JPH1150206A - 粉砕性の良好な鉄系Si−Mn−Ni合金およびその合金粉 - Google Patents
粉砕性の良好な鉄系Si−Mn−Ni合金およびその合金粉Info
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- JPH1150206A JPH1150206A JP20746997A JP20746997A JPH1150206A JP H1150206 A JPH1150206 A JP H1150206A JP 20746997 A JP20746997 A JP 20746997A JP 20746997 A JP20746997 A JP 20746997A JP H1150206 A JPH1150206 A JP H1150206A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 種々の用途拡大が見込まれる粉砕性の優れた
鉄系Si−Mn−Ni合金およびその合金粉を提供する
こと。 【解決手段】 重量%で、C:0.30〜1.20%、
Si:5.0〜12.0%、Mn:19〜42%、N
i:1〜30%を含み、残部Feからなり、かつ、Mn
+Ni=25〜60%、Si≧11.89−2.92C
−0.077Mn−0.062Niを満たし、さらにビ
ッカース硬度(Hv)≧550であること、もしくは上
記成分に比透磁率(μ)が1.10以下で、Si≦8.
3C+0.14(Mn+Ni)を満たすことを特徴とす
る粉砕性の良好な鉄系Si−Mn−Ni合金およびその
合金粉。
鉄系Si−Mn−Ni合金およびその合金粉を提供する
こと。 【解決手段】 重量%で、C:0.30〜1.20%、
Si:5.0〜12.0%、Mn:19〜42%、N
i:1〜30%を含み、残部Feからなり、かつ、Mn
+Ni=25〜60%、Si≧11.89−2.92C
−0.077Mn−0.062Niを満たし、さらにビ
ッカース硬度(Hv)≧550であること、もしくは上
記成分に比透磁率(μ)が1.10以下で、Si≦8.
3C+0.14(Mn+Ni)を満たすことを特徴とす
る粉砕性の良好な鉄系Si−Mn−Ni合金およびその
合金粉。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に粉砕性の優れ
た鉄系Si−Mn−Ni合金およびその合金粉に関する
ものである。
た鉄系Si−Mn−Ni合金およびその合金粉に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フェロシリコン、フェロマンガ
ン、シリコマンガン及びフェロニッケルは、そのJIS
規格に規定されているように工業的に大量生産され、主
として鉄鋼製造時の脱酸、脱硫、造滓および合金成分添
加剤などに用いられている。そして、これらの合金鉄は
その用途上、規定されている粒度に従って、合金粉又は
粒として供給されていることになっている。
ン、シリコマンガン及びフェロニッケルは、そのJIS
規格に規定されているように工業的に大量生産され、主
として鉄鋼製造時の脱酸、脱硫、造滓および合金成分添
加剤などに用いられている。そして、これらの合金鉄は
その用途上、規定されている粒度に従って、合金粉又は
粒として供給されていることになっている。
【0003】一方、近年、鉄鋼成品の多様化に伴い、従
来のJIS規格にない合金鉄の必要性が高くなってきて
いる。例えば高張力鋼や低温用鋼等の鋼構造物の溶接に
適用するアーク溶接用フラックス入りワイヤのフラック
スには、Si、Mn、Niおよび鉄粉等を同時に含有し
ているものが一般的である。これらの原料としては、単
体原料(Si粉、Mn粉及びNi粉)の他、上記の粉粒
状のフェロシリコン、フェロマンガン、シリコマンガ
ン、フェロニッケルなどが主に使用されているが、フラ
ックス中に占めるこれら原料の配合割合は合計で数10
%に達する場合があり、かつMn、Si及びNiは溶接
部の品質に対し相互に強く作用し合う成分である。従っ
て、これら原料を配合、混合したフラックスには原料ロ
ット毎の成分変動や原料種類の粒径差により生じる成分
偏析などがなく、所定量のSi、Mn及びNiを含有す
