JPH11501988A - 改良されたアルミニュウム合金シート製品の製造方法 - Google Patents

改良されたアルミニュウム合金シート製品の製造方法

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JPH11501988A
JPH11501988A JP8527715A JP52771596A JPH11501988A JP H11501988 A JPH11501988 A JP H11501988A JP 8527715 A JP8527715 A JP 8527715A JP 52771596 A JP52771596 A JP 52771596A JP H11501988 A JPH11501988 A JP H11501988A
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ゴールデン アルミニュウム カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 アルミニュウム合金シート及びアルミニュウム合金シートを製造する方法。アルミニュウム合金シートは延伸及び馴らし容器本体の成形に有用である。シートは好ましくは、少なくとも約37ksi(約26 kgf/mm2)のベーク後の降伏強度を備え、少なくとも約2パーセントの伸長度を有する。シートは、また、約2パーセント未満のイヤー(earing)を有することが好ましい。図は鋳造、熱間圧延、任意の熱間ミル焼き鈍し、冷間圧延、中間の冷間ミル焼き鈍し及び冷間圧延によってアルミニュウム合金シートを製造するための主要な工程を示す。

Description

【発明の詳細な説明】 改良されたアルミニュウム合金シート製品の製造方法 発明の分野 本発明はアルミニュウム合金シートとその製造方法に関する。特に本発明は延 伸及び馴らしを施され、容器本体に加工し易い、アルミニュウム合金シートとそ の製造方法に関する。 発明の背景 アルミニュウム製の飲料容器は一般に2つの片からなる。1片は容器の側壁と 底部をなし(本出願では「容器本体」と呼ぶ)、もう1片は容器の上部を構成す る。容器本体は当該技術分野においてよく知られた方法で形成される。容器本体 は一般に円盤状のアルミニュウム製ブランクを用いて製造される。まずブランク はカップ状に加工され、徐々に穴の小さくなる一連の金型で加工することで側壁 を引き伸ばし、薄くしていく。この行程は容器本体の延伸及び馴らし(drawing a nd ironing)と呼ばれる。 容器本体の加工に使用される一般的なアルミニュウム合金は、アルミニュウム 協会(Aluminum Association)に登録されているAA3004である。AA30 04の物理特性は容器本体の延伸及び馴らし加工に適している。これはAA30 04のマグネシウム(Mg)とマンガン(Mn)の含有量が比較的少ないことによる。ま た、AA3004の好ましい特性としては缶を製造するアルムニュウムに加える 硬化処理が比較的少なくて済むことが挙げられる。 アルミニュウム合金シートの最も一般的な製造方法はインゴット鋳造法である 。この方法では、まずアルミニュウム合金が20から30インチ(50.8cm から76.2cm)の厚さのインゴットに鋳造される。このインゴットはある程 度長時間(約6〜24時間)のあいだ高温(一般に華氏1075度[摂氏579 度]から1150度[摂氏621度])で熱せられ均質化される。均質化された インゴットは複数回熱間圧延され薄くなる。熱間圧延で得られたシートは冷間圧 延され所望の最終寸法に加工される。 インゴット鋳造は広く用いられているが、溶解した金属を連続鋳造してアルミ ニュウム合金シートを製造する方法は多くの利点を有する。連続鋳造法において は溶解金属が直接、比較的長く薄いスラブに鋳造され、次に鋳造されたスラブは 熱間圧延と冷間圧延を施され最終的な製品となる。しかしながら、連続鋳造法は 、すべての合金から容器本体の延伸及び馴らし加工に適したアルミニュウムシー トを鋳造できるわけではない。 AA3004を連続鋳造する方法が複数試されている。そのひとつが本発明の 譲り受け人の従業員であるマコーリフによる「連続鋳造された缶本体用材料の製 造」と題された論文に開示されている。この論文は1989年2月27日ラスベ ガスで行われた米国機械学会(American Institute of Mechanical Engineers: A IME)会議で発表されている。この論文では12オンス(約340グラム)と90 ポンド(約40.9キログラム)の缶(即ち、最低90ポンド/平方インチ圧力 のしぼられ強度のもの)の二つの製造業者に限定的な試験が行われた。ひとつの 試験では3004の缶材が製造された。論文は「両方のテストにおいて、2−3 %のイヤ(イヤリング)範囲で、表面及び内部の品質と構造は許容できる品質の 缶を製造するのに十分である。」としている。しかし、連続鋳造されたAA30 04はソーダのような高炭酸飲料には向いていない。現行の一般的な材料寸法( 例えば約0.0112インチ[約0.28mm]から0.0118インチ[約0 .30mm])のAA3004はマコーリフの論文の時期に使用されていた材料 寸法(例えば約0.0124インチ[約0.31mm]から0.0128インチ [約0.33mm])のものに比較して十分なしぼられ強度を持たないからであ る。これは好適なイヤ(イヤリング)を持つよう製造された連続鋳造のAA30 04は焼成後の特性が劣っていることに起因している。この点については以下に 連続鋳造されたAA3004合金の物理特性との関連から詳細に説明される。 ギョンゴス他による米国特許第4,238,248号はブロック鋳造装置によ るAA3004型合金の鋳造方法を開示する。この合金は0.8から1.3パー セントのマグネシウム、1.0から1.5パーセントのマンガン、及び0.25 パーセント以下の銅を含む。本明細書ではパーセントは注釈の無い限り重量パー セントを意味する。この特許公報では鋳造された板を容器本体に加工する方法は 開示されていない。 ニューフェルド他による米国特許第4,235,646号は飲料容器本体とそ の端部の製造に適したAA5017アルミニュウム合金の連続鋳造方法を開示し ている。この合金は0.4から1.0パーセントのマンガン、1.3から2.5 パーセントのマグネシウムそして0.05から0.4パーセントの銅を含む。し かし同特許は「消費廃材中には銅、鉄が不可避に存在するため本明細書中の合金 にも銅と鉄が含まれる。0.05パーセントから0.2パーセントの銅は合金の イヤリング特性を低下しまた強度を改善する」としている。