JPH11501967A - ニトリル含有パーフルオロポリエーテル−パーフルオロエラストマーのブレンド物 - Google Patents

ニトリル含有パーフルオロポリエーテル−パーフルオロエラストマーのブレンド物

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JPH11501967A JP8527622A JP52762296A JPH11501967A JP H11501967 A JPH11501967 A JP H11501967A JP 8527622 A JP8527622 A JP 8527622A JP 52762296 A JP52762296 A JP 52762296A JP H11501967 A JPH11501967 A JP H11501967A
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Abstract

(57)【要約】 ニトリル含有ポリパーフルオロエーテルとパーフルオロエラストマーのブレンド物を記述する。上記ポリパーフルオロエーテルを添加すると、しばしば、上記パーフルオロエラストマーの特性、加工性および/または低温特性が向上する。この2つのポリマー類が共硬化し得るように上記パーフルオロエラストマーにニトリル基を含め、それによって、このパーフルオロエラストマーから上記ポリパーフルオロエーテルが分離するのを遅らせるのが好適である。

Description

【発明の詳細な説明】 ニトリル含有パーフルオロポリエーテルーパーフルオロエラストマーのブレ ンド物 発明の分野 本発明はニトリル末端基を有する低分子量のパーフルオロポリエーテル類とビ ニル付加パーフルオロエラストマー類のブレンド物に関する。このエーテル類は 上記パーフルオロエラストマー類の可塑剤として働く。 技術背景 パーフルオロエラストマー類は、例えば耐熱および/または耐化学品性が優れ たゴムが必要とされている時などに用いられる市販品である。従って、これらは いろいろな種類のシール、例えばOリングおよびガスケットなど、管材、および タンクの内張りなどで用いられる。 しかしながら、この種類のエラストマーはしばしば加工が困難であり、そして /または低温特性が劣っている(温度をより低くすると堅くなるか或は脆くなる )。このようなエラストマー類を改良しようとして、加工特性および/または低 温特性を高める可塑剤として働く材料が探求されてきた。このような材料を見付 け出すのは困難であった、と言うのは、「可塑剤」は上記パーフルオロエラスト マーが使用時にさらされる可能性がある高温で好適に安定でなければならないば かりでなくまた特に上記パーフルオロエラストマーを架橋させた後にそのパーフ ルオロエラストマーから染み出してはならない(それから分離してはならない) からである。 R.C.Evers、他、J.Polym.Sci.,Polym.Chem .Ed.,19巻、427−442頁(1981)およびE. J.Soloski、他、J.Fluorine Chem.,11巻、601 −612頁(1978)に、ニトリル末端基を有するポリパーフルオロエーテル 類の合成が記述されている。このような材料はより高い分子量を有するポリマー 類を製造するための中間体として用いるに有用であると記述されている。 米国特許第4,413,094号には、テトラフルオロエチレン/パーフルオ ロ(メチルビニルエーテル)/ニトリル含有コポリマー類とより高い分子量を有 するポリ(ヘキサフルオロプロピレンオキサイド)(ポリHFPO)のブレンド 物が記述されている。そのポリHFPOは、ポリHFPO製造時にニトリル含有 モノマーをランダムに共重合させることで導入されたニトリル基を含有しており 、従ってそのニトリル基はポリHFPO鎖に沿ってランダムに分布している。ニ トリル末端基を有するポリパーフルオロエーテル類は全く述べられていない。 発明の要約 本発明はビニル付加パーフルオロエラストマーと式 A−R3O−(R1−O)x−R2−CN [式中、 Aは、フッ素またはニトリルであり、 各R1は、独立して、炭素原子を1から3個含むパーフルオロアルキレンであり 、 R2は、炭素原子を1から3個含むパーフルオロアルキレンであり、 R3は、炭素原子を1から3個含むパーフルオロアルキレンであり、そして xは、約8から約75である] で表されるポリパーフルオロエーテルを含有する組成物に関する。 