るフラックス組成となっていることが望ましい。
来のJIS規格にない合金鉄の必要性が高くなってきて
いる。例えば高張力鋼や低温用鋼等の鋼構造物の溶接に
適用するアーク溶接用フラックス入りワイヤのフラック
スには、Si、Mn、Niおよび鉄粉等を同時に含有し
ているものが一般的である。これらの原料としては、単
体原料(Si粉、Mn粉及びNi粉)の他、上記の粉粒
状のフェロシリコン、フェロマンガン、シリコマンガ
ン、フェロニッケルなどが主に使用されているが、フラ
ックス中に占めるこれら原料の配合割合は合計で数10
%に達する場合があり、かつMn、Si及びNiは溶接
部の品質に対し相互に強く作用し合う成分である。従っ
て、これら原料を配合、混合したフラックスには原料ロ
ット毎の成分変動や原料種類の粒径差により生じる成分
偏析などがなく、所定量のSi、Mn及びNiを含有す
るフラックス組成となっていることが望ましい。
【0004】このためには、数種類の粉末原料を配合し
て揃えた成分とほぼ同一の成分を持った鉄系Si−Mn
−Niの単一鉄合金粉を、Si、Mn及びNiの主原料
としてフラックス中に配合することにより達成出来る。
この場合、鉄系Si−Mn−Ni合金におけるFe成分
は鉄粉の代用となる。このような鉄合金粉を製造するに
あたり、粉体として大量生産するためには、その製造過
程において容易に粉砕が可能であることが必要である。
て揃えた成分とほぼ同一の成分を持った鉄系Si−Mn
−Niの単一鉄合金粉を、Si、Mn及びNiの主原料
としてフラックス中に配合することにより達成出来る。
この場合、鉄系Si−Mn−Ni合金におけるFe成分
は鉄粉の代用となる。このような鉄合金粉を製造するに
あたり、粉体として大量生産するためには、その製造過
程において容易に粉砕が可能であることが必要である。
【0005】また、例えば特公平4−72640号公
報、特公平4−62838号公報及び特開平5−315
94号公報等の提案に見られるような帯鋼の成形とフラ
ックスの充填、シーム溶接を連続して行うフラックス入
りワイヤの製造方法においては、磁性を帯びた鉄合金粉
を混合したフラックスを供給するとシーム部の融合不良
等が発生しやすくなり、フラックス入りワイヤの製造歩
留および鋼材溶接時の溶接品質に悪影響を及ぼす場合が
ある。従って、さらに非磁性という特性を持った鉄系S
i−Mn−Ni合金粉の開発が要望されている。
報、特公平4−62838号公報及び特開平5−315
94号公報等の提案に見られるような帯鋼の成形とフラ
ックスの充填、シーム溶接を連続して行うフラックス入
りワイヤの製造方法においては、磁性を帯びた鉄合金粉
を混合したフラックスを供給するとシーム部の融合不良
等が発生しやすくなり、フラックス入りワイヤの製造歩
留および鋼材溶接時の溶接品質に悪影響を及ぼす場合が
ある。従って、さらに非磁性という特性を持った鉄系S
i−Mn−Ni合金粉の開発が要望されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上記のような
粉砕しやすい鉄系Si−Mn−Ni合金は、溶接用原料
素材に限らず、また、成分偏析を極度に嫌う製鋼用原料
や粉末冶金用原料などに用いてその特性が様々に利用で
きる。しかしながら、従来においてはその粉砕性を利用
でき、また常法の機械的粉砕法で容易に粉粒状にできて
工業的に多量生産が可能な鉄系Si−Mn−Ni合金粉
は存在していないのが実状である。
粉砕しやすい鉄系Si−Mn−Ni合金は、溶接用原料
素材に限らず、また、成分偏析を極度に嫌う製鋼用原料
や粉末冶金用原料などに用いてその特性が様々に利用で
きる。しかしながら、従来においてはその粉砕性を利用
でき、また常法の機械的粉砕法で容易に粉粒状にできて
工業的に多量生産が可能な鉄系Si−Mn−Ni合金粉
は存在していないのが実状である。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、種々
の用途拡大が見込まれる粉砕性の優れた鉄系Si−Mn
−Ni合金およびその合金粉を提供することを目的とす
る。その発明の要旨とするところは、 (1) 重量%で、C:0.30〜1.20%、Si:
5.0〜12.0%、Mn:19〜42%、Ni:1〜