例1から3では合金 中の銅は0.04パーセントから0.09パーセントである。この方法は鋳ばり 焼きなましの工程を含む。一例において、ニューフェルド他が開示したシート材 は冷間圧延後の降伏強度が278MPa(40.3ksi)であり、そのイヤリ ングは1.2パーセントであった。 マコーリフ他による米国特許第4,976,790号はブロック型延べ板鋳造 機によりアルミニュウム合金を鋳造する方法を開示している。この方法はアルミ ニュウム合金の延べ板を連続的に鋳造する工程と、鋳造された延べ板を華氏88 0度から1000度(摂氏471度から538度)の熱圧延機に導入する工程を 含む。延べ板は少なくともその厚さが70%になるよう熱間圧延され、華氏65 0度(摂氏343度)以下の温度で圧延気機から出る。延べ板は次にコイル状に 巻かれ華氏600度から800度で(摂氏316度から427度)で焼きなまし され、続いて冷間圧延、焼きなましが施される。そして再び45−のイヤリング と降伏強度の間のバランスを最適化するため、冷間圧延が施される。冷間圧延後 の好ましい焼きなまし温度は華氏695度から705度(摂氏368度から37 4度)である。 マーチャント他による米国特許第4,517,034号は変更された成分を有 するAA3004合金を連続鋳造する方法を開示する。このAA3004合金は 0.1から0.4パーセントのクロミウムを含む。シート材は3.12パーセン ト以上のイヤリングを含む。 マーチャント他による米国特許第4,526,625号も、延伸及び馴らしを 施された容器本体の製造に好適であるとされるAA3004合金を連続鋳造する 方法を開示する。この方法は合金を連続鋳造する工程と、鋳造された合金シート を華氏950度から1150度(摂氏510度から621度)で均質化する工程 と、シートを冷間圧延する工程と、約2時間から6時間の間、華氏350度から 550度(摂氏177度から288度)でシートを焼きなましする工程とを含む 。次にシートは冷間圧延され、華氏600度から900度(摂氏316度から4 82度)で1時間から4時間の間再び熱せられ、これにより結晶粒構造が再結晶 化される。シートは再び冷間圧延され、最終寸法に加工される。シートのイヤリ ングは3パーセント以上となっている。 ドハーティ他による米国特許第5,192,378は容器本体の製造に適した アルミニュウム合金シートの製造方法を開示している。このアルミニュウム合金 は1.1から1.7パーセントのマグネシウムと、0.5から1.2パーセント のマンガンと0.3から0.6パーセントの銅とを含む。鋳造されたインゴット はまず華氏900度から1080度(摂氏482度から582度)で約4時間均 質化され、次に熱間圧延され、そして華氏500度から700度(摂氏260か ら371度)焼きなましされ、冷間圧延され、華氏750度から1050度(摂 氏399度から566度)で焼きなましされる。最後の冷間圧延後、容器本体は 40から52ksiの降伏強度を有する。 ヒチュラー他による米国特許第4,111,721号はAA3004タイプの 合金を連続鋳造する方法を開示する。鋳造されたシートは最終的な冷間圧延に先 立ち4時間から24時間の間その温度を少なくとも華氏900度(摂氏482度 )に保たれる。 欧州特許出願第93304426.5号はアルミニュウムシートを連続鋳造す るための方法と装置を開示する。この出願においては、0.93パーセントのマ ンガンと、1.09パーセントのマグネシウムと、0.42パーセントの銅と、 0.48パーセントの鉄とを含むアルミニュウム合金が延べ板に鋳造されている 。合金は2回熱間圧延され、次に華氏1000度(摂氏538度)で3秒間連続 的に溶体化処理を施され、続いて焼き入れ及び冷間圧延されて最終寸法に加工さ れる。このシートで製造された缶本体のイヤリングは2.8パーセントで、引張 り降伏強度は43.6ksi(301MPa)である。欧州特許出願第9330 4426.5号で開示された発明の重要な側面は連続鋳造された帯板が熱間圧延 の後、冷却されず直ちに溶体化処理を施され、続いて急速に焼き入れされること で ある。事実、第4例では、この発明の溶体化処理と焼き入れ処理を従来のバッチ コイル焼きなまし処理に置き換え、必要なイヤリングを確保するため、連続鋳造 で一般に行われるように、冷却処理を50パーセントに抑えた場合にはシートの 強度が失われるとしている。溶体化処理は必要な設備にかかるコストが高く、ま た必要なエネルギーが大きい。 ここで、延伸され、かつ馴らされた飲料容器を容易に形成するのに充分な加工 容易性を備えたアルミニューム合金を製造するための方法が必要となる。シート 材は強度及び伸長度に優れ、かつこのシート材にて形成される容器本体はイヤー が少い必要がある。 アルミニュームの連続鋳造方法の実施中では、熱浸透を均質化させることが望 ましい。連続鋳造工程の間は、焼き入れの直前に行われる熱間圧延(例えば、瞬 間冷却を省略した)の後には、連続鋳造帯板を焼き鈍ししたり、溶液熱処理をし たりすることが有利である。アルミ合金の形成容易性を向上させるに充分な粒径 を備えたアルミ合金を連続鋳造することが有利である。アルミ合金のマンガンレ ベルが低く保持されて、市販されている連続鋳造缶材と比較して同等な輝度にな るような連続鋳造を行うのに適したアルミ合金を使用することが望ましい。適正 な加工容易性、少ないイヤーリング及び適正な強度を有する容器を、連続鋳造に て製造するのに適したアルミ合金を使用することが望ましい。 発明の概要 本発明はアルミニュウムシート製品を製造する方法を提供する。この方法は次 の工程を含む。生成されるアルミニュウム合金の溶融物は約0.7から約1.3 重量パーセントのマンガンと、約1.0から約1.5重量パーセントのマグネシ ウムと、約0.3から約0.6重量パーセントの銅と、約0.5重量パーセント 以下のシリコンと、約0.3から約0.7重量パーセントの鉄とを含み、残りが アルミニュウム、付随的な添加材料及び不純物である。好ましい一実施形態にお いて、アルミニュウム合金の溶融物は、約1.15から約1.45重量パーセン トのマグネシウム、より好ましくは約1.2から約1.4重量パーセントのマグ ネシウムと、約0.75から約1.2重量パーセントのマンガン、より好ましく は約0.8から約1.1重量パーセントのマンガンと、約0.35から約0.5 重量パーセントの銅、より好ましくは約0.38から約0.45重量パーセント の銅と、約0.4から約0.65重量パーセントの鉄、より好ましくは約0.5 0から約0.60重量パーセントの鉄と、約0.13から約0.25重量パーセ ントのシリコンとを含み、残りがアルミニュウム、付随的な添加材料及び不純物 である。