発明の詳細 本明細書で用いるパーフルオロエラストマーを「ビニル付加パーフルオロエラ ストマー」と称する。「ビニル付加パーフルオロエラストマー」は、このパーフ ルオロエラストマーがエチレンまたは種々のビニルモノマー類もしくはそれらの 相当物から誘導可能な繰り返し単位を含有することを意味する。従って、有用な ビニルモノマー類には、完全フッ素置換されているオレフィン類、例えばテトラ フルオロエチレンおよびヘキサフルオロプロピレンなど、および完全フッ素置換 されているアルキルビニルエーテル類、例えばパーフルオロ(メチルビニルエー テル)およびパーフルオロ(プロピルビニルエーテル)などが含まれる。このよ うなパーフルオロエラストマー類は、また、例えばフッ素置換されていないか或 は部分的にフッ素置換されているビニルモノマー類(およびエチレン)を重合さ せた後にそのポリマーを元素状フッ素などで完全フッ素置換することでも製造可 能である。例えば米国特許第4,948,844号(これは引用することによっ て本明細書に組み入れられる)などを参照のこと。 好適なパーフルオロエラストマー類は、テトラフルオロエチレン(TFE)の コポリマー類またはそれの相当物、例えばエチレンもしくは部分フッ素置換エチ レンからポリマーを製造した後にそれのフッ素置換を行うことで得られるポリマ ー類などであるパーフルオロエラストマー類である。特に好適なパーフルオロエ ラストマー類は、TFEとパーフルオロ(アルキルビニルエーテル)[このアル キル基は炭素原子を1から5個含み、好適にはパーフルオロ(メチルビニルエー テル)である]と 任意に硬化部位(curesite)モノマーから作られたコポリマー(または それの相当物)である。 また、このパーフルオロエラストマーに硬化部位(繰り返し単位の一部として )、即ち望まれる時にポリマーに架橋を起こさせる官能基(ポリマーに結合して いて、任意に硬化剤を伴っていてもよい)を含めることも可能である。好適な硬 化部位はニトリル基であり、好適なパーフルオロエラストマーにニトリル基を含 める(以下を参照)。この硬化部位モノマーを上記パーフルオロエラストマー中 の繰り返し単位の約0.1から約5モルパーセントにするのが好適である。好適 な硬化部位モノマーはパーフルオロ(8−シアノ−5−メチル−3,6−ジオキ サ−1−オクテン)である。 この請求する組成物に含める他の必須材料は、式 A−R3O−(R1−O)x−R2−CN [式中、A、R1、R2、R3およびxはこの上で定義した通りである]で表され るポリマーである。このポリマーは、本質的に、ニトリル末端基を1つまたは2 つ有するパーフルオロポリエーテルである。末端基は、ニトリル基(複数)がポ リマー鎖の末端部に近い所でポリマーに結合していることを意味する。基R1、 R2、R3はパーフルオロアルキレン基である。本明細書において、パーフルオロ アルキレンは、炭素とフッ素のみを含有する二価の基を意味する。この二価の基 の開放結合(open bonds)は同一もしくは異なる炭素原子に対するも のであってもよい。このようなニトリル含有ポリマー類の合成は、R.C.Ev ers、他、J.Polym.Sci.,Polym.Chem.Ed.,19 巻、427−442頁(1981)およびE.J.Soloski、 他、J.Fluorine Chem.,11巻、601−612頁(1978 )に記述されており、そして本明細書の実験のいくつかに記述する。好適なパー フルオロポリエーテル類において、R1は−CF2−、−CF2CF2−または−C F(CF3)CF2−の1つ以上であり、R1が−CF(CF3)CF2−であるのが特 に好適である。また、R1が−CF(CF3)CF2−の時にR2が−CF(CF3)− でありそしてAがニトリルの時にR3が−CF2CF2−でありそしてAがフッ素 の時にR3が−(CF2)3−であるのが好適である。また、xが約10から約60 であるのが好適であり、xが約10から約50であるのがより好適である。また 、上記ポリマー類中の分子は通常ある範囲の分子量分布を示すことからxの値は 平均であることを指摘する(これは適切な標準を用いたゲル浸透クロマトグラフ ィーで測定可能である)。 本組成物の主要部分(重量)をパーフルオロエラストマーにするのが好適であ り、この組成物にパーフルオロエラストマーを約70から約98重量%含有させ るのがより好適である。このような重量割合は本組成物に入れるパーフルオロエ ラストマーとパーフルオロポリエーテルの相対パーセントを指し、この割合には 、存在させてもよい他の材料を含めない。 