30%を含み、残部Feからなり、かつ、Mn+Ni=
25〜60%、Si≧11.89−2.92C−0.0
77Mn−0.062Niを満たし、さらに、ビッカー
ス硬度(Hv)≧550であることを特徴とする粉砕性
の良好な鉄系Si−Mn−Ni合金。
の用途拡大が見込まれる粉砕性の優れた鉄系Si−Mn
−Ni合金およびその合金粉を提供することを目的とす
る。その発明の要旨とするところは、 (1) 重量%で、C:0.30〜1.20%、Si:
5.0〜12.0%、Mn:19〜42%、Ni:1〜
30%を含み、残部Feからなり、かつ、Mn+Ni=
25〜60%、Si≧11.89−2.92C−0.0
77Mn−0.062Niを満たし、さらに、ビッカー
ス硬度(Hv)≧550であることを特徴とする粉砕性
の良好な鉄系Si−Mn−Ni合金。
【0008】(2)重量%で、C:0.30〜1.20
%、Si:5.0〜12.0%、Mn:19〜42%、
Ni:1〜30%、残部Feからなり、かつ、Mn+N
i=25〜60%、Si≧11.89−2.92C−
0.077Mn−0.062Ni、Si≦8.3C+
0.14(Mn+Ni)を満たし、さらに、ビッカース
硬度(Hv)≧550、および比透磁率(μ)が1.1
0以下であることを特徴とする粉砕性の良好な鉄系Si
−Mn−Ni合金。
%、Si:5.0〜12.0%、Mn:19〜42%、
Ni:1〜30%、残部Feからなり、かつ、Mn+N
i=25〜60%、Si≧11.89−2.92C−
0.077Mn−0.062Ni、Si≦8.3C+
0.14(Mn+Ni)を満たし、さらに、ビッカース
硬度(Hv)≧550、および比透磁率(μ)が1.1
0以下であることを特徴とする粉砕性の良好な鉄系Si
−Mn−Ni合金。
【0009】(3)P:0.10〜0.40%を含有す
ることを特徴とする前記(1)または(2)記載の鉄系
Si−Mn−Ni合金。 (4)粒径212μm以下であることを特徴とする前記
(1)〜(3)記載の鉄系Si−Mn−Ni合金粉にあ
る。
ることを特徴とする前記(1)または(2)記載の鉄系
Si−Mn−Ni合金。 (4)粒径212μm以下であることを特徴とする前記
(1)〜(3)記載の鉄系Si−Mn−Ni合金粉にあ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明者らは、先ず、少量溶解実験により種々組
成を変化させた鉄系Si−Mn−Ni合金を溶解し、溶
湯を鋳型に鋳込み凝固させた後、この鋳片の粉砕性およ
び磁性を調査した。その結果、特にSiは粉砕性および
磁性に及ぼす影響が非常に大きく、しかも両特性に対し
相反した挙動を示すこと、Mn、Niの増加は粉砕性を
改善すると共に非磁性化にも有効であること、このとき
CおよびPを含めてそれぞれの成分間の含有量の関係を
規制した組成にすることにより、優れた粉砕性とともに
実質的な非磁性化が可能であることがわかった。次に、
後記実施例に示したように、大量溶解においてその結果
を確認し、所期の目標を達したものである。
する。本発明者らは、先ず、少量溶解実験により種々組
成を変化させた鉄系Si−Mn−Ni合金を溶解し、溶
湯を鋳型に鋳込み凝固させた後、この鋳片の粉砕性およ
び磁性を調査した。その結果、特にSiは粉砕性および
磁性に及ぼす影響が非常に大きく、しかも両特性に対し
相反した挙動を示すこと、Mn、Niの増加は粉砕性を
改善すると共に非磁性化にも有効であること、このとき
CおよびPを含めてそれぞれの成分間の含有量の関係を
規制した組成にすることにより、優れた粉砕性とともに
実質的な非磁性化が可能であることがわかった。次に、
後記実施例に示したように、大量溶解においてその結果
を確認し、所期の目標を達したものである。
【0011】表1に少量溶解実験(高周波誘導加熱炉、
溶解量2kg)において作製した鋳片、すなわち、鉄系
Si−Mn−Ni合金の組成、粉砕性およびビッカース
硬度(Hv)の測定値、磁性の評価試験結果例を示す。
粉砕性試験は、図3に示した形状のリングミル粉砕機に
よる短時間粉砕で、粒径212μm以下が占める割合に
より評価した。図3(a)はリングミル粉砕機の図3
(b)のB−B´平面図、図3(b)は図3(a)のA