合金溶融物は鋳造帯板を形成するため連続的に鋳造され、鋳造帯板はそ の厚さを低減させ、かつ、熱間圧延帯板を形成するため熱間圧延される。続けて 、熱間圧延帯板を中間熱間ミル焼き鈍し工程を経ることなく冷間圧延するが、熱 間圧延帯板を少なくとも約0.5時間にわたり、華氏約700度(摂氏371度 )から華氏約900度(摂氏482度)の温度で熱間圧延した後に焼き鈍すこと により熱間ミル焼き鈍し帯板を形成することができる。熱間圧延帯板または熱間 ミル焼き鈍し帯板は冷間圧延され、冷間圧延帯板が形成される。熱間圧延帯板の 厚さは好ましくは1回のパスにつき約35パーセントから約60パーセントだけ 低減させられ所望の中間焼き鈍しゲージが形成される。冷間圧延帯板を焼き鈍し て中間冷間ミル焼き鈍し帯板が形成される。中間冷間ミル焼き鈍し帯板を更に冷 間圧延することにより、その帯板の厚さは低減され、かつアルミニュウム合金帯 板ストックが形成される。 本発明のアルミニュウム合金帯板ストックは、約0.7から約1.3重量パー セントのマンガンと、約1.0から約1.5重量パーセントのマグネシウムと、 約0.38から約0.45重量パーセントの銅と、約0.50から約0.60重 量パーセントの鉄と、約0.5重量パーセント以下のシリコンとを含み、残りが アルミニュウム、付随的な添加材料及び不純物である。アルミニュウム合金帯板 ストックは、好ましくは、連続的に鋳造される。アルミニュウム合金帯板ストッ クは、好ましくは、少なくとも約37ksiのベーク後の収率強度を有し、より 好ましくは少なくとも38ksi、更に好ましくは少なくとも約40ksiのベ ーク後の収率強度を有する。帯板ストックは、好ましくは少なくとも約2パーセ ント未満、より好ましくは1.8パーセント未満のイア(earing)を有する。 本発明は、アルミニュウムシートを製造するための連続的な方法を提供する。 この方法において、熱間ミル及び冷間ミルの何れにおいてもゲージの比較的高い 低減が得られる。また、熱間ミル及び冷間ミルのより高い低減が可能であるため 、 市販されている連続的に鋳造された缶ボディのストックと比較して、熱間及び冷 間圧延パスの数を減少させることができる。市販されている連続的に鋳造された 缶ボディのストックと比較して、本発明のシート製造方法で許容される物質的特 性を有する缶ボディのストックを製造するのに比較的高い割合の冷間ワークが必 要である。従って、市販されている連続的に鋳造された缶ボディのストックと比 較して、例えば延伸及び馴らし容器のような物品を製造する際、シートに低減さ れた量のワーク硬化剤が添加される。 本発明により、高温ソーク(即ち、均質化)が不要となり得る。金属がコイル 状の状態で高温均質化工程が実施されると圧力溶接が起こり、コイルを伸ばすの が不可能となることがある。また、熱間ミルの後に溶液熱処理(例えば、ヨーロ ッパ特許出願第93304426.5号に開示されたように)を行う必要性が無 くなる。溶液熱処理を回避することにより、連続鋳造方法はより経済的なものと なり、処理の制御問題が少なくなる。 この方法において、多量の再処理アルミニュウム缶を有効利用できる。本発明 の連続的に鋳造されたシートを製造するのに、例えば、75パーセント、より好 ましくは95パーセント以上もの使用済み飲料容器(UBC)を使用することが できる。UBCの使用の増加はアルミニュウムの製造コストを確実に低減させる 。 本発明は、比較的銅の割合が高い(例えば、0.3から0.6パーセント)連 続鋳造合金を提供する。銅は、イアに悪影響を及ぼすことなく、これらの割合ま で増加させることができると明かになった。インゴット鋳造方法において、銅が 増加されると、その結果得られる合金は缶製造に強度が高すぎる場合がある。ま た、本発明に使用される比較的小さい割合のマグネシウム(例えば、1.0から 2.0パーセント)は、市販されている連続的に鋳造された缶ボディのストック と比較して、缶の仕上げ面を良くする。例えば、本発明のアルミニュウムシート から製造された延伸及び馴らし容器を工業洗浄した場合、より少ない表面エッチ ングが生じ、これにより、より明るい缶が製造される。また、比較的低いマグネ シウムの量はワーク硬化率を低下させる。また、市販されている連続的に鋳造さ れた缶ボディのストックと比較して、本発明の比較的高い鉄の量は形成容易性を 向上させる。形成容易性が向上するのは、低い鉄含有率を有する連続的に鋳造さ れた材料と比較して、増加した鉄が微構造を変化させてより細かい粒子の材料を 形成するためと思われる。また、鉄は家庭から排出されるスクラップに含まれる 一般的な汚染物質でるため、これらの高い割合の鉄を許容することにより使用す ることのできるUBCの量を増加させることができる。 図面の簡単な説明 図は本発明の一実施形態を示すブロック図である。 詳細な説明 本発明は良好な強度及び形成特徴を有するアルミニュウムシートを提供する。 また、アルミニュウムシートを製造する方法を提供する。本発明により得られる アルミニュウムシートは、特に容器のように延伸及び馴らされた物品の製造に適 している。より薄いゲージにおいて、本発明により得られるシートは従来の方法 で製造される同様のシートと比較して、イアが減少され、強度が向上されている 。 本発明に従って形成される好ましいアルミニュウム合金の組成は次のとおりで ある。(1)マンガン、好ましくは最小約0.7パーセントのマンガン、より好 ましくは最小約0.75パーセントのマンガン、更に好ましくは最小約0.8パ ーセントのマンガン、また、好ましくは最高約1.3パーセントのマンガン、よ り好ましくは最高約1.2パーセントのマンガン、更に好ましくは最高約1.1 パーセントのマンガン。(2)マグネシウム、好ましくは最小約1.0パーセン トのマグネシウム、より好ましくは最小約1.15パーセントのマグネシウム、 更に好ましくは最小約1.2パーセントのマグネシウム、また、好ましくは最高 約1.5パーセントのマグネシウム、より好ましくは最高約1.45パーセント のマグネシウム、更に好ましくは最高約1.4パーセントのマグネシウム。(3 )銅、好ましくは最小約0.3パーセントの銅、より好ましくは最小約0.35 パーセントの銅、更に好ましくは最小約0.38パーセントの銅、また、好まし くは最高約0.6パーセントの銅、より好ましくは最高約0.5パーセントの銅 、更に好ましくは最高約0.45パーセントの銅。(4)鉄、好ましくは最小約 0.3パーセントの鉄、より好ましくは最小約0.4パーセントの鉄、更に好ま しくは最小約0.50パーセントの鉄、また、好ましくは最高約0.7パーセン トの鉄、より好ましくは最高約0.65パーセントの鉄、更に好ましくは最高約 0. 