上記パーフルオロエラストマーに上記パーフルオロポリエーテルを添加すると そのパーフルオロエラストマーの加工性が向上しそして/またはそのパーフルオ ロエラストマーの低温特性が向上し得ると考えている。「加工性が向上する」は 、上記パーフルオロエラストマーの調製過程で最終的に行う架橋、混合および成 形操作の実施がより容易になることを意味する。「低温特性が向上する」は、所 定の用途で上記パーフルオロ エラストマーをより低い温度で使用することができることを意味する。本明細書 では、上記ポリパーフルオロエーテルの分子量を比較的低くする方が上記パーフ ルオロエラストマーの加工性を向上させる点で特に有利であると考えている。 本発明の好適な態様において、上記パーフルオロエラストマーを架橋させると 、上記パーフルオロポリエーテルもまた架橋網状組織の一部になる、即ちこのパ ーフルオロポリエーテルとその架橋したパーフルオロエラストマーとが共有結合 する。米国特許第4,413,094号のコラム2の62行からコラム3の4行 に述べられているように、そこで用いられているパーフルオロエラストマー類と ポリHFPOは、それらを互いに共有結合させない限り、互いに分離する傾向が ある。上記パーフルオロポリエーテルのニトリル基は、特に上記パーフルオロエ ラストマー自身にニトリル基を含有させると、このパーフルオロエラストマーと 反応してそれに結合し得る部位になり、それによって、そのような分離が防止さ れる。 従って、ニトリル基を少なくとも1つ有するパーフルオロポリエーテル分子の パーセントをできるだけ高くすることでそれが架橋網状組織の一部になり得るよ うにするのが好適である。ニトリル基を故意に上記パーフルオロポリエーテルの 1つの末端または両末端に位置させると、このパーフルオロポリエーテルの分子 が高いパーセントでそのような反応を起こし得ることが確保される。そのような ニトリル末端基を2つ存在させると、そのようなパーフルオロポリエーテルは架 橋網状組織の一部になる(単なる分枝とは対照的に)可能性があり、この方がよ り望ましい。ランダムコポリマーの場合には、そのポリマー分子の大部分または 全部に硬化部位含有繰り返し単位を含めることを確保するのは困難であり、特に そのコポリマーの平均重合度(x)が比較的低い場合には、硬化部位含有繰り返 し単位の存在量が低くなる。 本明細書において、本組成物は架橋(硬化)状態であってもよいか或は未架橋 (未硬化)状態であってもよい。ニトリルを含有するパーフルオロエラストマー 類の架橋に関しては、例えば米国特許第4,281,092号および4,394 ,489号、そして1994年4月19日付けで提出した米国出願番号08/2 30,026(CR−9504)を参照のこと。また、本組成物に他の材料、例 えば(補強用)充填材、例えばカーボンブラックなど、硬化剤、硬化用触媒、顔 料、繊維などを含有させることも可能である。 本実施例および実験で下記の省略形を用いる: E1−C37OCFHCF3 s−OCF2COOMe(Ausimont、米国から入手可能) Freon(商標)113 − 1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフ ルオロエタン HFP − ヘキサフルオロプロピレン HFPO − ヘキサフルオロプロピレンオキサイド MAE−CH3OOCCF2CF2OCF(CF3)COF 実験1および2 この実験では、R1が−CF(CF3)CF2−でR2が−CF(CF3)−でR3が− CF2CF2−でxが約9(実験1)または約29(実験2)の場合のジニトリル 類をどのように調製するかを例示する(モノニトリ ル類は単官能パーフルオロポリエーテルを用いた類似方法で調製可能である)。 実験1では、フッ化アシルでキャップした(capped)パーフルオロポリエ ーテルの調製のみを記述する。ジニトリルへの変換は、実験2に記述する方法に 類似している。 実験1 (i)重合用開始剤溶液 1リットルのフラスコに41.01g(0.27モル)のCsF(フッ化セシ ウム)と300gのテトラグライムを入れ、これにモノアダクトエステル(mo noadduct ester)(MAE)を86.96g加えた。この溶液を 一晩撹拌した。この溶液を超遠心分離にかけることで不溶固体(1.99g)を 除去した。この溶液をヘキサフルオロプロペンオキサイド(HFPO)重合用開 始剤として用いた。 (ii) 重合手順 この実験で、この上に示した開始剤溶液を全部用いた。最初に、上記開始剤溶 液を−29.5から−32℃に冷却した。重合容器に120gのヘキサフルオロ プロペン(HFP)を20.25時間かけて加えた。HFPは溶媒として機能す るばかりでなく連鎖移動反応を防止するフッ化物捕捉剤としても機能する。この 最初に行ったHFP添加の後、上記重合容器を−30から−35℃に保持しなが ら224gのHFPOを反応槽にゆっくりと加えた(57.5時間)。その後、 HFPの2番目の添加(8.75時間で93.8g)およびHFPOの2番目の 添加(14.5時間で93.3g)に続いてHFPの3番目の添加(2.7時間 で36g)およびHFPOの3番目の添加(18時間で93.7g)を行った。 この重合では全体で411gのHFPOと249.8gのHF Pを用いた。重合容器の撹拌を更に20時間継続することで重合を完結させた。 メタノールを40mL加えて反応をクエンチ(quench)して鎖末端を第二 エステルに変化させた。この反応混合物を更に200mLのメタノールで洗浄し た後、200mLのFreon(商標)113で希釈した。この溶液の洗浄を2 00mLの水を用いて3回行った後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過で 固体を除去した。その液相からFreon(商標)113を蒸発で除去すること により、高沸点の透明な液体を407g得た。収率は93.7%であった。19F −NMRにより、重合度(DP)は9.6(理論的DP=10)であるとして計 算し、そして二官能性の純度はほとんど100%であった(−130.4ppm の所には全くピークが観察されなかった)。 実験2 (1)開始剤溶液 開始剤溶液の調製で用いた方法はこの上に記述したのと同じであった。高い分 子量を有するHFPOの重合で用いる溶液には、MAEを19.88g(0.0 617モル)とフッ化セシウムを8.47gとテトラグライムを17.08g入 れた。 (2)重合 重合条件をこの上に記述したのと同じにした。HFPとHFPOの添加順は下 記の通りである: HFPOの最終添加が終了した後、反応を3時間継続した。重合容器に無水メ タノール(40mL)を加えることでポリマー鎖末端をエステルに変化させた。 次に、冷却用浴を取り除いて、反応混合物を室温にまで温めた。重合材料を透明 な液体として得た(251g)。 (3)アンモニアとの反応 この上に示した材料にFreon(商標)113(110mL)を加え、フラ スコを−10℃に冷却した後、フラスコの内容物を撹拌しながらこれに16gの アンモニアをゆっくりと導入した。反応が完了した後、Freon(商標)11 3を更に200mL加えた。反応中に生じた不溶の褐色固体を濾過で除去した。 溶媒を除去した後の二官能アミドの収量は196.9gであった。反応の完了を IRで確認した(1800cm-1の所のピークが消失して、1740cm-1の所 にアミドのピークが現れる)。 (4)二官能ポリ(HFPO)ジニトリル 二官能ポリ(HFPO)ジアミド(196.7g)を500mLのFreon (商標)113に溶解させて0℃以下に冷却した後、この混合物にピリジンを2 3.52g加えた。この溶液を0℃以下に保持しつつ 良好に撹拌しながら無水トリフルオロ酢酸(31.34g)をゆっくりと加えた 。この反応中に沈澱してきたトリフルオロ酢酸ピリジウム塩固体を濾過で除去し た。この濾過した溶液を100mLのエーテルで5回洗浄し、Freon(商標 )113層を分離した後、揮発物を全部蒸発させると、後に二官能ポリ(HFP O)ニトリルが142.94g残存した(IRは1740cm-1の所にアミドの ピークを示さず、2265cm-1の所にニトリルの強いピークを示した。重合度 は29.3であり、二官能ポリマーの含有量は93%以上であった。 実験3 この実験では商業的に入手可能なパーフルオロポリエーテルのジエステルから ジニトリルを生じさせることを例示する。 MeOOC-CF2-(OCF2CF2)x-(OCF2)y-OCF2-COOMe → H2NOC-CF2-(OCF2CF2)x-(OCF2)y-OCF2-CONH2 Forblin(商標)−Z DEAL(Mw〜2200±200)(110 g、0.05モル)を1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタ ン(F−113)(125mL)に溶解させて−10℃に冷却した。