−A´断面図であり、底部材3と一体である外筒1の中
に内リング2が挿入されており、底部材3を所定の条件
で水平振動を付与すると、内リング2は移動し、外筒1
と内リング2の間に挿填された鋳片は衝撃を受けて粉砕
される。
溶解量2kg)において作製した鋳片、すなわち、鉄系
Si−Mn−Ni合金の組成、粉砕性およびビッカース
硬度(Hv)の測定値、磁性の評価試験結果例を示す。
粉砕性試験は、図3に示した形状のリングミル粉砕機に
よる短時間粉砕で、粒径212μm以下が占める割合に
より評価した。図3(a)はリングミル粉砕機の図3
(b)のB−B´平面図、図3(b)は図3(a)のA
−A´断面図であり、底部材3と一体である外筒1の中
に内リング2が挿入されており、底部材3を所定の条件
で水平振動を付与すると、内リング2は移動し、外筒1
と内リング2の間に挿填された鋳片は衝撃を受けて粉砕
される。
【0012】粉砕性の評価は、粗粉砕した鋳片(平均サ
イズ10〜20mm塊)を約100g挿填し、振幅約1
00mm、振動数1800回/分、60秒間衝撃を与え
た後、粒径212μm以下の割合が50%以上の場合を
粉砕性良好(記号○印)、50%未満の場合を粉砕性不
充分(記号△印)とした。なお、60秒間の衝撃で粒径
212μm以下の割合が50%以上得られるという粉砕
性であれば、フェロマンガンやフェロシリコンなどの鉄
合金の製造に一般的に使用されている機械的粉砕法で十
分に実用化が可能であることを確認した。
イズ10〜20mm塊)を約100g挿填し、振幅約1
00mm、振動数1800回/分、60秒間衝撃を与え
た後、粒径212μm以下の割合が50%以上の場合を
粉砕性良好(記号○印)、50%未満の場合を粉砕性不
充分(記号△印)とした。なお、60秒間の衝撃で粒径
212μm以下の割合が50%以上得られるという粉砕
性であれば、フェロマンガンやフェロシリコンなどの鉄
合金の製造に一般的に使用されている機械的粉砕法で十
分に実用化が可能であることを確認した。
【0013】図1は本発明を含む鉄系Si−Mn−Ni
合金の組成と粉砕性の関係を示したものである。さら
に、Siが5.0%以上、(Mn+Ni)が25%以
上、Siについては(Mn+Ni)およびCにより制約
された領域が粉砕性が良好な組成範囲である。この領域
内にあって粉砕性が不充分なものは、本発明が限定する
C、Siおよび(Mn+Ni)との関係を満足しない場
合である。
合金の組成と粉砕性の関係を示したものである。さら
に、Siが5.0%以上、(Mn+Ni)が25%以
上、Siについては(Mn+Ni)およびCにより制約
された領域が粉砕性が良好な組成範囲である。この領域
内にあって粉砕性が不充分なものは、本発明が限定する
C、Siおよび(Mn+Ni)との関係を満足しない場
合である。
【0014】粉砕性が良好であった鋳片のビッカース硬
度(Hv)の測定値は、いずれも550以上であった。
鋳片のビッカース硬度(Hv)が550以上のものは、
手ハンマーで叩く程度の衝撃によってもひび割れが生じ
たり、粗粉砕が可能で、その破面は劈開破面となってい
る。C,Si,MnおよびNiはいずれも鋳片のビッカ
ース硬度(Hv)を高くして粉砕性を向上させる成分で
あるが、その度合いが異なる。鋳片の組成とビッカース
硬度(Hv)の関係を、一連の実験によって求めたのが
下記(1)式である。
度(Hv)の測定値は、いずれも550以上であった。
鋳片のビッカース硬度(Hv)が550以上のものは、
手ハンマーで叩く程度の衝撃によってもひび割れが生じ
たり、粗粉砕が可能で、その破面は劈開破面となってい
る。C,Si,MnおよびNiはいずれも鋳片のビッカ
ース硬度(Hv)を高くして粉砕性を向上させる成分で
あるが、その度合いが異なる。鋳片の組成とビッカース
硬度(Hv)の関係を、一連の実験によって求めたのが
下記(1)式である。
【0015】 Hv=380C+130Si+10Mn+8Ni+[P]−1076 … (1)式 但し、P<0.10の場合は[P]=0 P≧0.10の場合は[P]=80 この(1)式において、算出されたHvの値が550以
上であれば粉砕性が良好で、一方、Hvの値が550未
満であれば粉砕性が不充分となる。