60パーセントの鉄。(5)シリコン、好ましくは最小0パーセントのシリコン 、より好ましくは最小約0.13パーセントのシリコン、また、好ましくは最高 約0.5パーセントのシリコン、より好ましくは最高約0.25パーセントのシ リコン。合金の組成の残りは本質的にアルミニュウム、付随的な添加材料及び不 純物である。付随的な添加材料及び不純物は、好ましくは各々0.05重量パー セントに限定され、付随的な添加材料及び不純物の全ての合計は、好ましくは0 .15パーセントを越えない。 如何なる理論に束縛されないことが望まれるものの、本発明の合金の組成にお ける銅の含有は、特に下記に説明する方法と組み合わせることにより、アルミニ ュウム合金シートストックの強度を向上させるとともに許容される延伸及びイア 特性を維持させるものと考えられる。また、相対的に少ない割合のマグネシウム は、現在市販されている連続して鋳造されたストックと比較して、本発明の合金 から製造される容器の仕上げ面を明るくしている。これは表面エッチングの減少 によるものと考えられる。また、相対的に多い鉄の割合は、同様な割合のマンガ ン、銅、マグネシウムと更に低い割合の鉄で連続的に成形された材料と比較して 、形成容易性を向上さると。これは、鉄が微構造を変化させ、より細かい粒子の 材料が得られるためと考えられる。 本発明の好ましい一実施形態において、アルミニュウム合金の溶融物からアル ミニュウム合金シート製品を形成するために連続鋳造方法が実施される。連続鋳 造方法はベルトキャスターやロールキャスターのように種々の連続したキャスタ ーを使用し得る。連続鋳造方法は、好ましくは、シートに溶融されるアルミニュ ウム合金を鋳造するためのブロックキャスターの使用を含む。ブロックキャスタ ーは、好ましくはここで文献援用する米国特許第3,709,281号、第3, 744,545号、第3,747,666号、第3,759,313号、第3, 774,670号に開示されている種類のものが好ましい。 本実施例において、上記の組成から成るアルミニュウム合金の溶融物が形成さ れる。本発明における合金組成の一部は工場から出るスクラップ、缶のスクラッ プ、家庭から出るスクラップ等のスクラップ材から形成され得る。工場スクラッ プはインゴットの切り屑、巻かれた帯板片、その他に工場から出る合金の廃材を 含み得る。缶のスクラップは飲料容器の利用者によって再生される容器を含み得 る。合金溶融物を形成する際に使用されるスクラップ材の量を可能な限り増加さ せることが望ましい。また、本発明の合金の組成は、好ましくは、少なくとも約 75パーセント、より好ましくは、少なくとも約95パーセントのスクラップか ら構成される。 本発明の合金の好ましい元素範囲内に設定すべく、溶融物を調整する必要があ る。これは余剰の合金エレメントを希釈すべくマグネシウム若しくはマンガン等 の元素金属または純粋なアルミニュウムを溶融組成物に対して加えることによっ て実現し得る。 金属を完全に溶融すべく、同金属を炉の中に入れ、かつ約1385°F(約7 52℃)の温度まで加熱する。合金の鋳造と、完成品シートの品質とに悪影響を 及ぼす溶存水素及び非金属含有物等の物質を除去すべく合金を処理する。非金属 含有物を溶融物から更に除去すべく合金を濾過し得る。 次いで、溶融物をノズルを通じて鋳造キャビティ内に注入し、かつ鋳造する。 ノズルは耐熱性物質から常には形成され、かつ溶融物からキャスターまで延びる 通路を形成する。溶融物はノズルから排出された後、長尺状の幅狭チップによっ て圧迫される。例えば、約10〜25ミリメートルの厚さと、約254〜216 0ミリメートルの幅とを有するノズルチップを使用できる。溶融物はチップから 排出され、かつ鋳造キャビティ内に注入される。鋳造キャビティは互いに対向す る複数の対をなす回動チルブロック(Rotating chill blocks)から形成されて いる。 帯板が鋳造キャビティから送出されるまでの間、熱をチルブロックへ伝えるこ とにより、金属は鋳造キャビティ内での移動中に冷却され、かつ固化される。鋳 造キャビティの端部において、チルブロックは鋳造帯板から離間し、かつクーラ ー内へ移動する。クーラー内において、チルブロックは冷却される。鋳造帯板が 鋳造装置の鋳造キャビティ内を通過する際の冷却速度は各種のプロセスパラメー タ及び製品パラメータの関数である。これらのパラメータは鋳造材料の組成と、 帯板ゲージと、チルブロック材料と、鋳造キャビティの長さと、鋳造速度と、ブ ロック冷却システムの効率とを含む。 ブロックキャスターから送出される鋳造帯板は同帯板の後加工の量を最小限に 抑制すべく可能な限り薄いことが好ましい。帯板の最小限の厚さを実現する際の 制限因子としては、キャスターのディストリビューターチップの厚さ及び幅が挙 げられる。本発明の好ましい実施の形態において、帯板は約12.5〜25.4 ミリメートル、好ましくは約19ミリメートルの厚さに鋳造される。 鋳造帯板がキャスターから送出された後、同鋳造帯板を熱間ミル内において熱 間圧延する。熱間ミルは互いに対向する一対以上の回動ローラーを有する。間隙 が各対をなすローラー間に形成されており、同間隙は帯板が同間隙を通過する際 に帯板の厚さを低減する。鋳造帯板を約850〜1050°F(約454〜56 6℃)の温度で熱間ミル内に挿入することが好ましい。本発明の方法では、熱間 ミルは帯板の厚さを好ましくは少なくとも約70パーセント、更に好ましくは少 なくとも約80パーセント低減させる。好ましい実施の形態において、熱間ミル は2対の熱間ローラーを有し、同熱間ミル内における前記の百分率で表される厚 さの低減は最大化されている。熱間圧延帯板を約500〜750°F(260〜 399℃)の温度範囲で熱間ミルから送出することが好ましい。本発明において 、ゲージの比較的大きな低減は熱間ローラーの各パス内において起こり得ること が確認されている。この結果、熱間ローラー対の数量を最小限に抑制できる。 熱間ミルオペレーションによって形成された任意の冷間加工物残渣を除去し、 かつイアを低減すべく熱間圧延帯板を任意で焼き鈍しできる。好ましくは少なく とも700°F(約371℃)、更に好ましくは少なくとも約800°F(約4 26℃)の最低温度と、好ましくは最高で約900°F(約482℃)、更に好 ましくは最高で約850°F(約454℃)の最高温度とにおいて、熱間圧延帯 板を熱間ミル焼き鈍し工程で焼き鈍しすることが好ましい。1つの実施の形態に おいて、焼き鈍しの好ましい温度は約825°F(約441℃)である。