反応温度を 15℃以下に調節しながらアンモニアガス(17g、1.0モル)を気体導入管 に通してゆっくりと上記溶液の中にバブリングした。この添加が終了した後、そ の反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した。この生成物を希HClそして水で洗 浄した後、F−113溶媒を真空下で除去し、そしてその残渣を高真空(1mm Hg)下で一晩乾燥させた。ジアミド生成物を半透明の粘性液として得た(10 1g)。赤外スペクトルは、1800cm-1の所の吸収(COOMe)が完全に 消失して1740cm-1の所に新しいピーク(−CONH2)が 観察されることを示していた。19 F NMR(188.24MHz,CFCl3);−51.8(m)、−52.0 (s,br)、−53.6(s,br)、−55.4(s,br)[−OCF2O −];−88.7(s,br)、−88.8(s,br)、−90.7(s,br )[−OCF2CF2O−];−79.1(m,br)、−80.9(m,br)[ −CF2−CONH2]。 上記F−113溶媒をE1溶媒に置き換える以外はこの上と同じ手順に従った 。同じ処理を行った後、より良好な透明性を示す生成物を〜103gから105 g得た。ジシアノパーフルオロエーテルの製造: H2NOC-CF2-(OCF2CF2)x-(OCF2)y-OCF2-CONH2 → NC-CF2-(OCF2CF2)x-(OCF2)y-OCF2-CN 上記ジアミド(104g)をE1溶媒(200mL)に周囲温度で溶解させた 。この溶液に逐次的にピリジン(12g、0.152モル)と無水トリフルオロ 酢酸(21g、0.1モル)をゆっくりと加えた。この反応混合物を100℃で 一晩(16−20時間)撹拌し、そして冷却後に生じた固体を濾過で除去した。 その溶液を水に続いて飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した後、真空下で溶媒を 除去した。その残渣を高真空(1mmHg)下で乾燥させることにより、若干粘 性のある液体としてジシアノ生成物をほとんど定量的収率で得た。赤外スペクト ルは、1740cm-1の所の吸収(CONH2)が消失して2265cm-1の所 に新しいピーク(−C≡N)が観察されることを示していた。19 F NMR(188.24MHz,CFCl3);−52.0(s,br)、− 53.6(s,br)、−55.4(s,br)[−OCF2O −];−88.7(s,br)、−88.8(s,br)、−90.7(s,br )[−OCF2CF2O−];−58.5(m,br)、−59.9(s,br)[ −CF2−CN]。 実験4 この上に示したポリマーの製造で用いた一般的重合条件は米国特許第4,28 1,092号に記述されている。 機械的撹拌機と水ジャケットが備わっている3800mLのステンレス鋼製オ ートクレーブを4.1MPaの圧力下70℃で連続運転することで重合を実施し た。ダイヤフラムコンプレッサーを用いてテトラフルオロエチレンとパーフルオ ロ(メチルビニルエーテル)をそれぞれ250g/時および300g/時の輸送 速度でポンプ輸送した。パーフルオロ−(8−シアノ−5−メチル−3,6−ジ オキサ−1−オクテン)を混ぜものなしに11.3g/時(29ミリモル/時) の供給速度で供給した。以下に示す2つの酸化還元開始剤水溶液を各々個別に6 00mL/時の輸送速度でポンプ輸送した。パーオキサイド開始剤溶液Aの調製 を、脱気して蒸留した水8リットルに85gの過硫酸アンモニウムと50gの燐 酸水素二ナトリウム七水化物と160gのパーフルオロカプリル酸アンモニウム を溶解させることで行った。開始剤溶液Bの調製を、脱気して蒸留した水8Lに 70gの亜硫酸ナトリウムを溶解させることで行った。ポリマーラテックスをレ ットダウンバルブ(let down valve)に通して連続的に取り出し そして未反応のモノマーを排出させた。6時間かけてラテックスを10.1kg 集めた。 このラテックスを、10リットルの水に382gの硫酸マグネシウム六水化物 が入っている溶液に加えることで、凝集を起こさせた後、90 ℃に加熱した。この凝集させたポリマーを濾過し、温水で繰り返し洗浄した後、 その湿っているクラム(crumb)を70℃で48時間乾燥させた。