上記両モードの組み合わせの下で使用すること、すなわち、スリ ーブ12を捻りながらアーム14を揺動させるような使用も可能であり、これに より駆動部材13を速く回転させることができる。 以上においては本発明の実施例を詳細に説明したが、本発明の範囲内において 、様々な変形例および修正例が他にもある。 【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年3月20日 【補正内容】 米国特許第4545267号によれば、第1軸のまわりで回転可能な出力駆動 部材と、この出力駆動部材が配設される駆動ハウジングと、第1軸のまわりで駆 動ハウジングを回転させるために駆動ハウジングに設けられたハンドルと、第2 軸のまわりで回転可能となって前記ハンドルに取り付けられた回転部材と、ハウ ジング内で出力駆動部材の周囲に沿って延びた駆動リングと、第2軸まわりでの 回転部材の回転と第1軸まわりでの駆動リングの回転とを結合させるカップリン グ手段と、出力駆動部材とハウジングとを一方向にのみ回転可能に選択的に接続 させる一次ラチェット手段と、出力駆動部材と回転部材とを駆動リングを介して 一方向にのみ回転可能に選択的に接続させる二次ラチェット手段とを有して構成 されるラチェットレンチが知られており、ここでは、ハンドルを第1軸のまわり で回転させるか、回転部材を第2軸のまわりで回転させることにより、選択され たいずれかの方向に出力駆動部材を回転させることができる。 本発明によれば、このようなラチェットレンチにおいて、駆動リングが出力駆 動部材に対して第1軸のまわりで回転可能であり、二次ラチェット手段は駆動リ ングと出力駆動部材との間に配設されていることを特徴とする。 このため本発明に係るラチェットレンチは出力駆動部材を駆動ハウジングに繋 ぐことができ、最大トルクを必要な場合およびスペースが許す場合にはハンドル を手動で前後させて使用され、さらに、必要トルクが低い場合やハンドルを揺動 させるスペースがない場合には駆動リングを介して回転部材を回転させて使用す ることもできる。回転部材はハンドル上に配設され、指で回転されるようになっ ており、限られたスペース内での作業や、低トルク条件下において速く作業を行 うときに使用される。本発明の好ましい実施例においては、以下に述べ られるように、両方向の回転抵抗が小さい場合において、回転部材と二次ラチェ ット作用との組み合わせ使用が効果的である。これは、一次ラチェット手段が反 対方向の回転に対して駆動部材をロックすることができるようになっており、二 次ラチェットをスリップさせる(ラチェット回転させる)ために必要な回転抵抗 を付与するためである。 請求の範囲 1.第1軸のまわりで回転可能な出力駆動部材(13)と、 この出力駆動部材を有する駆動ハウジング(15)と、 前記第1軸のまわりで前記駆動ハウジングを回転させるため前記駆動ハウジ ングに設けられたハンドル(14)と、 前記ハンドルに取り付けられるとともに第2軸のまわりで回転可能な回転部 材(24)と、 前記ハウジング内において前記出力駆動部材を囲んで配設された駆動リング (21)と、 前記第1軸のまわりでの前記回転部材の回転と前記第1軸のまわりでの前記 駆動リングの回転とを接続するカップリング手段(25)と、 前記出力駆動部材を前記ハウジングに対して一方向にのみ選択的に接続させ る一次ラチェット手段(17,42)と、 前記出力駆動部材を前記駆動リングを介して前記回転部材に対して一方向に のみ選択的に接続させる二次ラチェット手段(23,43)とを有してなり、 前記ハンドル(14)を前記第1軸のまわりで回転させるか前記回転部材( 24)を前記第2軸のまわりで回転させるかして、前記出力駆動部材(13,3 7)を選択された方向に回転させることができ、前記駆動リング(21)が前記 出力駆動部材(13)に対して前記第1軸のまわりで回転可能であり、前記二次 ラチェット手段(23,43)が前記駆動リングと前記出力駆動部材との間に配 設されていることを特徴とするラチェットレンチ。 2.前記二次ラチェット手段が、前記駆動リング(21)に設けられた スプライン付円筒内面(23)と、このスプライン付円筒内面(23)と共動す る調整可能爪(43)とからなることを特徴とする請求項1に記載のラチェット レンチ。 3.前記一次ラチェット手段が、前記駆動ハウジング(15)に形成されたスプ ライン付円筒内面(17)と、このスプライン付円筒内面(17)と共動する調 整可能爪(42)とからなり、前記一次調整可能爪(42)および前記二次調整 可能爪(43)がともに前記出力駆動部材(13)に取り付けられていることを 特徴とする請求項2に記載のラチェットレンチ。 4.前記一次および二次ラチェット手段がリンクされたセレクター手段(45) を有し、このセレクター手段により前記一次および二次ラチェット手段(42, 43)の両方を前記出力駆動部材を同時に行わせ、前記ハンドルもしくは前記回 転部材の操作に応じて前記出力駆動部材を二方向のうちの選択されたいずれかの 方向に回転させるようになっていることを特徴とする前記いずれかの請求項に記 載のラチェットレンチ。 