金属帯 板全体を好ましくは少なくとも約0.5時間、更に好ましくは少なくとも約1時 間、より好ましくは少なくとも約2時間にわたって前記の焼き鈍し温度に維持す る。金属帯板全体を前記の焼き鈍し温度に維持する時間は好ましくは最大で約5 時間、更に好ましくは最大で約4時間である。好ましい実施の形態において、焼 き鈍し時間は約3時間である。例えば、帯板をコイル状にし、かつ焼き鈍し炉内 に配置し、さらには約2〜4時間にわたって所望の焼き鈍し温度に保持し得る。 この時間的長さはコイル状帯板の内部を所望の焼き鈍し温度まで加熱し、かつ同 温度に所定時間にわたって維持することを保証する。前記の焼き鈍し時間は金属 帯板全体を焼き鈍し温度に維持しておく時間であり、同時間は焼き鈍し温度に到 達するまでの加熱時間と、焼き鈍しソーク後における冷却時間とを含まない。コ イル状帯板は更なる加工を可能にすべく迅速に冷却することが好ましい一方、溶 液熱処理した構造体を維持すべく急速焼き入れしてはならない。 これに代えて、熱間圧延帯板に対する熱間ミル焼き鈍し工程を実施しない。こ の別の実施の形態において、熱間圧延帯板を冷却した後、中間熱処理を実施する ことなく冷間圧延工程を実施する。熱間圧延帯板に対して熱ソーク均質化(Heat soak homogenization)を実施しない。更に、熱間圧延帯板を溶液熱処理し、次 いで急速焼き入れしない。帯板を最適な方法で冷却する。 熱間ミル焼き鈍しシートまたは熱間圧延シートを環境温度まで冷却した後、同 シートを第1の冷間圧延工程において中間ゲージまで冷間圧延する。各対のロー ラー間を通る一回のパスにつき、帯板の厚さを約35〜60%、より好ましくは 約45〜55%低減すべく、中間ゲージまでの冷間圧延はシートを一対以上の回 動冷間ローラー(好ましくは、1〜3対の冷間ローラー)の間を通す工程を含む ことが好ましい。厚さの全減少量は約45〜85パーセントが好ましい。市販の 連続鋳造缶ストックと比較して、本発明の方法では、アルミニュウムシートのゲ ージの比較的大きな低減は各パスにおいて起こり得ることが確認されている。こ れにより、冷間ミルにおいて必要とされるパスの総数を低減し得る。 第1の冷間圧延工程後に所望の中間焼き鈍しゲージに達した際、冷間加工物残 渣を減少させ、かつイアを低減すべく、シートを中間冷間ミル焼き鈍しする。好 ましくは少なくとも約600°F(約316℃)、更に好ましくは少なくとも約 650°F(約343℃)の最低温度と、好ましくは約900°F(約482℃ )未満の最高温度、更に好ましくは約750°F(約399℃)未満の最高温度 とにおいて、シートを中間冷間ミル焼き鈍しする。1つの実施の形態において、 好ましい焼き鈍し温度は約705°F(約374℃)である。焼き鈍し時間は好 ましくは少なくとも約0.5時間、更に好ましくは少なくとも約2時間である。 本 発明の1つの実施の形態において、中間冷間ミル焼き鈍し工程は好ましくは約8 00〜1050°F(約426〜566℃)、更に好ましくは約900°F(約 482℃)の温度での連続焼き鈍しを含み得る。これらの冷間ミル焼き鈍し温度 は効果的な特性を招来することが確認されている。 冷間圧延及び中間冷間ミル焼き鈍しを行ったシートを環境温度まで冷却した後 、最終特性をシートに対して付与すべく最終冷間圧延工程を使用する。好ましい 最終冷間加工物百分率は最終引張り強度及びイアの間のバランスを実現するポイ ントである。このポイントは最終引張り強度及びイア値を冷間加工物百分率に対 してプロットすることによって、特定の合金組成物に対して決定し得る。この好 ましい冷間加工物百分率を最終冷間圧延工程に対して決定した後、中間焼き鈍し ステージ中におけるシートのゲージと、第1の冷間圧延工程のための冷間加工物 百分率とを決定可能であり、さらにはパスの総数を最小限に抑制すべく熱間ミル ゲージを最適化できる。 好ましい実施の形態において、最終ゲージの減少は、約45パーセントから約 80パーセント、好ましくは、一つあるいは二つのパスにおいて1パス当たり約 25〜約65パーセント、より好ましくは単一のパスで60パーセントである。 延伸及び馴らし容器本体用にシートが作製されたとき、最終ゲージは、例えば、 約0.0096インチ〜約0.015インチ(約0.0244センチメートル〜 約0.038センチメート)ルとなり得る。 本発明の重要な局面は、本発明に従って製造されたアルミニュウムシートの製 造物は、比較的薄いゲージを有しつつ、十分な強度及び成形特性を保持すること ができる。このことは、アルミニュウムシート製品が延伸及び馴らし容器の作製 に利用される場合に重要である。缶製造産業における傾向としては、延伸及び馴 らし容器の製造のために薄いアルミニュウムシートストックを用いることである 。これにより、より少ないアルミニュウムを含み、かつコストが低減された容器 が製造される。しかしながら、薄いゲージアルミニュウムシートストックを用い るためには、以下に詳細に説明するように、アルミニュウムシートストックが必 要な物理特性を有していなければならない。意外にも、連続的な鋳造工程は、本 発明の合金が用いられる場合、工業基準に合致するアルミニュウムシートストッ ク を製造するということが認められていた。 本発明の好まし実施の形態に従って製造されたアルミニュウム合金シートは、 延伸及び馴らし容器本体に限られず、それを含む数々の応用に利用される。アル ミニュウム合金シートが延伸及び馴らし容器本本に製造されるべきものである場 合、合金シートは好ましくは焼成後に少なくとも約37 ksi(約26 kgf/mm2)、 より好ましくは少なくとも約38 ksi(約26.7 kgf/mm2)、より好ましくは少 なくとも約40 ksi(約28.1 kgf/mm2)の降伏強度を有する。焼成後の降伏強 度は、400°F(204℃)で約10分さらされたアルミニュウムシートの降 伏強度に関連している。この処理によって、容器の洗浄及び乾燥等の後工程処理 及び容器に塗布されたフィルム又はペイントの乾燥中に容器によって実験された 条件が模擬される。好ましくは、圧延降伏強度は少なくとも38 ksi(26.7 kgf/mm2)で、より好ましくは少なくとも39 ksi(27.4 kgf/mm2)で、好まし くは44ksi(30.9 kgf/mm2)以下びより好ましくは43 ksi(30.2 kgf/m m2)以下である。アルミニュウムシートは、好ましくは少なくとも40 ksi(28 .1 kgf/mm2)、より好ましくは少なくとも41.5 ksi(約29.2 kgf/mm2 )及びより好ましくは少なくとも43 ksi(約30.2 kgf/mm2)の焼成後極限 引っ張り力を有する。