ポリマー の収量は2.25kgであり、これにはパーフルオロ(メチルビニルエーテル) が約43重量%とパーフルオロ−(8−シアノ−5−メチル−3,6−ジオキサ −1−オクテン)が2.2重量%含まれていて、これは0.7dl/gのインヘ レント粘度を示した[ヘプタ−フルオロ−2,2,3−トリクロロブタンとパー フルオロ(ブチルテトラヒドロフラン)とエチレングリコールジメチルエーテル が60/40/3体積比の溶媒100g当たりにポリマーを0.1g入れた溶液 で測定]。 実験5 このポリマーの一般的製造条件は米国特許第4,983,697号に記述され ている。 機械的撹拌機と水ジャケットが備わっている1リットルのステンレス鋼製オー トクレーブを4.8MPaの圧力下85℃で連続運転して、この中に、16リッ トルの水と55gの過硫酸アンモニウムと471gの燐酸水素二ナトリウム七水 化物と141gのパーフルオロカプリル酸アンモニウム(「Fluorad」F C−143、3M Co.)から成る水性重合媒体/開始剤を275mL/時の 輸送速度でポンプ輸送することで、ポリマーの調製を行った。それと同時にまた 16Lの水と141gのパーフルオロカプリル酸アンモニウムから成る別の水溶 液も275mL/時の輸送速度でポンプ輸送した。67.25gのパーフルオロ −(8−シアノ−5−メチル−3,6−ジオキサ−1−オクテン)と2.5gの 1,4−ジヨードパーフルオロブタンから成る溶液を4.35g /時の輸送速度でポンプ輸送した。同時に、ダイヤフラムコンプレッサーを用い てテトラフルオロエチレン(113g/時)とパーフルオロ(メチルビニルエー テル)(130g/時)の気体状混合物を一定速度で供給した。 ポリマーラテックスをレットダウンバルブに通して取り出しそして未反応のモ ノマーを排出させた。14時間の運転で得たラテックスを、40リットルの水に 1840gの硫酸マグネシウム六水化物が入っている凝集用溶液(前以て90− 95℃に加熱しておいた)に撹拌しながら加えた。この凝集させたクラム状ポリ マーを濾過し、水で繰り返し洗浄した後、80℃の空気オーブンに入れて48時 間加熱することで乾燥させた。この乾燥させたポリマーの重量は2700gであ り、下記の組成を有していた:パーフルオロ(メチルビニルエーテル)が45. 2重量%でパーフルオロ−(8−シアノ−5−メチル−3,6−ジオキサ−1− オクテン)が2.25重量%でヨウ素が0.05重量%、そして実験4に従って 測定した時0.43dl/gのインヘレント粘度を示した。 実験6 1,4−ジヨードパーフルオロブタンを処方から除く以外は実験5と同様にポ リマーを調製した。このポリマーは下記の組成を有していた:パーフルオロ(メ チルビニルエーテル)が42.3重量%でパーフルオロ−(8−シアノ−5−メ チル−3,6−ジオキサ−1−オクテン)が2.4重量%、そして実験4に従っ て測定した時0.52dl/gのインヘレント粘度を示した。 実施例1−3 2本ロールのゴム用高せん断ミルを用いて、実験4のポリマーを12 phrのSAFブラックと0.3phrの18−クラウン−6と3phrのテト ラフェニル錫と一緒に70−80℃で混合することで、マスターバッチを製造し た。このマスターバッチを3分割した後、以下に示すようにジシアノパーフルオ ロエーテル(実験3で得た)および無官能のポリHFPOポリエーテルと一緒に して更に混練りを行った。 実施例1−3における圧縮永久歪み値は後硬化後に測定した時の値(それぞれ 32、37、34)と非常に類似している。しかしながら、330℃の空気中で 74時間熱老化させると、官能性を持たないKryto x(商標)16350を含有させた実施例3は耐圧縮永久歪みをかなりの度合で 失う(34から43になる)一方、実施例1および2では耐圧縮永久歪みが向上 した(それぞれ32および37が27および26になる)。加うるに、Kryt ox(商標)16350は試験片の表面に染み出て油膜として現れる(実施例3 )一方、実施例1および2は表面に全く油状物を示さなかった。 実施例4 2本ロールのゴム用高せん断ミルを用いて、実験5のポリマーを10phrの MTブラックと4phrのジシアノパーフルオロポリエーテル(実験3で得た) と2phrの水酸化トリフェニル錫と一緒に60−70℃で混合することで、調 合物を製造した。プレスを用いてAS−2140リングの成形を190℃で30 分間行った後、後硬化を窒素雰囲気中305℃で42時間行った。その特性は、 引張り強度が1607psiで、伸びが198%であり、204℃/70時間で 測定した圧縮永久歪みが31であった。このOリングに熱老化を275℃で72 時間受けさせると、圧縮永久歪みが向上して24の値を示した。 