上であれば粉砕性が良好で、一方、Hvの値が550未
満であれば粉砕性が不充分となる。
【0016】従って、(1)式に粉砕性が良好になるた
めの条件としてのHv≧550を代入すると、下記
(2)式および(3)式が導かれる。 Si≧12.51−2.92C−0.077Mn−0.062Ni … (2)式 但し、P<0.10の場合。 Si≧11.89−2.92C−0.077Mn−0.062Ni … (3)式 但し、P≧0.10の場合。
めの条件としてのHv≧550を代入すると、下記
(2)式および(3)式が導かれる。 Si≧12.51−2.92C−0.077Mn−0.062Ni … (2)式 但し、P<0.10の場合。 Si≧11.89−2.92C−0.077Mn−0.062Ni … (3)式 但し、P≧0.10の場合。
【0017】図1中に示した本発明による鉄系Si−M
n−Ni合金(○印)は、C,Si,Mn,NiにPを
加えた粉砕性に関する前記関係式をいずれも満足する組
成となっている。図2は本発明を含む表1の鉄系Si−
Mn−Ni合金において、鋳片の組成と磁性の関係を求
めた結果である。縦軸のオーステナイト指数(A/F)
は、一連の実験結果を基に下記(4)式により算出し
た。
n−Ni合金(○印)は、C,Si,Mn,NiにPを
加えた粉砕性に関する前記関係式をいずれも満足する組
成となっている。図2は本発明を含む表1の鉄系Si−
Mn−Ni合金において、鋳片の組成と磁性の関係を求
めた結果である。縦軸のオーステナイト指数(A/F)
は、一連の実験結果を基に下記(4)式により算出し
た。
【0018】 A/F=〔30C+0.5(Mn+Ni)〕/1.5Si … (4)式 つまり、オーステナイト指数(A/F)とは、C,S
i,MnおよびNiによって求められる値であり、この
値が大きな値になる程、合金鉄のオーステナイト化傾向
が強くなり非磁性化に対して好ましい。一方、Siはフ
ェライト形成能が高い成分であり磁性化の方に働くとい
う意味を持っている。縦軸はフェライトメーターで測定
した鋳片のフェライト量(α)であり、この値が小さい
程、非磁性化傾向が大きい。
i,MnおよびNiによって求められる値であり、この
値が大きな値になる程、合金鉄のオーステナイト化傾向
が強くなり非磁性化に対して好ましい。一方、Siはフ
ェライト形成能が高い成分であり磁性化の方に働くとい
う意味を持っている。縦軸はフェライトメーターで測定
した鋳片のフェライト量(α)であり、この値が小さい
程、非磁性化傾向が大きい。
【0019】この図2から、オーステナイト指数(A/
F)が大きくなるに伴って、フェライト量(α)が減少
し、測定のばらつきを考慮しても、このオーステナイト
指数(A/F)が2.40〜2.80になるとフェライ
ト量(α)は殆ど消失し、いわゆる非磁性化することが
判る。従って、本発明の鉄系Si−Mn−Ni合金およ
びその合金粉が実質的に非磁性であるためには、(4)
式においてA/F≧2.40であればよく、このときの
C,Si,Mn及びNiの関係は下記(5)式の関係式
で規制されることになる。 Si≦8.3C+0.14(Mn+Ni) … (5)式 つまり、Siは粉砕性改善効果の大きい成分であるが、
非磁性化の面から含有量が制限される。
F)が大きくなるに伴って、フェライト量(α)が減少
し、測定のばらつきを考慮しても、このオーステナイト
指数(A/F)が2.40〜2.80になるとフェライ
ト量(α)は殆ど消失し、いわゆる非磁性化することが
判る。従って、本発明の鉄系Si−Mn−Ni合金およ
びその合金粉が実質的に非磁性であるためには、(4)
式においてA/F≧2.40であればよく、このときの
C,Si,Mn及びNiの関係は下記(5)式の関係式
で規制されることになる。 Si≦8.3C+0.14(Mn+Ni) … (5)式 つまり、Siは粉砕性改善効果の大きい成分であるが、
非磁性化の面から含有量が制限される。
【0020】本発明による粉砕性および非磁性化とも良
好になる鉄系Si−Mn−Ni合金はいずれもフェライ
ト量が1.0%以下であり、これを粉砕した合金粉の磁
性について振動試料型磁力計で測定した結果、比透磁率
(μ)が1.10以下であった。比透磁率(μ)が1.