圧延極限引っ張り力は、好ましくは少なくとも41 ksi( 28.8 kgf/mm2)、より好ましくは42 ksi(29.5 kgf/mm2)及びより好 ましくは少なくとも43 ksi(30.2 kgf/mm2)、好ましくは46 ksi(32 .3 kgf/mm2)以下、より好ましくは45 ksi(31.6 kgf/mm2)及びより好 ましくは44.5 ksi(31.3 kgf/mm2)以下である。 受け入れ可能な延伸及び馴らし容器本体を製造するために、アルミニュウム合 金シートは低イヤーパーセンテージを有するべきである。イヤーの典型的な寸法 は45°イヤーあるいは45°ローリング特性である。45度は、ローリング方 向に対して相対的に45°であるアルミニュウムシート上の位置に関連している 。45°イヤーに対する値は、イヤー間の谷の高さを差し引いて、カップ内にお いて直立するイヤーの高さを測定することによって決定される。その差は谷の高 さで除算され100が乗算されてパーセンテージに変換される。 好ましくは、本発明に従うアルミニュウム合金シートは、約2パーセントより も少ない、より好ましくは約1.8パーセントよりも少ない検定イヤーを有する 。本発明に従って製造されたアルミニュウムシート製品は、商業的に受け入れら れる延伸及び馴らし容器を製造することが可能であるべきであるということが重 要である。それゆえ、アルミニュウム合金シート製品が容器本体に変換されたと き、イヤーは本体が運搬機器で運搬することができるようになっており、かつイ ヤーは容器本体の受入可能な取り扱い及び縁取りを妨げることのないような大き さになっているべきである。 加えて、アルミニュウムシートは少なくとも約2パーセント、より好ましくは 少なくとも約3パーセント、より好ましくは約4パーセンチの伸び率を有する。 更に、本発明の合金から作製された容器本体は、少なくとも約88 ksi(約61 .9 kgf/mm2)、より好ましくは90 ksi(約63.3 kgf/mm2)の最小ドーム 反転強度を現在の商用厚さにおいて有する。 例 本発明の利点を説明するために、数々のアルミニュウム合金がシート内に形成 された。 AA3004/3104合金と本発明の合金とを比較する4つの例を表1に示 す。 (表1) 各例において、シリコン含量は0.18と0.22の間で、成分のバランスは アルミニュウムであった。各合金はブロック鋳造器内で連続的に鋳造され、続い て連続的に熱間圧延される。熱間ミル及び中間ミル焼鈍しは、それぞれ約3時間 であった。熱間ミルの後、シートは冷間圧延され、1以上のパスにおいて45か ら70パーセント厚みを低減した。この冷間圧延の後、シートは示された温度で 中間冷間ミル焼鈍しされた。 その後、シートは冷間圧延され示されたパーセントの厚さに低減された。表2 は処理されたシートのテスト結果を示す。 (表2) 極限引っ張り力(UTS)、降伏力(YS)、伸長度及びイヤーは、シートが 圧延状態であるとき測定される。UTS、YS及び伸長度は、合金シートを約4 00°F(約204℃)で約10分の間加熱する焼成処理の後測定される。 示されている比較例1及び2において、連続鋳造器を用いて作製されたとき、 AA3004/3104合金組成物は缶製造への適用には弱すぎる。圧延された 強度と同様の強度を達成するために、3004/3104合金は、より冷間加工 が必要となり、それゆえ、高いイヤーを有する。更に、3004/3104合金 は、焼成処理後の降伏強度において大きなドロップを有しており、その結果、容 器に対する低ドーム反転強度をもつことができる。 例3及び4は、本発明に従う合金組成物を示す。シートは、焼成により降伏強 度において十分に低いドロップを有しており、それゆえ缶製造への適用のために 適切な強度が保持される。これらの例は、連続鋳造器内で処理されたAA300 4/3104合金が容器、特にはカーボネート飲料に用いるには弱すぎるという ことに基づく。しかしながら、本発明に従って銅のレベルが上昇したとき、シー トは缶を形成するに十分な強度を有する。 本発明の更なる利点を説明するために、数々の例が従来技術に教示された温度 のような熱処理温度の上昇による影響を立証するため準備された。これらの例を 表3に示す。 (表3) 表3には、更なる処理のためにラップすることができない溶接コイルにおける 925°F(496℃)以上の焼鈍し温度の結果を示す。この結果によれば、そ のような温度は本発明に従うシート用に明らかに有用なものではなかった。 表4は、本発明の好ましい例に従って、鉄の含量を増加した場合の効果を示す 。 (表4) 表記された元素に加え、各例において、シリコンの含量は0.18〜0.23 重量%であり、残りはほぼアルミニュウムであった。各合金は、ブロックキャス タ中にて鋳造され、次いで連続的に熱間圧延された。全ての場合において、熱間 ミル焼き鈍しは、約3時間行われた。熱間ミル焼き鈍しの後、シートは冷間圧延 され、1回あるいはそれ以上のパスにて厚みを約45〜70パーセント低減した 。この冷間圧延後、シートは、表記された温度にて約3時間、中間冷間ミル焼き 鈍しが行われ、その後更に冷間圧延された。 表5は、前述のアルミニュウム合金シートに関する試験の結果を示す。 (表5) 最終引っ張り強度(UTS)、降伏強度(YS)及び伸長度は、約400°F (約204℃)にて約10分間、合金を加熱することからなるベーク処理の後に 測定された。 例8は、5.5オンス(約163ml)缶本体を製造するのに十分なシート製 品を製造するための、本発明に従う合金及びその製造工程を示す。銅の含量を増 加させ、適切な冷間ミル焼き鈍し温度に維持することにより、5.5オンス(約 163ml)容器本体の市販品生産のための優れたシートが製造される。しかし ながら、シートは、12オンス(約355ml)容器本体の市販品を生産するた めの十分な成形性を備えていなかった。シートが十分な強度を有し、かつ12オ ンス(約355ml)の容器本体が製造されたが、2つの市販品の缶製造ライン にて製造された場合、12オンス(約355ml)容器本体の多くが市販品とし ては使用できないものとして不合格とされた。 例9は、例8に類似しているが、マグネシウムとマンガンの含量を増加させた 。シートは、5.5オンス(約163ml)の容器本体にも有用であり、かつ許 容できる強度を備えた12オンス(約355ml)容器本体をいくらか製造でき た。しかしながら、12オンス(約355ml)容器本体はまた、市販品として 許容できない多くの不合格があった。 例10は、本発明に従って鉄の含量を増加させることにより、上述の問題点が 克服されることを示す。例10において、シート材料は優れた微粒子サイズを備 え、かつ市販品として許容される不合格率を備えた2つの市販の容器生産ライン において、12オンス(約355ml)の容器本体を製造するために使用された 。 