実施例5 実施例2のポリマーを10phrのMTブラックと4phrのジシアノパーフ ルオロポリエーテル(実験3で得た)と2phrの水酸化トリフェニル錫と1p hrのイソシアヌール酸トリアリルと1phrのLuperco 101XLパ ーオキサイド(Lubrizol Co.)と一緒に混合することで調合物を製 造した。プレスを用いてAS−2140リングの成形を190℃/30分で行っ た後、後硬化を窒素雰囲気中305℃で42時間行った。このOリングが示す引 張り強度は17 88psiで、伸びは153%であり、204℃/70時間における圧縮永久歪 みは32であった。熱老化を275℃の空気中で72時間受けさせた後の圧縮永 久歪み値は21であった。 実施例6および7 2本ロールの高せん断ミルを用いて下記の調合物を製造した。AS−214 Oリングのプレス加工を190℃で30分間行った後、後硬化を窒素中305℃ で42時間行った。その結果を以下に示す。 実施例8 2本ロールミルにより、実験5のポリマーを30phrのMTブラックと4p hrのジシアノパーフルオロポリエーテル(実験3で得た)と2phrの水酸化 トリフェニル錫と1phrのイソシアヌール酸トリア リルと1phrのLuperco 101XLパーオキサイドと一緒に用いて調 合物を製造した。AS−214 Oリングの成形を175℃で30分間行った後 、後硬化を窒素雰囲気中305℃で42時間行った。その特性は下記の通りであ った: 引張り強度、psi 1951 伸び、% 114 圧縮永久歪み204℃/70時間 29 275℃の空気中で14日間熱老化後 引張り強度、psi 1950 伸び、% 145 実施例9、10および11 2本ロールのゴム用高せん断ミルを用いて、実験6のポリマーを20phrの MTブラックと2.0phrの酸化亜鉛と1phrの水酸化トリフェニル錫と1 phrのイソシアヌール酸トリアリルと1phrのLuperco 101XL パーオキサイドと一緒に60−70℃で混合することで、マスターバッチを製造 した。このマスターバッチを3分割した後、以下に示すようにジシアノパーフル オロエーテル(実験3)およびKrytox(商標)16350(これは無官能 のポリHFPOポリエーテルである)と一緒にして更に混練りを行った。 AS−214 Oリングの成形を190℃で30分間行った後、窒素雰囲気を ブランケットとして用いたオーブン内で後硬化を305℃で42時間行った。 上記ジシアノパーフルオロエーテルはコンパンドの粘度を下げ、これは、実施 例9のODR最小トルク値を実施例10[Krytox(商標)16350を伴 う]のODR最小トルク値と比較することで示され、或は可塑剤を全く用いなか った実施例11と比較することでも分かる。他の物性は全部同様である。 実施例12、13および14 2本ロールのゴム用高せん断ミルを用いて、実験5のポリマーを2.0phr の酸化亜鉛と1phrの水酸化トリフェニル錫と1phrのイソシアヌール酸ト リアリルと1phrのLuperco 101XLパーオキサイドと一緒に60 −70℃で混合することで、マスターバッチを製造した。このマスターバッチを 3分割した後、以下に示すようにジシアノパーフルオロエーテル(実験3)およ びKrytox(商標)16350(これは無官能のポリHFPOポリエーテル である)と一緒にして更に混練りを行った。 AS−214 Oリングの成形を190℃で30分間行った後、窒素雰囲気を ブランケットとして用いたオーブン内で後硬化を305℃で42時間行った。 上記ジシアノパーフルオロエーテルはコンパンドの粘度を下げ、これは、実施 例12のODR最小トルク値およびムーニースコーチ値を実施例13[Kryt ox(商標)16350を伴う]または実施例14[可塑剤を全く用いなかった ]と比較することで分かる。他の物性は全部同様である。 実施例15および16 2本ロールのゴム用高せん断ミルを用いて、実験5のポリマーを20phrの MTブラックと2phrの水酸化トリフェニル錫と一緒に70−80℃で混合す ることで、マスターバッチを製造した。このマスターバッチを以下に示すように ジシアノパーフルオロエーテル(実験3)およびKrytox(商標)1635 0と一緒にして更に混練りを行った。 AS−214 Oリングの成形を190℃で30分間行った後、窒素雰囲気を ブランケットとして用いたオーブン内で後硬化を305℃で42時間行った。 