10以下という値は磁性を僅かに帯びる性質を有する限
界値であって実質的に非磁性と言える。例えば溶接用フ
ラックス入りワイヤでのフラックス原料として使用する
場合の用途等を考慮すると、比透磁率(μ)が1.10
以下であればフラックス入りワイヤ製造工程のシーム溶
接に際しても溶接欠陥が全く発生しない。なお、本発明
の合金鉄は粉砕性が良好なため、大量処理する機械的粉
砕工程を通しても、特に磁性を帯びることがなく、比透
磁率(μ)が1.10以下の合金粉が実用的にも充分に
製造可能であることを確認した。
好になる鉄系Si−Mn−Ni合金はいずれもフェライ
ト量が1.0%以下であり、これを粉砕した合金粉の磁
性について振動試料型磁力計で測定した結果、比透磁率
(μ)が1.10以下であった。比透磁率(μ)が1.
10以下という値は磁性を僅かに帯びる性質を有する限
界値であって実質的に非磁性と言える。例えば溶接用フ
ラックス入りワイヤでのフラックス原料として使用する
場合の用途等を考慮すると、比透磁率(μ)が1.10
以下であればフラックス入りワイヤ製造工程のシーム溶
接に際しても溶接欠陥が全く発生しない。なお、本発明
の合金鉄は粉砕性が良好なため、大量処理する機械的粉
砕工程を通しても、特に磁性を帯びることがなく、比透
磁率(μ)が1.10以下の合金粉が実用的にも充分に
製造可能であることを確認した。
【0021】本発明における粉砕性と非磁性化に係わる
各成分の関係については、上記の通りであるが、以下に
各成分範囲の限定理由について説明する。 C:0.30〜1.20% Cは粉砕性を良好にし、また、非磁性化にも有効に作用
する成分であり、0.30%以上必要である。Cが0.
30%未満では鋳片のビッカース硬さ(Hv)が550
以上になりにくく、粉砕が困難になる。Cの上限につい
ては、この値が1.20%を超えても粉砕性及び非磁性
化に対する効果は殆ど変わらない。そこでCの範囲を
0.30〜1.20%とした。
各成分の関係については、上記の通りであるが、以下に
各成分範囲の限定理由について説明する。 C:0.30〜1.20% Cは粉砕性を良好にし、また、非磁性化にも有効に作用
する成分であり、0.30%以上必要である。Cが0.
30%未満では鋳片のビッカース硬さ(Hv)が550
以上になりにくく、粉砕が困難になる。Cの上限につい
ては、この値が1.20%を超えても粉砕性及び非磁性
化に対する効果は殆ど変わらない。そこでCの範囲を
0.30〜1.20%とした。
【0022】Si:5.0〜12.0% Siは5.0%以上含有させることによって粉砕性が顕
著に向上するが、12%を超えても粉砕性は殆ど変わら
ない。また、Siは磁性の面から前述のように他の成分
の含有量によって抑制する必要があり、これらから上限
を12.0%に限定した。なお、Siが5.0%未満に
なると粉砕性が急激に悪くなる。
著に向上するが、12%を超えても粉砕性は殆ど変わら
ない。また、Siは磁性の面から前述のように他の成分
の含有量によって抑制する必要があり、これらから上限
を12.0%に限定した。なお、Siが5.0%未満に
なると粉砕性が急激に悪くなる。
【0023】Mn:19〜42% Mnは、ビッカース硬度(Hv)に対する寄与度が小さ
いことから、粉砕性については、CやSi程に強くはな
いが、この合金鉄を非磁性の安定したオーステナイト相
に保持するために、最低19%程度は必要であり、一
方、前述したようにフェライト形成能の強いSiが12
%程度になると、低Niの場合は非磁性化のためにMn
は40%以上必要になってくる。そこでMnの範囲は1
9〜42%とした。
いことから、粉砕性については、CやSi程に強くはな
いが、この合金鉄を非磁性の安定したオーステナイト相
に保持するために、最低19%程度は必要であり、一
方、前述したようにフェライト形成能の強いSiが12
%程度になると、低Niの場合は非磁性化のためにMn
は40%以上必要になってくる。そこでMnの範囲は1
9〜42%とした。
【0024】Ni:1〜30% まず、粉砕性に対しては、前述のようにビッカース硬度
(Hv)の計算式のNiの係数は8(Mnの係数は1
0)で、Mnよりもその効果が幾分小さい。また、非非
磁性化に対しては、オーステナイト指数を求める計算式
のNiの係数はMnと同じ0.5であり、Mnと全く同
等の働きをすることが確かめられた。Niが1%未満で
は得られる合金及びその合金粉の用途が狭くなる。粉砕
性および非磁性化に30%まで有効であることを確認し
た。
(Hv)の計算式のNiの係数は8(Mnの係数は1
0)で、Mnよりもその効果が幾分小さい。また、非非
磁性化に対しては、オーステナイト指数を求める計算式