本発明の別の例において、連続的な中間冷間ミル焼き鈍しを使用することによ って、シート材料を微粒子サイズとすることが可能である。一例において、例4 に表記された組成を含むアルミニュウム合金シートは、金属が約900°F(4 82℃)のピーク温度にさらされる、連続したガス燃焼炉にて中間冷間ミル焼き 鈍しが行われた。この処理を施すことにより、非常に微細な粒子サイズのシート が得られた。シートは、45.5 ksi(32.0kgf/mm2)の最終引っ張 り強度を備え、市販品の強度に適合した12オンス(約355ml)容器本体が 製造された。 本発明の種々の例を詳細に述べたが、これらの例に関する変更及び応用が当業 者においてはなされることは明らかである。そのような変更及び応用は、本発明 の精神及び請求の範囲内においてなされることを強く理解されたい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C22F 1/00 683 C22F 1/00 683 684 684C 685 685Z 686 686B 691 691B 691C 694 694A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.アルミニュウムシート製品を製造するための方法であって、 (a)アルミニュウム合金溶融物を形成する工程と、そのアルミニュウム合金溶 融物は (i)約0.7から約1.3重量パーセントのマンガンと、 (ii)約1.0から約1.5重量パーセントのマグネシウムと、 (iii)約0.3から約0.6重量パーセントの銅と、 (iv)約0.5重量パーセント以下のシリコンと、 (v)約0.3から約0.7重量パーセントの鉄とを含み、残りがアルミニュ ウム、付随的な添加材料及び不純物であることと、 (b)前記合金溶融物から鋳造帯板を連続的に鋳造する工程と、 (c)前記鋳造帯板を熱間圧延することにより、その鋳造帯板の厚さを低減させ 、かつ、熱間圧延帯板を形成する工程と、 (d)前記熱間圧延帯板を冷間圧延することにより、冷間圧延帯板を形成する工 程と、ここで、前記熱間圧延帯板の厚さは1回のパスにつき約35パーセントか ら約60パーセントだけ低減させられることと、 (e)前記冷間圧延帯板を焼き鈍すことにより、中間冷間ミル焼き鈍し帯板を形 成する工程と、 (f)さらに前記中間冷間ミル焼き鈍し帯板を冷間圧延することにより、その帯 板の厚さを低減させ、かつアルミニュウム合金帯板ストックを形成する工程と を有する方法。 2.前記アルミニュウム合金溶融物は約0.35から約0.5重量パーセント の銅を含む請求項1に記載の方法。 3.前記熱間圧延工程は前記鋳造帯板のゲージを少なくとも約70パーセント だけ低減させる請求項1に記載の方法。 4.前記方法は、前記熱間圧延工程の直後に (i)前記熱間圧延帯板を少なくとも約0.5時間にわたり、華氏約700度 (摂氏371度)から華氏約900度(摂氏482度)の温度で焼き鈍すことに より、熱間ミル焼き鈍し帯板を形成する工程と、 (ii)前記熱間圧延帯板を冷却する工程とのいずれかを有する請求項1に記 載の方法。 5.前記熱間圧延工程の直後に少なくとも約0.5時間にわたり、華氏約70 0度(摂氏約371度)から華氏約900度(摂氏482度)の温度で前記熱間 圧延帯板を焼き鈍す工程を更に有する請求項1に記載の方法。 6.前記熱間圧延帯板を焼き鈍す工程は前記熱間圧延帯板を華氏約800度( 摂氏426度)から華氏約850度(摂氏454度)の温度で加熱することを含 む請求項5に記載の方法。 7.前記熱間圧延帯板を焼き鈍す工程は前記熱間圧延帯板を約1時間から約5 時間にわたって焼き鈍すことを含む請求項1に記載の方法。 8.前記冷間圧延帯板を焼き鈍す工程は前記冷間圧延帯板を華氏約600度( 摂氏316度)から華氏約900度(摂氏482度)の温度で、バッチ焼き鈍し 炉内で焼き鈍すことを含む請求項1に記載の方法。 9.前記冷間圧延帯板を焼き鈍す工程は前記冷間圧延帯板を約3時間にわたっ て焼き鈍すことを含む請求項6に記載の方法。 10.前記アルミニュウム合金帯板ストックは少なくとも約37ksi(約2 6 kgf/mm2)のベーク後の降伏強度を有し、かつ、約2パーセント未満のイヤー を有する請求項1に記載の方法。 11.前記アルミニュウム合金帯板ストックは少なくとも約2パーセントの伸 長度を有する請求項1に記載の方法。 12.前記冷間ミル焼き鈍し帯板を更に冷間圧延する工程は、前記冷間ミル焼 き鈍し帯板を冷間圧延することにより、その冷間ミル焼き鈍し帯板の厚さを約4 5パーセントから約80パーセントだけ低減させることを含む請求項1に記載の 方法。 13.前記鋳造帯板を熱間圧延する工程はいかなる中間加熱処理工程も経るこ となく、連続的に行われる前記鋳造工程の後に続いて行われる請求項1に記載の 方法。 14.前記アルミニュウム合金溶融物は少なくとも約75重量パーセントのス クラップを有する請求項1に記載の方法。 15.前記アルミニュウム合金溶融物は少なくとも約95重量パーセントのス クラップを有する請求項1に記載の方法。 16.前記鉄のレベルはマイクロ構造を変更するように選択されて微少粒子材 料が得られる請求項1に記載の方法。 17.前記アルミニュウム帯板ストックから延伸及び馴らし容器を形成する工 程を更に有する請求項1に記載の方法。 18.前記熱間ミル焼き鈍し工程からの前記帯板の冷却は少なくとも約0.5 時間にわたって行われる請求項5に記載の方法。 19.前記冷間圧延帯板の焼き鈍しは連続的な焼き鈍し工程において華氏約8 00度(摂氏426度)から華氏約1050度(摂氏566度)までの温度で行 われる請求項1に記載の方法。 20.請求項1の方法によって製造されたアルミニュウムシート製品。 21.