上記ジシアノパーフルオロエーテルを含有させたコンパンド(実施例15)の 粘度は、ODRの最小値およびムーニースコーチの最小値で示されるように、K rytox(商標)16350を含有させたコンパンド(実施例16)よりも低 い。他の物性は全部同様である。しかしながら、熱老化を275℃で10日間受 けさせると、Krytox(商標) 16350は表面に染み出す傾向がある一方、上記ジシアノパーフルオロポリエ ーテルは染み出さない。また、熱老化を275℃で10日間受けさせると、実施 例15(ジシアノパーフルオロポリエーテルを含有させた)の圧縮永久歪み特性 はより良好になる一方、実施例16(Krytox(商標)16350ポリHF POを含有させた)のそれはほぼ同じままであり、このことは、上記ジシアノパ ーフルオロポリエーテルが網状組織の一部になることを示している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ビニル付加パーフルオロエラストマーと式 A−R3O−(R1−O)x−R2−CN [式中、 Aは、フッ素またはニトリルであり、 各R1は、独立して、炭素原子を1から3個含むパーフルオロアルキレンであり 、 R2は、炭素原子を1から3個含むパーフルオロアルキレンであり、 R3は、炭素原子を1から3個含むパーフルオロアルキレンであり、そして xは、約8から約75である] で表されるポリパーフルオロエーテルを含有する組成物。 2. xが約10から約60である請求の範囲第1項記載の組成物。 3. xが約10から約50である請求の範囲第1項記載の組成物。 4. Aがニトリルである請求の範囲第1項記載の組成物。 5. Aがフッ素である請求の範囲第1項記載の組成物。 6. R1が−CF2−、−CF2CF2−または−CF(CF3)CF2−の1つ以 上である請求の範囲第1項記載の組成物。 7. R1が−CF(CF3)CF2−である請求の範囲第1項記載の組成物。 8. R1が−CF(CF3)CF2−であり、R2が−CF(CF3)−であり、そ してR3が−CF2CF2−である請求の範囲第4項記載の組成物。 9. R1が−CF(CF3)CF2−であり、R2が−CF(CF3)−で あり、そしてR3が−(CF2)3−である請求の範囲第5項記載の組成物。 10. 上記パーフルオロエラストマーがテトラフルオロエチレンのコポリマ ーである請求の範囲第1項記載の組成物。 11. 上記パーフルオロエラストマーがニトリル基を含む請求の範囲第1項 記載の組成物。 12. 上記パーフルオロエラストマーがテトラフルオロエチレンとパーフル オロ(アルキルビニルエーテル)[ここで、上記アルキル基は炭素原子を1から 5個含む]とニトリル含有硬化部位モノマーのコポリマーである請求の範囲第1 1項記載の組成物。 13. 上記パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)がパーフルオロ(メチ ルビニルエーテル)である請求の範囲第12項記載の組成物。 14. 上記パーフルオロエラストマーがテトラフルオロエチレンとパーフル オロ(アルキルビニルエーテル)のコポリマーである請求の範囲第1項記載の組 成物。 15. 上記パーフルオロエラストマーがテトラフルオロエチレンとパーフル オロ(アルキルビニルエーテル)[ここで、上記アルキル基は炭素原子を1から 5個含む]とニトリル含有硬化部位モノマーのコポリマーである請求の範囲第8 項記載の組成物。 16. 上記硬化部位モノマーが該組成物中の繰り返し単位の約0.1から5 モルパーセントである請求の範囲第12項の組成物。 17. 該硬化部位モノマーがパーフルオロ(8−シアノ−5−メチル−3, 6−ジオキサ−1−オクテン)である請求の範囲第12項の組成物。 18. 上記硬化部位モノマーが該組成物中の繰り返し単位の約0. 1から5モルパーセントである請求の範囲第15項の組成物。 19. 該硬化部位モノマーがパーフルオロ(8−シアノ−5−メチル−3, 6−ジオキサ−1−オクテン)である請求の範囲第15項の組成物。 20. 上記パーフルオロエラストマーが架橋していない請求の範囲第1項記 載の組成物。 21. 上記パーフルオロエラストマーが架橋している請求の範囲第1項記載 の組成物。 22. 上記パーフルオロポリエーテルと上記パーフルオロエラストマーとが 共有結合している請求の範囲第21項記載の組成物。
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