のNiの係数はMnと同じ0.5であり、Mnと全く同
等の働きをすることが確かめられた。Niが1%未満で
は得られる合金及びその合金粉の用途が狭くなる。粉砕
性および非磁性化に30%まで有効であることを確認し
た。
【0025】Mn+Ni=25〜60% MnとNiの合計が25%未満では粉砕性が悪い。一
方、60%を超えても粉砕性への効果は変わらないの
で、上限を60%とした。本発明の鉄系Si−Mn−N
i合金に微量のPを添加することは、前述のようにビッ
カース硬度(Hv)の上昇、すなわち、粉砕性の向上に
効果的である。Pを0.10%以上添加するとビッカー
ス硬度(Hv)は約80も上昇する。しかしながら、余
り多量に添加すると本発明の合金粉を使用した鋼成品の
材質を脆化させる危険性があるので、本発明でPを添加
する場合は上限を0.40%とした。
方、60%を超えても粉砕性への効果は変わらないの
で、上限を60%とした。本発明の鉄系Si−Mn−N
i合金に微量のPを添加することは、前述のようにビッ
カース硬度(Hv)の上昇、すなわち、粉砕性の向上に
効果的である。Pを0.10%以上添加するとビッカー
ス硬度(Hv)は約80も上昇する。しかしながら、余
り多量に添加すると本発明の合金粉を使用した鋼成品の
材質を脆化させる危険性があるので、本発明でPを添加
する場合は上限を0.40%とした。
【0026】鉄系Si−Mn−Ni合金粉の粒径を21
2μm以下とした理由は、例えば溶接用フラックス入り
ワイヤの原料として使用する場合の用途等を考慮した場
合に、粒径212μm以下の粉体であれば、ワイヤの製
造工程における歩留りの向上、また、フラックス成分の
偏析防止及び溶接性能のばらつき減少などの利点がある
ことによる。
2μm以下とした理由は、例えば溶接用フラックス入り
ワイヤの原料として使用する場合の用途等を考慮した場
合に、粒径212μm以下の粉体であれば、ワイヤの製
造工程における歩留りの向上、また、フラックス成分の
偏析防止及び溶接性能のばらつき減少などの利点がある
ことによる。
【0027】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて、さらに具
体的に説明する。高周波誘導加熱炉(溶解量250k
g)を用いて、多量溶解により本発明の効果を確認し
た。所定の組成に基づいて配合した原料を溶解して鋳込
み、厚さ20〜50mmの鋳片を得た。この鋳片をジョ
ークラッシャー粉砕機で粗粉砕し、さらにこれをロッド
ミルで微粉砕した後、粒径212μmで篩分けという一
貫工程により鉄系Si−Mn−Ni合金粉を製造した。
表2に鋳片の組成、ビッカース硬度(Hv)の計算値及
び測定値、粉砕性の評価、実験結果フェライトメーター
によるフェライト量(α)、表3に得られた合金粉の粒
度構成及び非透磁率(μ)の測定結果を示した。本発明
に該当する実施例No.33〜37はいずれも多量溶解
製造で、常法の機械的粉砕方法においても、前記少量溶
解実験結果を再現することが確かめられた。
体的に説明する。高周波誘導加熱炉(溶解量250k
g)を用いて、多量溶解により本発明の効果を確認し
た。所定の組成に基づいて配合した原料を溶解して鋳込
み、厚さ20〜50mmの鋳片を得た。この鋳片をジョ
ークラッシャー粉砕機で粗粉砕し、さらにこれをロッド
ミルで微粉砕した後、粒径212μmで篩分けという一
貫工程により鉄系Si−Mn−Ni合金粉を製造した。
表2に鋳片の組成、ビッカース硬度(Hv)の計算値及
び測定値、粉砕性の評価、実験結果フェライトメーター
によるフェライト量(α)、表3に得られた合金粉の粒
度構成及び非透磁率(μ)の測定結果を示した。本発明
に該当する実施例No.33〜37はいずれも多量溶解
製造で、常法の機械的粉砕方法においても、前記少量溶
解実験結果を再現することが確かめられた。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によって、製
造工程において極めて粉砕性が良好で、また実質的に非
磁性の鉄系Si−Mn−Ni合金及びその合金粉を大量
生産することが可能となった。
造工程において極めて粉砕性が良好で、また実質的に非
磁性の鉄系Si−Mn−Ni合金及びその合金粉を大量
生産することが可能となった。
【図1】本発明に含む鉄系Si−Mn−Ni合金におい
て鋳片の組成と粉砕性の関係を示す図である。
て鋳片の組成と粉砕性の関係を示す図である。
【図2】本発明を含む鉄系Si−Mn−Ni合金におい
て鋳片の組成と磁性の関係を示す図である。
て鋳片の組成と磁性の関係を示す図である。
【図3】粉砕性評価に使用したリングミル粉砕機を示す