アルミニュウム合金帯板ストックを製造する方法であって、 (a)少なくとも約75重量パーセントのスクラップから派生したアルミニュウ ム合金溶融物を形成する工程と、そのアルミニュウム合金溶融物は (i)約0.7から約1.3重量パーセントのマンガンと、 (ii)約1.0から約1.5重量パーセントのマグネシウムと、 (iii)約0.35から約0.5重量パーセントの銅と、 (iv)約0.5重量パーセント以下のシリコンと、 (v)約0.4から約0.65重量パーセントの鉄とを含み、残りがアルミニ ュウム、付随的な添加物材料及び不純物であることと、 (b)前記合金溶融物を連続的に鋳造することにより、鋳造帯板を形成する工程 と、 (c)前記鋳造帯板を熱間圧延することにより、前記鋳造帯板の厚さを少なくと も約70パーセント低減させて熱間圧延帯板を形成する工程と、 (d)少なくとも約0.5時間にわたり、華氏約700度(摂氏約371度)か ら華氏約900度(摂氏約482度)の温度で、前記熱間圧延帯板を焼き鈍すこ とにより熱間ミル焼き鈍し帯板を形成する工程と、 (e)前記熱間ミル焼き鈍し帯板を少なくとも約0.5時間にわたって冷却する 工程と、 (f)前記熱間ミル焼き鈍し帯板を冷間圧延することにより、冷間圧延帯板を形 成する工程と、ここで、前記熱間ミル焼き鈍し帯板の厚さは1回のパスにつき、 約35%から約60%だけ低減されることと、 (g)前記冷間圧延帯板の、 (i)華氏約650度(摂氏約343度)から華氏約750度(摂氏約399 度)の温度でのバッチ処理による焼き鈍し、あるいは (ii)華氏約800度(摂氏約426度)から華氏約1050度(摂氏約5 66度)の温度での連続的な焼き鈍し によって、冷間ミル焼き鈍し帯板を形成する工程と、 (h)前記冷間ミル焼き鈍し帯板を更に冷間圧延することにより、その帯板の厚 さを低減させて、アルミニュウム合金帯板ストックを形成する工程と、 前記アルミニュウム合金帯板ストックは少なくとも約37ksi(約26 kgf/ mm2)のベーク後の降伏強度を有し、かつ約2パーセント未満のイヤーを有するこ とと からなる方法。 22.請求項21の方法によって製造されるアルミニュウム合金帯板ストック 。 23.連続的な鋳造によって製造されるアルミニュウム合金帯板ストックであ って、 (a)約0.7から約1.3重量パーセントのマンガンと、 (b)約1.0から約1.5重量パーセントのマグネシウムと、 (c)約0.38から約0.45重量パーセントの銅と、 (d)約0.50から約0.60重量パーセントの鉄と、 (e)約0.5重量パーセント以下のシリコンとを含み、残りはアルミニュウム 、付随的な添加材料及び不純物であるアルミニュウム合金帯板ストック。 24.約0.75から約1.2重量パーセントのマンガンを含む請求項23に 記載のアルミニュウム合金帯板ストック。 25.約0.80から約1.1重量パーセントのマンガンを含む請求項23に 記載のアルミニュウム合金帯板ストック。 26.約1.15から約1.45重量パーセントのマグネシウムを含む請求項 23に記載のアルミニュウム合金帯板ストック。 27.約1.2から約1.4重量パーセントのマグネシウムを含む請求項23 に記載のアルミニュウム合金帯板ストック。 28.約0.13から約0.25重量パーセントのシリコンを含む請求項23 に記載のアルミニュウム合金帯板ストック。 29.前記帯板ストックは少なくとも37ksi(約26 kgf/mm2)のベーク 後の降伏強度を有する請求項23に記載のアルミニュウム合金帯板ストック。 30.前記帯板ストックは少なくとも38ksi(約27 kgf/mm2)のベーク 後の降伏強度を有する請求項23に記載のアルミニュウム合金帯板ストック。 31.前記帯板ストックは少なくとも40ksi(約28 kgf/mm2)のベーク 後の降伏強度を有する請求項23に記載のアルミニュウム合金帯板ストック。 32.前記帯板ストックは少なくとも40ksi(約28 kgf/mm2)のベーク 後の最終引っ張り強度を有する請求項23に記載のアルミニュウム合金帯板スト ック。 33.前記帯板ストックは少なくとも41.5ksi(約29 kgf/mm2)のベ ーク後の最終引っ張り強度を有する請求項23に記載のアルミニュウム合金帯板 ストック。 34.前記帯板ストックは少なくとも43ksi(約30 kgf/mm2)のベーク 後の最終引っ張り強度を有する請求項23に記載のアルミニュウム合金帯板スト ック。 35.前記帯板ストックは2パーセント未満のイヤーを有する請求項23に記 載のアルミニュウム合金帯板ストック。 36.前記帯板ストックは1.8パーセント未満のイヤーを有する請求項23 に記載のアルミニュウム合金帯板ストック。 37.前記帯板ストックは2.0パーセント以上の伸長度を有する請求項23 に記載のアルミニュウム合金帯板ストック。 38.前記帯板ストックは3.0パーセント以上の伸長度を有する請求項23 に記載のアルミニュウム合金帯板ストック。 39.前記帯板ストックは4.0パーセント以上の伸長度を有する請求項23 に記載のアルミニュウム合金帯板ストック。 40.前記帯板ストックは平均ドーム厚さが約0.0096インチ(約0.2 4ミリ)から約0.015インチ(約0.381ミリ)で、最小ドーム反転強度 が約90psiの延伸及び馴らし容器に成形可能である請求項23に記載の方法 。 41.以下の工程を含む方法によって製造されるアルミニュウム合金シートで あって、 (a)(i)約0.7から約1.3重量パーセントのマンガンと、 (ii)約1.0から約1.5重量パーセントのマグネシウムと、 (iii)約0.3から約0.6重量パーセントの銅と、 (iv)約0.5重量パーセント以下のシリコンと、 (v)約0.3から約0.7重量パーセントの鉄とを含み、残りがアルミニュ ウム、付随的な添加材料及び不純物であるアルミニュウム合金溶融物を形成する 工程と、 (b)前記合金溶融物を連続的に鋳造することにより、鋳造帯板を形成する工程 と、 (c)前記鋳造帯板を熱間圧延することにより、前記鋳造帯板の厚さを低減させ て熱間圧延帯板を形成する工程と、 (d)少なくとも約0.5時間にわたり、華氏約700度(摂氏約371度)か ら華氏約900度(摂氏482度)の温度で、前記熱間圧延帯板を焼き鈍すこと により、熱間ミル焼き鈍し帯板を形成する工程と、 (e)前記熱間ミル焼き鈍し帯板を冷間圧延することにより、冷間圧延帯板を形 成する工程と、ここで、前記熱間ミル焼き鈍し帯板の厚さは1回のパスにつき約 35パーセントから約60パーセントだけ低減されることと、 (f)(i)冷間ミル焼き鈍し帯板を形成するため、華氏約600度(摂氏31 6度)から華氏約900度(摂氏約482度)の温度でのバッチ処理による焼き 鈍し、あるいは (ii)冷間ミル焼き鈍し帯板を形成するため、華氏約800度(摂氏約42 6度)から華氏約1050度(摂氏約566度)の温度での連続的な焼き鈍しの 何れかによって、前記冷間焼き鈍し帯板を焼き鈍す工程と、 (g)前記冷間ミル焼き鈍し帯板を更に冷間圧延することにより、その帯板の厚 さを低減させて、アルミニュウム合金帯板ストックを形成する工程と、 前記アルミニュウム合金シートは少なくとも約37ksi(約26 kgf/mm2) のベーク後の降伏強度を有し、かつ約2パーセント未満のイヤーを有することと からなるアルミニュウム合金シート。
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