5.前記一次および二次ラチェット手段が、前記駆動部材(13)に取り付けら れた一次爪(42)と二次爪(43)とからなり、前記リンクされたセレクター 手段手段が、駆動部材に取り付けられたスピンドル(45)と、前記スピンドル の各回転位置に対応する二つの作動位置の間で揺動する前記爪を押す保持手段( 47,48)とからなることを特徴とする請求項4に記載のラチェットレンチ。 6.前記駆動リング(21)が、前記駆動ハウジング(15)内に同心に配設さ れたベベルギヤを有し、前記カップリング手段が前記ベベルギヤと常時噛合する 前記回転部材(24)に設けられたベベルピニオン(25)からなることを特徴 とする前記いずれかの請求項に記載のラチェットレンチ。 7.前記カップリング手段(25)が前記回転部材(24)と前記駆動リング( 21)とを常時結合させ、前記出力駆動部材(13)が、前記ハンドル(14) を前記第1軸のまわりで回転させることによりおよび前記回転部材(24)を前 記第2軸のまわりで回転させることにより選択された方向に常に回転自在である ことを特徴とするぜんきいずれかの請求項に記載のラチェットレンチ。 8.前記回転部材(24)が前記ハンドル(14)内に配設され、前記ハンドル の外側を延びるスリーブ部分(12)を有することを特徴とする前記いずれかの 請求項に記載のラチェットレンチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.第1軸のまわりで回転可能な出力駆動部材(13,37)と、 この出力駆動部材を有する駆動ハウジング(15)と、 前記第1軸のまわりで前記駆動ハウジングを回転させるため前記駆動ハウジ ングに設けられたハンドル(14)と、 前記ハンドルに取り付けられるとともに第2軸のまわりで回転可能な回転部 材(24)と、 前記出力駆動部材を囲んで配設された駆動リング(21)と、 前記回転部材と前記駆動リングとを接続し、前記第2軸のまわりでの前記回 転部材の回転により前記駆動リングを前記出力駆動部材のまわりで回転させるカ ップリング手段(25)と、 前記出力駆動部材を前記ハウジングに対して一方向にのみ選択的に接続させ る一次ラチェット手段(17,42)と、 前記出力駆動部材を前記駆動リングを介して前記回転部材に対して一方向に のみ選択的に接続させる二次ラチェット手段(23,43)とを有してなり、 前記ハンドル(14)を回転させるか前記回転部材(24)を回転させるか して、前記出力駆動部材(13,37)を選択された方向に回転させることがで きるようになっていることを特徴とするラチェットレンチ。 2.前記回転部材(24)が前記出力駆動部材を回転させるために用いられると きに前記出力駆動部材を逆方向の回転に対してロックする手段を、前記一次ラチ ェット手段(17,42)が有していることを特徴とする請求項1に記載のラチ ェットレンチ。 3.前記一次および二次ラチェット手段がセレクター手段(45)を有し、この セレクター手段により前記一次および二次ラチェット手段(42,43)のいず れかもしくは両方を前記出力駆動部材に選択的に係合させ、前記ハンドルもしく は前記回転部材の操作に応じて前記出力駆動部材を二方向のうちの選択された方 向に回転させるようになっていることを特徴とする前記いずれかの請求項に記載 のラチェットレンチ。 4.前記セレクター手段をリンクさせる手段(46)を有し、これにより前記一 次および二次ラチェット手段を同時に作動させるようになっていることを特徴と する請求項3に記載のラチェットレンチ。 5.前記一次ラチェット手段が前記駆動ハウジング(15)と前記出力駆動部材 (13,37)との間に設けられていることを特徴とする前記いずれかの請求項 に記載のラチェットレンチ。 6.前記一次ラチェット手段が、前記駆動ハウジング(15)に形成されたスプ ライン付円筒内面(17)と、この円筒内面(17)と共動する調整可能爪(4 2)とからなることを特徴とする請求項5に記載のラチェットレンチ。 7.前記駆動リング(21)が、前記駆動ハウジング(15)内に同心に配設さ れたベベルギヤを有し、このベベルギヤが前記回転部材(24)に設けられたベ ベルピニオン(25)と噛合することを特徴とする前記いずれかの請求項に記載 のラチェットレンチ。 8.前記二次ラチェット手段が前記ベベルギヤと前記出力駆動部材(13,37 )との間に配設されていることを特徴とする請求項7に記載のラチェットレンチ 。 9.前記二次ラチェット手段が、前記ベベルギヤに設けられたスプライン付円筒 内面(23)と、この円筒内面(23)と共動する調整可能爪(43)とからな ることを特徴とする前記いずれかの請求項に記載のラチェットレンチ。 10.前記回転部材(24)が前記ハンドル(14)内に配設され、前記ハンド ルの外側を延びる部分(12)を有することを特徴とする前記いずれかの請求項 に記載のラチェットレンチ。
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