概略図である。
概略図である。
1 外筒 2 内筒リング 3 底部材 4 上蓋 5 鋳片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌田 政男 東京都中央区築地三丁目5番4号 日鐵溶 接工業株式会社内 (72)発明者 西村 均 東京都中央区築地三丁目5番4号 日鐵溶 接工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 邦輝 東京都中央区日本橋小網町8番4号 日本 重化学工業株式会社内 (72)発明者 菊池 俊士 東京都中央区日本橋小網町8番4号 日本 重化学工業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 重量%で、 C:0.30〜1.20%、 Si:5.0〜12.0%、 Mn:19〜42%、 Ni:1〜30%を含み、 残部Feからなり、かつ、 Mn+Ni=25〜60%、 Si≧11.89−2.92C−0.077Mn−0.
062Niを満たし、さらに、ビッカース硬度(Hv)
≧550であることを特徴とする粉砕性の良好な鉄系S
i−Mn−Ni合金。 - 【請求項2】 重量%で、 C:0.30〜1.20%、 Si:5.0〜12.0%、 Mn:19〜42%、 Ni:1〜30%、 残部Feからなり、かつ、 Mn+Ni=25〜60%、 Si≧11.89−2.92C−0.077Mn−0.
062Ni、 Si≦8.3C+0.14(Mn+Ni)を満たし、さ
らに、ビッカース硬度(Hv)≧550、および比透磁
率(μ)が1.10以下であることを特徴とする粉砕性
の良好な鉄系Si−Mn−Ni合金。 - 【請求項3】 P:0.10〜0.40%を含有するこ
とを特徴とする請求項1または2記載の鉄系Si−Mn
−Ni合金。 - 【請求項4】 粒径212μm以下であることを特徴と
する請求項1〜3記載の鉄系Si−Mn−Ni合金粉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20746997A JPH1150206A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 粉砕性の良好な鉄系Si−Mn−Ni合金およびその合金粉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20746997A JPH1150206A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 粉砕性の良好な鉄系Si−Mn−Ni合金およびその合金粉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1150206A true JPH1150206A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16540287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20746997A Withdrawn JPH1150206A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 粉砕性の良好な鉄系Si−Mn−Ni合金およびその合金粉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1150206A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1046454A1 (en) * | 1999-04-23 | 2000-10-25 | NIPPON STEEL WELDING PRODUCTS & ENGINEERING CO., Ltd. | Gas shielded arc-welding flux cored wire |
-
1997
- 1997-08-01 JP JP20746997A patent/JPH1150206A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1046454A1 (en) * | 1999-04-23 | 2000-10-25 | NIPPON STEEL WELDING PRODUCTS & ENGINEERING CO., Ltd. | Gas shielded arc-welding flux cored wire |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041005 |